JP3232366B2 - 多段式駐車設備 - Google Patents
多段式駐車設備Info
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- JP3232366B2 JP3232366B2 JP08704095A JP8704095A JP3232366B2 JP 3232366 B2 JP3232366 B2 JP 3232366B2 JP 08704095 A JP08704095 A JP 08704095A JP 8704095 A JP8704095 A JP 8704095A JP 3232366 B2 JP3232366 B2 JP 3232366B2
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- JP
- Japan
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- pallet
- support frame
- fire
- pallet support
- fire extinguishing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段式駐車設備の改良
に関し、特に消火装置を備えた多段式駐車設備において
迅速にかつ確実に消火しようとするものである。
に関し、特に消火装置を備えた多段式駐車設備において
迅速にかつ確実に消火しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ピット内や地上に設置された多
段式駐車設備においては、火災対策として消火装置が備
え付けられており、例えば実開平4−90644号公報
に開示されているように、ピット三段式駐車設備におい
て下段パレットに格納された車両を地上から消火する場
合に、上段及び中段パレットが消火活動の邪魔にならな
いようにするために、消火配管を地上階からピットの下
方に延設する等、色々と工夫して効率良く消火活動を行
うようにしている。
段式駐車設備においては、火災対策として消火装置が備
え付けられており、例えば実開平4−90644号公報
に開示されているように、ピット三段式駐車設備におい
て下段パレットに格納された車両を地上から消火する場
合に、上段及び中段パレットが消火活動の邪魔にならな
いようにするために、消火配管を地上階からピットの下
方に延設する等、色々と工夫して効率良く消火活動を行
うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の公報
例のピット三段式駐車設備では、消火配管がピット壁面
に固定されていることから、下段パレットがピット底面
の定位置に下降停止しているときには、下段パレットに
搭載されている車両と消火配管の噴出ヘッドとの位置関
係が適正になっていて消火に支障を来たさないが、図4
に示すように、パレットaの昇降中に火災が発生して下
段パレットaがピットb底面の定位置から上方に位置し
ているときには、消火配管cの導入管d下端の噴出ヘッ
ドeが下段パレットaに接近し過ぎて噴出ヘッドeの向
きが下段パレットa上の車両fから外れ、折角、地上階
の消火ボンベから延びる消火ホース(共に図示せず)か
ら導入管d上端の接続口hを経て噴出ヘッドeより消火
液又は消火剤を吹き出しても、消火液又は消火剤を火元
である車両fに的確に吹き付けることができなくなり、
消火活動に支障を来たすことになる。
例のピット三段式駐車設備では、消火配管がピット壁面
に固定されていることから、下段パレットがピット底面
の定位置に下降停止しているときには、下段パレットに
搭載されている車両と消火配管の噴出ヘッドとの位置関
係が適正になっていて消火に支障を来たさないが、図4
に示すように、パレットaの昇降中に火災が発生して下
段パレットaがピットb底面の定位置から上方に位置し
ているときには、消火配管cの導入管d下端の噴出ヘッ
ドeが下段パレットaに接近し過ぎて噴出ヘッドeの向
きが下段パレットa上の車両fから外れ、折角、地上階
の消火ボンベから延びる消火ホース(共に図示せず)か
ら導入管d上端の接続口hを経て噴出ヘッドeより消火
液又は消火剤を吹き出しても、消火液又は消火剤を火元
である車両fに的確に吹き付けることができなくなり、
消火活動に支障を来たすことになる。
【0004】また、このピット三段式駐車設備では、消
火配管cをピットb壁面に取り付けているため、消火配
管cがピットb内に突出した状態となっており、取付け
に際しては消火配管cがパレットaと干渉しないように
十分に配慮する必要があって取付け作業がし辛いという
問題がある。なお、3枚のパレットa,a,aは、4本
のパレット支持フレームi,i,…で両側の前後2箇所
がそれぞれ連結されて上下方向に所定間隔をあけて水平
に支持され、一体となって昇降するものである。
火配管cをピットb壁面に取り付けているため、消火配
管cがピットb内に突出した状態となっており、取付け
に際しては消火配管cがパレットaと干渉しないように
十分に配慮する必要があって取付け作業がし辛いという
問題がある。なお、3枚のパレットa,a,aは、4本
のパレット支持フレームi,i,…で両側の前後2箇所
がそれぞれ連結されて上下方向に所定間隔をあけて水平
に支持され、一体となって昇降するものである。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、消火配管をパレット側
に設けることにより、消火配管の噴出ヘッドと火元であ
る車両との位置関係をパレットの昇降位置に関わりなく
常に一定にし、消火液又は消火剤を火元である車両に的
確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行うととも
に、消火配管の取付け作業時においてパレットと消火配
管との干渉に腐心することなく取付け作業を容易に行お
うとすることにある。
あり、その目的とするところは、消火配管をパレット側
に設けることにより、消火配管の噴出ヘッドと火元であ
る車両との位置関係をパレットの昇降位置に関わりなく
常に一定にし、消火液又は消火剤を火元である車両に的
確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行うととも
に、消火配管の取付け作業時においてパレットと消火配
管との干渉に腐心することなく取付け作業を容易に行お
うとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、複数枚のパレットと、上下方向に延び該
各パレットを上下方向に所定間隔をあけて連結してほぼ
水平に支持するパレット支持フレームとを備えたパレッ
ト昇降体が地面に掘削されたピット内に昇降可能に配置
され、入出庫時、上記各パレットのうち入出庫しようと
する目的のパレットを地上階の乗入れ・乗出しレベルと
ほぼ同一高さに位置付けるよう上記パレット昇降体を昇
降させるようにした多段式駐車設備を対象とし、次のよ
うな解決手段を講じた。
め、本発明は、複数枚のパレットと、上下方向に延び該
各パレットを上下方向に所定間隔をあけて連結してほぼ
水平に支持するパレット支持フレームとを備えたパレッ
ト昇降体が地面に掘削されたピット内に昇降可能に配置
され、入出庫時、上記各パレットのうち入出庫しようと
する目的のパレットを地上階の乗入れ・乗出しレベルと
ほぼ同一高さに位置付けるよう上記パレット昇降体を昇
降させるようにした多段式駐車設備を対象とし、次のよ
うな解決手段を講じた。
【0007】すなわち、本発明の解決手段は、上記パレ
ット支持フレームは、上下方向に延び上端がパレット支
持フレーム上端に開口するとともに、下端がパレット支
持フレームの中途部までとされる有底の中空部を有し、
上記パレット支持フレームには、消火液又は消火剤を地
上階からピット内に導入する消火配管が設けられ、該消
火配管は、上記パレット支持フレームの中空部と、該中
空部上端の開口に装着されてパレット支持フレーム上端
から外部に露出し、地上階の消火ボンベから延びる消火
ホースに着脱可能に接続される接続口と、上記中空部下
端に装着されパレット支持フレームの中途部から外部に
露出し、上記消火ボンベから消火ホースを経て中空部に
供給される消火液又は消火剤を火元に向けて吹き付ける
噴出ヘッドとで構成されていることを特徴とする。
ット支持フレームは、上下方向に延び上端がパレット支
持フレーム上端に開口するとともに、下端がパレット支
持フレームの中途部までとされる有底の中空部を有し、
上記パレット支持フレームには、消火液又は消火剤を地
上階からピット内に導入する消火配管が設けられ、該消
火配管は、上記パレット支持フレームの中空部と、該中
空部上端の開口に装着されてパレット支持フレーム上端
から外部に露出し、地上階の消火ボンベから延びる消火
ホースに着脱可能に接続される接続口と、上記中空部下
端に装着されパレット支持フレームの中途部から外部に
露出し、上記消火ボンベから消火ホースを経て中空部に
供給される消火液又は消火剤を火元に向けて吹き付ける
噴出ヘッドとで構成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、本発明の解決手段では、入
出庫時、パレット昇降体がピット内を昇降し、パレット
支持フレームにより上下方向に所定間隔をあけて連結さ
れて水平に支持された複数枚のパレットのうち、入出庫
しようとする目的のパレットが地上階の乗入れ・乗出し
レベルとほぼ同一高さに位置付けられ、入庫車両は該パ
レットに乗り入れる一方、出庫車両は該パレットから乗
り出す。
出庫時、パレット昇降体がピット内を昇降し、パレット
支持フレームにより上下方向に所定間隔をあけて連結さ
れて水平に支持された複数枚のパレットのうち、入出庫
しようとする目的のパレットが地上階の乗入れ・乗出し
レベルとほぼ同一高さに位置付けられ、入庫車両は該パ
レットに乗り入れる一方、出庫車両は該パレットから乗
り出す。
【0009】この場合において、上記パレット支持フレ
ームに設けられた消火配管は、当然にパレット昇降体と
共に一体となって昇降し、パレット昇降体の昇降途中に
おいて火災が発生すると、駆動装置の稼働が停止され、
上記パレット昇降体は昇降動作を途中で止めてその場に
停止する。上記消火配管も当然にパレット昇降体と共に
昇降動作を停止する。そして、消火液又は消火剤が地上
階の消火ボンベから消火ホースを経て消火配管を構成す
るパレット支持フレームの中空部に供給されて噴出ヘッ
ドからピット内の火元であるパレット上の車両に向けて
吹き付けられて消火する。
ームに設けられた消火配管は、当然にパレット昇降体と
共に一体となって昇降し、パレット昇降体の昇降途中に
おいて火災が発生すると、駆動装置の稼働が停止され、
上記パレット昇降体は昇降動作を途中で止めてその場に
停止する。上記消火配管も当然にパレット昇降体と共に
昇降動作を停止する。そして、消火液又は消火剤が地上
階の消火ボンベから消火ホースを経て消火配管を構成す
るパレット支持フレームの中空部に供給されて噴出ヘッ
ドからピット内の火元であるパレット上の車両に向けて
吹き付けられて消火する。
【0010】この際、消火配管と各パレットとの位置関
係はパレット昇降体の昇降動作に関係なく常に一定であ
ることから、消火配管により地上階からピット内に導入
された消火液又は消火剤が、火元であるパレット上の車
両にそのピット内での位置に関係なく常に消火に最適な
間隔を保って的確に吹き付けられ、消火活動が迅速にか
つ確実に行われる。
係はパレット昇降体の昇降動作に関係なく常に一定であ
ることから、消火配管により地上階からピット内に導入
された消火液又は消火剤が、火元であるパレット上の車
両にそのピット内での位置に関係なく常に消火に最適な
間隔を保って的確に吹き付けられ、消火活動が迅速にか
つ確実に行われる。
【0011】また、消火配管はパレット支持フレームに
設けられてパレット昇降体と一体となって昇降すること
から、パレット昇降体の昇降動作の邪魔にならず、その
取付けに際しパレット昇降体との干渉を念頭に置く必要
がなく、消火配管がパレット支持フレームに容易に取り
付けられる。
設けられてパレット昇降体と一体となって昇降すること
から、パレット昇降体の昇降動作の邪魔にならず、その
取付けに際しパレット昇降体との干渉を念頭に置く必要
がなく、消火配管がパレット支持フレームに容易に取り
付けられる。
【0012】さらに、消火配管は、接続口及び噴出ヘッ
ドがパレット支持フレームから外部に露出しているだけ
で導入経路をなす中間部分がパレット支持フレームの中
空部で構成されていることから、ピット内の限られたス
ペースが無駄なく有効に利用される。
ドがパレット支持フレームから外部に露出しているだけ
で導入経路をなす中間部分がパレット支持フレームの中
空部で構成されていることから、ピット内の限られたス
ペースが無駄なく有効に利用される。
【0013】加えて、パレット支持フレームの中空部が
接続口と噴出口とを連絡する導入管として利用されるこ
とから、その分だけ部品点数が減って設備費用が低減す
る。
接続口と噴出口とを連絡する導入管として利用されるこ
とから、その分だけ部品点数が減って設備費用が低減す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1及び図2は本発明の実施例に係る多段
式駐車設備としてのピット三段式駐車設備を示す。この
ピット三段式駐車設備は、地上階1の地面2に掘削され
たピット3を備えてなり、該ピット3内にはパレット昇
降体4が昇降可能に配置されている。該パレット昇降体
4は、上段パレットP1 、中段パレットP2 及び下段パ
レットP3 の3枚のパレットを備えてなり、該各パレッ
トP1 ,P2 ,P3 の両サイドには、上下方向に延びる
4本のパレット支持フレーム5,5,…が2本ずつ車両
乗入れ・乗出し方向に所定間隔をあけて配置され、上記
3枚のパレットP1 ,P2 ,P3 を4本のパレット支持
フレーム5,5,…で上下方向に所定間隔をあけて連結
してほぼ水平に支持している。そして、入出庫時、上記
パレット昇降体4を周知のチェーン及びスプロケット等
からなる図示しない昇降機構の作動によって上下方向に
昇降させ、上記各パレットP1 ,P2 ,P3 のうち入出
庫しようとする目的のパレットP1 ,P2 ,P3 を地上
階1の地面2である乗入れ・乗出しレベルとほぼ同一高
さに位置付け、入庫車両CをパレットP1 ,P2 ,P3
に乗り入れて格納したり、あるいはパレットP1 ,P2
,P3 から乗り出して退出するようになされている。
式駐車設備としてのピット三段式駐車設備を示す。この
ピット三段式駐車設備は、地上階1の地面2に掘削され
たピット3を備えてなり、該ピット3内にはパレット昇
降体4が昇降可能に配置されている。該パレット昇降体
4は、上段パレットP1 、中段パレットP2 及び下段パ
レットP3 の3枚のパレットを備えてなり、該各パレッ
トP1 ,P2 ,P3 の両サイドには、上下方向に延びる
4本のパレット支持フレーム5,5,…が2本ずつ車両
乗入れ・乗出し方向に所定間隔をあけて配置され、上記
3枚のパレットP1 ,P2 ,P3 を4本のパレット支持
フレーム5,5,…で上下方向に所定間隔をあけて連結
してほぼ水平に支持している。そして、入出庫時、上記
パレット昇降体4を周知のチェーン及びスプロケット等
からなる図示しない昇降機構の作動によって上下方向に
昇降させ、上記各パレットP1 ,P2 ,P3 のうち入出
庫しようとする目的のパレットP1 ,P2 ,P3 を地上
階1の地面2である乗入れ・乗出しレベルとほぼ同一高
さに位置付け、入庫車両CをパレットP1 ,P2 ,P3
に乗り入れて格納したり、あるいはパレットP1 ,P2
,P3 から乗り出して退出するようになされている。
【0016】上記ピット3上端つまり地面2側のパレッ
ト両サイドには、入出庫時に利用者が通過するための通
路6,6が設けられ、該各通路6には、2つの切欠部6
a,6aが上記各パレット支持フレーム5に対応するよ
うにコの字形に切欠き形成され、パレット昇降体4の昇
降時に各パレット支持フレーム5が切欠部6aを上下方
向に通過するようになっている。
ト両サイドには、入出庫時に利用者が通過するための通
路6,6が設けられ、該各通路6には、2つの切欠部6
a,6aが上記各パレット支持フレーム5に対応するよ
うにコの字形に切欠き形成され、パレット昇降体4の昇
降時に各パレット支持フレーム5が切欠部6aを上下方
向に通過するようになっている。
【0017】上記各パレット支持フレーム5は、内部に
横断面矩形の中空部7を有し、パレット支持フレーム5
の中途部には仕切板16が設けられている。上記中空部
7は、上下方向に延びて上端がパレット支持フレーム5
上端に開口するとともに、下端がパレット支持フレーム
5の中途部までとされる有底の中空部である。
横断面矩形の中空部7を有し、パレット支持フレーム5
の中途部には仕切板16が設けられている。上記中空部
7は、上下方向に延びて上端がパレット支持フレーム5
上端に開口するとともに、下端がパレット支持フレーム
5の中途部までとされる有底の中空部である。
【0018】図3に示すように、上記各パレット支持フ
レーム5の中空部7上端の開口には、接続口10が装着
され、該接続口10が上記パレット支持フレーム5上端
に臨むように該パレット支持フレーム5上端から外部に
露出しているとともに、上記中空部7下端には噴出ヘッ
ド11が装着され、該噴出ヘッド11はパレット支持フ
レーム5の中途部から下段パレットP3 上方に位置する
ように外部に露出している。
レーム5の中空部7上端の開口には、接続口10が装着
され、該接続口10が上記パレット支持フレーム5上端
に臨むように該パレット支持フレーム5上端から外部に
露出しているとともに、上記中空部7下端には噴出ヘッ
ド11が装着され、該噴出ヘッド11はパレット支持フ
レーム5の中途部から下段パレットP3 上方に位置する
ように外部に露出している。
【0019】一方、図3に示すように、地上階1の地面
2には、消火液又は消火剤が貯留された消火ボンベ12
が設置され、該消火ボンベ12には、先端に噴出ノズル
13を有する消火ホース14が引き回し可能なよう移動
自在に接続されている。この消火ホース14の噴出ノズ
ル13先端にはテーパ接続部13aが形成されていると
ともに、その基端側にはレバー15が取り付けられ、該
レバー15の切換え操作により消火ボンベ12から供給
される消火液又は消火剤の通過を許容したり遮断するよ
うにしている。そして、上記噴出ノズル13のテーパ接
続部13aを消火配管8の接続口10に挿入することで
消火配管8の接続口10が消火ホース14に着脱可能に
接続され、上記消火ボンベ12から消火ホース14を経
て消火配管8を構成するパレット支持フレーム5の中空
部7に供給される消火液又は消火剤を噴出ヘッド11か
ら火元に向けて吹き付けるようにしている。
2には、消火液又は消火剤が貯留された消火ボンベ12
が設置され、該消火ボンベ12には、先端に噴出ノズル
13を有する消火ホース14が引き回し可能なよう移動
自在に接続されている。この消火ホース14の噴出ノズ
ル13先端にはテーパ接続部13aが形成されていると
ともに、その基端側にはレバー15が取り付けられ、該
レバー15の切換え操作により消火ボンベ12から供給
される消火液又は消火剤の通過を許容したり遮断するよ
うにしている。そして、上記噴出ノズル13のテーパ接
続部13aを消火配管8の接続口10に挿入することで
消火配管8の接続口10が消火ホース14に着脱可能に
接続され、上記消火ボンベ12から消火ホース14を経
て消火配管8を構成するパレット支持フレーム5の中空
部7に供給される消火液又は消火剤を噴出ヘッド11か
ら火元に向けて吹き付けるようにしている。
【0020】このように、この実施例では、消火配管8
をパレット昇降体4のパレット支持フレーム5に組み付
けていることから、パレット昇降体4が昇降すると消火
配管8も同じストロークだけ同時に昇降する。つまり、
パレット昇降体4の下段パレットP3 と消火配管8の噴
出ヘッド11との位置関係はパレット昇降体4の昇降動
作に関係なく常に一定であり、昇降途中において下段パ
レットP3 上の車両Cに火災が発生しても、消火液又は
消火剤を噴出ヘッド11から火元である車両Cに向けて
常に消火に最適な間隔を保って的確に吹き付けることが
でき、消火活動を迅速にかつ確実に行うことができる。
をパレット昇降体4のパレット支持フレーム5に組み付
けていることから、パレット昇降体4が昇降すると消火
配管8も同じストロークだけ同時に昇降する。つまり、
パレット昇降体4の下段パレットP3 と消火配管8の噴
出ヘッド11との位置関係はパレット昇降体4の昇降動
作に関係なく常に一定であり、昇降途中において下段パ
レットP3 上の車両Cに火災が発生しても、消火液又は
消火剤を噴出ヘッド11から火元である車両Cに向けて
常に消火に最適な間隔を保って的確に吹き付けることが
でき、消火活動を迅速にかつ確実に行うことができる。
【0021】また、この実施例では、消火配管8がパレ
ット昇降体4と一体となって昇降することから、パレッ
ト昇降体4の昇降動作に邪魔されるということがなく、
その取付けに際しこのことを念頭に置かずに消火配管8
をパレット支持フレーム5に容易に取り付けることがで
きる。
ット昇降体4と一体となって昇降することから、パレッ
ト昇降体4の昇降動作に邪魔されるということがなく、
その取付けに際しこのことを念頭に置かずに消火配管8
をパレット支持フレーム5に容易に取り付けることがで
きる。
【0022】さらに、この実施例では、消火配管8の一
部をパレット支持フレーム5の中空部7で構成している
ことから、接続口10と噴出ヘッド11とが外部に露出
しているだけであり、ピット3内の限られたスペースを
無駄なく有効に利用することができる。
部をパレット支持フレーム5の中空部7で構成している
ことから、接続口10と噴出ヘッド11とが外部に露出
しているだけであり、ピット3内の限られたスペースを
無駄なく有効に利用することができる。
【0023】加えて、この実施例では、パレット支持フ
レーム5の中空部7を接続口10と噴出口11とを連絡
する導入管として利用していることから、導入管がいら
ない分だけ部品点数が減って設備費用を低減することが
できる。
レーム5の中空部7を接続口10と噴出口11とを連絡
する導入管として利用していることから、導入管がいら
ない分だけ部品点数が減って設備費用を低減することが
できる。
【0024】また、この実施例では、ピット三段式駐車
設備を示したが、ピット四段式のものにも適用可能であ
り、この場合には噴出ヘッド11をパレット支持フレー
ム5の上下2箇所に設置して最下段のパレット上の車両
とその上隣のパレット上の車両とを同時に又は別々に消
火できるようにしてもよいし、あるいは複数のパレット
支持フレーム5,5,…のうち最下段用及びその上段用
とでそれぞれ分担させて噴出ヘッド11を設けてもよ
い。
設備を示したが、ピット四段式のものにも適用可能であ
り、この場合には噴出ヘッド11をパレット支持フレー
ム5の上下2箇所に設置して最下段のパレット上の車両
とその上隣のパレット上の車両とを同時に又は別々に消
火できるようにしてもよいし、あるいは複数のパレット
支持フレーム5,5,…のうち最下段用及びその上段用
とでそれぞれ分担させて噴出ヘッド11を設けてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
消火液又は消火剤を地上階からピット内に導入する消火
配管をパレット昇降体のパレット支持フレームに設けた
ので、パレット昇降体が昇降途中で火災により停止して
も、その昇降位置に関係なく消火配管と各パレットとの
位置関係を常に一定に確保でき、消火液又は消火剤を火
元であるパレット上の車両に消火に最適な間隔を保って
的確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行うこと
ができる。また、消火配管をパレット支持フレームに設
けてパレット昇降体と一体となって昇降させるので、消
火配管がパレット昇降体の昇降動作の邪魔になることが
なく、このことに気を使わずに消火配管をパレット支持
フレームに容易に取り付けることができる。さらに、消
火配管の接続口と噴出ヘッドだけパレット支持フレーム
から外部に露出させているだけなので、ピット内の限ら
れたスペースを無駄なく有効利用することができる。加
えて、パレット支持フレームの中空部を接続口と噴出口
とを連絡する導入管として利用したので、部品点数の低
減によって設備費用が節減することができる。
消火液又は消火剤を地上階からピット内に導入する消火
配管をパレット昇降体のパレット支持フレームに設けた
ので、パレット昇降体が昇降途中で火災により停止して
も、その昇降位置に関係なく消火配管と各パレットとの
位置関係を常に一定に確保でき、消火液又は消火剤を火
元であるパレット上の車両に消火に最適な間隔を保って
的確に吹き付けて消火活動を迅速にかつ確実に行うこと
ができる。また、消火配管をパレット支持フレームに設
けてパレット昇降体と一体となって昇降させるので、消
火配管がパレット昇降体の昇降動作の邪魔になることが
なく、このことに気を使わずに消火配管をパレット支持
フレームに容易に取り付けることができる。さらに、消
火配管の接続口と噴出ヘッドだけパレット支持フレーム
から外部に露出させているだけなので、ピット内の限ら
れたスペースを無駄なく有効利用することができる。加
えて、パレット支持フレームの中空部を接続口と噴出口
とを連絡する導入管として利用したので、部品点数の低
減によって設備費用が節減することができる。
【図1】実施例に係るピット三段式駐車設備の側面図で
ある。
ある。
【図2】実施例に係るピット三段式駐車設備の平面図で
ある。
ある。
【図3】実施例においてパレット支持フレームの中空部
を導入管として利用した消火配管を示す側面図である。
を導入管として利用した消火配管を示す側面図である。
【図4】従来例のピット三段式駐車設備において昇降途
中で非常停止した場合の消火配管と下段パレットとの位
置関係を示す側面図である。
中で非常停止した場合の消火配管と下段パレットとの位
置関係を示す側面図である。
1 地上階 2 乗入れ・乗出しレベル(地面) 3 ピット 4 パレット昇降体 5 パレット支持フレーム 7 中空部 8 消火配管 10 接続口 11 噴出ヘッド 12 消火ボンベ 14 消火ホース P1 上段パレット P2 中段パレット P3 下段パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−238700(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06 A62C 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚のパレットと、上下方向に延び該
各パレットを上下方向に所定間隔をあけて連結してほぼ
水平に支持するパレット支持フレームとを備えたパレッ
ト昇降体が地面に掘削されたピット内に昇降可能に配置
され、 入出庫時、上記各パレットのうち入出庫しようとする目
的のパレットを地上階の乗入れ・乗出しレベルとほぼ同
一高さに位置付けるよう上記パレット昇降体を昇降させ
るようにした多段式駐車設備であって、上記パレット支持フレームは、上下方向に延び上端がパ
レット支持フレーム上端に開口するとともに、下端がパ
レット支持フレームの中途部までとされる有底の中空部
を有し、 上記パレット支持フレームには、消火液又は消火剤を地
上階からピット内に導入する消火配管が設けられ、 該消火配管は、上記パレット支持フレームの中空部と、 該中空部上端の開口に装着されてパレット支持フレーム
上端から外部に露出し、地上階の消火ボンベから延びる
消火ホースに着脱可能に接続される接続口と、 上記中空部下端に装着されパレット支持フレームの中途
部から外部に露出し、上記消火ボンベから消火ホースを
経て中空部に供給される消火液又は消火剤を火元に向け
て吹き付ける噴出ヘッドとで構成され ていることを特徴
とする多段式駐車設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08704095A JP3232366B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 多段式駐車設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08704095A JP3232366B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 多段式駐車設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284451A JPH08284451A (ja) | 1996-10-29 |
JP3232366B2 true JP3232366B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=13903841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08704095A Expired - Fee Related JP3232366B2 (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 多段式駐車設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232366B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100400786C (zh) * | 2006-04-04 | 2008-07-09 | 贾广生 | 一种组合式液压垂直升降立体停车库的制作方法 |
CN100408796C (zh) * | 2006-06-27 | 2008-08-06 | 贾广生 | 一种液压直顶式立体停车设备结构的制作方法 |
JP5805335B1 (ja) * | 2015-01-13 | 2015-11-04 | 株式会社内藤ハウス | 移動粉末消火設備 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP08704095A patent/JP3232366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284451A (ja) | 1996-10-29 |
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