JP3024540B2 - 立体自動倉庫のラック - Google Patents

立体自動倉庫のラック

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JP3024540B2
JP3024540B2 JP8039562A JP3956296A JP3024540B2 JP 3024540 B2 JP3024540 B2 JP 3024540B2 JP 8039562 A JP8039562 A JP 8039562A JP 3956296 A JP3956296 A JP 3956296A JP 3024540 B2 JP3024540 B2 JP 3024540B2
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JP
Japan
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fire
rack
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automatic warehouse
shutter
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JP8039562A
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秀雄 井原
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パレットに載せ
た荷物(以下「製品」という)を収納する複数個の収納
棚を複数段に設置して構成される立体自動倉庫のラック
に関する。
【0002】
【従来の技術】企業にとって製品を円滑・効率的に物流
させることは、大きな課題の一つであり、物流の円滑
化、効率化、コスト削減などを実現する倉庫として、近
年、立体自動倉庫が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この立体自動倉庫のラ
ックは角パイプなどからなる縦枠と横枠とから単に格子
枠状に構成されているだけで、収納棚ごとに特に防火区
画されているわけではないので(図11(a),(b),(c) 、図
12(a),(b) 参照)、収納棚に製品が収納された状態で火
災が発生すると容易に延焼し易く、しかも、製品の周囲
に一定の隙間が確保されるなどしてきわめて燃えやすい
状態にあるので大火になりやすいなどという課題があっ
た。
【0004】また、火災に備えて消火用スプリンクラー
も設置されているが、火災がスプリンクラーから離れた
場所で発生した場合、製品が邪魔になって火元に充分に
放水されず、消火用スプリンクラーが充分に働かないと
いう課題があった。
【0005】また、一旦消火用スプリンクラーが作動す
ると、製品の上に無差別に放水されてしまうので、製品
が延焼を免れても水びだしになるなどして不良品になっ
てしまうという課題があった。
【0006】さらに、消火用スプリンクラーによる消火
を確実にするためには、できるたけ多くのスプリンクラ
ーノズルを設置する必要があるため、消火設備が大幅に
嵩むなどの課題もあった。
【0007】この発明は以上の課題を解決するためにな
されたもので、特に延焼防止を可能にし、かつ、初期消
火を確実に行えるようにした立体自動倉庫のラックを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る立体自動
倉庫のラックは、荷を収納する複数個の収納棚を複数段
に設置し、前記収納棚の床部および壁部を耐火パネルに
よって防火区画し、かつ、火災時に前記収納棚の収納口
を塞ぐ防火シャッターを設置することにより構成されて
いる。しかも、前記防火シャッターは、ラックの上部に
おいてその長手方向へ移動できると共に、その長手方向
の任意位置から下降できるように設けて、前記複数個で
複数段に設置した任意位置の前記各収納棚の収納口を塞
ぐことができるように構成している。
【0009】また、防火シャッターは下降して収納棚の
収納口を塞ぐように設置され、防火扉は横方向に走行し
て収納棚の収納口を塞ぐように設置されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.図1〜図5は、この発明の実施の
一形態を示し、図において、符号1は倉庫2内に複数列
に構築され、倉庫2内に搬入された製品Aを収納してお
くラック、3は隣接するラック1,1 間の床部2aを駆動モ
ータなどの動力によって走行し、ラック1の各収納棚4
内に製品Aを収納したり、各収納棚4内に収納されてい
る製品Aを搬出するスタッカークレーンである。また、
符号5はラック1の上方、例えば倉庫2の天井部2bに設
置され、火災時に火元になっている収納棚4の先端部ま
で引っ張り降ろされて、収納棚4の収納口6を塞ぐ防火
シャッター又は防火シート(以下、「防火シャッター」
という)である。
【0011】ラック1は角パイプなどの鋼管からなる縦
枠1aと横枠1bとから、各収納棚4が縦長の直方体形状を
なすように、かつ、この複数個の収納棚4が上下方向お
よび横方向に連設して格子枠状をなすように構成されて
いる。
【0012】スタッカークレーン3はラック1,1 間の床
部2aを動力によって走行する走行台車3aと、この走行台
車3aに立設された支柱3bに取り付けられ、この支柱3bを
動力によって昇降する昇降台3cとを備えて構成されてい
る。そして、昇降台3cに製品Aを載せてラック1,1 間の
床部2aを自由に走行し、かつ、昇降台3cが製品Aを載せ
て自由に昇降することにより製品Aを任意の収納棚4ま
で自由に搬送できるようになっている。
【0013】収納棚4は側壁部に鋼板又はPC板などか
らなる耐火パネル7を取り付けることにより複数列おき
に防火区画され(図2においては、2列ごとに防火区画
されている)、収納口6だけが開放されたままになって
いる。
【0014】なお、図3は、収納棚4を側壁部と床部と
の両方に耐火パネル7を取り付けることにより、収納棚
4が2列ごとおよび2段ごとに防火区画されている場合
を示している。
【0015】防火シャッター5は隣接する耐火パネル7,
7 間の内法寸法Wに相当する横幅を有して形成され、普
段は巻き取り軸5aにロール状に巻かれている。
【0016】また、防火シャッター5は倉庫2の天井部
2bにラック1の長手方向に沿って設置されたレール8に
ラック1の長手方向に自由に走行できるように垂設され
ている。
【0017】そして、防火シャッター5は火災発生と同
時に、ラック1,1 間の床部2aを走行するスタッカークレ
ーン3に引っ張られて火元の収納棚4の真上まで移送さ
れ、かつ、支柱3bを昇降する昇降台3cに引っ張られて火
元になっている収納棚4の収納口6の先端部まで引き降
ろされ、さらに、火災が発生している収納棚4の収納口
6に被せられることによって火を消せるようになってい
る。
【0018】この場合、防火シャッター5は耐火パネル
7の先端部に形成されたガイド溝9に両端部5aがガイド
されてラック1の先端部をラック1の上端部から下端部
までスムーズに昇降できるようになっていると共に、防
火シャッター5の端部から炎を漏らさないようになって
いる(図4および図5参照)。
【0019】このような構成において、次に防火シャッ
ター5の動作について説明すると、ある収納棚4内で製
品Aが燃えるなどして火災が発生すると、スタッカーク
レーン3が火災感知器(図省略)に連動して作動し、防
火シャッター5を引っ張って火元の収納棚4の真上まで
移送する。次に、昇降台3cが防火シャッター5を引っ張
って支柱3bを下降することにより防火シャッター5がラ
ック1の先端部を下降し、火元になっている収納棚4の
収納口6を完全に塞ぐことによって火を消し止めること
がきる。
【0020】なお、火をけし止めることができたら、ス
タッカークレーン3の昇降台3cを上昇させて防火シャッ
ター5を引き上げることによって防火シャッター5を巻
き戻し、かつ、スタッカークレーン3を走行させて防火
シャッター5をもとの位置まで移送する。防火シャッタ
ー5は動力(図省略)によってもとの状態に巻き戻せる
構成になっている。
【0021】図6および図10において、符号10はラック
1の先端部に建て付けられ、かつ、ラック1の先端部を
ラック1の長手方向に走行して火元になっている収納棚
4の収納口6を塞ぐ防火扉である。防火扉10は隣接する
耐火パネル7, 7間の内法寸法W以上の横幅を有して形成
され、かつ、ラック1の上端部に天板として取り付けら
れた耐火パネル11の先端部と倉庫2の床部2bとにそれぞ
れ形成されたガイドレール12,12 間に建て込まれてい
る。また、防火扉10はスタッカークレーン3に引っ張ら
れてラック1の先端部を走行することにより火元になっ
ている収納棚4の収納口6を塞ぐようになっている。
【0022】図8および図9は、防火扉10がラック1の
中間部に設置された耐火パネル13を境にこの耐火パネル
13の上側と下側との両側にそれぞれ設置されている場合
を示し、いずれの防火扉10もスタッカークレーン3に引
っ張られてラック1の先端部を走行することにより火元
になっている収納棚4の収納口6を塞いで火を消すよう
になっている。なお、防火扉10はラック1が大型化する
に伴ってさらに複数段に設置することも考えられる。
のような図6〜図10に示す防火扉10では、各収納棚4の
収納口6を塞ぐために、複数枚の防火扉10が必要にな
る。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る立体自動倉庫のラック
は、以上説明した構成からなり、荷を収納する複数個の
収納棚を複数段に設置し、前記収納棚の床部および壁部
を耐火パネルによって防火区画し、かつ、火災時に前記
収納棚の収納口を塞ぐ防火シャッターを設置することに
より構成している。そのため、この発明では、たとえ火
災が発生したとしても、火元となっている収納棚内で火
を消し止めることができ、また、消火用水や消火剤を使
用しないで火を消し止めることができるので、火災を免
れた製品が水びたしになるなどして不良品になることも
なく、火災による損害を最小に止めることができるなど
の効果がある。
【0024】また、この発明での防火シャッターは、ラ
ックの上部においてその長手方向へ移動できると共に、
その長手方向の任意位置から下降できるように設けて、
複数個で複数段に設置した任意位置の各収納棚の収納口
を塞ぐことができるように構成している。そのため、一
枚の防火シャッターにより、複数個で複数段設置した中
の任意位置における収納棚の収納口を塞ぐことができる
ので、設備コストも大幅に低減できるなどの効果もあ
る。
【0025】さらに、この発明で防火シャッターは
ラック上部での長手方向への移動とその長手方向任意位
置での下降収納棚の収納口を塞ぐように設置されて
るので、防火シャッターを確実に作動させることができ
て、初期消火を確実に行うことができるなどの効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体自動倉庫のラックの構造を示す縦断面図で
ある。
【図2】立体自動倉庫のラックの構造を示す横断面図で
ある。
【図3】立体自動倉庫のラックの構造を示す縦断面図で
ある。
【図4】ラックの一部拡大横断面図である。
【図5】ラックの一部拡大横断面図である。
【図6】立体自動倉庫のラックの構造を示す縦断面図で
ある。
【図7】立体自動倉庫のラックの構造を示す縦断面図で
ある。
【図8】立体自動倉庫のラックの構造を示す縦断面図で
ある。
【図9】立体自動倉庫のラックの構造を示す一部拡大縦
断面図である。
【図10】立体自動倉庫のラックの構造を示す一部拡大
横断面図である。
【図11】(a) は立体自動倉庫の平面図、(b),(c) はそ
の側面図である。
【図12】(a) は立体自動倉庫の一部拡大側面図、(b)
はその一部拡大横断面図である。
【符号の説明】
1…ラック、2…倉庫、3…スタッカークレーン、4…
収納棚、5…防火シャッター(防火シャッター又は防火
シート)、6…収納口、7…耐火パネル、8…レール、
9…ガイド溝、10…防火扉、11…耐火パネル、12…ガイ
ドレール、13…耐火パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 A62C 2/06,3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を収納する複数個の収納棚を複数段に
    設置してなる立体自動倉庫のラックであり、 前記収納棚の床部および壁部を耐火パネルによって防火
    区画し、かつ、火災時に前記収納棚の収納口を塞ぐ防火
    シャッターを設置してなり、 前記防火シャッターは、前記ラックの上部においてその
    長手方向へ移動できると共に、その長手方向の任意位置
    から下降できるように設けて、前記複数個で複数段に設
    置した任意位置の各収納棚の収納口を塞ぐことができる
    ように構成してなることを特徴とする立体自動倉庫のラ
    ック。
JP8039562A 1996-02-27 1996-02-27 立体自動倉庫のラック Expired - Lifetime JP3024540B2 (ja)

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KR102041367B1 (ko) * 2017-12-19 2019-11-27 주식회사 이필 화재시 화기 확산 방지 구조를 갖는 물류 자동 창고의 랙
KR102176021B1 (ko) * 2018-09-04 2020-11-06 주식회사 에스에프에이 스태커 크레인 및 그를 구비하는 물류시스템
WO2020082225A1 (zh) * 2018-10-23 2020-04-30 北京比特大陆科技有限公司 厂房结构

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