JPH08311862A - 掘削混合撹拌装置及び土質改良機械 - Google Patents

掘削混合撹拌装置及び土質改良機械

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JPH08311862A
JPH08311862A JP12258295A JP12258295A JPH08311862A JP H08311862 A JPH08311862 A JP H08311862A JP 12258295 A JP12258295 A JP 12258295A JP 12258295 A JP12258295 A JP 12258295A JP H08311862 A JPH08311862 A JP H08311862A
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JP
Japan
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rotor
attached
cover
side plate
rotor cover
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Application number
JP12258295A
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English (en)
Inventor
Satoru Nishimura
悟 西村
Takashi Otsu
隆 大津
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベルのアーム先端部に装着して掘削
混合作業できる掘削混合撹拌装置とする。 【構成】 略下向き円孤状のカバー体20と第1側板2
1と第2側板22で下方に開口した箱形状のロータカバ
ー11とし、そのカバー体20にアーム、リンク連結用
の取付ブラケット23を固着し、前記第1側板21と第
2側板22に亘ってロータ12を回転自在に支承し、そ
のロータ12の下部をロータカバー11の下端面より外
部に突出してロータ12で掘削撹拌する際にロータカバ
ー12が地表に接しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地面に散布した土質改
良材と土砂を混合撹拌して土質改良する掘削混合撹拌装
置及び、土質改良機械に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱地等を土質改良するには、バケット
による掘削・運搬などのバケット作業、土質改良材を地
面に散布す作業、散布した土質改良材と土砂を混合撹拌
する作業、締固め作業を順次行なうのが一般的である。
【0003】前記バケット作業を行なう機械としては油
圧ショベルが一般的であり、土質改良材散布作業を行な
う機械としては車体にホッパと散布装置を取付けて走行
しながら散布するものが知られている。
【0004】前記混合撹拌作業を行なう機械としては、
例えばスタビライザと呼ばれる掘削混合撹拌装置を車体
に上下動自在に取付けたものが知られている。
【0005】前記締固め作業を行なう機械としては、パ
ワーショベルのバケットを振動して締固めするものや、
転圧プレートを流体圧を利用して振動して締固めするも
のが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のスタビライザ
は、車体に上下揺動自在に取付けられるフレームにロー
タを回転自在に取付け、そのロータを覆うカバー体をフ
レームに上下動自在に設けたものであり、このスタビラ
イザは大型で大重量であるから油圧ショベルのアーム先
端部に取付ける掘削混合撹拌装置としては好ましくな
い。
【0007】また、前述のスタビライザを取付けた機械
は走行しながら掘削し、その掘削した土砂と散布した土
質改良材を混合撹拌するものであるから、走行できない
軟弱地や狭隘地では混合撹拌作業できない。
【0008】また、土質改良するには前述のようにバケ
ット作業、散布作業、混合撹拌作業、締固め作業等の複
数の作業を行なうので、それらの作業を行なう複数の機
械が必要となる。
【0009】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした掘削混合撹拌装置及び土質改良機械を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ほぼ下向
き円孤状のカバー体20と第1側板21、第2側板22
により下方が開口した箱形状となり、そのカバー体20
に取付ブラケット23を固着したロータカバー11と、
前記ロータカバー11の第1側板21と第2側板22に
亘って回転自在に支承したロータシャフト33に複数の
掘削撹拌子を放射状に配置したロータ12を備え、前記
ロータ12の上部がロータカバー11内に格納され下部
がロータカバー11の下端面より外方に突出した掘削混
合撹拌装置である。第2の発明は、ほぼ下向き円孤状の
カバー体20と第1側板21、第2側板22により下方
が開口した箱形状となり、そのカバー体20に取付ブラ
ケット23を固着したロータカバー11と、前記ロータ
カバー11の第1側板21と第2側板22に亘って回転
自在に支承したロータシャフト33に複数のディスク3
4を軸方向に間隔を置いて複数取付け、この各ディスク
34の外周部に掘削・撹拌機能を有するビット35を放
射状に複数取付けたロータ12を備え、前記ロータ12
の上部がロータカバー11内に格納され、下部がロータ
カバー11の下端面より外部に突出した掘削混合撹拌装
置である。第3の発明は、第1又は第2の発明のロータ
カバー11にホッパ60を取付け、そのホッパ60に散
布装置61を出口65と対向して取付けた掘削混合撹拌
装置である。第4の発明は、車体にブーム4を上下動自
在に取付け、このブーム4にアーム6を上下動自在に取
付け、このアーム6の先端部に下方が開口した箱形状の
ロータカバー11を上下首振り自在に取付け、そのロー
タカバー11にロータ12を回転自在に支承した土質改
良機械である。第5の発明は、第3の発明におけるロー
タカバー11の車体寄りにホッパ60を取付け、このホ
ッパ60に散布装置61を、ホッパ60の出口65と対
向して取付けた土質改良機械である。第6の発明は、第
4又は第5の発明におけるロータカバー11に、駆動モ
ータ50とその駆動モータ50の出力回転をロータ12
に伝達する機構を備えたロータ駆動機構本体を、その駆
動モータ50がアーム6の車体と反対側となる前傾姿勢
と駆動モータ50がアーム6の車体側となる後傾姿勢と
に亘って取付け可変に取付けてロータ駆動機構13とし
た土質改良機械である。第7の発明は、第4又は第5の
発明におけるロータカバー11に、駆動モータ50とそ
の駆動モータ50の出力回転をロータ12に伝達する機
構を備えたロータ駆動機構本体を取付け、その駆動モー
タ50がアーム6の車体と同一側、又は反対側に位置す
るように前記ロータカバー11をアーム6に前後反転自
在に取付け可能とした土質改良機械である。第8の発明
は、第4又は第5又は第6又は第7の発明におけるロー
タカバー11のロータ12回転中心よりも車体と反対側
に、可撓性整地用縦板29と左右の可撓性側部縦板26
を取付けた土質改良機械である。第9の発明は、車体に
ブーム4を上下揺動自在に取付け、このブーム4にアー
ム6を上下揺動自在に取付け、このアーム6に作業機シ
リンダ15と、その作業機シリンダ15で上下揺動され
るリンクを取付け、このリンクとアーム6に連結装置9
0を取付けた機械本体と、ロータカバー11内にロータ
12を回転自在に取付け、そのロータカバー11を前記
連結装置90に着脱自在とした掘削混合撹拌装置10
と、前記連結装置90と着脱自在なるロータカバー11
内にロータ12を回転自在に取付け、そのロータカバー
11外部にホッパ60を取付け、そのホッパ60に散布
装置61を出口65と対向して取付けた掘削混合撹拌装
置10と、前記連結装置90に着脱自在なるバケット1
20と、前記連結装置90に着脱自在なる締固め装置1
30より構成した土質改良機械である。第10の発明
は、第9の発明における伸縮機構90を、第1部材91
の一端部と第2部材92の一端部をピン93で揺動自在
に連結し、その第1部材91と第2部材92に亘って伸
縮機構94を連結し、前記第1部材91の他端部と第2
部材92の他端部にピンと係脱自在なる係合部95を形
成したものとし、その第1部材91の中間部をアーム6
に連結し、第2部材92の中間部をリンクに連結し、前
記ロータカバー11、バケット120背面、締固め装置
130上部に、前記第1・第2部材91,92の係合部
95が係合する第1ピン101と第2ピン102を取付
けた土質改良機械である。
【0011】
【作 用】第1・第2の発明によれば、ロータカバー
11とロータ12より小型で軽量となり、しかもロータ
12の下部がロータカバー11の下端面がより外部に突
出し、ロータ12を地中に貫入した状態でロータカバー
11の下端面が地表に接しないので、油圧ショベルのア
ーム先端部に装着する掘削混合撹拌装置として好適とな
る。第3の発明によれば、土質改良材の散布作業と、掘
削した土砂と土質改良材の混合撹拌作業を連続して行な
うことができる。第4の発明によれば、車体を走行せず
に停止した状態で広範囲に亘って掘削混合撹拌作業で
き、走行できない軟弱地や狭隘地において掘削混合撹拌
作業できる。第5の発明によれば、車体を走行せずに停
止した状態で広範囲に亘って土質改良材を散布できる
し、掘削した土砂と散布した土質改良材を混合撹拌で
き、走行できない軟弱地や狭隘地において土質改良作業
が一台の機械により効率良く実施できる。第6,7の発
明によれば、駆動モータ50をアーム6の車体と反対側
とすることで車体からの作業部の視認性が向上するし、
ホッパを取付け易くなり、駆動モータ50を車体側に位
置させることでブーム4、アーム6の旋回時に駆動モー
タ50が邪魔にならずに旋回半径を小さくできる。第8
の発明によれば、掘削混合撹拌した土砂等がロータカバ
ー11よりこぼれることがないし、平坦面に整地でき
る。第9の発明によれば、散布作業と掘削混合撹拌作
業、バケット作業、締固め作業を一台の機械により行な
うことができる。第10の発明によれば、掘削混合撹拌
装置10、バケット120、締固め装置130を簡単に
交換して取付けができる。
【0012】
【実 施 例】図1に示すように、走行体1を備えた下
部車体2に上部車体3を旋回自在に取付け、その上部車
体3にブーム4をブームシリンダ5で上下揺動自在に取
付け、そのブーム4にアーム6をアームシリンダ7で上
下揺動自在に取付け、前記下部車体2にブレード8が図
示しないブレードシリンダにより上下揺動自在に取付け
て油圧ショベルとしてある。
【0013】掘削混合撹拌装置10はロータカバー11
内にロータ12を回転自在に取付け、そのロータカバー
11にロータ駆動機構13を取付けたものであり、その
ロータケース11がアーム6の先端部にピン14で上下
首振り自在に連結され、アーム6に作業機シリンダ15
がピン16で上下揺動自在に連結してあり、そのピスト
ン杆17が第1リンク18と第2リンク19を介してア
ーム6とロータケース11に連結され、この作業機シリ
ンダ15のピストン杆17を伸び、縮み作動するとロー
タカバー11がピン14を中心として上下に首振りする
ようにしてある。
【0014】前記掘削混合撹拌装置10のロータカバー
11は図2と図3に示すように、断面形状が前後方向に
略下向き円孤状となり、かつ左右両端部が開口したカバ
ー体20の左右方向の一端面に第1側板21を固着し、
そのカバー体20の左右方向の他端面に第2側板22を
固着して下方に開口した箱形状となり、カバー体20の
上部に取付ブラケット23が固着され、その取付ブラケ
ット23には第1ピン孔24と第2ピン孔25が前後方
向に間隔を置いて形成してある。
【0015】前記第1側板21の下端面は前後方向中間
部を境として一側下端面21aと他側下端面21bが水
平に対して前後方向中間部が下方となるように上向きに
斜めとなって第1側板21の下端面は略V字状となり、
第2側板22の下端面は前後方向中間部を境として一側
下端面22aと他側下端面22bが水平に対して前後方
向中間部が下方となるように上向きに斜めとなって第2
側板22の下端面は略V字状となっている。
【0016】前第1側板21の一側下端面21aと第2
側板22の一側下端面22aにはゴム板などの可撓性側
部縦板26が押えプレート27を介してボルト28でそ
れぞれ取付けてあり、カバー体20の前後方向一側部に
はゴム板などの可撓性整地用縦板29が押えプレート3
0を介してボルト31で取付けてあり、この可撓性整地
用縦板29と前記左右の可撓性側部縦板26は平面形状
がコ字となるようにしてある。
【0017】前記第1側板21の前後方向中間部下方と
第2側板22の前後方向中間部下方には筒体32がそれ
ぞれ取付けてあり、この左右の筒体32間に亘ってロー
タシャフト33が回転自在に横架支承され、このロータ
シャフト33にはディスク34が軸方向に間隔を置いて
複数固着してあり、その各ディスク34に複数のビット
35を回転方向に間隔を置いて放射状にボルト36で取
付けしてロータ12を構成している。
【0018】前記ディスク34は複数のビット取付部3
4aと複数の円孤状凹面部34bにより略星形状とな
り、その各ビット取付部34aには第1・第2ストッパ
37,38が回転方向に間隔を置いて平行に対して回転
中心寄りの間隔が狭くなるようにそれぞれ固着してあ
る。
【0019】前記ビット35は図4と図5に示すよう取
付杆部35aと幅広刃部35bより成り、掘削と混合撹
拌を効率良く行なうことができ、このビット35は掘削
撹拌子となり、その取付杆部35aがビットホルダ39
の先端部に取付けてあり、このビットホルダ39の基端
部は先細テーパ形状となって前記第1・第2ストッパ3
7,38間に嵌合されてボルト36で固着され、これに
よってビットホルダ39の取付け位置を第1・第2スト
ッパ37,38で位置決めしていると共に、ビットホル
ダ39に作用する力を第1・第2ストッパ37,38で
支持している。
【0020】前記複数のディスク34はビット取付部3
4aの位置が回転方向に異なるようにしてロータシャフ
ト33に固着され、1つのディスク34に取付けたビッ
トホルダ39の左右方向一側面と他側面にビット35が
交互に取付けられて軸方向に位置する複数のビット35
の間隔が同一となるようにしてある。
【0021】前記ロータ12の上部はロータカバー11
内に格納され、下部がロータカバー11の下面よりも外
部に突出している。
【0022】前記第1側板21にはロータ駆動機構本
体、例えばチェンケース40が取付けてあり、このチェ
ンケース40は一側板41と他側板42と周壁板43と
により中空で幅狭長尺をなり、その一側板41の一端部
に形成した孔44が一方の筒体32の回りに前後方向に
揺動自在に嵌合され、周壁板43に固着した一対のブラ
ケット44を第1側板21の前後方向一側寄りに固着し
た一対の一側取付台座45にボルト46で固着すると共
に、一側板41をボルト47で筒体32に固着してあ
る。
【0023】これにより、チェンケース40は垂直に対
して他端部が前後方向一側寄りとなった斜め姿勢(以下
前傾姿勢という)となっているが、ボルト47を弛めて
筒体32の回りに揺動して前記一対のブラケット44を
第1側板21の前後方向他側寄りに固着した一対の他側
取付台座47にボルト46で固着すれば、チェンケース
40は垂直に対して他端部が前後方向他側寄りとなった
斜め姿勢(以下後傾姿勢という)に取付けできる。
【0024】前記チェンケース40の一側板41の他端
部には駆動モータ50が取付けてあり、その駆動モータ
50で回転される駆動スプロケット51がチェンケース
40の他端寄り内部に回転自在に支承され、前記ロータ
シャフト33に取付けた従動スプロケット52がチェン
ケース40の一端寄り内部に位置し、その従動スプロケ
ット52と駆動スプロケット51にチェーン53を巻掛
けて駆動機構13を構成している。
【0025】前記駆動スプロケット51は他側板42に
ボルト54aで取付けたキャップ54と一側板41に回
転自在に支承され、かつ駆動モータ50の出力側軸50
aにスプライン嵌合し、ボルト54aを弛めてキャップ
54を外すことで駆動スプロケット51を外すことがで
きる。
【0026】前記チェンケース40の他側板42には大
径孔55が従動スプロケット52と対向して形成され、
この大径孔55より従動スプロケット52が着脱自在と
なり、その大径孔55は蓋56で閉塞してある。
【0027】図1に示すように、取付ブラケット23の
第1ピン孔24がアーム6にピン14で連結され、第2
ピン孔25が第2リンク19にピンで連結されて掘削混
合撹拌装置10がアーム6に取付けてある。
【0028】次に作動を説明する。図1に示すように、
ロータ12を回転駆動しながらブーム4、アーム6を下
方に揺動し、地面を掘削しながらロータ12のロータカ
バー11より下方に突出した部分を地中に貫入し、ブー
ム4、アーム6を上下反対方向に揺動すると同時に作業
機シリンダ15のピストン杆17を伸、縮みしてロータ
カバー11を上下に首振りしながら後方に移動する。な
お、後方とは上部車体3に接近する方向であり、前方と
は上部車体3より離れる方向とする。
【0029】これにより、走行体1を停止した状態でロ
ータ12で地面を掘削し、その掘削した土砂と散布した
土質改良材を混合撹拌できる。
【0030】前述の作業時には第1・第2側板21,2
2の他側下端面21b,22bを水平に対して上向きと
なるようにする。これによって他側下端面21b,22
bが地表に接しないからロータカバー11をスムーズに
後方に移動できる。
【0031】また、ロータカバー11が後方に移動する
時には掘削した土砂と土質改良材が混合撹拌され、その
混合撹拌された土砂・土質改良材がロータカバー11よ
り後方及び左右にこぼれようとするが、可撓性整地用縦
板29によって後方にこぼれないようにして平坦に整地
すると同時に、左右の可撓性側部縦板26で左右にこぼ
れないようにする。
【0032】また、駆動機構13のチェンケース40が
図1に示すように前傾姿勢となっているから、上部車体
3の運転室9より目視した時にチェンケース40が邪魔
にならずに掘削混合撹拌部分を目視に易く、作業性が向
上する。
【0033】なお、取付ブラケット23の第2ピン孔2
5をアーム6、第1ピン孔24を第2リンク19にそれ
ぞれ連結してロータカバー11を図1の状態より前後反
転して取付けるか、図1の状態でチェンケース40を後
傾姿勢とすれば、チェンケース40がアーム6より上部
車体3寄りとなり、上部車体3を旋回する際の旋回半径
を小さくできる。
【0034】前記ビット35は図6と図7に示すように
尖端形状となったコニカルビットとし、ビットホルダ3
9にL字状となった撹拌子35cを取付け、この撹拌子
35cとビット35とで掘削撹拌子としても良い。
【0035】次に本発明の第2実施例を示す。図8に示
すように、掘削混合撹拌装置10のロータケース11の
他側寄り上部、つまりカバー体20の他側寄り上部にホ
ッパ60を取付け、そのホッパ60の下部に散布装置6
1を取付けてホッパ60内の土質改良材をロータ12よ
り後方寄りに位置に散布できるようにしてある。
【0036】このようにすれば、土質改良材の散布作業
と掘削混合撹拌作業を連続して行なうことができる。
【0037】前記ホッパ60は図9と図10に示すよう
に、上壁62と相対向した一対の第1縦壁63,63と
相対向した一対の第2縦壁64,64により成り、その
一対の第2縦壁64,64は下向きV字状となって幅狭
なる出口65を構成し、上壁62には入口66を開閉す
る蓋67が開閉自在に取付けてある。
【0038】前記散布装置61は図9と図10に示すよ
うに、一側板68と他側板69に亘って筒状体70を連
結したハウジング71内にロータリフィーダー72を回
転自在に設け、一側板68に駆動機構73を取付けたも
ので、筒状体70には出口65と対向した流入口74と
落下口75が形成してある。
【0039】図11、図12、図13に示すように前記
ホッパ60の一対の第2縦壁64の下部寄りに亘って上
向きコ字状の取付けブラケット76が長手方向(一対の
第1縦壁63方向)に連続して取付けてあり、その取付
けブラケット76にはスリット状の開口部77が出口6
5と対向して形成され、筒状体70は一側縦板78と他
側縦板79の長手方向一端部に端板80を固着したもの
で、その一側板68は一側縦板78、他側縦板79に固
着され、他側板69は端板80にボルト81で固定され
てハウジング71を構成している。
【0040】前記一側縦板78の折曲片78aと他側縦
板79の折曲片79aが前記取付けブラケット76にボ
ルト82で固着されてホッパ60に散布装置61が取付
けてある。
【0041】前記ロータリフィーダー72は軸72aに
羽根72aを放射状に複数取付けたもので、その軸72
aの一端は一側板68に支承した駆動軸83に連結し、
軸72aの他端は他側板69に回転自在に支承されてい
る。
【0042】前記駆動機構73は図11に示すように、
一側板68に取付けたケース84と、そのケース84に
取付けたモータ85を備え、そのモータ85の出力軸8
5aに固着したプーリ86と前記駆動軸83に固着した
プーリ87にベルト88を巻掛け、モータ85を駆動す
ると駆動軸83が回転してロータリフィーダー72が回
転するようにしてある。
【0043】このようであるから、ホッパ60内の土質
改良材をロータリフィーダー72で均一に落下して散布
できる。
【0044】次に本発明の第3実施例を説明する。図1
4に示すようにアーム6と第2リンク19に連結装置9
0を取付け、その連結装置90によりロータカバー11
を取付けてある。
【0045】前記連結装置90は図14、図15、図1
6に示すように、第1部材91の一端部と第2部材92
の一端部をピン93で揺動自在に連結し、その第1部材
91の中間部と第2部材92の中間部を伸縮機構94で
連結してあり、その第1部材91の他端部と第2部材9
2の他端部には対向面と反対側面に開口した半円形凹部
となった係合部95がそれぞれ形成されている。
【0046】前記伸縮機構94は第1部材91に固着し
たブラケット96にピン97で揺動自在に支承したネジ
杆98と、第2部材92に固着したブラケット99にピ
ン100で揺動自在に支承したナット101を備え、ネ
ジ杆98をナット101に螺合してあり、ネジ杆98を
一方向に回転することで伸び、他方向に回転することで
縮むようにしてある。
【0047】このようであるから、ロータカバー11の
取付ブラケット23の第1・第2ピン24,25に第1
ピン102と第2ピン103を嵌合して取付け、伸縮機
構94を縮めて第1部材91と第2部材92を他端部が
接近する方向に揺動し、第1・第2部材91,92の他
端部を第1ピン102と第2ピン103間に突出させ、
その状態で伸縮機94を伸ばして第1・第2部材91,
92を他端部が離れる方向に揺動することで第1・第2
部材91,92の係合部95が第1ピン102と第2ピ
ン103に係合して掘削混合撹拌装置10を取付けでき
る。
【0048】このようにすれば、図17に示すようにホ
ッパ60と散布装置61を備えた掘削混合撹拌装置1
0、図18に示すようにバケット120、図19に示す
ように締固め装置130をアーム6に簡単に取付け、外
しできるから、1台の機械によってバケット作業、締固
め作業、土質改良材散布、混合撹拌作業を行なうことが
できる。
【0049】つまり、図18に示すようにバケット12
0の背面に取付ブラケット121を取付け、その取付ブ
ラケット121に前記第1ピン102と第2ピン103
を取付けて連結装置90でバケット120を着脱自在と
してある。
【0050】また、図19に示すように締固め装置13
0に取付ブラケット131を取付け、その取付ブラケッ
ト131に前記第1ピン102と第2ピン103を取付
けて、連結装置90により締固め装置130を着脱自在
としてある。
【0051】
【発明の効果】請求項1と2の発明によれば、ロータカ
バー11とロータ12より小型で軽量となり、しかもロ
ータ12の下部がロータカバー11の下端面より外部に
突出し、ロータ12を地中に貫入した状態でロータカバ
ー11の下端面が地表に接しないので、油圧ショベルの
アーム先端部に装着する掘削混合撹拌装置として好適と
なる。
【0052】請求項3の発明によれば、土質改良材の散
布作業と、掘削した土砂と土質改良材の混合撹拌作業を
連続して行なうことができる。
【0053】請求項4の発明によれば、車体を走行せず
に停止した状態で広範囲に亘って掘削混合撹拌作業で
き、走行できない軟弱地や狭隘地において掘削混合撹拌
作業できる。
【0054】請求項5の発明によれば、車体を走行せず
に停止した状態で広範囲に亘って土質改良材を散布でき
るし、掘削した土砂と散布した土質改良材を混合撹拌で
き、走行できない軟弱地や狭隘地において土質改良作業
が一台の機械により効率良く実施できる。
【0055】請求項6,7の発明によれば、駆動モータ
50をアーム6の車体と反対側とすることで車体からの
作業部の視認性が向上するし、ホッパを取付け易くな
り、駆動モータ50を車体側に位置させることでブーム
4、アーム6の旋回時に駆動モータ50が邪魔にならず
に旋回半径を小さくできる。
【0056】請求項8の発明によれば、掘削混合撹拌し
た土砂等がロータカバー11よりこぼれることがない
し、平坦面に整地できる。
【0057】請求項9の発明によれば、散布作業と掘削
混合撹拌作業、バケット作業、締固め作業を一台の機械
により行なうことができる。
【0058】請求項10の発明によれば、掘削混合撹拌
装置10、バケット120、締固め装置130を簡単に
交換して取付けができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体正面図である。
【図2】掘削混合撹拌装置の拡大正面図である。
【図3】掘削混合撹拌装置の縦断面図である。
【図4】ルーフ形状のビットの平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】ビットと撹拌子を別体とした例を示す掘削混合
撹拌装置の拡大正面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す全体正面図である。
【図9】ホッパと散布装置の拡大正面図である。
【図10】図9の右側面図である。
【図11】図9のA−A断面図である。
【図12】図10のB−B断面図である。
【図13】図10のC視側面図である。
【図14】本発明の第3実施例を示す全体正面図であ
る。
【図15】連結装置の拡大正面図である。
【図16】図15の右側面図である。
【図17】掘削混合撹拌装置とホッパと散布装置を取付
けた状態の正面図である。
【図18】バケットを取付けた状態の正面図である。
【図19】締固め装置を取付けた状態の正面図である。
【符号の説明】
1…走行体 2…下部車体 3…上部車体 4…ブーム 6…アーム 10…掘削混合撹拌装置 11…ロータカバー 12…ロータ 13…ロータ駆動機構 15…作業機シリンダ 17…ピストン杆 18…第1リンク 19…第2リンク 20…カバー体 21…第1側板 22…第2側板 23…取付ブラケット 26…可撓性側部縦板 29…可撓性整地用縦板 33…ロータシャフト 34…ディスク 35…ビット 35a…取付杆部 35b…幅広刃部 35c…撹拌子 40…チェンケース 51…駆動スプロケット 52…従動スプロケット 53…チェン 60…ホッパ 61…散布装置 62…上壁 63…第1縦壁 64…第2縦壁 65…出口 71…ハウジング 72…ロータリフィーダー 74…流入口 75…落下口 85…モータ 90…連結装置 91…第1部材 92…第2部材 93…ピン 94…伸縮機構 95…係合部 102…第1ピン 103…第2ピン 120…バケット 121…取付ブラケット 130…締固め装置 131…取付ブラケット。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ下向き円孤状のカバー体20と第1
    側板21、第2側板22により下方が開口した箱形状と
    なり、そのカバー体20に取付ブラケット23を固着し
    たロータカバー11と、 前記ロータカバー11の第1側板21と第2側板22に
    亘って回転自在に支承したロータシャフト33に、複数
    の掘削撹拌子を放射状に配置したロータ12を備え、 前記ロータ12の上部がロータカバー11内に格納さ
    れ、下部がロータカバー11の下端面より外部に突出し
    たことを特徴とする掘削混合撹拌装置。
  2. 【請求項2】 ほぼ下向き円孤状のカバー体20と第1
    側板21、第2側板22により下方が開口した箱形状と
    なり、そのカバー体20に取付ブラケット23を固着し
    たロータカバー11と、 前記ロータカバー11の第1側板21と第2側板22に
    亘って回転自在に支承したロータシャフト33に複数の
    ディスク34を軸方向に間隔を置いて複数取付け、この
    各ディスク34の外周部に掘削・撹拌機能を有するビッ
    ト35を放射状に複数取付けたロータ12を備え、 前記ロータ12の上部がロータカバー11内に格納され
    下部がロータカバー11の下端面より外部に突出したこ
    とを特徴とする掘削混合撹拌装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータカバー11にホッパ60を取
    付け、そのホッパ60に散布装置61を、ホッパ60の
    出口65と対向して取付けた請求項1又は2記載の掘削
    混合撹拌装置。
  4. 【請求項4】 車体にブーム4を上下動自在に取付け、
    このブーム4にアーム6を上下動自在に取付け、このア
    ーム6の先端部に下方が開口した箱形状のロータカバー
    11を上下首振り自在に取付け、そのロータカバー11
    にロータ12を回転自在に支承した土質改良機械。
  5. 【請求項5】 前記ロータカバー11の車体寄りにホッ
    パ60を取付け、このホッパ60に散布装置61を、ホ
    ッパ60の出口65と対向して取付けた請求項3記載の
    土質改良機械。
  6. 【請求項6】 前記ロータカバー11に、駆動モータ5
    0とその駆動モータ50の出力回転をロータ12に伝達
    する機構を備えたロータ駆動機構本体を、その駆動モー
    タ50がアーム6の車体と反対側となる前傾姿勢と駆動
    モータ50がアーム6の車体側となる後傾姿勢とに亘っ
    て取付け可変に取付けてロータ駆動機構13とした請求
    項4又は5記載の土質改良機械。
  7. 【請求項7】 前記ロータカバー11に、駆動モータ5
    0とその駆動モータ50の出力回転をロータ12に伝達
    する機構を備えたロータ駆動機構本体を取付け、その駆
    動モータ50がアーム6の車体と同一側、又は反対側に
    位置するように、前記ロータカバー11をアーム6に前
    後反転自在に取付け可能とした請求項4又は5記載の土
    質改良機械。
  8. 【請求項8】 前記ロータカバー11のロータ12回転
    中心よりも掘削混合撹拌方向と反対側に、可撓性整地用
    縦板29と左右の可撓性側部縦板26を取付けた請求項
    4又は5又6又は7記載の土質改良機械。
  9. 【請求項9】 車体にブーム4を上下揺動自在に取付
    け、このブーム4にアーム6を上下揺動自在に取付け、
    このアーム6に作業機シリンダ15と、その作業機シリ
    ンダ15で上下揺動されるリンクを取付け、このリンク
    とアーム6に連結装置90を取付けた機械本体と、 ロータカバー11内にロータ12を回転自在に取付け、
    そのロータカバー11を前記連結装置90に着脱自在と
    した掘削混合撹拌装置10と、 前記連結装置90と着脱自在なるロータカバー11内に
    ロータ12を回転自在に取付け、そのロータカバー11
    外部にホッパ60を取付け、そのホッパ60に散布装置
    61を出口65と対向して取付けた掘削混合撹拌装置1
    0と、 前記連結装置90に着脱自在なるバケット120と、 前記連結装置90に着脱自在なる締固め装置130より
    構成した土質改良機械。
  10. 【請求項10】 第1部材91の一端部と第2部材92
    の一端部をピン93で揺動自在に連結し、その第1部材
    91と第2部材92に亘って伸縮機構94を連結し、前
    記第1部材91の他端部と第2部材92の他端部にピン
    と係脱自在なる係合部95を形成して伸縮機構90と
    し、 その第1部材91の中間部をアーム6に連結し、第2部
    材92の中間部をリンクに連結し、 前記ロータカバー11、バケット120背面、締固め装
    置130上部に、前記第1・第2部材91,92の係合
    部95が係合する第1ピン101と第2ピン102を取
    付けた請求項9記載の土質改良機械。
JP12258295A 1995-05-22 1995-05-22 掘削混合撹拌装置及び土質改良機械 Pending JPH08311862A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055720A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Ohbayashi Corp 現地土の混合方法
JP2024041302A (ja) * 2022-09-14 2024-03-27 埼玉八栄工業株式会社 地盤攪拌機械

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