JPH08311742A - 織機の緯入れ装置 - Google Patents

織機の緯入れ装置

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JPH08311742A
JPH08311742A JP12270395A JP12270395A JPH08311742A JP H08311742 A JPH08311742 A JP H08311742A JP 12270395 A JP12270395 A JP 12270395A JP 12270395 A JP12270395 A JP 12270395A JP H08311742 A JPH08311742 A JP H08311742A
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weft
roller
pulling
control nozzle
attitude control
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JP12270395A
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Masayuki Muramatsu
雅幸 村松
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Nissan Texsys Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緯糸のスムーズな牽引を可能とする。 【構成】 測長貯留装置10からの緯糸Yを、ローラ式牽
引装置50による牽引と、姿勢制御ノズル71の空気噴射と
により緯入れする。ここで、緯入れに先立って、測長貯
留装置10にて1巻分解舒すると同時に、ローラ式牽引装
置50と姿勢制御ノズル71との間で係合部材64により緯糸
Yを屈曲させて、測長貯留装置10側から緯糸Yを引き出
す(A→B)。そして、係合部材64を緯糸Yから離間さ
せて、緯糸Yにたるみを形成し、姿勢制御ノズル71によ
りたるみ部分を牽引させて加速し、加速後に、ローラ式
牽引装置50による牽引を開始する(C→D)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機において、緯糸を
ローラによる牽引(送出し)と噴射流体による牽引(姿
勢制御)とにより緯入れする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、特開平5−
272034号公報に示されるように、緯糸の測長貯留
装置と姿勢制御ノズルとの間に、ローラ式牽引装置を設
けて、ローラによる牽引と、ノズルの噴射流体による牽
引とにより、緯入れを行うようにしたものがある。
【0003】このローラ式牽引装置は、常時回転する牽
引用ローラと、該ローラへの緯糸の圧接状態を切換えて
該ローラによる緯糸牽引作用をオンオフ的に制御する切
換装置(入切装置)とからなり、より具体的には、切換
装置のレバーを揺動させることで、レバーに案内される
緯糸が常時回転する一対のローラに対し、圧接・離間さ
れるようにし、緯入れ毎にローラ回転速度を変更するこ
となく、緯入れが行えるようにしている。
【0004】緯入れにあたっては、姿勢制御ノズルの流
体噴射を開始し、その後測長貯留装置のドラムに対して
測長爪(係止爪)を抜き出し、その後やや遅れて一対の
ローラで圧接して、緯糸を牽引することにより緯入れす
る。そして、緯入れの途中で一対のローラより離間し、
以降は姿勢制御ノズルの噴射流体のみで緯糸を牽引して
緯入れを終了させる。
【0005】以上のように、ローラによって緯糸を直接
牽引する場合、噴射流体のみによる緯糸牽引、すなわち
流体と緯糸との摩擦により緯糸を牽引するものに比し
て、エネルギー損失が少ない。また、姿勢制御ノズルは
ローラにより牽引され送出される緯糸の姿勢を制御する
だけでよいので、流体の流量を削減でき、トータル的に
大幅なエネルギー消費量の低減が図れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の織機の緯入れ装置にあっては、ローラ式牽引
装置による牽引初期、すなわち、緯糸が常時回転してい
るローラによる牽引状態に切換えられたときに、緯糸は
瞬時にローラ周面速度で牽引され、急に大きな速度で姿
勢制御ノズル側に送出されるので、ローラ式牽引装置に
よる牽引速度が姿勢制御ノズルによる牽引速度よりも大
きくなり、ローラ式牽引装置と姿勢制御ノズルとの間で
Z字状に緯糸のたるみが発生し、このたるみ部分が絡み
合って姿勢制御ノズルに引っ掛かるなどして緯入れ不良
が生じたり、節状になって織込まれて布傷が生じたりす
る恐れがある。
【0007】そこで、姿勢制御ノズルの牽引により緯糸
が十分加速してから、一対のローラによる緯糸の牽引を
開始するようにして、ローラによる緯糸の牽引速度と姿
勢制御ノズルによる緯糸の牽引速度との差を小さくし、
上述のような緯糸たるみによる影響を無くすようにして
いる。ところが、姿勢制御ノズルの牽引により緯糸速度
が十分高まるまでには時間がかかり、ローラによる牽引
開始時期が遅くなって大幅なエネルギー削減が期待でき
ない。すなわち、姿勢制御ノズルは一対のローラにより
緯糸が牽引される以前に、測長貯留装置のドラムに巻か
れた緯糸を引き出して緯糸を加速するのであるが、緯糸
はドラムの周方向に順次引き出され、その遠心力により
大きな円を描きながら引き出される、いわゆるバルーニ
ング抵抗が生じ、緯糸を引き出す際に大きな牽引力が必
要となり、また測長貯留装置から姿勢制御ノズルまでの
緯糸の総質量分を牽引するための力も必要となる。その
ため、緯糸たるみによる緯入れ不良や布傷を防止する上
で、姿勢制御ノズルによる緯糸加速時間を十分確保する
必要があり、そのためエネルギー消費量を削減するのに
も限度があった。
【0008】また、特開平7−18541号公報に開示
されているように、ローラ式牽引装置と姿勢制御ノズル
との間に、ローラ式牽引装置から送出される緯糸に直接
当接する板状部材を配置し、この板状部材の当接により
Z字状のたるみ部をなだらかな形状に変形させるように
した装置も知られているが、細糸や撚糸等は、板状部材
に当接することによって、ダメージを受けるので、これ
らの糸種には不向きであり、どのような糸種でも使用で
き、エネルギー消費量を大幅に削減できる装置が求めら
れていた。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、常時ローラが回転するローラ式牽引装置による牽引
と姿勢制御ノズルの流体噴射とにより緯糸のたるみによ
る緯入れ不良や布傷が生じることなく好適に緯入れを行
うと共に、エネルギー消費量を大幅に削減することので
きる装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、測長貯留装置からの緯糸に対し、常時回転
する牽引用ローラの圧接状態を切換えて緯糸の牽引と非
牽引とを行うローラ式牽引装置と、流体を噴射して緯糸
を牽引する姿勢制御ノズルとにより、経糸開口内に緯入
れする織機の緯入れ装置であって、前記ローラ式牽引装
置による牽引に先立って、前記姿勢制御ノズルの流体噴
射を開始するものにおいて、前記ローラ式牽引装置と前
記姿勢制御ノズルとの間に、前記ローラ式牽引装置によ
る牽引に先立って緯糸を引き込み貯留する貯留手段を設
け、該貯留手段に貯留された緯糸が前記姿勢制御ノズル
の牽引により全て引き出されたときには、少なくとも前
記ローラ式牽引装置による緯糸の牽引が行われるようロ
ーラ式牽引装置の牽引開始時期を設定したことを特徴と
する。
【0011】また、請求項2に係る発明では、前記貯留
手段は、測長貯留装置側から緯糸を引き出して貯留する
ものであることを特徴とする。また、請求項3に係る発
明では、前記貯留手段は、前記ローラ式牽引装置と前記
姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に交差する方向に移動
して緯糸に当接する部材を含んで構成されることを特徴
とする。
【0012】また、請求項4に係る発明では、前記貯留
手段は、前記ローラ式牽引装置と前記姿勢制御ノズルと
の間の緯糸経路に交差する方向に空気を噴射する空気噴
射ノズルを含んで構成されることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明では、ローラ式牽引装置に
よる牽引に先立って、ローラ式牽引装置と姿勢制御ノズ
ルとの間で緯糸を引き込み貯留するので、姿勢制御ノズ
ルは、この貯留された緯糸を引き出すので、大きな牽引
力が必要な測長貯留装置からの緯糸の引き出しを行うこ
となく、また測長貯留装置から貯留手段までの間の緯糸
質量分を牽引する必要がないので、姿勢制御ノズルの流
体噴射により急加速し、貯留された緯糸が全て引き出さ
れ、ローラ式牽引装置による牽引を開始したときには緯
糸が十分な速度を持ち、ローラ式牽引装置による牽引速
度と姿勢制御ノズルによる牽引速度との差が小さくな
る。また、ローラ式牽引装置による牽引に先立って緯糸
を貯留するだけなので、緯糸に対してダメージを与える
ことなく、どのような糸種でも、スムーズな牽引が可能
となり、緯入れ不良や布傷の発生を防止できる。そし
て、貯留された緯糸は、姿勢制御ノズルの流体噴射によ
り引き出され、急加速するので、ローラによる牽引開始
時期を早めることができ、大幅なエネルギー削減が可能
となる。
【0014】また、請求項2に係る発明では、測長貯留
装置側から緯糸を引き出して貯留するので、姿勢制御ノ
ズルの先端からの緯糸の突出量には影響を与えることが
なく、十分な緯糸長を貯留することができる。また、請
求項3に係る発明では、ローラ式牽引装置と姿勢制御ノ
ズルとの間の緯糸経路に交差する方向に移動して緯糸に
当接する部材により貯留するので、機械的な動きにより
常に一定の貯留量を確実に得ることができる。
【0015】また、請求項4に係る発明では、ローラ式
牽引装置と姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に交差する
方向に空気を噴射する空気噴射ノズルにより貯留するの
で、可動部分がなく、織機の高速化に対応するのが容易
である。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の一実施例を示す緯入れ装置のシステム図である。
尚、この実施例はA色とB色の緯入れ装置を備えている
が、両緯入れ装置は同様の構成であるので、対応する部
分に同一符号を付して、主としてA色の緯入れ装置につ
いて説明する。
【0017】本緯入れ装置は、給糸体1からテンサー2
を介して供給される緯糸Yを測長して貯留する測長貯留
装置10と、ここからの緯糸Yを案内するヤーンガイド2
1,23と、ヤーンガイド21と23との間で緯糸Yを挟持し
て牽引することのできる一対の牽引用ローラ33,35と、
ヤーンガイド21と牽引用ローラ33,35との間に設けられ
て緯糸Yの経路を切換える切換装置150 と、ヤーンガイ
ド23からの緯糸Yを空気噴射により緯糸Yの姿勢を制御
しつつ飛走させる姿勢制御ノズル(主ノズル)71と、ヤ
ーンガイド23と姿勢制御ノズル71との間で緯糸Yを適時
的に屈曲させて緯糸Yを引き込み貯留することのできる
貯留手段としての貯留装置60と、姿勢制御ノズル71から
の緯糸Yの先端部を空気噴射により次々と吹き送る補助
ノズル群72と、姿勢制御ノズル71の先端部に近接して設
けられたカッター装置80と、これらの装置の作動を制御
する制御装置100 とから構成されている。
【0018】各装置につき詳述すると、測長貯留装置10
は、ドラム11を有する本体12を備えている。この本体12
には巻付けアーム13が回転自在に支持されており、本体
12内のモータにより回転駆動される。緯糸Yは、この巻
付けアーム13中を通り、巻付けアーム13の回転により、
静止状態に保持されているドラム11の周面に巻付けられ
て貯留される。この貯留された緯糸Yはドラム11の周面
の穴に突入した測長爪14に係止されつつ、ヤーンガイド
21の方に延在している。測長爪14は電磁駆動自己復帰型
のソレノイド15により駆動されるようになっていて、ソ
レノイド15への通電により測長爪14が抜き出されて緯糸
Yに対する係止が解除され、緯入れが行われる。ここ
で、ソレノイド15は制御装置100 からの信号により制御
される。
【0019】ヤーンガイド21,23は、いずれも測長貯留
装置10側が大径で緯糸Yの走行する下流に向かって次第
に小径になるように形成されており、下流側に設けた装
置の所定位置に緯糸Yを案内するようになっている。一
対の牽引用ローラ33,35のうち、大径のローラ33は、図
2に示すように、固定ベース26の縦壁27に固定されたモ
ータ31の縦壁27を貫通して突出する駆動軸32に取付けら
れており、制御装置100 からの信号によりモータ31で回
転駆動されて織機運転中ほぼ一定速度で回転するように
なっている。そして、この大径のローラ33の上方に対を
なす小径のローラ35が配置されている。この小径のロー
ラ35は、縦壁27に揺動可能に取付けられてスプリング39
により付勢されたアーム36の自由端に回転自在に取付け
られていて、大径のローラ33側に押付けられている。そ
して、両ローラ33,35間に挟持されることにより緯糸Y
が牽引されるようになっている。
【0020】図3は一対の牽引用ローラ33,35の動力伝
達を示している。これらのローラ33,35は、大径のロー
ラ33の周面と小径のローラ35の周面とが圧接することに
より、モータ31で回転駆動されるローラ33の駆動力がロ
ーラ35に伝達され、同一周速度で互いに逆方向に回転さ
れるようになっている。尚、大径のローラ33は金属製で
あるが、小径のローラ35の少なくとも緯糸Yと接触する
部分の表面は、例えばウレタンゴムのような軟質ゴムで
緯糸Yとの摩擦力を高めるように構成してある。また、
後述する切換装置150 によりローラ33,35間に緯糸Yが
出し入れしやすいように、出し入れ側にはテーパを形成
してある。更に、本実施例では、A色とB色の2個のロ
ーラ33,33を1個のモータ31で駆動するように構成した
が、図1に鎖線で示すように、2個のモータを用いて別
個に回転駆動するように構成してもよい。
【0021】切換装置150 は、ロータリーソレノイド51
を備えている。ロータリーソレノイド51は、これへの通
電により出力軸を一方向に回転駆動し、通電停止される
とばねにより出力軸を逆方向に回動して自己復帰する電
磁駆動自己復帰型になっており、図2に示すように、固
定ベース26の底壁28に取付けられている。そして、ロー
タリーソレノイド51の上方に位置する出力軸にトラバー
スレバー52の基端部を固定的に取付けてある。トラバー
スレバー52の先端部は一対の牽引用ローラ33,35の接触
面近傍に延設されており、この延長端部は上方に折曲げ
られていて、ここに緯糸Yが挿通される導糸孔53が形成
されている。
【0022】図4には、切換装置150 のトラバースレバ
ー52の動作により、緯糸Yが一対の牽引用ローラ33,35
間に引き入れられたり、一対の牽引用ローラ33,35間か
ら引き抜かれたりする様子を示している。すなわち、切
換装置150 のトラバースレバー52がロータリーソレノイ
ド51のばねによる自己復帰により、実線示の位置に停止
している場合には、緯糸Yは、ローラ33,35間の経路Y
1から変位した経路Y2にあって、ローラ33,35間から
引き抜かれている。ここで、ロータリーソレノイド51は
制御装置100 からの信号により制御される。尚、牽引用
ローラ33,35と切換装置150 とによりローラ式牽引装置
50が構成される。
【0023】貯留装置60は、図5に示すように、ヤーン
ガイド23の下流側に近接して設けられており、固定ベー
ス26上に取付けられた電磁駆動自己復帰型のロータリー
ソレノイド63と、このロータリーソレノイド63の出力軸
に取付けられた棒状の係合部材64とから構成されてい
る。ここにおいて、制御装置100 からの信号に基づき、
第1のタイミングで、ロータリーソレノイド63の出力軸
が回動し、これにより係合部材64が上方へ移動し、緯糸
Yを上方へ持ち上げて屈曲させ、貯留する。そして、第
2のタイミングで、係合部材64が下方に移動して緯糸Y
から離間し、このときに緯糸Yが姿勢制御ノズル71の流
体により引き出されるようになっている。
【0024】姿勢制御ノズル71は、筬3を保持して揺動
運動する筬保持体(図示せず)の緯入れ側端部に取付け
られていて、経糸開口を指向している。この姿勢制御ノ
ズル71への空気供給経路について説明すれば、加圧空気
供給源74に調圧弁75を介して接続された圧力タンク76を
備えている。そして、圧力タンク76の吐出側は、電磁駆
動自己復帰型の開閉弁77を介して、姿勢制御ノズル71に
接続されている。そして、制御装置100 からの信号によ
り開閉弁77が開閉し、空気の噴射、停止が行われる。こ
の噴射により、牽引用ローラ33,35により牽引された緯
糸Yが姿勢を制御されながら反緯入れ側に飛走する。
【0025】補助ノズル群72は、補助ノズルを例えば3
本ずつブロック化したもので、筬3に沿って複数設けら
れている。補助ノズル群72への空気供給経路について
は、図示は省略するが、各空気供給経路に電磁駆動自己
復帰型の開閉弁をそれぞれ設けてある。これらの開閉弁
は、制御装置100 からの信号により、緯入れ側から反緯
入れ側へと所定の開期間をもって順次開弁する。これに
より、補助ノズル群72が、緯糸Yの飛走先端部を追いか
けるように加圧空気をリレー噴射し、このリレー噴射に
よって緯糸Yが筬3に形成された緯糸案内溝を通って経
糸開口内を飛走し、緯入れされる。
【0026】カッター装置80は、織前側に固定して設け
られて前後方向に延在して取付けられたカッター81と、
このカッター81の下刃を回転駆動するロータリーソレノ
イド82とからなっており、緯入れ後に筬打された緯糸Y
を姿勢制御ノズル71の先端部にて切断する。制御装置10
0 は、織機本体制御装置101 と、緯糸選択指令装置102
と、アクチュエータ駆動指令発生装置103 と、インバー
タ104 とから構成されている。織機本体制御装置101
と、緯糸選択指令装置102 と、アクチュエータ駆動指令
発生装置103 とは、相互に電気的に接続されており、織
機主軸5に取付けられたアングルセンサ6の信号が直
接、各装置101 〜103 に入力されるようになっているの
で、これら各装置101 〜103 は、アングルセンサ6によ
り検出される織機主軸5の回転角度に従って独立して順
次作動を行う。
【0027】織機本体制御装置101 は、アングルセンサ
6からの信号の他、準備ボタン121、起動ボタン122 、
停止ボタン123 からの信号、更には織機回転数、織り
幅、糸種等の製織条件の入力器124 からの信号が入力さ
れるようになっており、織機運転信号を発して織機メイ
ンモータ7の起動、停止を制御し、また、ローラ回転指
令信号を発して牽引用ローラ33駆動用モータ31の起動、
停止をインバータ104 を介して制御する他、各種アクチ
ュエータの作動時期を定めてアクチュエータ駆動指令発
生装置103 へ設定作動時期信号を出力する。
【0028】尚、準備ボタン121 は織機運転に際し最初
に押すもので、これにより例えば正規の回転数に達する
までに時間を要するモータ31のインバータ104 の起動を
指示する。起動ボタン122 は、織機運転の準備完了の信
号が出てから押すボタンで、これにより織機メインモー
タ7を起動する。停止ボタン123 は、織機停止用で、必
要に応じて適時押すことができる。
【0029】緯糸選択指令装置102 は、多色織りの際に
予めプログラムされた順序に従って、次の緯入れに用い
る緯糸(A色又はB色)をアクチュエータ駆動指令発生
装置103 に指示するものである。この指示は織機主軸5
の回転角度で前のサイクルの約 300度あたりから出力さ
れる。アクチュエータ駆動指令発生装置103 は、アング
ルセンサ6の信号によって検出される織機主軸5の回転
角度と各アクチュエータの設定作動時期とを比較して、
順次各アクチュエータをドライバを介して作動させるも
のである。主なドライバを示すと、ドライバ15aはA色
側の測長爪14のソレノイド15作動用であり、ドライバ15
bはB色側の測長爪14のソレノイド15作動用である。以
下同様にして、ドライバ51aはA色側のトラバースレバ
ー52のロータリーソレノイド51作動用、ドライバ51bは
B色側のトラバースレバー52のロータリーソレノイド51
作動用、ドライバ77aはA色側の開閉弁77作動用、ドラ
イバ77bはB色側の開閉弁77作動用、ドライバ82aはカ
ッター装置80のロータリーソレノイド82作動用である。
【0030】次に、本実施例の作動につき、図6のタイ
ムチャートと図7の状態図と図8の説明図とを参照して
説明する。図6は、織機が定常運転を行っている場合の
各アクチュエータの作動状態を示すもので、A色とB色
の緯糸を交互に緯入れする場合について示してある。但
し、A色とB色の作動は同様なので、A色についてのみ
説明する。
【0031】織機主軸5の回転角度が0度の筬打時点に
達するわずか手前の状態では、緯糸Yの先端部はすでに
反緯入れ側に到達しており、この状態では、測長貯留装
置10において測長爪14が緯糸Yを係止しており、また姿
勢制御ノズル71は噴射していない。また、牽引用ローラ
33,35は常時回転しているが、切換装置150 のトラバー
スレバー52により緯糸Yは変位経路Y2にあって牽引用
ローラ33,35間から引き出されている。そして、回転角
度が0度を過ぎたところで、カッター装置80が作動して
姿勢制御ノズル71の先端部近傍にて緯糸Yを切断する。
【0032】一方、これ以前、すなわちB色の緯入れサ
イクルにおける織機主軸5の回転角度で45度の時点で、
A色側で、測長貯留装置10においてドラム11から一時的
に測長爪14が抜き出されて、緯糸Yに対する係止が一時
的に解除される結果、緯糸Yが1巻分解舒される。そし
て、これと同時に、貯留装置60にて係合部材64が上方へ
移動し、緯糸Yに係合してこれを屈曲させるので、これ
に伴って1巻解舒分の緯糸Yが引き出され、ローラ式牽
引装置50と姿勢制御ノズル71との間で引き込まれ、屈曲
状態で貯留されている(図7のA→B参照)。尚、姿勢
制御ノズル71は噴射停止中も微風を吹いており、これに
よりノズル抜けは防止されている。
【0033】織機主軸5の回転角度が例えば60度になる
と、姿勢制御ノズル71が空気噴射を始め、緯糸Yに牽引
力が作用するが、このときは未だ緯糸Yは測長爪14に係
止されていて飛走しない。織機主軸5の回転角度が例え
ば70度になると、測長貯留装置10においてドラム11から
測長爪14が抜き出されて、緯糸Yに対する係止が解除さ
れる結果、姿勢制御ノズル71の噴射空気による牽引作用
で緯糸Yが飛走を始める(図8の時間t1に相当)。そ
して、これと同時に、貯留装置60にて係合部材64が下方
へ移動して、緯糸Yから離れ、屈曲し貯留されていた緯
糸Yが自由になって、たるみが形成される(図7のC→
D参照)。このたるみ部分は姿勢制御ノズル71の空気噴
射により牽引されて急加速する。また、補助ノズル群72
も緯入れ側のものからリレー噴射を開始する。
【0034】織機主軸5の回転角度が例えば80度になる
と(図8の時間t2 に相当)、貯留装置60に貯留されて
いた緯糸Y(たるみ部分)が全て引き出され、測長貯留
装置10のドラム11から引き出されるようになるのと概ね
同時かそれ以前に、切換装置150 のトラバースレバー52
が作動して、緯糸Yは飛走経路Y1に移動され、回転し
ている一対の牽引用ローラ33,35間に挟持されて牽引さ
れ、所定の飛走速度で反緯入れ側に飛走する。そして、
緯糸Yは姿勢制御ノズル71及び補助ノズル群72の空気噴
射により姿勢を制御されながら反緯入れ側に送られる。
【0035】このように、緯糸Yの貯留されていたたる
み部分を姿勢制御ノズル71の空気噴射により牽引して加
速し、この貯留されていた全てが引き出されるのと同時
か、あるいはそれよりも若干先行して、ローラ式牽引装
置50により牽引を開始するので、緯糸Yが常時回転する
ローラ33,35に挟持されて大きな牽引速度を受けるとき
には、緯糸Yが十分に加速していて、ローラ式牽引装置
50での牽引速度と姿勢制御ノズル71での牽引速度との差
を小さくすることができる。よって、スムーズな牽引が
可能となる。
【0036】すなわち、姿勢制御ノズル71は、従来のよ
うに測長貯留装置10のドラム11から緯糸Yを引き出すの
ではなく、前記貯留装置60に貯留されていた部分を引き
出すので、バルーニング抵抗もなく、また牽引する緯糸
の総質量も小さいので、トータル的に従来と比して加速
度は大幅に向上する。これを図8で説明する。縦軸は緯
糸の牽引速度v、横軸は時間tである。そして、鎖線で
示すc,dはそれぞれ従来例を示し、cは姿勢制御ノズ
ル71による牽引速度で、dはローラ式牽引装置50による
牽引速度である。ここで、従来では測長貯留装置10の測
長爪14がドラム11から抜け(時間t1 )、姿勢制御ノズ
ル71により測長貯留装置10のドラム11から緯糸Yが引き
出されて徐々に加速する(鎖線cの傾きが加速度)。そ
して、時間t3 にてローラ式牽引装置50による牽引を開
始する。尚、このとき姿勢制御ノズル71による牽引速度
はローラ式牽引装置50による牽引速度よりも若干小さ
く、両者間で少々たるみが生じるが、すぐに姿勢制御ノ
ズル71による牽引速度がローラ式牽引装置50による牽引
速度よりも若干高まってたるみが無くなり、緯入れ不良
や布傷の問題がないようローラ式牽引装置の牽引開始時
期が設定されている。
【0037】a1及びa2,bはそれぞれ本発明の実施
例を示し、実線で示すa1は貯留装置60に貯留された緯
糸Yを姿勢制御ノズル71の流体噴射により引き出したと
きの牽引速度、点線で示すa2は貯留装置60に貯留され
た緯糸Yが姿勢制御ノズル71により全て引き出された
(時間t2 )後、測長貯留装置10から引き出されたとき
の牽引速度である。実線で示すbはローラ式牽引装置50
による牽引速度である。ここで、測長貯留装置10の測長
爪14がドラム11から抜け(時間t1 )、貯留装置60によ
り貯留されてた緯糸Yが姿勢制御ノズル71により引き出
されて急激に加速する(実線で示すa1の傾きが加速
度)。そして、時間t2 にてローラ式牽引装置50による
牽引を開始する。このとき、姿勢制御ノズル71により緯
糸Yが急激に加速されるから、従来のようにローラ式牽
引装置50による牽引速度と等しくなる時間が短くなり、
両者間に生じるたるみの発生を可及的に抑え、緯入れ不
良や布傷の恐れがない。また、実線で示すbのようにロ
ーラ式牽引装置50の牽引開始時期を従来よりも早めるこ
とが可能なため、大幅なエネルギー削減が可能となる。
尚、ローラ式牽引装置50の牽引開始時期は、実線で示す
a1にて貯留装置60に貯留された緯糸Yの全てが姿勢制
御ノズル71の流体噴射により引き出された時点t 2 と同
時に行うようにし、あるいは若干早めるようにしてもよ
い。しかし、時間t2 以降に牽引開始時期を設定したの
では、緯糸Yが測長貯留装置10から引き出され始めるの
で、十分加速した緯糸Yにブレーキがかかり、速度低下
をきたす恐れがあるので、少なくとも時間t2 と概ね同
時かそれ以前に牽引開始時期を設定する必要がある。
(尚、点線で示すa2では既にローラ式牽引装置50によ
る牽引が開始されているので、測長貯留装置10からの緯
糸Yの引き出しはローラ式牽引装置50により行われるた
め、緯糸Yの速度低下をきたすことはない。) そして、図6へ戻り、緯入れの途中(例えば 140度)で
姿勢制御ノズル71の空気噴射を停止させ、以降は補助ノ
ズル群72のリレー噴射のみにより緯糸Yの姿勢を制御す
る。これにより、反緯入れ側での緯糸Yの先端部の姿勢
を良好に保つことができる。
【0038】織機主軸5の回転角度が例えば 200度にな
ると、切換装置150 のトラバースレバー52が緯糸Yを変
位経路Y2に切換えて、牽引用ローラ33,35間から緯糸
Yを引き抜いて、牽引作用を実質的に停止させる。織機
主軸5の回転角度が例えば 201度になると、測長爪14が
ドラム11の周面の穴に突入する。
【0039】そして、この突入からほぼ1/2巻解舒後
に、緯糸Yが実際に測長爪14に係止され緯入れが終了す
る(約 220度)。図9には本発明に係る貯留装置の他の
実施例を示している。この貯留装置は、ローラ式牽引装
置50と姿勢制御ノズル71との間の緯糸経路に交差する方
向に空気を噴射する空気噴射ノズル201 を設けたもので
ある。そして、この空気噴射ノズル201 に相対させて、
貯留管202 を設け、この貯留管202 の側壁に緯糸Yに対
する入口側ガイド孔203 と出口側ガイド孔204 とを形成
してある。
【0040】従って、測長貯留装置側で測長爪を抜き出
して1巻分解舒すると同時に空気噴射ノズル201 の空気
噴射を開始して、測長貯留装置側から緯糸を引き出して
貯留管202 内にU字状に貯留して待機させる。そして、
ローラ式牽引装置50の牽引開始に先立つ姿勢制御ノズル
71の空気噴射中に空気噴射ノズル201 の空気噴射を停止
して、貯留管201 内の緯糸にたるみを持たせ、このたる
み部分を姿勢制御ノズル71により牽引して加速し、この
ようにして緯糸を加速した後に、ローラ式牽引装置50の
牽引を開始するのである。
【0041】図10には本発明に係る貯留装置の更に他の
実施例を示している。この貯留装置は、ローラ式牽引装
置50と姿勢制御ノズル71との間に緯糸係止装置300 を設
けたもので、緯糸係止装置300 は電磁駆動自己復帰型の
ソレノイド301A,301Bの出力部に上下に進退する係止ピ
ン302A,302Bが設けてあり、筬3と一体的に揺動運動す
る姿勢制御ノズル71の位置に応じて前記係止ピン302A,
302Bが進退するようにしている。
【0042】その作動を図11(ア)〜(ウ)にて説明す
ると、緯入れサイクルにないB色では、常時係止ピン30
2Bは上方に進出状態にある。そして、緯入れサイクルに
あるA色では、係止ピン302Aは下方に後退状態にあっ
て、緯入れが開始された後、筬3が最後退位置すなわち
織機主軸5の回転角度が 180度となったとき、(ア)に
示すように係止ピン302Aは上方に進出する。そして、姿
勢制御ノズル71が前進し、(イ)に示す筬打・緯糸切断
時点(主軸角度で0度)では係止ピン302Aにより緯糸経
路が屈曲した状態となる。尚、B色側のみ示すが、緯糸
経路長(L1+L2)と直線経路の長さLとの差が緯糸
貯留量となる。次に、B色が緯入れサイクルとなり(緯
入れサイクルにないA色は常時係止ピン302Aが上方に進
出状態となる)、織機主軸5の回転角度が例えば60度に
なると、姿勢制御ノズル71が空気噴射を始め、織機主軸
5の回転角度70度で測長貯留装置10の測長爪14がドラム
11から抜けると同時に、係止ピン302Bが下方に後退す
る。すると、緯糸Yの貯留された分が姿勢制御ノズルの
噴射空気流により牽引されて、急激に加速し、この緯糸
Yの貯留された分が姿勢制御ノズル71により全て引き出
された後、測長貯留装置10から引き出されるが、ほぼこ
れと同時かあるいはこれよりも若干先行してローラ式牽
引装置50により緯糸牽引が開始される。そして、姿勢制
御ノズル71が最後退位置すなわち織機主軸5の回転角度
が 180度位置となったときに係止ピン302Bは上方に進出
する。これ以降の動作については、貯留装置60の動作タ
イミング及び貯留装置10の測長爪14が1巻分解舒動作し
ない点以外は基本的に図6に示すものと同様なので、説
明を省略する。
【0043】尚、本実施例では、貯留装置60による緯糸
の貯留は、測長貯留装置10のドラムから1巻分だけ解舒
するようにしたが、この解舒を行わず、姿勢制御ノズル
71から緯糸を引き込み貯留するようにしてもよく、その
際に緯入れ終了時に緯糸を引き込み貯留するよう貯留装
置60の係合部材64が緯糸Yに係合する時期を設定すれ
ば、緯入れ終了時にブレーキがかかり、測長爪14に緯糸
Yが係止されたとき、緯糸Yは過大な張力が働くことな
く糸切れを確実に防止できる。また、姿勢制御ノズル71
側のカッター81による切断後に緯糸Yを引き込み貯留す
るよう貯留装置60の係合部材64が緯糸Yに係合する時期
を設定すれば、緯糸切断後に姿勢制御ノズル71先端部よ
り突出する緯糸Yが短くなり、多色織機の場合には緯糸
どうしの絡みが発生せず、また姿勢制御ノズル71による
緯糸Yの牽引開始時に、緯糸先端部(切断端部)がまっ
すぐな状態で流体にさらされ、緯糸の姿勢がまっすぐに
安定した状態で加速する。
【0044】また、以上の実施例では、切換装置150 が
緯糸Yの経路を切換えることにより牽引用ローラ33への
圧接状態を切換えるものであったが、常時回転する一対
のローラを回転状態で圧接・離間するように切換えるも
のであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、ローラ式牽引装置による牽引に先立って、ロ
ーラ式牽引装置と姿勢制御ノズルとの間で緯糸を引き込
み貯留するので、姿勢制御ノズルは、この貯留された緯
糸を引き出すので、大きな牽引力が必要な測長貯留装置
からの緯糸の引き出しを行うことなく、また測長貯留装
置から貯留手段までの間の緯糸質量分を牽引する必要が
ないので、姿勢制御ノズルの流体噴射により急加速し、
貯留された緯糸が全て引き出されたときには、ローラ式
牽引装置による牽引を開始し、そのときには緯糸が十分
に加速していて、ローラ式牽引装置による牽引速度と姿
勢制御ノズルによる牽引速度との差が小さくなる。ま
た、ローラ式牽引装置による牽引に先立って緯糸を貯留
するだけなので、緯糸に対してダメージを与えることな
く、どのような糸種でも、スムーズな牽引が可能とな
り、緯入れ不良や布傷の発生を防止できる。そして、貯
留された緯糸は姿勢制御ノズルの流体噴射により引き出
され、急加速するので、ローラによる牽引開始時期を早
めることができ、大幅なエネルギー削減が可能となる。
【0046】また、請求項2に係る発明によれば、測長
貯留装置側から緯糸を引き出して貯留するので、姿勢制
御ノズルの先端からの緯糸の突出量には影響を与えるこ
とがなく、十分な緯糸長を貯留することができるという
効果が得られる。また、請求項3に係る発明によれば、
ローラ式牽引装置と姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に
交差する方向に移動して当接する部材により貯留するの
で、機械的な動きにより常に一定の貯留量を確実に得る
ことができるという効果が得られる。
【0047】また、請求項4に係る発明によれば、ロー
ラ式牽引装置と姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に交差
する方向に空気を噴射する空気噴射ノズルにより貯留す
るので、可動部分がなく、織機の高速化に対応するのが
容易であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す緯入れ装置のシステ
ム図
【図2】 同上実施例の要部斜視図
【図3】 同上実施例の要部側面図
【図4】 同上実施例の要部平面図
【図5】 ブレーキ装置の斜視図
【図6】 織機運転中の各アクチュエータの作動タイム
チャート
【図7】 緯入れ開始時の緯糸の挙動を示す状態図
【図8】 姿勢制御ノズルとローラ式牽引装置による緯
糸牽引速度特性を示す説明図
【図9】 本発明に係る貯留装置の他の実施例を示す概
略図
【図10】 本発明に係る貯留装置の他の実施例を示す概
略図
【図11】 図10に示す実施例の作動の説明図
【符号の説明】
1 給糸体 10 測長貯留装置 11 ドラム 14 測長爪 15 ソレノイド 21,23 ヤーンガイド 31 モータ 33,35 牽引用ローラ 50 ローラ式牽引装置 51 ロータリーソレノイド 52 トラバースレバー 60 貯留装置 63 ロータリーソレノイド 64 係合部材 71 姿勢制御ノズル 72 補助ノズル群 100 制御装置 101 織機本体制御装置 102 緯糸選択指令装置 103 アクチュエータ駆動指令発生装置 150 切換装置 201 空気噴射ノズル 202 貯留管 300 緯糸係止装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測長貯留装置からの緯糸に対し、常時回転
    する牽引用ローラの圧接状態を切換えて緯糸の牽引と非
    牽引とを行うローラ式牽引装置と、流体を噴射して緯糸
    を牽引する姿勢制御ノズルとにより、経糸開口内に緯入
    れする織機の緯入れ装置であって、 前記ローラ式牽引装置による牽引に先立って、前記姿勢
    制御ノズルの流体噴射を開始するものにおいて、 前記ローラ式牽引装置と前記姿勢制御ノズルとの間に、
    前記ローラ式牽引装置による牽引に先立って緯糸を引き
    込み貯留する貯留手段を設け、該貯留手段に貯留された
    緯糸が前記姿勢制御ノズルの牽引により全て引き出され
    たときには、少なくとも前記ローラ式牽引装置による緯
    糸の牽引が行われるようローラ式牽引装置の牽引開始時
    期を設定したことを特徴とする織機の緯入れ装置。
  2. 【請求項2】前記貯留手段は、測長貯留装置側から緯糸
    を引き出して貯留するものであることを特徴とする請求
    項1記載の織機の緯入れ装置。
  3. 【請求項3】前記貯留手段は、前記ローラ式牽引装置と
    前記姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に交差する方向に
    移動して緯糸に当接する部材を含んで構成されることを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載の織機の緯入れ装
    置。
  4. 【請求項4】前記貯留手段は、前記ローラ式牽引装置と
    前記姿勢制御ノズルとの間の緯糸経路に交差する方向に
    空気を噴射する空気噴射ノズルを含んで構成されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の織機の緯入れ
    装置。
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