JPH083113Y2 - ドアスピーカ用スペーサ - Google Patents

ドアスピーカ用スペーサ

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JPH083113Y2
JPH083113Y2 JP12473489U JP12473489U JPH083113Y2 JP H083113 Y2 JPH083113 Y2 JP H083113Y2 JP 12473489 U JP12473489 U JP 12473489U JP 12473489 U JP12473489 U JP 12473489U JP H083113 Y2 JPH083113 Y2 JP H083113Y2
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JP
Japan
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JP12473489U
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浩 柴田
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 ドアスピーカの取付けに使用する防水カバー兼用のス
ペーサに関し、 スペーサ底部の水はけを良くすることを目的とし、 車両のドアボディとそこにマウントするスピーカのフ
ランジとの間に介在するツバ部と、該ツバ部の中央に形
成され、該スピーカの背面部が挿入される開口部と、該
開口部の上半分周縁から突出して該スピーカ背面の上半
分を覆う防水部と、前記開口部の下半分周縁から突出し
て該開口部の下半分を補強する補強部と、該補強部に形
成された水抜き用の透孔とを備え、該透孔の開口を内側
で広く、外側で狭く形成してなるよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本考案はドアスピーカの取付けに使用する防水カバー
兼用のスペーサに関する。
車両のドアにスペーサをマウントする場合、ドアボデ
ィにマウント用の穴を開けるため、その補強にスペーサ
を使用する。また、このスピーカがマウントされる空間
には窓ガラス昇降用の隙間を通して降雨時や洗車時に水
滴が入り易いので、前記スペーサに防水カバーの機能を
持たせてスピーカが濡れないようにしている。
〔従来の技術〕
第3図は従来のドアスピーカ取付構造の一例を示す断
面図で、(a)は全体図、(b)はスペーサ単体図、
(c)はそのA部拡大図である。
(a)の全体図において、1は中空のドアボディ、2
はその内部を昇降する窓ガラス、3はゴムパッキン、4
はドアボディ1の室内側に取付けられたドアトリム、5
はスピーカ、6はスピーカグリル、7はスペーサであ
る。
スピーカ5を取付けるにはドアトリム4とドアボディ
1に穴を開け、そこにスピーカ背面部(フレームや磁気
回路を含む突出部)を挿入する。このときスペーサ7を
介在させてドアボディ1の穴周辺を補強する。このスペ
ーサ7は(b)に拡大して示すように、ツバ部71と、そ
の中央に形成したスピーカ背面部挿入用の開口部72と、
開口部72の上部周縁から突出してスピーカ背面部の上半
分を覆う半円筒状の防水部73と、開口部72の下部周縁か
ら突出して開口部72の下半分を補強する補強部74とを樹
脂素材により一体成型したもので、防水部73には背圧抜
き用のスリット75が、また補強部74には水抜き用の透孔
76が、さらにツバ部71には第4図に示すようにネジ止め
用の小孔77が4個所に形成してある。この小孔77はスピ
ーカ5のフランジ51に形成したネジ止め用の小孔52に適
合し、これでスピーカ5とスペーサ7をドアボディ1に
ネジ止めする。5と3はスピーカ5の背面部である。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図(a)に示すゴムパッキン3はドアボディ1と
窓ガラス2の隙間を埋める防水、防塵用であるが、降雨
時や洗車時にはドアボディ1の内部に水滴8が入り易
い。スペーサ7の防水部73はこの水滴8が直接スピーカ
5にかかるのを防止しているが、実際にはドアボディ1
内の空間には気流9が発生し、スリット75や透孔76から
スペーサ7内へ水滴8が侵入することを完全には防止で
きない。
問題はスペーサ7内に侵入した水滴8が補強部74に溜
まり、水抜き用の透孔76があっても容易に排水できない
点である。つまり、第3図(c)に示すように補強部74
内の水滴8bを外部へ出すには透孔76の開口は広い方が良
い。しかし、広くし過ぎると外部の水滴8aが透孔76を通
って補強部74内へ入り易くなる。
本考案はこのような矛盾する問題点を、水抜き用透孔
の形状を工夫することで解決しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の原理図で、第3図(c)と同様にス
ペーサ7の一部だけを拡大して示してある。従って、こ
のスペーサ7には図示するツバ部71、開口部72、補強部
74、透孔76の他に、図示しない防水部73やスリット75も
ある(第3図および第4図参照)。
本考案の特徴は、透孔76の開口を外側で狭く、内側で
広くした点にある。つまり、aを外側の開口高さ、bを
内側の開口高さとしたとき、a<bとなるようにする。
一例を挙げるとa=3mm,b=5mmである。
〔作用〕
本考案の透孔76は次の様に作用する。
(1)透孔76は外部から見ると開口高さaが小さいの
で、外部の水滴8aは内部へ侵入しにくい。これに対し、
内部から見ると開口高さbが大きいので、内部の水滴8b
は外部へ出やすい。
(2)補強部74の外部を通る気流9aは内部を通る気流
9b(補強部74に当たる)より速度が大きいので、透孔76
の高さaの小さい外側開口は内側開口より減圧される。
この結果、外部の水滴8aは透孔76を通って内部へ入りに
くいが、内部の水滴8bは透孔76を通って外部へ出やす
い。
上述した(1)の作用は透孔76の形状のみによる静的
なものであるのに対し、(2)の作用は気流9a,9bが関
係する動的なものである。実際の動作は(1)と(2)
の相乗的なものになると考えられるが、いずれか一方の
作用でも従来方式に比べて補強部74に滞留する水滴量は
減少する。
〔実施例〕
第1図の例は透孔76の底面を平坦にし、天井面を傾斜
させることで開口高さにa<bなる関係を持たせてい
る。
これに対し第2図の例は、透孔76の底面を内部から外
部にかけて低くなるように傾斜させている。このとき天
井面は更に傾斜させ、開口高さは同様にa<bとなるよ
うにしている。この様に底面を傾斜させると、補強部74
に滞留した水滴が重力で外部へ流出し易い。
以上の説明は透孔76の開口高さa,bについてのみ行っ
たが、開口幅に大小関係を持たせてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、ドアスピーカの取
付けに使用する防水カバー兼用スペーサの下半分にある
補強部内への水滴侵入を防止し、内部へ入った水滴は効
率よく外部へ排出できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理図、 第2図は本考案の一実施例を示す要部断面図、 第3図は従来のドアスピーカ取付構造の断面図、 第4図は従来のドアスピーカ用スペーサの斜視図であ
る。 図中、1はドアボディ、2は窓ガラス、5はスピーカ、
51はフランジ、53は背面部、7はスペーサ、71はツバ
部、72は開口部、73は防水部、74は補強部、75はスリッ
ト、76は透孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のドアボディとそこにマウントするス
    ピーカのフランジとの間に介在するツバ部(71)と、 該ツバ部の中央に形成され、該スピーカの背面部が挿入
    される開口部(72)と、 該開口部の上半分周縁から突出して該スピーカ背面の上
    半分を覆う防水部(73)と、 前記開口部の下半分周縁から突出して該開口部の下半分
    を補強する補強部(74)と、 該補強部に形成された水抜き用の透孔(76)とを備え、 該透孔(76)の開口を、内側に対して外側が狭くなるよ
    うに形成してなることを特徴とするドアスピーカ用スペ
    ーサ。
JP12473489U 1989-10-25 1989-10-25 ドアスピーカ用スペーサ Expired - Lifetime JPH083113Y2 (ja)

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JP12473489U JPH083113Y2 (ja) 1989-10-25 1989-10-25 ドアスピーカ用スペーサ

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KR101714524B1 (ko) * 2015-11-26 2017-03-09 현대자동차주식회사 물 빠짐용 그로맷 및 이를 적용한 물 빠짐 장치

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JPH0366284U (ja) 1991-06-27

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