JPH08310434A - 作業車両の走行装置 - Google Patents

作業車両の走行装置

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JPH08310434A
JPH08310434A JP14117595A JP14117595A JPH08310434A JP H08310434 A JPH08310434 A JP H08310434A JP 14117595 A JP14117595 A JP 14117595A JP 14117595 A JP14117595 A JP 14117595A JP H08310434 A JPH08310434 A JP H08310434A
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正昭 児島
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祐康 永田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2組の可逆転無段変速装置を設ける走行装置
において、特別の制御装置によることなく車両の直進性
を確保し、また有段の変速装置を設け得ることとする。 【構成】 第1の可逆転無段変速装置28を、有段変速
装置52を介し左右の走行駆動軸37L,37Rに対し
接続して、走行駆動機構を構成した。また第2の可逆転
無段変速装置32を左右の走行駆動軸に対し、該両駆動
軸に対し互いに逆方向の付加回転を付与する伝動装置8
7により接続して、車両旋回機構を構成した。図例では
伝動装置を、左右の遊星歯車装置41L,41Rの左右
のリング71に逆方向付加回転を与えるものとしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンバイン等の作業車
両において、油圧伝動装置等の可逆転無段変速装置を2
組設けて車両の走行駆動と旋回を得る走行装置に、関す
るものである。
【0002】
【発明の背景】汎用されている油圧伝動装置、或は実公
昭49−26037号公報、特開昭56−18150号
公報、特開昭59−190556号公報等から周知であ
る摩擦機械式等の他の可逆転無段変速装置を、上述のよ
うに利用した走行装置は既に特公昭54−34972号
公報、特開平6−34332号公報、特公平7−246
8号公報等に開示されているように、周知である。
【0003】ところで従来のものは上記後者の3公報に
も示されているように、2組の無段変速装置のうち一の
組の無段変速装置を左側走行手段(クローラ又は車輪)
を駆動するために用い、他の組の無段変速装置を右側の
走行手段(クローラ又は車輪)を駆動するために用い
て、車両の旋回は、一の組の無段変速装置の出力回転数
と他の組の無段変速装置の出力回転数とに差を与えるこ
とにより左右の走行手段に回転数差を与えて得ることと
していたことから、車両の直進性を確保するために複雑
な制御装置を必要としていた。すなわち左右の走行手段
を各別の無段変速装置によって駆動する構造によると、
車両の荷重の左右のアンバランス、圃場面の走行抵抗の
左右のアンバランス等により左右の走行手段の等速回転
が得難く、このため左右の回転数差を検出して補正する
等の複雑な制御装置を必要としていたのである。
【0004】また上述の構造によると、車両の走行条件
に応じ車速レンジをセットする他の有段変速装置を、設
け得ないことになる。すなわち油圧伝動装置等の可逆転
無段変速装置は一般に高出力回転を与える高速変速域で
使用するのが出力回転数が安定するもので、作業車両が
路上走行時には比較的高速で、圃場内等での作業時には
比較的低速で、それぞれ走行せしめられる点を考慮する
と、そのような走行条件に合せた車速レンジの設定を有
段変速装置で得て無段変速装置は高速変速域で使用する
こととするのが望ましいのであるが、左右各別の無段変
速装置を用いる構造によると該2組の無段変速装置の従
動側に車速レンジ設定用の単一の有段変速装置を設ける
ようなことは出来ない。
【0005】さらに駐車ブレーキ或は走行制動用のブレ
ーキを設けようとする場合、左右の無段変速装置から左
右の走行手段に至る左右の伝動経路中に左右各別のブレ
ーキを設ける必要がある。
【0006】そこでこの発明は従来装置と発想を転換し
て、2組の無段変速装置のうちの一の組の無段変速装置
は走行駆動のために用い他の組の無段変速装置は車両旋
回のために用いることとして、従来装置の諸問題を解消
することとしてある、作業車両の新規な走行装置を提供
しようとするものである。
【0007】付随する目的はそのような走行装置であっ
て、構造が極力単純であるものを、提供するにある。
【0008】他の付随する目的は、作用が円滑である走
行装置を提供するにある。
【0009】
【発明の要約】この発明に係る作業車両の走行装置は、
第1の可逆転無段変速装置28と第2の可逆転無段変速
装置32とを設け、第1の可逆転無段変速装置28を左
右の走行駆動軸37L,37Rに対し、有段変速装置5
2を介して連動連結する一方、第2の可逆転無段変速装
置32を該左右の走行駆動軸37L,37Rに対し、左
右の走行駆動軸に互いに逆方向の付加回転を与える付加
回転伝達装置87を介して連動連結してあるものに、構
成される。第1及び第2の可逆転無段変速装置として好
ましいものはそれぞれ、特に操作が容易で故障が起きに
くい点で、可変容積形油圧ポンプ29,33と定容積形
油圧モータ30,34を備えた油圧伝動装置28,32
である。
【0010】この発明は第1の可逆転無段変速装置28
により左右の走行駆動軸37L,37Rを駆動すること
としたから、常時は左右の走行駆動軸、したがってクロ
ーラ又は車輪である左右の走行手段が等速で回転駆動さ
れることとし、他に制御手段を必要とすることなしに車
両の直進性を確保させる。そして車両の旋回は、第2の
可逆転無段変速装置32により付加回転伝達装置87を
介し左右の走行駆動軸37L,37Rに対し互いに逆方
向の付加回転を与えることで、第1の可逆転無段変速装
置28により等速回転せしめられている左右の走行駆動
軸、したがって左右のクローラ又は車輪に対し回転数差
を与えることにより、得られる。この車両旋回は可逆転
無段変速装置32によることから、車両の前進中にも後
進中にも任意の方向に任意の旋回半径で行わせることが
できる。
【0011】車両走行のための左右の走行駆動軸37
L,37Rの回転駆動を単一の可逆転無段変速装置28
により行わせることとしているから、該無段変速装置2
8と左右の走行駆動軸37L,37R間に有段の変速装
置を難なく設け得、またそのような有段変速装置52を
実際に設けているから、同装置52により車両走行条件
に対応した車速レンジをセットしておき、走行中の変速
を第1の可逆転無段変速装置28によって得るようにす
ることで、該無段変速装置28を安定した変速域で使用
することができる。有段変速装置52は、高速の出力回
転を与える路上走行変速段と低速の出力回転を与える作
業時走行変速段との少なくとも2段の変速段を有するも
のに構成するのが望ましい。
【0012】また左右の走行駆動軸37L,37Rに対
し伝動する単一の伝動経路中には、該両駆動軸37L,
37Rを共通して制動し車両の停止或は車速の低減を得
るための単一のブレーキを設けることができる。したが
ってこの発明は、前記有段変速装置52の従動側に配置
した伝動軸45を制動するブレーキ64を設けること
も、提案するものである(請求項8)。
【0013】前記付加回転伝達装置は、左右の走行駆動
軸を減速駆動して車両駆動トルクを高めるための機構
と、次のように関連させることができる。すなわち前記
有段変速装置52と前記左右の走行駆動軸37L,37
R間に、有段変速装置の出力回転を減速して左右の走行
駆動軸に伝達するための左右の遊星歯車装置41L,4
1Rを設け、該各遊星歯車装置における内歯々車68を
形成するリング部材71を回転可能に支持し、前記付加
回転伝達装置を、第2の可逆転無段変速装置32の出力
回転を左右の上記リング部材71に対し互いに回転方向
を逆にして伝達する伝動装置87に構成するのである
(請求項2)。
【0014】上述の構成によれば、左右の走行駆動軸3
7L,37Rを減速駆動して車両駆動トルクを高めるた
めの左右の遊星歯車装置41L,41Rの左右のリング
部材71が、左右の走行駆動軸に対し旋回のための相互
逆方向の付加回転を与えるための部材として利用される
ことになる。
【0015】上記した左右の遊星歯車装置41L,41
Rは、左右の走行駆動軸37L,37Rを直接に減速駆
動するものとするのが少ない部品点数で構成でき、その
ためには前記有段変速装置52により回転駆動される主
駆動軸40を、左右の走行駆動軸37L,37R間に該
走行駆動軸と同心配置して設け、該主駆動軸の外周側に
前記左右のリング部材71を配置して、左右の遊星歯車
装置41L,41Rを、主駆動軸と左右の走行駆動軸間
に設置すればよい(請求項3)。
【0016】上記した主駆動軸40に対する入力伝動構
造と左右の遊星歯車装置41L,41Rの太陽歯車の設
置構造を、互いに関連させて単純化を図る上で好ましい
構成は、左右の遊星歯車装置における左右の太陽歯車6
7を、主駆動軸40の外周面上に互いに一体に連らねて
形成した歯形40aにより構成すると共に、前記有段変
速装置52により回転駆動される歯車63を、該歯形4
0aを用いて主駆動軸上に嵌着設置するといったもので
ある(請求項4)。これによると左右の太陽歯車が、主
駆動軸40へ入力伝動するための歯車63のための支持
手段と共に、主駆動軸についての単一の加工によって与
えられることになる。
【0017】左右の遊星歯車装置41L,41Rを設け
てその左右のリング部材71に対し前記伝動装置87に
より逆方向の回転を与える構造において、伝動装置87
の構造を単純化するためには、左右のリング部材71と
一体回転する左右の歯車73を設けて、伝動装置87
を、該左右の歯車73に対し伝動する左右の歯車列を備
えたものに構成するのがよい(請求項5)。これによる
と左右のリング部材71の逆方向回転を、左右の歯車列
によって簡単に与えることができる。
【0018】上記した左右の歯車73は左右のリング部
材71に一体形成することもできるが、各遊星歯車装置
における複数遊星ギヤの動力等配分を達成する上で、左
右の歯車73を左右の走行駆動軸37L,37Rに支承
させて該駆動軸上に遊嵌設置し、左右のリング部材71
を該左右の歯車73に、相対回転不能且つ放射方向への
相対変位可能に支持させるのがよい(請求項6)。本構
成によればリング部材71により形成された内歯々車6
8に対し各遊星ギヤが偏心状で噛合うことが、リング部
材71の放射方向への逃げによって回避され、動力等配
分が達成されギヤ損傷、振動、騒音が抑制される。
【0019】この発明の他の特徴と長所は、添付図面を
参照して行う以下の説明から明瞭に理解できる。
【0020】
【実施例】図2は、本発明に係る走行装置の実施例を装
備したコンバインを示している。図示コンバインは通例
のように左右のクローラ1により走行駆動され、機体前
方の刈取部2で植立穀稈を刈取り、刈取られた穀稈につ
いて機体上の脱穀部3で脱穀して、穀粒は機体上の穀粒
タンク4に収納し、排わらは機体後方の排わら処理装置
(集束、結束、カッター装置又はその切替え式組合せ)
5により処理するものとされている。エンジン6は機体
中寄りに設置され、該エンジンから入力伝動を受けるト
ランスミッション7が、エンジン6の前下方位置に配置
されている。エンジン5の上前方側に座席8を備える操
縦部9が配置されている。この操縦部9は車両操向用の
ステアリングホイール10、車速制御用の主変速レバー
11及び副変速レバー12、駐車ブレーキレバー13等
を備える。図2において14はクローラ駆動輪15を装
備する車軸、16は刈刃、17は穀粒タンク4から穀粒
を搬出するための揚穀装置である。
【0021】図3が前記トランスミッション7の外観を
示し、図4,5がその主な内部構造を示している。これ
らの図に示すようにトランスミッション7は下方側に左
右のケース半部19a,19bから成るミッションケー
ス19を備え、右ケース半部19bの上部側面に上方向
きに突出する略L字形の厚手のプレート部材20を装着
し、このプレート部材20の左側面上半部に角形のハウ
ジング21を、また右側面に該側面の全体にまたがるL
字形のハウジング22を、それぞれ装着してなるケーシ
ング構造を有する。図5に示すようにハウジング21,
22とプレート部材20を貫通する入力軸23を設けて
あり、図1−3に示すように該入力軸23にハウジング
21外で入力プーリ24を嵌着して、エンジン6の出力
プーリ6aからベルト25によって入力軸23への入力
伝動を行ってある。図3,4に示すように左右の前記車
軸14は左右のケース半部19a,19b内から、該ケ
ース半部に取付けた左右のアクスルケース26内を通し
て左右に突出させてある。
【0022】図4,5に示すように入力軸23をポンプ
軸とする油圧ポンプ29,33を、プレート部材20の
上半部左面及び右面に装着してハウジング21,22内
に設置すると共に、ミッションケース19内に突入させ
た出力軸31,35を備える油圧モータ30,34を、
プレート部材20の下半部右面に装着してハウジング2
2内に設置している。各油圧ポンプ29,33は斜板2
9a,33aの傾角を変更調節して油吐出量と吐出方向
を変更自在である可変容積形のものに構成されており、
斜板29a,33aを傾動操作するための制御アーム2
9b,33bは図3に示すように、ハウジング21,2
2内で斜板支軸に取付けられている。油圧ポンプ29と
定容積形の油圧モータ30とを流体接続して図1に示す
第1の油圧伝動装置28が構成されており、また油圧ポ
ンプ33と定容積形の油圧モータ34とを流体接続して
図1に示す第2の油圧伝動装置32が構成されている。
なお各油圧ポンプ29,33と各油圧モータ30,34
間を接続する油路、及び各油圧伝動装置28,32に付
設のバルブ類は、プレート部材20内に設けてある。
【0023】図1,4に示すようにミッションケース1
9内の下方位置で互いに同心配置した左右の走行駆動軸
37L,37Rを設けてあり、左右の各走行駆動軸37
L,37Rを左右の各歯車38,39減速機構によって
左右の各車軸14に対し接続してある。左右の走行駆動
軸37L,37R間にはこれらの軸と同心配置の主駆動
軸40を配置してあり、この主駆動軸40の回転を左右
の遊星歯車装置41L,41Rによって減速して、左右
の走行駆動軸37L,37Rに対し伝達することとされ
ている。
【0024】そして第1の油圧伝動装置28は左右の走
行駆動軸37L,37Rに対し、出力軸31から主駆動
軸40と左右の遊星歯車装置41L,41Rを介して動
力を伝達して車両を変速駆動するためのものとされ、ま
た第2の油圧伝動装置32は左右の走行駆動軸37L,
37Rに対し選択的に、出力軸35により左右の遊星歯
車装置41L,41Rを利用し互いに逆方向の付加回転
を付与し、もって左右の走行駆動軸37L,37Rに対
し回転数差を与えて車両を旋回させるためのものとされ
ている。第1の油圧伝動装置28のポンプ斜板操作用の
制御アーム29bは図2に示す前記主変速レバー11に
よって操作されるものとされ、第2の油圧伝動装置32
のポンプ斜板操作用の制御アーム33bは図2に示す前
記ステアリングホイール10によって操作されるものと
されている。
【0025】第1の油圧伝動装置28の出力軸31と主
駆動軸40間の伝動機構は図1,4に示してあり、これ
らの軸31,40に平行するクラッチ軸43、中間軸4
4及び副変速軸45を有する。クラッチ軸43は出力軸
31に対し、出力軸31上の出力歯車46をクラッチ軸
43上の歯車47に対し噛合せて出力軸31に対し接続
されている。クラッチ軸43上には歯車48を遊嵌設置
して中間軸44上に固定設置の歯車49に対し噛合せて
あり、歯車48を選択的にクラッチ軸43に対し結合す
るためのクラッチ50が、クラッチ軸43上に設置され
ている。このクラッチ50はクラッチ軸43上に固定設
置したクラッチシリンダ50aと歯車48のボス部とに
それぞれ摺動のみ自在に支持させた複数枚宛の摩擦エレ
メントを、ピストン50bの押圧作用で摩擦係合させて
クラッチ入りを得る油圧多板式のものに、構成されてい
る。クラッチ50を入切制御する切換弁(図示せず)は
車両のステップに装備された、図2に図示のクラッチペ
ダル100に対し、該ペダル100を踏込むとクラッチ
50が切られるように接続してある。
【0026】中間軸44と副変速軸45間には機械式の
副変速装置52を、配設してある。この副変速装置52
は中間軸44上に摺動のみ自在に設置したシフト歯車5
3、中間軸44上に遊嵌設置した2個の歯車54,5
5、副変速軸45上に固定設置されシフト歯車53を噛
合せ可能である歯車56、及び副変速軸45上に固定設
置され歯車54,55に対し噛合せてある2個の歯車5
7,58を、備える。シフト歯車53はその両側に設け
たクラッチ爪を歯車54,55に設けたクラッチ爪に対
し噛合せて、歯車54,55を中間軸44に対し選択的
に結合可能であるものに構成されている。以上により副
変速装置52は中間軸44により副変速軸45を、歯車
54,57列を介し駆動する高速変速段(路上走行変速
段)、歯車53,56列を介し駆動する中速変速段(乾
田作業変速段)、及び歯車55,58列を介して駆動す
る低速変速段(湿田作業変速段)の、3段の変速段に切
替え得るものとされている。図7に示すようにミッショ
ンケース19の側壁を貫通させてある回転操作軸59に
よりスライド操作されてシフト歯車53をシフトさせる
シフトフォーク60を設けてあり、操作軸59の外端に
取付けた変速アーム61は、図2に示す前記副変速レバ
ー12に対し接続されている。
【0027】図1,4に示すように副変速軸45の上記
歯車58は、主駆動軸40上に固定設置した大径の入力
歯車63に対し噛合せてある。副変速軸45の一端はミ
ッションケース19の左ケース半部19aの外面上に形
成したブレーキケース部内に突入させてあり、該ブレー
キケース部内に副変速軸45を制動するための駐車ブレ
ーキ64を、設けてある。摩擦多板式のものに構成され
カム軸64a及びボール64bを含むカム機構によって
作動せしめられる該ブレーキ64を制動操作するための
カム軸64a外端のブレーキアーム65は、図2に示す
前記駐車ブレーキレバー13に対し接続されている。
【0028】主駆動軸40はしたがって、主変速レバー
11によって正逆転を含め無段に出力回転数を制御され
る第1の油圧伝動装置28と副変速レバー12により3
段に変速制御される副変速装置52とにより変速駆動さ
れるが、この主駆動軸40と左右の走行駆動軸37L,
37R間を接続する左右の遊星歯車装置41L,41R
は、次のようなものに構成されている。
【0029】すなわち図1,4及び図4の一部を拡大し
て画いた図8に示すように各遊星歯車装置41L,41
Rは通例のように太陽歯車67、この太陽歯車67の外
周位置に設けた内歯々車68、及びキャリア69に遊転
可能に軸支されて太陽歯車67と内歯々車68とに対し
噛合せてある複数個(3個)の遊星歯車70とを備える
が、先ず左右の太陽歯車67は図9に示すように主駆動
軸40の外周面上に一体に連らねて形成した歯形40a
により構成され、同歯形40aに対応する内歯67aを
入力歯車63の中心穴内周面に形成し内歯67aを歯形
40aに噛合せることにより入力歯車63を主駆動軸4
0上に嵌着してある。入力歯車63の軸線方向位置は、
主駆動軸40に嵌着する両側1対の止輪75により規制
することしてある。
【0030】左右の各キャリア69は左右の走行駆動3
7L,37Rにスプライン嵌めにより固定して設けてあ
り、入力歯車63側に配置のリング69aをスペーサ6
9b及びボルト69cを介しキャリア69本体に連結
し、リング69aにより抜止めしたピン69dを設け
て、該ピン69d上に遊星歯車70を遊転自在に設けて
いる。また内歯々車68は通例のように太陽歯車67の
外周側に配置したリング71の内周面に形成してある
が、左右のリング71は、左右の走行駆動軸37L,3
7R上にキャリア69のボス部と一対宛のボールベアリ
ング72を介して遊嵌設置した左右の歯車73に、リン
グ71の内周面に形成した内歯71aと歯車73のボス
部に形成した外歯73aを互いに噛合せることで、相対
回転不能に支持させてある。そしてリング71に挿通し
たピン74を内歯71a及び外歯73aの側面に接当さ
せてリング71の抜止めを行い、もってリング71を、
歯車73に対し放射方向で可動であるように支持してい
る。
【0031】第2の油圧伝動装置32の出力軸35と左
右の遊星歯車装置41L,41Rのリング71間には、
図1及び図5,6に示す付加回転伝達機構を設けてあ
る。すなわち出力軸35に平行する中間軸77及びロッ
ク軸78を設け、出力軸35と中間軸77間を歯車7
9,80減速機構により接続すると共に、中間軸77と
ロック軸78間を歯車81,82減速機構により接続し
ている。そしてロック軸78と左右のリング71間は前
記した左右の歯車73を利用して、ロック軸78により
左右のリング71が互いに逆方向に等速で回転せしめら
れるように接続している。すなわち左側のリング71と
一体回転する歯車73に対しては歯車82と一体形成し
てロック軸78に嵌着した歯車83を噛合せ、また右側
のリング71と一体回転する歯車73に対してはロック
軸78に嵌着した歯車84を、ケース半部19bに支持
させたアイドラ軸85上のアイドラ歯車86を介して噛
合せ、且つ、左側の歯車83,73列の減速比と右側の
歯車84,86,73の減速比とを等しく設定してい
る。
【0032】したがって第2の油圧伝動装置32の出力
軸35と左右の遊星歯車装置41L,41Rの左右のリ
ング71間に配設された歯車伝動装置87(図1,5)
は、出力軸35の回転を左右のリング71に対し互いに
回転方向を逆にして伝達するものとなっている。そして
第2の油圧伝動装置32ないしその油圧ポンプ33が中
立状態とされ出力軸35に回転が与えられない場合、左
右のリング71が互いに同方向に等速で回転変位しよう
とするとその回転変位はロック軸78に対し互いに逆方
向に等速で伝えられるからロック軸78は何れの方向に
も回転せず、したがって逆にロック軸78により左右の
リング71が回転不能にロックされることになる。
【0033】なお図2に示す前記刈取部2を駆動するた
めには図1,3,11に示すように、ミッションケース
19内から外部に突出させたPTO軸89を設け、この
PTO軸89上に一方向クラッチ90を介してPTOプ
ーリ91を設置し、該プーリ91と刈取部2の入力プー
リ92間にベルト93を巻回している。そして図1,1
1に示すようにミッションケース19内で第1の油圧伝
動装置28の出力軸31とPTO軸89間に中間軸94
を設け、出力軸31上の前記出力歯車46と噛合せた歯
車95を中間軸94上に設けると共に、中間軸94とP
TO軸89間を歯車96,97により減速接続してい
る。上記一方向クラッチ90は出力軸31が車両前進方
向に回転せしめられるときにのみ係合し、プーリ91を
PTO軸89に対し結合するものとされている。図2の
刈取部2からはさらに脱穀部3、排わら処理装置5等へ
駆動力が伝達される。刈取部2は、図外の刈取クラッチ
を入れている間、PTO軸89による車両の前進速度に
同調した回転を受けて、圃場の穀稈列を刈り取り、脱穀
部3へ送り込む。ここで、穀稈列の末端を刈り終えると
オペレータはクラッチペダル100を踏み込んで前記ク
ラッチ50を切って車両を一旦停止させるも、出力軸3
1の前進方向への回転出力は継続しておりPTO軸89
は刈取部2を駆動し続けるため、刈取穀稈を常に脱穀部
へ送り込むことができる。そして、オペレータは踏み込
んだクラッチペダル100を解放してクラッチ50を接
続すると共に、前記ステアリングホイール10を所定量
回動操作することにより車両を旋回させて刈取部2をそ
の隣の未刈側穀稈列に合わせる。
【0034】以上に説明した軸及び歯車の上下方向及び
前後方向での配置は、トランスミッション7を右側から
見て画いた図7に示されている。
【0035】図2に示すコンバインはその走行条件に応
じ副変速レバー12により図1,4に図示の副変速装置
52に路上走行時には高速、乾田作業時には中速、湿田
作業時には低速の変速段を選択セットし、主変速レバー
11により図1及び図4,5に図示の第1の油圧伝動装
置28のポンプ斜板29aを操作し進行方向の制御を含
め車速を無段に変更制御して、走行せしめられる。車両
の直進時にはステアリングホイール10による図1,5
に図示の第2の油圧伝動装置32のポンプ斜板33a操
作は行われず、同油圧伝動装置32は中立状態に維持さ
れ、このとき前述したように左右の遊星歯車装置41
L,41Rのリング71はロック軸78により回転変位
不能に拘束されている。
【0036】図10の(L),(R)は左右の遊星歯車
装置41L,41Rを模式的に示している。第1の油圧
伝動装置28の油圧モータ30が正転している状態では
太陽歯車67が矢印A方向に回転し、これにより各遊星
歯車70が矢印B方向に自転しつつ矢印C方向に、図1
0では図示省略のキャリア69を回転させつつ公転す
る。この場合にキャリア及び各走行駆動軸37L,37
Rに与えられる回転数Rは、太陽歯車67の回転数を1
とし、太陽歯車67の歯数をN1 、内歯々車68の歯数
をN2 とすると、 R=N1 /(N1 +N2 ) で与えられるから、歯数N2 を適当に設定しておくこと
で大幅な減速が得られる。油圧モータ30の逆転時には
回転方向が逆になるのみで、上記したのと事情は等し
い。
【0037】車両の前進中にステアリングホイール10
を回動操作し第2の油圧伝動装置32の油圧モータ34
を正転方向に回転させるときは図1,5に示す歯車伝動
装置87により、左側の歯車83,73列を介し左側の
遊星歯車装置41Lのリング71には矢印D1 方向の回
転が与えられ、また右側の歯車84,86,73列を介
し右側の遊星歯車装置41Rのリング71には矢印D2
方向の回転が与えられる。左側のリング71の矢印D1
方向への回転によってはその回転速度分だけ遊星歯車7
0の矢印C方向への回転数、したがって左側キャリア6
9及び走行駆動軸37Lの回転数が減少され、逆に右側
のリング71の矢印D2 方向への回転によってはその回
転速度分だけ遊星歯車70の矢印C方向への回転数、し
たがって右側キャリア69及び走行駆動軸37Rの回転
数が増加される。したがって車両は左旋回せしめられ、
その旋回半径はステアリングホイール10の操作量を加
減し油圧モータ34の回転数を制御することによって、
自在に選択できる。車両前進中の右旋回、後進中の左又
は右旋回も類似して得ることができる。
【0038】前述したように歯車73に相対回転不能に
支持させたリング71の軸線方向への抜止めを図8のピ
ン74により得て、リング71を放射方向で可動に支持
していることによっては、何れかの遊星歯車70が内歯
々車68に対し偏心した状態で噛合いすることがリング
71の放射方向での逃げにより防止され、複数遊星歯車
70に動力が等配分されて歯車の損傷とか遊星歯車装置
での振動、騒音の発生とかが無くされる。
【0039】図12は遊星歯車装置41L(41Rも同
様)における動力等配分のためのリング71の支持機構
の他例を示しており、前述の場合同様に走行駆動軸37
Lにキャリア69のボス部と1対のボールベアリング7
2を介し支承させた歯車73にリング71を支持させる
構造において、リング71に挿通したピン174を歯車
73のボス部の穴に嵌合している。本変形例ではリング
71の軸線方向変位がピン174により直接に阻止され
つつ、ピン174上でリング71が放射方向に変位でき
ることになっている。
【0040】図13は他の変形例を示し、歯車73をリ
ング71の外周面に一体形成すると共に、該リング71
を内周側でキャリア69のボス部及びボールベアリング
172を介して各走行駆動軸37L,37Rに支承させ
る一方、外周側でボールベアリング99を介してミッシ
ョンケース19にも支持させて、歯車73を備えるリン
グ71の安定支持を図っている。なお本変形例でもリン
グ71と歯車73を切離して形成し、リング71を歯車
73に、放射方向での変位可能に支持させるようにして
もよい。
【0041】以上の実施例では第1及び第2の可逆転無
段変速装置としてそれぞれ、ポンプ斜板29a,33a
の傾角制御により無段変速を得る油圧伝動装置28,3
2を用いたが、この発明は勿論、第1及び第2の可逆転
無段変速装置のうちの一者又は両者を、前述したような
摩擦機械式等の可逆転無段変速装置として実施すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を装備したコンバインにおけ
る伝動機構を示す機構図である。
【図2】上記コンバインの概略側面図である。
【図3】上記コンバインに設けられたトランスミッショ
ンの外観を示す概略斜視図である。
【図4】上記トランスミッションの一部展開縦断背面図
である。
【図5】上記トランスミッションの他の切断面に沿う一
部省略、一部展開縦断背面図である。
【図6】上記トランスミッションの一部分の縦断面図で
ある。
【図7】上記トランスミッションにおける軸及び歯車配
置を示す側面図である。
【図8】図4の一部分を拡大して示す拡大図である。
【図9】図4,9に示した主駆動軸と入力歯車の概略分
解斜視図である。
【図10】作用を説明するための、遊星歯車装置の模式
図である。
【図11】前記トランスミッションの一部分の縦断面図
である。
【図12】一部の変形例を示す縦断面図である。
【図13】他の変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 クローラ 6 エンジン 7 トランスミッション 15 車軸 19 ミッションケース 20 プレート部材 23 入力軸 28 第1の油圧伝動装置 29 油圧ポンプ 29a 斜板 30 油圧モータ 31 出力軸 32 第2の油圧伝動装置 33 油圧ポンプ 33a 斜板 34 油圧モータ 35 出力軸 37L,37R 走行駆動軸 40 主駆動軸 40a 歯形 41L,41R 遊星歯車装置 44 中間軸 45 副変速軸 52 副変速装置 53 シフト歯車 63 入力歯車 64 駐車ブレーキ 67 太陽歯車 68 内歯々車 70 遊星歯車 71 リング 73 歯車 74 ピン 77 中間軸 78 ロック軸 83 歯車 84 歯車 86 アイドラ歯車 87 歯車伝動装置 174 ピン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の可逆転無段変速装置(28)と第
    2の可逆転無段変速装置(32)とを設け、第1の可逆
    転無段変速装置を左右の走行駆動軸(37L,37R)
    に対し、有段変速装置(52)を介して連動連結する一
    方、第2の可逆転無段変速装置を該左右の走行駆動軸
    (37L,37R)に対し、左右の走行駆動軸に互いに
    逆方向の付加回転を与える付加回転伝達装置(87)を
    介して連動連結したことを、特徴としてなる作業車両の
    走行装置。
  2. 【請求項2】 前記有段変速装置(52)と前記左右の
    走行駆動軸(37L,37R)間に、有段変速装置の出
    力回転を減速して左右の走行駆動軸に伝達するための左
    右の遊星歯車装置(41L,41R)を設け、該各遊星
    歯車装置における内歯々車(68)を形成するリング部
    材(71)を回転可能に支持し、前記付加回転伝達装置
    を、第2の可逆転無段変速装置(32)の出力回転を左
    右の上記リング部材(71)に対し互いに回転方向を逆
    にして伝達する伝動装置(87)に構成してある請求項
    1の走行装置。
  3. 【請求項3】 前記有段変速装置(52)により回動駆
    動される主駆動軸(40)を、前記左右の走行駆動軸
    (37L,37R)間に該走行駆動軸と同心配置して設
    け、該主駆動軸の外周側に前記左右のリング部材(7
    1)を配置して、前記左右の遊星歯車装置(41L,4
    1R)を、主駆動軸と左右の走行駆動軸間に設置してあ
    る請求項2の走行装置。
  4. 【請求項4】 前記左右の遊星歯車装置(41L,41
    R)における左右の太陽歯車(67)を、前記主駆動軸
    (40)の外周面上に互いに一体に連らねて形成した歯
    形(40a)により構成すると共に、前記有段変速装置
    (52)により回転駆動される歯車(63)を、該歯形
    (40a)を用いて主駆動軸上に嵌着設置してある請求
    項3の走行装置。
  5. 【請求項5】 前記左右のリング部材(71)と一体回
    転する左右の歯車(73)を設けて、前記伝動装置(8
    7)を、該左右の歯車に対し伝動する左右の歯車列を備
    えたものに構成してある請求項2の走行装置。
  6. 【請求項6】 前記左右の歯車(73)を前記左右の走
    行駆動軸(37L,37R)に支承させて該駆動軸上に
    遊嵌設置し、前記左右のリング部材(71)を該左右の
    歯車(73)に、相対回転不能且つ放射方向への相対変
    位可能に支持させてある請求項5の走行装置。
  7. 【請求項7】 前記有段変速装置(52)を、高速の出
    力回転を与える路上走行変速段と低速の出力回転を与え
    る作業時走行変速段との少なくとも2段の変速段を有す
    るものに構成してある請求項1の走行装置。
  8. 【請求項8】 前記有段変速装置(52)の従動側に配
    置した伝動軸(45)を制動するブレーキ(64)を、
    設けてある請求項1の走行装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の可逆転無段変速装置
    をそれぞれ、可変容積形油圧ポンプ(29,33)と定
    容積形油圧モータ(30,34)を備えた油圧伝動装置
    (28,32)に構成してある請求項1から8までの何
    れか一項に記載の走行装置。
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