JPH08309622A - ワイヤ放電加工機における断線修復方法 - Google Patents

ワイヤ放電加工機における断線修復方法

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JPH08309622A
JPH08309622A JP7135663A JP13566395A JPH08309622A JP H08309622 A JPH08309622 A JP H08309622A JP 7135663 A JP7135663 A JP 7135663A JP 13566395 A JP13566395 A JP 13566395A JP H08309622 A JPH08309622 A JP H08309622A
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    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断線が生じた位置から近い位置の加工溝で自
動結線を行い断線後の放電加工再開までの時間を短縮す
る。 【構成】 ワイヤ断線検出後、該断線が生じたブロック
の指令が直線指令か、半径r0 以上の半径の円弧指令の
場合で(S4、S10)、かつ、断線位置と該ブロック
の始点間の距離Aが設定距離A0 以上で、ワイヤを拘束
し誘導する加工液流が得られるの場合には(S5、S
6、S7)、この断線位置と始点間の中間位置に位置決
めし(S8、S9)、自動結線を行う。また、上記条件
を満足しない場合(S10でNO、S7でYESの場
合)、断線が生じたブロックより1つ前のブロックが直
線指令か、半径r0 以上の半径の円弧指令の場合で、始
点と終点間の距離が設定距離A0 以上の場合には、この
始点と終点の中間位置で自動結線を行う。他の場合には
加工開始孔で自動結線を行う。断線位置に近い位置で自
動結線を行うから、リトレース時間が短くなり加工再開
が速くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工機にお
いて加工途中でワイヤの断線が生じたときの修復方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工中に、放電加工部におい
てワイヤ断線が生じると、ワイヤ供給側のワイヤ先端部
を一部切断除去し、加工開始孔でワイヤを自動結線し、
ワイヤ断線位置までリトレースして、ワイヤ断線位置か
ら放電加工を再開する方法はすでに公知である。このよ
うな方法を行うワイヤ放電加工機の主要部の概略を図1
に示す。図1に示されるように、ワイヤ放電加工機の本
体部は、対向配置された上方機枠部1と下方機枠部2に
大きく2分され、各部1,2は図示しないコラムにより
上下方向の相対移動が可能なように取り付け、加工対象
となるワークの厚み等により、ワイヤ送給経路上流側の
上ワイヤガイド(以下、上ガイドという)7とワイヤ送
給経路下流側の下ワイヤガイド(以下、下ガイドとい
う)18との間隔を調整できるようにしている。
【0003】そして、上方機枠部1に設けられた供給リ
ール9には未使用のワイヤが巻回され、このワイヤは、
転向ローラ21,22に掛け回されてブレーキローラ4
とピンチローラ24との間に案内され、第1のワイヤ溶
断用電極13の位置を通ってワイヤ送りパイプ構造12
を貫通し、上ガイド7に至って、更に、下ガイド18を
へて転向ローラ23で向きを変えられてワイヤ巻取ロー
ラ17に至るワイヤ経路を形成する。14bは第2のワ
イヤ溶断用電極であり、上ガイド7と下ガイド18との
間の放電加工部でワイヤ断線が生じたことが検出された
場合には、ワイヤ送りパイプ構造12のA,B間に冷却
用のエアーを流した状態で第1のワイヤ溶断用電極13
と第2のワイヤ溶断用電極14bとの間のワイヤに通電
して該ワイヤを加熱する。ワイヤの温度が上昇しワイヤ
はこの温度上昇によりアニールされることになる。そし
て、冷却用のエアーが流れない第2のワイヤ溶断用電極
14bの位置ではこのワイヤ温度が急速に上昇しこの位
置でワイヤは溶断される。つまり、第2のワイヤ溶断用
電極14bが実質的なワイヤ溶断手段である。
【0004】ワイヤ断線位置および前記溶断位置で溶断
されて上流側および下流側のワイヤと分離された切断ワ
イヤは、クランプ部26によって把持され、ワイヤ引き
込みユニット6の退避動作(図1において右から左へと
向かう移動)によってワイヤ経路上から引き抜かれ、再
びクランプ部26が開かれることにより上方機枠部1の
外部に除去される。つまり、クランプ部26およびワイ
ヤ引き込みユニット6によってワイヤ除去手段が構成さ
れていることになる。このようにしてワイヤ断線位置よ
りも上流側のワイヤを積極的に溶断して除去するのは、
上流側のワイヤの先端に放電加工で消耗して表面の荒れ
たワイヤが残るのを防止するため、つまり、自動結線作
業等に際してワークや上下の各ワイヤガイド7,18等
にワイヤの先端の通りが悪くなるのを防止するためであ
る。
【0005】そして、自動結線は加工開始孔によって行
い、加工プログラムに基づいて断線位置までリトレース
して断線位置に張設したワイヤが到達した後、放電加工
を開始している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動結線を加工開始孔
で行う場合には、断線が生じた後加工開始孔の位置まで
テーブルを移動させ、加工開始孔で自動結線を行い、そ
の後断線位置まで加工プログラムに基づいてリトレース
し、断線位置に達した後、放電加工を再開している。そ
のため、ワイヤ断線後、放電加工再開までに時間を要す
るという欠点があった。そこで、本発明の目的は、断線
が生じた位置から近い位置で自動結線を行い断線後の放
電加工再開までの時間を短縮することができる断線修復
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤ経路に
おける上ガイドの上流側に所定間隔をあけて直線上に2
つのワイヤ溶断用電極を配置し、該2つのワイヤ溶断用
電極を介してワイヤに電流を流すことによってワイヤを
アニールすると共に、上ガイド側のワイヤ溶断用電極近
傍でワイヤを溶断するアニール溶断機構を備え、上ガイ
ドのノズルからの加工液流によりワイヤを自動結線する
ワイヤ放電加工機に用いる断線修復方法であり、請求項
1記載の発明においては、放電加工中にワイヤ断線が生
じたとき、ワイヤ供給側のワイヤ断線先端の一部を上記
アニール溶断機構により溶断して除去し自動結線を容易
にし、ワイヤ断線が生じたブロックが直線指令か若しく
は設定半径以上の円弧指令の場合で該ブロックの始点と
断線位置との間の加工経路上の移動距離が設定値以上
で、すでに加工された加工溝の長さが安定した自動結線
を行うのに十分な場合には、該始点と断線位置との中間
の加工経路上の位置で自動結線を行う。しかし、他の場
合には、1つ前のブロックが直線指令か若しくは上記設
定半径以上の円弧指令でかつ始点と終点間の距離が上記
設定値以上か判別し、この条件を満たし、この1つ前の
ブロックの始点と終点間の加工溝の長さが安定した自動
結線を行うのに十分な場合には、該ブロックの始点と終
点の中間位置で自動結線を行い、この条件を満たさない
場合には、加工開始孔で自動結線を行うようにした。
【0008】また、請求項2記載の発明においては、放
電加工中にワイヤ断線が生じたとき、ワイヤ供給側のワ
イヤ断線先端の一部を上記アニール溶断機構により溶断
して除去し、ワイヤ断線が生じたブロックが直線指令か
若しくは設定半径以上の円弧指令の場合で該ブロックの
始点と断線位置との間の加工経路上の移動距離が設定値
以上の場合には、該始点と断線位置との中間の加工経路
上の位置で自動結線を行い、他の場合には、加工プログ
ラムを遡り直線指令か若しくは上記設定半径以上の円弧
指令でかつ始点と終点間の距離が上記設定値以上のブロ
ックを探し、該ブロックの始点と終点の中間位置で自動
結線を行い、直線指令か若しくは上記設定半径以上の円
弧指令でかつ始点と終点間の距離が上記設定値以上のブ
ロックがない場合には、加工開始孔で自動結線を行うよ
うにした。
【0009】
【作用】上ガイドのノズルから噴射する加工液流によっ
てワイヤをガイドして自動結線を行う場合、加工液流が
乱れることなく、加工液流がワイヤを拘束してワークを
貫通し、下ガイドまでワイヤを導く必要がある。そのた
めには、加工液流に乱れが生じなくワイヤを下ガイドま
で誘導するできる位置で自動結線する必要がある。加工
開始孔はワイヤを下ガイドまで加工液流で誘導できるよ
うな十分な大きさの孔に形成されているから、この位置
で自動結線を行えば、安定した自動結線ができる。しか
し、それでは、上述したように、断線した後放電加工を
再開するまでに時間を要する。また、断線した位置で自
動結線できれば断線修復の時間を短くできるが、断線し
た位置では、加工溝が一方向にしか延びておらず、該位
置で上ガイドのノズルから加工液流を噴射しても、ワイ
ヤを拘束して下ガイドまで誘導できる加工液流を得るこ
とができない。そのため、本発明は、ワイヤ先端を溶断
するときにワイヤに流す電流によりワイヤを熱しアニー
ルすることによりワイヤに直進性を出し、かつ、ワイヤ
を溶断していることから溶断されたワイヤの先端は半球
状の滑らかな形状となり、ワイヤを直線的に挿入させる
ことが容易になっていることから、すでに加工した加工
溝の途中で、ワイヤを拘束して下ガイドまで、誘導でき
る加工液流が得られる位置を探して、その位置で自動結
線を行う。
【0010】この場合、加工溝が円弧でその円弧の半径
が小さく設定値以下の半径の円弧の場合には、ワイヤを
拘束し誘導できる加工液流を得ることが難しいこと、ま
た、加工溝が直線でもその直線距離が短い場合には、ワ
イヤを拘束し誘導できる加工液流を得ることが難しいこ
とから、断線が生じたブロックが設定半径値以上の半径
の円弧のブロックか、直線指令のブロックの場合で、か
つこの断線位置と該断線が生じた加工のブロックの始点
間の距離が長く設定距離以上の場合には、この断線位置
と該ブロックの始点間の中間位置で自動結線を行って
も、ワイヤを拘束し誘導できる加工液流を得ることがで
きることから、この位置で自動結線を行う。しかし、上
記条件を満たしていなければ、断線が生じたブロックよ
りも1つ前のブロックの始点と終点との中間位置で自動
結線を行うができるか否か判断する。この判断は、当該
ブロックが設定半径値以上の半径の円弧指令か直線指令
かであり、かつ始点と終点間の距離が設定値以上の長さ
を有しているときのみこのブロックの始点と終点の中間
位置で自動結線を行う。この条件も満足していなけれ
ば、請求項1の発明では、加工開始孔まで戻って自動結
線を行い、請求項2記載の発明では、前述した条件を満
たすブロックが現れるまで、順次1ブロックづつ遡り、
条件を満たすブロックがあると該ブロックの始点と終点
の中間位置で自動結線を行う。また、全ての加工ブロッ
クが上記条件を満たしていないときのみ加工開始孔で自
動結線を行う。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の方法の実施例
を説明する。まず、図1を参照してワイヤ放電加工機に
おける主要部の構成を詳述すると、ワイヤ放電加工機の
本体部の全体は、対向配置された上方機枠部1と下方機
枠部2に大きく2分され、各部1、2は図示しないコラ
ムにより上下方向の相対移動が可能なように取り付けら
れている。これは、加工対象となるワークの厚み等によ
り、ワイヤ送給経路上流側の上ガイド7とワイヤ送給経
路下流側の下ガイド18との間隔を調整する必要がある
からである。上方機枠部1には、ワイヤ巻上げユニット
3、ブレーキローラ4、ワイヤ溶断機構5、ワイヤ引き
込みユニット6、上ガイド7が配置されている。ワイヤ
巻上げユニット3は巻上げモータ8に連結された供給リ
ール9を備え、ブレーキローラ4はタイミングベルト,
パウダークラッチ等を介して正逆回転可能なブレーキ用
モータ10で駆動される。符号11はブレーキローラ4
の回転量(ワイヤ移動量)を検出するパルスコーダであ
る。
【0012】ワイヤ溶断機構5は、上ガイド7の上方に
配置されたワイヤ送りパイプ構造12とこのパイプ構造
12の入口側と出口側に配置された第1のワイヤ溶断用
電極13、および、ワイヤ先端検出手段14aを兼ねる
第2のワイヤ溶断用電極(実質的なワイヤ溶断手段)1
4bと、圧接用ローラ15で構成されている。この電極
14bと圧接ローラ15はワイヤ経路に対し遠近移動可
能とされている。即ち、電極14bと圧接ローラ15
は、図示しないソレノイドへの通電制御を介し、ワイヤ
溶断手段またはワイヤ先端検出手段として使用されると
きには、図1に示すように長孔内をワイヤ20経路に入
り込むように移動され、また、通常加工時にはワイヤ2
0から遠ざけられる。この実施例では、ワイヤ送りパイ
プ構造12のA,B間に冷却用エアーを流した状態で第
1のワイヤ溶断用電極13と第2のワイヤ溶断用電極1
4bとの間のワイヤ20に通電してワイヤ20を加熱す
ることによりアニール作用を行い、冷却用エアーが流れ
ない第2のワイヤ溶断用電極14bの位置では、ワイヤ
20の温度が冷却用エアーが流れる部分と比較し急激に
上昇するから、ワイヤ20はこの位置で溶断されること
になる。
【0013】上ガイド7内にはワイヤ通路に面して加工
用上電極30aが配置され、放電加工時に加工用下電極
30bとの間に加工用の通電が行なわれる。下方機枠部
2には、ワイヤ巻取りローラ17とこれに対向したピン
チローラ16および下ガイド18が配置されている。符
号19はワイヤ放電加工機のテーブル面を示している。
加工用下電極30bは下ガイド18内のワイヤ通路に面
して配置される。なお、符号31a、31bは上、下ガ
イド7、18のノズルから加工領域に噴射する加工液の
取込口である。ワイヤ20は、供給リール9から引き出
され、転向ローラ21,22に掛け回されてブレーキロ
ーラ4に案内され、第1のワイヤ溶断用電極13の位置
を通り、ワイヤ送りパイプ構造12を貫通して上ガイド
7に至り、更に、下ガイド18をへて転向ローラ23で
向きを変えてワイヤ巻取ローラ17に至るワイヤ経路を
形成する。ワイヤ20は、定電流回路により制御される
ブレーキ用モータ10で駆動されるブレーキローラ4に
よって所定のバックテンションを与えられ、ワイヤ巻取
りローラ17の牽引作動で走行する。下ガイド18内に
配置された加工用下電極30bは加工用上電極30aと
共に走行中のワイヤに接触して加工用の電力をワイヤ2
0に供給する。
【0014】ワイヤ20の通常走行時(放電加工時)に
は、供給リール9の巻上げモータ8は逆方向(破線の矢
印)に空転されている。グリップ部26はワイヤ20の
通常走行時においては開放状態にあり、ワイヤ20とは
接触しない。符号24はピンチローラで、ブレーキロー
ラ4の周面に接してワイヤ20とブレーキローラ4との
接触を確実にする。符号25は誘導パイプで、下方機枠
部2において転向ローラ23とワイヤ巻取ローラ17間
に配置され、パイプ内にワイヤ20が貫通される。ワイ
ヤ引き込みユニット6は、先端にクランプ部26を設け
たアーム27とこれを引き込むエアシリンダ28で構成
され、先端のクランプ部26は圧接用ローラ15の下流
側に位置する。ワイヤ引き込みユニット6は実質的なワ
イヤ除去手段である。
【0015】ワイヤ送りパイプ構造12は、矢印A,B
で各々示した位置に図示しない導水部及び排水部を有し
ており、前記した通り、ワイヤ溶断時にはA,B間でア
ニールが行なわれ、第2のワイヤ溶断用電極14bの位
置でワイヤ20が溶断される。ワイヤ送りパイプ構造1
2は、全体がワイヤ20と電気的に絶縁された構造とさ
れる。更に、このワイヤ送りパイプ機構12は、第1の
溶断用電極13と共にスライド部材102に支持されて
おり、スライド部材102は支柱ガイド103に沿って
図示しない駆動手段によって、図示した最上位置と上ガ
イド7に形成された位置決め部71との間(距離L)で
昇降駆動される。この機構は自動結線時に利用される。
【0016】図2には、テーブル19の位置制御を行う
為のNC装置を兼ねたワイヤ放電加工機制御装置が符号
50で示されている。ワイヤ放電加工機制御装置50
は、マイクロプロセッサからなる中央演算処理装置(以
下、CPUという)51を備えており、CPU51には
プログラムメモリ52、データメモリ53、液晶ディス
プレイLCDを備えた操作盤54及び入出力装置55が
各々バス56を介して接続されている。プログラムメモ
リ52には、ワイヤ放電加工機の各部及びワイヤ放電加
工機制御装置自身を制御する為の種々のプログラムが格
納されている。また、データメモリには加工プログラム
に付随した位置データ、その他の加工条件を定める各種
設定データが格納されると共に、CPU51が行なう各
種計算の為のデータ一時記憶用のメモリとしても利用さ
れる。
【0017】入出力装置55には、テーブル駆動部6
0、加工電源部61、ワイヤ溶断電源部62、ワイヤ巻
上げ/巻取り制御部63、ワイヤ送り制御部64、パル
スコーダ11、電極機能切換部66、ワイヤ先端検出部
68、表示装置(CRT)69及びその他のワイヤ放電
加工機各部を制御する各部移動制御部70が各々接続さ
れている。テーブル駆動部60及び加工電源部61は周
知の構成を有するものであり、加工実行時には通常の方
式に従って各々制御される。ワイヤ溶断電源部62は第
1及び第2のワイヤ溶断用電極13、14bに必要な電
力を供給するものである。ワイヤ巻上げ/巻取り制御部
63はワイヤ巻取りローラ16を駆動するモータ(図示
省略)及び巻上げモータ8を駆動するものである。
【0018】また、ワイヤ送り制御部64はブレーキロ
ーラ4を駆動するモータ10の駆動制御を行う部分であ
り、ブレーキローラ4の回転量がパルスコーダ11によ
って検出されることは、既に述べた通りである。電極機
能切換部66は、電極14bの機能を第2のワイヤ溶断
用電極14b(ワイヤ溶断手段)とワイヤ先端検出手段
14aのいずれかに切換選択する為のものであり、ワイ
ヤ先端検出手段としての電極14bからのワイヤ先端検
出信号はワイヤ先端検出部68に入力される。そして、
各部移動制御部70は、第2のワイヤ溶断用電極14b
の進退移動、自動結線時のパイプ構造12の降下移動等
を制御する部分を一括して表わしたものである。CPU
51はワイヤ20の通常走行時(放電加工時)において
パルスコーダ11から出力されるフィードバックパルス
を逐次検出しており、このフィードバックパルスが一定
時間以上検出されなくなると、ワイヤ20に放電加工部
での断線が生じてワイヤ巻取りローラ17の回転による
ワイヤ送り、要するに、ブレーキローラ4の回転が停止
たものと見做し、図3、図4に示すような断線修復処理
を開始する。
【0019】ワイヤ断線の発生を検出したCPU51
は、テーブル駆動部60,加工電源部61,ワイヤ巻上
げ/巻取り制御部63に停止指令を出力して各軸の送り
と加工用電極30a,30bとワーク間への加工電源の
供給およびワイヤ巻取ローラ17の駆動を停止させた
後、設定所定時間ワイヤ巻取ローラ17を駆動して、断
線した放電加工部より下側のワイヤを巻き取る(ステッ
プS1)。そして、パルスコーダ11からのフィードバ
ックパルスを積算するカウンタの値をリセットし電極1
4bの機能をワイヤ先端検出手段14aに切り替え、ワ
イヤ巻上げ/巻取り制御部63に駆動指令を出力して供
給リール9の正転つまりワイヤ20の巻き戻し作業を開
始しワイヤ先端検出部68から先端検出信号が入力され
るまで、即ち、ワイヤ先端検出手段(ワイヤ先端検出手
段の構成は従来から公知なものであるのでその説明は省
略する)としてのワイヤ溶断用電極14bの位置までワ
イヤ20の上流側の先端が巻き戻されるまで、供給リー
ル9の正転させる(ステップS2)。
【0020】その後、前記カウンタの値によって示され
るワイヤ20の巻き戻し量と各種設定データとに基い
て、放電によって消耗した部分を除去する。即ち、各部
移動制御部70に駆動指令を出力してエアシリンダ28
を作動させ、開放状態で待機位置に位置していたクラン
プ部26を図1に示されるような作動位置へと移動さ
せ、ブレーキ用モータ10を駆動すると共にパルスコー
ダからのフィードバック信号に基づいてブレーキローラ
4を位置制御しながらワイヤ20加工領域方向に所定量
送り、クランプ部26を閉じてワイヤ20を把持させ、
次いで、CPU51はワイヤ溶断用電極14bの機能を
ワイヤ溶断手段に切り替えてワイヤ溶断電源部62を作
動し、電極13,14b間に通電してアニールを行いな
がら電極14bの位置でワイヤ20を溶断し、再びエア
シリンダ28を作動させ、上下で切断されたワイヤ20
を把持したクランプ部26を待機位置に移動させて、ク
ランプ部26を開いて切断ワイヤを捨てる。この動作を
繰り返すことによって放電加工によって消耗したワイヤ
の部分を除去する(なお、上記ステップS1〜3の処理
は本願発明の要旨と直接係わりが無いことから概略的に
説明したが、詳細は、すでに特許出願されている特願平
7−52096号を参照)。
【0021】次に、ワイヤの断線が生じたとき実行して
いた加工プログラムのブロックを、実行中のブロックを
示すポインタの値に基づいて読みだし、該ブロックが円
弧指令であるか否か判断し(ステップS4)、直線指令
であれば、ステップS5に移行し、円弧指令であれば、
該円弧指令の円弧の半径rが設定値r0 (実験結果によ
れば50mm)以上か否か判断し(ステップS10)、設
定値r0 以上であれば、ステップS5に移行する。即
ち、ワイヤ断線時の加工ブロックが直線指令であるか半
径rが設定値r0 以上の円弧指令の場合には、ステップ
S5に移行し、断線が生じたブロックよりも1つ前のブ
ロック(ポインタの値が1つ小さい値に対応するブロッ
ク)の移動指令の終点Pe1、即ち、断線が生じたブロッ
クの始点Pe1を読取り、断線が生じた位置(現在位置)
と上記1つ前のブロックの終点Pe1(断線が生じたブロ
ックの始点)間の移動距離Aを求める(ステップS5、
S6)。該移動距離と設定距離A0 (実験結果によれば
10mm)を比較し(ステップS7)、求めた移動距離
Aが設定値A0 以上の場合には、現在位置と当該ブロッ
クの始点(1つ前のブロックの終点)Pe1の中間位置を
求め、ワークテーブル駆動部60を駆動してテーブルを
該中間位置に位置決めし(ステップS8、S9)、自動
結線処理を開始する(ステップS18)。
【0022】後述するように自動結線処理は、上ガイド
7のノズルから噴射される加工液流によってワイヤを拘
束してワークの加工溝を貫通させ、下ガイド18に通す
ものであるから、加工液流は、加工溝中において乱れる
ことなくワイヤを下ガイド18まで導くことが必要であ
る。そのためには、ワイヤを結線する位置では、該挿入
するワイヤの周囲において、加工液流に対して均一な条
件であることが望ましい。断線が生じた位置において
は、加工溝が形成されておらず、3方向がワークの切断
面で覆われており均一な条件ではない。この位置で上ノ
ズルから加工液を噴射しても、加工液流は、乱れワイヤ
を下ガイドまで貫通されることは難しい。また、ワイヤ
断線が生じたブロックの加工が円弧加工であり、その円
弧半径が設定値r0 より小さいときにも、加工液流の加
工溝における流れは、均一ではなく乱れ、ワイヤを下ガ
イド18まで通すことが難しい。このことから、本発明
では、加工溝の直線部もしくは半径が設定値r0 以上の
円弧で、断線点と該断線の生じたブロックの加工始点間
の距離が設定値A以上で、その中間点でワイヤを自動結
線しても加工液流がワイヤを拘束しワイヤを下ガイドま
で通すことができるときにだけ、断線点と該断線の生じ
たブロックの始点間の中間位置で自動結線を行うように
している。
【0023】ステップS18の自動結線処理は従来と同
様の処理であり、ブレーキ用モータ10を駆動してブレ
ーキローラ4でワイヤ20に送りをかけながら、ワイヤ
送りパイプ構造12を位置決め部71まで下降させ、次
に、ワイヤ送りパイプ構造12、誘導パイプ25にワイ
ヤの走行方向に加工液を流すと共に、上ガイド7のノズ
ルから加工液を噴射させて、ワイヤ20をさらにブレー
キローラ4によって送り出す。ワイヤ20の先端は溶断
されていることから、半球状で表面が滑らかな形状をし
ており、かつアニール効果によりワイヤは直線性を有し
ているから、ワイヤは加工液流に拘束され加工溝を容易
に貫通することができ、さらに誘導パイプ25内の加工
液流でガイドされてワイヤ巻取ローラ17とピンチロー
ラ16部を通過したことが検出されることにより(この
検出手段は図示せず)、ワイヤの自動結線処理は終了す
る。
【0024】こうして自動結線処理が終了すると、CP
U51は、データメモリ53に放電リトレースモードの
設定があるか否かを判別し(ステップS19)、放電リ
トレースモードの設定があれば、ワイヤ巻取ローラ17
の回転および加工用電極30a,30bとワーク間への
加工電源の供給を開始して、ポインタiの値で示される
ブロック始点を現在位置に変え、該位置より加工プログ
ラムに基いて各軸の送りを行い(ステップS21)、ま
た、放電リトレースモードの設定がなければ、各軸の送
りのみを行って(ステップS20)、断線発生検出時に
記憶した加工位置までブログラムの経路に沿ってテーブ
ル19を移動させ(ステップS22)、その後、通常の
ワイヤ放電加工処理を再開する。なお、放電リトレース
モードの設定および解除は、オペレータの要求に応じ、
操作盤54からのキーボード操作で任意にセット/リセ
ットができる。
【0025】また、ステップS10で円弧半径rが設定
値r0 よりも小さいと判断されたとき、さらに、ステッ
プS7で断線点と該断線が生じたブロックの始点間の移
動距離Aが設定値A0 以下であるときには、前述したよ
うに、断線点と断線が生じたブロックの始点との中間点
で自動結線を行っても上ガイド7のノズルからの加工液
流が乱れてワイヤを下ガイドまでガイドすることが困難
であることから、当該ブロックの加工溝では自動結線を
行わずに、ステップS11に移行し、断線が生じたブロ
ック(ポインタiが示すブロック)よりも1つ前のブロ
ックが円弧指令か否か判断し、円弧指令であれば、該円
弧の半径rが上記設定値r0 以上か否か判断し(ステッ
プS23)、1つ前のブロックの指令が、直線指令かも
しくは半径rが設定値r0 以上の円弧指令の場合には、
2つ前のブロック(断線が生じたブロックより2つ前の
ブロックであり、ポインタiが示す値より2小さい値に
対応するブロック)を読み、その終点Pe2を読み取る。
即ち1つ前のブロックの始点Pe2を読み取る(ステップ
S12)。そして、該1つ前のブロックの始点Pe2と終
点Pe1間の移動距離Aを求め(ステップS13)、該距
離Aと設定値A0 とを比較し(ステップS14)、設定
値A0 以上であれば、該1つ前のブロックの始点Pe2と
終点Pe1間の中間点を求め該中間点にテーブルを位置決
めしポインタiを該1つ前のブロックを示すように
「1」デクリメントする(ステップS15、S16、S
17)。
【0026】そして、前述したように自動結線を行い、
ポインタiが示すブロックから該ブロックの始点を現在
位置として、放電リトレース、もしくはドライリトレー
ス処理を行って断線位置まで加工プログラムに基づいて
移動し、断線位置より放電加工を再開する。さらに、ス
テップS23で1つ前のブロックの指令が半径rが設定
値r0 より小さい円弧の指令であると判断され、この円
弧の途中の加工溝において自動結線を行うことが前述し
た理由で困難である場合、また、ステップS14で1つ
前のブロックの始点Pe2と終点Pe1間の移動距離が設定
値A0 より小さい場合で、該ブロックの始点Pe2と終点
Pe1の中間点で自動結線を行っても上ノズルからの加工
液流が乱れワイヤを下ガイドまでガイドすることが困難
であると判断された場合には、ステップS24に移行
し、本実施例では、加工開始孔までテーブルを移動させ
位置決めし、実行ブロックを示すポインタiを加工開始
ブロックの値に設定した後(ステップS24、S2
5)、ステップS18に移行して加工開始孔で自動結線
を行い、ポインタの値で示されるブロックの位置、即
ち、加工開始ブロックからリトレースを開始し、断線位
置に達すると放電加工を再開する(ステップS18〜2
2)。
【0027】以上のとおり、本実施例においては、断線
が生じたときに実行していたブロックが直線加工である
か、半径が設定値r0 以上の円弧加工かであって、断線
位置と該ブロックの始点間の距離が設定値A0 以上の場
合には、該断線位置と該ブロックの始点の中間位置で自
動結線を行う。即ち、断線が生じ他ブロックの加工済み
の加工溝の中間位置で上ノズルからの加工液流を噴射し
該加工液流でワイヤを拘束して下ガイドまで導くことが
できる場合には、断線位置と該ブロックの始点の中間位
置で自動結線を行う。しかし、断線が生じたブロックの
加工が半径r0より小さい半径の円弧加工の場合や、断
線位置と該ブロックの始点間の移動距離が設定値A0 以
下の場合には、1つ前のブロックの始点と終点の中間位
置で自動結線を行うが、この場合でも、該1つ前のブロ
ックの加工が半径が設定値r0 より小さいときや始点と
終点間の距離が設定値A0 以下の場合で、自動結線が困
難な場合には、加工開始孔で自動結線を行うようにして
いる。
【0028】このように、本実施例では、断線が生じた
ブロックの加工済み溝で自動結線を行うことが困難であ
る場合には、1つ前のブロックの加工溝によって自動結
線を行うようにし、1つ前のブロックの加工溝での自動
結線も困難である場合には、加工開始孔まで戻って自動
結線を行うようにしたが、断線が生じたブロックから順
次遡って、始点と終点の中間位置で安定した自動結線が
行えるブロックを探し、検出されたブロックの始点と終
点の中間位置で自動結線を行うようにしてもよい。
【0029】この場合には、ステップS11〜S14及
びステップS23の処理を繰り返し実行することにな
る。具体的には、ポインタiをステップS11の処理の
前で「1」ディクリメントし、ステップS11では該ポ
インタiに対応するブロックがの指令が円弧指令か判断
し、ステップS12では該ポインタiより1つ前のブロ
ックの終点を読み、ポインタiでに対応するブロックの
始点と終点の距離Aを求め、この距離Aと設定値A0 を
比較し、ステップS23でNOのとき、及びステップS
14でYESのときには、ポインタiを「1」ディクリ
メントしステップS11に戻り、ステップS14で始点
と終点の移動距離Aが設定値A0 以上になるブロックを
探すことになる。そして、全てのブロックにおいて始点
と終点の移動距離Aが設定値A0 以上にならないとき初
めてステップS24に進むことになる。なお、この場合
には、ポインタはすでに更新されているからステップS
17、S25のポインタiの設定処理は必要なくなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、断線が生じたブ
ロックの加工溝、若しくは1つ前のブロックの加工溝に
おいて、ワイヤを拘束し下ガイドまでワイヤを誘導でき
る加工液流が得られる場合には、その位置で自動結線を
行うようにしたから、自動結線した後に行う断線位置ま
でのリトレース動作が短く、短い時間で放電加工を再開
することができる。また、請求項2記載の発明では、断
線が生じたブロックの加工溝、すでに加工した各ブロッ
クの中から、断線位置に近い加工経路上の位置で、ワイ
ヤを拘束し下ガイドまでワイヤを誘導できる加工液流が
得られる加工溝のブロックを探し、そのブロックの加工
溝で自動結線を行うから、この場合でも、自動結線した
後に行う断線位置までのリトレース動作が短く、短い時
間で放電加工を再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するワイヤ放電加工機の主
要部を概略で示す図である。
【図2】同ワイヤ放電加工機の制御装置の機能ブロック
図である。
【図3】本発明の一実施例の断線修復処理のフローチャ
ートの一部である。
【図4】同フローチヤートの続きである。
【符号の説明】
1 上方機枠部 2 下方機枠部 3 ワイヤ巻上げユニット 4 ブレーキローラ 5 ワイヤ溶断機構 6 ワイヤ引き込みユニット(ワイヤ除去手段) 7 ワイヤ送給経路上流側のワイヤガイド 8 巻上げモータ 9 供給リール 10 ブレーキ用モータ 11 パルスコーダ 12 ワイヤ送りパイプ構造 13 第1のワイヤ溶断用電極 14a ワイヤ先端検出手段 14b 第2のワイヤ溶断用電極(ワイヤ溶断手段) 16 ピンチローラ 17 ワイヤ巻取ローラ 18 ワイヤ送給経路下流側のワイヤガイド 19 テーブル面 20 ワイヤ 25 誘導パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ経路における上ワイヤガイドの上
    流側に所定間隔をあけて直線上に2つのワイヤ溶断用電
    極を配置し、該2つのワイヤ溶断用電極を介してワイヤ
    に電流を流すことによってワイヤをアニールすると共
    に、上ワイヤガイド側のワイヤ溶断用電極近傍でワイヤ
    を溶断するアニール溶断機構を備え、上ワイヤガイドの
    ノズルからの加工液流によりワイヤを自動結線するワイ
    ヤ放電加工機において、放電加工中にワイヤ断線が生じ
    たとき、ワイヤ供給側のワイヤ断線先端の一部を上記ア
    ニール溶断機構により溶断して除去し、ワイヤ断線が生
    じたブロックが直線指令か若しくは設定半径以上の円弧
    指令の場合で該ブロックの始点と断線位置との間の加工
    経路上の移動距離が設定値以上の場合には、該始点と断
    線位置との中間の加工経路上の位置で自動結線を行い、
    他の場合には、1つ前のブロックが直線指令か若しくは
    上記設定半径以上の円弧指令でかつ始点と終点間の距離
    が上記設定値以上か判別し、この条件を満たしていれ
    ば、該ブロックの始点と終点の中間位置で自動結線を行
    い、この条件を満たさない場合には、加工開始孔で自動
    結線を行うことを特徴とするワイヤ放電加工機における
    断線修復方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ経路における上ワイヤガイドの上
    流側に所定間隔をあけて直線上に2つのワイヤ溶断用電
    極を配置し、該2つのワイヤ溶断用電極を介してワイヤ
    に電流を流すことによってワイヤをアニールすると共
    に、上ワイヤガイド側のワイヤ溶断用電極近傍でワイヤ
    を溶断するアニール溶断機構を備え、上ワイヤガイドの
    ノズルからの加工液流によりワイヤを自動結線するワイ
    ヤ放電加工機において、放電加工中にワイヤ断線が生じ
    たとき、ワイヤ供給側のワイヤ断線先端の一部を上記ア
    ニール溶断機構により溶断して除去し、ワイヤ断線が生
    じたブロックが直線指令か若しくは設定半径以上の円弧
    指令の場合で該ブロックの始点と断線位置との間の加工
    経路上の移動距離が設定値以上の場合には、該始点と断
    線位置との中間の加工経路上の位置で自動結線を行い、
    他の場合には、加工プログラムを遡り直線指令か若しく
    は上記設定半径以上の円弧指令でかつ始点と終点間の距
    離が上記設定値以上のブロックを探し、該ブロックの始
    点と終点の中間位置で自動結線を行い、直線指令か若し
    くは上記設定半径以上の円弧指令でかつ始点と終点間の
    距離が上記設定値以上のブロックがない場合には、加工
    開始孔で自動結線を行うことを特徴とするワイヤ放電加
    工機における断線修復方法。
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