JPH08308888A - 床ずれ防止装置 - Google Patents

床ずれ防止装置

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JPH08308888A
JPH08308888A JP7141390A JP14139095A JPH08308888A JP H08308888 A JPH08308888 A JP H08308888A JP 7141390 A JP7141390 A JP 7141390A JP 14139095 A JP14139095 A JP 14139095A JP H08308888 A JPH08308888 A JP H08308888A
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JP
Japan
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air
chlorine dioxide
alkaline
molded body
ceramic molded
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JP7141390A
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Sanai Fujita
佐内 藤田
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Individual
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    • A61H33/00Bathing devices for special therapeutic or hygienic purposes
    • A61H33/14Devices for gas baths with ozone, hydrogen, or the like

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱臭殺菌性のエアーを供給し、簡易な装置に
より、人体、着衣、寝具等を乾燥、脱臭、殺菌して清潔
にすると共に床ずれを防止することのできる装置を提供
することを目的とする。 【構成】 送風機を備えたエアー発生機と、該エアー発
生機からのエアーを受容して微細な噴気孔から表面にエ
アーを噴出するエアマットレスと、該エアマットレスと
前記エアー発生機とを接続するホースとを備えた床ずれ
防止装置において、前記送風機から発生するエアーの流
路に、ヒーターと、該ヒーターの後にアルカリ性二酸化
塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体を内設したア
ルカリ性二酸化塩素ガス発生部を配設し、該送風機から
の加熱されたエアーを前記セラミックス成形体と接触さ
せることによりアルカリ性二酸化塩素ガスを含むエアー
を供給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ性二酸化塩素
ガスを含む脱臭、殺菌性のエアーを供給して、身体、着
衣、寝具等を乾燥、脱臭、殺菌して清潔にすると共に床
ずれを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寝たきり老人や重症患者等のように、起
き上がり等の動作が不自由で長期間寝たきりであると、
ベッドに圧力が加わる部位の血行障害が発生したり、発
汗による湿気により蒸れたり、虫さされ等による傷口か
らの損傷が発生したりして、いわゆる床ずれを起こす。
【0003】また、長期間寝たきりになると、患者等の
使用する下着等の着衣やシーツ、布団等から悪臭が発生
し易く不清潔となり、介護者や看護人の負担増に繋がっ
ている。更に最近では、ウイルス特に悪質なMRSAの
介護者や看護人への感染が深刻な問題となっている。
【0004】そこで、例えば図13に示すように、エア
ー発生機1からエアーを供給して表面が波形のエアマッ
ト2からエアーを噴出する装置が開発され市販されてい
る。
【0005】この装置によれば、エアマットの表面を波
形にすることにより身体とマットとの接触面積を小さく
して血行障害を防止でき、波形の表面からエアーを噴出
することにより発汗等による湿気による身体の蒸れを防
止することができる。
【0006】また、マット内に複数の穴を設けその穴内
に凹部を形成した受圧体を摺動可能に配置して身体を支
持するようにした床ずれ防止装置(特開平5−8412
1)、マットの表面素材を絹にした介護用品(特開平5
−154178)等のマット等の身体と接触する部材に
関するものが存在する。
【0007】しかしながら、このような従来の床ずれ防
止装置では、発汗等による湿気による身体の蒸れ、ベッ
ドに圧力が加わる部位の血行障害の防止は十分ではな
く、また患者等の使用する下着、布団等の脱臭、そこか
ら発生する細菌等の殺菌、ウイルス等の介護者や看護人
への感染防止等はできなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、簡易な装置により確実に、人
体、着衣、寝具等を乾燥、脱臭、殺菌して清潔にすると
共に床ずれを防止することのできる装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送風機11を
備えたエアー発生機1と、該エアー発生機1からのエア
ーを受容して微細な噴気孔から表面にエアーを噴出する
エアマットレス2と、該エアマットレス2と前記エアー
発生機1とを接続するホース3とを備えた床ずれ防止装
置において、前記送風機11から発生するエアーの流路
に、ヒーター12と、該ヒーター12の後にアルカリ性
二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15を
内設したアルカリ性二酸化塩素ガス発生部13を配設
し、該送風機11からの加熱されたエアーを前記セラミ
ックス成形体15と接触させることによりアルカリ性二
酸化塩素ガスを含むエアーを供給するように設計されて
いることを特徴とする床ずれ防止装置である。
【0010】また、本発明は、送風機11を備えたエア
ー発生機1と、該エアー発生機1からのエアーを受容し
て微細な噴気孔から表面にエアーを噴出するエアマット
レス2と、該エアマットレス2と前記エアー発生機1と
を接続するホース3とを備えた床ずれ防止装置におい
て、前記送風機11から発生するエアーの流路に、送風
機11側にクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形
体14を内設し、さらに該クエン酸溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体の後に連結してアルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体15を内設したア
ルカリ性二酸化塩素ガス発生部13を配設し、該送風機
11からのエアーを前記セラミックス成形体14、15
と接触させることによりアルカリ性二酸化塩素ガスを含
むエアーを供給するように設計されていることを特徴と
する床ずれ防止装置である。
【0011】前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13
が、前記エアー発生機1内に着脱自在に収容されてなる
ことを特徴とする。
【0012】前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13
が、前記エアー発生機1の外に設置され、前記ホース3
と着脱自在に接続されてなることを特徴とする。
【0013】前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13
は、前記セラミックス成形体15へのアルカリ性二酸化
塩素溶液の供給装置21を着脱自在に装着し、該セラミ
ックス成形体15は、その側面部の周囲方向に前記アル
カリ性二酸化塩素溶液を供給する溶液供給用溝20を形
成してなることを特徴とする。
【0014】前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13
は、前記セラミックス成形体14へのクエン酸溶液の供
給装置19を着脱自在に装着し、該セラミックス成形体
14は、その側面部の周囲方向に前記クエン酸溶液を供
給する溶液供給用溝18を形成してなるなることを特徴
とする。
【0015】前記アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させ
たセラミックス成形体15へのアルカリ性二酸化塩素溶
液の含浸量が二酸化塩素に換算して50ppm〜100
0ppmであることを特徴とする。
【0016】前記セラミックス成形体14に含浸させる
クエン酸溶液がpH2〜pH5に調整したものであるこ
とを特徴とする。
【0017】前記セラミックス成形体14、15は、柱
状で、その断面に複数の長さ方向の貫通孔22、23を
有することを特徴とする。
【0018】前記セラミックス成形体14、15が、ア
ルカリ性のセラミックスの成形体であることを特徴とす
る。
【0019】該アルカリ性のセラミックスが、動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものであること
を特徴とする。
【0020】該アルカリ性のセラミックスが、動物骨粉
を主たる活性成分とするものであることを特徴とする。
【0021】該アルカリ性のセラミックスが、シリカゲ
ル、アルミナ及びゼオライトからなる群から選択される
少なくとも1種のセラミックスを含有するものであるこ
とを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明は、送風機11からのエアーの流路に、
ヒーター12とアルカリ性二酸化塩素ガス発生部13を
配設し、該送風機11とヒーター12による加熱された
エアーを該アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13に内設
したアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミック
ス成形体15と接触させることにより脱臭殺菌乾燥性の
アルカリ性二酸化塩素ガスを含むエアーを供給するよう
に設計されている。
【0023】また、本発明は、送風機11からのエアー
の流路に、クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形
体14とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミ
ックス成形体15とを内設したアルカリ性二酸化塩素ガ
ス発生部13を配設し、該送風機11からのエアーを該
セラミックス成形体14、15と接触させることにより
脱臭殺菌乾燥性のアルカリ性二酸化塩素ガスを含むエア
ーを供給するように設計されている。
【0024】アルカリ性のセラミックス成形体は熱に極
めて反応し易く、加熱されたエアー、例えば、30°C
〜50°Cのエアーを該アルカリ性二酸化塩素溶液を含
浸させたセラミックス成形体15と接触させると、アル
カリ性二酸化塩素ガスを遊離発生させる。
【0025】また、クエン酸を含むガスは、アルカリ性
のセラミックス成形体と反応し易く、加熱されない常温
のエアーであっても該クエン酸を含むガスを該アルカリ
性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15
と接触させることにより、アルカリ性二酸化塩素ガスを
遊離発生させる。
【0026】このようにしてアルカリ性二酸化塩素ガス
発生部13から発生するアルカリ性二酸化塩素ガスを含
むエアーがホース3を通って、エアマットレス2の微細
な噴気孔から表面に噴出する。
【0027】二酸化塩素ガスが脱臭殺菌効果に優れてい
ることは知られている。また、加熱されたエアーは乾燥
効果を有すると共にダニ等を死滅させる。アルカリ性の
エアーは乾燥効果を促進すると共に殺菌性がある。本発
明はこのような二酸化塩素ガス、温風、アルカリ性のエ
アーの相乗効果を利用したものである。
【0028】このアルカリ性二酸化塩素ガスを含むエア
ーをエアマットレス2の微細な噴気孔から表面に噴出さ
せることにより、身体の殆どの部位が該ガスに触れて乾
燥させるので、発汗等による湿気による身体の蒸れを防
止する。
【0029】また、身体の損傷部位を乾燥殺菌して治療
することができ、病原菌等の繁殖を防止し、殺菌やウイ
ルス等の介護者や看護人への感染の防止に有効である。
【0030】更に、寝たきりの老人や重症患者等の使用
した下着、布団等の脱臭、殺菌、乾燥が同時に行われ、
常に清潔さを保持でき、介護者や看護人の負担の軽減を
図ることができる。
【0031】本発明において、表面が波形のエアマット
レスを使用して、身体との接触面を少なくすることによ
り、血行障害の発生、湿気により蒸れを防止していわゆ
る床ずれを予防することができる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を添付図面を参
照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係る床ずれ
防止装置の第1の実施例の構成を示す図であり、図2は
本発明に係る床ずれ防止装置の第2の実施例の構成を示
す図である。
【0033】また、図3は本発明の第1の実施例に係る
アルカリ性二酸化塩素ガス発生部の他の配置例を示す図
であり、図4は本発明の第2の実施例に係るアルカリ性
二酸化塩素ガス発生部の他の配置例を示す図である。
【0034】図において、1はエアー発生機、2はエア
マットレス、3はホース、11は送風機、12はヒータ
ー、13はアルカリ性二酸化塩素発生部、14はクエン
酸溶液を含浸させたセラミックス成形体、15はアルカ
リ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体で
ある。
【0035】図1に示すように、第1の実施例に係るエ
アー発生機1は、送風機11、ヒーター12、アルカリ
性二酸化塩素発生部13より構成され、アルカリ性二酸
化塩素発生部13はその内部にアルカリ性二酸化塩素溶
液を含浸させたセラミックス成形体15を備えており、
アルカリ性二酸化塩素発生部13はエアー発生機1に対
して着脱自在に設置されている。
【0036】このようにアルカリ性二酸化塩素発生部1
3をエアー発生機1内に着脱自在に収容することによ
り、エアー発生機1の構造は複雑になるが、本装置がコ
ンパクトになり本装置の持ち運びや収納に便利であり、
セラミックス成形体15の交換が容易となる。
【0037】また、図3に示すように、アルカリ性二酸
化塩素発生部13をエアー発生機1の外部に、ホース3
の適宜箇所でカートリッジ式にしてホースと着脱自在に
接続するように構成することができる。
【0038】このように構成することにより、アルカリ
性二酸化塩素発生部13はエアー発生機1とは別個の部
品となるので本装置の持ち運びや収納に不便となるが、
アルカリ性二酸化塩素発生部13に配設するセラミック
ス成形体15の交換が容易となり、本装置の効果維持を
図ることができる。
【0039】また、送風機11側にヒーター12を設置
したのは、アルカリ性のセラミックスが熱に反応し易い
ために、ヒーター12により送風機11からのエアーを
加熱して、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体15と接触させ、該セラミックス成形体
15からアルカリ性二酸化塩素ガスの遊離発生する量を
増加させるためである。
【0040】該加熱されたエアーの温度は、例えば30
°C〜50°Cが望ましく、アルカリ性二酸化塩素発生
部13からホース3を通りエアマットレス3の表面から
噴出するアルカリ性二酸化塩素ガスを含むエアーは約2
2°C〜27°Cとなり、人体に快適なエアーとなる。
本実施例に係る装置は、特に冬期等の気温の低い時期に
使用する際に最適である。
【0041】また、図2に示すように、第2の実施例に
係るエアー発生機1は、送風機11、アルカリ性二酸化
塩素発生部13より構成され、アルカリ性二酸化塩素発
生部13はその内部にアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸
させたセラミックス成形体15に加えて、送風機11側
にクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体14を
備えており、ヒーター12を収容していない。
【0042】該アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させた
セラミックス成形体15とクエン酸溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体14とを内設したアルカリ性二酸化塩
素発生部13は、エアー発生機1に対して着脱自在に設
置されている。
【0043】このような構成においては、ヒーターによ
る加熱されたエアーでなく常温のエアーをアルカリ性二
酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15と接
触させるために、該セラミックス成形体15から遊離発
生するアルカリ性二酸化塩素ガスの量が減少する。
【0044】そのため、アルカリ性二酸化塩素ガスの遊
離発生を促進する作用を有するクエン酸ガスを遊離発生
するクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体14
を送風機11側に配設する構成とする。これによりクエ
ン酸を含む空気流はアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸さ
せたセラミックス成形体15と接触してアルカリ性二酸
化塩素ガスの遊離発生量を増加させる。
【0045】ここで用いる酸溶液における酸として、揮
発性の有機酸が好ましく、毒性、臭気等を考慮してクエ
ン酸を使用したが、これに限られない。またクエン酸溶
液は、pH2〜pH5、更に好ましくはpH3またはp
H4に調整されたものが望ましい。
【0046】本実施例に係る装置は、夏期等の気温の高
い時期に、加熱されたエアーを身体に当てるのは快適さ
を損なうので、常温の空気を利用するものである。常温
のエアーにより気温の高い時期においても快適に本装置
を使用することが可能となる。
【0047】また、図4に示すように、アルカリ性二酸
化塩素発生部13をエアー発生機1の外部に、ホース3
の適宜箇所でカートリッジ式にしてホースと着脱自在に
接続するように構成することができる。
【0048】これにより、アルカリ性二酸化塩素発生部
13はエアー発生機1とは別個の部品となるので本装置
の持ち運びや収納に不便となるが、アルカリ性二酸化塩
素発生部に配設するセラミックス成形体14、15の交
換が容易となり、本装置の効果を一定に維持することが
可能となる。
【0049】なお、エアー発生機1に、送風量やエアマ
ットレスから噴出するガスの量を任意に調整する風量調
節器を設置して、エアマットレス表面から噴出するガス
の量、エアマットレスの固さ、形等を自由に変更でき
る。
【0050】また、エアー発生機1に、タイマーを設置
して本装置の作動時間を予め設定して、本装置の使用時
間を自由に設定することができる。
【0051】図5はアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の
構成の一例を示す断面図であり、図5(a)はエアー発
生機内に収容するアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構
成の一例を示し、図5(b)はホースと連結するアルカ
リ性二酸化塩素ガス発生部の構成の一例を示している。
【0052】図に示すように、アルカリ性二酸化塩素ガ
ス発生部13内部には、クエン酸溶液またはアルカリ性
二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体14、
15が配設されている。
【0053】エアー発生機1内に収容するアルカリ性二
酸化塩素ガス発生部13は、図5(a)に示すように、
その一端は送風機のエアー吹出口16と連結され、他端
はホース3との連結部17に連結されている。
【0054】該セラミックス成形体14、15へのクエ
ン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液の含浸量が減少す
ると、これらの溶液を含浸させたセラミックス成形体と
交換することが必要である。
【0055】このような構成によれば、二酸化塩素ガス
発生部13の構造が簡易なものとなるが、クエン酸溶
液、アルカリ性二酸化塩素溶液の含浸量は限られている
ためにセラミックス成形体の交換頻度が多くなる。
【0056】また、ホース3と連結するアルカリ性二酸
化塩素ガス発生部13は、図5(b)に示すように、そ
の両端がホース3との連結部17に連結されている。
【0057】アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13をカ
ートリッジ式でホース3と着脱自在に連結するようにす
ることにより、セラミックス成形体14、15の交換作
業がより容易となり使い勝手のよい装置を提供すること
ができる。
【0058】図6はアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の
他の構成例を示す断面図であり、図6(a)はエアー発
生機内に収容するアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構
成例を示し、図6(b)はホースと連結するアルカリ性
二酸化塩素ガス発生部の構成例を示している。
【0059】図6に示すように、アルカリ性二酸化塩素
ガス発生部13内部、又はホースと連結して配設される
セラミックス成形体14、15には、クエン酸溶液、ア
ルカリ性二酸化塩素溶液を供給する溶液供給用溝18、
20を形成し、アルカリ性二酸化塩素ガス発生部13に
は適宜箇所に該セラミックス成形体14、15に該溶液
供給用溝18、20を介してクエン酸溶液、アルカリ性
二酸化塩素溶液を供給する溶液供給装置19、21が着
脱自在に装着されている。
【0060】このような構成によれば、アルカリ性二酸
化塩素ガス発生部13の構造が複雑なものとなるが、ク
エン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液が該溶液供給装
置19、21から該セラミックス成形体14、15に随
時送り込まれるので、セラミックス成形体の交換時期を
遅らせることが可能となる。
【0061】また、前記溶液供給装置19、21は、ア
ルカリ性二酸化塩素ガス発生部13に対して着脱自在に
設置されるので、該溶液供給装置19、21へのクエン
酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液の補給作業が容易と
なる。
【0062】該溶液供給装置19、21内のクエン酸溶
液、アルカリ性二酸化塩素溶液が、セラミックス成形体
14、15に形成される溶液供給用溝18、20に供給
され、供給された該溶液はセラミックス成形体内部に形
成される貫通孔22、23を通して該セラミックス成形
体全体に含浸される。
【0063】図7(a)、(b)は、アルカリ性二酸化
塩素ガス発生部13にクエン酸溶液を含浸させたセラミ
ックス成形体14と、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸
させたセラミックス成形体15を連結して配設した構成
例を示す断面図であり、図7(a)はエアー発生機内に
収容するアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構成例を示
し、図7(b)はホースと連結するアルカリ性二酸化塩
素ガス発生部の構成例を示している。
【0064】図に示すように、アルカリ性二酸化塩素ガ
ス発生部13内には、クエン酸溶液を含浸させたセラミ
ックス成形体14を送風機11側に、アルカリ性二酸化
塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15をホース
側にして両者を不織布24により固定して配設されてい
る。
【0065】該クエン酸溶液を含浸させたセラミックス
成形体14とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体15との大きさは、約3対7程度が望
ましい。
【0066】送風機11から発生するエアーは、クエン
酸溶液を含浸させたセラミックス成形体14と接触して
クエン酸ガスを含み、該エアーは続いてアルカリ性二酸
化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15と接触
してアルカリ性二酸化塩素ガスを遊離発生させて該ガス
を含むエアーをホース3に送り込む。
【0067】図8(a)、(b)は、アルカリ性二酸化
塩素ガス発生部13に、溶液供給装置19、21を装着
したセラミックス成形体14、15を連結して配設した
構成例を示す断面図であり、図8(a)はエアー発生機
内に収容するアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構成例
を示し、図8(b)はホースと連結するアルカリ性二酸
化塩素ガス発生部の構成例を示している。その詳細は既
に詳述したので省略する。
【0068】図9(a)、(b)はセラミックス成形体
14、15の構成の一例を示す外観図であり、図10
(a)、(b)はセラミックス成形体14、15の他の
構成例を示す外観図である。
【0069】図9(a)、図10(a)は、セラミック
ス成形体14、15に溶液供給装置19、21からクエ
ン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液を供給する溶液供
給用溝18、20を形成した例を示している。
【0070】前記セラミックス成形体14、15は、図
9に示すように、柱状、例えば円柱状であって、その断
面に複数の長さ方向の貫通孔22を形成するものであ
る。該貫通孔22は通気性を良くするために多数設ける
のが好ましい。
【0071】該貫通孔22は、セラミックス成形体1
4、15の断面の長さ方向に、同様の径を有する比較的
小さなものを多数形成することにより、これを通過する
エアーにアルカリ性の二酸化塩素ガスの含有量が増加さ
れ、脱臭殺菌効果を高めることができる。
【0072】また、図10に示すように、セラミックス
成形体14、15の断面中央部に径の大きい貫通孔23
を形成し、その周囲に比較的小さい径の貫通孔22を多
数形成するように構成することができる。
【0073】このように構成することにより、アルカリ
性二酸化塩素ガスを含む空気流の送風機11側への逆流
を防止することができる。
【0074】図11(a)、(b)は、クエン酸溶液を
含浸させたセラミックス成形体14と、アルカリ性二酸
化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体15を不織
布24で固定して連結した構成例を示す断面図であり、
図11(a)はセラミックス成形体14、15が溶液供
給用溝18、20を形成した例を示している。
【0075】図12(a)、(b)は、他の構成例に係
る、クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体14
と、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミック
ス成形体15を不織布24で固定して連結した構成例を
示す断面図であり、図12(a)はセラミックス成形体
14、15が溶液供給用溝18、20を形成した構成例
を示している。
【0076】図11及び図12の詳細は前述したので、
その説明は省略する。
【0077】二酸化塩素は、通常、塩素酸ナトリウム又
は塩素酸カルシウムに酸を作用させることによって製造
されるが、このようにして得られた二酸化塩素は、はげ
しい爆発性を有し極めて危険性が高いので、その取り扱
いには十分注意をしなければならない。
【0078】そこで、このような二酸化塩素ガスをアル
カリ性の水溶液中で安定化し、安定化された状態の二酸
化塩素(以下、安定化二酸化塩素という)としたものが
開発されている。この二酸化塩素ガスが脱臭殺菌効果に
優れていることは知られるところである。
【0079】本発明においては、このような安定化二酸
化塩素溶液にセラミックス成形体を浸し、安定化二酸化
塩素溶液を含浸したセラミックス成形体を得る。
【0080】本発明におけるアルカリ性の二酸化塩素水
溶液はpH8〜pH9.6が好ましい。pHが8よりも
低く、またpHが9.6よりも高いと二酸化塩素ガスが
遊離生成されにくく、温風に含有される二酸化塩素ガス
の量が少なくなる傾向がある。
【0081】本発明におけるアルカリ性二酸化塩素溶液
の含浸量は、二酸化塩素に換算して50ppm〜100
0ppmであり、好ましくは100ppm〜800pp
mである。二酸化塩素の濃度が50ppmより低いと脱
臭殺菌効果が弱くなる。なお、本発明の装置で用いる二
酸化塩素はオゾンで代替することもできる。
【0082】このようにして安定化二酸化塩素溶液を含
浸して得られたセラミックス成形体の含浸体中に加熱さ
れた温風又はクエン酸を含む常温の空気流を通すことに
よって、二酸化塩素ガスの遊離が促進され、該空気流に
含まれる二酸化塩素ガスの量を増加させることができ
る。
【0083】本発明において用いるセラミックスは、通
常、アルカリ性のセラミックスであり、例えば動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものが好適であ
る。
【0084】さらには、シリカ、アルミナ及びゼオライ
トからなる群から選択される少なくとも1種のセラミッ
クスを含有するものがあげられる。
【0085】溶液の吸収能力を考慮すれば動物骨粉を含
むものが好ましく、さらに吸収速度を考慮すれば動物骨
粉の割合の多いものが好ましく、例えば、動物骨粉が5
0〜80重量%のものがあげられる。この動物骨粉は溶
液の吸収能力の高い他のアルカリ性の吸着材で代替する
こともできる。
【0086】これらのセラミックスに必要に応じてバイ
ンダー、充填剤等の添加剤が添加され、成形され本発明
のセラミックス成形体が得られる。
【0087】前記の動物骨粉は、従来畜産場等でほとん
ど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体の
動物の骨であり、生骨を例えば次のように処理して得ら
れる。
【0088】生骨を焼成しやすい大きさに切断し、煮
沸、900°C〜1100°C前後で焼成して得られる
ものである。骨に骨成分以外のゼラチン、脂肪、淡白
質、にかわ等の有機物が残存すると酸化腐敗の原因とな
るので、これを確実に除去しておくことが必要である。
【0089】上記煮沸工程によって、外側のみならず気
孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去するこ
とができる。
【0090】その上で上記焼成工程を通すことによっ
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
【0091】上記焼成条件によれば、骨は白骨化して無
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕しパウダー機にかけて20〜200
メッシュ前後、特に好ましくは50〜100メッシュの
粉状の骨粉とする。
【0092】上記骨粉は、生骨の場合、原料の生骨に比
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシ
ウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7
重量%) 、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム
(約0.76重量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、
他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等から
なっており、粒子の内外にわたって無数微小気孔が連通
存在しており、アルカリ性である。
【0093】バインダーとしては、例えばベントナイ
ト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリサイト、
パイロフィライト、耐火粘土、モンモリロナイト、等が
あげられる。
【0094】このような無数の気孔を有するセラミック
ス成形体は毛細管現象により、溶液をよく吸収し、溶液
が含浸されるのを助ける作用を行う。また、エアーと接
触させたときに二酸化塩素ガスの遊離発生を促進する作
用を行う。
【0095】ここでは、100メッシュの牛骨粉末60
重量%、シリカ20重量%、アルミナ20重量%からな
る混合物を成形して、図9(b)に示されるようなセラ
ミックス成形体を得た。
【0096】このようにして得たセラミックス成形体を
約80°Cに加熱し、加熱したセラミックス成形体を、
常温のアルカリ性二酸化塩素溶液中に10〜60秒間浸
した後取り上げて、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸し
たセラミックス成形体15を得た。
【0097】また、同様にして約pH4に調整した常温
のクエン酸溶液中に10〜60秒間浸した後取り上げ
て、クエン酸溶液を含浸したセラミックス成形体14を
得た。
【0098】なお、本発明において、セラミックス成形
体はクエン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液の含浸体
となればよく、その形状は任意であり、例えば粒状、球
状、柱状等の形状があげられるが、溶液の含浸性、二酸
化塩素ガスの放出性、装置設計の便宜等を考慮すると円
柱状が好ましい。
【0099】このような構成において、アルカリ性二酸
化塩素発生部13からのアルカリ性二酸化塩素ガスを含
む常温または約40°C前後のエアーは、ホース3を通
りエアマットレス3内に受容され、満遍なく充満されて
エアマットレス3の表面の微細な噴気孔から約23°C
前後の温度で噴出される。
【0100】このエアーに含まれる二酸化塩素ガス、ア
ルカリ性のエアー又は温風の相乗効果により、身体の殆
どの部位が該ガスに触れて身体の蒸れを防止し、身体の
損傷部位を乾燥殺菌して治療することができ、病原菌等
の繁殖を防止し、殺菌やウイルス等の介護者や看護人へ
の感染の防止に有効である。
【0101】更に、このエアーにより寝たきりの老人や
重症患者等の使用した下着、布団等の脱臭、殺菌、乾燥
が同時に行われ、常に清潔さを保持でき、介護者や看護
人の負担の軽減を図ることができる。
【0102】なお、マットの表面に波形を形成し、エア
ー発生機から2系統の空気流を送り、エアマットを交互
に波打つように動作させるようにしたマットレスが市販
されている。
【0103】本発明において、このようなエアマットレ
スを使用することにより、身体との接触面を少なくして
血行障害の発生を防止し、更に床ずれ防止の効果を高め
ることができる。
【0104】エアマットレス3から噴出されるエアーに
含まれる二酸化塩素ガスは、二酸化塩素の濃度が100
0ppm以下であるので人体に無害であり、雰囲気を脱
臭等により浄化する作用を有する。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、脱臭、殺菌性のエアー
を確実に、かつ簡易に供給することができ、このエアー
は身体、着衣、寝具等を乾燥、脱臭、殺菌して清潔にす
ると共に床ずれを防止することができる。
【0106】また、本発明によれば、病原菌等の繁殖を
防止し、殺菌やウイルス等の介護者や看護人への感染の
防止に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床ずれ防止装置の第1の実施例の
構成を示す図である。
【図2】本発明に係る床ずれ防止装置の第2の実施例の
構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るアルカリ性二酸化
塩素ガス発生部の他の配置例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るアルカリ性二酸化
塩素ガス発生部の他の配置例を示す図である。
【図5】本発明に係るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部
の構成の一例を示す断面図である。(a)はエアー発生
機内に収容したアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構成
例を示し、(b)はホースと連結するアルカリ性二酸化
塩素ガス発生部の構成例を示している。
【図6】本発明に係るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部
に溶液供給装置を装着した構成例を示す断面図であり、
(a)はエアー発生機内に収容したアルカリ性二酸化塩
素ガス発生部の構成例を示し、(b)はホースと連結す
るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構成例を示してい
る。
【図7】本発明に係るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部
にクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体と、ア
ルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形
体を連結して配設した構成例を示す断面図であり、
(a)はエアー発生機内に収容したアルカリ性二酸化塩
素ガス発生部の構成例を示し、(b)はホースと連結す
るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部の構成例を示してい
る。
【図8】本発明に係るアルカリ性二酸化塩素ガス発生部
に、溶液供給装置を装着したセラミックス成形体を連結
して配設した構成例を示す断面図であり、(a)はエア
ー発生機内に収容したアルカリ性二酸化塩素ガス発生部
の構成例を示し、(b)はホースと連結するアルカリ性
二酸化塩素ガス発生部の構成例を示している。
【図9】本発明に係るセラミックス成形体の構成の一例
を示す外観図であり、(a)はセラミックス成形体に溶
液供給用溝を形成した構成例を示している。
【図10】本発明に係るセラミックス成形体の他の構成
例を示す外観図であり、(a)はセラミックス成形体に
溶液供給用溝を形成した構成例を示している。
【図11】本発明に係るクエン酸溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体と、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸さ
せたセラミックス成形体を不織布で固定して連結した構
成例を示す断面図であり、(a)はセラミックス成形体
が溶液供給用溝を形成した構成例を示している。
【図12】本発明に係る他の構成例のクエン酸溶液を含
浸させたセラミックス成形体と、アルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体を不織布で固定し
て連結した構成例を示す断面図であり、(a)はセラミ
ックス成形体が溶液供給用溝を形成した構成例を示して
いる。
【図13】従来の床ずれ防止装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 エアー発生機 2 エアマットレス 3 ホース 11 送風機 12 ヒーター 13 アルカリ性二酸化塩素発生部 14 クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体 15 アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミッ
クス成形体 16 エアー吹出口 17 ホースとの連結部 18 クエン酸溶液供給用溝 19 クエン酸溶液供給装置 20 アルカリ性二酸化塩素溶液供給用溝 21 アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置 22、23 貫通孔 24 不織布

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機を備えたエアー発生機と、該エア
    ー発生機からのエアーを受容して微細な噴気孔から表面
    にエアーを噴出するエアマットレスと、該エアマットレ
    スと前記エアー発生機とを接続するホースとを備えた床
    ずれ防止装置において、 前記送風機から発生するエアーの流路に、ヒーターと、
    該ヒーターの後にアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させ
    たセラミックス成形体を内設したアルカリ性二酸化塩素
    ガス発生部を配設し、該送風機からの加熱されたエアー
    を前記セラミックス成形体と接触させることによりアル
    カリ性二酸化塩素ガスを含むエアーを供給するように設
    計されていることを特徴とする床ずれ防止装置。
  2. 【請求項2】 送風機を備えたエアー発生機と、該エア
    ー発生機からのエアーを受容して微細な噴気孔から表面
    にエアーを噴出するエアマットレスと、該エアマットレ
    スと前記エアー発生機とを接続するホースとを備えた床
    ずれ防止装置において、 前記送風機から発生するエアーの流路に、送風機側にク
    エン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体を内設し、
    さらに該クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体
    の後に連結してアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させた
    セラミックス成形体を内設したアルカリ性二酸化塩素ガ
    ス発生部を配設し、該送風機からのエアーを前記セラミ
    ックス成形体と接触させることによりアルカリ性二酸化
    塩素ガスを含むエアーを供給するように設計されている
    ことを特徴とする床ずれ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部が
    前記エアー発生機内に着脱自在に収容されてなる請求項
    1または2に記載の床ずれ防止装置。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部が
    前記エアー発生機の外に設置され、前記ホースと着脱自
    在に接続されてなる請求項1または2記載の床ずれ防止
    装置。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部
    は、前記セラミックス成形体へのアルカリ性二酸化塩素
    溶液の供給装置を着脱自在に装着し、該セラミックス成
    形体は、その側面部の周囲方向に前記アルカリ性二酸化
    塩素溶液を供給する溶液供給用溝を形成してなる請求項
    1乃至4に記載の床ずれ防止装置。
  6. 【請求項6】 前記アルカリ性二酸化塩素ガス発生部
    は、前記セラミックス成形体へのクエン酸溶液の供給装
    置を着脱自在に装着し、該セラミックス成形体は、その
    側面部の周囲方向に前記クエン酸溶液を供給する溶液供
    給用溝を形成してなる請求項2乃至4に記載の床ずれ防
    止装置。
  7. 【請求項7】 前記アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸さ
    せたセラミックス成形体へのアルカリ性二酸化塩素溶液
    の含浸量が二酸化塩素に換算して50ppm〜1000
    ppmである請求項1乃至5記載の床ずれ防止装置。
  8. 【請求項8】 前記セラミックス成形体に含浸させるク
    エン酸溶液がpH2〜pH5に調整したものである請求
    項2乃至4または6記載の床ずれ防止装置。
  9. 【請求項9】 前記セラミックス成形体は、柱状で、そ
    の断面に複数の長さ方向の貫通孔を形成する請求項1乃
    至8記載の床ずれ防止装置。
  10. 【請求項10】 前記セラミックス成形体が、アルカリ
    性のセラミックスの成形体である請求項1乃至9記載の
    床ずれ防止。
  11. 【請求項11】 該アルカリ性のセラミックスが、動物
    骨粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群
    から選択される少なくとも1種を含有するものである請
    求項10記載の床ずれ防止装置。
  12. 【請求項12】 該アルカリ性のセラミックスが、動物
    骨粉を主たる活性成分とするものである請求項10記載
    の床ずれ防止装置。
  13. 【請求項13】 該アルカリ性のセラミックスが、シリ
    カゲル、アルミナ及びゼオライトからなる群から選択さ
    れる少なくとも1種のセラミックスを含有するものであ
    る請求項10記載の床ずれ防止装置。
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