JP3373059B2 - 脱臭殺菌用ドライヤー - Google Patents
脱臭殺菌用ドライヤーInfo
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Cleaning And Drying Hair (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二酸化塩素ガスを含む
脱臭、殺菌性のエアーを供給する脱臭殺菌用ドライヤー
に関する。
脱臭、殺菌性のエアーを供給する脱臭殺菌用ドライヤー
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、靴、剣道の防具やボクシンググロ
ーブ等のスポーツ用具、かつら、縫いぐるみ、その他下
駄箱、ロッカー、室内環境浄化トイレ、冷蔵庫、等の各
種物品の脱臭、殺菌、防カビを簡単にかつ確実に行う方
法はなかった。
ーブ等のスポーツ用具、かつら、縫いぐるみ、その他下
駄箱、ロッカー、室内環境浄化トイレ、冷蔵庫、等の各
種物品の脱臭、殺菌、防カビを簡単にかつ確実に行う方
法はなかった。
【0003】例えば、靴等の悪臭を除去することについ
ては従来から、靴等の中敷等に各種の脱臭剤、消臭剤、
吸着剤等の使用が試みられたが、いずれも十分ではな
く、とくに脱臭、殺菌性又は防カビを簡便に確実に行う
ことはできなかった。
ては従来から、靴等の中敷等に各種の脱臭剤、消臭剤、
吸着剤等の使用が試みられたが、いずれも十分ではな
く、とくに脱臭、殺菌性又は防カビを簡便に確実に行う
ことはできなかった。
【0004】また、濡れた手を乾燥するドライヤー(エ
アータオル)は従来、ビルのトイレ等に広く用いられて
いるが、濡れた手の乾燥はできるが殺菌を行うことはで
きなかった。
アータオル)は従来、ビルのトイレ等に広く用いられて
いるが、濡れた手の乾燥はできるが殺菌を行うことはで
きなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、スポーツ用具、かつら、等の各
種の物品の脱臭、殺菌又は防カビを確実に行うことので
きるドライヤーを提供することを目的とする。
みなされたものであり、スポーツ用具、かつら、等の各
種の物品の脱臭、殺菌又は防カビを確実に行うことので
きるドライヤーを提供することを目的とする。
【0006】また、濡れた手の乾燥と同時に、脱臭殺菌
を行うことのできるドライヤー(エアータオル)を提供
することを目的とする。
を行うことのできるドライヤー(エアータオル)を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、吹出口を有し
かつ内部にヒーターと送風機を収容したドライヤーであ
って、ヒーターと吹出口との間の空気流路に、酸溶液を
含浸させたセラミックス成形体とアルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体を配設し、ヒータ
ーによって加熱された空気流を前記セラミックス成形体
と接触させることにより二酸化塩素ガスを含む温風を供
給するように設計されていることを特徴とする脱臭殺菌
用ドライヤーである。
かつ内部にヒーターと送風機を収容したドライヤーであ
って、ヒーターと吹出口との間の空気流路に、酸溶液を
含浸させたセラミックス成形体とアルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体を配設し、ヒータ
ーによって加熱された空気流を前記セラミックス成形体
と接触させることにより二酸化塩素ガスを含む温風を供
給するように設計されていることを特徴とする脱臭殺菌
用ドライヤーである。
【0008】酸溶液における酸としては、揮発性の有機
酸が好ましく、毒性、臭気等を考慮すればクエン酸が特
に好ましい。酸溶液はアルカリによってpHを調整され
たものが好ましく、例えばクエン酸溶液は、pH2〜p
H5、更に好ましくはpH3又はpH4のものを用いる
のが好ましい。
酸が好ましく、毒性、臭気等を考慮すればクエン酸が特
に好ましい。酸溶液はアルカリによってpHを調整され
たものが好ましく、例えばクエン酸溶液は、pH2〜p
H5、更に好ましくはpH3又はpH4のものを用いる
のが好ましい。
【0009】本発明においては、酸溶液にセラミックス
成形体を浸し、酸溶液を含浸したセラミックス成形体を
得る。
成形体を浸し、酸溶液を含浸したセラミックス成形体を
得る。
【0010】二酸化塩素は、通常、塩素酸ナトリウム又
は塩素酸カルシウムに酸を作用させることによって製造
されるが、このようにして得られた二酸化塩素は、はげ
しい爆発性を有し極めて危険性が高いので、その取り扱
いには十分注意をしなければならない。
は塩素酸カルシウムに酸を作用させることによって製造
されるが、このようにして得られた二酸化塩素は、はげ
しい爆発性を有し極めて危険性が高いので、その取り扱
いには十分注意をしなければならない。
【0011】そこで、このような二酸化塩素ガスをアル
カリ性の水溶液中で安定化し、安定化された状態の二酸
化塩素(以下、安定化二酸化塩素という)としたものが
開発されている。
カリ性の水溶液中で安定化し、安定化された状態の二酸
化塩素(以下、安定化二酸化塩素という)としたものが
開発されている。
【0012】本発明においては、安定化二酸化塩素溶液
にセラミックス成形体を浸し、安定化二酸化塩素溶液を
含浸したセラミックス成形体を得る。
にセラミックス成形体を浸し、安定化二酸化塩素溶液を
含浸したセラミックス成形体を得る。
【0013】本発明におけるアルカリ性の二酸化塩素水
溶液のpHはpH8〜pH10が好ましい。pHが8よ
りも低く、またpHが10よりも高いと二酸化塩素ガス
が遊離生成されにくく、空気流に含有される二酸化塩素
ガスの量が少なくなる傾向がある。
溶液のpHはpH8〜pH10が好ましい。pHが8よ
りも低く、またpHが10よりも高いと二酸化塩素ガス
が遊離生成されにくく、空気流に含有される二酸化塩素
ガスの量が少なくなる傾向がある。
【0014】アルカリ性二酸化塩素溶液の含浸量は通
常、二酸化塩素に換算して500ppm〜3000pp
mであり、好ましくは1000ppm〜2500ppm
である。なお、本発明のドライヤーで用いる二酸化塩素
はオゾンに代替することもできる。
常、二酸化塩素に換算して500ppm〜3000pp
mであり、好ましくは1000ppm〜2500ppm
である。なお、本発明のドライヤーで用いる二酸化塩素
はオゾンに代替することもできる。
【0015】このようにして酸溶液、安定化二酸化塩素
溶液を各々、含浸して得られたセラミックス成形体の含
浸体を、酸溶液含浸体がヒーター側に安定化二酸化塩素
溶液含浸体が吹出口側になるように、ドライヤーの吹出
口とヒーターの間に配設する。
溶液を各々、含浸して得られたセラミックス成形体の含
浸体を、酸溶液含浸体がヒーター側に安定化二酸化塩素
溶液含浸体が吹出口側になるように、ドライヤーの吹出
口とヒーターの間に配設する。
【0016】該セラミックス吸着体中に送風機及びヒー
ターからの加熱された空気流(例えば30°C〜70°
C) を通すことによって、二酸化塩素ガスの遊離が促進
され、温風に含まれるガスの量を増加させることができ
る。
ターからの加熱された空気流(例えば30°C〜70°
C) を通すことによって、二酸化塩素ガスの遊離が促進
され、温風に含まれるガスの量を増加させることができ
る。
【0017】この空気流を処理すべき対象物、例えば靴
の中、靴の中敷、手袋等に吹き込むことにより確実に簡
便に脱臭、殺菌又はカビ防止を図ることができる。
の中、靴の中敷、手袋等に吹き込むことにより確実に簡
便に脱臭、殺菌又はカビ防止を図ることができる。
【0018】本発明において用いるセラミックス成形体
は、アルカリ性二酸化塩素溶液を良く吸着し、送風機か
らの温風を接触、通過させることによって、二酸化塩素
ガスを含む温風を発生させるものである。
は、アルカリ性二酸化塩素溶液を良く吸着し、送風機か
らの温風を接触、通過させることによって、二酸化塩素
ガスを含む温風を発生させるものである。
【0019】本発明において用いるセラミックスは、通
常、アルカリ性のセラミックスであり、例えば動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものが好適であ
る。
常、アルカリ性のセラミックスであり、例えば動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものが好適であ
る。
【0020】さらには、シリカ、アルミナ及びゼオライ
トからなる群から選択される少なくとも1種のセラミッ
クスを含有するものがあげられる。
トからなる群から選択される少なくとも1種のセラミッ
クスを含有するものがあげられる。
【0021】アルカリ性溶液の吸収能力を考慮すれば動
物骨粉を含むものが好ましく、さらに吸収速度を考慮す
れば動物骨粉の割合の多いものが好ましく、例えば、動
物骨粉が50〜80重量%のものがあげられる。
物骨粉を含むものが好ましく、さらに吸収速度を考慮す
れば動物骨粉の割合の多いものが好ましく、例えば、動
物骨粉が50〜80重量%のものがあげられる。
【0022】この動物骨粉はアルカリ性溶液の吸収能力
の高い他のアルカリ性の吸着材で代替することもでき
る。
の高い他のアルカリ性の吸着材で代替することもでき
る。
【0023】これらのセラミックスに必要に応じてバイ
ンダー、充填剤等の添加剤が添加され、成形され本発明
のセラミックス成形体が得られる。
ンダー、充填剤等の添加剤が添加され、成形され本発明
のセラミックス成形体が得られる。
【0024】前記の動物骨粉は、従来畜産場等でほとん
ど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体の
動物の骨であり、生骨を例えば次のように処理して得ら
れる。
ど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体の
動物の骨であり、生骨を例えば次のように処理して得ら
れる。
【0025】生骨を焼成しやすい大きさに切断し、煮
沸、900°C〜1100°C前後で焼成して得られる
ものである。骨に骨成分以外のゼラチン、脂肪、淡白
質、にかわ等の有機物が残存すると酸化腐敗の原因とな
るので、これを確実に除去しておくことが必要である。
沸、900°C〜1100°C前後で焼成して得られる
ものである。骨に骨成分以外のゼラチン、脂肪、淡白
質、にかわ等の有機物が残存すると酸化腐敗の原因とな
るので、これを確実に除去しておくことが必要である。
【0026】上記煮沸工程によって、外側のみならず気
孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去するこ
とができる。
孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去するこ
とができる。
【0027】その上で上記焼成工程を通すことによっ
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
【0028】上記焼成条件によれば、骨は白骨化して無
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕しパウダー機にかけて20〜200
メッシュ前後、特に好ましくは50〜100メッシュの
粉状の骨粉とする。
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕しパウダー機にかけて20〜200
メッシュ前後、特に好ましくは50〜100メッシュの
粉状の骨粉とする。
【0029】上記骨粉は、生骨の場合、原料の生骨に比
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシ
ウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7
重量%) 、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム
(約0.76重量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、
他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等から
なっており、粒子の内外にわたって無数微小気孔が連通
存在しており、アルカリ性である。
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシ
ウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7
重量%) 、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム
(約0.76重量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、
他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等から
なっており、粒子の内外にわたって無数微小気孔が連通
存在しており、アルカリ性である。
【0030】バインダーとしては、例えばベントナイ
ト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリサイト、
パイオフィライト、耐火粘土、モンモリロナイト、等が
あげられる。
ト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリサイト、
パイオフィライト、耐火粘土、モンモリロナイト、等が
あげられる。
【0031】本発明において、セラミックス成形体は酸
溶液又はアルカリ性二酸化塩素溶液の含浸体となればよ
く、その形状は任意であり、例えば粒状、球状、柱状等
の形状があげられる。
溶液又はアルカリ性二酸化塩素溶液の含浸体となればよ
く、その形状は任意であり、例えば粒状、球状、柱状等
の形状があげられる。
【0032】しかし、酸溶液又はアルカリ性二酸化塩素
溶液の含浸性、二酸化塩素ガスの放出性、装置設計の便
宜等を考慮すると柱状が好ましい。
溶液の含浸性、二酸化塩素ガスの放出性、装置設計の便
宜等を考慮すると柱状が好ましい。
【0033】例えば、円柱状のセラミックス成形体で長
さ方向に複数の小孔を有する中空のパイプを挿入したも
の;円柱状セラミックスの成形体であり、該成形体の両
端から各々、中空のパイプを挿入し、2本のパイプ間の
セラミックス成形体内にパイプの中空部と一体化する貫
通孔を形成してなるもの;等の各種の態様が任意に考え
られる。
さ方向に複数の小孔を有する中空のパイプを挿入したも
の;円柱状セラミックスの成形体であり、該成形体の両
端から各々、中空のパイプを挿入し、2本のパイプ間の
セラミックス成形体内にパイプの中空部と一体化する貫
通孔を形成してなるもの;等の各種の態様が任意に考え
られる。
【0034】前記セラミックス成形体は、ドライヤー本
体に対し着脱自在に、例えばカートリッジ形式で配設す
ることができる。このようにすれば、一定期間使用後、
新たなセラミックス吸着体との交換が容易にできる。
体に対し着脱自在に、例えばカートリッジ形式で配設す
ることができる。このようにすれば、一定期間使用後、
新たなセラミックス吸着体との交換が容易にできる。
【0035】前記セラミックス成形体に酸溶液又はアル
カリ性二酸化塩素溶液を含浸させるため、酸溶液又はア
ルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置を設けることもでき
る。
カリ性二酸化塩素溶液を含浸させるため、酸溶液又はア
ルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置を設けることもでき
る。
【0036】この場合、セラミックス成形体には酸溶液
又はアルカリ性二酸化塩素溶液の供給用の供給溝を適宜
形成することができる。前記供給装置はドライヤー本体
に対して着脱自在に配設することができる。
又はアルカリ性二酸化塩素溶液の供給用の供給溝を適宜
形成することができる。前記供給装置はドライヤー本体
に対して着脱自在に配設することができる。
【0037】前記酸溶液供給装置及びアルカリ性二酸化
塩素溶液供給装置をドライヤー本体に着脱自在に配設す
ることにより、酸溶液及びアルカリ性二酸化塩素溶液の
補給を迅速かつ容易に行うことができる。
塩素溶液供給装置をドライヤー本体に着脱自在に配設す
ることにより、酸溶液及びアルカリ性二酸化塩素溶液の
補給を迅速かつ容易に行うことができる。
【0038】本発明に係る脱臭殺菌用ドライヤーの吹出
口側に、これと連通する温風を吐き出す複数の小孔を形
成し、内部が中空の複数の靴差込み部材を取り付けるよ
うにすることができる。これにより、同時に複数の靴を
脱臭殺菌することができる。
口側に、これと連通する温風を吐き出す複数の小孔を形
成し、内部が中空の複数の靴差込み部材を取り付けるよ
うにすることができる。これにより、同時に複数の靴を
脱臭殺菌することができる。
【0039】また、本発明に係る脱臭殺菌用ドライヤー
は布団乾燥機、掃除機、又はエアコン内に配置すること
ができる。これにより布団乾燥機、掃除機、又はエアコ
ン内に含まれる悪臭、細菌を脱臭殺菌できる。
は布団乾燥機、掃除機、又はエアコン内に配置すること
ができる。これにより布団乾燥機、掃除機、又はエアコ
ン内に含まれる悪臭、細菌を脱臭殺菌できる。
【0040】以下に添付図面を参照しながら本発明の好
適な実施例を説明する。図1は本発明の脱臭殺菌用ドラ
イヤーの一例の側断面の概略図を示したものであり、図
2は本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの他の例の側断面の
概略図を示したものである。
適な実施例を説明する。図1は本発明の脱臭殺菌用ドラ
イヤーの一例の側断面の概略図を示したものであり、図
2は本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの他の例の側断面の
概略図を示したものである。
【0041】図3は着脱自在なセラミックス成形体の一
例の斜視図を示したものであり、図4は図3のセラミッ
クス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を示したも
のであり、図5は図3のセラミックス成形体を2個組み
合わせた例の斜視図を示したものであり、図6は図5の
セラミックス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を
示したものである。
例の斜視図を示したものであり、図4は図3のセラミッ
クス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を示したも
のであり、図5は図3のセラミックス成形体を2個組み
合わせた例の斜視図を示したものであり、図6は図5の
セラミックス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を
示したものである。
【0042】図7は着脱自在なセラミックス成形体の他
の例の斜視図を示したものであり、図8は図7のセラミ
ックス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を示した
ものであり、図9は図7のセラミックス成形体を2個組
み合わせた例の斜視図を示したものであり、図10は図
9のセラミックス成形体に溶液供給溝を設けたものを2
個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
の例の斜視図を示したものであり、図8は図7のセラミ
ックス成形体に溶液供給溝を設けた例の斜視図を示した
ものであり、図9は図7のセラミックス成形体を2個組
み合わせた例の斜視図を示したものであり、図10は図
9のセラミックス成形体に溶液供給溝を設けたものを2
個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
【0043】図1〜10において、1はドライヤー本
体、2は吹出口、3はヒーター、4は送風機、5、6は
着脱自在なセラミックス成形体、7は成形体内に設けら
れる貫通孔、8、9は各々、アルカリ性二酸化塩素溶
液、クエン酸溶液供給用の溝、10、11は各々、二酸
化塩素溶液、クエン酸溶液の供給装置、12はスイッ
チ、13はコードである。
体、2は吹出口、3はヒーター、4は送風機、5、6は
着脱自在なセラミックス成形体、7は成形体内に設けら
れる貫通孔、8、9は各々、アルカリ性二酸化塩素溶
液、クエン酸溶液供給用の溝、10、11は各々、二酸
化塩素溶液、クエン酸溶液の供給装置、12はスイッ
チ、13はコードである。
【0044】図1及び図2ではドライヤーを携帯用の小
型のものを利用する場合について述べたが、ドライヤー
はこれに限られるものでないことは勿論である。
型のものを利用する場合について述べたが、ドライヤー
はこれに限られるものでないことは勿論である。
【0045】また、ドライヤーを壁等に取り付け型とし
て、吹出口を2個以上設けることにより、殺菌、脱臭等
の対象である靴等を複数個同時に処理することが可能で
ある。
て、吹出口を2個以上設けることにより、殺菌、脱臭等
の対象である靴等を複数個同時に処理することが可能で
ある。
【0046】更に、ドライヤーを大型化して、スポーツ
教室等に本発明に係る大型ドライヤーを設置した殺菌、
脱臭ルームを設けることにより、使用したスポーツ用
具、例えばスポーツシューズ、トレーニングウエア等を
多数同時に処理することが可能である。
教室等に本発明に係る大型ドライヤーを設置した殺菌、
脱臭ルームを設けることにより、使用したスポーツ用
具、例えばスポーツシューズ、トレーニングウエア等を
多数同時に処理することが可能である。
【0047】また、本発明に係るドライヤーにタイマー
を設けて、予め殺菌、脱臭等の時間を設定して自動的に
対象物を殺菌脱臭処理することができることは勿論であ
る。
を設けて、予め殺菌、脱臭等の時間を設定して自動的に
対象物を殺菌脱臭処理することができることは勿論であ
る。
【0048】本発明に係るドライヤーは、図1に示すよ
うに、前記アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体5と酸溶液、例えばクエン酸溶液を含浸
させたセラミックス成形体6とを連結した構成とするこ
とができる。
うに、前記アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体5と酸溶液、例えばクエン酸溶液を含浸
させたセラミックス成形体6とを連結した構成とするこ
とができる。
【0049】この場合、アルカリ性二酸化塩素溶液を含
浸させたセラミックス成形体5を、ドライヤーの吹出口
2側に、クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体
6をヒーター3側に配設する。
浸させたセラミックス成形体5を、ドライヤーの吹出口
2側に、クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体
6をヒーター3側に配設する。
【0050】これらのセラミックス成形体5、6内の貫
通孔7(図3〜図10参照)に加熱された空気流を通過
させることにより、二酸化塩素ガスが更に有効に遊離生
成され、対象物である靴等の脱臭、殺菌、防カビ等の効
果は更に増強され、即効性に優れたものとなる。
通孔7(図3〜図10参照)に加熱された空気流を通過
させることにより、二酸化塩素ガスが更に有効に遊離生
成され、対象物である靴等の脱臭、殺菌、防カビ等の効
果は更に増強され、即効性に優れたものとなる。
【0051】この場合、安定化二酸化塩素溶液を含浸さ
せたセラミックス成形体5とクエン酸を含浸させたセラ
ミックス成形体6との体積比率を約7対3程度にするの
が好ましい。なお、ここではクエン酸溶液を含浸させた
成形体を使用したが、含浸させる酸はこれに限らない。
せたセラミックス成形体5とクエン酸を含浸させたセラ
ミックス成形体6との体積比率を約7対3程度にするの
が好ましい。なお、ここではクエン酸溶液を含浸させた
成形体を使用したが、含浸させる酸はこれに限らない。
【0052】更に本発明においては、例えば図2、図
4、図8に示すようにセラミックス成形体5にアルカリ
性二酸化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給装置1
0を備え、該セラミックス成形体5の側面部の周囲方向
に前記二酸化塩素溶液供給装置10からアルカリ性二酸
化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給溝8を形成す
る。
4、図8に示すようにセラミックス成形体5にアルカリ
性二酸化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給装置1
0を備え、該セラミックス成形体5の側面部の周囲方向
に前記二酸化塩素溶液供給装置10からアルカリ性二酸
化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給溝8を形成す
る。
【0053】また、他方のセラミックス成形体6に酸溶
液、例えばクエン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給装
置11を備え、該セラミックス成形体6の側面部の周囲
方向に前記クエン酸溶液供給装置11からクエン酸溶液
を供給するクエン酸溶液供給溝9を形成するように構成
することができる。
液、例えばクエン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給装
置11を備え、該セラミックス成形体6の側面部の周囲
方向に前記クエン酸溶液供給装置11からクエン酸溶液
を供給するクエン酸溶液供給溝9を形成するように構成
することができる。
【0054】本発明においては図2に示すようにドライ
ヤー1の例えば上方に、並列又は直列に各々、二酸化塩
素溶液用とクエン酸溶液用の供給装置10、11を配設
することができる。
ヤー1の例えば上方に、並列又は直列に各々、二酸化塩
素溶液用とクエン酸溶液用の供給装置10、11を配設
することができる。
【0055】この場合、該供給装置10、11からアル
カリ性二酸化塩素溶液、クエン酸溶液を両方のセラミッ
クス成形体の供給溝8、9に供給する。該供給溝8、9
に供給される二酸化塩素溶液とクエン酸溶液をセラミッ
ク成形体5、6に含浸させ、セラミックス成形体内に設
けられた貫通孔7(図3〜図10参照)に熱風を吹き込
むことにより、二酸化塩素ガスを含む空気流が生成され
ることとなる。
カリ性二酸化塩素溶液、クエン酸溶液を両方のセラミッ
クス成形体の供給溝8、9に供給する。該供給溝8、9
に供給される二酸化塩素溶液とクエン酸溶液をセラミッ
ク成形体5、6に含浸させ、セラミックス成形体内に設
けられた貫通孔7(図3〜図10参照)に熱風を吹き込
むことにより、二酸化塩素ガスを含む空気流が生成され
ることとなる。
【0056】このように構成することにより、セラミッ
クス成形体の交換時期を更に遅らすことが可能となると
共に、殺菌、脱臭、防カビ等の効果を更に高めることが
できる。
クス成形体の交換時期を更に遅らすことが可能となると
共に、殺菌、脱臭、防カビ等の効果を更に高めることが
できる。
【0057】前記セラミックス成形体5、6は、通常、
柱状、例えば円柱状であって、その断面に複数の長さ方
向の貫通孔7を有するものである。貫通孔7は通気性を
良くするために多数設けるのが好ましい。
柱状、例えば円柱状であって、その断面に複数の長さ方
向の貫通孔7を有するものである。貫通孔7は通気性を
良くするために多数設けるのが好ましい。
【0058】図3に示すように、セラミックス成形体
5、6の断面の長さ方向に前記貫通孔7として同様の径
を有する比較的小さなものを多数設けることにより、こ
れを通過する空気流に二酸化塩素ガスの含有量が増加さ
れ、脱臭、殺菌等の効果を高めることができる。
5、6の断面の長さ方向に前記貫通孔7として同様の径
を有する比較的小さなものを多数設けることにより、こ
れを通過する空気流に二酸化塩素ガスの含有量が増加さ
れ、脱臭、殺菌等の効果を高めることができる。
【0059】また、図7に示すようにセラミックス成形
体5、6の断面中央部に径の大きい貫通孔を配設し、そ
の周囲に比較的小さい径の貫通孔を多数配設するように
構成することができる。
体5、6の断面中央部に径の大きい貫通孔を配設し、そ
の周囲に比較的小さい径の貫通孔を多数配設するように
構成することができる。
【0060】このように構成することにより、二酸化塩
素ガスを含む空気流のヒーター3側への逆流を防止する
ことが可能となる。
素ガスを含む空気流のヒーター3側への逆流を防止する
ことが可能となる。
【0061】前記クエン酸溶液を含浸させたセラミック
ス成形体6とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体5とを、図5、図6、図9、図10に
示すように、紙又は不織布で連結することにより、両者
の連結を強固にして更に本発明の効果を高めることがで
きる。
ス成形体6とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体5とを、図5、図6、図9、図10に
示すように、紙又は不織布で連結することにより、両者
の連結を強固にして更に本発明の効果を高めることがで
きる。
【0062】該セラミックス成形体5、6はドライヤー
本体1に対し着脱自在に、例えばカートリッジ形式で、
配設するのが好ましく、この場合には一定期間(例えば
1〜3ケ月)使用後、二酸化塩素を含浸させた新たなセ
ラミックス吸着体と交換される。
本体1に対し着脱自在に、例えばカートリッジ形式で、
配設するのが好ましく、この場合には一定期間(例えば
1〜3ケ月)使用後、二酸化塩素を含浸させた新たなセ
ラミックス吸着体と交換される。
【0063】前記アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置1
0及びクエン酸溶液供給装置11もドライヤー本体に着
脱自在に配設するのが好ましい。このように構成するこ
とにより、該溶液の補給が容易に行え、また該供給装置
からアルカリ性二酸化塩素溶液又はクエン酸溶液を供給
することが容易となる。
0及びクエン酸溶液供給装置11もドライヤー本体に着
脱自在に配設するのが好ましい。このように構成するこ
とにより、該溶液の補給が容易に行え、また該供給装置
からアルカリ性二酸化塩素溶液又はクエン酸溶液を供給
することが容易となる。
【0064】図11は本発明に係るドライヤーの別の態
様(エアータオル)の概略構成を示す断面図であり、図
12は本発明に係るセラミックス成形体の1つの構成例
を示す図であり、図13は該セラミックス成形体に溶液
供給装置から溶液を供給する例を示す図である。
様(エアータオル)の概略構成を示す断面図であり、図
12は本発明に係るセラミックス成形体の1つの構成例
を示す図であり、図13は該セラミックス成形体に溶液
供給装置から溶液を供給する例を示す図である。
【0065】図14は本発明に係る柱状のセラミックス
成形体の第2の構成例を示す図であり、図15は本発明
に係る第2の構成例のセラミックス成形体に溶液供給装
置から溶液を供給する例を示す図である。
成形体の第2の構成例を示す図であり、図15は本発明
に係る第2の構成例のセラミックス成形体に溶液供給装
置から溶液を供給する例を示す図である。
【0066】図16は柱状のセラミックス成形体を外枠
部材に装着した第1、第2、第3の部材の概略構成を示
す図である。
部材に装着した第1、第2、第3の部材の概略構成を示
す図である。
【0067】図11において、21はエアータオル本
体、22は吹出口、23はヒーター、24は送風機、2
5はクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体、2
6は3本のクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形
体を装着した第1の部材である。
体、22は吹出口、23はヒーター、24は送風機、2
5はクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体、2
6は3本のクエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形
体を装着した第1の部材である。
【0068】27、29はアルカリ性二酸化塩素溶液を
含浸させたセラミックス成形体、28、30は3本のア
ルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形
体を装着した第2、第3の部材である。
含浸させたセラミックス成形体、28、30は3本のア
ルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形
体を装着した第2、第3の部材である。
【0069】31はクエン酸溶液の供給装置、32はア
ルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置、33(図12〜1
5参照)は中空パイプ、34は中空パイプに形成される
小孔(図12〜15参照)、35はセラミックス成形体
の両端に差し込まれた中空パイプ33と連通するセラミ
ックス成形体内部に形成された貫通孔であり、36は柱
状のセラミックス成形体を装着するための外枠部材であ
る。
ルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置、33(図12〜1
5参照)は中空パイプ、34は中空パイプに形成される
小孔(図12〜15参照)、35はセラミックス成形体
の両端に差し込まれた中空パイプ33と連通するセラミ
ックス成形体内部に形成された貫通孔であり、36は柱
状のセラミックス成形体を装着するための外枠部材であ
る。
【0070】図11のドライヤー(エアータオル)は、
ヒーター23と吹出口22との間に、クエン酸溶液を含
浸させた3本のセラミックス成形体25を装着した第1
の部材26が、ヒーター23側に配設される。
ヒーター23と吹出口22との間に、クエン酸溶液を含
浸させた3本のセラミックス成形体25を装着した第1
の部材26が、ヒーター23側に配設される。
【0071】前記第1の部材26の下方には、アルカリ
性二酸化塩素溶液を含浸させた3本のセラミックス成形
体27、29を各々、装着した第2の部材28、第3の
部材30が配設される。
性二酸化塩素溶液を含浸させた3本のセラミックス成形
体27、29を各々、装着した第2の部材28、第3の
部材30が配設される。
【0072】ヒーター23によって加熱された温風は、
前記クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体2
5、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミック
ス成形体27、29と接触しながら、吹出口22方向に
流れる。
前記クエン酸溶液を含浸させたセラミックス成形体2
5、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミック
ス成形体27、29と接触しながら、吹出口22方向に
流れる。
【0073】図12に示すように、該セラミックス成形
体は例えば円柱状であって、該セラミックスの内部中央
には、例えばステンレス製の中空パイプ33を長さ方向
に差し込み、該パイプには小孔34が複数形成された構
成とすることができる。
体は例えば円柱状であって、該セラミックスの内部中央
には、例えばステンレス製の中空パイプ33を長さ方向
に差し込み、該パイプには小孔34が複数形成された構
成とすることができる。
【0074】図13に示すように、図11の溶液供給装
置31、32からのクエン酸溶液又はアルカリ性二酸化
塩素溶液が図13の中空パイプ33の一方側に供給さ
れ、中空パイプ33に供給された該溶液は該パイプに形
成された小孔34を通して該セラミックス成形体に含浸
される。
置31、32からのクエン酸溶液又はアルカリ性二酸化
塩素溶液が図13の中空パイプ33の一方側に供給さ
れ、中空パイプ33に供給された該溶液は該パイプに形
成された小孔34を通して該セラミックス成形体に含浸
される。
【0075】また、本発明に係るセラミックス成形体は
図14に示すように、例えば円柱状であって、該セラミ
ックス成形体の両端に中空パイプ33を差し込み、両パ
イプと連通するようにセラミックス成形体内部の中央部
に貫通孔35を形成した構造とすることができる。
図14に示すように、例えば円柱状であって、該セラミ
ックス成形体の両端に中空パイプ33を差し込み、両パ
イプと連通するようにセラミックス成形体内部の中央部
に貫通孔35を形成した構造とすることができる。
【0076】図15に示すように、図11の溶液供給装
置31、32からのクエン酸溶液又はアルカリ性二酸化
塩素溶液が図15の中空パイプ33の一方側に供給さ
れ、中空パイプ33に供給された該溶液はセラミックス
成形体内部に形成された貫通孔35を通して該セラミッ
クス成形体に含浸される。
置31、32からのクエン酸溶液又はアルカリ性二酸化
塩素溶液が図15の中空パイプ33の一方側に供給さ
れ、中空パイプ33に供給された該溶液はセラミックス
成形体内部に形成された貫通孔35を通して該セラミッ
クス成形体に含浸される。
【0077】図15において、パイプ33は、クエン酸
溶液供給装置31、アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置
32からクエン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液を供
給するために中空となっている。
溶液供給装置31、アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置
32からクエン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素溶液を供
給するために中空となっている。
【0078】また、上記パイプ33の一方の端は、クエ
ン酸溶液供給装置31、アルカリ性二酸化塩素溶液供給
装置32と連結されているが、他方の端はクエン酸溶
液、アルカリ性二酸化塩素溶液の流出を阻止するために
封止してある。
ン酸溶液供給装置31、アルカリ性二酸化塩素溶液供給
装置32と連結されているが、他方の端はクエン酸溶
液、アルカリ性二酸化塩素溶液の流出を阻止するために
封止してある。
【0079】無数の気孔を有するセラミックス吸着体は
毛細管現象により、溶液をよく吸収し、溶液が含浸され
るのを助ける作用を行う。また、温風と接触させたとき
に二酸化塩素ガスの発生を促進する作用を行う。
毛細管現象により、溶液をよく吸収し、溶液が含浸され
るのを助ける作用を行う。また、温風と接触させたとき
に二酸化塩素ガスの発生を促進する作用を行う。
【0080】該セラミックス成形体をエアータオル本体
21に配設する場合は、図16に示すように、セラミッ
クス成形体の各両端に突き出した中空パイプを外枠部材
36に着脱自在に装着する。
21に配設する場合は、図16に示すように、セラミッ
クス成形体の各両端に突き出した中空パイプを外枠部材
36に着脱自在に装着する。
【0081】図11において、クエン酸溶液を含浸させ
たセラミックス成形体を図16の外枠部材36に装着し
た第1の部材26をヒーター23側に、アルカリ性二酸
化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体を該外枠部
材に装着した第2、第3の部材28、30を吹出口22
側に空気流と直角に交差するように配設する。
たセラミックス成形体を図16の外枠部材36に装着し
た第1の部材26をヒーター23側に、アルカリ性二酸
化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体を該外枠部
材に装着した第2、第3の部材28、30を吹出口22
側に空気流と直角に交差するように配設する。
【0082】クエン酸溶液を含浸させた第1の部材26
を、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させた第2及び第
3の部材28、30よりも空気流れ方向に向かって前に
配設することにより、二酸化塩素ガスの遊離が促進さ
れ、温風に含まれる二酸化塩素ガスの量を増加すること
ができる。
を、アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させた第2及び第
3の部材28、30よりも空気流れ方向に向かって前に
配設することにより、二酸化塩素ガスの遊離が促進さ
れ、温風に含まれる二酸化塩素ガスの量を増加すること
ができる。
【0083】また、該セラミックス成形体25、27、
29はエアータオル本体21に対し着脱自在に、例えば
カートリッジ形式で配設するのが好ましく、この場合に
は一定期間使用後、新たなセラミックス吸着体との交換
が容易にできる。
29はエアータオル本体21に対し着脱自在に、例えば
カートリッジ形式で配設するのが好ましく、この場合に
は一定期間使用後、新たなセラミックス吸着体との交換
が容易にできる。
【0084】本発明に係るエアータオルには、セラミッ
クス成形体にクエン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給
装置31と、セラミックス成形体にアルカリ性二酸化塩
素溶液を供給するアルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置
32を備えてなる。
クス成形体にクエン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給
装置31と、セラミックス成形体にアルカリ性二酸化塩
素溶液を供給するアルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置
32を備えてなる。
【0085】該クエン酸溶液の供給装置31及びアルカ
リ性二酸化塩素溶液の供給装置32は、エアータオル本
体に着脱自在に配設される。これにより該溶液の補給が
容易にできる。
リ性二酸化塩素溶液の供給装置32は、エアータオル本
体に着脱自在に配設される。これにより該溶液の補給が
容易にできる。
【0086】図17は本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの
吹出口側にこれと連通する靴差し込み用部材を装着した
一例の側断面の概略図を示したものであり、図18はそ
の正面の概略図を示したものである。
吹出口側にこれと連通する靴差し込み用部材を装着した
一例の側断面の概略図を示したものであり、図18はそ
の正面の概略図を示したものである。
【0087】図17、18において、1はドライヤー本
体、40は靴、41は靴差し込み用部材、42は靴差し
込み用部材に形成される複数の小孔、43はタイマー、
44はドライヤー作動スイッチ、45は靴差し込み用部
材動作スイッチ、46は壁である。
体、40は靴、41は靴差し込み用部材、42は靴差し
込み用部材に形成される複数の小孔、43はタイマー、
44はドライヤー作動スイッチ、45は靴差し込み用部
材動作スイッチ、46は壁である。
【0088】図17に示すように、本発明に係るドライ
ヤー1には、該ドライヤー1の吹出口と連通する中空で
複数の小孔42を形成する可動の靴差し込み用部材41
を取り付けることができる。またドライヤー本体1を壁
等に取り付けることができ、靴差し込み用部材41は複
数取り付けることができる。
ヤー1には、該ドライヤー1の吹出口と連通する中空で
複数の小孔42を形成する可動の靴差し込み用部材41
を取り付けることができる。またドライヤー本体1を壁
等に取り付けることができ、靴差し込み用部材41は複
数取り付けることができる。
【0089】ドライヤー1により供給された温風は、該
吹出口から靴差し込み用部材41内部を通過し、該靴差
し込み用部材41に形成される小孔42から放出され、
靴40内部を脱臭殺菌する。
吹出口から靴差し込み用部材41内部を通過し、該靴差
し込み用部材41に形成される小孔42から放出され、
靴40内部を脱臭殺菌する。
【0090】脱臭殺菌処理にあたっては、壁46等に取
り付けられたドライヤー本体1から該靴差し込み用部材
41を、図17の矢印に示すように手前に引き出し、こ
れに靴40を差し込む。その後ドライヤー作動スイッチ
44によりドライヤーを作動させる。
り付けられたドライヤー本体1から該靴差し込み用部材
41を、図17の矢印に示すように手前に引き出し、こ
れに靴40を差し込む。その後ドライヤー作動スイッチ
44によりドライヤーを作動させる。
【0091】この場合、靴差し込み用部材41の動作は
手動によるか又は靴差し込み用部材動作スイッチ45に
よる電動とすることができる。また脱臭殺菌処理時間は
タイマー43により制御することもできる。
手動によるか又は靴差し込み用部材動作スイッチ45に
よる電動とすることができる。また脱臭殺菌処理時間は
タイマー43により制御することもできる。
【0092】このように構成することにより、同時に複
数個の靴の脱臭、殺菌、防カビ処理が自動的に可能とな
り、例えばスポーツ教室、道場等において好適である。
数個の靴の脱臭、殺菌、防カビ処理が自動的に可能とな
り、例えばスポーツ教室、道場等において好適である。
【0093】ここでは、第1の部材にはクエン酸溶液を
含浸させたセラミックス成形体を3本、第2及び第3の
部材にはアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミ
ックス成形体を各々3本装着した場合を説明したが、該
部材に装着されるクエン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体の数は3本に限ら
れるものではなく任意である。
含浸させたセラミックス成形体を3本、第2及び第3の
部材にはアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミ
ックス成形体を各々3本装着した場合を説明したが、該
部材に装着されるクエン酸溶液、アルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させたセラミックス成形体の数は3本に限ら
れるものではなく任意である。
【0094】また、ここではクエン酸溶液を含浸させた
セラミックス成形体を装着した第1の部材を1個、アル
カリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体
を装着した第2及び第3の部材を2個配設した場合を説
明したが、これらのセラミックス成形体を装着する該部
材の数もこれに限られるものではなく任意である。
セラミックス成形体を装着した第1の部材を1個、アル
カリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミックス成形体
を装着した第2及び第3の部材を2個配設した場合を説
明したが、これらのセラミックス成形体を装着する該部
材の数もこれに限られるものではなく任意である。
【0095】
実施例1
100 メッシュの牛骨粉末60重量%、シリカ20重量%、ア
ルミナ20重量%からなる混合物を大小2個成形して、一
方の成形体を他方の約7分の3の大きさとして、第7図
に示されるようなセラミックス成形体2個を得た。
ルミナ20重量%からなる混合物を大小2個成形して、一
方の成形体を他方の約7分の3の大きさとして、第7図
に示されるようなセラミックス成形体2個を得た。
【0096】このようにして得られた大きい方のセラミ
ックス成形体5を60°Cに加熱し、加熱したセラミッ
クス成形体を、常温のアルカリ性二酸化塩素溶液中に5
〜10秒間浸した後取り上げた。
ックス成形体5を60°Cに加熱し、加熱したセラミッ
クス成形体を、常温のアルカリ性二酸化塩素溶液中に5
〜10秒間浸した後取り上げた。
【0097】小さい方のセラミックス成形体6を60°
Cに加熱し、加熱したセラミックス成形体を、ナトリウ
ム液でpH3乃至4に調整した常温のクエン酸溶液中に
5〜10秒間浸した後取り上げた。
Cに加熱し、加熱したセラミックス成形体を、ナトリウ
ム液でpH3乃至4に調整した常温のクエン酸溶液中に
5〜10秒間浸した後取り上げた。
【0098】その後、図9に示すように大きいセラミッ
クス成形体5と小さいセラミックス成形体6とを不織布
で巻き連結固定した。
クス成形体5と小さいセラミックス成形体6とを不織布
で巻き連結固定した。
【0099】大きい成形体、即ちアルカリ性二酸化塩素
溶液を含浸させた成形体5を、ドライヤーの吹出口2側
に、小さい成形体即ちクエン酸溶液を含浸させた成形体
6をドライヤーのヒーター3側に装着した。
溶液を含浸させた成形体5を、ドライヤーの吹出口2側
に、小さい成形体即ちクエン酸溶液を含浸させた成形体
6をドライヤーのヒーター3側に装着した。
【0100】これらの成形体5、6の貫通孔7を送風機
4からヒーター3を通り約50°Cに加熱された空気流
を通すことにより、二酸化塩素を含む空気流を生成させ
た。
4からヒーター3を通り約50°Cに加熱された空気流
を通すことにより、二酸化塩素を含む空気流を生成させ
た。
【0101】この空気流を使用後の靴に朝と夕方の2
回、各々4〜6分吹き込んだところ、悪臭のない乾燥し
た靴が得られた。この靴を水虫患者が4日間、上記の朝
夕の処理をしながら履き続けたが、靴は悪臭がなく乾燥
した状態に保つことができた。
回、各々4〜6分吹き込んだところ、悪臭のない乾燥し
た靴が得られた。この靴を水虫患者が4日間、上記の朝
夕の処理をしながら履き続けたが、靴は悪臭がなく乾燥
した状態に保つことができた。
【0102】実施例2
細菌(Escherichia coli ATCC 8739 及び Staphylococcu
s aureus (MRSA) HIC2011) をソイビーン・カゼイン・
ダイジェスト(SCD) 液体培地 5 ml で37℃、24時間培養
し、酵母(Candida albicans ATCC 10231) をグルコース
・ペプトン(GP)液体培地 5 ml で37℃、24時間培養し、
カビ(Cladosporium)をポテト・デキストロース(PD)寒天
培地で、27℃、1 週間培養した。細菌は102 〜103 倍希
釈した菌液、酵母・カビは約106ml とした菌液を試験に
用いた。
s aureus (MRSA) HIC2011) をソイビーン・カゼイン・
ダイジェスト(SCD) 液体培地 5 ml で37℃、24時間培養
し、酵母(Candida albicans ATCC 10231) をグルコース
・ペプトン(GP)液体培地 5 ml で37℃、24時間培養し、
カビ(Cladosporium)をポテト・デキストロース(PD)寒天
培地で、27℃、1 週間培養した。細菌は102 〜103 倍希
釈した菌液、酵母・カビは約106ml とした菌液を試験に
用いた。
【0103】安定化二酸化塩素溶液を希釈して1500
ppm濃度とし、この希釈液を天然カルシウムセラミッ
クス成形体に含浸させた含浸体と、5%クエン酸溶液
(アルカリでpH3乃至4に調整したもの)を天然カル
シウムセラミックス成形体に含浸させた含浸体とを、前
者をドライヤーの吹出口側に、後者をドライヤーのヒー
ター側に配置した。先に用意した菌液をペーパーディス
ク( φ 9mm) に 0.06 ml含浸させ、これに上記ドライヤ
ーからの約40℃の温風を約3.5分間、吹きつけて処
理した。
ppm濃度とし、この希釈液を天然カルシウムセラミッ
クス成形体に含浸させた含浸体と、5%クエン酸溶液
(アルカリでpH3乃至4に調整したもの)を天然カル
シウムセラミックス成形体に含浸させた含浸体とを、前
者をドライヤーの吹出口側に、後者をドライヤーのヒー
ター側に配置した。先に用意した菌液をペーパーディス
ク( φ 9mm) に 0.06 ml含浸させ、これに上記ドライヤ
ーからの約40℃の温風を約3.5分間、吹きつけて処
理した。
【0104】処理後、各供試菌液を含浸したペーパーデ
ィスクから、細菌は SCD液体培地、真菌はGP液体培地 1
0 mlに接種し、それぞれ35℃、48時間、さらに27℃、1
週間後培養して、本願発明の殺菌用ドライヤーの殺菌効
果を判定した。その結果、細菌、酵母、カビのいずれの
生菌数も認められなかった。
ィスクから、細菌は SCD液体培地、真菌はGP液体培地 1
0 mlに接種し、それぞれ35℃、48時間、さらに27℃、1
週間後培養して、本願発明の殺菌用ドライヤーの殺菌効
果を判定した。その結果、細菌、酵母、カビのいずれの
生菌数も認められなかった。
【0105】実施例3
細菌(Trichophyton rubrum IF0 6203 白セン菌(水虫
菌)) をポテトデキストロース寒天培地で25°C、7 〜
14日間培養後、菌体をポリソルベート80を0.05%添加し
た滅菌水に懸濁させ、菌数が104 〜105/mlとなるように
調製して菌液とし、該菌液 0.2 ml をガーゼに染み込ま
せた。
菌)) をポテトデキストロース寒天培地で25°C、7 〜
14日間培養後、菌体をポリソルベート80を0.05%添加し
た滅菌水に懸濁させ、菌数が104 〜105/mlとなるように
調製して菌液とし、該菌液 0.2 ml をガーゼに染み込ま
せた。
【0106】安定化二酸化塩素を希釈して1500pp
m濃度とし、この希釈液を天然カルシウムセラミックス
成形体に含浸させた含浸体と、5%クエン酸溶液(アル
カリでpH3乃至4に調整したもの)を天然カルシウム
セラミックス成形体に含浸させた含浸体とを、前者をド
ライヤーの吹出口側に、後者をドライヤーのヒーター側
に配置した。
m濃度とし、この希釈液を天然カルシウムセラミックス
成形体に含浸させた含浸体と、5%クエン酸溶液(アル
カリでpH3乃至4に調整したもの)を天然カルシウム
セラミックス成形体に含浸させた含浸体とを、前者をド
ライヤーの吹出口側に、後者をドライヤーのヒーター側
に配置した。
【0107】前記菌液を染み込ませたガーゼに、上記ド
ライヤーから約40℃の温風を、約5分間、吹きつけて
処理した。その結果、60分後の生菌数は40となり、
約4時間後には10以下となった。
ライヤーから約40℃の温風を、約5分間、吹きつけて
処理した。その結果、60分後の生菌数は40となり、
約4時間後には10以下となった。
【0108】実施例4
100 メッシュの牛骨粉末60重量%、シリカ20重量%、ア
ルミナ20重量%からなる混合物を成形して、図12に示
されるような8個の小孔を開けた10mm径の中空パイプを
差し込んだ25mm径の円柱状のセラミックス成形体を得
た。
ルミナ20重量%からなる混合物を成形して、図12に示
されるような8個の小孔を開けた10mm径の中空パイプを
差し込んだ25mm径の円柱状のセラミックス成形体を得
た。
【0109】この成形体を3本装着した部材を3組作成
し、図11のエアータオル本体に装着し、第1の部材に
配設された成形体には、クエン酸溶液供給装置からのp
H3乃至4にアルカリで調整したクエン酸溶液を含浸さ
せ、アルカリ性二酸化塩素溶液装置からは、第2及び第
3の部材に配設された成形体にアルカリ性二酸化塩素溶
液を約1500ppm含浸させた。
し、図11のエアータオル本体に装着し、第1の部材に
配設された成形体には、クエン酸溶液供給装置からのp
H3乃至4にアルカリで調整したクエン酸溶液を含浸さ
せ、アルカリ性二酸化塩素溶液装置からは、第2及び第
3の部材に配設された成形体にアルカリ性二酸化塩素溶
液を約1500ppm含浸させた。
【0110】次いで、送風機24からヒーター23を通
り約40℃に加熱された空気流を、クエン酸溶液を含浸
させたセラミックス成形体、アルカリ性二酸化塩素溶液
を含浸させたセラミックス成形体と接触、通過させるこ
とにより、二酸化塩素ガスを含む温風がエアー吹出口か
ら排出された。吹き出された温風によって濡れた手を乾
燥し、かつ殺菌することができた。
り約40℃に加熱された空気流を、クエン酸溶液を含浸
させたセラミックス成形体、アルカリ性二酸化塩素溶液
を含浸させたセラミックス成形体と接触、通過させるこ
とにより、二酸化塩素ガスを含む温風がエアー吹出口か
ら排出された。吹き出された温風によって濡れた手を乾
燥し、かつ殺菌することができた。
【0111】
【発明の効果】本発明のドライヤーによれば、脱臭、殺
菌性の空気流を確実に、かつ簡便に供給することができ
る。
菌性の空気流を確実に、かつ簡便に供給することができ
る。
【0112】この空気流は各種の物品の脱臭、殺菌等に
有効であり、例えば、靴;剣道の防具、ボクシンググロ
ーブ、スキーシューズ等のスポーツ用具;ぬいぐるみ等
の玩具;下駄箱;脱衣場ロッカー;室内環境浄化トイ
レ;冷蔵庫;等の脱臭、殺菌や防カビに有効である。
有効であり、例えば、靴;剣道の防具、ボクシンググロ
ーブ、スキーシューズ等のスポーツ用具;ぬいぐるみ等
の玩具;下駄箱;脱衣場ロッカー;室内環境浄化トイ
レ;冷蔵庫;等の脱臭、殺菌や防カビに有効である。
【0113】また、エアータオルとして用いることによ
り、エアータオルの温風によって濡れた手を乾燥すると
同時に、確実に殺菌することができ、必要に応じて脱臭
することができる。
り、エアータオルの温風によって濡れた手を乾燥すると
同時に、確実に殺菌することができ、必要に応じて脱臭
することができる。
【図1】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの一例の側断面
の概略図を示したものである。
の概略図を示したものである。
【図2】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの他の例の側断
面の概略図を示したものである。
面の概略図を示したものである。
【図3】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例の斜視図を示したものである。
ックス成形体の第1の例の斜視図を示したものである。
【図4】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例に溶液供給溝を設けた例の斜視
図を示したものである。
ックス成形体の第1の例に溶液供給溝を設けた例の斜視
図を示したものである。
【図5】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例を2個組み合わせた例の斜視図
を示したものである。
ックス成形体の第1の例を2個組み合わせた例の斜視図
を示したものである。
【図6】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例に溶液供給溝を設けたものを2
個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
ックス成形体の第1の例に溶液供給溝を設けたものを2
個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
【図7】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第2の例の斜視図を示したものである。
ックス成形体の第2の例の斜視図を示したものである。
【図8】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第2の例に溶液供給溝を設けた例の斜視
図を示したものである。
ックス成形体の第2の例に溶液供給溝を設けた例の斜視
図を示したものである。
【図9】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第2の例を2個組み合わせた例の斜視図
を示したものである。
ックス成形体の第2の例を2個組み合わせた例の斜視図
を示したものである。
【図10】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラ
ミックス成形体の第2の例に溶液供給溝を設けたものを
2個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
ミックス成形体の第2の例に溶液供給溝を設けたものを
2個組み合わせた例の斜視図を示したものである。
【図11】本発明に係るドライヤー(エアータオル)の
一例の概略構成を示す断面図である。
一例の概略構成を示す断面図である。
【図12】本発明に係るセラミックス成形体の第1の構
成例を示す斜視図である。
成例を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る第1の構成例のセラミックス成
形体に溶液供給装置から溶液を供給する1例を示す図で
ある。
形体に溶液供給装置から溶液を供給する1例を示す図で
ある。
【図14】本発明に係るセラミックス成形体の第2の構
成例を示す斜視図である。
成例を示す斜視図である。
【図15】本発明に係る第2の構成例のセラミックス成
形体に溶液供給装置から溶液を供給する1例を示す図で
ある。
形体に溶液供給装置から溶液を供給する1例を示す図で
ある。
【図16】セラミックス成形体を装着した部材の概略構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図17】本発明のドライヤーに靴差し込み用部材を装
着した一例の側断面の概略図を示した図である。
着した一例の側断面の概略図を示した図である。
【図18】本発明のドライヤーに靴差し込み用部材を装
着した一例の正面の概略図を示した図である。
着した一例の正面の概略図を示した図である。
1 ドライヤー本体
2 吹出口
3 ヒーター
4 送風機
5 セラミックス成形体(アルカリ性二酸化塩素溶液
含浸セラミックス成形体) 6 セラミックス成形体(クエン酸溶液含浸セラミッ
クス成形体) 7 成形体中の貫通孔 8 アルカリ性二酸化塩素溶液供給用の溝 9 クエン酸溶液供給用の溝 10 アルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置 11 クエン酸溶液の供給装置 12 スイッチ 13 コード 14 不織布 21 エアータオル本体 22 吹出口 23 ヒーター 24 送風機 25、27、29 セラミックス成形体 26 第1の部材 28 第2の部材 30 第3の部材 31 クエン酸溶液供給装置 32 アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置 33 中空パイプ 34 中空パイプに形成される小孔 35 セラミックス成形体内の貫通孔 36 セラミックス成形体装着用外枠部材 40 靴 41 靴差し込み用部材 42 靴差し込み用部材に形成される小孔 43 タイマー 44 ドライヤー作動スイッチ 45 靴差し込み用部材動作スイッチ 46 壁
含浸セラミックス成形体) 6 セラミックス成形体(クエン酸溶液含浸セラミッ
クス成形体) 7 成形体中の貫通孔 8 アルカリ性二酸化塩素溶液供給用の溝 9 クエン酸溶液供給用の溝 10 アルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置 11 クエン酸溶液の供給装置 12 スイッチ 13 コード 14 不織布 21 エアータオル本体 22 吹出口 23 ヒーター 24 送風機 25、27、29 セラミックス成形体 26 第1の部材 28 第2の部材 30 第3の部材 31 クエン酸溶液供給装置 32 アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置 33 中空パイプ 34 中空パイプに形成される小孔 35 セラミックス成形体内の貫通孔 36 セラミックス成形体装着用外枠部材 40 靴 41 靴差し込み用部材 42 靴差し込み用部材に形成される小孔 43 タイマー 44 ドライヤー作動スイッチ 45 靴差し込み用部材動作スイッチ 46 壁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−31164(JP,A)
特開 平3−183552(JP,A)
特開 昭62−89602(JP,A)
特開 平7−265399(JP,A)
特開 平1−244702(JP,A)
実開 平3−7833(JP,U)
米国特許4468372(US,A)
米国特許4383377(US,A)
米国特許3290112(US,A)
米国特許4343765(US,A)
米国特許2517996(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61L 2/20
A61L 9/01
A61L 9/03
F26B 25/00
A45D 20/12
Claims (29)
- 【請求項1】 吹出口を有しかつ内部にヒーターと送風
機を収容したドライヤーであって、ヒーターと吹出口と
の間の空気流路に、酸溶液を含浸させたセラミックス成
形体とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラミッ
クス成形体を配設し、ヒーターによって加熱された空気
流を前記セラミックス成形体と接触させることにより二
酸化塩素ガスを含む温風を供給するように設計されてい
ることを特徴とする脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項2】 該セラミックス成形体がドライヤー本体
に着脱自在に配設されてなる請求項1記載の脱臭殺菌用
ドライヤー。 - 【請求項3】 該セラミックス成形体への酸溶液の供給
装置を備えてなる請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤ
ー。 - 【請求項4】 該セラミックス成形体へのアルカリ性二
酸化塩素溶液の供給装置を備えてなる請求項1記載の脱
臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項5】 該酸溶液の供給装置がドライヤー本体に
着脱自在に配設されてなる請求項3に記載の脱臭殺菌用
ドライヤー。 - 【請求項6】 該アルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置
がドライヤー本体に着脱自在に配設されなる請求項4に
記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項7】 該セラミックス成形体が、アルカリ性の
セラミックスの成形体である請求項1に記載の脱臭殺菌
用ドライヤー。 - 【請求項8】 該アルカリ性のセラミックスが、動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものである請求
項7に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項9】 該アルカリ性のセラミックスが、動物骨
粉を主たる活性成分とするものである請求項7に記載の
脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項10】 該アルカリ性のセラミックスが、シリ
カゲル、アルミナ及びゼオライトからなる群から選択さ
れる少なくとも1種のセラミックスを含有するものであ
る請求項7記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項11】 該酸溶液における酸がクエン酸である
請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項12】 該酸溶液における酸がクエン酸であ
り、クエン酸溶液がpH2〜pH5に調整したものであ
る請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項13】 該アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸さ
せたセラミックス成形体へのアルカリ性二酸化塩素溶液
の含浸量が二酸化塩素に換算して500ppm〜300
0ppmである請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項14】 前記セラミックス成形体が、柱状であ
り、該セラミックス成形体の長さ方向に複数の小孔を有
する中空のパイプを差し込んでなる請求項1に記載の脱
臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項15】 前記柱状のセラミックス成形体が、柱
状であり、該セラミックス成形体の両端から各々、中空
のパイプを挿入し、2本のパイプ間のセラミックス成形
体内にパイプの中空部と一体化する貫通孔を形成してな
る請求項1に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項16】 前記酸溶液を含浸させた柱状のセラミ
ックス成形体を複数本装着してなる第1の部材と、前記
アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させた柱状のセラミッ
クス成形体を複数本装着してなる第2及び第3の部材
を、該第1の部材をヒーター側に、該第2、第3の部材
を吹出口側に空気流と交差するように配設されてなる、
請求項1、14又は15記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項17】 脱臭殺菌用ドライヤーが、脱臭殺菌用
エアータオルである請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤ
ー。 - 【請求項18】 前記のセラミックス成形体が、柱状で
あり、その断面に複数の長さ方向の貫通孔を有する請求
項1に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項19】 前記のセラミックス成形体が円柱状で
ある請求項1に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項20】 前記セラミックス成形体の断面に長さ
方向の貫通孔が、同一形状で複数配設されたものである
請求項18記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項21】 前記セラミックス成形体の断面の長さ
方向の貫通孔が、中央に大きい径の貫通孔を配置し、そ
の周囲に小さい径の貫通孔を複数配置してなるものであ
る請求項18記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項22】 前記のセラミックス成形体が、柱状で
あり、その側面部の周囲方向に前記クエン酸溶液又は二
酸化塩素溶液の供給溝を形成してなることを特徴とする
請求項1に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項23】 クエン酸溶液を含浸させたセラミック
ス成形体とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体とを連結して固定してなる請求項1に記
載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項24】 クエン酸溶液を含浸させたセラミック
ス成形体とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセラ
ミックス成形体とを、紙及び/又は不織布で固定してな
る請求項23記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項25】 脱臭殺菌用ドライヤーが、スポーツ用
具、かつら、縫いぐるみ、下駄箱、ロッカー、冷蔵庫等
の各種の脱臭、殺菌、カビ防止に用いるものである請求
項1記載の脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項26】 脱臭殺菌用ドライヤーの吹出口と連通
する複数の靴差し込み部材を備え、該靴差し込み部材は
中空であり、複数の小孔を形成してなる請求項1記載の
脱臭殺菌用ドライヤー。 - 【請求項27】 脱臭殺菌用ドライヤーが、布団乾燥機
内に配置したものである請求項1記載の脱臭殺菌用ドラ
イヤー。 - 【請求項28】 脱臭殺菌用ドライヤーが、掃除機内に
配置したものである請求項1記載の脱臭殺菌用ドライヤ
ー。 - 【請求項29】 脱臭殺菌用ドライヤーが、エアコン内
に配置したものである請求項1記載の脱臭殺菌用ドライ
ヤー。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19714194A JP3373059B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-08-01 | 脱臭殺菌用ドライヤー |
TW083107449A TW300852B (ja) | 1994-04-01 | 1994-08-15 | |
US08/342,807 US5514346A (en) | 1994-04-01 | 1994-11-21 | Dryer for deodorization and sterilization |
SG1995000655A SG34233A1 (en) | 1994-04-01 | 1994-11-22 | Dryer for deodorization and sterilization |
EP94118355A EP0677296A3 (en) | 1994-04-01 | 1994-11-22 | Deodorization and sterilization dryer. |
AU11521/95A AU668492B2 (en) | 1994-04-01 | 1995-02-02 | Dryer for deodorization and sterilization |
CN95101919A CN1121833A (zh) | 1994-04-01 | 1995-02-10 | 脱臭灭菌干燥器 |
KR1019950002473A KR0136011B1 (ko) | 1994-04-01 | 1995-02-10 | 탈취 살균용 드라이어 |
BR9500861A BR9500861A (pt) | 1994-04-01 | 1995-02-21 | Secador desodorizante e esterilizante |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-105005 | 1994-04-21 | ||
JP10500594 | 1994-04-21 | ||
JP19714194A JP3373059B2 (ja) | 1994-04-21 | 1994-08-01 | 脱臭殺菌用ドライヤー |
SG1995000655A SG34233A1 (en) | 1994-04-01 | 1994-11-22 | Dryer for deodorization and sterilization |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08714A JPH08714A (ja) | 1996-01-09 |
JP3373059B2 true JP3373059B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=27310374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19714194A Expired - Fee Related JP3373059B2 (ja) | 1994-04-01 | 1994-08-01 | 脱臭殺菌用ドライヤー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030015082A (ko) * | 2001-08-14 | 2003-02-20 | (주)로즈물산 | 신발 건조기 |
JP4832815B2 (ja) * | 2005-07-05 | 2011-12-07 | 日本碍子株式会社 | 滅菌用カートリッジ及びそれを用いた滅菌方法 |
JP5194497B2 (ja) * | 2007-03-14 | 2013-05-08 | パナソニック株式会社 | 手乾燥装置 |
JP6358699B2 (ja) * | 2014-07-15 | 2018-07-18 | 大木製▲薬▼株式会社 | 空気浄化装置 |
JP2017086157A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 松本 直樹 | スキー用品乾燥装置 |
JP2021127277A (ja) * | 2020-02-14 | 2021-09-02 | 株式会社東亜産業 | 二酸化塩素発生剤及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP19714194A patent/JP3373059B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08714A (ja) | 1996-01-09 |
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---|---|---|---|
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