JP5194497B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、濡れた手に付着している水等を気体で吹き飛ばし、衛生的に乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
従来、この種の手乾燥装置としての技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図12に基づいて、その具体例を説明する。
図12に示すように、101は手乾燥装置の本体である箱体で、102は箱体101に設けられた上面と側面が開口したU字形状の手挿入部、103は高圧空気流発生装置としての送風機、104は手挿入部の底部に設けられた排水口、105は排水口からのドレン水を下方のドレンタンク110に導くための排水管。106は送風機の送風機吸込口、107は箱体101の下方に設けられた本体吸込口、108は送風機吸込口106と本体吸込口107を連通する吸気ダクト、109は送風機吸込口106の上流に当たるチャンバー、110は配水管105からのドレン水を溜めるドレンタンク、111は本体吸込口107に設けられたフィルタ−、112は送風機からの空気を吹き出すノズルに導く排気ダクト、113aおよび113bは高圧空気流を吹き出すノズルAとノズルBである。
上記のように構成された手乾燥装置は、手挿入部102へ手を入れると、手挿入部102の奥に設けられたセンサー(図示せず)が手を検知して送風機103が作動する。送風機103が作動すると空気が本体吸込口107から吸気ダクト108および送風機吸込口106を通って送風機103に入り高圧化されて吹き出される。送風機103より吹き出された高圧空気は、排気ダクト112を通り上下のノズルA113a,ノズルB113bから高速空気流として手挿入部102に噴出され、濡れた手に当たり手に付着していた水滴を吹き飛ばし乾燥させる。吹き飛ばされた水滴は手挿入部102の内壁に付着して下方に流れ、排水口104より配水管105を通ってドレンタンク110に貯水できるものが開示されている。
特開2000−157447号公報
手を乾燥させる際、姿勢をやや前かがみにし、手を前に差し出して肘を外側に向けた状態で肘を曲げたり伸ばしたりして手を上下に動かさなければならないため、不自然な動作となってしまい、使い勝手が悪く、また手挿入部が狭く挿入した手が見えず閉塞した圧迫感や恐怖感があるという課題があった。
そこで本発明は、手挿入部に挿入された手に対して掌側と手の甲側を同時に乾燥でき、手に付着した水分を効率よく除去できるだけでなく、ノズル間の前後方向および下方が開口しているため、開放感が得られ、また、車椅子使用者や背の低い女性や子供についても乾燥しやすく、自然な動作で楽に乾燥できる使い勝手の良い手乾燥装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、送風装置を有する箱体と、この箱体の下方の開放空間であって、前記箱体の下部前縁部に、前記送風装置と連通し垂れ下がる形でほぼ横並びでほぼ相互平行に突き出た3本の筒状のノズルを設け、ノズル同士が向い合うノズル側面には吹出し開口部を設け、手をノズル間の2ヵ所にそれぞれ片手ずつ前方あるいは下方から挿入できる構成としたことを特徴とするものである。
この手段により、ノズル間の前後方向および下方が開口しているため、手を前方からあるいは下方から挿入でき、開放感が得られる。また、車椅子使用者や背の低い女性や子供についても、下方が開放しているため下から自然に腕を上げるだけの動作となるため、乾燥しやすい手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、ノズルの吹出し開口部から吹き出す気体を、挿入される手の軸線に対し、軸線と直交または手の挿入方向と同方向に吹き出させることを特徴とするものである。
この手段により、ノズル吹出口から吹き出された気体や風圧により、手に付いた水滴を手に沿って指先方向に吹き飛ばすため、使用者側に水しぶきが飛ぶなど不快感がなく、乾燥効率が向上する手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、吹出し開口部を小径の複数孔、あるいは細形スリットで構成したことを特徴とするものである。
この手段により、風速を下げることなく気体が手に当たる範囲を広げることができるため、乾燥性能を向上させることができる。また、気体吹き出しの直進性を向上させることができるため、手挿入部のノズル間隔を広げることができる。これにより、開放感を得られるだけでなく、吹出し開口部等に挿入した手がノズルに接触するなどの不快感のない手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、ノズルと箱体をシャフトで支持したノズル支持部を設けて、ノズルがノズル支持部を軸として前後方向に回転可動することを特徴とするものである。
この手段により、ノズルの角度が変えられることで、使用者に合ったノズル角度にすることができるため、さらにより自然な動作で乾燥させることができ、使い勝手の良い手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、複数本のノズルの内、1本を回転可動させれば同時に他のノズルも同じ回転可動することを特徴とするものである。
この手段により、3本のノズルが同じ回転可動することで、ノズル相互の吹出し開口部の位置や、ノズルの相互平行が保たれるため、乾燥性能を低下させることなくノズルの角度が変えられる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、それぞれのノズルを1本のシャフトに固定したことを特徴とするものである。
この手段により、3本のノズルが同じ回転可動することで、ノズル相互の吹出し開口部の位置や、ノズルの相互平行が保たれるため、乾燥性能を低下させることなくノズルの角度を変えられる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、ノズルを前方45度以上に回転可動にできることを特徴としたものである。
この手段により、ノズルを前方45度以上に回転可動可能にすることで、掃除の際、邪魔なノズルを前方に大きく回転移動できるため、箱体底面やノズルの周囲などの掃除が容易にできる手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、ノズルが回転可動したのち、好みの角度で維持できる回転維持機構を箱体とノズル摺動部に設けたことを特徴としたものである。
この手段により、毎回手を乾燥させる際ノズル角度が自重や体が当るなど、何かの拍子で変わったりすることのない、使い勝手の良い手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、本体のシャフト近傍のノズル摺動部側にバネケースを設け、このバネケースに収められたバネによって球がノズル側面を押すようにし、球が当たるノズル側には、シャフトと同心円状に複数の凹部を並べて、ノズルを回転したときに、球が山を乗り越えて凹部を移動し、球が凹部に嵌っているときは、球が凹部を押し付けてノズルを維持する回転維持機構を設けたことを特徴としたものである。
この手段により、毎回手を乾燥させる際ノズル角度が自重や体が当るなど、何かの拍子で変わったりすることのない、使い勝手の良い手乾燥装置が得られる。
また、他の手段は、箱体の背面から手を乾燥させる空間を覆う形で下方に延びた顎状の水受けを有することを特徴としたものである。
この手段により、乾燥室を覆う形で水受けを設けることで、吹出し開口部からの気体によって吹き飛ばされた水滴を、壁や床に飛散させて濡らしたり汚したりすることなく、回収できる手乾燥装置が得られる。
本発明の手乾燥装置によれば、送風装置を有する箱体と、この箱体の下方の開放空間であって、前記箱体の下部前縁部に、前記送風装置と連通し垂れ下がる形でほぼ横並びでほぼ相互平行に突き出た3本の筒状のノズルを設け、ノズル同士が向い合うノズル側面には吹出し開口部を設け、手をノズル間の2ヵ所にそれぞれ片手づつ前方あるいは下方から挿入できる構成とすることにより、箱体の下部に垂れ下がる形で、ノズル間の前後方向および下方が開口している3本のノズル間に手を前方からあるいは下方から入れられ、ノズルの吹出し開口部から吹き出された気体により水滴を吹き飛ばして乾燥させることでノズル
間の前後方向および下方が開口しているため、手を前方からあるいは下方から挿入でき、開放感が得られる。また、車椅子使用者や背の低い女性や子供についても、下方が開放しているため下から自然に腕を上げるだけの動作となるため、乾燥しやくすい手乾燥装置を提供することができる。
また、ノズルの吹出し開口部から吹き出す気体を、挿入される手の軸線に対し、軸線と直交または手の挿入方向と同方向に吹き出させる構成とすることにより、ノズル吹出口から吹き出された気体や風圧で、手に付いた水滴を手に沿って指先方向に吹き飛ばすため、使用者側に水しぶきが飛ぶなど不快感がなく、乾燥効率が向上する手乾燥装置を提供することができる。
また、吹出し開口部を小径の複数孔、あるいは細形スリットで構成とすることにより、風速を下げることなく気体が手に当たる範囲を広げることができるため、乾燥性能を向上させることができる。また、気体吹き出しの直進性を向上させることができるため、手挿入部のノズル間隔を広げることができる。これにより、開放感を得られるだけでなく、吹出し開口部等に挿入した手がノズルに接触するなどの不快感のない手乾燥装置を提供することができる。
また、ノズルと箱体をシャフトで支持したノズル支持部を設けて、ノズルがノズル支持部を軸として前後方向に回転可動する構成とすることにより、ノズルの角度が変えられることで、使用者に合ったノズル角度にすることができるため、さらにより自然な動作で乾燥させることができ、使い勝手の良い手乾燥装置を提供することができる。
また、複数本のノズルの内、1本を回転可動させれば同時に他のノズルも同じ回転可動する構成とすることにより、3本のノズルが同じ回転可動することで、ノズル相互の吹出し開口部の位置や、ノズルの相互平行が保たれるため、乾燥性能を低下させることなくノズルの角度が変えられる手乾燥装置を提供することができる。
また、それぞれのノズルを1本のシャフトに固定した構成とすることにより、3本のノズルが同じ回転可動することで、ノズル相互の吹出し開口部の位置や、ノズルの相互平行が保たれるため、乾燥性能を低下させることなくノズルの角度を変えられる手乾燥装置を提供することができる。
また、ノズルを前方45度以上に回転可動にできる構成とすることにより、ノズルを前方45度以上に回転可動可能にすることで、掃除の際、邪魔なノズルを前方に大きく回転移動できるため、箱体底面やノズルの周囲などの掃除が容易にできる手乾燥装置を提供することができる。
また、ノズルが回転可動したのち、好みの角度で維持できる回転維持機構を箱体とノズル摺動部に設けた構成とすることにより、毎回手を乾燥させる際ノズル角度が自重や体が当るなど、何かの拍子で変わったりすることのない、使い勝手の良い手乾燥装置を提供することができる。
また、本体のシャフト近傍のノズル摺動部側にバネケースを設け、このバネケースに収められたバネによって球がノズル側面を押すようにし、球が当たるノズル側には、シャフトと同心円状に複数の凹部を並べて、ノズルを回転したときに、球が山を乗り越えて凹部を移動し、球が凹部に嵌っているときは、球が凹部を押し付けてノズルを維持する回転維持機構を設けた構成とすることにより、毎回手を乾燥させる際ノズル角度が自重や体が当るなど、何かの拍子で変わったりすることのない、使い勝手の良い手乾燥装置を提供することができる。
また、箱体の背面から手を乾燥させる空間を覆う形で下方に延びた顎状の水受けを有する構成とすることにより、乾燥室を覆う形で水受けを設けることで、吹出し開口部からの気体によって吹き飛ばされた水滴を、壁や床に飛散させて濡らしたり汚したりすることなく、回収できる手乾燥装置を提供することができる。
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、送風装置を有する箱体と、この箱体の下方の開放空間であって、前記箱体の下部前縁部に、前記送風装置と連通し垂れ下がる形でほぼ横並びでほぼ相互平行に突き出た3本の筒状のノズルを設け、ノズル同士が向い合うノズル側面には吹出し開口部を設け、手をノズル間の2ヵ所にそれぞれ片手づつ前方あるいは下方から挿入できる構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、箱体の下部に垂れ下がる形で、ノズル間の前後方向および下方が開口している3本のノズル間に手を前方からあるいは下方から入れられ、ノズルの吹出し開口部から吹き出された気体により水滴を吹き飛ばして乾燥させる作用を有する。
また、前記ノズルの前記吹出し開口部から吹き出す気体を、挿入される手の軸線に対し、軸線と直交または手の挿入方向と同方向に吹き出させることを特徴とした手乾燥装置であって、ノズル吹出口から吹き出された気体や風圧により、手に付いた水滴を手に沿って指先方向に吹き飛ばす作用を有する。
また、前記吹出し開口部を小径の複数孔、あるいは細形スリットで構成したことを特徴とした手乾燥装置であって、小径の複数孔あるいは細形スリットの間隔を広げた構成とすることができ、気体が手に当たる範囲を広げることができる。また、吹出し開口部を小径の複数孔あるいは細形スリットにすることで、風速を上げることができ直進性を向上できるため必要な風速を維持しながら遠くまで空気を送る作用を有する。
また、ノズルと箱体をシャフトで支持したノズル支持部を設けて、ノズルがノズル支持部を軸として前後方向に回転可動する構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、ノズルが前後方向に回転可動することにより、ノズルだけがノズル支持部を軸にして前後方向に回転してノズルの角度を変える作用を有する。
また、複数本のノズルの内、1本を回転可動させれば同時に他のノズルも同じ回転可動する構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、1つのノズルを回転可動することで、他のノズルの回転可動も行いノズルの角度を同一に設定する作用を有する。
また、それぞれのノズルを1本のシャフトに固定した構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、1本のシャフトの支持により、1つのノズルを回転可動することで、他のノズルの回転可動も同一に設定する作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、ノズルを前方45度以上に回転可動にできる構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、掃除をする際に、ノズルを手前方向へ回転可動させて、箱体の底部や壁を手で掃除する作用を有する。
また、ノズルが回転可動したのち、好みの角度で維持できる回転維持機構を箱体とノズル摺動部に設けた構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、回転稼動したノズルを好みの位置で自由に維持できる作用を有する。
また、本体のシャフト近傍のノズル摺動部側にバネケースを設け、このバネケースに収められたバネによって球がノズル側面を押すようにし、球が当たるノズル側には、シャフトと同心円状に複数の凹部を並べて、ノズルを回転したときに、球が山を乗り越えて凹部を移動し、球が凹部に嵌っているときは、球が凹部を押し付けてノズルを維持する回転維持機構を設けた構成としたことを特徴とした手乾燥装置であって、球が凹部に嵌って、凹部を押し付けて抵抗となり、ノズルを好みの位置で自由に維持する作用を有する。
また、箱体の背面から手を乾燥させる空間を覆う形で下方に延びた顎状の水受けを有する構成とした手乾燥装置であって、ノズルからの気体により吹き飛ばされた水滴は、壁側や下の水受けに当り、下に垂れ流れる。垂れ流れた水滴は、着脱可能な水受けカップによって回収され、排水する作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図6を用いて本実施の形態1による手乾燥装置について説明をおこなう。
図1は本発明の実施の形態の縦断面図で、風の流れを示した図、図2は同装置の正面図で、両手をノズルの間に入れた状態を示す図、図3は同装置を洗面所に設置した状態を示す図、図4は同装置を背の低い人(子供や女性など)が使用する状態を示す側面図、図5は同装置を車椅子に乗った人が、下から手を入れて使用している状態を示す図、図6は同装置を車椅子に乗った人が、前から手を入れて使用している状態を示す図である。
本発明の手乾燥装置について、図1および図2を用いて説明する。手乾燥装置1は、主に、風を発生させる送風装置4と、この送風装置4で発生した高圧高速の気体を吹き出すノズル8と、この気体を吸い込む吸気口11と、手の挿入を検知する手検知センサー10と、電装部品を制御する制御手段5で構成されている。送風装置4や制御手段5は箱体2で覆われ、この箱体2の下面に吸気口や手検知センサー10を設けている。また、送風装置4はモーターケース3で覆われ、気体が吸気口11から送風装置4を介してノズル8へ流れる風路を形成している。吸気口11には、取り込む気体を清浄する吸気フィルター12が備えられ、また箱体2の背面には引掛け部14を設け、壁面に固定された壁掛け金具13に固定されるようになっている。箱体2の前面下部にはノズル8を設け、このノズル8は中空で送風装置4と連通し、箱体2から垂れ下がる形でほぼ横並びで、かつ、ほぼ相互平行に3本間隔を空けて突き出している。また、ノズル8同士が向い合う面には吹出し開口部9を設け、送風装置4からの気体がノズル8の吹出し開口部9から吹き出す構成となっている。
次に、手乾燥装置1を設置した洗面所について図3を用いて説明する。
洗面所には洗面台があり、その近傍の壁に手乾燥装置1が取り付けられている。
上記構成により、両手を2ヵ所のノズル間に片方ずつ挿入すると、手検知センサー10が手の存在を検知し、制御手段5を介して送風装置4が動作する。送風装置4が動作を始めると、吸気口11から気体が箱体2内に吸い込まれるが、吸気口11に吸気フィルター12を設けているため、水気や埃・ゴミを除去し、きれいな空気を手乾燥装置1内に取り込むことができる。吸い込まれた気体はモーターケース3内に入り、送風装置4を介することで暖められた気体が3本それぞれのノズル8に送られ、吹き出し開口部9から高速の気体が吹き出される。吹き出された気体は、両手とも掌と手の甲に同時に当たり、手に付いた水滴を払拭し乾燥させる。このとき、吹出し開口部9を挿入される手の軸線に対し、軸線と直交または手の挿入方向と同方向に向けて吹き出すことにより、気体の風圧により手に付いた水滴を手に沿って指先方向に吹き飛ばすため、使用者への不快感がなく、再付着がない分、乾燥効率が向上する。
また、吹出し開口部9を小径の複数孔、あるいは細形スリットで構成することにより、吹き出し範囲を広げた構成とすることができるため、気体が手に当たる範囲を広げられ、乾燥性能を向上させることができる。さらに、開口面積が絞れることで風速や直進性を向上できるため、必要な風速を維持しながら遠くまで空気を送ることができる。これにより、手を挿入するノズル8間隔を広げることができるため、吹出し開口部9等に挿入した手がノズル8に接触するのを防止でき接触による不快感や圧迫感をなくすることができる。
図4に示すように、ノズル8間の前後方向および下方が開口しているため、手を前方からあるいは下方から挿入できるため、開放感が得られる。また、車椅子使用者や背の低い女性や子供についても、図5に示すように、下方が開放しているため下から自然に腕を上げるだけの動作となるため、乾燥しやくなる。また、図6に示すように、当然、前方も開放しているため前からも手を入れることができるため、図5のように下から自然に腕を上げて手を挿入し、前後方向に手を動かして乾燥させ、下方や前方のやりやすい方向に手を抜くことができる。
(実施の形態2)
図1および図2、図7を用いて本実施の形態2による手乾燥装置1について説明をおこなう。
図7は同装置を背の高い人(大人の男性など)が使用する状態を示す側面図、図8は同装置のノズルを前方に回転可動させて、掃除をしている状態を示す側面図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態2は実施の形態1に対して図1に示すように、3本のノズル8と箱体2を支持したノズル支持部15を設け、このノズル支持部15で3本のノズル8は1本のシャフト6に固定され、ノズル8を前方45度以上に回転可動にできる構成となっている。
上記構成により、3本のノズル8の内1本を回転可動させれば、ノズル支持部15のシャフト6が回転することで同時に他のノズル8も前後方向に同じ回転可動するため、ノズル8だけがノズル支持部15を軸にして前後方向に回転してノズル8の角度を変えることとなる。ノズル8の角度が変えられることで、使用者に合ったノズル角度にすることができるため、図7に示すように、背の高い人(大人の男性など)が使用する際でも、自然な動作で乾燥させることができ、使い勝手がさらに良くなる。また、図8に示すようにノズル8を前方45度以上に回転可動することで、邪魔なノズル8を一時的に移動できるため、箱体2底面やノズル8の周囲などの掃除を容易にすることができる。
(実施の形態3)
図9および図10を用いて本実施の形態3による手乾燥装置1について説明をおこなう。
図9は同装置の回転維持機構16を示す横断面図、図10は同装置の回転維持機構16を示す部分横断面図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態3は実施の形態1に対して図9に示すように、ノズル支持部15のシャフト6近傍のノズル摺動部17側にバネケース18を設け、このバネケース18に収められたバネ19によって球20がノズル8側面を押すようにし、球20が当たるノズル8側には、シャフト6と同心円状に複数の凹部21を並べて、ノズル8を回転したときに、球20が山を乗り越えて凹部21を移動し、球20が凹部21に嵌っているときは、球20が凹部21を押し付けてノズル8を維持する回転維持機構16を設けた構成となっている。
上記構成により、球20が凹部21に嵌って、凹部21を押し付けて抵抗となり、ノズル8を好みの位置で自由に維持する。毎回手を乾燥させる際、ノズル角度を調整する必要がなく、使い勝手が良くなることとなる。
(実施の形態4)
図11を用いて本実施の形態4による手乾燥装置について説明をおこなう。
図11は同装置に水受け22を設け、人が使用している状態を示す側面図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態4は実施の形態1に対して図11に示すように、箱体2の背面から手を乾燥させる空間を覆う形で下方に延びた顎状の水受け22を構成となっている。
上記構成により、ノズル8からの気体により吹き飛ばされた水滴は、壁側や下の水受け22に当り、下方に垂れ流れる。垂れ流れた水滴は、水受けカップ23によって回収され、排水する。手を乾燥させる空間を覆う形で水受け22を設けることで、吹出し開口部9からの気体によって吹き飛ばされた水滴を、壁や床に飛散させて濡らしたり汚したりすることなく、回収される。
本発明の手乾燥装置は、家庭用、老人福祉関係、病院、食品を扱う場所などの洗面所・トイレ、あるいは本体サイズを変えれば足乾燥などにおいても利用可能である。
本発明の実施の形態の縦断面図で、風の流れを示した図 同装置の正面図で、両手をノズルの間に入れた状態を示す図 同装置を洗面所に設置した状態を示す図 同装置を背の低い人(子供や女性など)が使用する状態を示す側面図 同装置を車椅子に乗った人が、下から手を入れて使用している状態を示す図 同装置を車椅子に乗った人が、前から手を入れて使用している状態を示す図 同装置を背の高い人(大人の男性など)が使用する状態を示す側面図 同装置のノズルを前方に回転可動させて、掃除をしている状態を示す側面図 同装置の回転維持機構を示す横断面図 同装置の回転維持機構を示す部分横断面図 同装置に水受けを、人が使用している状態を示す側面図 従来の手乾燥装置を示す縦断面図
符号の説明
1 手乾燥装置
2 箱体
4 送風装置
6 シャフト
8 ノズル
9 吹出し開口部
15 ノズル支持部
16 回転維持機構
17 ノズル摺動部
18 バネケース
19 バネ
20 球
21 凹部
22 水受け

Claims (10)

  1. 送風装置を有する箱体と、
    この箱体の下方の開放空間であって、前記箱体の下部前縁部に、前記送風装置と連通し垂れ下がる形でほぼ横並びでほぼ相互平行に突き出た3本の状のノズルを設け、
    前記ノズル同士が向い合うノズル側面には吹出し開口部を設け、
    手を前記ノズル間の2ヵ所にそれぞれ片手づつ前方あるいは下方から挿入できる構成としたことを特徴とした手乾燥装置。
  2. 前記ノズルの前記吹出し開口部から吹き出す気体を、挿入される手の軸線に対し、軸線と直交または手の挿入方向と同方向に吹き出させることを特徴とした請求項1記載の手乾燥装置。
  3. 前記吹出し開口部を小径の複数孔、あるいは細形スリットで構成したことを特徴とした請求項1または2記載の手乾燥装置。
  4. 前記ノズルと箱体をシャフトで支持したノズル支持部を設けて、前記ノズルが前記ノズル支持部を軸として前後方向に回転可動することを特徴とした請求項1から3記載の手乾燥装置。
  5. 複数本の前記ノズルの内、1本を回転可動させれば同時に他の前記ノズルも同じ回転可動することを特徴とした請求項4記載の手乾燥装置。
  6. それぞれのノズルを1本のシャフトに固定したことを特徴とする請求項5記載の手乾燥装置。
  7. 前記ノズルを前方45度以上に回転可動にできることを特徴とした請求項4〜6のいずれかに記載の手乾燥装置。
  8. 前記ノズルが回転可動したのち、好みの角度で維持できる回転維持機構を箱体とノズル摺動部に設けたことを特徴とした請求項4〜7のいずれかに記載の手乾燥装置。
  9. 本体のシャフト近傍のノズル摺動部側にバネケースを設け、このバネケースに収められたバネによって球がノズル側面を押すようにし、球が当たるノズル側には、シャフトと同心円状に複数の凹部を並べて、ノズルを回転したときに、球が山を乗り越えて凹部を移動し、球が凹部に嵌っているときは、球が凹部を押し付けてノズルを維持する回転維持機構を設けた請求項8記載の手乾燥装置。
  10. 前記箱体の背面から、手を乾燥させる空間を覆う形で下方に延びた顎状の水受けを有することを特徴とした請求項1〜9のいずれかに記載の手乾燥装置。
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