JPH07265399A - 脱臭殺菌用ドライヤー - Google Patents

脱臭殺菌用ドライヤー

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JPH07265399A
JPH07265399A JP6085289A JP8528994A JPH07265399A JP H07265399 A JPH07265399 A JP H07265399A JP 6085289 A JP6085289 A JP 6085289A JP 8528994 A JP8528994 A JP 8528994A JP H07265399 A JPH07265399 A JP H07265399A
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molded body
chlorine dioxide
dryer
ceramic molded
deodorizing
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JP6085289A
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Sanai Fujita
佐内 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱臭殺菌性の空気流を供給し、靴等の各種の
物品の脱臭殺菌や防カビを確実に、かつ簡便に行うこと
のできる脱臭殺菌用ドライヤーを提供することを目的と
する。 【構成】 先端側に吹出口を有しかつ内部にヒーターと
送風機を収容したドライヤーであって、ヒーターと吹出
口との間にアルカリ性二酸化塩素を含浸させたセラミッ
クス成形体を備え、該成形体は柱状であってその断面に
複数の長さ方向の貫通孔を有し、アルカリ性二酸化塩素
ガスを含む脱臭殺菌性のエアーを供給するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ性二酸化塩素
ガスを含む脱臭殺菌性のエアーを供給する脱臭、殺菌、
防カビ用ドライヤーに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】靴等の悪臭等を除去することに
ついては従来から、靴の中敷等に各種の脱臭剤、消臭
剤、吸着剤等の使用が試みられたが、いずれも十分では
なく、とくに脱臭殺菌性又は防カビを簡便に確実に行う
ことはできなかった。
【0003】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、靴、剣道の防具やボクシンググローブ等のスポーツ
用具、かつら、その他下駄箱、ロッカー、室内環境浄化
トイ冷蔵庫、等の各種の脱臭、殺菌、防カビを確実に行
うことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決したものである。すなわち図1に示すように本発明
は、先端側に吹出口2を有しかつ内部にヒーター3と送
風機4を収容したドライヤー1であって、ヒーター3と
吹出口2との間にアルカリ性二酸化塩素を含浸させたセ
ラミックス成形体5を備え、該成形体は柱状であってそ
の断面に複数の長さ方向の貫通孔7を有し、アルカリ性
二酸化塩素ガスを含む脱臭殺菌性のエアーを供給するよ
うに設計されてなる脱臭殺菌用ドライヤーである。
【0005】本発明のドライヤー1は、ヒーター3と吹
出口2との間にアルカリ性二酸化塩素を含浸させたセラ
ミックス成形体5を備えたものである。
【0006】二酸化塩素は、通常、塩素酸ナトリウム又
は塩素酸カルシウムに酸を作用させることによって製造
されるが、このようにして得られた二酸化塩素は、はげ
しい爆発性を有し極めて危険性の高いもので、その取り
扱いには十分、注意をしなければならない。
【0007】そこで、このような二酸化塩素ガスをアル
カリ性の水溶液中で安定化し、安定化された状態の二酸
化塩素(以下、安定化二酸化塩素という)としたものが
開発されている。
【0008】本願発明においては、常温の安定化二酸化
塩素溶液にセラミックス成形体を浸し、安定化二酸化塩
素を含浸したセラミックス成形体を得る。
【0009】このようにして得られたセラミックス成形
体を、ドライヤー1の吹出口2とヒーター3の間に配設
し、該セラミックス吸着体5中に送風機4及びヒーター
3からの加熱された空気流(例えば30〜80℃) を通すこ
とによって二酸化塩素ガスが遊離生成し、二酸化塩素ガ
スを含む空気流が生成される。
【0010】この空気流を処理すべき対象物、例えば靴
の中、靴の中敷、手袋等に吹き込むことにより確実に簡
便に脱臭殺菌され、カビ防止が図れる。
【0011】図2に示すように、本発明に係るドライヤ
ー1の例えば上方に、前記セラミックス成形体5にアル
カリ性二酸化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給装
置10を配設し、該二酸化塩素溶液供給装置10からア
ルカリ性二酸化塩素溶液を供給するために、該セラミッ
クス成形体5の側面部の周囲方向に二酸化塩素溶液供給
溝8を形成する。
【0012】該供給溝8に供給される二酸化塩素溶液は
セラミック成形体5に含浸し、セラミックス成形体5内
に設けられた貫通孔7に熱風を吹き込むことにより、二
酸化塩素ガスを含む空気流が生成されることとなる。
【0013】二酸化塩素ガスは揮発性があるために、ド
ライヤーに装着する安定化二酸化塩素を含浸したセラミ
ックス成形体5は一定期間毎に交換することが必要であ
るが、このように構成することにより、セラミックス成
形体5の交換時期を更に遅らすことが可能となる。
【0014】また本願に係る発明は、図3に示すよう
に、セラミックス成形体を前記アルカリ性二酸化塩素を
含浸させた成形体5とクエン酸を含浸させた成形体6と
を連結した構成とすることができる。
【0015】この場合、アルカリ性二酸化塩素を含浸さ
せたセラミックス成形体5を、ドライヤーの吹出口2側
に、クエン酸を含浸させたセラミックス成形体6をヒー
ター3側に配設する。
【0016】これらのセラミックス成形体5、6内の貫
通孔7に加熱された空気流を通過させることにより、二
酸化塩素ガスが更に有効に遊離生成され、対象物である
靴等の脱臭、殺菌、防カビ効果は更に増強され、即効性
に優れたものとなる。
【0017】この場合、安定化二酸化塩素を含浸させた
セラミックス成形体5とクエン酸を含浸させたセラミッ
クス成形体6との体積比率を約7対3程度にするのが好
ましい。なお、ここではクエン酸を含浸させた成形体を
使用したが、含浸させる酸はこれに限られない。
【0018】更に本発明においては、図4に示すように
セラミックス成形体5にアルカリ性二酸化塩素溶液を供
給する二酸化塩素溶液供給装置10を備え、該セラミッ
クス成形体5の側面部の周囲方向に前記二酸化塩素溶液
供給装置10からアルカリ性二酸化塩素溶液を供給する
二酸化塩素溶液供給溝8を形成すると共に、他方のセラ
ミックス成形体6にクエン酸溶液を供給するクエン酸溶
液供給装置11を備え、該セラミックス成形体6の側面
部の周囲方向に前記クエン酸溶液供給装置11からクエ
ン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給溝9を形成するよ
うに構成することができる。
【0019】本発明に係るドライヤー1の例えば上方
に、並列又は直列に前記二酸化塩素溶液用とクエン酸溶
液用の供給装置10、11を配設し、該供給装置10、
11からアルカリ性二酸化塩素溶液、クエン酸溶液を、
両方のセラミックス成形体の供給溝8、9に供給する。
【0020】該供給溝8、9に供給される二酸化塩素溶
液とクエン酸溶液はセラミック成形体5、6に含浸し、
セラミックス成形体内に設けられた貫通孔7に熱風を吹
き込むことにより、二酸化塩素ガスを含む空気流が生成
されることとなる。
【0021】このように構成することにより、セラミッ
クス成形体の交換時期を更に遅らすことが可能となると
共に、殺菌、脱臭、防カビ効果を更に高めることができ
る。
【0022】セラミックス成形体5、6は、柱状、例え
ば円柱状であってその断面に複数の長さ方向の貫通孔7
を有するものである。貫通孔7は通気性を良くするため
に多数設けるのが好ましい。
【0023】図5に示すように、セラミックス成形体
5、6の断面の長さ方向に前記貫通孔7を同様の径を有
する比較的小さなものを多数設けることにより、これを
通過する空気流に二酸化塩素ガスの含有量が増加され、
脱臭、殺菌効果を高めることができる。
【0024】また、図9に示すようにセラミックス成形
体5、6の断面中央部に径の大きい貫通孔を配設し、そ
の周囲に比較的小さい径の貫通孔を多数配設するように
構成することができる。
【0025】このように構成することにより、二酸化塩
素ガスを含む空気流のヒーター3側への逆流を防止する
ことが可能となる。
【0026】前記クエン酸溶液を含浸させたセラミック
ス成形体6とアルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させたセ
ラミックス成形体5とを、図7、図8、図11、図12
に示すように、紙又は不織布で連結することにより、両
者の連結を強固にして更に本発明の効果を高めることが
できる。
【0027】該セラミックス成形体5、6はドライヤー
本体1に対し着脱自在に、例えばカートリッジ形式で、
配設するのが好ましく、この場合には一定期間(例えば
1〜3ケ月)使用後、二酸化塩素を含浸させた新たなセ
ラミックス吸着体と交換される。
【0028】アルカリ性二酸化塩素溶液供給装置10及
びクエン酸溶液供給装置11もドライヤー本体に着脱自
在に配設するのが好ましい。このように構成することに
より、該供給装置にアルカリ性二酸化塩素溶液又はクエ
ン酸溶液を供給することが容易となる。
【0029】セラミックスとしては、通常、アルカリ性
のセラミックスであり、例えば動物骨粉、貝殻粉、石灰
岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群から選択される少な
くとも1種を含有するものが好適である。
【0030】さらには、シリカゲル、アルミナ及びゼオ
ライトからなる群から選択される少なくとも1種のセラ
ミックスを含有するものがあげられる。
【0031】アルカリ性溶液の吸収能力を考慮すれば動
物骨粉を含むものが好ましく、さらに吸収速度を考慮す
れば動物骨粉の割合の多いものが好ましく、例えば、動
物骨粉が50〜80重量%のものがあげられる。
【0032】この動物骨粉はアルカリ性溶液の吸収能力
の高い他のアルカリ性の吸着材で代替することもでき
る。
【0033】これらのセラミックスに必要に応じてバイ
ンダー、充填剤等の添加剤が添加され、成形され本願発
明のセラミックス成形体が得られる。
【0034】前記の動物骨粉は、従来畜産場等でほとん
ど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体の
動物の骨であり、生骨を例えば次のように処理して得ら
れる。
【0035】生骨を焼成しやすい大きさに切断し、沸
騰、900 乃至1100°C前後で焼成して得られるものであ
る。骨に骨成分以外のゼラチン、脂肪、淡白質、にかわ
等の有機物が残存すると酸化腐敗の原因となるので、こ
れを確実に除去しておくことが必要である。
【0036】上記煮沸工程によって、外側のみならず気
孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去するこ
とができる。
【0037】その上で上記焼成工程を通すことによっ
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
【0038】上記焼成条件によれば、骨は白骨化して無
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕しパウダー機にかけて20〜200 メッ
シュ前後、特に好ましくは50〜100 メッシュの粉状の骨
粉とする。
【0039】上記骨粉は、生骨の場合、原料の生骨に比
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシウ
ム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7重量%)
、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム (約0.76重
量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、他にマグネシウム、
カリウム、塩素、アミン、鉄等からなっており、粒子の
内外にわたって無数微小気孔が連通存在しており、アル
カリ性である。
【0040】バインダーとしては、例えばベントナイ
ト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリサイト、
パイオフィライト、耐火粘土、モンモリロナイト、等が
あげられる。
【0041】本願発明のドライヤーでは、アルカリ性二
酸化塩素溶液の含浸量は通常、二酸化塩素に換算して 5
00〜1500ppm である。なお、本願発明のドライヤーで用
いる二酸化塩素はオゾンに代替することもできる。
【0042】図1乃至図4は本発明の脱臭殺菌用ドライ
ヤーの一例を示すものであり、図5乃至図12は本発明
のドライヤーに用いる着脱自在なセラミックス成形体の
一例を示すものである。
【0043】図において、1はドライヤー本体、2は吹
出口、3はヒーター、4は送風機、5、6は着脱自在な
セラミックス成形体、7は成形体内に設けられる貫通
孔、8、9はアルカリ性二酸化塩素溶液、クエン酸溶液
供給用の溝、10、11は二酸化塩素溶液、クエン酸溶
液の供給装置、12はスイッチ、13はコードである。
【0044】ここではドライヤーを携帯用の小型のもの
を利用する場合について述べたが、ドライヤーはこれに
限られるものでないことは勿論である。
【0045】ドライヤーを壁等に取り付け型として、吹
出口を2個以上設けることにより、殺菌、脱臭対象であ
る靴等を複数個同時に処理することが可能である。
【0046】更に、ドライヤーを大型化することによ
り、スポーツ教室等に本発明に係る大型ドライヤーを設
置した殺菌、脱臭ルームを設けることにより、使用した
スポーツ用具、例えばスポーツシューズ、トレーニング
ウエア等を多数同時に処理することが可能である。
【0047】また、本発明に係るドライヤーにタイマー
を設けて、予め殺菌脱臭時間を設定して自動的に対象物
の殺菌脱臭処理することができることは勿論である。
【0048】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 例1 100 メッシュの牛骨粉末60重量%、シリカ20重量%、ア
ルミナ20重量%からなる混合物を成形して、図9に示さ
れるようなセラミックス成形体を得た。
【0049】このようにして得られたセラミックス成形
体を80°Cに加熱し、加熱したセラミックス成形体を、
常温のアルカリ性二酸化塩素溶液中に5 〜10秒間浸した
後取り上げた。
【0050】この成形体を、ドライヤー本体1に装着
し、送風機4からヒーター3を通り約70℃に加熱された
空気流を、アルカリ性二酸化塩素を含浸させたセラミッ
クス成形体5の貫通孔7を通すことにより、二酸化塩素
を含む空気流を生成した。
【0051】この空気流を使用後の靴に朝と夕方の2
回、各々2 〜3 分吹き込んだところ、悪臭のない乾燥し
た靴が得られた。この靴を水虫患者が 1週間、上記の朝
夕の処理をしながら履き続けたが、靴は悪臭がなく乾燥
した状態に保つことができた。
【0052】例2 前記例と同様に、100 メッシュの牛骨粉末60重量%、シ
リカ20重量%、アルミナ20重量%からなる混合物を大小
2個成形して、一方の成形体を他方の約半分の大きさと
して、第9図に示されるようなセラミックス成形体2個
を得た。
【0053】このようにして得られた大きい方のセラミ
ックス成形体5を80°Cに加熱し、加熱したセラミック
ス成形体を、常温のアルカリ性二酸化塩素溶液中に5 〜
10秒間浸した後取り上げた。
【0054】小さい方のセラミックス成形体6を80°C
に加熱し、加熱したセラミックス成形体を、常温のクエ
ン酸溶液中に5 〜10秒間浸した後取り上げた。
【0055】その後、図11に示すように大きいセラミ
ックス成形体5と小さいセラミックス成形体6とを不織
布で巻き連結した。
【0056】大きい成形体、即ちアルカリ性二酸化塩素
を含浸させた成形体5を、ドライヤーの吹出口2側に、
小さい成形体即ちクエン酸を含浸させた成形体6をドラ
イヤーのヒーター3側に装着した。
【0057】これらの成形体5、6の貫通孔7を送風機
4からヒーター3を通り約70℃に加熱された空気流を通
すことにより、二酸化塩素を含む空気流を生成した。
【0058】この空気流を使用後の靴に朝と夕方の2
回、各々2 〜3 分吹き込んだところ、悪臭のない乾燥し
た靴が得られた。この靴を水虫患者が4日間、上記の朝
夕の処理をしながら履き続けたが、靴は悪臭がなく乾燥
した状態に保つことができた。
【0059】
【発明の効果】本発明のドライヤーによれば、脱臭殺菌
性の空気流を確実に、かつ簡便に供給することができ
る。
【0060】この空気流は各種の物品の脱臭殺菌に有効
であり、例えば、靴;剣道の防具、ボクシンググロー
ブ、スキーシューズ等のスポーツ用具;ぬいぐるみ等の
玩具;下駄箱;脱衣場ロッカー;室内環境浄化トイレ;
冷蔵庫;等の脱臭殺菌や防カビに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの第1の例の側
断面の概略図を示したものである。
【図2】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの第2の例の側
断面の概略図を示したものである。
【図3】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの第3の例の側
断面の概略図を示したものである。
【図4】本発明の脱臭殺菌用ドライヤーの第4の例の側
断面の概略図を示したものである。
【図5】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例の斜視図を示したものである。
【図6】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例に供給溝を設けた例の斜視図を
示したものである。
【図7】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例を2個組み合わせた例の斜視図
を示したものである。
【図8】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第1の例に供給溝を設けたものを2個組
み合わせた例の斜視図を示したものである。
【図9】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラミ
ックス成形体の第2の例の斜視図を示したものである。
【図10】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラ
ミックス成形体の第2の例に供給溝を設けた例の斜視図
を示したものである。
【図11】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラ
ミックス成形体の第2の例を2個組み合わせた例の斜視
図を示したものである。
【図12】本発明のドライヤーに用いる着脱自在なセラ
ミックス成形体の第2の例に供給溝を設けたものを2個
組み合わせた例の斜視図を示したものである。
【符号の説明】
1 ドライヤー本体 2 吹出口 3 ヒーター 4 送風機 5 セラミックス成形体(アルカリ性二酸化塩素含浸
セラミックス成形体) 6 セラミックス成形体(クエン酸含浸セラミックス
成形体) 7 成形体中の貫通孔 8 アルカリ性二酸化塩素溶液供給用の溝 9 クエン酸溶液供給用の溝 10 アルカリ性二酸化塩素溶液の供給装置 11 クエン酸溶液の供給装置 12 スイッチ 13 コード 14 不織布
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に吹出口を有しかつ内部にヒータ
    ーと送風機を収容したドライヤーであって、ヒーターと
    吹出口との間にアルカリ性二酸化塩素を含浸させたセラ
    ミックス成形体を備え、該成形体は柱状であってその断
    面に複数の長さ方向の貫通孔を有し、アルカリ性二酸化
    塩素ガスを含む脱臭殺菌性のエアーを供給するように設
    計されてなる脱臭殺菌用ドライヤー。
  2. 【請求項2】 前記セラミックス成形体にアルカリ性二
    酸化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給装置を備
    え、該セラミックス成形体の側面部の周囲方向に前記二
    酸化塩素溶液供給装置からアルカリ性二酸化塩素溶液を
    供給する二酸化塩素溶液供給溝を形成してなることを特
    徴とする請求項1に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。
  3. 【請求項3】 前記セラミックス成形体は、アルカリ性
    二酸化塩素を含浸させた成形体とクエン酸を含浸させた
    成形体とを連結して成り、アルカリ性二酸化塩素を含浸
    させた成形体を吹出口側に、クエン酸を含浸させた成形
    体をヒーター側に配設したことを特徴とする請求項1に
    記載の脱臭殺菌用ドライヤー。
  4. 【請求項4】 前記一方のセラミックス成形体にアルカ
    リ性二酸化塩素溶液を供給する二酸化塩素溶液供給装置
    を備え、該セラミックス成形体の側面部の周囲方向に前
    記二酸化塩素溶液供給装置からアルカリ性二酸化塩素溶
    液を供給する二酸化塩素溶液供給溝を形成してなり、前
    記他方のセラミックス成形体にクエン酸溶液を供給する
    クエン酸溶液供給装置を備え、該セラミックス成形体の
    側面部の周囲方向に前記クエン酸溶液供給装置からクエ
    ン酸溶液を供給するクエン酸溶液供給溝を形成してなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の脱臭殺菌用ドライヤ
    ー。
  5. 【請求項5】 前記柱状のセラミック成形体が、円柱状
    の成形体であることを特徴とする請求項1乃至4記載の
    脱臭殺菌用ドライヤー。
  6. 【請求項6】 前記セラミックス成形体の断面の長さ方
    向に配設される貫通孔は、同一形状で複数配設してなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の脱臭殺菌用ド
    ライヤー。
  7. 【請求項7】 前記セラミックス成形体の断面の長さ方
    向に配設される貫通孔は、中央に大きい径の貫通孔を配
    置し、その周囲に小さい径の貫通孔を複数配置してなる
    ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の脱臭殺菌用ド
    ライヤー。
  8. 【請求項8】 前記クエン酸を含浸させたセラミックス
    成形体とアルカリ性二酸化塩素を含浸させたセラミック
    ス成形体とを、紙及び/又は不織布で連結したことを特
    徴とする請求項3又は4に記載の脱臭殺菌用ドライヤ
    ー。
  9. 【請求項9】 前記セラミックス成形体がドライヤー本
    体に着脱自在に配設されてなることを特徴とする請求項
    1乃至4に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。
  10. 【請求項10】 前記アルカリ性二酸化塩素溶液供給装
    置がドライヤー本体に着脱自在に配設されてなることを
    特徴とする請求項2又は4に記載の脱臭殺菌用ドライヤ
    ー。
  11. 【請求項11】 前記クエン酸溶液供給装置がドライヤ
    ー本体に着脱自在に配設されてなることを特徴とする請
    求項4記載の脱臭殺菌用ドライヤー。
  12. 【請求項12】 前記セラミックス成形体が、アルカリ
    性のセラミックスの成形体であることを特徴とする請求
    項1乃至11に記載の脱臭殺菌用ドライヤー。
  13. 【請求項13】 前記アルカリ性のセラミックスが、動
    物骨粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる
    群から選択される少なくとも1種を含有するものである
    ことを特徴とする請求項12に記載の脱臭殺菌用ドライ
    ヤー。
  14. 【請求項14】 前記アルカリ性のセラミックスが、シ
    リカゲル、アルミナ及びゼオライトからなる群から選択
    される少なくとも1種のセラミックスを含有するもので
    あることを特徴とする請求項12に記載の脱臭殺菌用ド
    ライヤー。
  15. 【請求項15】 アルカリ性二酸化塩素溶液を含浸させ
    たセラミックス成形体へのアルカリ性二酸化塩素溶液の
    含浸量が二酸化塩素に換算して 500〜1500ppm であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4に記載の脱臭殺菌用ドラ
    イヤー。
JP6085289A 1994-04-01 1994-04-01 脱臭殺菌用ドライヤー Pending JPH07265399A (ja)

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JP6085289A JPH07265399A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 脱臭殺菌用ドライヤー
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US08/342,807 US5514346A (en) 1994-04-01 1994-11-21 Dryer for deodorization and sterilization
EP94118355A EP0677296A3 (en) 1994-04-01 1994-11-22 Deodorization and sterilization dryer.
SG1995000655A SG34233A1 (en) 1994-04-01 1994-11-22 Dryer for deodorization and sterilization
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KR1019950002473A KR0136011B1 (ko) 1994-04-01 1995-02-10 탈취 살균용 드라이어
CN95101919A CN1121833A (zh) 1994-04-01 1995-02-10 脱臭灭菌干燥器
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007014392A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Ngk Insulators Ltd 滅菌用カートリッジ及びそれを用いた滅菌方法

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