JPH105290A - 床ずれ防止装置 - Google Patents

床ずれ防止装置

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JPH105290A
JPH105290A JP8179773A JP17977396A JPH105290A JP H105290 A JPH105290 A JP H105290A JP 8179773 A JP8179773 A JP 8179773A JP 17977396 A JP17977396 A JP 17977396A JP H105290 A JPH105290 A JP H105290A
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air
alkaline
ozone
molded body
generator
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JP8179773A
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Sanai Fujita
佐内 藤田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エアーマットレスの表面に殺菌、脱臭、乾燥
性のあるオゾンとアルカリ性の加熱されたエアーを噴出
することにより床ずれを防止すると共に、身体、着衣、
寝具等を殺菌、脱臭、乾燥可能な装置を提供する。 【解決手段】 送風機を備えたエアー発生機と、該エア
ー発生機からのエアーを受容して微細な噴気孔から表面
にエアーを噴出するエアーマットレスと、両者を接続す
るホースとを備えた床ずれ防止装置。送風機から発生す
るエアーを加熱するヒーターと、加熱されたエアーを接
触させることによりアルカリ性のガスを発生させる、動
物骨粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる
群から選択される少なくとも1種を含有するアルカリ性
のセラミックス成形体と、オゾンを発生させるオゾン発
生器を備え、両者から発生したガスを、ホースを介し
て、エアーマットレスの表面の微細な噴気孔から噴出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーマットレス
の表面に殺菌、脱臭、乾燥性のあるオゾンとアルカリ性
の加熱されたエアーを噴出することにより床ずれを防止
すると共に、身体、着衣、寝具等を殺菌、脱臭、乾燥可
能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】寝たきり老人や重症患者等のように、起
き上がり等の動作が不自由で長期間寝たきりであると、
ベッドに圧力が加わる部位の血行障害が発生したり、発
汗による湿気により蒸れたり、虫さされ等による傷口か
らの損傷が発生したりして、いわゆる床ずれを起こす。
【0003】また、長期間寝たきりになると、患者等の
使用する下着等の着衣やシーツ、布団等から悪臭が発生
し易く不清潔となり、介護者や看護人の負担増に繋がっ
ている。更に最近では、ウイルス特に悪質なMRSAの
介護者や看護人への感染が深刻な問題となっている。
【0004】そこで、例えば図5に示すように、エアー
発生機10からエアーを供給して表面が波形のエアーマ
ットレス20の表面からエアーを噴出するように構成さ
れた床ずれ防止装置が開発され市販されている。
【0005】この装置によれば、エアーマットレスの表
面を波形にすることにより身体とエアーマットレスとの
接触面積を小さくして血行障害を防止でき、また波形の
表面からエアーを噴出することにより発汗等による湿気
による身体の蒸れを防止することができる。
【0006】また、マット内に複数の穴を設けその穴内
に凹部を形成した受圧体を摺動可能に配置して身体を支
持するようにした床ずれ防止装置(特開平5−8412
1)、マットの表面素材を絹にした介護用品(特開平5
−154178)等のマット等の身体と接触する部材に
関するものが存在する。
【0007】しかしながら、このような従来の床ずれ防
止装置では、発汗等による湿気による身体の蒸れ、ベッ
ドに圧力が加わる部位の血行障害の防止が十分ではな
く、また患者等の使用する下着、布団等の脱臭、そこか
ら発生する細菌等の殺菌、ウイルス等の介護者や看護人
への感染防止等はできなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、簡易な装置で確実に、エアーマ
ットレスの表面に殺菌、脱臭、乾燥性のあるオゾンとア
ルカリ性の加熱されたエアーを噴出することにより、簡
易な装置で確実に床ずれを防止する装置を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送風機を備え
たエアー発生機10と、該エアー発生機10からのエア
ーを受容して微細な噴気孔から表面にエアーを噴出する
エアーマットレス20と、該エアーマットレス20と前
記エアー発生機10とを接続するホース30とを備えた
床ずれ防止装置において、送風機から発生するエアーを
加熱するヒーター2と、前記ヒーター2により加熱され
たエアーを接触させることによりアルカリ性のガスを発
生させる、動物骨粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ
粉末からなる群から選択される少なくとも1種を含有す
るアルカリ性のセラミックス成形体3と、オゾンを発生
させるオゾン発生器4と、を備え、前記アルカリ性のセ
ラミックス成形体3により発生したアルカリ性のガス
と、前記オゾン発生器4により発生したオゾンを、前記
ホース30を介して、エアーマットレス20に供給し、
該エアーマットレス20の表面に微細な噴気孔から加熱
された殺菌、脱臭、乾燥性のあるエアーを噴出するよう
に設計されていることを特徴とする床ずれ防止装置であ
る。
【0010】本発明に係る前記アルカリ性のガスを発生
させるアルカリ性のセラミックス成形体3は、前記加熱
されたエアーを発生させる送風機、ヒーター2と連接し
て配設され、該エアー発生機に対して着脱自在に収容さ
れてなることを特徴とする。
【0011】前記アルカリ性のガスを発生させるアルカ
リ性のセラミックス成形体3とオゾンを発生させるオゾ
ン発生器4とは、前記加熱されたエアーを発生させるエ
アー発生機と分離して配置され、ホース30と着脱自在
に接続されてなることを特徴とする。
【0012】前記アルカリ性のセラミックスは、動物骨
粉を主たる活性成分とするものであり、また前記アルカ
リ性のセラミックスが、シリカゲル、アルミナ及びゼオ
ライトからなる群から選択される少なくとも1種のセラ
ミックスを含有するものであることを特徴とする。
【0013】前記アルカリ性のセラミックス成形体は、
柱状で、その断面に複数の長さ方向の貫通孔を形成する
ことを特徴とする。
【0014】本発明は、送風機からの加熱された空気流
に、前記アルカリ性のセラミックス成形体3により発生
したアルカリ性のガスと、前記オゾン発生器4により発
生したオゾンを含ませたエアーをホース30を介してエ
アーマットレス20に供給し、該エアーマットレス30
の微細な噴気孔から表面に加熱された殺菌、脱臭、乾燥
性のあるエアーを噴出することにより、床ずれを防止す
るように設計されたものである。。
【0015】本発明に係るアルカリ性のセラミックス成
形体は熱に極めて反応し易く、加熱されたエアー、例え
ば、30°C〜60°Cのエアーを該セラミックス成形
体3に接触させると、アルカリ性のガスを遊離発生させ
る。このアルカリ性のガスはpH7.5〜pH9.5で
あるため殺菌脱臭及び乾燥効果を有する。
【0016】また、オゾンが殺菌脱臭作用に優れている
ことは既に周知であり、また加熱されたエアーが乾燥効
果を有すると共にダニ等を死滅させることは周知であ
る。
【0017】このオゾンを含む加熱されたアルカリ性の
ガスをエアーマットレス20の微細な噴気孔からエアー
マットレス20の表面に噴出させることにより、身体の
殆どの部位が該ガスに触れて乾燥されるので、発汗等に
よる身体の蒸れを防止することができる。また、身体の
損傷部位を乾燥殺菌して治療することができ、病原菌等
の繁殖を防止し、殺菌やウイルス等の介護者や看護人へ
の感染の防止に有効である。
【0018】更に、寝たきりの老人や重症患者等の使用
した下着、布団等の脱臭、殺菌、乾燥が同時に行われ、
常に清潔さを保持でき、介護者や看護人の負担の軽減を
図ることができる。
【0019】本発明において、表面が波形のエアーマッ
トレスを使用すれば、身体との接触面を少なくすること
により、血行障害の発生、湿気による蒸れを防止して床
ずれ予防がさらに期待できる。
【0020】本発明によれば、これらのガスを簡易にか
つ確実に発生させて、これらアルカリ性のガス、オゾ
ン、加熱されたエアーの相乗効果により、人体への影響
を与えることなく、簡易な装置により確実に、床ずれを
防止することができると共に、人体、着衣、寝具等を乾
燥、脱臭、殺菌して清潔にすることできる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図を参照しながら説明する。図1は本発明に係る床ずれ
防止装置の第1の実施例の構成を説明する図であり、ア
ルカリ性のセラミックス成形体3が送風機、ヒーターと
連接して配設された構成例を示すものである。
【0022】図2は本発明に係る床ずれ防止装置の第2
の実施例の構成を説明する図であり、アルカリ性のセラ
ミックス成形体3が送風機、ヒーターと分離して配置さ
れた構成例を示すものである。また、図に示すように、
オゾン発生器4も前記加熱されたエアーを発生させるエ
アー発生機と分離して配置されている。
【0023】図において、10はエアー発生機、2はヒ
ーター、3はアルカリ性のセラミックス成形体、4はオ
ゾン発生器、20はエアーマットレス、30はホースで
ある。
【0024】図1に示すように、本発明の第1の実施例
においては、アルカリ性のセラミックス成形体3は、送
風機、ヒーターと連接して配設され、これらが一体に収
容されており、該アルカリ性のセラミックス成形体3は
エアー発生機10に対して着脱自在に設置されている。
【0025】このようにアルカリ性のセラミックス成形
体3をエアー発生機内に着脱自在に収容することによ
り、本装置がコンパクトになり本装置の持ち運びや収納
に便利となり、該セラミックス成形体3の交換も容易に
できる。
【0026】この場合、オゾン発生器4はエアー発生機
の近傍に配設して、オゾン発生器4からのオゾンがエア
ー発生機の吹き出し口付近においてアルカリ性のガスと
混流するようにする。また、セラミックス成形体3が収
容されたエアー発生機と前記オゾン発生器4とを同一の
筐体に収容して装置をコンパクトにすることが望まし
い。
【0027】また、図2に示すように、アルカリ性のセ
ラミックス成形体3を、送風機及びヒーター(エアー発
生機)と分離して配置し、両者をホースにより連結する
ように構成することができる。この場合、オゾン発生器
4を該セラミックス成形体3と一体に収容してホース3
0の適宜部位でカートリッジ式にしてホースと着脱自在
に接続するように構成することができる。
【0028】このように構成することにより、セラミッ
クス成形体3とオゾン発生器4とはエアー発生機10と
別個の部品となるが、セラミックス成形体3及びオゾン
発生器4の交換が容易となり、本装置の一定の効果維持
を図ることができる。
【0029】また、送風機側にヒーター2を配設したの
は、加熱されたエアーを供給するための他に、アルカリ
性のセラミックスが熱に反応し易いために、ヒーター2
により送風機からのエアーを加熱して、加熱されたエア
ーを該セラミックス成形体3と接触させることによりセ
ラミックス成形体からアルカリ性のガスの遊離発生する
量を増加させる効果があるためである。
【0030】該加熱されたエアーの温度は、例えば30
°C〜50°Cが望ましく、アルカリ性のセラミックス
成形体3からホース30を通りエアーマットレス20の
表面から噴出されるエアーの温度は約23°C〜25°
Cとなり、人体に快適なエアーとなる。なお、エアー発
生機に温度調節器を設置して、この温度調節器により気
温の変化に応じてエアーマットレス20から噴出される
エアーの温度を調整することができる。
【0031】また、冬場や寒冷地においては、本装置使
用者の風邪予防のため、該加熱されたエアーの温度は、
例えば35°C〜60°Cが望ましく、アルカリ性のセ
ラミックス成形体3からホース30を通りエアーマット
レス20の表面から噴出されるエアーの温度は約25°
C〜27°Cとなり、本装置使用者の風邪予防となる。
【0032】本発明に用いるオゾン発生器4は、コロナ
放電方式や電気分解方式等の公知のものを採用すること
ができる。該オゾン発生器4は、エアー発生機本体また
はセラミックス成形体3と一体に収容したカートリッジ
式とすることができる。
【0033】また、オゾン発生器4をエアー発生機本
体、またはセラミックス成形体3に対して着脱自在に装
着することにより、一定期間使用後の新たなオゾン発生
器との交換が容易となる。
【0034】オゾン発生器4から送出されるオゾンは、
ホース30に導かれ、加熱されたアルカリ性のガスと共
にエアーマットレス20に供給され、エアーマットレス
20の微細な噴気孔からエアーマットレス20の表面に
噴出される。
【0035】本発明において用いるセラミックスは、通
常、アルカリ性のセラミックスであり、例えば動物骨
粉、貝殻粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群か
ら選択される少なくとも1種を含有するものが好適であ
る。
【0036】さらには、シリカ、アルミナ及びゼオライ
トからなる群から選択される少なくとも1種のセラミッ
クスを含有するものがあげられる。
【0037】該セラミックスは、アルカリ性のガスの遊
離発生能力を考慮すれば、動物骨粉を含むものが好まし
く、さらに遊離発生速度を考慮すれば動物骨粉の割合の
多いものが好ましく、例えば、動物骨粉が50〜80重
量%のものがあげられる。これらのセラミックスに必要
に応じてバインダー、充填剤等の添加剤が添加され、成
形され本発明のセラミックス成形体が得られる。
【0038】前記の動物骨粉は、従来畜産場等でほとん
ど廃棄されていた骨、特に牛、馬、羊等の硬骨が主体の
動物の骨であり、これらの生骨を焼成しやすい大きさに
切断し、煮沸、900°C〜1100°C前後で焼成し
て得られるものである。骨に骨成分以外のゼラチン、脂
肪、蛋白質、にかわ等の有機物が残存すると酸化腐敗の
原因となるので、これを確実に除去しておくことが必要
である。
【0039】上記煮沸工程によって、外側のみならず気
孔内に付着している有機物を骨から大方分離除去するこ
とができる。その上で上記焼成工程を通すことによっ
て、残存する有機物を完全に除去することができ、同時
に骨中の湿度 (水分) を数%以下、好ましくはほぼ0%
にまで低下させることができる。
【0040】上記焼成条件によれば、骨は白骨化して無
数の気孔を有した原形組織状態を維持する。上記焼成冷
却後、この骨を破砕しパウダー機にかけて20〜200
メッシュ前後、特に好ましくは50〜100メッシュの
粉状の骨粉とする。
【0041】上記骨粉は、生骨の場合、原料の生骨に比
して重量比約40%の収量が得られる。粒子は、カルシ
ウム(約33重量%)を主成分とし、リン(約16.7
重量%) 、バリウム (約1.03重量%) 、ナトリウム
(約0.76重量%) 、イオウ (約0.64重量%) 、
他にマグネシウム、カリウム、塩素、アミン、鉄等から
なっており、粒子の内外にわたって無数微小気孔が連通
存在しており、アルカリ性である。
【0042】また、バインダーとしては、例えばベント
ナイト、酸性白土、活性白土、カオリン粘土、セリサイ
ト、パイロフィライト、耐火粘土、モンモリロナイト、
等があげられる。
【0043】ここでは、100メッシュの牛骨粉末60
重量%、シリカ20重量%、アルミナ20重量%からな
る混合物にバインダーを適宜添加して成形し、図3に示
されるようなセラミックス成形体を得、このセラミック
ス成形体を送風機とヒーターにより発生する加熱された
エアーの流路に配設した。
【0044】なお、本発明において、前記セラミックス
成形体はアルカリ性のガスを発生するものであればよ
く、その形状は任意であり、例えば粒状、球状、柱状等
の形状があげられるが、アルカリ性ガスの放出性、装置
設計の便宜等を考慮すると円柱状が好ましい。
【0045】このようにして得たセラミックス成形体は
熱に極めて反応し易く、加熱されたエアー、例えば、3
0°C〜50°Cのエアーを該セラミックス成形体に接
触させると、アルカリ性のガスを遊離発生させる。この
アルカリ性のガスはpH7.5〜pH9.5であるため
殺菌脱臭及び乾燥効果を有する。
【0046】図3はセラミックス成形体の構成の一例を
示す外観図であり、図4はセラミックス成形体の他の構
成例を示す外観図である。
【0047】前記セラミックス成形体3は、図3に示す
ように、柱状、例えば円柱状であって、その断面に複数
の長さ方向の貫通孔31を形成するものである。該貫通
孔31は通気性を良くするために多数設けるのが好まし
い。
【0048】該貫通孔31は、セラミックス成形体3の
断面の長さ方向に、同様の径を有する比較的小さなもの
を多数形成することにより、これを通過するエアーのア
ルカリ性のガスの含有量が増加され、脱臭殺菌乾燥効果
を高めることができる。
【0049】また、図4に示すように、セラミックス成
形体3の断面中央部に径の大きい貫通孔32を形成し、
その周囲に比較的小さい径の貫通孔31を多数形成する
ように構成することができる。このように構成すること
により、アルカリ性のガスを含む空気流のエアー発生機
10側への逆流を防止することができる。
【0050】このような構成において、アルカリ性のセ
ラミックス成形体3により発生するアルカリ性のガスと
オゾン発生器4から発生するオゾンにより、エアーマッ
トレス20の表面に噴出されるエアーは自動的にpH6
〜pH8に調整される。
【0051】また、前記セラミックス成形体3から放出
される約40°C前後のアルカリ性ガスを含むエアー
は、ホース30を通りエアーマットレス20内に受容さ
れ、万遍なく充満されてエアーマットレス20の表面の
微細な噴気孔から約23°C前後の温度で噴出される。
【0052】この加熱されたエアーに含まれるアルカリ
性のガス、及びオゾンの相乗効果により床ずれ防止を高
めると共に、身体の殆どの部位が該ガスに触れて身体の
蒸れを防止し、身体の損傷部位を乾燥殺菌して治療する
ことができ、また病原菌等の繁殖を防止し、殺菌やウイ
ルス等の介護者や看護人への感染の防止に有効である。
【0053】更に、このエアーにより寝たきりの老人や
重症患者等の使用した下着、布団等の脱臭、殺菌、乾燥
が同時に行われ、常に清潔さを保持でき、介護者や看護
人の負担の軽減を図ることができる。
【0054】また、本発明において使用するエアーマッ
トレスは、表面にエアーを噴出できるものであればよく
マットの材質、固さ、形状等は自由に変更でき、本実施
例において示したものに限定されるものではない。例え
ば、マットの表面が平坦なもの、波を打つ構造のもの、
畳等にも適用可能である。
【0055】また、エアー発生機に、タイマーを設置し
て本装置の作動時間を予め設定しておき、本装置の使用
時間を自由に設定することもできる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、殺菌、脱臭、乾燥性の
エアーを確実に、かつ簡易に供給することができ、この
エアーは床ずれを防止することができると共に、身体、
着衣、寝具等を殺菌、脱臭、乾燥して清潔にすることが
できる。
【0057】また、本発明によれば、病原菌等の繁殖を
防止し、殺菌やウイルス等の介護者や看護人への感染の
防止に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床ずれ防止装置の第1の実施例の
構成例を示す図である。
【図2】本発明に係る床ずれ防止装置の第2の実施例の
構成例を示す図である。
【図3】本発明に係るセラミックス成形体の構成の一例
を示す外観図である。
【図4】本発明に係るセラミックス成形体の他の構成例
を示す外観図である。
【図5】従来の床ずれ防止装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 ヒーター 3 アルカリ性セラミックス成形体 4 オゾン発生器 10 エアー発生機(送風機) 20 エアーマットレス 30 ホース 31、32 貫通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機を備えたエアー発生機と、該エア
    ー発生機からのエアーを受容して微細な噴気孔から表面
    にエアーを噴出するエアーマットレスと、該エアーマッ
    トレスと前記エアー発生機とを接続するホースとを備え
    た床ずれ防止装置において、 送風機から発生するエアーを加熱するヒーターと、 前記ヒーターにより加熱されたエアーを接触させること
    によりアルカリ性のガスを発生させる、動物骨粉、貝殻
    粉、石灰岩粉末、及びサンゴ粉末からなる群から選択さ
    れる少なくとも1種を含有するアルカリ性のセラミック
    ス成形体と、 オゾンを発生させるオゾン発生器と、を備え、 前記アルカリ性のセラミックス成形体により発生したア
    ルカリ性のガスと、前記オゾン発生器により発生したオ
    ゾンを、前記ホースを介して、エアーマットレスに供給
    し、該エアーマットレスの表面に微細な噴気孔から加熱
    された殺菌、脱臭、乾燥性のあるエアーを噴出するよう
    に設計されていることを特徴とする床ずれ防止装置。
  2. 【請求項2】 前記アルカリ性のガスを発生させるアル
    カリ性のセラミックス成形体は、前記加熱されたエアー
    を発生させる送風機、ヒーターと連接して配設され、該
    エアー発生機に対して着脱自在に収容されてなることを
    特徴とする請求項1に記載の床ずれ防止装置。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ性のガスを発生させるアル
    カリ性のセラミックス成形体とオゾンを発生させるオゾ
    ン発生器とは、前記加熱されたエアーを発生させるエア
    ー発生機と分離して配置され、ホースと着脱自在に接続
    されてなることを特徴とする請求項1記載の床ずれ防止
    装置。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ性のセラミックスは、動物
    骨粉を主たる活性成分とするものであることを特徴とす
    る請求項1乃至3に記載の床ずれ防止装置。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ性のセラミックスが、シリ
    カゲル、アルミナ及びゼオライトからなる群から選択さ
    れる少なくとも1種のセラミックスを含有するものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4に記載の床ずれ防止
    装置。
  6. 【請求項6】 前記アルカリ性のセラミックス成形体
    は、柱状で、その断面に複数の長さ方向の貫通孔を形成
    することを特徴とする請求項1乃至5に記載の床ずれ防
    止装置。
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