JPH08307577A - ファクシミリ蓄積交換装置の同報処理方法 - Google Patents

ファクシミリ蓄積交換装置の同報処理方法

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JPH08307577A
JPH08307577A JP7137559A JP13755995A JPH08307577A JP H08307577 A JPH08307577 A JP H08307577A JP 7137559 A JP7137559 A JP 7137559A JP 13755995 A JP13755995 A JP 13755995A JP H08307577 A JPH08307577 A JP H08307577A
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Application number
JP7137559A
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English (en)
Inventor
Taku Suzuki
卓 鈴木
Hirohide Sato
博英 佐藤
Tomoki Inagaki
知樹 稲垣
Hisami Okada
久美 岡田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ蓄積交換装置の利便性を高め、
送信順序の違いによる送信機会の不公平を是正する同報
処理方法を提供する。 【構成】 同報機能を持つファクシミリ蓄積交換装置の
同報処理方法において、同報処理を求める電文に対応し
て、この電文の宛先総数及び発呼処理済みの宛先数を含
む電文情報を記録する電文情報セル102と、この電文の
各宛先情報を記録する宛先リストテーブル104とを作成
し、宛先リストテーブルに記録された宛先の中で一定時
間経過後の再発呼が必要となった宛先の情報を再発呼宛
先テーブル105に記録し、再発呼宛先テーブルまたは宛
先リストテーブルに記録された宛先に発呼して、この宛
先に送るべき電文を送信する。電文の送信に失敗した宛
先に対する再発呼処理は、その電文のすべての宛先に対
して少なくとも1回の発呼処理が行なわれた後に実行さ
れるので、順番の遅い宛先にも、早めに発呼の順番が回
り、電文の到達時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ蓄積交換
装置に蓄積されたファクシミリ情報を複数のファクシミ
リ端末に送信する同報処理方法に関し、特に、公平で効
率的な同報処理を可能にしたものである。
【0002】
【従来の技術】蓄積したファクシミリ画像(電文と呼
ぶ)の交換を行なうファクシミリ蓄積交換装置は、通
常、同報手段と情報ボックス処理手段とを有している。
同報手段は、利用者から送信された電文を蓄積して、そ
の電文を利用者が指定する複数の宛先にファクシミリ送
信する。また、情報ボックス手段は、利用者が指定する
情報ボックスにその利用者の送信した電文を蓄積した
り、利用者の指定するボックスに蓄積されている電文を
その利用者にファクシミリ送信する。
【0003】従来のファクシミリ蓄積交換装置では、同
報処理を求める利用者からファクシミリ情報が送られて
くると、受信した同報電文を登録するとともに、その同
報電文の宛先情報を記録した電文宛先情報セルを作成
し、このセルを用いて同報処理を実行する。
【0004】従来の同報処理では、図14に示すよう
に、登録されたばかりの同報電文の電文宛先情報セル13
04を並べる電文宛先キュー1301と、再発呼の必要がある
電文の電文宛先情報セルを並べる再発呼待ち宛先キュー
1302と、送信することが決まった電文の電文宛先情報セ
ルを並べる送信キュー1303とを設けている。
【0005】電文宛先情報セル1304は、それぞれの電文
の各宛先に対応して1つずつ設けられ、登録された電文
の電文番号、その電文の電文ファイル名、FAX番号等
を含む宛先情報、発呼回数を表す再発呼カウンタ、再発
呼における次回発呼時刻等の情報が記録される。
【0006】同報電文が登録されると、その電文の電文
宛先情報セルが作成され、電文宛先キュー1301の末尾に
追加される。この段階では、電文宛先情報セルの再発呼
カウンタ及び次回再発呼時刻が0に設定される。この電
文の送信処理が行なわれ、宛先端末が話中等のために送
信に失敗したときは、電文宛先情報セルは再発呼待ち宛
先キュー1302に移される。このとき、電文宛先情報セル
の再発呼カウンタがインクリメントされ、次回発呼時刻
が設定される。
【0007】同報処理では、先ず再発呼待ち宛先キュー
1302にある電文宛先情報セルの中から、次回発呼時刻の
順番にキューイングして、送信すべき電文の電文宛先情
報セルをサーチし、見つけたセルを送信キュー1303に移
す。再発呼待ちしている電文の中に、次回発呼時刻に達
していないなどの理由で、送信すべき電文が無いときに
は、電文宛先キュー1301の先頭に位置する電文宛先情報
セルを、送信のために送信キュー1303に移す。
【0008】次いで、再発呼待ち宛先キュー1302または
電文宛先キュー1301から送信キュー1303に移した電文宛
先情報セルの宛先情報と同じ宛先情報を有する電文宛先
情報セルを再発呼待ち宛先キュー1302及び電文宛先キュ
ー1301からサーチし、見出した全てのセルを送信キュー
1303に移す。そして、送信キュー1303に集めた全ての電
文宛先情報セルの電文を同じ宛先に送信する。
【0009】この従来の同報処理動作の手順を、図15
を用いて説明する。
【0010】ステップ1401:再発呼待ち宛先キュー1302
から、送信する電文と宛先とを取得するため、電文宛先
情報セルのポインタcpを再発呼待ち宛先キュー1302の
先頭に位置する電文宛先情報セルのアドレスに設定す
る。
【0011】ステップ1402:cpが0であるかどうか、
また、cpの指し示す電文宛先情報セルに記録されてい
る次回発呼時刻が現在時刻より小さい(次回発呼時刻が
現在時刻より小さいときは次回発呼時刻に達していな
い)かどうかをチェックする。cpが0でなく、次回発
呼時刻が現在時刻以上の場合は、cpの指し示すセルに
記録されている宛先は既に次回発呼時刻が経過している
ので、送信処理を行なうため、 ステップ1403:このセルを再発呼待ち宛先キュー1302か
ら削除し、 ステップ1404:このセルを送信キュー1303に追加する。
【0012】ステップ1402において、cpが0または現
在時刻がセルに記録されている次回発呼時刻より大きい
場合は、送信可能な再発呼待ち宛先が現在時刻において
存在しないので、電文宛先キュー1301から送信できる電
文と宛先とを取得するため、 ステップ1405:cpを電文宛先キュー1301の先頭に位置
する電文宛先情報セルのアドレスに設定し、 ステップ1406:cpが0かどうかをチェックし、cpが
0であれば送信する宛先が現在時刻において存在しない
ので、 ステップ1409:新しい同報電文の登録と、再発呼宛先の
次回発呼時刻が到来することを待ち、ステップ1401に戻
って、最初から処理を繰り返す。
【0013】ステップ1406においてcpが0でない場合
は、cpで指し示される電文宛先情報セルに記録された
宛先に対して、そこに記録されている電文を送信するた
め、 ステップ1407:このセルを電文宛先キュー1301から削除
し、 ステップ1408:このセルを送信キュー1303に追加する。
【0014】次に、一回の発呼で複数の電文を同時に送
信する処理(以下、列信処理と呼ぶ。)を実行するた
め、ステップ1403またはステップ1407で決定した送信宛
先と宛先を同じくする電文を再発呼待ち宛先キュー1302
及び電文宛先キュー1301からサーチする。列信処理され
る電文(以下、列信電文とよぶ。)のサーチを再発呼待
ち宛先キュー1302から開始するため、 ステップ1410:電文宛先情報セルのポインタcpを再発
呼待ち宛先キュー1302の先頭に位置する電文宛先情報セ
ルのアドレスに設定する。
【0015】ステップ1411:cpが0またはcpが指し
示す電文宛先情報セルに記録されている次回発呼時刻と
現在時刻との大小関係をチェックする。cpが0でな
く、次回発呼時刻が現在時刻以上の場合は、 ステップ1412:前記セルに記録されている宛先情報が送
信宛先と同じかチェックする。同じであれば列信電文と
して送信するため、 ステップ1413:前記セルを再発呼待ち宛先キュー1302か
ら削除し、 ステップ1414:前記セルを送信キュー1303に追加し、 ステップ1415:次のセルに対して列信電文のサーチを行
なうため、cpを次のセルに設定して、ステップ1411か
らの処理を繰り返す。
【0016】ステップ1412において、前記セルに記録さ
れている宛先情報が送信宛先と違う場合は、ステップ14
15に移る。
【0017】また、ステップ1411において、cpが0か
またはcpが指し示す電文宛先情報セルに記録されてい
る次回発呼時刻が現在時刻より小さい場合は、再発呼待
ち宛先キュー1302における列信電文のサーチが終了した
ので、電文宛先キュー1301に対するサーチを行なうた
め、 ステップ1416:cpを電文宛先キュー1301の先頭に位置
する電文宛先情報セルのアドレスに設定する。
【0018】ステップ1417:cpが0でない場合は、 ステップ1418:cpで指し示される電文宛先情報セルに
記録された宛先情報と送信宛先とが一致するかチェック
し、一致している場合は、前記セルに記録されている電
文を列信電文として送信処理するため、 ステップ1419:前記セルを電文宛先キューから削除し、 ステップ1420:前記セルを送信キューに追加し、 ステップ1421:更に列信電文のサーチを続行するため、
cpを次の電文宛先情報セルに設定し、ステップ1417か
らの処理を繰り返す。
【0019】ステップ1418において、前記セルに記録さ
れている宛先情報が送信宛先と違う場合は、ステップ14
21に移る。
【0020】ステップ1417においてcpが0になった場
合は、列信電文のサーチが終了したので、 ステップ1422:送信処理を実行する。ここでは、送信キ
ュー1302において送信宛先と同じ宛先を持つ電文宛先情
報セルをサーチし、このセルに記録されてる電文を送信
宛先に対して送信し、 ステップ1423:この送信処理の結果に関する処理を行な
う。送信が成功した電文宛先情報セルは送信キュー1303
から削除して、メモリの解放を行なう。送信が失敗した
場合は、前記セルの再発呼カウンタをインクリメント
し、再発呼回数オーバでなければ、前記セルを送信キュ
ー1302から削除し、前記セルの次回発呼時刻を設定し
て、再発呼待ち宛先キュー1302に追加する。このとき、
次回再発呼時刻が大きい順番にセルが整列するように前
記セルを再発呼待ち宛先キュー1302に挿入する。また、
再発呼カウンタの値が再発呼回数をオーバした場合は、
前記セルに関する送信は失敗したものとして、前記セル
を送信キューから削除して、メモリを解放する。
【0021】次に図16を用いて、従来における同報電
文の登録動作を説明する。
【0022】ステップ1501:同報サービスの利用者が、
ファクシミリ端末からPBトーンにより、同報電文の宛
先を指定する宛先ID情報を入力すると、ファクシミリ
蓄積交換装置は、これを受信し、 ステップ1502:この宛先ID情報が文法的に正しいどう
かをチェックする。
【0023】ステップ1503:正しくない場合は、 ステップ1504:回線を切断して登録処理を終了する。
【0024】ステップ1503において、宛先IDの文法が
正しい場合は、 ステップ1505:利用者が送信するファクシミリ原稿を同
報電文として受信し、2次記録に電文ファイルとして記
録し、 ステップ1506:この同報電文の識別用に付した電文番号
を取得する。
【0025】ステップ1507:前記宛先IDの中にグルー
プを表すIDが存在するかどうかを調査し、存在する場
合はグループIDを構成する個別のユーザIDの集合を
ファイル等から取りだし、このグループIDを前記集合
で置き換え、前記宛先ID情報が全て個別のユーザID
から構成されるようにする。次いで、 ステップ1508:宛先ID情報のなかで重複するIDがあ
るかどうかを検査し、重複するIDについてはそれを削
除する。
【0026】次に、電文宛先情報セルを作成するため、 ステップ1509:個別のユーザIDの1つを取得し、 ステップ1510:取得すべきIDが在れば、 ステップ1511:この宛先IDに対応するFAX番号等の
宛先情報をファイル等から検索する。前記IDが前記フ
ァイル等に登録されている場合は、 ステップ1513:電文宛先情報セルを格納するメモリを獲
得し、検索したFAX番号等の宛先情報と、ステップ15
05で作成した電文ファイル名と、ステップ1506で取得し
た電文番号とをメモリに記録し、このメモリの再発呼カ
ウンタと次回発呼時刻とを0に設定する。
【0027】ステップ1514:このメモリを電文宛先キュ
ー1301の末尾に追加する。
【0028】このステップ1509〜1514の処理を、各宛先
IDについて繰り返す。取り上げるべき宛先IDが無く
なると、同報電文登録処理を終了する。
【0029】なお、この同報処理手順では、電文宛先キ
ュー1301での電文宛先情報セルの順番が早い程、先に発
呼処理が行なわれることになるが、この電文宛先キュー
1301における電文宛先情報セルの順序は、ステップ1501
での受信した宛先IDの順番、及び、ファイル等に記録
されている、グループを構成する個別ユーザIDの順番
(ステップ1507)によって決まってしまう。従来の同報
処理方法において、利用者に優先度を付与し、優先度の
高い利用者に早めに同報電文を届けるようにする場合
は、優先度の高い利用者に大きい値のユーザIDを付与
し、このユーザIDの大小関係を見て同報処理の順番を
決定している。
【0030】また、従来のファクシミリ蓄積交換装置で
は、情報ボックスの利用も頻繁に行なわれる。情報ボッ
クスに電文を蓄積しようとする利用者は、ファクシミリ
自端末からファクシミリ蓄積交換装置を発呼し、PBト
ーンで情報ボックスを指定して電文を送信する。送られ
た電文はファクシミリ蓄積交換装置の指定された情報ボ
ックスに格納される。
【0031】一方、この情報ボックスから電文を取出そ
うとする利用者は、ファクシミリ自端末からファクシミ
リ蓄積交換装置を発呼し、PBトーンで情報ボックスを
指定する。これを受けたファクシミリ蓄積交換装置は、
指定された情報ボックスに格納されている電文を相手方
に送信する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の同報処
理方法では、次のような問題がある。
【0033】第1に、ステップ1402において、現在時刻
が次回発呼時刻を過ぎると、先ず再発呼処理が行なわれ
ため、1つの電文の各宛先について着目した場合、同報
の順番が早い宛先には数回の再発呼処理が行なわれ、同
報の順番が後の宛先には一回の発呼処理も行なわれない
という不公平な状態が発生する可能性があり、後の順番
の宛先に電文が到達されるまでに、多くの時間が掛かる
という問題を有している。
【0034】第2に、列信電文のサーチを、再発呼待ち
宛先キュー及び電文宛先キューに含まれるセルの全てに
対して行なっているため(ステップ1410〜1415及びステ
ップ1416〜1421)、再発呼待ち宛先キュー及び電文宛先
キューに並ぶ電文宛先情報セルの数が非常に多い場合に
は、列信電文のサーチに多くの時間を費やし、列信を行
なわない場合よりも、返って同報の効率が落ちるという
問題を有している。
【0035】第3に、図14に示すように、それぞれの
電文の各宛先ごとに電文宛先情報セルが形成され、全て
が1次記憶に記録されるため、非常に多くの1次記憶容
量が必要になるという問題を有している。
【0036】第4に、利用者に同報処理での優先度を付
与する場合、各個別ユーザの持つIDの大小関係によっ
て優先度を決めているため、各ユーザの優先度を変更す
るときにユーザIDの変更が必要となり、その都度、利
用者のユーザID変更の通知を出さなければならないと
いう問題を有している。
【0037】第5に、従来のファクシミリ蓄積交換装置
では、発呼と着呼とでは着呼の方が優先するため、情報
ボックスサービスの利用が頻繁に長時間続く場合には、
情報ボックス処理のみが実行され、同報処理が止まって
しまうという問題を有している。
【0038】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、ファクシミリ蓄積交換装置の運用性を高
め、利便性を上げることを目的としており、具体的に
は、送信順序の違いによる送信機会の不公平を是正する
ことができ、同報処理における列信の効率を保持するこ
とができ、記憶容量の節約を図ることができ、優先度の
設定が容易であり、また、情報ボックス処理と同報処理
とを並行して実施することができる同報処理方法を提供
することを目的としている。
【0039】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、同
報機能を持つファクシミリ蓄積交換装置の同報処理方法
において、同報処理を求める電文に対応して、この電文
の宛先総数及び発呼処理済みの宛先数を含む電文情報を
記録する電文情報セルと、この電文の各宛先情報を記録
する宛先リストテーブルとを作成し、宛先リストテーブ
ルに記録された宛先の中で一定時間経過後の再発呼が必
要となった宛先の情報を再発呼宛先テーブルに記録し、
再発呼宛先テーブルまたは宛先リストテーブルに記録さ
れた宛先に発呼して、この宛先に送るべき電文を送信し
ている。
【0040】また、再発呼宛先テーブルに記録された宛
先の内、規定回数の再発呼に失敗した宛先の情報を送信
失敗宛先テーブルに記録し、再発呼宛先テーブルの該当
する記録を削除している。
【0041】また、再発呼宛先テーブルに記録された宛
先に対して、再発呼時刻が到来していること、及び、こ
の電文の宛先のすべてに対して少なくとも1回の発呼処
理がなされていること、を条件として、再発呼処理を行
なっている。
【0042】また、発呼した宛先に同時に送信すること
ができる電文の最大数を設定し、再発呼宛先テーブルと
この最大数以下の個数の宛先リストテーブルとを検索し
て、その宛先と同じ宛先に送る電文を、この最大数を超
えない範囲で検出し、検出された電文をその宛先に同一
呼内で送信している。
【0043】また、電文情報セルを主記憶にリスト構造
で記憶し、宛先リストテーブル及び再発呼宛先テーブル
を二次記憶に記憶している。
【0044】また、宛先リストテーブルに記録される宛
先情報とその優先度との関係を予め規定し、宛先リスト
テーブルにおける宛先情報の記録の順番をこの優先度に
従って設定し、宛先リストテーブルに記録された宛先に
対する発呼処理を宛先情報の記録の順番に行なってい
る。
【0045】さらに、ファクシミリ蓄積交換装置の情報
ボックスから利用者が電文を取り出す際に、この利用者
を宛先とする未達同報電文を送信失敗宛先テーブル、再
発呼宛先テーブルまたは宛先リストテーブルを使用して
検索し、情報ボックスに蓄積された電文と、検出された
同報電文とを利用者に送信している。
【0046】
【作用】そのため、電文の送信に失敗した宛先に対する
再発呼処理は、その電文のすべての宛先に対して少なく
とも1回の発呼処理が行なわれた後に実行されるので、
順番の遅い宛先にも、早めに発呼の順番が回り、電文の
到達時間が短縮される。
【0047】また、列信処理において、1回の発呼で同
時に送信する電文数やその検索に使用する宛先リストテ
ーブルの個数を制限しているため、宛先数の非常に多い
同報電文が多数登録されている場合でも、列信電文の検
索に長時間を費やすことが避けられ、同報処理の効率を
保持することができる。
【0048】また、1次記憶(主記憶)には電文数に対
応する数の電文情報セルだけが記憶され、電文ごとの宛
先リストテーブルや再発呼宛先テーブルはすべて二次記
憶に記憶されるので、必要な1次記憶の容量を大幅に削
減することが可能になる。
【0049】また、利用者の優先度は、宛先情報に対す
る優先度の設定を変えることによって、簡単に変更する
ことができる。
【0050】また、ユーザが情報ボックスから電文を取
り出す際に、同時に、このユーザに未達同報電文の送信
が行なわれる。このように情報ボックス処理と同報処理
とが並行して行なわれるため、ファクシミリ蓄積交換装
置に対して情報ボックス処理の要求が非常に多い時で
も、同報処理が滞る事態を避けることができる。
【0051】
【実施例】本発明の実施例における同報処理方法では、
利用者からファクシミリ情報が寄せられると、図1に示
すように、各同報電文に対応する電文情報セル102が1
次記憶装置に作成され、また、電文の画像情報が2次記
憶装置の電文ファイル103に記録され、また、電文の宛
先をリストアップした宛先リストテーブル104が作成さ
れて2次記憶装置に記録される。
【0052】この電文情報セル102には、同報装置内で
ユニークな電文番号と、電文の宛先の総数と、電文が登
録された時刻と、現在までに発呼処理が行なわれた宛先
数を表す送信要求宛先数と、現在までに送信処理が終了
した宛先数を表す送信終了宛先数と、電文毎の宛先情報
を格納した宛先リストテーブル104の名前と、電文ファ
イル103の名前とが記録される。
【0053】この電文情報セル102は、同報電文キュー1
01の下に、電文情報セルに記録された登録時刻の早い順
に並べられ、リストを構成する。この同報電文キュー10
1には、登録されている電文の数と、現在処理中の同報
電文に対応する電文情報セルを示すポインタ(以下、カ
レント電文ポインタと呼ぶ。)とが記憶される。
【0054】宛先リストテーブル104には、図2に示す
ように、同報電文の各宛先を指定する宛先情報201とし
て、宛先のユーザID、FAX番号等のキャラクタ列が
記述され、また、各宛先の送信状況を示すステータス20
2として、未処理、処理中、成功、失敗を定義する整数
が記述される。また、このテーブルの名前は対応する電
文情報セルの宛先リストテーブル名に格納される。
【0055】2次記憶装置には、さらに、再発呼を待つ
宛先を記録する再発呼宛先テーブル105と、送信に失敗
した電文の宛先を記録する送信失敗宛先テーブル107
と、ファクシミリ蓄積交換装置に登録された各ユーザの
情報を記録する個別ユーザ情報テーブルとが記憶され
る。
【0056】再発呼宛先テーブル105には、前回の送信
に失敗して再発呼を待つ宛先の各々について、図3に示
す各項目の記述が記録される。ここで、次回発呼時刻30
1は、再発呼の時刻を表すデータであり、時刻型のデー
タタイプで記述される。電文番号302は、再発呼して送
信する電文の番号であり、整数で記述される。電文ファ
イル名303は、再発呼して送信する電文のファイル名で
あり、キャラクタ列で記述される。宛先情報304は、宛
先であるユーザIDやFAX番号等の再発呼先を指定す
る情報であり、キャラクタ列で記述される。また、ステ
ータス305は、宛先の処理状況であり、それを定義する
整数で記述される。処理状況には処理待ちと処理中とが
ある。
【0057】また、送信失敗宛先テーブル107には、規
定回数の再発呼に失敗した宛先の各々について、図9に
示す各項目の記述が記録される。ここで、宛先情報801
は、送信に失敗した宛先の情報(ユーザID、FAX番
号等)であり、キャラクタ列で記述される。電文番号80
2は、送信に失敗した電文の番号であり、整数で記述さ
れる。また、電文ファイル名803は、送信に失敗した電
文のファイル名であり、キャラクタ列で記述される。
【0058】また、個別ユーザ情報テーブル108には、
ファクシミリ蓄積交換装置に登録されたユーザの各々に
対して、図10に示す各項目の記述が記録される。ここ
で、個別ユーザID901は、システム内でユーザを一意
に識別できるように設定されたキャラクタ列である。宛
先情報902は、ファクシミリ通信を行なうための電話番
号であり、キャラクタ列で記述される。また、優先度90
3は、同報を行なう場合の送信順番の優先度であり、整
数値で設定される。この値の相対的な大きさにより送信
を行なう順番が決定される。
【0059】また、実施例の同報処理方法では、一回の
発呼で同時に送信できる電文数が同時送信電文最大数
(MND)106として設定され、1次記憶装置に記録さ
れる。この数は変数である。
【0060】さて、実施例の同報処理方法では、利用者
からファクシミリ情報が送られてくると、受信した電文
を電文ファイル103に記録するとともに、電文情報セル1
02と宛先リストテーブル104とを作成する。この宛先リ
ストテーブル104には宛先情報を優先度の順に並べる。
【0061】電文の送信処理は、未だ発呼が行なわれて
いない宛先を後に選択し、この選択した宛先と同じ宛先
の電文を一回の発呼で同時に送信する(列信処理)。但
し、この列信処理する電文の数はMND以下に設定す
る。
【0062】この送信処理において、宛先端末が話中等
のために送信できなかったときは、その宛先のレコード
を再発呼宛先テーブル105に記述する。また、再発呼を
規定回数繰り返しても成功しなかったときは、その宛先
のレコードを送信失敗宛先テーブル107に記述する。
【0063】再発呼宛先テーブル105に載せた宛先は、
未発呼の宛先が無くなったときに送信先として選択す
る。
【0064】また、利用者の自端末から、ファクシミリ
蓄積交換装置の情報ボックスに蓄積された電文を取出す
操作が行なわれたときは、送信失敗宛先テーブル107、
再発呼宛先テーブル105及び宛先リストテーブル104にそ
の自端末を宛先とするレコードが記述されているかどう
かを調べ、記述されているときは、その同報電文を情報
ボックスの電文と併せて利用者の下に送信する。
【0065】この同報処理方法の手順を図4、5、6、
7、8を用いて詳しく説明する。
【0066】まず、再発呼宛先テーブル105から再発呼
宛先を選択する場合は、図4に示すように、 ステップ401:再発呼宛先テーブル105から、次回発呼時
刻がシステム内部の現在時刻を超えており、かつ、ステ
ータスが処理待ちであるレコードを検索し、 ステップ402:該当するレコードを取得する。
【0067】ステップ403:前記レコードが存在する場
合は、 ステップ404:前記レコードの電文番号をもつ電文情報
セルを検索し、 ステップ405:この電文情報セルの送信要求宛先数が宛
先総数と等しいかどうか検査する。
【0068】ステップ406:等しい場合(即ち、この電
文がすべての宛先に対して少なくとも1回は発呼処理が
行なわれている場合)に限り、前記レコードのステータ
スを処理中に変更し、 ステップ407:この宛先を送信宛先として選択し、前記
レコードの電文ファイル名を送信リスト(送信する電文
ファイルのリスト)に追加し、列信処理(図6、7)を
行なう。
【0069】ステップ403で該当レコードが存在しなか
った場合は、 ステップ408:宛先リストテーブル104から同報宛先を選
択する処理(図5)を行なう。
【0070】また、ステップ405で電文情報セルの送信
要求宛先数が宛先総数より小さい場合は、この電文の宛
先の中に、まだ1回も発呼処理が行なわれていない宛先
が存在するので、この宛先を送信宛先として選択せず
に、ステップ402へ戻り、ステップ401の検索条件を満た
す次のレコードを取得し、ステップ403以降の処理を繰
り返す。
【0071】このように、話中等の理由で送信宛先端末
への電文の送信が失敗し、この宛先に対して再発呼処理
が必要となる場合でも、この電文の全ての宛先に対して
最低1回の発呼処理が行なわれた後でなければ、再発呼
処理は行なわれない。従って、1つの電文に関して、複
数回の発呼処理が行なわれる宛先と、1回も発呼処理が
行なわれない宛先とが発生する不平等な同報処理を改善
することができ、電文の同報順が後の宛先に対しても短
い時間で発呼の順番を回すことができる。
【0072】次に、図5を用いて、宛先リストテーブル
104から同報宛先を選択する手順について説明する。こ
れは、始めて送信処理を行なう宛先(ステータスが未処
理の宛先)を、カレント電文ポインタが指し示す電文の
宛先リストテーブル104から選択する動作である。
【0073】ステップ501:カレント電文ポインタがヌ
ルかどうかをチェックし、ヌルの場合は、宛先を取り出
す電文が存在しないので、 ステップ509:新たな同報電文の登録、または、再発呼
宛先の次回発呼時刻が到来するのを待ち、 ステップ510:図4の始めにジャンプして、次の送信宛
先を取得する処理を開始する。
【0074】ステップ501において、カレント電文ポイ
ンタがヌルでない場合は、 ステップ502:カレント電文の電文情報セルに記録され
ている送信要求宛先数と宛先総数との大小関係をチェッ
クし、送信要求宛先数が宛先総数と等しい場合、つま
り、カレント電文の全宛先に対して送信処理が既に行な
われている場合には、 ステップ508:次に処理する電文の宛先を取得するた
め、カレント電文ポインタを同報電文キュー101の次の
電文に設定し、ステップ501へジャンプする。
【0075】ステップ502において、前記セルの送信要
求宛先数が宛先総数より小さい場合、つまり、カレント
電文の宛先にまだ発呼処理がされていない(未処理)宛
先が残っている場合は、 ステップ503:宛先リストテーブル104の名前を電文情報
セルから読みだし、 ステップ504:この宛先リストテーブル104からステータ
スが未処理の宛先を一つ取得する。
【0076】ステップ505:この宛先のステータスを処
理中に設定し、 ステップ506:前記セルに記録されている電文ファイル
名を送信リスト(送信する電文ファイルのリスト)に追
加する。以上の処理により送信宛先が決定したので、 ステップ507:列信電文の検索処理を行なうために図6
の始めにジャンプする。
【0077】次に、図6、図7を用いて、列信処理(送
信宛先を同じくする電文を検索して、1回の発呼で複数
の同報電文を同時に送る処理)の手順について説明する
(なお、図7は図6の続きである)。図6の列信処理の
入力は、図4または図5で決定した送信宛先(以下、S
Aと呼ぶ。)である。
【0078】ステップ601:SAと同じ宛先を持つレコ
ードの検索が行なわれた宛先リストテーブルの個数をカ
ウントするカウンタCNT_ALに0を設定する。
【0079】ステップ602:検索された列信電文(SA
と同じ宛先を持つ電文)の数をカウントするカウンタC
NT_SDに1を設定する。
【0080】ステップ603:再発呼宛先テーブル105の中
から列信電文を検索するために、再発呼宛先テーブルに
対して、宛先(FAX番号)がSAであり、かつ、現在
時刻が次回発呼時刻より大きく、かつ、ステータスが処
理待ちであるレコードを検索し、 ステップ604:前記検索レコードを一つ取得する。
【0081】ステップ605:レコードが存在する場合に
は、 ステップ606:CNT_SDをインクリメントし、 ステップ607:CNT_SDと、同時に送信できる電文
の最大数MND106との大小関係をチェックする。CN
T_SDがMNDより小さい場合は、 ステップ608:ステップ604で取得したレコードの宛先の
ステータスを処理中に設定し、 ステップ609:そのレコードに含まれる電文ファイル名
を送信リストに追加し、ステップ604に戻って列信電文
のサーチを続行する。
【0082】ステップ607において、CNT_SDがM
ND以上の場合は、 ステップ610:送信リストに記録された電文ファイルを
SAに対して送信し、 ステップ611:図8の始めにジャンプして前記送信の結
果を記録する。
【0083】また、ステップ605においてレコードがな
ければ、ステップ612(図7)にジャンプして、宛先リ
ストテーブル104から列信電文をサーチする処理を行な
う。
【0084】ステップ612:電文情報セルポインタのs
pをカレント電文ポインタの値に設定する。 ステップ613:spが0(ヌル)かどうかをチェック
し、spが0でない場合は、 ステップ614:CNT_ALとMNDとの大小関係を比
較し、チェックした宛先リストテーブル数CNT_AL
が同時に送信できる電文ファイル数の最大値MNDより
小さい場合には、さらに、次の宛先リストテーブルをサ
ーチできる可能性があるので、ステップ615に進む。
【0085】ステップ615:CNT_SDとMNDとの
大小関係を比較し、既に見つかった列信電文数CNT_
SDがMNDより小さい場合に、次の宛先リストテーブ
ルをサーチできるので、ステップ616に進む。
【0086】ステップ616:spが示す電文の宛先リス
トテーブルの中から、SAと同じ宛先(FAX番号)を
持ち、かつ、ステータスが未処理のレコードを検索す
る。
【0087】ステップ617:該当するレコードが存在し
ないときは、 ステップ629:spを同報電文キュー101の次の電文情報
セルのアドレスに設定し、 ステップ630:CNT_ALをインクリメントして、ス
テップ613へジャンプする。
【0088】ステップ617において、ステップ616の検索
条件を満たすレコードが存在する場合は、 ステップ618:該当するレコードを1つ取得し、 ステップ619:spで指し示された電文情報セルに記録
されている電文ファイル名を送信リストに追加し、 ステップ620:前記レコードのステータスを処理中に設
定し、前記セルの送信要求宛先数をインクリメントし、 ステップ621:CNT_SDをインクリメントする。
【0089】ステップ622:ステップ616の検索条件を満
たす、次のレコードを取り出す。
【0090】ステップ623:該当するレコードが存在す
れば(1つのFAX番号に複数のユーザIDが対応する
とき、つまり、1台のFAX端末を複数のユーザが共用
しているときに有り得る)、 ステップ624:CNT_SDをインクリメントし、 ステップ625:CNT_SDとMNDとの大小関係をチ
ェックし、CNT_SDがMNDより小さい場合は、 ステップ626:ステップ622で取り出したレコードのステ
ータスを処理中に設定し、spで指し示された電文情報
セルの送信要求宛先数をインクリメントする。更にステ
ップ622に戻り、検索中の宛先リストに対する列信電文
の検索処理を続行する。
【0091】ステップ625において、CNT_SDがM
ND以上の場合は、既に規定数の列信電文が見つかった
ことになるので、 ステップ627:送信リストの電文ファイルをSAに対し
て送信し、 ステップ628:図8の始めにジャンプし前記送信の結果
を登録する。
【0092】ステップ623において、検索レコードがな
くなった場合は、次の電文の宛先リストテーブルをサー
チするために、ステップ629に移行する。
【0093】また、ステップ613においてspが0の場
合(サーチする宛先リストテーブルが存在しない時)、
ステップ614においてCNT_ALがMND以上の場
合、または、ステップ615においてCNT_SDがMN
D以上の場合には、ステップ627に進み、送信リストに
記録されている、今までに検索した同報電文ファイルを
SAに対して送信し、 ステップ628:図8へジャンプし、前記通信結果の記録
を行なう。
【0094】このように、列信処理では、同時に送信す
る電文の数を最大値MND以下に制限するとともに、列
信電文サーチを行なう宛先リストテーブルの個数をMN
D以下に制限しているため、全ての電文の全ての宛先に
対して列信電文サーチを行なう場合に比べて、サーチに
費やす時間を短縮することができる。従って、登録され
ている電文数が多い場合や、再発呼待ち宛先数が非常に
多いときでも、同報処理の効率を保持することができ
る。
【0095】また、このMNDは1次記録上の変数であ
り、2次記録の性能によってその値を調節することがで
き、ファクシミリ蓄積交換装置のハードウエア性能に最
適な値を選ぶことにより、最高速の同報処理を実現する
ことができる。
【0096】次に、図8を用いて、送信結果を記録する
動作について説明する。この動作は、図6、7のステッ
プ610及びステップ627における電文送信処理の結果を記
録するもので、送信リストに含まれる各電文のファイル
の送信結果、例えば、送信成功または送信失敗、に基づ
いてテーブルの記述を書き換える。
【0097】ステップ701:送信結果が成功であるかど
うかをチェックし、成功の場合は、 ステップ702:成功した電文の宛先が再発呼宛先テーブ
ル105または宛先リストテーブル104のいずれから取り出
したものであるかをチェックし、再発呼宛先テーブルか
ら取り出したのであれば、 ステップ703:該当するレコードを再発呼テーブルから
削除した後、 ステップ704:宛先リストテーブルの該当する宛先のス
テータスを成功に設定する。
【0098】また、ステップ702において、前記送信宛
先が宛先リストテーブルから取り出したもの、即ち、始
めて発呼処理を行なった宛先であれば、ステップ704の
処理だけを行なう。次いで、 ステップ705:送信した電文の電文情報セル102の送信終
了宛先数をインクリメントして、ステップ715に進む。
【0099】ステップ701において、送信結果が失敗で
ある場合は、 ステップ706:この電文を送信宛先に対して再発呼可能
であるかどうかをチェックする。再発呼可能であれば、 ステップ707:この宛先が再発呼テーブル、または、宛
先リストテーブルのいずれから取り出したものであるか
をチェックし、再発呼宛先テーブルから取り出したので
あれば、 ステップ708:再発呼宛先テーブルの該当するレコード
の次回発呼時刻を更新し、このレコードのステータスを
処理待ちに設定し、ステップ715にジャンプする。
【0100】ステップ707において、宛先が宛先リスト
テーブルから取り出したものであれば、設定した次回発
呼時刻、送信宛先情報、送信した電文ファイル、ステー
タス(処理待ちに設定する。)などを記述した再発呼宛
先レコードを再発呼宛先テーブルに追加し、ステップ71
5にジャンプする。
【0101】また、ステップ706において、送信宛先に
対する電文の再送信が不可能、つまり、規定の再発呼回
数を試行しても送信が成功しなかった場合は、 ステップ710:この宛先が再発呼宛先テーブル、また
は、宛先リストテーブルのいずれから取り出したもので
あるかをチェックし、再発呼宛先テーブルから取り出し
たものであれば、 ステップ711:そのレコードを再発呼テーブルから削除
し、 ステップ712:宛先リストテーブルの宛先レコードのス
テータスを失敗に設定し、 ステップ713:この送信宛先と送信に失敗した電文番号
とファイル名とを送信失敗宛先テーブル107に追加す
る。
【0102】なお、ステップ710において、送信宛先が
宛先リストテーブルから取り出したものである場合は、
ステップ712以降の手順を取る。
【0103】ステップ714:次いで、対応する電文情報
セルの送信終了宛先数をインクリメントして、ステップ
715に進む。
【0104】ステップ715:送信した電文に対応する電
文情報セルでの送信終了宛先数と宛先総数との大小関係
を比較する。両者が等しい場合、即ち、送信電文の同報
処理が終了した場合は、 ステップ716:この電文情報セルを同報電文キュー101か
ら除去し、 ステップ717:このセルのメモリをフリーにして、送信
結果記録処理を終了する。
【0105】ステップ715において、電文の同報処理が
終了していない場合は、そのまま送信結果記録処理を終
了する。
【0106】このように、1次記憶には、必要最小限の
情報、つまり、電文番号と、宛先総数と、登録時刻と、
送信要求宛先数と、送信終了宛先数と、宛先リストテー
ブル名と、電文ファイル名とを記述した電文情報セルを
記録し、2次記憶には電文の宛先、再発呼待ち宛先等を
関係表として記録することにより、全ての電文の全ての
宛先を1次記憶に記録する必要がなくなり、同報蓄積装
置の必要メモリ量を大幅に削減することができる。
【0107】次に、図11を用いて、同報電文を登録す
るときの動作について説明する。 ステップ1001:公衆回線網に接続するファクシミリ端末
からPBトーンで入力された、同報宛先を指定する宛先
ID情報を受信すると、 ステップ1002:獲得した前記宛先ID情報が規定の宛先
IDの列になっているかどうかの文法チェックを行な
い、 ステップ1003:文法が異常な場合には、 ステップ1004:回線断の処理を行ない、同報電文の受付
を拒否する。
【0108】文法が正常な場合には、 ステップ1005:同報を行なう電文を受信して、2次記憶
装置に電文ファイル103として記録する。
【0109】ステップ1006:受信した電文に対して電文
番号を付与し、付与した電文番号に基いてファイル名の
変更を行なう。このファイル名により受信した電文は一
意に識別される。
【0110】ステップ1007:前記宛先ID情報の中にグ
ループIDがあるかどうかのチェックを実施し、グルー
プIDがある場合にはグループIDをグループIDに所
属する全ての個別ユーザIDに置き換えてメモリに記録
する。受信した宛先情報が個別ユーザIDのみの場合に
はこの限りでない。個別ユーザIDの展開が終了する
と、 ステップ1008:重複した個別ユーザIDの削除作業を行
なう。
【0111】このステップ1007と1008との処理結果を個
別ユーザID宛先情報と呼ぶ。続いて、 ステップ1009:前記個別ユーザID宛先情報のID数を
カウントして、宛先総数を求め、 ステップ1010:電文情報セル102を格納するメモリを獲
得し、 ステップ1011:獲得した電文情報セルに対して、電文番
号、宛先総数、登録時刻、電文ファイル名を設定し、 ステップ1012:作成した電文情報セル102を同報電文キ
ュー101の末尾に追加する。
【0112】ステップ1013:次いで、前記個別ユーザI
D宛先情報から1件ずつ個別ユーザIDを取り出し、 ステップ1014:個別ユーザIDがある場合には、 ステップ1015:図10の個別ユーザ情報テーブル108内
に該当する個別ユーザIDが登録されているかどうかを
確認し、 ステップ1016:該当する個別ユーザIDが登録されてい
る場合には、 ステップ1017:個別ユーザID、宛先情報、優先度をメ
モリに記録する。
【0113】ステップ1013からステップ1017までの動作
を電文情報セル内の宛先総数分だけ繰り返し実施する。
【0114】ステップ1014において、次の個別ユーザI
Dがなくなった場合には、 ステップ1018:前記メモリ内の宛先情報を優先度順にソ
ートし、 ステップ1019:図2に示す宛先リストテーブルを新たに
作成して、ステップ1018の結果をこのテーブルに記録
し、この宛先リストテーブル名を前記電文情報セルに記
録する。
【0115】その結果、宛先リストテーブル104には、
優先度の高い宛先情報が早い順番で並ぶことになる。同
報処理を行なう場合には、宛先リストテーブルに記録さ
れた宛先情報が順に取出されてファクシミリ送信宛先が
決定されるため、個別ユーザ情報テーブルに設定した優
先度の高い宛先が、同報送信において優先的に扱われる
ことになる。なお、本実施例では宛先のソートを宛先リ
ストテーブルに書き込む前に行なっているが、このソー
トのタイミングは、宛先の取り出し前であれば、いつで
もよい。
【0116】このように、実施例の同報処理方法では、
個別ユーザ情報テーブルで宛先の優先度を設定し、この
優先度でソートした宛先リストテーブルを用いて同報送
信を行なうことにより、その優先度に従った同報処理が
行なわれる。この方法では、優先度の設定や変更が極め
て簡単であり、ユーザIDの大小関係を利用して優先度
を設ける従来の同報処理方法に比べて、ファクシミリ蓄
積交換装置の運用性が飛躍的に向上する。
【0117】次に、図12、13を用いて、情報ボック
スサービス時における同報電文の送信動作について説明
する。情報ボックスから電文を取り出そうとするFAX
ユーザは、ファクシミリ蓄積交換装置に回線接続を行な
うと、情報ボックスから電文を取り出すための情報(情
報ボックス番号、利用ユーザID)をプッシュボタン
(PB)により送信する。
【0118】ステップ1101:ファクシミリ蓄積交換装置
は、FAXユーザから送信されたPB信号を検知し、ボ
ックス情報取り出し用の利用者ユーザID、情報ボック
ス番号を取得し、 ステップ1102:該当項目カウンタ(以下、CNT_SD
と記す)に初期値0を設定し、 ステップ1103:取得した利用者ユーザIDで送信失敗宛
先テーブル(図9)を検索し、 ステップ1104:該当レコード、つまり、その利用者ユー
ザIDを宛先情報に持つレコードを取得する。
【0119】ステップ1105:送信失敗宛先テーブル107
に該当レコードがないときは、再発呼宛先テーブル105
のチェック(図6)に移行する。該当レコードが存在す
るときは、 ステップ1106:CNT_SDをインクリメントし、 ステップ1107:同報電文キュー101の同時送信電文最大
値(MND)106をチェックし、 ステップ1108:CNT_SDの示す該当項目数が、同時
送信電文最大値MNDを超えていなければ、 ステップ1109:送信リストに送信失敗宛先テーブル107
から取得した電文ファイル名を追加し、 ステップ1110:送信リストに追加した該当レコードを送
信失敗宛先テーブル107から削除する。
【0120】また、ステップ1108において、CNT_S
Dの示す該当項目数が、同時送信電文最大値MNDを超
えているときは、送信追加が不可とみなし、送信リスト
を用いた送信処理(図13)へ移行する。
【0121】送信失敗宛先テーブルにおける、情報ボッ
クス利用者のユーザIDを持つレコードの検索(ステッ
プ1104〜1110)は、ステップ1105でレコードがヌルにな
るまで繰り返す。
【0122】送信失敗宛先テーブル内の該当宛先検索が
終了すると、検索するテーブルを再発呼宛先テーブル
(図3)に変えて同様の検索処理を実行する。なお、こ
の検索処理及び検索後の各設定動作に関しては、列信処
理に関する図6、7のフローを用いて説明する。
【0123】ステップ601:まず電文情報セルカウンタ
(以降CNT_ALと記す)に初期値0を設定し、 ステップ602:CNT_SDに初期値を設定する。この
CNT_SD初期値は前記の送信失敗宛先テーブルでの
検索においてカウントした該当項目数を継承する。
【0124】ステップ603:その後、再発呼宛先テーブ
ル内に登録されている送信宛先ユーザIDを、検知した
利用者ユーザIDで検索し、 ステップ604:該当するレコードを取得する。
【0125】ステップ605:該当するレコードが存在し
た場合は、 ステップ606:CNT_SDをインクリメントし、 ステップ607:CNT_SDが示す該当項目数が同時送
信電文最大値MNDを超えたかどうかをチェックする。
超えていなければ、 ステップ608:再発呼宛先テーブルのそのレコード内に
存在するステータスを処理中に設定し、 ステップ609:このレコード内の電文ファイル名を送信
リストに追加する。
【0126】これらの該当宛先検索処理(ステップ604
〜609)は、ステップ605において、再発呼宛先テーブル
105の中に該当する宛先を含むレコードが無くなるまで
繰り返す。
【0127】再発呼宛先テーブル内の該当宛先検索を終
了すると、さらに検索するテーブルを宛先リストテーブ
ル(図2)に変えて、宛先リストテーブル内に登録され
ている全送信宛先ユーザIDを、この利用者ユーザID
で検索する(図7)。
【0128】ステップ612:まず、検索するための電文
セルポインタ(SP)にカレントのセルポインタを設定
し、 ステップ613:このセルポインタがヌル(0)でなけれ
ば、 ステップ614:CNT_ALが同時送信電文最大値MN
Dを超えたかどうかをチェックし、 ステップ615:超えていなければ、さらにCNT_SD
が同時送信電文最大値MNDを超えたかどうかをチェッ
クする。
【0129】ステップ616:超えていなければ、SPが
示す電文宛先リストテーブルをこの利用者ユーザIDで
検索し、 ステップ617:検索した結果、該当レコードが存在した
場合には、 ステップ618:該当レコードを1つ取得し、 ステップ619:spで指し示される電文情報セルに記録
されている電文ファイル名を送信リストに追加する。
【0130】ステップ620:また、このレコード内のス
テータスを処理中に設定し、前記電文情報セルの送信要
求宛先数をインクリメントし、 ステップ621:CNT_SDをインクリメントする。
【0131】ステップ622:更に次の宛先レコードを取
得し、 ステップ623:該当レコードが存在した場合には、 ステップ624:CNT_SDをインクリメントする。
【0132】ステップ625:ステップ615と同様に、CN
T_SDの示す該当項目数が同時送信電文最大値MND
を超えたかどうかをチェックし、超えていなければ、 ステップ626:このレコード内のステータスを処理中に
設定する。なお、電文ファイルの送信リストへの追加処
理は既に行なわれている(ステップ619)のでここでは
必要ない。
【0133】1つの電文セル内の全レコードのチェック
が完了するまでステップ622〜626を繰り返す。1つの電
文における全該当レコードのチェックが終了すると、 ステップ629:spに次の電文情報セルを設定し、 ステップ630:CNT_ALをインクリメントした上
で、再度ステップ613〜630の処理を繰り返し、全宛先リ
ストテーブルのチェックを完了する。
【0134】全電文セルチェック完了の場合(ステップ
613)、CNT_ALが同時送信電文最大値MNDを超
えた場合(ステップ614)、CNT_SDがMNDを超
えた場合(ステップ610、615、625)は、これ以上同時
列信が出来ないと判断し、送信リストを用いて該当宛先
への電文送信を実行する(ステップ610、627)。この送
信処理に関しては図13を用いて説明する。
【0135】ステップ1201:CNT_SDが0、即ち、
併せて送信すべき電文が無いときには、 ステップ1204:ユーザからのPB入力(ステップ1101)
で得た情報ボックス番号を用いて、該当情報ボックスか
らの電文取り出し処理を実行し、 ステップ1205:送信処理を行なった後、 ステップ1206:回線を切断し、情報ボックスからの電文
取り出し処理のみを行なって終了する。
【0136】CNT_SDが0でなければ、 ステップ1202:回線接続中のFAXユーザに対して、音
声応答手段により同報電文受付意志を確認するガイダン
スを出力し、対応するPB信号を検知して受信可否情報
を取得する。
【0137】ステップ1203:取得した受信可否情報が可
の場合は、 ステップ1207:利用者がPB入力(ステップ1101)で指
定した番号の情報ボックスから電文取り出し処理を実行
して得た情報を送信情報としてセットするとともに、 ステップ1208:送信リストに加えた電文ファイルを送信
情報としてセットし、 ステップ1209:送信処理を実行し、 ステップ1210:完了後回線を切断する。
【0138】ステップ1203において、取得した受信可否
情報が否の場合は、ステップ1204に移行し、既に取得し
た情報ボックス内の電文情報のみを送信し、送信処理
後、回線を切断する。
【0139】ステップ1211:送信処理が終了すると、送
信結果のチェックを行ない、 ステップ1212:送信処理が失敗であって、 ステップ1213:失敗した宛先が送信失敗宛先テーブルよ
りセットしたものであるときは、 ステップ1214:宛先リストの該当レコードのステータス
を失敗に設定し、 ステップ1215:この送信宛先情報と対応する電文番号、
電文ファイル名を送信失敗宛先テーブルに追加する。
【0140】また、送信宛先が送信失敗宛先テーブルか
ら設定したものでなければ送信結果に従った後処理を実
行する。後処理に関する説明は図8を用いる。
【0141】ステップ701:送信結果のチェックを実行
し、送信結果が成功した場合は、 ステップ702:その宛先が再発呼宛先テーブルからセッ
トしたものであれば、 ステップ703:再発呼宛先テーブルから該当宛先のレコ
ードを削除する。なお、その宛先が送信失敗宛先テーブ
ルからセットしたものである場合は、既に宛先を送信リ
ストにセットした時点で削除している(ステップ1110)
ため、特に何も行なわない。
【0142】ステップ704:宛先リストテーブルの該当
宛先レコードのステータスを成功に設定し 、 ステップ705:送信した電文に対応する電文情報セルに
記録されている送信終了宛先数をインクリメントする。
【0143】ステップ715:送信終了宛先数が宛先総数
と等しいかどうか、つまり、送信宛先に対する送信がす
べて完了したか否かをチェックし、すべて完了している
ときは、 ステップ716:その電文情報セルを開放し、 ステップ717:これら送信処理で用いていたメモリ領域
を開放して処理を終了する。
【0144】送信に失敗した電文の送信宛先が送信失敗
宛先テーブルから設定したものでないときは、既に説明
したステップ706〜714の手順により、再発呼のための設
定を行なうことになる。即ち、送信が失敗し、再発呼が
可能である場合には、再発呼宛先テーブルに宛先レコー
ドを追加もしくは更新する(ステップ708、709)。再発
呼が不可の場合は、宛先リストにおける該当レコードの
ステータスを失敗に設定し(ステップ712)、送信失敗
宛先テーブルにその送信宛先情報と対応する電文番号及
び電文ファイル名を設定した上で(ステップ713)、終
了処理(ステップ715、716、717)を行なう。
【0145】これらの送信失敗宛先テーブルや再発呼宛
先テーブルに設定した内容は、再発呼時期がきた時、ま
たは、そのテーブル内容と同一宛先に対する同報処理
時、さらには、その宛先からの情報ボックスサービスの
受付が行なわれたときに再度用いられる。
【0146】このように、実施例の同報処理方法では、
情報ボックスサービスの実行時に同報電文の送信を併せ
て行なっている。そのため、同報処理において、ユーザ
FAXの話中や電話回線の混雑等が原因して送信失敗や
再発呼待ちの状態にあった未達電文を、利用者ユーザが
情報ボックスから電文を取り出すために接続した回線を
用いて送信することができる。
【0147】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の同報処理方法では、第1に、再発呼処理に
おいて、再発呼時刻が到来していることと、電文の宛先
すべてに対して少なくとも1回の発呼処理がなされてい
ることとの2つの条件を満たしている場合にのみ、電文
の再発呼処理が行なわれるため、送信順番の早い宛先で
は複数回再発呼処理され、送信順番の後方の宛先では1
度も発呼処理がされないという不公平な状態を是正する
ことができ、順番が後方の宛先に電文が到達するまでの
時間を短縮することが可能になる。
【0148】第2に、列信処理において、1回の発呼で
同時に送信する電文数(MND)を制限し、また、その
列信電文の検索に使用するテーブルの個数を制限してい
るため、宛先数の非常に多い同報電文が多数登録されて
いる場合でも、列信電文検索の時間が長時間にわたるこ
とを防ぐことができ、同報処理の効率を保持することが
可能になる。
【0149】第3に、電文番号、電文の宛先数、送信処
理中の宛先数等の電文情報を1次記憶にリスト構造で記
録し、電文毎の宛先リストテーブルや再発呼宛先テーブ
ル等を二次記憶に記録しているため、必要な1次記録の
容量を大幅に削減することが可能になる。
【0150】第4に、同報宛先の優先度を記録する手段
を設け、宛先情報を記録するテーブルでの同報の順番を
前記優先度に従って並べ替えることにより、同報処理に
おける利用者の優先度を確保しているため、優先度の変
更が簡単であり、ファクシミリ蓄積交換装置の運用性が
向上する。
【0151】第5に、ユーザが情報ボックスから電文を
取り出す際に、このユーザを宛先とする未達の同報電文
を併せて送信し、情報ボックス処理と同報処理とを並行
させている。そのため、ファクシミリ蓄積交換装置に対
する情報ボックス処理の要求が非常に多い時でも、同報
処理が滞る可能性を少なくすることができる。また、利
用者にとっては、同報処理において送信に失敗した同報
電文を同報処理での再送処理を待たずに取り出すことが
可能となり、ファクシミリ蓄積交換装置の利便性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における同報処理方法のデータ
構造図、
【図2】実施例の同報処理方法における宛先リストテー
ブル構造図、
【図3】実施例の同報処理方法における再発呼宛先テー
ブル構造図、
【図4】実施例の同報処理方法において再発呼宛先テー
ブルから送信宛先を選択する動作手順を示すフロー図、
【図5】実施例の同報処理方法において宛先リストテー
ブルから送信宛先を選択する動作手順を示すフロー図、
【図6】実施例の同報処理方法における列信動作手順を
示すフロー図、
【図7】実施例の同報処理方法における列信動作手順の
続きを示すフロー図、
【図8】実施例の同報処理方法における送信結果記録動
作手順を示すフロー図、
【図9】実施例の同報処理方法における送信失敗宛先テ
ーブル構造図、
【図10】実施例の同報処理方法における個別ユーザ情
報テーブル構造図、
【図11】実施例の同報処理方法における同報電文登録
処理手順を示すフロー図、
【図12】実施例の同報処理方法における情報ボックス
取り出し時の同報電文送信開始動作を示すフロー図、
【図13】実施例の同報処理方法における情報ボックス
取り出し時の同報電文送信動作手順を示すフロー図、
【図14】従来の同報処理方法におけるデータ構造図、
【図15】従来の同報処理方法における動作手順を示す
フロー図、
【図16】従来の同報処理方法における同報電文登録動
作手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
101 同報電文キュー 102 電文情報セル 103 電文ファイル 104 宛先リストテーブル 105 再発呼宛先テーブル 106 同時送信電文最大数 107 送信失敗宛先テーブル 108 個別ユーザ情報テーブル 1301 電文宛先キュー 1302 再発呼待ち宛先キュー 1303 送信キュー 1304 電文宛先情報セル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 9466−5K H04L 11/20 101C 1/32 (72)発明者 岡田 久美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同報機能を持つファクシミリ蓄積交換装
    置の同報処理方法において、 同報処理を求める電文に対応して、該電文の宛先総数及
    び発呼処理済みの宛先数を含む電文情報を記録する電文
    情報セルと、該電文の各宛先情報を記録する宛先リスト
    テーブルとを作成し、前記宛先リストテーブルに記録さ
    れた宛先の中で一定時間経過後の再発呼が必要となった
    宛先の情報を再発呼宛先テーブルに記録し、前記再発呼
    宛先テーブルまたは宛先リストテーブルに記録された宛
    先に発呼して、該宛先に送るべき電文を送信することを
    特徴とする同報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記再発呼宛先テーブルに記録された宛
    先の内、規定回数の再発呼に失敗した宛先の情報を送信
    失敗宛先テーブルに記録し、前記再発呼宛先テーブルの
    該当する記録を削除することを特徴とする請求項1に記
    載の同報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記再発呼宛先テーブルに記録された宛
    先に対して、再発呼時刻が到来していること、及び、前
    記電文の宛先のすべてに対して少なくとも1回の発呼処
    理がなされていることを条件として、再発呼処理を行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の同報処理方法。
  4. 【請求項4】 前記発呼した宛先に同時に送信すること
    ができる電文の最大数を設定し、前記再発呼宛先テーブ
    ル及び前記最大数以下の個数の宛先リストテーブルを検
    索して、前記宛先と同じ宛先に送る電文を、前記最大数
    を超えない範囲で検出し、検出された電文を前記宛先に
    同一呼内で送信することを特徴とする請求項1に記載の
    同報処理方法。
  5. 【請求項5】 前記電文情報セルを主記憶にリスト構造
    で記憶し、前記宛先リストテーブル及び再発呼宛先テー
    ブルを二次記憶に記憶することを特徴とする請求項1、
    3または4に記載の同報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記宛先リストテーブルに記録される宛
    先情報とその優先度との関係を予め規定し、前記宛先リ
    ストテーブルにおける宛先情報の記録の順番を前記優先
    度に従って設定し、前記宛先リストテーブルに記録され
    た宛先に対する発呼処理を宛先情報の記録の順番に行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の同報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記ファクシミリ蓄積交換装置の情報ボ
    ックスから利用者が電文を取り出す際に、該利用者を宛
    先とする未達同報電文を前記送信失敗宛先テーブル、再
    発呼宛先テーブルまたは宛先リストテーブルを使用して
    検索し、前記情報ボックスに蓄積された電文と、検出さ
    れた同報電文とを前記利用者に送信することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の同報処理方法。
JP7137559A 1995-05-12 1995-05-12 ファクシミリ蓄積交換装置の同報処理方法 Pending JPH08307577A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094692A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Ntt Comware Corp ファクシミリ状況通知装置、状況通知ファクシミリ端末、方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2006268382A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd ネットワークシステム、情報処理装置、コンピュータの制御方法及びプログラム

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