JPH08307249A - 位相同期信号発生装置 - Google Patents

位相同期信号発生装置

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Publication number
JPH08307249A
JPH08307249A JP7104091A JP10409195A JPH08307249A JP H08307249 A JPH08307249 A JP H08307249A JP 7104091 A JP7104091 A JP 7104091A JP 10409195 A JP10409195 A JP 10409195A JP H08307249 A JPH08307249 A JP H08307249A
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JP
Japan
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signal
output
phase
edge
clock signal
Prior art date
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Application number
JP7104091A
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English (en)
Inventor
Masami Izeki
正己 井関
Motoaki Kawasaki
素明 川崎
Hironari Ehata
裕也 江幡
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定に同期クロックを発生し、かつ、同期ジ
ッタを抑える。 【構成】 同期トリガ信号HDに位相同期した位相同期
クロック信号SCKと同周波数の三角波信号を発生する
基準クロック発生器2と、同期トリガ信号HDによって
所定時間位相比較動作がホールド可能であり、位相同期
クロック信号SCKと同周波数で発振する計測用クロッ
ク信号CKを同期トリガ信号HDのエッジに同期して所
定時間出力するGPLL3と、所定時間中に三角波信号
に対する計測用クロック信号CKの位相を計測する逐次
位相計測部5と、この逐次位相計測部5の計測結果に基
づいて位相同期クロック信号SCKを出力する出力手段
としてのD/A変換器6、コンパレータ7,8、スイッ
チSW10,11、デューティ再生回路12とを具え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期トリガ信号に対し
て同期したクロック信号を発生する位相同期信号発生装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1)ビデオ信号を半導体メモリに記憶するビデ
オメモリにおいて、入力されるビデオ信号の水平同期信
号に同期したサンプリングクロックを作成するため従来
は、図6の構成の位相同期発生器を使用している。この
動作を図7を用いて説明する。図7の(a)はトリガ信
号としての水平同期(HD)信号、(b)はインバータ
17の出力信号を示す。
【0003】今、HD信号がHレベルであったとすると
NANDゲート15と遅延時間τをもつディレーライン
16によって、インバータ17を介して出力される出力
端子には周期2τの方形波パルスが発振出力される(
期間)。HD信号がLレベルのときNANDゲート15
の出力が強制的にHレベルになり従ってインバータ17
の出力はLレベルに固定される(期間)。HD信号の
Lレベル期間の立上りに同期した同期クロック信号がイ
ンバータ17より出力される。
【0004】(従来例2)レーザビームプリンタ(LB
P)においては、レーザビームを感光ドラムに一定速度
でスキャンしながら照射し、照射された所だけ印画トナ
ーを付着させる。これを紙面に転写させて、画像情報を
紙面上に形成するものである。レーザ照射の水平同期を
とるために感光ドラムと機械的に一定な位置にビームデ
ィテクト(BD)ミラーを配置して、これにレーザビー
ムを照射させ反射光を光電変換し、電気パルス信号に変
換してこれを水平同期(HD)信号としている。
【0005】このようなLBPシステムにおいて従来は
図8のような同期信号発生器を使用している。Nf0
水晶発振器18は必要とされる同期クロック信号周波数
(f0 )のN倍の周波数のクロック信号を出力してい
る。このクロック信号はNカウンタ19に入力されクリ
ア端子がHレベルのとき、f0 の周波数のクロック信号
を出力する。今、クリア端子に入力されるHD信号がL
レベルになるとNカウンタ19はカウントクリアされ出
力端子はLレベルに固定される。つまりHD信号の立上
りエッジでNカウンタ19はカウントを開始するので、
このエッジに同期した同期クロック信号を発生させるこ
とができる。図9の(a)はHD信号で、同図の(b)
はNカウンタ19の出力信号である。図9の(b)中の
同期ジッタ量(Tj)はNf0 クロック信号の1周期に
等しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ゲーテッドオシレータ
を応用した従来例1では、発生するクロック周波数がデ
ィレーラインの遅延時間で決定されるため、周波数安定
度が不十分であり、位相誤差を積算してしまう。つま
り、1番目の発生クロック信号で得た同期精度がクロッ
ク数の増加に伴って悪化するので、画素数の多い高精細
画像の用途に不利でありLBPシステムに使用できな
い。
【0007】カウンタリセットを使用した従来例2で
は、発生するクロック周波数は水晶発振器18の発振精
度であり、周波数安定度は十分であるので、前述のよう
な問題点はないが、同期精度は逓倍クロック信号の逓倍
値で決まる。文字のようなデジタル画像を印画するLB
Pシステムにおいては逓倍値は8以上必要と言われてい
る。同期クロック周波数は画像の精細度の2乗に比例し
印画スピードに比例する。LBPシステムにおいて両項
目の要望は強く、同期クロック周波数は上昇する傾向に
ある。ビデオ画像を印画するカラーLBPシステムにお
いては、Ye,Cy,Mg,Bk各色のトナー・ドット
位置を制御して高品位画像を得ようとするため、所望の
同期クロック周波数が20MHzとすると640MHz
の安全な逓倍クロックを発生しなければならず、これは
容易なことではない。
【0008】本発明の目的は以上のような問題を解消し
たら位相同期信号発生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、同期トリガ信号に位相同
期した位相同期クロック信号を発生する位相同期信号発
生装置において、前記位相同期クロック信号と同周波数
の三角波信号を発生する基準クロック発生器と、前記同
期トリガ信号によって所定時間位相比較動作がホールド
可能であり、前記位相同期クロック信号と同周波数で発
振する計測用クロック信号を前記同期トリガ信号のエッ
ジに同期して前記所定時間出力するPLL回路と、前記
所定時間中に前記三角波信号に対する前記計測用クロッ
ク信号の位相を計測する計測手段と、該計測手段の計測
結果に基づいて前記位相同期クロック信号を出力する出
力手段とを具えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
において、前記出力手段は、前記計測手段の計測結果に
対応した比較電圧を発生する手段と、該比較電圧と前記
三角波信号とをレベル比較する比較手段と、該比較手段
の比較出力信号のエッジを前記位相同期クロック信号の
エッジとして当該位相同期クロック信号を出力する手段
とを有することを特徴とする。
【0011】さらに、請求項3にかかる発明は、請求項
2において、前記基準クロック発生器は、前記位相同期
クロック信号と同周波数の矩形波信号を前記三角波信号
と同時に発生し、かつ前記三角波信号と任意の比較電圧
とを比較する第2の比較手段を有し、前記出力手段は、
前記矩形波信号に基づいて前記計測結果に前記第2の比
較手段出力の一部を選択的に付加する手段を有すること
を特徴とする。
【0012】さらに、請求項4にかかる発明は、請求項
1〜3のいずれかにおいて、前記出力手段は、前記基準
クロック発生器からの出力信号または前記PLL回路か
らの出力信号に基づいて前記位相同期クロック信号の位
相を変更する可変遅延手段を有することを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】(第1の実施例)図1に本発明の第1の実
施例の全体ブロック図を示し、図2にその各部における
信号のタイミングを示す。
【0015】図1において1は水晶発振器であり、原ク
ロック信号(PCK)を基準クロック発生器2、および
ゲーテッドPLL(GPLL)3に出力する。基準クロ
ック発生器2は、PCKを基準としてPLLによって位
相制御され、PCKと同周波数でデューティ50%のク
ロック信号Qと、このクロック信号QがLレベルのとき
立上り、クロック信号QがHレベルのとき立下りスロー
プの三角波信号(TRI)を出力する。クロック信号Q
は三角波TRIの立上り立下り判別信号として逐次位相
計測部5へ入力される。
【0016】TRIは第1のレベルコンパレータ7およ
び第2のレベルコンパレータ8のそれぞれ正相入力端子
に入力される。第1のレベルコンパレータ7の逆相入力
端子にはDA変換器6のアナログ電圧出力(DA)が入
力されている。第2のレベルコンパレータ8の逆相入力
端子にはTRIの直流オフセット電圧(Vm)が入力さ
れている。
【0017】第1のレベルコンパレータ7の出力と第2
のレベルコンパレータ8の出力はスイッチ(SW)11
の入力端子I2,I1にそれぞれ入力され、SW10の
出力である制御信号S2によって切り替えられて逐次位
相計測部5のデータ入力端子、およびデューティ再生回
路12のクロック入力端子に入力される。
【0018】GPLL3はPLLを構成するVCOを発
振停止することができるゲート入力、位相比較動作を停
止しそれまでの位相比較情報をホールドすることができ
るホールド信号入力を有しており、ゲート入力には、同
期トリガ信号(HD)に同期したリセット(RST)信
号が入力されており、RST信号がHレベルの区間発振
を停止する。ホールド信号入力には、RST信号立上り
エッジから逐次位相計測部5が計測終了時までHレベル
となるホールド信号(HOLD)が逐次位相計測部5よ
り入力されている。
【0019】リセットパルス発生回路4にHD信号が入
力されるとRST信号がT1時間Hレベルとなる。この
期間GPLL3内のVCOは発振を停止し、同時に位相
比較動作をホールド状態にする。RST信号がLレベル
になるとT2時間後にGPLL3内のVCOが発振を開
始する。この再開されたVCOの発振周波数CKはHD
信号入力直前まで位相制御されていた周波数、すなわち
水晶発振器1の出力PCKと同周波数でホールドされて
いる。
【0020】逐次位相計測部5は、HD信号に同期して
いるGPLL3出力のCKをホールド信号HOLDがH
レベルの間だけGCKとして出力し、このGCKエッジ
で、第1のレベルコンパレータ7による三角波TRIと
DAのレベル比較出力COMP1に第2のレベルコンパ
レータ8の出力MSKによって処理された信号COMP
の状態(HレベルまたはLレベル)をチェックすること
により、D/A変換器6のデータを最上位ビットからG
CKのエッジ毎にCOMPの被計測エッジがGCKエッ
ジに近づくように制御していく。ここで被計測エッジと
はGCK立上りエッジがTRIの立上りスロープ側にあ
る時はCOMPの立上りエッジ、GCK立上りエッジが
TRIの立下りスロープ側にある場合はCOMPの立下
りエッジである。最下位ビットが決定されるとGPLL
3のホールド信号HOLDをLレベルにし、D/A変換
器6の出力を保持する。このとき、GCKエッジとCO
MPエッジの位相差dt は、
【0021】
【数1】dt =T0/2^(N+1) {N:D/A変換器6の精度(bit)およびT0:P
CKの1周期} の範囲に入っている。ここで、GCKは同期トリガ信号
(HD)にT1+T2の時間差で同期しているのでGC
Kにdt の時間誤差で同期したCOMPエッジは、HD
信号にdt の同期ジッタ量で同期していることになる。
T1,T2のあちはある程度ばらついていても、環境に
対して安定していれば問題ない。
【0022】SW11によってなされる処理は、D/A
変換器6の出力DAが三角波TRIの上下の頂上に非常
に近く設定された場合レベルコンパレータ7の出力は非
常に細いパルスを発生、または、パルスが出力されない
ということを避けるためのものである。逐次位相計測部
5でRST信号入力後、まず、基準クロック発生器2の
方形波出力QをGCKエッジでラッチし記憶することに
より、GCKエッジが三角波TRIの立上り、立下りど
ちらのスロープにあるかを判別する。その判別信号D0
によってSW10を制御する。
【0023】SW10の入力端子I1,I2には基準ク
ロックQの反転信号NQ,Qがそれぞれ入力されてい
る。SW11は三角波TRIをそのセンタの直流電圧
(Vm)でレベル比較したMSK信号とCOMP1をS
W10の出力信号で切り替えている。その切り替えタイ
ミングは三角波の頂上のタイミング(Qの立上り立下り
エッジ)でありGCKエッジがTRIの立上りスロープ
にある場合はTRIの立上りスロープ側ではCOMP
を、立下りスロープ側ではMSKをSW11が出力する
ようになっている。GCKエッジがTRIの立下りスロ
ープにある場合はTRIの立上りスロープ側ではMSK
を、立下りスロープ側ではCOMPをSW11が出力す
るようになっている。こうすることにより、COMPが
非常に細いパルスでも、また、出力されない場合でもG
CKエッジのない方のスロープ側にMSK信号の半分が
COMPに付加されるのでパルス伝送、回路の安定動作
という面で問題が発生しない。
【0024】SW11より出力されるCOMPは、デュ
ーティ再生回路12へ入力され、D0 がLレベルの時
は、COMPの立上りエッジが保存され、D0がHレベ
ルの時はCOMPの立下りエッジを保存するためCOM
Pは反転され、デューティが50%になるようにデュー
ティ再生される。またデューティ再生回路12の出力
は、HOLD信号がHレベルの期間はCOMPの被計測
エッジが逐次位相計測動作のため時間軸変動するので強
制的にLレベルにされている。
【0025】以上のようにデューティ再生回路12の出
力が同期クロック信号SCKとして出力される。50%
デューティ再生は被計測エッジからパルス幅T0/2の
モノマルチバイブレータにより得られる。すなわち、ま
ず、三角波発生回路(TRI)2の動作を詳細に説明す
る。図12に三角波発生回路(TRI)2の内部ブロッ
ク図を示す。図13は、図12の動作を説明するタイミ
ングチャートである。図12において、図13(A)の
ようなデューティの崩れている入力クロック信号SCK
は、分周回路112で図13(B)のように分周され
る。分周されたクロック信号は可変パルス遅延回路10
0に入力され図13(C)のように遅延クロックを出力
する。このクロック信号は、無遅延クロックと共に排他
的論理和(EXOR)回路101に入力され、例えばE
XOR101出力には図13(D)のようなクロック信
号を出力する。今、可変パルス遅延回路100の遅延時
間が入力クロック信号の周期の1/2に設定したとする
と、EXOR101からデューティーの再生されたクロ
ック信号が出力される。
【0026】このクロック信号は、三角波発生部107
に入力される。Q6=Q8、2・Q11=Q7、Q9=
Q10、2・R4=R7、R5=R6とする。ただし、
トランジスタに対する等号はエミッタサイズが同じこと
を表す。この場合、コンデンサC1に流れる充放電電流
値は等しくなりQ8によって充放電が切り換えられて三
角波信号を発生する。
【0027】この三角波信号はバッファ103を介して
コンパレータアンプ104および105に入力される。
コンパレータアンプ104においては逆相入力に前記三
角波信号を入力し、正相入力には図14(A)で示すよ
うに、所望の三角波信号の上頂点から10%レベルを規
定する電圧V10が入力される。
【0028】コンパレータアンプ104からは、三角波
信号のピーク値、オフセット値が規定値になっていると
すると図14(C)のような10%負パルスが出力され
る。一方、コンパレータアンプ11においては、正相入
力に三角波信号を入力し、逆相入力に所望の三角波信号
の下頂点から10%レバルを規定する電圧V90が入力
される。
【0029】前述のように、三角波信号が規定値である
ならば図14(C)のような10%負パルスがコンパレ
ータアンプ105より出力される。この2つのパルスは
図17の回路例で示されるチャージポンプ回路106に
入力される。5・Q29=9・Q33、Q33=Q32
=Q36、Q31=Q37、9・R15=5・R18、
R16=R17=R19とすると、Q34、Q37がO
Nしたときに流れる電流値に対して、Q33に流れる電
流は1.8倍になる。
【0030】このため、2つのコンパレータアンプの出
力パルスP10、P90のLレベル期間の和が三角波信
号周期に対して20%になったときのみ、コンデンサC
4に対する放電電流と充電電流の和が平衡してチャージ
ポンプ回路106の出力電圧が安定する。ところで、三
角波発生部107より三角波信号はコンデンサC1に対
して充放電電流のみで発生させているので三角波スロー
プは直線となっているため、前記チャージポンプ回路1
06の平衡条件において三角波信号のピーク値は所望の
規定値になる。
【0031】チャージポンプ回路106の出力はピーク
誤差作成回路108によってピーク誤差信号を作成して
三角波信号発生部107の充放電電流値を制御する。例
えば、三角波信号のピーク値が規定値より大きいとチャ
ージポンプ回路106の出力電圧は上昇し、ピーク誤差
作成回路108の出力電圧を下降させ三角波信号のピー
クレベル値を減少させるようにする。反対に、三角波信
号のピーク値が小さいとチャージポンプ回路106の出
力電圧が下降し、ピーク誤差信号の電圧を上昇させて三
角波信号のピークレベル値を増大させて規定値に収束さ
せる。
【0032】一方、コンパレータアンプ104の出力は
図15の回路例で示されるチャージポンプ回路109に
入力される。Q24=Q26、9・Q23=10・Q2
7、R12=R13、10・R11=9・R14を満た
すようにするとコンデンサC3に対する充電電流値と放
電電流の平均値がパルスP10のLレベル期間が三角波
信号周期の10%になったときのみ等しくなり、チャー
ジポンプ回路109の出力電圧を平衡させる。
【0033】もし、三角波信号発生部107に入力され
るクロック信号のデューティが取れていないとすると、
三角波信号を発生させるコンデンサC1に供給される充
電電流値と放電電流値が等しいため、三角波信号のオフ
セット電圧が安定できず、従って、チャージポンプ回路
109も平衡することができない。チャージポンプ回路
109の出力はオフセット誤差作成回路110によっ
て、オフセット誤差信号が作成され可変パルス遅延回路
100に入力されパルス遅延時間を変動することによっ
てクロックデューティ−を制御する。クロックデューテ
ィーの制御は三角波信号のオフセット電圧を規定するこ
とになる。
【0034】以上説明したように、三角波発生回路内に
可変ディレー回路100を設け、そのディレー量制御に
より三角波デューティーを50%にコントロールするこ
とができる。同様に、デューティー再生回路12の入力
信号COMPを三角波発生回路(TRI)2の入力クロ
ックCKと置き換えて考えると、三角波発生回路2の入
力段(2分周器112,可変ディレー回路100,EX
OR101)によりデューティー再生回路を構成するこ
とができる。このとき、デューティー再生回路12の可
変ディレー回路は三角波発生部(TRI)2の可変ディ
レー回路と同構成であり、その制御量(入力クロックの
半周期)も同一である。デューティー再生回路12の可
変ディレー回路の制御は、厳密に50%に制御する必要
はないので開ループ制御でよい。従って、三角波発生回
路(TRI)2の可変ディレー回路100の制御端子に
デューティー再生回路12の可変ディレー回路の制御端
子を接続すればよい。
【0035】モノマルチバイブレータの時定数の管理は
基準クロック発生器2がPLL動作により時定数を管理
しているため、相対的にモノマルチバイブレータの時定
数を管理することは容易である。
【0036】図2は図1の動作を説明するタイミングチ
ャートである。図5は逐次位相計測部の回路例である。
図4は図5の動作を説明するタイミングチャートであ
る。逐次位相計測部の動作を以下に詳しく説明する。R
ST信号が入力されると図5においてDFF1〜7まで
リセットされ各出力はLレベルになる。このためD/A
変換器6の出力は三角波信号TRIの下側頂点以下の電
圧になる。また、図5中の全てのスイッチは1側を選択
する。さらに、DFF7のNQ出力であるホールド信号
HOLDはHレベルになりGPLL3は保持状態にな
る。RST信号がLレベルになって1番目のゲーテッド
クロック(GCK)エッジ到達時刻t2のとき、DFF
0のQ出力はHレベルになり、DFF1のD入力がHレ
ベルになる。DFF1のQ出力(D0)がHレベルにな
るとスイッチS11は2側を選択する。これによって、
DFF1のD入力は基準クロック発生器2の矩形波出力
Qが入力されるとともに、DFF2のD入力をHレベル
にする。
【0037】2番目のGCK信号のエッジの到達時刻t
3の時、DFF1は矩形波出力Qをこのエッジでラッチ
するのでDFF1のQ出力には基準クロック信号Qのエ
ッジが三角波信号TRIの上昇スロープ(Lレベルにな
る)か下降スロープ(Hレベルになる)かを判別するD
0を出力する。またこの時刻t3においてDFF2のQ
出力D1はHレベルになりS21が2側を選択しDFF
2のD入力をSW11(図1)の出力COMPにすると
ともに、OR1出力をHレベルにすることによってS1
2が2側を選択しDFF1のD入力とQ出力を短絡して
DFF1の出力を保持状態にする。加えてこの時刻t3
にDFF3のD入力をHレベルにする。D1〜D5は1
0000になるためD/A変換器6の変換レンジをVp
pとすると、D/A変換器6の出力である比較電圧DA
は1/2Vppだけ上昇した電圧になるように変化す
る。この電圧変化は3番目のGCK信号のエッジが到達
する時刻t4までに終了していれば良い。従ってD/A
変換器6の変換時間はGCK信号周期以内であれな良
い。
【0038】3番目のGCK信号のエッジの到達時刻t
4のときDFF2はSW11(図1)の出力COMPを
ラッチするので、DFF2のQ出力には基準クロック信
号エッジが三角波信号TRIの各スロープを上下2分割
した領域を判別するデータD1が出力される。D1は上
側領域がHレベル、下側領域がLレベルになる。図2の
場合D1はHレベルになる。一方、DFF3のQ出力D
2はHレベルになり、S31が2側を選択するためDF
F3のD入力はSW11(図1)の出力COMPになる
とともにDFF4のD入力がHレベルになる。加えて、
OR2の出力をHレベルにすることによってS22が2
側を選択しD入力とQ出力を短絡するためDFF2は保
持状態になる。またこの時刻においてD2がHレベルに
なるためS12は2側を選択したままであり、従ってD
FF1も保持状態を維持する。D1〜D5は11000
になり、三角波信号TRIのスロープの上側領域をさら
に2等分する電圧(さらに1/4Vpp上昇した電圧)
に比較電圧DAは変化し始める。この電圧変化は前回と
同様に4番目のGCK信号エッジの到達時刻t5までに
終了すれば良い。
【0039】4番目の基準クロック信号エッジの到達時
刻t5において、DFF3はSW11(図1)の出力C
OMPをラッチすることによってDFF3のQ出力には
前述のように基準クロック信号エッジに対して三角波信
号スロープの領域をさらに2等分したデータD2が出力
される。図2の場合、D2はLレベルになる。前回の動
作と同様にDFF4のQ出力がHレベルになり、DFF
4のD入力はSW11(図1)の出力COMPに、DF
F5のD入力をHレベルに、そしてDFF3を保持状態
にする。DFF1,DFF2も保持状態を維持する。D
1〜D5は10100になり、比較電圧DAは1/8V
ppだけ下降した電圧に変化する。
【0040】このようにして位相計測データD3〜D5
も同様に逐次確定してレベルコンパレータ8のエッジタ
イミングを基準クロック信号のエッジタイミングに漸近
させていく。
【0041】位相計測データの再開ビットD5が確定す
る(DFF6が保持状態になる)7番目のGCK信号エ
ッジの到達時刻t8において、DFF7のNQ出力がL
レベルになるためAND2の出力は強制的にLレベルに
なり基準クロック信号はDFF0〜DFF7に入力され
ないので位相データD0〜D5は保持される。この保持
状態は次の同期トリガ信号(HD)エッジの到達時刻ま
で維持される。一方、この時点で位相ホールド信号(H
OLD)はLレベルになるのでGPLL3は位相比較動
作を開始する。
【0042】以上を整理すると時刻t0に同期トリガ信
号HDのエッジが入力されてから矩形波出力CKが出力
されるまでの時間T1+T2は一定であるので1番目の
矩形波出力CKのエッジの同期ジッタ量は非常に小さ
い。逐次位相計測期間の時刻t8まではGPLL3は保
持状態にあり周波数保持能力のための周波数変動により
積算される位相変動が存在する。しかし、この期間が本
実施例の場合6から7クロックと短く、位相変動量を数
度以内に十分に抑えられる。またこの位相変動特性も同
期トリガ信号のエッジ毎にほぼ等しく(逐次位相計測時
間が最大1クロック期間は変動する)、時刻t8におい
てこの位相変動量を加味して位相計測データの最下位ビ
ットが計測されるので以後の矩形波信号出力の同期ジッ
タ量をこれが原因して崩すことはさらに小さい。よって
矩形波信号出力は同期クロック信号として使用できる。
【0043】(第2の実施例)LBPシステムにおいて
は、機械的誤差や電気的クロックジッタなどによって起
こるモアレ等の画質劣化を防ぐために、副走査方向で画
素クロック位相をシフトすることが高精細画像を印加す
るのに要求されている。
【0044】同期クロック位相の例えば3ビットで制御
を可能にする本発明の第2の実施例のブロック図を図1
0に示す、図10においてデューティ再生回路12まで
は第1の実施例と同じ動作であるので説明を省略する。
図11に図10を説明するタイミングチャートを示す。
【0045】デューティ再生回路12の出力をPSCK
とする。PSCKは可変パルス遅延回路20のクロック
入力端子、スイッチSW23のI1入力端子に入力され
ている。可変パルス遅延回路20の回路例を図3に示
す。図3において、Q9=Q18、Q13=Q14、Q
16=Q11、Q12=Q17、Q15=Q10、R4
=R5とする。図16は、この可変パルス遅延回路10
0の動作を示すタイムチャート図である。図16
(A),(B)はQ12/B、Q17/Bに入力される
差動分周クロック信号を示す。図16(C),(D)は
Q11/E、Q16/Eに出力される信号を示す。ま
た、図16(E),(F)はQ9/E、Q18/Eに出
力される遅延クロック信号を示す。
【0046】遅延時間tdはC2・IO ・R8/Idに
比例する。IdはQ17を流れる電流であり、オフセッ
ト誤差信号によって遅延時間tdを制御できる。このた
め、例えば図12中、Q8/Bの入力クロック信号のデ
ューティーが大きい(Hレベル期間がLレベル期間に対
して)時、三角波信号のオフセット電圧が安定せず上昇
するので、チャージポンプ回路109の出力電圧が上昇
してオフセット誤差作成回路110の出力電圧を下降さ
せ、電流Idを減少させて遅延時間tdを減少すること
によって、図12中、Q8/Bに入力されるクロック信
号のデューティーを補正する。図12中、Q8/Bの入
力クロック信号のデューティーが小さい場合も同様にし
てクロックデューティーを補正する。図12中、Q8/
Bに入力されるクロック信号のデューティーの収束値は
コンデンサC1の充電電流と放電電流の比で規定される
が、IC回路技術では±1%以下のバラツキに抑えるこ
とが可能である。
【0047】可変パルス遅延回路20のディレー量は2
ビットD/A変換器21によって制御されている。D/
A変換器21はCK位相データの下位2ビット(Dp
2,Dp1)がデータ入力されており、基準クロック発
生器2によってディレー量To/2を制御している電流
Ixによって入力データに応じて可変パルス遅延回路2
0のディレー量To/8,To/4,3To/8に相当
する電流を可変パルス遅延回路へ出力し可変パルス遅延
回路を制御する。可変パルス遅延回路20の出力はCK
位相データ入力によって図11(a),(b),(c)
のようにPSCK位相に対してTo/8位相ずつシフト
した関係になる。SW23はデコーダ22によってCK
位相データが000または111のときだけSW23の
制御信号S3がHレベルにされPSCKを出力し、それ
以外のCK位相データ入力時は可変パルス遅延回路20
の出力を選択するようになっている。SW23の出力は
SW25のI1入力端子、インバータ24の入力端子に
接続されていて、インバータ24出力はSW25のI2
入力端子に接続されている。SW25の制御端子にはC
K位相データの最上位ビット(Dp3)が入力されてい
て、Dp3=0のときI1側が選択され図11のPSC
K,(a),(b),(c)を、DP3=1のときI2
側が選択され図11の(d),(e),(f),(g)
を、CK位相データ入力に応じてSW25が出力し、ク
ロック周期の1/8を単位としてCK位相シフトが可能
な同期クロック発生器を提供できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によればコスト、複写ノイズで問題になる同期クロ
ック信号周波数の逓倍周波数を用いることなく、従来例
に比べて同期クロック信号の安定性を確保しつつ同期ジ
ッタを抑えることができる。また、請求項2および3に
かかる発明によれば、一度確実に安定な同期クロック信
号を発生することができる。
【0049】さらに請求項4にかかる発明によれば、同
期クロック信号の同期位相をクロック周期の1/nの単
位で可変することが可能な同期クロック信号を発生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例を表すブロック図である。
【図2】図1の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図3】パルス遅延線回路図である。
【図4】図5の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図5】逐次位相計測部の回路図である。
【図6】第1の従来例を示す図である。
【図7】図6の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図8】第2の実施例を示す図である。
【図9】図8の動作タイミングチャートを示す図であ
る。
【図10】第2の実施例を表すブロック図である。
【図11】図10の動作タイミングチャートを示す図で
ある。
【図12】三角波発生回路のブロック図である。
【図13】図12を説明するタイミングチャートであ
る。
【図14】図12を説明する第2のタイミングチャート
である。
【図15】チャージポンプ回路例を示す図である。
【図16】可変ディレー回路を説明するタイミングチャ
ートである。
【図17】チャージポンプ回路例を示す図である。
【符号の説明】
1 水晶発振器 2 基準クロック発生器 3 ゲーテッドPLL 4 リセットパルス発生回路 5 逐次位相比較器 6 D/A変換器 7 第1のレベルコンパレータ 8 第2のレベルコンパレータ 12 デューティ再生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期トリガ信号に位相同期した位相同期
    クロック信号を発生する位相同期信号発生装置におい
    て、 前記位相同期クロック信号と同周波数の三角波信号を発
    生する基準クロック発生器と、 前記同期トリガ信号によって所定時間位相比較動作がホ
    ールド可能であり、前記位相同期クロック信号と同周波
    数で発振する計測用クロック信号を前記同期トリガ信号
    のエッジに同期して前記所定時間出力するPLL回路
    と、 前記所定時間中に前記三角波信号に対する前記計測用ク
    ロック信号の位相を計測する計測手段と、 該計測手段の計測結果に基づいて前記位相同期クロック
    信号を出力する出力手段とを具えたことを特徴とする位
    相同期信号発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記出力手段は、前記計測手段の計測結果に対応した比
    較電圧を発生する手段と、該比較電圧と前記三角波信号
    とをレベル比較する比較手段と、該比較手段の比較出力
    信号のエッジを前記位相同期クロック信号のエッジとし
    て当該位相同期クロック信号を出力する手段とを有する
    ことを特徴とする位相同期信号発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記基準クロック発生器は、前記位相同期クロック信号
    と同周波数の矩形波信号を前記三角波信号と同時に発生
    し、かつ前記三角波信号と任意の比較電圧とを比較する
    第2の比較手段を有し、 前記出力手段は、前記矩形波信号に基づいて前記計測結
    果に前記第2の比較手段出力の一部を選択的に付加する
    手段を有することを特徴とする位相同期信号発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記出力手段は、前記基準クロック発生器からの出力信
    号または前記PLL回路からの出力信号に基づいて前記
    位相同期クロック信号の位相を変更する可変遅延手段を
    有することを特徴とする位相同期信号発生装置。
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