JPH0830674A - デザイン仕様決定支援システム - Google Patents

デザイン仕様決定支援システム

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JPH0830674A
JPH0830674A JP16849194A JP16849194A JPH0830674A JP H0830674 A JPH0830674 A JP H0830674A JP 16849194 A JP16849194 A JP 16849194A JP 16849194 A JP16849194 A JP 16849194A JP H0830674 A JPH0830674 A JP H0830674A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 顧客の要求を満たすデザイン仕様を対話形式
で多種多様なデザイン仕様のなかから、正確かつ迅速に
選択・決定するデザイン仕様決定支援システムを提供す
る。 【構成】 商品のデザインをイメージする複数のイメー
ジ画像データ、および、その属性データを納めたイメー
ジファイル51と、商品の複数のデザイン画像データ、
および、その属性データを納めたデザインファイル61
と、各種画像データを表示するディスプレイ31と、顧
客の要求を指示し、かつ各種データを入力する入力部
と、前記ディスプレイ31に順次表示されるイメージ画
像データの選択にもとづいて顧客の要求を分析し、該分
析結果にもとづいて前記分析結果に合致するデザイン画
像データをデザインファイル61から選択してディスプ
レイ31に表示し、顧客の要求に最も合致するデザイン
画像データを決定する制御部10を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顧客の望む製品仕様を
抽出し、該顧客製品仕様に最も合致する製品仕様を製造
メーカが準備した多種多様な製品仕様の中から選択し、
最終仕様を決定する支援システムであり、特に、デザイ
ン仕様の選択・決定に最適なデザイン仕様決定支援シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、製造メーカは、多様な顧客の要望
に迅速に答えるために、多種多様な製品仕様を準備して
いる。これらの製品仕様は、用途、機能、デザイン等の
カテゴリーに分類されて、カタログ等で顧客に提示され
る。顧客は、そのカタログの中から自分の要求を満たし
たものを選択する。
【0003】また、大形の受注生産品については、前記
方法に加え、製造メーカが顧客の要望を聞き、それをも
とに、設計者が基本的な構造設計を行い、その設計結果
をもとに、デザイナーが複数のスケッチを描き顧客に提
案し、最終仕様を決定する方法もある。
【0004】また、特開平3−92972号公報におい
ては、顧客の要望に迅速に答えるために、機器のレイア
ウトを決定する方法として、設計対象の形状や配置に関
する制約知識と、各機器の配置順序に関する知識と、配
置後の評価知識とを用いて、配置順序の早い機器から順
に候補位置を検索し、複数の候補の内一つを選択した
後、選択した候補位置を制約条件として、順次配置順序
を決定する支援システムが提案されている。
【0005】更に、特公昭56−46082号公報にお
いては、色彩を、色相・色調によって心理学的に解析
し、かつ、心理学的な意味を有する言語から連想する色
彩を、色相、色調の強弱によって分析し、これらの分析
によって得られたデータを系統的に解析して数値に置換
し、各データを重畳して個々の色彩を3軸からなる立体
座標に配置し、中心から座標軸の長さによって色彩を位
置付け、差別化し、色彩から言語もしくは言語から色彩
へと等換変換し得るよう構成したカラーイメージ・スケ
ールを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、顧客が望む商品
は、益々多様化し個性化している。特に、商品のデザイ
ンについては、この傾向が顕著に現れる。顧客は、その
要望を満たした専用のデザインを備えた商品を望んでい
る。
【0007】製造メーカでは、前記顧客の要望に迅速に
答えるために、設計仕様については、特開平3−929
72号公報に示すように、自動化して短時間に対応でき
るようにしている。しかし、デザイン仕様についての自
動化は、進んでいない。すなわち、顧客が望んでいると
思われるデザイン仕様を、デザイナーが予測し、そのデ
ザイン仕様を多種多様に展開して、事前にデザインスト
ックとして準備している。そして、多種多様なデザイン
ストックの中から、顧客が望むデザイン仕様を選択する
際には、営業マンが顧客と対話しながら、顧客の要求を
理解・把握し、その要求に対応するデザイン仕様を、営
業マンがカタログ等の中から選択して顧客に提示し、目
的とするデザイン仕様を決定している。しかし、このプ
レゼンテーション方法では、設計仕様の決定が、営業マ
ンの経験や素質に負うところが多く、多くの労力と時間
を要していた。
【0008】また、商品のデザイン仕様は、単純にその
商品のデザイン仕様だけでは決められず、他の設置環境
や関連機器との調和が必要である。例えば、エレベータ
のデザイン仕様決定に当たっては、ホテルやオフィス等
の用途、インテリア等、建物の設置環境との調和を図る
必要がある。このような場合、単純に、エレベータのデ
ザイン情報だけでデザイン仕様を決定すると、後で、建
物に調和しないとして、デザイン変更の必要性がでてく
る可能性がある。
【0009】また、人がデザインを比較検討する際に
は、一対の候補デザインについて比較検討すること、す
なわち、二者択一が基本である。これに対して、多くの
デザインの中から目的のデザインを1個抽出すること
は、目移りや迷いを生じて、多くの時間を要したり、選
択の決断を行うことに苦痛を感じたりすることが多々あ
る。また、そのあげく、判断を誤ったりする。更に、デ
ィスプレイでデザインを提示する場合、その限られたデ
ィスプレイの範囲に、顧客が認識できるデザイン仕様を
多数表示することは困難である。一方、1個のデザイン
について、その良し悪しを決断することは、比較対象が
ないので、必ずしも容易であるとはいえない。従って、
決断に際しては、多くの時間が係ると共に、決断にあい
まいさが残ることがあり得る。
【0010】また、前記イメージ・スケールの従来例で
は、各データを重畳して個々の色彩を3軸からなる立体
座標に配置し、中心から座標軸の長さによって色彩を位
置付け、差別化し、色彩から言語もしくは言語から色彩
へと等換変換し得るよう構成し、「もの」や「現象」を
色彩の有する心理学的イメージの尺度で捕らえることが
できる旨開示されている。しかし、この提案は、心理学
的イメージのスケールの提供であって、各データの相対
的な位置関係をマップとして表現する手法である。
【0011】本発明は、前記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は顧客の要求を満たすデザイ
ン仕様を対話形式で多種多様なデザイン仕様のなかか
ら、正確かつ迅速に選択・決定するデザイン仕様決定支
援システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、商品のデザインをイメージする複数のイ
メージ画像データ、および、その属性データを納めたイ
メージファイルと、商品の複数のデザイン画像データ、
および、その属性データを納めたデザインファイルと、
各種画像データを表示するディスプレイと、顧客の要求
を指示し、かつ各種データを入力する入力装置と、前記
ディスプレイに順次表示されるイメージ画像データの選
択に基づいて顧客の要求を分析し、該分析結果に基づい
て前記分析結果に合致するデザイン画像データをデザイ
ンファイルから選択してディスプレイに表示し、顧客の
要求に最も合致するデザイン画像データを決定する制御
装置とを備える。
【0013】この場合、前記制御装置に、前記イメージ
ファイルから複数のイメージ画像データを前記ディスプ
レイの画面に順次表示して、前記入力装置からの選択に
基づき顧客の要求を分析するイメージグループ選択手段
と、前記イメージグループ選択手段の分析結果にもとづ
き、前記デザインファイルから分析結果に合致する複数
のデザイン画像データを前記ディスプレイの画面に順次
表示し、前記入力装置から選択に基づき顧客の要求に最
も合致した1つのデザイン画像データを決定する提案選
択手段とを備えるようにすることができる。
【0014】さらに、前記デザインファイルを商品の複
数の2次元デザイン画像データとその属性データとで構
成し、前記2次元デザイン画像データの内容を3次元モ
デルデータとして納めた3次元モデルファイルを設け、
前記決定されたデザイン画像データに対応する3次元モ
デルデータをディスプレイに表示して編集可能にする制
御装置を備えるようにすることができる。
【0015】この場合、制御装置に、前記提案選択手段
で決定されたデザイン画像データに対応する3次元モデ
ルデータをディスプレイに表示して編集可能にする編集
手段を備えるようにする。さらに、3次元モデルデータ
に、対象を分割可能な構成要素にグループ化するととも
に、グループ間の関係に階層構造を持たせた3次元形状
データと、各グループごとの属性を定義する属性データ
と、グループ全体の属性を定義する属性データとを備え
るようにすることができる。
【0016】また、より最適なものは、ディスプレイに
表示されるイメージ画像データおよびデザイン画像デー
タは、2〜4個の範囲、好ましくは、2個または3個の
範囲とする。
【0017】また、イメージファイルとデザインファイ
ルは、同一のカテゴリー区分の属性データを備える構成
とすることができる。イメージグループ選択手段は、デ
ィスプレイの画面に表示される複数のイメージ画像デー
タの選択に基づいて、属性データのカテゴリー区分を合
算し、イメージグループ選択手段は、前記合算されたカ
テゴリー区分に合致する属性データを備えたデザイン画
像データをデザインファイルから選択して、複数のデザ
イン画像データをディスプレイの画面に順次表示し、前
記入力装置から選択に基づき顧客の要求に最も合致した
1つのデザイン画像データを決定するようにしてもよ
い。
【0018】
【作用】本発明によれば、イメージ情報を備えたイメー
ジファイルと、デザインストックを備えたデザインファ
イルと、ディスプレイと、入力装置と、イメージグルー
プ選択手段と提案選択手段とからなる制御装置とを備え
たので、ディスプレイに順次表示されるイメージ画像デ
ータの選択に基づいて顧客の要求を分析し、該分析結果
に基づいて前記分析結果に合致するデザイン画像データ
をデザインファイルから選択してディスプレイに表示
し、顧客の要求に最も合致するデザイン画像データを決
定することができる。
【0019】さらに、3次元モデルファイルと編集手段
を備えることにより、決定したデザイン画像データに対
応する3次元モデルデータを3次元モデルファイルから
呼び出して、最終デザイン仕様を決定することができ
る。
【0020】イメージファイルは、商品のデザインをイ
メージする複数のイメージ画像データ、例えば、商品が
エレベータであれば、エレベータをイメージする建築映
像や設置環境映像の画像データを備えている。このイメ
ージ画像データは、モダン、トラディショナル、ラグジ
ュアリー等のイメージグループに区分されたカテゴリー
区分の属性データを備えているので、イメージ画像デー
タを選択することにより、そのイメージ画像データが属
するカテゴリー区分が決定される。
【0021】デザインファイルは、商品の複数のデザイ
ン画像データ、例えば、デザイナーが顧客に提案するエ
レベータの2次元デザイン画像データを複数備えてい
る。このデザイン画像データは、イメージファイルと同
一のカテゴリー区分ごとに分類され、属性データとして
備えている。
【0022】イメージグループ選択手段は、前記イメー
ジファイルから複数のイメージ画像データを前記ディス
プレイの画面に順次表示して、前記入力装置からの選択
に基づき顧客の要求を分析する。この際、画面に2〜4
個のイメージ画像を表示し、計画している建築物のイメ
ージに合う建築イメージ画像、すなわち、気にいった画
像を1個を入力装置を介して選択する。この選択に基づ
いて、「選択された」あるいは「選択されない」イメー
ジ画像データに対応するカテゴリー区分の評価がなさ
れ、これを繰り返し、評価点を合算することにより、顧
客(評価者)が要求するイメージのカテゴリー区分を選
択する。
【0023】提案選択手段は、前記イメージグループ選
択手段の分析結果にもとづき、前記デザインファイルか
ら分析結果に合致する複数のデザイン画像データを前記
ディスプレイの画面に順次表示し、前記入力装置から選
択に基づき顧客の要求に最も合致した1つのデザイン画
像データを決定する。この際、提案選択手段は、イメー
ジグループ選択手段で選択されたカテゴリー区分に合致
する属性データを備えたデザイン画像データをデザイン
ファイルから選択して複数のデザイン画像をディスプレ
イの画面に表示する。この際、該当するデザイン画像が
1個であればそのデザイン画像を、顧客に評価させ、入
力装置からの評価結果に基づき、顧客の要求に最も合致
したデザイン画像データを決定し、あるいは、イメージ
グループ選択手段で選択された第2,3順位のカテゴリ
ー区分に合致する属性データを備えたデザイン画像デー
タをディスプレイに表示する。また、該当するデザイン
画像が複数個であれば、画面に2〜4個、好ましくは2
または3個のデザイン画像を表示し、2個であれば一方
を、3,4個であれば1または2個を消去し、新たな該
当デザイン画像を表示することを繰返すことで、顧客の
要求に最も合致したデザイン画像データを決定する。
【0024】3次元モデルファイルは、2次元デザイン
画像データの内容を3次元モデルデータとして納めてい
る。また、3次元モデルデータは、その構成要素ごとに
グループ化されている。このグループは、グループ間の
関係に階層構造を有して、下位階層が上位階層によって
統括され、全体として対象の形態を構成している。ま
た、階層ごとおよび全体について、属性データを有して
いる。このため、編集に際しては、グループごとに、そ
の形状、属性を変化させることができる。例えば、対象
についての、形状、構造、組合せ、大きさ、色、質感等
の変更が、簡単な操作で行うことができる。そして、こ
の3次元モデルデータは編集手段によって編集・変更操
作される。
【0025】編集手段は、決定したデザイン画像データ
に対応する3次元モデルデータを3次元モデルファイル
からディスプレイに呼び出して、簡単な操作で、デザイ
ンの最終仕様を顧客の要求に即してリアルタイムで決定
することができる。
【0026】また、ディスプレイに表示されるイメージ
画像データおよびデザイン画像データは人間が容易に識
別できる2個〜4個の範囲で表示される。さらに、2個
〜4個の範囲は卓上に設置されるディスプレイの画面の
大きさ、例えば14インチ〜21インチの画面に識別可
能に表示される大きさである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0028】図1は本発明に係るデザイン仕様決定支援
システムの一実施例を示す。本実施例は、エレベータデ
ザイン仕様決定に適用された支援システムであって、図
1は、その基本概念図である。なお、本発明は、エレベ
ータデザイン仕様の決定に限られないことは、いうまで
もない。
【0029】先ず、本システムの概要について説明す
る。図1において、符号1で総括的に示すのは、本実施
例に係るデザインシステムである。本システムは、エレ
ベータのショールーム等に設置される、ワークステーシ
ョン、パーソナルコンピュータ等、または、ホストコン
ピュータと複数の端末機とからなるコンピュータシステ
ムに導入される。このデザインシステム1は、ショール
ーム等の営業マン2がエレベータ設置希望の顧客3と商
談しながら操作し、顧客の要求するエレベータのデザイ
ンを迅速かつ的確に決定することを支援するためのシス
テムである。
【0030】本デザインシステム1は、エレベータをイ
メージする建築映像や設置環境映像等の複数のイメージ
情報1aと、デザイナーが顧客3に提案する複数のエレ
ベータのデザインを2次元的に示すデザイン2次元提案
1bと、前記デザイン2次元提案に対応するエレベータ
のデザインモデルを3次元的に示すデザイン3次元モデ
ル1cの各情報を備えている。
【0031】営業マン2は、顧客3とコミュニケーショ
ンを図りながら、基本的なキーワード情報1dを聞きだ
し、デザインシステム1に入力する。本実施例では、キ
ーワード情報1dとして、エレベータが導入される建築
用途に関する、予め用意してあるキーワード、例えば、
「ホテル」、「ショップ」、「オフィス」等から選択し
て入力する。
【0032】次に、予め用意してあるイメージ情報1a
の建築映像や設置環境映像を複数枚提示し、選択させる
ことにより、エレベータの設置環境の情報を把握すると
ともに、顧客3が望むエレベータデザインイメージを間
接的に抽出する(1e)。
【0033】次に、前記抽出したイメージ抽出情報とキ
ーワード情報1dから、顧客3が要求するデザインに最
も近いデザインをデザイン2次元提案1bから検索・決
定する(1f)。そして、3次元モデル1cから、この
決定されたデザイン2次元提案と対応する3次元モデル
を呼び出して、修正変更することにより、顧客3の要求
に合う最終デザイン仕様(1h)を決定する(1g)。
【0034】なお、本デザインシステム1は、営業マン
2向けに開発されたものであるが、もちろん、顧客3が
自身で操作して、自分の求めるエレベータのデザインを
決定することもできる。
【0035】次に、本実施例システムの実現に用いられ
るハードウェアのシステム構成について、図3を参照し
て説明する。
【0036】本実施例の実現に用いられるハードウェア
システムは、処理装置100と、外部記憶装置80と、
入力装置21と、ディスプレイ(表示装置)31と、プ
リンタ32とを有する。
【0037】処理装置100は、演算、制御等を実行す
る中央処理装置(CPU)101と、メインメモリ10
2と、画像データを記憶するフレームバッファ(画像メ
モリ)103とを有する。中央処理装置101は、メイ
ンメモリ102にロードされるプログラムを実行して、
後述する図2に示す各種機能を実行する。メインメモリ
102には、プログラムの他、外部記憶装置80から入
力されるデータ、キーワードの選択指示、処理結果等が
暫定的に記憶される。フレームバッファ(画像メモリ)
103には、ディスプレイ31において表示される画像
データが格納される。
【0038】入力装置21には、本実施例では、キーボ
ード22およびマウス23と、イメージスキャナ(以
下、単にスキャナという)24と、動画再生装置26お
よびA/D(アナログ/ディジタル)変換器25とが用
意される。キーボード22およびマウス23は、文字等
のキャラクタ、コマンド、位置指定、選択指示等の入力
を受け付けるために用いられる。スキャナ24および動
画再生装置26は、デザイン画像の取り込み等に用いら
れる。動画再生装置26としては、例えば、ビデオテー
プデッキ等が挙げられる。
【0039】ディスプレイ31には、人間が容易に識別
できる2個〜4個の範囲でイメージ画像またはデザイン
画像が表示される。さらに、表示画面の大きさは、卓上
に設置した場合は、表示される画像の比較・識別可能な
14インチ〜21インチとするとよい。また、ショール
ーム等のように複数の顧客3と商談する場合は、70イ
ンチ程度の大形スクリーン2画面を備えたディスプレイ
31とする。ディスプレイ31としては、例えば、CR
Tディスプレイ、液晶ディスプレイ等の他、投射型ディ
スプレイ、マルチスクリーン型ディスプレイ等を用いる
ことができる。本実施例では、70インチ程度の大型ス
クリーンを想定しているため、例えば、投射型ディスプ
レイを用いる。また、ディスプレイ31は、デザイン画
像を表示する関係上、カラー表示のできるものが好まし
く用いられる。
【0040】プリンタ32は、決定されたデザイン仕様
等を出力する。また、デザイン画のハードコピーの出力
を行なう。デザイン画の出力を考慮すると、プリンタ3
2は、カラープリンタが好ましい。
【0041】出力機器としては、この他に、音響再生装
置を加えることができる。これにより、デザインの説明
等を、営業マンではなく、予め用意された音声説明で行
なうことができる。また、このシステムの操作に関する
説明を、この音響装置により行なうことができる。例え
ば、操作手順、イメージのキーワードの説明、表示され
ているデザインの説明等を音声で行なうことができる。
また、説明と共に、あるいは、説明とは別に、適当な背
景音楽を流しておくこともできる。これらの音声等の再
生の起動は、それらを再生することが必要な画面におい
て、説明が必要な対象が表示されている領域を、例え
ば、マウス23で指示することにより行なえるようにす
ればよい。
【0042】外部記憶装置80としては、例えば、磁気
ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等
である。この外部記憶装置80には、処理装置100の
CPU101の動作プログラムを格納する領域と、イメ
ージファイル51、デザインファイル61、3次元モデ
ルファイル71を構成する領域が設けられる。また、外
部記憶装置80には、2次元画像データと3次元モデル
データが格納されるが、これらのデータは、本実施例で
は、外部のシステムで生成されたものを、通信装置(図
示せず)、スキャナ24、動画像再生装置26等から取
り込んで、外部記憶装置80に格納することができる。
なお、これらのデータは、本システムにおいて作成して
も良い。
【0043】スキャナ24、動画像再生装置26等以外
に、または、これらと共に、図示しないが、2次元画像
データと3次元モデルデータの取り込みを行うための装
置を接続することができる。例えば、オンラインでデー
タを受けるための通信装置、また、磁気ディスク、光デ
ィスク、カードメモリ等の記録媒体からデータを取り込
むための情報装置等を接続することができる。この種の
情報装置としては、例えば、フロッピーディスク装置、
コンパクトディスク装置、レーザーディスク装置、カー
ドリーダ、ビデオテープデッキ、電子カメラ等である。
なお、ディジタルデータの形式で画像を保持する媒体の
再生装置を用いる場合には、A/D変換器25は、不要
である。
【0044】本実施例の支援システムは、上述したハー
ドウエア資源上で、ソフトウェアを動作させることによ
り、種々の機能を実現する。これらの機能の概要につい
て、図2を参照して説明する。図2は、本実施例システ
ムの機能構成について示す。
【0045】図2において、本実施例システムの機能
は、各手段の起動、連係、終了等の制御を行なう制御部
10と、この制御部10の制御下にあって機能する、入
力手段20と、出力手段30と、キーワード選択手段4
0と、イメージグループ選択手段50と、提案選択手段
60と、編集手段70とを備えている。これらの各機能
は、CPU101により実現される。また、外部記憶装
置80を含む記憶装置上に各々構成される、イメージフ
ァイル51と、デザインファイル61と、3次元モデル
ファイル71とを備えている。
【0046】入力手段20は、要求仕様の属性がキーボ
ード22、マウス23、スキャナー24等から入力され
ると、ディスクや主記憶装置に格納したり、システム全
体の操作指示を行う。出力手段30は、画像情報を、外
部記憶装置80やメインメモリ(主記憶装置)102か
ら読みだして、ディスプレイ31やプリンタ32に出力
する。
【0047】キーワード選択手段40は、検索条件とな
るキーワードをディスプレイ31に表示して、入力手段
20による選択入力を受けて、結果を、メインメモリ1
02あるいは外部記憶装置80に記憶させる。
【0048】イメージファイル51は、商品のデザイン
をイメージする複数のイメージ画像、例えば、エレベー
タをイメージする建築映像や設置環境映像の画像データ
を種々備えている。デザインファイル61は、商品の複
数のデザイン画像、例えば、デザイナーが顧客3に提案
するエレベータの2次元デザイン画像を複数備えてい
る。3次元モデルファイル71は、デザインファイル6
1に納められた2次元デザイン画像の内容を3次元画像
として納めている。これらのファイルの詳細について
は、後述する。
【0049】イメージグループ選択手段50は、前記イ
メージファイル51から複数のイメージ画像を、前記出
力手段30を介して前記ディスプレイ31の画面に順次
表示させて、前記入力手段20からの選択に基づいて、
顧客3の要求を分析する。提案選択手段60は、前記イ
メージグループ選択手段50の分析結果に基づき、前記
デザインファイル61から分析結果に合致する複数のデ
ザイン画像を、前記出力手段30を介して前記ディスプ
レイ31の画面に順次表示させ、前記入力手段20から
選択に基づき、顧客3の要求に最も合致した1つのデザ
イン画像データを決定する。編集手段70は、前記提案
選択手段60で決定したデザイン画像に対応する3次元
画像を、3次元モデルファイル71から呼び出して、出
力手段30を介して、ディスプレイ31に表示させる。
このようにして、本実施例は、簡単な操作で、デザイン
の最終仕様を顧客3の要求に即してリアルタイムで決定
することを支援することができる。
【0050】次に、イメージファイル51、デザインフ
ァイル61、3次元モデルファイル71の各ファイル構
成について、図4を参照して説明する。
【0051】図4の(a)はイメージファイル51、
(b)はデザインファイル61、(c)は3次元モデル
ファイル71のデータ構成をそれぞれ示している。イメ
ージファイル51は、キーワード属性データ52と、イ
メージグループ属性データ53と、ファイルの名称54
と、イメージ画像データ55とを1つのレコードとして
記憶している。デザインファイル61は、キーワード属
性データ62と、イメージグループ属性データ63と、
ファイルの名称64と、デザイン画像データ65とを1
つのレコードとして記憶している。3次元モデルファイ
ル71は、キーワード属性データ72と、イメージグル
ープ属性データ73と、ファイルの名称73と、3次元
モデルデータ75とを1つのレコードとして備えてい
る。
【0052】キーワード属性データ52,62,72に
は、共通の概念で定義された検索条件のキーワードとな
る属性データが、例えば、そのキーワードを表すコード
で格納される。本実施例では、図5に示すように、キー
ワード200として、建築物の用途の概念で定義され
た、ホテル201と、パブリック202と、オフィス2
03と、ショップ204とが定義される。さらに、ホテ
ル201については、和風205と洋風206とが定義
されている。したがって、キーワード属性データ52,
62,72には、前記キーワードの何れかに係る属性デ
ータが定義される。なお、本実施例では、1つの概念で
定義されたキーワードとしているが、この他に、例え
ば、建物の立地条件、設置状況等のキーワードや、エレ
ベータの仕様データ、例えば、定員、展望、台数等のキ
ーワードデータとして備えても良い。このキーワードの
選定に際しては、種々の観点についてのキーワードを階
層的に組み合わせてトリー構造とした検索用ファイルを
別途作成してもよい。
【0053】イメージグループ属性データ53,63,
73には、共通の概念で定義された検索条件のイメージ
グループとなる属性データが格納される。本実施例にお
いて、イメージグループ210は、図6に示すように、
人間が建築物をみて感じる、近代的「モダン」か、伝統
的「トラディショナル」かの軸を5段階にグループ化
し、一方をウルトラモダン211、他方をトラディショ
ナルラグジュアリー215とし、その間を、モダン21
2とモダントラディショナル213とセミトラディショ
ナル214としている。したがって、イメージグループ
属性データ53,63,73には、前記イメージグルー
プの何れかの属性データが定義される。
【0054】イメージ画像データ55は、エレベータを
イメージする建築映像を2次元画像データで納め、本実
施例では、R(赤)、G(緑)およびB(青)の値とし
て、ビットマップデータの形式で格納する。また、デザ
イン画像データ65は、デザイナーが顧客3に提案する
エレベータのデザイン画像の2次元画像データで納め、
イメージ画像データ55と同様、ビットマップデータの
形式で格納する。
【0055】このように、イメージファイル51によれ
ば、複数のイメージ画像データ55のそれぞれにキーワ
ード属性データ52とイメージグループ属性データ53
が定義されるので、ディスプレイ31に表示されるイメ
ージ画像データ55を、顧客3が選択することにより、
イメージ画像データ55が属する属性が決定される。
【0056】また、デザインファイル61によれば、複
数のデザイン画像データ65のそれぞれに、キーワード
属性データ62とイメージグループ属性データ63が定
義されるので、キーワード属性データ62とイメージグ
ループ属性データ63を検索条件とすることにより、対
応するデザイン画像データ65を抽出することができ
る。
【0057】3次元モデルファイル71は、キーワード
属性データ72とイメージグループ属性データ73と
が、前記デザインファイル61と同様に定義され、ま
た、ファイルの名称74は、デザインファイル61の名
称64とリンクして定義される。したがって、デザイン
ファイル61から目的のデザイン画像データ65が特定
されれば、このデザイン画像データ65の3次元モデル
データ75を呼びだすことができる。
【0058】また、3次元モデルデータ75は、対象を
分割可能な構成要素ごとにグループ化するとともに、グ
ループ間の関係に階層構造を持たせた3次元の形状デー
タ77と、全体に対して影響する属性に関する全体属性
データ76と、対象物の動きを定義するイベントデータ
78とを有している。全体属性データ76は、属性デー
タを格納するライブラリの名称を示すライブラリーファ
イル名と、対象物に対する初期視点位置座標および視点
方向を示すデータ84と、背景となる画像のファイル名
85とが含まれる。ライブラリーファイル名80には、
表示対象物の面の状態を表す色等のデータを格納するマ
テリアルライブラリファイル名81と、表示対象物の面
に貼付られるテクスチャのデータを格納するテクスチャ
ライブラリファイル名82と、光源の状態を表すデータ
を格納するライトライブラリファイル名83とが定義さ
れる。
【0059】3次元形状データ77には、3次元の形状
を定義する情報と、光源の情報とがふくまれている。こ
の3次元形状データ77は、グループと呼ばれる単位で
構成される。グループは、ツリー状の階層構造を持って
いる。まず、対象物全体を示すグループ、それを分割し
た上位グループ、各上位グループを分割した中位グルー
プ、さらにそれを分割した下位グループ等のように階層
化される。各グループには、それぞれグループの名称が
定義されるとともに、その存在位置を示す基準点座標が
定義される。このツリー構造の各末端のグループに対し
てのみ、形状を記述するデータが定義される。すなわ
ち、末端のグループは、そのグループの名称であるグル
ープ名、グループの存在位置関係を示す基準点座標、そ
のグループの形状における各頂点の座標である頂点デー
タ、そのグループの面を構成するマテリアル名称である
マテリアル名、そのグループにおいて貼付られるテクス
チャの名称であるテクスチャ名および各頂点の接続状態
を示す面情報で構成される。この面情報は、例えば、複
数の頂点について、それらを接続線分がその辺を構成し
ている面を基準として、それらの接続関係を記述するも
のである。
【0060】また、個々のツリー構造の一部には、その
要素として光源の定義が含まれる。この場合、そのグル
ープには、光源であることが区別できるグループ名が与
えられる。そして、その光源が置かれる位置として基準
点座標が定義される。また、形状データではマテリアル
が定義されているが、光源の場合、ライトライブラリー
のファイルが定義されているライト名が記述される。
【0061】なお、形状データの階層構造の一例につい
て図7に示す。この例では、テーブルと椅子とを組み合
わせた家具の例である。全体グループ名“a11”の下
位階層に、テーブルとして“table”が、椅子とし
て“chair”が、および、光源として“ligh
t”が、それぞれ定義される。そしてさらに下層で、
“table”の下位に、テーブルの構成要素である天
板を示すグループとして“tenban*”が、また、
他の構成要素である脚を示すグループとして“ash
i”が定義される。同様に、“chair”の下位に、
その構成要素である座板を示すグループとして“zab
ann*”が、他の構成要素である脚を示すグループ
“ashi”が、それぞれグループとして定義される。
“light”の下位には、光源の種類を示すグループ
として“LGT−white*”と、“LGT−red
*”とが定義される。また、上記“table”の“a
shi”には、その構成要素である脚を示すグループと
して“ashi1〜4*”が、“chair”の“as
hi”には、その構成要素である脚を示すグループとし
て“ashi1〜3*”が、それぞれ最下層として定義
される。
【0062】ここで、グループ名に“*”が付してある
ものが、端末グループである。このツリー構造は、その
構成について、構成要素の追加、削除、交換、変更等の
編集が可能である。編集は、グループごとに行うことが
できる。例えば、あるグループについて、その所属階層
の移動を行うと、そのグループに属する下層グループ
は、それにともなって、全て移動する。
【0063】このように、階層構造とすることにより、
編集が、全体のみならず、各部分についてもそれぞれ行
える。これにより、対象について、全体はもちろん各部
分ごとにデザインの検討を行える。
【0064】イベントデータ78は、任意のグループに
対して定義可能な、一種の演出を規定する情報である。
すなわち、対象について、回転、移動、拡大/縮小、軌
跡に沿った運動規定の指定、マテリアルの変更、光源の
変更等を定義することができる。この定義は、その対象
とするグループについて、直接規定することができる
他、他のグループとの関係において規定することができ
る。このグループに、別のライトのグループの光源デー
タを変更するというイベントデータを定義する。こうし
て、ライトの点滅を行わせることが可能となる。
【0065】次に、本実施例の操作を、図8〜図11に
示す動作フローチャート、ならびに、図12〜図17、
図19および図20に示す表示画面図を参照して説明す
る。
【0066】先ず、図8は本デザインシステム1の動作
フローの概略を示したものである。本デザインシステム
1では、起動させると、以下の段階にしたがって作業を
実行する。先ず、ステップ300において、初期画面の
表示を行い、次に、ステップ400において、キーワー
ド選択を行い、次に、ステップ500において、イメー
ジ画像による顧客3の要求イメージの分析を行い、次
に、ステップ600において、前記分析結果に基づきデ
ザイン案の選択・決定を行い、次に、ステップ700に
おいて、前記決定されたデザイン案に対応する3次元モ
デルを呼び出して最終デザイン検討を行う。そして、必
要に応じて、ステップ800において、得られた結果を
システムに学習させる処理を行なって、作業を終了す
る。
【0067】ステップ300では、本デザインシステム
1が起動されると、処理装置100のCPU101が、
メインメモリ102にロードされているプログラムに従
って処理を開始する。先ず、CPU101は、出力手段
として機能し、図12に示す初期画面301をディスプ
レイ31の表示画面に表示する。この初期画面301も
含め、ディスプレイ31に表示される各画面の各種操作
スイッチ部としての機能については、予めプログラムで
設定しておく。また、そのためのパラメータ等も、プロ
グラムのロード時にともにロードされる。この初期画面
301は、操作者からの入力を待ち状態であり、マウス
23等により「スタート」の入力操作があると、次のス
テップに進むことができる。
【0068】なお、本実施例では、ディスプレイ31を
ショルームに設置される70インチの大画面を備えるも
のとし、2〜3人の顧客3と営業マン2が商談しながら
作業を進め、デザインシステム1の操作は別室の操作者
が行うものを想定している。
【0069】ステップ400では、「スタート」の入力
操作が行われると、CPU101は、キーワード選択手
段40を実行させて、ディスプレイ31の表示画面に、
図13に示す用途選択画面401を表示する。この用途
選択画面401は、図5で説明した建築物の用途を共通
した概念で定義された5つの区分、洋風ホテル206、
和風ホテル205、パブリック202、オフィス20
3、ショップ204から成るキーワード200を、選択
ボタン402〜406の形式で表示する。そして、顧客
3が計画している建物の用途を、マウス23を介して該
当する選択ボタンの領域がクリックされると、該当する
選択ボタンを反転表示して、選択されたことを示す。画
面右下の設定ボタン407がマウス23でクリックされ
ると、そのキーワードの設定を確定する。キーワード選
択手段40は、前記設定が実行されると、キーワードの
記録を、メインメモリ102の該当領域に記録するとと
もに、次のステップに進む。
【0070】ステップ500では、CPU101は、イ
メージグループ選択手段50を起動させて、ディスプレ
イ31の表示画面に、図14に示す建築イメージ選択画
面501を表示する。この建築イメージ選択画面501
は、3つの建築イメージ画像の表示エリア502,50
3,504と、操作スイッチ510,511および51
2と、操作スイッチ513とを表示する。建築イメージ
は、画面の水平方向の左側を近代的、右側を伝統的とす
る軸を設定して表現され、表示エリア502,503,
504は、この軸に沿って、近代的、中間的、伝統的の
3種として配置される。これにより、顧客3に、選択意
図を分からせるようにしている。操作スイッチ510
は、次のステップ600に強制的に移行させるスイッ
チ、操作スイッチ511は、前のページに戻らせるスイ
ッチ、操作スイッチ512は、次のページに移行するス
イッチである。操作スイッチ513は、前のメニュー
(ステップ400)に戻るスイッチである。表示エリア
502,503,504は、ウインドウとして構成する
ことができる。そして、これらの表示エリアは、必要に
応じて、拡大/縮小が行なえる。例えば、あるイメージ
画像を詳細に見たい場合、それを拡大指示することによ
り実現することができる。
【0071】このステップ500の処理の詳細につい
て、図9を参照して説明する。先ず、ステップ5100
において、イメージグループ選択手段50は、イメージ
ファイル51から3件のイメージ画像データ55を呼び
出して、出力手段30を介して建築イメージ選択画面5
01の3つの建築イメージ画像を、対応する表示エリア
502,503,504に表示する。本実施例では、イ
メージファイル51に格納されるイメージ画像データ5
5は、表示エリア502,503,504の配置に合う
ように事前に3個ずつにグループ化され、その配置順に
名称54を規定してファイル上で配列されている。
【0072】次に、ステップ5200において、顧客3
は、表示される3つの建築イメージ画像から計画してい
る建築物のイメージに合う建築イメージ画像、即ち、気
に入った写真(画像)をマウス23を介して選択・入力
する。前記選択・入力は、マウス23でカーソルを選択
する表示エリアに移動させ、クリックすることにより実
行される。CPU101は、マウス23のカーソルがい
ずれの表示エリアに位置するかを調べて、選択された対
象を判定する(ステップ5210)。この際、選択され
たことを示すために、選択された表示エリアは、なんら
かの強調表示が行なう。本実施例では、枠が太く表示さ
れる。図14は、表示エリア504が選択された状態を
示している。
【0073】次に、ステップ5220において、イメー
ジグループ選択手段50は、メインメモリ102に、図
6に示す5つのイメージグループについての評価点加算
エリアを設定し、この内部メモリに、選択されたイメー
ジ画像データ55のイメージグループ属性データ53か
ら特定されるイメージグループの評価点を加算する。本
実施例では、例えば、選択されたイメージグループ属性
データ53のイメージグループがモダン212であれ
ば、後述するように、予め与えられた重み付きの評価点
が加算される。
【0074】一方、ステップ5300において、いずれ
の表示エリアについても選択がなされていない状態で、
予め定めた時間経過後、イメージグループ選択手段50
は、終了ボタンが押されたか否か調べる。ここで、終了
ボタンとは、次のメニューに移行するスイッチ510を
意味する。このスイッチ510の他に、専用の終了ボタ
ンを設けてもよい。終了ボタンが押されていない場合に
は、現在表示されている画面が最後のページか否か調べ
る(ステップ5400)。最後でなければ、ページをめ
くって、次の表示を行なう(ステップ5500)。一
方、終了ボタンが押された場合、イメージグループに対
する得点の平均点を計算する(ステップ5600)。
【0075】平均点の計算は、例えば、次のようにして
行なうことができる。先ず、図21(a)に示すよう
に、表示エリアに同時に表示されるイメージ画像を、A
案、B案、C案として表すものとする。そして、図21
(b)に示すように、図6に示すイメージグループのそ
れぞれについて、順に、5から1までの点を割り振る。
これらの点は、各イメージについての優劣を意味するの
ではなく、各案の重みを表す。このようにして、各表示
画面(図21(a)では項目と表記されている)におい
て、顧客が選んだ案についての配点の合計点を計算し
て、これを項目対応に記憶すると共に、選ばれた案の数
を記憶する。合計点を求めるのは、各画面において、顧
客が単一の案に絞り切れない場合があること考慮してい
るからである。
【0076】次に、このようにして得られた合計点につ
いての総合計と、選択された案の数の合計とを求める。
そして、それらを用いて、選ばれた案の平均値を計算す
る。平均値は、例えば、四捨五入して、整数値とする。
図21(b)には、具体例が示されている。図21
(b)の例では、平均値が3であり、それは、セミトラ
ディショナルに与えられた重みと一致する。
【0077】次に、CPU101は、選定されたイメー
ジグループについてのデザインの選択処理(ステップ6
00)に移行する。すなわち、CPU101は、提案選
択手段60を起動して、出力手段30を介して、ディス
プレイ31の表示画面に、例えば、図15に示すような
デザイン案選択画面601を表示させる。
【0078】このデザイン案選択画面601は、3つの
デザイン画像の表示エリア602,603,604を構
成するウインドウと、該表示エリアに配置される操作ス
イッチ605,606,611と、表示画面右側下方に
配置される操作スイッチ607,608,609,61
0とが設けられている。操作スイッチ605は該当する
表示エリアを消去するスイッチで、このスイッチが選択
されると、該当する表示エリアを消去し、残った表示エ
リアを左右均等なレイアウトにする。操作スイッチ60
6および操作スイッチ611は、当該ウインドウ内の提
案画像を消去して、他の案を表示するためのスイッチで
ある。操作スイッチ606は、イメージグループの指定
を行なう。操作スイッチ611は、用途およびエレベー
タの名称の指定を行なう。
【0079】また、画面601の右下位置に配置された
操作スイッチ608,610は、いずれかをクリックす
ることにより、違うイメージグループの同じ用途のエレ
ベータの代替案を、3つのエリアについて一度に入れ替
えるためのスイッチである。607,609は、いずれ
かをクリックすることにより、同じイメージグループの
他の用途のエレベータの代替案を、3つのエリアについ
て一度に入れ替えるためのスイッチである。操作スイッ
チ612は、前の処理プロセス(イメージグループ選
択)に戻るためのスイッチである。
【0080】以下、ステップ600の動作を図10を参
照して説明する。前述したように、先ず、ステップ61
00において、提案選択手段60は、前述した平均値に
基づいて決定されたイメージグループと、選択されたキ
ーワードとを検索キーとして、デザインファイル61を
検索する(ステップ6100)。この検索は、外部記憶
装置80に格納されているデザインファイル61につい
て行なうことができるが、検索を高速に行なうため、デ
ザインファイル61の全部または属性データ部分をメイ
ンメモリ102に転送しておいて、メインメモリ102
上で検索するようにしてもよい。該当するデータが発見
されたら、それらを、デザイン案選択画面601の表示
エリア602,603,604に順次表示させる。
【0081】ここで、入力装置21からの指示操作を待
つ(ステップ6300)。いずれかの表示エリア60
2,603,604に表示されているデザイン画像につ
いて、拡大指示があったときは、当該ウインドウを拡大
表示する(ステップ6310,6320)。次に、代替
案を見たいかどうかの指示を待つ(ステップ640
0)。代替案を見たいとする指示は、画面601の右下
位置に配置された操作スイッチ607−610のいずれ
かがクリックされることにより、または、操作スイッチ
606および操作スイッチ611のいずれかが操作され
ることによって行なわれる。これらのうち、いずれかが
操作された場合、代案を見たいとの意思表示があったと
判断する(ステップ6400)。操作されたのが、操作
スイッチ607−610のいずれかであれば、3つの表
示エリアに表示されているすべてのデザイン画像を取り
替えることが要求されていると判定する(ステップ64
10)。その場合、違うイメージグループに属する代替
案を見たいのか否か判定する(ステップ6411)。そ
して、いずれの操作スイッチが選択されたかに応じて、
異なる用途または異なるイメージが選ばれる(ステップ
6412,6413)。
【0082】この代替案の表示は、例えば、次のように
行う。具体的には、現在選択されているのが、図18に
示すように、パブリックのモダンであるとする。この状
態で、現在表示されているの、同図において、で示さ
れる領域(網かけ表示してある)に含まれるデザイン画
像である。ここで、操作スイッチ607−610は、そ
れぞれ、607がに、608がに、609がに、
610がにそれぞれ対応するように設定される。ここ
で、例えば、操作スイッチ607が選択されると、図1
8のが選ばれ、同じイメージグループの異なる用途の
内の一つである、洋風ホテルであってモダンなイメージ
のデザインが選ばれることになる。また、操作スイッチ
609が選択されると、同様に、同じイメージグループ
の異なる用途の内の他の一つである、オフィスであって
モダンなイメージのデザインが選ばれることになる。一
方、操作スイッチ608が選択されると、同じ用途の異
なるイメージの一つである、パブリックのウルトラモダ
ンなデザインが選ばれることとなる。また、操作スイッ
チ610が選択されると、同じ用途の異なるイメージの
一つである、パブリックのモダントラディショナルなデ
ザインが選ばれることとなる。そして、同じ操作スイッ
チをさらに選ぶと、さらに次の領域が選択される。例え
ば、操作スイッチ608をさらに選択すると、で示さ
れる和風ホテルのモダンなデザインが選ばれる。これ
は、選択が可能であれば、その操作スイッチをさらに選
ぶと、さらに次の用途またはイメージが選ばれる。この
動作は、他の操作スイッチにおいても同様である。
【0083】なお、この選択動作と、選択されるイメー
ジグループおよび用途との対応関係は、相対的な関係で
あって、の属する領域に応じて変化する。このため、
操作スイッチ607−610を操作して、現在何が選択
されているかを明確に示すため、表示エリアまたはその
外に、選択されているイメージグループの名称と、用途
を示すキーワードとを表示することが好ましい。
【0084】次に、操作スイッチの選択に応じて、デザ
インファイル61を検索して、必要な画像データを読み
出す(ステップ6100)、後は、今までと同様に処理
される。また、操作スイッチ606または611が操作
された場合には、当該操作がなされた表示エリアについ
て、個別的な代替案の要求指示と判定する(ステップ6
420)。ここで、操作スイッチ606が操作されてい
る場合には、イメージグループの指定画面を当該表示エ
リアに表示させて、代替案の指定を受け付ける(ステッ
プ6421)。また、操作スイッチ611が操作されて
いる場合には、当該操作がなされた表示エリアについ
て、用途の指定画面を表示して、代替案の指定を受け付
ける(ステップ6421)。この後、提案選択手段60
は、指定された代替案に相当するデザイン画像のレコー
ドを、デザインファイルを検索して読み出して、対応す
る表示エリアに表示させる(ステップ6200)。
【0085】以後、前述した手順とを繰返し、代替案を
必要としない状態となった時点で、次のステップに進む
(ステップ6400)。すなわち、ステップ6400に
おいて、いずれかの操作スイッチ605がクリックされ
ると、該当する表示エリアを構成するウインドウを消去
する(ステップ6500)。出力手段30は、その結
果、に表示されているデザイン案のうち、気にいらない
ものの消去の指示を受け付けると、残った2つの表示エ
リアを均等に拡大して、図16に示すように、二つにウ
インドウが表示される状態とする。さらに、1案に絞り
込めるまで、同じ操作を繰り返す(ステップ660
0)。
【0086】提案選択手段60は、デザイン案が1個に
絞られると、図17に示すように、中央に配置された表
示エリア603と、その左側にデザイン案の決定を促す
ガイダンス615と、その要否を決定する操作キー61
3,614とを表示する。OKキー613は、マウス2
3でクリックすることにより、3次元モデルによる検討
の段階(ステップ700)に移行させる指令を生成す
る。NOキー614は、図16の2つの表示エリアを備
えたデザイン案選択画面601の状態に戻すものであ
る。なお、図17の状態からさらに戻す場合は、操作ス
イッチ608または操作スイッチ609で戻すことがで
きる。
【0087】このようにして、最終的に1つのデザイン
画像に絞り込まれると、前記指令が生成され、これを受
けて、CPU101は、編集手段70を起動して、3次
元モデルによる最終デザイン仕様の検討等の段階に移行
する(ステップ700)。
【0088】以下、編集手段70の動作を、図11を参
照して説明する。編集手段70は、最終的に絞られたデ
ザイン画像についての名称を用いて、3次元モデルファ
イル71を検索して、目的の3次元モデルのレコードを
読みだす(ステップ7100)。さらに、目的の3次元
モデルを表示するための、図19に示すような編集画面
701を、出力手段30に表示させると共に、読み出さ
れたレコードに含まれる3次元モデルを表示エリア70
2に表示させる(ステップ7200)。
【0089】この編集画面701は、3次元画像を表示
する表示エリア702と、各種編集操作を行うためのメ
ニューおよび操作を指示するための編集メニューエリア
703とから構成される。編集画面701の初期画面
は、初期状態において、表示エリア702に選択決定さ
れた3次元画像が表示され、編集メニューエリア703
にはなにも表示されない。操作する場合は、図23に示
すような、マウス23のクリックボタン23a,23
b,23c、により編集メニューエリア703に,主操
作ウインドウ705を表示したり、座標指示を行う。本
実施例では、マウス23のクリックボタン23a,23
bで、回転指示や3次元空間での視点座標等の座標指示
を行う。また、クリックボタン23cで主操作ウインド
ウ705の表示と操作項目の選択を行うようにする。す
なわち、クリックボタン23cを押下すると、図19に
示す基本操作項目を選択する主操作ウインドウ705が
表示される。
【0090】この主操作ウインドウ705は、複数のエ
リアに分けられ、それぞれのエリアに操作項目が対応し
て割り付けられている。操作項目は、内容を示す文字、
記号、図形等で表示することができる。この操作項目と
しては、例えば、編集、入力、ファイル操作、外部出
力、システム管理、ユーザ、プレゼンテーション等があ
る。また、本実施例では、サブ操作ウインドウ706を
同時に複数個表示することができる。主操作ウインドウ
705およびサブ操作ウインドウ706は、それぞれが
占める領域内に、スイッチ素子として機能するように定
義されている部分を有する。したがって、そのスイッチ
素子の起動は、マウス23でカーソルを移動させ、その
部分に位置させて、クリックボタン23cでクリックす
ることにより選択することで行える。なお、サブ操作ウ
インドウ706で配置できないスイッチは、ポップアッ
プメニューとして、更に操作ウインドウを表示させて対
応する。また、数値の入力や文字は、キーボード22よ
り入力することができる。
【0091】前記したように、編集手段70は、選択さ
れたデザイン案の3次元モデルデータ75を、3次元モ
デルファイル71から呼び込んで、編集画面701の表
示エリア702に表示し(ステップ7200)、この状
態で操作者からの入力を待つ(ステップ7300)。こ
こで、マウス23等による入力操作があると、編集手段
70は、主操作ウインドウ705の操作項目のいずれの
スイッチが指定されたかを判定する(ステップ741
0)。そして、その選択された項目についての処理を実
行する。そして、その処理終了後、動作を終了しなけれ
ば、ステップ7300に戻り、操作入力待ちとなる(ス
テップ7300)。本例では、モデルの編集を行う項目
が選択されたものとする。処理を終了する場合には、得
られたデザインを登録するか否かで、次の段階が異な
る。
【0092】この処理700を処理する場合には、エレ
ベータの編集を行うための属性編集ウインドウ707を
開く(ステップ7420)。この場合、図20に示すよ
うに、この属性編集ウインドウ707を画面中央部であ
って、一部が表示エリア702に重なる位置に移してお
く。そして、必要な属性編集を行う(ステップ743
0)。図20は、表示エリア702に表示されたデザイ
ン案の操作部707の位置を変更する編集動作の一例を
示している。この場合、対象となるグループ(操作パネ
ルとスイッチ)を、階層構造を示すウインドウ707
(707a)を指定するとともに、編集機能を示すウイ
ンドウ706(706a)で座標数値を変更することが
できる。
【0093】このように、本実施例の編集手段70によ
れば、提案選択手段60で決定された顧客3の要求の最
も近いデザイン案をベースデータとして、より顧客の要
望に対応したデザインを、迅速かつ簡単な操作で得るこ
とができる。
【0094】次に、CPU101は、上記のようにして
得られたデザインを、デザイン案として登録するための
処理を起動する(処理800)。この処理は、編集手段
70によって行われる。すなわち、編集手段70は、図
8に示すように、3次元モデルによって得られたデザイ
ンについて、登録するにたる新規性があるかどうかを問
い合わせる表示を行う(ステップ8110)。これは、
図19に示す表示画面中に、登録のための操作部(図示
せず)を読み込んで行うことができる。そして、登録す
べきである場合、操作部からの指示により、その3次元
モデルと属性データとをファイル71に格納し、さら
に、デザインファイル61およびイメージファイル51
にそれぞれにも格納する(ステップ8120)。以上の
実施例では、提案選択手段60は、代替案の設定を、操
作者の操作によって行っている。しかし、本発明は、こ
れに限定されない。例えば、予め設定された検索条件で
自動設定し、ステップ635に移行させる。この自動設
定を図18で説明する。
【0095】図18は、横軸に5個のキーワード200
を和風ホテル205、洋風ホテル206、パブリック2
02、オフィス203、ショップ204の順で配列し、
縦軸に5個のイメージグループ210を上方によりモダ
ン、下方によりトラディショナルの順で配列した検索条
件グループ表を示している。ここで、キーワード200
の配列はデザインの関連性を持って配列している。図1
8は、顧客3の選択したキーワード200がパブリック
202であり、イメージグループ210がモダン212
の状態、つまりエリアであることを示している。この
エリアに属するデザイン案を全てみてしまった場合
は、提案選択手段60は、先ずイメージグループ210
を重視して横軸方向の右隣りのエリアを検索し、次に
左隣りのエリア、更にエリア、更にエリアを順に
検索条件として設定し、それでも顧客3の要求するデザ
イン案が絞れない場合は、イメージグループ210を越
えてキーワード200が共通する上方のエリア、下方
のエリア、さらに、下方のエリアの順に検索条件
として設定する。
【0096】このように、本例では、顧客3が選択する
イメージグループ210の傾向が分布曲線を描くことに
着目し、エリアを中心に、先ず横軸、次に縦軸を検索
条件とし、横軸は右、左、右、左の順に、縦軸は上、
下、上、下の順で検索条件を設定するようにしている。
【0097】このように、本例では、顧客3が選択した
キーワード210とイメージグループ200に気に入っ
たデザイン案が無い場合、より関連する検索条件を定義
して自動検索することができる。さらに、当初の検索条
件のグループにデザイン案が3件分存在していなかった
場合、例えば、デザイン案が少なかったり、他のキーワ
ードを指定してその検索条件に合うものが3件に満たな
い場合は、関連する他のデザイン案を、自動的に表示す
ることができる。
【0098】また、本実施例では、図18の検索条件グ
ループ表をディスプレイ31に表示して、顧客3に当初
の検索条件以外のグループを直接選択させることができ
る。この操作は、操作スイッチ609をマウス23でク
リックすることで検索条件グループ表を表示させること
によって行うことができる。ここで、検索条件グループ
表は、各区画に操作キーエリアが設定され、初期表示状
態で、図18に示すように、当初の検索条件の区画が他
の区画と、例えば網かけや明暗の差で区別される。他の
区画の指定はマウス23で該当する区画をクリックする
ことで実行される。
【0099】このように、本実施例では、提案選択手段
60は、イメージグループ選択手段50で選択されたイ
メージグループ210とキーワード選択手段40で設定
されたキーワード210とからなる検索条件に合致する
属性データを備えたデザイン画像データ65を、デザイ
ンファイル61から選択して複数のデザイン画像をディ
スプレイ31の画面に表示する。この際、該当するデザ
イン画像が1個であればそのデザイン画像を、顧客に評
価させ、入力装置21からの評価結果にもとづき、顧客
3の要求に最も合致したデザイン画像データ65を決定
し、あるいは、イメージグループ選択手段50で選択さ
れた第2、3順位に相当する検索条件に合致する属性デ
ータを備えたデザイン画像データ65を、ディスプレイ
31に表示する。また、ディスプレイ31には、複数の
デザイン画像が表示されるので、これらのデザイン画像
を比較しながら、消去法で、他のデザイン画像を呼び出
して、目的と顧客3の要求に最も合致したデザイン画像
を決定することができる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、ディスプレイに順次表
示されるイメージ画像の選択に基づいて顧客の要求を分
析し、該分析結果にもとづいて前記分析結果に合致する
デザイン画像をディスプレイに表示し、顧客の要求に最
も合致するデザイン画像を決定することができるので、
顧客の要求を満たすデザイン仕様を対話形式で多種多様
なデザイン仕様のなかから、リアルタイムで正確かつ簡
単な操作で選択・決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のエレベータデザイン仕
様決定支援システムの基本概念図。
【図2】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムの機能構成図。
【図3】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムのハードウエアーのシステム構成図。
【図4】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムのファイル構成図。
【図5】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムのキーワード説明図。
【図6】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムのイメージグループ説明図。
【図7】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムにおける3次元形状データの階層構造を示す模式
図。
【図8】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムの動作フローチャート図。
【図9】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援シ
ステムの動作フローチャート図。
【図10】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの動作フローチャート図。
【図11】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの動作フローチャート図。
【図12】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの初期画面の一例を示す説明図。
【図13】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの用途選択画面の一例を示す説明図。
【図14】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの建築イメージ選択画面の一例を示す説明図。
【図15】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムのデザイン案選択画面の一例を示す説明図。
【図16】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムのデザイン案選択画面の一例を示す説明図。
【図17】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムのデザイン案選択画面の一例を示す説明図。
【図18】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの検索条件グループを一覧で示す説明図。
【図19】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの編集画面の一例を示す説明図。
【図20】本実施例のエレベータデザイン仕様決定支援
システムの編集画面の一例を示す説明図。
【図21】本実施例において、イメージの評価を行う際
の評価点の加算と平均値のもと目方を示す説明図。
【図22】本実施例において、操作スイッチの選択に用
いられるマウスの位置例を示す平面図。
【符号の説明】
1 エレベータデザイン仕様決定支援システム 10 制御部 20 データ入力手段 21 入力部 30 出力手段 31 ディスプレイ 40 キーワード選択手段 50 イメージグループ選択手段 51 イメージファイル 53 イメージグループ属性データ 55 イメージ画像データ 60 提案選択手段 61 デザインファイル 63 イメージグループ属性データ 65 デザイン画像データ 70 編集手段 71 3次元モデルファイル 100 制御装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種画像データを表示するためのディスプ
    レイと、 操作指示の入力を少なくとも行うための入力装置と、 対象のデザインをイメージする複数のイメージ画像デー
    タ、および、その属性データを納めたイメージファイル
    と、 対象の複数のデザイン画像データ、および、その属性デ
    ータを納めたデザインファイルと、 要求に合致するデザインの仕様の決定を支援するための
    制御装置とを備え、 前記制御装置は、 前記イメージファイルからイメージ画像データを読みだ
    して、ディスプレイに順次表示させると共に、表示され
    ているイメージ画像についての選択指示を入力装置を介
    して受け付け、イメージ画像データの選択状況に基づい
    て顧客の要求を分析するイメージグループ選択手段と、 分析結果に基づいて、この分析結果に合致するデザイン
    画像データをデザインファイルから選択して、ディスプ
    レイに表示させると共に、表示されているデザイン画像
    データについての選択指示を入力装置を介して受け付
    け、いずれか1のデザイン画像データを決定する提案選
    択手段とを備えることを特徴とするデザイン仕様決定支
    援システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、イメージファイルは、
    デザイン上のイメージを複数種にグループ化し、それぞ
    れのイメージグループについて、それに属するイメージ
    画像データを1以上格納し、かつ、各イメージ画像デー
    タごとに、属性データとして、対象の用途を示すデータ
    と、各イメージ画像データが属するイメージグループを
    それぞれ表現する予め定めたキーワードを示すデータと
    を有することを特徴とするデザイン仕様決定支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項2において、デザインファイルは、
    各用途について、それぞれ複数種のイメージグループご
    とに、対象についてのデザイン画像データを1以上格納
    し、かつ、各デザイン画像データが対応する用途を示す
    データ、および、当該2次元デザイン画像データが属す
    るイメージグループの前記キーワードを示すデータと
    を、各デザイン画像データごとに属性データとして格納
    することを特徴とするデザイン仕様決定支援システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、イメージグループ選択
    手段は、入力装置を介して対象物の用途の指定を受け付
    け、指定された用途に基づいてイメージファイルを検索
    して、複数種のイメージ画像データを該イメージファイ
    ルから読み出して、ディスプレイの表示画面上に、複数
    種のイメージ画像データを順次表示させ、表示されてい
    るイメージ画像についての選択指示を入力装置を介して
    受け付け、選択されたイメージ画像データが最も多いイ
    メージグループを表示するキーワードを取得して顧客の
    要求を分析することを特徴とするデザイン仕様決定支援
    システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、イメージグループ選択
    手段は、ディスプレイの表示画面上に、異なるイメージ
    グループに属するイメージ画像データを同時に複数種表
    示させると共に、ディスプレイ画面上に、それらのイメ
    ージ画像データの選択を指示するための操作スイッチを
    設定することを特徴とするデザイン仕様決定支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5において、ディスプレイ画面上に
    表示されるイメージ画像データは、同時に、2個または
    3個であることを特徴とするデザイン仕様決定支援シス
    テム。
  7. 【請求項7】請求項3において、デザイン画像データ
    が、対象の2次元デザイン画像データであるデザイン仕
    様決定支援システム。
  8. 【請求項8】請求項7において、対象のデザイン画像と
    して、前記2次元デザイン画像データに対応する対象の
    3次元モデルデータを格納した3次元モデルファイルを
    さらに備えるデザイン仕様決定支援システム。
  9. 【請求項9】請求項8において、提案選択手段は、ディ
    スプレイの表示画面上に複数種のデザイン画像データを
    表示させ、かつ、表示されている複数種のデザイン画像
    データのうちいずれか1種について消去することの指示
    を受け付けて、指示されたデザイン画像データの表示を
    消去することを特徴とするデザイン仕様決定支援システ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項9において、提案選択手段は、前
    記デザイン画像データが消去されるごとに、残りのデザ
    イン画像データの表示をディスプレイの表示画面上で拡
    大して表示することを特徴とするデザイン仕様決定支援
    システム。
  11. 【請求項11】請求項10において、提案選択手段は、
    残りのデザイン画像データが1つになったとき、当該デ
    ザイン画像データを採用するか否かの選択指示を受け付
    けることを特徴とするデザイン仕様決定支援システム。
  12. 【請求項12】請求項8、9、10または11におい
    て、3次元モデルデータは、対象を分割可能な構成要素
    にグループ化するとともに、グループ間の関係に階層構
    造を持たせた3次元形状データと、各グループごとの属
    性を定義する第1属性データと、グループ全体の属性を
    定義する第2の属性データとを備えていることを特徴と
    するデザイン仕様決定支援システム。
  13. 【請求項13】請求項12において、制御装置は、決定
    されたデザイン画像データに対応する3次元モデルデー
    タをディスプレイに表示して編集可能にする編集手段を
    さらに備えるデザイン仕様決定支援システム。
  14. 【請求項14】請求項1において、イメージファイルと
    デザインファイルとは、同一のカテゴリー区分の属性デ
    ータを備え、 イメージグループ選択手段は、ディスプレイの画面に表
    示される複数のイメージ画像データの選択に基づいて、
    属性データのカテゴリー区分を合算し、 提案選択手段は、前記合算されたカテゴリー区分に合致
    する属性データを備えたデザイン画像データをデザイン
    ファイルから選択して、複数のデザイン画像データをデ
    ィスプレイの画面に順次表示し、前記入力装置からの選
    択に基づき1つのデザイン画像データを決定することを
    特徴とするデザイン仕様決定支援システム。
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