JPH1040300A - 人事異動シミュレーション方法、人事異動シミュレーション装置及び人事異動シミュレーション用記憶媒体 - Google Patents

人事異動シミュレーション方法、人事異動シミュレーション装置及び人事異動シミュレーション用記憶媒体

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JPH1040300A
JPH1040300A JP19500596A JP19500596A JPH1040300A JP H1040300 A JPH1040300 A JP H1040300A JP 19500596 A JP19500596 A JP 19500596A JP 19500596 A JP19500596 A JP 19500596A JP H1040300 A JPH1040300 A JP H1040300A
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JP19500596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
拓 木村
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Daiwa Soken Kk
Original Assignee
Daiwa Soken Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組織配置図上での人事異動シミュレーション
をマウスクリックにより容易に実行可能にすること。 【解決手段】 異動前の個人が属する組織及び役職を前
記個人の個人コードに関係付けて記載した異動前個人テ
ーブルを作成し、その組織を記載した組織テーブルを作
成し、異動前個人テーブルと組織テーブルとを参照し
て、組織及び個人をトリー構造にした配置表オブジェク
トを作成して、マウスクリックによる指定により任意の
レベルの役職及び組織を表示装置に表示させ、入力部か
らの異動指示に応じて前記配置表オブジェクトを更新す
る人事異動シミュレーション方法、装置及び情報記憶媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人事異動シミュレー
ション方法、人事異動シミュレーション装置及び人事異
動シミュレーション用記憶媒体に関し、特に大企業や官
公庁等の大規模組織における人事異動に関係する個人と
組織とのあらゆる関係を自在且つ迅速に表示画面上に表
示し、更新できるようにした、人事異動シミュレーショ
ン方法、人事異動シミュレーション装置及び人事異動シ
ミュレーション用記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、組織内の人事に関する人事異動を
シミュレーションしようとする場合、壁に組織表を張っ
たり、組織のカードと個人のカードを壁にピン等で仮止
めする等、手作業で行っていた。しかしながら、この手
作業によるシミュレーションでは手間がかかり、且つ組
織の規模が大きくなればなるほど、シミュレーションを
行うために大きい部屋が必要となる。
【0003】このような手作業によらずに、人事データ
ベースを利用したコンピュータシステムによる人事異動
ミュレーション方式が知られている。例えば、特開平7
−21269号公報には、そのような人事異動シミュレ
ーション方式が開示されている。この公報によれば、組
織図は上位の役職のボックスから下位の役職のボックス
までを組織線で結んで表示され、各ボックスはX,Y座
標で固定された位置にあり、各ボックス内に役職名称と
個人情報とを含ませている。そして、人事異動シミュレ
ーションを行う場合は、異動対象となる役職又は個人の
属するボックスを指定し、異動する個人の職員情報を入
力し、順次その後任者となる役職および職員のボックス
を入力し、指定、入力されたボックスは、入力された順
に異動線で結ばれ、高輝度表示されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−212
69号公報に記載の技術によれば、以下の問題がある。
即ち、組織図は役職データと個人データといったデータ
ベースのみを参照して画像表示部に表示されるので、組
織図自体の変更をするためにはデータベースを更新しな
ければならず、組織図上での役職や個人の追加及び削除
に時間と労力を要するという問題がある。
【0005】また、上記公報では異動線上での昇格の人
事異動を主として対象としているので、異動線を引くこ
とが出来ない任意の役職や個人に対する人事異動のシミ
ュレーションは行うことができないという問題もある。
さらに、組織の1部、例えば、部のみ、あるいは課のみ
を表示して人事異動のシミュレーションを行うことが出
来ないので、大規模の組織における人事異動のシミュレ
ーションが困難であるという問題もある。
【0006】さらに、個人が本来の役職以外に他の役職
を兼務する場合に、兼務の表示、兼務の解除、兼務の登
録を行うことができないので、実際の人事異動シミュレ
ーションのためには不十分であるという問題もある。本
発明の目的は、上記従来技術における問題に鑑み、組織
配置図の変更を容易に行うことができ、組織配置図上の
所望の役職又は個人の指定、組織配置図の更新、新たな
役職や個人の追加や削除、及び兼務の表示、兼務の解
除、兼務の登録を、表示画面上でマウスクリックにより
容易におこなうことが出来る人事異動シミユレーション
装置、人事異動シミュレーション方法及び人事異動シミ
ユレーション用記憶媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の態様により提供される人事異動シミュ
レーション方法によれば、異動前個人テーブルと組織テ
ーブルとを参照して、組織及び個人をトリー構造にした
配置表オブジェクトを作成して表示装置に表示させ、入
力部からの異動指示に応じて配置表オブジェクトを更新
するようにする。これにより、表示画面上表示されたト
リー構造の配置表オブジェクトを見ながら、個人や組織
を簡単に指定し、更新することができるので、人事異動
シミュレーションを極めて簡単に行うことができる。
【0008】本発明の第2の態様によれば、入力部によ
り指定された役職指定部内の役職と、入力部により指定
された組織指定部内の組織とに応じて所望の詳細さのレ
ベルで配置表オブジェクトを表示させる。これにより、
全体の組織や役職のなかで、異動処理等のため注目した
い組織や役職の個人のみを表示することが瞬時に且つ簡
単にできるので、人事異動シミュレーションを極めて簡
単に行うことができる。
【0009】本発明の第3の態様によれば、配置表オブ
ジェクト内に、異動指示に応じて、異動後の個人と異動
前の個人とを併記して表示するようにする。これによ
り、異動後の状態と異動前の状態とを同一画面上で簡単
に知ることができるので、人事異動シミュレーションを
極めて簡単に行うことができる。本発明の第4の態様に
より、個人の役職が兼務である場合に個人が兼務である
旨を表示させる。これにより、その個人の役職が本務か
兼務かが一目瞭然に判断でき、異動処理に一層便利にな
る。
【0010】本発明の第5の態様によれば、異動予定テ
ーブルを参照して配置表オブジェクト内に個人を追加
し、又は配置表オブジェクト内の個人を更新するように
する。これにより、異動予定テーブルに予め異動予定を
書き込んでおけば、自動的に異動処理がなされるので、
異動処理を極めて簡単且つ短時間に行うことができる。
本発明の第6の態様によれば、異動前個人テーブルは役
職順位の下位の者から順に読み出すことができる少なく
とも1つの個人レコードからなるように作成し、組織テ
ーブルは上位の組織から順に読み出すことができる少な
くとも1つの組織レコードからなるように作成するの
で、異動前個人テーブルと組織テーブルを順番に読み出
すことにより配置表オブジェクトのトリー構造を自動的
に作成することができる。
【0011】本発明の第7の態様によれば、組織テーブ
ルから指定された組織の組織レコードのみを順次読み出
して組織オブジェクトを作成し、異動前個人テーブルか
ら指定された役職をもつ個人のレコードのみを順次読み
出して個人オブジェクトを作成し、配置表オブジェクト
は組織オブジェクトの内容と個人オブジェクトの内容を
反映することにより作成することにより、配置表オブジ
ェクトの作成及び更新時間が短縮され、人事異動シミュ
レーションを一層短時間に行うことができる。
【0012】本発明の第8の態様によれば、異動予定テ
ーブルを参照して配置表オブジェクト内に個人オブジェ
クトを追加し、又は配置表オブジェクト内の個人オブジ
ェクトを更新するので、異動予定テーブルに予め異動予
定を書き込んでおけば、自動的に個人オブジェクトに対
する異動処理がなされ、異動処理を極めて簡単且つ短時
間に行うことができる。
【0013】本発明の第9の態様によれば、異動予定テ
ーブルの各レコードには、異動処理の順番を示す異動予
定番号と、異動元個人の個人コードと、異動元個人の兼
務番号と、配置換え、兼務又は兼務解除のいずれかの異
動区分と、異動先とを記載するので、個人オブジェクト
内の各項目に対する異動処理を確実に行うことができ
る。
【0014】本発明の第10の態様によれば、異動予定
テーブルに記載される異動先には、異動先の個人及び該
個人の役職と、異動先の組織のいずれかを記載するの
で、異動先が個人の役職の場合でも組織の場合でも確実
に異動処理を行うことができる。本発明の第11の態様
によれば、異動対象となる個人の個人オブジェクトを含
む配置表オブジェクトを表示装置の表示画面上に表示
し、異動対象となる個人を異動対象として選択し、異動
先となる個人の個人オブジェクトを表示装置の表示画面
上に表示し、異動先となる個人を異動先として選択し、
異動先の個人オブジェクトに異動対象となる個人の氏名
を異動させるので、異動予定テーブルに含まれていない
個人を新たな役職に異動させる異動シミュレーションも
簡単に行うことができる。
【0015】本発明の第12の態様によれば、異動対象
となる個人の個人オブジェクトを含む配置表オブジェク
トを表示装置の表示画面上に表示し、異動対象となる個
人を異動対象として選択し、異動先となる組織の組織オ
ブジェクトを表示装置の表示画面上に表示し、異動先と
なる組織を異動先として選択し、異動先の組織オブジェ
クトの子アイテムとして異動対象となる個人の氏名を含
む個人オブジェクトを追加するので、異動予定テーブル
に含まれていない個人を新たな組織の子アイテムに異動
させる異動シミュレーションも簡単に行うことができ
る。
【0016】本発明の第13の態様によれば、表示装置
の表示画面上に表示された配置表オブジェクト内の任意
の組織オブジェクトの根を選択することにより、該選択
された組織オブジェクトの子アイテムを表示させたり表
示を消去したりするので、人事異動シミュレーションを
一層簡単に行うことができる。本発明の第14の態様に
よれば、異動処理を行ったとき、異動後の位置にある個
人オブジェクトに異動前の個人が入っている場合は、該
異動前の個人の役職と氏名と該当する場合は兼務である
旨を示す情報とを異動後の個人の氏名と併記して表示さ
せるので、人事異動シミュレーションを極めて簡単に行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面によ
って詳述する。図1は本発明の1実施例による人事異動
シミユレーション装置を示すブロック図である。図示の
ように、人事異動シミユレーション装置は異動前個人テ
ーブル1と、異動前兼務テーブル2と、組織テーブル3
と、異動予定テーブル4と、メモリ5と、メモリ5内に
格納される配置表オブジェクト6、個人オブジェクト
7、及び組織オブジェクト8と、入力部9と、表示部1
0と、印字部11と、これらを制御する中央処理装置
(CPU)12とを備えている。テーブル1〜4はシス
テムの電源を切っても内容が消えないことが必要であ
り、また、更新する場合もあるので、ハードディスク上
のデータベースに格納することが好ましい。配置表オブ
ジェクト6、個人オブジェクト7、及び組織オブジェク
ト8は、異動指示の度に内容が代わるので、格納先とし
ては、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)が好まし
い。
【0018】配置表オブジェクト6、個人オブジェクト
7、及び組織オブジェクト8は、後に詳述するように、
CPU12は異動前個人テーブル1、異動前兼務テーブ
ル2、及び組織テーブル3の内容に基づいて配置表オブ
ジェクト6を作成して表示し、異動予定テーブル4の内
容に応じて異動対象となる個人及び組織に関係するデー
タを異動前個人テーブル1、異動前兼務テーブル2、及
び組織テーブル3から取り出して、個人オブジェクト7
及び組織オブジェクト8を作成し、配置表オブジェクト
6に反映させる。
【0019】図2は本発明の1実施例により表示部10
上に表示したい機能の1つを表す図である。図に示すよ
うに、本発明では例えば、部及び課をツリー構造で表示
し、開発1課の元の課長が「大和 四郎」であり、この
ポストに新たに「大和 次郎」を異動させたい場合に、
これら両人を一列に表示するようにし、且つ、開発2課
の課長の「大和 太郎」は他のポストと兼務である旨の
「兼務」の表示を「課長」の表示の前に表示するよう
に、配置表オブジェクト6に個人オブジェクト7と組織
オブジェクト8の内容を反映させる。
【0020】また、表示画面には、画面の上側に示され
ているように、部長、次長、課長、係長、一般、といっ
た役職のうちのどの役職を表示するかを選択する役職指
定部と、部、課、係といった組織のうちのどの組織まで
を表示するかを選択する組織指定部とを表示させる。図
3は異動前個人テーブル1のフォーマットの1例を示す
図である。この例では、異動前個人テーブル1は個人コ
ード、氏名、部、課、係、役職、及びその他の個人情報
で各個人のレコードが形成されている。個人情報として
は、例えば入社年月日や異動年月日等がある。個人コー
ドは各個人に割り当てられた識別番号であり、他のテー
ブルやオブジェクトでも同一の個人に対しては共通の個
人コードが使用される。
【0021】図4は異動前個人テーブル1の内容例を示
す表図である。この表では、「東花子」から「山口 律
子」までの各個人のレコードが、組織の下位の属する個
人から上位に属する個人まで階級順に記載されている
が、必ずしもこのように階級順に記載されている必要は
なく、後に詳述するように、異動前個人テーブル1の読
出時に組織の下位の属する個人のレコードから上位に属
する個人のレコードまでを役職の低い順に読み出すこと
ができればよい。同一部、同一課、又は同一係に属する
個人が複数いる場合は、例えば、入社年次の新しい方か
ら順に読み出す。例えば「相川 三郎」と「石川 二
郎」は共に、人事部、給与課、給与係であるが、「相川
二郎」は主任であり、「石川 二郎」は主任より上の
係長なので「相川 三郎」、「石川 二郎」の順に読み
出される。「東 花子」は給与課、給与係であり、「総
研 一太郎」は厚生課、施設係であって組織の上下関係
はないが、入社年月日が「東 花子」の方が新しいので
先に読み出される。
【0022】図5は異動前兼務テーブル2の内容例を示
す表図である。図の例では、個人コード2の人が兼務N
o.1として人事部、厚生課の課長を兼務しており、兼
務No.2として人事部、厚生課、施設係の係長を兼務
している。異動前個人テーブル1から、個人コード2の
人は人事部の次長である「横山 大蔵」であることがわ
かる。同様に、個人コード1の「山口 律子」は人事
部、人事課の課長を兼務している。この異動前兼務テー
ブル2を読み込む順番は任意である。
【0023】図6は組織テーブル3の内容例を示す表図
である。図の例では人事部の課及び係を表に表してい
る。この組織テーブル3は配置表に表示される順番に並
んでいるか、少なくともその順に読み出される必要があ
る。また、同一の組織の複数のレコードがある場合は、
上位の組織から順に記載する必要がある。例えば、給与
課と給与課、給与係とがある場合は給与課を先に記載
し、給与課、給与係をその後に記載する。
【0024】以上の異動前個人テーブル1、異動前兼務
テーブル2及び組織テーブル3が後に配置表オブジェク
ト6を作成する際に参照される。図7は異動予定テーブ
ル4の例を示す表図である。図の例では、異動対象とな
る各個人のレコードは、異動予定テーブル4は異動予定
No.、個人コード、兼務No.、異動区分、異動先、
及び役職からなっている。異動区分の種類は、配置換
え、兼務解除、及び兼務の3種類である。図示の例の各
々のレコードを以下に説明する。
【0025】異動予定No.1は個人コード6で兼務N
o.0の「石川 次郎」を、個人コード2の「横山 大
蔵」が兼務している兼務No.2の人事部、厚生課、施
設係、係長(図5の異動前兼務テーブルを参照)に配置
換えさせる予定であり、異動予定No.2は個人コード
2「横山 大蔵」が兼務している兼務No.2の人事
部、厚生課、施設係、係長の兼務解除を予定しており、
異動予定No.3は個人コード5で兼務No.0の「相
川 三郎」を、個人コード6の人事部、給与課、給与係
長の「石川 次郎」のポストに配置換え(昇格)させる
予定であり、異動予定No.4は個人コード8で兼務N
o.0の「東 花子」を、人事部、厚生課、施設係に配
置換え(ポスト新設)させる予定であり、異動予定N
o.5は個人コード1の「山口 律子」を兼務No.2
のとして人事部、厚生課、施設係を兼務させることを予
定しており、異動予定No.6は個人コード3で兼務N
o.0の「八尾 和樹」を、個人コード2の「横山 大
蔵」が兼務している兼務No.1の人事部、厚生課、課
長に配置換えさせる予定である。
【0026】異動前個人テーブル1、異動前兼務テーブ
ル2、組織テーブル3及び異動予定テーブル4の内容に
基づいて、配置表オブジェクト6、個人オブジェクト7
及び組織オブジェクト8が形成される。オブジェクトと
はメモリ5上で使用される新しい変数であり、現代のプ
ログラミング技術では一般的に扱われるものになってき
ている。即ち、その新しい変数であるオブジェクトと
は、従来の変数のように、データベース上の特定の内容
をデータとして記憶するだけではなく、その記憶内容を
内蔵するメソッドにしたがって変更する機能も持ってい
る。
【0027】図8は配置表オブジェクト6の構成図であ
る。図示のように、配置表オブジェクト6はメソッドと
データからなっている。データはアイテム
〔0〕〜アイ
テム〔n〕からなり、アイテム〔i〕には、個人オブジ
ェクト7又は組織オブジェクト8のいずれかが入る。メ
ソッドにはAddChild A,Bと、AddChildFirst A,B と、In
sert A,Bと、Delete Aという命令がある。これらの命令
はプログラミング技術の分野において知られている。そ
れらの機能は図8の表図に記載してある通りであり、例
えばAddChild A,BではA アイテムの子アイテムの最後に
B アイテムを追加する。具体的には図16以降により後
に詳述する。
【0028】図9は個人オブジェクト7の構成図であ
る。図示のように、個人オブジェクト7はデータのみか
らなり、そのデータは表示部、役職、元個人、元兼務N
o.、元個人異動予定No.異動済みフラグ、新個人、
新兼務No.、新個人異動予定No.からなっている。
このような個人オブジェクト7が画面上で指定された個
人毎に作成される。
【0029】図10は組織オブジェクト8の構成図であ
る。図示のように、組織オブジェクト8はメソッドとデ
ータからなっており、データは、組織テーブル3から読
み出されたレコードの組織名の中で最下位の組織の組織
名、即ち部名、課名または係名のいずれかを画面に表示
させる表示部と、そのレコードにおける最下位の組織が
部、課、又は係のいずれであるかを示す部分と、アイテ
ムIndex[0]〜アイテムIndex[n]からなっている。アイテ
ムIndex[j]にはこの組織オブジェクトの子アイテムのIn
dex 番号( 配置表オブジェクト6のアイテム[i] のi)が
入る。
【0030】組織オブジェクト8内のメソッドにはGetF
irstChild とGetNextChild Aがある。これらの命令もプ
ログラミング技術の分野において知られている。それら
の機能は図10の表図に記載してある通りであり、例え
ばGetFirstChild はこの組織オブジェクトの先頭の子ア
イテムをその組織に返す関数である。また、GetNextChi
ld Aとはこの組織オブジェクトの子アイテムであるA ア
イテムの次の子アイテムを返す関数である。
【0031】図11は上記組織オブジェクト及び個人オ
ブジェクトのフォーマットの例を示す図である。図4の
異動前個人テーブル1からは、7個の個人オブジェクト
が形成される。また、図6の組織テーブル3からは6個
の組織オブジェクトが形成される。異動前個人テーブル
1及び組織テーブル3を参照せずに、画面上で組織又は
個人を指定することにより、新たに組織オブジェクト及
び個人オブジェクトを作成することもできる。
【0032】図12は異動予定テーブル4の内容の反映
の前後の配置表オブジェクト6の前半の構造を示す図、
図13は異動予定テーブル4の内容を反映する前の配置
表オブジェクト6の後半の構造を示す図である。図14
は異動予定テーブル4の内容を反映した後の配置表オブ
ジェクト6の構造を示す図である。
【0033】以下の説明により、図12〜図14の配置
表オブジェクト6がどのようにして作成されるかを説明
する。図15は本発明の一実施例による人事異動シミュ
レーション方法における全体の処理の流れを示すフロー
チャートである。先ずステップ(1)では異動前個人テ
ーブル1と組織テーブル3の全ての内容をステップ
(2)とステップ(3)で読み込むための条件を設定す
る(処理151)。この処理はシステムの電源を立ち上
げ後、1回だけ行われる。ステップ(2)で組織テーブ
ル3を参照して、配置表オブジェクト6に組織オブジェ
クト8を追加する(処理152)。ステップ(3)で異
動前個人テーブル1を参照して、配置表オブジェクト6
に個人オブジェクトを追加する(処理153)。ステッ
プ(4)で異動前兼務テーブル2を参照して、配置表オ
ブジェクト6に個人オブジェクトを追加する(処理15
4)。ステップ(5)で異動予定テーブル4を参照し
て、配置表オブジェクト上の個人オブジェクトを追加訂
正する(処理155)。ステップ(4)が終わった段階
では図12及び図13に示した配置表オブジェクト6が
形成されている。ステップ(5)が終わった段階では図
12及び図14に示した配置表オブジェクト6が形成さ
れ画面に表示されている。画面の表示例は図36及び図
37に示されている。
【0034】次いでステップ(6)で画面の再表示、処
理の終了、又は異動処理のためにマウス等を使用してオ
ペレータがの画面上の所望の位置をクリックすることに
より画面入力をする(処理156、図36参照)。ステ
ップ(7)で画面入力が画面再表示であれば(つまり、
画面上の「再表示」のボタンをクリックすると)、ステ
ップ(2)に戻り、配置表オブジェクト6の作成及び更
新をやり直す。ステップ(7)でNoであればステップ
(8)に進み、画面入力が処理の終了であれば処理を終
了し、処理の終了でなければステップ(9)に進んで異
動処理を行い、再びステップ(6)に戻る。
【0035】図16〜図19は前述のように図15のス
テップ(2)〜(5)において配置表オブジェクト6を
作成または更新する際に使用する命令の内容を説明する
図である。図16において、AddChild A,BはアイテムA
の最後の子アイテムD の次にアイテムB を追加する、と
いう命令である。
【0036】図17において、AddChildFirst A,B はア
イテムA の最初の子アイテムC の前にアイテムB を追加
する、という命令である。図18において、Insert C,E
はアイテムC の位置にアイテムE を挿入し、アイテムC
以降を1つ下にずらす、という命令である。図19にお
いて、Delete DはアイテムD を削除する、という命令で
ある。本実施例では個人オブジェクトのみが削除の対象
になり得る。
【0037】次に図15のステップ(2)〜(5)を図
20以降により説明する。図20はステップ(2)によ
り配置表オブジェクトに組織オブジェクトを追加する処
理の詳細を説明するフローチャートである。同図におい
て、ステップ201で配置表オブジェクト6のすべての
アイテムを削除して、配置表オブジェクト6を初期化す
る。ステップ202で配置表オブジェクト6にルートア
イテムを作成する。この段階で、図12の「全体」とい
うルートアイテムのみが出来ている。ステップ203で
現在の部及び現在の課をルートアイテムとする。ステッ
プ204で組織テーブル3内のレコードを順番に読む。
この場合、図36の上の部分に示される○部、○課、○
係という組織選択部のいずれかをチェックすることによ
り部だけ、課まで、あるいは係までのいずれを表示させ
るかを画面上で指定でき、読み出すレコードは画面上で
指示された組織だけである。
【0038】読み出した各レコードは図11に示した組
織オブジェクトとして編集される。前述したように、組
織テーブル3を読み出す場合、その読み出し順序は上位
の組織から順番に読み出さなければならず、また、例え
ば同一の課に複数のレコードがある場合はその同一の課
内で上位の組織から順番に読み出す。具体的には、各レ
コードは例えば、人事部は“100”、人事部、人事課
は“110”、人事部、給与課は“120”、人事部、
給与課、給与係は“121”、人事部、厚生課は“13
0”、人事部、厚生課、施設係は“131”というよう
にコード化しておけば、上記の順番に読み出すことが可
能になる。
【0039】ステップ204で最後のレコードを読み出
した後であれば、ステップ205で終了となり、図15
のステップ(3)に進む。ステップ205で終了でなけ
ればステップ206に進み、読み出したレコードに
「係」があるかを判定し、あればステップ207の処理
をし、なければステップ208で「課」があるかを判定
し、あればステップ209の処理をし、なければステッ
プ210の処理をする。
【0040】例えば、図6の組織テーブル3のすべてを
読み出す場合、最初のレコード「人事部」を読み出す
と、ステップ206及び208ではいずれもNoであ
り、ステップ210にて「AddChild ルートアイテム,
人事部」が実行され、現在の部アイテムが「全体」とい
うルートアイテムから「人事部」に変更される。この結
果、図12の「全体」の子アイテムとして「人事部」が
追加される。
【0041】次に図6の2番目のレコード「人事部、人
事課」を読み出すと、ステップ208でYesとなりス
テップ209でAddChild人事部, 人事課が実行され、現
在の課アイテムである「全体」が「人事課」に変更され
る。この結果、図12の「人事部」の子アイテムとして
「人事課」が追加される。同様にして、3番目のレコー
ドを読み出すことにより、現在の課アイテムである「人
事課」が「給与課」に変更され、図12の「人事部」の
子アイテムの最後である「人事課」の次に「給与課」が
追加される。
【0042】4番目のレコード「人事部、給与課、給与
係」を読み出すと、ステップ206でYesとなってAd
dChild 給与課, 給与係が実行され、図12の「給与
課」の子アイテムとして「給与係」が追加される。以下
同様にして、図6に示した組織テーブル3のすべてを読
み出してステップ(2)を実行した結果の配置表オブジ
ェクト6の画面表示を図21に示す。
【0043】以上のように、読み込んだ組織テーブルの
レコードに含まれる組織のうち最下位の組織をその最下
位の組織を子アイテムとする親組織にトリー構造で結合
させて、組織オブジェクトが作成され配置表オブジェク
トに反映される。図22はステップ(3)の詳細を説明
するフローチャートである。同図において、ステップ2
21で異動前個人テーブル1を読む。この場合も、図3
6の画面内の上側に示した□部長、□次長、□課長、□
係長、□一般という役職指定部の所望の□をチェックす
ることにより、どの役職の個人を表示するかを画面上で
指定できる。異動前個人テーブル1の読み出し順序も前
述のように、図4の異動前個人テーブル1において下位
の役職の個人から順番に読み出さなければならず、ま
た、例えば同一の役職に複数のレコードがある場合はそ
の同一の役職内で例えば入社年月日の新しい方から読み
出す。
【0044】これにより、個人オブジェクトを簡単に、
役職順に表示できるように配置表オブジェクトに個人オ
ブジェクトを追加する事が出来る。組織オブジェクトと
個人オブジェクトが、同一組織オブジェクトに子アイテ
ムとして存在する時、個人オブジェクトの方が、組織オ
ブジェクトの上に表示されなければならない。この為、
配置表オブジェクトに既に組織オブジェクトが追加され
ている中に、個人オブジェクトを追加する時、子アイテ
ムの最後に個人オブジェクトを追加すると、子アイテム
の中に既に組織オブジェクトが存在すれば、その組織オ
ブジェクトの下に個人オブジェクトが追加されてしま
う。
【0045】この事を避ける為に、個人オブジェクトを
追加する時は、子アイテムの最初に個人オブジェクトを
追加する。これにより、既に組織オブジェクトが子アイ
テムとして存在しても、その組織オブジェクトの上に個
人オブジェクトが追加される。さらに同じ組織オブジェ
クトの子アイテムに個人オブジェクトを追加すると、先
に追加された個人オブジェクトの上に、その個人オブジ
ェクトが追加される。よって、先に読み出される異動前
個人テーブル1のレコードの役職は、次のレコードの役
職より下位の役職でなければならない。
【0046】仮に、異動前個人テーブルで、役職が上位
のレコードから読み出すとすると、子アテイムの最初に
追加という単純な処理が使えず、しかるべき位置を検索
して、個人オブジェクトを挿入するという複雑な処理が
必要となる。ステップ222で指定されたレベルのすべ
てのレコードの読み出しが終了すると図15のステップ
(4)に進む。終了でなければステップ223で異動前
個人テーブル1の部と一致する組織オブジェクト(部)
を検索する。
【0047】これにより、異動前個人テーブル1から読
み込んだレコード内に含まれる組織のうち最下位の組織
の直上の組織の最初の子アイテムとしてそのレコードを
追加する。以下、図4に示した異動前個人テーブル1の
すべてを読む場合について、具体的に説明する。
【0048】先ずステップ221で異動前個人テーブル
1の最初のレコードである「東 花子」のレコードを読
む。ステップ222では異動前個人テーブル1の読み出
し終了ではないので、ステップ223に進み、読み出し
たレコードにある人事部に一致する部、即ち人事部の組
織オブジェクト8を検索する。次にステップ224で
「東 花子」は部付きかを判定する。部付きとは例えば
部長とか次長であって課長、係長の配下にはない役職を
いう。「東 花子」は人事部、給与課、給与係であり部
付きではないので、ステップ226に進み、人事課の組
織オブジェクトを検索する。図21に示したように、配
置表オブジェクトには人事課の組織オブジェクトがすで
に存在しているので、ステップ231に進み、その個人
は課付きかを判定する。「東 花子」は給与係であり課
付きではないので、ステップ233に進む。そして、給
与係の組織オブジェクトを検索する。図21に示したよ
うに配置表オブジェクトには給与係の組織オブジェクト
が存在するのでステップ236で「AddChildFirst 人事
係, 東 花子の個人オブジェクト」を実行する。東花子
の個人オブジェクトには異動予定テーブル4の内容が反
映される前なので、異動済みフラグはOFFとなってお
り、元個人の欄には東 花子の個人コード8が入り、他
の欄はこの段階ではブランクになっている。この結果、
配置表オブジェクト6には人事部、人事課の下の給与係
というアイテムの子アイテムの最初のアイテムとして東
花子の個人オブジェクトが追加される。この状態で
は、図13において「係長 石川 次郎」及び「主任
相川 次郎」は未だ配置表オブジェクトには追加されて
いない。
【0049】次にステップ221に戻り異動前個人テー
ブル1の2番目のレコードである「総研 一太郎」のレ
コードを読む。この場合も、「東 花子」の場合と同様
にしてステップ236まで進み、「AddChildFirst 組織
オブジェクトの施設係, 個人オブジェクト」を実行す
る。「総研 一太郎」の個人オブジェクトには異動予定
テーブル4の内容が反映される前なので、異動済みフラ
グはOFFとなっており、元個人の欄には「総研 一太
郎」の個人コード7が入り、他の欄はこの段階ではブラ
ンクになっている。この結果、配置表オブジェクト6に
は人事部、厚生課の下の施設係というアイテムの子アイ
テムの最初のアイテムとして「総研 一太郎」の個人オ
ブジェクトが追加される。この状態では、図13におい
て施設係には「兼 係長 横山 大蔵」は未だ配置表オ
ブジェクトには追加されていない。
【0050】次に再びステップ221に戻り異動前個人
テーブル1の3番目のレコードである「相川 三郎」の
レコードを読む。この場合も、「東 花子」の場合と同
様にしてステップ236まで進み、「AddChildFirst 組
織オブジェクトの給与係, 個人オブジェクト」を実行す
る。「相川 三郎」の個人オブジェクトには異動予定テ
ーブル4の内容が反映される前なので、異動済みフラグ
はOFFとなっており、元個人の欄には「相川 三郎」
の個人コード5が入り、「役職」欄には「主任」がはい
る。他の欄はブランクである。この結果、配置表オブジ
ェクト6には人事部、給与課の下の給与係というアイテ
ムの子アイテムの最初のアイテムとして「相川 三郎」
の個人オブジェクトが追加される。この状態では、図1
3において給与係には「主任 相川 三郎」が最初の子
アイテムである、「東 花子」は2番目の子アイテムと
なっており、「係長 石川 次郎」の個人オブジェクト
は未だ配置表オブジェクトには反映されていない。
【0051】次に再びステップ221に戻り異動前個人
テーブル1の4番目のレコードである「石川 次郎」の
レコードを読む。この場合も、「東 花子」の場合と同
様にしてステップ236まで進み、「AddChildFirst 組
織オブジェクトの給与係, 個人オブジェクト」を実行す
る。「石川 次郎」の個人オブジェクトには異動予定テ
ーブル4の内容が反映される前なので、異動済みフラグ
はOFFとなっており、元個人の欄には「石川 次郎」
の個人コード6が入り、「役職」欄には「係長」が入
る。他の欄はブランクである。この結果、配置表オブジ
ェクト6には人事部、給与課、給与係というアイテムの
子アイテムの最初のアイテムとして「石川次郎」の個人
オブジェクトが追加される。この状態で、図13に示す
通り、給与係には「係長 石川 次郎」が最初の子アイ
テムであり、「主任 相川 三郎」は2番目の子アイテ
ムとなっており、「東 花子」は3番目の子アイテムと
なっている。
【0052】同様にして、「八尾 和樹」の個人オブジ
ェクトが給与課の最初の子アイテムとして追加される。
異動前個人テーブル1の最後の2つのレコードは両者と
も部付きなので、図22のステップ225でAddChiledF
irst人事部, 「横山 大蔵」の個人オブジェクト、及び
AddChiledFirst人事部, 「山口 律子」の個人オブジェ
クトをそれぞれ実行して、図12に示されるように、人
事部の最初の子アイテムに「山口 律子」の個人オブジ
ェクトが加わり、次の子アイテムに「横山 大蔵」の個
人オブジェクトが加わる。
【0053】以上により、図12及び図13に示した異
動予定テーブル4反映前の配置表オブジェクト6が完成
し、その配置表オブジェクト6の画面表示部(図11参
照)が表示部10に表示される。但し、この段階では異
動前兼務テーブル2の内容は未だ反映されていない。図
24は図15のステップ(4)の詳細を説明するフロー
チャートである。同図において、ステップ241で図7
の異動前兼務テーブル2を読む。この場合も、図36の
上に示した□部長、□次長、□課長、□係長、□一般の
なかの所望の□をチェックすることにより、どの役職の
兼務を配置表オブジェクトに反映させるかを画面上で指
定できる。異動前兼務テーブル2の読み出し順序は任意
であるが、ここでは個人コードと兼務No.の順に読む
ことにする。図7の異動前兼務テーブル2では、「横山
大蔵」は人事部、厚生課の課長と、人事部、厚生課、
施設係、係長との2つの役職を兼務する予定である。
【0054】ステップ242で指定されたレベルのすべ
てのレコードの読み出しが終了すると図15のステップ
(5)に進む。終了でなければステップ243で異動前
兼務テーブルの組織と一致する組織オブジェクトを検索
する。以下、図5に示した異動予定テーブル4のすべて
を読む場合について、具体的に説明する。
【0055】先ずステップ241で異動前兼務テーブル
2の最初のレコードである個人コード2(横山 大蔵)
の兼務No.1を読む。ステップ242では最後のレコ
ードを読み終わっていないのでステップ243に進み、
異動前兼務テーブル2の組織と一致する組織オブジェク
トを検索する。いまの場合は、読み込んだ異動前兼務テ
ーブル2のレコードに記載されている組織は人事部、厚
生課、課長であり、先ず人事部の組織オブジェクトを検
索し、次いで厚生課の組織オブジェクトを検索する。
【0056】次いでステップ244で取得アイテムを、
組織オブジェクト.GetFirstChildにする。即ち、組織
オブジェクトのメソッドであるGetFirstChild を使って
取得アイテムを得る。個人コード2(横山 大蔵)の兼
務No.1の場合は、組織オブジェクトは厚生課であ
り、その最初の子アイテムは現段階では施設係であるの
で、取得アイテムは施設係となる。
【0057】次いでステップ245の判断では、取得ア
イテムが個人オブジェクトの場合は取得アイテムの役職
順位<異動前兼務テーブルにおける役職順位か、取得ア
イテムが個人オブジェクトではなく組織オブジェクトで
あったか、又は取得アイテムが存在しないか、を判定す
る。個人コード2(横山 大蔵)の兼務No.1の場合
は、取得アイテムは施設係という組織オブジェクトであ
り、個人オブジェクトではないので、Yesとなりステ
ップ247に進み、取得アイテムがあるので、「Insert
施設係, 横山 大蔵の個人オブジェクト」を実行する。
この結果、図13に示すように、厚生課と施設係の間
に、「兼 課長 横山 大 蔵」の個人オブジェクトが
追加される。
【0058】次にステップ241に戻り異動前兼務テー
ブル2の2番目のレコードである個人コード2(横山
大蔵)の兼務No.2を読む。ステップ242では最後
のレコードを読み終わっていないのでステップ243に
進み、異動前兼務テーブル2の組織と一致する組織オブ
ジェクトを検索する。いまの場合は、読み込んだ異動前
兼務テーブル2のレコードに記載されている組織は人事
部、厚生課、施設係、係長であり、先ず人事部、厚生
課、施設係を順次検索する。
【0059】次いでステップ244で取得アイテムを、
組織オブジェクト.GetFirstChildにより得る。即ち、
個人コード2(横山 大蔵)の兼務No.2の場合は、
組織オブジェクトは施設係であり、その最初の子アイテ
ムは「総研 一太郎」の個人オブジェクトであるので、
取得アイテムは「総研 一太郎」である。次いでステッ
プ245の判断では、取得アイテム(総研 一太郎)の
役職順位<異動前兼務テーブル2(横山 大蔵)の役職
順位(係長)となるので、Yesとなりステップ247
に進み、所得アイテムがあるので、「Insert総研 一太
郎 、横山 大蔵の個人オブジェクト」を実行する。こ
の結果、図13に示すように、施設係の子アイテムとし
て「兼 係長 横山 大蔵」の個人オブジェクトが追加
される。
【0060】次に再びステップ241に戻り異動前兼務
テーブル2の3 番目のレコードである個人コード1 (山
口 律子)の兼務No.1を読む。ステップ242では
最後のレコードを読み終わっていないのでステップ24
3に進み、異動前兼務テーブル2の組織と一致する組織
オブジェクトを検索する。いまの場合は、読み込んだ異
動前兼務テーブル2のレコードに記載されている組織は
人事部、人事課、課長であり、先ず人事部、人事課を順
次検索する。
【0061】次いでステップ244で取得アイテムを、
組織オブジェクト.GetFirstChildにより得る。即ち、
個人コード1(山口 律子)の兼務No.1の場合は、
組織オブジェクトは人事課であり、その最初の子アイテ
ムは現段階では存在しないので、取得アイテムは「な
し」である。次いでステップ245の判断では、取得ア
イテムが存在しないので、Yesとなりステップ247
に進み、取得アイテムがないので、「AddChild人事課,
山口律子の個人オブジェクト」を実行する。この結果、
図12に示すように、人事課の子アイテムとして「兼
課長 山口 律子」の個人オブジェクトが追加される。
【0062】以上により、図12及び図13に示した、
異動予定テーブル4反映前で異動前兼務テーブル2を反
映した配置表オブジェクト6が完成し、その画面表示部
が表示部10に表示される。図25及び図26は図15
のステップ(5)における異動予定テーブルを参照して
個人オブジェクトの追加訂正をする動作の詳細を説明す
るフローチャートである。異動の種類としては、図7の
異動予定テーブル4からわかるように、「配置換え」
と、「兼務」と、「兼務解除」がある。また、異動先と
しては個人の役職を指定する場合と、部、課、係の何れ
かの組織を指定する場合とがある。
【0063】先ずステップ251で図7に示した異動予
定テーブル4を1レコードづつ読む。異動予定No.1
のレコードには個人コード6(石川 次郎)の異動予定
が記載されている。その異動区分は「配置換え」であ
り、異動先の元個人コードは2(横山 大蔵)で元兼務
No.は2であり、異動先での役職は係長である。ステ
ップ252では終了ではないのでステップ253に進
み、読み込んだレコードに記載の異動区分が「兼務」で
はないのでステップ254に進み、読み込んだレコード
内の個人コードを「元個人」コードとして持ち、読み込
んだレコード内の兼務No.を「元兼務No.」として
持つ個人オブジェクトを配置表オブジェクト6から検索
する。異動予定No.1のレコードについては、読み込
んだレコード内の個人コードは“6”で兼務No.は
“0”であり、これらが図13の配置表オブジェクト6
における給与係の子アイテムの「係長 石川 次郎」の
個人オブジェクト内の「元個人」コード及び「元兼務N
o.」(図11参照)に一致するので、ステップ255
でNoとなり、ステップ256で「係長 石川 次郎」
の個人オブジェクトの異動済みフラグをONにする。
【0064】そして、ステップ257では異動区分が
「兼務解除」ではないので、図26のステップ261に
進み、異動先が判定される。今の場合は、異動先は係長
という個人であって組織ではないのでステップ262に
進み、異動予定No.1における異動先の個人コード
“2”及び兼務No.“2”に一致する「元個人」コー
ド及び「元兼務No.」を持つ個人オブジェクトを検索
する。今の場合、「兼 係長 横山 大蔵」の個人オブ
ジェクトが配置表オブジェクト6から検索される。した
がって、ステップ263ではNoであり、ステップ26
4で上記「兼 係長横山 大蔵」の個人オブジェクトの
「新個人」コードの欄に今読み込んでいるレコードの個
人コード“6”をセットし、ステップ265で「新個人
異動予定No.」の欄に今読んでいるレコードの異動予
定No.“1”をセットする。
【0065】この段階では、図13の給与係の子アイテ
ムである「係長 石川 次郎」の個人オブジェクト内の
異動済みフラグがONに変更されており、施設係の子ア
イテムである「兼 係長 横山 大蔵」の個人オブジェ
クトの「新個人」に“6”が入り、「新兼務No.」の
欄に“0”が入り、「新個人異動予定No.」の欄に
“1”が入った状態である。そして、この状態になると
後に詳述するように自動的に図13の「係長 石川 次
郎」という画面表示部が図14に示されるように(係長
石川 次郎)と括弧でくくられ、且つ画面表示部内の
右側に異動されて表示され、係長 石川 次郎は異動済
みであることが画面上で認識できる。ただし、施設係の
子アイテムである「兼 横山 大蔵」の個人オブジェク
ト内の「新個人」、「新兼務No.」、「新異動予定N
o.」にそれぞれ“6”、“0”、“1”が入っている
が、その異動済みフラグはOFFのままであり、画面表
示部は「係長 石川 次郎 兼 係長 横山 大蔵」
となる。
【0066】次にステップ251に戻り、異動予定N
o.2のレコードを読む。このレコードには個人コード
2(横山 大蔵)の兼務No.2の異動予定が記載され
ている。その異動区分は「兼務解除」である。ステップ
252では終了ではないのでステップ253に進み、読
み込んだレコードに記載の異動区分が「兼務」ではない
のでステップ254に進み、読み込んだレコード内の
「個人コード」“2”を「元個人」コードとして持ち、
読み込んだレコード内の「兼務No.」“2”を元兼務
No.として持つ個人オブジェクトを配置表オブジェク
ト6から検索する。こうして施設係の子アイテムの一つ
である「兼 係長 横山 大蔵」の個人オブジェクトが
配置表オブジェクト6から検索される。個人オブジェク
トが見つかったので、ステップ255でNoとなり、ス
テップ257でその個人オブジェクトの異動済みフラグ
をONにする。次いでステップ257では異動区分が
「兼務解除」なのでYesとなりステップ258では個
人オブジェクトが見つかっているのでNoとなってステ
ップ259が実行される。ステップ259では、「兼
係長 横山 大蔵」の個人オブジェクト内の「元個人異
動予定No.」の欄に異動予定No.の“2”をセット
し、リターンする。
【0067】これにより、図13の「係長 石川 次郎
兼 係長 横山 大蔵」の個人オブジェクトは図1
4の「係長 石川 次郎 (兼 係長 横山 大蔵)」
を画面表示部とする個人オブジェクトに変更される。そ
の結果、、施設係 の新係長が石川 次郎であり、元は
兼務の係長 横山 大蔵であったことが画面上で認識で
きる。
【0068】再びステップ252では異動予定No.3
のレコードを読むと、個人コード5(相川 三郎)の兼
務No.0の異動予定が記載されている。その異動区分
は「配置換え」であり、異動先の個人コードは6(石川
次郎)で兼務No.は0であり、異動先での役職は係
長である。この場合は、異動予定No.1の処理と同様
にして、図13に示されている給与係の子アイテムの一
つである「主任 相川 三郎」の個人オブジェクトの
「異動済みフラグ」がONになり、給与係の子アイテム
の他の一つである「係長 石川 次郎」の個人オブジェ
クトの「新個人」の欄には「相川 三郎」の個人コード
“5”が入り、「新兼務No.」の欄には“0”が入
り、「新個人異動予定No.」の欄には異動予定No.
“3”が入る。
【0069】この状態では「主任 相川 三郎」の個人
オブジェクトの画面表示部は(主任相川 三郎)が括弧
書きで画面表示部の右に移動されて表示されて、主任
相川 三郎は異動したことが認識できる。同時に、「係
長 石川 次郎」の個人オブジェクトの画面表示部は、
「係長 相川 三郎 (係長 石川 次郎)」と表示さ
れて、係長の石川 次郎は異動し、後任に相川 三郎が
入ってきたことが認識できる。
【0070】再びステップ252に戻って異動予定N
o.4のレコードを読むと、個人コード8(東 花子)
の兼務No.0の異動予定が記載されている。その異動
区分はやはり「配置換え」であるが、異動先は個人では
なく、人事部、厚生課、施設係、という組織である。こ
の場合もステップ256で給与係の子アイテムの一つで
ある「東 花子」の個人オブジェクト内の異動済みフラ
グをONにする。そして、図26のステップ261の判
定の結果、ステップ266〜271を実行する。この内
ステップ266〜270は図24のステップ243〜2
47とほぼ同じ動作である。即ち、ステップ266で異
動予定テーブルの異動先組織「人事部、厚生課、施設
係」と一致する組織オブジェクト「施設係」を検索す
る。次いでステップ267で取得アイテムを、組織オブ
ジェクト.GetFirstChild にする。即ち、組織オブジェ
クトのメソッドであるGetFirstChild を使って取得アイ
テムを得る。今の場合、組織オブジェクトは施設係であ
り、その最初の子アイテムは現段階では「係長 石川
次郎 (兼 係長 横山 大蔵)」を画面表示部にもつ
個人オブジェクトでありこれが取得アイテムとなる。
【0071】次いでステップ268の判断では、取得ア
イテムが個人オブジェクトの場合は取得アイテムの役職
順位<異動予定の役職順位か、取得アイテムが個人オブ
ジェクトではなく組織オブジェクトであったか、又は取
得アイテムが存在しないか、を判定する。今の場合は個
人オブジェクト「係長 石川 次郎 (兼 係長 横山
大蔵)」の役職と異動予定である「人事部、人事課、
施設係」の役職とを比較し、係長は異動先の「役職な
し」より上の位なのでステップ268の判定はNoとな
り、ステップ269にて「取得アイテム=組織オブジェ
クト.GetNextChild取得アイテム」を実行する。施設係
という組織オブジェクトの子アイテムである取得アイテ
ム「兼 係長 横山 大蔵」の次の子アイテムは「総研
一太郎」の個人オブジェクトであり、これを取得アイ
テムとする。そして再びステップ268の判定で、「総
研 一太郎」の役職なしと、異動先の「役職なし」を比
較し、Noなのでステップ269で「総研 一太郎」の
次の子アイテムを取得アイテムとしようとするが、「総
研 一太郎」の次の子アイテムは存在しないので、ステ
ップ268の判定でYesとなりステップ270に進
む。
【0072】ステップ270では取得アイテムがないの
で、「AddChild 組織オブジェクト, 個人オブジェク
ト」を実行する。ここでの個人オブジェクトは今読んで
いるレコードの個人コード8に対応する個人オブジェク
トであり、したがって、「AddChild 施設係, 「東 花
子」の個人オブジェクト」を実行する。この結果、図1
4に示すように、施設係の子アイテムの最後である「総
研 一太郎」の個人オブジェクトの次に「東 花子」の
個人オブジェクトが追加され、その「新個人」の欄に
“8”が入り、「新兼務No」の欄に“0”が入り、
「異動済みフラグ」欄にはOFFが入る。次いでステッ
プ271で「東 花子」の個人オブジェクトの「新個人
異動予定No.」の欄に異動予定No.“4”をセット
する。
【0073】再びステップ252に戻って異動予定N
o.5のレコードを読むと、個人コード1(山口 律
子)の異動予定が記載されている。その異動区分は「兼
務」であり、兼務先は人事部、厚生課、施設係、係長と
いう組織である。異動前兼務テーブル2には個人コード
“1”の兼務No.の“1”が既に存在しているので、
この異動予定No.5では兼務No.は“2”である。
この場合は図25のステップ253でyesとなりステ
ップ257でNoとなって、図26のステップ261の
判定の結果、ステップ266〜271を実行する。ステ
ップ271の処理が終了すると、施設係の子アイテムと
して「兼 係長 山口 律子」の個人オブジェクトが挿
入され、その異動済みフラグはOFFであり、「新個
人」の欄は個人コード“1”が入り、「新兼務No.」
の欄には兼務No.“2”が入り、「役職」欄には「係
長」が入る。次いで、ステップ271では「新個人異動
予定No.」の欄に異動予定No.“5”を入れる。こ
うして、図14に示されるように、施設係には「兼 係
長 山口 律子」の個人オブジェクトが形成され、画面
表示部に表示される。
【0074】再びステップ252に戻って異動予定N
o.6のレコードを読むと、個人コード3(八尾 和
樹)の異動予定が記載されている。その異動区分は「配
置換え」であり、移動先は個人コード2(横山 大蔵)
の兼務No.1(人事部、厚生課)の課長という個人で
ある。この場合は図25のステップ252では終了では
ないのでステップ253に進み、読み込んだレコードに
記載の異動区分が「兼務」ではないのでステップ254
に進み、異動予定No.1の場合と同様に「八尾和樹」
の兼務No.0の個人オブジェクトを検索し、給与課の
子アイテムである「課長 八尾 和樹」の個人オブジェ
クトを見つけ、ステップ255でNoとなり、ステップ
256で「課長 八尾 和樹」の個人オブジェクトの異
動済みフラグをONにする。
【0075】そして、ステップ257では異動区分が
「兼務解除」ではないので、図26のステップ261に
進み、異動先が判定される。今の場合は、異動先は課長
という個人であって組織ではないのでステップ262に
進み、異動予定No.6における異動先の個人コード
“2”及び兼務No.“1”に一致する「元個人」コー
ド及び「元兼務No.」を持つ個人オブジェクトを検索
する。今の場合、厚生課の「兼 課長 横山 大蔵」の
個人オブジェクトが配置表オブジェクト6から検索され
る。したがって、ステップ263ではNoであり、ステ
ップ264で上記「兼 課長 横山 大蔵」の個人オブ
ジェクトの「新個人」コードの欄に今読み込んでいるレ
コードの個人コード“3”をセットし、ステップ265
で「新個人異動予定No.」の欄に今読んでいるレコー
ドの異動予定No.“6”をセットする。
【0076】この段階では、図13の給与課の子アイテ
ムである「課長 八尾 和樹」の個人オブジェクト内の
異動済みフラグがONに変更されており、画面表示部で
は(課長 八尾 和樹)と括弧でくくられて右に異動さ
れている。また、厚生課の子アイテムである「兼 課長
横山 大蔵」の個人オブジェクトの「新個人」に
“3”が入り、「新兼務No.」の欄に“0”が入り、
「新個人異動予定No.」の欄に“6”が入っている
が、異動済みフラグはOFFのままであり、画像表示部
は「課長 八尾 和樹 兼 係長 横山 大蔵」となっ
ており、厚生課 課長に八尾 和樹が異動してきたが、
「兼 係長 横山 大蔵」は未だ兼務解除されていない
ことが認識できる。
【0077】以上の動作により、図14に示した、異動
予定テーブル反映後の配置表オブジェクトが完成し、そ
の画面表示部が表示部10に表示される。次に、図15
のステップ(6)以降で、実際の異動処理が行われる。
図27及び図28は図15におけるステップ(6)の詳
細を説明するフローチャートである。ここでは、実際の
異動処理の際に使用される異動指示の各種条件をメモリ
上に記憶させる処理を行う。
【0078】図27において、ステップ272で配置表
画面の入力が行われる。この処理の詳細はステップ(1
1)として図32のフローチャートにより説明される。
即ち、図32において、ステップ321でスクロールバ
ーの操作、個人オブジェクトの表示、組織オブジェクト
の表示、または組織オブジェクトの根の選択により組織
オブジェクトの子アイテムの表示又は表示の消去が可能
である。スクロールバーを操作する場合はステップ32
2で配置表を前進又は後退させるようにスクロールさせ
る。配置表オブジェクトの中の個人オブジェクトを表示
画面上の「選択」ボタンをクリックする等により選択す
ると、ステップ324で選択された個人の情報が画面に
表示される。例えば図36に示す画面ではその個人の氏
名、部、課、係、等が表示され、その他、写真や、入社
年月日等、異動年月日等の個人情報を表示させてもよ
い。ステップ325で組織オブジェクトを選択するとス
テップ326で選択された組織の情報が画面に表示され
る。組織オブジェクトの根とは、例えば、図36の「全
体」、「人事部」、「人事課」、「給与係」、といった
各組織の左に示されているボックスであり、これをクリ
ックすることによりその組織オブジェクトの子アイテム
を表示させたり(ステップ330)、その組織オブジェ
クトの子アイテムの表示を消したり(ステップ329)
する。即ち、ステップ328で組織オブジェクトの子ア
イテムが表示されている場合はステップ329でその子
アイテムを消し、ステップ328で組織オブジェクトの
子アイテムが表示されていない場合はステップ330で
その子アイテムを表示する。図32で説明した配置表画
面入力が終わると図27に戻りステップ273を実行
し、画面上に入力部9からマウス等により所望の画面入
力をする。図36の表示画面の例では、再表示、選択、
兼務解除、異動取消、配置換え、兼務という6つのボタ
ンと、□部長、□課長、□係長、□一般という個人の役
職指定用のチェクボックスと、○部、○課、○係という
組織の条件指定用チェックボックスと、画面内の右側の
部、課、係、氏名、異動先の表示部と、画面の右上の終
了指示ボタンとがある。
【0079】ステップ274でその画面入力が終了ボタ
ンのクリックによる「終了指示」と判定されると、図2
7での処理がエンドとなり図15のステップ(7)に進
む。ステップ274で画面入力の終了指示ではない場合
は、ステップ275で画面再表示指示かどうかを判定す
る。画面上の再表示のボタンをクリックすればステップ
279で、表示させる個人及び/又は組織の条件を画面
上でマウスやキーボード等を用いて指示する。即ち、画
面内の上側の所望のチェックボックスをチェックする。
そして図27での処理を終了して図15のステップ
(7)に進む。
【0080】ステップ275で画面再表示指示ではない
場合はステップ276に進み、ステップ272と同様の
処理、即ち、図32の処理を実行して所望の画面を表示
し、次いでステップ277で異動させる個人を画面から
入力し、上記入力された異動させる個人に対応する個人
オブジェクトを異動元個人オブジェクトとしてメモリ上
に記憶しておく。この記憶内容は、図29以降の実際の
異動処理において使用される。異動させる個人の入力方
法としては、(1)画面に表示されている配置表オブジ
ェクトの表示部の中で異動させようと思う個人オブジェ
クトをマウスにより選択する、(2)異動前個人テーブ
ル1を画面上に表示させてその中から異動させようと思
う個人を選択する、(3)表示画面上の氏名の欄にキー
ボードから直接、異動させようと思う個人の氏名を入力
する、異動させようと思う個人の氏名を入力する、
(4)異動先の組織や個人をまず選択すると、一定の基
準、例えば異動先の個人と役職が同じ個人、同じ資格を
持つ個人、経験年数が同じ個人等の、候補者の一覧表を
表示させてその中から異動させようと思う個人を選択す
る、等の様々な方法がある。異動させる場合としては、
元の位置から新たな位置に異動させる場合だけではな
く、異動済みの個人を元の位置に戻す場合もある。
【0081】ステップ278で異動取消し指示と判定さ
れると、Yesとなって図15のステップ(7)に進
む。異動取消しでない場合、ステップ281で兼務解除
かどうかが判定され、「兼務解除」ボタンを選択してい
る場合はステップ282にてメモリ上の「異動区分」の
エリアに「兼務解除」を記憶させておく。この記憶内容
も、図29以降の実際の異動処理において使用される。
【0082】兼務解除でない場合は、ステップ283で
図32で説明した配置表画面入力をして所望の画面を表
示させ、ステップ284で異動先の個人又は組織を画面
から入力する。この場合も、ステップ277で入力した
のと同様の入力方法がある。次いでステップ285で異
動先が個人か組織かを判定し、個人の場合にはステップ
287でメモリ上の「異動先個人オブジェクト」に異動
先の個人を記憶させ、組織の場合にはステップ289で
メモリ上の「異動先組織オブジェクト」のエリアに異動
先の組織を記憶させる。これらの記憶内容も、図29以
降の実際の異動処理において使用される。
【0083】次いでステップ288で画面上の「配置換
え」または「兼務」のボタンを選択することにより異動
区分を入力する。こうして、図15のステップ(6)が
終了すると、ステップ(7)で画面上の再表示のボタン
を選択するとステップ(2)に戻り、選択されない場合
はステップ(8)で終了のボタンを選択すると終了し、
選択されない場合はステップ(9)で実際の異動処理が
行われる。
【0084】図29及び図30は図15のおける異動処
理のステップ(9)の詳細を説明するフローチャートで
ある。ここでの処理は、異動予定テーブルに含まれてい
ない異動処理或いは異動予定テーブルに従って行った異
動処理を取り消す異動取消し処理である。図29におい
て、ステップ291で異動取消ボタンが選択されていれ
ば、ステップ292に進み、図31により後に詳述する
異動取消し処理を実行する。
【0085】異動取消ボタンが選択されていない場合、
即ち、異動予定テーブルに含まれていない異動処理を行
う場合は、ステップ293に進む。ステップ293でメ
モリ上の「異動区分」のエリアに「兼務」(図28のス
テップ288参照)が記憶されていれば、ステップ29
4に進み、異動させる個人の兼務No.を取得する。こ
の兼務No.は図5に示したような異動前兼務テーブル
を参照して、異動先個人オブジェクトの個人の兼務N
o.の最高値より1だけ大きい数となる。
【0086】上記エリアに「兼務」が記憶されていなけ
れば、即ち、配置換え又は兼務解除であれば、ステップ
295で異動元個人オブジェクトの異動済みフラグをO
Nにする。次いでステップ296でメモリ上の「異動区
分」のエリアに「兼務解除」が記憶されているかを判定
し、記憶されていればステップ297〜299にて兼務
解除を実行する。即ち、ステップ297では異動させる
個人の異動予定No.として、現在の異動予定テーブル
に登録されている異動予定No.に1を加えた数字を取
得する。ステップ298では異動させる個人の個人オブ
ジェクト(図27のステップ277で指定されている)
の元個人異動予定No.にステップ297で得た異動予
定No.をセットする。ステップ299では異動させる
個人の異動予定テーブルを登録して、異動処理を終了す
る。即ち、図7に示した異動予定テーブルに異動させる
個人の異動予定のレコードを追加する。
【0087】ステップ296でメモリ上の「異動区分」
のエリアに「兼務解除」が記憶されていない場合は、図
30のステップ301に進み、異動先を判定する。異動
先が個人の場合はステップ302で異動先個人オブジェ
クト内の「新個人」の欄に異動元個人オブジェクトの
「元個人」欄のコードを入れる。異動先が組織の場合
は、ステップ303〜306を実行する。この処理は、
図26におけるステップ267〜270と全く同じなの
で、説明を省略する。ステップ306が終了した段階で
は、異動先の組織の子アイテムとして異動させようとす
る個人の個人オブジェクト(図27のステップ277で
指定されている)が配置表オブジェクトの適切な位置に
追加されている。
【0088】ステップ302の次またはステップ306
の次にステップ307〜309を実行する。即ち、ステ
ップ307では異動させる個人の異動予定No.を取得
し、ステップ308では異動させる個人の個人オブジェ
クトの「新個人異動予定No.」の欄に上記異動予定N
o.をセットし、「新兼務No.」の欄にステップ29
4で取得した兼務No.又はステップ294を行ってい
なければ兼務No.=0をセットする。ステップ309
では異動させる個人の異動予定テーブルを登録して、異
動処理を終了する。即ち、図7に示した異動予定テーブ
ルに異動させる個人の異動予定のレコードを追加する。
【0089】このように、異動予定テーブルに含まれて
いない異動処理は、図27及び図28に示したステップ
(6)の画面入力における入力情報に基づいて、異動予
定テーブルに、異動させる個人の異動予定のレコードを
自動的に追加するとともに、配置表オブジェクト6を異
動内容に応じて自動的に更新する。図31は図29のス
テップ292における異動取消し処理の詳細を説明する
フローチャートである。図31において、ステップ31
1では取り消そうとしている異動予定が兼務解除である
かどうかを異動予定テーブルを参照して判定する。つま
り、ステップ(6)で選択されている異動元個人オブジ
ェクトの個人が、異動予定テーブルの異動区分では兼務
解除となっているかどうかを判定する。この判定でYe
sであれば、ステップ312で異動元個人オブジェクト
の異動済みフラグをOFFにし、ステップ313で異動
予定テーブル内の異動元個人オブジェクトの元個人異動
予定No.のレコードを削除する。
【0090】ステップ311の判定でNoであれば、ス
テップ314で取り消そうとしている異動予定が兼務か
配置換えかを判定する。配置換えであれば、ステップ3
15に進み、異動元個人オブジェクトの新個人コードを
元個人コードとして持つ個人オブジェクトを検索し、ス
テップ316で、ステップ315で検索した個人オブジ
ェクトの異動済みフラグをOFFにする。ステップ31
4の判定の結果が兼務であれば、異動済みフラグをOF
Fにする必要はないのでステップ315及び316はと
ばす。次にステップ317で異動元個人オブジェクトの
新個人異動予定No.の異動予定テーブルを削除する。
そしてステップ318で異動元個人オブジェクトの元個
人コードが0でなければステップ320で異動元個人オ
ブジェクトの新個人コードを0にし、異動元個人オブジ
ェクトの元個人コードが0であれば異動元個人オブジェ
クトを削除する。
【0091】このようにして、一旦異動処理を行った後
に、その異動処理を取り消したい場合は、ステップ
(6)で画面入力をした後に異動取消のボタンを選択す
るだけで、簡単に元の状態に戻る。図33は、以上の配
置表オブジェクトの作成及び更新に使用される組織オブ
ジェクトの画面表示部の作成を説明するフローチャート
である。同図に示されるように、組織オブジェクトの内
容が「係」、「課」、「部」のそれぞれに応じて、組織
オブジェクトの画面表示部に、係、課、部をセットす
る。例えば、組織オブジェクトの内容が「人事部」であ
れば、画面表示部に「人事部」がセットされ、配置用オ
ブジェクトの画面表示部も人事部となって「人事部」と
いう組織オブジェクトの表示部が表示される。組織オブ
ジェクトの内容が「人事課」、「給与係」等の場合も、
同様に表示される。
【0092】図34及び図35は配置表オブジェクトの
作成及び更新に使用される個人オブジェクトの画面表示
部の作成又は更新を説明するフローチャートである。同
図において、ステップ341で現在読んでいる個人オブ
ジェクトの「新個人」の欄に個人コードが入っているか
どうかを判定し、入っている場合はステップ342で
「新兼務No.」の欄が0かどうかを判定し、0でなけ
れば、兼務であるのでステップ343でこの個人オブジ
ェクトの画面表示部の左側に「兼」の文字をセットす
る。「新兼務No.」の欄が0であれば兼務ではないの
でステップ343をとばす。次いでステップ344では
画面表示部の左側に新個人の役職と氏名をセットする。
次いでステップ345で「元個人」の欄に個人コードが
入っているかを判定する。入っていない場合はこの個人
オブジェクトの画面表示部の作成は終了する。入ってい
る場合は図35のステップ351に進み「元兼務N
o.」の欄が0でない場合はステップ352で画面表示
部の右側に「兼」の文字をセットし、0の場合はステッ
プ352をとばす。次いでステップ353で画面表示部
の右側に元個人の役職と氏名をセットし、ステップ35
4で異動済みフラグがONであればステップ355で画
面表示部の右側の元個人の役職と氏名(兼がついている
場合はそれも含む)を括弧でくくる。こうして個人オブ
ジェクトの「新個人」欄に個人コードが入っている場合
の画面表示部の作成は終了する。
【0093】ステップ341の判定で「新個人」欄に個
人コードが入っていない場合は、ステップ346でその
個人オブジェクト内の「異動済みフラグ」がONかを判
定し、ONであればステップ347〜349でステップ
351〜353と同じ処理をして、個人オブジェクトの
「新個人」欄に個人コードが入っていない場合の画面表
示部の作成を終了する。
【0094】ステップ346で「異動済みフラグ」がO
FFであれば、図35のステップ356〜357で画面
表示部の左側に元個人の役職と氏名を表示し、必要に応
じて「兼」の文字を左側にセットし、個人オブジェクト
の「新個人」欄に個人コードが入っていない場合の画面
表示部の作成を終了する。図36及び図37は、以上で
説明した処理により表示部10に表示された配置表オブ
ジェクトの例を示す図である。
【0095】図36の場合は画面の上側の人の表示条件
として□部長、□次長、□課長、□係長、□一般のすべ
てにチェックマークが入っているので平社員までのすべ
てが表示されており、組織の表示条件として○係にチェ
ックマークが入っているので、係の子アイテムまで表示
されている。そして、表示されている配置オブジェクト
内の「総務課」を選択ボタンにより選択した結果、画面
右上の「部」及び「課」に「人事部」及び「総務課」が
表示されている。
【0096】一方、図37の場合は画面の上側の人の表
示条件として□部長、□次長、□課長、□係長、にチェ
ックマークが入っており、□一般にはチェックマークが
入っていないので、役職付きの個人のみが表示されてお
り平社員は表示されていない。又組織の条件としては○
課にチェックマークが入っているので、課の子アイテム
として課長及び係長までが表示されている。そして、表
示されている配置オブジェクト内の「国内営業課」を選
択ボタンにより選択した結果、画面右上の「部」及び
「課」に「営業企画部」及び「国内営業課」が表示され
ている。
【0097】例えば、個人の表示条件として□部長のみ
をチェックし、組織の表示条件として○部をチェックす
ると、人事部の部長、営業企画部の部長、等の部長のみ
が表示される。このように、画面上で所望の人の条件及
び個人の条件をチェックマークにより入力して再表示ボ
タンを選択することにより、任意のレベルの組織及び個
人を、単に画面上の必要箇所をチェックしまたは選択す
るだけで簡単に表示できる。
【0098】尚、以上の実施例では配置表オブジェクト
組織オブジェクト、及び個人オブジェクトを用いたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各テーブル等
のデータベースから直接データを読み出し、適切なプロ
グラムにより処理することにより、上記実施例と同様の
作用効果を得ることが可能である。以上に説明した人事
異動シミュレーション方法は、CDROM等の情報記憶
媒体に記憶させることが好ましい。
【0099】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、組織配置図の変更を容易に行うことができ、
組織配置図上の所望の役職又は個人の指定、組織配置図
の更新、新たな役職や個人の追加や削除、及び兼務の表
示、兼務の解除、兼務の登録を、表示画面上でマウスク
リックにより容易におこなうことが出来る人事異動シミ
ユレーション装置、人事異動シミュレーション方法及び
人事異動シミユレーション用記憶媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による人事異動シミュレーシ
ョンソースを示すブロック図である。
【図2】本発明の1次により表示したい機能の1つを表
す図である。
【図3】異動前個人テーブルのフォーマットの1例を示
す図である。
【図4】異動前個人テーブルの内容例を示す表図であ
る。
【図5】異動前兼務テーブルの内容例を示す表図であ
る。
【図6】組織テーブルの内容例を示す表図である。
【図7】異動予定テーブルの内容例を示す表図である。
【図8】配置表オブジェクトの構成図である。
【図9】個人オブジェクトの構成図である。
【図10】組織オブジェクトの構成図である。
【図11】組織オブジェクト及び個人オブジェクトのフ
ォーマットの例を示す図である。
【図12】異動予定テーブルの内容反映前後の配置表オ
ブジェクトの構造を示す図の前半である。
【図13】異動予定テーブルの内容反映前の配置表オブ
ジェクトの構造を示す図の後半である。
【図14】異動予定テーブルの内容反映後の配置表オブ
ジェクトの構造を示す図の後半である。
【図15】本発明の一実施例による人事異動シミュレー
ション方法における全体の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図16】配置表オブジェクトを作成または更新する際
に使用する AddChild A,B という命令の内容を説明する
図である。
【図17】配置表オブジェクトを作成または更新する際
に使用する AddChildFirst A,Bという命令の内容を説明
する図である。
【図18】配置表オブジェクトを作成または更新する際
に使用する Insert B,E という命令の内容を説明する図
である。
【図19】配置表オブジェクトを作成または更新する際
に使用する Delete D という命令の内容を説明する図で
ある。
【図20】図15のステップ(2)による配置表オブジ
ェクトに組織オブジェクトを追加する処理の詳細を説明
するフローチャートである。
【図21】図20の処理により表示される配置表オブジ
ェクト画面表示部を示す図である。
【図22】図15のステップ(3)による異動前個人テ
ーブルを参照して配置表オブジェクトに個人オブジェク
トを追加する処理の前半の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図23】図15のステップ(3)による異動前個人テ
ーブルを参照して配置表オブジェクトに個人オブジェク
トを追加する処理の後半の詳細を説明するフローチャー
トである。
【図24】図15のステップ(4)による異動前兼務テ
ーブルを参照して配置表オブジェクトに個人オブジェク
トを追加する処理の詳細を説明するフローチャートであ
る。
【図25】図15のステップ(5)による異動予定テー
ブルを参照して配置表オブジェクト上の個人オブジェク
トを追加訂正する処理の前半の詳細を説明するフローチ
ャートである。
【図26】図15のステップ(5)による異動予定テー
ブルを参照して配置表オブジェクト上の個人オブジェク
トを追加訂正する処理の前半の詳細を説明するフローチ
ャートである。
【図27】図15のステップ(6)による画面入力処理
の前半の詳細を説明するフローチャートである。
【図28】図15のステップ(6)による画面入力処理
の後半の詳細を説明するフローチャートである。
【図29】図15のステップ(9)による異動処理の前
半の詳細を説明するフローチャートである。
【図30】図15のステップ(9)による異動処理の後
半の詳細を説明するフローチャートである。
【図31】図29のステップ(10)による異動取消し
処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図32】図27のステップ(11)による配置表画面
入力の詳細を説明するフローチャートである。
【図33】組織オブジェクトの画面表示部の作成処理を
説明するフローチャートである。
【図34】個人オブジェクトの画面表示部の作成又は更
新の処理の前半を説明するフローチャートである。
【図35】個人オブジェクトの画面表示部の作成又は更
新の処理の後半を説明するフローチャートである。
【図36】表示部に表示された画面の一例を示す図であ
る。
【図37】表示部に表示された画面の他の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1…異動前個人テーブル 2…異動前兼務テーブル 3…組織テーブル 4…異動予定テーブル 5…メモリ 6…配置表オブジェクト 7…個人オブジェクト 8…組織オブジェクト 9…入力部 10…表示部 12…CPU

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異動前の個人が属する組織及び役職を前
    記個人の個人コードに関係付けて記載した異動前個人テ
    ーブルを作成し、 前記組織を記載した組織テーブルを作成し、 前記異動前個人テーブルと、前記組織テーブルとを参照
    して、前記組織及び個人をトリー構造にした配置表オブ
    ジェクトを作成して表示装置に表示させ、 入力部からの異動指示に応じて前記配置表オブジェクト
    を更新する、というステップを備える人事異動シミュレ
    ーション方法。
  2. 【請求項2】 前記表示装置に表示させたい役職を指定
    するための役職指定部と、表示させたい組織を指定する
    組織指定部とを前記表示装置に表示させ、 前記入力部により指定された前記役職指定部内の役職
    と、前記入力部により指定された前記組織指定部内の組
    織とに応じて所望の詳細さのレベルで前記配置表オブジ
    ェクトを表示させる、というステップをさらに備える請
    求項1記載の人事異動シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 前記トリー構造で表示される配置表オブ
    ジェクト内に、前記異動指示に応じて、異動後の個人と
    異動前の個人とを併記して表示する、というステップを
    さらに備える請求項1及び請求項2のいずれか1項に記
    載の人事異動シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 個人が兼務する役職を兼務番号と関係付
    けて記載した異動前兼務テーブルをさらに作成し、前記
    兼務テーブルを参照して個人の役職が兼務である場合に
    前記配置表オブジェクト内の該個人が兼務である旨を表
    示させる、というステップをさらに備える請求項1から
    請求項3のいずれか1項に記載の人事異動シミュレーシ
    ョン方法。
  5. 【請求項5】 異動元の個人を異動先の役職または組織
    に関係付けて記載した異動予定テーブルをさらに作成
    し、前記異動予定テーブルを参照して前記配置表オブジ
    ェクト内に個人を追加し、又は前記配置表オブジェクト
    内の個人を更新する、というステップをさらに備える請
    求項1から請求項4のいずれか1項に記載の人事異動シ
    ミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 前記異動前個人テーブルは役職順位の下
    位の者から順に読み出すことができる少なくとも1つの
    個人レコードからなるように作成し、前記組織テーブル
    は上位の組織から順に読み出すことができる少なくとも
    1つの組織レコードからなるように作成する、請求項1
    から請求項5のいずれか1項に記載の人事異動シミュレ
    ーション方法。
  7. 【請求項7】 前記組織テーブルから前記指定された組
    織の組織レコードのみを順次読み出して組織オブジェク
    トを作成し、前記異動前個人テーブルから前記指定され
    た役職をもつ個人のレコードのみを順次読み出して個人
    オブジェクトを作成し、前記配置表オブジェクトは前記
    組織オブジェクトの内容と前記個人オブジェクトの内容
    を反映することにより作成する、請求項1から請求項6
    のいずれか1項に記載の人事異動シミュレーション方
    法。
  8. 【請求項8】 異動元の個人を異動先の役職または組織
    に関係付けて記載した異動予定テーブルをさらに作成
    し、前記異動予定テーブルを参照して前記配置表オブジ
    ェクト内に個人オブジェクトを追加し、又は前記配置表
    オブジェクト内の個人オブジェクトを更新する、請求項
    7記載の人事異動シミュレーション方法。
  9. 【請求項9】 前記異動予定テーブルの各レコードに
    は、異動処理の順番を示す異動予定番号と、異動元個人
    の個人コードと、異動元個人の兼務番号と、配置換え、
    兼務又は兼務解除のいずれかの異動区分と、異動先とを
    記載する、請求項8記載の人事異動シミュレーション方
    法。
  10. 【請求項10】 前記異動予定テーブルに記載される前
    記異動先には、異動先の個人及び該個人の役職と、異動
    先の組織のいずれかを記載する、請求項9記載の人事異
    動シミュレーション方法。
  11. 【請求項11】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示し、前記異動対象となる個人を異動対象と
    して選択し、異動先となる個人の個人オブジェクトを前
    記表示装置の表示画面上に表示し、前記異動先となる個
    人を異動先として選択し、前記異動先の個人オブジェク
    トに前記異動対象となる個人の氏名を異動させる、請求
    項7記載の人事異動シミュレーション方法。
  12. 【請求項12】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示し、前記異動対象となる個人を異動対象と
    して選択し、異動先となる組織の組織オブジェクトを前
    記表示装置の表示画面上に表示し、前記異動先となる組
    織を異動先として選択し、前記異動先の組織オブジェク
    トの子アイテムとして前記異動対象となる個人の氏名を
    含む個人オブジェクトを追加する、請求項7記載の人事
    異動シミュレーション方法。
  13. 【請求項13】 前記表示装置の表示画面上に表示され
    た前記配置表オブジェクト内の任意の組織オブジェクト
    の根を選択することにより、該選択された組織オブジェ
    クトの子アイテムを表示させたり表示を消去したりす
    る、請求項7記載の人事異動シミュレーション方法。
  14. 【請求項14】 前記異動処理を行ったとき、異動後の
    位置にある個人オブジェクトに異動前の個人が入ってい
    る場合は、該異動前の個人の役職と氏名と該当する場合
    は兼務である旨を示す情報とを前記異動後の個人の氏名
    と併記して表示させる、請求項7記載の人事異動シミュ
    レーション方法。
  15. 【請求項15】 異動前の個人が属する組織及び役職を
    前記個人の個人コードに関係付けて記載した異動前個人
    テーブルと、 前記組織を記載した組織テーブルと、 表示装置と、 入力装置と、 前記異動前個人テーブルと、前記組織テーブルとを参照
    して、前記組織及び個人をトリー構造にした配置表オブ
    ジェクトを作成して表示装置に表示させ、前記入力部か
    らの異動指示に応じて前記配置表オブジェクトを更新す
    る制御装置とを備える、人事異動シミュレーション装
    置。
  16. 【請求項16】 前記表示装置に表示させたい役職を指
    定するための役職指定部と、表示させたい組織を指定す
    る組織指定部とを前記表示装置に表示させる手段と、 前記入力部により指定された前記役職指定部内の役職
    と、前記入力部により指定された前記組織指定部内の組
    織とに応じて所望の詳細さのレベルで前記配置表オブジ
    ェクトを表示させる手段とをさらに備える請求項15記
    載の人事異動シミュレーション装置。
  17. 【請求項17】 前記トリー構造で表示される配置表オ
    ブジェクト内に、前記異動指示に応じて、異動後の個人
    と異動前の個人とを併記して表示させる手段をさらに備
    える請求項15及び請求項16のいずれか1項に記載の
    人事異動シミュレーション装置。
  18. 【請求項18】 異動元の個人を異動先の役職または組
    織に関係付けて記載した異動予定テーブルと、前記異動
    予定テーブルを参照して前記配置表オブジェクト内に個
    人を追加し、又は前記配置表オブジェクト内の個人を更
    新する手段とをさらに備える請求項15から請求項17
    のいずれか1項に記載の人事異動シミュレーション装
    置。
  19. 【請求項19】 前記組織テーブルから前記指定された
    組織の組織レコードのみを順次読み出して作成された組
    織オブジェクトと、前記異動前個人テーブルから前記指
    定された役職をもつ個人のレコードのみを順次読み出し
    て作成された個人オブジェクトとを更に備え、前記配置
    表オブジェクトは前記組織オブジェクトの内容と前記個
    人オブジェクトの内容を反映することにより作成されて
    いる、請求項15から請求項18のいずれか1項に記載
    の人事異動シミュレーション装置。
  20. 【請求項20】 異動元の個人を異動先の役職または組
    織に関係付けて記載した異動予定テーブルをさらに具備
    し、前記異動予定テーブルを参照して前記配置表オブジ
    ェクト内に個人オブジェクトを追加し、又は前記配置表
    オブジェクト内の個人オブジェクトを更新する、請求項
    19記載の人事異動シミュレーション装置。
  21. 【請求項21】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示する手段と、前記異動対象となる個人を異
    動対象として選択する手段と、異動先となる個人の個人
    オブジェクトを前記表示装置の表示画面上に表示する手
    段と、前記異動先となる個人を異動先として選択し、前
    記異動先の個人オブジェクトに前記異動対象となる個人
    の氏名を異動させる手段とを備える、請求項19記載の
    人事異動シミュレーション装置。
  22. 【請求項22】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示する手段と、前記異動対象となる個人を異
    動対象として選択する手段と、異動先となる組織の組織
    オブジェクトを前記表示装置の表示画面上に表示する手
    段と、前記異動先となる組織を異動先として選択する手
    段と、前記異動先の組織オブジェクトの子アイテムとし
    て前記異動対象となる個人の氏名を含む個人オブジェク
    トを追加する手段とを備える、請求項19記載の人事異
    動シミュレーション装置。
  23. 【請求項23】 異動前の個人が属する組織及び役職を
    前記個人の個人コードに関係付けて記載した異動前個人
    テーブルを作成し、 前記組織を記載した組織テーブルを作成し、 前記異動前個人テーブルと、前記組織テーブルとを参照
    して、前記組織及び個人をトリー構造にした配置表オブ
    ジェクトを作成して表示装置に表示させ、 入力部からの異動指示に応じて前記配置表オブジェクト
    を更新する、というステップを記憶した人事異動シミュ
    レーション用情報記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記表示装置に表示させたい役職を指
    定するための役職指定部と、表示させたい組織を指定す
    る組織指定部とを前記表示装置に表示させ、 前記入力部により指定された前記役職指定部内の役職
    と、前記入力部により指定された前記組織指定部内の組
    織とに応じて所望の詳細さのレベルで前記配置表オブジ
    ェクトを表示させる、というステップをさらに記憶した
    請求項23記載の人事異動シミュレーション用情報記憶
    媒体。
  25. 【請求項25】 前記トリー構造で表示される配置表オ
    ブジェクト内に、前記異動指示に応じて、異動後の個人
    と異動前の個人とを併記して表示する、というステップ
    をさらに記憶した請求項23及び請求項24のいずれか
    1項に記載の人事異動シミュレーション用情報記憶媒
    体。
  26. 【請求項26】 異動元の個人を異動先の役職または組
    織に関係付けて記載した異動予定テーブルをさらに作成
    し、前記異動予定テーブルを参照して前記配置表オブジ
    ェクト内に個人を追加し、又は前記配置表オブジェクト
    内の個人を更新する、というステップをさらに記憶した
    請求項23から請求項25のいずれか1項に記載の人事
    異動シミュレーション用情報記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記組織テーブルから前記指定された
    組織の組織レコードのみを順次読み出して組織オブジェ
    クトを作成し、前記異動前個人テーブルから前記指定さ
    れた役職をもつ個人のレコードのみを順次読み出して個
    人オブジェクトを作成し、前記配置表オブジェクトは前
    記組織オブジェクトの内容と前記個人オブジェクトの内
    容を反映することにより作成する、というステップをさ
    らに記憶した請求項23から請求項26のいずれか1項
    に記載の人事異動シミュレーション用情報記憶媒体。
  28. 【請求項28】 異動元の個人を異動先の役職または組
    織に関係付けて記載した異動予定テーブルをさらに作成
    し、前記異動予定テーブルを参照して前記配置表オブジ
    ェクト内に個人オブジェクトを追加し、又は前記配置表
    オブジェクト内の個人オブジェクトを更新する、という
    ステップをさらに記憶した請求項27記載の人事異動シ
    ミュレーション用情報記憶媒体。
  29. 【請求項29】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示し、前記異動対象となる個人を異動対象と
    して選択し、異動先となる個人の個人オブジェクトを前
    記表示装置の表示画面上に表示し、前記異動先となる個
    人を異動先として選択し、前記異動先の個人オブジェク
    トに前記異動対象となる個人の氏名を異動させる、とい
    うステップをさらに記憶した請求項27記載の人事異動
    シミュレーション用情報記憶媒体。
  30. 【請求項30】 異動対象となる個人の個人オブジェク
    トを含む前記配置表オブジェクトを前記表示装置の表示
    画面上に表示し、前記異動対象となる個人を異動対象と
    して選択し、異動先となる組織の組織オブジェクトを前
    記表示装置の表示画面上に表示し、前記異動先となる組
    織を異動先として選択し、前記異動先の組織オブジェク
    トの子アイテムとして前記異動対象となる個人の氏名を
    含む個人オブジェクトを追加する、というステップをさ
    らに記憶した請求項27記載の人事異動シミュレーショ
    ン用情報記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002149922A (ja) * 2000-11-09 2002-05-24 Cross Vision International:Kk 人事情報管理プログラム及びシステム
JP2008129889A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mikio Shikura 人事体系作成システムおよび人事体系作成方法
JP2009070285A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 組織異動情報管理システム、組織異動情報管理方法及び組織異動情報管理プログラム
JP2009151402A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Hitachi Ltd 組織情報変更反映方法およびシステム

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