JP2001022850A - スケジュール管理方法、スケジュール管理装置およびスケジュール管理プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

スケジュール管理方法、スケジュール管理装置およびスケジュール管理プログラムを格納した記録媒体

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JP2001022850A
JP2001022850A JP19505899A JP19505899A JP2001022850A JP 2001022850 A JP2001022850 A JP 2001022850A JP 19505899 A JP19505899 A JP 19505899A JP 19505899 A JP19505899 A JP 19505899A JP 2001022850 A JP2001022850 A JP 2001022850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スケジュールの表示や登録を行う際に、スケ
ジュールが多くなってきても、全体のスケジュールから
多忙度を容易に把握でき、利用者がスケジュール調整を
行いやすくする。 【解決手段】 登録されたスケジュールを時間帯ごとに
時系列ウィンドウ1に表示する際に、利用者により登録
された各時間帯3ごとの実際のスケジュールの個数に応
じて、その個数を反映した図形(横線2)を表示する。
また、利用者が、自分の許容量に応じて、同一の時間帯
に登録できるスケジュール数の上限値をあらかじめ入力
しておく。そして、スケジュール登録処理を行った際
に、もし、登録した結果上記上限値を超えるような場合
には、システムがその登録を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種OA機器、例
えばパーソナルコンピュータ、ワープロ(ワードプロセ
ッサ)、携帯端末などに搭載されているスケジュール管
理ソフトウェア、個人情報管理ソフトウェア、およびグ
ループウェアに適するスケジュール管理方法、スケジュ
ール管理装置およびスケジュール管理プログラムを格納
した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々のスケジュールを視覚化すること
で、利用者がスケジュールの管理すなわちスケジュール
の把握や変更等の作業を行うのを支援する手法が広く利
用されている。このようなスケジュール管理においてス
ケジュールを表現する方法としては、一般に、時間軸に
対する傍線で表させるやり方や、時間軸に対し、開始時
と終了時の区切りにおいてスケジュールの有無を表現す
るやり方がある。
【0003】すなわち、図22に示すようなスケジュー
ルの表示画面101を用いてスケジュールを表現する。
同図に示すように、一つは、プラン102に代表される
ように、時間軸上にある時間帯を設定することによっ
て、その時間帯は何らかの作業を行うこととして、利用
者の行動の指針とする。もう一つは、ToDo103や
マイルストーン104などに代表されるように、時間軸
上のある時点を示し、そのポイントに対して意味付けを
行うことにして、利用者の行動の指針とする。
【0004】こういったスケジュール表示において、複
数の種類のスケジュールがある場合には、例えばプラン
102であれば、表示画面101中のプラン102の位
置から上方へ少し離してそのプラン102に平行に、時
間軸上の適切な位置に線(プラン)を引く。ToDo1
03やマイルストーン104の場合も同様である。
【0005】また、何らかのグラフィックに色を付けて
スケジュールの違いを明示することもある。
【0006】また、スケジュールの登録においては、図
23に示すようにカレンダー105などのスケジュール
を実際の暦に即した表示ウィンドウに行うことで、利用
者に明示して効率的なスケジューリングの支援を行って
いる。これらのスケジュール画面は、個人で利用する形
態のものと、グループで利用する形態のものがありそれ
ぞれの表示の手法やデータの管理の方法は異なるが、行
おうとしているところは同一である。
【0007】特開平10−91681号公報に開示され
た技術では、スケジュール表示システムにおいて、スケ
ジュールデータベースに記憶されているアポイントメン
トとToDo作業をすべて予定どおりに完了するため
に、利用者は何時間働く必要があるのかを日毎に予測す
る忙しさ算出手段を備え、グラフィカルにこの忙しさ
を、テキストベースのスケジュール表示と重ね合わせる
ことで、利用者の持ち時間が容易にわかるようにしてい
る。ネットワークを用いてグループメンバーの忙しさを
集計し、個人の忙しさと同様の方法でグラフィカルに利
用者に提示するグループ忙しさ表示手段を備え、非公開
な作業がある場合であっても、利用者は、だれがいつ頃
忙しいかを容易に知ることができるようにしている。こ
の従来技術では、ToDoを設定するため、そのToD
oまでの作業内容が把握できないために、忙しさの算出
をおこない、そのToDoを完了するまでに行わないと
いけないスケジュールの算出を行っている。ただこれで
は、ToDoの重要度の考慮がなされていないため、式
による算出結果だけでは、実用に即したものにはならな
い。また、この算出結果はあくまで予測であり、実際の
スケジュールの設定に関しては、利用者の主観的な判断
によるところが大いにあるため、正確性に欠けるところ
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにToDo
を表示する方法や、それまでにかかる作業量を予測する
方法では、実際にかかる作業量を的確に把握することが
できない。このため、全体のスケジュールからスケジュ
ールの多さを一目で把握するのは困難である。それゆ
え、利用者がスケジュール調整を行うのが困難であると
いう問題がある。
【0009】例えば、上記のように時間軸に対する傍線
で表させてスケジュールを表現する方法では、表示範囲
に限りがある。すなわち、ある限られた画面領域内にス
ケジュールを表示する場合に、スケジュールごとに線を
引くわけであるが、この線は実際には幅を持っている。
さらに、同じ時間帯に複数件のスケジュールを表示する
場合は、線と線との間に区切りのためのある程度の幅を
持った空きスペースが必要である。そのため、横線を並
べた場合には、表示画面の縦の長さを、線の太さと線と
線との間の幅とを足した値で割った分に相当する個数の
スケジュールだけしか表示できない。もし、その数より
も多くのスケジュールが登録されている場合には、画面
をスクロールすれば見ることができるが、全てを一つの
画面に表示することはできない。そのため、全体のスケ
ジュールからスケジュールの多さを一目で把握するのは
困難である。
【0010】また、上記のようにグラフィックに色を付
けスケジュールの違いを明示することで時間軸に対して
スケジュールを表現する方法では、やはり全体のスケジ
ュールからスケジュールの多さを一目で把握するのは困
難である。
【0011】また、上記のように時間軸に対し、開始時
と終了時の区切りにおいて、スケジュールの有無を表現
することで時間軸に対してスケジュールを表現する方法
では、その時間帯にどれだけのスケジュールが登録され
ているかの把握ができないため、やはり全体のスケジュ
ールからスケジュールの多さを一目で把握するのは困難
である。
【0012】このように、従来の技術では、全体のスケ
ジュールからスケジュールの多さすなわち多忙度を一目
で把握するのは困難である。このため、利用者がスケジ
ュール調整を行うのが困難であるという問題がある。
【0013】また、上記従来の技術では、全体のスケジ
ュールからスケジュールの多さすなわち多忙度を一目で
把握するのが困難であるため、スケジュールを登録する
場合に、利用者が誤って自分の許容量を超えてスケジュ
ールを登録してしまうおそれが高い。これでは、事実
上、スケジュールをこなすことは困難である。これは、
ある時間帯にスケジュールをすでに登録済みであって
も、それを認識しにくいためである。このため、やはり
利用者がスケジュール調整を行うのが困難であるという
問題がある。
【0014】また、上記従来の技術では、全体のスケジ
ュールからスケジュールの多さすなわち多忙度を一目で
把握するのが困難であるため、スケジュールを登録する
場合に、利用者が、これから登録しようとしている時間
帯にすでに登録されているスケジュールや、これから登
録しようとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登
録されているスケジュールとの関係を考慮しづらい。こ
のため、やはり利用者がスケジュール調整を行うのが困
難であるという問題がある。例えば、社外の打ち合わせ
が入っている時間帯に、社内の打ち合わせのスケジュー
ルを登録してしまうと、社内の打ち合わせのためにその
時間だけ帰社しなければならなくなり非効率的である。
また、例えば、優先度の非常に高い仕事を終えたあと
に、また優先度の非常に高い仕事を入れてしまうと、人
間の処理効率が落ちてしまい、やはり非効率的である。
【0015】また、スケジュールを一つ登録する際に、
それを登録することによって他のスケジュールを移動さ
せたりする必要や、移動させてもやはりスケジュールが
苦しくなりすぎるため、登録を中止したくなることもあ
るが、上記従来の技術では、登録処理をやり直せない。
このため、やはり利用者がスケジュール調整を行うのが
困難であるという問題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るスケジュール管理方法は、登録された
スケジュールを時間帯ごとに表示するスケジュール管理
方法において、利用者により登録された各時間帯ごとの
実際のスケジュールの個数に応じて、その個数を反映し
た図形を表示することを特徴としている。
【0017】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、登録されたスケジュールを時間帯ごとに表示するス
ケジュール管理装置において、利用者により登録された
各時間帯ごとの実際のスケジュールの個数に応じて、そ
の個数を反映した図形を表示するスケジュール表示手段
が設けられていることを特徴としている。
【0018】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、登録されたスケジュール
を時間帯ごとに表示するスケジュール管理プログラムを
格納した記録媒体において、利用者により登録された各
時間帯ごとの実際のスケジュールの個数に応じて、その
個数を反映した図形を表示することを特徴としている。
【0019】上記の構成により、スケジュールの閲覧の
際には、利用者により登録された各時間帯ごとの実際の
スケジュールの個数に応じて、その個数を反映した図形
を表示する。したがって、スケジュールが多くなってき
ても、全体のスケジュールからスケジュールの多さすな
わち多忙度を一目で容易に把握することができる。それ
ゆえ、利用者がスケジュール調整を行いやすくすること
ができる。
【0020】例えば、スケジュールの閲覧の際には、ス
ケジュール表示手段が、スケジュールの個数に応じて傍
線の太さを変化させる。すなわち、例えば、スケジュー
ルの個数が多いほど、傍線を太くする。
【0021】従来の、スケジュールの個数に応じて表示
画面内の何段分も用いてそれぞれプラン102を引くや
り方では、スケジュールが多くなってくると、スクロー
ルしなければ全体を見ることができない。これは、各プ
ランの線幅や、プラン間の幅があるためである。
【0022】これに対し、上記本発明の構成によれば、
上記のように、傍線の太さを変化させることによってス
ケジュールの多さを表す。したがって、スケジュールが
多くなってきても、表示画面内の多くの行数を消費する
ことがない。表示画面の縦の長さが短くても、スクロー
ルなどを行うことなく、全体のスケジュールからスケジ
ュールの多さすなわち多忙度を一目で容易に把握するこ
とができる。それゆえ、利用者がスケジュール調整を行
いやすくすることができる。
【0023】また、例えば、スケジュールの登録の際に
は、スケジュール表示手段が、スケジュールの個数に応
じて、スケジュールの入っている時間帯を表す領域の色
を変化させる。例えば、スケジュールの個数が多いほ
ど、色の波長を長くする。したがって、スケジュールが
多くなってきても、全体のスケジュールからスケジュー
ルの多さすなわち多忙度を一目で容易に把握することが
できる。それゆえ、利用者がスケジュール調整を行いや
すくすることができる。
【0024】また、例えば、スケジュールの登録の際に
は、スケジュール表示手段が、登録するスケジュールの
個数に応じたスケジュール図形を、スケジュールの入っ
ている時間帯を表す領域に描写する。例えば、登録する
スケジュールの個数に比例した例えば同数個の点や丸や
四角等の図形を、開始時と終了時の区切り線間に挿入す
る。その結果、多くのスケジュールが登録されている時
間帯では、この図形が密集して描写され、スケジュール
が少ししか登録されていない時間帯では、この図形がま
ばらに描写される。このように、図形の密集具合を利用
者が見れば、スケジュールの多さをすぐに把握できる。
したがって、スケジュールが多くなってきても、全体の
スケジュールからスケジュールの多さすなわち多忙度を
一目で容易に把握することができる。それゆえ、利用者
がスケジュール調整を行いやすくすることができる。
【0025】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、上記構成に加えて、利用者からの入力に応じて、ス
ケジュールを表示する画面の両端間の期間およびスケジ
ュールの表示上の時間単位を変更することを特徴として
いる。
【0026】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、上記構成に加えて、利用者からの入力に応じて、ス
ケジュールを表示する画面の両端間の期間およびスケジ
ュールの表示上の時間単位を変更する期間変更手段が設
けられていることを特徴としている。
【0027】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、上記構成に加えて、利用
者からの入力に応じて、スケジュールを表示する画面の
両端間の期間およびスケジュールの表示上の時間単位を
変更することを特徴としている。
【0028】上記の構成において、利用者が拡大や縮小
を指定すると、スケジュールを時系列で表示する画面の
両端間の期間すなわち表示の全期間がそれぞれ一生、
年、月、週、日である、ライフプランスケジュール、年
間スケジュール、月間スケジュール、週間スケジュー
ル、日間スケジュールへと変化する。そして、例えば年
間スケジュールであれば1月を表示上の単位とし、月間
スケジュールであれば1週や1日を表示上の単位とする
といったように、スケジュールの表示上の時間単位を変
更する。
【0029】したがって、利用者は、長期間のスケジュ
ール概要を見たければ、日、週、月、年、一生というふ
うに表示を変えていけばよいし、また、短期間の詳細な
概要を見たければ、一生、年、月、週、日というふうに
表示を変えていけばよい。このように、同一のスケジュ
ールについて、利用者の希望により、詳細な表示と概略
の表示との間で自由に表示形式を変更することができ
る。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、利用者
がスケジュール調整をいっそう行いやすくすることがで
きる。
【0030】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理方法において、利用者自身の許容量に応じた同一時
間帯に登録できるスケジュール数の上限値の入力を受け
付けるとともに、スケジュール登録の際に、もしそのス
ケジュールを登録した結果上記上限値を超えるような場
合には、その登録を禁止することを特徴としている。
【0031】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理装置において、利用者自身の許容量に応じた同一時
間帯に登録できるスケジュール数の上限値の入力を受け
付けるとともに、スケジュール登録の際に、もしそのス
ケジュールを登録した結果上記上限値を超えるような場
合には、その登録を禁止する管理手段が設けられている
ことを特徴としている。
【0032】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、スケジュールを時間帯ご
とに登録するスケジュール管理プログラムを格納した記
録媒体において、利用者自身の許容量に応じた同一時間
帯に登録できるスケジュール数の上限値の入力を受け付
けるとともに、スケジュール登録の際に、もしそのスケ
ジュールを登録した結果上記上限値を超えるような場合
には、その登録を禁止することを特徴としている。
【0033】上記の構成により、利用者が、自分の許容
量に応じて、同一の時間帯に登録できるスケジュール数
の上限値をあらかじめ入力しておく。そして、スケジュ
ール登録処理を行った際に、もし、登録した結果上記上
限値を超えるような場合には、システムがその登録を禁
止する。また、上限値を超えるため登録できない旨を利
用者に通知する。したがって、利用者は、現在その時間
帯にすでに何個のスケジュールを登録してあるかを意識
しなくても、自分の許容量を超えるスケジュール登録を
してしまう心配がない。それゆえ、利用者がスケジュー
ル調整をいっそう行いやすくすることができる。
【0034】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、上記構成に加えて、スケジュールの個数が上記上限
値に達しているか否かを表す時間帯ごとの登録可否フラ
グを有し、スケジュール登録処理を行う際に、もしスケ
ジュールを登録した結果上記上限値を超えるような場合
には、その登録を禁止するとともに、この登録可否フラ
グが「上限値未満」を示している時間帯であってこのス
ケジュールの必要期間以上の長さを持った時間帯を候補
として抽出し、利用者に通知することを特徴としてい
る。
【0035】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、上記構成に加えて、スケジュールの個数が上記上限
値に達しているか否かを表す時間帯ごとの登録可否フラ
グを有し、スケジュール登録処理を行う際に、もしスケ
ジュールを登録した結果上記上限値を超えるような場合
には、その登録を禁止するとともに、この登録可否フラ
グが「上限値未満」を示している時間帯であってこのス
ケジュールの必要期間以上の長さを持った時間帯を候補
として抽出し、利用者に通知する空き時間抽出手段が設
けられていることを特徴としている。
【0036】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、上記構成に加えて、スケ
ジュールの個数が上記上限値に達しているか否かを表す
時間帯ごとの登録可否フラグを有し、スケジュール登録
処理を行う際に、もしスケジュールを登録した結果上記
上限値を超えるような場合には、その登録を禁止すると
ともに、この登録可否フラグが「上限値未満」を示して
いる時間帯であってこのスケジュールの必要期間以上の
長さを持った時間帯を候補として抽出し、利用者に通知
することを特徴としている。
【0037】上記の構成により、各時間帯には、スケジ
ュールの個数が上記上限値に達しているか否かを表す登
録可否フラグがあり、スケジュール登録処理を行う際
に、もし、登録した結果上記上限値を超えるような場合
には、システムがその登録を禁止するとともに、この登
録可否フラグが「上限値未満」を示している時間帯であ
って、この現在登録したいスケジュールの必要期間以上
の長さを持った時間帯を、この現在登録したいスケジュ
ールを登録可能な時間帯の候補として抽出し、利用者に
通知する。したがって、利用者は、上記のように上限値
の制限により登録できなかったスケジュールについて
は、この時間帯の候補のなかから選んでその時間帯に登
録することができる。それゆえ、上記の構成による効果
に加えて、利用者がスケジュール調整をいっそう行いや
すくすることができる。
【0038】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、上記構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が
設定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上
限値を超えるような場合には、上記優先度の高いほうの
スケジュールをその時間帯に登録するとともに、上記優
先度の低いほうのスケジュールを他の時間帯へ移動する
ことを特徴としている。
【0039】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、上記構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が
設定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上
限値を超えるような場合には、上記優先度の高いほうの
スケジュールをその時間帯に登録するとともに、上記優
先度の低いほうのスケジュールを他の時間帯へ移動する
入れ替え手段が設けられていることを特徴としている。
【0040】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、上記構成に加えて、全て
のスケジュールに優先度が設定され、スケジュールが登
録されるとその時間帯の上限値を超えるような場合に
は、上記優先度の高いほうのスケジュールをその時間帯
に登録するとともに、上記優先度の低いほうのスケジュ
ールを他の時間帯へ移動することを特徴としている。
【0041】上記の構成により、各スケジュールには優
先度が設定されている。スケジュールが登録されると上
限値を超えるような場合には、システムは、この優先度
に基づいてスケジュールの入れ替えを行って、優先度の
高いほうのスケジュールをその時間帯に登録する一方、
優先度の低いほうを他の時間帯へ移動する。したがっ
て、この入れ替え(移動)処理は、あらかじめ決められ
た優先度同士の比較に基づくものであるため、登録済み
のスケジュールが少ないときだけでなく、スケジュール
が多く、また、他のスケジュールとの関連が増したとき
でも、確実に行うことができる。それゆえ、上記の構成
による効果に加えて、利用者がスケジュール調整をいっ
そう行いやすくすることができる。
【0042】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、上記構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が
設定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上
限値を超えるような場合には、すでにその時間帯に登録
されているスケジュールと今登録しようとしているスケ
ジュールとを提示し、利用者からの、他の時間帯に移動
するスケジュールの指定を受け付けることを特徴として
いる。
【0043】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、上記構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が
設定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上
限値を超えるような場合には、すでにその時間帯に登録
されているスケジュールと今登録しようとしているスケ
ジュールとを提示し、利用者からの、他の時間帯に移動
するスケジュールの指定を受け付ける入れ替え手段が設
けられていることを特徴としている。
【0044】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、上記構成に加えて、全て
のスケジュールに優先度が設定され、スケジュールが登
録されるとその時間帯の上限値を超えるような場合に
は、すでにその時間帯に登録されているスケジュールと
今登録しようとしているスケジュールとを提示し、利用
者からの、他の時間帯に移動するスケジュールの指定を
受け付けることを特徴としている。
【0045】上記の構成により、スケジュールには優先
度が設定されている。スケジュールが登録されると上限
値を超えるような場合には、システムは、この優先度に
基づいてスケジュールの入れ替えを行うことを利用者に
促す。利用者は、優先度の高低等を参考にして、いずれ
かのスケジュールを選択して他の時間帯へ移動する。し
たがって、登録済みのスケジュールが少ないときだけで
なく、スケジュールが多く、また、他のスケジュールと
の関連が増したときでも、上限値を超えるような場合に
利用者のそのときの事情に応じて所望の入れ替え(移
動)処理を容易に行うことができる。それゆえ、上記の
構成による効果に加えて、利用者がスケジュール調整を
いっそう行いやすくすることができる。
【0046】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、上記構成に加えて、複数のメンバーで行う作業につ
いて、複数のメンバーで行う作業のスケジュールを登録
する際に、まず、全メンバーの空いている時間帯を抽出
し、みつかれば、その時間帯にスケジュールを登録する
一方、みつからなければ、どのメンバーもスケジュール
個数が上限値に達していない範囲で、既存スケジュール
数の少ないところから順に時間帯を抽出し、該当する時
間帯がみつかった場合は、その時間帯に既存スケジュー
ルがあるメンバーがもしいれば、そのメンバーにそこに
登録してよいかを尋ね、該当するメンバー全員からの了
承の入力があれば、その時間帯に上記スケジュールを登
録することを特徴としている。
【0047】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、上記構成に加えて、複数のメンバーで行う作業につ
いて、複数のメンバーで行う作業のスケジュールを登録
する際に、まず、全メンバーの空いている時間帯を抽出
し、みつかれば、その時間帯にスケジュールを登録する
一方、みつからなければ、どのメンバーもスケジュール
個数が上限値に達していない範囲で、既存スケジュール
数の少ないところから順に時間帯を抽出し、該当する時
間帯がみつかった場合は、その時間帯に既存スケジュー
ルがあるメンバーがもしいれば、そのメンバーにそこに
登録してよいかを尋ね、該当するメンバー全員からの了
承の入力があれば、その時間帯に上記スケジュールを登
録するグループワーク管理手段が設けられていることを
特徴としている。
【0048】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、上記構成に加えて、複数
のメンバーで行う作業について、複数のメンバーで行う
作業のスケジュールを登録する際に、まず、全メンバー
の空いている時間帯を抽出し、みつかれば、その時間帯
にスケジュールを登録する一方、みつからなければ、ど
のメンバーもスケジュール個数が上限値に達していない
範囲で、既存スケジュール数の少ないところから順に時
間帯を抽出し、該当する時間帯がみつかった場合は、そ
の時間帯に既存スケジュールがあるメンバーがもしいれ
ば、そのメンバーにそこに登録してよいかを尋ね、該当
するメンバー全員からの了承の入力があれば、その時間
帯に上記スケジュールを登録することを特徴としてい
る。
【0049】上記の構成により、複数のメンバーで行う
作業(グループワーク)のスケジュールの場合には、ま
ず、全メンバーの空いている時間帯を抽出する。みつか
れば、その時間帯にスケジュールを登録する。みつから
なければ、どのメンバーも上限値に達していない範囲
で、既存スケジュール数の少ないところから順に、時間
帯を抽出していく。該当する時間帯がみつかった場合、
その時間帯の既存スケジュール数が1以上であるメンバ
ーがもしいれば、そのメンバーに、そこに登録してよい
かを尋ねる。該当するメンバー全員が了承すれば、その
時間帯にスケジュールを登録する。
【0050】したがって、上限値を超えないように、か
つ、なるべく既存スケジュール数の少ない時間帯に、ス
ケジュールを登録できるので、各メンバーの実際の仕事
の負担を軽減できる。それゆえ、上記の構成による効果
に加えて、複数のメンバーで行う作業において利用者が
スケジュール調整を行いやすくすることができる。
【0051】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理方法において、スケジュールを登録する場合に、こ
れからスケジュールを登録しようとしている時間帯にす
でに登録されているスケジュールおよび、これからスケ
ジュールを登録しようとしている時間帯に隣接した時間
帯にすでに登録されているスケジュールの少なくとも一
方を利用者に提示することを特徴としている。
【0052】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理装置において、スケジュールを登録する場合に、こ
れからスケジュールを登録しようとしている時間帯にす
でに登録されているスケジュールおよび、これからスケ
ジュールを登録しようとしている時間帯に隣接した時間
帯にすでに登録されているスケジュールの少なくとも一
方を利用者に提示する関連スケジュール提示手段が設け
られていることを特徴としている。
【0053】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、スケジュールを時間帯ご
とに登録するスケジュール管理プログラムを格納した記
録媒体において、スケジュールを登録する場合に、これ
からスケジュールを登録しようとしている時間帯にすで
に登録されているスケジュールおよび、これからスケジ
ュールを登録しようとしている時間帯に隣接した時間帯
にすでに登録されているスケジュールの少なくとも一方
を利用者に提示することを特徴としている。
【0054】上記の構成により、スケジュールを登録す
る場合に、これからスケジュールを登録しようとしてい
る時間帯にすでに登録されているスケジュールや、これ
からスケジュールを登録しようとしている時間帯に隣接
した時間帯にすでに登録されているスケジュールを提示
する。したがって、登録しようとするスケジュールと、
これから登録しようとしている時間帯にすでに登録され
ているスケジュールや、これから登録しようとしている
時間帯に隣接した時間帯にすでに登録されているスケジ
ュールとの関係を考慮しやすい。それゆえ、利用者がス
ケジュール調整を行いやすくすることができる。
【0055】また、本発明に係るスケジュール管理方法
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理方法において、スケジュールの登録の前に、仮の登
録処理として、スケジュール登録処理のシミュレーショ
ンを行い、利用者からシミュレーションの結果への了承
が入力されるとこの仮登録内容を本登録として登録する
一方、利用者からシミュレーションの結果への不了承が
入力されるとこの仮登録内容を破棄することを特徴とし
ている。
【0056】また、本発明に係るスケジュール管理装置
は、スケジュールを時間帯ごとに登録するスケジュール
管理装置において、スケジュールの登録の前に、仮の登
録処理として、スケジュール登録処理のシミュレーショ
ンを行い、利用者からシミュレーションの結果への了承
が入力されるとこの仮登録内容を本登録として登録する
一方、利用者からシミュレーションの結果への不了承が
入力されるとこの仮登録内容を破棄する模擬手段が設け
られていることを特徴としている。
【0057】また、本発明に係るスケジュール管理プロ
グラムを格納した記録媒体は、スケジュールを時間帯ご
とに登録するスケジュール管理プログラムを格納した記
録媒体において、スケジュールの登録の前に、仮の登録
処理として、スケジュール登録処理のシミュレーション
を行い、利用者からシミュレーションの結果への了承が
入力されるとこの仮登録内容を本登録として登録する一
方、利用者からシミュレーションの結果への不了承が入
力されるとこの仮登録内容を破棄することを特徴として
いる。
【0058】上記の構成により、スケジュールの登録の
前に、仮の登録処理として、スケジュール登録処理のシ
ミュレーションを行う。
【0059】スケジュールを一つ登録する際に、それを
登録することによって他のスケジュールを移動させたり
する必要や、移動させてもやはりスケジュールが苦しく
なりすぎるため、登録を中止したくなることもある。こ
のようなときに、上記本発明の構成によれば、いきなり
スケジュールを登録・移動してしまうのではなく、仮の
登録処理として、一つのスケジュールを登録することに
よって他のスケジュールの変更が発生するような場合の
変更も含めて、まず、スケジュール登録処理、例えば登
録・移動・削除などの処理のシミュレーションを行う。
【0060】したがって、利用者は、そのシミュレーシ
ョンの結果に満足すれば、それを本登録として実際に登
録すればよい。逆に、結果に不満であれば、その仮登録
内容を一旦破棄して、再度、満足のいくまでシミュレー
ションをやり直すことができる。それゆえ、利用者がス
ケジュール調整を行いやすくすることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図19に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。本実施の形態に係るスケジュー
ル管理システム(システムと略称する)は、スタンドア
ロン型の機器構成としては、図4に示すように、パーソ
ナルコンピュータ(スケジュール表示手段、期間変更手
段、管理手段、関連スケジュール提示手段、模擬手段、
空き時間抽出手段、入れ替え手段、グループワーク管理
手段)21と表示装置であるディスプレイ(スケジュー
ル表示手段)22とがケーブル接続された構成を有して
いる。パーソナルコンピュータ21には、図示しないC
PU、メモリ、記憶装置が内蔵されている。また、ネッ
トワーク型の機器構成としては、図5に示すように、こ
れらのパーソナルコンピュータ21とディスプレイ22
とが、ケーブル等によりネットワーク接続された構成を
有している。ネットワークを介してのグループでのスケ
ジュール管理も、基本的には上記スタンドアロン型と同
様に行う。
【0062】本実施の形態に係るスケジュール管理を行
うスケジュール管理装置は、スケジュール管理処理を機
能させるためのプログラムで実現される。このプログラ
ムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納され
ている。本発明では、この記録媒体として、パーソナル
コンピュータ21や図示しないマイクロコンピュータ等
で処理が行われるために必要な、図示していないメモ
リ、例えばROM(Read Only Memor
y)のようなものそのものがプログラムメディアであっ
てもよいし、また図示していないが外部記憶装置として
プログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を
挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであ
ってもよい。
【0063】いずれの場合においても、格納されている
プログラムは、上記CPUがアクセスして実行させる構
成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラ
ムを読み出し、読み出されたプログラムは、上記パーソ
ナルコンピュータ21や図示しないマイクロコンピュー
タ等の図示されていないプログラム記憶エリアにダウン
ロードされて、そのプログラムが実行される方式であっ
てもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体
装置に格納されているものとする。
【0064】ここで上記プログラムを格納する記録媒体
は、本体と分離可能に構成されるものであり、磁気テー
プやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商
標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD
・ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディス
ク系、ICカード(メモリカード)/光カード等のカー
ド系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPRO
M、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固
定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0065】また、本発明においてはインターネットを
含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成である
ことから、通信ネットワークからプログラムをダウンロ
ードするように流動的にプログラムを担持する媒体であ
ってもよい。尚、このように通信ネットワークからプロ
グラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード
用プログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるい
は別な記録媒体からインストールされるものであっても
よい。尚、記録媒体に格納されている内容としてはプロ
グラムに限定されず、データであってもよい。
【0066】本実施の形態に係るスケジュール管理シス
テムの内部モジュールの構成は以下の通りである。すな
わち、図6に示すように、スケジュール管理システム
は、スケジュール表示機能、スケジュール管理機能、お
よびスケジュールデータベースからなっている。すなわ
ち、この内部モジュールには、スケジュールを格納して
いるデータベースがあり、そのデータベース内に格納さ
れたスケジュールを表示する機能が3パターンある。そ
の表示機能は、それぞれ、いろいろな時間の期間(スパ
ン)でスケジュールを表すことができる。
【0067】まず、これらの機能の概略を説明する。ス
ケジュールの表示は、上記スケジュール表示機能と図7
に示すスケジュール時間形態との組み合わせによって行
われる。スケジュール表示機能は、図6に示すように、
線幅可変多忙度表示機能、色調可変多忙度表示機能、点
間可変多忙度表示機能を持ち、さらに、表示期間管理機
能を有する。線幅可変多忙度表示機能は、スケジュール
の多忙度を線の太さによって表示する線幅可変多忙度表
示を行う機能である。色調可変多忙度表示機能は、スケ
ジュールの多忙度を色の変化によって表示する色調可変
多忙度表示を行う機能である。点間可変多忙度表示機能
は、スケジュールの多忙度を点の密度によって表示する
点間可変多忙度表示を行う機能である。表示期間管理機
能は、画面上に表示する期間(スパン)を変更・管理す
る機能である。
【0068】上記の線幅可変多忙度表示、色調可変多忙
度表示、点間可変多忙度表示のいずれを表示画面に表示
するかは、システムにあらかじめ設定された、表示画面
の選択を示す表示画面選択フラグによって決定されてお
り、この結果、システムが起動した際の表示画面が選定
されることになる。
【0069】また、スケジュールを設定するための画面
表示は、これら3種類のスケジュール表示とは別に用意
されており、スケジュールに必要な項目を入力するため
の、例えば表形式のような画面である。上記スケジュー
ル表示は、そのスケジュールを入力した後の結果もしく
は途中経過を表示するためのものである。
【0070】スケジュール管理機能は、登録管理機能、
検出管理機能、判断管理機能、移動管理機能、多人数管
理機能を持つ。登録管理機能は、上限管理を行うもので
あり、登録の上限を管理して制限を設ける機能である。
検出管理機能は、空き時間の検出を行うものであり、登
録されているスケジュールから空き時間を検出する機能
である。判断管理機能は、登録確認および登録模擬を行
うものであり、登録確認は、空き時間へスケジュールを
登録する時の確認機能であり、登録模擬は、空き時間へ
スケジュールを設定した後に多忙度がどうなるかを模擬
(シミュレーション)する機能である。移動管理機能
は、自動入れ替え、入れ替え確認を行うものであり、自
動入れ替えは、スケジュールの優先度に基づいて自動的
な入れ替えを行う機能であり、入れ替え確認は、入れ替
えの際の確認を行う機能である。多人数管理機能は、グ
ループワークの管理を行うものである。
【0071】図8にスケジュール時間形態と表示上の区
切りとを示す。例えば「日間」(1日)を例にとってみ
ると、全体の時間帯の上限値は1日で、区切りを1時間
とすると、その時間帯を1時間で24個分に分割すると
いうことである。区切りが30分であれば、48個に分
割される。
【0072】より詳細には以下の通りである。すなわ
ち、本実施の形態では、時間帯は、5つに分類される。
ライフプラン、年間、月間、週間、日間である。ライフ
プランは、年を区切りとし、人生設計を行う際に利用す
る。年間の区切りの一例としては、4半期、月、1週、
1日がある。おおよそ年間スケジュールは数年にわたる
場合と1年の表示に限る場合とがあるが、その年を月で
あれば12、週であれば月を考慮してその月での第1週
から第5週、日であれば365(うるう年の場合の考慮
も入れる)に分割し、それぞれの区切りにスケジュール
カウンタを設ける。
【0073】このスケジュールカウンタは、スケジュー
ルの登録状態を示し、スケジュールカウンタの上限は、
登録制限の際の後述の上限値に連動している。利用者が
スケジュールを登録した場合に、そのデータの開始日と
終了日とから、当てはまる時間帯のスケジュールカウン
タを増加させる。スケジュールカウンタは先の実装で上
限値を超えるようなことはないので、最大でも上限値を
超えるようなことはない。すなわち、スケジュールを登
録する際に上限値のチェックがすでに入っており、設定
されている上限値を超えてスケジュールが登録されるよ
うなことがないようになっているので、上記のように登
録したスケジュールについてスケジュールカウンタを増
加させても、上限値を超えるようなことはない。空き時
間を検出するためには、このスケジュールカウンタを走
査することによって行う。走査の結果は、図示しない表
示ウィンドウに反映され、スケジュール設定の支援とな
る。
【0074】区切りの分類について述べる。時間帯が年
の場合は上記で示した通りである。月の場合は、年と同
じように1日を区切りの最小単位とする。週の場合は、
あらかじめ決められた数分(図8中では単に「分」と表
示)を区切りの最小単位とする。なお、ここでは、5分
を下回らないものとする。そして、表示形態の変化に基
づいて、区切りを変えることとする。1日の場合は、区
切りを、利用者の利便性を考慮に入れた1時間、30
分、20分、15分、10分、5分と6段階に分けて設
定できるようにする。なお、これは一例であり、時間帯
の分類、および区切りに関しては、これに限定するもの
ではない。
【0075】スケジュールは、実際のコンピュータの中
では、一つのデータとして、ハードディスクなどの記憶
媒体に管理されている。そのデータは、タイトル、内
容、開始日、終了日、その他のデータのリンク情報、完
了チェックフラグ、完了日などのフォーマットを持って
おり、表示画面にスケジュールを表示する際に、それら
のデータを記憶媒体から読み出してきて、その表示画面
の表示形態に即した形に加工して表示する。
【0076】次に、上記各スケジュール表示機能につい
て詳細に説明する。まず、スケジュール表示として上記
線幅可変多忙度表示を選択した場合の表示について説明
する。図1に示すように、時系列を表す画面としては、
時系列ウィンドウ1内に、スケジュールの多忙度を表す
横線2が、矩形で表される区切りのとしての時間帯3ご
とに描かれる。図中、例えば左端の矩形が1999年2
月1日であり、右に1個進むにつれて日が進むように表
現されている。
【0077】時系列を表している図9(a)に示す画面
において、横線2aで示されるスケジュールと部分的に
同一の時間帯を持つスケジュールが設定されると、図9
(b)、図9(c)へと画面表示が変わっていき、元の
画面から設定後の画面を見ると、横線の太さが、2a、
2b、2cへと若干ずつ太くなっていく。このように、
時間帯の重なっているスケジュールを繰り返し登録して
いくと、重なっている時間帯において、それらのスケジ
ュールを表す横線がだんだんと太くなっていく。
【0078】すでに述べたように、従来は、スケジュー
ルを表現する手法として、図22に示すように時間軸に
対する傍線で表させる方法がある。この方法では、表示
範囲に限りがあるため、全体のスケジュールからスケジ
ュールの多さを一目で把握するのは困難である。すなわ
ち、従来では、スクロールするなどしなければ全体を見
ることができない。また、スケジュールの表示画面を前
述の図23で示すようなカレンダー画面で表す方法もあ
るが、この方法では、月ごとの日にち単位であるため、
それよりも大きな時間軸やより小さい時間軸のスケジュ
ーリングには不適切であり、やはり全体のスケジュール
からスケジュールの多さを一目で把握するのは困難であ
る。
【0079】これに対し、本実施の形態では、傍線の太
さを変化させることによって、スケジュールの多さを表
し、全体のスケジュールの把握を容易にしている。すな
わち、図1や図9に示すように、スケジュールの時系列
画面を採用し、スケジュールを表すグラフィックを横線
によって表し、スケジュールがある時間帯に加算される
ごとに、その時間範囲に当てはまる横線の幅を少しず
つ、例えば一定の長さ分、大きくしていく。これによっ
て、スケジュールの多忙度が一目で判別でき、多岐にわ
たる時間軸の幅に対してのスケジュールの多忙度の表現
上の問題を解決している。
【0080】次に、スケジュール表示として上記色調可
変多忙度表示を選択した場合の表示について説明する。
従来は、時間軸に対してスケジュールを表現するため
に、何らかのグラフィックに色を付けてスケジュールの
違いを明示することがあるが、スケジュールの多さを色
で表したものはないため、全体のスケジュールからスケ
ジュールの多さを一目で把握するのは困難である。すな
わち、従来では、スケジュールの忙しさを前述の図23
に示すようなカレンダー画面の1日の濃淡によって表
し、グラフィカルな面で利用者への可視性を高めるとし
ている。ただこの手法では、黒の階調なので、中間に位
置する忙しさの状態を見極めるためにはその前後の階調
を見て判断する必要があるため使いにくい。
【0081】これに対し、本実施の形態では、図2に示
すように、時系列を表している画面は、時系列ウィンド
ウ6内に、スケジュールが設定されていない時間帯を表
す矩形領域7…と、少数のスケジュールが設定されてい
る時間帯を表す矩形領域8・10と、多数のスケジュー
ルが設定されている矩形領域9とが描かれる。
【0082】そして、時系列のうち、ある時間帯の矩形
領域の色を変化させることによってスケジュールの多さ
を表し、全体のスケジュールの把握を容易にしている。
すなわち、矩形の内部は通常、白で表されている。スケ
ジュールを一件登録すると、矩形内部の色が変化する。
繰り返し登録を繰り返すと、スケジュールが集中してい
るところは波長の長い色になる。例えば、その時間帯に
相当する矩形領域が白色で表されているスケジュールの
ない時間帯に、スケジュールを一件登録すると、その時
間帯に相当する矩形領域の色が白から紫に変わる。そこ
へスケジュールをもう一件登録すると、紫から青に変わ
る。以下同様である。あるいは、利用者の好みに応じ、
例えば、紫をとばして、スケジュールを一件登録すると
白から青へ変化させる等の設定も可能である。
【0083】つまり、スケジュールを表しているグラフ
ィックには、通常、色がついているが、本実施の形態で
は、それはスケジュール自体に設定された色である。あ
る時間帯の矩形を用意し、その時間帯にスケジュールが
入っていた場合には、波長の短いものから長いものへと
色の段階を設定する。具体的には、紫、青、緑、黄、
橙、赤である。時間帯にスケジュールが集中している部
分は波長の長い色で表示させることによって、従来のよ
うな階調表現による曖昧さを解決している。それゆえ、
スケジュールの多忙度が一目で判別できる。
【0084】本実施の形態では、上記のように色を波長
の長さ順にしている。これは、虹をイメージしたデザイ
ンである。このようにすることにより、見た目が美し
く、かつ、どこでスケジュールが密集しどこで余裕があ
るのかを利用者が直感的に把握することが容易になる。
【0085】また、波長の最も長い色は赤であり、信号
機等の例からもわかるように赤は危険表示に用いられる
ことが多い色である。このため、本実施の形態では、最
もスケジュールが密集している部分を赤に割り当てる。
そして、スケジュールが少なくなるにつれて波長を短く
する。このようにすることにより、見た目が美しく、か
つ、どこでスケジュールが密集しどこで余裕があるのか
を利用者が直感的に把握するのがより容易になる。
【0086】また、上記と異なり、色を波長の長さ順に
するかわりに、画面中の他の場所に、凡例として色の順
序を同時に表示しておくこともできる。これにより、利
用者の所望の順序で色分けでき、個々の利用者にとって
それぞれわかりやすい表示を提供することができる。
【0087】次に、スケジュール表示として上記点間可
変多忙度表示を選択した場合の表示について説明する。
従来は、時間軸に対してスケジュールを表現するため
に、時間軸に対し、開始時と終了時の区切りにおいてス
ケジュールの有無を表現することはあるが、その時間帯
にどれだけのスケジュールが登録されているかの把握が
できないため、全体のスケジュールからスケジュールの
多さを一目で把握するのは困難である。すなわち、従来
では、スケジュールの状態を表現するために、前述の図
23に示すように、カレンダー画面の1日の時間区切り
の中でスケジュールの忙しさを表現しているが、この手
法では、スケジュールの全体的な分布や、優先度の違い
などが確認しにくい側面がある。
【0088】これに対し、本実施の形態では、開始時と
終了時の区切り線間にスケジュールを表す点や丸などの
図形を挿入することによってスケジュールの多さを表
し、全体のスケジュールの把握を容易にする。すなわ
ち、図3や図10に示すように、例えば年、月、週、日
を設定する場合に、時系列ウィンドウ11内の特定の時
間帯を表現した矩形の表示枠12…の中に点13…を挿
入し、その密度によって、それらのスケジュールの分布
や時間ごとの集中度合いを表現し、さらに、その点の矩
形内での高低によってそのスケジュールの優先度を表現
する。つまり、矩形の内部は通常、空白で表されてい
る。スケジュールを1件登録すると、矩形の内部に点が
現れ、登録を繰り返すとその点が増えていく。すなわ
ち、スケジュールを1件登録するごとに、その時間帯に
相当する表示枠の中に点が1個増える。それゆえ、スケ
ジュールの多忙度が一目で判別できる。
【0089】ここでは、各スケジュールに優先度を設け
ている。これは、複数のスケジュール同士について、ど
ちらを先に処理しなければならないかを示す指標であ
る。
【0090】図3や図10において、上述のように点の
上下位置は優先度の違いを表しており、優先度に沿って
上下方向の位置が決まる。図中、上にあるほど優先度が
高いことを示す。なお、本実施の形態では優先度は10
段階としている。しかし、優先度の段階数は、利用者が
定めるところにより、何段階にも設定できる。また、優
先度の「高い」と「低い」との境界は、利用者が任意に
決定できる。例えば、優先度を10段階に定めた場合
に、「5以下は低い」や「8以下は低い」といったよう
に、利用者が自分の主観でどの段階を境界とするかを設
定することができる。
【0091】ここでは、スケジュールを入力する際は、
優先度も同時に入力することとなっている。なお、ここ
では、利用者が特に優先度を入力しない場合には、最大
値と最小値との間の範囲の中間の値が自動的にシステム
にそのスケジュールの優先度として入力されるようにな
っている。
【0092】図3や図10において、各点は、マウスな
どのドラッグアンドドロップ操作で別の位置へ移動でき
る。横方向に操作すれば別の時期へ移動でき、縦方向に
操作すれば別の優先度へ移動できる。縦方向に移動させ
れば、移動後の位置に設定されている優先度がそのスケ
ジュールに再割り当てされる。
【0093】なお、図3や図10において、スケジュー
ルを一つ登録すると、点が一つ増え、それだけ密度が高
いことがわかるが、ここで、複数の日にちにまたがるス
ケジュールを登録した場合には、各日に点が記載され
る。
【0094】以上、3種類のスケジュール表示について
説明したが、上記3種類のスケジュール表示は、このう
ち一つを選んで表示させることもできるし、また、複数
を1つの表示部に並べて表示させることもできる。ま
た、上述のように、標準の表示として起動時に表示され
るものをあらかじめ選択しておくことや、起動後に他の
表示に切り替えることもできる。また、この表示は、ス
ケジュール登録作業とは無関係に、単にスケジュールを
閲覧したい場合の表示として利用することも可能であ
る。
【0095】また、上記3種類のスケジュール表示にお
いては、スケジュールをそれぞれ線、領域、点で表示し
ているが、マウスなどのポインティングデバイスでこれ
らをクリックしたり、表示画面の上のほうに表示されて
いる機能アイコン(図示せず)等の上へドラッグアンド
ドロップしたりするなどして指定すれば、該当するスケ
ジュールの内容が詳細表示され、利用者がそのスケジュ
ールの作業内容を閲覧することができる。指定したもの
が複数のスケジュールを含んでいれば、該当する複数の
スケジュールの内容がそれぞれ詳細表示される。
【0096】また、例えば点間可変多忙度表示では、図
3と図10とでは、「優先度」の「高い/低い」の表示
の有無、および、1週内の日数が異なっている。これ
は、図3は利用者の表示希望に沿って、「高い/低い」
の表示を省き、かつ7日とも表示した場合であり、図1
0も同様に、利用者の表示希望に沿って、「高い/低
い」を表示し、かつその1週中の所望の連続した6日の
みを表示した場合であり、このように、各情報の表示の
有無を利用者が自由に設定できる。すなわち、利用者の
設定により、表示期間やその他の表題などを自由に設定
することができる。これは、他の2種類のスケジュール
表示でも同様である。
【0097】このように、上記スケジュール表示では、
各情報の表示の有無を利用者が自由に設定できるので、
スケジュール調整をより容易に行える。
【0098】上記3種類のスケジュール表示において、
現在画面に表示させている全体の期間(「画面表示期
間」と称する)は、ライフプランのスケジュールであれ
ば数年間であり、年間のスケジュールであれば1年であ
り、月間のスケジュールであれば1月であり、週間のス
ケジュールであれば1週間である。時間軸すなわち画面
表示期間を一生、年、月、週、日とすることにより、ス
ケジュールはそれぞれ、ライフプランスケジュール、年
間スケジュール、月間スケジュール、週間スケジュー
ル、日間スケジュールの5つの形態が存在する。
【0099】また、利用者(複数人の場合はその各自)
は、自分が画面表示として主に希望する、あるいは頻繁
に使う等の時間形態がライフプラン、年間、月間、週
間、日間のいずれであるかや、その区切り等も適宜考慮
して、自分のマシン(コンピュータ)でスケジュール登
録の際の入力に用いる時間単位をそれぞれ上記種々の区
切りのなかから選択してシステムに設定しておくことが
できる。この結果、例えば、ある人は5分刻みで、また
ある人は1時間刻みで、またある人は1日刻みで、登録
すべき自分のスケジュールのデータを入力することにな
る。一方、このように各自が入力用に設定している時間
単位がどれであるかや、表示画面上のスケジュールの時
間形態や区切りがいずれであるかにかかわらず、データ
ベース内には、最小単位刻み、すなわち本実施の形態で
は5分単位で、全てのスケジュールが登録されるように
なっている。これにより、利便性と管理効率とが上が
る。
【0100】また、例えば、図1は、「月間」形態で、
区切りを「1日」にしているが、このスケジュールのま
ま、「年間」形態で、区切りを「月」にすると、2月全
体が、「スケジュール3個分(つまりその月内の最大
値)に相当する太さ」の傍線で表示される。
【0101】また、上記3種類のスケジュール表示にお
いて、マウスなどの操作により、スケジュール表示の時
間軸が段階的に切り替わる。すなわち、例えばマウスの
右ボタンを押しながらマウスカーソルをスケジュール表
示画面上の特定の部位(例えばスケジュール表示枠)上
で右から左へと移動(ドラッグ)させることによって、
スケジュール表示が、年間スケジュール、月間スケジュ
ール、週間スケジュール、日間スケジュールへ(または
その逆)と変化していく。また、ドラッグ操作以外でも
よく、例えば、スケジュール表示画面上の特定の部位に
拡大ボタン、縮小ボタンを設けておき、縮小ボタンをマ
ウスでクリックすれば、日間スケジュール、週間スケジ
ュール、月間スケジュール、年間スケジュールへと変化
していく。拡大ボタンをクリックすれば、年間スケジュ
ール、月間スケジュール、週間スケジュール、日間スケ
ジュールへと変化していく。
【0102】「週間形態、1日区切り」を「月間形態、
1日区切り」に変更する(すなわち、区切りは変えずに
形態を長くする)と、同一画面に表示される日数が増え
るのに合わせて、1日分の表示幅を狭くする。逆に、形
態を短くする場合は、1日分の表示幅を広くする。
【0103】従来では、スケジュールの設定状況を表現
する表示方法として、カレンダー、1日スケジュール、
月間スケジュール、年間スケジュールとして表す方法が
ある。この方法では、それぞれの表示に切り替えを行わ
ないと、その目的に即した用途を満たさない。
【0104】これに対し、本実施の形態では、上述のよ
うに、表示方法を、日間スケジュール、週間スケジュー
ル、月間スケジュール、年間スケジュールと段階的に切
り替えることによって、全体のスケジュールの把握を容
易にする。すなわち、上記の手段を利用し、時間軸を1
日、1週間、1ヶ月、1年、1生涯に切り替えて、それ
ぞれの時間帯の特徴を生かした表示画面を実現する。そ
れゆえ、1日、1週間、1ヶ月、1年、1生涯のスケジ
ュールの状態を把握しやすくなる。また、人生計画を立
てるのに役立つ。
【0105】次に、各スケジュール管理機能について詳
細に説明する。まず、登録管理機能(上限管理)につい
て述べる。スケジュールを設定する場合に、同じ時間帯
にたくさんのスケジュールを設定したとしても、実際に
実行できるのは、その利用者の能力による。通常、スケ
ジュールは、ある一定の時間帯には1つを行うのが理想
的である。ところが実際は、利用者の事情により必ずし
も1つとはならない場合が多い。開始日から終了日が重
なっているデータが2つ以上存在する場合、その時間帯
にスケジュールは2つ以上存在することになり、利用者
がスケジュールをこなしていくためには、懸命な努力が
必要となってくる。重なるスケジュールがあまりにも多
くに及べば、その時間帯にあるスケジュールの完了は困
難といえる。
【0106】これに対し、本実施の形態では、システム
には、個人のスケジュールを管理しているデータベース
が存在するが、利用者のおのおのが、それぞれのデータ
ベースに対して、以下のように、自分の上限値を設定し
ている。このように、各時間帯において、利用者が設定
できるスケジュールの上限を設けることによって、上記
の困難を避けることができる。
【0107】すなわち、まず、上限値を管理するパラメ
ータを用意する。図13はその上限値を設定するための
値入力画面である。上限値と書かれている部分の空白2
3に、利用者が自分で実行できるであろうとするスケジ
ュールの上限値を設定し、登録ボタン24を押すことに
よって、上限値がシステムに記憶される。なお、本実施
の形態では、上限値は3に設定するものとする。
【0108】また、スケジュールを設定するときには、
そのスケジュールの時間帯すなわち開始日から終了日を
キーとして、スケジュールを管理しているデータベース
に問い合わせを行い、スケジュールカウンタの情報を取
得する。該当するスケジュールが見つかった場合に、こ
れから登録しようとするスケジュールの個数とすでにそ
こに登録されているスケジュールの個数との合計数と、
上限値とを比較し、その合計数が上限値と同等もしくは
超えていれば、そのスケジュールは登録できないため、
その旨を利用者に知らせる。利用者は、その回答によっ
てスケジュールの再設定を行うこととなる。
【0109】図11、図12、図15は、このスケジュ
ールカウンタの様子を示している。これらの図において
は、スケジュールカウンタの「9時」欄は「9:00〜
09:59」を表し、「10時」欄は「10:00〜1
0:59」を表し、「11時」欄は「11:00〜1
1:59」を表し、「9時から11時」とは「9:00
〜11:59」を表している。図13において「9時か
ら11時」というスケジュールを入れると「9時」「1
0時」「11時」の欄のスケジュールカウンタの値が増
加する。
【0110】上限値を設定する区切り単位は、そのスケ
ジュールを表示させる際の区切りと同等のものとしてい
る。そのため、スケジュール表示の区切りが変化する
と、上限値以下か否かが変化する。例えば、区切りを
「10分」に設定しておいて、9:00から9:10ま
でスケジュールを入れた結果、9:00から9:10ま
でが上限値に達し、一方9:10から10:00までは
達していないような場合を考える。区切りが「10分」
であれば、9:00から9:10までが上限値に達して
いると解釈され、9:10から10:00までが上限値
に達していないと解釈される。一方、区切りを「1時
間」に変更すると、9:00から10:00までが上限
値に達していると解釈される。
【0111】このように、利用者が開始時期と終了時期
とを指定してから、システムがデータベースを調べ、登
録すると上限値を超える場合は、「そこに登録すると上
限値を超えるので登録できない」旨の通知を行う。
【0112】従来は、入力できる可能な限りのスケジュ
ールの登録処理ができ、実質的には無制限であった。こ
れでは、事実上、スケジュールをこなすのは困難であ
る。
【0113】これに対し、本実施の形態では、利用者
が、スケジュールを登録するときに、実行可能な上限を
設定することで、スケジュールの多忙度が超過している
ことを明示したり、利用者がその上限値を超えてスケジ
ュールを設定することを禁止したりして、無理なスケジ
ューリングを行わないように支援している。すなわち、
スケジュールの時間単位にスケジュールカウンタを持た
せ、そのスケジュールカウンタの上限値(ここでは3)
を設定することによって登録可能数の制限を実現する。
図11はその技術的内容を表している。例えば、1日を
時間軸(画面表示期間)に持ち、1時間をその分割の区
切りに設定すると、図11(a)のようになる。ここ
で、図11(b)に示すスケジュールが設定されると、
スケジュールカウンタは、そのスケジュールの開始時か
ら終了時までを計算して設定される。その結果、図11
(c)に示すように、スケジュールの設定後、スケジュ
ールカウンタが加算される。次に、8時から10時まで
のスケジュールを設定しようとすると、9時のスケジュ
ールカウンタがもうすでに上限値(3)に達しているの
でスケジュールは登録できない仕組みになっている。そ
れゆえ、無理なスケジュールを設定することがなくな
る。このようなスケジュールは、前述のように、利用者
が他の時間帯へ再設定することになる。
【0114】次に、検出管理機能(空き時間検出)につ
いて述べる。上述のように、登録すると上限値を超えて
しまうような場合には利用者がスケジュールの再設定を
行うこととしているが、この再設定の際に、表示画面を
目視でスケジュールの空き時間を探し出す方法も一つで
あるが、自動的に行うことで作業の効率化もできる。す
なわち、上述の構成では、今注目している時間帯にスケ
ジュールが登録できるかどうかを検出するために上限値
と実際のデータの数との比較で決定しているが、空き時
間を探す場合は、スケジュールの検索を行うためにその
都度データベースにアクセスしていたのでは時間が掛か
ってしまう。そこで、本実施の形態では、空き時間を探
すのには、スケジュール自体のデータを利用するのでは
なく、各時間帯にスケジュールの登録状態のフラグであ
って「TRUE/ FALSE」で表現される「登録可否
フラグ」をあらかじめ設けておくことによって行ってい
る。これについて以下に説明する。
【0115】従来では、スケジュールを設定しようとし
たがもう既にスケジュールが入っていた場合に、およ
そ、新規のスケジュールを設定するための空き時間は、
現在のスケジュールに基づいて検出している。たくさん
のスケジュールがある場合にはこのような作業は容易で
はない。
【0116】これに対し、本実施の形態では、現在のス
ケジュールの状態から自動的に時間の空きを抽出し、利
用者に提示してスケジュールの効率的な設定を支援す
る。すなわち、スケジュールの時間単位に空きを示す登
録可否フラグを設け、その登録可否フラグの状態によっ
て空き時間の検出を実現させる。図12はその技術内容
を表している。上限値までに到達した時間帯は上述の手
段によって明らかになるため、同じようなスケジュール
カウンタ形式を用いて、上限値まで到達した時間帯には
登録可否フラグにFALSEを挿入し、まだ空き時間が
ある時間帯にはTRUEを挿入する。これにより、登録
可否フラグにTRUEが設定されている時間帯にはスケ
ジュールの空きがあり、FALSEが設定されている時
間帯はスケジュールの空きが無いことが分かる仕組みに
なっている。それゆえ、無駄無くスケジュールの設定が
できる。また、空き時間を自動的に探してくれるので、
スケジュールの設定に時間が掛からない。
【0117】登録可否フラグは、スケジュールの件数を
毎回調べるのに、データベースに負荷がかかることを考
慮に入れた付随的なフラグである。各時間帯に入れたス
ケジュール件数が上限値に達すると、その時間帯のこの
登録可否フラグはFALSEになり、上限値に達してい
なければ、TRUEになる。
【0118】実際の手順としては、まず、利用者が、ス
ケジュールを登録すべく、開始時期と終了時期とを指定
する。すると、システムがデータベースを調べ、もし開
始時期から終了時期までの間に登録可否フラグがFAL
SEである時間帯が存在すれば、「そこはFALSEな
ので登録できない」旨の通知を行う。
【0119】そして、このような場合には、 (a) 利用者が、上記3種類のスケジュール表示のいずれ
かまたは複数のスケジュール表示を見ながら、空き時間
帯を目視により探す。前述のような表示を用いることに
より、どこがスケジュールが密集していてどこがそうで
ないかを利用者が把握しやすい。 (b) あるいは、利用者が、検索期間(抽出時間範囲)
と、登録したいスケジュールの時間の長さとを入力す
る。あるいは、スケジュール時間が入力済みなのでこれ
を用いてシステムがこのスケジュールの時間の長さを計
算する。そして、登録しても上限値を超えないような候
補時間帯をシステムが抽出して、利用者に提示する。こ
の抽出の際、上記のような登録可否フラグを設けてこれ
を参照するようにしているため、空き時間の抽出を効率
良く行うことができる。
【0120】なお、上限値を設定する区切り単位は、す
でに説明した通り、そのスケジュールを表示させる際の
区切りと同等のものとしているので、スケジュール表示
の区切りを変化させると、登録可否フラグの状態が変化
する。例えば、区切りを「10分」に設定しておいて、
9:00から9:10までスケジュールを入れた結果、
9:00から9:10までが上限値に達し、一方9:1
0から10:00までは達していないような場合を考え
る。区切りが「10分」であれば、9:00から9:1
0までがFALSEであり、9:10から10:00ま
ででは登録可否フラグがTRUEであると解釈される。
一方、区切りを「1時間」に変更すると、9:00から
10:00までで登録可否フラグがFALSEであると
解釈される。
【0121】次に、判断管理機能(登録確認)について
述べる。従来では、任意のスケジュールを空き時間に設
定するとき、そのスケジュールをその空き時間に設定す
ることによって他の時間帯に設定されているスケジュー
ルに与える影響は考慮されない。
【0122】これに対し、本実施の形態では、任意のス
ケジュールを設定するときに、そのスケジュールが所属
する時間帯のその他のスケジュールや、隣接した時間帯
にあるスケジュールを明示し、利用者が確認できるよう
にし、スケジュールの適切な設定を支援する。すなわ
ち、設定しようとする任意のスケジュールが所属する時
間帯内のスケジュールの一覧を作成する。利用者はその
一覧を参照し、適切な時間帯を、設定しようとする任意
のスケジュールに割り付ける。図14はその技術内容を
表している。スケジュール管理機能31は、上述のスケ
ジュールカウンタを格納したスケジュールカウンタテー
ブル32により、設定しようとするスケジュール33の
時間帯内にスケジュールが存在するか否かを割り出すこ
とができる。そして、割り出した時間帯を元にデータベ
ース34とのやり取りを行って、スケジュールリスト3
5を作成し、利用者にスケジュールを明示する仕組みに
なっている。それゆえ、スケジュールの設定ミスを防ぐ
ことができる。
【0123】例えば、上述の空き時間の抽出処理によっ
てスケジュール登録の際の候補時間帯が得られたとす
る。しかし、そのスケジュールは前後のスケジュールを
考慮に入れた場合には必ずしも適切ではないことがあ
る。そこで、本実施の形態では、任意のスケジュールを
設定したときに、その設定を有効にする前に、前後の時
間帯にある既存スケジュールや、同じ時間帯に重なって
いる既存スケジュールを読み込み、その関連性を利用者
に明示することによって、その時間帯にそのスケジュー
ルを設定することが適切かどうかが利用者に判断するた
めの材料を提供するようにしている。
【0124】適切かどうかの判断の指針となるものとし
て、次のような手法を提供する。従来では、ToDoな
どのデータには優先度というものが設定されている。優
先度は、従来はおよそ4段階ほどで表される。利用者
は、優先度の高いスケジュールから作業を完了したり、
逆に、優先度の低い簡単なスケジュールから作業を完了
していったりする。ただ、一般的に、優先度の高いスケ
ジュールを集中させると作業効率は低下する。それは、
作業者の状態によって、1日単位であるかもしれない
し、1時間単位かもしれない。この違いによる集中度の
最小単位は、表示形態のスケールを変更することによっ
て可能であるが、いずれにしろ、優先度の同じスケジュ
ールをある一定期間続けることは、作業効率が低下する
ということである。
【0125】そこで、本実施の形態では、任意のスケジ
ュールが設定されようとしたとき、その時間帯に所属す
るスケジュールやその時間帯に隣接する時間帯に所属す
るスケジュールの優先度を調べ、設定しようとするスケ
ジュールの優先度と異なるか同一かとともに、各優先度
を利用者に提示する。これにより、利用者はその提示さ
れた情報を確認したうえで、スケジュールの設定を決定
することができる。
【0126】例えば、今登録しようとしているスケジュ
ールが入る時間帯にすでに登録されているスケジュール
について、優先度を利用者に通知する。同じ時間帯に優
先度の同じスケジュールがある場合には、そのようなス
ケジュールを続けると効率が低下するので、利用者は、
この通知を参考にして、スケジュールの移動を検討する
ことができる。また、同じ時間帯に優先度が異なるスケ
ジュールがある場合に、登録済みのスケジュールの優先
度が今回登録しようとするスケジュールの優先度より低
くなっているが、現時点で考えてみれば、その登録済み
のスケジュールのほうを、今回登録しようとするスケジ
ュールの優先度より高くしよう、というふうに、この通
知を参考にして、検討、修正することができる。
【0127】なお、優先度が同一となる場合でも、その
ようなスケジュールの設定をシステムが禁止してしまう
というわけではなく、あくまでも、利用者にそのような
情報を提供することが目的である。
【0128】次に、判断管理機能(登録模擬)について
述べる。従来では、スケジュールを設定した場合に多忙
度がどのようになるかは、スケジュールを設定してみな
いと分からない。その結果、利用者によっては、実際に
スケジュールを設定してみてからでないと多忙度の予測
ができないということがありうる。そして、任意のスケ
ジュールについて、そのスケジュールを設定したことに
よって他のスケジュールの調整を行う必要が生じる場合
が多々ある。しかし、実際にスケジュールを設定してし
まうと、修正が困難になる場合も考えられる。すなわ
ち、スケジュールデータは、設定する過程でデータベー
スに登録されてしまうので、スケジュールの設定に過ち
が発生した場合に元に戻すのが容易ではない。
【0129】そこで、本実施の形態では、空き時間に任
意のスケジュールを設定した後の多忙度を、本登録の前
にシミュレーションして明示することにより、適切なス
ケジュールの設定を支援する。すなわち、設定しようと
する任意のスケジュールを任意の時間帯に仮に設定した
場合のスケジュールを、本登録の場合のスケジュール画
面用の領域とは別の作業領域に表示画面を用意して表示
して利用者に明示する。このスケジュールは、仮に登録
されているだけであるため、常に移動できるようになっ
ており、逐一その変化が参照できる。もし、この仮の設
定が満足いくものであれば、実際の設定に移ることがで
きる。なお、このような仮の登録後の表示画面として
も、図1、図2、図3のような表示を用いることができ
る。それゆえ、スケジュールの設定後の状態がシミュレ
ーションできるので計画が立てやすくなる。
【0130】次に、移動管理機能(自動入れ替え)につ
いて述べる。本実施の形態では、スケジュールの入れ替
えを自動的に行うことができる。すなわち、設定するス
ケジュールの開始時間から終了時間内にすでにスケジュ
ールが存在し、スケジュールを新たに設定することによ
ってその時間帯の上限値を超えてしまう場合に、優先度
の低いスケジュールのほうを移動対象にして、移動した
結果その時間帯が上限値未満になれば、そこへ上記の新
たなスケジュールを登録するようにする。移動対象にな
ったスケジュールは、削除対象にもなるが、通常、どの
時間帯に移動するかは利用者が再設定することとなる。
【0131】これについて詳細を述べる。すなわち、従
来から、スケジュールには通常、優先度が設定されてい
る。利用者は、独自で設定した優先度に基づいてスケジ
ュールの入れ替えをおこなう。ただ、これは、スケジュ
ールの設定が少ない場合には簡単であるが、スケジュー
ルが多くなってきた場合や他のスケジュールとの関連が
増した場合には困難である。すなわち、従来では、ある
時間帯にスケジュールが設定されていて、これから設定
するスケジュールのほうが優先度が高い場合に、元から
あるスケジュールを移さなければならない状況が発生す
ることがあるが、この場合に、利用者は、スケジュール
の空きを探して、その時間帯が、移し替えるスケジュー
ルを設定するのに適切か否かを判断して移動を行う。こ
の手法では、まず、空き時間を探し出すのに手間がかか
り、さらに、移動が適切かどうかを判断するのに手間が
掛かる。
【0132】これに対し、本実施の形態では、スケジュ
ールに優先順位を設定し、自動的にスケジュールの入れ
替えを行うことによって、スケジュールを設定するため
だけにかかる手間を省き、効率のよいスケジュールの設
定を支援する。すなわち、上述のように登録可否フラグ
を利用するなどして空き時間を検出するとともに、これ
から設定するスケジュールの優先度とすでに設定されて
いるスケジュールの優先度とを比較し、適切な入れ替え
を自動化することによって、作業の煩雑さをなくし、上
記の課題を解決する。
【0133】図15はこの技術内容を説明している。
今、図15(a)に示すようなスケジュールカウンタで
あるとし、そこへ、図15(b)に示すようなスケジュ
ール41が登録されようとしたとする。この場合、図1
5(a)に示す通り、該当する時間帯におけるスケジュ
ールカウンタには、10時から11時には上限値(3)
までスケジュールが入っている。そのため、システム
は、その時間帯に登録している図15(c)に示す3つ
のスケジュール42、43、44のデータをデータベー
スより読み出してくる。そのデータの優先度を調べる。
ここでは、優先度は、数値が大きいほど優先度が高いも
のとする。この場合には、これから設定するスケジュー
ル41よりも優先度が低いスケジュール42が対象にな
る。優先度の低いスケジュールがあったため、スケジュ
ールの入れ替えが成立し、図15(d)に示すように、
スケジュールカウンタが更新される。入れ替え対象とな
ったスケジュール42は、再度利用者が設定を行うこと
になる。それゆえ、利用者が逐一確認する必要が無くな
る。
【0134】なお、ここでは優先度の低いものを自動的
に移動対象化することとしているが、逆に、優先度の高
いものを自動的に移動対象化するようにすることも可能
である。
【0135】上限値を超えてしまうような場合にスケジ
ュールを自動で入れ替えるか否かは、別のユーザーイン
ターフェースにより設定された、自動入れ替えを行うか
どうかを示すフラグである自動入れ替えフラグを見るこ
とによって行われる。上限値を超えてスケジュールを設
定する場合に、この自動入れ替えフラグが設定されてい
れば、優先度に基づいた自動入れ替え処理を行い、設定
されていなければ、自動入れ替え処理を行わない。な
お、詳細については後述する。
【0136】本実施の形態では、優先度の高いスケジュ
ールを優先的にその時間帯に登録することができる。
【0137】なお、スケジュールを登録しようとする箇
所に、すでに、今回登録しようとしているスケジュール
と比べて優先度の低いものが複数個ある場合には、その
中で最も優先度の低いものが移動対象として選択され
る。
【0138】なお、同一時期に、優先度の同一のものを
複数個登録することもできる。また、これからスケジュ
ールを登録しようとする時間帯にすでに存在するスケジ
ュールで、これからそこへ登録しようとするスケジュー
ルと優先度が同じであるものについては、本実施の形態
の自動入れ替えの対象とはしないこととしている。
【0139】移動対象となったスケジュールは、その旨
および上記3種類のスケジュール表示、および/または
具体的なスケジュール内容が表示される。そして、移動
先が新たに設定されることとなる。
【0140】なお、この自動入れ替え処理も、上述のシ
ミュレーションによる仮登録処理を介することにより、
スケジュール登録のやり直しを行うことが可能である。
すなわち、自動入れ替え処理をまずはシミュレーション
し、その自動入れ替え処理結果に不満であれば、利用者
が当該複数のスケジュールの優先度を適宜設定しなおし
て、再度、自動入れ替え処理をシミュレーションすれば
よい。
【0141】次に、移動管理機能(入れ替え確認)につ
いて述べる。上述のように、これから設定しようとする
スケジュールの優先度が、すでに設定されているスケジ
ュールの優先度よりも高い場合には、スケジュールの入
れ替えが発生する。この場合に、上述の方法では、自動
的に入れ替えを行っている。しかし、スケジュールを自
動的に入れ替えをしてしまうと、利用者にとっては、そ
のスケジュールの所在がどこに有るのかが不明になる場
合がある。このように、なんでも自動設定を行うのは混
乱を招くという利用者のために、本実施の形態では、利
用者が望めば、上記自動入れ替え処理とは異なる次のよ
うな処理を行うこともできる。
【0142】すなわち、上述の自動入れ替え処理ではス
ケジュールを自動的に入れ替えていたが、ここでは、そ
れとは異なり、入れ替える際に、比較用の表示画面を提
示し、今から設定しようとするスケジュールと、そのス
ケジュールを設定しようとしている時間帯にすでに存在
するスケジュールとの両方を、入れ替え対象のスケジュ
ールとして互いに比較できるように表示する。そして、
利用者に、どちらをその時間帯に設定するスケジュール
として選ぶかの判断を促し、指示を仰ぐ。
【0143】利用者は、そのスケジュールおよびその各
スケジュールの優先度を参考にしながら、どちらか一方
あるいは両方を、別の時間帯へ移動する。そして、希望
に応じて、はじめにスケジュールを登録しようとした時
間帯に、移動しないほうのスケジュールを設定する。選
外になったスケジュールについては、時間帯を変更して
再度設定を行うこととなる。
【0144】このようにして、利用者の意図と異なる処
理が行われるといった自動スケジューリングの設定ミス
を少なくすることができ、入れ替えの精度をより高める
ことができる。それゆえ、適切なスケジュールの設定を
支援することができる。
【0145】次に、上記各種スケジュール管理機能を用
いたスケジュール登録処理手順について説明する。
【0146】まず、登録したいスケジュールの時間帯に
既存のスケジュールがあってここへ登録するといずれか
の時間帯で上限値を超えてしまうような場合に、既存ス
ケジュールの移動を行わないような処理について、図1
6に示すフローチャートを用いて説明する。
【0147】まず、利用者がスケジュールを、優先度と
ともに入力する(S1)。
【0148】システムは、その時間帯に入力された上記
スケジュールを登録するといずれかの時間帯で上限値を
超えるか否かを、データベースに実際に各上限値を問い
合わせることによって調べる(S2)。
【0149】S2でどの時間帯でも上限値以下であれば
S3に進む。すなわち、利用者が望めば、入力された上
記スケジュールが登録される時間帯に含まれる、すなわ
ち上記入力されたスケジュールに並行して存在する他の
スケジュールや、入力された上記スケジュールが登録さ
れる時間帯に隣接した時間帯に属する他のスケジュール
について、それらの内容(開始時期、終了時期、仕事内
容、優先度、その他)が画面に表示される(S3、S
4)。そして、利用者は、最終的に、上記スケジュール
をその時間帯に登録するか否かを決定し、実行する(S
5、S6)。なお、説明の便宜上、上記S3〜S6の処
理を処理(ア)と総称する。
【0150】なお、S5に移る前に、すでに説明したよ
うに、入力した上記スケジュールを仮に登録したとした
場合の、そのスケジュールも含めて全スケジュールの様
子を、図1、図2、図3等のような表示にて利用者がチ
ェックしてみることができる。その結果に不満ならば、
実際には次のS5で登録を行わなければよい。このよう
な仮登録(シミュレーション)は、後述の全ての処理手
順でも同様に行うことが可能である。
【0151】S2でいずれかの時間帯で上限値を超える
場合は、図17に示す「候補抽出処理」に移行する(S
7)。これは、上限値を超える場合や入れ替え処理など
様々な理由により未決定状態となっているスケジュール
について、データベースを検索して、登録できる時間帯
の候補を抽出する処理である。
【0152】この処理では、まず、抽出時間範囲を利用
者が指定する(S11)。抽出時間範囲とは、「この時
間範囲のなかから、このスケジュールを登録可能な時間
帯を見つけよ」というように、利用者がどのような時間
範囲のうちで適切な時間帯を探すことを望んでいるのか
を示す情報である。そして、該当スケジュールの時間の
長さを利用者が指定するか、あるいは、システムが自動
で調べる(S12)。S11とS12とで得られた抽出
時間範囲と該当スケジュールの時間の長さとを順次比較
していくことにより、そのスケジュールを登録する時間
的および上限値的に余裕のある時間帯すなわち空き時間
を抽出していく(S13)。S13で抽出できれば(S
14)、それを仮のスケジュールすなわち時間帯候補と
して表示することで利用者に提示し(S15)、呼び出
し側へ戻る。S14で抽出できなければ、S11に戻
り、利用者に対し、抽出時間範囲の再設定(変更)を促
す。呼び出し側へ戻れば、得られた候補時間帯につい
て、上記処理(ア)を行う。
【0153】次に、登録したいスケジュールの時間帯に
既存のスケジュールがあって、ここへ登録するといずれ
かの時間帯で上限値を超えてしまうような場合に、既存
スケジュールの移動を自動的に行えるようにした処理に
ついて図18に示すフローチャートを用いて説明する。
【0154】まず、利用者は、自動入れ替えフラグにT
RUEまたはFALSEをあらかじめ設定しておく。こ
の自動入れ替えフラグは、上記のように登録したいスケ
ジュールの時間帯に既存のスケジュールがあってここへ
登録するといずれかの時間帯で上限値を超えてしまうよ
うな場合に、既存スケジュールの移動を自動的に行うか
否かを示すものであり、TRUEであれば行うことと
し、FALSEであれば行わないことを示す。この自動
入れ替えフラグは、パーソナルコンピュータ21内の図
示しない記憶装置に格納されている。次に、利用者がス
ケジュールを優先度とともに入力する(S21)。
【0155】システムは、その時間帯に入力された上記
スケジュールを登録するといずれかの時間帯で上限値を
超えるか否かを、データベースに実際に各上限値を問い
合わせることによって調べる(S22)。
【0156】S22でどの時間帯でも上限値以下であれ
ば、前述の処理(ア)に進む(S28)。S22でいず
れかの時間帯で上限値を超えるようであれば、システム
が、入力したスケジュール(そのスケジュールをスケジ
ュールNと称する)を登録することで上限値を超えるこ
とになる全ての時間帯に、そのスケジュールNより優先
度の低いスケジュールが存在するかどうかを調べる(S
23)。
【0157】S23で存在すれば(そのスケジュールを
スケジュールLと称する)、あらかじめ利用者が設定し
ておいた上記自動入れ替えフラグがTRUEか否かをシ
ステムが調べる(S24)。なお、このようなスケジュ
ールLは複数個(L1、L2、…)存在する場合もあ
る。
【0158】S24で自動入れ替えフラグがTRUEで
あれば、その入力スケジュールNとLとをシステムが入
れ替える(S25)。すなわち、Lが登録されていた時
間帯にNを登録し、Lを「未決定状態」に移行させる。
そして、この「未決定状態」となったスケジュールを表
示して利用者に通知する(S26)。その「未決定状
態」となったスケジュールについて、上述の「候補抽出
処理」を行い(S27)、処理(ア)を行う(S2
8)。
【0159】S23で存在しなければ、システムは、代
わりに移動できるようなスケジュールがみつからないと
いう理由により、スケジュールNをその時間帯へ登録で
きないと判断する。そのため、スケジュールNについ
て、上述の「候補抽出処理」を行い(S27)、処理
(ア)を行う。
【0160】S24で自動入れ替えフラグがFALSE
であれば、システムは、代わりに移動できるようなスケ
ジュールがあっても、自動で入れ替える処理は行わな
い。そのため、スケジュールNをその時間帯へ登録でき
ない。そのため、このスケジュールNについて、上述の
「候補抽出処理」を行い(S27)、処理(ア)を行う
(S28)。
【0161】次に、登録したいスケジュールの時間帯に
既存のスケジュールがあるため、ここへさらに登録する
といずれかの時間帯で上限値を超えてしまうような場合
に、既存スケジュールの移動を自動または手動で行うよ
うな処理について、図19に示すフローチャートを用い
て説明する。
【0162】まず、利用者は、前述の自動入れ替えフラ
グにTRUEまたはFALSEをあらかじめ設定してお
く。次に、利用者がスケジュールを、優先度とともに入
力する(S31)。
【0163】システムは、その時間帯に入力された上記
スケジュールを登録するといずれかの時間帯で上限値を
超えるか否かを、データベースに実際に各上限値を問い
合わせることによって調べる(S32)。
【0164】S32でその時間帯でも上限値以下であれ
ば、前述の処理(ア)に進む(S38)。S32でいず
れかの時間帯で上限値以下でなければ、あらかじめ利用
者が設定しておいた上記自動入れ替えフラグがTRUE
か否かをシステムが調べる(S33)。
【0165】S33で自動入れ替えフラグがTRUEで
あれば、システムが、入力したスケジュール(そのスケ
ジュールをスケジュールNと称する)を登録することで
上限値を超えることになる全ての時間帯に、そのスケジ
ュールより優先度の低いスケジュールが存在するかどう
かを調べる(S34)。
【0166】S34で存在すれば(そのスケジュールを
スケジュールLと称する)、その入力スケジュールNと
Lとをシステムが入れ替える(S35)。すなわち、L
が登録されていた時間帯にNを登録し、Lを「未決定状
態」に移行させる。なお、前述のように、このようなス
ケジュールLは複数個(L1、L2、…)存在する場合
もある。
【0167】そして、この「未決定状態」となったスケ
ジュールを表示して利用者に通知する(S36)。その
「未決定状態」となったスケジュールについて、上述の
「候補抽出処理」を行い(S37)、処理(ア)を行う
(S38)。
【0168】S34で存在しなければ、システムは、代
わりに移動できるようなスケジュールがみつからないと
いう理由により、スケジュールNをその時間帯へ登録で
きないと判断する。そのため、スケジュールNについ
て、上述の「候補抽出処理」を行い(S37)、処理
(ア)を行う(S38)。
【0169】S33で自動入れ替えフラグがFALSE
であれば、システムは、代わりに移動できるようなスケ
ジュールがあるか否かにかかわらず、自動で入れ替える
処理は行わない。そのため、スケジュールNをその時間
帯へ自動では登録できない。ここで、スケジュールNの
内容と、スケジュールNを登録しようとしているその時
間帯に存在する全スケジュールの内容とを表示して利用
者に提示する(S39)。利用者は、その情報を見て、
どのスケジュールをその時間帯に登録し、どのスケジュ
ールを他の時間帯へ移動させるかを決める(S40)。
この結果に基づき、実際に登録や移動を行う(S4
1)。なお、S40、S41において、結局その時間帯
に登録するものとしてはN以外のその時間帯の既存のス
ケジュールを選び、スケジュールNを他の時間帯へ移す
こともありうる。
【0170】そして、この「未決定状態」となったスケ
ジュールを表示して利用者に通知する(S36)。その
「未決定状態」となったスケジュールについて、上述の
「候補抽出処理」を行い(S37)、処理(ア)を行う
(S38)。 〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態について図
5、図6、図20および図21に基づいて説明すれば、
以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の
形態の図面に示した部材と同一の機能を有する部材には
同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0171】本実施の形態では、基本的には実施の形態
1と同様である。ただし、本実施の形態では、スケジュ
ール管理システムは、図5に示すように、すでに述べた
スタンドアロン型の機器構成であるシステム同士が、ネ
ットワーク接続された構成を有しており、データの共有
を、ネットワークアーキテクチャを利用して行うもので
ある。そして、すでにネットワーク環境でスケジュール
管理がされている場合を前提とするものである。このよ
うにネットワーク上でスケジュールの管理がされている
場合には、そのスケジュールデータは既存のネットワー
クアーキテクチャに依存する。なお、本発明に係るスケ
ジュール管理のシステムにおいては、ネットワークアー
キテクチャの種類は限定されない。
【0172】本実施の形態では、スケジュール管理シス
テムは、スケジュール管理機能として、図6に示すよう
に多人数管理機能を有している。
【0173】グループワークの場合は、全体のスケジュ
ールを管理しているデータベースと、前述の個人のスケ
ジュールを管理しているデータベースとがシステム上に
存在する。そして、グループワークの場合は、データベ
ースに設定されている最小単位、すなわちそのデータベ
ースで設定できる最小の時間単位での管理となる。本実
施の形態ではこの最小単位は前述の通り5分である。こ
のようにして、各グループメンバーが自分のマシン(コ
ンピュータ)でスケジュール登録の際に入力に用いるも
のとしてシステムに設定しておく時間単位を、グループ
全体で統一(ここでは「5分刻み」に統一する)して、
スケジュールの登録を行うようにしている。これによ
り、グループワークのスケジュール管理をより円滑に行
うことができる。
【0174】次に、本実施の形態にかかるグループワー
クでのスケジュール登録処理を、図20に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0175】あらかじめ、グループ管理者が、「空き時
間の抽出時間帯」(例えば向こう3ヶ月)を指定してお
く。そしてその範囲内でシステムがグループの空き時間
を抽出する(S61)。すなわち、グループの全員につ
いて既登録スケジュール数が0である時間帯を抽出す
る。これは、前述の登録可否フラグを用いればよい。
【0176】空き時間がみつかれば(S62)、グルー
プ管理者またはシステムが、その時間帯に、当該スケジ
ュールを入力して登録する(S63)。そして、グルー
プ管理者またはシステムが、登録したスケジュールを全
メンバーに通知する(S64)。
【0177】S62で空き時間がみつからなければ、シ
ステムが、「抽出基準」を考慮に入れて、登録済みのス
ケジュールの少ない時間帯を抽出する(S65)。すな
わち、「抽出基準」として、本実施の形態では、「人の
優先度」と「検索登録数」とがある。
【0178】「人の優先度」は、そのグループ内に属す
るメンバーの格付けであり、グループ内のメンバーが認
めるところにより決定される。この格付けはあらかじめ
グループ管理者がシステムに設定しておく。「人の優先
度」をここでは高いほうからA、B、Cとする。また、
上限値が3であるとする。
【0179】「検索登録数」とは、メンバーが何個スケ
ジュールを登録してあるところまで検索対象とするかを
示す指標である。例えばこれが「1」であれば、メンバ
ーがスケジュールを0個または1個登録してあるところ
まで検索対象とし、そのような時間帯へスケジュールを
登録すれば登録済みスケジュールはそれぞれ1個または
2個になるということである。
【0180】まず、「抽出基準」としての「人の優先
度」を考慮に入れて、スケジュール設定が少ない時間帯
を抽出する。すなわち、「人の優先度」がCであるメン
バーの既登録スケジュール数が0か1であって、かつ、
それ以外のメンバーの既登録スケジュール数が0である
時間帯を抽出する。
【0181】次に、抽出した時間帯に当該スケジュール
を登録してよいかを、システムまたはグループ管理者が
全ての該当メンバー、すなわち抽出された時間帯にすで
に別のスケジュール(ここでは1個)が入っている全て
のメンバーに問い合わせる(S66)。
【0182】通知された各該当メンバーは、自分自身の
既存のスケジュールを参照するなどして、また、通知さ
れたスケジュールの内容の優先度等を考慮して、必要に
応じて自分のスケジュールを調整したうえで、問い合わ
せに了解する旨、もしくは、都合が悪ければ、了解しな
い旨をグループ管理者またはシステムに返答する(S6
7)。なお、スケジュールの優先度は、おのおのが設定
しておく。
【0183】返答を受けた側であるグループ管理者また
はシステムは、その結果に基づいて、S67でもし了解
であれば、スケジュールを登録し(S63)、全メンバ
ーに通知する(S64)。
【0184】もしS67で了解でなければ、抽出する
「人の優先度」の基準を上げて次の候補を抽出する(S
68)。すなわち、「人の優先度」がBまたはCである
メンバーの既登録スケジュール数が0か1であって、か
つ、それ以外のメンバーの既登録スケジュール数が0で
ある時間帯を抽出する。なお、それでも抽出できなけれ
ば、「人の優先度」がA、BまたはCであるメンバーの
既登録スケジュール数が0か1である時間帯を抽出す
る。このように、抽出する「人の優先度」の基準を順次
最大にまで上げていきながら抽出していく。
【0185】「人の優先度」が最大に達しても抽出でき
なければ、次の「抽出基準」を上げられるか否かを判断
する。この場合、本実施の形態では、「検索登録数」が
最大つまり上限値(ここでは3)に達していないので、
「検索登録数」を上げることができる。そこで、1段階
上げて「2」にする。すなわち、「人の優先度」がCで
あるメンバーの既登録スケジュール数が0か1か2であ
って、かつ、それ以外のメンバーの既登録スケジュール
数が0か1である時間帯を抽出することとする。なお、
それでも抽出できなければ、「人の優先度」がBまたは
Cであるメンバーの既登録スケジュール数が0か1か2
であって、かつ、それ以外のメンバーの既登録スケジュ
ール数が0か1である時間帯を抽出する。それでも抽出
できなければ、「人の優先度」がA、BまたはCである
メンバーの既登録スケジュール数が0か1か2である時
間帯を抽出する。
【0186】候補がみつかれば(S69)、S66に戻
り、全ての該当メンバー、すなわち抽出された時間帯に
すでに別のスケジュール(ここでは1個または2個)が
入っている全てのメンバーに問い合わせる。S69で候
補がみつからなければ、もうどの抽出基準も上げること
ができないので、空き時間の抽出時間帯を変更し(S7
0)、S61に戻って空き時間を再度抽出する。このよ
うにして、確実かつ容易にグループワークのスケジュー
ルを登録することができる。
【0187】本実施の形態では、このように、「抽出基
準」としては「人の優先度」すなわちメンバーの格付け
を主体として抽出していき、そのような抽出が限度に達
すると、他の「抽出基準」である「検索登録数」に基づ
いて抽出していく。しかしながら、逆に、まず「検索登
録数」に基づいて抽出していき、限度に達したら「人の
優先度」に基づいて抽出するようにしてもよい。また、
「人の優先度」に基づいた抽出のみを行うようにするこ
とや、また、「検索登録数」に基づいた抽出のみを行う
ようにすることもできる。どのように抽出するかは、あ
らかじめグループ管理者がシステムに設定しておけばよ
い。
【0188】スケジュールは個人で設定する場合もある
が、業務上、他社とのつながりの中でスケジュールの取
り決めを行う場合がある。この場合、従来では、他人の
スケジュールをネットワークなどを介して参照し、特定
の数人の空き時間を目視で参照して適切なスケジュール
を設定することになる。これでは、おのおのの数人に関
してのスケジュールの調整が必要であり、効率的ではな
い。
【0189】これに対し、本実施の形態では、上述の通
り、多人数のスケジュールから自動的に空き時間の抽出
を行い、スケジュールの大まかな時間候補を挙げる。そ
して、そのスケジュールの設定に関しておのおのに通知
を行い、おのおのにそれぞれのスケジュールを調整させ
ることによって、グループワークの効率的なスケジュー
ル設定を支援することができる。すなわち、空き時間の
抽出時間帯を決めるべく時間軸を例えば1日、1ヶ月、
1年に限定し、グループのメンバーのスケジュールを照
らし合わせることによって実現する。それゆえ、1日、
1週間、1ヶ月等のグループのスケジュールが容易に把
握でき、またそのため、自分のスケジュールも立てやす
くすることができる。
【0190】次に、本実施の形態にかかるグループワー
クでのスケジュール登録処理の別の例を、図21に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0191】まず、グループ管理者が、「空き時間の抽
出時間帯」(例えば向こう3ヶ月)を指定する(S8
1)。
【0192】システムがグループの空き時間を抽出する
(S82)。すなわち、グループの全員について既登録
スケジュール数が0である時間帯を抽出する。これは、
前述の登録可否フラグを用いればよい。
【0193】空き時間がみつかれば(S83)、グルー
プ管理者またはシステムが、その時間帯に、当該スケジ
ュールを入力して登録する(S84)。そして、グルー
プ管理者またはシステムが、登録したスケジュールを全
メンバーに通知する(S85)。
【0194】空き時間がみつからなければ、システム
が、「抽出基準」を考慮に入れて、登録済みのスケジュ
ールの少ない時間帯を抽出する。「抽出基準」として
は、前述の通り、例えば「人の優先度」と「検索登録
数」とがある。前述の通り、「人の優先度」をここでは
高いほうからA、B、Cとし、また、上限値が3である
とする。
【0195】まず、「抽出基準」としての「人の優先
度」および「検索登録数」の基準を初期化する(S8
6)。「検索登録数」は「1」となる。すなわち、「人
の優先度」がCであるメンバーの既登録スケジュール数
が0か1であって、かつ、それ以外のメンバーの既登録
スケジュール数が0である時間帯を抽出するものとす
る。そして候補を抽出する(S87)。
【0196】それで抽出できなければ(S88)、「抽
出基準」を上げられるか否かを判断する(S89)。現
段階では、まだ「人の優先度」が最大に達していないの
で、「人の優先度」を上げることができる。そこで、1
段階上げる(S90)。すなわち、「人の優先度」がB
またはCであるメンバーの既登録スケジュール数が0か
1であって、かつ、それ以外のメンバーの既登録スケジ
ュール数が0である時間帯を抽出することとする。そし
てS87に戻って再度抽出する。
【0197】それで抽出できなければ、「人の優先度」
がA、BまたはCであるメンバーの既登録スケジュール
数が0か1である時間帯を抽出する。このように、抽出
する「人の優先度」の基準を順次最大にまで上げていき
ながら抽出していく。
【0198】「人の優先度」が最大に達しても抽出でき
なければ、次の「抽出基準」を上げられるか否かを判断
する(S89)。この場合、「検索登録数」が最大つま
り上限値(ここでは3)に達していないので、「検索登
録数」を上げることができる。そこで、1段階上げて
「2」にする(S90)。すなわち、「人の優先度」が
Cであるメンバーの既登録スケジュール数が0か1か2
であって、かつ、それ以外のメンバーの既登録スケジュ
ール数が0か1である時間帯を抽出することとする。そ
してS87に戻って再度抽出する。それでも抽出できな
ければ、「人の優先度」がBまたはCであるメンバーの
既登録スケジュール数が0か1か2であって、かつ、そ
れ以外のメンバーの既登録スケジュール数が0か1であ
る時間帯を抽出する。それでも抽出できなければ、「人
の優先度」がA、BまたはCであるメンバーの既登録ス
ケジュール数が0か1か2である時間帯を抽出する。
【0199】それでも抽出できなければ、もうどの抽出
基準も上げることができないので、「空き時間の抽出時
間帯」を変更して(S91)、S82に戻る。あるい
は、それができない場合等には、抽出処理を中止する。
【0200】上記S88で時間帯の候補が抽出できれ
ば、その時間帯に当該スケジュールを登録してよいか
を、システムまたはグループ管理者が全ての該当メンバ
ー、すなわち抽出された時間帯にすでに別のスケジュー
ル(ここでは1個または2個)が入っている全てのメン
バーに問い合わせる(S92)。
【0201】通知された各該当メンバーは、自分自身の
既存のスケジュールを参照するなどして、また、通知さ
れたスケジュールの内容の優先度等を考慮して、必要に
応じて自分のスケジュールを調整したうえで、問い合わ
せに了解する旨、もしくは、都合が悪ければ、了解しな
い旨をグループ管理者またはシステムに返答する(S9
3)。なお、スケジュールの優先度は、おのおのが設定
しておく。
【0202】返答を受けた側であるグループ管理者また
はシステムは、その結果に基づいて、S93でもし了解
であれば、スケジュールを登録し(S84)、全メンバ
ーに通知する(S85)。
【0203】もしS93で了解でなければ、S87に戻
り、次の候補を抽出する。このようにして、確実かつ容
易にグループワークのスケジュールを登録することがで
きる。
【0204】なお、本発明に係るスケジュール管理方法
を、下記のように構成してもよい。すなわち、本発明に
係るスケジュール管理方法は、スケジュール多忙度予測
機能であって、スケジュール表示機能において、グラフ
ィカルユーザインタフェースを持つコンピュータで動作
するスケジュールなどの個人情報および他人数の情報を
データベースで管理し、そのデータを登録、更新、削除
し、その状態を表示するアプリケーションにおいて、図
1に示すように、時系列画面である時系列ウィンドウ1
上に展開されたスケジュールの多さを横線2の太さによ
って表すように構成してもよい。
【0205】また、上記アプリケーションにおいて、図
2に示すように、ある時間帯を矩形領域7〜10等に表
し、スケジュールの多さをその矩形領域内の色の変化に
よって表すことを特徴としたスケジュール表示機能とし
てもよい。図中の矩形領域9は矩形領域8・10よりも
波長の長い色で表されるように構成してもよい。
【0206】また、上記アプリケーションにおいて、ス
ケジュール表示機能として、図3に示すように、ある時
間帯を矩形領域に表し、スケジュールの多さを点の密度
によって表し、優先度の高いスケジュールに関しては、
その矩形領域内の上部に位置させるように構成してもよ
い。
【0207】また、上記アプリケーションにおいて、ス
ケジュール登録管理機能として、図13に示すように、
ある時間帯において消化できるスケジュールの多さの上
限を利用者が設定できる特徴を持ち、上記アプリケーシ
ョンにおいて、スケジュール登録管理機能における上限
数を超えてスケジュールを設定することができないよう
にする機能を持つように構成してもよい。
【0208】また、上記スケジュール登録管理機能にお
いて、スケジュール検出管理機能として、登録されたス
ケジュールの空き時間を検出する機能を持つように構成
してもよい。
【0209】また、上記スケジュール検出管理機能にお
いて、スケジュール判断管理機能として、検出された空
き時間に任意のスケジュールを設定することが適切かど
うかを、そのスケジュールが設定される時間範囲に設定
されているスケジュールとの比較によって決定するよう
に構成してもよい。
【0210】また、上記スケジュール判断管理機能にお
いて、任意のスケジュールを設定した後の時間範囲の多
忙度の表示を上記スケジュール表示機能を利用して表示
し、適切にスケジュールが設定されているかを判断する
ように構成してもよい。
【0211】また、上記スケジュール判断管理機構にお
いて、スケジュール移動管理機能として、スケジュール
の優先度に基づいて自動的にスケジュールの入れ替えを
行うように構成してもよい。
【0212】また、上記スケジュール移動管理機能にお
いて、入れ替え対象のスケジュールと任意のスケジュー
ルとを比較表示して、利用者に判断を促すように構成し
てもよい。
【0213】また、上記スケジュール管理機能におい
て、スケジュール表示機構として、その日、一日のスケ
ジュールを一定の時間毎に操作する特徴を持ち、その
週、1週間のスケジュールを一定の時間毎および日ごと
操作する特徴を持ち、その月、1ヶ月のスケジュールを
一定の日数毎および週ごとに操作する特徴を持ち、その
年、1年のスケジュールを一定の日数毎、および月、日
毎に操作する特徴を持ち、その人、一生のライフプラン
を一定の月数毎、および年、月ごとに操作する特徴を持
ち、それぞれの特徴を段階的に表示するように構成して
もよい。
【0214】また、上記スケジュール管理機構およびス
ケジュール表示機構において、多人数スケジュール管理
機構として、多人数においてある日、ある月、ある年の
多忙度の度合いを検出する機能を持つように構成しても
よい。
【0215】
【発明の効果】以上のように、本発明のスケジュール管
理方法は、利用者により登録された各時間帯ごとの実際
のスケジュールの個数に応じて、その個数を反映した図
形を表示する構成である。
【0216】また、本発明のスケジュール管理装置は、
利用者により登録された各時間帯ごとの実際のスケジュ
ールの個数に応じて、その個数を反映した図形を表示す
るスケジュール表示手段が設けられている構成である。
【0217】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、利用者により登録された各時
間帯ごとの実際のスケジュールの個数に応じて、その個
数を反映した図形を表示する構成である。
【0218】これにより、実際のスケジュールの個数を
反映した図形を表示するので、スケジュールが多くなっ
てきても全体のスケジュールからスケジュールの多さす
なわち多忙度を一目で容易に把握することができる。そ
れゆえ、利用者がスケジュール調整を行いやすくするこ
とができるという効果を奏する。
【0219】また、本発明のスケジュール管理方法は、
上記の構成に加えて、利用者からの入力に応じて、スケ
ジュールを表示する画面の両端間の期間およびスケジュ
ールの表示上の時間単位を変更する構成である。
【0220】また、本発明のスケジュール管理装置は、
上記の構成に加えて、利用者からの入力に応じて、スケ
ジュールを表示する画面の両端間の期間およびスケジュ
ールの表示上の時間単位を変更する期間変更手段が設け
られている構成である。
【0221】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、上記の構成に加えて、利用者
からの入力に応じて、スケジュールを表示する画面の両
端間の期間およびスケジュールの表示上の時間単位を変
更する構成である。
【0222】これにより、同一のスケジュールについ
て、利用者の希望により、詳細な表示と概略の表示との
間で自由に表示形式を変更することができる。それゆ
え、上記の構成による効果に加えて、利用者がスケジュ
ール調整をいっそう行いやすくすることができるという
効果を奏する。
【0223】また、本発明のスケジュール管理方法は、
利用者自身の許容量に応じた同一時間帯に登録できるス
ケジュール数の上限値の入力を受け付けるとともに、ス
ケジュール登録の際に、もしそのスケジュールを登録し
た結果上記上限値を超えるような場合には、その登録を
禁止する構成である。
【0224】また、本発明のスケジュール管理装置は、
利用者自身の許容量に応じた同一時間帯に登録できるス
ケジュール数の上限値の入力を受け付けるとともに、ス
ケジュール登録の際に、もしそのスケジュールを登録し
た結果上記上限値を超えるような場合には、その登録を
禁止する管理手段が設けられている構成である。
【0225】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、利用者自身の許容量に応じた
同一時間帯に登録できるスケジュール数の上限値の入力
を受け付けるとともに、スケジュール登録の際に、もし
そのスケジュールを登録した結果上記上限値を超えるよ
うな場合には、その登録を禁止する構成である。
【0226】これにより、スケジュール登録した結果上
限値を超えるような場合にはその登録を禁止するので、
利用者は自分の許容量を超えるスケジュール登録をして
しまう心配がない。それゆえ、利用者がスケジュール調
整を行いやすくすることができるという効果を奏する。
【0227】また、本発明のスケジュール管理方法は、
上記の構成に加えて、スケジュールの個数が上記上限値
に達しているか否かを表す時間帯ごとの登録可否フラグ
を有し、スケジュール登録処理を行う際に、もしスケジ
ュールを登録した結果上記上限値を超えるような場合に
は、その登録を禁止するとともに、この登録可否フラグ
が「上限値未満」を示している時間帯であってこのスケ
ジュールの必要期間以上の長さを持った時間帯を候補と
して抽出し、利用者に通知する構成である。
【0228】また、本発明のスケジュール管理装置は、
上記の構成に加えて、スケジュールの個数が上記上限値
に達しているか否かを表す時間帯ごとの登録可否フラグ
を有し、スケジュール登録処理を行う際に、もしスケジ
ュールを登録した結果上記上限値を超えるような場合に
は、その登録を禁止するとともに、この登録可否フラグ
が「上限値未満」を示している時間帯であってこのスケ
ジュールの必要期間以上の長さを持った時間帯を候補と
して抽出し、利用者に通知する空き時間抽出手段が設け
られている構成である。
【0229】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、上記の構成に加えて、スケジ
ュールの個数が上記上限値に達しているか否かを表す時
間帯ごとの登録可否フラグを有し、スケジュール登録処
理を行う際に、もしスケジュールを登録した結果上記上
限値を超えるような場合には、その登録を禁止するとと
もに、この登録可否フラグが「上限値未満」を示してい
る時間帯であってこのスケジュールの必要期間以上の長
さを持った時間帯を候補として抽出し、利用者に通知す
る構成である。
【0230】これにより、上限値の制限により登録でき
なかったスケジュールについては、登録可能な時間帯の
候補のなかから選んでその時間帯に登録することができ
る。それゆえ、上記の構成による効果に加えて、利用者
がスケジュール調整をいっそう行いやすくすることがで
きるという効果を奏する。
【0231】また、本発明のスケジュール管理方法は、
上記の構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が設
定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上限
値を超えるような場合には、上記優先度の高いほうのス
ケジュールをその時間帯に登録するとともに、上記優先
度の低いほうのスケジュールを他の時間帯へ移動する構
成である。
【0232】また、本発明のスケジュール管理装置は、
上記の構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が設
定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上限
値を超えるような場合には、上記優先度の高いほうのス
ケジュールをその時間帯に登録するとともに、上記優先
度の低いほうのスケジュールを他の時間帯へ移動する入
れ替え手段が設けられている構成である。
【0233】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、上記の構成に加えて、全ての
スケジュールに優先度が設定され、スケジュールが登録
されるとその時間帯の上限値を超えるような場合には、
上記優先度の高いほうのスケジュールをその時間帯に登
録するとともに、上記優先度の低いほうのスケジュール
を他の時間帯へ移動する構成である。
【0234】これにより、スケジュールが登録されると
上限値を超えるような場合には、システムは優先度に基
づいてスケジュールの入れ替えを行う。それゆえ、上記
の構成による効果に加えて、利用者がスケジュール調整
をいっそう行いやすくすることができるという効果を奏
する。
【0235】また、本発明のスケジュール管理方法は、
上記の構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が設
定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上限
値を超えるような場合には、すでにその時間帯に登録さ
れているスケジュールと今登録しようとしているスケジ
ュールとを提示し、利用者からの、他の時間帯に移動す
るスケジュールの指定を受け付ける構成である。
【0236】また、本発明のスケジュール管理装置は、
上記の構成に加えて、全てのスケジュールに優先度が設
定され、スケジュールが登録されるとその時間帯の上限
値を超えるような場合には、すでにその時間帯に登録さ
れているスケジュールと今登録しようとしているスケジ
ュールとを提示し、利用者からの、他の時間帯に移動す
るスケジュールの指定を受け付ける入れ替え手段が設け
られている構成である。
【0237】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、上記の構成に加えて、全ての
スケジュールに優先度が設定され、スケジュールが登録
されるとその時間帯の上限値を超えるような場合には、
すでにその時間帯に登録されているスケジュールと今登
録しようとしているスケジュールとを提示し、利用者か
らの、他の時間帯に移動するスケジュールの指定を受け
付ける構成である。
【0238】これにより、スケジュールが登録されると
上限値を超えるような場合にはシステムが優先度に基づ
いてスケジュールの入れ替えを行うことを利用者に促す
ので、利用者は、優先度の高低を参考にして、いずれか
のスケジュールを選択して他の時間帯へ移動することが
容易になる。それゆえ、上記の構成による効果に加え
て、利用者がスケジュール調整をいっそう行いやすくす
ることができるという効果を奏する。
【0239】また、本発明のスケジュール管理方法は、
上記の構成に加えて、複数のメンバーで行う作業につい
て、複数のメンバーで行う作業のスケジュールを登録す
る際に、まず、全メンバーの空いている時間帯を抽出
し、みつかれば、その時間帯にスケジュールを登録する
一方、みつからなければ、どのメンバーもスケジュール
個数が上限値に達していない範囲で、既存スケジュール
数の少ないところから順に時間帯を抽出し、該当する時
間帯がみつかった場合は、その時間帯に既存スケジュー
ルがあるメンバーがもしいれば、そのメンバーにそこに
登録してよいかを尋ね、該当するメンバー全員からの了
承の入力があれば、その時間帯に上記スケジュールを登
録する構成である。
【0240】また、本発明のスケジュール管理装置は、
上記の構成に加えて、複数のメンバーで行う作業につい
て、複数のメンバーで行う作業のスケジュールを登録す
る際に、まず、全メンバーの空いている時間帯を抽出
し、みつかれば、その時間帯にスケジュールを登録する
一方、みつからなければ、どのメンバーもスケジュール
個数が上限値に達していない範囲で、既存スケジュール
数の少ないところから順に時間帯を抽出し、該当する時
間帯がみつかった場合は、その時間帯に既存スケジュー
ルがあるメンバーがもしいれば、そのメンバーにそこに
登録してよいかを尋ね、該当するメンバー全員からの了
承の入力があれば、その時間帯に上記スケジュールを登
録するグループワーク管理手段が設けられている構成で
ある。
【0241】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、上記の構成に加えて、複数の
メンバーで行う作業について、複数のメンバーで行う作
業のスケジュールを登録する際に、まず、全メンバーの
空いている時間帯を抽出し、みつかれば、その時間帯に
スケジュールを登録する一方、みつからなければ、どの
メンバーもスケジュール個数が上限値に達していない範
囲で、既存スケジュール数の少ないところから順に時間
帯を抽出し、該当する時間帯がみつかった場合は、その
時間帯に既存スケジュールがあるメンバーがもしいれ
ば、そのメンバーにそこに登録してよいかを尋ね、該当
するメンバー全員からの了承の入力があれば、その時間
帯に上記スケジュールを登録する構成である。
【0242】これにより、上限値を超えないように、か
つ、なるべく既存スケジュール数の少ない時間帯に、ス
ケジュールを登録できるので、各メンバーの実際の仕事
の負担を軽減できる。それゆえ、上記の構成による効果
に加えて、複数のメンバーで行う作業において利用者が
スケジュール調整を行いやすくすることができるという
効果を奏する。
【0243】また、本発明のスケジュール管理方法は、
スケジュールを登録する場合に、これからスケジュール
を登録しようとしている時間帯にすでに登録されている
スケジュールおよび、これからスケジュールを登録しよ
うとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録され
ているスケジュールの少なくとも一方を利用者に提示す
る構成である。
【0244】また、本発明のスケジュール管理装置は、
スケジュールを登録する場合に、これからスケジュール
を登録しようとしている時間帯にすでに登録されている
スケジュールおよび、これからスケジュールを登録しよ
うとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録され
ているスケジュールの少なくとも一方を利用者に提示す
る関連スケジュール提示手段が設けられている構成であ
る。
【0245】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、スケジュールを登録する場合
に、これからスケジュールを登録しようとしている時間
帯にすでに登録されているスケジュールおよび、これか
らスケジュールを登録しようとしている時間帯に隣接し
た時間帯にすでに登録されているスケジュールの少なく
とも一方を利用者に提示する構成である。
【0246】これにより、登録しようとするスケジュー
ルと、これから登録しようとしている時間帯にすでに登
録されているスケジュールや、これから登録しようとし
ている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録されている
スケジュールとの関係を考慮しやすい。それゆえ、利用
者がスケジュール調整を行いやすくすることができると
いう効果を奏する。
【0247】また、本発明のスケジュール管理方法は、
スケジュールの登録の前に、仮の登録処理として、スケ
ジュール登録処理のシミュレーションを行い、利用者か
らシミュレーションの結果への了承が入力されるとこの
仮登録内容を本登録として登録する一方、利用者からシ
ミュレーションの結果への不了承が入力されるとこの仮
登録内容を破棄する構成である。
【0248】また、本発明のスケジュール管理装置は、
スケジュールの登録の前に、仮の登録処理として、スケ
ジュール登録処理のシミュレーションを行い、利用者か
らシミュレーションの結果への了承が入力されるとこの
仮登録内容を本登録として登録する一方、利用者からシ
ミュレーションの結果への不了承が入力されるとこの仮
登録内容を破棄する模擬手段が設けられている構成であ
る。
【0249】また、本発明のスケジュール管理プログラ
ムを格納した記録媒体は、スケジュールの登録の前に、
仮の登録処理として、スケジュール登録処理のシミュレ
ーションを行い、利用者からシミュレーションの結果へ
の了承が入力されるとこの仮登録内容を本登録として登
録する一方、利用者からシミュレーションの結果への不
了承が入力されるとこの仮登録内容を破棄する構成であ
る。
【0250】これにより、スケジュールの登録の前に、
仮の登録処理を行う。利用者は、そのシミュレーション
の結果に満足すれば、それを本登録として実際に登録す
ればよく、逆に、結果に不満であれば、その仮登録内容
を一旦破棄して、再度、満足のいくまでシミュレーショ
ンをやり直すことができる。それゆえ、利用者がスケジ
ュール調整を行いやすくすることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスケジュール管理装置におけるス
ケジュール表示の一例を示す説明図である。
【図2】本発明に係るスケジュール管理装置におけるス
ケジュール表示の他の例を示す説明図である。
【図3】本発明に係るスケジュール管理装置におけるス
ケジュール表示のさらに他の例を示す説明図である。
【図4】本発明に係るスケジュール管理装置の一構成例
を示す説明図である。
【図5】本発明に係るスケジュール管理装置の他の構成
例を示す説明図である。
【図6】本発明に係るスケジュール管理装置の内部の構
成を示す説明図である。
【図7】本発明に係るスケジュール管理装置のスケジュ
ールの時間形態を示す説明図である。
【図8】本発明に係るスケジュール管理装置における時
間形態と区切りとの関係を示す説明図である。
【図9】(a)ないし(c)は、本発明に係るスケジュ
ール管理装置におけるスケジュール登録前後の表示の一
例を示す説明図である。
【図10】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュールおよび優先度の表示の一例を示す説明図で
ある。
【図11】(a)ないし(c)は、本発明に係るスケジ
ュール管理装置におけるスケジュール登録前後のスケジ
ュールカウンタの値を示す説明図である。
【図12】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュールの登録可否フラグの値を示す説明図であ
る。
【図13】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュールの上限値を入力する画面表示の一例を示す
説明図である。
【図14】本発明に係るスケジュール管理装置において
関連スケジュールを一覧表示する構成の一例を示す説明
図である。
【図15】(a)ないし(d)は、本発明に係るスケジ
ュール管理装置におけるスケジュール登録時のスケジュ
ール移動前後のスケジュールカウンタの値を示す説明図
である。
【図16】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュール登録処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュール登録処理の際の候補抽出処理の一例を示す
フローチャートである。
【図18】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュールの入れ替え処理を含んだスケジュール登録
処理の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明に係るスケジュール管理装置における
スケジュールの入れ替え処理を含んだスケジュール登録
処理の他の例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係るスケジュール管理装置における
グループワークについてのスケジュール登録処理の一例
を示すフローチャートである。
【図21】本発明に係るスケジュール管理装置における
グループワークについてのスケジュール登録処理の他の
例を示すフローチャートである。
【図22】従来のスケジュール管理装置におけるスケジ
ュール表示の一例を示す説明図である。
【図23】従来のスケジュール管理装置におけるスケジ
ュール表示の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 時系列ウィンドウ 2、2a、2b、2c 横線 3 時間帯 6 時系列ウィンドウ 7、8、9、10 矩形領域 11 時系列ウィンドウ 12 表示枠 13 点 21 パーソナルコンピュータ(スケジュール表示手
段、期間変更手段、管理手段、関連スケジュール提示手
段、模擬手段、空き時間抽出手段、入れ替え手段、グル
ープワーク管理手段) 22 ディスプレイ(スケジュール表示手段) 23 空白 24 登録ボタン 31 スケジュール管理機能 32 スケジュールカウンタテーブル 33 スケジュール 34 データベース 35 スケジュールリスト 41、42、43、44 スケジュール
フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 CC32 DD01 DD05 EE05 EE41 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 GG08 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 KK45 KK54 KK65 MM11 ND03 ND20 ND23 NR03 NR20 PP03 PP13 PP30 PQ02 PQ23 PR08 UU05 UU08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】登録されたスケジュールを時間帯ごとに表
    示するスケジュール管理方法において、 利用者により登録された各時間帯ごとの実際のスケジュ
    ールの個数に応じて、その個数を反映した図形を表示す
    ることを特徴とするスケジュール管理方法。
  2. 【請求項2】利用者からの入力に応じて、スケジュール
    を表示する画面の両端間の期間およびスケジュールの表
    示上の時間単位を変更することを特徴とする請求項1記
    載のスケジュール管理方法。
  3. 【請求項3】スケジュールを時間帯ごとに登録するスケ
    ジュール管理方法において、 利用者自身の許容量に応じた同一時間帯に登録できるス
    ケジュール数の上限値の入力を受け付けるとともに、ス
    ケジュール登録の際に、もしそのスケジュールを登録し
    た結果上記上限値を超えるような場合には、その登録を
    禁止することを特徴とするスケジュール管理方法。
  4. 【請求項4】スケジュールの個数が上記上限値に達して
    いるか否かを表す時間帯ごとの登録可否フラグを有し、
    スケジュール登録処理を行う際に、もしスケジュールを
    登録した結果上記上限値を超えるような場合には、その
    登録を禁止するとともに、この登録可否フラグが「上限
    値未満」を示している時間帯であってこのスケジュール
    の必要期間以上の長さを持った時間帯を候補として抽出
    し、利用者に通知することを特徴とする請求項3記載の
    スケジュール管理方法。
  5. 【請求項5】全てのスケジュールに優先度が設定され、
    スケジュールが登録されるとその時間帯の上限値を超え
    るような場合には、上記優先度の高いほうのスケジュー
    ルをその時間帯に登録するとともに、上記優先度の低い
    ほうのスケジュールを他の時間帯へ移動することを特徴
    とする請求項3記載のスケジュール管理方法。
  6. 【請求項6】全てのスケジュールに優先度が設定され、
    スケジュールが登録されるとその時間帯の上限値を超え
    るような場合には、すでにその時間帯に登録されている
    スケジュールと今登録しようとしているスケジュールと
    を提示し、利用者からの、他の時間帯に移動するスケジ
    ュールの指定を受け付けることを特徴とする請求項3記
    載のスケジュール管理方法。
  7. 【請求項7】複数のメンバーで行う作業について、複数
    のメンバーで行う作業のスケジュールを登録する際に、
    まず、全メンバーの空いている時間帯を抽出し、みつか
    れば、その時間帯にスケジュールを登録する一方、みつ
    からなければ、どのメンバーもスケジュール個数が上限
    値に達していない範囲で、既存スケジュール数の少ない
    ところから順に時間帯を抽出し、該当する時間帯がみつ
    かった場合は、その時間帯に既存スケジュールがあるメ
    ンバーがもしいれば、そのメンバーにそこに登録してよ
    いかを尋ね、該当するメンバー全員からの了承の入力が
    あれば、その時間帯に上記スケジュールを登録すること
    を特徴とする請求項3記載のスケジュール管理方法。
  8. 【請求項8】スケジュールを時間帯ごとに登録するスケ
    ジュール管理方法において、 スケジュールを登録する場合に、これからスケジュール
    を登録しようとしている時間帯にすでに登録されている
    スケジュールおよび、これからスケジュールを登録しよ
    うとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録され
    ているスケジュールの少なくとも一方を利用者に提示す
    ることを特徴とするスケジュール管理方法。
  9. 【請求項9】スケジュールを時間帯ごとに登録するスケ
    ジュール管理方法において、 スケジュールの登録の前に、仮の登録処理として、スケ
    ジュール登録処理のシミュレーションを行い、利用者か
    らシミュレーションの結果への了承が入力されるとこの
    仮登録内容を本登録として登録する一方、利用者からシ
    ミュレーションの結果への不了承が入力されるとこの仮
    登録内容を破棄することを特徴とするスケジュール管理
    方法。
  10. 【請求項10】登録されたスケジュールを時間帯ごとに
    表示するスケジュール管理装置において、 利用者により登録された各時間帯ごとの実際のスケジュ
    ールの個数に応じて、その個数を反映した図形を表示す
    るスケジュール表示手段が設けられていることを特徴と
    するスケジュール管理装置。
  11. 【請求項11】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理装置において、 利用者自身の許容量に応じた同一時間帯に登録できるス
    ケジュール数の上限値の入力を受け付けるとともに、ス
    ケジュール登録の際に、もしそのスケジュールを登録し
    た結果上記上限値を超えるような場合には、その登録を
    禁止する管理手段が設けられていることを特徴とするス
    ケジュール管理装置。
  12. 【請求項12】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理装置において、 スケジュールを登録する場合に、これからスケジュール
    を登録しようとしている時間帯にすでに登録されている
    スケジュールおよび、これからスケジュールを登録しよ
    うとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録され
    ているスケジュールの少なくとも一方を利用者に提示す
    る関連スケジュール提示手段が設けられていることを特
    徴とするスケジュール管理装置。
  13. 【請求項13】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理装置において、 スケジュールの登録の前に、仮の登録処理として、スケ
    ジュール登録処理のシミュレーションを行い、利用者か
    らシミュレーションの結果への了承が入力されるとこの
    仮登録内容を本登録として登録する一方、利用者からシ
    ミュレーションの結果への不了承が入力されるとこの仮
    登録内容を破棄する模擬手段が設けられていることを特
    徴とするスケジュール管理装置。
  14. 【請求項14】登録されたスケジュールを時間帯ごとに
    表示するスケジュール管理プログラムを格納した記録媒
    体において、 利用者により登録された各時間帯ごとの実際のスケジュ
    ールの個数に応じて、その個数を反映した図形を表示す
    ることを特徴とするスケジュール管理プログラムを格納
    した記録媒体。
  15. 【請求項15】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理プログラムを格納した記録媒体におい
    て、 利用者自身の許容量に応じた同一時間帯に登録できるス
    ケジュール数の上限値の入力を受け付けるとともに、ス
    ケジュール登録の際に、もしそのスケジュールを登録し
    た結果上記上限値を超えるような場合には、その登録を
    禁止することを特徴とするスケジュール管理プログラム
    を格納した記録媒体。
  16. 【請求項16】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理プログラムを格納した記録媒体におい
    て、 スケジュールを登録する場合に、これからスケジュール
    を登録しようとしている時間帯にすでに登録されている
    スケジュールおよび、これからスケジュールを登録しよ
    うとしている時間帯に隣接した時間帯にすでに登録され
    ているスケジュールの少なくとも一方を利用者に提示す
    ることを特徴とするスケジュール管理プログラムを格納
    した記録媒体。
  17. 【請求項17】スケジュールを時間帯ごとに登録するス
    ケジュール管理プログラムを格納した記録媒体におい
    て、 スケジュールの登録の前に、仮の登録処理として、スケ
    ジュール登録処理のシミュレーションを行い、利用者か
    らシミュレーションの結果への了承が入力されるとこの
    仮登録内容を本登録として登録する一方、利用者からシ
    ミュレーションの結果への不了承が入力されるとこの仮
    登録内容を破棄することを特徴とするスケジュール管理
    プログラムを格納した記録媒体。
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