JP2000123029A - データ管理方法および装置、ならびにデータ管理方法をコンピュータで実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ管理方法および装置、ならびにデータ管理方法をコンピュータで実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体

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JP2000123029A JP10291067A JP29106798A JP2000123029A JP 2000123029 A JP2000123029 A JP 2000123029A JP 10291067 A JP10291067 A JP 10291067A JP 29106798 A JP29106798 A JP 29106798A JP 2000123029 A JP2000123029 A JP 2000123029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、データベースにおいて管理す
るデータに関する属性および属性値を追加することがで
きるデータ管理装置を提供する。 【解決手段】 データ管理装置は、データ集合を記憶す
るためのデータベース1と、複数のデータに対する新た
な属性を定義し、新たな属性に対する属性値を定義する
データベース制御部2と、複数のデータの各々を新たな
属性値ごとに設けられたタイル領域内に表示する制御を
行なうための表示制御部5と、タイル領域に関する管理
を行なうためのタイル領域管理部3とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ管理方法お
よび装置、ならびにデータ管理方法をコンピュータで実
行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピ
ュータで読取り可能な記録媒体に関し、特に、大型汎用
計算機からパーソナルコンピュータおよび携帯情報端末
などの個人用端末までの広い範囲に渡って適用される、
複数のデータを管理するデータ管理方法および装置なら
びにデータ管理方法をコンピュータで実行させるための
データ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り
可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ管理システムにおいては、
通常、データ検索と、データの属性および属性値の管理
とは別々のインタフェースを用いて行われている。 〔従来の技術1〕データ検索のためのインタフェースと
しては、特開平9−6791号公報に開示のデータ検索
方法及びその装置がある。
【0003】この技術では、1つの検索条件に対する検
索結果の集合を閉じた領域の中に表示し、複数の領域を
重ねあわせることで、複数の検索条件を満たすデータを
複数の領域が重なる部分に表示する。
【0004】たとえば、図47(a)においては、デー
タベースよりキーワード「乗り物」を含むデータを検索
した結果を領域3201に表示し、キーワード「人物」
を含むデータを検索した結果を領域3202に表示して
いる。図47(b)では、領域3201と領域3202
とを重ね合わせることで、領域3201および領域32
02の両方に含まれるデータを重なり領域3203に表
示している。 〔従来の技術2〕データの属性および属性値の管理を行
うためのインタフェースとしては、特開平5−1011
19号公報に開示のデータベースシステムがある。
【0005】この技術では、画面上に表示されたデータ
を囲む形式で矩形を描き、矩形に対して属性値を設定す
ると、描いた矩形の内部に囲われた複数のデータに対し
て、設定した属性値を与えることができる。また、画面
上に表示されたデータを1つ以上選択し移動させて表示
位置を変更することで、移動されたデータに対して、移
動後の新たな表示位置を取り囲む全ての矩形に設定され
た属性値を与えることができる。
【0006】たとえば、図48(a)においては、矩形
3301に囲まれたデータ「ボストン」「ニューヨー
ク」「伊勢旅行」「広島」には、属性値「風景」が与え
られている。ここで、データ「伊勢旅行」「広島」「着
物」「講演会」「テストチャート」を囲む矩形3302
を描き、矩形に対して属性値「人物」を設定すると、図
48(b)の表示になる。この操作により、データ「伊
勢旅行」「広島」「着物」「講演会」「テストチャー
ト」には、属性値「人物」が与えられる。また、図48
(b)に表示されたデータ「台所」3303を移動さ
せ、矩形3301の内部に表示位置を変更した時の表示
を図48(c)に示す。この操作によりデータ「台所」
3303には、矩形3301に関連した属性値「風景」
が与えられる。データを複数の矩形の内部に移動した場
合は、データの新たな表示位置を含む全ての矩形に関連
する全ての属性値が、データに与えられる。
【0007】また、この技術では、2次元の図表を描く
ことによって、各データに対して新たな属性を定義し、
各データに新たな属性に対する属性値を与えることがで
きる。
【0008】たとえば、図49(a)においては、縦軸
3401に属性「ソフトさ」と属性値の下限「0」およ
び上限「100」が設定されており、データが表示され
る位置の縦軸成分は、データの持つ属性「ソフトさ」に
対する属性値に従う。図49(b)は、図49(a)の
状態において、横軸3402を描き、属性「明るさ」お
よび属性「明るさ」に対する属性値の下限「0」と上限
「100」を設定した時の表示である。これにより、各
データには属性「明るさ」が与えられ、それに対する属
性値は、データが表示されている位置に従って与えられ
る。また、図49(b)の状態で、表示されたデータを
移動することにより、属性「ソフトさ」および属性「明
るさ」に対する属性値を同時に変更することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術1の
検索方法及び装置では、検索結果のみが表示され検索対
象データ全体は表示されず、また検索条件を動的に変化
させてデータを絞り込むことはできない、という問題点
があった。
【0010】また、従来技術1の検索方法及び装置で
は、データの持つ属性の追加や属性値の変更を行うこと
は全くできない、という問題点があった。
【0011】従来技術2のデータベースシステムでは、
各データに対して新たな属性を定義することができる
が、それは2次元の図表を用いて行うため、各データに
対して新たに定義することのできる属性は最大2種類ま
でである、という問題点があった。
【0012】また、従来技術2のデータベースシステム
では、データの属性値を変更する際、3つ以上の属性の
属性値を同時に変更することができない、という問題点
があった。
【0013】さらに、従来技術2のデータベースシステ
ムにおいて提供されるインタフェースでは、データの検
索を行うことはできない、という問題点があった。
【0014】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、簡単な操作で、デー
タベースにおいて管理するデータに関する属性および属
性値を変更することができるデータ管理方法および装
置、ならびにデータ管理方法をコンピュータに実行させ
るためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータ
で読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0015】他の目的は、簡単な操作で、データベース
において管理するデータの検索と、データの属性値の変
更とを行うことができるデータ管理方法、およびデータ
管理方法をコンピュータに実行させるためのデータ管理
プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録
媒体を提供することである。
【0016】さらに他の目的は、データベースにおいて
管理する各データが持つ属性値の変更を行う際、無制限
個数の属性に対する属性値を簡単な操作で一括して変更
することのできるデータ管理方法、およびデータ管理方
法をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログ
ラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を
提供することである。
【0017】さらに他の目的は、データベースにおいて
管理する各データの中で、ある属性に対する属性値を設
定されていないデータを視覚的に容易に認識できるデー
タ管理方法、およびデータ管理方法をコンピュータに実
行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピ
ュータで読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るデータ管理方法は、管理対象となる複数のデータ、
および任意の数の属性に関して複数のデータに対しそれ
ぞれ付与される属性値を記憶するための記憶手段と、表
示手段と、表示手段上に表示された表示物に対する使用
者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるた
めの操作指示入力手段と、操作指示入力手段によって得
られた操作指示に応じて複数のデータに対する操作を行
なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置で用
いられる。データ管理方法は、表示手段の表示面内のあ
る領域内に、複数のデータをそれぞれ表象する複数の標
章を表示するステップと、操作指示入力手段を用いて、
新たな属性を使用者により定義させるステップと、操作
指示入力手段を用いて、表示手段の表示面内に、ある領
域とは別の新たな領域を追加して、複数の領域を作成す
るステップと、操作指示入力手段を用いて、複数の領域
の各々に属性値を使用者により定義させるステップと、
複数の領域間で、複数の標章のいずれかが操作指示入力
手段により移動させられたことを検知するステップと、
移動した標章がいずれの領域に移動したかを判断するス
テップと、移動した標章に対応するデータの属性値を移
動後の領域に定義された属性値に変更するステップとを
含む。
【0019】請求項1に記載の発明によると、領域間で
標章を移動させることにより、データの属性値が変更さ
れる。このため、データに関する属性値の変更を簡単な
操作で実現することができる。
【0020】請求項2に記載の発明に係るデータ管理方
法は、管理対象となる複数のデータ、および任意の数の
属性に関して複数のデータに対しそれぞれ付与される属
性値を記憶するための記憶手段と、表示手段と、表示手
段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介
して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力
手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に
応じて複数のデータに対する操作を行なうためのデータ
操作手段とを含むデータ管理装置で用いられる。データ
管理方法は、第1および第2の属性に関してそれぞれ属
性値が付与された複数のデータを記憶手段内に準備する
ステップと、表示手段の表示面上に第1の属性に関して
定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない
複数の領域を規定するステップと、各領域内に、第1の
属性の、各領域に対応する属性値を有するデータをそれ
ぞれ表象する複数の標章を表示させるために、複数の標
章の表示位置を規定するステップと、複数の領域および
複数の標章をそれぞれ表示手段の表示面内の規定された
表示位置に表示するステップと、操作指示入力手段を用
いて、表示面上に第2の属性の、所望の属性値に関連す
る第1のフィルターを定義させるステップと、第1のフ
ィルターと部分的に重なる領域内において、表示されて
いる標章を、当該標章により表象されているデータにつ
いて第2の属性に関して付与された属性値が第1のフィ
ルターが関連した属性値と所定の関係にあるか否かによ
り分類し、第1のフィルターの内部および外部にそれぞ
れ移動させて表示するステップとを含む。
【0021】請求項2に記載の発明によると、領域に重
畳したフィルターに属性および属性値を関連付ける。こ
の操作により、領域とフィルターとの重なり領域に、領
域およびフィルターの属性および属性値の関係を全て満
たすデータを表わす標章が表示され、データの検索が可
能となる。このように、フィルターを用いることによ
り、データに関する検索を簡単な操作で実現することが
できる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の構成に加えて、さらに、複数の標章のうちの1
つが第1のフィルター内であって複数の領域の1つと重
なっている部分に移動させられたことを検知して、当該
移動させられた標章により表象されるデータの、第2の
属性の属性値を第1のフィルターに関連した属性値に、
第1の属性の属性値を当該移動させられた標章の移動先
の領域に関連した属性値に、それぞれ変更するステップ
を含む。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用、効果に加えて、属性と属性値とが関連付
けられたフィルター内にデータを表わす標章を移動させ
ることにより、データの属性値を変更することができ
る。このため、データに関する検索と属性値の変更とを
同一のインタフェースを用いて実現することができる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の構成に加えて、複数のデータに第3の属性に関
する属性値を付与するステップと、操作指示入力手段を
用いて、表示面上に第3の属性の、所望の属性値に関連
する第2のフィルターを定義させるステップと、第1の
フィルターまたは第2のフィルターと部分的に重なる領
域内において、表示されている標章を、当該標章により
表象されているデータについて第2および第3の属性に
関して付与された属性値が第1および第2のフィルター
が関連した属性値とそれぞれ所定の関係にあるか否かに
より分類し、第1および第2のフィルター双方の内部領
域、一方のみの内部領域、またはいずれにも含まれない
領域のいずれかにそれぞれ移動させて表示するステップ
とをさらに含む。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用、効果に加えて、フィルターを幾重にも重
畳させて表示させることにより、データの絞り込みが可
能となる。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の構成に加えて、複数の標章のうちの1つが第1
のフィルターおよび第2のフィルター双方の内部であっ
て複数の領域の1つと重なっている部分に移動させられ
たことを検知して、当該移動させられた標章により表象
されるデータの、第3の属性の属性値を第2のフィルタ
ーに関連した属性値に、第2の属性の属性値を第1のフ
ィルターに関連した属性値に、第1の属性の属性値を当
該移動させられた標章の移動先の領域に関連した属性値
に、それぞれ変更するステップをさらに含む。
【0027】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明の作用、効果に加えて、複数のフィルターの重な
り領域にデータを表わす標章を移動させることにより、
一度に3つ以上の属性の属性値を変更することができ
る。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の構成に加えて、操作指示入力手段を用いて、第
1のフィルターに関連付けられた属性値を使用者に入力
させるステップと、操作指示入力手段を用いて第1のフ
ィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値
を第1のフィルターの属性値に変更する指示が使用者よ
りなされた場合に、第1のフィルター内に表示された標
章に対応するデータの属性値を第1のフィルターの属性
値に変更するステップとをさらに含む。
【0029】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用、効果に加えて、フィルターに関連付けら
れた属性値を変更することにより、フィルター内に表示
された標章に対応するデータの属性値を変更することが
できる。このため、データに関する属性値の変更を簡単
な操作で実現することができる。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、ある属性に対す
る属性値を有しないデータが存在する場合に、新たな領
域を作成するステップと、新たな領域内に、ある属性に
対する属性値を有しないデータを表象する標章を表示す
るステップとをさらに含む。
【0031】請求項7に記載の発明は、請求項2〜6の
いずれかに記載の発明の作用、効果に加えて、ある属性
に対して、属性値が設定されていないデータを視覚的に
容易に認識することができる。
【0032】請求項8に記載の発明に係るデータ管理方
法は、管理対象となる複数のデータ、および任意の数の
属性に関して複数のデータに対しそれぞれ付与される属
性値を記憶するための記憶手段と、表示手段と、表示手
段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介
して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力
手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に
応じて複数のデータに対する操作を行なうためのデータ
操作手段とを含むデータ管理装置で用いられる。データ
管理方法は、第1および第2の属性に関してそれぞれ属
性値が付与された複数のデータを記憶手段内に準備する
ステップと、表示手段の表示面上に第1の属性に関して
定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない
複数の領域を規定するステップと、各領域内に、第1の
属性の、各領域に対応する属性値を有するデータをそれ
ぞれ表象する複数の標章を表示させるために、複数の標
章の表示位置を規定するステップと、複数の領域および
複数の標章をそれぞれ表示手段の表示面内の規定された
表示位置に表示するステップと、操作指示入力手段を用
いて、表示面上に第2の属性の、所望の属性値に関連す
る第1のフィルターを定義させるステップと、複数の標
章のうちの1つが第1のフィルター内であって複数の領
域の1つと重なっている部分に移動させられたことを検
知して、当該移動させられた標章により表象されるデー
タの、第2の属性の属性値を第1のフィルターに関連し
た属性値に、第1の属性の属性値を当該移動させられた
標章の移動先の領域に関連した属性値に、それぞれ変更
するステップとを含む。
【0033】請求項8に記載の発明によると、属性と属
性値とが関連付けられたフィルター内にデータを表わす
標章を移動させることにより、データの属性値を変更す
ることができる。
【0034】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明の構成に加えて、複数のデータに第3の属性に関
する属性値を付与するステップと、操作指示入力手段を
用いて、表示面上に第3の属性の、所望の属性値に関連
する第2のフィルターを定義させるステップと、複数の
標章のうちの1つが第1のフィルターおよび第2のフィ
ルター双方の内部であって複数の領域の1つと重なって
いる部分に移動させられたことを検知して、当該移動さ
せられた標章により表象されるデータの、第3の属性の
属性値を第2のフィルターに関連した属性値に、第2の
属性の属性値を第1のフィルターに関連した属性値に、
第1の属性の属性値を当該移動させられた標章の移動先
の領域に関連した属性値に、それぞれ変更するステップ
とをさらに含む。
【0035】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明の作用、効果に加えて、複数のフィルターの重な
り領域にデータを表わす標章を移動させることにより、
一度に3つ以上の属性の属性値を変更することができ
る。
【0036】請求項10に記載の発明に係るデータ管理
装置は、複数の属性および複数の属性にそれぞれ関連付
けられた複数の属性値を各々有する複数のデータを記憶
するための記憶手段と、表示手段と、ある属性の属性値
ごとに設けられ相互に重なりを有しない領域を表示手段
上に表示し、複数のデータをそれぞれ表象する複数の標
章を領域上に表示する制御を行なうための手段と、領域
間で標章が移動させられたことを検知し、移動した標章
により表象されるデータの属性値を、移動後の領域に定
義された属性値に変更する制御を行なうための手段とを
含む。
【0037】請求項10に記載の発明によると、領域間
で標章を移動させることにより、データの属性値が変更
される。このため、データに関する属性値の変更を簡単
な操作で実現することができる。
【0038】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明の構成に加えて、所望の属性および属性値に
関連するフィルターを定義させ、前記複数の領域に重畳
させ表示させるための手段と、フィルターと部分的に重
なる領域内において、表示されている標章を、当該標章
により表象されているデータについてフィルターが関連
した属性に関して付与された属性値がフィルターが関連
した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類し、フ
ィルターの内部および外部にそれぞれ移動させて表示す
るための手段をさらに含む。
【0039】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明の作用、効果に加えて、領域に重畳したフィ
ルターに属性および属性値を関連付ける。この操作によ
り、領域とフィルターとの重なり領域に、領域およびフ
ィルターの属性および属性値の関係を全て満たすデータ
を表わす標章が表示され、データの検索が可能となる。
このように、フィルターを用いることにより、データに
関する検索を簡単な操作で実現することができる。
【0040】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明の構成に加えて、さらに、複数の標章のうち
の1つがフィルター内であって複数の領域の1つと重な
っている部分に移動させられたことを検知して、当該移
動させられた標章により表象されるデータの、フィルタ
ーに関連した属性に関する属性値を、フィルターに関連
した属性値に変更するための手段を含む。
【0041】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明の作用、効果に加えて、属性と属性値とが関
連付けられたフィルター内にデータを表わす標章を移動
させることにより、データの属性値を変更することがで
きる。このため、データに関する検索と属性値の変更と
を同一のインタフェースを用いて実現することができ
る。請求項13に記載の発明に係るコンピュータで読取
り可能な記録媒体は、複数の属性および複数の属性にそ
れぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有する複数の
データにそれぞれ対応づけられた複数の標章を、ある属
性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わない領域内
に表示するデータ管理方法をコンピュータに実行させる
ためのデータ管理プログラムを記録している。データ管
理方法は、ある領域内に、複数のデータをそれぞれ表象
する複数の標章を表示するステップと、新たな属性を使
用者により定義させるステップと、ある領域とは別の新
たな領域を追加して、複数の領域を作成するステップ
と、複数の領域の各々に属性値を使用者により定義させ
るステップと、複数の領域間で、複数の標章のいずれか
が移動させられたことを検知するステップと、移動した
標章がいずれの領域に移動したかを判断するステップ
と、移動した標章に対応するデータの属性値を移動後の
領域に定義された属性値に変更するステップとを含む。
【0042】請求項13に記載の発明によると、領域間
で標章を移動させることにより、データの属性値が変更
される。このため、データに関する属性値の変更を簡単
な操作で実現することができる。
【0043】請求項14に記載の発明に係るコンピュー
タで読取り可能な記録媒体は、複数の属性および複数の
属性にそれぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有す
る複数のデータにそれぞれ対応づけられた複数の標章
を、ある属性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わ
ない領域内に表示するデータ管理方法をコンピュータに
実行させるためのデータ管理プログラムを記録してい
る。データ管理方法は、第1および第2の属性に関して
それぞれ属性値が付与された複数のデータを準備するス
テップと、第1の属性に関して定義された属性値ごとに
準備された、互いに重ならない複数の領域を規定するス
テップと、各領域内に、第1の属性の、各領域に対応す
る属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章
を表示させるために、複数の標章の表示位置を規定する
ステップと、複数の領域および複数の標章をそれぞれ規
定された表示位置に表示するステップと、複数の領域の
上に、第2の属性の、所望の属性値に関連する第1のフ
ィルターを定義させるステップと、第1のフィルターと
部分的に重なる領域内において、表示されている標章
を、当該標章により表象されているデータについて第2
の属性に関して付与された属性値が第1のフィルターが
関連した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類
し、第1のフィルターの内部および外部にそれぞれ移動
させて表示するステップとを含む。
【0044】請求項14に記載の発明によると、領域に
重畳したフィルターに属性および属性値を関連付ける。
この操作により、領域とフィルターとの重なり領域に、
領域およびフィルターの属性および属性値の関係を全て
満たすデータを表わす標章が表示され、データの検索が
可能となる。このように、フィルターを用いることによ
り、データに関する検索を簡単な操作で実現することが
できる。
【0045】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の構成に加えて、データ管理方法は、さら
に、複数の標章のうちの1つが第1のフィルター内であ
って複数の領域の1つと重なっている部分に移動させら
れたことを検知して、当該移動させられた標章により表
象されるデータの、第2の属性の属性値を第1のフィル
ターに関連した属性値に、第1の属性の属性値を当該移
動させられた標章の移動先の領域に関連した属性値に、
それぞれ変更するステップを含む。
【0046】請求項15に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の作用、効果に加えて、属性と属性値とが関
連付けられたフィルター内にデータを表わす標章を移動
させることにより、データの属性値を変更することがで
きる。このため、データに関する検索と属性値の変更と
を同一のインタフェースを用いて実現することができ
る。
【0047】請求項16に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の構成に加えて、データ管理方法は、複数の
データに第3の属性に関する属性値を付与するステップ
と、複数の領域の上に、第3の属性の、所望の属性値に
関連する第2のフィルターを定義させるステップと、第
1のフィルターまたは第2のフィルターと部分的に重な
る領域内において、表示されている標章を、当該標章に
より表象されているデータについて第2および第3の属
性に関して付与された属性値が第1および第2のフィル
ターが関連した属性値とそれぞれ所定の関係にあるか否
かにより分類し、第1および第2のフィルター双方の内
部領域、一方のみの内部領域、またはいずれにも含まれ
ない領域のいずれかにそれぞれ移動させて表示するステ
ップとをさらに含む。
【0048】請求項16に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の作用、効果に加えて、フィルターを幾重に
も重畳させて表示させることにより、データの絞り込み
が可能となる。
【0049】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の発明の構成に加えて、データ管理方法は、複数の
標章のうちの1つが第1のフィルターおよび第2のフィ
ルター双方の内部であって複数の領域の1つと重なって
いる部分に移動させられたことを検知して、当該移動さ
せられた標章により表象されるデータの、第3の属性の
属性値を第2のフィルターに関連した属性値に、第2の
属性の属性値を第1のフィルターに関連した属性値に、
第1の属性の属性値を当該移動させられた標章の移動先
の領域に関連した属性値に、それぞれ変更するステップ
をさらに含む。
【0050】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の発明の作用、効果に加えて、複数のフィルターの
重なり領域にデータを表わす標章を移動させることによ
り、一度に3つ以上の属性の属性値を変更することがで
きる。
【0051】請求項18に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の構成に加えて、データ管理方法は、第1の
フィルターに関連付けられた属性値を使用者に入力させ
るステップと、第1のフィルター内に表示された標章に
対応するデータの属性値を第1のフィルターの属性値に
変更する指示が使用者よりなされた場合に、第1のフィ
ルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を
第1のフィルターの属性値に変更するステップとをさら
に含む。
【0052】請求項18に記載の発明は、請求項14に
記載の発明の作用、効果に加えて、フィルターに関連付
けられた属性値を変更することにより、フィルター内に
表示された標章に対応するデータの属性値を変更するこ
とができる。このため、データに関する属性値の変更を
簡単な操作で実現することができる。
【0053】請求項19に記載の発明は、請求項14〜
18のいずれかに記載の発明の構成に加えて、データ管
理方法は、ある属性に対する属性値を有しないデータが
存在する場合に、新たな領域を作成するステップと、新
たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しないデー
タを表象する標章を表示するステップとをさらに含む。
【0054】請求項19に記載の発明は、請求項14〜
18のいずれかに記載の発明の作用、効果に加えて、あ
る属性に対して、属性値が設定されていないデータを視
覚的に容易に認識することができる。
【0055】請求項20に記載の発明に係るコンピュー
タで読取り可能な記録媒体は、複数の属性および複数の
属性にそれぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有す
る複数のデータにそれぞれ対応づけられた複数の標章
を、ある属性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わ
ない領域内に表示するデータ管理方法をコンピュータに
実行させるためのデータ管理プログラムを記録してい
る。データ管理方法は、第1および第2の属性に関して
それぞれ属性値が付与された複数のデータを準備するス
テップと、第1の属性に関して定義された属性値ごとに
準備された、互いに重ならない複数の領域を規定するス
テップと、各領域内に、第1の属性の、各領域に対応す
る属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章
を表示させるために、複数の標章の表示位置を規定する
ステップと、複数の領域および複数の標章をそれぞれ規
定された表示位置に表示するステップと、複数の領域の
上に、第2の属性の、所望の属性値に関連する第1のフ
ィルターを定義させるステップと、複数の標章のうちの
1つが第1のフィルター内であって複数の領域の1つと
重なっている部分に移動させられたことを検知して、当
該移動させられた標章により表象されるデータの、第2
の属性の属性値を第1のフィルターに関連した属性値
に、第1の属性の属性値を当該移動させられた標章の移
動先の領域に関連した属性値に、それぞれ変更するステ
ップとを含む。
【0056】請求項20に記載の発明によると、属性と
属性値とが関連付けられたフィルター内にデータを表わ
す標章を移動させることにより、データの属性値を変更
することができる。
【0057】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の発明の構成に加えて、データ管理方法は、複数の
データに第3の属性に関する属性値を付与するステップ
と、複数の領域の上に、第3の属性の、所望の属性値に
関連する第2のフィルターを定義させるステップと、複
数の標章のうちの1つが第1のフィルターおよび第2の
フィルター双方の内部であって複数の領域の1つと重な
っている部分に移動させられたことを検知して、当該移
動させられた標章により表象されるデータの、第3の属
性の属性値を第2のフィルターに関連した属性値に、第
2の属性の属性値を第1のフィルターに関連した属性値
に、第1の属性の属性値を当該移動させられた標章の移
動先の領域に関連した属性値に、それぞれ変更するステ
ップとをさらに含む。
【0058】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の発明の作用、効果に加えて、複数のフィルターの
重なり領域にデータを表わす標章を移動させることによ
り、一度に3つ以上の属性の属性値を変更することがで
きる。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態に係るデータ管理装置について説明する。
【0060】図1は本発明の一実施形態によるデータ管
理装置を説明するための図であり、図1(a)は該デー
タ管理装置として、データ管理機能を搭載した情報処理
装置のハード構成を示す概観図、図1(b)は該情報処
理装置のデータ管理機能を実現する構成を示すブロック
図である。 〔ハードウェアの説明〕図1(a)を参照して、本実施
形態に係るデータ管理装置100は、各種の演算処理を
行う処理装置本体101と、画像表示画面102aを有
し、情報の画像表示を行うディスプレイ装置102と、
該処理装置本体101への情報の入力、例えばデータの
持つ属性値を変更する処理を指示する信号の入力を行う
ための入力装置であるキーボード103a及びマウス1
03bと、情報の記憶装置であるハードディスク104
と、プログラムを記録したCD−ROM(Compact Disc
-Read Only Memory )よりプログラムを読取るためのC
D−ROM装置105とを含む。 〔ブロック図の説明〕 〔データベース1・属性・属性値の説明〕図1(b)を
参照して、該ハードディスク装置104には、管理対象
となるデータ集合を構成する全てのデータ項目を格納し
たデータベース1が構築されている。ここでのデータ項
目とは、データベース用語における「レコード」に対応
する。データベース1に構築されたデータ集合に与えら
れる属性の個数は零個以上で可変個数である。
【0061】また、該データ集合を構成する各データ項
目は、1つの属性に対して零個以上複数の属性値を持つ
ことができる。例えば、ある属性が「色」というキーワ
ードで表される場合、あるデータ項目はその属性に対し
て「白」「黒」「黄」と複数個の属性値を持つことがで
きる。ただし、あるデータ項目の持つ、ある属性に対す
る属性値が零個であるとは、その属性に対する属性値が
データ項目に与えられていないことを意味する。
【0062】さらに、ある属性に対する属性値が一連の
値で表される場合、属性値としては、ある1つの値、ま
たは値の範囲を持つことができる。例えば、ある属性が
「期間」として表される場合、あるデータ項目はその属
性に対して「3月13日」という属性値を持つことがで
き、また「2月10日から4月9日」という範囲を属性
値として持つこともできる。
【0063】また、データベース1に格納された各デー
タ項目には、属性に対する属性値のほかに、データ項目
のイメージとしてディスプレイ装置102に表示される
際に用いられる値、例えば座標値が付与される。 〔処理装置本体101の説明〕該処理装置本体101
は、入力装置103(キーボード103aおよびマウス
103b)より入力された命令を解釈し、その命令を伝
えるべき装置を決定し、その装置に該命令を伝える入力
処理部7と、データ表示位置決定部6と、データベース
制御部2と、1つ以上複数のタイル領域(後述)を管理
するタイル領域管理部3と、1つ以上複数のフィルター
(後述)を管理するフィルター管理部4と、表示制御部
5とを含む。 〔データベース制御部2の説明〕データベース制御部2
は、データベース1に接続され、データベース1に構築
されるデータ集合に与えられる属性の追加・削除、各デ
ータ項目の持つ該属性に対する属性値の追加・変更・読
取、および各データ項目のイメージをディスプレイ装置
102に表示するために用いる値の更新・読取、等を行
なう。また、データベース制御部2は、CD−ROM装
置105に接続され、CD−ROM装置より自身2、タ
イル領域管理部3、フィルター管理部4、表示制御部
5、データ表示位置決定部6および入力処理部7で実行
されるプログラムを受け、そのプログラムを各部に送信
する。 〔タイル領域管理部3の説明〕タイル領域管理部3は、
入力装置103より入力され、入力処理部7においてタ
イル領域に関連すると解釈された命令を入力処理部7よ
り受け取り、それに対する処理を行う。また、表示制御
部5に対して、ディスプレイ装置102における表示の
更新を要求する。さらに、データベース制御部2に対し
てデータベース1に構築されるデータ集合の持つ属性の
追加・削除、および各データ項目の持つ属性値の変更を
要求する。
【0064】ここで、タイル領域とは、ディスプレイ装
置102に表示される、データベース1において保持さ
れる各データ項目に対応するイメージを表示するための
面積を持った領域である。タイル領域には、その領域内
において表示するデータ項目を決定するための、該属性
に対する属性値が与えられる。
【0065】該タイル領域に与えられる属性値は複数個
数与えられることが可能であり、また、範囲を属性値と
して与えられることも可能である。また、タイル領域
は、それが表示される位置を示す座標値を持ち、ディス
プレイ装置102にタイル領域を表示するために用いら
れる。タイル領域が複数個存在する場合、それらは互い
に重ならない形でディスプレイ装置102に表示され
る。なお、タイル領域の表示は、該タイル領域管理部3
より表示制御部5に対してディスプレイ装置102の表
示を更新するよう要求を出すことで行われる。
【0066】データベース1において保持される各デー
タ項目において、タイル領域に与えられた属性に対する
属性値に一致するデータ項目、または属性値の範囲に含
まれるデータ項目が、そのタイル領域内に表示される。
【0067】例えば、タイル領域に属性「色」の属性値
「黒」が与えられたなら、データベース1に保持される
各データ項目の中で、属性「色」の属性値が「黒」であ
るものが、そのタイル領域内に表示される。また、タイ
ル領域に属性「期間」の属性値として「2月10日から
4月9日」という範囲が与えられたなら、データベース
1に保持される各データ項目の中で、属性「期間」の属
性値が「2月10日」から「4月9日」の間のデータ
が、そのタイル領域に表示される。また、あるデータ項
目が属性「期間」に対して期間の範囲を属性値として持
つ場合、タイル領域に与えられた属性値の範囲内に、そ
のデータ項目の持つ属性値の範囲が含まれる時、そのデ
ータ項目はタイル領域内に表示される。
【0068】なお、各データ項目の表示は、該タイル領
域管理部3よりデータ表示位置決定部6に対して、デー
タ項目の表示位置を決定するよう要求を出した後、表示
制御部5に対して、ディスプレイ装置102の表示を更
新するよう要求を出すことにより行われる。
【0069】該タイル領域管理部3は、入力処理部7か
ら受け取った命令により、タイル領域の作成、削除、お
よびタイル領域に与える属性に対する属性値の設定を行
うことができる。また、入力装置103から入力された
命令により、該タイル領域管理部3において管理するタ
イル領域から、1つのタイル領域を選択し、その面積を
拡大・縮小して表示することができる。
【0070】また、該タイル領域管理部3では、入力処
理部7から受け取った命令により、あるタイル領域に表
示されたデータ項目を選択し、それを他のタイル領域に
移動して表示することができる。このとき、移動された
データ項目が新たに表示されるタイル領域に与えられた
該属性に対する属性値を、移動されたデータ項目に与え
る。移動されたデータ項目が該属性に対する属性値をあ
らかじめ持っている場合には、その属性値を新しい値に
変更する。この処理は、上記データベース制御部2を介
して行われる。
【0071】また、該タイル領域管理部3では、新たな
タイル領域を作成し、それをディスプレイ装置102に
表示されている全てのタイル領域と入れ替える形で表示
することができる。さらに、新たに作成したタイル領域
に与える上記属性として、それまでにデータベース1に
構築されるデータ集合に与えられていた属性以外の属性
を定義して与えることができる。このとき、新たに定義
した属性は、データベース1に構築されるデータ集合に
対して追加される。これにより、データベース1におい
て保持される各データ項目は、新たに追加された属性に
対する属性値を持つことができるようになる。 〔フィルター管理部4の説明〕フィルター管理部4は、
入力装置103より入力され、入力処理部7においてフ
ィルターに関連すると解釈された命令を入力処理部7よ
り受け取り、それに対する処理を行う。また、表示制御
部5に対して、ディスプレイ装置102における表示の
更新を要求する。さらに、データベース制御部2に対し
て、データベース1において保持される各データ項目の
持つ属性値の変更を要求する。
【0072】ここで、フィルターとは、ディスプレイ装
置102に表示される、データベース1において保持さ
れる各データ項目に対応するイメージを表示するための
面積を持った領域である。フィルターは該タイル領域の
上に重なる形で表示される。
【0073】フィルターには、その領域内において表示
するデータ項目を決定するための、該属性に対する属性
値が与えられる。フィルターに重なる全ての該タイル領
域内に表示された全てのデータを対象として、フィルタ
ーに与えられた属性値の範囲内に含まれる、または一致
する属性値を持ったデータ項目が、フィルターの内部に
表示される。すなわち、フィルターはデータ項目の検索
のために用いることができる。
【0074】該属性値は複数個数与えられることが可能
であり、また、範囲を属性値として与えられることが可
能である。また、フィルターは、それが表示される位置
を示す座標値を持ち、ディスプレイ装置102にフィル
ターを表示するために用いられる。
【0075】フィルターが複数個存在する場合、それら
が互いに重なった部分には、重なる全てのフィルターに
与えられた上記属性に対する属性値を満足するデータ項
目が表示される。なお、フィルターの表示は、該フィル
ター管理部4より表示制御部5に対してディスプレイ装
置102の表示を更新するよう要求を出すことで行われ
る。
【0076】データベース1において保持される各デー
タ項目において、フィルターと重なる全ての該タイル領
域に表示された全てのデータ項目のうち、フィルターに
与えられた属性に対する属性値に一致するデータ項目、
または属性値の範囲に含まれるデータ項目が、そのフィ
ルター内に表示される。
【0077】例えば、フィルターに属性「色」の属性値
「黒」が与えられたなら、フィルターと重なる全ての上
記タイル領域に表示された全てのデータ項目の中で、属
性「色」の属性値が「黒」であるものが、そのフィルタ
ー内に表示される。また、フィルターに属性「期間」の
属性値として「2月10日から4月9日」という範囲が
与えられたなら、フィルターと重なる全ての上記タイル
領域に表示された全てのデータ項目の中で、属性「期
間」の属性値が「2月10日」から「4月9日」までの
間のデータ項目が、そのフィルター内に表示される。ま
た、データ項目が属性「期間」に対して範囲を属性値と
して持つ場合、フィルターに与えられた属性値の範囲内
にデータ項目の持つ属性値の範囲が含まれる時、そのデ
ータ項目はフィルター内に表示される。
【0078】なお、各データ項目の表示は、該フィルタ
ー管理部4よりデータ表示位置決定部6に対して、デー
タ項目の表示位置を決定するよう要求を出した後、表示
制御部5に対して、ディスプレイ装置102の表示を更
新するよう要求を出すことにより行われる。
【0079】該フィルター管理部4は、入力処理部7か
ら受け取った命令により、フィルターの作成、削除、お
よびフィルターに与える属性に対する属性値の設定を行
うことができる。また、入力装置103から入力された
命令により、該フィルター管理部4において管理するフ
ィルターから、1つのフィルターを選択し、その面積を
拡大・縮小して表示することができる。
【0080】また、該フィルター管理部4では、入力処
理部7から受け取った命令により、あるフィルター内に
表示されたデータ項目を選択し、それを他のフィルター
内、および他の該タイル領域に移動して表示することが
できる。このとき、移動されたデータ項目が新たに表示
されるフィルター、および該タイル領域に与えられた該
属性に対する属性値を、移動されたデータ項目に与え
る。移動されたデータ項目が該属性に対する属性値をあ
らかじめ持っている場合、その属性値を新しい値に変更
する。この処理は、上記データベース制御部2を介して
行われる。 〔データ表示位置決定部6の説明〕データ表示位置決定
部6は、入力装置103より入力され、入力処理部7に
おいて解釈された命令が、表示されているデータ項目の
表示位置を変更させる可能性があると判断された場合、
データベース制御部2、タイル領域管理部3およびフィ
ルター管理部4のいずれかの要求に従い、データベース
1において保持される各データ項目の新たな表示位置を
決定する。
【0081】該データ表示位置決定部6は、データベー
ス制御部2を介して、データベース1において保持され
る各データ項目の持つ各属性値を読み取る。該データ表
示位置決定部6は、タイル領域管理部3において管理さ
れるタイル領域に与えられた該属性に対する属性値、お
よびフィルター管理部4において管理されるフィルター
に与えられた該属性に対する属性値を参照して、データ
ベース1に保持された各データ項目の表示されるべき位
置を決定する。 〔表示制御部5の説明〕表示制御部5は、データベース
制御部2、タイル領域管理部3、およびフィルター管理
部4のいずれかを介して、ディスプレイ装置102に表
示される内容を書きかえるよう要求を受け取る。データ
ベース制御部2より要求を受け取った場合には、表示制
御部5は、データベース1において保持される各データ
項目の表示位置をデータベース制御部2を介して読み取
る。タイル領域管理部3より要求を受け取った場合に
は、表示制御部5は、タイル領域管理部3において管理
される各タイル領域の表示位置を読み取る。フィルター
管理部4より要求を受け取った場合には、フィルター管
理部4において管理される各フィルターの表示位置を読
み取る。その後、表示制御部5は、ディスプレイ装置1
02に表示される情報を更新する。 〔データ管理方法の概要〕図2〜図36を参照して、本
発明によるデータ管理方法の概要について説明する。
【0082】本実施の形態は、本発明のデータ管理方法
をプロ野球選手のデータベースを管理する場面に適用し
たものである。しかし、本発明の方法が特定の管理対
象、表示方法に限定されることはない。 〔新たな属性の追加〕図2〜図5を参照して、データベ
ースにおいて管理する各データに対して新たな属性を追
加する方法について説明する。
【0083】図2は、本発明のデータ管理方法の機能を
持つデータ管理アプリケーションの画面表示である。画
面にはデータ表示領域201とグループ分類表示切換イ
ンタフェース202とが表示されている。
【0084】データ表示領域201には、データを表示
するためのタイル領域が表示され、そこに現在データベ
ースに存在するプロ野球選手に対応する各データがアイ
コンで表示される。
【0085】本実施の形態では、データを選手のイラス
トの描かれたアイコンとして表示しているが、当該選手
を表す表象であれば、顔写真や何らかの文字列であって
も構わない。
【0086】なお、図による説明の都合上、データの個
数を12個としているが、本発明の方法が一定個数のデ
ータセットに限られる訳ではなく、後に説明するように
データセットに対して新たなデータを追加することもも
ちろん可能である。
【0087】タイル領域に表示されるアイコンのサイズ
は、タイル領域の面積と形状、およびそのタイル領域に
表示されるアイコンの個数によって、最適なものに決定
される。
【0088】図2の状態において、各データは属性を持
たないものとする。但し、データを識別するためのデー
タIDが各データに対して与えられている。図3に図2
の状態におけるデータ管理表を示す。データ管理表と
は、データベースにおいて管理される各データの状態を
わかりやすく表形式で表したものである。図3では、1
2個のデータそれぞれに対して101〜112のデータ
IDが与えられている。
【0089】再度図2を参照して、グループ分類表示切
替インタフェース202には、データの持つ属性値によ
るグループ分類が行われている場合、それらのグループ
分類表示を切り替えるタブ202aおよび202bが表
示される。
【0090】現在、各データには属性および属性に対す
る属性値が与えられていない。そのためグループ分類は
行われておらず、全てのデータを1つのタイル領域内に
表示する「全体」タブ202aが選択されている。な
お、選択されているタブ以外のタブは、網掛け表示して
いる。
【0091】各データに対して新たな属性を追加するに
は、グループ分類表示切替インタフェース202に表示
された「新たな分類」タブ202bをマウスポインタ2
03でクリックして選択する。
【0092】図4は「新たな分類」タブ202bを選択
した時の画面表示である。データ表示領域201の右側
に、分類作成インタフェース301が新たに表示され
る。
【0093】まず、新たなグループ分類の名称を、テキ
ストボックス301aに文字列を入力することで設定す
る。本実施の形態では「チームで分類」との文字列を設
定する。次に、グループ分類に用いるデータの属性を決
定する。これは、セレクションボックス301bに表示
された、現在のデータが持つ全ての属性、および新たな
属性を作成してそれを用いて分類するための「新たな属
性」の中から1つを選択することにより行われる。ただ
し、図4の状態では、まだどのデータも属性を持ってい
ないため、セレクションボックス301bには「新たな
属性」のみが表示され、選択されている。
【0094】セレクションボックス301bにおいて
「新たな属性」が選択された場合、新たに作成する属性
の特性を設定するためのテキストボックス301c、3
01dが表示される。ここに文字列を入力することで、
新たな属性の名称、およびタイプを設定する。本実施の
形態では、名称を「チーム」、タイプを「キーワード」
とした。タイプとは、属性値の型を意味し、「キーワー
ド」の他にも「整数離散値」などがある。
【0095】新たに作成する属性の特性の設定が終わる
と、「決定」ボタン301eをマウスポインタ203で
クリックする。
【0096】以上の操作により、各データに対して、属
性「チーム」が追加された。しかし、この時点では各デ
ータの属性「チーム」に対する属性値は設定されていな
い。図5に図4の状態におけるデータ管理表を示す。各
データに対して属性「チーム」が与えられている。しか
し、各データの属性「チーム」に対する属性値は設定さ
れていないため、属性の欄は空白になっている。 〔タイル領域を用いた属性値の設定〕図6〜図12を参
照して、各データの持つ属性値を変更する方法について
説明する。
【0097】図4の状態で「決定」ボタン301eが押
されると、図6に示すように、データ表示領域201の
右側に、タイル領域作成インタフェース401が新たに
表示される。また、グループ分類表示切替インタフェー
ス202には、新たに作成したグループ分類「チームで
分類」を示すタブ202cが表示され、選択されてい
る。
【0098】タイル領域作成インタフェース401は、
データを分類して表示するためのタイル領域を作成する
ために用いられる。タイル領域作成インタフェース40
1に表示されたタイル領域作成ボタン401aを押すこ
とにより、現在注目しているタイル領域の、上下左右に
新たなタイル領域を作成することができる。注目するタ
イル領域の設定は、新たに注目するタイル領域をマウス
ポインタ203でクリックすることにより行う。
【0099】データ表示領域201において、白抜きで
表示された領域201aが注目するタイル領域であり、
網掛けで表示されたタイル領域201bが新たに作成さ
れたタイル領域である。
【0100】図7は、タイル領域作成インタフェース4
01を用いて6つのタイル領域を作成した後の画面表示
である。次に、作成した各タイル領域に属性値を関連さ
せるための設定を行なう。
【0101】図8は、タイル領域201aに表示された
「属性値設定」ボタン602をマウスポインタ203で
クリックした時の表示である。図に示すように、属性値
設定インタフェース601がデータ表示領域201の右
側に表示される。
【0102】属性値設定インタフェース601には、テ
キストボックス301c、301dにおいて設定した属
性の名称およびタイプが表示され、その属性に対する属
性値を設定するためのテキストボックス601aが表示
される。
【0103】テキストボックス601aに文字列を入力
することで、選択したタイル領域に関連する属性に対す
る属性値を設定することができる。本実施の形態では、
属性「チーム」に対する属性値「広島C」を、タイル領
域201aに対して関連させるように設定した。
【0104】この操作により、タイル領域201aに表
示された全てのデータには属性「チーム」に対して属性
値「広島C」が与えられた。図9に図8の状態における
データ管理表を示す。全てのデータの属性「チーム」に
対して、属性値「広島C」が与えられていることがわか
る。
【0105】図8に示すように、あるタイル領域に関連
する属性値を設定すると、タイル領域左上に表示される
属性値表示ボックス603に、設定した属性値の概要が
表示される。作成した全てのタイル領域について、同様
に関連させる属性値を設定し終わると、ユーザは、「決
定」ボタン301eを押す。
【0106】図10は、図8において作成した6つのタ
イル領域すべてに、属性値設定インタフェース601を
用いて関連させる属性値が設定され、決定ボタン301
eが押された状態での画面表示である。図8において表
示されていた、属性値設定インタフェース601は図1
0においては消えている。
【0107】ここで、データを示すアイコンを、あるタ
イル領域から別のタイル領域へとドラッグアンドドロッ
プ操作により移動させることで、データの属性値を新た
にドロップされたタイル領域に関連した属性値へと変更
することができる。
【0108】図10では、属性「チーム」の属性値「広
島C」に関連付けされたタイル領域201aに表示され
た選手データを示すアイコン701をマウスポインタ2
03で選択し、マウスボタンを押下したままポインタを
移動させ(ドラッグ操作)、属性「チーム」の属性値
「東京G」に関連付けされたタイル領域201bの上で
マウスボタンの押下を解除している(ドロップ操作)。
【0109】このドラッグアンドドロップ操作により、
表示するタイル領域を変更されたアイコン701により
表わされたデータの属性「チーム」に対する属性値は
「広島C」から「東京G」へと変更される。
【0110】図11は、アイコンのドラッグアンドドロ
ップ操作により、各データの属性「チーム」に対する属
性値を変更した後の画面表示である。
【0111】すなわち、属性「チーム」に対する属性値
「大阪T」に関連付けされたタイル領域801内に表示
されている2つのデータ802、803は、属性「チー
ム」に対する属性値が「大阪T」であるデータである。
【0112】以上の操作により、データベースに存在す
るプロ野球選手データに対して、属性「チーム」に対す
る属性値を与えることができた。図12に図11の状態
におけるデータ管理表を示す。各データの属性「チー
ム」に対する属性値がそれぞれ設定されている。 〔フィルターを用いたデータ検索、属性値変更〕図13
〜図18を参照して、フィルターを用いてデータの属性
値を変更する方法について説明する。
【0113】図13は、フィルターの作成方法を示して
いる。フィルターとは、〔フィルター管理部の説明〕で
述べたように、データの検索、およびデータの持つ属性
値の変更を行うことができるインタフェースである。
【0114】データ表示領域201において、マウスポ
インタ203を任意の位置に移動させ、マウスボタンを
押下する。そのままマウスポインタ203を移動させ、
任意の位置でマウスボタンの押下を解除すると、最初に
マウスボタンを押下した位置と、マウスボタンの押下を
解除した位置とを結んだ直線を対角線とした、長方形の
フィルター901が作成される。
【0115】図で表現する都合上、図13においてフィ
ルターは網掛け表示されているが、実際は、これを半透
明表示しても良いし、枠線のみの表示としても良い。
【0116】フィルターには、上述したタイル領域と同
様に属性値を関連付けることができる。フィルターが重
なる全てのタイル領域内に表示された全てのデータにお
いて、フィルターに関連付けられた属性値と同一の属性
値を持ったデータ、またはフィルターに関連付けられた
属性値の範囲に含まれる属性値を持ったデータをフィル
ターの内部に表示する。つまり、フィルターに関連付け
られた属性値を検索条件としてデータ検索を行い、検索
結果をフィルターの内部に表示している、と考えること
ができる。
【0117】フィルターを作成した時点では、フィルタ
ーに関連付けられた属性値はないため、タイル領域に表
示されたアイコンはフィルターを避けるように、フィル
ターが重ならない部分に移動する。
【0118】図13では、グループ分類表示切替インタ
フェース202において、「全体」タブ202aが選択
されているため、表示されているタイル領域は1つだけ
である。しかし、複数のタイル領域が表示されている場
合でも、全く同様な方法でフィルターを作成することが
できる。
【0119】図14は、フィルターに関連付けられる属
性と、属性に対する属性値を決定する方法を示す。フィ
ルターが作成されると、フィルター上にフィルターイン
タフェース1001が表示される。フィルターインタフ
ェース1001には、フィルターに関連付けられる属性
を設定するセレクションボックス1001a、関連付け
られた属性に対する属性値を設定する属性値設定インタ
フェース1001bが表示される。
【0120】セレクションボックス1001aには、各
データの持つ全ての属性が表示され、ユーザはそのうち
の1つを選択する。現在、各データの持つ属性は「チー
ム」のみであるため、「チーム」が選択されている。
【0121】データベースにおいて管理する各データに
対して新たな属性が追加されると、セレクションボック
ス1001aには、自動的に新たに作成された属性が表
示され、フィルターに対して新たに追加された属性に対
する属性値を関連付けることができるようになる。
【0122】属性値設定インタフェース1001bに
は、セレクションボックス1001aにおいて選択した
属性に対する属性値を設定するためのインタフェースが
表示される。本実施の形態では、属性「チーム」はキー
ワードであるため、各データの持つ「チーム」に対する
キーワードがすべて表示され、選択可能になっている。
図14では、キーワードとして「広島C」が選択されて
いる。キーワードは複数を同時に選択することが可能で
あり、複数を選択した場合、それらの論理和がフィルタ
ーに設定される属性値となる。
【0123】ここで、マウスポインタ203により「広
島C」を選択した時点で、タイル領域1002に表示さ
れた12個のデータの中で、属性「チーム」に対する属
性値「広島C」を持つデータが、即座にフィルター内に
移動して表示される。すなわち、各データより属性値
「広島C」を持つデータを検索したことになる。アイコ
ン1003、1004が属性「チーム」に対する属性値
「広島C」を持つデータであり、「広島C」が選択され
た時点で、アイコン1003、1004がフィルターの
内部に移動して表示される。
【0124】従来の検索システムにおいては、検索条件
を設定し、検索を実行するためのボタンを押すことで、
検索が開始される、という方法が一般的であった。本実
施の形態において説明するシステムでは、フィルターに
関連付けられる属性値を設定、変更した時点で、即座に
その属性値に一致する、または含まれる属性値を持った
データがフィルター内に集められて表示される。このた
め、データに関する検索を簡単な操作で行なうことがで
きる。
【0125】インタフェース消去ボタン1001cを押
すと、セレクションボックス1001a、属性値選択イ
ンタフェース1001bは表示されなくなる。
【0126】図15は、図14においてインタフェース
消去ボタン1001cを押した時の図である。
【0127】図14におけるセレクションボックス10
01a、属性値設定インタフェース1001bは表示さ
れておらず、フィルター左上の属性値表示エリア100
1eに、フィルターに関連する属性と属性値の概要が表
示される。
【0128】また、インタフェース消去ボタン1001
cが、インタフェース表示ボタン1001dに変更され
る。インタフェース表示ボタン1001dを押すと、図
14の表示に戻る。
【0129】また、フィルター消去ボタン1001fを
押すと、フィルター自体が消去される。
【0130】図16を参照して、フィルターを用いてデ
ータの持つ属性値を変更する方法を説明する。フィルタ
ーに重ならない部分に表示されたアイコン1201をマ
ウスポインタ203により選択し、マウスボタンを押下
したまま移動させ、フィルター901に重なる部分でマ
ウスボタンの押下を解除する(ドラッグアンドドロップ
操作)。すると、アイコン1201はフィルター901
の下に移動する。
【0131】このとき、移動されたアイコン1201の
表すデータの持つ属性「チーム」に対する属性値が、フ
ィルター901に関連した属性値「広島C」へと変更さ
れる。
【0132】図17に図16の状態におけるデータ管理
表を示す。データID「104」のデータに与えられた
属性「チーム」に対する属性値が図12での「神奈川
B」から「広島C」へと変更された。
【0133】図18は、図16においてフィルター消去
ボタン1001fを押すことでフィルタを消去し、「チ
ームで分類」タブ202cを押した場合の表示である。
図16において説明したドラッグアンドドロップ操作に
より、ある1つのデータの持つ属性「チーム」に対する
属性値が「広島C」に変更された。このことにより、属
性値「広島C」に関連するタイル領域201aに表示さ
れるアイコンの数が、図11の状態から1つ増え、3つ
になっている。また、属性値「神奈川B」に関連するタ
イル領域201cに表示されるアイコンの数が図11の
状態から1つ減っていることから、属性値を変更された
データは、変更前は「神奈川B」という属性値を持って
いたことが分かる。
【0134】また、図10において説明した、タイル領
域間のドラッグアンドドロップ操作によっても、同様の
属性値変更は可能である。
【0135】以上の操作により、フィルターを用いてデ
ータの持つ属性値を変更することができる。 〔属性値の追加、複数の属性に対する属性値の一括変
更〕図19〜図36を参照して、データベースにおいて
管理する各データに対して、一連の値を属性値として取
る新たな属性を追加する方法、および複数のフィルター
を用いて、データの持つ複数の属性に対する属性値を一
度に変更する方法について説明する。
【0136】図19は、「新たな分類」タブ202bを
押した時の表示である。図4の場合と同様に、テキスト
ボックス301aにおいて新たなグループ分類の名称を
設定する。図19では「本塁打で分類」と設定してい
る。セレクションボックス301bには、先ほど作成し
た属性「チーム」が表示されているが、ここでは「新た
な属性」を選択する。そして、テキストボックス301
cにおいて新たに作成する属性の名称を「本塁打」と設
定し、テキストボックス301dにおいて新たに作成す
る属性のタイプを「整数離散値」と設定した。
【0137】図20は、タイル領域に関連させる属性値
を設定している。ただし、この時点で図6において説明
したタイル領域作成インタフェース401を用いて、1
501a、1501b、1501c、1501dという
4つのタイル領域が作成されており、この詳細について
の説明は繰返さない。
【0138】テキストボックス601aにおいて、各タ
イル領域に関連付けられる属性値を設定する。ここで
は、タイル領域1501aに対して、属性「本塁打」に
対する属性値範囲「0〜10」(0〜10は0以上10
以下を意味する)が関連付けられている。同様に、タイ
ル領域1501bに対して「11〜20」、タイル領域
1501cに対して「21〜30」、およびタイル領域
1501dに対して「31〜40」が関連付けらてい
る。
【0139】この時点で、タイル領域1501aに表示
されたデータには、属性「本塁打」に対する属性値範囲
「0〜10」が与えられている。
【0140】図21は、図10において説明したドラッ
グアンドドロップ操作を用いて、タイル領域1501a
にすべて表示されていたデータを、タイル領域1501
b、1501c、1501dへと移動させた後の状態を
表示している。それぞれのタイル領域に表示されたデー
タには、そのタイル領域に関連した属性値範囲が与えら
れる。
【0141】図22に図21の状態におけるデータ管理
表を示す。各データに対して属性「本塁打」が追加さ
れ、属性「本塁打」に対する属性値がそれぞれ範囲とし
て設定されている。
【0142】図23は、「チームで分類」タブ202c
を選択し、図13で説明した方法を用いて、新たにフィ
ルター1702を作成した場合の表示である。
【0143】フィルター1702上に表示され、フィル
ター1702に関連付けられる属性を選択するためのセ
レクションボックス1001aには、これまでに作成し
た2つの属性「チーム」と「本塁打」とが表示されてい
る。ここでは、「本塁打」が選択されている。
【0144】属性値設定インタフェース1001bに
は、セレクションボックス1001aにおいて選択され
た属性「本塁打」に対する属性値を設定するためのイン
タフェースが表示される。
【0145】選択された属性「本塁打」に対する属性値
が一連の離散値を取るため、属性値の範囲を指定するた
めのスライダー1701が、属性値設定インタフェース
1001bには表示されている。
【0146】スライダー1701の右端1701aをマ
ウスポインタ203でドラッグすると、属性値範囲の上
限が設定できる。ここでは、上限値として「32」が設
定されている。スライダー1701の左端1701bを
マウスポインタ203でドラッグすると、属性値範囲の
下限が設定できる。ここでは、下限値として「8」を設
定している。また、スライダー1701の本体をドラッ
グすると、上限値と下限値の幅を保ったまま、属性値範
囲を変更できる。
【0147】属性値設定インタフェース1001bを用
いて属性値範囲を変更すると、即座にフィルターの属性
値範囲に完全に含まれる属性値範囲を持ったデータが、
フィルター1702内に移動して表示される。ただし、
データが表示されているタイル領域からはみ出して表示
されることはない。
【0148】この操作は、各「チーム」に所属する選手
から、「本塁打」の本数が「8本から32本の間の選
手」を検索した、と考えることができる。
【0149】図24は、図23において、インタフェー
ス消去ボタン1001cを押した場合の表示である。図
に示す通り、フィルター1702に重なる各タイル領域
に表示されたデータのうち、フィルター1702に関連
付けられた属性値範囲に完全に含まれる属性値範囲を持
つデータが、フィルター1702と重なる部分に表示さ
れている。
【0150】なお、すべてのフィルターはマウスの操作
により、自由に移動、変形させることが可能である。
【0151】図25は、図24において表示されている
フィルター1702を縮小し、移動させた場合の表示で
ある。これにより、フィルター1702と重ならなくな
ったタイル領域201a、201dに表示される各デー
タは、フィルター1702に関連付けられた属性値範囲
に完全に含まれることがあっても、フィルター1702
内に表示されることはない。
【0152】図26は、図23においてスライダー17
01の右端1701aをドラッグして「8」に設定し、
「全体」タブ202aを選択した場合の表示である。こ
の操作により、フィルター1702には属性「本塁打」
に対する属性値「8」が関連付けられる。しかし、各デ
ータにおいて属性「本塁打」に対する属性値「8」を持
ったデータは存在しないため、全てのデータはフィルタ
ー1702と重ならない部分に移動して表示されてい
る。
【0153】図27を参照して、フィルターを用いてデ
ータの持つ属性値を変更する方法について説明する。図
16の場合と同様に、アイコン2101をマウスポイン
タ203を用いてドラッグアンドドロップ操作により、
フィルター1702内に移動させると、移動されたアイ
コン2101が示すデータの持つ属性「本塁打」に対す
る属性値が「8」に変更される。
【0154】この例では、フィルター1702に関連さ
せる属性値の上限値と下限値とを両方「8」に設定した
ため、移動されたデータには、属性値「8」が与えられ
たが、例えば、フィルターに関連する属性値の上限を
「10」として同様な操作を行った場合、移動されたデ
ータには、属性値範囲「8〜10」が与えられる。
【0155】図27の状態におけるデータ管理表を図2
8に示す。データID104であるデータの属性「本塁
打」に対する属性値が、図22における「0〜10」か
ら「8」へと変更されている。
【0156】図29は、図27において表示されている
フィルター1702を移動、変形させ、図13、図14
において説明した方法を用いて、属性「チーム」の属性
値「広島C」に関連付けられたフィルター2201を作
成し重ね合わせた表示である。
【0157】2枚のフィルターが重なった領域2202
には、データベースにおいて管理する各データの中で、
属性「チーム」に対する属性値が「広島C」であり、か
つ属性「本塁打」に対する属性値が「8」であるデータ
が表示されている。
【0158】フィルター2201のみが重なった領域2
203には、属性「チーム」に対する属性値が「広島
C」であり、かつ属性「本塁打」に対する属性値が
「8」でないデータが表示されている。
【0159】図30は、図29の状態で、2枚のフィル
ター1702、2201に重ならない領域に表示された
アイコン2301を上記ドラッグアンドドロップ操作を
用いて2枚のフィルターが重なる領域2202に移動さ
せた場合の表示である。この操作により移動したアイコ
ン2301が示すデータの持つ属性「チーム」および
「本塁打」に対する属性値には、それぞれ「広島C」お
よび「8」が与えられる。
【0160】このように、複数のフィルターが重なった
部分に、アイコンをドラッグアンドドロップ操作で移動
させることによって、複数の属性に対する属性値を1度
の操作で変更させることができる。
【0161】図30の状態におけるデータ管理表を図3
1に示す。データID108であるデータの属性「チー
ム」および「本塁打」に対する属性値が、図28におけ
る「東京S」および「21〜30」から、「広島C」お
よび「8」へと一度に変更されている。
【0162】なお、本実施の形態では2枚のフィルター
を用いて2つの属性に対する属性値を変更させたが、重
ねあわせるフィルターの枚数には制限が無い。したがっ
て、上記フィルターの重なり部分へのデータのドラッグ
アンドドロップ操作を用いて、無制限個数の属性に対す
る属性値を一括して変更することができる。
【0163】図32は、図19〜図22において説明し
た方法を用いて、各データに対して、新たに整数離散値
の属性値をとる属性「三振」を追加し、2枚のフィルタ
ー2401、2402を作成し、「チームで分類」タブ
202bを選択した場合の表示である。
【0164】新たな属性「三振」を追加する際、新たな
グループ分類として「三振で分類」を設定したため「三
振で分類」タブ2403が表示されている。また、フィ
ルター2401は、属性「本塁打」に対する属性値「1
5」に関連付けられ、フィルター2402は、属性「三
振」に対する属性値「100」に関連付けられている。
【0165】なお、各データの属性「三振」に対する属
性値には、すべて「0〜150」が設定されているもの
とする。
【0166】図32の状態におけるデータ管理表を図3
3に示す。各データに対して属性「三振」が追加され、
各データの属性「三振」に対する属性値が「0〜15
0」に設定されている。
【0167】図32の状態では、フィルター2401お
よび2402に関連付けられた属性値と一致する属性値
を持つデータがデータベース中に存在しないため、フィ
ルターと重なる部分にはアイコンが表示されていない。
【0168】図34は、図32の状態において、アイコ
ン2501を上記ドラッグアンドドロップ操作を用い
て、タイル領域2502におけるフィルターの重なって
いない部分から、タイル領域2503におけるフィルタ
ーが2枚重なった領域2504へと移動させた場合の表
示である。
【0169】この操作により、アイコン2501の示す
データの持つ属性「本塁打」および「三振」に対する属
性値には、フィルター2401、2402によって、そ
れぞれ「15」および「100」が与えられ、かつ、タ
イル領域間の移動により、属性「チーム」に対する属性
値が「広島C」から「東京S」へと変更する。
【0170】図34の状態におけるデータ管理表を図3
5に示す。データID102であるデータの属性「チー
ム」、「本塁打」および「三振」に対する属性値が、そ
れぞれ図33の状態「広島C」、「21〜30」および
「0〜150」から、「東京S」、「15」および「1
00」へと変更されている。
【0171】図36は、図34においてタイル領域25
03上で二枚のフィルター2401,2402が重なっ
た領域2504において、アイコンが表示されていない
部分でマウスポインタ203を押下し、そのままマウス
ポインタをドラッグすることにより、領域2504を拡
大した場合の表示である。
【0172】ここでは、領域の面積とそこに表示される
アイコンの個数に応じて、拡大された領域2504に表
示されたアイコン2501の示すデータの持つ属性およ
び属性値が表示されている。
【0173】以上の操作により、各データに対して一連
の値を属性値として取る属性を追加することができる。
また、新たに追加した属性に対する属性値の追加や変更
を、タイル領域間のドラッグアンドドロップ操作、タイ
ル領域からフィルターへのドラッグアンドドロップ操作
により行うことができる。 〔データの追加〕図37〜図39を用いて、データベー
スに対して新たなデータを追加する方法について説明す
る。
【0174】図37では、フロッピーディスクに格納さ
れたデータを表示するウィンドウ2701に表示された
アイコン2702、2703が示す2つのデータを、プ
ロ野球選手データベースを構成するデータとして追加す
る場面を示している。ただし、追加されるデータはフロ
ッピーディスクから与えられるとは限らない。
【0175】図37の例では、アイコン2702、27
03を上記ドラッグアンドドロップ手法を用いて、属性
「チーム」に対する属性値「広島C」を持ったタイル領
域2704へと移動させている。この操作により、アイ
コン2702、2703の示すデータの持つ属性「チー
ム」に対する属性値には「広島C」が与えられる。但
し、それ以外の属性値は未設定である。
【0176】図37の状態におけるデータ管理表を図3
8に示す。新たにデータID113、114で示される
データが追加され、属性「チーム」についてのみ属性値
「広島C」が与えられている。その他の属性に対する属
性値は未設定である。
【0177】図39は、図37において、「本塁打で分
類」タブ202cを選択した場合の表示である。アイコ
ン2702、2703の示すデータは、属性「本塁打」
に対する属性値が未設定であるため、タイル領域280
1、2802、2803、2804のいずれの内部にも
表示させることができない。
【0178】このようなデータがある場合、自動的にタ
イル領域2805が作成され、そこに属性値未設定のデ
ータが表示される。
【0179】タイル領域2805に表示されたデータに
対して、上記タイル領域間のドラッグアンドドロップ操
作またはフィルターへのドラッグアンドドロップ操作に
より属性「本塁打」の属性値が設定され、タイル領域2
805に表示されるデータがなくなると、タイル領域2
805は自動的に削除される。
【0180】以上の操作により、データベースにおいて
管理される各データに対して、新たなデータを追加する
ことができる。 〔データの検索と複数データの属性値一括変更〕図40
〜図42を用いて、フィルターを用いてデータ検索を行
い、その結果として得られたデータの属性値を一括して
変更する方法について説明する。なお、フィルター以外
は簡略化して図示している。
【0181】図40において表示されているフィルター
2901には、属性「本塁打」に対する属性値範囲「8
〜22」が設定されており、この範囲に含まれる属性値
を持ったデータがフィルター2901内に検索結果とし
て表示されている。
【0182】ここで、フィルター2901右下角に「検
索」および「属性値変更」と書かれたラジオボタン(ど
ちらか一方の要素のみ選択できるボタン)2902が表
示されており、ここでは「検索」が選択されている。
【0183】図41は、図40の状態においてラジオボ
タン2902の「検索」が選択された状態でスライダー
2903の上限値を「8」に変更した時の表示である。
【0184】この場合、属性「本塁打」に対する属性値
が「8」であるデータがフィルター2901内に表示さ
れる。
【0185】図42は、図40の状態においてラジオボ
タン2902の「属性値変更」を選択し、スライダー2
903の上限値を「8」に変更した時の表示である。
【0186】この場合、フィルター2901内に表示さ
れているデータ全ての属性「本塁打」に対する属性値
が、すべて「8」に変更される。
【0187】すなわち、フィルター2901内に表示さ
れているデータの属性値を一括して変更することができ
る。
【0188】この例では、属性「本塁打」を例にとって
説明したが、例えば「広島C」チームの選手のみ、属性
「試合数」の属性値を「130」から「135」に変更
したい、という場合を考えてみる。
【0189】この場合には、まずフィルターを用いて属
性「チーム」に対する属性値が「広島C」であるデータ
を検索する。次にフィルターを属性値変更モードに切り
替え、属性「試合数」の属性値を「130」から「13
5」に設定すれば、「広島C」チームの選手データのみ
「試合数」を変更する、といった操作が非常に簡単に実
現できる。 〔データ管理装置の行なう処理の説明〕図43〜図46
は、本発明によるデータを管理する方法の手順を示すフ
ローチャートである。以下、このフローチャートに沿っ
て各処理を説明する。
【0190】図43を参照して、入力処理部7は、入力
装置103より、ユーザからの命令が入力されたか否か
を判定する(S3501)。ユーザからの命令の入力が
ない場合には(S3501でNO)、S3501の処理
が繰返される。
【0191】ユーザからの命令が入力された場合には
(S3501でYES)、入力された命令の意味が解釈
される(S3502)。例えばユーザがディスプレイに
表示されたフィルターの端をドラッグしているなら、フ
ィルターの変形の命令が入力されている、という解釈が
なされ、それに伴う処理が実行されることになる。
【0192】命令の解釈がなされると、処理の種類に応
じて分岐が行われる(S3503)。処理の種類が「タ
イル領域に関する処理」であるならS3504の処理が
実行される。処理の種類が「フィルターに関する処理」
であるならS3505の処理が実行される。処理の種類
が「データに関する処理」であるならS3506の処理
が実行される。S3504〜S3506の処理に関して
は後述する。
【0193】S3504〜S3506のそれぞれの処理
が終了した後、各データを表すアイコンを画面上のどの
位置に、どの大きさで表示するかが決定される(S35
07)。これは、各データの持つ属性値と、各タイル領
域および各フィルターに関連付けられた属性値とを比較
することにより行われる。
【0194】ディスプレイ装置102にユーザインタフ
ェース、各タイル領域、各フィルターが表示され、各デ
ータがS3507で決定された位置と大きさで表示され
る。その後、S3501に処理が戻され、ユーザからの
入力待ち状態となる。
【0195】図44を参照して、S3504(図43)
の処理について説明する。S3504はタイル領域に関
する処理である。
【0196】タイル領域に関する処理の種類に応じて分
岐が行われる(S3601)。処理の種類が「分類の切
替」、「新たな分類の追加」、「タイル領域の作成」、
「属性値の設定」および「タイル領域の拡大・縮小」で
あるなら、S3602、S3603、S3606、S3
608およびS3609にそれぞれ進む。
【0197】S3602では、ユーザの指示した分類を
示すタブが選択される。この処理が終了すると、S35
07(図43)の処理に進む。
【0198】S3603では、新たに追加する分類の名
称が設定される。その後、分類に用いる属性をユーザが
選択することで分岐が行われる(S3605)。新たに
作成する属性を用いて分類を行う場合は、新たな属性の
名称とタイプの設定とが行われる(S3605)。S3
605の処理の後、または従来ある属性を用いて分類を
する場合には、S3606に処理が進められる。
【0199】S3606では、タイル領域を作成するか
否かの判断が行われる。タイル領域が作成されると判断
された場合には(S3606でYES)、ユーザの指示
した方向にタイル領域が作成される(S3607)、そ
の後、S3606の処理行われる。タイル領域が作成さ
れないと判断された場合には(S3606でNO)、S
3507(図43)に処理が進められる。
【0200】S3608では、新たに作成したタイル領
域に関連付けられる属性値の設定が行われる。その後、
S3507(図43)に処理が進められる。
【0201】S3609では、ユーザが指定したタイル
領域の拡大・縮小処理が行なわれる。その後、S350
7(図43)に処理が進められる。
【0202】図45を参照して、S3505(図43)
の処理について説明する。S3505はフィルターに関
する処理である。
【0203】フィルターに関する処理の種類に応じて分
岐が行われる(S3701)。処理の種類が「フィルタ
ーの追加・削除」、「フィルターの移動・変形・拡大縮
小」、「インタフェースの表示・消去」、「フィルター
のモード変更」および「フィルターに関連付けられる属
性・属性値の設定」であるなら、S3702、S370
5、S3709、S3712およびS3715にそれぞ
れ進む。
【0204】S3702では、フィルターを作成するか
削除するかで分岐が行われる。フィルターを作成する場
合は、ユーザの指示した形状のフィルターが作成される
(S3703)。フィルターを削除する場合は、ユーザ
の指示したフィルターが削除される(S3704)。S
3703およびS3704のいずれかの処理が完了する
と、S3507(図43)の処理に移行する。
【0205】S3705では、フィルターを移動する
か、変形するか、拡大・縮小するかで分岐が行われる。
フィルターを移動する場合には、ユーザの指示したフィ
ルターの移動処理が行なわれる(S3706)。フィル
ターを変形する場合には、ユーザの指示したフィルター
の変形処理が行なわれる(S3707)。フィルターを
拡大・縮小する場合には、ユーザの指示したフィルター
の拡大・縮小処理が行われる(S3708)。S370
6〜S3708のいずれかの処理が完了すると、S35
07(図43)の処理に移行する。
【0206】S3709では、インタフェースを表示す
るか、消去するかで分岐が行なわれる。インタフェース
を表示する場合には、フィルター上にインタフェースが
表示される(S3710)。インタフェースを消去する
場合には、フィルター上のインタフェースが消去される
(S3711)。S3710〜S3711のいずれかの
処理が完了すると、S3507(図43)の処理に移行
する。
【0207】S3712では、フィルターのモードを検
索モードに変更するか、属性値変更モードに変更するか
で分岐が行われる。検索モードに変更する場合には、フ
ィルターのモードが「検索」に設定される(S371
3)。属性値変更モードに変更する場合には、フィルタ
ーのモードが「属性値変更」に設定される(S371
4)。S3713〜S3714のいずれかの処理が完了
すると、S3507(図43)の処理に移行する。
【0208】S3715では、フィルターに関連付けら
れる属性の設定を行なうか、属性値の設定を行なうかで
分岐が行なわれる。属性を設定する場合は、ユーザの指
示した属性がフィルターに関連付けられる(S371
6)。属性値を設定する場合は、ユーザの指示した属性
値がフィルターに関連付けられる(S3716)。その
後、フィルターのモードが判断される(S3718)。
フィルターのモードが「属性値変更」であれば、フィル
ター内のデータの持つ属性値がフィルターに関連した属
性値に変更される(S3719)。S3716もしくは
S3719の処理が完了した場合、またはS3718の
処理でフィルターのモードが「検索」であると判断され
た場合には、S3507(図43)の処理に移行する。
【0209】図46を参照して、S3506(図43)
の処理について説明する。S3506はデータに関する
処理である。
【0210】データに関する処理の種類に応じて分岐が
行われる(S3801)。処理の種類が「データの追
加」であるならS3802に進み、「データの移動」で
あるならS3803へ進む。
【0211】S3802では、ユーザに指定されたデー
タがデータセットに追加される。その後、S3507
(図43)の処理に移行する。
【0212】S3803では、移動されたデータが入る
タイル領域が変わったか否かで分岐が行われる。タイル
領域が変わった場合には(S3803でYES)、移動
されたデータの入るタイル領域に関連付けられた属性値
がデータに与えられる(S3804)。
【0213】S3804の処理の後、またはタイル領域
が変わらなかった場合には(S3803でNO)、移動
されたデータが新たにフィルターと重なったか否かで分
岐が行われる(S3805)。新たにフィルターと重な
った場合には(S3805でYES)、新たに重なった
すべてのフィルターに関連付けられた属性値がデータに
与えられる(S3806)。S3806の処理の後、ま
たは新たにフィルターと重なっていない場合には(S3
805でNO)、S3507(図43)の処理に移行す
る。
【0214】以上説明したように本発明の実施の形態に
係るデータ管理装置によれば、データベースにおいて管
理するデータの検索と、各データの持つ属性および属性
値の管理とを同一のインタフェースを用いて統合するこ
とにより、簡単な操作でデータ管理を行うことができ
る。
【0215】また、データベースにおいて管理する各デ
ータに対して、無制限個数の新たな属性を簡単な操作で
追加することができる。
【0216】また、データベースにおいて管理する各デ
ータが持つ属性値の変更を行う際、無制限個数の属性に
対する属性値を簡単な操作で一括して追加し、変更する
ことができる。
【0217】また、データベースにおいて管理する各デ
ータに対して新たな属性が追加された場合、その時点か
ら、フィルターを用いることにより、追加された属性に
対する属性値を用いたデータ検索を行うことができる。
【0218】また、図39のようにデータベースにおい
て管理する各データの中で、ある属性に対する属性値が
設定されていないデータを視覚的に容易に認識できる。
【0219】また、データベースにおいて管理する各デ
ータが持つ属性に対する属性値を基に行うデータ検索
と、検索結果として得られた複数のデータが持つ属性値
の変更とを、同一のインタフェース(フィルター)を用
いて行うことにより、簡単な操作でデータ検索とデータ
が持つ属性値の変更とを行なうことができる。
【0220】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ管理装置の外
観図およびデータ管理装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のデータ管理方法の機能を持つデータ管
理アプリケーションにおいて、プロ野球選手データベー
スを管理した場合を想定した実施の形態における、デー
タ管理アプリケーションの初期画面を示す図である。
【図3】初期時点のデータ管理表を表わす図である。
【図4】データ管理アプリケーションにおいて、新たな
データ分類を行い、各データに対して新たな属性を追加
する際の画面表示を示す図である。
【図5】各データに対して属性「チーム」を追加した状
態におけるデータ管理表である。
【図6】データ管理アプリケーションにおいて、データ
を分類表示するためのタイル領域を作成する際の画面表
示を示す図である。
【図7】データ管理アプリケーションにおいて、データ
を分類表示するためのタイル領域を6つ作成した際の画
面表示を示す図である。
【図8】データ管理アプリケーションにおいて、データ
を分類表示するために作成したタイル領域に対して属性
値を設定する際の画面表示を示す図である。
【図9】各データの属性「チーム」に対する属性値がす
べて「広島C」である状態におけるデータ管理表を表わ
す図である。
【図10】データ管理アプリケーションにおいて、ある
タイル領域から別のタイル領域へとデータをドラッグア
ンドドロップで移動することにより、移動したデータの
属性値を変更する際の画面表示を示す図である。
【図11】データ管理アプリケーションにおいて、タイ
ル領域間でデータを移動することにより、データに対し
て属性「チーム」に対する属性値を設定した際の画面表
示を示す図である。
【図12】各データの属性「チーム」に対する属性値を
設定した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図13】データ管理アプリケーションにおいて、デー
タの検索と属性値の管理を行うためのフィルターを作成
する際の画面表示を示す図である。
【図14】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターに対して属性値を設定する際の画面表示を示す図
である。
【図15】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルター上に表示された属性値を設定するためのインタフ
ェースを消去した際の画面表示を示す図である。
【図16】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロ
ップ操作によりフィルターの内側へと移動することで、
移動したデータの属性値を変更する際の画面表示を示す
図である。
【図17】データID104の属性「チーム」に対する
属性値を変更した状態におけるデータ管理表を表わす図
である。
【図18】データ管理アプリケーションにおいて、各デ
ータを属性「チーム」に対する属性値により分類表示し
た際の画面表示を示す図である。
【図19】データ管理アプリケーションにおいて、新た
なグループ分類を行い、新たな属性「本塁打」を各デー
タに対して追加する際の画面表示を示す図である。
【図20】データ管理アプリケーションにおいて、新た
なグループ分類において分類表示を行うためのタイル領
域を作成した後、作成したタイル領域に対して関連付け
る属性値を設定する際の画面表示を示す図である。
【図21】データ管理アプリケーションにおいて、ドラ
ッグアンドドロップ操作によるタイル領域間のデータの
移動によって、各データに対して属性「本塁打」に対す
る属性値を設定した際の画面表示を示す図である。
【図22】各データに対して属性「本塁打」を追加した
状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図23】データ管理アプリケーションにおいて、デー
タの検索やデータの属性値を変更するためのフィルター
を作成し、フィルターに関連付ける属性と属性値の範囲
を設定する際の画面表示を示す図である。
【図24】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルター上に表示された属性値を設定するためのインタフ
ェースを消去した際の画面表示を示す図である。
【図25】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターの形状を変更し、フィルターの位置を変更した際
の画面表示を示す図である。
【図26】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターに関連付ける属性値の範囲を変更する際の画面表
示を示す図である。
【図27】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロ
ップ操作によってフィルターの内側に移動させることに
より、データの属性値を変更する際の画面表示を示す図
である。
【図28】データID104の属性「本塁打」に対する
属性値を変更した状態におけるデータ管理表を表わす図
である。
【図29】データ管理アプリケーションにおいて、2枚
のフィルターを作成し重ねあわせた際の画面表示を示す
図である。
【図30】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロ
ップ操作によって2枚のフィルターが重なる部分に移動
することにより、複数の属性に対する属性値を一度に変
更する際の画面表示を示す図である。
【図31】データID108の属性「チーム」「本塁
打」に対する属性値を同時に変更した状態におけるデー
タ管理表を表わす図である。
【図32】データ管理アプリケーションにおいて、デー
タを属性「チーム」に対する属性値を用いて分類表示
し、2枚のフィルターを作成し重ねあわせた際の画面表
示を示す図である。
【図33】各データに対して属性「三振」を追加した状
態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図34】データ管理アプリケーションにおいて、デー
タをドラッグアンドドロップ操作により、タイル領域間
で移動させ、かつフィルターの外部から内部へと移動さ
せることにより、データの持つ複数の属性に対する属性
値を一度に変更する際の画面表示を示す図である。
【図35】データID102の属性「チーム」「本塁
打」「三振」に対する属性値を同時に変更した状態にお
けるデータ管理表を表わす図である。
【図36】データ管理アプリケーションにおいて、ある
領域を拡大表示することで、その領域に表示されたデー
タの詳細を表示させる際の画面表示を示す図である。
【図37】データ管理アプリケーションにおいて、デー
タベースに対して新たなデータを追加する際の画面表示
を示す図である。
【図38】データID113、データID114のデー
タを新たに追加した状態におけるデータ管理表を表わす
図である。
【図39】データ管理アプリケーションにおいて、ある
属性に対する属性値が未設定であるデータが存在する場
合、それらを集めて表示するためのタイル領域が自動的
に作成される際の画面表示を示す図である。
【図40】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルターを用いてデータ検索を行う際の画面表示を示す図
である。
【図41】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルター上に表示されたインタフェースにより検索条件を
動的に変更する際の画面表示を示す図である。
【図42】データ管理アプリケーションにおいて、フィ
ルター内に表示されたデータの属性値を一括して変更す
る際の画面表示を示す図である。
【図43】 本発明の一実施形態によるデータを管理す
る方法の手順を示すフローチャートである。
【図44】タイル領域に関する処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図45】フィルターに関する処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図46】データに関する処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図47】従来の技術1による、データ検索結果の表示
方法を示す図である。
【図48】従来の技術2による、複数のデータに対する
属性値の設定方法およびデータの移動により属性値を変
更する方法を示す図である。
【図49】従来の技術2による、データに対して属性を
与える方法を示す図である。
【符号の説明】
1 データベース 2 データベース制御部 3 タイル領域管理部 4 フィルター管理部 5 表示制御部 6 データ表示位置決定部 7 入力処理部 100 情報処理装置 102 処理装置本体 102 ディスプレイ装置 102a 表示画面 103a キーボード 103b マウス 104 ハードディスク装置 105 CD−ROM装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象となる複数のデータ、および任
    意の数の属性に関して前記複数のデータに対しそれぞれ
    付与される属性値を記憶するための記憶手段と、 表示手段と、 前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者によ
    る操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操
    作指示入力手段と、 前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じ
    て前記複数のデータに対する操作を行なうためのデータ
    操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方
    法であって、 前記表示手段の表示面内のある領域内に、前記複数のデ
    ータをそれぞれ表象する複数の標章を表示するステップ
    と、 前記操作指示入力手段を用いて、新たな属性を使用者に
    より定義させるステップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記表示手段の表示面
    内に、前記ある領域とは別の新たな領域を追加して、複
    数の領域を作成するステップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記複数の領域の各々
    に属性値を使用者により定義させるステップと、 前記複数の領域間で、前記複数の標章のいずれかが前記
    操作指示入力手段により移動させられたことを検知する
    ステップと、 移動した標章がいずれの領域に移動したかを判断するス
    テップと、 前記移動した標章に対応するデータの属性値を移動後の
    領域に定義された属性値に変更するステップとを含む、
    データ管理方法。
  2. 【請求項2】 管理対象となる複数のデータ、および任
    意の数の属性に関して前記複数のデータに対しそれぞれ
    付与される属性値を記憶するための記憶手段と、 表示手段と、 前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者によ
    る操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操
    作指示入力手段と、 前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じ
    て前記複数のデータに対する操作を行なうためのデータ
    操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方
    法であって、 第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与さ
    れた複数のデータを前記記憶手段内に準備するステップ
    と、 前記表示手段の表示面上に前記第1の属性に関して定義
    された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数
    の領域を規定するステップと、 各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応
    する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標
    章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置を規
    定するステップと、 前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ前記表
    示手段の表示面内の規定された表示位置に表示するステ
    ップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記表示面上に前記第
    2の属性の、所望の属性値に関連する第1のフィルター
    を定義させるステップと、 前記第1のフィルターと部分的に重なる前記領域内にお
    いて、前記表示されている標章を、当該標章により表象
    されているデータについて前記第2の属性に関して付与
    された属性値が前記第1のフィルターが関連した属性値
    と所定の関係にあるか否かにより分類し、前記第1のフ
    ィルターの内部および外部にそれぞれ移動させて表示す
    るステップとを含む、データ管理方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記複数の標章のうちの1つが
    前記第1のフィルター内であって前記複数の領域の1つ
    と重なっている部分に移動させられたことを検知して、
    当該移動させられた標章により表象されるデータの、前
    記第2の属性の属性値を前記第1のフィルターに関連し
    た属性値に、前記第1の属性の属性値を当該移動させら
    れた標章の移動先の領域に関連した属性値に、それぞれ
    変更するステップを含む、請求項2に記載のデータ管理
    方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のデータに第3の属性に関する
    属性値を付与するステップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記表示面上に前記第
    3の属性の、所望の属性値に関連する第2のフィルター
    を定義させるステップと、 前記第1のフィルターまたは前記第2のフィルターと部
    分的に重なる前記領域内において、前記表示されている
    標章を、当該標章により表象されているデータについて
    前記第2および第3の属性に関して付与された属性値が
    前記第1および第2のフィルターが関連した属性値とそ
    れぞれ所定の関係にあるか否かにより分類し、前記第1
    および第2のフィルター双方の内部領域、一方のみの内
    部領域、またはいずれにも含まれない領域のいずれかに
    それぞれ移動させて表示するステップとをさらに含む、
    請求項2に記載のデータ管理方法。
  5. 【請求項5】 前記複数の標章のうちの1つが前記第1
    のフィルターおよび前記第2のフィルター双方の内部で
    あって前記複数の領域の1つと重なっている部分に移動
    させられたことを検知して、当該移動させられた標章に
    より表象されるデータの、前記第3の属性の属性値を前
    記第2のフィルターに関連した属性値に、前記第2の属
    性の属性値を前記第1のフィルターに関連した属性値
    に、前記第1の属性の属性値を当該移動させられた標章
    の移動先の領域に関連した属性値に、それぞれ変更する
    ステップをさらに含む、請求項4に記載のデータ管理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記操作指示入力手段を用いて、前記第
    1のフィルターに関連付けられた属性値を使用者に入力
    させるステップと、 前記操作指示入力手段を用いて前記第1のフィルター内
    に表示された標章に対応するデータの属性値を前記第1
    のフィルターの属性値に変更する指示が使用者よりなさ
    れた場合に、前記第1のフィルター内に表示された標章
    に対応するデータの属性値を前記第1のフィルターの属
    性値に変更するステップとをさらに含む、請求項2に記
    載のデータ管理方法。
  7. 【請求項7】 ある属性に対する属性値を有しないデー
    タが存在する場合に、新たな領域を作成するステップ
    と、 前記新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しな
    い前記データを表象する標章を表示するステップとをさ
    らに含む、請求項2〜6のいずれかに記載のデータ管理
    方法。
  8. 【請求項8】 管理対象となる複数のデータ、および任
    意の数の属性に関して前記複数のデータに対しそれぞれ
    付与される属性値を記憶するための記憶手段と、 表示手段と、 前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者によ
    る操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操
    作指示入力手段と、 前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じ
    て前記複数のデータに対する操作を行なうためのデータ
    操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方
    法であって、 第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与さ
    れた複数のデータを前記記憶手段内に準備するステップ
    と、 前記表示手段の表示面上に前記第1の属性に関して定義
    された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数
    の領域を規定するステップと、 各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応
    する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標
    章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置を規
    定するステップと、 前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ前記表
    示手段の表示面内の規定された表示位置に表示するステ
    ップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記表示面上に前記第
    2の属性の、所望の属性値に関連する第1のフィルター
    を定義させるステップと、 前記複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルター内
    であって前記複数の領域の1つと重なっている部分に移
    動させられたことを検知して、当該移動させられた標章
    により表象されるデータの、前記第2の属性の属性値を
    前記第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の
    属性の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域
    に関連した属性値に、それぞれ変更するステップとを含
    む、データ管理方法。
  9. 【請求項9】 前記複数のデータに第3の属性に関する
    属性値を付与するステップと、 前記操作指示入力手段を用いて、前記表示面上に前記第
    3の属性の、所望の属性値に関連する第2のフィルター
    を定義させるステップと、 前記複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルターお
    よび前記第2のフィルター双方の内部であって前記複数
    の領域の1つと重なっている部分に移動させられたこと
    を検知して、当該移動させられた標章により表象される
    データの、前記第3の属性の属性値を前記第2のフィル
    ターに関連した属性値に、前記第2の属性の属性値を前
    記第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の属
    性の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域に
    関連した属性値に、それぞれ変更するステップとをさら
    に含む、請求項8に記載のデータ管理方法。
  10. 【請求項10】 複数の属性および前記複数の属性にそ
    れぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有する複数の
    データを記憶するための記憶手段と、 表示手段と、 ある属性の属性値ごとに設けられ相互に重なりを有しな
    い領域を前記表示手段上に表示し、前記複数のデータを
    それぞれ表象する複数の標章を前記領域上に表示する制
    御を行なうための手段と、 前記領域間で前記標章が移動させられたことを検知し、
    前記移動した標章により表象されるデータの属性値を、
    移動後の領域に定義された属性値に変更する制御を行な
    うための手段とを含む、データ管理装置。
  11. 【請求項11】 所望の属性および属性値に関連するフ
    ィルターを定義させ、前記表示手段上に表示させるため
    の手段と、 前記フィルターと部分的に重なる前記領域内において、
    前記表示されている標章を、当該標章により表象されて
    いるデータについて前記フィルターが関連した属性に関
    して付与された属性値が前記フィルターが関連した属性
    値と所定の関係にあるか否かにより分類し、前記フィル
    ターの内部および外部にそれぞれ移動させて表示するた
    めの手段をさらに含む、請求項10に記載のデータ管理
    装置。
  12. 【請求項12】 さらに、前記複数の標章のうちの1つ
    が前記フィルター内であって前記複数の領域の1つと重
    なっている部分に移動させられたことを検知して、当該
    移動させられた標章により表象されるデータの、前記フ
    ィルターに関連した属性に関する属性値を、前記フィル
    ターに関連した属性値に変更するための手段を含む、請
    求項11に記載のデータ管理装置。
  13. 【請求項13】 複数の属性および前記複数の属性にそ
    れぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有する複数の
    データにそれぞれ対応づけられた複数の標章を、ある属
    性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わない領域内
    に表示するデータ管理方法をコンピュータに実行させる
    ためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで
    読取り可能な記録媒体であって、 前記データ管理方法は、 ある領域内に、前記複数のデータをそれぞれ表象する前
    記複数の標章を表示するステップと、 新たな属性を使用者により定義させるステップと、 前記ある領域とは別の新たな領域を追加して、複数の領
    域を作成するステップと、 前記複数の領域の各々に属性値を使用者により定義させ
    るステップと、 前記複数の領域間で、前記複数の標章のいずれかが移動
    させられたことを検知するステップと、 移動した標章がいずれの領域に移動したかを判断するス
    テップと、 前記移動した標章に対応するデータの属性値を移動後の
    領域に定義された属性値に変更するステップとを含む、
    データ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り
    可能な記録媒体。
  14. 【請求項14】 複数の属性および前記複数の属性にそ
    れぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有する複数の
    データにそれぞれ対応づけられた複数の標章を、ある属
    性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わない領域内
    に表示するデータ管理方法をコンピュータに実行させる
    ためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで
    読取り可能な記録媒体であって、 前記データ管理方法は、 第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与さ
    れた前記複数のデータを準備するステップと、 前記第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備さ
    れた、互いに重ならない複数の領域を規定するステップ
    と、 各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応
    する属性値を有するデータをそれぞれ表象する前記複数
    の標章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置
    を規定するステップと、 前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ規定さ
    れた表示位置に表示するステップと、 前記複数の領域の上に、前記第2の属性の、所望の属性
    値に関連する第1のフィルターを定義させるステップ
    と、 前記第1のフィルターと部分的に重なる前記領域内にお
    いて、前記表示されている標章を、当該標章により表象
    されているデータについて前記第2の属性に関して付与
    された属性値が前記第1のフィルターが関連した属性値
    と所定の関係にあるか否かにより分類し、前記第1のフ
    ィルターの内部および外部にそれぞれ移動させて表示す
    るステップとを含む、データ管理プログラムを記録した
    コンピュータで読取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記データ管理方法は、さらに、前記
    複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルター内であ
    って前記複数の領域の1つと重なっている部分に移動さ
    せられたことを検知して、当該移動させられた標章によ
    り表象されるデータの、前記第2の属性の属性値を前記
    第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の属性
    の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域に関
    連した属性値に、それぞれ変更するステップを含む、請
    求項14に記載のデータ管理プログラムを記録したコン
    ピュータで読取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記データ管理方法は、 前記複数のデータに第3の属性に関する属性値を付与す
    るステップと、 前記複数の領域の上に、前記第3の属性の、所望の属性
    値に関連する第2のフィルターを定義させるステップ
    と、 前記第1のフィルターまたは前記第2のフィルターと部
    分的に重なる前記領域内において、前記表示されている
    標章を、当該標章により表象されているデータについて
    前記第2および第3の属性に関して付与された属性値が
    前記第1および第2のフィルターが関連した属性値とそ
    れぞれ所定の関係にあるか否かにより分類し、前記第1
    および第2のフィルター双方の内部領域、一方のみの内
    部領域、またはいずれにも含まれない領域のいずれかに
    それぞれ移動させて表示するステップとをさらに含む、
    請求項14に記載のデータ管理プログラムを記録したコ
    ンピュータで読取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記データ管理方法は、 前記複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルターお
    よび前記第2のフィルター双方の内部であって前記複数
    の領域の1つと重なっている部分に移動させられたこと
    を検知して、当該移動させられた標章により表象される
    データの、前記第3の属性の属性値を前記第2のフィル
    ターに関連した属性値に、前記第2の属性の属性値を前
    記第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の属
    性の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域に
    関連した属性値に、それぞれ変更するステップをさらに
    含む、請求項16に記載のデータ管理プログラムを記録
    したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記データ管理方法は、 前記第1のフィルターに関連付けられた属性値を使用者
    に入力させるステップと、 前記第1のフィルター内に表示された標章に対応するデ
    ータの属性値を前記第1のフィルターの属性値に変更す
    る指示が使用者よりなされた場合に、前記第1のフィル
    ター内に表示された標章に対応するデータの属性値を前
    記第1のフィルターの属性値に変更するステップとをさ
    らに含む、請求項14に記載のデータ管理プログラムを
    記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記データ管理方法は、 ある属性に対する属性値を有しないデータが存在する場
    合に、新たな領域を作成するステップと、 前記新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しな
    い前記データを表象する標章を表示するステップとをさ
    らに含む、請求項14〜18のいずれかに記載のデータ
    管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な
    記録媒体。
  20. 【請求項20】 複数の属性および前記複数の属性にそ
    れぞれ関連付けられた複数の属性値を各々有する複数の
    データにそれぞれ対応づけられた複数の標章を、ある属
    性の属性値ごとに設けられ互いに重なり合わない領域内
    に表示するデータ管理方法をコンピュータに実行させる
    ためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで
    読取り可能な記録媒体であって、 前記データ管理方法は、 第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与さ
    れた前記複数のデータを準備するステップと、 前記第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備さ
    れた、互いに重ならない複数の領域を規定するステップ
    と、 各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応
    する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標
    章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置を規
    定するステップと、 前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ規定さ
    れた表示位置に表示するステップと、 前記複数の領域の上に、前記第2の属性の、所望の属性
    値に関連する第1のフィルターを定義させるステップ
    と、 前記複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルター内
    であって前記複数の領域の1つと重なっている部分に移
    動させられたことを検知して、当該移動させられた標章
    により表象されるデータの、前記第2の属性の属性値を
    前記第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の
    属性の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域
    に関連した属性値に、それぞれ変更するステップとを含
    む、データ管理プログラムを記録したコンピュータで読
    取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記データ管理方法は、 前記複数のデータに第3の属性に関する属性値を付与す
    るステップと、 前記複数の領域の上に、前記第3の属性の、所望の属性
    値に関連する第2のフィルターを定義させるステップ
    と、 前記複数の標章のうちの1つが前記第1のフィルターお
    よび前記第2のフィルター双方の内部であって前記複数
    の領域の1つと重なっている部分に移動させられたこと
    を検知して、当該移動させられた標章により表象される
    データの、前記第3の属性の属性値を前記第2のフィル
    ターに関連した属性値に、前記第2の属性の属性値を前
    記第1のフィルターに関連した属性値に、前記第1の属
    性の属性値を当該移動させられた標章の移動先の領域に
    関連した属性値に、それぞれ変更するステップとをさら
    に含む、請求項20に記載のデータ管理プログラムを記
    録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
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