JP3701127B2 - データ管理装置、およびデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体 - Google Patents
データ管理装置、およびデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ管理装置、およびデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体に関し、特に、大型汎用計算機からパーソナルコンピュータおよび携帯情報端末などの個人用端末までの広い範囲に渡って適用される、複数のデータを管理するデータ管理装置、およびデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデータ管理システムにおいては、通常、データ検索と、データの属性および属性値の管理とは別々のインタフェースを用いて行われている。
〔従来の技術1〕
データ検索のためのインタフェースとしては、特開平9−6791号公報に開示のデータ検索方法及びその装置がある。
【0003】
この技術では、1つの検索条件に対する検索結果の集合を閉じた領域の中に表示し、複数の領域を重ねあわせることで、複数の検索条件を満たすデータを複数の領域が重なる部分に表示する。
【0004】
たとえば、図47(a)においては、データベースよりキーワード「乗り物」を含むデータを検索した結果を領域3201に表示し、キーワード「人物」を含むデータを検索した結果を領域3202に表示している。図47(b)では、領域3201と領域3202とを重ね合わせることで、領域3201および領域3202の両方に含まれるデータを重なり領域3203に表示している。
〔従来の技術2〕
データの属性および属性値の管理を行うためのインタフェースとしては、特開平5−101119号公報に開示のデータベースシステムがある。
【0005】
この技術では、画面上に表示されたデータを囲む形式で矩形を描き、矩形に対して属性値を設定すると、描いた矩形の内部に囲われた複数のデータに対して、設定した属性値を与えることができる。また、画面上に表示されたデータを1つ以上選択し移動させて表示位置を変更することで、移動されたデータに対して、移動後の新たな表示位置を取り囲む全ての矩形に設定された属性値を与えることができる。
【0006】
たとえば、図48(a)においては、矩形3301に囲まれたデータ「ボストン」「ニューヨーク」「伊勢旅行」「広島」には、属性値「風景」が与えられている。ここで、データ「伊勢旅行」「広島」「着物」「講演会」「テストチャート」を囲む矩形3302を描き、矩形に対して属性値「人物」を設定すると、図48(b)の表示になる。この操作により、データ「伊勢旅行」「広島」「着物」「講演会」「テストチャート」には、属性値「人物」が与えられる。また、図48(b)に表示されたデータ「台所」3303を移動させ、矩形3301の内部に表示位置を変更した時の表示を図48(c)に示す。この操作によりデータ「台所」3303には、矩形3301に関連した属性値「風景」が与えられる。データを複数の矩形の内部に移動した場合は、データの新たな表示位置を含む全ての矩形に関連する全ての属性値が、データに与えられる。
【0007】
また、この技術では、2次元の図表を描くことによって、各データに対して新たな属性を定義し、各データに新たな属性に対する属性値を与えることができる。
【0008】
たとえば、図49(a)においては、縦軸3401に属性「ソフトさ」と属性値の下限「0」および上限「100」が設定されており、データが表示される位置の縦軸成分は、データの持つ属性「ソフトさ」に対する属性値に従う。図49(b)は、図49(a)の状態において、横軸3402を描き、属性「明るさ」および属性「明るさ」に対する属性値の下限「0」と上限「100」を設定した時の表示である。これにより、各データには属性「明るさ」が与えられ、それに対する属性値は、データが表示されている位置に従って与えられる。また、図49(b)の状態で、表示されたデータを移動することにより、属性「ソフトさ」および属性「明るさ」に対する属性値を同時に変更することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来技術1の検索方法及び装置では、検索結果のみが表示され検索対象データ全体は表示されず、また検索条件を動的に変化させてデータを絞り込むことはできない、という問題点があった。
【0010】
また、従来技術1の検索方法及び装置では、データの持つ属性の追加や属性値の変更を行うことは全くできない、という問題点があった。
【0011】
従来技術2のデータベースシステムでは、各データに対して新たな属性を定義することができるが、それは2次元の図表を用いて行うため、各データに対して新たに定義することのできる属性は最大2種類までである、という問題点があった。
【0012】
また、従来技術2のデータベースシステムでは、データの属性値を変更する際、3つ以上の属性の属性値を同時に変更することができない、という問題点があった。
【0013】
さらに、従来技術2のデータベースシステムにおいて提供されるインタフェースでは、データの検索を行うことはできない、という問題点があった。
【0014】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な操作で、データベースにおいて管理するデータに関する属性および属性値を変更することができるデータ管理装置、ならびにデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0015】
他の目的は、簡単な操作で、データベースにおいて管理するデータの検索と、データの属性値の変更とを行うことができるデータ管理装置、ならびにデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0016】
さらに他の目的は、データベースにおいて管理する各データが持つ属性値の変更を行う際、無制限個数の属性に対する属性値を簡単な操作で一括して変更することのできるデータ管理装置、ならびにデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0017】
さらに他の目的は、データベースにおいて管理する各データの中で、ある属性に対する属性値を設定されていないデータを視覚的に容易に認識できるデータ管理装置、ならびにデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、表示手段と、表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置であって、管理対象となる複数のデータ、および任意の数の属性に関して複数のデータに対しそれぞれ付与される属性値を記憶するための記憶手段と、操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、検索したい属性の、検索したい属性値に関連するフィルターを表示面上に定義させるフィルター定義手段と、記憶手段に記憶されているデータの属性および属性値に基づいて、フィルター定義手段により定義されたフィルターが関連する属性の属性値と所定の関係にあるデータを検索して、該検索されたデータを表象する標章をフィルターの内部に表示するとともに、検索されたデータ以外のデータを表象する標章をフィルターの外部に表示する標章表示手段と、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、操作指示入力手段を用いて、フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された他の属性値に一括変更する属性値変更手段とを含む。
【0019】
請求項1に記載の発明によると、フィルターに関連付けられた属性値を変更することにより、フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更することができる。このため、データに関する属性値の変更を簡単な操作で実現することができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、表示手段と、表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置であって、第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与された複数のデータを記憶する記記憶手段と、表示手段の表示面上に第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数の領域を規定する領域規定手段と、領域規定手段により規定された複数の領域における各領域内に、第1の属性の、各領域に対応する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章を表示させるために、複数の標章の表示位置を規定する表示位置規定手段と、複数の領域および複数の標章をそれぞれ表示手段の表示面内の規定された表示位置に表示する標章規定位置表示手段と、操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、表示面上に第2の属性の、所望の属性値に関連するフィルターを定義させるフィルター定義手段と、フィルター定義手段により定義されたフィルターと部分的に重なる領域内において、表示されている標章を、当該標章により表象されているデータについて第2の属性に関して付与された属性値がフィルターが関連した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類し、所定の関系にあるデータを表象する標章をフィルターの内部に表示し、所定の関系にあるデータ以外のデータを表象する標章をフィルターの外部に表示する標章表示手段と、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、操作指示入力手段を用いて、フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された他の属性値に一括変更する属性値変更手段とを含む。
【0021】
請求項2に記載の発明によると、領域に重畳したフィルターに属性および属性値を関連付ける。この操作により、領域とフィルターとの重なり領域に、領域およびフィルターの属性および属性値の関係を全て満たすデータを表わす標章が表示され、データの検索が可能となる。このように、フィルターを用いることにより、データに関する検索を簡単な操作で実現することができる。また、フィルターに関連付けられた属性値を変更することにより、フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更することができる。このため、データに関する属性値の変更を簡単な操作で実現することができる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、さらに、ある属性に対する属性値を有しないデータが存在する場合に、新たな領域を作成する新領域作成手段と、新領域作成手段により作成された新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しないデータを表象する標章を表示する新領域内標章表示手段とを含む。
【0023】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の作用、効果に加えて、ある属性に対して、属性値が設定されていないデータを視覚的に容易に認識することができる。
【0024】
請求項4に記載の発明は、表示手段と、表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方法をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、管理対象となる複数のデータ、および任意の数の属性に関して複数のデータに対しそれぞれ付与される属性値を記憶するための記憶手段と、操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、検索したい属性の、検索したい属性値に関連するフィルターを表示面上に定義させるフィルター定義手段と、記憶手段に記憶されているデータの属性および属性値に基づいて、フィルター定義手段により定義されたフィルターが関連する属性の属性値と所定の関係にあるデータを検索して、該検索されたデータを表象する標章をフィルターの内部に表示するとともに、検索されたデータ以外のデータを表象する標章をフィルターの外部に表示する標章表示手段と、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、操作指示入力手段を用いて、フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された他の属性値に一括変更する属性値変更手段と、して機能させる。
【0025】
請求項4に記載の発明によると、フィルターに関連付けられた属性値を変更することにより、フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更することができる。このため、データに関する属性値の変更を簡単な操作で実現することができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、表示手段と、表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方法をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体であって、コンピュータを、第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与された複数のデータを記憶する憶手段と、表示手段の表示面上に第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数の領域を規定する領域規定手段と、領域規定手段により規定された複数の領域における各領域内に、第1の属性の、各領域に対応する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章を表示させるために、複数の標章の表示位置を規定する表示位置規定手段と、複数の領域および複数の標章をそれぞれ表示手段の表示面内の規定された表示位置に表示する標章規定位置表示手段と、操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、表示面上に第2の属性の、所望の属性値に関連するフィルターを定義させるフィルター定義手段と、フィルター定義手段により定義されたフィルターと部分的に重なる領域内において、表示されている標章を、当該標章により表象されているデータについて第2の属性に関して付与された属性値がフィルターが関連した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類し、所定の関系にあるデータを表象する標章をフィルターの内部に表示し、所定の関系にあるデータ以外のデータを表象する標章をフィルターの外部に表示する標章表示手段と、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、操作指示入力手段を用いて、フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、標章表示手段によりフィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された他の属性値に一括変更する属性値変更手段と、して機能させる。
【0027】
請求項5に記載の発明によると、領域に重畳したフィルターに属性および属性値を関連付ける。この操作により、領域とフィルターとの重なり領域に、領域およびフィルターの属性および属性値の関係を全て満たすデータを表わす標章が表示され、データの検索が可能となる。このように、フィルターを用いることにより、データに関する検索を簡単な操作で実現することができる。また、フィルターに関連付けられた属性値を変更することにより、フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更することができる。このため、データに関する属性値の変更を簡単な操作で実現することができる。
【0028】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明の構成に加えてコンピュータを、さらに、ある属性に対する属性値を有しないデータが存在する場合に、新たな領域を作成する新領域作成手段と、新領域作成手段により作成された新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しないデータを表象する標章を表示する新領域内標章表示手段と、して機能させる。
【0029】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明の作用、効果に加えて、ある属性に対して、属性値が設定されていないデータを視覚的に容易に認識することができる。
【0059】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るデータ管理装置について説明する。
【0060】
図1は本発明の一実施形態によるデータ管理装置を説明するための図であり、図1(a)は該データ管理装置として、データ管理機能を搭載した情報処理装置のハード構成を示す概観図、図1(b)は該情報処理装置のデータ管理機能を実現する構成を示すブロック図である。
〔ハードウェアの説明〕
図1(a)を参照して、本実施形態に係るデータ管理装置100は、各種の演算処理を行う処理装置本体101と、画像表示画面102aを有し、情報の画像表示を行うディスプレイ装置102と、該処理装置本体101への情報の入力、例えばデータの持つ属性値を変更する処理を指示する信号の入力を行うための入力装置であるキーボード103a及びマウス103bと、情報の記憶装置であるハードディスク104と、プログラムを記録したCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )よりプログラムを読取るためのCD−ROM装置105とを含む。
〔ブロック図の説明〕
〔データベース1・属性・属性値の説明〕
図1(b)を参照して、該ハードディスク装置104には、管理対象となるデータ集合を構成する全てのデータ項目を格納したデータベース1が構築されている。ここでのデータ項目とは、データベース用語における「レコード」に対応する。データベース1に構築されたデータ集合に与えられる属性の個数は零個以上で可変個数である。
【0061】
また、該データ集合を構成する各データ項目は、1つの属性に対して零個以上複数の属性値を持つことができる。例えば、ある属性が「色」というキーワードで表される場合、あるデータ項目はその属性に対して「白」「黒」「黄」と複数個の属性値を持つことができる。ただし、あるデータ項目の持つ、ある属性に対する属性値が零個であるとは、その属性に対する属性値がデータ項目に与えられていないことを意味する。
【0062】
さらに、ある属性に対する属性値が一連の値で表される場合、属性値としては、ある1つの値、または値の範囲を持つことができる。例えば、ある属性が「期間」として表される場合、あるデータ項目はその属性に対して「3月13日」という属性値を持つことができ、また「2月10日から4月9日」という範囲を属性値として持つこともできる。
【0063】
また、データベース1に格納された各データ項目には、属性に対する属性値のほかに、データ項目のイメージとしてディスプレイ装置102に表示される際に用いられる値、例えば座標値が付与される。
〔処理装置本体101の説明〕
該処理装置本体101は、入力装置103(キーボード103aおよびマウス103b)より入力された命令を解釈し、その命令を伝えるべき装置を決定し、その装置に該命令を伝える入力処理部7と、データ表示位置決定部6と、データベース制御部2と、1つ以上複数のタイル領域(後述)を管理するタイル領域管理部3と、1つ以上複数のフィルター(後述)を管理するフィルター管理部4と、表示制御部5とを含む。
〔データベース制御部2の説明〕
データベース制御部2は、データベース1に接続され、データベース1に構築されるデータ集合に与えられる属性の追加・削除、各データ項目の持つ該属性に対する属性値の追加・変更・読取、および各データ項目のイメージをディスプレイ装置102に表示するために用いる値の更新・読取、等を行なう。また、データベース制御部2は、CD−ROM装置105に接続され、CD−ROM装置より自身2、タイル領域管理部3、フィルター管理部4、表示制御部5、データ表示位置決定部6および入力処理部7で実行されるプログラムを受け、そのプログラムを各部に送信する。
〔タイル領域管理部3の説明〕
タイル領域管理部3は、入力装置103より入力され、入力処理部7においてタイル領域に関連すると解釈された命令を入力処理部7より受け取り、それに対する処理を行う。また、表示制御部5に対して、ディスプレイ装置102における表示の更新を要求する。さらに、データベース制御部2に対してデータベース1に構築されるデータ集合の持つ属性の追加・削除、および各データ項目の持つ属性値の変更を要求する。
【0064】
ここで、タイル領域とは、ディスプレイ装置102に表示される、データベース1において保持される各データ項目に対応するイメージを表示するための面積を持った領域である。タイル領域には、その領域内において表示するデータ項目を決定するための、該属性に対する属性値が与えられる。
【0065】
該タイル領域に与えられる属性値は複数個数与えられることが可能であり、また、範囲を属性値として与えられることも可能である。また、タイル領域は、それが表示される位置を示す座標値を持ち、ディスプレイ装置102にタイル領域を表示するために用いられる。タイル領域が複数個存在する場合、それらは互いに重ならない形でディスプレイ装置102に表示される。なお、タイル領域の表示は、該タイル領域管理部3より表示制御部5に対してディスプレイ装置102の表示を更新するよう要求を出すことで行われる。
【0066】
データベース1において保持される各データ項目において、タイル領域に与えられた属性に対する属性値に一致するデータ項目、または属性値の範囲に含まれるデータ項目が、そのタイル領域内に表示される。
【0067】
例えば、タイル領域に属性「色」の属性値「黒」が与えられたなら、データベース1に保持される各データ項目の中で、属性「色」の属性値が「黒」であるものが、そのタイル領域内に表示される。また、タイル領域に属性「期間」の属性値として「2月10日から4月9日」という範囲が与えられたなら、データベース1に保持される各データ項目の中で、属性「期間」の属性値が「2月10日」から「4月9日」の間のデータが、そのタイル領域に表示される。また、あるデータ項目が属性「期間」に対して期間の範囲を属性値として持つ場合、タイル領域に与えられた属性値の範囲内に、そのデータ項目の持つ属性値の範囲が含まれる時、そのデータ項目はタイル領域内に表示される。
【0068】
なお、各データ項目の表示は、該タイル領域管理部3よりデータ表示位置決定部6に対して、データ項目の表示位置を決定するよう要求を出した後、表示制御部5に対して、ディスプレイ装置102の表示を更新するよう要求を出すことにより行われる。
【0069】
該タイル領域管理部3は、入力処理部7から受け取った命令により、タイル領域の作成、削除、およびタイル領域に与える属性に対する属性値の設定を行うことができる。また、入力装置103から入力された命令により、該タイル領域管理部3において管理するタイル領域から、1つのタイル領域を選択し、その面積を拡大・縮小して表示することができる。
【0070】
また、該タイル領域管理部3では、入力処理部7から受け取った命令により、あるタイル領域に表示されたデータ項目を選択し、それを他のタイル領域に移動して表示することができる。このとき、移動されたデータ項目が新たに表示されるタイル領域に与えられた該属性に対する属性値を、移動されたデータ項目に与える。移動されたデータ項目が該属性に対する属性値をあらかじめ持っている場合には、その属性値を新しい値に変更する。この処理は、上記データベース制御部2を介して行われる。
【0071】
また、該タイル領域管理部3では、新たなタイル領域を作成し、それをディスプレイ装置102に表示されている全てのタイル領域と入れ替える形で表示することができる。さらに、新たに作成したタイル領域に与える上記属性として、それまでにデータベース1に構築されるデータ集合に与えられていた属性以外の属性を定義して与えることができる。このとき、新たに定義した属性は、データベース1に構築されるデータ集合に対して追加される。これにより、データベース1において保持される各データ項目は、新たに追加された属性に対する属性値を持つことができるようになる。
〔フィルター管理部4の説明〕
フィルター管理部4は、入力装置103より入力され、入力処理部7においてフィルターに関連すると解釈された命令を入力処理部7より受け取り、それに対する処理を行う。また、表示制御部5に対して、ディスプレイ装置102における表示の更新を要求する。さらに、データベース制御部2に対して、データベース1において保持される各データ項目の持つ属性値の変更を要求する。
【0072】
ここで、フィルターとは、ディスプレイ装置102に表示される、データベース1において保持される各データ項目に対応するイメージを表示するための面積を持った領域である。フィルターは該タイル領域の上に重なる形で表示される。
【0073】
フィルターには、その領域内において表示するデータ項目を決定するための、該属性に対する属性値が与えられる。フィルターに重なる全ての該タイル領域内に表示された全てのデータを対象として、フィルターに与えられた属性値の範囲内に含まれる、または一致する属性値を持ったデータ項目が、フィルターの内部に表示される。すなわち、フィルターはデータ項目の検索のために用いることができる。
【0074】
該属性値は複数個数与えられることが可能であり、また、範囲を属性値として与えられることが可能である。また、フィルターは、それが表示される位置を示す座標値を持ち、ディスプレイ装置102にフィルターを表示するために用いられる。
【0075】
フィルターが複数個存在する場合、それらが互いに重なった部分には、重なる全てのフィルターに与えられた上記属性に対する属性値を満足するデータ項目が表示される。なお、フィルターの表示は、該フィルター管理部4より表示制御部5に対してディスプレイ装置102の表示を更新するよう要求を出すことで行われる。
【0076】
データベース1において保持される各データ項目において、フィルターと重なる全ての該タイル領域に表示された全てのデータ項目のうち、フィルターに与えられた属性に対する属性値に一致するデータ項目、または属性値の範囲に含まれるデータ項目が、そのフィルター内に表示される。
【0077】
例えば、フィルターに属性「色」の属性値「黒」が与えられたなら、フィルターと重なる全ての上記タイル領域に表示された全てのデータ項目の中で、属性「色」の属性値が「黒」であるものが、そのフィルター内に表示される。また、フィルターに属性「期間」の属性値として「2月10日から4月9日」という範囲が与えられたなら、フィルターと重なる全ての上記タイル領域に表示された全てのデータ項目の中で、属性「期間」の属性値が「2月10日」から「4月9日」までの間のデータ項目が、そのフィルター内に表示される。また、データ項目が属性「期間」に対して範囲を属性値として持つ場合、フィルターに与えられた属性値の範囲内にデータ項目の持つ属性値の範囲が含まれる時、そのデータ項目はフィルター内に表示される。
【0078】
なお、各データ項目の表示は、該フィルター管理部4よりデータ表示位置決定部6に対して、データ項目の表示位置を決定するよう要求を出した後、表示制御部5に対して、ディスプレイ装置102の表示を更新するよう要求を出すことにより行われる。
【0079】
該フィルター管理部4は、入力処理部7から受け取った命令により、フィルターの作成、削除、およびフィルターに与える属性に対する属性値の設定を行うことができる。また、入力装置103から入力された命令により、該フィルター管理部4において管理するフィルターから、1つのフィルターを選択し、その面積を拡大・縮小して表示することができる。
【0080】
また、該フィルター管理部4では、入力処理部7から受け取った命令により、あるフィルター内に表示されたデータ項目を選択し、それを他のフィルター内、および他の該タイル領域に移動して表示することができる。このとき、移動されたデータ項目が新たに表示されるフィルター、および該タイル領域に与えられた該属性に対する属性値を、移動されたデータ項目に与える。移動されたデータ項目が該属性に対する属性値をあらかじめ持っている場合、その属性値を新しい値に変更する。この処理は、上記データベース制御部2を介して行われる。
〔データ表示位置決定部6の説明〕
データ表示位置決定部6は、入力装置103より入力され、入力処理部7において解釈された命令が、表示されているデータ項目の表示位置を変更させる可能性があると判断された場合、データベース制御部2、タイル領域管理部3およびフィルター管理部4のいずれかの要求に従い、データベース1において保持される各データ項目の新たな表示位置を決定する。
【0081】
該データ表示位置決定部6は、データベース制御部2を介して、データベース1において保持される各データ項目の持つ各属性値を読み取る。該データ表示位置決定部6は、タイル領域管理部3において管理されるタイル領域に与えられた該属性に対する属性値、およびフィルター管理部4において管理されるフィルターに与えられた該属性に対する属性値を参照して、データベース1に保持された各データ項目の表示されるべき位置を決定する。
〔表示制御部5の説明〕
表示制御部5は、データベース制御部2、タイル領域管理部3、およびフィルター管理部4のいずれかを介して、ディスプレイ装置102に表示される内容を書きかえるよう要求を受け取る。データベース制御部2より要求を受け取った場合には、表示制御部5は、データベース1において保持される各データ項目の表示位置をデータベース制御部2を介して読み取る。タイル領域管理部3より要求を受け取った場合には、表示制御部5は、タイル領域管理部3において管理される各タイル領域の表示位置を読み取る。フィルター管理部4より要求を受け取った場合には、フィルター管理部4において管理される各フィルターの表示位置を読み取る。その後、表示制御部5は、ディスプレイ装置102に表示される情報を更新する。
〔データ管理方法の概要〕
図2〜図36を参照して、本発明によるデータ管理方法の概要について説明する。
【0082】
本実施の形態は、本発明のデータ管理方法をプロ野球選手のデータベースを管理する場面に適用したものである。しかし、本発明の方法が特定の管理対象、表示方法に限定されることはない。
〔新たな属性の追加〕
図2〜図5を参照して、データベースにおいて管理する各データに対して新たな属性を追加する方法について説明する。
【0083】
図2は、本発明のデータ管理方法の機能を持つデータ管理アプリケーションの画面表示である。画面にはデータ表示領域201とグループ分類表示切換インタフェース202とが表示されている。
【0084】
データ表示領域201には、データを表示するためのタイル領域が表示され、そこに現在データベースに存在するプロ野球選手に対応する各データがアイコンで表示される。
【0085】
本実施の形態では、データを選手のイラストの描かれたアイコンとして表示しているが、当該選手を表す表象であれば、顔写真や何らかの文字列であっても構わない。
【0086】
なお、図による説明の都合上、データの個数を12個としているが、本発明の方法が一定個数のデータセットに限られる訳ではなく、後に説明するようにデータセットに対して新たなデータを追加することももちろん可能である。
【0087】
タイル領域に表示されるアイコンのサイズは、タイル領域の面積と形状、およびそのタイル領域に表示されるアイコンの個数によって、最適なものに決定される。
【0088】
図2の状態において、各データは属性を持たないものとする。但し、データを識別するためのデータIDが各データに対して与えられている。図3に図2の状態におけるデータ管理表を示す。データ管理表とは、データベースにおいて管理される各データの状態をわかりやすく表形式で表したものである。図3では、12個のデータそれぞれに対して101〜112のデータIDが与えられている。
【0089】
再度図2を参照して、グループ分類表示切替インタフェース202には、データの持つ属性値によるグループ分類が行われている場合、それらのグループ分類表示を切り替えるタブ202aおよび202bが表示される。
【0090】
現在、各データには属性および属性に対する属性値が与えられていない。そのためグループ分類は行われておらず、全てのデータを1つのタイル領域内に表示する「全体」タブ202aが選択されている。なお、選択されているタブ以外のタブは、網掛け表示している。
【0091】
各データに対して新たな属性を追加するには、グループ分類表示切替インタフェース202に表示された「新たな分類」タブ202bをマウスポインタ203でクリックして選択する。
【0092】
図4は「新たな分類」タブ202bを選択した時の画面表示である。データ表示領域201の右側に、分類作成インタフェース301が新たに表示される。
【0093】
まず、新たなグループ分類の名称を、テキストボックス301aに文字列を入力することで設定する。本実施の形態では「チームで分類」との文字列を設定する。次に、グループ分類に用いるデータの属性を決定する。これは、セレクションボックス301bに表示された、現在のデータが持つ全ての属性、および新たな属性を作成してそれを用いて分類するための「新たな属性」の中から1つを選択することにより行われる。ただし、図4の状態では、まだどのデータも属性を持っていないため、セレクションボックス301bには「新たな属性」のみが表示され、選択されている。
【0094】
セレクションボックス301bにおいて「新たな属性」が選択された場合、新たに作成する属性の特性を設定するためのテキストボックス301c、301dが表示される。ここに文字列を入力することで、新たな属性の名称、およびタイプを設定する。本実施の形態では、名称を「チーム」、タイプを「キーワード」とした。タイプとは、属性値の型を意味し、「キーワード」の他にも「整数離散値」などがある。
【0095】
新たに作成する属性の特性の設定が終わると、「決定」ボタン301eをマウスポインタ203でクリックする。
【0096】
以上の操作により、各データに対して、属性「チーム」が追加された。しかし、この時点では各データの属性「チーム」に対する属性値は設定されていない。図5に図4の状態におけるデータ管理表を示す。各データに対して属性「チーム」が与えられている。しかし、各データの属性「チーム」に対する属性値は設定されていないため、属性の欄は空白になっている。
〔タイル領域を用いた属性値の設定〕
図6〜図12を参照して、各データの持つ属性値を変更する方法について説明する。
【0097】
図4の状態で「決定」ボタン301eが押されると、図6に示すように、データ表示領域201の右側に、タイル領域作成インタフェース401が新たに表示される。また、グループ分類表示切替インタフェース202には、新たに作成したグループ分類「チームで分類」を示すタブ202cが表示され、選択されている。
【0098】
タイル領域作成インタフェース401は、データを分類して表示するためのタイル領域を作成するために用いられる。タイル領域作成インタフェース401に表示されたタイル領域作成ボタン401aを押すことにより、現在注目しているタイル領域の、上下左右に新たなタイル領域を作成することができる。注目するタイル領域の設定は、新たに注目するタイル領域をマウスポインタ203でクリックすることにより行う。
【0099】
データ表示領域201において、白抜きで表示された領域201aが注目するタイル領域であり、網掛けで表示されたタイル領域201bが新たに作成されたタイル領域である。
【0100】
図7は、タイル領域作成インタフェース401を用いて6つのタイル領域を作成した後の画面表示である。次に、作成した各タイル領域に属性値を関連させるための設定を行なう。
【0101】
図8は、タイル領域201aに表示された「属性値設定」ボタン602をマウスポインタ203でクリックした時の表示である。図に示すように、属性値設定インタフェース601がデータ表示領域201の右側に表示される。
【0102】
属性値設定インタフェース601には、テキストボックス301c、301dにおいて設定した属性の名称およびタイプが表示され、その属性に対する属性値を設定するためのテキストボックス601aが表示される。
【0103】
テキストボックス601aに文字列を入力することで、選択したタイル領域に関連する属性に対する属性値を設定することができる。本実施の形態では、属性「チーム」に対する属性値「広島C」を、タイル領域201aに対して関連させるように設定した。
【0104】
この操作により、タイル領域201aに表示された全てのデータには属性「チーム」に対して属性値「広島C」が与えられた。図9に図8の状態におけるデータ管理表を示す。全てのデータの属性「チーム」に対して、属性値「広島C」が与えられていることがわかる。
【0105】
図8に示すように、あるタイル領域に関連する属性値を設定すると、タイル領域左上に表示される属性値表示ボックス603に、設定した属性値の概要が表示される。作成した全てのタイル領域について、同様に関連させる属性値を設定し終わると、ユーザは、「決定」ボタン301eを押す。
【0106】
図10は、図8において作成した6つのタイル領域すべてに、属性値設定インタフェース601を用いて関連させる属性値が設定され、決定ボタン301eが押された状態での画面表示である。図8において表示されていた、属性値設定インタフェース601は図10においては消えている。
【0107】
ここで、データを示すアイコンを、あるタイル領域から別のタイル領域へとドラッグアンドドロップ操作により移動させることで、データの属性値を新たにドロップされたタイル領域に関連した属性値へと変更することができる。
【0108】
図10では、属性「チーム」の属性値「広島C」に関連付けされたタイル領域201aに表示された選手データを示すアイコン701をマウスポインタ203で選択し、マウスボタンを押下したままポインタを移動させ(ドラッグ操作)、属性「チーム」の属性値「東京G」に関連付けされたタイル領域201bの上でマウスボタンの押下を解除している(ドロップ操作)。
【0109】
このドラッグアンドドロップ操作により、表示するタイル領域を変更されたアイコン701により表わされたデータの属性「チーム」に対する属性値は「広島C」から「東京G」へと変更される。
【0110】
図11は、アイコンのドラッグアンドドロップ操作により、各データの属性「チーム」に対する属性値を変更した後の画面表示である。
【0111】
すなわち、属性「チーム」に対する属性値「大阪T」に関連付けされたタイル領域801内に表示されている2つのデータ802、803は、属性「チーム」に対する属性値が「大阪T」であるデータである。
【0112】
以上の操作により、データベースに存在するプロ野球選手データに対して、属性「チーム」に対する属性値を与えることができた。図12に図11の状態におけるデータ管理表を示す。各データの属性「チーム」に対する属性値がそれぞれ設定されている。
〔フィルターを用いたデータ検索、属性値変更〕
図13〜図18を参照して、フィルターを用いてデータの属性値を変更する方法について説明する。
【0113】
図13は、フィルターの作成方法を示している。フィルターとは、〔フィルター管理部の説明〕で述べたように、データの検索、およびデータの持つ属性値の変更を行うことができるインタフェースである。
【0114】
データ表示領域201において、マウスポインタ203を任意の位置に移動させ、マウスボタンを押下する。そのままマウスポインタ203を移動させ、任意の位置でマウスボタンの押下を解除すると、最初にマウスボタンを押下した位置と、マウスボタンの押下を解除した位置とを結んだ直線を対角線とした、長方形のフィルター901が作成される。
【0115】
図で表現する都合上、図13においてフィルターは網掛け表示されているが、実際は、これを半透明表示しても良いし、枠線のみの表示としても良い。
【0116】
フィルターには、上述したタイル領域と同様に属性値を関連付けることができる。フィルターが重なる全てのタイル領域内に表示された全てのデータにおいて、フィルターに関連付けられた属性値と同一の属性値を持ったデータ、またはフィルターに関連付けられた属性値の範囲に含まれる属性値を持ったデータをフィルターの内部に表示する。つまり、フィルターに関連付けられた属性値を検索条件としてデータ検索を行い、検索結果をフィルターの内部に表示している、と考えることができる。
【0117】
フィルターを作成した時点では、フィルターに関連付けられた属性値はないため、タイル領域に表示されたアイコンはフィルターを避けるように、フィルターが重ならない部分に移動する。
【0118】
図13では、グループ分類表示切替インタフェース202において、「全体」タブ202aが選択されているため、表示されているタイル領域は1つだけである。しかし、複数のタイル領域が表示されている場合でも、全く同様な方法でフィルターを作成することができる。
【0119】
図14は、フィルターに関連付けられる属性と、属性に対する属性値を決定する方法を示す。フィルターが作成されると、フィルター上にフィルターインタフェース1001が表示される。フィルターインタフェース1001には、フィルターに関連付けられる属性を設定するセレクションボックス1001a、関連付けられた属性に対する属性値を設定する属性値設定インタフェース1001bが表示される。
【0120】
セレクションボックス1001aには、各データの持つ全ての属性が表示され、ユーザはそのうちの1つを選択する。現在、各データの持つ属性は「チーム」のみであるため、「チーム」が選択されている。
【0121】
データベースにおいて管理する各データに対して新たな属性が追加されると、セレクションボックス1001aには、自動的に新たに作成された属性が表示され、フィルターに対して新たに追加された属性に対する属性値を関連付けることができるようになる。
【0122】
属性値設定インタフェース1001bには、セレクションボックス1001aにおいて選択した属性に対する属性値を設定するためのインタフェースが表示される。本実施の形態では、属性「チーム」はキーワードであるため、各データの持つ「チーム」に対するキーワードがすべて表示され、選択可能になっている。図14では、キーワードとして「広島C」が選択されている。キーワードは複数を同時に選択することが可能であり、複数を選択した場合、それらの論理和がフィルターに設定される属性値となる。
【0123】
ここで、マウスポインタ203により「広島C」を選択した時点で、タイル領域1002に表示された12個のデータの中で、属性「チーム」に対する属性値「広島C」を持つデータが、即座にフィルター内に移動して表示される。すなわち、各データより属性値「広島C」を持つデータを検索したことになる。アイコン1003、1004が属性「チーム」に対する属性値「広島C」を持つデータであり、「広島C」が選択された時点で、アイコン1003、1004がフィルターの内部に移動して表示される。
【0124】
従来の検索システムにおいては、検索条件を設定し、検索を実行するためのボタンを押すことで、検索が開始される、という方法が一般的であった。本実施の形態において説明するシステムでは、フィルターに関連付けられる属性値を設定、変更した時点で、即座にその属性値に一致する、または含まれる属性値を持ったデータがフィルター内に集められて表示される。このため、データに関する検索を簡単な操作で行なうことができる。
【0125】
インタフェース消去ボタン1001cを押すと、セレクションボックス1001a、属性値選択インタフェース1001bは表示されなくなる。
【0126】
図15は、図14においてインタフェース消去ボタン1001cを押した時の図である。
【0127】
図14におけるセレクションボックス1001a、属性値設定インタフェース1001bは表示されておらず、フィルター左上の属性値表示エリア1001eに、フィルターに関連する属性と属性値の概要が表示される。
【0128】
また、インタフェース消去ボタン1001cが、インタフェース表示ボタン1001dに変更される。インタフェース表示ボタン1001dを押すと、図14の表示に戻る。
【0129】
また、フィルター消去ボタン1001fを押すと、フィルター自体が消去される。
【0130】
図16を参照して、フィルターを用いてデータの持つ属性値を変更する方法を説明する。フィルターに重ならない部分に表示されたアイコン1201をマウスポインタ203により選択し、マウスボタンを押下したまま移動させ、フィルター901に重なる部分でマウスボタンの押下を解除する(ドラッグアンドドロップ操作)。すると、アイコン1201はフィルター901の下に移動する。
【0131】
このとき、移動されたアイコン1201の表すデータの持つ属性「チーム」に対する属性値が、フィルター901に関連した属性値「広島C」へと変更される。
【0132】
図17に図16の状態におけるデータ管理表を示す。データID「104」のデータに与えられた属性「チーム」に対する属性値が図12での「神奈川B」から「広島C」へと変更された。
【0133】
図18は、図16においてフィルター消去ボタン1001fを押すことでフィルタを消去し、「チームで分類」タブ202cを押した場合の表示である。
図16において説明したドラッグアンドドロップ操作により、ある1つのデータの持つ属性「チーム」に対する属性値が「広島C」に変更された。このことにより、属性値「広島C」に関連するタイル領域201aに表示されるアイコンの数が、図11の状態から1つ増え、3つになっている。また、属性値「神奈川B」に関連するタイル領域201cに表示されるアイコンの数が図11の状態から1つ減っていることから、属性値を変更されたデータは、変更前は「神奈川B」という属性値を持っていたことが分かる。
【0134】
また、図10において説明した、タイル領域間のドラッグアンドドロップ操作によっても、同様の属性値変更は可能である。
【0135】
以上の操作により、フィルターを用いてデータの持つ属性値を変更することができる。
〔属性値の追加、複数の属性に対する属性値の一括変更〕
図19〜図36を参照して、データベースにおいて管理する各データに対して、一連の値を属性値として取る新たな属性を追加する方法、および複数のフィルターを用いて、データの持つ複数の属性に対する属性値を一度に変更する方法について説明する。
【0136】
図19は、「新たな分類」タブ202bを押した時の表示である。図4の場合と同様に、テキストボックス301aにおいて新たなグループ分類の名称を設定する。図19では「本塁打で分類」と設定している。セレクションボックス301bには、先ほど作成した属性「チーム」が表示されているが、ここでは「新たな属性」を選択する。そして、テキストボックス301cにおいて新たに作成する属性の名称を「本塁打」と設定し、テキストボックス301dにおいて新たに作成する属性のタイプを「整数離散値」と設定した。
【0137】
図20は、タイル領域に関連させる属性値を設定している。ただし、この時点で図6において説明したタイル領域作成インタフェース401を用いて、1501a、1501b、1501c、1501dという4つのタイル領域が作成されており、この詳細についての説明は繰返さない。
【0138】
テキストボックス601aにおいて、各タイル領域に関連付けられる属性値を設定する。ここでは、タイル領域1501aに対して、属性「本塁打」に対する属性値範囲「0〜10」(0〜10は0以上10以下を意味する)が関連付けられている。同様に、タイル領域1501bに対して「11〜20」、タイル領域1501cに対して「21〜30」、およびタイル領域1501dに対して「31〜40」が関連付けらている。
【0139】
この時点で、タイル領域1501aに表示されたデータには、属性「本塁打」に対する属性値範囲「0〜10」が与えられている。
【0140】
図21は、図10において説明したドラッグアンドドロップ操作を用いて、タイル領域1501aにすべて表示されていたデータを、タイル領域1501b、1501c、1501dへと移動させた後の状態を表示している。それぞれのタイル領域に表示されたデータには、そのタイル領域に関連した属性値範囲が与えられる。
【0141】
図22に図21の状態におけるデータ管理表を示す。各データに対して属性「本塁打」が追加され、属性「本塁打」に対する属性値がそれぞれ範囲として設定されている。
【0142】
図23は、「チームで分類」タブ202cを選択し、図13で説明した方法を用いて、新たにフィルター1702を作成した場合の表示である。
【0143】
フィルター1702上に表示され、フィルター1702に関連付けられる属性を選択するためのセレクションボックス1001aには、これまでに作成した2つの属性「チーム」と「本塁打」とが表示されている。ここでは、「本塁打」が選択されている。
【0144】
属性値設定インタフェース1001bには、セレクションボックス1001aにおいて選択された属性「本塁打」に対する属性値を設定するためのインタフェースが表示される。
【0145】
選択された属性「本塁打」に対する属性値が一連の離散値を取るため、属性値の範囲を指定するためのスライダー1701が、属性値設定インタフェース1001bには表示されている。
【0146】
スライダー1701の右端1701aをマウスポインタ203でドラッグすると、属性値範囲の上限が設定できる。ここでは、上限値として「32」が設定されている。スライダー1701の左端1701bをマウスポインタ203でドラッグすると、属性値範囲の下限が設定できる。ここでは、下限値として「8」を設定している。また、スライダー1701の本体をドラッグすると、上限値と下限値の幅を保ったまま、属性値範囲を変更できる。
【0147】
属性値設定インタフェース1001bを用いて属性値範囲を変更すると、即座にフィルターの属性値範囲に完全に含まれる属性値範囲を持ったデータが、フィルター1702内に移動して表示される。ただし、データが表示されているタイル領域からはみ出して表示されることはない。
【0148】
この操作は、各「チーム」に所属する選手から、「本塁打」の本数が「8本から32本の間の選手」を検索した、と考えることができる。
【0149】
図24は、図23において、インタフェース消去ボタン1001cを押した場合の表示である。図に示す通り、フィルター1702に重なる各タイル領域に表示されたデータのうち、フィルター1702に関連付けられた属性値範囲に完全に含まれる属性値範囲を持つデータが、フィルター1702と重なる部分に表示されている。
【0150】
なお、すべてのフィルターはマウスの操作により、自由に移動、変形させることが可能である。
【0151】
図25は、図24において表示されているフィルター1702を縮小し、移動させた場合の表示である。これにより、フィルター1702と重ならなくなったタイル領域201a、201dに表示される各データは、フィルター1702に関連付けられた属性値範囲に完全に含まれることがあっても、フィルター1702内に表示されることはない。
【0152】
図26は、図23においてスライダー1701の右端1701aをドラッグして「8」に設定し、「全体」タブ202aを選択した場合の表示である。この操作により、フィルター1702には属性「本塁打」に対する属性値「8」が関連付けられる。しかし、各データにおいて属性「本塁打」に対する属性値「8」を持ったデータは存在しないため、全てのデータはフィルター1702と重ならない部分に移動して表示されている。
【0153】
図27を参照して、フィルターを用いてデータの持つ属性値を変更する方法について説明する。図16の場合と同様に、アイコン2101をマウスポインタ203を用いてドラッグアンドドロップ操作により、フィルター1702内に移動させると、移動されたアイコン2101が示すデータの持つ属性「本塁打」に対する属性値が「8」に変更される。
【0154】
この例では、フィルター1702に関連させる属性値の上限値と下限値とを両方「8」に設定したため、移動されたデータには、属性値「8」が与えられたが、例えば、フィルターに関連する属性値の上限を「10」として同様な操作を行った場合、移動されたデータには、属性値範囲「8〜10」が与えられる。
【0155】
図27の状態におけるデータ管理表を図28に示す。データID104であるデータの属性「本塁打」に対する属性値が、図22における「0〜10」から「8」へと変更されている。
【0156】
図29は、図27において表示されているフィルター1702を移動、変形させ、図13、図14において説明した方法を用いて、属性「チーム」の属性値「広島C」に関連付けられたフィルター2201を作成し重ね合わせた表示である。
【0157】
2枚のフィルターが重なった領域2202には、データベースにおいて管理する各データの中で、属性「チーム」に対する属性値が「広島C」であり、かつ属性「本塁打」に対する属性値が「8」であるデータが表示されている。
【0158】
フィルター2201のみが重なった領域2203には、属性「チーム」に対する属性値が「広島C」であり、かつ属性「本塁打」に対する属性値が「8」でないデータが表示されている。
【0159】
図30は、図29の状態で、2枚のフィルター1702、2201に重ならない領域に表示されたアイコン2301を上記ドラッグアンドドロップ操作を用いて2枚のフィルターが重なる領域2202に移動させた場合の表示である。この操作により移動したアイコン2301が示すデータの持つ属性「チーム」および「本塁打」に対する属性値には、それぞれ「広島C」および「8」が与えられる。
【0160】
このように、複数のフィルターが重なった部分に、アイコンをドラッグアンドドロップ操作で移動させることによって、複数の属性に対する属性値を1度の操作で変更させることができる。
【0161】
図30の状態におけるデータ管理表を図31に示す。データID108であるデータの属性「チーム」および「本塁打」に対する属性値が、図28における「東京S」および「21〜30」から、「広島C」および「8」へと一度に変更されている。
【0162】
なお、本実施の形態では2枚のフィルターを用いて2つの属性に対する属性値を変更させたが、重ねあわせるフィルターの枚数には制限が無い。したがって、上記フィルターの重なり部分へのデータのドラッグアンドドロップ操作を用いて、無制限個数の属性に対する属性値を一括して変更することができる。
【0163】
図32は、図19〜図22において説明した方法を用いて、各データに対して、新たに整数離散値の属性値をとる属性「三振」を追加し、2枚のフィルター2401、2402を作成し、「チームで分類」タブ202bを選択した場合の表示である。
【0164】
新たな属性「三振」を追加する際、新たなグループ分類として「三振で分類」を設定したため「三振で分類」タブ2403が表示されている。また、フィルター2401は、属性「本塁打」に対する属性値「15」に関連付けられ、フィルター2402は、属性「三振」に対する属性値「100」に関連付けられている。
【0165】
なお、各データの属性「三振」に対する属性値には、すべて「0〜150」が設定されているものとする。
【0166】
図32の状態におけるデータ管理表を図33に示す。各データに対して属性「三振」が追加され、各データの属性「三振」に対する属性値が「0〜150」に設定されている。
【0167】
図32の状態では、フィルター2401および2402に関連付けられた属性値と一致する属性値を持つデータがデータベース中に存在しないため、フィルターと重なる部分にはアイコンが表示されていない。
【0168】
図34は、図32の状態において、アイコン2501を上記ドラッグアンドドロップ操作を用いて、タイル領域2502におけるフィルターの重なっていない部分から、タイル領域2503におけるフィルターが2枚重なった領域2504へと移動させた場合の表示である。
【0169】
この操作により、アイコン2501の示すデータの持つ属性「本塁打」および「三振」に対する属性値には、フィルター2401、2402によって、それぞれ「15」および「100」が与えられ、かつ、タイル領域間の移動により、属性「チーム」に対する属性値が「広島C」から「東京S」へと変更する。
【0170】
図34の状態におけるデータ管理表を図35に示す。データID102であるデータの属性「チーム」、「本塁打」および「三振」に対する属性値が、それぞれ図33の状態「広島C」、「21〜30」および「0〜150」から、「東京S」、「15」および「100」へと変更されている。
【0171】
図36は、図34においてタイル領域2503上で二枚のフィルター2401,2402が重なった領域2504において、アイコンが表示されていない部分でマウスポインタ203を押下し、そのままマウスポインタをドラッグすることにより、領域2504を拡大した場合の表示である。
【0172】
ここでは、領域の面積とそこに表示されるアイコンの個数に応じて、拡大された領域2504に表示されたアイコン2501の示すデータの持つ属性および属性値が表示されている。
【0173】
以上の操作により、各データに対して一連の値を属性値として取る属性を追加することができる。また、新たに追加した属性に対する属性値の追加や変更を、タイル領域間のドラッグアンドドロップ操作、タイル領域からフィルターへのドラッグアンドドロップ操作により行うことができる。
〔データの追加〕
図37〜図39を用いて、データベースに対して新たなデータを追加する方法について説明する。
【0174】
図37では、フロッピーディスクに格納されたデータを表示するウィンドウ2701に表示されたアイコン2702、2703が示す2つのデータを、プロ野球選手データベースを構成するデータとして追加する場面を示している。ただし、追加されるデータはフロッピーディスクから与えられるとは限らない。
【0175】
図37の例では、アイコン2702、2703を上記ドラッグアンドドロップ手法を用いて、属性「チーム」に対する属性値「広島C」を持ったタイル領域2704へと移動させている。この操作により、アイコン2702、2703の示すデータの持つ属性「チーム」に対する属性値には「広島C」が与えられる。但し、それ以外の属性値は未設定である。
【0176】
図37の状態におけるデータ管理表を図38に示す。新たにデータID113、114で示されるデータが追加され、属性「チーム」についてのみ属性値「広島C」が与えられている。その他の属性に対する属性値は未設定である。
【0177】
図39は、図37において、「本塁打で分類」タブ202cを選択した場合の表示である。アイコン2702、2703の示すデータは、属性「本塁打」に対する属性値が未設定であるため、タイル領域2801、2802、2803、2804のいずれの内部にも表示させることができない。
【0178】
このようなデータがある場合、自動的にタイル領域2805が作成され、そこに属性値未設定のデータが表示される。
【0179】
タイル領域2805に表示されたデータに対して、上記タイル領域間のドラッグアンドドロップ操作またはフィルターへのドラッグアンドドロップ操作により属性「本塁打」の属性値が設定され、タイル領域2805に表示されるデータがなくなると、タイル領域2805は自動的に削除される。
【0180】
以上の操作により、データベースにおいて管理される各データに対して、新たなデータを追加することができる。
〔データの検索と複数データの属性値一括変更〕
図40〜図42を用いて、フィルターを用いてデータ検索を行い、その結果として得られたデータの属性値を一括して変更する方法について説明する。なお、フィルター以外は簡略化して図示している。
【0181】
図40において表示されているフィルター2901には、属性「本塁打」に対する属性値範囲「8〜22」が設定されており、この範囲に含まれる属性値を持ったデータがフィルター2901内に検索結果として表示されている。
【0182】
ここで、フィルター2901右下角に「検索」および「属性値変更」と書かれたラジオボタン(どちらか一方の要素のみ選択できるボタン)2902が表示されており、ここでは「検索」が選択されている。
【0183】
図41は、図40の状態においてラジオボタン2902の「検索」が選択された状態でスライダー2903の上限値を「8」に変更した時の表示である。
【0184】
この場合、属性「本塁打」に対する属性値が「8」であるデータがフィルター2901内に表示される。
【0185】
図42は、図40の状態においてラジオボタン2902の「属性値変更」を選択し、スライダー2903の上限値を「8」に変更した時の表示である。
【0186】
この場合、フィルター2901内に表示されているデータ全ての属性「本塁打」に対する属性値が、すべて「8」に変更される。
【0187】
すなわち、フィルター2901内に表示されているデータの属性値を一括して変更することができる。
【0188】
この例では、属性「本塁打」を例にとって説明したが、例えば「広島C」チームの選手のみ、属性「試合数」の属性値を「130」から「135」に変更したい、という場合を考えてみる。
【0189】
この場合には、まずフィルターを用いて属性「チーム」に対する属性値が「広島C」であるデータを検索する。次にフィルターを属性値変更モードに切り替え、属性「試合数」の属性値を「130」から「135」に設定すれば、「広島C」チームの選手データのみ「試合数」を変更する、といった操作が非常に簡単に実現できる。
〔データ管理装置の行なう処理の説明〕
図43〜図46は、本発明によるデータを管理する方法の手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って各処理を説明する。
【0190】
図43を参照して、入力処理部7は、入力装置103より、ユーザからの命令が入力されたか否かを判定する(S3501)。ユーザからの命令の入力がない場合には(S3501でNO)、S3501の処理が繰返される。
【0191】
ユーザからの命令が入力された場合には(S3501でYES)、入力された命令の意味が解釈される(S3502)。例えばユーザがディスプレイに表示されたフィルターの端をドラッグしているなら、フィルターの変形の命令が入力されている、という解釈がなされ、それに伴う処理が実行されることになる。
【0192】
命令の解釈がなされると、処理の種類に応じて分岐が行われる(S3503)。処理の種類が「タイル領域に関する処理」であるならS3504の処理が実行される。処理の種類が「フィルターに関する処理」であるならS3505の処理が実行される。処理の種類が「データに関する処理」であるならS3506の処理が実行される。S3504〜S3506の処理に関しては後述する。
【0193】
S3504〜S3506のそれぞれの処理が終了した後、各データを表すアイコンを画面上のどの位置に、どの大きさで表示するかが決定される(S3507)。これは、各データの持つ属性値と、各タイル領域および各フィルターに関連付けられた属性値とを比較することにより行われる。
【0194】
ディスプレイ装置102にユーザインタフェース、各タイル領域、各フィルターが表示され、各データがS3507で決定された位置と大きさで表示される。その後、S3501に処理が戻され、ユーザからの入力待ち状態となる。
【0195】
図44を参照して、S3504(図43)の処理について説明する。S3504はタイル領域に関する処理である。
【0196】
タイル領域に関する処理の種類に応じて分岐が行われる(S3601)。処理の種類が「分類の切替」、「新たな分類の追加」、「タイル領域の作成」、「属性値の設定」および「タイル領域の拡大・縮小」であるなら、S3602、S3603、S3606、S3608およびS3609にそれぞれ進む。
【0197】
S3602では、ユーザの指示した分類を示すタブが選択される。この処理が終了すると、S3507(図43)の処理に進む。
【0198】
S3603では、新たに追加する分類の名称が設定される。その後、分類に用いる属性をユーザが選択することで分岐が行われる(S3605)。新たに作成する属性を用いて分類を行う場合は、新たな属性の名称とタイプの設定とが行われる(S3605)。S3605の処理の後、または従来ある属性を用いて分類をする場合には、S3606に処理が進められる。
【0199】
S3606では、タイル領域を作成するか否かの判断が行われる。タイル領域が作成されると判断された場合には(S3606でYES)、ユーザの指示した方向にタイル領域が作成される(S3607)、その後、S3606の処理行われる。タイル領域が作成されないと判断された場合には(S3606でNO)、S3507(図43)に処理が進められる。
【0200】
S3608では、新たに作成したタイル領域に関連付けられる属性値の設定が行われる。その後、S3507(図43)に処理が進められる。
【0201】
S3609では、ユーザが指定したタイル領域の拡大・縮小処理が行なわれる。その後、S3507(図43)に処理が進められる。
【0202】
図45を参照して、S3505(図43)の処理について説明する。S3505はフィルターに関する処理である。
【0203】
フィルターに関する処理の種類に応じて分岐が行われる(S3701)。処理の種類が「フィルターの追加・削除」、「フィルターの移動・変形・拡大縮小」、「インタフェースの表示・消去」、「フィルターのモード変更」および「フィルターに関連付けられる属性・属性値の設定」であるなら、S3702、S3705、S3709、S3712およびS3715にそれぞれ進む。
【0204】
S3702では、フィルターを作成するか削除するかで分岐が行われる。フィルターを作成する場合は、ユーザの指示した形状のフィルターが作成される(S3703)。フィルターを削除する場合は、ユーザの指示したフィルターが削除される(S3704)。S3703およびS3704のいずれかの処理が完了すると、S3507(図43)の処理に移行する。
【0205】
S3705では、フィルターを移動するか、変形するか、拡大・縮小するかで分岐が行われる。フィルターを移動する場合には、ユーザの指示したフィルターの移動処理が行なわれる(S3706)。フィルターを変形する場合には、ユーザの指示したフィルターの変形処理が行なわれる(S3707)。フィルターを拡大・縮小する場合には、ユーザの指示したフィルターの拡大・縮小処理が行われる(S3708)。S3706〜S3708のいずれかの処理が完了すると、S3507(図43)の処理に移行する。
【0206】
S3709では、インタフェースを表示するか、消去するかで分岐が行なわれる。インタフェースを表示する場合には、フィルター上にインタフェースが表示される(S3710)。インタフェースを消去する場合には、フィルター上のインタフェースが消去される(S3711)。S3710〜S3711のいずれかの処理が完了すると、S3507(図43)の処理に移行する。
【0207】
S3712では、フィルターのモードを検索モードに変更するか、属性値変更モードに変更するかで分岐が行われる。検索モードに変更する場合には、フィルターのモードが「検索」に設定される(S3713)。属性値変更モードに変更する場合には、フィルターのモードが「属性値変更」に設定される(S3714)。S3713〜S3714のいずれかの処理が完了すると、S3507(図43)の処理に移行する。
【0208】
S3715では、フィルターに関連付けられる属性の設定を行なうか、属性値の設定を行なうかで分岐が行なわれる。属性を設定する場合は、ユーザの指示した属性がフィルターに関連付けられる(S3716)。属性値を設定する場合は、ユーザの指示した属性値がフィルターに関連付けられる(S3716)。その後、フィルターのモードが判断される(S3718)。フィルターのモードが「属性値変更」であれば、フィルター内のデータの持つ属性値がフィルターに関連した属性値に変更される(S3719)。S3716もしくはS3719の処理が完了した場合、またはS3718の処理でフィルターのモードが「検索」であると判断された場合には、S3507(図43)の処理に移行する。
【0209】
図46を参照して、S3506(図43)の処理について説明する。S3506はデータに関する処理である。
【0210】
データに関する処理の種類に応じて分岐が行われる(S3801)。処理の種類が「データの追加」であるならS3802に進み、「データの移動」であるならS3803へ進む。
【0211】
S3802では、ユーザに指定されたデータがデータセットに追加される。その後、S3507(図43)の処理に移行する。
【0212】
S3803では、移動されたデータが入るタイル領域が変わったか否かで分岐が行われる。タイル領域が変わった場合には(S3803でYES)、移動されたデータの入るタイル領域に関連付けられた属性値がデータに与えられる(S3804)。
【0213】
S3804の処理の後、またはタイル領域が変わらなかった場合には(S3803でNO)、移動されたデータが新たにフィルターと重なったか否かで分岐が行われる(S3805)。新たにフィルターと重なった場合には(S3805でYES)、新たに重なったすべてのフィルターに関連付けられた属性値がデータに与えられる(S3806)。S3806の処理の後、または新たにフィルターと重なっていない場合には(S3805でNO)、S3507(図43)の処理に移行する。
【0214】
以上説明したように本発明の実施の形態に係るデータ管理装置によれば、データベースにおいて管理するデータの検索と、各データの持つ属性および属性値の管理とを同一のインタフェースを用いて統合することにより、簡単な操作でデータ管理を行うことができる。
【0215】
また、データベースにおいて管理する各データに対して、無制限個数の新たな属性を簡単な操作で追加することができる。
【0216】
また、データベースにおいて管理する各データが持つ属性値の変更を行う際、無制限個数の属性に対する属性値を簡単な操作で一括して追加し、変更することができる。
【0217】
また、データベースにおいて管理する各データに対して新たな属性が追加された場合、その時点から、フィルターを用いることにより、追加された属性に対する属性値を用いたデータ検索を行うことができる。
【0218】
また、図39のようにデータベースにおいて管理する各データの中で、ある属性に対する属性値が設定されていないデータを視覚的に容易に認識できる。
【0219】
また、データベースにおいて管理する各データが持つ属性に対する属性値を基に行うデータ検索と、検索結果として得られた複数のデータが持つ属性値の変更とを、同一のインタフェース(フィルター)を用いて行うことにより、簡単な操作でデータ検索とデータが持つ属性値の変更とを行なうことができる。
【0220】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るデータ管理装置の外観図およびデータ管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明のデータ管理方法の機能を持つデータ管理アプリケーションにおいて、プロ野球選手データベースを管理した場合を想定した実施の形態における、データ管理アプリケーションの初期画面を示す図である。
【図3】 初期時点のデータ管理表を表わす図である。
【図4】 データ管理アプリケーションにおいて、新たなデータ分類を行い、各データに対して新たな属性を追加する際の画面表示を示す図である。
【図5】 各データに対して属性「チーム」を追加した状態におけるデータ管理表である。
【図6】 データ管理アプリケーションにおいて、データを分類表示するためのタイル領域を作成する際の画面表示を示す図である。
【図7】 データ管理アプリケーションにおいて、データを分類表示するためのタイル領域を6つ作成した際の画面表示を示す図である。
【図8】 データ管理アプリケーションにおいて、データを分類表示するために作成したタイル領域に対して属性値を設定する際の画面表示を示す図である。
【図9】 各データの属性「チーム」に対する属性値がすべて「広島C」である状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図10】 データ管理アプリケーションにおいて、あるタイル領域から別のタイル領域へとデータをドラッグアンドドロップで移動することにより、移動したデータの属性値を変更する際の画面表示を示す図である。
【図11】 データ管理アプリケーションにおいて、タイル領域間でデータを移動することにより、データに対して属性「チーム」に対する属性値を設定した際の画面表示を示す図である。
【図12】 各データの属性「チーム」に対する属性値を設定した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図13】 データ管理アプリケーションにおいて、データの検索と属性値の管理を行うためのフィルターを作成する際の画面表示を示す図である。
【図14】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターに対して属性値を設定する際の画面表示を示す図である。
【図15】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルター上に表示された属性値を設定するためのインタフェースを消去した際の画面表示を示す図である。
【図16】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロップ操作によりフィルターの内側へと移動することで、移動したデータの属性値を変更する際の画面表示を示す図である。
【図17】 データID104の属性「チーム」に対する属性値を変更した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図18】 データ管理アプリケーションにおいて、各データを属性「チーム」に対する属性値により分類表示した際の画面表示を示す図である。
【図19】 データ管理アプリケーションにおいて、新たなグループ分類を行い、新たな属性「本塁打」を各データに対して追加する際の画面表示を示す図である。
【図20】 データ管理アプリケーションにおいて、新たなグループ分類において分類表示を行うためのタイル領域を作成した後、作成したタイル領域に対して関連付ける属性値を設定する際の画面表示を示す図である。
【図21】 データ管理アプリケーションにおいて、ドラッグアンドドロップ操作によるタイル領域間のデータの移動によって、各データに対して属性「本塁打」に対する属性値を設定した際の画面表示を示す図である。
【図22】 各データに対して属性「本塁打」を追加した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図23】 データ管理アプリケーションにおいて、データの検索やデータの属性値を変更するためのフィルターを作成し、フィルターに関連付ける属性と属性値の範囲を設定する際の画面表示を示す図である。
【図24】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルター上に表示された属性値を設定するためのインタフェースを消去した際の画面表示を示す図である。
【図25】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターの形状を変更し、フィルターの位置を変更した際の画面表示を示す図である。
【図26】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターに関連付ける属性値の範囲を変更する際の画面表示を示す図である。
【図27】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロップ操作によってフィルターの内側に移動させることにより、データの属性値を変更する際の画面表示を示す図である。
【図28】 データID104の属性「本塁打」に対する属性値を変更した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図29】 データ管理アプリケーションにおいて、2枚のフィルターを作成し重ねあわせた際の画面表示を示す図である。
【図30】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターの外側に表示されたデータをドラッグアンドドロップ操作によって2枚のフィルターが重なる部分に移動することにより、複数の属性に対する属性値を一度に変更する際の画面表示を示す図である。
【図31】 データID108の属性「チーム」「本塁打」に対する属性値を同時に変更した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図32】 データ管理アプリケーションにおいて、データを属性「チーム」に対する属性値を用いて分類表示し、2枚のフィルターを作成し重ねあわせた際の画面表示を示す図である。
【図33】 各データに対して属性「三振」を追加した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図34】 データ管理アプリケーションにおいて、データをドラッグアンドドロップ操作により、タイル領域間で移動させ、かつフィルターの外部から内部へと移動させることにより、データの持つ複数の属性に対する属性値を一度に変更する際の画面表示を示す図である。
【図35】 データID102の属性「チーム」「本塁打」「三振」に対する属性値を同時に変更した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図36】 データ管理アプリケーションにおいて、ある領域を拡大表示することで、その領域に表示されたデータの詳細を表示させる際の画面表示を示す図である。
【図37】 データ管理アプリケーションにおいて、データベースに対して新たなデータを追加する際の画面表示を示す図である。
【図38】 データID113、データID114のデータを新たに追加した状態におけるデータ管理表を表わす図である。
【図39】 データ管理アプリケーションにおいて、ある属性に対する属性値が未設定であるデータが存在する場合、それらを集めて表示するためのタイル領域が自動的に作成される際の画面表示を示す図である。
【図40】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルターを用いてデータ検索を行う際の画面表示を示す図である。
【図41】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルター上に表示されたインタフェースにより検索条件を動的に変更する際の画面表示を示す図である。
【図42】 データ管理アプリケーションにおいて、フィルター内に表示されたデータの属性値を一括して変更する際の画面表示を示す図である。
【図43】 本発明の一実施形態によるデータを管理する方法の手順を示すフローチャートである。
【図44】 タイル領域に関する処理の手順を示すフローチャートである。
【図45】 フィルターに関する処理の手順を示すフローチャートである。
【図46】 データに関する処理の手順を示すフローチャートである。
【図47】 従来の技術1による、データ検索結果の表示方法を示す図である。
【図48】 従来の技術2による、複数のデータに対する属性値の設定方法およびデータの移動により属性値を変更する方法を示す図である。
【図49】 従来の技術2による、データに対して属性を与える方法を示す図である。
【符号の説明】
1 データベース
2 データベース制御部
3 タイル領域管理部
4 フィルター管理部
5 表示制御部
6 データ表示位置決定部
7 入力処理部
100 情報処理装置
102 処理装置本体
102 ディスプレイ装置
102a 表示画面
103a キーボード
103b マウス
104 ハードディスク装置
105 CD−ROM装置
Claims (6)
- 表示手段と、
前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、
前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置であって、
管理対象となる複数のデータ、および任意の数の属性に関して前記複数のデータに対しそれぞれ付与される属性値を記憶するための記憶手段と、
前記操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、検索したい属性の、検索したい属性値に関連するフィルターを前記表示面上に定義させるフィルター定義手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記データの属性および属性値に基づいて、前記フィルター定義手段により定義された前記フィルターが関連する属性の属性値と所定の関係にあるデータを検索して、該検索されたデータを表象する標章を前記フィルターの内部に表示するとともに、前記検索されたデータ以外のデータを表象する標章を前記フィルターの外部に表示する標章表示手段と、
前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、前記操作指示入力手段を用いて、前記フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された前記他の属性値に一括変更する属性値変更手段とを含む、データ管理装置。 - 表示手段と、
前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、
前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置であって、
第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与された複数のデータを記憶する記記憶手段と、
前記表示手段の表示面上に前記第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数の領域を規定する領域規定手段と、
前記領域規定手段により規定された前記複数の領域における各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置を規定する表示位置規定手段と、
前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ前記表示手段の表示面内の規定された表示位置に表示する標章規定位置表示手段と、
前記操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、前記表示面上に前記第2の属性の、所望の属性値に関連するフィルターを定義させるフィルター定義手段と、
前記フィルター定義手段により定義された前記フィルターと部分的に重なる前記領域内において、前記表示されている標章を、当該標章により表象されているデータについて前記第2の属性に関して付与された属性値が前記フィルターが関連した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類し、所定の関系にあるデータを表象する標章を前記フィルターの内部に表示し、所定の関系にあるデータ以外のデータを表象する標章を前記フィルターの外部に表示する標章表示手段と、
前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、前記操作指示入力手段を用いて、前記フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された前記他の属性値に一括変更する属性値変更手段とを含む、データ管理装置。 - ある属性に対する属性値を有しないデータが存在する場合に、新たな 領域を作成する新領域作成手段と、
前記新領域作成手段により作成された前記新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しない前記データを表象する標章を表示する新領域内標章表示手段とをさらに含む、請求項2に記載のデータ管理装置。 - 表示手段と、
前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、
前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方法をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータを、
管理対象となる複数のデータ、および任意の数の属性に関して前記複数のデータに対しそれぞれ付与される属性値を記憶するための記憶手段と、
前記操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、検索したい属性の、検索したい属性値に関連するフィルターを前記表示面上に定義させるフィルター定義手段と、
前記記憶手段に記憶されている前記データの属性および属性値に基づいて、前記フィルター定義手段により定義された前記フィルターが関連する属性の属性値と所定の関係にあるデータを検索して、該検索されたデータを表象する標章を前記フィルターの内部に表示するとともに、前記検索されたデータ以外のデータを表象する標章を前記フィルターの外部に表示する標章表示手段と、
前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、前記操作指示入力手段を用いて、前記フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された前記他の属性値に一括変更する属性値変更手段と、
して機能させるための、データ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。 - 表示手段と、
前記表示手段上に表示された表示物に対する使用者による操作を介して使用者からの操作指示を受けるための操作指示入力手段と、
前記操作指示入力手段によって得られた操作指示に応じて、管理対象となる複数のデータに対する操作を行なうためのデータ操作手段とを含むデータ管理装置におけるデータ管理方法をコンピュータに実行させるためのデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータを、
第1および第2の属性に関してそれぞれ属性値が付与された複数のデータを記憶する記記憶手段と、
前記表示手段の表示面上に前記第1の属性に関して定義された属性値ごとに準備された、互いに重ならない複数の領域を規定する領域規定手段と、
前記領域規定手段により規定された前記複数の領域における各前記領域内に、前記第1の属性の、各前記領域に対応する属性値を有するデータをそれぞれ表象する複数の標章を表示させるために、前記複数の標章の表示位置を規定する表示位置規定手段と、
前記複数の領域および前記複数の標章をそれぞれ前記表示手段の表示面内の規定された表示位置に表示する標章規定位置表示手段と、
前記操作指示入力手段を用いての使用者からの操作指示にしたがって、前記表示面上に前記第2の属性の、所望の属性値に関連するフィルターを定義させるフィルター定義手段と、
前記フィルター定義手段により定義された前記フィルターと部分的に重なる前記領域内において、前記表示されている標章を、当該標章により表象されているデータについて前記第2の属性に関して付与された属性値が前記フィルターが関連した属性値と所定の関係にあるか否かにより分類し、所定の関系にあるデータを表象する標章を前記フィルターの内部に表示し、所定の関系にあるデータ以外のデータを表象する標章を前記フィルターの外部に表示する標章表示手段と、
前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を変更するべく、前記操作指示入力手段を用いて、前記フィルターに関連付けられた属性値を他の属性値に変更させる操作指示を使用者が入力した場合に、前記標章表示手段により前記フィルター内に表示された標章に対応するデータの属性値を、入力された前記他の属性値に一括変更する属性値変更手段と、
して機能させるための、データ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。 - 前記コンピュータを、さらに、
ある属性に対する属性値を有しないデータが存在する場合に、新たな領域を作成する新領域作成手段と、
前記新領域作成手段により作成された前記新たな領域内に、ある属性に対する属性値を有しない前記データを表象する標章を表示する新領域内標章表示手段と、
して機能させる、請求項5に記載のデータ管理プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。
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