JPH08249441A - 対話型配色支援方法 - Google Patents

対話型配色支援方法

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JPH08249441A
JPH08249441A JP4881095A JP4881095A JPH08249441A JP H08249441 A JPH08249441 A JP H08249441A JP 4881095 A JP4881095 A JP 4881095A JP 4881095 A JP4881095 A JP 4881095A JP H08249441 A JPH08249441 A JP H08249441A
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JP
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color
data
adequacy
display
user
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JP4881095A
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Yoshinori Kitahara
義典 北原
Takashi Hasegawa
長谷川  隆
Yuji Toda
裕二 戸田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プレゼンテーションや多色資料作成に不慣れな
ユーザであっても、背景色、文字色、グラフ色等をバラ
ンスよく配色でき、スムーズに高品質な資料を作成する
ことができる配色支援方法及びそのツールを提供する。 【構成】電子資料編集支援システムにおいて、ユーザが
行なう、背景、文字、グラフ等の配色作業に対応して配
色の適正度を算出する配色適正度算出プログラム122
と、該算出された配色適正度を、数値表示、絵表示また
は量表示等によりユーザに告知する配色適正度表示プロ
グラム123と、前記算出された配色適正度に対応した
コメントを表示する配色コメント表示プログラム124
と、配色適正度の高い色彩を色彩候補パレットとしてユ
ーザに提示する適正色彩候補提示プログラム125とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ、ワークステーション等を用い
た、プレゼンテーション用をはじめとする様々な電子資
料の作成支援ツールに係り、特に、電子的にカラーの資
料(以下では電子多色資料と呼ぶ)を作成するような場
合における各表示データの色を設定するための対話型配
色支援方法およびそれを用いた支援ツールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子資料作成方法では、例えば、
マルチメディアワールド(MultimediaWor
ld) 92.12 pp.22〜pp.23記載のように、プレ
ゼンテーションシートの背景パタン、背景画像上のテキ
ストやグラフ等色をユーザ自身が自由に着色できるよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、背景、
背景画像上のテキスト、図形等の着色は、すべてユーザ
に委ねられている。このため、プレゼンテーション資料
の作成や多色資料作成に不慣れなユーザは、タイトルや
グラフなどの部品をどのように着色すれば、自分の意図
する雰囲気に適合した資料になるか、あるいは美観が保
てるか、あるいは視認性の良い資料になるか等全くわか
らない場合がある。
【0004】この結果、プレゼンテーションに使用する
多色資料作成の経験の少ないユーザ自身では、高品質な
資料を作成できなかったり、デザイン専門家等に相談す
る必要が発生するなどして、作成作業をスムーズに進め
ることができない問題があった。
【0005】本発明の目的は、電子多色資料の作成に不
慣れなユーザであっても、表示画面上に表示されるデー
タの表示色を、よりスムーズに高品質に設定することが
できる、対話型配色支援方法及びそれを用いた配色支援
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、表示画面上
に表示する複数のデータの表示色を、ユーザの色選択操
作に応じてそれぞれ決定する配色支援方法において、前
記複数のデータのうちの2つのデータについてユーザが
選択した2つの表示色の適合の度合いを示す配色適正度
を、予め定めた配色適正度算出アルゴリズムにより数量
的に算出する適正度算出ステップと、前記算出結果をユ
ーザに告知する告知ステップとを有することを特徴とす
る配色支援方法により達成できる。
【0007】上記目的は、また、表示画面上に表示する
データの表示色を、ユーザの色選択操作に応じてそれぞ
れ決定する配色支援方法において、ユーザが入力する、
ユーザが所望する視覚的効果を規定する感性条件を受け
付ける条件入力ステップと、前記入力された感性条件に
応じて、当該感性条件とユーザが選択した前記データの
表示色との適合の度合いを示す着色適正度を算出するた
めの着色適正度算出アルゴリズムを設定するアルゴリズ
ム設定ステップと、前記設定された着色適正度算出アル
ゴリズムにより、前記着色適正度を数量的に算出する適
正度算出ステップと、前記算出結果をユーザに告知する
告知ステップとを有することを特徴とする配色支援方法
により達成できる。
【0008】上記目的は、また、表示画面上に表示する
複数のデータの表示色を、ユーザの色選択操作に応じて
それぞれ設定する配色支援装置において、ユーザのデー
タ選択操作に応じて、前記複数のデータのうちの1つを
選択するデータ選択手段と、ユーザの色選択操作に応じ
て、予め設定されているデータの色として表示可能な複
数の色のうちの1つを選択し、前記選択された色を前記
選択されたデータの色として設定する色選択手段と、前
記データ選択手段及び前記色選択手段により選択され
た、2つのデータについての表示色の適合の度合いを示
す配色適正度を数量的に算出する、予め定められた配色
適正度算出アルゴリズムを記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された予め定められた配色適正度算出アル
ゴリズムを用いて、前記配色適正度を数量的に算出する
適正度算出手段と、前記算出結果をユーザに告知する告
知手段とを有することを特徴とする配色支援装置により
達成できる。
【0009】上記目的は、また、表示画面上に表示する
データの表示色を、ユーザの色選択操作に応じて設定す
る配色支援装置において、ユーザのデータ選択操作に応
じて、前記複数のデータのうちの1つを選択するデータ
選択手段と、ユーザの色選択操作に応じて、予め設定さ
れているデータの色として表示可能な複数の色のうちの
1つを選択し、前記選択された色を前記選択したデータ
の色として設定する色選択手段と、ユーザが入力する、
データの表示色の視覚的効果を規定する感性条件を受け
付ける条件入力手段と、前記入力された感性条件に応じ
て、当該感性条件と、前記データ選択手段及び前記色選
択手段により選択された前記データの表示色との適合の
度合いを示す着色適正度を算出するための着色適正度算
出アルゴリズムを設定するアルゴリズム設定手段と、前
記設定された着色適正度算出アルゴリズムにより、前記
着色適正度を数量的に算出する適正度算出手段と、前記
算出結果をユーザに告知する告知手段とを有することを
特徴とする配色支援装置により達成できる。
【0010】
【作用】本発明においては、表示画面上に表示される、
背景領域、文字、表、グラフ、イラスト等の複数のデー
タについて表示色を設定する際に、ユーザが選択した2
つの表示色の適合の度合いを示す配色適正度を、予め定
めた配色適正度算出アルゴリズムにより数量的に算出
し、この算出結果をユーザに告知する。
【0011】または、ユーザが所望する、データの表示
色による視覚的効果を規定する感性条件に応じて、当該
感性条件とユーザが選択した前記データの表示色との適
合の度合いを示す着色適正度を算出するための着色適正
度算出アルゴリズムを設定し、当該設定された着色適正
度算出アルゴリズムにより、前記着色適正度を数量的に
算出して、ユーザに告知する。
【0012】ユーザは、告知された配色適正度や着色適
正度から、ユーザ自身が設定したデータの表示色の適正
度を、ある一定の基準によりチェックすることができる
ため、よりスムーズに高品質に、データの表示色の設定
を行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による対話型配色支援方法を用
いた配色支援装置を備える電子資料編集支援システムの
一実施例を、図を参照して説明する。
【0014】本実施例の編集支援システムは、パソコン
をプラットフォームとして用いるもので、例えば図1に
示すように、中央演算処理装置1、主記憶装置2、ディ
スプレイ3、ディスプレイインターフェース10、キー
ボード4、キーボードインターフェース5、マウス7、
マウスインターフェース6、スキャナ9、スキャナイン
ターフェース8、及び、ディスク16を有する。
【0015】もちろん、プラットフォームとしてのパソ
コンは、本発明を説明するための一例に過ぎず、本発明
の適用範囲を限定するものではない。ワークステーショ
ン、ワープロ等も同様にプラットフォームとすることが
できる。
【0016】主記憶装置2は、ユーザにより指定され
る、資料の種類、対象客、資料自体の雰囲気、資料のシ
ート数等の、作成しようとする資料に関する各種条件を
格納する記憶領域や、資料を構成するデータである複数
の部品のそれぞれを規定する種々の属性値を格納する記
憶領域や、後述する処理手順で行なわれる処理の結果等
のデータを記憶する記憶領域を有する。
【0017】ディスク10は、本実施例のシステムを実
行するために必要な各種プログラム及びデータを記憶す
るものであり、システムプログラム11、資料作成プロ
グラム12、配色コメントデータ13、着色適正度評価
関数テーブル14、配色適正度評価関数15、及び、部
品データ17を記憶する。
【0018】資料作成プログラム12は、資料の作成に
必要な複数のプログラムから構成されるもので、例えば
図2に示すように、シート編成プログラム100、画面
編集プログラム101、及び、表示プログラム102を
有する。
【0019】画面編集プログラム101は、ユーザに指
定された部品を入力する部品入力プログラム110、ユ
ーザの指示に応じて入力された部品の配置を行なうレイ
アウト設計プログラム111、及び、配色プログラム1
12を有する。
【0020】配色プログラム112は、入力された部品
やその背景の表示色の設定、設定された表示色の適正度
の算出、算出結果の表示等の処理を行なう各種プログラ
ムから構成されるもので、着色プログラム121、配色
適正度算出プログラム122、配色適正度表示プログラ
ム123、配色コメント表示プログラム124、及び、
配色色彩候補提示プログラムを有する。
【0021】本実施例における処理の流れの一例を、図
3のフローチャートを用いて説明する。本実施例では、
資料作成時での一般的な処理の流れとして、1)資料の
種類や雰囲気等の条件(以下では感性条件と呼ぶ)の入
力、2)資料の構成内容である部品の入力、3)部品が
配置されている背景領域の表示色の設定、4)着色され
た背景領域上の部品の表示色の設定、という処理の流れ
を想定して説明を行なう。
【0022】本実施例の説明では、単一のデータの表示
色を設定する場合には着色と呼び、すでに着色されたデ
ータに対してもう一つのデータの表示色を設定する場合
を配色と呼んでいる。
【0023】なお、上記処理の流れは一例であり、本発
明での処理の流れを限定するものではない。例えば、各
部品の色を着色してから、背景領域の色を設定するよう
な処理の流れについても、本実施例と同様な効果を得る
ことができる。
【0024】本実施例において、最初、電源を投入する
と、ディスク16上のシステムプログラム11が主記憶
装置2上に読み込まれ、キーボード4やマウス7等の入
力装置からシステムを起動する所定のコマンドが入力さ
れると、主記憶装置2上のシステムプログラム11が起
動され、システム制御が行なわれる状態になる。
【0025】さらに、キーボード4やマウス7等の入力
装置より資料作成処理の実行を指示するコマンドが入力
されると、資料作成プログラム12が起動される。
【0026】資料作成プログラム12が起動されると、
最初にシート編成プログラム100が起動され、図4に
示すようなシート編成画面4000がディスプレイイン
タフェース10を通じてディスプレイ3に表示される
(ステップS01)。ここでは、ディスプレイ3の解像
度は1024×768とするが、該解像度は一例であっ
て、本発明の範囲を規定するものではない。
【0027】シート編成画面4000では、ユーザは、
キーボード4やマウス7等の入力装置を用いて、作成し
ようとする資料の種類4001、資料の対象客400
2、資料自体の雰囲気4003、資料のシートの枚数4
004、という感性条件を入力する(ステップS0
2)。
【0028】ここで、感性条件とは、本発明で用いる特
徴的な概念であり、作成しようとする資料に含まれるデ
ータとは別に、資料全体として表現しようとする視覚的
状態あるいは全体的な雰囲気を規定するものである。本
発明では、資料に含まれるデータ(本実施例では所定の
背景領域上に配置された部品を指す)の表示色をユーザ
が設定する際に、ユーザの設定した色が、入力された感
性条件とどの程度適合するかを、予め定めた評価アルゴ
リズムを用いて数量的に評価する。
【0029】さらに、本発明では、上記評価結果をユー
ザに提示することで、ユーザが自分自身で入力した感性
条件と適合する資料の作成を支援するものである。もち
ろん、上記感性条件の各項目は必須ではないし、他の項
目を設定して、本実施例とは異なる観点から感性条件を
規定することもできる。
【0030】本実施例では、感性条件の各項目400
1、4002、4003、4004の値は、各項目にお
ける選択枝のリストのインデックスの値として主記憶装
置2に送られ、各項目に対応して主記憶装置2上に設け
られた記憶領域である、種類情報格納アドレスADRt
ype、対象客情報格納アドレスADRaudienc
e、雰囲気情報格納アドレスADRtaste、及び、
シート枚数情報格納アドレスADRnumにそれぞれ格
納される。
【0031】なお、以下の説明では、資料の種類400
1は「調査報告」、対象客4002は「サラリーマ
ン」、雰囲気4003は「重厚な」、シートの枚数40
04として「8」をユーザが指定したと想定する。さら
に、これらの指定項目に対応するリストのインデックス
値が、「調査報告」は2、「サラリーマン」は1、「重
厚な」は1であると想定する。
【0032】このような場合、種類情報格納アドレスA
DRtypeに「2」、対象客情報格納アドレスADR
audienceに「1」、雰囲気情報格納アドレスA
DRtasteに「1」、シート枚数情報格納アドレス
ADRnumに「8」が各々格納される。
【0033】シート編成画面4000での入力が終了す
ると、続いて、画面編集プログラム101が起動され、
図5に示すようなシート画面5000がディスプレイイ
ンタフェース10を通じてディスプレイ3に表示され
る。続いて起動される部品入力プログラム110によっ
て、ユーザは、シート画面5000を参照しながら、タ
イトル、本文、表、グラフ、写真等の部品の読み込み及
び配置を行なう(ステップS03)。
【0034】部品のデータは、ディスク16に記憶され
ている、各種部品が格納されている部品データ17から
選択して読み込んでもいいし、キーボード4やスキャナ
9を用いて部品を入力するようにしてもよい。
【0035】入力された部品には、各々、図6に示すよ
うな複数の項目からなる属性6000をもたせる。属性
6000として、部品記号1001、該部品の左上頂点
のディスプレイ3上のX座標1002、同じくY座標1
003、横幅1004、高さ1005、部品の種類を示
すタイプ1006、フォント種類1007、フォントサ
イズ1008、行間値1009、字間値1010、フォ
ントカラー1011、ビットマップデータ長1012、
ビットマップデータ1013、カラー要素数1014、
第1カラー色相1015、第1カラー明度1016、第
1カラー彩度1017、以降、カラー要素数1014に
応じて、第2カラー色相、明度、彩度、…、第Nカラー
色相、明度、彩度の構造を持つ。
【0036】上記各属性の具体的な値は、各部品ごとに
決定され、主記憶装置2にそれぞれ格納される。
【0037】タイプ1006は、部品の入力時にユーザ
が指定するもので、例えば、あらかじめ、図7のように
種類を規定しておき、これらの範囲でユーザに対応づけ
させるようにしてもよいし、各々の部品の入力時の入力
装置や作成エディタの使用時に、その時点で用いられた
装置の種類に応じて自動設定するようにしてもよい。
【0038】ここで、Nはカラー要素数1014であ
り、フォントカラー1011及びビットマップデータ1
013に含まれる色数である。単色の場合は、N=1で
あり、カラー要素数1014には、「1」が格納され
る。
【0039】カラー色相1015は、図8(a)に示す
ように、例えば視覚デザイン研究所編「配色ノート」
(1991.9発行)p.8〜p11に記載されている
ような、可視光線の波長の変化によって形成される色環
を2次元平面上の単位ベクトルとして表現したものであ
る。例えば、(0、−1)は緑色を表す。
【0040】カラー明度1016は、図8(b)に示す
ように、例えば同じく視覚デザイン研究所編「配色ノー
ト」(1991.9発行)p.8〜p11に記載されて
いるような、色の明るさを表す尺度で、黒1から白9ま
でを明るさによって等分した数値で表す。
【0041】カラー彩度1017は、図8(c)に示す
ように、例えば同じく視覚デザイン研究所編「配色ノー
ト」(1991.9発行)p.8〜p11に記載されて
いるような、色の鮮やかさを表す尺度で、無彩色0から
純色14までを鮮やかさによって等分した数値で表す。
【0042】フォントカラー1011及びビットマップ
データ1013に関しては、上記の定義により、色相、
明度、彩度が表現される。
【0043】これら色相、明度、彩度の3属性は、シス
テムのもつカラーパレット、あるいは予めユーザが作成
したカラーパレットを用いる場合には、各パレット色
を、例えば平林雅英「プログラム事典Vol.2」(技
術評論社)に記載されている方法で色相、明度、彩度に
分解した値を用いることができる。
【0044】すなわち、通常のR、G、B信号を、色相
(H)、明度(V)、彩度(C)に、例えば以下の変換
式により変換する。
【0045】Cmax=max(R,G,B) Cmin=min(R,G,B) v=(Cmax+Cmin)/2 ΔC=Cmax−Cmin v<1/2のとき C=ΔC/2V v≧1/2のとき C=ΔC/2V R=Cmaxのとき H=(G−B)/ΔC G=Cmaxのとき H=(B−R)/ΔC B=Cmaxのとき H=(R−G)/ΔC H=H/6 H<0であれば H=H+1 また、ユーザ自身が作成したビットマップパタンで、単
色から構成される場合(カラー要素数N=1)には、該
単色を、やはり上記方法により、色相、明度、彩度に分
解した値を用いることができる。
【0046】一方、複合色から構成される場合(N≧
2)には、例えば、面積の大きい色から順に第1カラ
ー、第2カラー、…、第Nカラーを、各々色相、明度、
彩度に分解した値を用いるようにすればよい。
【0047】部品がテキストから構成される場合、すな
わち、例えば図7のタイプ属性の分類例では、タイプ1
006が「B」、「C」、「D」等である場合には、カ
ラー要素数1014、第1カラー色相1015、第1カ
ラー明度1016、第1カラー彩度1017は、各々、
フォントカラー1011のカラー要素数、色相、明度、
彩度を表わす。
【0048】一方、部品が表、グラフであったり、シー
ト(背景領域)である場合、すなわち、タイプ1006
が「A」、「E」、「F」等である場合には、カラー要
素数1014、第1カラー色相1015、第1カラー明
度1016、第1カラー彩度1017、第2カラー色相
1018、第2カラー明度1019、第2カラー彩度1
020、…は、ビットマップデータ13の各々カラー要
素数、第1カラー色相、第1カラー明度、第1カラー彩
度、第2カラー色相、第2カラー明度、第2カラー彩
度、…を表わす。
【0049】図9に部品の属性例、及び図10に図9の
部品の表示例を示す。図9の例では、部品P1は「タイ
トル」であり、頂点の座標が(300、200)、横幅
500、高さ100である、という属性をもつ。また、
フォント種類は「細明朝体」であり、フォントサイズは
18.5ポイント、行間値12ポイント、字間値3.
6、フォントカラーは赤である。フォントカラーは、シ
ステム固有のカラーコードで表現するものとする。該フ
ォントカラーは、単色で色相(0,1)、明度7、彩度
12の値を持つ。
【0050】部品の入力が終了すると、レイアウト設計
プログラム111が起動され、ユーザの編集操作に応じ
て、前記入力された部品を画面上に配置していく。すな
わち、レイアウト設計プログラム111が起動される
と、キーボード4やマウス7等の入力装置がアクティブ
になり、ユーザは、ある部品をキーボード4中のカーソ
ル移動キーや、ある特定のキーもしくはマウス7等で指
定し(ステップS04)、その後、該部品をキーボード
4中のカーソル移動キーや、ある特定のキーもしくはマ
ウス7等でドラッグするなどして移動させ(ステップS
05)、所望の位置に配置する。
【0051】レイアウト設計プログラム111は、キー
ボード4もしくはマウス7等の移動イベントを検出しな
がら、各部品のもつ属性6000のうち、左上頂点のX
座標1002およびY座標1003の値を、ユーザが配
置し直した、ディスプレイ3上での部品の左上頂点のX
座標およびY座標の値に各々変更する。
【0052】もちろん、マウス7等のポインティングデ
バイスの場合、部品を移動するには、マウス7等のポイ
ンティングデバイスの移動イベントに連動させるだけで
なく、マウス7等のポインティングデバイスのボタンダ
ウンイベントを検出したときの部品の位置としてもよ
い。また、エディタにより、該部品の属性6000の中
で、X座標1002やY座標1003等の値を直接変更
することにより、部品の移動を行なう構成としても良
い。
【0053】次に、レイアウト設計プログラム111の
起動に続いて、配色プログラム112が起動され、前記
入力され配置された部品や、部品が配置されている背景
領域の表示色を設定する。
【0054】配色プログラム112は、本実施例のよう
に、レイアウト設計プログラム111が起動されるのに
続いて起動されるようにするかわりに、例えば、図5に
示すようなシート画面5000上のメニューバーの項目
「編集」5002中に「着色」の項目を設定しておき、
ユーザが該項目をマウス7等のポインティングデバイス
でクリックした場合のクリックイベントを検出して起動
するようにしてもよい。
【0055】もちろん、メニューバーの「着色」項目の
クリックは一例であり、「着色」ボタンを画面に表示
し、マウス7等のポインティングデバイスを用いてクリ
ックしたり、キーボード4中の特定のキーを押下するこ
とによって配色プログラム112が起動されるようにし
てもよい。
【0056】配色プログラム112が起動されると、ユ
ーザは、着色したいオブジェクトとして、背景領域(タ
イプ=「シート」)、もしくはテキストやグラフ等のシ
ート以外のタイプ属性を備える部品を、マウス7等のポ
インティングデバイスでクリックして指定する(ステッ
プS06)。
【0057】例えば、背景領域をクリックした場合、す
なわち前記クリックイベントを検出して、前記クリック
イベントが、図10に示すような部品1101が占める
領域を除く背景領域1102内にあれば、主記憶装置2
上に設けられたアドレスFLGに「0」を格納する。ま
た、テキストやグラフ等の部品をクリックした場合、す
なわち、前記クリックイベントを検出して、前記クリッ
クイベントが、図10に示すような部品領域1101内
にあれば、主記憶装置2上に設けられたアドレスFLG
に「1」を格納する。
【0058】続いて、後述する着色及び配色処理のため
に、着色プログラム121、配色適正度算出プログラム
122、及び、配色適正度表示プログラム123を順次
起動する。
【0059】背景領域1102および部品領域1101
の着色においては、例えば、予めシステムに複数の着色
された色彩パタンをビットマップデータファイルとして
保持させておき、ユーザにこれらの色彩パタンのファイ
ルのリストを提示し、該リストの中から所望のパタンを
選択させる方法や、同じくシステムに複数の着色された
色彩パタンをビットマップデータとして保持させてお
き、カラーパレットとしてユーザに提示し、該カラーパ
レットのカラーパタンの中の所望の色を指定させる方法
等を用いることができる。
【0060】本実施例では、ステップS06で指定され
たオブジェクトが、背景領域1102か、または、それ
以外のタイプ属性を有する部品1101かの判定を、主
記憶装置2上のアドレスFLGの値に基づいて行う(ス
テップS07)。さらに、着色プログラム121を起動
して、図10に示すような、予めユーザが設定した色彩
パタンのビットマップデータファイルやシステムプログ
ラムに組み込まれたビットマップデータファイルのリス
ト1103、あるいは、図11に示すようなカラーパレ
ット1104を表示する(ステップS08)。
【0061】ビットマップデータファイルリスト110
3およびカラーパレット1104の表示は、着色プログ
ラム121の起動直後に自動的に両者を表示するように
しても良い。また、例えば、シート画面5000上のメ
ニューバーの項目「ファイル」5001中に「ビットマ
ップファイル」の項目を設定しておき、ユーザが該項目
をマウス7等のポインティングデバイスでクリックして
場合の、該クリックイベントを検出して前記ビットマッ
プデータファイルリスト1103を表示するか、また
は、同様に、メニューバーの項目「ファイル」5001
中に「カラーパレット」の項目を設定しておき、ユーザ
が該項目を指定した後に、カラーパレット1104を表
示する構成としてもよい。
【0062】もちろん、メニューバーの「ビットマップ
ファイル」や「カラーパレット」項目のクリックは一例
であり、その他に、「ビットマップファイル」や「カラ
ーパレット」ボタンを画面に表示し、マウス7等のポイ
ンティングデバイスを用いてクリックしたり、キーボー
ド4中の特定のキーを押下することによって前記ビット
マップデータファイルリスト1103やカラーパレット
1104が表示されるような構成としてもよい。
【0063】ビットマップデータファイル1103のリ
ストを表示する場合は、キーボード4によりファイル名
を入力させたり、リスト上の所望のデータファイルの位
置までキーボード4もしくはマウス7等のポインティン
グデバイスを用いてカーソルを移動させることにより、
ビットマップデータファイルの指定を行なう。また、カ
ラーパレット1104を表示する場合は、ユーザによ
り、マウス7等のポインティングデバイスを用いて所望
のカラーのパレットの指定が行なわれる。
【0064】このときに、主記憶装置2上のアドレスF
LGの値に基づいてのステップS07での判定により、
ユーザの指定領域が背景領域1102である場合には、
背景領域1102を、ユーザにより指定された色彩で着
色する(ステップS09)。
【0065】続いて、配色適正度算出プログラム122
により、ステップS09で着色した色が、ステップS0
2でユーザが入力した雰囲気等の感性条件に対して、適
合しているかどうかという着色適正度を算出して表示す
る(ステップS10)。
【0066】ここで、着色された色が単色つまりカラー
要素数1014の値が1である場合(N=1)、ステッ
プS09でユーザにより着色された領域Px(ここでは
背景領域1102)のカラーの色相1015(hx)、
明度1016(vx)、彩度1017(cx)の値から、
予め設定されている適正度評価関数F(Px)を用い
て、着色適正度を算出する。
【0067】適正度評価関数F(Px)は、予め設定さ
れ、着色適正度評価関数テーブル14(図1参照)に格
納されている。着色適正度評価関数テーブル14のデー
タ構造は、例えば図12に示すような構造を備えてい
る。着色適正度評価関数テーブル14での、雰囲気イン
デクス3001は、ステップS05で格納した雰囲気情
報格納アドレスADRtasteの値に対応している。
各適正度評価関数3002の具体的形態は、雰囲気イン
デクス3001の値を介して対応している、雰囲気40
03(図4参照)が実現されるような色に対して、高い
評価値が算出されるように設定されている。
【0068】本実施例では、雰囲気インデクス3001
を用い、感性条件の1項目である雰囲気4003に応じ
て、適正度評価関数3002の具体的形態を選択する構
成としたが、本発明における適正度評価関数3002の
設定方法はこれに限定されるものではない。例えば、雰
囲気インデクス3001の代わりに、感性条件に含まれ
る全ての項目から総合的にインデクスを決定し、該イン
デクスに対応して適正度評価関数の具体的形態を設定す
る構成としても良い。
【0069】図3のステップS10では、雰囲気インデ
クス3001が指定されると、例えば図13のフローチ
ャートに示すような手順に従い、雰囲気インデクス30
01の指定された値に対応する適正度評価関数3002
が読み出され(ステップS30)、読み出された適正度
評価関数3002に基づいて、適正度が算出される(ス
テップS31)。
【0070】例えば、本実施例では、選択された雰囲気
4003は「重厚な」であるため、雰囲気情報格納アド
レスADRtasteの値は「1」であり、対応する次
式が読み出され、「重厚な」雰囲気を実現するという観
点における着色適正度が算出される。
【0071】 F(Px)=αf1(Px)+βf2(Px)+γf3(Px) f1(Px)=1−w・hx w=(1/√2、1/√2) f2(Px)=−|3−vx| f3(Px)=−|8−cx| ここで、w・hxはw、hxの内積を表す。また、α、
β、γは重み付けのための定数である。同式では、算出
された着色適正度の値が大きいほど、領域Pxの色と、
ステップS02で入力された感性条件の1つである雰囲
気との適正度が高いことを示す。上式は適正度評価関数
の一例であり、着色の適正度を表す評価式であればその
形態を任意に設定することができる。
【0072】例えば、図14に示すような属性6000
を有する、シートP0の着色適正度は、α=20、β=
1、γ=1とすると、 F(P0)=20・(1−(1/√2・(−0.5)+1/√2・0.866)) +(−|3−8|)+(−|8−13|) =15−5−5=5 となる。
【0073】なお、ビットマップデータが単色でないと
き、すなわち領域Pxのカラー要素数1014の値が
「N」(N≧2)のときは、上述の適正度評価関数F
(Px)の代わりに、例えば、次式を用いることができ
る。
【0074】 F(Px)=λ1F1(Px)+λ2F2(Px)+…+λNFN(Px) ただし、 F1(Px)=α1f1(Px1)+β1f2(Px1)+γ1f3(Px1) F2(Px)=α2f1(Px2)+β2f2(Px2)+γ2f3(Px2) : FN(Px)=αNf1(PxN)+βNf2(PxN)+γNf3(PxN) ここで、 f1(Pxi)=1−w・hxi w=(1/√2、1/√2) f2(Pxi)=−|3−vxi| f3(Pxi)=−|8−cxi| である。また、w・hxiはw、hxiの内積、λ1、λ2
…λN、αi、βi、γiは重み付けのための定数である。
また、hx1は第1カラー色相1015、hx2は第2カラ
ー色相1018、…、vx1は第1カラー明度1016、
x2は第2カラー明度1019、…、cx1は第1カラー
彩度1017、cx2は第2カラー彩度1020、…であ
る。上式は適正度評価関数の一例であり、複合色背景領
域の着色の適正度を表す評価式であれば、その形態は任
意に設定することができる。
【0075】以上のように着色の適正度の算出が行なわ
れる毎に、配色適正度表示プログラム122により、図
15に示すように、ディスプレイ3上に予め設けられた
適正度表示領域1100に、算出された適正度の値を数
値で表示する(図13のステップS32)。ここで、数
値としては、適正度の値を直接用いても、また、設定さ
れた適正度評価関数の最大値に応じてパーセント表示し
ても良い。
【0076】算出された適正度の値は、また、図16に
示すようにゲージ1200を用いて絵表示してもよい
し、また、ある閾値で分類し、その分類結果に応じてパ
タンを対応させたアイコン、例えば、信号機パタン(青
色、黄色、赤色)、顔パタン(笑顔、泣き顔、…)等に
より絵表示する構成としても良い。
【0077】また、上記のように視覚的に表示するので
なく、算出された適正度の値をある閾値で分類し、該分
類結果に応じて音色を変えたビープ音や、該分類結果に
応じて発話内容を変えた音声パタンにより、音響出力す
る構成としても良い。また、上記の視覚的表示と音声出
力とを組み合せて、適正度の値をユーザに告知する構成
としても良い。
【0078】ところで、上記の背景領域の着色に関する
適正度表示の際に、なぜそのような評価となるのかをユ
ーザが知りたい場合がある。本実施例では、そのような
ユーザの要求に対応して、着色適正度の算出及び表示
(図3のステップS10)と共に、、ユーザの要求に応
じて算出された適正度に関するコメントを表示するステ
ップ(図3のステップS11)を設ける。このコメント
表示ステップの詳細については、当該ステップと同様な
処理である、ステップS16とあわせて後に説明する。
【0079】次に、図3のステップS12では、カラー
パタンを変更するかどうかの指示に対応する、キーボー
ド4やマウス7等の入力装置でのイベントを検出して、
変更を行なうかどうかの判定を行なう。カラーパタンを
変更する指示に対応するイベントが検出された場合に
は、ステップS08へ戻り、着色処理を繰り返す。
【0080】本実施例では、この構成により、ユーザ
が、ステップS10、S11で行なわれた種々の方法に
より告知された適正度の結果を参考にしながら、背景領
域1102の色彩を決定することを支援する。
【0081】ステップS12で変更を指示しない場合に
は、背景領域1102(シート)の色彩が決定される。
ここで、ビットマップデータファイルのリスト表示の場
合は、該シートのビットマップデータ長1012以降の
ビットマップ属性を、該ビットマップデータに書換え、
これをこの時点でのシートの属性値として格納する。ま
た、カラーパレット表示の場合は、該シートのビットマ
ップデータ長1012以降のビットマップ属性を、該指
定されたパレットに対応するカラーコードのビットマッ
プに書換え、これをこの時点での属性値として格納す
る。以上の手順により、例えば、図14に示すようなシ
ートの属性が得られる。
【0082】本実施例では、背景領域1102に対応す
る部品であるシートの属性を、図3のステップS12の
後で最終的に決定していたが、例えば、部品のX、Y座
標値と同様に、ユーザの操作に対応して順次変更される
属性の各値を順次格納する構成としても良い。
【0083】次に、図3のステップ18では、着色処理
を終了するかどうかの指示に対応する、キーボード4や
マウス7等の入力装置でのイベントを検出して、着色処
理を終了するかどうかを判断する。
【0084】本実施例では、背景領域1102の着色処
理の後に、ユーザが部品1101を選択してその色彩の
決定する場合、すなわち、ステップS18では、ユーザ
が着色処理の終了を指示せず、ステップS06へ戻り、
部品1101の選択を行なう場合について説明する。
【0085】図3のステップS06で部品1101の選
択が行なわれると、ステップS07を通り、上述したス
テップS08〜S12と同様なステップS13〜S17
を実行して、指定された部品1101の色彩が決定され
る。
【0086】すなわち、ステップS13、S14では、
上述したステップS08、S09と同様に、複数の着色
された色彩パタンをビットマップデータとして予めシス
テムに保持させておき、各データに対応するカラーパレ
ットとしてユーザに提示し、該カラーパレットのカラー
パタンの中の所望のパタンをユーザに指定させることに
より、部品1101を色彩を設定する。
【0087】次に、ステップS15では、配色適正度算
出プログラム122により部品1101の配色適正度、
すなわち、背景領域1102にすでに着色された色彩に
対して、ここで着色した部品1101の色彩が適合して
いるかという度合いを、図17のフローチャートに示す
手順に従い、算出して表示する。
【0088】すなわち、ディスク16に格納されている
配色適正度評価関数15(図1参照)を読み出し(図1
7のステップS40)、背景領域Pxのカラーの色相h
x、明度vx、彩度cxの値と、部品Pyのカラーの色相
y、明度vy、彩度cyの値とから、配色適正度評価関
数15(以下では配色適正度評価関数F(Px,Py)
と呼ぶ)を用いて、背景領域Pxのカラーに対する部品
Pyのカラーの配色適正度を算出する(ステップS4
1)。
【0089】配色適正度評価関数F(Px,Py)とし
ては、例えば、次式を予め設定しておき、用いることが
できる。
【0090】 F(Px,Py)=αf1(Px,Py)+βf2(Px,Py) +γf3(Px,Py) f1(Px,Py)=(1−hx・hy) f2(Px,Py)=|vx−vy| f3(Px,Py)=|cx−cy| ここで、hx・hyはhx、hyの内積を表す。また、α、
β、γは重み付けのための定数である。同式では、配色
適正度の値が大きいほど、背景領域Pxと部品Pyとの
カラー間の適合性が高いことを示す。なお、上式は評価
関数の一例であり、配色の適正度を表す評価式であれ
ば、その他の形態でも任意に設定することができる。
【0091】上記配色適正度評価関数F(Px,Py)
を用いた場合、例えば、図14に示すような属性を有す
るシートP0のビットマップカラーと、図9に示すよう
な属性を有する部品P1のフォントカラーとの間の配色
適正度は、α=1、β=1、γ=1として、 F(P0,P1) =1−(0,1)・(−0.5,0.866)+|7−8|+|12−13| =1−0.866+1+1=2.134 となる。
【0092】また、ビットマップデータが単色でないと
き、すなわちPxのカラー要素数1014の値が「N」
(N≧2)のときは、適正度評価関数F(Px,Py)
として、例えば、次式を用いることができる。
【0093】 F(Px,Py)=λ1f1(Px,Py)+λ2f2(Px,Py) + … +λNfN(Px,Py) ただし、 f1(Px,Py) =α(1−hx1・hy)+β|vx1−vy|+γ|cx1−cy| f2(Px,Py) =α(1−hx2・hy)+β|vx2−vy|+γ|cx2−cy| : fN(Px,Py) =α(1−hxN・hy)+β|vxN−vy|+γ|cxN−cy| ここで、hx・hyはhx、hyの内積、λ1、λ2、…
λN、α、β、γは重み付けのための定数である。上式
は評価関数の一例であり、部品と複合色背景領域の配色
の適正度を表す評価式であればその形態は任意に設定す
ることができる。また、部品が複合色で着色される場合
も、上記と同様の方法で配色適正度を算出することがで
きる。
【0094】次に、算出された配色適正度の値を、配色
適正度表示プログラム123により、ディスプレイ3上
に表示する(図17のステップS42)。具体的には、
例えば図15のようにディスプレイ3上に設けられた配
色適正度表示領域1100に表示するか、または、図1
6のようにゲージ1200を用いて絵表示してもよい。
【0095】また、算出された配色適正度の値を、予め
設定した閾値で分類し、その分類結果に応じてパタンを
対応させたアイコン、例えば、信号機パタン(青色、黄
色、赤色)、顔パタン(笑顔、泣き顔、…)等により絵
表示する構成としても良い。
【0096】また、視覚的表示だけでなく、算出された
配色適正度の値を、予め設定した閾値で分類し、該分類
結果に応じて音色を変えたビープ音や、該分類結果に応
じて発話内容を変えた音声パタンにより、音響出力する
構成としても良い。
【0097】さらに、配色適正度評価関数において、評
価の方法として、視覚上美的に見える配色を評価するだ
けでなく、その他にも、例えば、視認性の良い配色の度
合いを評価することが可能な形態の関数を、設定してお
く構成としても良い。
【0098】例えば、色相ができるだけ離れた配色の場
合には視認性が良いということから、センスよりも視認
性がいいかどうかを評価する視認的適正度は、以下の式
により評価することができる。
【0099】f1(Px,Py)=1−hx・hy また、色相が近い方がまとまった感じとなるということ
から、配色のセンスの良さを評価する美的適正度は、以
下の式を用いて評価することができる。
【0100】 f1(Px,Py)=√3(hx・hy)/2 +√(1−(hx・hy)2)/2 このような場合、ディスプレイ3上の配色適正度表示領
域1100は、図18に示すように、美的適正度130
1および視認的適正度1302に分けて表示をする。配
色適正度評価関数は、その他にも、例えば、ある特定の
画家やデザイナー等に特徴的な配色を尺度に用いるよう
に構成してもよい。
【0101】次に、図3のステップ16では、上記配色
適正度表示の際に、なぜそのような評価となるのかをユ
ーザが知りたい場合に備えて、配色適正度に関するコメ
ントをユーザの要求に応じて表示する。このコメント表
示のステップは、例えば図19のフローチャートの処理
手順に従い実行される。
【0102】すなわち、配色適正度が表示された後に、
ユーザが、例えば図18に示すようなシート画面500
0中のメニューバー中の「コメント」5005メニュー
をマウス7等のポインティングデバイスを用いてクリッ
クした場合のクリックイベントを検出して(図19のス
テップS50)、配色コメント表示プログラム124を
起動する(ステップS51)。
【0103】もちろん、メニューバー中の「コメント」
5005メニューのクリックは一例であり、「コメン
ト」ボタンを画面に表示し、マウス7等のポインティン
グデバイスを用いてクリックしたり、キーボード4中の
特定のキーを押下することによって配色コメント表示プ
ログラム124が起動される構成としても良い。
【0104】配色コメント表示プログラム124が起動
されると、配色適正度評価関数15が読み出され、当該
配色適正度評価関数により、f1(Px,Py)、f2
(Px,Py)、f3(Px,Py)の各々の値が算出
される。さらに、それぞれの算出結果は、それぞれの算
出結果に対応して予め設定されている閾値δ1、δ2、
δ3と比較され、その比較結果に応じて、以下のように
配色コメントのアドレスadrを決定する(ステップS
52〜S57)。
【0105】 f1(Px,Py)<δ1 ならば adr=adr1(S52、S53) f2(Px,Py)<δ2 ならば adr=adr2(S54、S55) f3(Px,Py)<δ3 ならば adr=adr3(S56、S57) ここで、δ1、δ2、δ3は定数である。
【0106】一方、ディスク16に記憶されている配色
コメントデータ13は、例えば図20に示すように、上
述した処理により値が決定されるアドレス2001、及
びアドレス2001の各値に対応するコメント2002
よりなる構造をもっている。コメント2002には、例
えば、同図のように、例えば、適正度が悪いと判断され
た理由等をテキストとして、各々個別のアドレス200
1を割当て格納しておく。
【0107】アドレスadrが決定されると、配色コメ
ントデータ13中のアドレス2001の値に対応するコ
メント2002を読み出し(図19のステップS5
8)、図21に示すように、シート画面5000上の所
定の領域2003に、テキスト表示する(ステップS5
9)。
【0108】また、色相、明度、彩度のそれぞれに関し
てコメントを表示する構成としても良い。このような場
合には、図19のステップS53に続いて、配色コメン
ト13中のアドレスadrに対応するコメント2002
を読み出し表示してステップS54に移り、ステップS
55に続いて配色コメント13中のアドレスadrに対
応するコメント2002を読み出し表示してステップS
56に移り、ステップS57に続いて配色コメント13
中のアドレスadrに対応するコメント2002を読み
出し表示してステップS58に移る構成とする。
【0109】また、ステップS52の直前のadr値と
して、「adr0」を格納しておき、さらに、配色コメ
ント13中のアドレスadr0に対応するコメント20
02に例えば「配色には問題なし」なるテキストを格納
しておき、表示する構成としても良い。
【0110】また、上記のように選択されたコメント2
002の内容を、音声出力する構成としても良い。その
場合は、例えば、上記配色コメントデータ13中のアド
レス2001より、adrの値に対応するアドレスに格
納されているコメント2002のテキストデータを読み
だし、該テキストデータを合成音声に変換する。あるい
は、予めコメントの内容を音声録音し、該音声データ
を、例えば斎藤、中田「音声情報処理の基礎」(オーム
社)p.171〜p.176記載のような、周知の音声
LSIを用いてROMに記憶させておいて、adrの値
に対応するアドレスで読み出し、出力するようにしても
よい。
【0111】また、コメント2002の内容を、その内
容に対応した静止画像、アイコン、動画像で表示させる
構成としても良い。静止画像表示の場合は、配色コメン
トデータ13をテキストではなくビットマップデータと
して保持しておく。ビットマップデータの内容は、コメ
ントに対応した静止画像やアイコンにしておけばよい。
動画像の場合は、配色コメントデータ13をビットマッ
プデータの時系列として保持しておく。ビットマップデ
ータの内容は、コメントの内容に対応した画像にしてお
けばよい。
【0112】なお、背景領域1102の着色の場合(図
3のステップS11)でも、上述した方法と同様な方法
で、着色適正度に関するコメントを提示することができ
る。
【0113】この場合には、着色適正度評価関数テーブ
ル14に格納されている着色適正度評価関数を読みだ
し、図19のフローチャートのステップS52、S5
4、S56において、当該着色適正度評価関数Fのf1
(Px)、f2(Px)、f3(Px)の各々の値をそ
れぞれの閾値δ’1、δ’2、δ’3と比較し、その結
果に応じて以下のようにコメントのアドレスadrが決
定される構成とする。
【0114】 f1(Px)<δ’1 ならば adr=adr1 f2(Px)<δ’2 ならば adr=adr2 f3(Px)<δ’3 ならば adr=adr3 ここで、δ’1、δ’2、δ’3は定数である。
【0115】本実施例では、上述の図3のステップS1
6の後に、カラーパタンをさらに変更するかどうかの指
示に対応する、キーボード4やマウス7等の入力装置で
のイベントを検出するステップ(ステップS17)を設
け、ユーザが、ステップS15、S16で行なわれた種
々の方法により告知された適正度の結果を参考にしなが
ら、部品1101の色彩を決定することを支援する。
【0116】図3のステップS17で変更を指示しない
場合には、部品1101の色彩が決定される。ここで、
ビットマップデータファイルのリスト表示の場合は、該
部品のビットマップデータ長1012以降のビットマッ
プ属性を、該ビットマップデータに書換える。また、カ
ラーパレット表示の場合は、該部品のビットマップデー
タ長1012以降のビットマップ属性を、該指定された
パレットに対応するカラーコードのビットマップに書換
え、これを属性値とする。以上の手順により、例えば、
図9に示すようなタイトル1101の属性が得られる。
【0117】本実施例によれば、ユーザが入力した雰囲
気などの感性条件に応じて、ユーザが着色あるいは配色
した電子多色資料の背景、文字、グラフ等の部品を、予
め設定した美観や視認性の面からの適正度を自動評価す
ることができる。
【0118】さらに、本実施例によれば、求めた評価結
果を、数値表示、絵表示、量表示、音提示、音声提示等
の様々な告知手段によりユーザに告知することができる
ため、ユーザが、着色および配色の適正度を一目で把握
することができる。また、ユーザの要求に応じて、上記
評価結果に対するコメントを提示することができるた
め、ユーザは着色や配色に関する知識を学習することが
できる。
【0119】よって、本実施例によれば、プレゼンテー
ションや多色資料作成に不慣れなユーザであっても、ス
ムーズに高品質な電子多色資料を作成することができ
る。
【0120】本実施例では、図3のステップS08、S
13に示すように、予め設定されていた選択可能なすべ
てのカラーパレットまたはビットマップデータファイル
のリストを表示する構成としていたが、この代わりに、
ユーザの要求に応じて、適正な着色や配色が行なえるよ
うな色彩候補だけを提示するステップを設ける構成とし
ても良い。
【0121】ユーザが背景領域Pxを着色する場合にお
いて、適正な着色が行なえる色彩候補を提示する処理に
ついて、図22のフローチャートを用いて説明する。
【0122】背景領域Pxを、図3のステップS02に
おいてユーザが入力した雰囲気に適合した色彩で着色す
るために、例えば図21に示すようなシート画面500
0上のメニューバー中の「推奨カラー」5006メニュ
ーを設けておき、これをユーザがマウス7等のポインテ
ィングデバイスを用いてクリックした場合のクリックイ
ベントを検出して、適正色彩候補提示プログラム125
を起動する(ステップS60)。
【0123】もちろん、メニューバー中の「推奨カラ
ー」5006メニューのクリックは一例であり、「推奨
カラー」ボタンを画面に表示し、マウス7等のポインテ
ィングデバイスを用いてクリックしたり、キーボード4
中の特定のキーを押下することによって適正色彩候補提
示プログラム125を起動する構成としてもよい。
【0124】適正色彩候補提示プログラム125が起動
されると、カラーパレットを表示するが、該カラーパレ
ット中の全カラーパタンを表示するわけではなく、該カ
ラーパレット中の各カラーパタンQi(i=1〜n、n
はカラーパレット中のカラーパタン数)の着色適正度を
順次算出し、着色適正度の値の高いカラーパタンのみ
を、図23に示すように表示する。
【0125】すなわち、最初、色彩パタンを除去したパ
レットの輪郭のみを表示し(図22のステップS6
1)、背景領域Pxを着色する場合、つまり主記憶装置
2上のアドレスFLGの値を読み出し該値が「0」の場
合には、Qiの色相hi、明度vi、彩度ciに対して、
着色適正度評価関数F(Qi)を設定する。
【0126】着色適正度評価関数F(Qi)は、予め設
定され、図1の着色適正度評価関数テーブル14に格納
されているものである。先に述べた方法と同様に(図3
のステップS10参照)、着色適正度評価関数テーブル
14中の雰囲気インデクスを指定し、評価関数3002
を読み出す(図22のステップS63)。例えば、上記
実施例では、ユーザに入力された雰囲気4003は「重
厚な」雰囲気であるため、雰囲気情報格納アドレスAD
Rtasteの値は「1」であり、対応する次式が読み
出され設定される。
【0127】 F(Qi)=αf1(Qi)+βf2(Qi)+γf3(Qi) f1(Qi)=1−w・hx w=(1/√2、1/√2) f2(Qi)=−|3−vx| f3(Qi)=−|8−cx| ここで、w・hxはw、hxの内積を表す。また、α、
β、γは重み付けのための定数である。同式では、着色
適正度の値が大きいほどQiのカラー適正度が高いこと
を示す。上式は評価関数の一例であり、着色の適正度を
表す評価式であればその形態は任意に設定することがで
きる。
【0128】i=1〜nに対して、着色適正度評価関数
F(Qi)の値を順次算出し(ステップS66)、F
(Qi)>δ(δは定数)であれば、Qiを適正色彩候
補として、該Qiに対応するカラーパタンを、すでに表
示されているパレット輪郭内に表示する(ステップS6
8)。F(Qi)≦δとなるようなQiに対応するカラ
ーパタンは、カラーパレット輪郭に表示しない。
【0129】ユーザは、このようにして表示されたカラ
ーパレットから色彩を選択(図3のステップS09)す
ることにより、所望の雰囲気に適合した着色を、よりス
ムーズに高品質に行なうことができる。
【0130】また、部品Pyの配色を行なう場合につい
て、図24のフローチャートを用いて説明する。
【0131】すでに着色された背景領域Pxの色彩と整
合性のよい色彩で、部品Py配色するために、上記図2
2の手順中の着色適正度評価関数を設定するステップS
63の代わりに、配色適正度評価関数15を読み出し、
カラーパレット中の各カラーパタンQi(i=1〜n、
nはカラーパレット中のカラーパタン数)と、背景領域
Pxの色彩との間の配色適正度を順次算出し、配色適正
度の値の高いカラーパタンのみを表示する。
【0132】すなわち、例えば図21に示すようなシー
ト画面5000上のメニューバー中の「推奨カラー」5
006メニューを設けておき、これをユーザがマウス7
等のポインティングデバイスを用いてクリックした場合
の、クリックイベントを検出して、適正色彩候補提示プ
ログラム125を起動する(図24のステップS7
0)。
【0133】適正色彩候補提示プログラム125が起動
されると、最初、カラーパレットのパレット輪郭だけを
表示すると共に(ステップS71)、主記憶装置2上の
アドレスFLGの値の値から部品Pyの着色かどうかが
判断され、部品Pyの着色の場合には、Qiの色相
i、明度vi、彩度ciと、背景領域Pxの属性中の色
相hx、明度vx、彩度cxに対して、配色適正度評価関
数15が設定される。
【0134】配色適正度評価関数F(Px,Qi)は、
ディスク16から配色適正度評価関数15を読み出すこ
とによって設定される(ステップS73)。上記実施例
の場合には、例えば次式のような配色適正度評価関数が
読み出され設定される。
【0135】 F(Px,Py)=αf1(Px,Py)+βf2(Px,Py) +γf3(Px,Py) f1(Px,Py)=(1−hx・hy) f2(Px,Py)=|vx−vy| f3(Px,Py)=|cx−cy| ここで、hx・hiは、hx、hiの内積を表す。また、
α、β、γは重み付けのための定数である。もちろん、
上式は一例であり、配色の適正度を表す評価式であれば
その形態は任意に設定することができる。例えば、上述
したように、美観適正度を尺度としてもよいし、あるい
は視認的適正度を尺度としてもよい。その他、ある特定
の画家やデザイナーに特徴的な配色の尺度を用いて構成
することもできる。
【0136】i=1〜nに対してF(Px,Qi)を順
次算出し(ステップS75)、F(Px,Qi)>δ
(δは定数)であれば、Qiを適正色彩候補として、該
Qiに対応するカラーパタンを、すでに表示されている
パレット輪郭内に表示する(ステップS78)。また、
F(Px,Qi)≦δとなるようなQiは、カラーパレ
ットに表示しない。
【0137】ユーザは、以上のようにして選択的に表示
されたカラーパレットから色彩を選択することにより、
背景色に適合した部品の配色を、よりスムーズに高品質
に行なうことができる。
【0138】以上のような構成によれば、ユーザが入力
した雰囲気などの感性条件に対し、適正な着色および配
色となるような色彩を、ユーザの要求に応じて、推奨カ
ラーパレットとして提示するので、プレゼンテーション
や多色資料作成に不慣れなユーザであっても、よりスム
ーズに電子多色資料の作成を支援することができる。
【0139】上記実施例では、背景と部品との配色を例
にあげて説明したが、配色処理としてはこの組合せに限
定されるものではなく、背景領域以外の部品と部品との
組合せに対する配色に関しても、上記実施例と同様に、
本発明を適用することができる。
【0140】また、上記実施例では、プレゼンテーショ
ン資料などの資料の作成支援システムに、本発明の対話
型配色支援方法を適用した例を説明したが、本発明を適
用できるシステムは、これに限定されるものではない。
例えば、図形等を電子的に生成し編集する図形編集シス
テムや、表計算の結果やデータベースを用いての処理結
果を所定のフォーマットで表示することが可能なシステ
ムにおける、表示画面上での着色や配色にも、同様に適
用することができる。
【0141】
【発明の効果】本発明によれば、電子多色資料の作成に
不慣れなユーザであっても、表示画面上に表示されるデ
ータの表示色を、よりスムーズに高品質に設定すること
ができる、対話型配色支援方法及びそれを用いた配色支
援装置を提供することが可能となる。
【0142】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を表す構成ブロック図であ
る。
【図2】資料作成プログラムのモジュール構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1の実施例の処理の流れを示す説明図であ
る。
【図4】シート編成画面の一例を示す説明図である。
【図5】第1シート画面の例を示す説明図である。
【図6】部品のもつ属性構造を示す説明図である。
【図7】タイプ属性の種類を示す説明図である。
【図8】図8(a)は色相を示す説明図である。図8
(b)は明度を示す説明図である。図8(c)は彩度を
示す説明図である。
【図9】部品P1のもつ属性の例を示す説明図である。
【図10】ビットマップファイルリストを表示する例を
示す説明図である。
【図11】カラーパレットの表示例を示す説明図であ
る。
【図12】着色適正度評価関数テーブル14の構造を示
す図である。
【図13】着色適正度の算出処理例を示すフローチャー
トである。
【図14】背景領域P0のもつ属性の例を示す説明図で
ある。
【図15】適正度を数値表示する例を示す説明図であ
る。
【図16】適正度をゲージ表示する例を示す説明図であ
る。
【図17】配色適正度の算出処理例を示すフローチャー
トである。
【図18】配色適正度を複数の種類に分けて表示する例
を示す説明図である。
【図19】コメント表示の処理例を示すフローチャート
である。
【図20】配色コメントデータの例を示す説明図であ
る。
【図21】配色コメント表示の例を示す説明図である。
【図22】推奨カラーの提示処理例を示すフローチャー
トである。
【図23】色彩候補のカラーパレットの表示例を示す説
明図である。
【図24】推奨カラーの提示処理の他の例を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1…中央演算処理装置、2…主記憶装置、3…ディスプ
レイ、4…キーボード、5…キーボードインタフェー
ス、6…マウスインタフェース、7…マウス、8…スキ
ャナインタフェース、9…スキャナ、10…ディスプレ
イインタフェース、11…システムプログラム、12…
資料作成プログラム、13…配色コメントデータ、14
…着色適正度評価関数テーブル、15…配色適正度評価
関数、16…ディスク、17…部品データ。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面上に表示する複数のデータの表示
    色を、ユーザの色選択操作に応じてそれぞれ決定する配
    色支援方法において、 前記複数のデータのうちの2つのデータについてユーザ
    が選択した2つの表示色の適合の度合いを示す配色適正
    度を、予め定めた配色適正度算出アルゴリズムにより数
    量的に算出する適正度算出ステップと、 前記算出結果をユーザに告知する告知ステップとを有す
    ることを特徴とする配色支援方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 ユーザが表示色を選択した前記2つのデータのうち、一
    方のデータは前記表示画面上の背景領域であり、他方の
    データは当該背景領域上に配置されるオブジェクトであ
    ることを特徴とする配色支援方法。
  3. 【請求項3】表示画面上に表示するデータの表示色を、
    ユーザの色選択操作に応じてそれぞれ決定する配色支援
    方法において、 ユーザが入力する、ユーザの所望する視覚的効果を規定
    する感性条件を受け付ける条件入力ステップと、 前記入力された感性条件に応じて、当該感性条件とユー
    ザが選択した前記データの表示色との適合の度合いを示
    す着色適正度を算出するための着色適正度算出アルゴリ
    ズムを設定するアルゴリズム設定ステップと、 前記設定された着色適正度算出アルゴリズムにより、前
    記着色適正度を数量的に算出する適正度算出ステップ
    と、 前記算出結果をユーザに告知する告知ステップとを有す
    ることを特徴とする配色支援方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップの算出
    結果を、当該算出結果に対応する数値を用いて、前記表
    示画面上に表示することを特徴とする配色支援方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップの算出
    結果を、当該算出結果に応じた量変化を示すゲージを用
    いて、前記表示画面上に表示することを特徴とする配色
    支援方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記表示画面上に所定の面積の
    告知領域を設け、前記告知領域中の前記適正度算出ステ
    ップの算出結果に応じた面積を、前記告知領域中の残り
    の面積と識別できるように、前記表示画面上に表示する
    ことを特徴とする配色支援方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップの算出
    結果に応じて、予め設定されている複数の表示パタンの
    うちの1つを選択し、当該選択した表示パタンを前記表
    示画面上に表示することを特徴とする配色支援方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記告知ステップでは、前記複数の表示パタンとして、
    互いに異なる形態を有する、複数のアイコンを用いるこ
    とを特徴とする配色支援方法。
  9. 【請求項9】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップの算出
    結果に応じて、予め設定されている複数の音色のうちの
    1つを選択し、当該選択した1つの音色を出力すること
    を特徴とする配色支援方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップの算出
    結果に応じて、予め設定されている複数の発声内容のう
    ちの1つを選択し、当該選択した1つの発声内容を音声
    を用いて出力することを特徴とする配色支援方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記適正度算出ステップの算出結果に応じて、予め設定
    されている複数のコメントデータのうちの1つを選択
    し、当該選択した1つのコメントデータをユーザに告知
    するコメント告知ステップをさらに有することを特徴と
    する配色支援方法。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記コメント告知ステップで告知するコメントデータ
    は、その内容が前記適正度算出ステップの算出結果に応
    じて設定されている、テキストデータ、音声データ、静
    止画データ、及び動画データのうち、いずれか1つであ
    ることを特徴とする配色支援方法。
  13. 【請求項13】請求項1において、さらに、 前記複数のデータのうちの、ユーザが選択した1つのデ
    ータについての表示色と、他のデータの表示色として表
    示が可能な複数の色のそれぞれとの前記配色適正度を、
    前記予め定めた配色適正度算出アルゴリズムによりそれ
    ぞれ算出する第2の適正度算出ステップと、 前記第2の適正度算出ステップで算出された配色適正度
    の値のうち、予め設定したしきい値よりも大となる値が
    得られた色のみを、前記1つのデータ以外のデータの表
    示色の候補として、前記表示画面上に表示する適正色彩
    候補表示ステップとを有することを特徴とする配色支援
    方法。
  14. 【請求項14】請求項3において、さらに、 前記条件入力ステップで入力された感性条件と、データ
    の表示色として表示が可能な複数の色のそれぞれとの前
    記着色適正度を、前記設定された着色適正度算出アルゴ
    リズムによりそれぞれ算出する第2の適正度算出ステッ
    プと、 前記第2の適正度算出ステップで算出された着色適正度
    の値のうち、予め設定したしきい値よりも大となる値が
    得られた色のみを、データの表示色の候補として、前記
    表示画面上に表示する適正色彩候補表示ステップとを有
    することを特徴とする配色支援方法。
  15. 【請求項15】請求項1において、 前記適正度算出ステップでは、互いに異なる複数の評価
    アルゴリズムにより、ユーザが選択した前記2つの表示
    色の適合の度合いをそれぞれ評価するものであり、 前記告知ステップでは、前記複数の評価アルゴリズムに
    よる評価結果をそれぞれ告知することを特徴とする配色
    支援方法。
  16. 【請求項16】請求項3において、 前記アルゴリズム設定ステップでは、前記入力された感
    性条件に応じて、互いに異なる複数の評価アルゴリズム
    を設定するものであり、 前記適正度算出ステップでは、前記複数の評価アルゴリ
    ズムにより、前記感性条件とユーザが選択した前記デー
    タの表示色との適合の度合いをそれぞれ評価するもので
    あり、 前記告知ステップでは、前記複数の評価アルゴリズムに
    よる評価結果をそれぞれ告知することを特徴とする配色
    支援方法。
  17. 【請求項17】請求項15または16において、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップでの複
    数の算出結果を、当該算出結果のそれぞれに対応する数
    値を用いて、前記表示画面上に表示することを特徴とす
    る配色支援方法。
  18. 【請求項18】請求項15または16において、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップでの複
    数の算出結果を、当該算出結果のそれぞれに応じた量変
    化を示すゲージを用いて、前記表示画面上に表示するこ
    とを特徴とする配色支援方法。
  19. 【請求項19】請求項15または16において、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップでの複
    数の算出結果のそれぞれに応じて、予め設定されている
    複数の表示パタンのうちの1つを選択し、当該選択した
    表示パタンを、前記複数の算出結果のそれぞれに対応す
    るように、前記表示画面上に表示することを特徴とする
    配色支援方法。
  20. 【請求項20】請求項15または16において、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップでの複
    数の算出結果のそれぞれに応じて、予め設定されている
    複数の音色のうちの1つを選択し、当該選択した1つの
    音色を、前記複数の算出結果のそれぞれに対応するよう
    に出力することを特徴とする配色支援方法。
  21. 【請求項21】請求項15または16において、 前記告知ステップでは、前記適正度算出ステップでの複
    数の算出結果のそれぞれに応じて、予め設定されている
    複数の発声内容のうちの1つを選択し、当該選択した1
    つの発声内容を、前記複数の算出結果のそれぞれに対応
    するように、音声を用いて出力することを特徴とする配
    色支援方法。
  22. 【請求項22】表示画面上に表示する複数のデータの表
    示色を、ユーザの色選択操作に応じてそれぞれ設定する
    配色支援装置において、 ユーザのデータ選択操作に応じて、前記複数のデータの
    うちの1つを選択するデータ選択手段と、 ユーザの色選択操作に応じて、予め設定されているデー
    タの色として表示可能な複数の色のうちの1つを選択
    し、前記選択された色を前記選択されたデータの色とし
    て設定する色選択手段と、 前記データ選択手段及び前記色選択手段により選択され
    た、2つのデータについての表示色の適合の度合いを示
    す配色適正度を数量的に算出する、予め定められた配色
    適正度算出アルゴリズムを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された予め定められた配色適正度算
    出アルゴリズムを用いて、前記配色適正度を数量的に算
    出する適正度算出手段と、 前記算出結果をユーザに告知する告知手段とを有するこ
    とを特徴とする配色支援装置。
  23. 【請求項23】表示画面上に表示するデータの表示色
    を、ユーザの色選択操作に応じて設定する配色支援装置
    において、 ユーザのデータ選択操作に応じて、前記複数のデータの
    うちの1つを選択するデータ選択手段と、 ユーザの色選択操作に応じて、予め設定されているデー
    タの色として表示可能な複数の色のうちの1つを選択
    し、前記選択された色を前記選択されたデータの色とし
    て設定する色選択手段と、 ユーザが入力する、データの表示色の視覚的効果を規定
    する感性条件を受け付ける条件入力手段と、 前記入力された感性条件に応じて、当該感性条件と、前
    記データ選択手段及び前記色選択手段により選択された
    前記データの表示色との適合の度合いを示す着色適正度
    を算出するための着色適正度算出アルゴリズムを設定す
    るアルゴリズム設定手段と、 前記設定された着色適正度算出アルゴリズムにより、前
    記着色適正度を数量的に算出する適正度算出手段と、 前記算出結果をユーザに告知する告知手段とを有するこ
    とを特徴とする配色支援装置。
  24. 【請求項24】テキストデータ、静止画像データ、動画
    像データ、グラフデータ、図形データのうち、少なくと
    も1つのデータを入力するデータ入力手段と、編集に関
    するユーザの入力操作に応じて前記データを編集するデ
    ータ編集手段と、前記編集したデータをディスプレイ上
    に表示するデータ表示手段とを有する電子資料編集支援
    システムにおいて、 前記ディスプレイ上での前記データの表示色を設定す
    る、請求項17または18に記載の配色支援装置を有す
    ることを特徴とする電子資料編集支援システム。
JP4881095A 1995-03-08 1995-03-08 対話型配色支援方法 Pending JPH08249441A (ja)

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