JPH09305598A - 文書レイアウト編集装置、文書レイアウト編集方法、記憶媒体 - Google Patents

文書レイアウト編集装置、文書レイアウト編集方法、記憶媒体

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JPH09305598A
JPH09305598A JP8117859A JP11785996A JPH09305598A JP H09305598 A JPH09305598 A JP H09305598A JP 8117859 A JP8117859 A JP 8117859A JP 11785996 A JP11785996 A JP 11785996A JP H09305598 A JPH09305598 A JP H09305598A
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JP8117859A
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English (en)
Inventor
Takashi Hazui
隆史 筈井
Masahiro Ishiba
正大 石場
Yoshinori Hatayama
佳紀 畑山
Koji Takemura
浩司 武村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の微妙な感性を的確に反映させたレイア
ウト編集を自動的に行うことが可能な文書レイアウト編
集装置を提供する。 【解決手段】印象語レベル指定部2により、作成するレ
イアウト編集済文書から感じられる印象について、使用
者が自らの感性に従い、予め設定された複数の印象語に
ついてそのレベルを個別に指定する。その指定された各
印象語のレベルに対応し、感性データベース3によって
印象語・文書テンプレート番号対応辞書が検索され、対
応する文書テンプレート番号が選びだされる。その文書
テンプレート番号に対応した文書テンプレートが、文書
テンプレート選択部107によって文書テンプレートデ
ータベース108の中から選びだされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書レイアウト編集
装置、文書レイアウト編集方法、記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】文書を作成する際に、その内容を正確に
伝えるには、内容そのものは勿論のこと、見た目の体裁
が整っていることが必要である。そこで、文章や図表を
紙面(またはディスプレイ画面)上に適宜配置し、美し
い体裁に整えて仕上げるレイアウト編集が重要となる。
【0003】従来、ワードプロセッサやデスクトップパ
ブリッシング(DTP)などの文書作成装置において
は、世の中に存在するレイアウト例を参考にして、使用
者自らがその経験的ノウハウと試行錯誤によってレイア
ウト編集を行っていた。そのため、レイアウト編集には
使用者の優れた感性と熟練が要求される上に、熟達した
使用者をもってしても相当な作業時間を要するという問
題があった。
【0004】近年、パーソナルコンピュータの普及に伴
い、電子メール通信、インターネット、電子出版などの
分野でレイアウト編集の重要性が増している。このよう
な分野では、レイアウト編集に熟達した使用者はむしろ
稀であり、未熟な使用者が普通である。従って、そのよ
うな未熟な使用者でも、簡単に優れたレイアウト編集を
短時間に行うことが要求されている。
【0005】そこで、従来、図15に示す文書レイアウ
ト編集装置101が提案されている。文書レイアウト編
集装置101は、プレイン文書入力部102、記憶部1
03、表示部104、論理構造解析部105、文書レイ
アウト作成部106、文書テンプレート選択部107、
文書テンプレートデータベース108から構成されてい
る。
【0006】プレイン文書入力部102は、文書レイア
ウト編集装置101の使用者が、キーボードやマウスな
どの入力装置(図示略)を用いて作成したプレイン文書
や、電子メール通信やインターネットなどから送られク
リップボード(図示略)を経由して取り込んだプレイン
文書を入力する。
【0007】ここで、プレイン文書とは、インデンテー
ションやセンタリングなどの文書整形や、文字のフォン
ト種やサイズなどの設定がなされておらず、レイアウト
編集の行われていない文章のみから成る文書であり、プ
レインテキスト、元文書、原稿文書などとも呼ばれる。
図16に、プレイン文書の例を示す。
【0008】記憶部103は、読み出し及び書き込みが
可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置、光磁気記憶装置
などから構成されている。そして、記憶部103は、プ
レイン文書入力部102を介して入力されたプレイン文
書と、文書レイアウト作成部106の作成したレイアウ
ト編集済文書とを記憶する。
【0009】表示部104は、CRTや液晶ディスプレ
イなどの表示装置から構成されている。そして、表示部
104は、記憶部103に記憶されているプレイン文書
もしくはレイアウト編集済文書、または、文書テンプレ
ート選択部107が選びだした文書テンプレートの名称
を表示する。
【0010】論理構造解析部105は、記憶部103に
記憶されているプレイン文書の論理構造を解析し、構成
単位に分割する。ここで、文書の論理構造とは、文書の
作成日、作成部署、作成者、タイトル、サブタイトル、
見出し、本文などの構成単位(論理属性)によって組み
立てられる文書の構造のことである。図17に、図16
に示すプレイン文書の論理構造を解析した結果を示す。
図18に、図17で解析したプレイン文書の構成単位を
分割した結果を示す。
【0011】文書テンプレートデータベース108は、
読み出し可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置、光磁気
記憶装置などから構成され、複数の文書テンプレートを
格納している。
【0012】ここで、文書テンプレートとは、レイアウ
ト編集を行うためのレイアウトの雛型であり、レイアウ
ト編集済文書を作成するために指定すべき複数の文書構
成要素から成るデータ群である。
【0013】文書構成要素とは、レイアウト編集にあた
り文書の各構成単位に対して設定すべき書式であり、具
体的には、図19に示すように、文書のタイトル,見出
し,本文を構成する文字のフォント種やサイズ、タイト
ル,見出し,本文のそれぞれの間隔、紙面の上下の余白
などである。尚、本明細書においては、文書構成要素を
説明語とも呼ぶ。各文書構成要素はそれぞれ複数のカテ
ゴリを有し、その中の1つのカテゴリを使用する。
【0014】プレイン文書の各構成単位については、文
書構成要素が設定されていない。逆に言えば、各構成単
位の文書構成要素が設定されていない文書がプレイン文
書である。
【0015】文書テンプレート選択部107は、使用者
がキーボードやマウスなどの指示装置(図示略)を用い
て行ったレイアウト編集の実行指示に従い、文書テンプ
レートデータベース108に格納されている文書テンプ
レートの名称を表示部104に表示させる。そして、文
書テンプレート選択部107は、その表示部104の表
示を見た使用者が前記指示装置を用いて選択指示した文
書テンプレートを、文書テンプレートデータベース10
8の中から選びだす。
【0016】文書レイアウト作成部106は、記憶部1
03に記憶されているプレイン文書に対し、論理構造解
析部105が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、
その文書構成要素を、文書テンプレートデータベース1
08の中から選びだされた文書テンプレートの文書構成
要素に従って設定する。このように、プレイン文書の各
構成単位毎に、その文書構成要素が設定されることによ
り、プレイン文書のレイアウト編集が行われてレイアウ
ト編集済文書が作成される。
【0017】次に、文書レイアウト編集装置101の動
作を説明する。使用者がプレイン文書入力部102を介
して入力したプレイン文書は、記憶部103に記憶され
る。そして、表示部104の画面上に、記憶部103に
記憶されたプレイン文書が表示される。
【0018】記憶部103に記憶されたプレイン文書の
論理構造が、論理構造解析部105によって解析され
る。使用者が指示装置を用い、プレイン文書のレイアウ
ト編集を行う旨の実行指示を行う。すると、図20に示
すように、表示部104の画面上に、文書テンプレート
データベース108に格納されている文書テンプレート
の名称が一覧表示される。
【0019】その表示部104に表示された複数の文書
テンプレートの名称を見た使用者が指示装置を用い、1
つの文書テンプレートを選択指示すると、その選択指示
された文書テンプレートが文書テンプレート選択部10
7によって文書テンプレートデータベース108の中か
ら選びだされる。
【0020】その選びだされた文書テンプレートに基づ
き、文書レイアウト作成部106によってレイアウト編
集済文書が作成される。作成されたレイアウト編集済文
書は、記憶部103に記憶される。そして、表示部10
4の画面上に、記憶部103に記憶されたレイアウト編
集済文書が表示される。
【0021】ところで、上記の文書レイアウト編集装置
101とは別に、以下の文書レイアウト編集装置が提案
されている。 (1)特開昭62−284462号公報(G06F 15/20)
に開示された文書作成支援システム。
【0022】このシステムでは、文書の作成にあたり、
使用者(同公報では、「利用者」と記載)に記載すべき
構成単位(同公報では、「記載事項」と記載)のみを入
力してもらう。すると、システムの内部で、使用者の入
力した構成単位と対応する論理構造を検索し、その論理
構造に適した複数の文書テンプレート(同公報では、
「レイアウト構造表現」と記載)を選び、その各文書テ
ンプレートに基づいて、各文書テンプレート毎にレイア
ウト編集済文書(同公報では、「表示レイアウト例」と
記載)を作成する。その複数のレイアウト編集済文書の
中から、いずれか1つを使用者に選択してもらう。これ
により、使用者は自分の好みのレイアウト編集を行うこ
とができるという。
【0023】(2)特開平3−177964号公報(G0
6F 15/20)に開示された文書整形装置。この装置は、文
章だけでなく図表をも含む文書のレイアウト編集を行う
ものである。この装置では、文章をレイアウト編集する
にあたり、文章の論理構造を解析して各構成単位(同公
報では、「論理属性」と記載)に分割する自動構造解析
処理を行う。そして、論理構造に対応した複数のレイア
ウト編集済文書(同公報では、「割り付け候補」と記
載)を作成する。その複数のレイアウト編集済文書の中
から、いずれか1つを使用者(同公報では、「編集者」
と記載)に選択してもらう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ほどほどの
「明るさ」と高い「実用性」とを兼ね備え、且つ「古風
さ」をも備えたレイアウト編集を実現したい場合があ
る。このような場合でも、上記の文書レイアウト編集装
置101においては、幾種類かの文書テンプレートの中
から適当なものを1つ選ぶしか仕方がない。使用者はレ
イアウト編集に未熟であるがゆえに文書レイアウト編集
装置を利用するのであって、自身の感性についての明確
な認識を固めていないことが普通である。そのため、文
書テンプレートの数をいたずらに増やしても、使用者は
どれを選んでよいのか分からなくなって混乱し、かえっ
て自身の感性に対応したレイアウト編集を実行すること
ができなくなってしまう。
【0025】また、上記(1)(2)の公報に記載の発
明においては、文書の論理構造に対応した複数のレイア
ウト編集済文書が作成され、その複数のレイアウト編集
済文書の中から、いずれか1つを使用者に選択させるよ
うになっている。
【0026】従って、提示された複数の例から適当なも
のを1つ選ぶしか仕方がない点に関して、文書レイアウ
ト編集装置101と同様の問題がある。本発明は上記問
題点を解決するためになされたものであって、その目的
は、使用者の感性を反映させたレイアウト編集を簡単な
操作で自動的に行うことにある。具体的には、そのよう
なレイアウト編集が可能な文書レイアウト編集装置、文
書レイアウト編集方法、その方法をコンピュータのソフ
トウェアの形式で記憶した記憶媒体を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プレイン文書を構成する各構成単位毎に、その文書
構成要素を、複数の印象語のレベルの指定に対応して設
定することにより、レイアウト編集を行うことをその要
旨とする。
【0028】請求項2に記載の発明は、プレイン文書の
論理構造を解析し、構成単位に分割する論理構造解析部
(105)と、プレイン文書とは、文書を構成する各構
成単位の文書構成要素が設定されておらず、レイアウト
編集が行われていない文書であることと、文書構成要素
とは、レイアウト編集にあたり文書の各構成単位に対し
て設定すべき書式であることと、使用者の感性に対応し
た文書構成要素を選定する文書構成要素選定部(2,
3,107,108,12,13)と、論理構造解析部
が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書構
成要素を、文書構成要素選定部の選定した文書構成要素
に従って設定することにより、プレイン文書のレイアウ
ト編集を行ってレイアウト編集済文書を作成する文書レ
イアウト作成部(106)とを備えたことをその要旨と
する。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語についてそのレ
ベルの指定を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、
印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
ルに対応する文書テンプレート番号を選びだす感性デー
タベース(3)と、複数の文書テンプレートを格納して
いる文書テンプレートデータベース(108)と、感性
データベースの中から選びだされた文書テンプレート番
号に従い、文書テンプレートデータベースの中から、そ
の文書テンプレート番号に対応した文書テンプレートを
選びだす文書テンプレート選択部(107)とを備え、
前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
構成要素を、文書テンプレート選択部から選びだされた
文書テンプレートの文書構成要素に従って設定すること
をその要旨とする。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語について、各印
象語について個別にそのレベルの指定を受け付ける印象
語レベル指定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集
済文書から感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で
一元化したものであることと、前記各印象語のレベルに
よって規定される文書テンプレート番号を格納した印象
語・文書テンプレート番号対応辞書を備え、その辞書を
検索することにより、印象語レベル指定部を介して指定
された各印象語のレベルに対応する文書テンプレート番
号を選びだす感性データベース(3)と、複数の文書テ
ンプレートを格納している文書テンプレートデータベー
ス(108)と、文書テンプレートとは、レイアウト編
集済文書を作成するために指定すべき複数の文書構成要
素から成るデータ群であることと、感性データベースの
中から選びだされた文書テンプレート番号に従い、文書
テンプレートデータベースの中から、その文書テンプレ
ート番号に対応した文書テンプレートを選びだす文書テ
ンプレート選択部(107)とを備え、前記文書レイア
ウト作成部(106)は、論理構造解析部が分割したプ
レイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、文
書テンプレート選択部から選びだされた文書テンプレー
トの文書構成要素に従って設定することをその要旨とす
る。
【0031】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語についてそのレ
ベルの指定を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、
印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
ルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベース
(12)と、複数の文書テンプレートを格納している文
書テンプレートデータベース(108)と、感性データ
ベースの中から選びだされた文書構成要素に従い、文書
テンプレートデータベースの中から、その文書構成に近
い文書構成要素をもつ文書テンプレートを複数選びだ
し、その複数の文書テンプレートの中から、使用者の選
択指示した1つの文書テンプレートを、文書テンプレー
トデータベースの中から選びだす文書テンプレート検索
部(13)とを備え、前記文書レイアウト作成部(10
6)は、論理構造解析部が分割したプレイン文書の各構
成単位毎に、その文書構成要素を、文書テンプレート検
索部から選びだされた文書テンプレートの文書構成要素
に従って設定することをその要旨とする。
【0032】請求項6に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語について、各印
象語について個別にそのレベルの指定を受け付ける印象
語レベル指定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集
済文書から感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で
一元化したものであることと、前記各印象語のレベルに
よって規定される文書構成要素を格納した印象語・文書
構成要素対応辞書を備え、その辞書を検索することによ
り、印象語レベル指定部を介して指定された各印象語の
レベルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベ
ース(12)と、複数の文書テンプレートを格納してい
る文書テンプレートデータベース(108)と、文書テ
ンプレートとは、レイアウト編集済文書を作成するため
に指定すべき複数の文書構成要素から成るデータ群であ
ることと、感性データベースの中から選びだされた文書
構成要素に従い、文書テンプレートデータベースの中か
ら、その文書構成に近い文書構成要素をもつ文書テンプ
レートを複数選びだし、その複数の文書テンプレートの
中から、使用者の選択指示した1つの文書テンプレート
を、文書テンプレートデータベースの中から選びだす文
書テンプレート検索部(13)とを備え、前記文書レイ
アウト作成部(106)は、論理構造解析部が分割した
プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
文書テンプレート検索部から選びだされた文書テンプレ
ートの文書構成要素に従って設定することをその要旨と
する。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語についてそのレ
ベルの指定を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、
印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
ルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベース
(12)とを備え、前記文書レイアウト作成部(10
6)は、論理構造解析部が分割したプレイン文書の各構
成単位毎に、その文書構成要素を、感性データベースか
ら選びだされた文書構成要素に従って設定することをそ
の要旨とする。
【0034】請求項8に記載の発明は、請求項2に記載
の文書レイアウト編集装置において、前記文書構成要素
選定部は、予め設定された複数の印象語について、各印
象語について個別にそのレベルの指定を受け付ける印象
語レベル指定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集
済文書から感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で
一元化したものであることと、前記各印象語のレベルに
よって規定される文書構成要素を格納した印象語・文書
構成要素対応辞書を備え、その辞書を検索することによ
り、印象語レベル指定部を介して指定された各印象語の
レベルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベ
ース(12)とを備え、前記文書レイアウト作成部(1
06)は、論理構造解析部が分割したプレイン文書の各
構成単位毎に、その文書構成要素を、感性データベース
から選びだされた文書構成要素に従って設定することを
その要旨とする。
【0035】請求項9に記載の発明は、プレイン文書の
論理構造を解析し、構成単位に分割する処理と、プレイ
ン文書とは、文書を構成する各構成単位の文書構成要素
が設定されておらず、レイアウト編集が行われていない
文書であることと、使用者の感性に対応した文書構成要
素を選定する処理と、分割したプレイン文書の各構成単
位毎に、その文書構成要素を、選定した文書構成要素に
従って設定することにより、プレイン文書のレイアウト
編集を行ってレイアウト編集済文書を作成する処理とを
備えたことをその要旨とする。
【0036】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いてそのレベルの指定を受け付ける処理と、指定された
各印象語のレベルに対応する文書テンプレート番号を選
びだす処理と、複数の文書テンプレートを格納する処理
と、選びだされた文書テンプレート番号に対応した文書
テンプレートを選びだす処理とを備え、前記レイアウト
編集済文書を作成する処理は、分割したプレイン文書の
各構成単位毎に、その文書構成要素を選びだされた文書
テンプレートの文書構成要素に従って設定することをそ
の要旨とする。
【0037】請求項11に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いて、各印象語について個別にそのレベルの指定を受け
付ける処理と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
ものであることと、前記各印象語のレベルによって規定
される文書テンプレート番号を格納した印象語・文書テ
ンプレート番号対応辞書を備え、その辞書を検索するこ
とにより、指定された各印象語のレベルに対応する文書
テンプレート番号を選びだす処理と、複数の文書テンプ
レートを格納する処理と、文書テンプレートとは、レイ
アウト編集済文書を作成するために指定すべき複数の文
書構成要素から成るデータ群であることと、選びだされ
た文書テンプレート番号に対応した文書テンプレートを
選びだす処理とを備え、前記レイアウト編集済文書を作
成する処理は、分割したプレイン文書の各構成単位毎
に、その文書構成要素を、選びだされた文書テンプレー
トの文書構成要素に従って設定することをその要旨とす
る。
【0038】請求項12に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いてそのレベルの指定を受け付ける処理と、指定された
各印象語のレベルに対応する文書構成要素を選びだす処
理と、複数の文書テンプレートを格納する処理と、選び
だされた文書構成要素に従い、その文書構成に近い文書
構成要素をもつ文書テンプレートを複数選びだし、その
複数の文書テンプレートの中から、使用者の選択指示し
た1つの文書テンプレートを選びだす処理とを備え、前
記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割したプ
レイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、選
びだされた文書テンプレートの文書構成要素に従って設
定することをその要旨とする。
【0039】請求項13に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いて、各印象語について個別にそのレベルの指定を受け
付ける処理と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
ものであることと、前記各印象語のレベルによって規定
される文書構成要素を格納した印象語・文書構成要素対
応辞書を備え、その辞書を検索することにより、指定さ
れた各印象語のレベルに対応する文書構成要素を選びだ
す処理と、複数の文書テンプレートを格納する処理と、
文書テンプレートとは、レイアウト編集済文書を作成す
るために指定すべき複数の文書構成要素から成るデータ
群であることと、選びだされた文書構成要素に従い、そ
の文書構成に近い文書構成要素をもつ文書テンプレート
を複数選びだし、その複数の文書テンプレートの中か
ら、使用者の選択指示した1つの文書テンプレートを選
びだす処理とを備え、前記レイアウト編集済文書を作成
する処理は、分割したプレイン文書の各構成単位毎に、
その文書構成要素を、選びだされた文書テンプレートの
文書構成要素に従って設定することをその要旨とする。
【0040】請求項14に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いてそのレベルの指定を受け付ける処理と、指定された
各印象語のレベルに対応する文書構成要素を選びだす処
理とを備え、前記レイアウト編集済文書を作成する処理
は、分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
構成要素を、選びだされた文書構成要素に従って設定す
ることをその要旨とする。
【0041】請求項15に記載の発明は、請求項9に記
載の文書レイアウト編集方法において、前記文書構成要
素を選定する処理は、予め設定された複数の印象語につ
いて、各印象語について個別にそのレベルの指定を受け
付ける処理と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
ものであることと、前記各印象語のレベルによって規定
される文書構成要素を格納した印象語・文書構成要素対
応辞書を備え、その辞書を検索することにより、指定さ
れた各印象語のレベルに対応する文書構成要素を選びだ
す処理とを備え、前記レイアウト編集済文書を作成する
処理は、分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その
文書構成要素を、選びだされた文書構成要素に従って設
定することをその要旨とする。
【0042】請求項16に記載の発明は、請求項9〜1
5のいずれか1項に記載の文書レイアウト編集方法をコ
ンピュータのソフトウェアの形式で記憶したことをその
要旨とする。
【0043】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した第1実施形
態を図面に従って説明する。尚、本実施形態において、
図15〜図20に示した従来の実施形態と同じ構成部材
については符号を等しくしてその詳細な説明を省略す
る。
【0044】図1に、本実施形態の文書レイアウト編集
装置1のブロック構成を示す。文書レイアウト編集装置
1において、図15に示した従来の文書レイアウト編集
装置101と異なるのは以下の点だけである。
【0045】(1)文書レイアウト編集装置1は、文書
レイアウト編集装置101の各部(プレイン文書入力部
102、記憶部103、表示部104、論理構造解析部
105、文書レイアウト作成部106、文書テンプレー
ト選択部107、文書テンプレートデータベース10
8)に加えて、印象語レベル指定部2および感性データ
ベース3を備えている。
【0046】(2)印象語レベル指定部2は、文書レイ
アウト編集装置1の使用者がキーボードやマウスなどの
指示装置(図示略)を用いて行ったレイアウト編集の実
行指示に従い、使用者が指示装置を用いて行う複数の印
象語のレベル(度合い)の指定を受け付ける。
【0047】ここで、印象語とは、レイアウト編集済文
書から感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元
化したものであり、例えば、「明るい(明るさ)」「暗
い」「実用的(実用性)」「非実用的」「暖かい(暖か
み)」「冷たい」「力強い(力強さ)」「繊細」「派手
(派手さ)」「地味」「斬新(斬新性)」「古風」など
といった言葉を指す。印象語レベル指定部2には予め上
記したような複数の印象語が設定されており、各印象語
について個別にそのレベルを指定できるようになってい
る。例えば、各印象語のレベルが「1」〜「3」の3段
階に設定されている場合、「明るさ」のレベルを
「1」、「実用性」のレベルを「3」、「暖かみ」のレ
ベルを「3」、「力強さ」のレベルを「1」、「派手
さ」のレベルを「2」、「斬新性」のレベルを「1」と
いった具合に指定する。このように、複数の印象語を用
い、そのレベルを個別に指定することにより、レイアウ
ト編集済文書から感じられる微妙な印象までも具体的に
表現することができる。
【0048】(3)感性データベース3は、読み出し可
能な半導体記憶装置、磁気記憶装置、光磁気記憶装置な
どから構成されている。そして、感性データベース3
は、予め設定された複数の印象語のレベルによって規定
される文書テンプレート番号を格納している。つまり、
感性データベース3は、各印象語のレベルと文書テンプ
レート番号とを対応させた辞書(以下、印象語・文書テ
ンプレート番号対応辞書という)を備えている。そし
て、感性データベース3は、その印象語・文書テンプレ
ート番号対応辞書を検索し、印象語レベル指定部2を介
して指定された各印象語のレベルに対応する文書テンプ
レート番号を選びだす。
【0049】図2に、感性データベース3の備える印象
語・文書テンプレート番号対応辞書の例を示す。この例
では、前記した各印象語例に対してそのレベルが全て
「1」の場合に対応する文書テンプレート番号を「1」
とし、斬新性のレベルのみが「2」の場合に対応する文
書テンプレート番号を「2」とする。この場合、各印象
語がそれぞれ3段階にレベルが変化すると、その組み合
わせは729(=36 )種類になるため、文書テンプレ
ート番号は「1」〜「729」となる。
【0050】(4)表示部104は、記憶部103に記
憶されているプレイン文書もしくはレイアウト編集済文
書、または、文書テンプレート選択部7が選びだした文
書テンプレートの名称を表示するだけでなく、印象語レ
ベル指定部2を介して指定された各印象語のレベルをも
表示する。
【0051】(5)文書テンプレート選択部107は、
感性データベース3の中から選びだされた文書テンプレ
ート番号に従い、文書テンプレートデータベース108
の中から、その文書テンプレート番号に対応した文書テ
ンプレートを選びだす。そして、文書テンプレート選択
部107は、その選びだした文書テンプレートの名称を
表示部104に表示させると共に、その文書テンプレー
トの文書構成要素を文書レイアウト作成部106へ送
る。
【0052】図2に、文書テンプレート番号と文書テン
プレートの文書構成要素との対応例を示す。この例で
は、文書テンプレート番号が「1」と「2」の文書テン
プレートの文書構成要素の違いは、タイトル修飾および
見出し修飾に使用するカテゴリの違いだけとなってい
る。尚、タイトル修飾および見出し修飾については、図
19を参照のこと。
【0053】次に、文書レイアウト編集装置1の動作
を、図3に示すフローチャートに従って説明する。ま
ず、ステップ(以下、Sと表記する)1において、使用
者がプレイン文書入力部102を介して入力したプレイ
ン文書が、記憶部103に記憶される。そして、表示部
104の画面上に、記憶部103に記憶されたプレイン
文書が表示される。
【0054】S2において、記憶部103に記憶された
プレイン文書の論理構造が、論理構造解析部105によ
って解析され、各構成単位に分割される。S3におい
て、使用者が指示装置を用い、プレイン文書のレイアウ
ト編集を行う旨の実行指示を行う。すると、図4または
図5に示すように、表示部104の画面上(図示の部分
A)に、各印象語とそのレベルを示す図表が表示され
る。その表示部104の表示を見た使用者が指示装置を
用い、各印象語のレベルを指定すると、印象語レベル指
定部2によって各印象語のレベルの指定が受け付けられ
る。尚、図4はレーダーチャートを用いた例であり、図
5はスライダを用いた例である。また、図4および図5
では、「明るさ」のレベルを「1」、「実用性」のレベ
ルを「3」、「暖かみ」のレベルを「3」、「力強さ」
のレベルを「1」、「派手さ」のレベルを「2」、「斬
新性」のレベルを「1」に指定した例を示す。
【0055】S4において、感性データベース3によっ
て印象語・文書テンプレート番号対応辞書が検索され、
印象語レベル指定部2を介して指定された各印象語のレ
ベルに対応する文書テンプレート番号が選びだされる。
【0056】S5において、その選びだされた文書テン
プレート番号に対応する文書テンプレートが、文書テン
プレート選択部107によって文書テンプレートデータ
ベース108の中から選びだされる。
【0057】S6において、図4または図5に示すよう
に、その選びだされた文書テンプレートの名称が、表示
部104の画面上(図示の部分B)に表示される。尚、
ここで表示部104に表示される文書テンプレートの名
称は、指定された各印象語のレベルに対応して予め決め
られている。図4および図5では、文書テンプレートの
名称として「カジュアル」と表示した例を示す。
【0058】S7において、その選びだされた文書テン
プレートに基づき、文書レイアウト作成部106によっ
てレイアウト編集済文書が作成される。例えば、図2に
示す文書テンプレート番号が「1」の文書テンプレート
が選択された場合、タイトルフォント種に使用されるカ
テゴリは「明朝体」、タイトルサイズに使用されるカテ
ゴリは「12ポイント」、タイトル修飾に使用されるカ
テゴリは「なし」、といった具合に設定される。作成さ
れたレイアウト編集済文書は、記憶部103に記憶され
る。そして、表示部104の画面上に、記憶部103に
記憶されたレイアウト編集済文書が表示される。
【0059】図6に、プレイン文書の例を示す。図7
に、図6に示したプレイン文書を基に作成したレイアウ
ト編集済文書の例を示す。このように、本実施形態によ
れば、以下の作用および効果を得ることができる。
【0060】(1)印象語レベル指定部2により、作成
するレイアウト編集済文書から感じられる印象につい
て、使用者が自らの感性に従い、予め設定された複数の
印象語のレベルを個別に指定する。その指定された各印
象語のレベルに対応し、感性データベース3によって印
象語・文書テンプレート番号対応辞書が検索され、対応
する文書テンプレート番号が選びだされる。その文書テ
ンプレート番号に対応した文書テンプレートが、文書テ
ンプレート選択部107によって文書テンプレートデー
タベース108の中から選びだされる。その選びだされ
た文書テンプレートに従い、文書レイアウト作成部10
6によってレイアウト編集済文書が作成される。
【0061】(2)文書テンプレート番号の数(すなわ
ち、文書テンプレートの数)は、印象語のレベル段階を
印象語の数だけ累乗した値になる。例えば、前記したよ
うに、6つの印象語について3段階にレベルを指定する
場合、文書テンプレートの数は729(=36 )個にな
る。
【0062】(3)各印象語のレベルの指定は、表示部
104の画面上に表示された各印象語を見ながら、使用
者が指示装置を用いて自由に行うことができる。ここ
で、各印象語は予め設定されており、使用者はそのレベ
ルを設定するだけである。そのため、レイアウト編集に
未熟で自身の感性についての明確な認識を固めていない
使用者でも、戸惑うことなく各印象語のレベルの指定を
行うことができる。
【0063】(4)上記(1)〜(3)より、多数の文
書テンプレートの中から、使用者の感性を反映させた最
適な文書テンプレートを簡単かつ容易に選びだすことが
できる。従って、使用者の微妙な感性を的確に反映させ
たレイアウト編集を簡単な操作で自動的に行うことがで
きる。
【0064】ところで、作成されたレイアウト編集済文
書が予想していたものと異なる場合には、任意の印象語
のレベルを指定し直して、再度、レイアウト編集済文書
を作成する。この操作を繰り返すことにより、レイアウ
ト編集に未熟な使用者でも、カット・アンド・トライで
希望するレイアウト編集を行うことができる。
【0065】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た第2実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形
態において、第1実施形態と同じ構成部材については符
号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0066】図8に、本実施形態の文書レイアウト編集
装置11のブロック構成を示す。文書レイアウト編集装
置11において、第1実施形態の文書レイアウト編集装
置1と異なるのは以下の点だけである。
【0067】(1)文書レイアウト編集装置11は、文
書レイアウト編集装置1の感性データベース3を感性デ
ータベース12に、文書テンプレート選択部107を文
書テンプレート検索部13に置き代えた構成になってい
る。
【0068】(2)感性データベース12は、読み出し
可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置、光磁気記憶装置
などから構成されている。そして、感性データベース1
2は、予め設定された複数の印象語のレベルによって規
定される文書構成要素を格納している。つまり、感性デ
ータベース12は、各印象語のレベルと文書構成要素と
を対応させた辞書(以下、印象語・文書構成要素対応辞
書という)を備えている。そして、感性データベース1
2は、その印象語・文書構成要素対応辞書を検索し、印
象語レベル指定部2を介して指定された各印象語のレベ
ルに対応する文書構成要素を選びだす。
【0069】図2に、感性データベース12の備える印
象語・文書構成要素対応辞書の例を示す。ところで、各
印象語のレベルは対応する各文書構成要素の関数であ
る。つまり、任意の印象語のレベルは、その印象語に対
応する各文書構成要素に使用されるカテゴリのスコアの
総和に対応する。
【0070】具体的には、図7に示すように、「明る
さ」という印象語の文書構成要素には、タイトルフォン
ト種、タイトルサイズ、タイトル修飾などがある。そし
て、図5でも説明したように、タイトルフォント種のカ
テゴリには、明朝体、ゴシック体がある。各印象語に対
応して、各文書構成要素の各カテゴリにはそれぞれスコ
アが設定されている。例えば、「明るさ」に対応して、
タイトルフォント種の明朝体のスコアは3.5、ゴシッ
ク体のスコアは5.5に設定されている。
【0071】各文書構成要素において、どのカテゴリを
使用するかは、印象語のレベルによって決定される。例
えば、「明るさ」のレベルが「1」の場合にはタイトル
フォント種に明朝体を使用し、「明るさ」のレベルが
「3」の場合にはタイトルフォント種にゴシック体を使
用する。
【0072】そして、「明るさ」のレベルは、対応する
各文書構成要素(タイトルフォント種、タイトルサイ
ズ、タイトル修飾…)に使用されるカテゴリのスコアの
総和に対応する。
【0073】ここで、前記した6つの印象語(明るさ、
実用性、暖かみ、力強さ、派手さ、斬新性)について、
「明るさ」のレベルをLa、「実用性」のレベルをL
b、「暖かみ」のレベルをLc、「力強さ」のレベルを
Ld、「派手さ」のレベルをLe、「斬新性」のレベル
をLfと表記する。そして、各印象語のレベル(La〜
Lf)は、「1」〜「3」の3段階に設定されているも
のとする。
【0074】また、Laに対応する各文書構成要素(タ
イトルフォント種、タイトルサイズ、タイトル修飾…)
について、タイトルフォント種に使用するカテゴリのス
コアをψa(A)、タイトルサイズに使用するカテゴリのス
コアをψa(B)、タイトル修飾に使用するカテゴリのスコ
アをψa(C)といった具合に表記する。同様に、Lbに対
応するタイトルフォント種に使用するカテゴリのスコア
をψb(A)、タイトルサイズに使用するカテゴリのスコア
をψb(B)といった具合に表記する。
【0075】すると、Laは、対応する各文書構成要素
に使用されるカテゴリのスコアの総和(=ψa(A)+ψa
(B)+ψa(C)+…)に、そのレベルを3段階に正規化す
るための重み係数Waを乗じた値になる。同様に、Lb
〜Lfについても、そのレベルを3段階に正規化するた
め、それぞれ重み係数Wb〜Wfを設定する。
【0076】その結果、La〜Lfは式(1)〜(6)
によって表される。 La=(ψa(A)+ψa(B)+ψa(C)+…)Wa ……(1) Lb=(ψb(A)+ψb(B)+ψb(C)+…)Wb ……(2) Lc=(ψc(A)+ψc(B)+ψc(C)+…)Wc ……(3) Ld=(ψd(A)+ψd(B)+ψd(C)+…)Wd ……(4) Le=(ψe(A)+ψe(B)+ψe(C)+…)We ……(5) Lf=(ψf(A)+ψf(B)+ψf(C)+…)Wf ……(6) (3)表示部104は、記憶部103に記憶されている
プレイン文書もしくはレイアウト編集済文書、または、
文書テンプレート検索部13が選びだした文書テンプレ
ートの名称、または、印象語レベル指定部2を介して指
定された各印象語のレベルを表示する。
【0077】(4)文書テンプレート検索部13は、感
性データベース12の中から選びだされた文書構成要素
に従い、文書テンプレートデータベース108の中か
ら、その選びだされた文書構成要素に近い文書構成要素
をもつ文書テンプレート(以下、文書テンプレート候補
という)を複数選びだす。そして、文書テンプレート検
索部13は、その選びだした複数の文書テンプレート候
補の名称を表示部104に表示させる。続いて、文書テ
ンプレート検索部13は、その表示部104の表示を見
た使用者が指示装置を用いて選択指示した1つの文書テ
ンプレートを、文書テンプレートデータベース108の
中から選びだすと共に、その文書テンプレートの文書構
成要素を文書レイアウト作成部106へ送る。
【0078】次に、文書レイアウト編集装置11の動作
を、図10に示すフローチャートに従って説明する。
尚、図10において、図3に示した第1実施形態のフロ
ーチャートと同じ処理についてはステップ番号を等しく
してその説明を省略する。
【0079】まず、S1〜S3の処理が順次行われる。
次に、S11において、感性データベース12によって
印象語・文書構成要素対応辞書が検索され、印象語レベ
ル指定部2を介して指定された各印象語のレベルに対応
する文書構成要素が選びだされる。
【0080】S12において、その選びだされた文書構
成要素に近い文書構成要素をもつ文書テンプレート(文
書テンプレート候補)が、文書テンプレート検索部13
によって文書テンプレートデータベース108の中から
複数選びだされる。
【0081】S13において、図11または図12に示
すように、その選びだされた複数の文書テンプレート
(文書テンプレート候補)の名称が、表示部104の画
面上(図示の部分B)に表示される。尚、ここで表示部
104に表示される文書テンプレート候補の名称は、指
定された各印象語のレベルに対応して予め決められてい
る。図11および図12では、文書テンプレート候補の
名称として「カジュアル」「ユーモラス」「シック」と
表示した例を示す。
【0082】S14において、表示部104に表示され
た複数の文書テンプレート候補の名称を見た使用者が指
示装置を用い、1つの文書テンプレートを選択指示する
と、その選択指示された文書テンプレートが文書テンプ
レート検索部13によって文書テンプレートデータベー
ス108の中から選びだされる。
【0083】次に、S7の処理が行われる。このよう
に、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用お
よび効果に加えて、以下の作用および効果を得ることが
できる。
【0084】(1)印象語レベル指定部2により、作成
するレイアウト編集済文書から感じられる印象につい
て、使用者が自らの感性に従い、予め設定された複数の
印象語のレベルを個別に指定する。その指定された各印
象語のレベルに対応し、感性データベース12によって
印象語・文書構成要素対応辞書が検索され、対応する文
書構成要素が選びだされる。その選びだされた文書構成
要素に近い文書構成要素をもつ文書テンプレート(文書
テンプレート候補)が、文書テンプレート検索部13に
よって文書テンプレートデータベース108の中から複
数選びだされる。その選びだされた複数の文書テンプレ
ート候補の名称が、文書テンプレート検索部13によっ
て表示部104に表示される。その表示を見た使用者が
自らの感性に従い、1つの文書テンプレートを選択指示
する。その選択指示された文書テンプレートが、文書テ
ンプレート検索部13によって文書テンプレートデータ
ベース108の中から選びだされる。その選びだされた
文書テンプレートに従い、文書レイアウト作成部106
によってレイアウト編集済文書が作成される。
【0085】(2)印象語のレベルを指定する段階と、
複数の文書テンプレート候補の中から1つを選択指示す
る段階との2段階に渡って使用者の感性をレイアウト編
集に反映させることができる。そのため、レイアウト編
集に未熟で自身の感性についての明確な認識を固めてい
ない使用者でも、まず、印象語のレベルを指定する段階
で大まかに自身の好みを絞り込んだ後に、複数の文書テ
ンプレート候補の中から1つを選択指示する段階で自身
の好みを確実に把握することが可能になる。従って、第
1実施形態よりもさらに、使用者の微妙な感性を的確に
反映させたレイアウト編集を行うことができる。
【0086】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た第3実施形態を図面に従って説明する。尚、本実施形
態において、第2実施形態と同じ構成部材については符
号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0087】図13に、本実施形態の文書レイアウト編
集装置21のブロック構成を示す。文書レイアウト編集
装置21において、第2実施形態の文書レイアウト編集
装置11と異なるのは以下の点だけである。
【0088】(1)文書レイアウト編集装置21は、文
書レイアウト編集装置11から文書テンプレート検索部
13および文書テンプレートデータベース108を省い
た構成になっている。
【0089】(2)文書レイアウト作成部106は、記
憶部103に記憶されているプレイン文書に対し、論理
構造解析部105が分割したプレイン文書の各構成単位
毎に、その文書構成要素を、感性データベース12の中
から選びだされた文書構成要素に従って設定する。
【0090】次に、文書レイアウト編集装置21の動作
を、図14に示すフローチャートに従って説明する。
尚、図14において、図10に示した第2実施形態のフ
ローチャートと同じ処理についてはステップ番号を等し
くしてその説明を省略する。
【0091】まず、S1〜S3,S11の処理が順次行
われる。次に、S21において、その選びだされた文書
構成要素に基づき、文書レイアウト作成部106によっ
てレイアウト編集済文書が作成される。
【0092】このように、本実施形態によれば、第1実
施形態と同様の作用および効果に加えて、文書テンプレ
ート検索部13および文書テンプレートデータベース1
08を備えないため、第2実施形態よりも構成が簡単に
なるという効果を得ることができる。
【0093】尚、上記各実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも同様の作用および効果を得るこ
とができる。 (1)第2実施形態において、図11または図12の部
分Bに示すように、複数の文書テンプレート候補の名称
を表示部104の画面上に表示するのをやめる。その代
わりに、文書テンプレート候補毎にレイアウト編集済文
書を実際に作成し、その複数のレイアウト編集済文書を
表示部104の画面上に表示する。そして、その中から
いずれか1つを使用者に選択してもらうようにする。こ
のようにすれば、文書テンプレート候補の名称と使用者
の感性とが合致しない場合でも、感性を的確に反映させ
たレイアウト編集を行うことができる。
【0094】(2)第2実施形態において、図11また
は図12の部分Bに示すように、複数の文書テンプレー
ト候補の名称を表示部104の画面上に表示するのをや
める。その代わりに、複数の文書テンプレート候補につ
いて、それぞれ対応する各印象語のレベルを示す図表
(同図の部分Aに示すのと同様な図表)を表示部104
の画面上に表示する。つまり、図11の部分Bに、各文
書テンプレート候補に対応した複数個のレーダーチャー
トを表示する。また、図12の部分Bに、各文書テンプ
レート候補に対応した複数個のスライダを表示する。
【0095】(3)第3実施形態において、第1実施形
態の図4または図5の部分Bに示すように、感性データ
ベース12の中から選びだされた文書構成要素に対応し
て文書テンプレートの名称を作成し、その名称を表示部
104の画面上に表示する。
【0096】(4)第1〜第3実施形態の文書レイアウ
ト編集装置の動作を、コンピュータにおけるソフトウェ
ア処理に置き代える。 (5)文章だけでなく図表をも含む文書のレイアウト編
集に適用する。
【0097】(6)上記各実施形態ではプレイン文書を
解析しているが、このプレイン文書の解析を、他の文書
解析プログラムソフトウェアに任せ、その解析済の文書
を上記各実施形態の文書レイアウト編集装置で処理す
る。また、最初から文書構成単位が規定されている構造
化文書(SGML文書、HTML文書)を対象にレイア
ウト編集を行うようにする。
【0098】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項2〜8のいずれか1項に記載の文書レイア
ウト編集装置において、プレイン文書と、文書レイアウ
ト作成部(106)の作成したレイアウト編集済文書と
を記憶する記憶部(103)を備えた文書レイアウト編
集装置。
【0099】このようにすれば、必要な処理を行う間、
各文書を確実に保持することができる。 (ロ)上記(イ)の文書レイアウト編集装置において、
記憶部(103)に記憶されているプレイン文書もしく
はレイアウト編集済文書、または、文書テンプレート選
択部(7)または文書テンプレート検索部(13)が選
びだした文書テンプレートの名称、または、印象語レベ
ル指定部(2)を介して指定された各印象語のレベルを
表示する表示部(104)を備えた文書レイアウト編集
装置。
【0100】このようにすれば、使用者は表示部の表示
を見て確実な処理の指示を行うことができる。ところ
で、本明細書において、記憶媒体とは、読み出し及び書
き込みが可能な半導体記憶装置、磁気記憶装置の記憶媒
体、光磁気記憶装置の記憶媒体など、コンピュータのソ
フトウェアを記憶できるものならどのようなものでもよ
い。具体的には、半導体ROM、フロッピーディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、相変化
ディスク、磁気テープなどを含むものとする。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜8のいずれか1項に記載の発
明によれば、使用者の感性を反映させたレイアウト編集
を簡単な操作で自動的に行うことが可能な文書レイアウ
ト編集装置を提供することができる。
【0102】請求項9〜15のいずれか1項に記載の発
明によれば、使用者の感性を反映させたレイアウト編集
を簡単な操作で自動的に行うことが可能な文書レイアウ
ト編集方法を提供することができる。
【0103】請求項16に記載の発明によれば、使用者
の感性を反映させたレイアウト編集を簡単な操作で自動
的に行うことが可能な文書レイアウト編集方法をコンピ
ュータのソフトウェアの形式で記憶した記憶媒体を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブロック構成図。
【図2】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図3】第1実施形態のフローチャート。
【図4】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図5】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図6】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図7】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図8】第2実施形態のブロック構成図。
【図9】第1実施形態の作用を説明するための説明図。
【図10】第2実施形態のフローチャート。
【図11】第1実施形態の作用を説明するための説明
図。
【図12】第1実施形態の作用を説明するための説明
図。
【図13】第2実施形態のブロック構成図。
【図14】第2実施形態のフローチャート。
【図15】従来の形態のブロック構成図。
【図16】従来の形態および各実施形態の作用を説明す
るための説明図。
【図17】従来の形態および各実施形態の作用を説明す
るための説明図。
【図18】従来の形態および各実施形態の作用を説明す
るための説明図。
【図19】従来の形態および各実施形態の作用を説明す
るための説明図。
【図20】従来の形態および各実施形態の作用を説明す
るための説明図。
【符号の説明】
105…論理構造解析部 106…文書レイアウト作成部 107…文書構成要素選定部を構成する文書テンプレー
ト選択部 108…文書構成要素選定部を構成する文書テンプレー
トデータベース 2…文書構成要素選定部を構成する印象語レベル指定部 13…文書構成要素選定部を構成する文書テンプレート
検索部 3,12…文書構成要素選定部を構成する感性データベ
ース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武村 浩司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機 株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレイン文書を構成する各構成単位毎
    に、その文書構成要素を、複数の印象語のレベルの指定
    に対応して設定することにより、レイアウト編集を行う
    文書レイアウト編集装置。
  2. 【請求項2】 プレイン文書の論理構造を解析し、構成
    単位に分割する論理構造解析部(105)と、プレイン
    文書とは、文書を構成する各構成単位の文書構成要素が
    設定されておらず、レイアウト編集が行われていない文
    書であることと、文書構成要素とは、レイアウト編集に
    あたり文書の各構成単位に対して設定すべき書式である
    ことと、 使用者の感性に対応した文書構成要素を選定する文書構
    成要素選定部(2,3,107,108,12,13)
    と、 論理構造解析部が分割したプレイン文書の各構成単位毎
    に、その文書構成要素を、文書構成要素選定部の選定し
    た文書構成要素に従って設定することにより、プレイン
    文書のレイアウト編集を行ってレイアウト編集済文書を
    作成する文書レイアウト作成部(106)とを備えた文
    書レイアウト編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、 印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
    ルに対応する文書テンプレート番号を選びだす感性デー
    タベース(3)と、 複数の文書テンプレートを格納している文書テンプレー
    トデータベース(108)と、 感性データベースの中から選びだされた文書テンプレー
    ト番号に従い、文書テンプレートデータベースの中か
    ら、その文書テンプレート番号に対応した文書テンプレ
    ートを選びだす文書テンプレート選択部(107)とを
    備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、文書テンプレート選択部から選びだされた
    文書テンプレートの文書構成要素に従って設定する文書
    レイアウト編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける印象語レベル指
    定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
    感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
    ものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書テンプレ
    ート番号を格納した印象語・文書テンプレート番号対応
    辞書を備え、その辞書を検索することにより、印象語レ
    ベル指定部を介して指定された各印象語のレベルに対応
    する文書テンプレート番号を選びだす感性データベース
    (3)と、 複数の文書テンプレートを格納している文書テンプレー
    トデータベース(108)と、文書テンプレートとは、
    レイアウト編集済文書を作成するために指定すべき複数
    の文書構成要素から成るデータ群であることと、 感性データベースの中から選びだされた文書テンプレー
    ト番号に従い、文書テンプレートデータベースの中か
    ら、その文書テンプレート番号に対応した文書テンプレ
    ートを選びだす文書テンプレート選択部(107)とを
    備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、文書テンプレート選択部から選びだされた
    文書テンプレートの文書構成要素に従って設定する文書
    レイアウト編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、 印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
    ルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベース
    (12)と、 複数の文書テンプレートを格納している文書テンプレー
    トデータベース(108)と、 感性データベースの中から選びだされた文書構成要素に
    従い、文書テンプレートデータベースの中から、その文
    書構成に近い文書構成要素をもつ文書テンプレートを複
    数選びだし、その複数の文書テンプレートの中から、使
    用者の選択指示した1つの文書テンプレートを、文書テ
    ンプレートデータベースの中から選びだす文書テンプレ
    ート検索部(13)とを備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、文書テンプレート検索部から選びだされた
    文書テンプレートの文書構成要素に従って設定する文書
    レイアウト編集装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける印象語レベル指
    定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
    感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
    ものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書構成要素
    を格納した印象語・文書構成要素対応辞書を備え、その
    辞書を検索することにより、印象語レベル指定部を介し
    て指定された各印象語のレベルに対応する文書構成要素
    を選びだす感性データベース(12)と、 複数の文書テンプレートを格納している文書テンプレー
    トデータベース(108)と、文書テンプレートとは、
    レイアウト編集済文書を作成するために指定すべき複数
    の文書構成要素から成るデータ群であることと、 感性データベースの中から選びだされた文書構成要素に
    従い、文書テンプレートデータベースの中から、その文
    書構成に近い文書構成要素をもつ文書テンプレートを複
    数選びだし、その複数の文書テンプレートの中から、使
    用者の選択指示した1つの文書テンプレートを、文書テ
    ンプレートデータベースの中から選びだす文書テンプレ
    ート検索部(13)とを備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、文書テンプレート検索部から選びだされた
    文書テンプレートの文書構成要素に従って設定する文書
    レイアウト編集装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける印象語レベル指定部(2)と、 印象語レベル指定部を介して指定された各印象語のレベ
    ルに対応する文書構成要素を選びだす感性データベース
    (12)とを備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、感性データベースから選びだされた文書構
    成要素に従って設定する文書レイアウト編集装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の文書レイアウト編集装
    置において、 前記文書構成要素選定部は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける印象語レベル指
    定部(2)と、印象語とは、レイアウト編集済文書から
    感じられる印象を単純で抽象的な言語表現で一元化した
    ものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書構成要素
    を格納した印象語・文書構成要素対応辞書を備え、その
    辞書を検索することにより、印象語レベル指定部を介し
    て指定された各印象語のレベルに対応する文書構成要素
    を選びだす感性データベース(12)とを備え、 前記文書レイアウト作成部(106)は、論理構造解析
    部が分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書
    構成要素を、感性データベースから選びだされた文書構
    成要素に従って設定する文書レイアウト編集装置。
  9. 【請求項9】 プレイン文書の論理構造を解析し、構成
    単位に分割する処理と、プレイン文書とは、文書を構成
    する各構成単位の文書構成要素が設定されておらず、レ
    イアウト編集が行われていない文書であることと、 使用者の感性に対応した文書構成要素を選定する処理
    と、 分割したプレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成
    要素を、選定した文書構成要素に従って設定することに
    より、プレイン文書のレイアウト編集を行ってレイアウ
    ト編集済文書を作成する処理とを備えた文書レイアウト
    編集方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける処理と、 指定された各印象語のレベルに対応する文書テンプレー
    ト番号を選びだす処理と、 複数の文書テンプレートを格納する処理と、 選びだされた文書テンプレート番号に対応した文書テン
    プレートを選びだす処理とを備え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を選
    びだされた文書テンプレートの文書構成要素に従って設
    定する文書レイアウト編集方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける処理と、印象語
    とは、レイアウト編集済文書から感じられる印象を単純
    で抽象的な言語表現で一元化したものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書テンプレ
    ート番号を格納した印象語・文書テンプレート番号対応
    辞書を備え、その辞書を検索することにより、指定され
    た各印象語のレベルに対応する文書テンプレート番号を
    選びだす処理と、 複数の文書テンプレートを格納する処理と、文書テンプ
    レートとは、レイアウト編集済文書を作成するために指
    定すべき複数の文書構成要素から成るデータ群であるこ
    とと、 選びだされた文書テンプレート番号に対応した文書テン
    プレートを選びだす処理とを備え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
    選びだされた文書テンプレートの文書構成要素に従って
    設定する文書レイアウト編集方法。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける処理と、 指定された各印象語のレベルに対応する文書構成要素を
    選びだす処理と、 複数の文書テンプレートを格納する処理と、 選びだされた文書構成要素に従い、その文書構成に近い
    文書構成要素をもつ文書テンプレートを複数選びだし、
    その複数の文書テンプレートの中から、使用者の選択指
    示した1つの文書テンプレートを選びだす処理とを備
    え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
    選びだされた文書テンプレートの文書構成要素に従って
    設定する文書レイアウト編集方法。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける処理と、印象語
    とは、レイアウト編集済文書から感じられる印象を単純
    で抽象的な言語表現で一元化したものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書構成要素
    を格納した印象語・文書構成要素対応辞書を備え、その
    辞書を検索することにより、指定された各印象語のレベ
    ルに対応する文書構成要素を選びだす処理と、 複数の文書テンプレートを格納する処理と、文書テンプ
    レートとは、レイアウト編集済文書を作成するために指
    定すべき複数の文書構成要素から成るデータ群であるこ
    とと、 選びだされた文書構成要素に従い、その文書構成に近い
    文書構成要素をもつ文書テンプレートを複数選びだし、
    その複数の文書テンプレートの中から、使用者の選択指
    示した1つの文書テンプレートを選びだす処理とを備
    え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
    選びだされた文書テンプレートの文書構成要素に従って
    設定する文書レイアウト編集方法。
  14. 【請求項14】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語についてそのレベルの指定
    を受け付ける処理と、 指定された各印象語のレベルに対応する文書構成要素を
    選びだす処理とを備え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
    選びだされた文書構成要素に従って設定する文書レイア
    ウト編集方法。
  15. 【請求項15】 請求項9に記載の文書レイアウト編集
    方法において、 前記文書構成要素を選定する処理は、 予め設定された複数の印象語について、各印象語につい
    て個別にそのレベルの指定を受け付ける処理と、印象語
    とは、レイアウト編集済文書から感じられる印象を単純
    で抽象的な言語表現で一元化したものであることと、 前記各印象語のレベルによって規定される文書構成要素
    を格納した印象語・文書構成要素対応辞書を備え、その
    辞書を検索することにより、指定された各印象語のレベ
    ルに対応する文書構成要素を選びだす処理とを備え、 前記レイアウト編集済文書を作成する処理は、分割した
    プレイン文書の各構成単位毎に、その文書構成要素を、
    選びだされた文書構成要素に従って設定する文書レイア
    ウト編集方法。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれか1項に記載
    の文書レイアウト編集方法をコンピュータのソフトウェ
    アの形式で記憶した記憶媒体。
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