JP3421425B2 - 文書作成支援装置 - Google Patents

文書作成支援装置

Info

Publication number
JP3421425B2
JP3421425B2 JP10328794A JP10328794A JP3421425B2 JP 3421425 B2 JP3421425 B2 JP 3421425B2 JP 10328794 A JP10328794 A JP 10328794A JP 10328794 A JP10328794 A JP 10328794A JP 3421425 B2 JP3421425 B2 JP 3421425B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
knowledge
document creation
creation
search
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10328794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07287706A (ja
Inventor
恭彦 野村
剛 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10328794A priority Critical patent/JP3421425B2/ja
Publication of JPH07287706A publication Critical patent/JPH07287706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3421425B2 publication Critical patent/JP3421425B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書作成支援装置に関
し、特に、テキストデータ,図形データなどの文書要素
を入力し編集して文書作成を行う場合に、文書作成中に
必要となるレイアウト,色づけなどの文書作成知識を作
成者の編集作業に応じて呈示し、作成者が実際に文書作
成知識を理解した上で、高品質な文書を作成できるよう
に効果的な文書作成支援を行う文書作成支援装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高機能ワードプロセッサ,アウト
ラインプロセッサなど、様々な文書作成のための高度な
文書処理装置が開発されている。このような文書処理装
置を用いて文書作成を行う場合において、文書作成する
作成者は、文書作成のための様々な予備知識が必要とさ
れる。つまり、何らかの方法で文書を作成する際、その
文書を全く白紙の状態から作成する場合は、文書作成者
は相当な労力と知見を要求されることになる。
【0003】というのは、文書の作成に当たっては、作
成する文書内容そのもの以外に、例えば、文書の紙のサ
イズ、その紙面の中で文書内容のレイアウトをどのよう
にするか、文字の書体や大きさはどのものを選ぶかな
ど、最終的な文書の仕上がり具合や見栄えに関しても、
全て作成者が決めなければならないからである。特に、
カラー文書を作成する時のように、色の組合せの選択な
どが必要な場合は、配色についての知見やデザインセン
スまでもが要求されることになる。
【0004】したがって、このような知見やデザインセ
ンスを持たない一般の作成者は、カラー文書を作成する
場合、各々の文書要素の色付け、その配色など、なかな
かうまく配色できないのが通常である。このため、一般
の作成者が、作成者自身で自分の意図に合うように、ま
た、文書の使用目的の用途に合うように、文書を全く白
紙の状態から出来映えの良い文書を作成することは、か
なり難しい作業となっている。
【0005】このため、作成者の意図や用途にあった高
品位な文書を作成したい場合、作成者は、文書デザイン
について知見を持つエディトリアルデザイナと呼ばれる
専門家に原稿を見せて、専門家によるコンサルタントを
受けながら文書を作成するということも行われている。
しかし、一般的に、デザイナへの依頼には多くの費用や
時間がかかるので、限られた文書についてしか、コンサ
ルタントを依頼できないのが実情である。
【0006】ところで、近年のワードプロセッサやDT
P(Desk Top Publishing)などに代表される文書作成編
集装置においては、作成者の意図や用途をある程度に反
映させて文書を作成するため、利用者支援を行う文書処
理装置の技術が様々に提案させている。その代表的なも
のの一つとして、例えば、特開昭63−175965号
公報または特開平1−304575号公報に開示されて
いる「文書処理装置」の技術がある。この技術は、既存
の文書から、作成したい文書に似た性質をもつ文書を選
び出して再利用できるようにするため、文書中の文章の
意味内容のキーワード,書式段落パターンなどにより、
文書を自動分類して蓄積しておき、トピック名などの指
定により、適当な文書を検索して取り出せるようにする
技術である。
【0007】この技術は、過去に作られた文書を蓄積
し、これらの再利用を手助けすることにより、利用者の
文書作成を支援しようという提案である。また、他の一
つの技術の例として、文書書式を適用する方法がある。
これは、使われる文書書式をうまくデザインすること
で、ある作成者の意図や用途に対して比較的質の良い出
力が得られるようにする方法である。例えば、特開平4
−310171号公報に記載の「文書作成装置」の例に
示されるように、システムが組み版情報を持ち、利用者
は文書種類を設定した後に、表題・著者・本文・見出し
などをフォーマットに応じて入力していくことにより、
高品質な文書を仕上げるようにする方法である。更に、
この種の別の技術の例として、特開昭62−22936
4号公報,特開平1−180062号公報などに開示さ
れているように、文書の論理構造を解析し、この解析結
果に基づいて適切な書式を選択し適用する「文書整形装
置」などの提案がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過去に
作成されたモデル的な文書を再利用する方法では、選択
された文書例のどの部分が作成者の意図や用途を反映す
る部分かを理解できるまでの知見がないと、文書例のど
の部分をどのように再利用すれはよいか判断できないと
いう問題がある。このため、結局は、一般の作成者にと
っては、例えば、申請書類,報告書,ビジネスレターな
どの定型的な文書を作成する場合以外は、あまり役に立
つ方法ではない。
【0009】また、文書書式を適用する方法は、文書書
式の選択さえ間違わなければある一定レベルの水準のも
のが得られるものの、あくまでも書式の適用であり、1
ページで収まる文書かどうかやタイトルの文字数が何文
字かなど、作成中の文書固有の情報が利用できない。換
言すれば、ある一定レベル以上の仕上がりは期待できな
いということになる。この場合もまた、前述した過去の
文書を再利用する方法と同様に、書式の適用により得ら
れた仕上がり文書のどの部分が作成者の意図や用途を反
映する部分かを理解できるまでの知見がないと、作成文
書に固有の条件によって発生した不具合や、書式の選択
ミスなどによって発生した不具合までは直せない。した
がって、結局は、希望どおりの文書が必ずしも得られな
い方法であった。
【0010】このように、いずれの場合も、作成者は、
自分の意図や用途を反映させるための方法がわからない
ことなどから、結果的に作成者の意図や用途に適合した
文書が得難く、デザイナなどの専門家にコンサルタント
を受けながら作成する場合などに比較して、作成する文
書をある一定レベル以上のものには出来ないという問題
があった。
【0011】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、本発明の目的は、作成者が作
成中の文書の意図や用途にあった文書に仕上げることが
できるように、極め細かい文書作成支援を行うことがで
きる文書作成支援装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の文書作成支援装置は、WYSIWY
Gエディタを備えた文書作成支援装置において、編集す
る文書の文書作成目的を指示する文書作成目的指示手
編集する文書を前記WYSIWYGエディタに表示
し、表示した文書の一部を文書要素として指示する文書
要素指示手段と、文書作成に関する文書要素に対する文
書作成知識を記憶する文書作成知識データベース手
、前記指示された文書作成目的と前記指示された文書
要素とを検索キーとして、前記文書作成知識データベー
手段から文書要素の文書作成知識を検索する文書作成
知識検索手段と、検索した文書作成知識を利用者が文書
編集に適用できる形態で呈示する文書作成知識呈示手段
とを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の文書作成支援装置は、上記
の構成に加えて、更に、前記文書作成知識呈示手段によ
り呈示された文書作成知識のうち、編集中の文書に適用
させたい文書作成知識の選択指示を行う文書作成知識指
示手段と、選択指示した文書作成知識のルールを適用し
て前記文書の内容に変更を加える文書内容更新手段と
備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の文書作成支援装置においては、文書作
成支援装置がWYSIWYGエディタを備えており、
文書作成目的指示手段により、編集する文書の文書作成
目的を指示し、文書要素指示手段により、編集する文書
を前記WYSIWYGエディタに表示し、表示した文書
の一部を文書要素として指示すると、文書作成知識デー
タベース手段が、文書作成に関する文書要素に対する文
書作成知識を記憶しているので、文書作成知識検索手
、前記指示された文書作成目的と前記指示された文書
要素とを検索キーとして、前記文書作成知識データベー
手段から文書要素の文書作成知識を検索する。そし
て、文書作成知識呈示手段が、検索した文書作成知識を
利用者が文書編集に適用できる形態で呈示する。
【0015】これにより、文書作成中に、文書要素およ
びその文書作成目的に応じて、必要な文書要素の文書作
成知識を、作成者の編集作業に応じて呈示することがで
き、作成者が実際に文書作成知識を理解しながら文書の
品質を高めていくことができる。このため、きめ細かい
文書作成支援が可能になる。それと同時に、文書作成知
識を理解しながら文書作成を行うので、作成者は文書作
成を通じて多くの文書作成知識を得ることになる。
【0016】また、本発明の文書作成支援装置は、上記
の構成に加えて、更に、文書作成知識指示手段と文書内
容更新手段とが備えられている。この文書作成知識指示
段により、前記文書作成知識呈示手段により呈示され
た文書作成知識のうち、編集中の文書に適用させたい文
書作成知識の選択指示を行い、文書内容更新手段に
り、選択指示した文書作成知識のルールを適用して前記
文書の内容に変更を加える。
【0017】これにより、文書作成中に必要な文書要素
の文書作成知識を作成者の編集作業に応じて呈示するば
かりでなく、その文書作成識によるルールを適用し
て、実際の文書作成に反映させて確認することができ
る。このため、作成者が実際に文書作成知識を理解しな
がら文書の品質を高められる。これによってきめ細かい
文書作成支援が可能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例にかかる文書
作成支援装置の要部の構成を示すブロック図である。図
1において、100は文書作成知識データベース、10
1は文書編集指示部、102は文書・文書属性記憶部、
103は文書表示部、104は文書作成目的指示部、1
05は文書作成知識検索部、106は文書作成知識表示
部である。
【0019】文書・文書属性記憶部102は、作成を行
う文書内容および文書属性の情報を格納するための機能
ブロックである。つまり、ワードプロセッサなどにより
作成された文書テキストのコードデータ,図形データな
どの文書要素と共に、その文書要素に設定されている文
字フォント,文字サイズ,文書レイアウト,色などの文
書属性を格納する。ここでは、一般に電子化された文書
とその付帯情報を表すデータとを文書情報として格納し
ており、ハードウェア装置としては、具体的には、例え
ば、磁気ディスク装置や主記憶装置などで構成される。
【0020】文書・文書属性記憶部102における各々
のデータは、図示しないシステム制御部の管理下に、こ
れらの記憶装置で直接アクセス可能な状態で保持されて
いるので、例えば、ある文字や文,見出し,図,枠など
の文書要素を指定して、その属性情報の表示を指示する
プロパティキーを押し、プロパティ表示を行うと、文書
表示部103にその文書要素に設定されている属性情報
が表示される。
【0021】文書表示部103においては、例えば、図
2に示すように、マウスカーソル17または文字入力位
置を指示するキャロット19などのカーソル操作を行
い、電子文書18における文字列“近年のコンピ…”の
中の文字“近”20を指定して、そのプロパティ表示を
指示すると、プロパティ・シート・サブウィンドウ21
が開かれる。プロパティ・シート・サブウィンドウ21
においては、その属性表示の中で、文字“近”に設定さ
れている属性情報の「字体:明朝, 大きさ:10
p, 文字色:黒, 背景色:白」といった情報が表示
されるので、これらの情報を参照することができる。
【0023】このような文書要素に対して設定されてい
る属性情報を表示する技術は、グラフィカルユーザイン
タフェースを実現しているWYSIWYGタイプのエデ
ィタには、一般に用いられている技術であり、例えば、
富士ゼロックス株式会社製のワークステーション用の基
本システムソフトウェア“GlobalView”など
で実現されている。文書表示部103は、WYSIWY
Gタイプのエディタの中で、文書そのものの内容,レイ
アウトを表示する他、このようなプロパティ等の属性情
報についても表示を行う。
【0024】文書編集指示部101は、文書編集の操作
を行うための機能ブロックであり、ハードウェア装置と
してはポインティングデバイスのマウスカーソルおよび
ディスプレイと、グラフィカルユーザインタフェース制
御部により実現される。WYSIWYGタイプのエディ
タと同様に、文書編集指示部101により、例えば、図
2に示すように、マウスカーソル17の指示により、文
字の入力位置を指示するカーソルであるキャレット19
を置いたり、図10に示すように、ページ書式記号50
を選択したり、図12に示すように、文書要素の図形デ
ータであるグラフ55の全体を選択するなどの操作を行
う。また、図3,図10,および図12にそれぞれ示す
ように、それぞれにプロパティ・シート・サブウィンド
ウを開いて、各々のプロパティ・シートにより、文書要
素に対して設定する文書属性などの設定の指示を行い、
その属性情報を設定する操作を行う。
【0025】また、後述するように、ある文書属性を指
定して、文書作成知識データベース100から文書作成
知識の検索を行う場合の検索処理の操作も行う。例え
ば、図3に示すように、プロパティ・シート・サブウィ
ンド23を開き、ポインティングデバイスの操作によ
り、「字体」という文字をマウスカーソル17で選択
し、知識検索ボタンを押すことによって知識の検索が開
始される。
【0026】文書作成目的指示部104は、図4に示し
たように、編集作業を行っている文書作成の目的を、文
書の種類、文書に与えたい目的やイメージ、文書を見せ
る対象者の3つの文書属性(属性フィールド)により指
定する。文書の種類は、例えば、論文であるとか、提案
書であるとか、あるいはOHP文書であるとかなどの種
類の指定をプルダウンメニューの中から指定する。そし
て、文書に対して与えたい目的・イメージの文書属性と
して、例えば、明るい文書にしたいとか、目立つ文書に
したいなどを、同じくプルダウンメニューの中から指定
する。また、対象者の文書属性として、作成した文書を
渡す相手が専門家なのか素人なのかだとか、あるいは相
手の年齢はどのくらいかなどの情報を入力できる。もち
ろん、それぞれの文書属性は空白にしておいても構わな
い。空白の場合は未設定として、その属性を無視して検
索が行われる。
【0027】文書作成知識検索部105は、文書編集指
示部101で指示した編集文書の文書要素(KEY
element)と文書属性(KEYedit)、そして、文書作
成目的指示部で指示した文書の種類(KEYdoc)と目
的(KEYpurpose)、対象者(KEYpeople)の5つ
の情報を検索キーとして、文書作成知識データベースか
らの文書作成知識の検索を行う。
【0028】実際には、図5に示したように、文書編集
指示部101と文書作成目的指示部104により指示し
た指示内容の情報(言葉)をそれぞれ検索キーに代入
し、文書作成知識データベース100の検索を行う。例
えば、SQLによるコマンドで検索を行うとすれば、検
索式は、図6に示すようになり、各々の指示内容の情報
を検索キーとして検索を行う。
【0029】文書作成知識データベース100は、前述
したような5つの文書属性の情報をキーワードとして、
そのキーワードに対応して、文書を作成する上での様々
な知識情報を格納しているデータベースである。ここで
の文書作成に関する知識情報とは、例えば、1991年
第42回情報処理学会全国大会予稿集7Q−7「文書表
現品質に関する評価尺度について」において述べられて
いるような主観評価等の方法によって得られた定量的な
データや「富士ゼロックス株式会社著,“プレゼンテー
ション&ドキュメンテーション”,富士ゼロックス株式
会社,1989年発行」等に記されている定性的または
定量的なデータ、あるいは社内の規則による決まりごと
などを表したデータなど、文書のデザインを決定するた
めに必要な知識である。また、ここで用いるデータベー
スの種類(タイプ)としては、例えば、ORACLEの
ようなリレーショナル・データベースなどが用いられ
る。ここでのデータベースの種類は、キーワードを用い
た検索を行え、更に、テキスト情報を扱えるものであれ
ば、どのようなタイプのものであっても良い。
【0030】文書作成知識表示部106では、検索結果
の知識のタイトルを表示画面上にメニュー形式で列挙す
るので、そのうち、作成者が内容を参照してみたい知識
について、ポインティングデバイスのマウス操作によ
り、マウスカーソルで列挙された知識のタイトルを指示
することにより、その検索結果の知識の内容情報が表示
される。例えば、図7に示すように、検索結果表示ウィ
ンドウ27に、検索結果の知識のタイトルが表示される
ので、作成者がマウスカーソル17により、例えば、
「006 書体のイメージ」の位置を選択すると、知
識表示サブウィンドウ28が開かれて、その知識内容が
表示される。
【0031】次に、このような各々の機能ブロックによ
り構成される文書作成支援装置における一連の動作手順
について説明する。図9は、第1の実施例の文書作成支
援装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0032】文書作成者は、まず、WYSIWYGエデ
ィタ等を備えた文書作成支援装置を起動し、現在編集し
ようとしている文書をWYSIWYGエディタに表示し
て、処理を開始させる。まず、最初にステップS31に
おいて、作成する文書(編集対象)の文書作成目的を指
示入力する。文書作成知識は、文書の読み手となる対象
者,執筆する文書の形態,意図する目的など応じて様々
に異なるので、ステップS31の文書作成目的の指示入
力では、図4に示すように、文書作成目的指示ウィンド
ウ24を開き、文書の種類、目的・イメージ、対象者の
文書属性を指示入力する。入力操作はキーボードで行っ
てもよいし、また、予めメニューを用意しておき、ポイ
ンティングデバイスを用いて選択するようにしても良
い。もちろん、文書作成目的のそれぞれの文書属性の条
件を全て入力する必要はなく、空白にしておけばその属
性は何も指定しなかったとして、文書作成知識データベ
ースを検索する場合に、検索する検索キーの文書属性か
ら排除する。
【0033】次に、ステップS32において、文書の一
部を指示することにより、文書要素を指示し、次のステ
ップS33において、プロパティ・シートを開き、次の
ステップS34において、文書要素に設定する属性を選
択する。すなわち、WYSIWYGエディタにより、文
書要素の入力を行って、文書編集を行い、文書作成を行
っている際に、当該文書要素に対して属性を設定する場
合に、図2に示すように、例えば、文書要素の文字位置
にキャレット19を置いてプロパティキーを押す。これ
により、プロパティ・シート・サブウィンドウ21がポ
ップアップし、そこに当該文字“近”に対する属性情報
が表示される。もちろん、文字に対する属性情報の他
に、図形データに対する属性情報,文全体に対する属性
情報(書式情報など),見出しに対する属性情報など、
それぞれの文書要素を設定する属性情報に応じて、それ
ぞれのプロパティシートを表示させ、その対応の属性情
報を設定する。
【0034】このような文書作成を行っている途中に、
文字についての文書作成知識を参照したい場合、対象と
する文字にキャレット(19:図2)を置いた状態で、
知識検索ボタン(図示せず)を押す。また、プロパティ
・シートを開いた後に、その中の例えば「字体」に関す
る知識を見るには、図3に示すように、プロパティ・シ
ート・サブウィンドウ23において、属性情報を設定す
るため「字体」の文字表示位置に、マウスカーソル17
を位置決めし、文字属性の「字体」を選択し、知識検索
ボタン(図示せず)を押す。これにより、文字属性の
「字体」をキーワードとして、ここでの「字体」に関す
る知識情報が検索される。
【0035】このような文書作成において、それぞれの
段階での文書作成に関する知識情報の検索が行われる場
合、動作の流れでは、ステップS35からの処理により
行われる。すなわち、ステップS35において、ここで
の選択されたキーワードを変数として代入し、次のステ
ップS36において、検索式を作成する。そして、次の
ステップS37において、作成した検索式により、文書
作成知識データベースを検索し、次のステップS38に
おいて、その検索結果を表示する。そして、次のステッ
プS39において、文書作成支援を続行するか否かを判
定し、文書作成支援を続行する場合には、ステップS3
1に戻り、ステップS31からの処理を繰り返す。ま
た、文書作成支援を続行しない場合は、ここでの処理を
終了する。
【0036】すなわち、ここでの「字体」に関する知識
情報の検索例について具体的に説明すると、文書作成目
的指示ウィンドウ24により設定された文書作成目的の
情報から、文書の種類の属性情報の「論文」と、目的・
イメージの属性情報の「明るい」と、対象者の属性情報
の「一般」と、文書要素の「文字」と、その文書要素の
属性として選択した属性情報の「字体」とが、それぞ
れ、図5に示すように、検索キーのキーワードの変数に
代入される(ステップS35)。
【0037】この結果、図5に示すようなキーワード2
5が得られるので、次に、これらの検索キーのキーワー
ド25を用いて、図6に示すように、SQLコマンドに
よる検索式26を作成する。この検索式26により、文
書作成知識データベースの検索を行う。この検索式によ
る検索では、まず、知識情報のタイトル部分だけを検索
してくる。
【0038】そして、図7に示すように、検索された知
識情報の全てのタイトルを検索結果表示ウィンドウ27
に表示する。検索結果表示ウィンドウ27にタイトルが
表示されると、文書作成を行っている作成者は、ここで
参照したい知識情報のタイトルをマウスカーソル17に
より指示するので、その中で作成者が選択したタイトル
の知識情報に関しては、改めて、図8に示すように、該
当の知識情報のデータを問い合わせるための検索式29
を作成し、その検索式29を用いて検索が行われる。そ
の結果、図7に示すように、例えば、ここでは「書体の
イメージ」という知識情報が、知識表示サブウィンドウ
28が開かれ、その知識内容が表示される。
【0039】ところで、また、文書作成の最初の段階な
どにおいて、ページ書式を決定する場合も、そのマージ
ンや見出しのサイズ、柱やノンブルの使い方など、その
効果を考えながら、用いることは難しいので、ここでの
文書作成支援機能により、文書作成のための知識情報を
検索して表示できる。その場合においても、前述の場合
と同様に、図10に示すように、まず、文書18の先頭
部分に配置されているページ書式記号50にキャレット
を位置決めし、ページ書式記号50を選択状態とし、プ
ロパティキーを押して、ページ書式を設定するためのペ
ージ書式プロパティ・シート51を開く。そして、ここ
で設定する属性情報の中の「ページサイズ」に関する知
識を参照するには、このページ書式プロパティ・シート
51の中の「ページサイズ」の文字表示位置に、マウス
カーソル17を位置決めし、知識検索ボタン(図示せ
ず)を押す。これにより、前述の場合と同様に、「ペー
ジサイズ」に関する知識が検索されることになる。
【0040】また、図10に示すように、ページ書式記
号50にキャレットを移し、ページ書式プロパティ・シ
ート51を開くことなく、知識検索ボタン(図示せず)
を押すと、「ページ書式」に関する知識が検索され、図
11に示すようなタイトルの結索結果が得られる。先に
設定した文書作成目的の属性情報が、図4に示すような
属性情報である場合、これらのそれぞれの属性情報が検
索キーのキーワードとなるので、この場合の検索処理の
検索式は「“論文”and“明るい”and“一般”a
nd“ページ書式”」となる。そして、検索が行われた
後、検索結果表示ウィンドウ52における検索結果のタ
イトルの表示に応じて、文書の作成者が、例えば、「0
26 論文のマージン」のタイトルを選択すると、こ
のタイトル「026 論文のマージン」の知識情報
が、知識表示ウィンドウ53により表示される。もちろ
ん、ページ書式記号によるページ書式の設定、その知識
表示などを、文書編集の途中や最後に行っても良く、同
様の処理となる。
【0041】他の一つの例として、文書作成知識を表示
させる操作例として、文書中の棒グラフの色づけ編集を
行う場合を例として説明する。図12は、棒グラフプロ
パティの表示操作を説明する図である。図12には、棒
グラフプロパティ・シートを開いた状態が示されてい
る。図12に示すように、文書54において、その中に
埋め込まれている棒グラフ全体をグラフ55の枠領域に
より選択して、プロパティ・ボタンを押すと、棒グラフ
の属性情報のタイトル,ラベル,色などの設定ウィンド
ウ56が開かれる。前述の場合と同様に、ここでの属性
情報となっている「色」を選択して知識検索ボタンを押
すと、この「色」に関して文書作成知識の検索処理が行
われ、図13に示すように、検索結果表示ウィンドウ5
8に、その検索結果の知識情報のタイトルが表示され
る。そして、また、タイトル「012棒グラフの配色」
をマウスカーソル17により選択すると、そのタイトル
の知識情報が、更に検索され知識表示ウィンドウ5
より表示される。表やその他のグラフ,一般的なチャー
トについても、同様の方法で、文書作成のための知識情
報を参照することができる。
【0042】このようにして、文書作成において、それ
ぞれ任意の時点で、文書要素を選択し、その属性情報を
指定することにより、先に指定している文書作成目的に
従って、その文書作成にかかわる知識情報を参照できる
ようになる。その場合、参照した知識情報に基づいて、
更に、文書作成を進める場合、その知識情報にかかる属
性情報を実際に文書に適用して、作成中の文書における
変化を確認したい場合がある。このような場合の操作が
スムーズに行えるように、この実施例の文書作成支援装
置を変形できる。次に、このように変形した文書作成支
援装置を、第2の実施例の文書作成支援装置として説明
する。
【0043】図14は本発明の第2の実施例にかかる文
書作成支援装置の要部の構成を示すブロック図である。
図14において、200は文書作成知識データベース、
201は文書編集指示部、202は文書・文書属性記憶
部、203は文書表示部、204は文書作成目的指示
部、205は文書作成知識検索部、206は文書作成知
識表示部である。また、207は文書作成知識指示部、
208は文書・文書属性変更部である。
【0044】文書作成知識データベース200,文書編
集指示部201,文書・文書属性記憶部202,文書表
示部203,文書作成目的指示部204,文書作成知識
検索部205,および文書作成知識表示部206の各々
の機能ブロックは、第1の実施例の文書作成支援装置
(図1)における文書作成知識データベース100,文
書編集指示部101,文書・文書属性記憶部102,文
書表示部103,文書作成目的指示部104,文書作成
知識検索部105,および文書作成知識表示部106
と、それぞれ対応しており、同様の機能ブロックであ
る。
【0045】この第2の実施例の文書作成支援装置にお
いては、第1の実施例の文書作成支援装置の構成(図
1)に加えて、更に、編集中の文書に適用する知識を指
示する文書作成知識指示部207と、その知識を実際に
エディタ上の文書に反映させる文書属性変更部208と
が設けられている。
【0046】文書作成知識指示部207は、文書作成知
識検索部205により検索され、文書作成知識表示部2
06により表示された文書作成知識を、作成者が参照
し、その知識を実際に編集中の文書に適用させたい時
に、その適用ルールを指示する機能ブロックである。例
えば、図15に示すように、文書作成知識検索部205
により検索された知識が、検索結果表示ウィンドウ60
にタイトルが表示され、その中から作成者が任意の知
識、この例では「書体のイメージ」を文書作成知識表示
部61により表示される。その表示画面の下部側の一部
には、ここに表示された文書作成知識に対応する文書属
性を適用する場合の適用ルールと、その適用ルールを作
成中文書に適用する旨を指示する“apply”ボタン
61aの対が表示されている。例えば、その1つの“a
pply”ボタンに、ポインティングデバイスのマウス
を操作して、そのマウスカーソル17を位置決めしてク
リックボタンを押すと、その適用ルールが作成中文書に
適用される。例えば、ここでの適用ルール「字体をゴ
ック体にする」を適用する場合、図16に示すように、
マウスカーソル17の操作により、その左側の位置に置
かれた“apply”ボタンを押すと、その文書属性情
報が、文書編集指示部201により選択指示されている
文書要素に適用される。
【0047】その場合、図16に示すように、更に、適
用範囲の指定を促すサブウィンドウ62が開くので、更
に、ここでの文書属性情報を適用する範囲を指示する
“apply”ボタンを押して、その指定の適用範囲に
文書属性情報を適用する。つまり、ここで例示されるよ
うに、適用範囲を「プロパティを開いた文字」に指定す
る場合、その左側に表示されている“apply”ボタ
ンを押す。その結果、図2に示すように、文字列「近年
のコンピ…」の中の文字「近」を指定して、プロパティ
・シート・ウィンドウ21を開き、その中で「字体」に
関する文書作成知識を表示している場合には、文字
「近」という文字に対して、文書属性情報(この場合は
文字属性)が適用され、字体がゴシック体に変わる。
【0048】もちろん、文書編集指示部201で選択指
示されている文書要素が、編集文書の中の文章の単語で
あり、そのプロパティを表示する時に単語の文字列を指
示していれば、その指定した単語の文字列の全体に文書
作成知識に対応する文書属性情報が反映され、全ての単
語の文字列の文字がゴシック体に変わる。
【0049】例えば、図17に示すように、編集文書7
1において、文字列「近年のコンピュータの… れだけ
でなく、その…」の中の文字列「近年のコンピュータ」
をマウスカーソルにより指定して、プロパティ・シート
を開く操作72を行い、その中で「字体」に関する文書
作成知識を表示している場合、ここで適用する文書作成
知識として、知識「字体をゴック体にする」選択の操
作73を行い、更に、適用範囲「プロパティを開いた文
字」の指定の操作74を行うと、この場合、文字列「近
年のコンピュータ」に対して、文書属性情報(この場合
は文字属性)が適用され、字体がゴシック体に変わった
編集文書75となる。
【0050】また、前述したように、知識の適用範囲の
指定を促すサブウィンドウ62が開れた場合において
(図16)、その知識の文書属性情報を適用する範囲を
指示する“apply”ボタンとして、「範囲指定す
る」の左側に表示されている“apply”ボタンを押
した場合には、更に、次の操作で、ここでの適用ルール
を適用する範囲を指定し、その範囲の文書要素に対して
文書属性情報を適用することになる。
【0051】つまり、この場合、図18に示すように、
新たにポインティングデバイスのマウスカーソルによ
り、その適用範囲を指定し直すことができる。その適用
範囲の指定は、例えば、マウスの左ボタンを押し下げた
ままでドラッグして範囲を指定し、その後、更にマウス
の右ボタンを押して「apply」メニューをプルダウ
ンさせてそれを選択指示することにより、その知識に関
する文書属性情報が指定の適用範囲に適用される。この
例では、表示されている全ての文字が明朝体からゴシッ
ク体に変更される。
【0052】この場合の操作の流れでは、図18に示す
ように、編集文書81において、文字列「近年のコンピ
ュータの… れだけでなく、その…」の中の文字列「近
年のコンピュータ」をマウスカーソルにより指定して、
プロパティ・シートを開く操作82を行い、その中で
「字体」に関する文書作成知識を表示し、更に、ここで
適用する文書作成知識として、知識「字体をゴック体
にする」選択の操作83を行う。続いて、その適用範囲
として、この場合、適用範囲「範囲指定を行う」の指定
の操作84を行う。
【0053】適用範囲「範囲指定を行う」の指定の操作
84を行うと、範囲指定のモードとなるので、次に、編
集文書85において、マウスカーソルのドラッグ操作に
よって、適用範囲の指定と「applyメニュー」の選
択する操作86を行うと、指定された適用範囲の文字列
に対して、つまり、この例では全ての文字列「近年のコ
ンピュータの… れだけでなく、その…」に対して、文
書属性情報(この場合はゴック体の文字属性)が適用
され、字体がゴシック体に変わった編集文書となる。
【0054】次に、このような各々の機能ブロックによ
り構成される第2の実施例の文書作成支援装置における
一連の動作手順について説明する。図19は、第2の実
施例の文書作成支援装置の動作手順を示すフローチャー
トである。この場合の処理手順においても、文書作成知
識を検索するまでの動作手順は、図9を参照して説明し
た第1の実施例の文書作成支援装置の動作手順と同様な
ので、ここでの動作手順の説明は、文書作成知識の検索
処理からの説明とする。
【0055】文書をWYSIWYGエディタに表示し
て、文書作成処理を行い、文書作成のための知識を必要
とすると、ステップS41において、文書作成知識デー
タベースを検索し、次のステップS42において、その
検索結果を表示する。次に、ステップS43において、
表示された検索結果の知識を適用する指示を行う。適用
知識を指示すると、次に、ステップS44において、適
用範囲を改めて指示するか否かを判定し、適用範囲を改
めて指示する場合にのみ、次のステップS44におい
て、ポインティングデバイスで適用範囲を指定し、ステ
ップS46に進む。また、適用範囲を改めて指示しない
場合は、そのままステップS46に進む。
【0056】そして、次のステップS46において、適
用範囲の文書要素に対して、知識の文書属性情報を適用
して、適用範囲にあたる文書要素の記憶を修正し、次の
ステップS47において、エディタ上の編集文書ファイ
ルを再ロードし、変更された文書を表示する。そして、
次のステップS48において、文書作成支援を続行する
か否かを判定し、文書作成支援を続行する場合には、ス
テップS41に戻り、ステップS41からの処理を繰り
返す。また、文書作成支援を続行しない場合には、ここ
での処理を終了する。
【0057】すなわち、この処理では、文書作成者は、
現在編集しようとしている文書をWYSIWYGエディ
タ等に表示し、編集しようとする文字・文・図などの文
書要素を指定してプロパティを開く。そして、知識を検
索し、編集中の文書に適用したい知識を、図16に示す
ように、選択指示する。適用知識を指示すると、知識を
適用する範囲を「プロパティを開いた要素」だけか「範
囲指定する」かをシステム側が作成者に尋ねてくるの
で、作成者は、プロパティを開いた時に指定した要素の
みに知識を適用するか、適用する範囲を指定して適用す
るかを指示する。
【0058】例えば、図17に示すように、「近年のコ
ンピュータ」の部分だけの字体をゴシックにしたいとき
は、前者を選択する。また、反対に、それ以外の部分に
もこの知識を適用したい時には、後者の「範囲指定す
る」を選択し、マウスなどのポインティングデバイスを
用いてその範囲を指定する。この指定方法は、例えば、
マウスの左ボタンを押しながらポインタ(マウスカーソ
ル)をドラッグさせたり、ポインタ(マウスカーソル)
で指示している座標点の位置の文字に対して、マウス左
ボタンのダブルクリック1回で当該文字の指定を行い、
ダブルクリック2回で当該文字を含む単語の指定を行
い、ダブルクリック3回で当該文字を含む段落などが指
定できるようにしておけば良い。そして、例えば、マウ
ス右ボタンを押すことにより「applyメニュー」ボ
タンをプルダウンさせ、それを選択指示するとにより指
示範囲に対して知識が適用されるようにしておけば良
い。
【0059】なお、ここでの文書作成知識に関連する文
書属性情報を適用する場合、その適用処理は、文書・文
書属性変更部208によって実行される。上述したよう
に、文書・文書属性変更部208は、文書作成知識とし
て検索された知識情報に応じて、その編集文書の文書要
素に対する文書属性情報を変更する。その場合、例え
ば、ここでの編集文書が構造化文書エディタによる構造
化文書である場合、そのフォーマットは、文書データの
中での文書要素における文書属性情報が明確に区別され
ず、テキストとそのスタイルの情報を持っているだけで
あるので、それに対応した処理を行う。
【0060】図20に示すように、構造化文書エディタ
では、その文書の文書要素90は、テキスト情報とその
スタイルの情報を持っているだけである。その場合、こ
こでの文書・文書属性変更部208は、文書属性情報に
よる文書・文書属性の変更処理を行う場合、構造化文書
フォーマットによる文書データ(文書要素)の文字列の
中に、例えば、フォントフェイスを変更するタグ(<F
Face40>,<Face>)を挿入し、実質的に、
ここでの文書属性情報を変更する処理内容と同じ効果の
操作を行う。
【0061】文字列「近年のコンピュータ」の文字をゴ
ック体に変更する場合、図20に示すように、文字列
「近年のコンピュータ」の前後に、フォントフェイスを
ック体に変更するタグ(<FFace40>)と、
元のデフォルトのフォントに戻すタグ(<Face>)
とを挿入して、文書要素90において、「近年のコンピ
ュータ」という部分だけフォントのフェイスが変更され
たものとする。
【0062】このように、構造化文書エディタによる編
集文書では、文書の作成者からはWYSIWYGエディ
タだけが見えているが、文書要素の各々のデータを格納
しているファイルとしては、図20に示したようなフォ
ーマットのデータとなっているので、変更された文書の
内容が直ちに表示画面上の文書に反映されない。その場
合には、その文書データのファイルに変換をかけること
により、WYSIWYGエディタ上の文書として表示す
ることになる。したがって、その場合には、文書作成知
識による文書属性情報を変更する適用ルールを適用した
後、もう一度ファイルを読み込み直して、その結果を画
面で確認する。
【0063】なお、この場合、適用する知識(文書属性
情報)が選択され、その知識の内容が、例えば、文字属
性を変更するものである場合、構造化文書エディタによ
る編集文書に対して変更を行うには、図21に示すよう
に、その対応の処理にコマンド91を発行して、「近年
のコンピュータ」の部分のみをゴシック体に変える処理
を行う。この結果、図20に示したように、文書・文書
属性記憶部202内の文書要素のデータが書き換えられ
る。そして、その修正結果を、編集文書において確認す
るため、構造化文書エディタのWYSIWYGエディタ
等に適用するために、再び文書を読み込む作業を行う。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の文書作
成支援装置によれば、文書作成中に必要な文書要素の
書作成知識を作成者の編集作業に応じて呈示することが
でき、作成者が実際に文書作成知識を理解しながら文書
の品質を高めていくことができる。これにより、よりき
め細かい文書作成支援が可能になる。また、ここで呈示
された文書作成知識に関連して、簡易な操作により、そ
の知識を作成中の編集文書にそのまま適用できるので、
それと同時に、文書作成知識を実質的に理解しながら文
書作成を行え、文書の作成者は、実際の文書作成を通じ
て多くの文書作成知識を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる文書作成支
援装置の要部の構成を示すブロック図、
【図2】 図2は文字属性情報を表示操作を説明する
図、
【図3】 図3は文書属性の指示を説明する図、
【図4】 図4は文書作成目的の指示を説明する図、
【図5】 図5は文書作成者の指示のキーワードの代入
例を説明する図、
【図6】 図6はキーワードによるSQL検索コマンド
を説明する図、
【図7】 検索された文書作成知識の選択操作を説明す
る図、
【図8】 選ばれた知識内容のSQL検索コマンドを説
明する図、
【図9】 図9は第1の実施例の文書作成支援装置の動
作手順を示すフローチャート
【図10】 図10はページ書式プロパティの表示操作
を説明する図、
【図11】 図11は検索された文書作成知識の選択操
作を説明する図、
【図12】 図12は棒グラフプロパティの表示操作を
説明する図、
【図13】 図13は検索された文書作成知識の選択操
作を説明する図、
【図14】 図14は本発明の第2の実施例にかかる文
書作成支援装置の要部の構成を示すブロック図、
【図15】 図15は編集文書に適用する知識の指示を
行う操作例を説明する図、
【図16】 図16は続いて編集文書に適用する知識の
適用範囲の指定の操作例を説明する図、
【図17】 図17は知識と適用範囲の指定する場合の
一連の操作の第1の操作例を説明する図、
【図18】 図18は知識と適用範囲の指定する場合の
一連の操作の第2の操作例を説明する図、
【図19】 図19は、第2の実施例の文書作成支援装
置の動作手順を示すフローチャート、
【図20】 図20は構造化文書エディタの文書フォー
マットを説明する図
【図21】 図21は構造化文書エディタに対する知識
の適用操作を説明する図である。
【符号の説明】
100…文書作成知識データベース、101…文書編集
指示部、102…文書・文書属性記憶部、103…文書
表示部、104…文書作成目的指示部、105…文書作
成知識検索部、106…文書作成知識表示部、200…
文書作成知識データベース、201…文書編集指示部、
202…文書・文書属性記憶部、203…文書表示部、
204…文書作成目的指示部、205…文書作成知識検
索部、206…文書作成知識表示部、207…文書作成
知識指示部、208…文書・文書属性変更部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 剛 神奈川県横浜市保土ヶ谷区神戸町134番 地 横浜ビジネスパークイーストタワー 富士ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−108641(JP,A) 特開 平5−108632(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】WYSIWYGエディタを備えた文書作成
    支援装置において、 編集する文書の文書作成目的を指示する文書作成目的指
    示手段と、 編集する文書を前記WYSIWYGエディタに表示し、
    表示した文書の一部を文書要素として指示する文書要素
    指示手段と、 文書作成に関する文書要素に対する文書作成知識を記憶
    する文書作成知識データベース手段と、 前記指示された文書作成目的と前記指示された文書要素
    とを検索キーとして、前記文書作成知識データベース手
    段から文書要素の文書作成知識を検索する文書作成知識
    検索手段と、 検索した文書作成知識を利用者が文書編集に適用できる
    形態で呈示する文書作成知識呈示手段とを備えることを
    特徴とする文書作成支援装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の文書作成支援装置におい
    て、更に、 前記文書作成知識呈示手段により呈示された文書作成知
    識のうち、編集中の文書に適用させたい文書作成知識の
    選択指示を行う文書作成知識指示手段と、 選択指示した文書作成知識のルールを適用して前記文書
    の内容に変更を加える文書内容更新手段とを備えること
    を特徴とする文書作成支援装置。
JP10328794A 1994-04-19 1994-04-19 文書作成支援装置 Expired - Fee Related JP3421425B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328794A JP3421425B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 文書作成支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10328794A JP3421425B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 文書作成支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07287706A JPH07287706A (ja) 1995-10-31
JP3421425B2 true JP3421425B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=14350103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10328794A Expired - Fee Related JP3421425B2 (ja) 1994-04-19 1994-04-19 文書作成支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3421425B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07287706A (ja) 1995-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5276793A (en) System and method for editing a structured document to preserve the intended appearance of document elements
US20040041818A1 (en) Design system for website text graphics
US5557794A (en) Data management system for a personal data base
JPH077408B2 (ja) 強調特性変更方法及びシステム
US5408599A (en) Editing apparatus for simultaneously editing two different types of data with a single edit command
US11416673B1 (en) System and method for implementing sentence level document versioning through a document data structure designed to store multiple sentence variants
US11599250B1 (en) Text editor and integrated outline tool linked through a shared document data structure
US20230133730A1 (en) Document data structure for linking a text editor with integrated editing tools
JPH0689324A (ja) フォーム確立ツールキットおよびフォーム確立方法
JPH08320882A (ja) 文書処理装置および文書検索装置
JP3477812B2 (ja) 文書処理装置および方法
JP3421425B2 (ja) 文書作成支援装置
JP3471854B2 (ja) 文字処理装置及びその方法
US6728935B1 (en) Apparatus for setting attributes to character strings and graphic objects
Bain CorelDRAW 12: the official guide
JP3243949B2 (ja) 文書作成支援装置
JPH11272666A (ja) 文書編集システム、方法、及び記録媒体
JP2534685B2 (ja) 情報表示方法
JPH09297760A (ja) 文書作成支援装置
JPS6389979A (ja) 論理図概要記述変換処理方式
JPH0668085A (ja) 注釈機能付文書処理装置
JPH0553785A (ja) 図形エデイタとテキストエデイタの連動編集方法
JPH02151972A (ja) 文書検索方式
JPH11232270A (ja) 可変文書作成システム、可変文書出力装置及び可変原稿作成装置
JPH0744577A (ja) データベーステーブルシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees