JP2001027926A - 文書表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文書表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001027926A
JP2001027926A JP20002099A JP20002099A JP2001027926A JP 2001027926 A JP2001027926 A JP 2001027926A JP 20002099 A JP20002099 A JP 20002099A JP 20002099 A JP20002099 A JP 20002099A JP 2001027926 A JP2001027926 A JP 2001027926A
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Hiroko Hayashi
浩子 林
Masaya Kotake
雅也 小竹
Yoshihiro Ogawa
義博 小川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書の読み易さと読む効率を向上させること
が可能な技術を提供する。 【解決手段】 電子データである文書を表示する文書表
示方法において、利用者が読んでいる部分を示す読み中
の範囲、前記読み中の範囲以前の範囲及び前記読み中の
範囲以後の範囲のそれぞれ異なる表示属性を取得するス
テップと、表示されている文書の内で、読み中の範囲
と、前記読み中の範囲以前の範囲と、前記読み中の範囲
以後の範囲とを前記取得したそれぞれ異なる表示属性で
表示するステップとを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子データである文
書を表示する文書表示装置に関し、特にパーソナルコン
ピュータのディスプレイ等に表示されている文書の内の
特定の範囲を強調表示する文書表示装置に適用して有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、限られた大きさのディスプレイに
文書を表示する場合、文書全体をディスプレイに表示す
ることができない他、文字が小さくなり、読み難くなる
等の困難があった。更に、これまで紙メディアで配布さ
れていた文書の多くが電子化され、ディスプレイ上で電
子文書として参照する機会が増えて、ディスプレイ上の
文書を読み易く表示する方法が求められていた。
【0003】前記の要求に対して、特開平9−7329
0号公報に記載の様に、利用者がカーソルで特定する行
又は単語の情報を拡大表示し、画面の特定位置に表示す
ることにより、文字表示画面が小さく文字が読み難い場
合の問題を解決している。
【0004】また、特開平8−212203号公報に記
載されている発明では、文書を表示する領域を切替え、
文書表示部と文書記憶部という二つの領域を利用するこ
とで、長い文書をスクロールするのではなく、ページめ
くりの様に切替え表示していくことで、文書の読み易さ
を向上している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、ディスプレイ上
に表示された長い文書を読む場合、紙に印刷してある文
書を読むのに比べ、どこを読んでいるのか判らなくなる
等、非常に読み難くなることがある。また、画面中に文
書が収まらない場合は、マウスでスクロールする等の操
作が必要である。特開平9−73290号公報に記載さ
れた発明では、カーソルがある部分の文字が拡大されて
他の領域に表示されるが、利用者が目的の箇所を特定す
る必要があった。また、特開平8−212203号公報
に記載された発明では、スクロールではなくページめく
りの感覚で文書が表示されていくものであり、そのペー
ジの中での文章表示には考慮しないものであった。
【0006】本発明の目的は上記問題を解決し、文書の
読み易さと読む効率を向上させることが可能な技術を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子データで
ある文書を表示する文書表示装置において、利用者が読
んでいる部分を示す読み中の範囲を他の範囲とは異なる
表示属性で表示するものである。
【0008】本発明では、文書ファイルを作成する際
に、文書の読み速度と、文書カテゴリ、文書構造及び文
字種等の文書の属性を示す文書属性と、文書の各部の読
み順とを文書ファイルに設定しておき、文書の表示を行
う前に、前記文書属性や読み順を文書ファイルから取得
して読み方オプションテーブルまたは読み順テーブルへ
設定する。
【0009】また、利用者が読んでいる部分を示す読み
中の範囲、前記読み中の範囲以前の範囲及び前記読み中
の範囲以後の範囲について、それぞれ異なる表示属性と
して、表示色、表示フォント、フォントサイズ、表示範
囲、文書属性に応じた読み速度、文章推敲や内容確認等
の使用用途に応じた読み速度等をユーザオプションファ
イルへ設定しておき、文書の表示を行う前に、前記設定
した表示属性をユーザオプションファイルから取得して
読み方オプションテーブルへ設定する。
【0010】本発明の文書表示処理部は、表示されてい
る文書の内で、読み中の範囲と、前記読み中の範囲以前
の範囲と、前記読み中の範囲以後の範囲とを前記取得し
たそれぞれ異なる表示属性で表示する処理、前記読み中
の範囲を前記文書属性に応じて他の範囲とは異なる表示
属性で表示する処理や、前記読み中の範囲を前記読み順
に従って他の範囲とは異なる表示属性で表示する処理を
行って、利用者が文書を読むのを支援する。
【0011】前記読み速度に関しては、様々な要因を基
に利用者又はシステムで設定することが可能であるもの
とする。また本発明では、CD−ROMタイトル等で画
面上の文章を読む順序が判り難い場合に、コンテンツ制
作側が文章を読む順序を設定する機能としても使用でき
る。
【0012】以上の様に本発明の文書表示装置によれ
ば、利用者が読んでいる部分を示す読み中の範囲を他の
範囲とは異なる表示属性で表示するので、文書の読み易
さと読む効率を向上させることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に電子データである文書を表
示する一実施形態の文書表示装置について説明する。
【0014】図1は本実施形態の文書表示装置100の
概略構成を示す図である。図1に示す様に本実施形態の
文書表示装置100は、CPU101と、メモリ102
と、磁気ディスク装置103と、キーボード104と、
ディスプレイ105と、CD−ROM装置106と、文
書ファイル107と、読み方オプションテーブル108
と、読み順テーブル109とを有している。
【0015】CPU101は、文書表示装置100全体
の動作を制御する装置である。メモリ102は、文書表
示装置100全体の動作を制御する為の各種処理プログ
ラムやデータをロードする記憶装置である。磁気ディス
ク装置103は、前記各種処理プログラムや、文書ファ
イル107、読み方オプションテーブル108及び読み
順テーブル109等のデータを格納する記憶装置であ
る。
【0016】キーボード104は、文書表示装置100
への操作指示を入力する装置である。ディスプレイ10
5は、文書ファイル107の内容を表示する装置であ
る。CD−ROM装置106は、前記各種処理プログラ
ムや文書ファイル107を記録したCD−ROMの内容
を読み込む装置である。
【0017】文書ファイル107は、文書の各種属性、
文書の各部の読み順及び文書本文データを格納したファ
イルである。読み方オプションテーブル108は、利用
者が読んでいる部分を示す読み中の範囲を他の範囲とは
異なる表示属性で表示する際に用いられる各種情報を格
納したテーブルである。読み順テーブル109は、文書
の各部の読み順を格納したテーブルである。
【0018】また文書表示装置100は、文書ファイル
作成処理部110と、文書構造解析処理部111と、表
示オプション処理部112と、文書表示処理部113と
を有している。
【0019】文書ファイル作成処理部110は、文書の
読み速度と、文書カテゴリ、文書構造及び文字種等の文
書の属性を示す文書属性と、文書の各部の読み順とを文
書ファイル107に設定する処理部であり、利用者が読
んでいる部分を示す読み中範囲の移動速度を読み速度と
して設定し、法律、経済等の文書カテゴリ、章、節、
項、題や注意事項等を示す文書構造、漢字、カタカナ等
の文字種を文書属性として設定し、複数のブロックから
成る文書のブロック毎の読む順番を読み順として設定す
る処理部である。
【0020】文書構造解析処理部111は、前記文書属
性や読み順を文書ファイル107から取得して読み方オ
プションテーブル108または読み順テーブル109へ
設定する処理部である。表示オプション処理部112
は、利用者が読んでいる部分を示す読み中の範囲、前記
読み中の範囲以前の範囲及び前記読み中の範囲以後の範
囲についてそれぞれ異なる表示属性として表示色、表示
フォントやフォントサイズを設定したり、読み中の範
囲、文書属性に応じた読み速度、文章推敲や内容確認等
の使用用途に応じた読み速度等をユーザオプションファ
イルへ設定する処理と、前記設定した表示属性をユーザ
オプションファイルから取得して読み方オプションテー
ブル108へ設定する処理を行う処理部である。
【0021】文書表示処理部113は、表示されている
文書の内で、読み中の範囲と、前記読み中の範囲以前の
範囲と、前記読み中の範囲以後の範囲とを前記取得した
それぞれ異なる表示属性で表示する処理、前記読み中の
範囲を前記文書属性に応じて他の範囲とは異なる表示属
性で表示する処理や、前記読み中の範囲を前記読み順に
従って他の範囲とは異なる表示属性で表示する処理を行
う処理部である。
【0022】文書表示装置100を文書ファイル作成処
理部110、文書構造解析処理部111、表示オプショ
ン処理部112及び文書表示処理部113として機能さ
せる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記
録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロード
されて実行されるものとする。なお前記プログラムを記
録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも
良い。
【0023】本実施形態の文書表示装置100におい
て、文書ファイル107中の文書を表示する際に、文書
構造解析処理部111は、文書ファイル107に含まれ
る読み順や読み速度情報等の情報を解析し、読み順を読
み順テーブル109に、読み速度や文書カテゴリ等の情
報を読み方オプションテーブル108に格納する。
【0024】また、この読み方オプションテーブル10
8には、表示オプション処理部112のユーザオプショ
ン設定画面(図3)で設定された読み速度や読み中の表
示変化の範囲等も含まれる。
【0025】図2は本実施形態の文書表示装置100の
画面表示例を示す図である。文書表示処理部113は、
読み方オプションテーブル108と読み順テーブル10
9の情報を基に、図2に示す様に、指定された範囲ず
つ、指定された速度及び指定された表示属性で文書を表
示する。
【0026】図2では実際に文書が表示される表示画面
200を表しており、本実施形態において読み中の範囲
202にある文字は、読み速度に合わせて表示属性が変
更され、目立つ色や大きいフォントサイズで画面から浮
き出る様に変換されて表示される。また読み終わった範
囲201は、薄い色や小さいフォントサイズ等、読み終
わったことが判別できる様な表示に変換される。
【0027】停止ボタン203〜早送りボタン206
は、読んでいる人の読み易さを向上する為のボタンであ
り、自動的に進行する読みに対して、一時的な停止や、
早送り、巻き戻し等の操作を加える。これらのボタンの
利用頻度等ユーザの操作の状況を分析して、表示の仕組
みにダイナミックにフィードバックしていくことも可能
である。
【0028】なお文書表示処理部113は、特定の範囲
内で読み中の範囲202を繰り返し移動したり、読み中
の範囲202内の文書を音声出力する読み上げの補助を
行っても良い。
【0029】図3は本実施形態のユーザオプション設定
画面の一例を示す図である。図3では文書表示装置10
0の動作に関与するユーザオプション設定画面300と
ユーザオプションファイル305の一例を表している。
【0030】ユーザオプション設定画面300では、読
み終わった範囲の表示属性301(文字の色やフォント
サイズを含む)や読み中の範囲の表示属性302、自動
的に変更する読み中の範囲の単位303(行単位、文単
位や単語単位等をユーザが選ぶ)、そして、読み中の範
囲の移動速度を示す読み速度304等の文書表示に関連
する情報を設定する。この画面で設定された内容は、ユ
ーザオプションファイル305に格納され、文書表示処
理部113に渡される。
【0031】なお図3のユーザオプション設定画面30
0では、読み終わった範囲の表示属性301として文字
の色、読み中の範囲の表示属性302として文字のフォ
ント、読み中の範囲の単位303として行、読み速度3
04として文書カテゴリに応じた速度を設定する例を示
しているが、更に設定項目を増やし、利用者が読んでい
る部分を示す読み中の範囲、前記読み中の範囲以前の範
囲及び前記読み中の範囲以後の範囲についてそれぞれ異
なる表示属性として表示色、表示フォントやフォントサ
イズを設定したり、法律、経済等の文書カテゴリに加
え、章、節、項、題や注意事項等を示す文書構造、漢
字、カタカナ等の文字種を含む文書属性に応じた読み速
度や、文章推敲や内容確認等の使用用途に応じた読み速
度等を設定しても良い。
【0032】図4は本実施形態の読み順設定画面の一例
を示す図である。図4では、文書ファイル作成処理部1
10の処理により、文書の作成者側が文書の読み方を制
御する為の読み順の設定を行う画面の一例を表してい
る。
【0033】文書が文書ブロック401等の様にブロッ
ク化され、画面中に不規則に配置されている場合、その
ブロックを読む順序を文書ファイル作成処理部110を
介して設定することで、不規則な配置の文書も、作成者
の意図に合わせて利用者に読ませることが可能となる。
例えば、図4の文書の読む順序を制御したい場合、読む
順序に従って各ブロックの範囲を指定していく。図4で
は、マウスで開始位置402から終了位置403までの
部分を指定することで、文書ブロック401を決定して
いる。
【0034】図5は本実施形態の文書ファイル107の
内容を示す図である。図5の文書ファイル107には、
文書本文データ505の他、文書作成側が表示情報とし
て与えたい情報が格納されている。つまり、読み速度と
して文書作成側が設定した読み速度情報501、同じく
読み速度の設定に関連する情報として、作成者側が文書
の種類として規定した文書カテゴリ情報502や、読み
順設定画面400で設定された読み順情報503が格納
される。読み順情報503は、例えば、各文書ブロック
の読む順番毎に当該文書ブロックの開始位置402と終
了位置403がS(2、9)、E(50、40)といっ
た文書における座標情報等で指定される。読み順の最後
には、読み順の設定の最後を示す読み順終了識別子50
4が入力される。この例では、読み順終了識別子504
として「XXX」が設定されている。
【0035】図5に示す様に、文書ファイル107に
は、予め作成者側が設定した読み速度情報501、文書
の種類を示す文書カテゴリ情報502、一つの文書が複
数のブロックに別れている場合にその読み順を作成者側
が設定した読み順情報503と、文書本文データ505
が格納されている。なお、章、節、項、題や注意事項等
を示す文書構造と、漢字、カタカナ等の文字種の文書属
性は、文書本文データ505中に含まれているものとす
る。
【0036】読み順は、文書ファイル107作成時に文
書ファイル作成処理部110の読み順設定画面400
(図4)で、複数のブロックによって区切られた文書ブ
ロック401等の文書のブロック毎の読む順序を設定す
るもので、各ブロックは、マウスで開始位置402から
終了位置403をドラッグすることで設定される。読み
順が設定されなかった場合は、デフォルトで文書の先頭
からスタートすることになる。
【0037】また、作成された文書を読む側では、表示
オプション処理部112のユーザオプション設定画面3
00を用いて、読み終わった範囲201の文字の色(読
み終わった範囲の表示属性301)や、読み中の範囲2
02の文字のフォント(読み中の範囲の表示属性30
2)、読み中の範囲の単位303(文字、単語、行の単
位等)、読み速度304等を設定する。ここで設定した
情報は、ユーザオプションファイル305に格納され
る。
【0038】図6は本実施形態の読み方オプションテー
ブル108の内容例を示す図である。読み方オプション
テーブル108は、文書表示装置100が文書を表示す
るときに利用する情報を保持しており、文書構造解析処
理部111が、ユーザオプションファイル305や文書
ファイル107から情報を抜き出してテーブルに格納す
る。
【0039】なおユーザオプションファイル305や文
書ファイル107の内容に応じて読み方オプションテー
ブル108の項目を更に詳細に記述し、利用者が読んで
いる部分を示す読み中の範囲、前記読み中の範囲以前の
範囲及び前記読み中の範囲以後の範囲についてそれぞれ
異なる表示属性として表示色、表示フォントやフォント
サイズを格納したり、法律、経済等の文書カテゴリに加
え、章、節、項、題や注意事項等を示す文書構造、漢
字、カタカナ等の文字種を含む文書属性に応じた読み速
度や、文章推敲や内容確認等の使用用途に応じた読み速
度等を格納しても良い。
【0040】図7は本実施形態の読み順テーブル109
の内容例を示す図である。図7では文書ファイル107
から取得した読み順が格納された読み順テーブル109
の内容例を表しており、文書を構成するブロックのスタ
ートとエンドが座標情報で読まれる順序で格納される。
【0041】図8は本実施形態の文書表示装置100の
処理手順を示すフローチャートである。図9は本実施形
態の初期設定の処理手順を示すフローチャートである。
次に、図8と図9のフローチャートを使用して本実施形
態の動作を説明する。まず、文書ファイル107から任
意の文書が選択され、文書を表示する処理の初期設定
(ステップ801)を行う。
【0042】図9に示す様に初期設定で文書構造解析処
理部111は、変数「状態」に「再生」を代入し(ステ
ップ901)、文書ファイル107をオープンする(ス
テップ902)。変数「N」に1を代入して(ステップ
903)、文書ファイル107の読み順情報503が読
み順終了識別子504である「XXX」になるまで、読
み順情報を読み順テーブル109に格納する(ステップ
904〜ステップ906)。ここで読み順終了識別子5
04は、読み順の情報がこれ以上無いことを示す識別子
であり、この識別子は「XXX」以外のものでも良い。
なお、読み順テーブル109は、図7に示す内容で、文
書ブロックの読み順序とそれぞれの開始位置と終了位置
が設定されている。
【0043】読み順テーブル109の設定が完了した
ら、文書ファイル107から読み速度情報501及び文
書カテゴリ情報502を取得して読み方オプションテー
ブル108に格納する(ステップ907及びステップ9
08)。
【0044】次に、文書を読む側のユーザが表示オプシ
ョン処理部112のユーザオプション設定画面300か
ら画面表示や読み中の範囲等を設定したユーザオプショ
ンファイル305が存在する場合、表示オプション処理
部112は、ユーザオプションファイル305から読み
中の範囲、読み速度情報を取得して、読み方オプション
テーブル108に格納する(ステップ909〜ステップ
911)。
【0045】初期設定が完了(ステップ912)する
と、文書表示処理部113は、表示を変更しながら文書
を表示する動作に移り、読み順を示す変数をインクリメ
ントして(ステップ802)、読み順テーブル109で
最初に指定された読み順の開始位置から、読み方オプシ
ョンテーブル108の読み中の範囲情報603に指定さ
れた分ずつ表示を変更する。例えば、1行ずつ変更する
場合、その行が読み方オプションテーブル108の読み
中の表示情報604で指定された表示属性で強調表示す
る(ステップ803)。
【0046】文書表示処理部113は、ユーザが指定範
囲を読んでいる時間、つまり待ち時間の間この表示を継
続させる。待ち時間計算(ステップ804)では、例え
ば、文字数÷(設定したスピード)の様な計算を行う。
漢字やカタカナ(外来語)が多い場合は、それを算出し
てプラスαを乗じても良い。このプラスαの要因として
は、漢字等の文字要因の他に、章、節、項、題や注意事
項等の文書構造によるもの、文章推敲時や確認時等の文
書の用途別の要因等もあげられる。
【0047】次に、文書を表示する画面(図2)の操作
ボタンの処理について説明する。停止ボタン203は、
画面表示を一時的に停止するもの、再生ボタン204は
停止している画面を再度再生状態にするものであり、巻
戻しボタン205は、読み中の範囲として指定された範
囲で現在読み中のものの一つ前の状態に戻し、また、早
送りボタン206は、読み中の範囲202の表示時間
(待ち時間)を半分にして表示するものである。
【0048】停止ボタン203が押されている場合、ボ
タン=停止となり(ステップ805)、待ち時間計算を
繰り返し、処理を停止させる。早送りボタン206が押
されている場合、ボタン=早送りとなり(ステップ80
6)、変数「状態」に「早送り」を代入して待ち時間を
0.5倍に再計算し、読み中の表示を半分の時間で処理
する(ステップ810)。
【0049】巻戻しボタン205が押されている場合
は、ボタン=巻戻しとなる(ステップ807)。巻戻し
処理では、変数「状態」に「巻戻し」を代入し、現在の
読み中の行の表示を読み中になる前の表示に変更し、一
つ前に読んだ行の表示を読み中の表示に変更してステッ
プ804へ戻る(ステップ811)。
【0050】再生ボタン204を押して、ボタンを再生
にした場合は(ステップ808)、変数「状態」に「再
生」を代入し(ステップ809)、待ち時間が終わると
(ステップ813)現在の行を示す変数をインクリメン
トし、次の行に処理を移す(ステップ814)。
【0051】現在の行がその文書ブロックの最後となっ
ているかを判定し(ステップ815)、文書ブロックの
最後までいっていない場合は前の行の色を読み終わった
範囲の表示に変え(ステップ819)、現在の行を強調
表示する(ステップ803)。
【0052】文書ブロックの最後となっている場合は、
現在の読み順を示す変数に次の読み順を示す値を設定し
(ステップ816)、現在の行をその読み順の文書ブロ
ックの最初に設定する(ステップ817)。そして、前
記設定した読み順が読み順テーブル109に存在するか
どうかを判定し(ステップ818)、存在する間は、ス
テップ802からステップ818の処理を繰り返す。前
記設定した読み順の文書ブロックが存在しない場合、表
示する文書がなくなったと判断して、処理を終了する
(ステップ820)。
【0053】以上説明した様に本実施形態の文書表示装
置によれば、利用者が読んでいる部分を示す読み中の範
囲を他の範囲とは異なる表示属性で表示するので、文書
の読み易さと読む効率を向上させることが可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば利用者が読んでいる部分
を示す読み中の範囲を他の範囲とは異なる表示属性で表
示するので、文書の読み易さと読む効率を向上させるこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の文書表示装置の概略構成を示す図
である。
【図2】本実施形態の文書表示装置100の画面表示例
を示す図である。
【図3】本実施形態のユーザオプション設定画面の一例
を示す図である。
【図4】本実施形態の読み順設定画面の一例を示す図で
ある。
【図5】本実施形態の文書ファイル107の内容を示す
図である。
【図6】本実施形態の読み方オプションテーブル108
の内容例を示す図である。
【図7】本実施形態の読み順テーブル109の内容例を
示す図である。
【図8】本実施形態の文書表示装置の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】本実施形態の初期設定の処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100…文書表示装置、101…CPU、102…メモ
リ、103…磁気ディスク装置、104…キーボード、
105…ディスプレイ、106…CD−ROM装置、1
07…文書ファイル、108…読み方オプションテーブ
ル、109…読み順テーブル、110…文書ファイル作
成処理部、111…文書構造解析処理部、112…表示
オプション処理部、113…文書表示処理部、200…
表示画面、201…読み終わった範囲、202…読み中
の範囲、203…停止ボタン、204…再生ボタン、2
05…巻戻しボタン、206…早送りボタン、300…
ユーザオプション設定画面、301…読み終わった範囲
の表示属性、302…読み中の範囲の表示属性、303
…読み中の範囲の単位、304…読み速度、305…ユ
ーザオプションファイル、400…読み順設定画面、4
01…文書ブロック、402…開始位置、403…終了
位置、501…読み速度情報、502…文書カテゴリ情
報、503…読み順情報、504…読み順終了識別子、
505…文書本文データ、601…読み速度情報、60
2…文書カテゴリ情報、603…読み中の範囲情報、6
04…読み中の表示情報、605…読み終わりの表示情
報。
フロントページの続き (72)発明者 小川 義博 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5E501 AA01 BA03 BA09 CA03 CA04 CB02 DA13 FA13 FA47 FB26 FB28 FB43

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子データである文書を表示する文書表
    示方法において、 利用者が読んでいる部分を示す読み中の範囲、前記読み
    中の範囲以前の範囲及び前記読み中の範囲以後の範囲の
    それぞれ異なる表示属性を取得するステップと、表示さ
    れている文書の内で、読み中の範囲と、前記読み中の範
    囲以前の範囲と、前記読み中の範囲以後の範囲とを前記
    取得したそれぞれ異なる表示属性で表示するステップと
    を有することを特徴とする文書表示方法。
  2. 【請求項2】 電子データである文書を表示する文書表
    示方法において、 文書の属性を示す文書属性を取得するステップと、表示
    されている文書の内で利用者が読んでいる部分を示す読
    み中の範囲を前記文書属性に応じて他の範囲とは異なる
    表示属性で表示するステップとを有することを特徴とす
    る文書表示方法。
  3. 【請求項3】 電子データである文書を表示する文書表
    示方法において、 文書の各部の読み順を取得するステップと、表示されて
    いる文書の内で利用者が読んでいる部分を示す読み中の
    範囲を前記読み順に従って他の範囲とは異なる表示属性
    で表示するステップとを有することを特徴とする文書表
    示方法。
  4. 【請求項4】 電子データである文書を表示する文書表
    示装置において、 利用者が読んでいる部分を示す読み中の範囲、前記読み
    中の範囲以前の範囲及び前記読み中の範囲以後の範囲の
    それぞれ異なる表示属性を取得する表示オプション処理
    部と、表示されている文書の内で、読み中の範囲と、前
    記読み中の範囲以前の範囲と、前記読み中の範囲以後の
    範囲とを前記取得したそれぞれ異なる表示属性で表示す
    る文書表示処理部とを備えることを特徴とする文書表示
    装置。
  5. 【請求項5】 電子データである文書を表示する文書表
    示装置としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体にお
    いて、 利用者が読んでいる部分を示す読み中の範囲、前記読み
    中の範囲以前の範囲及び前記読み中の範囲以後の範囲の
    それぞれ異なる表示属性を取得する表示オプション処理
    部と、表示されている文書の内で、読み中の範囲と、前
    記読み中の範囲以前の範囲と、前記読み中の範囲以後の
    範囲とを前記取得したそれぞれ異なる表示属性で表示す
    る文書表示処理部としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
JP20002099A 1999-07-14 1999-07-14 文書表示方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2001027926A (ja)

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JP2015032116A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 富士通株式会社 読み順確認装置、読み順確認方法及び読み順確認プログラム
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