JP2015032116A - 読み順確認装置、読み順確認方法及び読み順確認プログラム - Google Patents

読み順確認装置、読み順確認方法及び読み順確認プログラム Download PDF

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ジェイクリッシュナ モハナクリッシュナン
Jaikrishna Mohanakrishnan
ジェイクリッシュナ モハナクリッシュナン
哲典 田口
Tetsunori Taguchi
哲典 田口
清水 雅芳
Masayoshi Shimizu
雅芳 清水
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Abstract

【課題】ユーザの読み順が読むべき順かどうかを適切に判断する。【解決手段】情報処理装置100は、ユーザの視線の位置を特定する視線位置特定部30と、ユーザが読むべきパーツとそれらのパーツが読まれるべき順番とを関連付けて記録している読み順テーブル42と、読み順テーブル42を参照して、視線位置特定部30が特定した視線の位置が、各パーツを読まれるべき順に遷移しているかを判断する判断部32と、を備えており、判断部32は、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに判断を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、読み順確認装置、読み順確認方法及び読み順確認プログラムに関する。
画面等に表示されている文書の内容を正しく理解するためには、文書を読む順番が正しい順番であることが重要である。これに対し、従来、複数のパーツからなるコンテンツをユーザが読む場合に、ユーザがパーツを正しい順番(あらかじめ定められた参照順序)に沿って読んでいるかを判定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−107048号公報
しかしながら、ユーザは、基本的にはあらかじめ定められた順番で読んでいるものの、前に読んだところを再度読み返したり、一時的に先読みしたりする場合もある。このような場合でもユーザは文書の内容を十分に理解できていると考えられるが、上記特許文献1を用いた場合、正しい順番ではないと判定されてしまうため、現実的でない。
1つの側面では、本発明は、利用者の読み順が読むべき順かどうかを適切に判断することができる読み順確認装置、読み順確認方法及び読み順確認プログラムを提供することを目的とする。
一つの態様では、読み順確認装置は、利用者の視線の位置を特定する視線位置特定部と、前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部と、前記記憶部を参照して、前記視線位置特定部が特定した視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する判断部と、を備え、前記判断部は、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行う読み順確認装置である。
一つの態様では、読み順確認方法は、利用者の視線の位置を特定する工程と、前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する工程で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する工程と、をコンピュータが実行し、前記判断する工程では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行う読み順確認方法である。
一つの態様では、読み順確認プログラムは、利用者の視線の位置を特定し、前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する処理で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する、処理をコンピュータに実行させ、前記判断する処理では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うプログラムである。
利用者の読み順が読むべき順かどうかを適切に判断することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の機能ブロック図を示す図である。 図4(a)は、第1の実施形態においてディスプレイに表示されるコンテンツの一例を示す図であり、図4(b)は、パーツ情報DBの一例を示す図であり、図4(c)は、読み順テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図6(a)〜図6(c)は、第1の実施形態の効果を説明するための図である。 第1の実施形態の変形例を説明するためのフローチャート(その1)である。 第1の実施形態の変形例を説明するためのフローチャート(その2)である。 第1の実施形態の変形例を説明するためのフローチャート(その3)である。 図10(a)は、第2の実施形態においてディスプレイに表示されるコンテンツの一例を示す図であり、図10(b)は、読み順テーブルの一例を示す図であり、図10(c)は、読み順テーブルの別例を示す図である。 第2の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図13(a)〜図13(c)は、第3の実施形態の処理を説明するための図である。 第4の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態の変形例に係る情報処理装置の処理を示すフローチャート(その1)である。 第4の実施形態の変形例に係る情報処理装置の処理を示すフローチャート(その2)である。 第5の実施形態の読み順テーブルを示す図である。 第5の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図19(a)は、第6の実施形態の情報処理装置の機能ブロック図であり、図19(b)は、視線位置遷移DBのデータの処理手順を示す図であり、図19(c)は、視線位置遷移DBのデータの処理手順の変形例(その1)を示す図である。 第6の実施形態の情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図21(a)は、視線位置遷移DBのデータの処理手順の変形例(その2)を示す図であり、図21(b)は、視線位置遷移DBのデータの処理手順の変形例(その3)を示す図である。
≪第1の実施形態≫
以下、第1の実施形態に係る情報処理システムついて、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成が概略的に示されている。
情報処理システム100は、読み順確認装置としての情報処理装置10と、ディスプレイ12と、入力部14と、視線検出装置16と、を備える。情報処理装置10は、ユーザからの指示に応じて、コンテンツや文書をディスプレイ12上に表示したり、視線検出装置16の検出結果を取得してユーザの読み順を確認する処理などを実行する。なお、情報処理装置の具体的な構成や処理については、後述する。
ディスプレイ12は、液晶ディスプレイ等を含み、情報処理装置10からの指示に応じて、コンテンツや文書などを表示する。本実施形態では、一例として、図4(a)に示すような4つのパーツがレイアウトされたコンテンツがディスプレイ12上に表示される場合について説明する。図4(a)のコンテンツは、各パーツを、手順1→手順2→手順3→手順4の順に読む必要があるコンテンツであるものとする。このようなコンテンツとしては、作業順序などを説明した手順書や取扱説明書、使用許諾書などが想定される。なお、パーツは、単語や文章以外に、画像などであってもよい。また、ディスプレイ12は、複数のディスプレイを含んでいてもよい(マルチディスプレイ)。
入力部14は、キーボードやマウスなどを含み、ユーザからの入力を受け付ける。
視線検出装置16は、近赤外照明(LED(Light Emitting Diode))とカメラを含み、角膜反射法により、非接触で視線方向の検出を行う装置である。視線検出装置16は、ディスプレイ12の一部または近傍に設けられており、ディスプレイ12を見ているユーザの視線がディスプレイ12のどの位置に向けられているかを検出することができる。なお、視線検出装置16は、角膜反射法以外の方法でユーザの視線方向を検出することとしてもよい。
図2には、情報処理装置10のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、情報処理装置10は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、入出力インタフェース97及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、情報処理装置10の構成各部は、バス98に接続されている。情報処理装置10では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(読み順確認プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(読み順確認プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。
図3には、情報処理装置10の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、情報処理装置10では、CPU90がプログラムを実行することで、視線位置特定部30と、判断部32と、通知部34としての機能が実現されている。なお、図3には、HDD96等に格納されているパーツ情報DB40と、記憶部としての読み順テーブル42も図示されている。
視線位置特定部30は、視線検出装置16において検出された視線方向に基づいて、ユーザがコンテンツ(図4(a))のどの位置(どの領域(パーツ))を見ている(読んでいる)かを特定する。判断部32は、ユーザがコンテンツを読んでいる順番が予め定められている順であるか、すなわち、ユーザがコンテンツを正しい順に読んでいるかどうかを判断する。通知部34は、判断部32の判断結果をユーザに対して通知する。
パーツ情報DB40は、図4(b)に示すようなデータ構造を有している。具体的には、パーツ情報DB40は、「パーツ名」、「画面座標x」、「画面座標y」、「幅」、「高さ」の各フィールドを有する。「パーツ名」のフィールドには、コンテンツに含まれる各パーツ(領域)の名称(手順1、手順2…)が格納されている。「画面座標x」、「画面座標y」のフィールドには、一例として、各パーツの左上頂点の座標が格納されている。「幅」、「高さ」のフィールドには、各パーツの幅方向及び高さ方向の寸法が格納されている。
読み順テーブル42は、図4(c)に示すようなデータ構造を有している。具体的には、読み順テーブル42は、「パーツ名」と「順番」の各フィールドを有する。「順番」のフィールドには、コンテンツ作成者や管理者が予め定めた各パーツが読まれるべき順番(正しい順番)を示す数字が格納されている。なお、図4(c)の場合、読まれるべき順として、手順1→手順2→手順3→手順4が定義されている。
次に、本第1の実施形態の情報処理装置10による処理について、図5のフローチャートに沿って詳細に説明する。
図5の処理では、まず、ステップS10において、視線位置特定部30が、ユーザが見た(読んだ)パーツを特定する。この場合、視線位置特定部30は、パーツ情報DB40に格納されているパーツの座標や寸法の情報や、視線検出装置16で検出された視線の方向などを用いて、ユーザの視線が位置しているパーツを特定する。
次いで、ステップS12では、判断部32が、ユーザが読んだパーツは最初のパーツか否かを判断する。この場合、判断部32は、読み順テーブル42の順番「1」のパーツ「手順1」をユーザが読んだか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS10に戻るが、肯定された場合には、ステップS14に移行する。なお、ステップS10とステップS12の処理は、ユーザが最初のパーツを読むまで待機する処理であるともいえる。
ステップS14に移行すると、判断部32は、ユーザが次に読むべきパーツを特定する。具体的には、判断部32は、読み順テーブル42を参照して、次の順番「2」のパーツ「手順2」を特定する。なお、ステップS14で特定されたパーツを以下においては「参照パーツ」と呼ぶものとする。
次いで、ステップS16では、視線位置特定部30が、ユーザが次に読んだパーツを特定する。この場合、視線位置特定部30は、前に読んでいたパーツからユーザの視線が外れた直後にユーザの視線が位置したパーツを特定する。
次いで、ステップS18では、判断部32が、ユーザが読んだパーツが参照パーツであったか否かを判断する。なお、ステップS18の判断が否定される場合とは、ユーザの視線が既に読んだパーツ(既読のパーツ)に戻った場合(戻り読み)や、ユーザが読み飛ばし(先読み)した場合を意味する。このような読み戻りや先読みがあった場合には、ステップS18の判断が否定されて、ステップS16に戻る。なお、ステップS16、S18の処理は、ユーザが参照パーツを読むまで待機する処理であるとも言える。なお、ステップS18の判断が肯定された場合には、ステップS20に移行する。
ステップS20に移行した場合、判断部32は、ユーザが読んだパーツが最後のパーツであったか否かを判断する。具体的には、判断部32は、読み順テーブル42を参照して、最後の順番「4」のパーツをユーザが読んだかを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS14に戻るが、肯定された場合には、ステップS22に移行する。ステップS14に戻った場合、上述したのと同様、ステップS14〜S20の処理判断を繰り返す。そして、ユーザが最後のパーツ(手順4)を読んだ段階で、ステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、判断部32は、ユーザが順番どおりにコンテンツを読んだと判断し、図5の全処理を終了する。ここで、図5の処理では、図6(a)に太線で示すように、本来の順番どおりにパーツを読んだ場合はもちろん、本来の順番とは異なる他のパーツを途中で読むようなことがあった場合であっても、順番どおりに読んだと判断することができる。例えば、ユーザは、図6(b)に示すように、内容をより深く理解するために戻り読みをする場合(例えば、手順1→手順2→手順3→手順2→手順4の順番で読む場合)がある。また、ユーザは、図6(c)に示すように、先の内容が気になって先読みをする場合(例えば、手順1→手順3→手順2→手順3→手順4の順番で読む場合)もある。これらの場合であっても、ユーザは、コンテンツの内容を十分に理解していると考えられる。したがって、本第1の実施形態では、戻り読みや先読みを、順番どおりに読んだかの判断において考慮しないようにすることで(S16、S18)、読み順が予め定めておいた順番と完全に一致しないような場合であっても、適切に読み順の判断をすることができる。
なお、ユーザが順番どおりに読まない場合には、ステップS14〜S20のループが繰り返される。したがって、判断部32は、例えば、ステップS12が肯定された後から所定時間が経過した段階で、図5の処理を強制終了することとしてもよい。この場合、判断部32は、ユーザが順番どおりにコンテンツを読まなかったと判断することとしてもよい。
なお、判断部32の判断結果は、通知部34に送られる。通知部34は、当該判断結果をディスプレイ12上に表示することができる。なお、表示に限らず、例えば不図示のスピーカを用いて音声を出力することとしてもよい。また、判断部32の判断結果は、通知以外の処理に用いることとしてもよい。例えば、判断部32の判断結果に応じて、表示制御(正しく読まなければ次のコンテンツを表示できないようにするなど)を行うこととしてもよい。また、例えば、判断部32の判断結果に応じて、特定のボタンを押せないようにするなどの制御を行うこととしてもよい。また、判断部32の判断結果を集計して、コンテンツを利用するユーザが正しい順に読んでいるかの統計をとることとしてもよい。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によれば、ユーザの視線の位置を特定する視線位置特定部30と、ユーザが読むべきパーツとそれらのパーツが読まれるべき順番とを関連付けて記録している読み順テーブル42と、読み順テーブル42を参照して、視線位置特定部30が特定した視線の位置が、各パーツを読まれるべき順に遷移しているかを判断する判断部32と、を備えており、判断部32は、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに判断を行うこととしている。これにより、判断部32は、ユーザの視線の位置が読むべき順に遷移している場合に限らず、戻り読みや先読みを行った場合にも、結果的に視線の位置が読むべき順に遷移していれば、読むべき順に読んだと判断することができる。したがって、本第1の実施形態によれば、ユーザの読み順が読むべき順かどうか(コンテンツを十分に理解していると想定される順かどうか)を適切に判断することができる。
なお、上記第1の実施形態では、戻り読みと読み飛ばしの両方を、読み順の判断において考慮しない場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、戻り読みと読み飛ばしの一方のみを、読み順の判断において考慮しないこととしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、通知部34は、次に読むべきパーツ(参照パーツ)をユーザに対して通知することとしてもよい。例えば、図7に示すように、ステップS14において判断部32が参照パーツを特定した後に、通知部34は、ステップS310において、参照パーツを通知(例えばハイライト表示)することとしてもよい。このようにすることで、ユーザは、次に読むべきパーツを確認できるため、ユーザがコンテンツを順番どおりに読む作業を支援することができる。なお、ユーザが順番どおりに読まなかった場合にのみ参照パーツを通知(例えばハイライト表示)することとしてもよい。この場合、図8に示すように、ステップS18の判断が否定された後に、ステップS312において、参照パーツを通知するようにすればよい。このようにすることで、必要なときにのみ参照パーツを通知することができる。
なお、上記第1の実施形態では、通知部34は、既読のパーツをユーザに対して通知することとしてもよい。この場合、通知部34は、図9に示すように、ステップS18の後のステップS320において、既読のパーツを表示(例えば、色を既読のパーツの色を変えて表示するなど)すればよい。このようにすることで、ユーザがコンテンツを順番どおりに読む作業を支援することができる。なお、この場合には、通知部34は、視線の位置が既に遷移したパーツを、他のパーツとは異なる態様で表示する領域表示制御部として機能する。
なお、上記第1の実施形態では、コンテンツを大まかに区分して、パーツに分けた場合について説明したが、これに限らず、行ごと、段落ごとなどで細かく区分してもよい。このようにすることで、ユーザがコンテンツ内の文を流し読みや斜め読みせずに熟読しているかどうかを判断することも可能である。
≪第2の実施形態≫
次に、第2の実施形態について、図10、図11に基づいて説明する。
本第2の実施形態では、図10(a)に示すようなレイアウトのコンテンツをディスプレイ12上に表示するものとする。図10(a)のコンテンツは、複数の読むべき順番が存在する操作手順書である。このコンテンツにおいて、型番Aの操作を正しく理解するには手順1→手順2a→手順3a→手順4の順番に読む必要があるものとし、型番Bの操作を正しく理解するには手順1→手順2b→手順4の順番に読む必要があるものとする。したがって、本第2の実施形態では、図10(b)に示すように、読み順テーブル42において型番A、Bごとに、読むべき順番が定義されている。なお、読み順テーブル42においては、図10(c)に示すように、読むべき順番そのものを記述することとしてもよい。なお、コンテンツとしては、操作手順書に限らず、年齢や性別等によって伝えるべき情報の量に差がある文書等を採用することもできる。
図11には、本第2の実施形態における情報処理装置10の処理がフローチャートにて示されている。なお、図11の太線以外の部分は、第1の実施形態の処理(図5の処理)と同一又は同等の処理である。図11の処理では、判断部32は、ステップS110において、ユーザ状態を検知する。ここでは、判断部32は、ユーザ状態として、ユーザが利用する型番がA,Bのいずれであるかを検知する。具体的には、判断部32は、過去にユーザが利用した型番から、今回利用する型番を推定することとしてもよいし、カメラ等のセンサからユーザ又はユーザの状態を検出し、利用する型番を推定することとしてもよい。また、判断部32は、ユーザに入力部14から情報を入力させてもよいし、ソフトウェアを用いてユーザが使用している機器やOS等の情報を取得し、利用する型番を推定することとしてもよい。
次いで、判断部32は、ステップS112において、ユーザ状態に応じて読み順を決定する。具体的には、判断部32は、読み順テーブル42(図10(b))を参照して、ユーザが利用する型番に応じた読み順を決定する。なお、型番がAの場合の読み順は、手順1→手順2a→手順3a→手順4に決定され、型番Bの場合の読み順は、手順1→手順2b→手順4に決定される。
その後は、ステップS10〜S22の処理を、上記第1の実施形態(図5)と同様にして実行する。なお、ステップS112以降においては、図7〜図9の処理を実行することとすればよい。
以上説明したように、本第2の実施形態によると、複数の正しい読み順が存在する場合であっても、上記第1の実施形態と同様、ユーザの読み順が読むべき順かどうかを適切に判断することができる。
なお、例えば、ユーザが型番Bを利用する場合において、手順2aや3aを見る場合がある。この場合、手順2aや3aは見るべきパーツではないので、判断部32は、ユーザが手順2a,3aを見た場合には、コンテンツを順番どおりに読まなかったと判断してもよい。
なお、ユーザの状態ごとに、パーツ構成を変更すべき場合もある。このような場合には、パーツ情報DB40をユーザ状態ごとに作成すればよい。
≪第3の実施形態≫
次に、第3の実施形態について、図12、図13に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、一旦既読のパーツを戻り読みした場合には、その戻り読みしたパーツから再度正しい順番どおりに読まなければ正しく読んだとは判定しないことを特徴とする。なお、本第3の実施形態では、第1の実施形態と同様、読み順テーブル42として、図4(c)のテーブルを用いるものとする。
図12には、本第3の実施形態における情報処理装置10の処理がフローチャートにて示されている。なお、図12の太線以外の部分は、第1の実施形態の処理(図5の処理)と同一又は同等の処理である。図12の処理では、ステップS18においてユーザが読んだパーツが参照パーツでないと判断された場合に、ステップS210に移行する。
ステップS210では、判断部32は、ユーザが読んだパーツが既読のパーツか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS16に戻るが、肯定された場合には、ステップS212に移行する。
ステップS212では、判断部32は、ユーザが読んだ既読のパーツの次の順番のパーツを参照パーツとする。すなわち、例えば、図13(a)に示すように、ユーザが手順1→手順2→手順3と読んだ後に、手順2(既読のパーツ)を戻り読みしたとする。この場合、ステップS212では、既読のパーツの次の順番のパーツ(手順3)を参照パーツとする。その後は、ステップS16に戻る。
その他の処理は、第1の実施形態と同様である。なお、判断部32は、利用者が手順1→手順2→手順3→手順2の後に、図13(b)に示すように、手順3→手順4の順に読んだ場合に、正しい順に読んだと判断することになる(S22)。
以上のように、本第3の実施形態では、視線の位置が既読パーツに遷移した際には、既読パーツの後に読まれるべき順に視線の位置が各領域を遷移しているか否かにより、正しい順に読んだかどうかを判断する。これにより、上述した第1の実施形態と同様、ユーザの読み順が正しい順かどうかを適切に判断することができるとともに、ユーザが戻り読みしたところから読むべき順に読んでいる場合に正しい順に読んでいると判断することができる。
≪第4の実施形態≫
次に、第4の実施形態について、図14に基づいて説明する。本第4の実施形態では、ユーザが読み順テーブル42において順番に含まれていないパーツを見た場合を考慮した処理を情報処理装置10が実行する。
具体的には、情報処理装置10は、図14に示すフローチャートを実行する。なお、図14の太線以外の部分は、第1の実施形態の処理(図5の処理)と同一又は同等の処理である。
図14の処理では、ステップS16の後、ステップS410において、判断部32は、ユーザが見た(読んだ)パーツが順番が決められているパーツか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS18に移行するが、否定された場合(順番が決められていないパーツを読んだ場合)には、ステップS412に移行する。
ステップS412に移行すると、判断部32は、ユーザが見たパーツ(順番が決められていないパーツ)の解析を行う。そして、ステップS414では、判断部32は、ユーザが見たパーツが順番が決められているパーツと関連するか否かを判断する。例えば、ユーザが見たパーツが、順番が決められているパーツの内容の理解を容易にするためのパーツである場合には、ここでの判断は肯定される。ステップS414の判断が肯定された場合には、ステップS16に移行する。一方、ステップS414の判断が否定された場合には、ステップS416に移行する。
ステップS416に移行した場合、判断部32は、ユーザは順番どおりにコンテンツを読まなかったと判断し、図14の全処理を終了する。
以上のように、本第4の実施形態によると、ユーザが見たパーツが、順番が決められていないパーツであり、かつ順番が決められているパーツと関連する場合には、そのパーツを見たことをユーザの読み順に考慮せず、関連しない場合には、コンテンツを順番どおりに読まなかったと判断する。これにより、ユーザが順番が決められていないパーツを見た場合でも、そのパーツの特性に応じて、ユーザの読み順を判断するので、ユーザの読み順が正しい順かどうかを適切に判断することができる。
なお、図14の処理に代えて、図15の処理を行うこととしてもよい。図15の処理では、ステップS414の判断が否定された場合に、ステップS10から処理をやり直すこととする。このようにしても、ユーザの読み順が正しい順であったかを適切に判断することができる。
また、図14、図15の処理に代えて、図16の処理を行うこととしてもよい。図16の処理では、ステップS410の判断が否定された場合、すなわち、ユーザが順番が決められていないパーツを見た場合、判断部32は、ステップS420において、タイマーをスタートさせる。そして、次のステップS422では、判断部32は、ユーザが違うパーツを見たかを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、判断部32は、ステップS428において、タイマーをストップさせた後、ステップS410に戻る。一方、ステップS422の判断が否定された場合には、ステップS424に移行する。
ステップS424に移行すると、判断部32は、タイマーを参照し、所定時間が経過したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS422に戻る。一方、所定時間を経過したため、ステップS424の判断が肯定されると、ステップS426に移行する。そして、ステップS426では、判断部32は、コンテンツを順番どおりに読まなかったと判断し、図16の全処理を終了する。このような処理を行うことで、順番が決められていないパーツをユーザが所定時間以上見ていた場合に、コンテンツを順番どおりに読まなかったと判断することができる。このため、ユーザが順番が決められていないパーツを長時間見た場合(それまでに読んだパーツの内容を忘れている可能性が高い場合など)において、適切な判断を行うことができる。
≪第5の実施形態≫
次に、第5の実施形態について、図17、図18に基づいて説明する。本第5の実施形態は、図17の読み順テーブル42に示すように、手順2、手順3、手順4の3つのパーツの読み順が任意である場合を想定したものである。
図18には、第5の実施形態における情報処理装置10の処理がフローチャートにて示されている。なお、図18の太線以外の部分は、第1の実施形態の処理(図5の処理)と同一又は同等の処理である。
図18の処理では、図5のステップS14に代えて、ステップS14’を実行する。このステップS14’では、判断部32は、ステップS14と同様、ユーザが次に読むべきパーツ(参照パーツ)を特定するが、候補が複数ある場合には、すべての候補を参照パーツとして特定する点がステップS14と異なる。
例えば、ステップS14’において、順番「2」のパーツを参照パーツとして特定する場合、判断部32は、図17の読み順テーブル42を参照して、「手順2」、「手順3」、「手順4」の3つのパーツを参照パーツとして特定する。そして、ユーザがそのうちの1つのパーツ(例えば「手順3」とする)を読んで、再度ステップS14’に戻った場合には、判断部32は、順番「3」のパーツを参照パーツとして特定するが、この場合には、既にユーザが読んだ「手順3」を除く、「手順2」、「手順4」の2つのパーツを参照パーツとして特定する。更に、ユーザがそのうちの1つのパーツ(例えば「手順4」とする)を読んで、再度ステップS14’に戻った場合には、判断部32は、順番「4」のパーツを参照パーツとして特定するが、この場合には、既にユーザが読んだ「手順3」、「手順4」を除く、「手順2」のパーツを参照パーツとして特定する。
上記のような処理を行うことで、図17のように読み順の中に任意の順となっている部分が含まれる場合であっても、ユーザの読み順が正しい順であるかを適切に判断することができる。
なお、読み順テーブルに含まれる全てのパーツの順番が任意の順番である場合にも、上記処理を行うことで、ユーザの読み順が正しい順であるか(読む必要のあるパーツを全て読んだか)を適切に判断することができる。
≪第6の実施形態≫
次に、第6の実施形態について、図19〜図21に基づいて詳細に説明する。図19(a)には、第6の実施形態に係る情報処理装置10’の機能ブロック図が示されている。図19(a)と図3を比較すると分かるように、情報処理装置10’は、格納部としての視線位置遷移DB44を有している点に特徴を有している。なお、読み順テーブル42については、図4(c)のテーブルと同様であるものとする。
視線位置遷移DB44には、ユーザの視線が位置したパーツが順次格納される(図19(b)の1行目参照)。また、判断部32は、ユーザがコンテンツを全て読み終わった後において、視線位置遷移DB44を参照して、ユーザが正しい順にパーツを読んだかを判断する。なお、ユーザがコンテンツを読み始めるタイミング及びコンテンツを読み終わったタイミングは、例えば、ユーザからの入力(所定のボタンを押下するなど)に基づいて判断することとすればよい。
本第6の実施形態では、図20のフローチャートに沿った処理を実行する。具体的には、まず、ステップS614において、判断部32は、読み順テーブル42に基づいて、ユーザが最初に読むべきパーツ(ここでは、「手順1」)を参照パーツとして特定する。次いで、ステップS616では、判断部32は、ユーザが最初に読んだパーツを視線位置遷移DB44から抽出する。ここでは、図19(b)の左端の「手順1」が抽出される。次いで、ステップS618では、判断部32は、抽出したパーツが参照パーツであるか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS616に戻るが、肯定された場合には、判断部32は、ステップS620に移行する。ステップS620に移行すると、判断部32は、抽出したパーツが最後のパーツであるか否かを判断する。ここでは、まだ、参照パーツは1番目のパーツであるので、ここでの判断は否定され、ステップS614に戻る。
ステップS614に戻ると、判断部32は、読み順テーブル42に基づいて、ユーザが次に読むべきパーツ(ここでは、「手順2」)を参照パーツとして特定する。次いで、ステップS616では、判断部32は、ユーザが次に読んだパーツを視線位置遷移DB44から抽出する。ここでは、図19(b)の左から2番目の「手順4」が抽出される。次いで、ステップS618では、判断部32は、抽出したパーツが参照パーツであるか否かを判断する。ここでの判断が否定されると、ステップS616に戻り、判断部32は、ユーザが次に読んだパーツを視線位置遷移DB44から抽出する。ここでは、図19(b)の左から3番目の「手順2」が抽出される。次いで、ステップS618では、判断部32は、抽出したパーツが参照パーツであるか否かを判断する。ここでの判断が肯定されると、ステップS620に移行し、判断部32は、抽出したパーツが最後のパーツであるか否かを判断する。ここでは、まだ、参照パーツは2番目のパーツであるので、ここでの判断は否定され、ステップS614に戻る。
その後は、3番目のパーツ、4番目のパーツについて同様の処理を行い、ステップS620の判断が肯定された段階で、ステップS622に移行する。そして、ステップS622では、判断部32が、コンテンツを順番どおりに読んだと判断し、図20の全処理を終了する。
なお、図20の処理では、ステップS20の判断が肯定される前に、視線位置遷移DB44に格納されているユーザが読んだパーツを全て特定してしまう場合が存在する。このような場合には、判断部32は、ユーザがコンテンツを順番どおりに読まなかったと判断することとしてもよい。
以上のように、本第6の実施形態では、図20の処理を実行することで、図19(b)に示すように、視線位置遷移DB44に基づいて、手順1,2,3,4が順に読まれたか否かを判断し、そのように読まれている場合に、ユーザが正しい順番どおりに読んだと判断するようになっている。このような処理を行うことで、上記第1の実施形態と同様、ユーザが戻り読みや先読みを行った場合でも、ユーザの読み順が正しい順かどうかを適切に判断することができる。
なお、視線位置遷移DB44のデータを用いてユーザの読み順を判断する場合、図19(b)のように、読み順に沿って(図19(b)の左側から)読んだパーツを抽出しなくてもよい。例えば、図19(c)に示すように、最初のパーツ「手順1」を左から探した後は、「手順2」〜「手順4」を右から探すようにしてもよい。この場合、「手順2」を探す場合には、「手順1」に最も近い「手順2」を探し、「手順3」を探す場合には、「手順2」に最も近い「手順3」を探し、「手順4」を探す場合には、「手順3」に最も近い「手順4」を探すようにすればよい。
また、図21(a)に示すように、「手順1」を左から探した後に、右から「手順1」に最も近い「手順2」を探し、「手順2」よりも右側で「手順2」に最も近い「手順3」を左から探し、「手順1」から最も遠い「手順4」を探すようにしてもよい。このように、各パーツ(手順)を探す方向は特に問わない。
また、正しい順が手順1→手順2→手順3→手順4であっても、判断部32は、図21(b)に示すように、視線位置遷移DB44の中から手順2、1,4,3の順にパーツを探すようにしてもよい。
なお、上記各実施形態で説明した処理は、情報処理装置10とネットワークを介して接続された別の情報処理装置(サーバ等)が実行することとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、第2〜第6の実施形態のフローチャートは、第1の実施形態(図5)をベースとして種々改変を行っているが、これに限らず、第2〜第6の実施形態では、第1の実施形態以外のフローチャート(第1の実施形態の変形例も含む)をベースに同様の改変を行うこととしてもよい。また、複数の実施形態を組み合わせることとしてもよい。
なお、以上の第1〜第6の実施形態の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 利用者の視線の位置を特定する視線位置特定部と、
前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部と、
前記記憶部を参照して、前記視線位置特定部が特定した視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する判断部と、を備え、
前記判断部は、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認装置。
(付記2) 前記判断部は、前記視線の位置が既読の領域に遷移した際には、該既読の領域の後に読まれるべき順に前記視線の位置が各領域を遷移しているか否かを判断することを特徴とする付記1に記載の読み順確認装置。
(付記3) 前記判断部は、前記視線位置特定部が特定した前記視線の位置が領域を遷移するたびに、前記判断を行うことを特徴とする付記1又は2に記載の読み順確認装置。
(付記4) 前記視線の位置が遷移した領域の順を格納する格納部を更に備え、
前記判断部は、前記利用者が読むことを終了した後に、前記格納部と前記記憶部を参照して、前記視線の位置が各領域を読まれるべき順に遷移したかを判断することを特徴とする付記1又は2に記載の読み順確認装置。
(付記5) 前記記憶部を参照して、前記読まれるべき順に関する情報を利用者に通知する通知部を更に備える付記1〜4のいずれかに記載の読み順確認装置。
(付記6) 前記視線の位置が既に遷移した領域を、他の領域とは異なる態様で表示する領域表示制御部を更に備える付記1〜5のいずれかに記載の読み順確認装置。
(付記7) 利用者の視線の位置を特定する工程と、
前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する工程で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する工程と、をコンピュータが実行し、
前記判断する工程では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認方法。
(付記8) 前記判断する工程では、前記視線の位置が既読の領域に遷移した際には、該既読の領域の後に読まれるべき順に前記視線の位置が各領域を遷移しているか否かを判断することを特徴とする付記7に記載の読み順確認方法。
(付記9) 前記判断する工程では、前記特定する工程で特定された前記視線の位置が領域を遷移するたびに、前記判断を行うことを特徴とする付記7又は8に記載の読み順確認方法。
(付記10) 前記判断する工程では、前記利用者が読むことを終了した後に、前記視線の位置が遷移した領域の順を格納する格納部と前記記憶部を参照して、前記視線の位置が各領域を読まれるべき順に遷移したかを判断することを特徴とする付記7又は8に記載の読み順確認方法。
(付記11) 前記記憶部を参照して、前記読まれるべき順に関する情報を利用者に通知する工程を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記7〜10のいずれかに記載の読み順確認方法。
(付記12) 前記視線の位置が既に遷移した領域を、他の領域とは異なる態様で表示する工程を前記コンピュータが更に実行することを特徴とする付記7〜11のいずれかに記載の読み順確認方法。
(付記13) 利用者の視線の位置を特定し、
前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する処理で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する、処理をコンピュータに実行させ、
前記判断する処理では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認プログラム。
(付記14) 前記判断する処理では、前記視線の位置が既読の領域に遷移した際には、該既読の領域の後に読まれるべき順に前記視線の位置が各領域を遷移しているか否かを判断することを特徴とする付記13に記載の読み順確認プログラム。
(付記15) 前記判断する処理では、前記特定する工程で特定された前記視線の位置が領域を遷移するたびに、前記判断を行うことを特徴とする付記13又は14に記載の読み順確認プログラム。
(付記16) 前記判断する処理では、前記利用者が読むことを終了した後に、前記視線の位置が遷移した領域の順を格納する格納部と前記記憶部を参照して、前記視線の位置が各領域を読まれるべき順に遷移したかを判断することを特徴とする付記13又は14に記載の読み順確認プログラム。
(付記17) 前記記憶部を参照して、前記読まれるべき順に関する情報を利用者に通知する処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記13〜16のいずれかに記載の読み順確認プログラム。
(付記18) 前記視線の位置が既に遷移した領域を、他の領域とは異なる態様で表示する処理を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする付記13〜17のいずれかに記載の読み順確認プログラム。
10 情報処理装置(読み順確認装置)
30 視線位置特定部
32 判断部
34 通知部(領域表示制御部)
42 読み順テーブル(記憶部)
44 視線位置遷移DB(格納部)

Claims (8)

  1. 利用者の視線の位置を特定する視線位置特定部と、
    前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部と、
    前記記憶部を参照して、前記視線位置特定部が特定した視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する判断部と、を備え、
    前記判断部は、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認装置。
  2. 前記判断部は、前記視線の位置が既読の領域に遷移した際には、該既読の領域の後に読まれるべき順に前記視線の位置が各領域を遷移しているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の読み順確認装置。
  3. 前記判断部は、前記視線位置特定部が特定した前記視線の位置が領域を遷移するたびに、前記判断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の読み順確認装置。
  4. 前記視線の位置が遷移した領域の順を格納する格納部を更に備え、
    前記判断部は、前記利用者が読むことを終了した後に、前記格納部と前記記憶部を参照して、前記視線の位置が各領域を読まれるべき順に遷移したかを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の読み順確認装置。
  5. 前記記憶部を参照して、前記読まれるべき順に関する情報を利用者に通知する通知部を更に備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の読み順確認装置。
  6. 前記視線の位置が既に遷移した領域を、他の領域とは異なる態様で表示する領域表示制御部を更に備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の読み順確認装置。
  7. 利用者の視線の位置を特定する工程と、
    前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する工程で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する工程と、をコンピュータが実行し、
    前記判断する工程では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認方法。
  8. 利用者の視線の位置を特定し、
    前記利用者が読んだことを確認すべき領域とそれらの領域が読まれるべき順とを関連付けて記録した記憶部を参照して、前記特定する処理で特定された視線の位置が、各領域を読まれるべき順に遷移しているか又は遷移したかを判断する、処理をコンピュータに実行させ、
    前記判断する処理では、既読の領域又は読み飛ばしの領域への視線の遷移を考慮せずに前記判断を行うことを特徴とする読み順確認プログラム。
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