JPH08305733A - 図面作成システム - Google Patents

図面作成システム

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Publication number
JPH08305733A
JPH08305733A JP7104381A JP10438195A JPH08305733A JP H08305733 A JPH08305733 A JP H08305733A JP 7104381 A JP7104381 A JP 7104381A JP 10438195 A JP10438195 A JP 10438195A JP H08305733 A JPH08305733 A JP H08305733A
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JP
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cad
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Application number
JP7104381A
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English (en)
Inventor
Akio Sasa
章郎 佐々
Yasuyuki Moriyama
泰行 森山
Kazumi Ogawa
和美 小川
Nobuhei Futagami
延平 二神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CAD作成図面等において、画層を組合せて
目的とする図面を容易に形成し別図面として登録する。 【構成】 CAD作成図面の画層データをもとに、一又
は複数の画層毎の画層データからなる画層ファイルを作
成してこれをデータ記憶装置8に格納し、作成した画層
ファイルの組合せにより形成されるサブ図面をサブ図面
名称と、このサブ図面を形成する画層データの画層ファ
イルの識別子との対応を表すサブ図面管理テーブルT
2′を作成しこれを記憶しておく。そして、管理するサ
ブ図面が指定されると、サブ図面管理テーブルT2′を
参照し、指定されたサブ図面を形成する画層ファイルの
識別子を求め、データ記憶装置8から対応する画層ファ
イルのファイルデータを読み出し、これらをもとに指定
されたサブ図面の図面データを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADにより作成され
たCAD図面等のような複数の画層により形成された図
面から作業目的、或いは、使用目的に応じて必要な画層
を取り出し、これらの画層から別図面を形成するように
した図面作成システムに関し、特に、図面を形成する画
層の組合せを自由に変更し、これを一つの図面ファイル
として容易に登録することの可能な図面作成システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、設計図、施工図、或い
は、竣工図等の図面を使用して、目的にあった図面を作
る場合において、例えば、目的の図面を各種作成する場
合、或いは、階別に作成する場合等には、CADで作成
したCAD図面が複数の画層に分かれて形成されること
を利用して作成している。例えば、CAD図面を形成す
る各画層に対して表示又は非表示の指定を行い、表示さ
せる画層の組合せによって目的の図面を作成し、表示装
置等に表示させると共に、印刷もできるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図面作成システムにおいては、画層の表示又は非表
示の指定を行うことにより形成した目的の図面は、画層
の表示・非表示指定をCAD上で行っている時だけに存
在する一時的な図面であり、恒久的なものではない。な
ぜならば、複数の画層からなるCAD図面のファイルの
中の一部の画層は表示し、その他の画層は表示しないと
いう指定は、その場限りのものだからである。
【0004】そのため、例えば、CAD図面の画層構成
(図面を形成する画層の組合せ)を変更してこの変更図
面を別図面として保持する場合等には、例えば、CAD
図面の図面ファイルから必要とする画層のデータのみを
取り出し、これを新たに別のファイルとして登録・保存
する必要があり、オペレータの操作が煩雑であるという
問題がある。
【0005】また、例えば、CAD図面の画層構成を変
更する場合等には、画層の表示・非表示が一過性のもの
であるため、例えば、高層建築を対象とした場合等に
は、複数にわたる全ての階の図面について画層構成を一
度に変更することは、他の階の図面を同時に画面表示を
行うことができないため不可能である。したがって、C
AD図面の表示,画層データの選択,新しい図面ファイ
ルとして登録という操作を繰り返し行い、新たに別ファ
イルを必要な階数分だけ作成して同じ画層構成をもった
図面を作ることで対応しなければならず、同一の操作を
繰り返し行う必要があり、手間がかかるという問題があ
る。
【0006】そこで、この発明は上記従来の未解決の課
題に着目してなされたものであり、複数の画層から形成
される図面の画層構成を容易に変更して登録することの
できる図面作成システムを提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る図面作成システムは、複数の画層に
より形成されたメイン図面の図面データをもとに当該メ
イン図面を形成する画層のうちの一又は複数の画層の画
層データからなる画層ファイルを作成しこれを画層ファ
イル格納手段に格納する画層ファイル作成手段と、前記
画層ファイルの画層データを組合せて形成されるサブ図
面の画層データの組合せ内容を管理する図面管理手段
と、前記図面管理手段で管理する一のサブ図面が指定さ
れたとき前記図面管理手段で管理する組合せ情報をもと
に当該一のサブ図面を形成する画層ファイルを前記画層
ファイル格納手段から読み出す図面データ管理手段と、
を備えることを特徴としている。
【0008】また、請求項2に係る図面作成システム
は、前記画層ファイル作成手段は、前記メイン図面が複
数種類存在する場合に、各メイン図面間で同種と認めら
れる画層の画層データからなる画層ファイル同士には共
通の識別子を付与する識別子付与手段を有し、前記図面
管理手段は、前記画層ファイルに付与した前記識別子に
基づき、一のメイン図面に関するサブ図面の画層データ
の組合せ内容を、他のメイン図面に関するサブ図面の画
層データの組合せ内容に一致させる組合せ状態制御手段
を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に係る図面作成システムは、例えば、
建築用図面等、文字レイヤ,通り芯レイヤ,柱・壁レイ
ヤ等の複数の画層から形成されるメイン図面において、
メイン図面を形成する画層を組み合わせて、目的とする
サブ図面を形成するようにしたものである。前述の複数
の画層により形成されたメイン図面の図面データをもと
に、画層ファイル作成手段により、メイン図面を形成す
る画層のうちの一又は複数の画層の画層データからなる
画層ファイルが作成されてこれが画層ファイル格納手段
に格納される。そして、サブ図面を形成する場合には、
このサブ図面を形成する画層の画層データの組合せ内容
を設定することにより、これが図面管理手段により管理
され、このサブ図面を読み出すときには、図面データ管
理手段によって、図面管理手段で管理する画層データの
組合せ内容からなる組合せ情報をもとに、指定されたサ
ブ図面を形成する画層ファイルが画層ファイル格納手段
から読み出され、この画層ファイルの画層データからサ
ブ図面の図面データが形成される。
【0010】したがって、サブ図面を形成する画層デー
タの組合せ内容を設定することにより、あたかもサブ図
面の図面データからなるファイルが形成されたようにな
り、自由に任意の組合せのサブ図面を形成し登録するこ
とが可能となる。また、請求項2に係る図面作成システ
ムは、画層ファイル作成時に、前記メイン図面が複数種
類存在する場合に、各メイン図面間で同種と認められる
画層の画層データからなる画層ファイル同士には、識別
子付与手段により共通の識別子が付与される。そして、
この画層ファイルに付与した識別子に基づき、組合せ状
態制御手段により、一のメイン図面に関するサブ図面の
画層データの組合せ内容を、他のメイン図面に関するサ
ブ図面の画層データの組合せ内容に一致させる。
【0011】したがって、例えば、一のメイン図面と他
の複数のメイン図面とが共通の識別子を有する画層ファ
イルで形成されていれば、一のメイン図面に関するサブ
図面の画層データの組合せ内容を設定することにより、
他の複数のメイン図面に関するサブ図面の画層データの
組合せ内容も、一のメイン図面に関するサブ図面の画層
データの組合せ内容と同一の組合せ内容に変更される。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図1
は、本発明の第1実施例における図面作成システムの概
略構成を示したものであり、この図面作成システム10
0は、建築用の図面をCADにより作成するシステムで
ある。
【0013】図面作成システム100は、例えば、グラ
フィックディスプレイ等の表示装置1と、キーボード等
の文字入力装置2と、電子ペン等を有するデジタイザ等
の図形入力装置3と、プリンタ、X−Yプロッタ等の出
力装置4及び5と、CAD処理プログラムが格納される
記憶装置6と、CADにより作成したCAD図面等の図
面データを格納するデータ記憶装置7及び8と、これら
各装置とバス等により接続される処理装置9とから構成
される。
【0014】そして、この処理装置9は、記憶装置6に
格納されているCAD処理プログラムを読み出して、こ
のCAD処理プログラムに基づき所定の処理を実行し、
文字入力装置2、或いは、図形入力装置3等から入力さ
れた入力データをもとにCAD図面を作成し、表示装置
1にCAD図面を表示すると共に、作成したCAD図面
を文字入力装置2等からの指令に基づき出力装置4,5
に出力する。また、作成したCAD図面に対して指定さ
れたファイル名のCAD図面ファイルを作成し、データ
記憶装置7に格納する。
【0015】ここで、図2は、CAD図面ファイルの一
例を示したものである。CAD図面は、複数の画層(レ
イヤ)から形成され、例えば、1階の建築平面図であれ
ば、図2に示すように、通り芯レイヤ,柱・壁レイヤ,
仕上線レイヤ,文字レイヤ,…,等の約4〜20位の画
層から構成され、これら全画層をまとめて1つのCAD
図面ファイルが形成されるようになっている。そして、
例えば、図2の場合には、“1階建築平面図”というフ
ァイル名称が付けられている。また、CAD図面ファイ
ルの中に含まれる画層には、画層単位にインデックスと
しての名称が付けられ、例えばこの場合には、通り芯,
壁柱線等といった一般的な名称、又は番号等が付けられ
ている。そして、この名称ごとに、各画層の画層データ
が書き込まれ、画層を識別する場合にはこの画層名称を
検索し、対応する画層データのみを呼び出すことで、各
画層の判別を行うようになっている。
【0016】処理装置9では、また、オペレータの指示
に応じて図3に示す画層ファイル作成処理,図8に示す
画層構成変更処理,図12に示すサブ図面呼び出し処理
に基づき所定の処理を実行し、CAD処理プログラムに
基づいて作成されたメイン図面としてのCAD図面のC
AD図面データをもとに、CAD図面を形成する画層毎
の画層データ、或いは複数の画層の画層データを結合し
て新たなファイルを作成し、これを画層ファイルとして
データ記憶装置8に格納する。また、サブ図面を形成す
る画層データの組合せ内容を管理するサブ図面管理テー
ブルT2′を形成する。
【0017】次に、処理装置9での画層ファイル作成時
の処理手順を、図3に示すフローチャートに基づいて説
明する。オペレータが、画層別の画層ファイルを作成す
るCAD図面を指定すると、処理装置9では、CAD処
理プログラムにより作成したCAD図面ファイルが格納
されているデータ記憶装置7から、指定されたCAD図
面のCAD図面ファイルを処理装置9のメモリ上に読み
出す(ステップS1)。
【0018】次いで、ステップS2に移行し、図4に示
す画層変換画面F1を表示装置1に表示すると共に、画
層変換画面F1に表示される旧画層構成F1a及び新画
層構成F1bの各画層表示順番号画層名称との対応を管
理する旧画層テーブルT1a及び新画層テーブルT1b
を処理装置9のメモリ上に形成する。ここで、画層変換
画面F1は、図4に示すように、画面左側に、オペレー
タにより指定されたCAD図面ファイルを形成する画層
の画層名称と、画層表示順番号との対応を表す旧画層構
成F1aが表示され、画面右側に、新たに設定される画
層表示順番号と画層名称との対応を表せす新画層構成F
1bが表示されるようになっている。
【0019】そして、オペレータにより指定されたCA
D図面ファイルの画層の画層データは、CAD処理プロ
グラムの画層検索処理、呼び出し命令等によって、画層
データが記憶されている順に並べられているから、この
記憶上位の順に画層表示順番号を付け、付与した画層表
示順番号と画層との対応を旧画層テーブルT1aに設定
すると共に、これをもとに旧画層構成F1aを形成して
表示装置1に表示する。ここで、画層表示順番号は、画
層変換時の画層データの管理を容易に行うためのもので
ある。
【0020】そして、この図4に示す画層変換画面F1
において、例えば、オペレータが図形入力装置3によっ
て、まず、旧画層構成F1aで、変更すべき画層表示順
番号を指示し、次に、新画層構成F1bで新たに設定す
べき画層表示順番号を指示すると、処理装置9ではステ
ップS3の処理を実行する。まず、表示画面の旧画層構
成F1a及び新画層構成F1bの指示された画層表示順
番号に該当する領域、例えば、矩形状に形成される画層
表示順番号表示領域及び画層名称表示領域の矩形内を反
転表示し、この画層表示順番号が選択されたことをオペ
レータに認識させる。そして、旧画層構成F1aで指示
された画層表示順番号に対応する画層名称を旧画層テー
ブルT1aから求め、これを新画層構成F1bで指示さ
れた画層表示順番号に対応する新画層テーブルT1bの
該当箇所に設定すると共に、表示画面の新画層構成F1
bの指示された画層表示順番号の該当する箇所に、求め
た画層名称を表示する。
【0021】また、オペレータにより、複数の画層の画
層データを1つの画層の画層データに結合させる画層結
合指示が行われると、例えば、表示画面の旧画層構成F
1aで指示された複数の画層を新画層テーブルT1bの
新画層構成F1bで指示された画層表示順番号に該当す
る箇所に設定すると共に、これを新画層構成F1bの該
当箇所に表示する。このとき、例えば、オペレータの文
字入力装置3等の操作により画層名称が入力されると、
これを新たな画層名称として新画層構成F1bの画層名
称を変更する。
【0022】そして、オペレータにより画層ファイル作
成終了指示が行われると、ステップS4に移行し、新画
層テーブルT1bを参照して画層表示順番号に対して設
定されている各画層名称に対し、ステップS1でメモリ
上に読み出したCAD図面ファイルの図面データから、
新画層テーブルT1bに設定されている画層名称に対応
する画層データをその画層名称から検索し、検索した画
層データをメモリ上の別領域に複写する。そして、この
画層データからなるファイルを新たな画層ファイルとし
て作成する。
【0023】また、画層結合指示が行われ、新画層テー
ブルT1bの1つの画層表示順番号に対して複数の画層
が設定されているものについては、メモリ上のCAD図
面ファイルの図面データから、新画層テーブルT1bに
設定されている複数の画層データを検索し複数の画層デ
ータから1つの画層ファイルを作成する。そして、画層
ファイルの名称としては、もとのCAD図面ファイルの
名称を主名称とし、新画層テーブルT1bの画層表示順
番号を拡張子とする名称を付ける。例えば、図5に示す
ようにもとのCAD図面ファイルの名称が“建築平面
図”であり、画層表示順番号が“1”である場合には、
画層ファイルのファイル名称は、“建築平面図.00
1”というように付ける。このとき、例えば、図6に示
すように1階建築平面図では、識別子、すなわち、画層
表示順番号が“001”は通り芯レイヤ,“002”は
柱・壁レイヤというように画層表示順番号とレイヤの内
容とを予め設定しておけば、作成された画層ファイルの
拡張子を見ることによって画層ファイルの内容を容易に
認識することができる。図6はこのようにして形成した
画層ファイルの一例である。
【0024】なお、この場合、3けたの拡張子を付けて
いるが、3けたに限らず、CAD図面作成時に使用する
画層数に応じて任意に設定することができる。また、数
字に限らず、アルファベットを用いることも可能であ
る。また、画層ファイルの名称を付けるとき、CAD図
面ファイルから画層ファイルを作成したことにより、
階,区域,図面種類等の名称が変わることはないから、
これをそのまま拡張子の番号付けに利用し、例えば、作
成したCAD図面をCAD図面ファイルとして登録する
ときに、階,区域,図面種類等に関して拡張子によって
区分けを行って登録しておき、例えば、図7に示すよう
に、拡張子を5けたにし、最上位を図面種類を表す図面
種類番号、上位から2けた及び3けた目をレイヤ番号、
4けた目を階番号、最下位を作図区域番号として設定し
ておけば、拡張子から図面内容を容易に認識できるよう
にすることも可能である。
【0025】そして、ステップS5に移行して、作成し
た画層ファイルを画層ファイル格納手段としてのデータ
記憶装置8に格納し、処理を終了する。次に、処理装置
9での画層構成変更処理時の処理手順を、図8に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。オペレータにより文
字入力装置2等から画層構成設定指示又は画層構成変更
指示が行われると、まず、ステップS11で、画層構成
設定指示か画層構成変更指示であるかを判定し、画層構
成設定指示である場合にはステップS12に移行し、画
層構成変更指示である場合には、ステップS16に移行
する。そして、ステップS12で、データ記憶装置8に
格納している全画層ファイルの画層ファイル名称を、例
えば、図9に示すような画層ファイル一覧T1として表
示装置1に表示する。
【0026】次いで、オペレータが表示装置1に表示さ
れる画層ファイル一覧T1を参照して、例えば、階,工
区,図面種類等を指定することによって、サブ図面を形
成する画層ファイルが指定されると、ステップS13に
移行し、指定された画層ファイルに該当する画層ファイ
ルの画層データをデータ記憶装置8からメモリ上に読み
出す。また、例えば、図10に示す、サブ図面とサブ図
面を形成する画層との対応を表す組合せテーブルT2を
表示装置1に表示する。
【0027】この組合せテーブルT2は、図10に示す
ように、横軸にオペレータにより指定された画層ファイ
ルの拡張子を表示し、縦軸に文字入力装置2等から入力
されるサブ図面名称を表示するようになっている。そし
て、組合せテーブルT2内の「+」,「−」により、サ
ブ図面を形成する画層を特定するようになっている。具
体的には、「+」が示されている拡張子に対応する画層
が選択され、同一行に「+」が示された拡張子に対応す
る画層により同一行のサブ図面が形成されることを表し
ている。
【0028】そして、例えば、オペレータが文字入力装
置2からサブ図面の図面名称を入力し、また、表示装置
1の表示画面と連動するデジタイザ盤を有する図形入力
装置3等の操作によって、表示装置1の組合せテーブル
T2で所望とする画層を指示すること等によって、サブ
図面の図面名称と、このサブ図面を形成する画層とが指
定されると、ステップS14に移行し、組合せテーブル
T2の縦軸の指定された図面名称を反転表示すると共
に、指定されたサブ図面名称に対応する横軸の指定され
た識別子に対応する位置に、サブ図面を形成する画層で
あることを表す「+」を反転表示し、指示が行われたこ
とをオペレータに認識させる。
【0029】また、組合せテーブルT2に設定されたサ
ブ図面の図面名称に組合せ管理番号を順に付与してサブ
図面名称を組合せ管理番号で管理し、この組合せ管理番
号と、このサブ図面を形成する指定された画層ファイル
の拡張子との対応を表す、サブ図面管理テーブルT2′
を作成する。このサブ図面管理テーブルT2′は、例え
ば表形式のものでもよいし、作成するサブ図面数少ない
場合には、単にファイル番号だけの登録を台帳形式で行
うようにしてもよい。
【0030】次いで、オペレータにより画層構成変更終
了指示が行われると、ステップS15に移行し、作成し
たサブ図面管理テーブルT2′をデータ記憶装置8に格
納し、処理を終了する。一方、前記ステップS16で
は、例えば、サブ図面管理テーブルT2′を読み出して
これをもとに組合せテーブルT2を表示する。そして、
ステップS14に移行し、上述と同様に、図形入力装置
3等の操作により、サブ図面を形成する画層として選択
される画層の組合せが変更されると、上記と同様にし
て、組合せテーブルT2及びサブ図面管理テーブルT
2′を変更し、サブ図面を形成する画層構成を更新す
る。
【0031】図11はこの画層構成変更処理により作成
されるサブ図面の概念図であり、サブ図面管理テーブル
T2′に該当する図面管理箱に、サブ図面名称が“○×
管理用図面”である図面の図面データからなる画層ファ
イルの拡張子のみが格納されている。この場合、この
“○×管理用図面”の組合せ管理番号は“00001”
であって、拡張子が001及び002である1階建築平
面図を形成する画層と、拡張子が101である1階空調
ダクト図を形成する画層と、拡張子が201である画層
の拡張子のみが格納されていることを表し、これらの拡
張子を有する画層の画層データにより“○×管理用図
面”が形成されていることを表している。
【0032】次に、処理装置9でのサブ図面呼び出し処
理時の処理手順を、図12に示すフローチャートに基づ
いて説明する。オペレータにより文字入力装置2等から
サブ図面呼び出し指示が行われると、まず、ステップS
21で、データ記憶装置8に格納しているサブ図面管理
テーブルT2′で管理しているサブ図面を読み出し、サ
ブ図面一覧を表示装置1に表示する。そして、オペレー
タが表示装置1に表示されたサブ図面一覧を参照し、所
望とするサブ図面を指定すると、処理装置9では、ステ
ップS22に移行して、指定されたサブ図面を形成する
画層をサブ図面管理テーブルT2′から求め、求めた拡
張子を有する画層ファイルをデータ記憶装置8から読み
出す。
【0033】そして、ステップS23で、読み出した画
層ファイルの画層データをもとにサブ図面を形成し、例
えばこれを表示装置1に表示し処理を終了する。このと
き、例えば、形成したサブ図面を出力装置4又は5に出
力したり、或いは、別図面として新たなファイルを作成
するようにすることも可能であり、また、CAD処理プ
ログラムを起動して、通常のCAD図面として扱うよう
にすることも可能である。
【0034】ここで、ステップS4及びS5が画層ファ
イル作成手段に対応し、ステップS14が図面管理手段
に対応し、ステップS22及びS23が図面データ管理
手段に対応している。次に、上記第1実施例の動作を図
13に基づき説明する。今、予めCAD処理プログラム
を実行することによって、複数の画層で形成されるCA
D図面、例えば、“1階建築平面図”が作成され、CA
D図面ファイルとしてデータ記憶装置7に格納されてい
るものとする。このCAD図面ファイルは図2の概念図
に示すように、1つのファイルとしてデータ記憶装置7
に格納されている。この状態から、このCAD図面ファ
イルを形成する各画層を組み合わせて所望とする目的の
図面を形成し、これを別ファイルとして登録するものと
する。
【0035】オペレータは初めに、図3に示す画層ファ
イル作成処理を実行させ、各画層別のファイルを作成す
る。まず、文字入力装置2等により画層ファイルを形成
するCAD図面ファイルとして“1階建築平面図”を指
定する。これにより、データ記憶装置7に格納されてい
る1階建築平面図のCAD図面ファイルが処理装置9の
メモリ上に読み出され、表示装置1に図4に示す画層変
換画面F1が表示され、旧画層構成F1aに1階建築平
面図を形成する画層の各画層名称が記憶上位順に、画層
表示順番号の1番から順に表示される。
【0036】次に、オペレータはこの表示画面を見なが
ら、例えばデジタイザ盤等の電子ペン等を操作し、旧画
層構成F1aで画層ファイルを作成する画層に対応する
画層表示順番号を指示し、この指示した画層の画層ファ
イルに対して設定する画層表示順番号を新画層構成F1
bで指示する。例えば、図4において、旧画層構成F1
aの画層表示順番号“1”に対応する画層の画層ファイ
ルを作成し、この画層ファイルの拡張子として“00
1”を付ける場合には、旧画層構成F1aで画層表示順
番号“1”を指示し、新画層構成F1bでも画層表示順
番号“1”を指示する。これにより、旧画層構成F1a
の画層表示順番号“1”の領域及び新画層構成F1bで
も画層表示順番号“1”の領域が反転表示されると共
に、新画層構成F1bの画層表示順番号“1”に対応す
る画層名称表示領域に、旧画層構成F1aの画層表示順
番号“1”の画層名称“A画層”が表示される。
【0037】また、例えば、C画層の画層ファイルを作
成しこれに識別子“005”を付ける場合には、旧画層
構成F1aで画層表示順番号“3”を指示し、新画層構
成F1bで画層表示順番号“5”を指示すると、新画層
構成F1bの画層表示順番号“5”の領域に旧画層構成
F1aで画層表示順番号“3”の画層名称、すなわち、
“C画層”が表示される。また、例えば、D画層とE画
層の画層データを合わせた新たな名称の画層ファイルを
形成し、識別子“003”を付ける場合には、オペレー
タが画層結合指示を行い、旧画層構成F1aで画層表示
順番号“4”及び“5”を指示した後、新画層構成F1
bで画層表示順番号“3”を指示し、文字入力装置2か
ら画層名称として“X画層”を入力すると、入力した画
層名称が画層表示順番号“3”に表示される。
【0038】そして、所定の設定を行いオペレータが画
層変換終了指示を行うと、処理装置9では、新画層構成
F1bに対応する新画層テーブルT1bを参照し、画層
表示順番号に対して設定されている各画層名称に対し、
メモリ上に読み出したCAD図面ファイルの図面データ
から、新画層テーブルT1bに設定されている画層名称
に対応する画層データをその画層名称から検索して、こ
の画層データをメモリ上の別領域に複写して画層ファイ
ルを形成し、その識別子として画層表示順番号を付け
る。
【0039】したがって、もとのCAD図面の図面名称
と拡張子とからなる、拡張子001のA画層及び拡張子
002のB画層の画層ファイルと、D画層及びE画層の
画層データからなる新たに名称を設定した拡張子003
のX画層の画層ファイルと、C画層の画層データからな
る拡張子005の画層ファイルとが作成され、これが図
面データ記憶装置8に格納される。
【0040】次に、オペレータは、図8に示す画層構成
変更処理を実行させて、所望の画層からなるサブ図面を
形成する。まず、オペレータが文字入力装置2等から画
層構成設定指示を行うと、データ記憶装置8に格納して
いる全画層ファイルの画層ファイル名称が画層ファイル
一覧T1として表示装置1に表示される。
【0041】よって、オペレータはこの画層ファイル一
覧T1を参照し、所望とする画層を指示する。このと
き、例えば、デジタイザ等の図形入力装置3により指示
することによって、選択するようにしてもよいし、識別
子の各位はそれぞれ階、図面種別、レイヤ番号等を表し
ているから、例えば、階数を指定することにより同一階
に関する画層ファイルを全て指示するようにすることも
可能である。
【0042】そして、オペレータが所望とする画層を指
示すると、表示装置1には、組合せテーブルT2が表示
される。したがって、オペレータはこの組合せテーブル
T2を参照し、まず、作成するサブ図面の名称を文字入
力装置2で入力し、例えば、“△○用建築図”を入力す
る。続いて、横軸に表示された画層から、この作成する
サブ図面を形成する画層、この場合には、“001”,
“002”,“005”を図形入力装置3で指示するこ
とにより選択する。以後、同様にして、任意に画層を組
み合わせて所望とするサブ図面を設定する。
【0043】そして、サブ図面の設定が終了すると、画
層構成変更終了指示を行う。これにより、処理装置9に
は、設定したサブ図面と、このサブ図面を形成する画層
の識別子との対応を表すサブ図面管理テーブルT2′が
形成され、処理装置9では、これをデータ記憶装置8に
格納する。これにより、サブ図面の作成が終了する。
【0044】そして、設定したサブ図面を表示装置1に
読み出す場合には、図12に示すサブ図面呼び出し処理
を実行させて、サブ図面呼び出し指示を行う。これによ
り、処理装置9では、データ記憶装置8に格納している
サブ図面管理テーブルT2′を読み出し、これをもとに
登録されているサブ図面一覧を表示装置1に表示する。
そして、オペレータが表示装置1に表示されたサブ図面
一覧を参照して表示させるサブ図面を図形入力装置3等
で指示すると、処理装置9では、指示されたサブ図面を
形成する画層の拡張子をサブ図面管理テーブルT2′か
ら求め、求めた拡張子を有する画層ファイルをデータ記
憶装置8から読み出し、読み出した画層ファイルの画層
データをもとにサブ図面を形成してこれを表示装置1に
表示する。
【0045】また、例えば、組合せテーブルT2で登録
済のサブ図面に対してサブ図面の画層構成を変更したい
場合には、図8に示す画層構成変更処理を実行させて、
画層構成変更指示を行って、組合せテーブルT2を表示
させる。そして、画層構成設定時と同様に、図形入力装
置3等によって指示し、設定を変更することにより、こ
れが新たにサブ図面を形成する画層として登録される。
【0046】したがって、一旦、画層ファイルを作成す
れば、組合せテーブルT2により設定を行うだけで、あ
たかも新しいサブ図面のファイルが作成されたかのよう
に、容易に任意の複数のサブ図面を形成してこれを新た
な図面として登録することができ、また、サブ図面の構
成を変更したい場合でも、組合せテーブルT2で設定変
更を行うことにより容易に所望とする図面を変更してこ
れを記憶することができる。したがって、従来に比較し
てより簡便に、且つ自由にサブ図面の作成及び変更を行
うことができる。
【0047】また、画層ファイルはもとのCAD図面の
図面名称に拡張子を付けた名称で管理し、例えば、“1
階建築平面図”というCAD図面の画層ファイルを作成
すると、図5に示すように、1階建築平面図.001,
1階建築平面図.002,……,というように設定され
るから、拡張子の付いたファイルが独立した形で、要求
された数分展開されていることになり、“1階建築平面
図”を指定することにより、“1階建築平面図”という
CAD図面から形成された拡張子の異なる画層ファイル
をまとめて呼び出すことができ、もとのCAD図面と同
様に1ファイルとして扱うことも可能である。
【0048】また、サブ図面は画層データの複写を行わ
ずに形成されるようになっているから、サブ図面を複数
形成した場合でも従来に比較して使用するメモリ量を大
幅に削減することができる。また、サブ図面を作成する
ときに、画層ファイル一覧T1から、所望とする画層フ
ァイルを選択し、選択した画層ファイルのみを組合せテ
ーブルT2に表示し、組合せに必要な画層ファイルのみ
をメモリ上に呼び出するようになっているから、組合せ
操作が簡便化され、自由化をより向上させることができ
る。
【0049】なお、上記第1実施例では、1つのCAD
図面から複数のサブ図面を形成する場合について説明し
たが、これに限らず、複数のCAD図面の画層ファイル
を形成し、画層ファイル一覧T1から画層ファイルを選
択するときに、あるCAD図面の画層ファイルと別のC
AD図面の画層ファイルとを選択することにより、異な
るCAD図面の画層データを組み合わせてサブ図面を形
成することも容易に行うことができる。
【0050】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この第2実施例は、画層ファイルの識別子に、階,
工区を特定する情報を付加し、複数の階,工区に対する
同一種類のサブ図面を同時に作成することができるよう
にしたものである。そして、第2実施例における図面作
成システムの構成は第1実施例と同様であり、処理装置
9での処理手順が異なること以外は上記第1実施例と同
様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0051】この第2実施例では、CAD図面作成時
に、作成したCAD図面に対し、設計或いは、施工の初
期の時点で作られた図面種類(例えば、建築平面図,空
調ダクト平面図,電灯平面図等)がファイル名称の主名
称となるように設定し、階,工区の特定は、識別子で行
うようになっており、例えば、“建築平面図.01A”
というように、図面種類が“建築平面図”,階は1階、
工区はA区域というように、設定するようになってい
る。
【0052】そして、処理装置9では、上記第1実施例
と同様に、画層ファイル作成処理に基づいてCAD図面
ファイルをもとに画層ファイルを作成し、このとき、画
層ファイルのファイル名称の識別子は例えば、図14に
示すように、もとのCAD図面ファイルのファイル名称
の識別子に続いて、画層を特定する情報を付加するよう
になっている(識別子付与手段)。
【0053】次に、処理装置9での、画層構成変更処理
時の処理を図15の概念図に基づいて説明する。この第
2実施例での画層構成変更処理は図8に示す第1実施例
の処理手順において、階及び区域の特定に対する処理が
追加されること以外は同一である。オペレータが画層構
成変更指示を行うと、処理装置9では、データ記憶装置
8から画層ファイルを全て読み出して図9に示す画層フ
ァイル一覧T1を表示する。そして、このとき、オペレ
ータが階及び区域特定指示を行うと、処理装置9では、
表示装置1に例えば、階工区組合せテーブルT3を表示
し、例えば、文字入力装置2から入力される階数を縦軸
に、区域を横軸に順に表示する。
【0054】そして、オペレータが図10の組み合わせ
テーブルT2での設定と同様に、階工区組合せテーブル
T3に対し指定すべき階と区域との交点を図形入力装置
4等により指示すると、設定箇所に「+」を反転表示
し、非設定箇所には「−」を表示すると共に、階工区組
合せテーブルT3と同様の階工区指定テーブルT3′を
メモリ上に形成する。そして、階及び区域特定終了指示
が行われると、表示装置1に図10の組合せテーブルT
2を表示する。そして、オペレータが上記第1実施例と
同様に、図形入力装置4等により指示すると、この指示
に応じて設定及び非設定の表示を行うと共に、サブ図面
管理テーブルT2′を作成し、作成したサブ図面管理テ
ーブルT2′と階工区指定テーブルT3′とをデータ記
憶装置8に格納し、図面構成変更処理が終了する(組合
せ状態制御手段)。
【0055】次に、このようにして作成されたサブ図面
を読み出す場合には、オペレータは階及び工区を指定
し、そして、サブ図面の名称を設定する。処理装置9で
は、サブ図面管理テーブルT2′及び階工区指定テーブ
ルT3′を読み出し、まず、階工区指定テーブルT3′
を参照して指定される階及び工区に関するサブ図面がサ
ブ図面管理テーブルT2′で管理されているかを判定
し、階工区指定テーブルT3′に登録されていれば、サ
ブ図面管理テーブルT2′を参照してそのサブ図面の名
称に該当する識別子を求め、指定された階及び工区の識
別子を有し、且つ、サブ図面管理テーブルT2′で求め
た識別子に該当する識別子を有する画層ファイルをデー
タ記憶装置8から検索する。そして、これら画層ファイ
ルの画層データをもとに図面データを作成し、これを表
示装置1に表示することにより、所望のサブ図面が表示
される(図面データ管理手段)。
【0056】そして、例えば、サブ図面管理テーブルT
2′及び階工区指定テーブルT3′とに既に登録済のサ
ブ図面の画層構成を変更する場合には、オペレータが例
えば、画層構成変更指示を行い、サブ図面の画層構成の
変更指示又は、階工区の変更指示を行うことによって、
サブ図面管理テーブルT2′を参照して組合せテーブル
T2を表示し、或いは、階工区指定テーブルT3′をも
とに階工区組合せテーブルT3を表示装置に表示する。
そして、設定時と同様に、組合せテーブルT2及び階工
区組合せテーブルT3の設定を変更することによりこれ
が新たなサブ図面として登録される。
【0057】よって、例えば、全ての階及び工区の“建
築平面図”の画層構成を変更する場合には、サブ図面の
画層構成の変更指示を行うことによって、指定されたサ
ブ図面を形成する識別子の組合せテーブルT2が表示装
置1に表示されるから、設定時と同様に、設定及び非設
定の登録を行うことによって、サブ図面管理テーブルT
2′が更新される。したがって、組合せテーブルT2の
更新だけで、全ての階及び工区の“建築平面図”の画層
構成が変更されたことになる。
【0058】したがって、階及び工区が異なるだけで、
各サブ図面の図面構成は同一である場合等には、階工区
組合せテーブルT3で階及び工区を特定した後、組み合
せテーブルT2で画層構成を設定又は変更するだけで、
階及び工区組合せテーブルT3で特定した階及び工区全
てに対して、組合せテーブルT2で設定したサブ図面と
同一主名称で識別子の異なる同一画層構成のサブ図面を
得ることができる。
【0059】よって、従来のように、階及び工区毎にそ
れぞれについて、別ファイルを作成する必要がなく、1
度の操作で容易にサブ図面を作成及び変更することがで
き、オペレータの操作をより簡便化することができる。
なお、上記第2実施例では、適用範囲特定情報として階
及び工区を特定した場合について説明したが、適用範囲
特定情報として、階のみ、或いは工区のみを特定するこ
とも可能であり、また、3以上の複数の情報を特定する
ことも可能であり、適用図面に応じて任意に設定するこ
とができる。
【0060】なお、上記第1及び第2実施例において
は、建築図面に適用した場合について説明したが、これ
に限らず、画層構造に形成される図面であれば、適用す
ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る図
面作成システムは、画層ファイルを作成すれば、サブ図
面を形成する画層データの組合せ内容を設定するだけ
で、サブ図面が1ファイルとして登録されたかのように
扱うことができるから、サブ図面を形成する画層データ
の組合せ内容を設定することによりサブ図面の形成,画
層構成の変更を容易に行い、且つ、これを別図面として
容易に登録することができる。
【0062】また、請求項2に係る図面作成システム
は、画層ファイルの識別子に基づいて一のメイン図面に
関するサブ図面の画層データの組合せ内容を、他のメイ
ン図面に関するサブ図面の画層データの組合せ内容に一
致させることができるから、一のメイン図面に関するサ
ブ図面の画層データの組合せ内容を設定或いは変更を行
うだけで、容易に他の複数のメイン図面に関するサブ図
面の画層データの組合せ内容も同様の組合せ内容に設定
或いは変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面作成システムの概略構成図である。
【図2】CAD図面ファイルの一例である。
【図3】画層ファイル作成処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図4】画層変換画面F1の一例である。
【図5】第1実施例における画層ファイルの一例であ
る。
【図6】画層ファイルの一例である。
【図7】拡張子の付け方の一例である。
【図8】画層構成変更処理の一例を示すフローチャート
である。
【図9】画層ファイル一覧の一例である。
【図10】組合せテーブルの一例である。
【図11】画層構成変更処理により作成されるサブ図面
の概念図である。
【図12】サブ図面呼び出し処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図13】第1実施例のサブ図面作成時の処理手順を示
す説明図である。
【図14】第2実施例における画層ファイルの一例であ
る。
【図15】第2実施例におけるサブ図面作成時の処理手
順を示す説明図である。
【符号の説明】 1 表示装置 2 文字入力装置 3 図形入力装置 4,5 出力装置 6 記憶装置 7,8 データ記憶装置 9 処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二神 延平 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画層により形成されたメイン図面
    の図面データをもとに当該メイン図面を形成する画層の
    うちの一又は複数の画層の画層データからなる画層ファ
    イルを作成しこれを画層ファイル格納手段に格納する画
    層ファイル作成手段と、前記画層ファイルの画層データ
    を組合せて形成されるサブ図面の画層データの組合せ内
    容を管理する図面管理手段と、前記図面管理手段で管理
    する一のサブ図面が指定されたとき前記図面管理手段で
    管理する組合せ情報をもとに当該一のサブ図面を形成す
    る画層ファイルを前記画層ファイル格納手段から読み出
    す図面データ管理手段と、を備えることを特徴とする図
    面作成システム。
  2. 【請求項2】 前記画層ファイル作成手段は、前記メイ
    ン図面が複数種類存在する場合に、各メイン図面間で同
    種と認められる画層の画層データからなる画層ファイル
    同士には共通の識別子を付与する識別子付与手段を有
    し、前記図面管理手段は、前記画層ファイルに付与した
    前記識別子に基づき、一のメイン図面に関するサブ図面
    の画層データの組合せ内容を、他のメイン図面に関する
    サブ図面の画層データの組合せ内容に一致させる組合せ
    状態制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    図面作成システム。
JP7104381A 1995-04-27 1995-04-27 図面作成システム Pending JPH08305733A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7104381A JPH08305733A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 図面作成システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285652A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Taisei Corp 設備管理サービス支援装置

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JP2006285652A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Taisei Corp 設備管理サービス支援装置

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