JP4015797B2 - データ処理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ処理システムに係わり、特に、地図情報と自己の業務部署に属する業務文書と他の業務部署に属する複数部署の業務文書とからなる文書情報とを関連付け、地図情報及び/または文書情報が選択入力される際に、簡単にかつ誤りなくそれらの情報を入力することができるデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自治体や、電力事業、ガス供給事業、通信事業等の事業主体においては、自己の業務や事業を遂行する場合に、各種の地図情報を格納した地図データベースや、自己の業務や事業に関連する各種の文書情報を格納した文書データベースを設け、これらの地図データベース及び文書データベースによって、各種の地図情報と各種の文書情報を関連した状態で管理している。そして、これらの地図情報及び文書情報を処理する際にはデータ処理システムが用いられる。このデータ処理システムは、地図データベースから地図情報及び/または文書データベースから文書情報が入力されたとき、入力された地図情報や文書情報を用いて各種のデータ処理を行ない、新たな文書情報を作成したりして自己の業務や事業を遂行しているものである。
【0003】
ここで、事業主体が自治体の開発業務部署である、すなわち自治体がある地域の開発事業を行う開発業務部署である場合を想定すると、文書データベースに収納される開発事業に関連した文書情報としては、開発計画書や工事計画書等の各種文書がこれに該当し、同様に、地図データベースに収納される開発事業に関連した地図情報としては、開発地域等を表す地図図面等がこれに該当する。そして、これらの文書データベースや地図データベースは、自治体の開発業務部署において管理されることになる。このとき、例えば開発事業が行なわれる地域内またはそれに隣接した地域内に法律によって保護される保護対象物件、例えば文化財や遺跡等が存在する地域があった場合には、文書データベースに収納される開発事業に関連した文書情報として、文化財や遺跡等に関する文書情報、例えば各遺跡に関するデータを記録した遺跡台帳等を新たに加える必要があり、また、地図データベースに収納される開発事業に関連した地図情報として、その文化財や遺跡の所在場所を示す地図図面等を新たに加える必要がある。しかしながら、この遺跡台帳を格納した文書データベースやこの地図図面等を格納した地図データベースは、通常、自治体の文化財保護部署において管理されている。
【0004】
ところで、自治体が開発事業を計画したり、推進したり、または事業を管理したりする場合は、開発事業が行われる地域に、法律によって保護される保護対象物件、例えば文化財や遺跡等が存在するか否かをチェックすることになる。そして、法律によって保護される保護対象物件である文化財や遺跡等があった場合には、今回の開発事業に関連して文化財や遺跡等をどのように保護するか(発掘調査の要否、費用負担等)を開発業者と文化財保護担当者との間で協議することになり、そのような協議が行われた場合には協議記録が作成される。このときの協議記録(協議履歴表)は、開発事業に関連した文書情報として文書データベースに格納され、自治体の開発業務部署によって管理する必要がある。
【0005】
既知のデータ処理システムにおいては、一応のところ、各事業主体毎に自己の業務の範囲内で文書データベースと地図データベースとを併せて管理しており、しかも、地図データベースの地図情報と、地図情報に関連する文書データベースの文書情報との対応付けを行っているといえるが、事業主体を異にしている文書データベースの文書情報は、この地図データベースの地図情報と対応付けを行っていない。例えば自治体が開発事業を行う場合、自治体の開発業務部署では、自己の部署が管理している地図データベースの開発地域を示す地図情報と、この地図情報に関連する文書データベースの文書情報との対応付けが行われているが、この自治体の他の業務部署である文化財保護部署で管理されている文書データベースの文書情報との間の対応付けは、この地図情報に関連する文書情報であったとしても、十分な対応付けが行われていないものである。
【0006】
このため、開発業務部署が、開発事業に関連した事項の中に、協議記録(協議履歴テーブル)に示されている遺跡名を加えたい場合は、始めに、所定のフォーマットに従った文書入力画面を表示させ、次に、文化財保護部署が管理している文書データベースの中から遺跡情報が記録されている遺跡台帳を検索し、この遺跡台帳から対応する遺跡名を抽出し、次いで、抽出した遺跡名を前記文書入力画面の所定の箇所に手動で入力して遺跡名を加えるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
既知のデータ処理システムは、それぞれ自己の業務部署の範囲内であれば、用いる地図情報とその地図情報に関連する文書情報との対応付けが行われているものの、異なる業務部署における文書情報や、異なる属性情報によって整理されている文書情報については、前記地図情報と前記地図情報に関連する文書情報との対応付けが十分に行われていないため、前記地図情報と前記地図情報に関連する文書情報との対応付けを行う必要が生じた場合には、その対応付けにかなりの時間や多くの労力が必要になる。
【0008】
この点を具体的に述べると、自治体の例の場合、自治体の開発業務部署において、開発事業に関連する文書情報を作成するために、データ処理システムの表示部に表示される文書入力画面に必要な事項を入力するとき、その開発地域に遺跡が関連したとすると、必要な事項として遺跡に関する事項、例えば遺跡名等を入力する必要がある。ところが、遺跡に関する事項、例えば遺跡台帳を格納している文書データベースは、本来、開発業務部署の所管でなく、文化財保護部署の所管であり、しかも、その文書データベース(遺跡台帳)に格納されている文書情報は、開発業務部署の所管である地図データベースの地図情報との対応付けが十分に行われていないため、データ処理システムにおいては、この文書データベース(遺跡台帳)を用いて直接この文書データベース(遺跡台帳)の文書情報を出力することができない。このため、既知のデータ処理システムにおいては、表示部に文書入力画面を表示させた後で、別途の手段によって遺跡台帳を検索し、その検索によって関連する遺跡名を抽出し、抽出した遺跡名を文書入力画面内に手動で入力するようにしていた。
【0009】
このように、既知のデータ処理システムは、ある事業が自己の業務部署と他の業務部署に跨がるようなとき、必要な事項の入力によって新たな文書情報を作成しようとしたときに多くの手間が掛かり、しかも、その事項を入力するときに往々にして入力誤り等を生じることもある。
【0010】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、文書データベースに格納する新たな文書情報を作成する際に、必要な事項を簡単に入力することができ、かつ、入力誤りを極力少なくすることができるデータ処理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によるデータ処理システムは、地図情報を格納した地図データベースと、自己の業務部署に属する業務文書と他の業務部署に属する複数部署の業務文書とからなる文書情報を格納した文書データベースと、互いに関連する前記地図情報と前記文書情報とを対応させて格納した書誌情報テーブルと、地図情報や文書情報の中の選択された情報内容を表示する表示部と、表示部に表示する情報内容を選択する情報選択部と、書誌情報テーブルによって文書情報に関連付けられた地図図形領域の一つと他の文書情報に関連付けられた地図図形領域との重なり部分の有無を判定する重なり判定部とを備え、情報選択部は、重なり判定部によって表示部に表示された地図図形領域に重なり部分があると判断された場合、その重なり部分の地図図形領域に関連する文書情報の一部前記表示部に表示させるようにした構成を具備する。
【0012】
このような構成を採用したことにより、文書データベースに自己の業務部署に属する業務文書と他の業務部署に属する複数部署の業務文書とからなる文書情報が格納され、書誌情報テーブルに互いに関連する地図情報と文書情報との対応関係が格納され、かつ、重なり判定部において表示部に表示された地図図形領域に重なり部分の有無を判定し、地図図形領域に重なり部分が有ると判断したとき、重なり部分の地図図形領域に関連する文書情報の一部を、情報選択部で選択可能な状態にして表示部に表示させるようにしたので、情報選択部を用いて一部の文書情報を表示画面上で選択することができ、それにより必要な事項の入力を簡単に行うことができるとともに、入力誤りを極力少なくすることができ、操作性に富んだデータ処理システムを得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明によるデータ処理システムの一つの実施の形態を示すもので、このデータ処理システムの要部構成を示すブロック図であって、データ処理システムが自治体の開発業務に使用される例を示すものである。
【0015】
図1に示されるように、このデータ処理システムは、パーソナルコンピュータ(PC)1と、ディスプレイ装置(表示部、DSP)2と、ディスク装置(DSK)3と、操作部(情報選択部)4とからなっている。この場合、パーソナルコンピュータ1は、地図操作画面制御部5と、文書入力画面制御部6と、入力候補リスト制御部7と、地図情報管理部8と、地図図形領域重なり判定部9と、文書情報管理部10とを備え、地図情報管理部8は、地図文書連携情報管理部81 を含むものである。ディスプレイ装置2は、地図操作画面11と、文書入力画面12と、入力候補リスト画面13とを選択的に表示するものである。ディスク装置3は、地図データベース(DB)14と、文書データベース(DB)15と、書誌情報テーブル16と、入力候補リスト項目テーブル17とを備え、文書データベース15は、少なくとも遺跡台帳151 と協議履歴テーブル152 とを有している。また、操作部4は、マウスやキーボーど等の入力装置である。
【0016】
そして、パーソナルコンピュータ1において、地図操作画面制御部5は、操作部4の操作によって地図操作画面11の表示内容の指定または表示内容を変更するものであり、文書入力画面制御部6は、操作部4の操作によって文書入力画面12の表示内容の指定または表示内容を変更するものであり、入力候補リスト制御部7は、入力候補リスト項目テーブル17から入力候補リストを抽出し、抽出した入力候補リストを入力候補リスト画面13に表示するとともに、操作部4の操作によって入力候補リストのいずれかを選択するものである。
【0017】
また、地図情報管理部8は、地図データベース14の地図情報及び書誌情報テーブル16の地図情報と文書情報との連携情報を管理するもので、地図操作画面制御部5の要求により、地図データベース14の地図情報及び/または書誌情報テーブル16の連携情報を抽出したり、新たな地図情報を地図データベース14及び/または新たな連携情報を書誌情報テーブル16に格納したりする。地図図形領域重なり判定部9は、文書情報によって指定された地図情報における2つまたはそれ以上の地図図形領域の重なり部分の有無を判定するもので、後述するように、地図図形領域に外接する矩形部を設定し、設定した矩形部のX、Y座標から重なり部分の有無を判定する。文書情報管理部10は、文書データベース15の文書情報を管理するもので、文書入力画面制御部6の要求により、文書データベース15の文書情報を抽出したり、新たな文書情報を文書データベース15に格納したりする。
【0018】
さらに、地図データベース14は、自治体の開発事業に関連した各種の地図情報を格納しており、文書データベース15は、同じく自治体の開発事業に関連した各種の文書情報(一例として、協議履歴テーブル152 )及びその開発事業に関係する他の事業、この例においては文化財保護事業に関連した各種の文書情報(一例として、遺跡台帳151 )を格納している。なお、図1の文書データベース15に格納されている文書情報(図示されている文書情報)は、その一例を示しているだけで、この他にも多くの文書情報を格納している。入力候補リスト項目テーブル17は、表示部で表示される表示内容に関係する各種の入力候補リストを格納している。
【0019】
次に、図2は、図1に図示のディスプレイ装置2の文書入力画面12の表示内容の一例を示す説明図である。
【0020】
図2に示されるように、文書入力画面12は、協議履歴テーブル152 に格納する文書情報を形成するときの表示画面であって、協議履歴テーブル152 に対応する地図情報の登録層には事業(共通事業)層が固定的に用いられる。
【0021】
この文書入力画面12の構成は、事業名入力欄121 と、工事住所入力欄122 と、施工者名入力欄123 と、遺跡名入力欄124 等からなっている。この他に、操作部4を用いて入力候補リストの表示を要求する「一覧選択」欄125 と、地図操作画面11の表示を要求する「地図操作」欄126 と、各入力欄121 乃至124 に入力されることによって形成された文書情報を文書データベース15への格納を要求する「登録」欄127 とからなっている。
【0022】
また、図2は、遺跡名入力欄124 が入力可能候補(カレント)になっているときに、「一覧選択」欄125 を操作部4によって操作し、遺跡名入力欄125 に入力する候補値を入力候補リスト128 により表示した例を示すものである。この入力候補リスト128 は遺跡名欄129 と時代欄1210等を有している。操作部4によって入力候補リスト128 の行、例えば第1行を選択したとき、操作部4を用いて「OK」欄1211を操作すると、選択されている行、例えば第1行の遺跡名欄129 の表示内容が遺跡名入力欄124 に取り込まれる。この場合、入力候補リスト128 の複数行を選択した場合は、それらの行の全ての遺跡名欄124 の表示内容がカンマ区切りによって遺跡名入力欄124 に取り込まれる。
【0023】
次いで、図3は、図1に図示のディスプレイ装置2の地図操作画面11の表示内容の一例を示す説明図である。
【0024】
図3に示されるように、地図操作画面11は、地図データベース14に格納する地図情報を形成するときの表示画面であって、操作部4を用いて図2に図示された文書入力画面12の「地図操作」欄126 を操作することにより、ディスプレイ装置2に表示されるものである。
【0025】
この地図操作画面11の構成は、複数の業務部署において共通に使用される白地図の上に、開発事業地域を表す地図図形を登録する「事業層」欄111 と、遺跡地域を表す地図図形を登録する「遺跡層」欄112 とからなっている。地図操作画面11においては、1つの遺跡地域を表す地図図形114 を登録する「遺跡1」と、他の遺跡地域を表す地図図形115 を登録する「遺跡2」をそれぞれ描画し、次いで、事業地域を表す地図図形116 を登録する「事業XXXX」の描画を行う。このような描画が行われた後、操作部4を用いて「登録」欄113 を操作すると、白地図の上に2つの遺跡地域の地図図形114 、115 と1つの事業地域の地図図形116 がそれぞれ描画された地図情報が地図データベース14に供給され、そこに格納される。
【0026】
続いて、図4は、図1に図示のディスク装置3に設けられている書誌情報テーブル16の情報内容一例を示す説明図である。
【0027】
図4に示されるように、書誌情報テーブル16は、文書を特定する文書番号を格納する文書番号161 と、文書名を格納する文書名162 と、文書に連携する図形を登録する地図上の層を格納する層種別163 と、文書に対応した図形を特定する図形座標情報を格納する図形座標情報164 と、文書内容を表すテーブル名または帳名を格納するテーブル名165 等からなっている。この場合、層種別163 と図形座標情報164 とで表された情報は、地図上に登録した図形を一意に特定することができるものである。また、書誌情報テーブル16に示されているある図形が未だ地図データベース14に格納されていないときは、図形座標情報164 にゼロ、すなわちNULLが入力される。層種別163 及び図形座標情報164 は、書誌情報テーブル16でそれぞれコピーすることができるもので、これにより文書番号0001の記録と文書番号0005の記録は異なる文書であるけれども、対応する図形が同じものであることを表している。
【0028】
続く、図5は、図1に図示の文書データベース15に格納されている遺跡台帳151 の情報内容の一例を示す説明図である。
【0029】
図5に示されるように、遺跡台帳151 は、文書を特定する文書番号を格納する文書番号153 と、文書名を格納する文書名154 と、遺跡が属する時代を格納する時代155 と、遺跡の種類を格納する遺跡種類156 等からなっている。この場合、書誌情報テーブル16の文書番号0001の記録と遺跡台帳151 の文書番号0001の記録は、文書番号0001をキーとして対応付けている。
【0030】
次に、図6は、図1に図示の文書データベース15に格納されている協議履歴テーブル152 の情報内容の一例を示す説明図である。
【0031】
図6に示されるように、協議履歴テーブル152 は、文書を特定する文書番号を格納する文書番号157 と、文書名を格納する文書名158 と、事業名を格納する事業名159 と、事業を行う住所を格納する工事住所1510と、施工者名を格納する施工者名1511と、事業地域内に存在する遺跡名を格納する遺跡名1512等からなっている。この場合、書誌情報テーブル16の文書番号0003の記録と協議履歴テーブル152 の文書番号0003の記録は、文書番号0003をキーとして対応付けている。また、協議履歴テーブル152 に格納される情報内容は、図2に図示の文書入力画面12において入力した情報内容が格納されるもので、例えば事業名入力欄121 に入力された情報内容は、「登録」欄127 の操作によって協議履歴テーブル152 の事業名159 に格納されるものである。
【0032】
次いで、図7は、図1に図示のディスプレイ装置2に表示される入力候補リスト項目テーブル17の表示内容の一例を示す説明図である。
【0033】
図7に示されるように、入力候補リスト項目テーブル17は、入力候補リストの表示画面を特定する操作画面名を格納する操作画面名171 と、入力候補リスト対象を特定する項目名を格納する項目名172 と、入力候補リストの表示タイミングを特定するタイミングを格納するタイミング173 と、入力候補リストの表示テーブルを特定するテーブルを格納する格納テーブル174 と、入力候補リスト中から入力画面に取り込む候補を特定する候補名を格納する候補名175 と、入力候補リストに取込み対象を特定する際に参考事項を特定する参照名を格納している第1参照欄名176 、第2参照名177 等からなっている。この場合、タイミング173 は、通常、一覧表示121 の表示時のような記録が入力されているが、入力候補リストの表示タイミングが特定できないとき、「?」の記録が入力されることもある。
【0034】
図1に図示された実施の形態に係わるデータ処理システムは、次のように動作する。
図8は、図1に図示された文書入力画面制御部6の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートを用いて文書入力画面制御部6で行われる動作について説明する。
【0035】
始めに、ステップS1において、操作対象となる文書入力画面名、入力可能候補項目名、入力対象となる文書番号及び操作内容を取得する。次に、ステップS2において、操作により入力可能候補項目が入力されたか否かを判断する。そして、入力されたと判断した(Y)とき次のステップS3に移行し、入力されていないと判断した(N)とき他のステップS7に移行する。次いで、ステップS3において、入力が「?」であるか否かを判断する。そして、「?」が入力されたと判断した(Y)とき次のステップS4に移行し、「?」以外が入力されたと判断した(N)とき最初のステップS1に移行し、ステップS1移行の動作が実行される。続いて、ステップS4において、入力候補リスト項目テーブル17を検索する。このときの検索は、ステップS1で取得した操作対象となる文書入力画面名が操作画面名欄171 の内容と一致し、かつ、ステップS1で取得した入力可能候補項目名欄172 の内容と一致し、しかも、タイミング欄173 の内容が「?」である記録行である。続く、ステップS5において、入力候補リスト項目テーブル17に検索内容に該当する記録行があるか否かを判断する。そして、そのような記録行がないと判断した(N)とき最初のステップS1に移行し、ステップS1以降の動作が実行され、そのような記録行があると判断した(Y)とき次のステップS6に移行する。次に、ステップS6において、入力候補リスト制御部7に制御動作を委ね、入力候補リスト制御部7の制御動作後に最初のステップS1に移行し、ステップS1以降の動作が実行される。
【0036】
また、ステップS7において、図2に図示の一覧表示欄125 が操作されたか否かを判断する。そして、一覧表示欄121 が操作されたと判断した(Y)とき前記ステップS4に移行し、ステップS4以降の動作が実行され、一覧表示欄121 が操作されていないと判断した(N)とき次のステップS8に移行する。次に、ステップS8において、図2に図示の地図操作欄126 が操作されたか否かを判断する。そして、地図操作欄126 が操作されたと判断した(Y)とき、次のステップS9に移行し、地図操作欄126 が操作されていないと判断した(N)とき他のステップS14に移行する。次いで、ステップS9において、ステップS1で取得した文書番号をキーとして書誌情報テーブル16を検索する。このときの検索は、書誌情報テーブル16内に該当する記録の有無である。続いて、ステップS10において、そのような記録があるか否かを判断する。そして、そのような記録がないと判断した(N)とき次のステップS11に移行し、そのような記録があると判断した(Y)とき他のステップS12に移行する。続く、ステップS11において、現在処理中の文書は今回始めて登録されるので、入力画面毎に予め定めた図4に図示の層種別163 を取得する。また、ステップS12において、該当する記録があるとき、その記録から図4に図示の層種別163 及び図形座標情報164 を取得する。次に、ステップS13において、地図操作画面制御部5に制御動作を委ね、地図操作画面制御部5の制御動作後に最初のステップS1に移行し、ステップS1以降の動作が実行される。
【0037】
さらに、ステップS14において、今度は図2に図示の登録欄127 が操作されたか否かを判断する。そして、登録欄127 が操作されたと判断した(Y)とき次のステップS15に移行し、登録欄127 が操作されないと判断した(N)とき最初のステップS1に移行し、ステップS1以降の動作が実行される。次に、ステップS15において、文書情報管理部10を用いて設定した内容を文書データベース15に格納し、文書情報管理部10が格納を終了した後に最初のステップS1に移行し、ステップS1以降の動作が実行される。
【0038】
次に、図9は、図1に図示された入力候補リスト制御部7の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートを用いて入力候補リスト制御部7で行われる動作について説明する。
【0039】
始めに、ステップ21において、入力候補リスト画面13の表示タイミングであるか否かを判断する。そして、入力候補リスト画面13の表示タイミングであると判断した(Y)とき次のステップS22に移行し、入力候補リスト画面13の表示タイミングでないと判断した(N)とき他のステップ28に移行する。次に、ステップS22において、書誌情報テーブル16を文書番号161 により検索し、層種別163 及び図形座標情報164 を取得する。次いで、ステップS23において、地図図形の登録の有無を図形座標情報164 に座標値が設定されているか否かによって判断する。そして、地図図形が登録されていると判断した(Y)とき次のステップS24に移行し、地図図形が登録されていないと判断した(N)とき他のステップS32に移行する。続いて、ステップS24において、入力候補リスト項目テーブル17を検索し、格納表名174 、候補列名175 、全ての参照列名176 、177 を取得する。続く、ステップS25において、書誌情報テーブル16の格納表名165 がステップS24で取得した格納表名174 と一致する各記録について次のような処理を行う。
【0040】
すなわち、最初のステップS25−1において、書誌情報テーブル16からステップS24で判定した該当記録の層種別163 及び図形座標情報164 を取得する。次に、ステップS25−2において、地図図形領域重なり判定部9を用いて、ステップS22で取得した層種別163 及び図形座標情報164 により特定される文書に対応する図形と、ステップS25−1で取得した層種別163 及び、図形座標情報164 に係わる図形との重なりがあるかをチェックする。次いで、ステップS25−3において、ステップS25−2でチェックした2つの図形に重なりがあるか否かを判断する。そして、重なりがあると判断した(Y)とき次のステップS25−4に移行し、重なりがないと判断した(N)ときステップS25−6に移行する。続いて、ステップS25−4において、ステップS24で取得した格納表名174 について、文書データベース15の中からそれに対応する候補列名175 、全ての参照列名176 、177 を取得する。続く、ステップS25−5において、ステップS25−4で取得した候補列名175 を用い、入力候補リスト128 に一行表示を行う。これらの処理が終了すると、再度、最初のステップS25−1に戻り、ステップS24で判定した次の該当記録に対して前述の処理が繰り返し実行される。そして、ステップS24で判定した全部の該当記録に対して前述の処理が終了すると、ステップS28に移行する。
【0041】
また、ステップS26において、図形座標情報164 に座標値が設定されていない、すなわちNULLであることから、入力候補リスト項目テーブル17を検索し、格納表名174 、候補列名175 、全ての参照列名176 、177 を取得する。次に、ステップS27において、書誌情報テーブル16の格納表名165 がステップS24で取得した格納表名174 と一致する各記録について次のような処理を行う。すなわち、ステップS27−1において、書誌情報テーブル16の各格納表名165 を検索し、それに対応する候補列名及び全ての参照列名を得て、入力候補リスト128 に表示する。この場合、地図図形の重なりの判定を行うことができないので、全ての候補内容を入力候補リスト128 に表示する。この処理が終了するとステップS28に移行する。
【0042】
さらに、ステップS28において、入力候補リスト画面13の表示タイミングでないときは既に入力候補リスト画面13の表示が行われた後であり、このときには、入力可能候補(カレント)の移動操作を行ったか否かを判断する。そして、入力可能候補に対する移動操作を行ったと判断した(Y)とき次のステップS29に移行し、入力可能候補に対して移動操作を行っていないと判断した(N)とき他のステップS30に移行する。次に、ステップS29において、入力可能候補の選択表示を移動先に変更し、この処理が終了すると再度ステップS28に移行し、ステップS28以降の動作が実行される。また、ステップS30において、OK欄1211を操作したか否かを判断する。そして、OK欄1211を操作したと判断した(Y)とき次のステップS31に移行し、OK欄1211を操作していないと判断した(N)とき再度ステップS28に移行し、ステップS28以降の動作が実行される。次いで、ステップS31において、入力可能候補の候補列を文書入力画面12に表示し、文書入力画面制御部6の制御を委ねる。この後、この一連の処理が終了する。
【0043】
次いで、図10は、図1に図示された地図操作制御部5の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートを用いて地図操作制御部5で行われる動作について説明する。
【0044】
始めに、ステップS41において、地図操作画面11の表示タイミングであるか否かを判断する。そして、地図操作画面11の表示タイミングであると判断した(Y)とき次のステップS42に移行し、地図操作画面11の表示タイミングでないと判断した(N)とき他のステップS45に移行する。次に、ステップS42において、表示対象の層種別部分を強調表示する。次いで、ステップ43において、前述のステップS11またはステップS12によって地図操作画面制御部5がコールされたとき、図形座標情報164 が指定されているか否かを判断する。そして、図形座標情報164 が指定されていると判断した(Y)とき次のステップS44に移行し、図形座標情報164 が指定されていないと判断した(N)とき、最初のステップ41に戻り、再度ステップ41以降の動作が実行される。続く、ステップS44において、与えられた層種別163 及び図形座標情報164 を用いて該当する図形を地図上にハッチングを付けて表示する。この処理が終了すると、最初のステップ41に戻り、再度ステップ41以降の動作が実行される。
【0045】
また、ステップS45において、地図操作画面11の表示タイミングでなく、既に表示されている地図に対して操作を行ったとき、登録欄113 が操作されたか否かを判断する。そして、登録欄113 が操作されたと判断した(Y)とき次のステップS46に移行し、登録欄113 が操作されていないと判断した(N)とき他のステップS49に移行する。次に、ステップS46において、新たに設定された図形があるか否かを判断する。そして、新たに設定された図形があると判断した(Y)とき次のステップS47に移行し、新たに設定された図形がないと判断した(N)とき他のステップS48に移行する。次いで、ステップS47において、地図情報管理部8及び地図文書連携情報管理部81 を用い、地図データベース14に登録すべき図形を特定する層種別163 及び図形座標情報164 を対応する書誌情報テーブル16の記録として格納する。続いて、ステップS48において、文書入力画面制御部6に制御を委ねる。そして、この文書入力画面制御部6の制御が終了したとき、この一連の処理を終了させる。
【0046】
さらに、ステップS49において、登録欄113 が未操作であることは地図操作の途中であるので、設定途中の図形に対する描画処理を行う。そして、この描画処理が終了すると、最初のステップ41に戻り、再度ステップ41以降の動作が実行される。
【0047】
続いて、図11は、図1に図示された地図文書連携情報管理部81 の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートを用いて地図文書連携情報管理部81 で行われる動作について説明する。
【0048】
始めに、ステップS51において、設定した図形を地図データベース14に登録する。次に、登録する図形に対応する層種別163 及び図形座標情報164 を取得する。次いで、文書入力画面12に入力中の文書に対応する書誌情報テーブル16の記録における層種別163 及び図形座標情報164 を更新する。この処理が終了したとき、この一連の処理を終了させる。
【0049】
続く、図12は、図1に図示された文書情報管理部10の動作を示すフローチャートである。
【0050】
このフローチャートを用いて文書情報管理部10で行われる動作について説明する。
【0051】
始めに、ステップS61において、該当する記録が書誌情報テーブル16に登録済みであるか否かを判断する。そして、登録済みであると判断した(Y)とき次のステップS62に移行し、登録済みでないと判断した(N)とき他のステップS63に移行する。次に、ステップS62において、書誌情報テーブル16の該当する記録を入力設定値によって更新する。また、ステップS63において、書誌情報テーブル16に該当する記録を入力設定値によって新たに格納する。次いで、ステップS64において、この該当する記録が文書データベース15内の予め決められた格納表に格納されているか否かを判断する。そして、格納表に格納されていると判断した(Y)とき次のステップS65に移行し、格納表に格納されていないと判断した(N)とき他のステップS66に移行する。続く、ステップS65において、文書データベース15内の予め決められた格納表の該当する記録を入力設定値によって更新する。この処理が終了したとき、一連の処理を終了させる。また、ステップS66において、文書データベース15に該当する記録を入力設定値によって新たに格納する。この処理が終了したとき、一連の処理を終了させる。
【0052】
また、図13は、本発明によるデータ処理システムの第2の実施の形態を示すもので、このデータ処理システムの要部構成を示すブロック図であって、データ処理システムが自治体の開発業務に使用される例を示すものである。
【0053】
図13において、18は各種アプリケーションプログラム(AP)、19はアプリケーションプログラム(AP)インターフェース、20はアプリケーションプログラム(AP)対応のファイル群、21はアプリケーションプログラム(AP)対応画面であり、その他、図1に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0054】
図1に図示された第1の実施の形態は、ディスプレイ装置2として専用の表示画面を用いているが、第2の実施の形態においては、専用の表示画面を用いる代わりに、ディスプレイ装置2と地図操作画面制御部5、文書入力画面制御部6、入力候補リスト制御部7との間にアプリケーションプログラムインターフェース19及び各種アプリケーションプログラム18を介在させ、各種アプリケーションプログラム18をアプリケーションプログラム対応ファイル群20に結合させているものであり、その他の構成は、既に述べた第1の実施の形態の構成と同じである。このため、第2の実施の形態の構成についてはこれ以上の説明を省略する。
【0055】
この第2の実施の形態においては、各種アプリケーションプログラム18からの要求に対して入力候補リスト画面13に表示内容を受渡し、アプリケーションプログラム対応画面21に表示させるようにしたものであり、その他の動作は、既に述べた第1の実施の形態の動作と殆んど同じである。このため、第2の実施の形態の動作についてもこれ以上の説明を省略する。
【0056】
次に、本発明におけるデータ処理システムにおいて、地図図形領域重なり判定部9で地図図形の重なりを判定する際に、対象とする登録図形に外接する矩形領域(外接矩形)を用いて重なり判定が行われる例について説明する。
【0057】
図14(a)乃至(d)は、外接矩形とその重なりの状態を示す説明図であって、(a)は登録図形と外接矩形との関係を示し、(b)は2つの外接矩形が重ならない状態を示し、(c)は2つの外接矩形が重なっているものの、2つの登録図形が重ならない状態を示し、(d)は2つの外接矩形及び2つの登録図形がともに重なった状態を示すものである。
【0058】
図14(a)に示されるように、X、Y直角座標上に登録図形22と外接矩形23とが表されたとき、外接矩形23は左上座標(Lx、Ly)と右下座標(Rx、Ry)で特定される。
【0059】
また、図14(b)乃至(d)において、2つの登録図形221 、222 及び外接矩形231 、232 に対して、図14(b)は、これらの外接矩形231 、232 が全く重なっていない状態であり、図14(c)は、登録図形221 、222 が重なっていないものの、外接矩形231 、232 が一部重なっている状態であり、図14(d)は、登録図形221 、222 と外接矩形231 、232 の双方が一部で重なり合っている状態を示すものである。
【0060】
次に、図15は、地図図形領域重なり判定部9で外接矩形231 、232 の重なりを判定するものの書誌情報テーブル24の一例を示す説明図である。
【0061】
図15に示されるように、書誌情報テーブル24は、文書番号241 と、文書名242 と、層種別243 と、図形座標情報244 と、格納表245 と、その他に、外接矩形の左上座標情報を格納する外接矩形左上座標246 と、外接矩形の右上座標情報を格納する外接矩形右上座標247 とからなっている。
【0062】
この書誌情報テーブル24においては、地図図形が未登録であるとき、その文書番号0004に対応する図形座標情報244 にNULLを記録する。図形座標情報244 にNULLが記録されている場合、その地図図形の外接矩形も存在しないので、外接矩形左上座標246 と外接矩形右上座標247 にもNULLが記録される。
【0063】
次いで、図16は、地図図形領域重なり判定部9で外接矩形231 、232 の重なりを判定するものの入力候補リスト制御部7の動作を示すフローチャートであり、図9に図示のフローチャートに対応するものである。
【0064】
図16に図示のフローチャート(以下、これを第2フローチャートという)と、図9に図示のフローチャート(以下、これを第1フローチャートという)との違いは、第1フローチャートのステップS22と第2フローチャートのステップS22’との間、及び、第1フローチャートのステップS25と第2フローチャートのステップS25’との間、及び、1フローチャートのステップS25−1と第2フローチャートのステップS25−1’との間だけであって、その他の各ステップには変わりがない。
【0065】
すなわち第2フローチャートは、ステップS22’において、書誌情報テーブル24から該当する記録の層種別243 及び図形座標情報244 に加えて、外形矩形座標情報246 、247 を取得している点に違いがあり、また、ステップS25’において、書誌情報テーブル24の格納表名245 がステップS24で取得した格納表名と一致するだけでなく、ステップS22’で取得した外接矩形に重なりがある外接矩形の各記録についての処理を行う点に違いがあり、その違いに対応し、ステップS25−1’において、書誌情報テーブル24からステップS24で判定した該当記録の層種別243 及び図形座標情報244 に加えて、外接矩形座標246 、247 を取得する点に違いがある。そして、これらの違いの他には、違いがないので、第2フローチャートについては、これ以上の説明は省略する。
【0066】
続く、図17は、地図図形領域重なり判定部9で外接矩形231 、232 の重なりを判定するものの地図文書連携情報管理部81 の動作を示すフローチャートであり、図10に図示のステップS47で実行される動作を示すものである。
【0067】
始めに、ステップS71において、地図データベースに14に設定する図形を登録する。次に、ステップS72において、書誌情報テーブル24から層種別243 及び図形座標情報244 を取得する。次いで、ステップS73において、書誌情報テーブル24から外接矩形左上座標のX座標として登録図形の各端点のX座標の最小値を設定する。続いて、ステップS74において、書誌情報テーブル24から外接矩形左上座標のY座標として登録図形の各端点のY座標の最大値を設定する。続く、ステップS75において、書誌情報テーブル24から外接矩形右下座標のX座標として登録図形の各端点のX座標の最大値を設定する。次に、ステップS76において、書誌情報テーブル24から外接矩形右下座標のY座標として登録図形の各端点のY座標の最小値を設定する。その後、ステップS76において、文書入力画面で入力中の文書に対応する書誌情報テーブル24の記録の層種別243 、図形座標情報244 、外接矩形左上座標246 、外接矩形右下座標247 を更新し、この一連の処理を終了する。
【0068】
以上のように、これらの実施の形態によれば、開発事業に関連する文書情報に、その開発事業に関連する遺跡名称を入力するときに、それぞれの文書情報に対応付けられた地図図形情報の地図座標上での重なりによって関連の有無を判断し、重なりが生じたときに、関連ありとして入力画面に遺跡名称が選択画面として表示されるので、容易に関連する遺跡名称を入力することが可能になる。
【0069】
また、この種の既知のデータ処理システムにおける文書情報同士を直接的、静的に対応関係を関連付けるものにおいては、文書情報及び地図図形情報のいずれか一方が変更される度に、それに対応する定義情報も、その都度、変更や修正が必要となって管理が煩雑になるのに対して、この発明のデータ処理システムによれば、それぞれの文書情報及び地図図形情報に変更が生じても、静的な対応定義情報が存在しないため、管理情報の更新、保守という面倒な作業が必要とならないという利点がある。
【0070】
なお、前記実施の形態においては、データ処理システムが自治体の開発業務に使用される例を挙げて説明したが、本発明によるデータ処理システムの使用例は自治体の開発業務に限定されるものでなく、他の業種の他の業務に用いてもよいことは勿論である。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、文書データベースに自己の業務部署に属する業務文書と他の業務部署に属する複数部署の業務文書とからなる文書情報が格納され、書誌情報テーブルに互いに関連する地図情報と文書情報との対応関係が格納され、かつ、重なり判定部において表示部に表示された地図図形領域に重なり部分の有無を判定し、地図図形領域に重なり部分が有ると判断したとき、重なり部分の地図図形領域に関連する文書情報の一部を、情報選択部で選択可能な状態にして表示部に表示させるようにしたので、情報選択部を用いて一部の文書情報を表示画面上で選択することができ、それにより必要な事項の入力を簡単に行うことができるとともに、入力誤りを極力少なくすることができ、操作性に富んだデータ処理システムを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ処理システムの一つの実施の形態を示すもので、このデータ処理システムの要部構成を示すブロック図であっ
【図2】図1に図示のディスプレイ装置の文書入力画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【図3】図1に図示のディスプレイ装置の地図操作画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【図4】図1に図示のディスク装置に設けられている書誌情報テーブルの情報内容一例を示す説明図である。
【図5】図1に図示の文書データベースに格納されている遺跡台帳の情報内容の一例を示す説明図である。
【図6】図1に図示の文書データベースに格納されている協議履歴テーブルの情報内容の一例を示す説明図である。
【図7】図1に図示のディスプレイ装置に表示される入力候補リスト項目テーブルの表示内容の一例を示す説明図である。
【図8】図1に図示の文書入力画面制御部の動作を示すフローチャートである。
【図9】図1に図示の入力候補リスト制御部の動作を示すフローチャートである。
【図10】図1に図示の地図操作制御部の動作を示すフローチャートである。
【図11】図1に図示の地図文書連携情報管理部の動作を示すフローチャートである。
【図12】図1に図示の文書情報管理部の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明によるデータ処理システムの第2の実施の形態を示すもので、このデータ処理システムの要部構成を示すブロック図である。
【図14】外接矩形とその重なりの状態を示す説明図である。
【図15】地図図形領域重なり判定部で外接矩形の重なりを判定するものの書誌情報テーブルの一例を示す説明図である。
【図16】地図図形領域重なり判定部で外接矩形の重なりを判定するものの入力候補リスト制御部の動作を示すフローチャートである。
【図17】地図図形領域重なり判定部で外接矩形の重なりを判定するものの地図文書連携情報管理部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(PC)
2 ディスプレイ装置(表示部、DSP)
3 ディスク装置(DSK)
4 操作部(情報選択部)
5 地図操作画面制御部
6 文書入力画面制御部
7 入力候補リスト制御部
8 地図情報管理部
1 地図文書連携情報管理部
9 地図図形領域重なり判定部
10 文書情報管理部
11 地図操作画面
12 文書入力画面
13 入力候補リスト画面
14 地図データベース(DB)
15 文書データベース(DB)
151 遺跡台帳
152 協議履歴テーブル
16、24 書誌情報テーブル
17 入力候補リスト項目テーブル
18 各種アプリケーションプログラム(AP)
19 アプリケーションプログラム(AP)インターフェース
20 アプリケーションプログラム(AP)対応のファイル群
21 アプリケーションプログラム(AP)対応画面
22、221 、222 登録図形
23、231 、232 外接図形

Claims (2)

  1. 地図情報を格納した地図データベースと、自己の業務部署に属する業務文書と他の業務部署に属する複数部署の業務文書とからなる文書情報を格納した文書データベースと、互いに関連する前記地図情報と前記文書情報とを対応させて格納した書誌情報テーブルと、前記地図情報や前記文書情報の中の選択された情報内容を表示する表示部と、前記表示部に表示する情報内容を選択する情報選択部と、前記書誌情報テーブルによって前記文書情報に関連付けられた地図図形領域の一つと他の文書情報に関連付けられた地図図形領域との重なり部分の有無を判定する重なり判定部とを備え、前記情報選択部は、前記重なり判定部によって前記表示部に表示された地図図形領域に重なり部分があると判断された場合、その重なり部分の地図図形領域に関連する前記文書情報の一部前記表示部に表示させることを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記重なり判定部は、前記地図図形領域の重なり部分を判定する際に、判定の対象となる各地図図形領域にそれぞれ外接する矩形を設定し、それらの矩形の座標軸に基づいた判定を行っていることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。
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