JPH1185489A - プログラム構築支援装置及び記憶媒体 - Google Patents

プログラム構築支援装置及び記憶媒体

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JPH1185489A
JPH1185489A JP9244127A JP24412797A JPH1185489A JP H1185489 A JPH1185489 A JP H1185489A JP 9244127 A JP9244127 A JP 9244127A JP 24412797 A JP24412797 A JP 24412797A JP H1185489 A JPH1185489 A JP H1185489A
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program
tiles
tile
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JP9244127A
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English (en)
Inventor
Takehiko Mizoguchi
岳彦 溝口
Masaharu Meki
正治 目木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務アプリケーションプログラムの開始から
終了までのデータの流れを把握できるようにし、さらに
基本処理の配置順序や組み合わせなどの構成が類似して
いるアプリケーションプログラムを参照することによっ
て、より容易に業務アプリケーションプログラムを構築
できるようにすること。 【解決手段】 プログラムモジュールを視覚化したモジ
ュールタイルを所定のグリッド上で配置して、この配置
状態に基づいて各プログラムモジュールを連続して実行
可能な業務アプリケーションを構築し、さらにこの業務
アプリケーションの構築において、複数のモジュールタ
イルを選択してサブコンポーネントとして登録し、モジ
ュールタイルと共にこのサブコンポーネントを配置して
組み込むことにより業務アプリケーションを構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務アプリケーシ
ョンプログラムの構築を支援するプログラム構築支援装
置及びそのプログラムを格納する記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、企業における業務用コンピュータ
に適用される業務アプリケーションプログラムは、デー
タレコードの入力、データレコードの加工、データレコ
ードの出力等の各基本処理ステップで構成されることが
多い。例えば、伝票発行処理の場合は、以下に示す処理
ステップで構成される。
【0003】・キーボードやCRT等の入力/表示装置
からの伝票データの入力 ・メモリ上でのデータレコードの加工 ・データファイルへのデータレコードの更新 ・プリンタ等の出力装置におけるデータレコードの印刷 また、例えばマスタメンテナンス処理の場合は、以下に
示す処理ステップで構成される。
【0004】・入力/表示装置からの検索条件の入力 ・データファイルからのデータレコードの検索 ・表示装置におけるデータレコードの表示 ・対象データレコードの訂正 ・メモリ上でのデータレコードの加工 ・データファイルへのデータレコードの更新 以上のように、基本的に業務アプリケーションプログラ
ムの処理ステップは、各種データレコードの転記処理の
連続であり、これらの転記処理を設定するものが業務ア
プリケーション構築ツールである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の業務
アプリケーション構築ツールは、上述の各種処理ステッ
プをテキスト形式、例えば、C言語、BASIC言語
や、表形式(各種データベースツール)により記述して
作成していたため、データがどの様に発生し、どの様に
加工され、どの様に出力されるかといったデータの流れ
の全容は、設計者であるSE(システムエンジニア)で
あっても把握することが容易でなかった。
【0006】このため、構築された業務アプリケーショ
ンプログラムを試験した結果、動作に異常が認められた
としても、プログラム全体においてどの部分に問題が生
じたのかを容易に把握することができないという問題が
あった。
【0007】また、近年、業務アプリケーションプログ
ラムの動作におけるデータの流れを把握し易くするた
め、視覚的にファイルや画面データ処理等をモジュール
化し、そのモジュール間のつながりを線でつなげること
で表現する業務アプリケーション構築ツールが見られる
ようになった。しかし、このような構築ツールの多くは
単にデータの流れを表現するに留まっており、モジュー
ル間のインターフェースであるデータレコードの定義内
容や、時間の経過とともに変化するデータの内容を的確
に把握することは容易でなかった。
【0008】ところで、上述した業務アプリケーション
プログラムの例である伝票発行処理及びマスタメンテナ
ンス処理の処理ステップでは、メモリ上でのデータレコ
ードの加工を行った後に、データファイルへのデータレ
コードの更新の処理ステップが共通して行われている。
一般的に、目的の異なる複数の業務アプリケーションで
あっても、処理ステップに共通部分を有することが多
い。従って、連続した複数のプログラムモジュールを例
えばサブルーチンのように1個のまとまりとして、1個
のプログラムモジュールと同様に扱うことができれば、
類似の処理ステップを有する業務アプリケーションを構
築する際に、より省力化を実現することが可能である。
【0009】本発明の課題は、基本処理をそれぞれモジ
ュール化して視覚化したモジュールタイルを所定のグリ
ッド上で配置して接続関係を設定して業務アプリケーシ
ョンプログラムを構築可能とすることで、その業務アプ
リケーションプログラムの開始から終了までのデータの
流れを把握できるようにすることである。
【0010】また、本発明の別の課題は、業務用アプリ
ケーションプログラムを構築する場合に、基本処理の配
置順序や組み合わせなどの構成が類似しているアプリケ
ーションプログラムを参照することによって、より容易
に業務アプリケーションプログラムを構築できるように
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、データ処理を構成する複数のプ
ログラムモジュールを記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶された各プログラムモジュールを表現する複数
のモジュールタイルを記憶するモジュールタイル記憶手
段と、このモジュールタイル記憶手段に記憶されたモジ
ュールタイルを表示画面上の指示に応じて配置する配置
手段と、この配置手段により配置されたモジュールタイ
ルの配置状態に基づいて、前記記憶手段に記憶されたプ
ログラムモジュールを組み合わせて一連のデータ処理プ
ログラムを構築するプログラム構築手段と、を備えるプ
ログラム構築支援装置であって、表示画面上で複数のモ
ジュールタイルを選択する選択手段と、この選択手段に
よって選択された複数のモジュールタイルに対応する複
数のプログラムモジュールを組み合わせて1個のサブル
ーチンを構築するサブルーチン構築手段と、このサブル
ーチン構築手段によって構築されたサブルーチンを登録
し、記憶するサブルーチン登録手段と、このサブルーチ
ン登録手段に登録されたサブルーチンを表現するモジュ
ールタイルを記憶するサブルーチン記憶手段と、このサ
ブルーチン記憶手段に記憶されたモジュールタイルを表
示画面上に表示するサブルーチン表示手段と、を備える
ことを特徴としている。
【0012】この請求項1記載の発明のプログラム構築
支援装置によれば、データ処理を構成する複数のプログ
ラムモジュールを記憶手段に記憶し、この記憶手段に記
憶された各プログラムモジュールを表現する複数のモジ
ュールタイルをモジュールタイル記憶手段に記憶し、こ
のモジュールタイル記憶手段に記憶されたモジュールタ
イルを表示画面上の指示に応じて配置手段によって配置
すると、この配置手段により配置されたモジュールタイ
ルの配置状態に基づいて、プログラム構築手段によって
前記記憶手段に記憶されたプログラムモジュールを組み
合わせて一連のデータ処理プログラムを構築するプログ
ラム構築支援装置であって、表示画面上で複数のモジュ
ールタイルを選択手段によって選択し、この選択手段に
よって選択された複数のモジュールタイルに対応する複
数のプログラムモジュールを組み合わせて1個のサブル
ーチンをサブルーチン構築手段によって構築し、このサ
ブルーチン構築手段によって構築されたサブルーチンを
登録手段に登録て記憶すると、このサブルーチン登録手
段に登録されたサブルーチンを表現するモジュールタイ
ルをサブルーチン記憶手段に記憶し、このサブルーチン
記憶手段に記憶されたモジュールタイルをサブルーチン
表示手段によって表示画面上に表示する。
【0013】従って、複数のプログラムモジュールが連
続して実行されるサブルーチンを構築し、このサブルー
チンをプログラムモジュールと同様に組み込んだりする
ことが可能なため、業務アプリケーションのコンポーネ
ントを容易に構築することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のプ
ログラム構築支援装置であって、前記配置手段は、前記
サブルーチン表示手段によって表示されたモジュールタ
イルを、表示画面上の指示に従って配置することが可能
であり、且つ、前記プログラム構築手段は、前記配置手
段により配置されたモジュールタイルの配置状態に基づ
いて、前記記憶手段に記憶されたプログラムモジュール
と、前記サブルーチン登録手段に登録されて記憶された
サブルーチンとを組み合わせて一連のデータ処理プログ
ラムを構築することが可能であることを特徴としてい
る。
【0015】この請求項2記載の発明のプログラム構築
支援装置によれば、前記サブルーチン表示手段によって
表示されたモジュールタイルは、前記表示手段によっ
て、表示画面上の指示に従って配置され、且つ、前記配
置手段により配置されたモジュールタイルの配置状態に
基づいて、前記記憶手段に記憶されたプログラムモジュ
ールと、前記サブルーチン登録手段に登録されて記憶さ
れたサブルーチンとが前記プログラム構築手段によって
組み合わされて一連のデータ処理プログラムが構築され
る。
【0016】従って、表示画面上においても前記サブル
ーチンをプログラムモジュールと同様に扱うことが可能
であり、より容易に業務アプリケーションのコンポーネ
ントを構築することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のプログラム構築支援装置であって、前記選択手段
によって複数のモジュールタイルが選択されると、該複
数のモジュールタイルの配置パターンと類似の配置パタ
ーンによって構成されるサブルーチンを、前記サブルー
チン登録手段に登録されているサブルーチンの中から検
索する検索手段をさらに備えることを特徴としている。
【0018】この請求項3記載の発明のプログラム構築
支援装置によれば、複数のモジュールタイルが前記選択
手段によって選択されると、この選択された複数のモジ
ュールタイルの配置パターンと類似の配置パターンによ
って構成されるサブルーチンを、検索手段によって、前
記サブルーチン登録手段に登録されているサブルーチン
の中から検索する。
【0019】従って、既に登録手段に登録されているサ
ブルーチンの中から類似したサブルーチンを自動的に検
索して組み込むことができるので、サブルーチンを登録
する際に区別しやすい名前を付したり、体系化して保存
する等の手間を省くことができ、業務アプリケーション
のコンポーネントの構築作業をより省力化することがで
きる。
【0020】請求項4記載の発明は、コンピュータが実
行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、デー
タ処理を構成する複数のプログラムモジュールを表現す
る複数のモジュールタイルを表示画面上に配置させるた
めのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、こ
の配置されたモジュールタイルの配置状態に基づいて、
複数の前記プログラムモジュールを記憶手段から読み出
して組み合わせて一連のデータ処理プログラムを構築さ
せるためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
と、前記表示画面上で複数のモジュールタイルを選択さ
せるためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
と、この選択された複数のモジュールタイルに対応する
複数のプログラムモジュールを記憶手段から読み出して
組み合わせて1個のサブルーチンを構築させるためのコ
ンピュータが実行可能なプログラムコードと、この構築
されたサブルーチンを登録させるためのコンピュータが
実行可能なプログラムコードと、この登録されたサブル
ーチンを表現するモジュールタイルを表示画面上に表示
させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0021】この請求項4記載の発明の記憶媒体によれ
ば、データ処理を構成する複数のプログラムモジュール
を表現する複数のモジュールタイルを表示画面上に配置
させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコー
ドと、この配置されたモジュールタイルの配置状態に基
づいて、複数の前記プログラムモジュールを記憶手段か
ら読み出して組み合わせて一連のデータ処理プログラム
を構築させるためのコンピュータが実行可能なプログラ
ムコードと、前記表示画面上で複数のモジュールタイル
を選択させるためのコンピュータが実行可能なプログラ
ムコードと、この選択された複数のモジュールタイルに
対応する複数のプログラムモジュールを記憶手段から読
み出して組み合わせて1個のサブルーチンを構築させる
ためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、
この構築されたサブルーチンを登録させるためのコンピ
ュータが実行可能なプログラムコードと、この登録され
たサブルーチンを表現するモジュールタイルを表示画面
上に表示させるためのコンピュータが実行可能なプログ
ラムコードと、を含むプログラムを格納する。
【0022】従って、複数のプログラムモジュールが連
続して実行されるサブルーチンを構築し、このサブルー
チンをプログラムモジュールと同様に組み込んで、業務
アプリケーションのコンポーネントを容易に構築させる
プログラムをコンピュータで実行することができる。
【0023】この場合、請求項5に記載する発明のよう
に、前記表示画面上に表示された、サブルーチンを表現
するモジュールタイルを前記表示画面上の指示に従って
配置させるコンピュータが実行可能なプログラムコード
と、この表示画面上に配置されたモジュールタイルの配
置状態に基づいて、前記プログラムモジュールと、前記
登録されて記憶されたサブルーチンとをそれぞれ記憶手
段から読み出して組み合わせて一連のデータ処理プログ
ラムを構築するコンピュータが実行可能なプログラムコ
ードと、をさらに含むプログラムを格納することが有効
である。
【0024】この請求項5記載の発明の記憶媒体によれ
ば、前記表示画面上に表示された、サブルーチンを表現
するモジュールタイルを前記表示画面上の指示に従って
配置させるコンピュータが実行可能なプログラムコード
と、この表示画面上に配置されたモジュールタイルの配
置状態に基づいて、前記プログラムモジュールと、前記
登録されて記憶されたサブルーチンとをそれぞれ記憶手
段から読み出して組み合わせて一連のデータ処理プログ
ラムを構築するコンピュータが実行可能なプログラムコ
ードと、をさらに含むプログラムを格納する。
【0025】従って、表示画面上においても前記サブル
ーチンをプログラムモジュールと同様に扱うことが可能
で、より容易に業務アプリケーションのコンポーネント
を構築させることが可能なプログラムをコンピュータで
実行することができる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の記憶媒体であって、前記選択された複数のモジュ
ールタイルの配置パターンと類似の配置パターンによっ
て構成されるサブルーチンを、前記登録されたサブルー
チンの中から検索するコンピュータが実行可能なプログ
ラムコードをさらに含むプログラムを格納したことを特
徴としている。
【0027】この請求項6記載の発明の記憶媒体によれ
ば、前記選択された複数のモジュールタイルの配置パタ
ーンと類似の配置パターンによって構成されるサブルー
チンを、前記登録されたサブルーチンの中から検索する
コンピュータが実行可能なプログラムコードをさらに含
むプログラムを格納する。
【0028】従って、既に登録手段に登録されているサ
ブルーチンの中から類似したサブルーチンを自動的に検
索して組み込むことができるので、サブルーチンを登録
する際に区別しやすい名前を付したり、体系化して保存
する等の手間を省くことが可能で、業務アプリケーショ
ンのコンポーネントの構築作業をより省力化することが
可能なプログラムをコンピュータで実行することができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のプログラム構築
支援装置及び記憶媒体を適用した実施の形態のアプリケ
ーション構築システム1を説明する。
【0030】図1は本実施の形態のアプリケーション構
築システムの構成を示すブロック図である。この図1に
おいて、1はアプリケーション構築装置、11はCP
U、12は表示装置、13はキー入力装置、14はマウ
ス、15はRAM、16は主記憶装置、17は主記憶装
置16が有する主記憶媒体、18は補助記憶装置、19
は補助記憶装置18が有する補助記憶媒体であり、20
はバスである。主記憶媒体17及び補助記憶媒体19を
除く各部はバス20によって接続されている。
【0031】先ず、構成について説明する。
【0032】CPU(Central Processing Unit)11
は、主記憶装置16が有する主記憶媒体17に記憶され
ているグリッドパネルを読み出して表示装置12に伝達
するとともに、プログラムモジュール管理情報とモジュ
ールタイル管理情報を読み出してRAM15に展開し、
各プログラムモジュールをアイコンとして表現するモジ
ュールタイルを並べてモジュールタイルパレットとして
表示装置12に表示させるためのタイルパレット情報を
生成して表示装置12に伝達し、表示画面上にグリッド
(格子)およびモジュールタイルパレットを表示させ、
併せて、生成したタイルパレット情報を主記憶装置16
によって主記憶媒体17に格納する。
【0033】続いて、CPU11は、ユーザによってマ
ウス14およびキー入力装置13から入力される指示に
よって表示画面上に配置されたモジュールタイルの配置
状態に基づいてグリッド管理情報を生成するとともに、
各モジュールタイルが表現するプログラムモジュールに
対応するプログラムモジュール管理情報を読み込んで、
各プログラムモジュールを連続して実行するための業務
アプリケーションを構築し、補助記憶装置18によって
補助記憶媒体19に格納する。
【0034】また、CPU11は、表示装置12によっ
て表示されている各モジュールタイルの中から、ユーザ
によってキー入力装置13およびマウス14から入力さ
れる指示によって複数のモジュールタイルが選択される
と、該複数のモジュールタイルが表現するプログラムモ
ジュールに対応するプログラムモジュール情報を読み込
んで、各プログラムモジュールを連続して実行するため
のサブコンポーネントを構築し、ユーザからの指示に従
ってこのサブコンポーネントを補助記憶媒体19内に格
納する。そして、構築されたサブコンポーネントを表示
装置12に表示されたタイルパレットにアイコン化して
表示させるためのサブコンポーネントパレット情報を生
成して補助記憶媒体19内に格納する。
【0035】また、CPU11は、ユーザから入力され
る指示に従ってサブコンポーネントパレット情報を補助
記憶媒体19から読み込んで表示装置12に伝達してタ
イルパレットにサブコンポーネントを示すアイコンを表
示させる。その後、ユーザによってキー入力装置13お
よびマウス14から入力される指示によって表示画面上
に配置されたモジュールタイルおよびサブコンポーネン
トを表現するアイコンの配置状態に基づいてグリッド管
理情報を生成するとともに、各モジュールタイルが表現
するプログラムモジュールについてのプログラムモジュ
ール管理情報を補助記憶媒体19から読み込み、さらに
サブコンポーネントを読み込んで、各処理およびサブコ
ンポーネントの処理を連続して実行するための業務アプ
リケーションを構築する。
【0036】表示装置12は、CPU11によって伝達
されるグリッドパネル、タイルパレット情報およびサブ
コンポーネントパレット情報等に基づいて表示データを
生成してグリッド(格子)、タイルパレット等を表示画
面上に表示する。また、ユーザによってキー入力装置1
3およびマウス14から入力される指示に基づいて、既
に表示されているグリッド(格子)によって作られるマ
ス目に沿ってモジュールタイル等のアイコンを表示す
る。
【0037】キー入力装置13は、文字キー、カーソル
キー、数字入力キーおよび各種機能キーを有し、主記憶
媒体17内及び補助記憶媒体19内に格納されるグリッ
ドパネルやプログラムモジュール管理情報、モジュール
タイル管理情報を入力する際、或いは、ユーザによって
各種の指示が入力される際などに押下されたキーの押下
信号をCPU11に出力する。
【0038】マウス14は、表示装置12の表示画面に
表示されるアイコンや操作メニューの選択指定等を行う
ポインティングデバイス(Pointing Device)であり、
相対位置座標データおよびクリック信号をCPU11に
出力する。
【0039】RAM(Random Access Memory)15は、
CPU11により処理されるグリッドパネル、プログラ
ムモジュール管理情報、モジュールタイル管理情報、タ
イルパレット情報、グリッド管理情報等の各種のプログ
ラムや、その処理にかかるデータを一時的に格納するメ
モリエリアを形成する。
【0040】主記憶装置16は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている主記憶媒体17を有し、この主記
憶媒体17は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この主記憶媒体17は主記憶
装置16に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装
着するものであり、この主記憶媒体17には、グリッド
パネルや業務アプリケーション構築のためのプログラム
等が記憶される。
【0041】また、上記の主記憶媒体17に記憶される
プログラムやデータ等は、通信回線等を介して接続され
た他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、さ
らに、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記
記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この主記憶媒体内に
記憶されているプログラムやデータを通信回線を介して
使用する構成としてもよい。
【0042】補助記憶装置18は、タイルパレット情
報、グリッド管理情報、サブコンポーネント等が格納さ
れる補助記憶媒体19を有し、この補助記憶媒体19は
上述の主記憶媒体17とほぼ同様に、磁気的、光学的記
録媒体、或いは半導体メモリで構成され、補助記憶装置
18に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着す
るものである。
【0043】次に、図2から図4に示すフローチャート
に基づいてアプリケーション構築システム1の動作につ
いて説明する。これらの図は、アプリケーション構築シ
ステム1において複数のモジュールタイルを選択し、複
数のプログラムモジュールによる一連の処理が組み合わ
され、連続して実行されるサブコンポーネントとして、
登録を行う動作を示すフローチャートである。
【0044】先ずステップS11では、ユーザによって
表示装置12の表示画面上に表示されたモジュールタイ
ル上においてマウスの左ボタンのクリック操作が行わ
れ、特定のモジュールタイルが指定されて、ステップS
12に移行する。
【0045】ステップS12では、マウスカーソルの置
かれている位置がモジュールタイルの境目等の場所では
なく、はっきりと特定のモジュールタイルを指示してい
るかどうかが判断される。マウスカーソルの位置が適切
でないために、どのモジュールタイルが指定されたのか
明確に判断できない場合には、誤操作を避けるため、ユ
ーザからの入力が無かったものとみなしてステップS1
1以前の状態に戻り、再度の入力を待つ。
【0046】ステップS12においてマウスカーソルが
特定のモジュールタイル上にあると判断された場合には
ステップS13に移行して、マウスのクリック操作と同
時に、例えばシフトキーやコントロールキー等の特殊キ
ーが押下されていたかどうかを判断する。すなわち、ス
テップS11において、ユーザが特殊キーを押下しなが
らマウスのクリック操作を行ったのであればステップS
14に移行し、特殊キーを押さずに入力を行ったのであ
れば図3に示すステップS18に移行する。
【0047】ステップS18(図3)では、今回入力さ
れたモジュールタイルより以前に入力され、選択されて
いるモジュールタイルがあるか否かを判断する。既に選
択されたモジュールタイルがあれば、既に選択されたモ
ジュールタイルの選択を解除して新たに指定されたモジ
ュールタイルを選択した後に、図2に示すステップS1
4に移行する。また、選択されたモジュールタイルがな
ければ、ステップS14(図2)にそのまま移行する。
【0048】つまり、ステップS12からステップS1
4、ステップS18、ステップS19において実行され
る動作は、ユーザが特殊キーを押した状態でマウスのク
リック操作で入力を行うと、指定されたモジュールタイ
ルがそのまま選択され、ユーザが特殊キーを押さないで
入力を行うと、既に選択されていたモジュールタイルは
選択されない状態に戻り、新たに指定されたモジュール
タイルのみを選択する動作である。
【0049】ステップS14では、表示画面上における
選択されたモジュールタイルの表示方法、例えば表示色
等を切り替える。これによって、選択されたモジュール
タイルとその他のモジュールタイルとを容易に見分ける
ことができる。
【0050】続いてステップS15においては、更に新
たなモジュールタイルを選択するか否かの入力をユーザ
に対して要求する。別のモジュールタイルをさらに選択
するのであればステップS11に戻り、モジュールタイ
ルの選択が終了したのであればステップS16に移行す
る。
【0051】ステップS16では、選択されているモジ
ュールタイルが一個であるか否かを判断する。すなわ
ち、モジュールタイルが一個だけであれば、このモジュ
ールタイルに関する情報はモジュールタイル管理情報と
して予め主記憶媒体17内に記憶されており、改めてサ
ブコンポーネントとして登録する必要はないと判断し
て、ステップS11に戻る。選択されたモジュールタイ
ルが複数である場合にはステップS17に移行して、選
択された各タイルが連続して実行されることが可能であ
るか否かを判断する。連続していないモジュールタイル
が選択されている場合には、サブコンポーネントとして
利用することができないので、ステップS11に戻って
再度の入力を待つ。連続して処理することが可能である
場合には、図4に示すステップS20に移行する。従っ
て、ステップS20には、ステップS15からステップ
S17の各条件を満たす場合のみ移行することになる。
【0052】ステップS20では、選択されたモジュー
ルタイル群を登録するか否かの入力をユーザに要求す
る。登録しないとの入力がなされた場合にはステップS
11に戻って再度の入力に対する待機状態に移行し、登
録を行うのであればステップS21に移行する。
【0053】ステップS21では、登録されるサブコン
ポーネントのサブコンポーネント名と、サブコンポーネ
ントタイルパレットに表示されるアイコンが入力され、
補助記憶媒体19内に格納される(ステップS22)。
更に、各サブコンポーネントが表示されているサブコン
ポーネントタイルパレットに、新たに登録されたサブコ
ンポーネントの表示が追加されて(ステップS23)、
動作を終了する。
【0054】上記の動作に伴って、表示画面上の表示の
状態は、図5及び図6に示すように変化する。
【0055】図5は、既に構築された業務アプリケーシ
ョンを構成するモジュールタイルの中から、任意のモジ
ュールタイルを選択する手順を示す図である。図5
(a)は、業務アプリケーションの最初の処理となるモ
ジュールタイル上にマウスカーソルが置かれた状態
で、マウスの左ボタンのクリック操作が行われてモジュ
ールタイルが選択され、同時にモジュールタイルの
表示が色付け表示に切り替えられた状態を示している。
【0056】図5(b)に示す状態は、マウスカーソル
をモジュールタイル上に合わせて、コントロールキー
を押しながらマウスの左ボタンをクリックし、さらにモ
ジュールタイル上にマウスカーソルをおいて同様の操
作を行った後の表示である。特殊キーが押下されるとと
もにマウスの左ボタンがクリックされたので、モジュー
ルタイルが色付け表示された状態、すなわち選択され
た状態で、且つ、モジュールタイル,が選択されて
色付け表示されている。
【0057】図5(c)は、選択されたモジュールタイ
ルが条件による分岐を含むモジュールタイルであった場
合の表示状態を示している。モジュールタイルのよう
な条件分岐モジュールタイルが選択されると、該モジュ
ールタイルから派生する接続線も選択表示される。この
図5(c)においてはモジュールタイルが選択され、
モジュールタイルから伸びる接続線が色付け表示され
ている。この後、他のモジュールタイル,,のい
ずれかのモジュールタイルが選択されると一本の経路が
特定できるので、無関係な経路の接続線はもとの表示状
態に切り替えられる。
【0058】この図5(c)のように表示を行うことに
よって、選択されたモジュールタイルが条件分岐を含む
ことが明確になり、且つ、残りのモジュールタイルを選
択することによって特定の経路上にある全てのモジュー
ルタイルが選択表示されるので、条件分岐を含むモジュ
ールタイルを正確に選択することができる。
【0059】また、図5(d)には、条件分岐を含むモ
ジュールタイルによって分岐した経路で囲まれる領域の
内側に、さらに条件分岐モジュールタイルが存在するよ
うな、所謂入れ子構造を有する業務アプリケーションを
示す。このような業務アプリケーションにおいては、外
側の条件分岐モジュールタイルが選択されたときにその
モジュールタイルに付随する接続線を全て色付きで選択
表示してしまうと、色付け表示されるモジュールタイル
が非常に多くなり、各モジュールタイルの接続状況がわ
かりにくくなって作業が面倒なものになってしまう。そ
こで、図5(d)に示すように、外側の条件分岐モジュ
ールタイルが選択されたときには外側の接続線のみが選
択表示され、内側の条件分岐モジュールタイルに付随す
る接続線は選択表示されないので、全体的に見易くな
り、作業の煩雑化を防ぐことができる。
【0060】ところで、本実施の形態では、特殊キーを
押下したままマウスの左ボタンをクリックすることによ
って複数のモジュールタイルを選択し、又、マウスの左
ボタンのクリック操作のみを行うと先に選択したモジュ
ールタイルの選択を解除できるものとしたが、各種の特
殊キーにさらに多くの機能を割り当てることも可能であ
る。
【0061】例えば、図5(e)は、図5(a)に示す
状態において、マウスカーソルをモジュールタイル上
に合わせ、シフトキーを押しながらマウスのクリック操
作を行った状態を示している。ここでは、モジュールタ
イルを始点としてモジュールタイルに到る経路上の
全てのモジュールタイルが選択されている。即ち、特殊
キーとしてシフトキーを押下してマウスをクリック操作
することによって、先に選択されたモジュールタイル
と、新たに選択されたモジュールタイルとの間の領域に
ある全てのモジュールタイルが選択される構成となって
いる。この構成によれば、選択されたモジュールタイル
は全て連続しているので、選択されたモジュールタイル
が連続しないといったミスを防止することができ、ま
た、作業の省力化を果たすことも可能であり、マウスの
クリック操作と共に押下されるそれぞれの特殊キーに異
なる機能を持たせる構成は非常に有効である。
【0062】図6は、構築された業務アプリケーション
を構成するモジュールタイルを選択した後、サブコンポ
ーネントとして登録する作業を行う際の表示画面上の表
示状態を示す図である。先ず図6(a)に示す初期状態
において、業務アプリケーションを構成するモジュール
タイルから登録すべきモジュールタイル群の選択が行わ
れ、選択されたモジュールタイルは図6(b)に示すよ
うに色付け表示される。このモジュールタイル群は、サ
ブコンポーネントとして登録されると独立した一連の処
理として扱われるため、図6(c)に示すように始点と
終点とを示すモジュールタイルが付されて登録される。
こうして登録されたサブコンポーネントに関する情報
は、補助記憶媒体19(図1)内に記憶される。
【0063】一方、図6(a)に示す業務アプリケーシ
ョンはその一部がサブコンポーネントとして登録された
後に「畳み込み」を行うと、図6(d)に示すようにサ
ブコンポーネント部分が1個のアイコンによって表現さ
れる。図6(b)に示す状態に比べ、図6(d)に示す
表示状態は色付け表示された部分が減少するので、広い
範囲をサブコンポーネントとして登録した場合など、画
面が見やすくなるので作業者の負担を軽減することがで
きる。また、1個のアイコンで表現されたサブコンポー
ネントは、図6(e)に示すように展開して、そのサブ
コンポーネントを構成するモジュールタイルを全て表示
させることも可能である。
【0064】このサブコンポーネントの展開と畳み込み
は、業務アプリケーションに組み込まれたサブコンポー
ネントにおいて、随時行うことができる。このようなサ
ブコンポーネントの展開と畳み込みが可能なデータ構成
について説明する。
【0065】図7から図9は、補助記憶媒体19(図
1)内に格納されるプログラムモジュール管理情報とグ
リッド管理情報のデータ構成を示す図である。これらの
図において、40はプログラムモジュール管理情報であ
り、このプログラムモジュール管理情報40は、ルート
ディレクトリ41の下にコンポーネントディレクトリ4
2、検索処理ディレクトリ43、印刷処理ディレクトリ
44、集計処理ディレクトリ45を有し、さらにこれら
の各ディレクトリには詳細情報が格納されている。ま
た、30はコンポーネントディレクトリ42内に格納さ
れているグリッド管理情報であり、このグリッド管理情
報30は、検索処理を示すモジュールタイルを表示する
ためのパネル情報32、サブコンポーネントのアイコン
を表示するためのパネル情報31、印刷処理を示すモジ
ュールタイルを表示するためのパネル情報33及びスタ
ートとエンドを示すモジュールタイルを表示するための
情報によって構成されている。さらに、コンポーネント
ディレクトリ42内にはサブコンポーネントのグリッド
管理情報34が格納されており、このグリッド管理情報
34は、検索処理を示すモジュールタイルを表示するた
めのパネル情報34(a)と集計処理を示すモジュール
タイルを表示するためのパネル情報34(b)及びスタ
ートとエンドを示すモジュールタイルを表示するための
情報によって構成されている。
【0066】図7には、プログラムモジュール管理情報
40内に格納されるグリッド管理情報30の構成を示
す。このグリッド管理情報30は、検索処理、サブコン
ポーネント及び印刷処理を連続して実行する業務アプリ
ケーションの構成を表示画面上に表示するための情報で
ある。このグリッド管理情報を構成するパネル情報3
2,33は、それぞれ検索処理ディレクトリ43と印刷
処理ディレクトリ44に格納されている詳細情報へのポ
インタを有し、パネル情報32,33からそれぞれ対応
する詳細情報を参照することが可能な構成となってい
る。
【0067】一方、パネル情報31はサブコンポーネン
トを表示するための情報であるため、コンポーネントデ
ィレクトリ42内に格納されたサブコンポーネントのグ
リッド管理情報34へのポインタを有し、グリッド管理
情報34を参照できるようになっている。
【0068】図8に示すように、グリッド管理情報34
はパネル情報34(a)とパネル情報34(b)とを含
み、パネル情報34(a)は検索処理ディレクトリ43
内の詳細情報へのポインタを有し、パネル情報34
(b)は集計処理ディレクトリ45内に格納された詳細
情報へのポインタを有している。
【0069】図7に示す状態では、表示画面上にサブコ
ンポーネントが1個のアイコンとして他のモジュールタ
イルと同様に表示されるため、このデータ構成のままで
は対応するディレクトリ内の詳細情報を直接参照するポ
インタが表示されない。しかし図9に示すように、1個
のアイコンとして表示されていたサブコンポーネントを
展開してパネル情報34(a)とパネル情報34(b)
を表示すると、各詳細情報へのポインタが表示されて各
詳細情報を参照することができる。そして、パネル情報
31からグリッド管理情報34へのポインタも継続して
管理されているので、容易に図7の状態に戻ることが可
能である。
【0070】次いで、上記のように登録されたサブコン
ポーネントを利用して業務アプリケーションを構築する
手順について、図10及び図11に基づいて説明する。
【0071】図10は、業務アプリケーション構築の手
順を示すフローチャートである。先ず、図10のステッ
プS31においては、表示画面上の、モジュールタイル
が並べて表示されたモジュールタイルパレットから任意
のモジュールタイルが選択され、表示画面上のグリッド
(格子)上に配置される。具体的には、モジュールタイ
ルパレットの所望のモジュールタイルの上にマウスカー
ソルを移動して、該モジュールタイルを配置したいグリ
ッド上のマス目までマウスのドラッグ操作を行うことに
よってモジュールタイルの配置を行う。1個のモジュー
ルタイルの配置が済む毎にステップS32に移行してモ
ジュールタイルの配置が全て終了したか否かの入力が要
求され、再度モジュールタイルを配置するのであればス
テップS31に戻り、ユーザから配置が終了した旨の入
力がなされるとステップS33へ移行する。
【0072】ステップS33では、サブコンポーネント
を表示するアイコンが呼び出され、このアイコンは前述
のタイルパレット上に表示される。ここで呼び出された
アイコンは、並べて表示されているモジュールタイルと
同様の手順で選択されてグリッド上に配置される(ステ
ップS34)。
【0073】グリッド上のマス目内にモジュールタイル
とともにサブコンポーネントを示すアイコンが配置され
ると、ステップS35において全てのサブコンポーネン
トの選択とアイコンの配置が終了したか否かの入力が要
求されるので、全て終了していればステップS36に移
行し、続けてサブコンポーネントの選択を行うのであれ
ばステップS34に戻る。
【0074】ステップS36に移行した時点で各サブコ
ンポーネントは1個のアイコンで表示されているが、業
務アプリケーションを構築した上で実行させるため、各
アイコンを展開してサブコンポーネントを構成するモジ
ュールタイルを表示させる操作が行われ(ステップS3
6)、終了する。
【0075】図11には、図10のステップS36の操
作が終了した時点での表示画面上の表示を示す。この図
11に示すように、表示画面にはグリッド(格子)が表
示され、業務アプリケーション構築の作業スペースとな
る。また、グリッドの枠外左側には、モジュールタイル
パレットが表示されており、このモジュールタイルパレ
ットの最下段にはサブコンポーネントを示すアイコンが
表示されている。
【0076】グリッド上には業務アプリケーションを構
成するモジュールタイル群が表示され、その中で太線で
囲まれた部分は展開されたサブコンポーネントであり、
構成要素であるモジュールタイルが表示されている。
【0077】このように、本実施の形態の業務アプリケ
ーション構築システム1によって、複数のモジュールタ
イルを選択して登録したサブコンポーネントを利用して
業務アプリケーションを構築することが可能である。
【0078】ところが、登録されたサブコンポーネント
の数が増えるにつれて、適当なサブコンポーネントを選
び出すことが困難になる。解決策としては、例えば各サ
ブコンポーネントの機能や目的、構成に対応して体系化
された名前を各サブコンポーネントに付ける方法等が挙
げられるが、ユーザの負担増を招いてしまうといった問
題がある。
【0079】そこで、本実施の形態の業務アプリケーシ
ョン構築システム1は、登録済みのサブコンポーネント
の中から適当なサブコンポーネントを検索する検索手段
を備える構成とした。以下、図12に基づいて説明す
る。
【0080】図12は、サブコンポーネントを検索する
検索手段の動作を示すフローチャートである。図中、
「検索対象」と示すのは、登録されたサブコンポーネン
トの中から読み出されて比較の対象となっているサブコ
ンポーネントのことである。図12のフローチャートに
よって実行される検索処理は、所望のサブコンポーネン
トを構成するモジュールタイルとそのモジュールタイル
の順序のみが記載されたコンポーネント条件が入力され
た場合に、登録されているサブコンポーネントを順次読
み出して比較を行い、同様の構成を有するサブコンポー
ネントを検索するものである。なお、コンポーネント条
件には詳細な接続状態等を記載する必要はない。
【0081】先ずステップS41において、検索対象と
して登録されたサブコンポーネントが読み込まれ、最初
の検索対象について処理が開始される。続いてステップ
S42でパラメータnに1が代入されてステップS43
に移行し、検索対象サブコンポーネントの最初のモジュ
ールタイルが読み込まれて、ユーザが入力したコンポー
ネント条件と照合される(ステップS44)。
【0082】このステップS44で既に検索対象サブコ
ンポーネントがコンポーネント条件と異なる場合には、
ステップS49に移行して次の検索対象コンポーネント
があるか否かの確認を行い、次の検索対象コンポーネン
トがあればステップS41へ戻って比較処理を実行し、
これ以上検索すべきサブコンポーネントがない場合には
全ての処理を終了する。
【0083】ステップS44で、ユーザが入力したコン
ポーネント条件と検索対象サブコンポーネントのモジュ
ールタイルが一致した場合には、ステップS45に移行
してコンポーネント条件に次のモジュールタイルが記載
されているかどうかを調べ、次のモジュールタイルがな
ければステップS47に移行して検索対象サブコンポー
ネントに次のモジュールタイルがあるかどうかを調べ
る。もし、検索対象サブコンポーネントにも次のモジュ
ールタイルがなければ、コンポーネント条件と完全に一
致しているので、この検索対象サブコンポーネントを候
補として表示画面に表示し(ステップS48)、ステッ
プS49に移行する。また、ステップS47において検
索対象サブコンポーネントにだけ次のモジュールタイル
があって、コンポーネント条件とは異なることが分かれ
ば、前述のようにステップS49に移行する。
【0084】ステップS45において、コンポーネント
条件に次のモジュールタイルについての記載がなされて
いる場合には、ステップS46に移行してパラメータn
に1を加え、ステップS43に戻って次のモジュールタ
イルの比較を実行する。
【0085】このように、ステップS41からステップ
S49の処理によって、ユーザは、希望のサブコンポー
ネントを構成するモジュールタイルと、それらのモジュ
ールタイルが配置される順序のみを記載したコンポーネ
ント条件を入力することによってサブコンポーネントの
検索を行うことができる。
【0086】以上のように、この実施の形態の業務アプ
リケーション構築システム1によれば、複数のプログラ
ムモジュールを組み合わせて業務アプリケーションを構
築する作業において、表示画面上に表示されるモジュー
ルタイルパレットにおいて所望のプログラムモジュール
を表現するモジュールタイルを選択して配置し、さらに
配置された複数のモジュールタイルの中から、特殊キー
を押しながらマウスのクリック操作を行うことによって
所望のモジュールタイルを選択し、サブコンポーネント
として登録することができる。そして、この登録された
サブコンポーネントをアイコン化して表示画面上に表示
し、モジュールタイルと同様に選択して配置することに
よって業務アプリケーションを構築することができる。
さらに、所望のサブコンポーネントを構成するモジュー
ルタイルとその配置のみを記載したコンポーネント条件
を入力することによって、登録されている多数のサブコ
ンポーネントの中から適当なサブコンポーネントを検索
することができる。これによって、業務アプリケーショ
ンを、少ない労力で、容易に、且つ正確に構築すること
が可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るプログラム構築支援装置によれば、複数のプログラム
モジュールが連続して実行されるサブルーチンを構築
し、このサブルーチンをプログラムモジュールと同様に
組み込んだりすることが可能なため、業務アプリケーシ
ョンのコンポーネントを容易に構築することができる。
【0088】請求項2記載の発明に係るプログラム構築
支援装置によれば、表示画面上においてもサブルーチン
をプログラムモジュールと同様に扱うことが可能であ
り、より容易に業務アプリケーションのコンポーネント
を構築することができる。
【0089】請求項3記載の発明にかかるプログラム構
築支援装置によれば、既に前記登録手段に登録されてい
るサブルーチンの中から類似したサブルーチンを自動的
に検索して組み込むことができるので、サブルーチンを
登録する際に区別しやすい名前を付したり、体系化して
保存する等の手間を省くことができ、業務アプリケーシ
ョンのコンポーネントの構築作業をより省力化すること
ができる。
【0090】請求項4記載の発明にかかる記憶媒体によ
れば、複数のプログラムモジュールが連続して実行され
るサブルーチンを構築し、このサブルーチンをプログラ
ムモジュールと同様に組み込んで、業務アプリケーショ
ンのコンポーネントを容易に構築させるプログラムをコ
ンピュータで実行することができる。
【0091】請求項5記載の発明にかかる記憶媒体によ
れば、表示画面上においても前記サブルーチンをプログ
ラムモジュールと同様に扱うことが可能で、より容易に
業務アプリケーションのコンポーネントを構築させるこ
とが可能なプログラムをコンピュータで実行することが
できる。
【0092】請求項6記載の発明にかかる記憶媒体によ
れば、既に登録手段に登録されているサブルーチンの中
から類似したサブルーチンを自動的に検索して組み込む
ことができるので、サブルーチンを登録する際に区別し
やすい名前を付したり、体系化して保存する等の手間を
省くことが可能で、業務アプリケーションのコンポーネ
ントの構築作業をより省力化することが可能なプログラ
ムをコンピュータで実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態としての業務アプ
リケーション構築システム1の要部構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の業務アプリケーション構築システム1に
よって実行されるサブコンポーネントの登録処理を示す
フローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにおける処理の一部を示
すフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートにおける処理の一部を示
すフローチャートである。
【図5】図2から図4のサブコンポーネント選択処理に
際して図1の表示装置12に表示される画面を示す図で
あり、(a)は1個のモジュールタイルが選択された初
期状態を示す図であり、(b)は複数のモジュールタイ
ルが選択された状態を示す図であり、(c)は条件分岐
を示すモジュールタイルを選択した状態を示す図、
(d)は入れ子構造のモジュールタイル群において選択
が行われた状態を示す図、(e)は特殊キーに異なる機
能を付与した場合にモジュールタイルが選択された状態
を示す図。
【図6】図1の業務アプリケーション構築システム1に
よって実行される業務アプリケーション構築処理におい
て、サブコンポーネント登録処理に際して図1の表示装
置12に表示される画面を示す図であり、(a)は初期
状態を示す図、(b)はモジュールタイルが選択された
状態を示す図、(c)は登録されたサブコンポーネント
を示す図、(d)はサブコンポーネントが組み込まれた
状態を示す図、(e)は組み込まれたサブコンポーネン
トを展開した図である。
【図7】図1の業務アプリケーション構築システム1に
よって実行される業務アプリケーション構築処理におい
て生成されるデータの構造を示す図である。
【図8】図1の業務アプリケーション構築システム1に
よって実行される業務アプリケーション構築処理におい
て生成されるサブコンポーネントのデータの構造を示す
図である。
【図9】図1の業務アプリケーション構築システム1に
よって実行される業務アプリケーション構築処理におい
て生成されるデータの構造を示す図である。
【図10】図1の業務アプリケーション構築システム1
によって実行されるサブコンポーネント組み込み処理を
示すフローチャートである。
【図11】図10のサブコンポーネント組み込み処理の
際に図1の表示装置12に表示される画面を示す図であ
る。
【図12】図1の業務アプリケーション構築システム1
によって実行されるサブコンポーネント検索処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 業務アプリケーション構築システム 11 CPU 12 表示装置 13 キー入力装置 14 マウス 15 RAM 16 主記憶装置 17 主記憶媒体 18 補助記憶装置 19 補助記憶媒体 20 バス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ処理を構成する複数のプログラムモ
    ジュールを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された各プログラムモジュールを表
    現する複数のモジュールタイルを記憶するモジュールタ
    イル記憶手段と、 このモジュールタイル記憶手段に記憶されたモジュール
    タイルを表示画面上の指示に応じて配置する配置手段
    と、 この配置手段により配置されたモジュールタイルの配置
    状態に基づいて、前記記憶手段に記憶されたプログラム
    モジュールを組み合わせて一連のデータ処理プログラム
    を構築するプログラム構築手段と、 を備えるプログラム構築支援装置であって、 表示画面上で複数のモジュールタイルを選択する選択手
    段と、 この選択手段によって選択された複数のモジュールタイ
    ルに対応する複数のプログラムモジュールを組み合わせ
    て1個のサブルーチンを構築するサブルーチン構築手段
    と、 このサブルーチン構築手段によって構築されたサブルー
    チンを登録し、記憶するサブルーチン登録手段と、 このサブルーチン登録手段に登録されたサブルーチンを
    表現するモジュールタイルを記憶するサブルーチン記憶
    手段と、 このサブルーチン記憶手段に記憶されたモジュールタイ
    ルを表示画面上に表示するサブルーチン表示手段と、 を備えることを特徴とするプログラム構築支援装置。
  2. 【請求項2】前記配置手段は、前記サブルーチン表示手
    段によって表示されたモジュールタイルを、表示画面上
    の指示に従って配置することが可能であり、且つ、前記
    プログラム構築手段は、前記配置手段により配置された
    モジュールタイルの配置状態に基づいて、前記記憶手段
    に記憶されたプログラムモジュールと、前記サブルーチ
    ン登録手段に登録されて記憶されたサブルーチンとを組
    み合わせて一連のデータ処理プログラムを構築すること
    が可能であること、 を特徴とする請求項1記載のプログラム構築支援装置。
  3. 【請求項3】前記選択手段によって複数のモジュールタ
    イルが選択されると、該複数のモジュールタイルの配置
    パターンと類似の配置パターンによって構成されるサブ
    ルーチンを、前記サブルーチン登録手段に登録されてい
    るサブルーチンの中から検索する検索手段をさらに備え
    ること、 を特徴とする請求項1または2記載のプログラム構築支
    援装置。
  4. 【請求項4】コンピュータが実行可能なプログラムを格
    納した記憶媒体であって、 データ処理を構成する複数のプログラムモジュールを表
    現する複数のモジュールタイルを表示画面上に配置させ
    るためのコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 この配置されたモジュールタイルの配置状態に基づい
    て、複数の前記プログラムモジュールを記憶手段から読
    み出して組み合わせて一連のデータ処理プログラムを構
    築させるためのコンピュータが実行可能なプログラムコ
    ードと、 前記表示画面上で複数のモジュールタイルを選択させる
    ためのコンピュータが実行可能なプログラムコードと、 この選択された複数のモジュールタイルに対応する複数
    のプログラムモジュールを記憶手段から読み出して組み
    合わせて1個のサブルーチンを構築させるためのコンピ
    ュータが実行可能なプログラムコードと、 この構築されたサブルーチンを登録させるためのコンピ
    ュータが実行可能なプログラムコードと、 この登録されたサブルーチンを表現するモジュールタイ
    ルを表示画面上に表示させるためのコンピュータが実行
    可能なプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  5. 【請求項5】前記表示画面上に表示された、サブルーチ
    ンを表現するモジュールタイルを前記表示画面上の指示
    に従って配置させるコンピュータが実行可能なプログラ
    ムコードと、 この表示画面上に配置されたモジュールタイルの配置状
    態に基づいて、前記プログラムモジュールと、前記登録
    されて記憶されたサブルーチンとをそれぞれ記憶手段か
    ら読み出して組み合わせて一連のデータ処理プログラム
    を構築するコンピュータが実行可能なプログラムコード
    と、 をさらに含むプログラムを格納したことを特徴とする請
    求項4記載の記憶媒体。
  6. 【請求項6】前記選択された複数のモジュールタイルの
    配置パターンと類似の配置パターンによって構成される
    サブルーチンを、前記登録されたサブルーチンの中から
    検索するコンピュータが実行可能なプログラムコードを
    さらに含むプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項4または5記載の記憶媒体。
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US09/120,212 US6243858B1 (en) 1997-07-24 1998-07-21 Program construction assisting system
DE69835919T DE69835919T2 (de) 1997-07-24 1998-07-22 Programmaufbauunterstützungssystem
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009237691A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Fuji Electric Systems Co Ltd ソフトウェア開発支援装置、プログラム及びブロック図検索方法
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