JPH0778215A - 業務プログラムの実行方法 - Google Patents

業務プログラムの実行方法

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JPH0778215A
JPH0778215A JP5223089A JP22308993A JPH0778215A JP H0778215 A JPH0778215 A JP H0778215A JP 5223089 A JP5223089 A JP 5223089A JP 22308993 A JP22308993 A JP 22308993A JP H0778215 A JPH0778215 A JP H0778215A
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JP5223089A
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Koichi Taguchi
浩一 田口
Ko Kondo
香 近藤
Hirosuke Shindo
弘輔 新藤
Takaaki Otaki
孝明 大滝
Teruhisa Yasu
輝久 安
Aishiyuu Mae
愛州 前
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Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Hitachi Seibu Software Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Nuclear Engineering Co Ltd
Hitachi Seibu Software Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝票・帳票・台帳を扱う事務処理業務をその
ままのイメージで計算機上に電子化するための手段を提
供することである。 【構成】 本発明は、業務プログラムを部品化して構成
する手段2と、その部品の実行手段1と、部品登録のた
めの手段3と、部品間の関連定義を行なうためのカタロ
グシート定義手段4から構成される。 【効果】 これまでのアプリケーション開発に比べて生
産性の向上は期待できる。ユーザの操作性も、業務の実
行を実際の業務イメージで行なえるため従来アプリケー
ションに比べて向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝票・帳票・台帳を扱
う事務処理業務を計算機上に電子化した事務処理業務プ
ログラムにおいて、伝票・帳票・台帳を情報処理の直接
的対象物として画面上に表示し、画面上の対象物に対す
るユーザ(操作者)の直接操作によって業務の実行を制
御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の事務処理業務プログラムの実行制
御方法としては、従来例1:情報処理装置(特開平4−
264660)が示す、実行中のプログラム制御をウィ
ンド上に表示されたアイコンやメニューを用いて実行す
る方法と、従来例2:特開昭61ー118872が示
す、帳票の実行順序を予めテーブルへ登録し、帳票の実
行時にそのテーブルを参照して実行制御を行う方法が挙
げられる。従来例1は、実行対象プログラムを、アイコ
ンとしてウィンド上に表示して、その対象プログラムに
対して実行制御を行なうためのコマンドをメニューとし
てウィンド上に用意し、アイコンの選択とコマンドの選
択によってアイコンに対応するプログラムを実行する方
法である。従来例2は、帳票の実行順序を実行前に予め
登録しておき、実行時にはその登録情報を参照し、実行
を制御する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例1では、予め用
意されたコマンドによる実行が前提となっているため、
新たなコマンドの追加を実行時に行なうことができな
い。新たなコマンドを追加するためにはその部分の新た
なプログラミングが発生する。実行時に実行順序を制御
するためのコマンド情報を生成する手段によって、新た
な部分のプログラミングは不要となり、実行時のユーザ
(操作者)の操作に柔軟に対応可能である。また、事務
処理業務においては、対話的にウィンド上の単一のアイ
コン(プログラム)に対してコマンド実行するだけでは
なく、あるまとまった単位で一括して実行する(バッチ
処理)ような業務は多々あるが、従来例では、ウィンド
上で選択した単一のアイコン(プログラム)に対しての
実行コマンドは用意されているが、複数のアイコン(プ
ログラム)の実行を一括して連動するためのコマンド等
は用意されていない。従来例2においては、複数の帳票
の実行を一括して行なうための手段は有しているが、こ
れは予め登録された帳票間の実行制御に関するものであ
り、ユーザ(操作者)が実行時に指定した帳票間の実行
制御に関するものではない。これに対応するためには、
帳票の実行順序の再登録が必要となる。ユーザ(操作
者)が実行時に指定した帳票間の実行制御に関する情報
を実行時に生成できれば、実行時のユーザ(操作者)の
操作に柔軟に対応可能であると共に帳票の実行順序の再
登録という手間が省ける。また、事務処理業務において
は、複数の帳票の実行順序を対話的に変更したいような
場合が多々あるが、従来例2においては、登録されてい
る実行順序が唯一となり、これを対話的に変更すること
はできない。幾つかの帳票の実行順序パターンを登録す
るための手段、あるいは、対話的にそのパターンを切り
替えられる手段を有している方が現実の業務運用におい
ては有効である。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
鑑み、ウィンド上のアイコン(プログラム)の実行制御
において、単一のアイコン(プログラム)の実行、複数
のアイコン(プログラム)の一括連動を行ない、ユーザ
(操作者)の操作(実行)時に実行順序を制御するため
のコマンド情報を生成し、幾つかの帳票の実行順序パタ
ーンを登録し、対話的にそのパターンを切り替え、更に
はこれらを実現するための事務処理プログラムを構成す
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の業務プログラム
の実行方法では、伝票・帳票・台帳を扱う事務処理業務
を計算機上に電子化した事務処理業務プログラムによっ
て、伝票・帳票・台帳を情報処理の直接的対象物として
画面上に表示し、画面上の対象物に対するユーザ(操作
者)の直接操作によって業務の実行を制御する方法にお
いて、事務処理業務プログラムを伝票・帳票・台帳の処
理の直接的対象物ごとに部品化して構成し、部品を更新
・登録し、部品が持つ画面表示属性によって部品を画面
上に表示し、画面上の部品が持つ実行条件と部品に対す
るユーザ(操作者)の操作に基づいて、画面上の部品間
の実行制御を行ない、複数の部品の実行を連動し一括し
て行なうために、部品間の関連づけを定義するカタログ
シートを定義し、カタログシートから実行順序を制御す
るためのコマンド情報を生成し、これに基づいて複数部
品の実行を制御すると共に、カタログシートに定義され
た幾つかの帳票の実行順序パターンを対話的に切り替え
複数部品の実行を制御する。
【0006】
【作用】本発明に係わる業務プログラムの実行方法にお
いては、伝票・帳票・台帳を扱う事務処理業務を計算機
上に電子化した事務処理業務プログラムに対して、伝票
・帳票・台帳それぞれの対象物が持つ手続き部分をプロ
グラムとして部品化して構成し、伝票・帳票・台帳を情
報処理の直接的対象物として画面上に表示し、画面上の
対象物に対するユーザ(操作者)の直接操作によって対
象物が持つプログラムを実行して業務の実行を制御す
る。更に、複数の対象物の関連定義に基づいて、複数の
対象物のプログラムの実行を連動し一括して行なった
り、個々に行ったりと、実行を制御することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1に本
発明のソフトウェアの基本構成図を示す。本発明は、伝
票・帳票・台帳を扱う事務処理業務を計算機上に電子化
した事務処理業務プログラムに対して、伝票・帳票・台
帳それぞれの対象物が持つ手続き部分をプログラムとし
て部品化して構成し、伝票・帳票・台帳を情報処理の直
接的対象物として画面上に表示し、画面上の対象物に対
するユーザ(操作者)の直接操作によって対象物が持つ
プログラムを実行して業務の実行を制御する方法であ
る。更に、複数の対象物の関連定義に基づいて、複数の
対象物のプログラムの実行を連動し一括して行なった
り、個々に行ったりと、実行を制御する方法である。
【0008】業務プログラム部品実行部1は、伝票・帳
票・台帳などを処理対象とする事務処理業務プログラム
を伝票・帳票・台帳それぞれの対象物毎にプログラム部
品として構成した業務プログラム部品2の内容と業務デ
ータ6を読み込み、その部品を画面上に表示して、ユー
ザ(操作者)の画面上の部品に対する直接操作(重ね合
わせ、ダブルクリック)によって業務の実行を行なうた
めの機能を提供する。業務実行後のデータは業務データ
6へ格納する。また、カタログシート定義部4で定義さ
れたカタログシート5の内容に基づいて業務プログラム
部品2の複数の部品の実行を連動し一括して行なうため
の機能も提供する。業務プログラム部品登録部3は、上
記事務処理プログラムを、伝票・帳票・台帳それぞれの
対象物が持つ手続き部分をプログラム部品として業務プ
ログラム部品2に登録するための機能を提供する。カタ
ログシート定義4は、業務プログラム部品2の部品にお
いて、複数の部品の実行を連動し一括して行なうために
部品間の関連づけを定義するための機能を提供する。
【0009】図2は、本発明を実施するのに必要なハー
ドウェアの構成を示した図で、CPU(中央処理装置)
7、メモリ8、外部記憶装置9、キーボードなどの入力
装置10、ディスプレイなどの出力装置11からなる。
【0010】業務プログラム部品の構成手段、業務プロ
グラム部品2について示す。図3は、業務プログラム部
品2の構造を示したものである。伝票・帳票・台帳など
の処理の対象物が個々の部品レコード301と対応す
る。部品レコード301は、画面表示属性302と任意
個の(対象物毎に異なる)プログラム属性303から構
成される。画面表示属性302は、部品を画面表示する
ために、部品の形状、部品の名称、種類(伝票・帳票・
台帳など)、タイプ(型、データ)、画面上のウィンド
サイズとその表示位置、部品の表示カラーを要素として
持つ。プログラム属性303は、そのプログラムの実行
条件、実行プログラム名、プログラム起動時必要となる
部品名(実行条件対象部品名)、を要素として持つ。図
4は、図3で示した部品レコード301と画面上の部品
との対応関係を示したものである。
【0011】プログラム部品の実行手段、務プログラム
部品実行部1について示す。図5は、部品レコード30
1のプログラムの実行条件とユーザ(操作者)の画面上
での部品に対する操作の対応関係を示したものである。
ユーザ(操作者)の画面上での部品に対する操作(イベ
ント)によってその部品が持つプログラムを実行する。
ダブルクリック501は、画面上での部品を2度クリッ
クした時のイベントである。クリック+メニューコマン
ド502は、画面上での部品を選択してメニューコマン
ドから実行プログラム名を決定したときのイベントであ
る。ドラッグ503は、画面上での部品を選択してそれ
を引き数として別の部品上に重ねたときのイベントであ
る。その際、重ねられた方の部品のプログラムが起動す
る。クリック+ユーザ指定キー504は、画面上での部
品を選択してユーザが予め登録してあるキーが押下され
たときのイベントである。ダブルクリック+タイマ指定
505は、画面上での部品を2度クリックした時からユ
ーザが予め登録してある時間が経過した時のイベントで
ある。
【0012】図6は、部品レコード301と画面上での
部品と図5で示したイベントの対応関係を示したもので
ある。売上伝票601をダブルクリック501すると
((1))部品レコード301のプログラム604に起
動がかかる((a))。売上伝票601を売上伝票スタ
ックシート502にドラッグすると((2))部品レコ
ード301のプログラム605に起動がかかる
((b))。売上伝票スタックシート502を売上報告
書503にドラッグすると((3))部品レコード30
1のプログラム606に起動がかかる((c))。
【0013】図7は、上記手順をフローチャートで示し
たものである。画面上での入力イベントの待ち状態で、
図5で示したイベントの入力があった場合(ステップ7
01)、以下の処理を行なう。対象部品が何であるかを
決定する(ステップ702)。その部品レコード301
を業務プログラム部品2から読み込む(ステップ70
3)。読み込んだ部品レコード301からプログラム属
性303を取り出す(ステップ704)。取り出したプ
ログラム属性303のプログラム実行条件と入力イベン
トが異なった場合(ステップ705)はプログラムの実
行は行なわずイベントの待ち状態に入る(ステップ70
1)。取り出したプログラム属性303のプログラム実
行条件と入力イベントが一致した場合(ステップ70
5)、その条件がドラッグである場合は(ステップ70
6)、更に、ドラッグされた部品とプログラム属性30
3の実行条件対象部品が一致しているかをチェックして
(ステップ707)、プログラム属性303から実行プ
ログラム名称を取り出す(ステップ708)。そして、
対象プログラムを実行する(ステップ709)。
【0014】次に、部品レコード301の更新・登録を
行なう業務プログラム部品登録部3の処理の流れを図8
のフローチャートで示す。業務プログラム部品2の部品
レコード301を読み込む(ステップ801)。部品レ
コード303を更新する(ステップ802)。業務プロ
グラム部品2へ更新レコード301を書き込む(ステッ
プ803)。
【0015】次に、カタログシート定義手段、カタログ
シート定義部4について示す。カタログシートは、業務
プログラム部品2の複数の部品の実行を連動し一括して
行なうために、部品間の関係付けを定義するための部品
である。カタログシート上では、部品間の入出力の対応
付け、部品間の実行範囲を持ち、ユーザ(操作者)はこ
れらを定義する。
【0016】(1)部品間の入出力の対応付け 入力部品と出力部品の対応関係を定義する。ここでの関
係とは、出力部品を作成するために必要となる入力部品
との関係のことである。部品間の実行(作成)の時間的
な順序関係(a部品を作成するためには、b部品作成の
処理が行なわれていなければならない)を「部品の依存
関係」と呼ぶ。「部品の依存関係」は、部品間の入出力
関係から決まる。
【0017】(2)部品間の実行範囲の指定 部品間の実行の範囲(単位)を指定する。図9にカタロ
グシートの定義例を示す。901は、部品間の依存関係
が明確に定義されていないケース、902は、部品間の
依存関係が明確に定義しているケース、903は、実行
範囲を定義しているケース、である。
【0018】カタログシート定義部4において、実行範
囲を定義しているケースでは、関係付けられた部品群の
実行範囲(単位)定義から、その範囲毎の起動をユーザ
(操作者)が画面上において対話的に行うためのメニュ
ーシート(画面)を生成する。メニューシート(画面)
として、実行範囲(単位)毎の起動用ボタンとボタンが
押下されたときに動作する実行範囲(単位)内の個々の
部品の実行を制御する手続きを生成する。
【0019】図10は、カタログシート定義部4の処理
ステップを示すフローチャートである。業務プログラム
部品2の部品レコード301を読み込む(ステップ10
01)。部品レコード301の画面表示属性303に従
って部品を画面表示する(ステップ1002)。その画
面上の部品を用いて部品間の関係定義をユーザが行なっ
た場合(ステップ1003)、定義された部品間の関係
情報をテーブルへ書き込む(ステップ1004)。その
書き込んだテーブルの部品間の関係情報に基づいて、部
品関連実行プログラムを生成する(ステップ100
5)。そして、カタログシートの部品レコードをカタロ
グシート5へ書き込む(ステップ1006)。
【0020】図11は、カタログシート5のカタログシ
ートレコードを示したものである。
【0021】図12は、実行範囲を指定したカタログシ
ートと、図10のステップ1004で作成した部品間の
関係を管理したテーブル1200の関係を示したもので
ある。部品間リンクフィールド1201は、部品間の入
出力の対応関係を持つ。実行範囲指定フィールド120
2は、実行範囲を管理するための範囲ポインタフィール
ド1203と関連ポインタフィールド1204と実行範
囲に付けた名称フィールド1205を要素として持つ。
【0022】図13は、図12で示したような実行範囲
を指定したカタログシートを対象にしたときの部品関連
実行プログラム生成ステップ(図10のステップ100
5)の詳細フローチャートである。部品間の関係を管理
したテーブル1200から実行範囲単位(範囲ポインタ
フィールド1203と関連ポインタフィールド1204
で示された範囲)の部品関係を読み込む(ステップ13
01、1304)。実行範囲単位が終わりになるまで
(ステップ1302)、実行用メニューシートを生成す
る(ステップ1303)。実行用メニューシートは、実
行範囲単位の起動を行なうための起動ボタンとその起動
ボタンが押下された際に起動するプログラムをその要素
として持つ。ステップ1301、1304を更に詳細に
示したフローチャートが図14である。部品間の関係を
管理したテーブル1200から1レコードずつ読み込む
(ステップ1401)。関連ポインタフィールド120
4の値を取り出し(ステップ1402)、関連ポインタ
フィールド1204の値がNULLになるまで(ステップ1
403)、次のレコードを読み込む(ステップ140
4)。関連ポインタフィールド1204の値がNULLにな
ると(ステップ1403)、そのレコードの範囲ポイン
タフィールド1203の値を取り出す(ステップ140
5)。範囲ポインタフィールド1203の値がNULLの場
合は(ステップ1406)、次のレコードを読み込み
(ステップ1407)、ステップ1402から繰り返
す。
【0023】図15は、図13の実行用メニューシート
生成ステップ1303を詳細に示したフローチャートで
ある。実行範囲に付けた名称フィールド1205から取
り出した実行範囲の名称で実行ボタンを作成する(ステ
ップ1501)。次に、ボタンを押下した際起動するプ
ログラムを生成する。実行範囲単位における入力部品の
手続きを生成する(ステップ1502)。実行範囲単位
における全ての(ステップ1503)出力部品に対して
それらの手続きを生成する(ステップ1504)。生成
したボタン、手続きを格納する(ステップ1505)。
【0024】図16は、図12のカタログシートの内容
から作成したメニューシートである。図12のa、b、
c、dの部品実行範囲が、実行ボタン1601とそのボ
タンが押下されたときに起動される手続き1602に対
応する。手続き1602の内容は、実行ボタン1601
が押下されると部品a、部品b、部品c、部品dが持つ
プログラムに順番に(シーケンシャルに)起動をかける
という手続きである。図12のeが、実行ボタン160
3とそのボタンが押下されたときに起動される手続き1
604に対応する。図12のfが、実行ボタン1605
とそのボタンが押下されたときに起動される手続き16
06に対応する。
【0025】カタログシートの実行は、エージェント部
品を介して行なう。ユーザ(操作者)は、画面上でカタ
ログシートをエージェントにドラッグ(ドラッグイベン
ト503)することによって、カタログシートの内容を
実行する。エージェント部品とは、カタログシートの内
容を解釈して実行の制御を行なう。実行範囲が指定され
たカタログシートの実行は、図15のステップで作成し
たメニューシートを画面上に表示して、ユーザ(操作
者)の入力を待つ。
【0026】図17は、実行範囲が指定されていないカ
タログシートの実行の概要を示したものである。ユーザ
(操作者)が、画面上でカタログシート1701をエー
ジェント1702にドラッグ(ドラッグイベント50
3)するとエージェント1702のプログラムに起動が
かかる。エージェント部品レコード1703からプログ
ラム属性1704を取り出し、対応するプログラム17
05を実行する。プログラム1705からカタログシー
トのプログラム1708が起動される。プログラム17
08はカタログシート部品レコード1706のプログラ
ム属性1707から検索する。
【0027】図18は、図17のステップをフローチャ
ートで示したものある。エージェントプログラム部品1
705を実行する(ステップ1801)。カタログシー
トのプログラム1708を起動する(ステップ180
2)。カタログシート上に定義された全部品に対して
(ステップ1803)、個々の部品プログラムを実行す
る(ステップ1804)。
【0028】図19は、実行範囲が指定されたカタログ
シートの実行の概要を示したものである。ユーザ(操作
者)が、画面上でカタログシート1901をエージェン
ト1902にドラッグ(ドラッグイベント503)する
とエージェント1902のプログラム1905に起動が
かかる。エージェント部品レコード1903からプログ
ラム属性1904を取り出し、対応するプログラム19
05を実行する。プログラム1905からメニューシー
トのプログラム1908が起動される。プログラム19
08はカタログシート部品レコード1906のプログラ
ム属性1907から検索する。メニューシートのプログ
ラム1908の実行によって画面上にメニューが表示さ
れる。ユーザ(操作者)操作の入力待ちとなる。実行範
囲1に対応するボタンがユーザ(操作者)によって押下
されると、カタログシート部品1909の実行範囲1プ
ログラム属性1912を取り出し、対応するプログラム
1913に起動をかける。実行範囲2に対応するボタン
がユーザ(操作者)によって押下されると、カタログシ
ート部品1909の実行範囲2プログラム属性1910
を取り出し、対応するプログラム1911に起動をかけ
る。
【0029】図20は、図19のステップをフローチャ
ートで示したものある。エージェントプログラム部品1
903を実行する(ステップ2001)。メニューシー
トのプログラム1905を起動し(ステップ200
2)、画面上にメニューを表示する(ステップ200
3)ユーザ(操作者)操作の入力待ちとなる(ステップ
2004)。ユーザ(操作者)のボタン押下によって、
対応するプログラムをカタログシート部品レコード19
09から検索して該当プログラムに起動をかける(ステ
ップ2005)。カタログシート上に定義された全部品
に対して(ステップ2006)、個々の部品プログラム
を実行する(ステップ2007)。
【0030】
【発明の効果】本発明では、事務処理業務プログラムに
対して、伝票・帳票・台帳それぞれの対象物が持つ手続
き部分をプログラムとして部品化して構成し、伝票・帳
票・台帳を情報処理の直接対象物として画面上に表示
し、画面上の対象物に対するユーザ(操作者)の直接操
作によって対象物が持つプログラムに起動がかかるよう
な手段を有している。本手段により、紙でやりとりして
いるような実際の業務イメージで業務の実行を行なうこ
とができ、事務処理業務をそのままのイメージで計算機
上に電子化することが可能になる。更に、本発明のカタ
ログシート定義手段によって、業務運用(実行)時に伝
票・帳票・台帳それぞれの対象物のプログラムの実行順
序を制御するための情報を生成することができる。本発
明を用いた事務処理業務プログラム開発者は、伝票・帳
票・台帳それぞれの対象物がどのような処理を行なうか
をプログラミングするだけで、伝票・帳票・台帳の実行
を制御する部分、ユーザインタフェース(ユーザ(操作
者)の操作画面)部分については意識する必要がなく、
これまでのアプリケーションプログラム開発に比べて生
産性の向上は期待できる。ユーザの操作性も、業務の実
行を実際の業務イメージで行なえるため従来アプリケー
ションプログラムに比べて向上する。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソフトウエアの基本構成図である。
【図2】本発明を実施するのに必要なハードウエアの構
成を示した図である。
【図3】業務プログラム部品の構造を示した図である。
【図4】業務プログラム部品と画面の関係を示した図で
ある。
【図5】業務プログラム部品の実行条件とユーザ操作の
関係を示した図である。
【図6】図5の一例を示した図である。
【図7】図6の手順を示したフローチャートである。
【図8】業務プログラム部品登録手順を示したフローチ
ャートである。
【図9】カタログシートの定義例を示した図である。
【図10】カタログシート定義手順を示したフローチャ
ートである。
【図11】カタログシートの構造を示した図である。
【図12】カタログシートの内容とその管理テーブルの
関係を示した図である。
【図13】業務プログラム部品関連実行プログラムの生
成手順を示したフローチャートである。
【図14】図13の詳細フローチャートである。
【図15】図13の詳細フローチャートである。
【図16】図12から作成したメニューシートの一例を
示した図である。
【図17】実行範囲が指定されていないカタログシート
の実行の概要を示した図である。
【図18】図17の手順を示したフローチャートであ
る。
【図19】実行範囲が指定されたカタログシートの実行
の概要を示した図である。
【図20】図19の手順を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1……業務プログラム部品実行部、2……業務プログラ
ム部品、3……業務プログラム部品登録部、4……カタ
ログシート定義部、5……カタログシート、6……業務
データ、7……CPU(中央処理装置)、8……メモ
リ、9……外部記憶装置、10……キーボードなどの入
力装置、11……ディスプレイ等の出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 浩一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 近藤 香 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 新藤 弘輔 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 大滝 孝明 大阪府大阪市中央区北浜3丁目5番29号 日立西部ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 安 輝久 茨城県日立市幸町3丁目2番2号 日立ニ ュークリアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 前 愛州 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝票・帳票・台帳を扱う事務処理業務を計
    算機上に電子化した事務処理業務プログラムによって、
    前記伝票・帳票・台帳を情報処理の直接的対象物として
    画面上に表示し、前記画面上の前記対象物に対するユー
    ザ(操作者)の直接操作によって業務の実行を制御する
    方法において、a)前記事務処理業務プログラムを前記伝
    票・帳票・台帳の処理の直接的対象物ごとに部品化して
    構成し、b)前記部品を更新・登録し、c)前記部品が持つ
    画面表示属性によって前記部品を画面上に表示し、d)該
    画面上の前記部品が持つ実行条件と前記部品に対するユ
    ーザ(操作者)の操作に基づいて、前記画面上の前記部
    品間の実行制御を行なうことを特徴とする業務プログラ
    ムの実行方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の業務プログラムの実行方法
    において、複数の前記部品の実行を連動し一括して行な
    うために、e)前記部品間の関連づけを定義するカタログ
    シートを定義し、f)前記カタログシートに定義された前
    記複数部品の実行を制御することを特徴とする業務プロ
    グラムの実行方法。
  3. 【請求項3】前記ステップd)において、前記カタログシ
    ートに定義された複数の前記部品の実行を連動し一括し
    て行なうことを特徴とする請求項1記載の業務プログラ
    ムの実行方法。
  4. 【請求項4】前記ステップe)において、前記部品間の入
    出力の対応関係を定義するステップと、実行時における
    前記関係付けられた部品群の実行範囲(単位)を定義す
    るステップ有することを特徴とする請求項2記載の業務
    プログラムの実行方法。
  5. 【請求項5】前記ステップe)において、前記関係付けら
    れた部品群の実行範囲(単位)定義から、該範囲毎の起
    動をユーザ(操作者)が画面上において対話的に行うた
    めのメニュー画面として、前記実行範囲(単位)毎の起
    動用ボタンと該ボタンが押下されたときに動作する前記
    実行範囲(単位)内の個々の前記部品の実行を制御する
    手続きを生成するステップ有することを特徴とする請求
    項2記載の業務プログラムの実行方法。
  6. 【請求項6】前記部品は、前記部品を画面上に表示する
    ための画面表示属性と、前記部品の実行に関するプログ
    ラム属性とプログラム本体、を構成要素として有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の業務プログラムの実行方
    法。
  7. 【請求項7】前記画面表示属性は、部品の表示形状、名
    称、種類、表示位置、ウィンドのサイズ、色、を構成要
    素として有することを特徴とする請求項1記載の業務プ
    ログラムの実行方法。
  8. 【請求項8】前記プログラム属性は、前記部品の実行に
    対する条件と、前記部品の手続き本体であるプログラム
    の名称、を構成要素として有することを特徴とする請求
    項1記載の業務プログラムの実行方法。
  9. 【請求項9】前記ステップd)は、前記画面表示属性に基
    づいて画面上に表示された前記部品に対して、前記部品
    が持つ実行条件に従いながらユーザが前記画面上で対話
    的に前記部品の実行を行なうステップを有することを特
    徴とする請求項1記載の業務プログラムの実行方法。
  10. 【請求項10】前記部品の実行条件として、メニューバ
    ーのコマンド選択によって前記部品を実行するメニュー
    オペレーションと、前記部品の2度のクリックによって
    実行するダブルクリックオペレーションと、実行させた
    い前記部品に他の前記部品を重ねることによって重ねら
    れた前記部品を実行するドラッグオペレーションと、ユ
    ーザが指定した式を評価してその真偽によって前記部品
    を実行する式評価オペレーションと、ユーザが指定した
    キーのオンによって前記部品を実行するユーザキー指定
    オペレーション、を要素として有することを特徴とする
    請求項1記載の業務プログラムの実行方法。
  11. 【請求項11】前記ステップd)において、前記カタログ
    シートに定義された複数の前記部品の実行を連動し一括
    して行なうために、前記カタログシートの内容を解釈実
    行するエージェントプログラム部品と、ユーザ(操作
    者)が画面上で前記カタログシートを前記エージェント
    プログラム部品に前記ドラッグオペレーションすること
    によって前記カタログシートの内容を実行するステッ
    プ、を有することを特徴とする請求項1記載の業務プロ
    グラムの実行方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242051A (ja) * 2007-05-21 2007-09-20 Nomura Research Institute Ltd ビジネスロジックプログラムを実装・実行するための装置
US7301154B2 (en) 2004-06-18 2007-11-27 Hitachi Chemical Co., Ltd. Inorganic scintillator
US7510671B2 (en) 2004-06-18 2009-03-31 Hitachi Chemical Company, Ltd. Inorganic scintillator and process for its fabrication
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US8999281B2 (en) 2007-06-01 2015-04-07 Hitachi Chemical Company, Ltd. Scintillator single crystal, heat treatment method for production of scintillator single crystal, and method for production of scintillator single crystal

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