JP2006285652A - 設備管理サービス支援装置 - Google Patents

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JP2006285652A JP2005104933A JP2005104933A JP2006285652A JP 2006285652 A JP2006285652 A JP 2006285652A JP 2005104933 A JP2005104933 A JP 2005104933A JP 2005104933 A JP2005104933 A JP 2005104933A JP 2006285652 A JP2006285652 A JP 2006285652A
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浩 山田
Kazuhiro Arai
和弘 荒井
Yukio Osawa
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Kentaro Amatsu
健太郎 天津
Takayasu Konya
高康 紺谷
Ikuo Otake
育男 大竹
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Abstract

【課題】 建物竣工時点における各種設備に関する膨大な量の情報が漏れなく且つ正確に盛り込まれた管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援用装置であって、通信回線Nに接続された記憶装置1’の中から、建物竣工時点における設備に関する情報を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイルA1を抽出する設備情報抽出手段と、この設備情報抽出手段で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルB1を作成し、通信回線Nを介して設備台帳ファイルB1を記憶装置1’に書き込む設備台帳作成手段とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、設備の維持管理業務を支援する設備管理サービス支援装置に関する。
従来、建物所有者や維持管理業者は、設備(防災設備、機械設備、電気設備、建築設備など)の点検、修繕、運営などを的確に行うための台帳(以下、「管理台帳」という)を作成している(例えば、特許文献1参照。)。
この管理台帳には、例えば、建物の平面図などからなる管理用の図面(以下、「管理図面」という。)、設備の性能等に関する情報が記載された設備台帳、設備の修繕計画が記載された修繕計画書、設備の資産に関する情報が記載された資産管理台帳などが含まれている。
特開平5−158940
管理台帳は、建物所有者や維持管理業者が建物の設計段階の図面や見積書などに基づいて作成するのが一般的であるが、当該図面等には、躯体や設備に関する膨大な量の情報が含まれていることから、これらを漏れなく且つ正確に管理台帳に移管するのは、至難の業である。しかも、設計当初に予定されていた躯体の構造や設備の種類などは、施工段階において変更されることが多く、建物所有者や維持管理業者が竣工時の設備の仕様等を漏れなく把握することは、事実上不可能である。
このように、従来では、正確とはいえない管理台帳に基づいて設備の維持管理を実施せざるを得なかったことから、竣工後に建物所有者や維持管理業者に予期せぬ負担や対策を強いる場合があった。
このような観点から、本発明は、建物の竣工時点における各種設備に関する膨大な量の情報が漏れなく且つ正確に盛り込まれた管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援装置であって、竣工図書の基となる複数種類の竣工図書ファイルが記憶された竣工図書記憶手段と、前記竣工図書記憶手段の中から、設備の管理に必要な情報を含む前記竣工図書ファイルを抽出するファイル抽出手段と、前記ファイル抽出手段で抽出された竣工図書ファイルを、前記管理台帳の基となる管理台帳ファイルとして管理台帳記憶手段に書き込むファイル変換手段と、を備えることを特徴とする。
要するに、本発明は、建物の竣工時に施工業者から建物所有者に対して提供される竣工図書ファイルを利用して管理台帳ファイルを作成するものである。竣工図書ファイルには、施工段階において変更された設備に関する情報も盛り込まれていることから、これを利用して管理台帳ファイルを作成することで、竣工時点における各種設備に関する情報が漏れなくかつ正確に含まれた管理台帳を得ることが可能となる。なお、竣工図書ファイルとは、竣工時点における設備に関する情報(例えば、設備名称、仕様、数量、単価、取得価額など)を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイル、竣工図面の基となる竣工図面ファイル、設備機器の使用方法などが含まれる取扱説明書の基となる説明書ファイルなど、竣工時に施工業者から建物所有者に対して提供される各種電子ファイル(書面の内容を電子化することによって得られたものを含む)の総称である。
なお、本発明に係る設備管理サービス支援装置においては、前記複数種類の竣工図書ファイルの中に、建物竣工時点における設備に関する情報を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイルが含まれており、前記ファイル抽出手段が、前記工事内訳書ファイルの中から前記設備に関する情報を抽出する設備情報抽出手段を備えており、前記ファイル変換手段が、前記設備情報抽出手段で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルを作成し、当該設備台帳ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む設備台帳作成手段を備えているものであってもよい。
このようにすると、竣工時点における設備に関する情報が漏れなくかつ正確に含まれた設備台帳を得ることが可能となり、ひいては、設備の点検、修繕、更新等を的確に実施することが可能となる。
なお、本発明に係る設備管理サービス支援装置においては、複数種類の設備について、修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数の対応関係を規定する修繕情報テーブルが記憶された修繕情報記憶手段をさらに備えており、前記ファイル抽出手段が、前記工事内訳書ファイルの中から設備名称および取得価額を抽出する設備名称抽出手段と、前記設備名称抽出手段で抽出された設備名称に対応する修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数を前記修繕情報テーブルの中から抽出する修繕情報抽出手段とを備えており、前記ファイル変換手段が、設備名称抽出手段で抽出された取得価額と、前記修繕情報抽出手段で抽出された修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数とに基づいて、修繕計画書の基となる修繕計画ファイルを作成し、当該修繕計画ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む修繕計画作成手段を備えているものであってもよい。
このようにすると、竣工時点における設備に関する情報が反映された修繕計画書を作成することが可能となるので、竣工後に建物所有者や維持管理業者に予期せぬ負担や対策を強いる可能性が小さくなる。
また、本発明に係る設備管理サービス支援装置においては、前記複数種類の竣工図書ファイルの中に、竣工図面の基となる竣工図面ファイルが含まれており、前記ファイル抽出手段は、前記竣工図面ファイルの中から、画層データを抽出する画層データ抽出手段を備えており、前記ファイル変換手段が、前記竣工図面ファイルの画層データから管理図面の基となる管理図面ファイルを作成し、当該管理図面ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む管理図面作成手段を備えているものであってもよい。
竣工図面がCAD(Computer-Aided Design)と呼ばれるコンピュータ援用設計システムを利用して作成されている場合などにおいては、竣工図面の基となる竣工図面ファイルを利用して管理図面ファイルを作成すれば、設備等の管理に必要な管理図面を迅速かつ正確に作成することが可能なる。
なお、本発明に係る設備管理サービス支援装置においては、前記竣工図面ファイルを構成する画層データの画層名称と前記管理図面ファイルを構成する画層データの画層名称との対応関係を規定する画層対応テーブルが記憶されている画層対応テーブル記憶手段をさらに備え、前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、前記竣工図面ファイルを構成する各画層データを、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換するものであってもよい。
このような設備管理サービス支援装置によると、画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、竣工図面ファイルを構成する各画層データが管理図面ファイルを構成する画層データに変換されるので、管理図面ファイルを簡易迅速に作成することが可能となる。さらに、この設備管理サービス支援装置によれば、前記した複数の画層データの各々に、建物等の管理に適した画層名称を付与することも可能となるので、管理図面ファイルを利用する者が竣工図面の作成者と異なる維持管理業者等であったとしても、管理図面ファイルの内容(すなわち、管理図面を構成する画層データ)を簡易かつ的確に把握することが可能となり、例えば、配管の位置や種類が分からなくなるというような問題が起こり難くなる。なお、画層データには、線画等の図形情報だけでなく、寸法や設備名称といった文字情報も含まれるものとする。
なお、前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルにおいて、前記管理図面ファイルを構成する一つの画層データの画層名称に対して前記竣工図面ファイルを構成する複数の画層データの画層名称が対応している場合には、当該複数の画層データを一つに結合したうえで、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換するものであることが望ましい。
このようにすると、管理図面ファイルを構成する画層データの数が、竣工図面ファイルを構成する画層データの数よりも少なくなるので、管理図面ファイルの画層構造を簡素化することが可能となる。
また、前記した課題を解決する本発明に係る設備管理サービス支援装置の他の形態は、通信回線に接続された記憶装置の中から、建物竣工時点における設備に関する情報を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイルを抽出する設備情報抽出手段と、前記設備情報抽出手段で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルを作成し、前記通信回線を介して前記設備台帳ファイルを前記記憶装置に書き込む設備台帳作成手段とを備えていることを特徴とする。
要するに、この設備管理サービス支援装置は、工事内訳書ファイルを、通信回線を介して取得したうえで、設備台帳の基となる設備台帳ファイルを作成し、作成した設備台帳ファイルを、通信回線を介して提供するものである。装置外に存在する工事内訳書ファイルを利用して設備台帳ファイルを作成することで、竣工時点における設備に関する情報のみならず、竣工後の修繕や更新によって変更された設備に関する情報も漏れなくかつ正確に含まれた設備台帳を得ることが可能となり、ひいては、設備の点検、修繕、更新等を的確に実施することが可能となる。
なお、この設備管理サービス支援装置は、複数種類の設備について、修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数の対応関係を規定する修繕情報テーブルが記憶された修繕情報記憶手段と、前記設備情報抽出手段で抽出された前記工事内訳書ファイルの中から設備名称および取得価額を抽出する設備名称抽出手段と、前記設備名称抽出手段で抽出された設備名称に対応する修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数を前記修繕情報テーブルの中から抽出する修繕情報抽出手段と、前記設備名称抽出手段で抽出された取得価額と、前記修繕情報抽出手段で抽出された修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数とに基づいて、修繕計画書の基となる修繕計画ファイルを作成し、前記通信回線を介して前記修繕計画ファイルを前記記憶装置に書き込む修繕計画作成手段を備えているものであってもよい。
このようにすると、竣工時点における設備に関する情報のみならず、竣工後の修繕や更新によって変更された設備に関する情報が反映された修繕計画書を作成することが可能となるので、建物所有者や維持管理業者に予期せぬ負担や対策を強いる可能性が小さくなる。
また、前記した課題を解決する本発明に係る設備管理サービス支援装置のさらに他の形態は、通信回線に接続された記憶装置の中に記憶された竣工図面の基となる竣工図面ファイルの中から、画層データを抽出する画層データ抽出手段と、前記画層データから管理図面の基となる管理図面ファイルを作成し、前記通信回線を介して前記管理図面ファイルを前記記憶装置に書き込む管理図面作成手段とを備えていることを特徴とする。
要するに、この設備管理サービス支援装置は、通信回線を介して竣工図面ファイルを取得したうえで、管理図面の基となる管理図面ファイルを作成し、作成した管理図面ファイルを、通信回線を介して提供するものである。装置外に存在する竣工図面ファイルを利用して管理図面ファイルを作成することで、竣工図面ファイルの内容が、竣工後の修繕やテナントの入居によって変更された場合であっても、設備等の管理に必要な管理図面を迅速かつ正確に作成することが可能なる。
なお、この設備管理サービス支援装置は、前記竣工図面ファイルを構成する画層データの画層名称と前記管理図面ファイルを構成する画層データの画層名称との対応関係を規定する画層対応テーブルが記憶されている画層対応テーブル記憶手段をさらに備え、前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、前記竣工図面ファイルを構成する各画層データを、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換するものであってもよい。
このような設備管理サービス支援装置によると、画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、竣工図面ファイルを構成する各画層データが管理図面ファイルを構成する画層データに変換されるので、管理図面ファイルを簡易迅速に作成することが可能となる。
本発明に係る設備管理サービス支援装置によると、建物の竣工時点における設備に関する膨大な量の情報が漏れなく且つ正確に盛り込まれた管理台帳を簡易迅速に作成することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態に係る設備管理サービス支援装置は、図1に示すように、記憶装置1、演算処理装置2、表示装置3、入力装置4、これらを互いに接続するバス線5などを少なくとも備えるコンピュータCとから構成されている。
表示装置3は、いわゆるディスプレイ装置であり、後記する管理台帳ファイルB等の内容を表示する表示手段として機能する。入力装置4は、管理台帳ファイルB等に格納された情報を修正、削除、追加等するためのものであり、キーボードやマウス等から構成されている。
記憶装置1は、竣工図書記憶手段、修繕情報記憶手段、画層対応テーブル記憶手段、画層管理テーブル記憶手段および管理台帳記憶手段として機能するものであって、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成されている。すなわち、記憶装置1には、図1に示すように、複数種類の竣工図書ファイルA,A,…と、修繕情報テーブルT1と、画層対応テーブルT2と、画層管理テーブルT3とが記憶されており、さらに、作成された管理台帳ファイルB,B,…が記憶される。
竣工図書ファイルAは、建物の竣工時に施工業者から建物所有者に対して提供される各種電子ファイル(書面の内容を電子化することによって得られたものを含む)の総称であって、例えば、工事内訳書ファイルA1や竣工図面ファイルA2などが含まれる。各ファイルの詳細については、後述する。
管理台帳ファイルBは、竣工図書ファイルAの中に散在していた建物の設備の管理に必要な情報を整理・集約することにより得られた各種電子ファイルの総称であって、例えば、設備台帳ファイルB1、修繕計画ファイルB2、管理図面ファイルB3、資産管理ファイルなどが含まれる。各ファイルの詳細については、後述する。
なお、記憶装置1には、前記した各種ファイルのほか、コンピュータCを設備管理サービス支援装置として機能させるための制御プログラム等が記憶されている。
演算処理装置2は、記憶装置1に記憶された図示せぬ制御プログラムを実行することによって、ファイル抽出手段2Aやファイル変換手段2Bなどとして機能する。
ファイル抽出手段2Aは、竣工図書記憶手段である記憶装置1の中から、設備の管理に必要な情報を含む竣工図書ファイルAを抽出するものであり、図2に示すように、設備情報抽出手段11、設備名称抽出手段21、修繕情報抽出手段22および画層データ抽出手段31を備えている。
ファイル変換手段2Bは、ファイル抽出手段2Aで抽出された竣工図書ファイルAを、管理台帳の基となる管理台帳ファイルBとして管理台帳記憶手段である記憶装置1に書き込むものであり、設備台帳作成手段12、修繕計画作成手段23および管理図面作成手段32を備えている。
(設備台帳ファイル)
設備台帳ファイルB1は、設備台帳の基になるものであり、設備情報抽出手段11と設備台帳作成手段12とにより作成される。
設備情報抽出手段11は、竣工図書ファイルAである工事内訳書ファイルA1の中から、設備に関する情報(設備名称、仕様、数量、単価、取得価額など)を抽出するものである。
設備台帳作成手段12は、設備情報抽出手段11で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルB1を作成し、この設備台帳ファイルB1を管理台帳ファイルBの一つとして管理台帳記憶手段である記憶装置1に書き込むものである。
工事内訳書ファイルA1は、建物竣工時点における設備(防災設備、機械設備、電気設備、建築設備など)に関する情報を含む工事内訳書の基となるものである。工事内訳書ファイルA1には、図3に示すように、複数の設備の各々について、設備に関する情報である「設備名称」、「仕様」、「単位」、「数量」、「単価」、「取得価額」などが格納されている。なお、工事内訳書ファイルA1は、主として施工業者によって作成されるので、工事に伴って変更された設備の品質や仕様等に関する情報が、漏れなく書き込まれている。
設備台帳ファイルB1には、設備ごとに、維持管理や資産管理に必要な情報が格納される。図4および図5は、設備台帳ファイルB1の内容を表示装置3に表示させた状態を示す模式図であるが、これらの図に示すように、設備台帳ファイルB1には、設備ごとに、「設備名称」、「設置場所」、「資産大分類」、「資産中分類」、「資産小分類」(以上、図4参照)、「耐用年数」、「更新計画年度」、「数量」、「取得価額」、「仕様」(以上、図5参照)といった各種情報が格納されている。なお、「設備名称」、「数量」、「単位」、「取得価額」および「仕様」の各欄に入力されている文字および数値は、設備情報抽出手段11によって、工事内訳書ファイルA1の中から抽出され、設備台帳ファイルB1に移管されたものであり、その他の欄に入力されている文字等は、入力装置4を介して入力されたものである。また、各欄に入力された情報は、入力装置4を用いることによって、修正、削除、追加等が可能なようになっているので、建物竣工後において設備が改修・更新等された場合には、改修・更新後の情報を入力装置4を介して入力することで、設備台帳ファイルB1の内容を常に最新の情報に維持することができる。
(修繕計画ファイル)
図2に示す修繕計画ファイルB2は、修繕計画書の基になるものであり、設備名称抽出手段21、修繕情報抽出手段22および修繕計画作成手段23によって作成される。
設備名称抽出手段21は、工事内訳書ファイルA1(図3参照)の中から設備名称および取得価額を抽出するものである。
修繕情報抽出手段22は、設備名称抽出手段21で抽出された設備名称に対応する修繕項目、修繕基準周期、修繕費用係数、更新基準周期、更新費用係数などを修繕情報テーブルT1(図6参照)の中から抽出するものである。
修繕計画作成手段23は、設備名称抽出手段21で抽出された取得価額と、修繕情報抽出手段22で抽出された修繕項目、修繕基準周期、修繕費用係数、更新基準周期および更新費用係数とに基づいて、修繕計画書の基となる修繕計画ファイルB2を作成し、作成した修繕計画ファイルB2を管理台帳ファイルBの一つとして管理台帳記憶手段である記憶装置1に書き込む。
修繕情報テーブルT1は、図6に示すように、複数の設備の各々について、修繕項目、修繕基準周期、修繕費用係数、更新基準周期、更新費用係数、法定耐用年数などの関係を規定するものであり、修繕情報抽出手段22によって読み出される。なお、修繕費用係数とは、設備の取得価額から修繕に要する費用を算出する際に使用される係数であり、当該係数を取得価額に乗算すると、修繕に要する費用を算出することができる。また、更新費用係数とは、設備の取得価額から設備の更新(入れ替え)に要する費用を算出する際に使用される係数であり、当該係数を取得価額に乗算すると、更新に要する費用を算出することができる。なお、修繕情報テーブルT1に格納されている情報は、入力装置4を用いることによって、修正、削除、追加等が可能なようになっているので、例えば、設備の劣化や消耗が予想以上に進んでいる場合などには、実情にあった修繕基準周期や修繕費用係数などを、入力装置4を介して入力することで、修繕情報テーブルT1の内容を常に最適なものに維持することができる。
また、修繕計画ファイルB2には、設備ごとに、修繕計画を立案するうえで必要な情報が格納される。図7は、修繕計画ファイルB2の内容を表示装置3に表示させた状態を示す模式図であるが、この図に示すように、設備台帳ファイルB1には、設備ごとに、「修繕項目」、「修繕基準周期」、「修繕基準年度」、「修繕基準費用」、「更新基準周期」、「更新基準年度」、「更新基準費用」が格納されている。なお、「修繕項目」、「修繕基準周期」、「更新基準周期」の各欄に入力されている文字および数値は、修繕計画作成手段23によって、修繕情報テーブルT1の中から抽出され、修繕計画ファイルB2に移管されたものである。「修繕基準年度」は、設備の納入日あるいは設備工事の完了日が属する年(本実施形態では2002年)に、修繕情報テーブルT1から抽出された「修繕基準周期」を加算して得られた数値であり、修繕計画作成手段23によって演算され、修繕計画ファイルB2に格納される。また、「更新基準年度」は、設備の納入日あるいは設備工事の完了日が属する年に、「更新基準周期」を加算して得られた数値であり、修繕計画作成手段23によって演算され、修繕計画ファイルB2に格納される。「修繕基準費用」は、工事内訳書ファイルA1から抽出された「取得価額」に、修繕情報テーブルT1から抽出された「修繕費用係数」を乗算して得られた数値であり、修繕計画作成手段23により演算され、修繕計画ファイルB2に格納される。また、「更新基準費用」は、工事内訳書ファイルA1から抽出された「取得価額」に、修繕情報テーブルT1から抽出された「更新費用係数」を乗算して得られた数値であり、修繕計画作成手段23により演算され、修繕計画ファイルB2に格納される。
(管理図面ファイル)
図2に示す管理図面ファイルB3は、管理図面の基になるものであり、画層データ抽出手段31および管理図面作成手段32によって作成される。
画層データ抽出手段31は、竣工図面ファイルA2の中から、画層データを抽出するものである。
管理図面作成手段32は、竣工図面ファイルA2の画層データから管理図面の基となる管理図面ファイルB3を作成し、この管理図面ファイルB3を管理台帳ファイルBの一つとして管理台帳記憶手段である記憶装置1に書き込むものであり、より詳細には、画層対応テーブルT2に規定された対応関係に基づいて、竣工図面ファイルA2を構成する各画層データを、管理図面ファイルB3を構成する画層データに変換したうえで記憶装置1に書き込むものである。
竣工図面ファイルA2は、竣工図面の基となるものであり、CAD(Computer-Aided Design)と呼ばれるコンピュータ援用設計システムを利用して作成されている。図8に示すように、竣工図面ファイルA2は、複数の画層データ100,100,…を含んで構成されている。画層データ100は、表示装置3に線画や文字等を表示させるためのデータ(CADデータ)からなる。各画層データ100の内容は、建物の種別(オフィスビル、工場、病院など)や図面の種別(平面図、立面図など)によって異なるが、基本的には、図枠を表示させるための情報(A01〜A03)、通り心を表示させるための情報(A11)、壁心を表示させるための情報(A12)、鉄骨などの下地を表示させるための情報(A21)、仕上(仕上線、天井、段差等)を表示させるための情報(A31〜A34)、建具を表示させるための情報(A41)、設備家具を表示させるための情報(A51,A52)のほか、寸法、文字、ハッチング、法規、外構などを表示させるための情報などである。
画層対応テーブルT2は、図9に示すように、竣工図面ファイルA2を構成する複数の画層データ100,100,…の画層名称(「A01」、「A11」、「A21」など)と管理図面ファイルB3を構成する少なくとも一つの画層データ200の画層名称(「01_枠」、「02_躯体」、「03_間仕切壁」など)との対応関係を規定するものであり、管理図面作成手段32によって読み出される。なお、図9に例示した画層対応テーブルT2によれば、例えば、「A11」という画層名称が付与された「通り心」に関する画層データ100は、管理図面作成手段32によって、「05_通り心」という画層名称が付与された画層データ200に変換されることになる。
なお、管理図面作成手段32は、画層対応テーブルT2において、管理図面ファイルB3を構成する一つの画層データの画層名称に対して竣工図面ファイルA2を構成する複数の画層データの画層名称が対応している場合には、複数の画層データを一つに結合したうえで、管理図面ファイルB3を構成する画層データに変換する。図9に例示した画層対応テーブルT2によれば、例えば、管理図面ファイルの画層名称「01_枠」に対して竣工図面ファイルの画層名称「A01」、「A02」、「A03」が対応しているので、管理図面作成手段32は、画層名称「A01」、「A02」、「A03」が付与された三つの画層データ100を一つに結合したうえで、「01_枠」という画層名称が付与された管理図面ファイルの画層データ200に変換する。このようにすると、管理図面ファイルB3を構成する画層データ200の数が、竣工図面ファイルA2を構成する画層データ100の数よりも少なくなるので、管理図面ファイルB2の画層構造を簡素化することが可能となる。
なお、管理図面作成手段32は、竣工図面ファイルA2の一つの画層名称に対して、管理図面ファイルB3の複数の画層名称が対応している場合には、竣工図面ファイルA2の一つの画層データ100を、管理図面ファイルB3の複数の画層データ200に変換する。例えば、画層名称「A31」が付与された竣工図面ファイルA2の画層データ100は、画層名称「02_躯体」、「03_間仕切壁」および「テナント間仕切壁」が付与された管理図面ファイルB3の画層データ200に変換される。
また、本実施形態においては、管理図面作成手段32は、画層管理テーブルT3に基づいて、管理図面ファイルB3を構成する画層データの線種を設定するとともに、各画層データの表示・非表示を設定する。
ここで、画層管理テーブルT3は、図10に示すように、管理図面ファイルの「画層名称」、「線種」、「線色」、「表示・非表示」、画層データの「説明」を関連付けて記憶するものである。なお、「線種」および「線色」は、表示装置3の画面上での「線種」および「線色」である。また、「表示・非表示」は、画層データを表示装置3の画面上に表示するか否かを決定するパラメータである。
次に、設備管理サービス支援装置の動作を詳細に説明する。
なお、設備管理サービス支援装置は、設備台帳ファイルB1、修繕計画ファイルB2および管理図面ファイルB3を作成するための処理を順次に又は同時に行うように構成されたものであってもよいし、あるいは、制御プログラムによって、表示装置3の画面に実行すべき処理(設備台帳ファイルの作成、修繕計画ファイルの作成、管理図面ファイルの作成)の入力を促す入力フォームを表示させ、操作者に実行すべき処理を選択させるように構成されたものであってもよい。また、竣工図書ファイルAは、記憶媒体もしくはインターネットなどの通信回線を介して予め記憶装置1に書き込んでおく。
まず、設備台帳ファイルB1を作成する処理について説明する。設備台帳ファイルB1を作成する場合には、設備情報抽出手段11および設備台帳作成手段12が起動され、始めに、設備情報抽出手段11によって、図3に示す工事内訳書ファイルA1の中から設備に関する情報(設備名称、仕様、単位、数量、単価、取得価額)が抽出され、次いで、設備台帳作成手段12によって、設備台帳ファイルB1として記憶装置1に予め記憶させておいた表示フォーム(図4および図5参照)に、設備情報抽出手段11によって抽出された情報が書き込まれる。
続いて、修繕計画ファイルB2を作成する処理について説明する。修繕計画ファイルB2を作成する場合には、設備名称抽出手段21、修繕情報抽出手段22、修繕計画作成手段23が起動され、まず、設備名称抽出手段21によって、工事内訳書ファイルA1の中から設備名称および取得価額が抽出される。次に、修繕情報抽出手段22によって、修繕情報テーブルT1の中から設備名称抽出手段21で抽出された設備名称に対応する設備修繕項目、修繕方法、修繕基準周期、修繕費用係数、更新基準周期、更新費用係および更新費用係数が抽出される(図6参照)。そして、修繕計画作成手段23によって、修繕基準年度、修繕基準費用、更新基準年度および更新基準費用が演算され、修繕基準周期および更新基準周期とともに修繕計画ファイルB2として記憶装置1に予め記憶させておいた表示フォーム(図7参照)に書き込まれる。
最後に、管理図面ファイルB3を作成する処理について説明する。管理図面ファイルB3を作成する場合には、画層データ抽出手段31および管理図面作成手段32が起動され、まず、画層データ抽出手段31によって、竣工図面ファイルA2の中から、複数の画層データ100が順次抽出される。次に、管理図面作成手段32によって、抽出された画層データ100の画層名称に対応する管理図面ファイルB3の画層名称が抽出され、さらに、画層管理テーブルT3の中から管理図面ファイルB3の画層データの線種、線色および表示・非表示に関する情報が抽出される。そして、管理図面作成手段32によって、画層データ100の画層名称が画層対応テーブルT2で規定された対応関係に従って変換され、管理図面ファイルB3の画層データ200として記憶装置1に書き込まれる。例えば、画層データ100の画層名称が「A11」であれば、「05_通り心」という画層名称に変換され、さらに、画層データ100の線種が「連続線」に変換されるとともに、線色が「白」に変換されたうえで、管理図面ファイルB3を構成する画層データ200として記憶装置1に書き込まれる。
なお、画層対応テーブルT2において、管理図面ファイルB3の一つの画層名称に対して竣工図面ファイルA2の複数の画層名称が対応している場合には、竣工図面ファイルA2の複数の画層データを一つに結合したうえで、管理図面ファイルB3の画層データに変換する。
以上説明したように、本実施形態に係る設備管理サービス支援装置においては、建物竣工時における設備に関する情報が漏れなく盛り込まれている工事内訳書ファイルA1を利用して設備台帳ファイルB1を作成するので、竣工時点における各種設備に関する情報が漏れなくかつ正確に含まれた設備台帳を作成することが可能となり、ひいては、設備の点検、修繕、更新等を的確に実施することが可能となる。
また、同じく工事内訳書ファイルA1を利用して修繕計画ファイルB2を作成するので、竣工時点における設備に関する情報が反映された修繕計画書を作成することが可能となり、竣工後に建物所有者や維持管理業者に予期せぬ負担や対策を強いる可能性が小さくなる。
さらに、竣工時における設備の配置等が漏れなく盛り込まれている竣工図面ファイルA2を利用して管理図面ファイルB3を作成するので、設備等の管理に必要な管理図面を迅速かつ正確に作成することが可能なる。
しかも、本実施形態に係る設備管理サービス支援装置によれば、複数の画層データ200の各々に、建物等の管理に適した画層名称(例えば、「02_躯体」「05−通り心」など)を付与することも可能となるので、管理図面ファイルB3を利用する者が竣工図面の作成者と異なる維持管理業者等であったとしても、管理図面ファイルB3の内容を簡易かつ的確に把握することが可能となり、例えば、配管の位置や種類が分からなくなるというような問題が起こり難くなる。
なお、前記した実施形態においては、記憶装置1と演算処理装置2とが同じコンピュータCの中にある場合を例示したが、これに限定されることはなく、例えば、図11に示す設備管理サービス支援装置のように、通信回線Nに接続された記憶装置1’の中から通信回線Nを介して工事内訳書ファイルA1や竣工図書ファイルA2を取得し、作成した設備台帳ファイルB1、修繕計画ファイルB2および管理図面ファイルB3を、通信回線Nを介して記憶装置1’に書き込むような構成であってもよい。なお、設備管理サービス支援装置となるコンピュータC’は、データの送受信を制御する通信制御装置6を介して通信回線Nに接続されている。
つまり、設備情報抽出手段11が、通信回線Nに接続された記憶装置1’の中から工事内訳書ファイルA1を抽出するように構成され、設備台帳作成手段12が、設備台帳ファイルB1を記憶装置1’に書き込むように構成されていてもよく、さらには、修繕計画作成手段23が、修繕計画ファイルB2を記憶装置1’に書き込むように構成されていてもよい
また、画層データ抽出手段31が、記憶装置1’に記憶された竣工図面ファイルA2の中から画層データ100を抽出するように構成され、管理図面作成手段32が、管理図面ファイルB3を記憶装置1’に書き込むように構成されていてもよい。
なお、建物所有者の記憶装置1’は、例えば、通信回線Nに直接的に接続されたファイルサーバ専用機(NAS)や、端末装置に内臓されたハードディスクなどで構成することができる。
そして、このような設備管理サービス支援装置によると、工事内訳書ファイルA1を利用して設備台帳ファイルB1や修繕計画ファイルB2を作成することで、竣工時点における設備に関する情報のみならず、竣工後の修繕や更新に伴って建物所有者自身が変更した設備に関する情報も漏れなくかつ正確に含まれた設備台帳や修繕計画書を得ることが可能となり、ひいては、設備の点検、修繕、更新等を的確に実施することが可能となる。
さらに、他の建物の設備の修繕実施情報を得ることにより、修繕情報テーブルT1の内容をより実勢に合った情報にすることができ、修繕情報テーブルT1を常により最適なものに維持することができる。
また、竣工図面ファイルA2を利用して管理図面ファイルB3を作成することで、竣工図面ファイルA2の内容が、竣工後の修繕やテナントの入居によって変更された場合であっても、設備等の管理に必要な管理図面を迅速かつ正確に作成することが可能なる。
なお、複数の記憶装置1’,1”が通信回線Nに接続されている場合には、二つ以上の建物の管理台帳ファイルBを個別に生成するだけでなく、一括した管理台帳ファイルBを生成することもできるので、複数の建物の設備を一括管理することも可能である。
本発明に係る設備管理サービス支援装置の物理的構造を示すブロック図である。 本発明に係る設備管理サービス支援装置の論理的構造を示すブロック図である。 工事内訳書ファイルの内容を示す図である。 設備台帳ファイルの内容を示す図である。 設備台帳ファイルの内容を示す図である。 修繕情報テーブルの内容を示す図である。 修繕計画ファイルの内容を示す図である。 管理図面作成手段の機能を説明するための模式図である。 画層対応テーブルの内容を示す図である。 画層管理テーブルの内容を示す図である。 本発明に係る設備管理サービス支援装置の他の形態の物理的構造を示すブロック図である。
符号の説明
2A ファイル抽出手段
2B ファイル変換手段
11 設備情報抽出手段
12 設備台帳作成手段
21 設備名称抽出手段
22 修繕情報抽出手段
23 修繕計画作成手段
31 画層データ抽出手段
32 管理図面作成手段
A 竣工図書ファイル
A1 工事内訳書ファイル
A2 竣工図面ファイル
B 管理台帳ファイル
B1 設備台帳ファイル
B2 修繕計画ファイル
B3 管理図面ファイル
T1 修繕情報テーブル
T2 画層対応テーブル
T3 画層管理テーブル

Claims (10)

  1. 管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援装置であって、
    竣工図書の基となる複数種類の竣工図書ファイルが記憶された竣工図書記憶手段と、
    前記竣工図書記憶手段の中から、設備の管理に必要な情報を含む前記竣工図書ファイルを抽出するファイル抽出手段と、
    前記ファイル抽出手段で抽出された竣工図書ファイルを、前記管理台帳の基となる管理台帳ファイルとして管理台帳記憶手段に書き込むファイル変換手段と、を備えることを特徴とする設備管理サービス支援装置。
  2. 前記複数種類の竣工図書ファイルの中に、建物竣工時点における設備に関する情報を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイルが含まれており、
    前記ファイル抽出手段は、前記工事内訳書ファイルの中から前記設備に関する情報を抽出する設備情報抽出手段を備えており、
    前記ファイル変換手段は、前記設備情報抽出手段で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルを作成し、当該設備台帳ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む設備台帳作成手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の設備管理サービス支援装置。
  3. 複数種類の設備について、修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数の対応関係を規定する修繕情報テーブルが記憶された修繕情報記憶手段をさらに備えており、
    前記ファイル抽出手段は、前記工事内訳書ファイルの中から設備名称および取得価額を抽出する設備名称抽出手段と、前記設備名称抽出手段で抽出された設備名称に対応する修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数を前記修繕情報テーブルの中から抽出する修繕情報抽出手段とを備えており、
    前記ファイル変換手段は、設備名称抽出手段で抽出された取得価額と、前記修繕情報抽出手段で抽出された修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数とに基づいて、修繕計画書の基となる修繕計画ファイルを作成し、当該修繕計画ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む修繕計画作成手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の設備管理サービス支援装置。
  4. 前記複数種類の竣工図書ファイルの中に、竣工図面の基となる竣工図面ファイルが含まれており、
    前記ファイル抽出手段は、前記竣工図面ファイルの中から、画層データを抽出する画層データ抽出手段を備えており、
    前記ファイル変換手段は、前記竣工図面ファイルの画層データから管理図面の基となる管理図面ファイルを作成し、当該管理図面ファイルを前記管理台帳ファイルの一つとして前記管理台帳記憶手段に書き込む管理図面作成手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の設備管理サービス支援装置。
  5. 前記竣工図面ファイルを構成する画層データの画層名称と前記管理図面ファイルを構成する画層データの画層名称との対応関係を規定する画層対応テーブルが記憶されている画層対応テーブル記憶手段をさらに備え、
    前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、前記竣工図面ファイルを構成する各画層データを、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換することを特徴とする請求項4に記載の設備管理サービス支援装置。
  6. 前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルにおいて、前記管理図面ファイルを構成する一つの画層データの画層名称に対して前記竣工図面ファイルを構成する複数の画層データの画層名称が対応している場合には、当該複数の画層データを一つに結合したうえで、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換することを特徴とする請求項5に記載の設備管理サービス支援装置。
  7. 管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援用装置であって、
    通信回線に接続された記憶装置の中から、建物竣工時点における設備に関する情報を含む工事内訳書の基となる工事内訳書ファイルを抽出する設備情報抽出手段と、
    前記設備情報抽出手段で抽出された情報に基づいて、設備台帳の基となる設備台帳ファイルを作成し、前記通信回線を介して前記設備台帳ファイルを前記記憶装置に書き込む設備台帳作成手段とを備えていることを特徴とする設備管理サービス支援装置。
  8. 複数種類の設備について、修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数の対応関係を規定する修繕情報テーブルが記憶された修繕情報記憶手段と、
    前記設備情報抽出手段で抽出された前記工事内訳書ファイルの中から設備名称および取得価額を抽出する設備名称抽出手段と、
    前記設備名称抽出手段で抽出された設備名称に対応する修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数を前記修繕情報テーブルの中から抽出する修繕情報抽出手段と、
    前記設備名称抽出手段で抽出された取得価額と、前記修繕情報抽出手段で抽出された修繕項目、修繕基準周期および修繕費用係数とに基づいて、修繕計画書の基となる修繕計画ファイルを作成し、前記通信回線を介して前記修繕計画ファイルを前記記憶装置に書き込む修繕計画作成手段を備えていることを特徴とする請求項7に記載の設備管理サービス支援装置。
  9. 管理台帳の作成を支援する設備管理サービス支援用装置であって、
    通信回線に接続された記憶装置の中に記憶された竣工図面の基となる竣工図面ファイルの中から、画層データを抽出する画層データ抽出手段と、
    前記画層データから管理図面の基となる管理図面ファイルを作成し、通信回線を介して前記管理図面ファイルを前記記憶装置に書き込む管理図面作成手段とを備えていることを特徴とする設備管理サービス支援装置。
  10. 前記竣工図面ファイルを構成する画層データの画層名称と前記管理図面ファイルを構成する画層データの画層名称との対応関係を規定する画層対応テーブルが記憶されている画層対応テーブル記憶手段をさらに備え、
    前記管理図面作成手段は、前記画層対応テーブルに規定された対応関係に基づいて、前記竣工図面ファイルを構成する各画層データを、前記管理図面ファイルを構成する画層データに変換することを特徴とする請求項9に記載の設備管理サービス支援装置。
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