JP6081305B2 - 現場作業の支援システム及びその支援方法 - Google Patents
現場作業の支援システム及びその支援方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6081305B2 JP6081305B2 JP2013146688A JP2013146688A JP6081305B2 JP 6081305 B2 JP6081305 B2 JP 6081305B2 JP 2013146688 A JP2013146688 A JP 2013146688A JP 2013146688 A JP2013146688 A JP 2013146688A JP 6081305 B2 JP6081305 B2 JP 6081305B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- database
- information
- support system
- field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
検査対象となる機器の検査手順が電子的に記載された要領書を管理するドキュメント管理データベースと、このドキュメント管理データベースからこの電子要領書を読み出して表示するとともに検査結果を入力する端末機と、この端末機に入力した検査結果を自動的に保存する品質記録管理サーバと、さらに電子化された設計情報を管理する設計データベースとを、備える管理システムが開示されている(特許文献1)。
また、システム上において端末機からこの判定基準を変更することを禁止して、データ改竄や誤判定を防止する機能を有している。
さらに、設計データベースに登録されている電子設計図面の改訂番号と電子要領書に含まれている電子設計図面の改訂番号とが一致しているか否かについて自動判定する機能も有している。
この管理システムによれば、点検データをシステム本体から携帯端末に出力した後は、携帯端末から点検結果データがシステム本体に転送され、システム本体上でデータが更新されるまでは、システム本体からの同じ点検データの出力を禁止する機能を有する。
また、これまでに実施されてきた検査で作成された既存の要領書および報告書は、ほとんどが市販の表計算ソフトやワードプロセッサなどで作成されている。
このため従来システムでは、工事や検査の手順が項目別にデータベース化されていないために、過去に作成された要領書および報告書のデータを利用する場合、膨大なデータのなかから手探りで所望のデータを抽出する必要があった。
また前記した従来システムは、携帯端末によるデータ送受信を実行するために作業現場にインターネット等のネットワーク環境が整備されていることを前提にしているが、原子力発電所等ではそのようなネットワーク環境の整備が期待できない場合もある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、第1実施形態に係る現場作業の支援システム10は、工事または検査に関係する設計情報が管理される設計データベース11と、この設計情報から個別に抽出された作業項目b、各々の作業項目bにおける判定基準c及びこれら作業項目bが実施される順序情報aを保存する作業情報データベース12と、この順序情報aに基づいて作業項目bを配列させた作業要領書23をダウンロードして画面表示するとともに各々の作業項目bに対する測定値dを入力する携帯端末13と、この携帯端末13で入力された測定値dを実施日gに関連付けてアップロードする現場情報データベース14と、少なくとも作業項目b、判定基準c、測定値d及び実施日gを関連付けて所定のフォーマットの報告書24を生成する報告書生成部15と、備えている。
なお現場作業とは、発電プラントにおける制御盤の検査を例にとれば、設計図面通りに配線が接続されているか、もしくは設計仕様上の性能が満たされているか否かについて、実際の制御盤に測定器を当てることにより良否判断を下すことである。また、この良否判断は、目視又は触感等の人間の五感に頼る場合も、含まれることとする。
つまり、設計部門では、設備(製品)の設計図面を作成する他に、この設備の施工時又は施工後における現場作業の指針情報を提供する。
つまり、現場作業部門では、設計部門から提供された現場作業の指針情報をカスタマイズして、作業現場で実際に運用される作業要領書23を作成する。
なお順序情報aは、図2に示すように、各々の作業項目bに対して連続番号で付与される場合の他に、相互に関連し合う作業項目の間の前後関係のみを規定する場合もある。
現場22に入るのに先立って、携帯端末13は、オフィス21において作業情報データベース12から、順序情報aに基づいて作業項目bを配列させた作業要領書23をダウンロードする。
なお携帯端末13は、順序情報aに違反して測定値dを入力しようとする場合、この入力を禁止する応答を示すように設定することができる。
そして、現場情報データベース14に、携帯端末13で入力された測定値dを、実施日gに関連付けてアップロードする。
なお、現場情報データベース14にアップロードされた測定値dは、符号等を介して、作業情報データベース12に保存されている対応する作業項目bに関連付けされている。
そして報告書生成部15は、測定値dが判定基準cを満たしているか否かの結果eを自動で導くとともに、前回の実施日における測定値を現場情報データベース14から取得して前回値fとして関連付けさせる。さらに、測定値dの実施者hの情報も付加する。
これにより、報告書24の生成プロセスにおいて、ヒューマンエラーの介在する余地を減少させることができる。
さらに、提出先の要請等により、新たな定型フォーマットで報告書24を作成する必要が生じた場合は、この新たな定型フォーマットを報告書生成部15に登録するだけで対応することができる。
つまり、作業情報データベース12及び現場情報データベース14に保存されているデータの各々を表計算ソフト上の指定されたセルに出力するように設定する。
なお、このコンピュータに付属する入力手段(キーボード等)から表計算ソフト上のセルへの入力を禁止設定すれば、データ改竄やヒューマンエラーを防止することができる。
ここで作成された作業要領書23は、チェッカーによる校閲を得て電子承認印を付して作業情報データベース12に格納される。
そして、この電子承認印の付与された作業要領書23のみが作業情報データベース12から携帯端末13へのダウンロードを許可されるといった制限を設けることにより、誤った現場作業の実施を未然に防止することができる。
これにより、着目する作業項目bの測定値dの経時的な変化を追跡することが容易となる。
次に図3に基づいて本発明における第2実施形態について説明する(適宜図2参照)。
なお、図3において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第2実施形態に係る現場作業の支援システム10は、データ抽出部17をさらに備えている。
この第2実施形態によれば、支援システム10が稼働する以前に、異なるフォーマットで作成された多数の報告書16のデータを、支援システム10のデータベースに取り込むことができ、所望のフォーマットで報告書24(図2)を作成し直すことができる。
次に図4に基づいて本発明における第3実施形態について説明する(適宜図2参照)。
なお、図4において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
第3実施形態に係る現場作業の支援システム10は、複数の携帯端末13(13A,13B)に共通の作業要領書23(図2)をダウンロードさせる。そして、携帯端末13Bに入力された測定値dをダイレクトに転送し、一つの携帯端末13Aに全ての測定値dを集約させることした。
なお、携帯端末13の数は、図示は二台であるが、特に制限されない。
携帯端末13(13A,13B)の間の通信方式として有線接続、赤外線通信等を用いることにより、一方から他方に測定値dをダイレクト転送することができる。
そして、現場22において携帯端末13Aに集約された測定値dは、オフィス21において現場情報データベース14にアップロードされる。
Claims (7)
- 工事または検査に関係する設計情報が管理される設計データベースと、
前記設計情報から個別に抽出された作業項目、各々の作業項目における判定基準及びこれら作業項目が実施される順序情報を保存する作業情報データベースと、
前記順序情報に基づいて前記作業項目を配列させた作業要領書をダウンロードして画面表示するとともに各々の作業項目に対する測定値を入力する携帯端末と、
前記携帯端末で入力された測定値を実施日に関連付けてアップロードする現場情報データベースと、
少なくとも前記作業項目、前記判定基準、前記測定値及び前記実施日を関連付けて所定のフォーマットの報告書を生成する報告書生成部と、備えることを特徴とする現場作業の支援システム。 - 異なるフォーマットの報告書のなかから、前記作業情報データベースに保存されている前記作業項目に対応する測定値及び実施日を抽出し、前記現場情報データベースに保存させるデータ抽出部をさらに備える請求項1に記載の現場作業の支援システム。
- 前記報告書生成部は、異なる実施日における前記測定値を前記現場情報データベースから取得して前記フォーマットにおいて対応する前記作業項目に関連付けする請求項1又は請求項2に記載の現場作業の支援システム。
- 前記携帯端末は、前記順序情報に違反して前記測定値が入力されることを禁止する応答を示す請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現場作業の支援システム。
- 複数の前記携帯端末に共通の前記作業要領書をダウンロードさせ、各々の前記携帯端末に入力された前記測定値をダイレクトに転送し、一つの携帯端末に全ての測定値を集約させることとした請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の現場作業の支援システム。
- 各々の前記作業項目毎に、前記実施日に対する前記測定値の変化を表示するデータ解析部をさらに備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現場作業の支援システム。
- 工事または検査に関係する設計情報がデータベースとして管理されるステップと、
前記設計情報から個別に抽出された作業項目、各々の作業項目における判定基準及びこれら作業項目が実施される順序情報をデータベースとして保存するステップと、
前記順序情報に基づいて前記作業項目を配列させた作業要領書を携帯端末にダウンロードして画面表示するとともに各々の作業項目に対する測定値を入力するステップと、
前記携帯端末で入力された測定値を実施日に関連付けてデータベースにアップロードするステップと、
前記作業項目、前記判定基準及び前記測定値を関連付けて所定のフォーマットの報告書を生成するステップと、を含むことを特徴とする現場作業の支援方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013146688A JP6081305B2 (ja) | 2013-07-12 | 2013-07-12 | 現場作業の支援システム及びその支援方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013146688A JP6081305B2 (ja) | 2013-07-12 | 2013-07-12 | 現場作業の支援システム及びその支援方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015018499A JP2015018499A (ja) | 2015-01-29 |
JP6081305B2 true JP6081305B2 (ja) | 2017-02-15 |
Family
ID=52439414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013146688A Active JP6081305B2 (ja) | 2013-07-12 | 2013-07-12 | 現場作業の支援システム及びその支援方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6081305B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7471759B2 (ja) | 2021-12-08 | 2024-04-22 | 川崎重工業株式会社 | 作業指示通信システム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2772161B2 (ja) * | 1991-05-17 | 1998-07-02 | 株式会社東芝 | 現場データ収集支援装置 |
JP2002049417A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-02-15 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 設備点検システム |
JP2004234171A (ja) * | 2003-01-29 | 2004-08-19 | Shimizu Corp | 計測管理システムとその方法、およびプログラムと記録媒体 |
JP2005242590A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-08 | Kuukou Joho Tsushin Kk | 点検業務管理システム |
JP2007164542A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Toshiba Corp | 現場作業支援システム |
JP2008102812A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線検針システム |
JP2008204379A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-09-04 | Toshiba Corp | 総合インテリジェント試験進行管理システム |
-
2013
- 2013-07-12 JP JP2013146688A patent/JP6081305B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015018499A (ja) | 2015-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Tserng et al. | Developing BIM-assisted as-built schedule management system for general contractors | |
JP4738067B2 (ja) | Cadデータ作成装置および方法 | |
Wetzel et al. | A case study towards transferring relevant safety information for facilities maintenance using BIM | |
Westin et al. | Improving data quality in construction engineering projects: An action design research approach | |
US7730096B2 (en) | Method and apparatus for utilizing a database | |
JP2020027523A (ja) | データ群作成支援装置、解析装置用入力データ作成装置及びデータ群作成支援方法 | |
JP2022041859A (ja) | プログラム、方法、情報処理装置、及びシステム | |
JP6081305B2 (ja) | 現場作業の支援システム及びその支援方法 | |
KR100987053B1 (ko) | 캐드 도면 표준화 장치 | |
JP2008226090A (ja) | プラントモデル開発システム | |
JP2017068418A (ja) | 計画支援システム及び計画支援方法 | |
JP2012168900A (ja) | プログラミング装置、プログラム | |
JP4294597B2 (ja) | 監視システム | |
JP2006285652A (ja) | 設備管理サービス支援装置 | |
JP2006119917A (ja) | 工程管理支援システム、工程管理支援方法及び工程管理支援プログラム | |
Olugboyega et al. | A building information modelling-integrated model of construction project performance indicators | |
JP6476446B2 (ja) | 作業承認支援方法、及び作業承認支援システム | |
JP6212341B2 (ja) | 要件定義工程支援方法 | |
JP2007309034A (ja) | 基礎用鉄筋管理システム | |
JP2018173796A (ja) | 技術指導員派遣支援装置、技術指導員派遣支援システムおよび技術指導員派遣支援方法 | |
Do et al. | Assessing the Potential Application of BIM and High Technology Integration in Building Facility Management | |
Elazhary | Automated Management of Time Extension Claims in Construction Projects | |
US20220270006A1 (en) | Work management apparatus, work management method, and recording medium | |
JP2005321882A (ja) | 保修情報管理方法及び保修情報管理システム | |
Bonilla-Escobar et al. | Transparency in the International Journal of Medical Students |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161220 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170118 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6081305 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |