JP3449101B2 - 機器設計支援システム - Google Patents

機器設計支援システム

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JP3449101B2
JP3449101B2 JP03800596A JP3800596A JP3449101B2 JP 3449101 B2 JP3449101 B2 JP 3449101B2 JP 03800596 A JP03800596 A JP 03800596A JP 3800596 A JP3800596 A JP 3800596A JP 3449101 B2 JP3449101 B2 JP 3449101B2
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健一郎 艾原
雅利 中川
幸詞 松下
真一 延川
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器設計支援シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機器設計支援システムには、特開
平6−681116号に示されるように仕様データを入
力するだけで図面・手配書・NCデータ等を自動的に作
成するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】仕様の決まった商品に
対して自動的に図面の作成を行なうような場合には、従
来例にて十分であるが、全ての設計仕様及び手順を予め
作成し、登録しておくことが必要であった。また、仕様
の入力は決まった画面からしか行なえず、登録されてい
ない仕様・条件に対する設計がプログラムの変更なしに
は不可能であった。
【0004】一方、受注〜製造に亘るデータを設計支援
システムとして管理する機能もないという問題があっ
た。本発明は上記問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは帳票形式に展開された製作指示書か
ら図面を作成するための仕様の入力を可能とした機器設
計支援システムを提供するにある。
【0005】また曖昧な条件でも図面検索ができ、また
登録されていない設計条件を標準の仕様として登録する
ことができる機器設計支援システムを提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、部品使用データベースに格納さ
れた部品仕様データ及び各部品の並べ方データに基づい
て入力された設計対象機器の少なくとも各部品の仕様及
び並べ方を記載した帳票データを作成する帳票形式展開
手段と、上記部品使用データから部品の容量、部品の数
を抽出して機器本体の形状を決定する機器本体形状決定
手段と、上記帳票データから使用部品を判断し、当該使
用部品を前記帳票データに記載された並べ方に基づいて
機器本体形状の標準図上に部品の配置作図を行なう作図
手段とを備えたものであって、上記帳票形式展開手段
は、入力された各部品の仕様を記載した仮帳票データを
作成した後、上記仮帳票データに記載された部品仕様デ
ータと予め保存されている部品仕様データとを比較して
相違があれば保存されている部品仕様データを修正した
後に修正された部品仕様データに基づいて帳票データを
作成するので、部品の仕様及び並べ方、更に部品の容
量、部品の数から自動的に機器本体の形状を選択し、該
選択された機器本体の標準図に帳票データに記載した部
品の並べ方から自動的に部品図を配置して機器設計図を
作図することができ、しかも帳票データに記載した部品
の仕様や並べ変えもプログラムの変更なしに帳票上で変
更することができ、その上変更された帳票データに基づ
き図面と最初に入力された部品仕様データを自動的に修
正することができ図面と部品仕様データとの間の整合性
を保つことができる。
【0007】
【0008】
【0009】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、設計対象機器若しくは部品の仕様が入力された時
に、その部品の仕様の内で機器本体形状決定に必要な項
目のみを抽出し、データベースに格納するので、機器本
体形状決定時にはデータベースに格納したデータのみを
読み出すだけで済み、処理の単純化、高速化が実現でき
る。
【0010】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、部品仕様が変更された時に変更前の部品仕様と比
較し、異なっている場合には部品単位毎に変更されたこ
とを示す再設計フラグをオンして非変更部品とを区別す
るので、変更された部品単位のみ再設計する際の識別が
明確となり、変更された部品単位のみを再設計すること
により作図処理の高速化が実現できる。
【0011】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、設計業務のフローにおける各処理の途中や各処理
の完了毎にフラグを与え、該フラグにより設計進捗状況
を管理する件名管理部を備えているので、設計業務の進
捗状況を簡単に且つ正確に把握できる。請求項の発明
では、請求項の発明において、変更履歴を管理すべき
データを、データの機能や種類単位に細分化し、各履歴
単位の現在の状態を最新情報として単位毎の状態を保持
し、履歴情報としては、各履歴単位での最新の情報から
変更のあった単位のみを変更履歴の版数として管理し、
且つ各履歴単位でデータの存在しないものは、その単位
でデータが存在しないという意味を持つデータを最新情
報或いは履歴情報として持たせたので、保存するデータ
の量が少なく且つ変更履歴の経過の把握が容易にでき
る。
【0012】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、入力された部品に関する設計情報をデータベース
に格納する際に、種類、タイプを示す部品のコードだけ
でなく、そのコードに付随する該部品名称、部品タイプ
名称等の図面に記入する名称を同時に格納するので、そ
の名称をコードとは独立して自由に変更することが可能
となる。
【0013】請求項の発明では、部品使用データベー
スに格納された部品仕様データ及び各部品の並べ方デー
タに基づいて入力された設計対象機器の少なくとも各部
品の仕様及び並べ方を記載した帳票データを作成する帳
票形式展開手段と、上記部品使用データから部品の容
量、部品の数を抽出して機器本体の形状を決定する機器
本体形状決定手段と、上記帳票データから使用部品を判
断し、当該使用部品を前記帳票データに記載された並べ
方に基づいて、機器本体形状の標準図上に部品の配置作
図を行なう作図手段とを備えたものであって、上記作図
手段は、機器本体の形状毎に用意される部品の配置パタ
ーンを指示する標準図から上記決定された機器本体の形
状に対応する標準図を呼び出し、この標準図上に指示点
を設定して、その指示点上に入力された仕様に従って部
品や文字を配置する際に、指示点自身に配置すべき部品
や文字の種別を表すコードを属性として持たせて作図す
るので、部品の仕様及び並べ方、更に部品の容量、部品
の数から自動的に機器本体の形状を選択し、該選択され
た機器本体の標準図に帳票データに記載した部品の並べ
方から自動的に部品図を配置して機器設計図を作図する
ことがで、しかも帳票データに記載した部品の仕様や
並べ変えもプログラムの変更なしに帳票上で変更するこ
とができ、その上機器本体の形状と部品の配置パターン
が予め関連付けされ、そのため帳票と図面との検図機能
を備えたものが実現でき、更に指示点に配置するものの
種別をコードで指定することができ且つ指示点を移動さ
せることで、配置位置の変更ができ、そのためプログラ
ムを修正することが必要がなく、指示点に配置するもの
及び配置位置を変更することが容易にできる。
【0014】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、指示点上に部品を配置する場合に、ある一定方向
に等間隔で部品を並べて配置する指示点に、配置できる
部品の最大単位数を属性として持たせるので、所定数の
部品を等間隔に配置する場合に、配置数を属性データと
して持たせるだけで良く、そのため配置数の変更がプロ
グラムを修正することなしに容易にできる。
【0015】請求項の発明では、請求項の発明にお
いて、配置する部品図自身に、次に配置する部品図への
オフセット量を属性として持たせるので、次に配置する
部品図の位置の変更及び部品の大きさの変更をプログラ
ムを修正することなく、オフセット量を変更するだけで
容易に対応することができる。請求項10の発明では、
請求項の発明において、指示点が件名番号や設計者名
等の文字を配置する文字配置点の場合、指示点に文字の
寸法や文字揃えや角度の値を属性として持たせるので、
この属性データを変更するだけで、文字の寸法や文字揃
えや配置角度の変更をプログラムを修正することなく容
易に変更することができる。
【0016】請求項11の発明では、請求項10の発明
において、文字を複数行に亘って或る決まった同一方向
に等間隔に配置する場合に、次の文字へのオフセット量
を属性として持たせるので、文字を複数行に配置する場
合に、オフセット量で次の行の位置を指定することがで
き、またその位置の変更もオフセット量を変えるだけで
行なえ、プログラムを修正することも必要ない。
【0017】
【発明の実施の形態】(基本例) 図1は本基本例のシステム全体構成を示しており、入力
部1と、部品仕様データベース(ファイルでも良い)2
と、帳票形式展開部3と、帳票データベース(ファイル
でも良い)4と、機器本体形状決定用データ格納部5
と、機器本体形状決定部6と、システム全体の制御及び
信号処理を行なう自動設計制御部7と、本体標準図格納
部8、件名管理部9と、CRT、LCD等で構成される
表示部10と、変更履歴格納部11と、、図形情報作成
部12と、部品標準図格納部13と、件名図面格納部1
4とから構成される。
【0018】次に本基本例の全体の処理概要について図
3及び図4に基づいて説明する。まずシステムのスター
ト後、設計対象機器の各部品(図2に示すように設計対
象が例えば分電盤のような場合には機器本体15に組み
込む各部品がブレーカ等の所謂内器16に対応する)の
仕様を入力部1のキー等により入力する。この入力され
た仕様データは部品仕様データベース(ファイルでも良
い)2に登録される。
【0019】帳票形式展開部3は部品仕様データベース
2に格納された部品仕様データ及びその部品の並べ方を
例えば図5に示す帳票17の形式に展開し、この展開し
た帳票データは帳票データベース4に登録される。一方
部品仕様データから機器本体形状決定に必要なデータ
(部品の容量(電気的容量)・部品の数)を抽出して機
器本体形状決定用データ格納部5に格納する。この格納
された機器本体形状決定用データに基づいて機器本体形
状決定部6は機器本体形状を決定する。
【0020】この機器本体形状の決定に対応する処理を
次に図6のフローチャートに基づいて説明する。まず部
品aに仕様を入力するとこの部品aの仕様データは部品
仕様データベース2に格納され、次にこの格納された部
品仕様データから機器本体形状決定に必要な項目の抽出
を行い、これを機器本体形状決定用データ格納部5の機
器本体形状決定用テーブルに書き込む。
【0021】以下同様にして部品b…の仕様入力を行な
う毎に、部品仕様データから機器本体形状決定に必要な
項目の抽出を行い、これを機器本体形状決定用データ格
納部5の機器本体形状決定用テーブルに書き込む。全て
の部品仕様の入力が終了すると、つまり図6では部品c
の仕様入力が終わると、機器本体形状決定部6が機器本
体形状決定用データ格納部5に格納された機器本体形状
決定に必要な項目に基づいて機器本体形状を決定するの
である。
【0022】自動設計制御部7はこの決定された機器本
体の標準図データを本体標準図格納部8から読み出すと
ともに、帳票データベース4に格納した帳票データから
使用部品を判断して、該使用部品の部品標準図を部品標
準格納部13から読み出し、本体形状の標準図上に部品
図を配置して図面を作図する。この作図は自動設計制御
部7の制御の下で図形情報作成部12によりCAD情報
として作成され、件名図面格納部14に格納される。ま
た作図過程は表示部10にて表示する。
【0023】尚図3に示す図面ファイル18は本体標準
図格納部8、部品標準図格納部13及び件名図面格納部
14を併せたもの表現しており、例えば1台の記憶装置
で構成しても良く、また夫々別個に記憶装置を対応させ
ても良い。ところで部品配置パターン設計を行なう際
に、対象となる部品の仕様が入力された時点で既に設計
情報が存在する場合、この既存仕様と、今回入力された
仕様とを比較し、異なっている場合には部品が変更され
たことを示す再設計フラグをオンし、設計/作図を行な
う場合に、再設計フラグがオンになっている部品のみ再
設計して再作図を行なう。また機器本体形状に必要な項
目又は影響を及ぼす項目が変更された場合には、機器本
体全体の再設計を行なうための再設計フラグを全ての部
品配置パターンの再設計/再作図を行なう。
【0024】この処理を図7、図8に基づいて説明す
る。この場合3つの部品a,b,cを配置する例を示
し、機器全体の再設計の再設計フラグを「1」、部品a
の再設計フラグを「2」、部品bの再設計フラグを
「3」、部品cの再設計フラグを「4」とし、機器本体
形状決定に必要な項目を、部品aでは項目a−1、部品
bでは項目b−1、部品cでは項目c−1とする。
【0025】各部品a…の仕様データの入力があると、
その仕様データが既に入力されているものであるかを部
品仕様データベース2の格納データと比較してチェック
し、もし入力されていなければ仕様データとして部品仕
様データベース2に格納し、図8の部品についての設計
/作図の処理過程を実行し、各再設計フラグ「1」〜
「4」をオフする。
【0026】仕様データが既に入力されている場合に
は、機器本体形状決定に必要な項目、部品aでは項目a
−1を、また部品bでは項目b−1を、更に部品cは項
目c−1について、入力仕様データと既存の仕様データ
とを比較し変更されている場合には再設計フラグ「1」
をオンして仕様データを部品仕様データベース2に格納
する。もし機器本体形状決定に必要な項目が変更されて
いない場合には、他の項目が変更されているかをチェッ
クし、変更されていない場合には、既存の仕様データを
そのまま用いることとして部品についての設計/作図の
処理を行なわず、再設計処理の過程を終了する。
【0027】もし他の項目が変更されている場合には当
該部品、例えば部品aであれば再設計フラグ「2」をオ
ン、また部品「b」であれば再設計フラグ「3」をオ
ン、更に部品「c」であれば再設計フラグ「4」をオン
して、既存の仕様データを削除して入力仕様データを部
品仕様データベース2に格納する。尚図7では部品b、
cについてのフローチャートの一部を省略しているが、
部品aと同じ処理を行なう。
【0028】上述の設計/作図処理は次のように為され
る。まず再設計フラグ「1」がオンしているか否をチェ
ックし、オンしている場合には決定した機器本体形状の
標準図を本体標準図格納部8より読み出し、該本体標準
図に、全部品の部品を配置して配置パターンの設計/作
図を行い、設計図面(CAD情報)として件名図面格納
部14に保存する。
【0029】再設計フラグ「1」がオフ状態であれば他
の再設計フラグ「2」〜「4」のどれかがオンしている
か否かをチェックし、何れの再設計フラグ「2」〜
「4」もオフ状態であれば設計/作図処理を終了し、も
し何れかの再設計フラグ「2」〜「4」かがオンしてい
る場合には、既に設計/作成して保存されている設計図
面を件名図面格納部14より読み出し、再設計フラグ
「2」〜「4」中オンになっている場合に前回設計分の
部品削除を行い、当該部品の再設計/再作図を行って該
図面を設計図面として件名図面格納部14に保存する。
【0030】ところで、図1に示す件名管理部9は、次
のような設計進捗状況確認のための管理を行なう機能が
備わっている。次にこの機能について図9に示す業務フ
ローに沿って説明する。まず依頼未受付には「0000
000」、依頼受付済には「1000000」、設計中
には「1100000」、設計完了には「111000
0」、件名完了には「1111000」、発送済には
「1111100」、、製造手配済には「111111
0」、製品完成済には「1111111」というように
夫々フラグを与えて各部品に共通な件名情報を管理して
いる。
【0031】つまり注文業務として受注、図面作成依頼
データの作成があり、このときは依頼未受付のフラグ
「0000000」を立てる。次に依頼業務として図面
作成予定日が入力されると、この時点で依頼受付済のフ
ラグ「1000000」を立てる。そして設計開始処
理、つまり設計件数入力と設計のためのデータ入力があ
ると、設計中としてフラグ「1100000」を立て
る。
【0032】次に部品仕様データ入力と作図の処理に入
ると、つまり設計業務になり、設計(作図)が全件完了
すると、設計完了のフラグ「1110000」を立て
る。この後管理業務に移行すると件名完了のフラグ「1
111000」というフラグを立て、図面発送日入力が
あると発送済のフラグ「1111100」というフラグ
を立て、更に製造業務に移行し製造手配日入力がある
と、製造手配済のフラグ「1111110」というフラ
グを立て、また製品完成日入力があると製品完成済のフ
ラグ「1111111」を立てる。
【0033】このようにしてフラグを立てて進捗状況の
把握を容易としているのである。また件名管理部9は変
更履歴格納部11を用いて図面の変更履歴処理を行なう
機能が備わっている。つまり図10に示すように、新た
に設計処理を行なわれようとする場合現在の履歴版数を
取得(=r)し、履歴単位数分繰り返して(i>nま
で)各々の履歴単位について次のようにチェックを行な
う。i番目の履歴内容とメモリ上の内容とを比較して両
者が異なるか否かをチェックし、異ならない場合は変数
iに1を加えて次の履歴単位の部品仕様データとメモリ
上の部品仕様データとの比較を行なう。
【0034】ここでデータ比較時に異なると判定された
場合には、現在の履歴版rの次の版数の履歴データとし
て最新の部品仕様データを変更履歴格納部11に移動さ
せる。この時メモリ上の部品仕様データの内容が空なの
かどうかを判定し、空ならば空を表すデータの作成を行
い、作成したデータを最新のデータ情報として書き込
む。またメモリ上の部品仕様データの内容が空でなけれ
ば変更履歴格納部11に最新のデータとして変更履歴格
納部11に格納する。この格納処理後変数iに1を加え
て次の履歴単位の部品仕様データと最新の部品仕様デー
タとの比較を行なう。
【0035】以上のようにして全ての履歴単位について
部品仕様データと最新の部品仕様データとを比較し、変
更がある場合には新たな履歴版を作成するのである。図
11は設計対象機器が分電盤についての変更履歴内容の
例を示しており、部品仕様データとしては、入力電源仕
様、入力主幹ブレーカ仕様、幹線仕様データ、直回路仕
様、分岐回路仕様等があり、このうち図11で示される
最新情報は入力電源仕様、入力主幹ブレーカ仕様、直回
路仕様にデータが存在し(●で示す)、幹線仕様、分岐
回路仕様には空データがセットされている(△で示
す)。従って、入力電源仕様については1番及び4番目
の履歴版において、入力主幹ブレーカ仕様については各
版の履歴版については変更がなく、また幹線仕様につい
ては最新情報では空データがセットされ3版目にデータ
が存在するので、削除されたことが分かる。直回路仕様
では2版目に追加され、4版面に削除され、5版目に追
加された。
【0036】ここで最新と前回(5版目)とでどのよう
に変わったかを考察してみる。まず前回(5版目)の履
歴内容をチェックすると、直回路仕様に空データ(△)
がセットされ、他にはデータが存在しない。一方前回
(5版目)の履歴に存在する履歴単位のデータの最新の
状態のチェックを行なう。このチェックにより直回路仕
様にデータが存在(●)することが分かる。従って直回
路仕様のデータが前回(5版目)から追加されたことに
なる。
【0037】次に特定の履歴単位の項目がどのような経
過で変更されてきたのかを直回路仕様について考察して
みる。5版目は上述のように最新のデータとの比較で直
回路仕様のデータが追加されている。そして5版目と4
版面とを比較すると、4版目にはデータが存在し、5版
目には空データがセットされているため、4版目で削除
されたことが分かる。また4版目と3版目とを比較する
と、3版目にはデータが存在せず、4版目にはデータが
存在するため、3版目には変化がないことが分かる。こ
こで3版目にデータが存在しないため4版目と2版目と
を比較すと、2版目には空データが存在するため2版目
でデータが追加されたことが分かる。2版目と1版目と
を比較すると、2版目は空データであり、1版目にはデ
ータが存在しないため、1版目にはデータ設定されてい
ないことが分かる。
【0038】以上の経過から、2版目で新規に追加さ
れ、4版目で削除され、5版目で追加され最新に至る
という履歴を知ることができる。表1は今回のデータと
前回のデータと経過との関係を示すものである。
【0039】
【表1】
【0040】このようにして変更履歴処理によって時系
列的に履歴の把握ができることになる。ところで本基本
では入力された部品に関する設計情報をデータベース
に格納する際に、部品のコードだけでなく、そのコード
に付随する該部品名称、部品タイプ名称等の図面に記入
する名称を同時に格納するようにしている。
【0041】次にこの付随情報を含めて本発明で用いら
れる部品に関する設計情報のデータ構造について説明す
る。まず部品仕様入力時には表示部10には図12
(a)に示すような入力画面が表示される。この画面で
は入力する部品の種類(或いはタイプ)コード入力域I
と、名称表示/入力域IIと、選択釦III とが表示され
る。この画面において、カーソルを入力域Iに移動させ
て入力部1よりコードを入力するか、選択釦III をクリ
ックして表示部10に図12(b)に示すポップアップ
メニュー若しくはプルダウンメニュー19を表示させ、
そのポップアップメニュー若しくはプルダウンメニュー
19に表示される名称を選択すると、入力域Iにコード
(図では〔A〕)が図12(c)に示すように表示さ
れ、名称表示/入力域IIにはコード〔A〕に対応するデ
フォルトの部品名称(或いは部品タイプ名称)が表示さ
れる。なおポップアップメニュー若しくはプルダウンメ
ニュー19には機器Aと表現されているがここで機器と
は設計対象の機器本体に組み込む部品を示すもので、其
自体が設計対象機器ではない。
【0042】さてここでオペレータは必要に応じて名称
を入力部1を使用して変更する。ここでは図12(d)
に示すように部品Aと名称を変更してある。このように
して入力された仕様データは部品種類(或いはタイプ種
類)コードA:部品(タイプ)名称:部品Aがデータと
して部品仕様データベース2に格納保存されることにな
る。この格納保存された名称は作図(CAD情報作成)
処理を経て図面に記入される。
【0043】ところで図形情報作成部12において図形
(CAD情報)を作成する際、図13に示すように機器
本体の標準図上に指示点α1 …を設定し、その指示点α
1 …上に入力された仕様に従って部品や名称等の文字を
配置する場合に、配置する指示点α1 …自身に配置すべ
き部品や文字の種別を表すコードIDを属性として持た
せるようにしてある。表2は分電盤が設計対象の場合の
種別コードの一例である。
【0044】
【表2】
【0045】また指示点α1 …上に部品を配置する場合
に、ある一定方向に等間隔で部品を並べて配置する指示
点に、配置できる部品の最大単位数を属性値として持た
せるいうしてある。つまり図14(a)に示すようにユ
ニット配置基準点である指示点α1 では例えば最大10
単位までの部品が配置される場合には”10”という属
性値を持たせる。つまり10単位までの部品が配置でき
ることを示す。図14(b)は部品図を配置した状態を
示す。
【0046】図15は部品図配置の際のフローチャート
を示しており、例えば上記のユニット配置基準点(ID
=1)の指示点を検索し、その指示点の属性値=nの取
り込みを行なう。次に変数pに1を代入してユニット
(部品図)配置を開始し、1つのユニット配置処理が終
わる度に変数pに1を加算する。このようにして変数p
の値が属性値nまで配置を繰り返すのである。
【0047】さて上記のように配置する部品図自身に、
次に配置する部品の配置点のオフセット量DX ,DY
属性として持たせもよい。例えば属性データ(50,
0)であれば図16に示すように次に配置する部品(破
線で示す)の位置がX方向に50mm離れた位置である
ことを示す。図17はこの属性データを持たせた場合の
部品配置の際のフローチャートを示しており、図15の
場合に加えてユニット(部品)の属性データを取り込み
その属性文字の分解からオフセット量(X,Y)を=D
X ,DY を求め、そのオフセット量から定まる座標点
(X,Y)にユニットの配置を行なう。このようにして
先に配置した部品に属性として持たせたオフセット量D
X ,DY に基づいて配置点の座標を決定し、順次ユニッ
トを配置するのである。
【0048】更に図18(a)に示すように指示点α1
が件名番号や設計者名等の文字を配置する文字配置点の
場合、指示点に文字の寸法や文字揃えや角度の値を属性
値(a,b,c)として持たせる。例えば文字サイズ=
2.5で左詰め、角度0°の場合、属性値データは”
2.5,1,0”と記述される。尚文字揃えのデータと
して左詰めは「1」、右詰めは「2」、中央寄せは
「3」というように予め割り当てている。
【0049】図18(a)は該属性データによって配置
された文字列を示している。また図19は文字配列の際
のフローチャートを示しており、まず例えば件名番号の
作図点に対応するコードID=10の点を検索し、その
点の属性値の文字分解を行ない、文字サイズ、文字揃
え、角度の各値を読みとり、文字作成を行なう。ところ
で文字列を複数行に亘って或る決まった同一方向に等間
隔に配置する場合に、指示点に次の文字への配置位置の
オフセット量を属性として持たせる。
【0050】つまり図20(a)に示す図面上の例えば
指示点α0 に文字列を配置する場合、その属性値データ
として文字サイズ,文字揃え,角度,オフセット量
X ,D Y を持たせる。例えば文字サイズ=2.5で左
詰め,角度0°でオフセット量=0,3.0の場合属性
値データは”2.5,1,0,0,3.0”と記述され
る。例えば図20(b)は文字列を3行に亘って配置し
た場合である。
【0051】従って図20(c)に示すように1行目の
文字列の次に指示点の属性値データに記述されているオ
フセット量に基づいて2行目の文字列がY方向に例えば
3.0の間隔を開けて配置され、指示点の属性値データ
に記述されているオフセット量に基づいて3行目の文字
列がY方向に同様に3.0の間隔を開けて配置されるこ
とになる。
【0052】図21はオフセット量を属性値データに記
述した場合の文字配置のフローチャートを示しており、
この場合上述の図19のフローチャートに、オフセット
量の処理及び複数行に亘って配置する文字の個数(行
数)チェックを行なう過程を追加している。 (実施形態) 上記基本例では、機器本体の標準図に部品標準図を配置
して作図を行なうようにしていたが、本実施形態では、
部品の配置パターンを指示する標準図を機器本体の形状
毎に用意し、機器本体の形状に対応する標準図を呼び出
して作図を行うようにしたものである。
【0053】図22は上記の作図手順を更に詳説したフ
ローチャートを示しており、まず配置する部品仕様をコ
ードで入力し、この仕様を仮帳票形式に展開し、この展
開後帳票の編集過程を経る。この処理は機器本体形状決
定に必要な部品の仕様が全て入力されるまで繰り返され
ることになり、機器本体形状決定に必要な部品の仕様が
全て入力されると、帳票データを作成する。そして機器
本体形状決定を行なった後、部品の配置パターンを指示
する機器本体の標準図の読み出しを行ない、帳票データ
に基づいてCAD情報(図面)を作成し、図面の保存を
行なうのである。つまり本実施形態によれば機器本体の
形状と部品の配置パターンを予め帳票と作図される図面
との検図機能を備えていると言える。
【0054】ところで本実施形態では入力された各部品
の仕様を仮帳票に展開した後、機器本体の形状の決定と
帳票データの作成を行なうのであるが、この際図22に
示す処理フローによりデータの整合処理を行なう。つま
り仮の帳票形式に展開した後、帳票形式から設計対象機
器の部品仕様情報を抽出し、この部品仕様情報と、部品
仕様データベースの部品仕様ファイルの内容と比較し、
違いがあれば部品仕様データベースを部品仕様情報の内
容に変更し保存する。その後帳票データを作成し、帳票
データベースを作成し、自動作図処理を実行し、図面フ
ァイル18に格納保存するのである。
【0055】尚本実施形態のシステムは図1の構成に準
ずるもので、上記処理以外も基本例に準ずるものである
ため、構成の説明及び処理の説明は省略する。 (実施形態) 本実施形態のシステム構成は図23に示す構成となって
おり、本実施形態のシステムは入力部20と、図面情報
検索部21と、図面情報データベース22と、表示部2
3と、制御部24と、図面出力部25と、図面複写登録
部26、図面データベース登録部27と、図面格納部2
8と、システム全体と信号処理及び制御を行なう制御部
29とで構成される。
【0056】次に本実施形態のシステムの動作を図24
に示すフローチャートに基づいて説明する。まず入力部
20により機器(部品)仕様の全部又は一部が入力され
ると、制御部29の制御の下で、図面情報検索部21が
図面情報データベース22に格納されている図面情報か
ら入力された仕様Xに該当する図面情報Yを検索する。
この場合該当する図面情報Yがあれば、該当する図面情
報Yの数が複数なのかどうかをチェックし、単数の場合
には制御部29の制御の下で図面出力部25の働きによ
り該当図面情報Yに対応する該当図面Zを図面格納部2
2から読み出し表示部23に表示させたり、プロッタ等
により出力させる。
【0057】一方検索時に該当する図面情報Yが複数あ
る場合にはその図面情報Y…を表示部23に一覧表とし
て表示させる。オペレータは入力部20を構成するマウ
ス等のポインテンィングデバイス或いはキーを用いて希
望仕様の図面情報Yを選択する。この選択された図面情
報Yに基づいて制御部29の制御の下で図面出力部25
の働きにより該当図面情報に対応する該当図面Zを図面
格納部22から読み出し表示部23に表示させたり、プ
ロッタ等により出力させる。
【0058】また検索時に該当する図面情報が無い場合
には例えば表示部23に先の入力仕様Xに近い仕様X’
の入力を促す表示を行い、オペレータがこれに応じて近
い仕様X’の入力を行なうと、図面情報検索部21は仕
様X’に該当する図面情報Y’を図面情報データベース
22に格納されている図面情報から検索する。そして該
当する図面情報Y’があれば、図面情報Y’をYに修正
し、この修正した図面情報Yを図面データベース登録部
27の働きにより図面情報データベースに登録する。同
時に図面情報Y’に対応する図面Z’を図面複写登録部
26の働きにより図面格納部22に格納されている図面
Zに複写し、該図面Zを修正する必要がなけば当該図面
Zをそのまま標準図として図面格納部Zに保存し、図面
Zを修正する場合には表示部23に表示させてその表示
図面上で修正を行い、その修正後の図面を標準図として
保存する。
【0059】このようにすることにより本実施形態では
曖昧な条件で設計標準仕様の図面を検索でき、その上登
録されていない設計条件を標準仕様として登録されてい
ない条件に対する設計がプログラムの変更無しに可能と
なる。尚本実施形態において、設計業務の進捗状況の把
握するために基本例と同様に件名情報を管理する際にフ
ラグを用いても良い。
【0060】更に変更履歴の処理を基本例と同様に行な
うようにしても良い。また基本例と同様に入力された部
品、機器に関する設計情報をデータベースに格納する際
に、部品、機器の種類、タイプ等の情報をコードだけで
なく、そのコードの付随情報である部品、機器名称、部
品、機器タイプの名称等の図面に記入する名称も同時に
格納するようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明は、部品使用データベー
スに格納された部品仕様データ及び各部品の並べ方デー
タに基づいて入力された設計対象機器の少なくとも各部
品の仕様及び並べ方を記載した帳票データを作成する帳
票形式展開手段と、上記部品使用データから部品の容
量、部品の数を抽出して機器本体の形状を決定する機器
本体形状決定手段と、上記帳票データから使用部品を判
断し、当該使用部品を前記帳票データに記載された並べ
方に基づいて機器本体形状の標準図上に部品の配置作図
を行なう作図手段とを備えたものであって、上記帳票形
式展開手段は、入力された各部品の仕様を記載した仮帳
票データを作成した後、上記仮帳票データに記載された
部品仕様データと予め保存されている部品仕様データと
を比較して相違があれば保存されている部品仕様データ
を修正した後に修正された部品仕様データに基づいて帳
票データを作成するので、部品の仕様及び並べ方、更に
部品の容量、部品の数から自動的に機器本体の形状を選
択し、該選択された機器本体の標準図に帳票データに記
載した部品の並べ方から自動的に部品図を配置して機器
設計図を作図することができ、しかも帳票データに記載
した部品の仕様や並べ変えもプログラムの変更なしに帳
票上で変更することができ、その上変更された帳票デー
タに基づき図面と最初に入力された部品仕様データを自
動的に修正することができ図面と部品仕様データとの間
の整合性を保つことができるという効果がある。
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、設計対象機器若しくは部品の仕様が入力された時
に、その部品の仕様の内で機器本体形状決定に必要な項
目のみを抽出し、データベースに格納するので、機器本
体形状決定時にはデータベースに格納したデータのみを
読み出すだけで済み、処理の単純化、高速化が実現でき
るという効果がある。請求項の発明は、請求項の発
明において、部品仕様が変更された時に変更前の部品仕
様と比較し、異なっている場合には部品単位毎に変更さ
れたことを示す再設計フラグをオンして非変更部品とを
区別するので、変更された部品単位のみ再設計する際の
識別が明確となり、変更された部品単位のみを再設計す
ることにより作図処理の高速化が実現できるという効果
がある。
【0066】請求項の発明は、請求項の発明におい
、設計業務のフローにおける各処理の途中や各処理の
完了毎にフラグを与え、該フラグにより設計進捗状況を
管理する件名管理部を備えているので、設計業務の進捗
状況を簡単に且つ正確に把握できるという効果がある。
請求項の発明は、請求項の発明において、変更履歴
を管理すべきデータを、データの機能や種類単位に細分
化し、各履歴単位の現在の状態を最新情報として単位毎
の状態を保持し、履歴情報としては、各履歴単位での最
新の情報から変更のあった単位のみを変更履歴の版数と
して管理し、且つ各履歴単位でデータの存在しないもの
は、その単位でデータが存在しないという意味を持つデ
ータを最新情報或いは履歴情報として持たせたので、保
存するデータの量が少なく且つ変更履歴の経過の把握が
容易にできるという効果がある。
【0067】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、入力された部品に関する設計情報をデータベースに
格納する際に、種類、タイプを示す部品のコードだけで
なく、そのコードに付随する該部品名称、部品タイプ名
称等の図面に記入する名称を同時に格納するので、その
名称をコードとは独立して自由に変更することが可能と
なるという効果がある。
【0068】請求項の発明は、部品使用データベース
に格納された部品仕様データ及び各部品の並べ方データ
に基づいて入力された設計対象機器の少なくとも各部品
の仕様及び並べ方を記載した帳票データを作成する帳票
形式展開手段と、上記部品使用データから部品の容量、
部品の数を抽出して機器本体の形状を決定する機器本体
形状決定手段と、上記帳票データから使用部品を判断
し、当該使用部品を前記帳票データに記載された並べ方
に基づいて、機器本体形状の標準図上に部品の配置作図
を行なう作図手段とを備えたものであって、上記作図手
段は、機器本体の形状毎に用意される部品の配置パター
ンを指示する標準図から上記決定された機器本体の形状
に対応する標準図を呼び出し、この標準図上に指示点を
設定して、その指示点上に入力された仕様に従って部品
や文字を配置する際に、指示点自身に配置すべき部品や
文字の種別を表すコードを属性として持たせて作図する
ので、部品の仕様及び並べ方、更に部品の容量、部品の
数から自動的に機器本体の形状を選択し、該選択された
機器本体の標準図に帳票データに記載した部品の並べ方
から自動的に部品図を配置して機器設計図を作図するこ
とがで、しかも帳票データに記載した部品の仕様や並
べ変えもプログラムの変更なしに帳票上で変更すること
ができ、その上機器本体の形状と部品の配置パターンが
予め関連付けされ、そのため帳票と図面との検図機能を
備えたものが実現でき、更に指示点に配置するものの種
別をコードで指定することができ且つ指示点を移動させ
ることで、配置位置の変更ができ、そのためプログラム
を修正することが必要がなく、指示点に配置するもの及
び配置位置を変更することが容易にできるという効果が
ある。
【0069】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、指示点上に部品を配置する場合に、ある一定方向に
等間隔で部品を並べて配置する指示点に、配置できる部
品の最大単位数を属性として持たせるので、所定数の部
品を等間隔に配置する場合に、配置数を属性データとし
て持たせるだけで良く、そのため配置数の変更がプログ
ラムを修正することなしに容易にできるという効果があ
る。
【0070】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、配置する部品図自身に、次に配置する部品図へのオ
フセット量を属性として持たせるので、次に配置する部
品図の位置の変更及び部品の大きさの変更をプログラム
を修正することなく、オフセット量を変更するだけで容
易に対応することができるという効果がある。請求項
の発明は、請求項の発明において、指示点が件名番
号や設計者名等の文字を配置する文字配置点の場合、指
示点に文字の寸法や文字揃えや角度の値を属性として持
たせるので、この属性データを変更するだけで、文字の
寸法や文字揃えや配置角度の変更をプログラムを修正す
ることなく容易に変更することができるという効果があ
る。
【0071】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、文字を複数行に亘って或る決まった同一方向に
等間隔に配置する場合に、次の文字へのオフセット量を
属性として持たせるので、文字を複数行に配置する場合
に、オフセット量で次の行の位置を指定することがで
き、またその位置の変更もオフセット量を変えるだけで
行なえ、プログラムを修正することも必要ないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本例のシステム構成図である。
【図2】同上の設計対象機器の説明図である。
【図3】同上のシステム処理の概要説明図である。
【図4】同上のシステム処理の概要のフローチャートで
ある。
【図5】同上の帳票の一部省略せる正面図である。
【図6】同上の機器本体形状決定のフローチャートであ
る。
【図7】同上の再設計処理管理機能のフローチャートで
ある。
【図8】同上の再設計処理管理機能における設計/作図
処理のフローチャートである。
【図9】同上の設計進捗状況確認機能のフローチャート
である。
【図10】同上の変更履歴処理のフローチャートであ
る。
【図11】同上の変更履歴内容の説明図である。
【図12】(a)は同上に用いる部品仕様データ入力の
データ構造説明図である。 (b)は同上のデータ入力時のポップアップメニューの
例図である。 (c)は同上に用いる部品仕様データ入力の方法説明図
である。 (d)は同上に用いる部品仕様データ入力の方法説明図
である。
【図13】同上の標準図面に作成する指示点の説明図で
ある。
【図14】同上の部品を配置する場合の説明図である。
【図15】同上の部品を配置する場合のフローチャート
である。
【図16】同上において部品を配置する場合の属性デー
タにオフセット量を加えた場合の説明図である。
【図17】同上において部品を配置する場合の属性デー
タにオフセット量を加えた場合のフローチャートであ
る。
【図18】同上において文字列を配置する場合の説明図
である。
【図19】同上において文字列を配置する場合のフロー
チャートである。
【図20】同上において文字列を配置する場合の属性デ
ータにオフセット量を加えた場合の説明図である。
【図21】同上において文字列を配置する場合の属性デ
ータにオフセット量を加えた場合のフローチャートであ
る。
【図22】本発明の実施形態の要部の動作説明用のフ
ローチャートである。
【図23】本発明の実施形態のシステム構成図であ
る。
【図24】同上の要部の動作説明用のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 入力部 2 部品仕様データベース 3 帳票形式展開部 4 帳票データベース 5 機器本体形状決定用データベース 6 機器本体形状決定部 7 自動設計制御部 8 本体標準図格納部 9 件名管理部 10 表示部 11 変更履歴格納部 12 図形情報作成部 13 部品標準図格納部 14 件名図面格納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 延川 真一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−162036(JP,A) 特開 平7−37116(JP,A) 特開 平7−282074(JP,A) 特開 平7−282083(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品使用データベースに格納された部品仕
    様データ及び各部品の並べ方データに基づいて入力され
    た設計対象機器の少なくとも各部品の仕様及び並べ方を
    記載した帳票データを作成する帳票形式展開手段と、上
    記部品使用データから部品の容量、部品の数を抽出して
    機器本体の形状を決定する機器本体形状決定手段と、上
    記帳票データから使用部品を判断し、当該使用部品を前
    記帳票データに記載された並べ方に基づいて機器本体形
    状の標準図上に部品の配置作図を行なう作図手段とを備
    えたものであって、上記帳票形式展開手段は、入力され
    た各部品の仕様を記載した仮帳票データを作成した後、
    上記仮帳票データに記載された部品仕様データと予め保
    存されている部品仕様データとを比較して相違があれば
    保存されている部品仕様データを修正した後に修正され
    た部品仕様データに基づいて帳票データを作成すること
    を特徴とする機器設計支援システム。
  2. 【請求項2】設計対象機器若しくはその部品の仕様が入
    力された時に、その仕様の内で機器本体形状決定に必要
    な項目のみを抽出し、データベースに格納することを特
    徴とする請求項1記載の機器設計支援システム。
  3. 【請求項3】部品仕様が変更された時に変更前の部品仕
    様と比較し、異なっている場合には部品単位毎に変更さ
    れたことを示す再設計フラグをオンして非変更部品とを
    区別することを特徴とする請求項1記載の機器設計支援
    システム。
  4. 【請求項4】設計業務のフローにおける各処理の途中や
    各処理の完了毎にフラグを与え、該フラグにより設計進
    捗状況を管理する件名管理部を備えていることを特徴と
    する請求項1記載の機器設計支援システム。
  5. 【請求項5】変更履歴を管理すべきデータを、データの
    機能や種類単位に細分化し、各履歴単位の現在の状態を
    最新情報として単位毎の状態を保持し、履歴情報として
    は、各履歴単位での最新の情報から変更のあった単位の
    みを変更履歴の版数として管理し、且つ各履歴単位でデ
    ータの存在しないものは、その単位でデータが存在しな
    いという意味を持つデータを最新情報或いは履歴情報と
    して持たせることを特徴とする請求項1記載の機器設計
    支援システム。
  6. 【請求項6】入力された部品に関する設計情報をデータ
    ベースに格納する際に、部品の種類、タイプを示すコー
    ドのコードだけでなく、そのコードに付随する該部品名
    称、部品タイプ名称等の図面に記入する名称を同時に格
    納したことを特徴とする請求項1記載の機器設計支援シ
    ステム。
  7. 【請求項7】部品使用データベースに格納された部品仕
    様データ及び各部品の並べ方データに基づいて入力され
    た設計対象機器の少なくとも各部品の仕様及び並べ方を
    記載した帳票データを作成する帳票形式展開手段と、上
    記部品使用データから部品の容量、部品の数を抽出して
    機器本体の形状を決定する機器本体形状決定手段と、上
    記帳票データから使用部品を判断し、当該使用部品を前
    記帳票データに記載された並べ方に基づいて、機器本体
    形状の標準図上に部品の配置作図を行なう作図手段とを
    備えたものであって、上記作図手段は、機器本体の形状
    毎に用意される部品の配置パターンを指示する標準図か
    ら上記決定された機器本体の形状に対応する標準図を呼
    び出し、この標準図上に指示点を設定して、その指示点
    上に入力された仕様に従って部品や文字を配置する際
    に、指示点自身に配置すべき部品や文字の種別を表すコ
    ードを属性として持たせて作図することを特徴とする機
    器設計支援システム。
  8. 【請求項8】指示点上に部品を配置する場合に、ある一
    定方向に等間隔で部品を並べて配置する指示点に、配置
    できる部品の最大単位数を属性として持たせることを特
    徴とする請求項記載の機器設計支援システム。
  9. 【請求項9】配置する部品図自身に、次に配置する部品
    へのオフセット量を属性として持たせることを特徴とす
    る請求項記載の機器設計支援システム。
  10. 【請求項10】指示点が件名番号や設計者名等の文字を
    配置する文字配置点の場合、指示点に文字の寸法や文字
    揃えや角度の値を属性として持たせることを特徴とする
    請求項記載の機器設計支援システム。
  11. 【請求項11】文字を複数行に亘って或る決まった同一
    方向に等間隔に配置する場合に、次の文字へのオフセッ
    ト量を属性として持たせることを特徴とする請求項10
    記載の機器設計支援システム
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