JPH08305627A - ラインメモリ - Google Patents

ラインメモリ

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JPH08305627A
JPH08305627A JP10554995A JP10554995A JPH08305627A JP H08305627 A JPH08305627 A JP H08305627A JP 10554995 A JP10554995 A JP 10554995A JP 10554995 A JP10554995 A JP 10554995A JP H08305627 A JPH08305627 A JP H08305627A
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serial
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parallel
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JP10554995A
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Inventor
Yuji Nakai
祐二 中居
Shingo Kano
信吾 狩野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一デバイスでFIFO/LIFO動作を実
現するラインメモリを提供する。 【構成】 本発明のラインメモリは、シリアルデータを
パラレルデータに変換し、FIFO動作時とLIFO動
作時で上位ビットと下位ビットのビット位置を反転させ
て変換させるシリアル−パラレル変換装置11と、前記
パラレルデータを格納するメモリアレイ装置12と、F
IFO動作時はメモリアレイ装置のワードの増加方向ま
たは減少方向のどちらか一方の方向で、LIFO動作時
はメモリアレイ装置のワードの読み出しおよび書き込み
を行うごとにワードの増加方向と減少方向を交互に変化
させて順次パラレルデータの読み出しおよび書き込みを
行うように制御するワード制御装置13と、メモリアレ
イ装置12より読み出したパラレルデータをシリアルデ
ータに変換するパラレル−シリアル変換装置14を備え
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアルデータをパラレ
ルデータに変換して記憶してFIFO/LIFO動作を
行うラインメモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体を用いた集積回路の高密度
化の要求は増加の一途をたどっている。特定用途向け大
規模集積回路の構成要素として、従来は外付けされてい
たROMやRAMなどの機能デバイスが同一の集積回路
に作り込まれるようになっている。このように高密度な
機能を一つの部品に集約した半導体集積回路は多くの製
品に欠くことのできないものとなってきている。
【0003】ROMやRAMなどの従来外付けされてい
た機能デバイスの例としてラインメモリがある。ライン
メモリは、画像情報などの周期性を持ったデータを取り
扱う装置に有益な機能デバイスである。ラインメモリ
は、データ保持機能をRAMに置き換えることにより素
子の集積度を高めているが、メモリアクセスに時間を必
要とし、RAMを用いることが高速動作のネックとなっ
ている。高速動作を可能にするために、外部のシリアル
データをデバイス内部の例えばシフトレジスタを用いて
パラレルデータに変換してメモリアクセスを行うことに
より、表面上で高速動作が可能になっている。
【0004】従来のラインメモリは、シリアルデータを
入力して特定の遅延後にシリアルデータを出力するFI
FO(Fast In Fast Out)動作を行う。このラインメモリ
は、シリアルデータをシリアル−パラレル段数(シリア
ルデータをパラレルデータに変換するデータ数、すなわ
ち1パラレルデータを構成するデータ数)分だけパラレ
ルデータに変換し、パラレルデータのメモリアクセスを
行い、その後、パラレルデータをシリアルデータに変換
することで実現している。上記パラレルデータのメモリ
アクセスでは、メモリアレイの1ワード単位で行うが、
ワードの増加方向または減少方向のどちらか一方の方向
でメモリアレイのワード数だけ繰り返し行う。1ワード
単位のメモリアクセスでは、パラレル−シリアル変換に
渡すためのパラレルデータを読み出した後で、シリアル
−パラレル変換により変換されたパラレルデータを書き
込むことにより行う。以上のように構成されたラインメ
モリでは、シリアル−パラレル段数×メモリアレイのワ
ード数の遅延(入力されたシリアルデータの切り替わる
間隔を1とした遅延)を持つFIFO動作を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成のラインメモリでは、シリアル−パラレル変
換、パラレル−シリアル変換、および、メモリアレイの
ワード制御は一定の動作であり、常にFIFO動作を行
うため、LIFO(Last In Fast Out)動作を実現するた
めには別のデバイスを用意する必要があり、用途が制限
されているという問題点を有していた。
【0006】そこで、本発明はシリアル−パラレル変換
またはパラレル−シリアル変換におけるパラレルデータ
の上位ビットと下位ビットのビット位置を反転させ、ま
た、メモリアレイのワード制御におけるメモリアクセス
の方向を変更することによりLIFO動作を実現するこ
とができる点に新たに着目して、FIFO/LIFO動
作を切り替えるための小規模の回路を追加して得られた
ものである。
【0007】従って本発明は上記問題点に鑑み、その目
的は、同一のデバイスでFIFO/LIFO動作を実現
するラインメモリを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のラインメモリは、複数の連続したシリアル
データを入力として、シリアルデータをn(nは自然
数)個のデータに区切り処理を行いnビットのパラレル
データに変換し、FIFO動作時とLIFO動作時で上
位ビットと下位ビットのビット位置を反転させて変換さ
せるシリアル−パラレル変換装置と、シリアル−パラレ
ル変換装置が変換したnビットのパラレルデータを格納
するnビットm(mは自然数)ワードのメモリアレイ装
置と、FIFO動作時はメモリアレイ装置のワードの増
加方向または減少方向のどちらか一方の方向で順次nビ
ットのパラレルデータの読み出しおよび書き込みを行
い、LIFO動作時はメモリアレイ装置のm個のワード
の読み出しおよび書き込みを行うごとにワードの増加方
向と減少方向を交互に変化させて順次nビットのパラレ
ルデータの読み出しおよび書き込みを行うように制御す
るワード制御装置と、メモリアレイ装置より読み出した
nビットのパラレルデータをシリアルデータに変換する
パラレル−シリアル変換装置と、シリアル−パラレル変
換装置、ワード制御装置、および、パラレル−シリアル
変換装置を制御するシステム制御装置を備えたものであ
る。
【0009】また、本発明は、複数の連続したシリアル
データを入力として、シリアルデータをn個のデータに
区切り処理を行いnビットのパラレルデータに変換する
シリアル−パラレル変換装置と、シリアル−パラレル変
換装置が変換したnビットのパラレルデータを格納する
nビットmワードのメモリアレイ装置と、FIFO動作
時はメモリアレイ装置のワードの増加方向または減少方
向のどちらか一方の方向で順次nビットのパラレルデー
タの読み出しおよび書き込みを行い、LIFO動作時は
メモリアレイ装置のm個のワードの読み出しおよび書き
込みを行うごとにワードの増加方向と減少方向を交互に
変化させて順次nビットのパラレルデータの読み出しお
よび書き込みを行うように制御するワード制御装置と、
メモリアレイ装置より読み出したnビットのパラレルデ
ータをシリアルデータに変換し、FIFO動作時とLI
FO動作時で上位ビットと下位ビットのビット位置を反
転させて変換させるパラレル−シリアル変換装置と、シ
リアル−パラレル変換装置、ワード制御装置、および、
パラレル−シリアル変換装置を制御するシステム制御装
置を備えたものである。
【0010】さらに、本発明は、複数の連続したシリア
ルデータを入力として、シリアルデータをn個のデータ
に区切り処理を行いnビットのパラレルデータに変換す
るシリアル−パラレル変換装置と、シリアル−パラレル
変換装置が変換したnビットのパラレルデータをFIF
O動作時とLIFO動作時で上位ビットと下位ビットの
ビット位置を反転させる第1のビット反転装置と、第1
のビット反転装置が出力したnビットのパラレルデータ
を格納するnビットmワードのメモリアレイ装置と、メ
モリアレイ装置のワードの増加方向または減少方向のど
ちらか一方の方向で順次nビットのパラレルデータの読
み出しおよび書き込みを行うようにmビットの読み出し
および書き込み許可信号を出力するワード制御装置と、
ワード制御装置が出力したmビットの読み出しおよび書
き込み許可信号をFIFO動作時とLIFO動作時でタ
イミングによりビット位置を反転させる第2のビット反
転装置と、メモリアレイ装置より読み出したnビットの
パラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル−
シリアル変換装置と、シリアル−パラレル変換装置、第
1のビット反転装置、ワード制御装置、第2のビット反
転装置、および、パラレル−シリアル変換装置を制御す
るシステム制御装置を備えたものである。
【0011】加えて、本発明は、複数の連続したシリア
ルデータを入力として、シリアルデータをn個のデータ
に区切り処理を行いnビットのパラレルデータに変換す
るシリアル−パラレル変換装置と、シリアル−パラレル
変換装置が出力したnビットのパラレルデータを格納す
るnビットmワードのメモリアレイ装置と、メモリアレ
イ装置のワードの増加方向または減少方向のどちらか一
方の方向で順次nビットのパラレルデータの読み出しお
よび書き込みを行うようにmビットの読み出しおよび書
き込み許可信号を出力するワード制御装置と、ワード制
御装置が出力したmビットの読み出しおよび書き込み許
可信号をFIFO動作時とLIFO動作時でタイミング
によりビット位置を反転させる第1のビット反転装置
と、メモリアレイ装置より読み出したnビットのパラレ
ルデータをFIFO動作時とLIFO動作時で上位ビッ
トと下位ビットのビット位置を反転させる第2のビット
反転装置と、ビット反転装置が出力したnビットのパラ
レルデータをシリアルデータに変換するパラレル−シリ
アル変換装置と、シリアル−パラレル変換装置、第1の
ビット反転装置、ワード制御装置、第2のビット反転装
置、および、パラレル−シリアル変換装置を備えたもの
である。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、シリアル−パ
ラレル変換装置またはパラレル−シリアル変換装置は、
FIFO動作時とLIFO動作時でパラレルデータの上
位ビットと下位ビットのビット位置を反転させて変換
し、ワード制御装置は、FIFO動作時はメモリアレイ
装置のワードの増加方向または減少方向のどちらか一方
の方向でメモリアクセスを行うようにワード制御を行
い、LIFO動作時はワード数ごとにワードの増加方向
と減少方向を交互に変化させてメモリアクセスを行うよ
うにワード制御を行う。上記シリアル−パラレル変換装
置またはパラレル−シリアル変換装置とワード制御装置
の制御を変更して用いることにより、同一のラインメモ
リでFIFO/LIFO動作を実現することができるこ
ととなる。
【0013】また、本発明は上記した構成によって、ビ
ット反転装置は、シリアル−パラレル変換装置またはパ
ラレル−シリアル変換装置が出力するパラレルデータを
FIFO動作時とLIFO動作時で上位ビットと下位ビ
ットのビット位置を反転させて出力し、ワード制御装置
が出力するアクセス信号を、FIFO動作時はメモリア
レイ装置のワードの増加方向または減少方向のどちらか
一方の方向でメモリアクセスを行うように出力し、LI
FO動作時はワード数ごとにワードの増加方向と減少方
向を交互に変化させてメモリアクセスを行うように出力
する。上記ビット反転装置の制御を変更して用いること
により、同一のラインメモリでFIFO/LIFO動作
を実現することができることとなる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例のラインメモリ
について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明の第1の実施例におけるライ
ンメモリの構成図である。図において、11はシリアル
−パラレル変換装置であり、シリアル入力データをn
(nは自然数)個のデータに区切り処理を行いnビット
のパラレルデータに変換するが、FIFO動作時とLI
FO動作時で上位ビットと下位ビットのビット位置を反
転させて変換する。12はメモリアレイ装置であり、シ
リアル−パラレル変換装置11が変換したnビットのパ
ラレルデータを格納するnビットm(mは自然数)ワー
ドのメモリアレイ装置である。13はワード制御装置で
あり、FIFO動作時はメモリアレイ装置12のワード
の増加方向または減少方向のどちらか一方の方向で順次
nビットのパラレルデータの読み出しおよび書き込みを
行い、LIFO動作時はメモリアレイ装置12のm個の
ワードの読み出しおよび書き込みを行うごとにワードの
増加方向と減少方向を交互に変化させて順次nビットの
パラレルデータの読み出しおよび書き込みを行うように
制御する。14はパラレル−シリアル変換装置であり、
ワード制御装置13が指定したワードについてメモリア
レイ装置12より読み出したnビットのパラレルデータ
をシリアルデータに変換する。15はシステム制御装置
であり、FIFOまたはLIFO動作を行うようにシリ
アル−パラレル変換装置11、ワード制御装置13、お
よび、パラレル−シリアル変換装置14を制御する。
【0016】上記n、mがどちらも8の場合について各
装置の構成を説明する。図2はシリアル−パラレル変換
装置11の構成図である。101−1〜8は第1と第2
の入力のうち1つを選択する選択素子であり、選択信号
MODEが論理値0の時に第1の入力、論理値1の時に
第2の入力を選択する。102−1〜8は記憶素子であ
り、クロック信号CLKに同期してデータを記憶する。
103−1〜8は記憶素子であり、データ取り込み信号
WLOADが論理値1の時にクロック信号CLKに同期
してデータを記憶する。
【0017】選択素子101−1の第1の入力はシリア
ル入力端子DIN、第2の入力は記憶素子102−2の
出力に接続され、選択素子101−i(iは自然数:1
<i<8)の第1の入力は記憶素子102−(i−1)
の出力、第2の入力は記憶素子101−(i+1)の出
力に接続され、選択素子101−8の第1の入力は記憶
素子102−7の出力、第2の入力はシリアル入力端子
DINに接続される。記憶素子102−1〜8の入力は
それぞれ選択素子101−1〜8の出力に接続される。
記憶素子103−1〜8の入力はそれぞれ記憶素子10
2−1〜8の出力に接続され、出力はそれぞれパラレル
出力端子WBIT1〜8に接続される。
【0018】図3はワード制御装置13の構成図であ
る。201−1〜8および204は第1と第2の入力の
うち1つを選択する選択素子であり、選択信号SELが
論理値0の時に第1の入力、論理値1の時に第2の入力
を選択する。202−1〜8は記憶素子であり、クロッ
ク信号WDCLKに同期してデータを記憶し、リセット
信号RESETが論理値1の時に論理値0に初期化す
る。203−1〜8は第1と第2の入力を持つ論理積素
子であり、メモリ読み出し信号REおよびメモリ書き込
み信号WEがどちらも論理値0の時にワード制御信号W
ORD1〜8を論理値0にする。
【0019】選択素子201−1の第1の入力は開始入
力端子START、第2の入力は記憶素子202−2の
出力に接続され、選択素子201−i(iは自然数:1
<i<8)の第1の入力は記憶素子202−(i−1)
の出力、第2の入力は記憶素子202−(i+1)の出
力に接続され、選択素子201−8の第1の入力は記憶
素子202−7の出力、第2の入力は開始入力端子ST
ARTに接続される。記憶素子202−1〜8の入力は
それぞれ選択素子201−1〜8の出力に接続される。
論理積素子203−1〜8の1つの入力はそれぞれ記憶
素子202−1〜8の出力に接続され、出力はそれぞれ
ワード制御信号WORD1〜8に接続される。選択素子
204の第1の入力は記憶素子202−8の出力、第2
の入力は記憶素子202−1の出力、出力は終了出力端
子LASTに接続される。
【0020】図4はパラレル−シリアル変換装置14の
構成図である。301−1〜8は第1と第2の入力のう
ち1つを選択する選択素子であり、データ取り込み信号
RLOADが論理値0の時に第1の入力、論理値1の時
に第2の入力を選択する。302−1〜8は記憶素子で
あり、クロックCLKに同期してデータを記憶する。
【0021】選択素子301−1の第1の入力は論理値
0に接続され、選択素子301−i(iは自然数:1<
i≦8)の第1の入力は記憶素子302−(i−1)の
出力に接続され、選択素子301−1〜8の第2の入力
はそれぞれパラレル入力端子RBIT1〜8に接続され
る。記憶素子302−1〜8の入力はそれぞれ選択素子
301−1〜8の出力に接続され、記憶素子302−8
の出力はシリアル出力端子DOUTに接続される。
【0022】メモリアレイ装置12は、シリアル−パラ
レル変換装置11のパラレル出力端子WBIT1〜8よ
り書き込んだデータが特定の遅延後にそれぞれパラレル
−シリアル変換装置14のパラレル入力端子RBIT1
〜8より読み出されように、シリアル−パラレル変換装
置11およびパラレル−シリアル変換装置14に接続さ
れる。
【0023】以上のように構成されたラインメモリにつ
いて、以下その動作を説明する。図5はラインメモリ全
体の制御信号およびデータのタイミングを示す図であ
る。図において、CLKはクロック信号、DINはシリ
アル−パラレル変換装置11に入力されるシリアルデー
タ、WBIT1〜8はシリアル−パラレル変換装置11
が出力するパラレルデータ、RBIT1〜8はパラレル
−シリアル変換装置14に入力されるパラレルデータ、
WDCLKはワードクロック信号、WORD1〜8はワ
ード制御装置13が出力するワードアクセス信号、DO
UTはパラレル−シリアル変換装置14が出力するシリ
アルデータ、WLOAD、WE、RE、および、RLO
ADはシステム制御装置15が出力する制御信号であ
る。
【0024】シリアル−パラレル変換装置11は、シリ
アルデータDINを、クロックCLKに同期してA0〜
A7の順に1データずつ取り込み、8個のデータがそろ
った時点で論理値1となるデータ取り込み信号WLOA
Dを用いて、8ビットのパラレルデータWBIT1〜8
に変換する。シリアルデータDINに対するパラレルデ
ータWBIT1〜8のビット位置は図2における選択信
号MODEにより決定される。FIFO動作時は、選択
信号MODEは論理値0であり、シリアルデータDIN
のうち入力された順にパラレルデータWBIT8〜1に
割り当てるように変換し、LIFO動作時は、選択信号
MODEは論理値1であり、シリアルデータDINのう
ち入力された順にパラレルデータWBIT1〜8に割り
当てるように変換する。8ビットのパラレルデータWB
IT1〜8は、メモリ書き込み信号WEが論理値1のタ
イミングでメモリアレイ装置12に書き込まれる。ま
た、メモリ読み出し信号REが論理値1のタイミングで
メモリアレイ装置12より8ビットのパラレルデータR
BIT1〜8を読み出す。パラレル−シリアル変換装置
14は、データ取り込み信号RLOADが論理値1のタ
イミングでパラレルデータRBIT1〜8を取り込み、
クロックCLKに同期してB0〜B7の順にシリアルデ
ータDOUTを出力する。シリアルデータDOUTに対
するパラレルデータRBIT1〜8のビット位置は固定
であり、パラレルデータRBIT8〜1の順にシリアル
データDOUTを出力するように変換する。メモリアレ
イ装置12のメモリアクセスでは、8ビットのパラレル
データについて1ワード単位で読み出しおよび書き込み
を行う。ワード制御装置13はメモリ装置12のアクセ
スするワードを決定するが、ワードクロックWDCLK
に同期してアクセスするワードを変更し、アクセスする
ワードのみを論理値1に設定してワードアクセス信号W
ORD1〜8を出力する。ワードアクセス信号WORD
1〜8の変更後、指定されたワードについてパラレルデ
ータの読み出し、書き込みの順でアクセスを行う。アク
セスを行うワードの順序は、FIFO動作時とLIFO
動作時で異なる。
【0025】図6はFIFO動作時のワード制御装置1
3の制御信号およびデータのタイミングを示す図であ
り、図7はLIFO動作時のワード制御装置13の制御
信号およびデータのタイミングを示す図である。
【0026】図において、WDCLKはワードクロック
信号、RESETはリセット信号、WORD1〜8はワ
ードアクセス信号、START、SELはシステム制御
装置15が出力する制御信号、LASTはシステム制御
装置15に入力される制御信号である。
【0027】ワード制御装置13は、リセット信号RE
SETによりすべてのワードアクセス信号WORDの初
期値を論理値0に設定した後、開始信号STARTが論
理値1のタイミングから開始して、ワードクロックWD
CLKと同期してワードアクセス信号WORD1〜8を
変更する。8番目のワードのアクセスを行うタイミング
で終了信号LASTを出力する。アクセスするワードの
順序は選択信号SELにより決定される。FIFO動作
時は常に論理値0であり、ワードの増加方向すなわちワ
ードアクセス信号WORD1〜8の順にアクセスを行
い、LIFO時は、終了信号LASTが論理値1のタイ
ミングで、ワードの増加方向すなわちワードアクセス信
号WORD1〜8の順とワードの減少方向すなわちワー
ドアクセス信号WORD8〜1の順を交互に繰り返しア
クセスを行う。図6および図7において、WORD1〜
8のデータW1〜8はそれぞれWORD1〜8のみが論
理値0であるデータである。
【0028】以上の動作では、FIFO動作時は、入力
されたシリアルデータをシリアル−パラレル段数(シリ
アルデータをパラレルデータに変換するデータ数、すな
わち1パラレルデータを構成するデータ数)×メモリア
レイのワード数の遅延(入力されたシリアルデータの切
り替わる間隔を1とした遅延)後にシリアルデータを出
力し、LIFO動作時は、上記遅延後に入力されたシリ
アルデータの切り替わる間隔で後に入力されたデータよ
り順にシリアルデータを出力する。上記例では遅延は8
×8となる。
【0029】以上のように第1の実施例によれば、FI
FO/LIFO動作を切り替えるための回路として、シ
リアル−パラレル変換装置11にパラレルデータの上位
ビットと下位ビットのビット位置を反転させるための回
路、また、ワード制御装置13にメモリアレイ装置12
に対するメモリアクセスの方向を変更するための回路を
設け、システム制御装置15が上記装置の制御を行うこ
とにより、同一のデバイスでFIFO/LIFO動作を
実現することができる。
【0030】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0031】図8は本発明の第2の実施例におけるライ
ンメモリの構成図である。図において、21はシリアル
−パラレル変換装置であり、シリアル入力データをn
(nは自然数)個のデータに区切り処理を行いnビット
のパラレルデータに変換する。22はメモリアレイ装置
であり、シリアル−パラレル変換装置21が変換したn
ビットのパラレルデータを格納するnビットm(mは自
然数)ワードのメモリアレイ装置である。23はワード
制御装置であり、FIFO動作時はメモリアレイ装置2
2のワードの増加方向または減少方向のどちらか一方の
方向で順次nビットのパラレルデータの読み出しおよび
書き込みを行い、LIFO動作時はメモリアレイ装置2
2のm個のワードの読み出しおよび書き込みを行うごと
にワードの増加方向と減少方向を交互に変化させて順次
nビットのパラレルデータの読み出しおよび書き込みを
行うように制御する。24はパラレル−シリアル変換装
置であり、ワード制御装置23が指定したワードについ
てメモリアレイ装置22より読み出したnビットのパラ
レルデータをシリアルデータに変換するが、FIFO動
作時とLIFO動作時でパラレルデータの上位ビットと
下位ビットを反転させて変換する。25はシステム制御
装置であり、FIFOまたはLIFO動作を行うように
シリアル−パラレル変換装置21、ワード制御装置2
3、および、パラレル−シリアル変換装置24を制御す
る。
【0032】上記n、mがどちらも8の場合について各
装置の構成を説明する。図9はシリアル−パラレル変換
装置21の構成図である。401−1〜8は記憶素子で
あり、クロック信号CLKに同期してデータを記憶す
る。402−1〜8は記憶素子であり、データ取り込み
信号WLOADが論理値1の時にクロック信号CLKに
同期してデータを記憶する。
【0033】記憶素子401−1の入力はシリアル入力
端子DINに接続され、記憶素子401−i(iは自然
数:1<i≦8)の入力は記憶素子401−(i−1)
の出力に接続される。記憶素子402−1〜8の入力は
それぞれ記憶素子401−1〜8の出力に接続され、出
力はそれぞれパラレル出力端子WBIT1〜8に接続さ
れる。
【0034】図10はパラレル−シリアル変換装置の構
成図である。501−1〜8および504は第1と第2
の入力のうち1つを選択する選択素子であり、選択信号
MODEが論理値0の時に第1の入力、論理値1の時に
第2の入力を選択する。502−1〜8は第1と第2の
入力のうち1つを選択する選択素子であり、データ取り
込み信号RLOADが論理値0の時に第1の入力、論理
値1の時に第2の入力を選択する。503−1〜8は記
憶素子であり、クロックCLKに同期してデータを記憶
する。
【0035】選択素子501−1の第1の入力は論理値
0、第2の入力は記憶素子503−2の出力に接続さ
れ、選択素子501−i(iは自然数:1<i<8)の
第1の入力は記憶素子503−(i−1)の出力、第1
の入力は記憶素子503−(i+1)の出力に接続さ
れ、選択素子501−8の第1の入力は記憶素子503
−7の出力、第2の入力は論理値0に接続される。選択
素子504の第1の入力は記憶素子503−8の出力、
第2の入力は記憶素子503−1の出力に接続される。
【0036】ワード制御装置23およびメモリアレイ装
置22は、第1の実施例と同じ構成であり、図3にワー
ド制御装置23の構成を示す。
【0037】以上のように構成されたラインメモリにつ
いて、以下その動作を説明する。制御信号およびデータ
のタイミングは第1の実施例と同じであり、図5にライ
ンメモリ全体のタイミング、図6にFIFO時のワード
制御装置23のタイミング、図7にLIFO時のワード
制御装置23のタイミングを示す。第1の実施例と異な
る動作について説明する。シリアル−パラレル変換装置
21は、シリアルデータDINを、クロックCLKに同
期してA0〜A7の順に1データずつ取り込み、8個の
データがそろった時点で論理値1となるデータ取り込み
信号WLOADを用いて、8ビットのパラレルデータW
BIT1〜8に変換する。シリアルデータDINに対す
るパラレルデータWBIT1〜8のビット位置は固定で
あり、、シリアルデータDINのうち入力された順にパ
ラレルデータWBIT8〜1に割り当てるように変換す
る。8ビットのパラレルデータWBIT1〜8は、メモ
リ書き込み信号WEが論理値1のタイミングでメモリア
レイ装置12に書き込まれる。また、メモリ読み出し信
号REが論理値1のタイミングでメモリアレイ装置12
より8ビットのパラレルデータRBIT1〜8を読み出
す。パラレル−シリアル変換装置24は、データ取り込
み信号RLOADが論理値1のタイミングでパラレルデ
ータRBIT1〜8を取り込み、クロックCLKに同期
してシリアルデータDOUTを出力する。シリアルデー
タDOUTに対するパラレルデータRBIT1〜8のビ
ット位置は図10における選択信号MODEにより決定
される。FIFO動作時は、選択信号MODEは論理値
0であり、パラレルデータRBIT8〜1の順にシリア
ルデータDOUTを出力するように変換し、LIFO動
作時は、選択信号MODEは論理値1であり、パラレル
データRBIT1〜8の順にシリアルデータDOUTに
変換する。
【0038】以上のように第2の実施例によれば、FI
FO/LIFO動作を切り替えるための回路として、パ
ラレル−シリアル変換装置24にパラレルデータの上位
ビットと下位ビットのビット位置を反転させるための回
路、また、ワード制御装置23にメモリアレイ装置22
に対するメモリアクセスの方向を変更するための回路を
設け、システム制御装置25が上記装置の制御を行うこ
とにより、同一のデバイスでFIFO/LIFO動作を
実現することができる。
【0039】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0040】図11は本発明の第3の実施例におけるラ
インメモリの構成図である。図において、31はシリア
ル−パラレル変換装置であり、シリアル入力データをn
(nは自然数)個のデータに区切り処理を行いnビット
のパラレルデータに変換する。51はビット反転装置で
あり、FIFO動作時はシリアル−パラレル変換装置3
1の変換したnビットのパラレルデータをそのままのビ
ット位置で出力し、LIFO動作時はnビットのパラレ
ルデータの上位ビットと下位ビットを反転させて出力す
る。32はメモリアレイ装置であり、シリアル−パラレ
ル変換装置31が変換したnビットのパラレルデータを
格納するnビットm(mは自然数)ワードのメモリアレ
イ装置である。33はワード制御装置であり、常にメモ
リアレイ装置32のワードの増加方向または減少方向の
どちらか一方の方向で順次nビットのパラレルデータの
読み出しおよび書き込みを行うように制御する。52は
ビット反転装置であり、FIFO動作時はワード制御装
置33が出力したmビットのワードアクセス信号をその
ままのビット位置で出力し、LIFO動作時はメモリア
レイ装置32のm個のワードの読み出しおよび書き込み
を行うごとにmビットのワードアクセス信号の上位ビッ
トと下位ビットを反転させて出力する。34はパラレル
−シリアル変換装置であり、ワード制御装置33、ビッ
ト反転装置52が指定したワードについてメモリアレイ
装置32より読み出したnビットのパラレルデータをシ
リアルデータに変換する。35はシステム制御装置であ
り、FIFOまたはLIFO動作を行うようにシリアル
−パラレル変換装置31、ワード制御装置33、パラレ
ル−シリアル変換装置34、および、ビット反転装置5
1、52を制御する。
【0041】上記n、mがどちらも8の場合について各
装置の構成を説明する。図12はワード制御装置33の
構成図である。601−1〜8は記憶素子であり、クロ
ック信号WDCLKに同期してデータを記憶し、リセッ
ト信号RESETが論理値1の時に論理値0に初期化す
る。602−1〜8は第1と第2の入力を持つ論理積素
子であり、メモリ読み出し信号REおよびメモリ書き込
み信号WEがどちらも論理値0の時にワード制御信号W
ORD1〜8を論理値0にする。
【0042】記憶素子601−1の入力は開始入力端子
START、記憶素子601−i(iは自然数:1<i
≦8)の入力は記憶素子601−(i−1)の出力に接
続される。論理積素子602−1〜8の1つの入力はそ
れぞれ記憶素子601−1〜8の出力に接続され、出力
はそれぞれワード制御信号WORD1〜8に接続され
る。
【0043】図13はビット反転装置51の構成図であ
る。701−1〜8は第1と第2の入力のうち1つを選
択する選択素子であり、選択信号MODEが論理値0の
時に第1の入力、論理値1の時に第2の入力を選択す
る。
【0044】選択素子701−i(iは自然数:1≦i
≦8)の第1の入力は入力端子INi、第2の入力は入
力端子IN(9−i)、出力は出力端子OUTiに接続
される。
【0045】図14はビット反転装置52の構成図であ
る。801−1〜8は第1と第2の入力のうち1つを選
択する選択素子であり、選択信号SELが論理値0の時
に第1の入力、論理値1の時に第2の入力を選択する。
【0046】選択素子801−i(iは自然数:1≦i
≦8)の第1の入力は入力端子INi、第2の入力は入
力端子IN(9−i)、出力は出力端子OUTiに接続
される。
【0047】シリアル−パラレル変換装置31は第2の
実施例と同じ構成であり、図9に構成を示す。パラレル
−シリアル変換装置34は第1の実施例と同じ構成であ
り、図4に構成を示す。メモリアレイ装置32は第1の
実施例および第2の実施例と同じ構成である。
【0048】以上のように構成されたラインメモリにつ
いて、以下その動作を説明する。制御信号およびデータ
のタイミングは第1の実施例および第2の実施例と同じ
であり、図5にラインメモリ全体のタイミング、図6に
FIFO時のワード制御装置33およびビット反転装置
52のタイミング、図7にLIFO時のワード制御装置
33およびビット反転装置52のタイミングを示す。第
1の実施例および第2の実施例と異なる動作について説
明する。ビット反転装置51は、シリアル−パラレル変
換装置31が出力するパラレルデータWBIT1〜8を
入力としてメモリアレイ装置32に出力するが、出力デ
ータのビット位置は選択信号MODEにより決定され
る。FIFO動作時は、パラレルデータWBIT1〜8
をそのまま出力し、LIFO動作時はパラレルデータW
BIT1〜8がそれぞれWBIT8〜1となるようにビ
ット位置を反転させて出力する。ビット反転装置52
は、シリアル−ワード制御装置33が出力するパラレル
データWORD1〜8を入力としてメモリアレイ装置3
2に出力するが、出力データのビット位置は選択信号S
ELにより決定される。FIFO動作時は、パラレルデ
ータWORD1〜8をそのまま出力し、LIFO動作時
はパラレルデータWORD1〜8がそれぞれWORD8
〜1となるようにビット位置を反転させて出力する。
【0049】以上のように第3の実施例によれば、FI
FO/LIFO動作を切り替えるための回路として、ビ
ット反転装置51に、シリアル−パラレル変換装置31
が出力したパラレルデータの上位ビットと下位ビットの
ビット位置を反転させるための回路、また、ビット反転
装置52に、ワード制御装置33が制御するメモリアレ
イ装置32に対するメモリアクセスの方向を変更するた
めの回路を設け、システム制御装置35が上記装置の制
御を行うことにより、同一のデバイスでFIFO/LI
FO動作を実現することができる。
【0050】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0051】図15は本発明の第4の実施例におけるラ
インメモリの構成図である。図において、41はシリア
ル−パラレル変換装置であり、シリアル入力データをn
(nは自然数)個のデータに区切り処理を行いnビット
のパラレルデータに変換する。42はメモリアレイ装置
であり、シリアル−パラレル変換装置41が変換したn
ビットのパラレルデータを格納するnビットm(mは自
然数)ワードのメモリアレイ装置である。43はワード
制御装置であり、常にメモリアレイ装置42のワードの
増加方向または減少方向のどちらか一方の方向で順次n
ビットのパラレルデータの読み出しおよび書き込みを行
うように制御する。62はビット反転装置であり、FI
FO動作時はワード制御装置43が出力したmビットの
ワードアクセス信号をそのままのビット位置で出力し、
LIFO動作時はメモリアレイ装置42のm個のワード
の読み出しおよび書き込みを行うごとにmビットのワー
ドアクセス信号の上位ビットと下位ビットを反転させて
出力する。61はビット反転装置であり、ワード制御装
置43、ビット反転装置62が指定したワードについて
メモリアレイ装置42より読み出したnビットのパラレ
ルデータをシリアルデータに変換するが、FIFO動作
時とLIFO動作時でパラレルデータの上位ビットと下
位ビットを反転させて変換する。45はシステム制御装
置であり、FIFOまたはLIFO動作を行うようにシ
リアル−パラレル変換装置41、ワード制御装置43、
パラレル−シリアル変換装置44、および、ビット反転
装置61、62を制御する。
【0052】上記n、mがどちらも8の場合について各
装置の構成を説明する。シリアル−パラレル変換装置4
1は第2の実施例および第3の実施例と同じ構成であ
り、図9に構成を示す。パラレル−シリアル変換装置4
4は第1の実施例および第3の実施例と同じ構成であ
り、図4に構成を示す。ビット反転装置61、ビット反
転装置62は第3の実施例と同じ構成であり、それぞれ
図13、図14に構成を示す。メモリアレイ装置42は
第1の実施例、第2の実施例、および、第3の実施例と
同じ構成である。
【0053】以上のように構成されたラインメモリにつ
いて、以下その動作を説明する。制御信号およびデータ
のタイミングは第1の実施例、第2の実施例、および、
第3の実施例と同じであり、図5にラインメモリ全体の
タイミング、図6にFIFO時のワード制御装置43お
よびビット反転装置62のタイミング、図7にLIFO
時のワード制御装置43およびビット反転装置62のタ
イミングを示す。第1の実施例、第2の実施例、およ
び、第3の実施例と異なる動作について説明する。ビッ
ト反転装置61は、メモリアレイ装置42が出力するパ
ラレルデータRBIT1〜8を入力としてパラレル−シ
リアル変換装置44に出力するが、出力データのビット
位置は選択信号MODEにより決定される。FIFO動
作時は、パラレルデータRBIT1〜8をそのまま出力
し、LIFO動作時はパラレルデータRBIT1〜8が
それぞれRBIT8〜1となるようにビット位置を反転
させて出力する。
【0054】以上のように第4の実施例によれば、FI
FO/LIFO動作を切り替えるための回路として、ビ
ット反転装置61に、メモリアレイ装置42が出力した
パラレルデータの上位ビットと下位ビットのビット位置
を反転させるための回路、また、ビット反転装置62
に、ワード制御装置43が制御するメモリアレイ装置4
2に対するメモリアクセスの方向を変更するための回路
を設け、システム制御装置45が上記装置の制御を行う
ことにより、同一のデバイスでFIFO/LIFO動作
を実現することができる。
【0055】なお、第1の実施例、第2の実施例、第3
の実施例、および、第4の実施例ににおいて、シリアル
−パラレル変換装置、メモリアレイ装置、ワード制御装
置、パラレル−シリアル変換装置、ビット反転装置等を
制御するシステム制御装置を設けたが、制御回路を各装
置内に分散して設けてもよい。
【0056】また、第1の実施例、第2の実施例、第3
の実施例、および、第4の実施例ににおいて、外部より
入力される制御としてクロックCLK、ワードクロック
WDCLK、リセット信号RESETがあるが、ワード
クロックWDCLKについては、クロックCLKを用い
て内部の制御装置で発生してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明はFIFO/LIF
O動作を切り替えるための回路として、FIFO動作時
とLIFO動作時でパラレルデータの上位ビットと下位
ビットのビット位置を反転させて変換するシリアル−パ
ラレル変換装置またはパラレル−シリアル変換装置と、
FIFO動作時とLIFO動作時でメモリアクセスの方
向を変更するワード制御装置を設けることにより、同一
のラインメモリでFIFO/LIFO動作を実現するこ
とができる。
【0058】また、本発明はFIFO/LIFO動作を
切り替えるための回路として、FIFO動作時とLIF
O動作時でシリアル−パラレル変換装置またはパラレル
−シリアル変換装置が変換するパラレルデータの上位ビ
ットと下位ビットのビット位置を反転させて出力するビ
ット反転装置と、FIFO動作時とLIFO動作時でワ
ード制御装置が出力するメモリアクセスの方向を変更す
るビット反転装置を設けることにより、同一のラインメ
モリでFIFO/LIFO動作を実現することができ
る。
【0059】FIFO/LIFO動作を切り替えるため
の回路は、いくつかの選択回路のみであり、従来のFI
FO動作のみを行うラインメモリと比較したハード規模
の増大を抑えている。
【0060】FIFO/LIFO動作を実現するライン
メモリの応用例として、ラインプリンタ等で1行ごとに
FIFO/LIFO動作を用いることにより、印字ハン
マー部の空移動をなくすことができ、また、テレビ画面
上で1フィールドをすべてLIFO動作させることによ
り、容易に左右反転映像を得ることができるといったも
のがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるラインメモリの
構成図
【図2】同実施例におけるシリアル−パラレル変換装置
の構成図
【図3】同実施例におけるワード制御装置の構成図
【図4】同実施例におけるパラレル−シリアル装置の構
成図
【図5】同実施例におけるラインメモリ全体のタイミン
グチャート
【図6】同実施例におけるFIFO動作時のワード制御
装置のタイミングチャート
【図7】同実施例におけるLIFO動作時のワード制御
装置のタイミングチャート
【図8】本発明の第2の実施例におけるラインメモリの
構成図
【図9】同実施例におけるシリアル−パラレル変換装置
の構成図
【図10】同実施例におけるパラレル−シリアル装置の
構成図
【図11】本発明の第3の実施例におけるラインメモリ
の構成図
【図12】同実施例におけるワード制御装置の構成図
【図13】同実施例におけるビット反転装置の構成図
【図14】同実施例におけるビット反転装置の構成図
【図15】本発明の第4の実施例におけるラインメモリ
の構成図
【符号の説明】
11,21,31,41 シリアル−パラレル変換装置 12,22,32,42 メモリアレイ装置 13,23,33,43 ワード制御装置 14,24,34,44 パラレル−シリアル変換装置 15,25,35,45 システム制御装置 101−1〜8 選択素子 102−1〜8,103−1〜8 記憶素子 201−1〜8,204 選択素子 202−1〜8 記憶素子 203−1〜8 論理積素子 301−1〜8 選択素子 302−1〜8 記憶素子 401−1〜8,402−1〜8 記憶素子 501−1〜8,502−1〜8,504 選択素子 503−1〜8 記憶素子 601−1〜8 記憶素子 602−1〜8 論理積素子 701−1〜8 選択素子 801−1〜8 選択素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の連続したシリアルデータを入力とし
    て、前記シリアルデータをn(nは自然数)個のデータ
    に区切り処理を行いnビットのパラレルデータに変換
    し、FIFO動作時とLIFO動作時で上位ビットと下
    位ビットのビット位置を反転させて変換させるシリアル
    −パラレル変換装置と、前記シリアル−パラレル変換装
    置が変換したnビットのパラレルデータを格納するnビ
    ットm(mは自然数)ワードのメモリアレイ装置と、F
    IFO動作時は前記メモリアレイ装置のワードの増加方
    向または減少方向のどちらか一方の方向で順次nビット
    のパラレルデータの読み出しおよび書き込みを行い、L
    IFO動作時は前記メモリアレイ装置のm個のワードの
    読み出しおよび書き込みを行うごとにワードの増加方向
    と減少方向を交互に変化させて順次nビットのパラレル
    データの読み出しおよび書き込みを行うように制御する
    ワード制御装置と、前記メモリアレイ装置より読み出し
    たnビットのパラレルデータをシリアルデータに変換す
    るパラレル−シリアル変換装置と、前記シリアル−パラ
    レル変換装置、前記ワード制御装置、および、前記パラ
    レル−シリアル変換装置を制御するシステム制御装置と
    を備えたラインメモリ。
  2. 【請求項2】前記シリアル−パラレル変換装置は、1個
    のシリアル入力端子と、第1番目から第n番目のn個の
    パラレル出力端子と、第1の入力と第2の入力のうち1
    つを選択する第1番目から第n番目のn個の選択素子
    と、第1番目から第n番目のn個の記憶素子を有し、前
    記第1番目の選択素子の第1の入力は前記シリアル入力
    端子、第2の入力は第2番目の記憶素子の出力に接続さ
    れ、前記第i(iは自然数:1<i<n)番目の選択素
    子の第1の入力は前記第i−1番目の記憶素子の出力、
    第2の入力は前記i+1番目の記憶素子の出力に接続さ
    れ、前記第n番目の選択素子の第1の入力は前記n−1
    番目の記憶素子の出力、第2の入力は前記シリアル入力
    端子に接続され、前記第1番目から第n番目の記憶素子
    の入力はそれぞれ前記第1番目から第n番目の選択素子
    の出力に接続され、前記第1番目から第n番目の記憶素
    子の出力はそれぞれ前記第1番目から第n番目のパラレ
    ル出力端子に接続されることを特徴とする請求項1記載
    のラインメモリ。
  3. 【請求項3】複数の連続したシリアルデータを入力とし
    て、前記シリアルデータをn個のデータに区切り処理を
    行いnビットのパラレルデータに変換するシリアル−パ
    ラレル変換装置と、前記シリアル−パラレル変換装置が
    変換したnビットのパラレルデータを格納するnビット
    mワードのメモリアレイ装置と、FIFO動作時は前記
    メモリアレイ装置のワードの増加方向または減少方向の
    どちらか一方の方向で順次nビットのパラレルデータの
    読み出しおよび書き込みを行い、LIFO動作時は前記
    メモリアレイ装置のm個のワードの読み出しおよび書き
    込みを行うごとにワードの増加方向と減少方向を交互に
    変化させて順次nビットのパラレルデータの読み出しお
    よび書き込みを行うように制御するワード制御装置と、
    前記メモリアレイ装置より読み出したnビットのパラレ
    ルデータをシリアルデータに変換し、FIFO動作時と
    LIFO動作時で上位ビットと下位ビットのビット位置
    を反転させて変換させるパラレル−シリアル変換装置
    と、前記シリアル−パラレル変換装置、前記ワード制御
    装置、および、前記パラレル−シリアル変換装置を制御
    するシステム制御装置とを備えたラインメモリ。
  4. 【請求項4】前記パラレル−シリアル変換装置は、第1
    番目から第n番目のn個のパラレル入力端子と、1個の
    シリアル出力端子と、第1の入力と第2の入力のうち1
    つを選択する第1番目から第n番目のn個の第1の選択
    素子および第2の選択素子と、第1の入力と第2の入力
    のうち1つを選択する第3の選択素子と、第1番目から
    第n番目のn個の記憶素子を有し、前記第1番目の選択
    素子の第1の入力は論理値0、第2の入力は第2番目の
    記憶素子の出力に接続され、前記第i(iは自然数:1
    <i<n)番目の選択素子の第1の入力は前記第i−1
    番目の記憶素子の出力、第2の入力は前記i+1番目の
    記憶素子の出力に接続され、前記第n番目の選択素子の
    第1の入力は前記n−1番目の記憶素子の出力、第2の
    入力は論理値0に接続され、前記第1番目から第n番目
    の第2の選択素子の第1の入力はそれぞれ前記第1番目
    から第n番目の第1の選択素子の出力、第2の入力はそ
    れぞれ前記第1番目から第n番目のパラレル入力端子に
    接続され、前記第1番目から第n番目の記憶素子の入力
    はそれぞれ前記第1番目から第n番目の第2の選択素子
    の出力に接続され、前記第3の選択素子の第1の入力は
    前記第n番目の記憶素子の出力、第2の入力は前記第1
    番目の記憶素子の出力に接続され、前記第3の選択素子
    の出力は前記シリアル出力端子に接続されることを特徴
    とする請求項3記載のラインメモリ。
  5. 【請求項5】前記ワード制御装置は、アクセス開始入力
    端子と、アクセス終了出力端子と、第1番目から第m番
    目のm個のワード出力端子と、第1の入力と第2の入力
    のうち1つを選択する第1番目から第m番目のm個の第
    1の選択素子と、第1番目から第m番目のm個の記憶素
    子と、第1の入力と第2の入力のうち1つを選択する第
    2の選択素子を有し、前記第1番目の第1の選択素子の
    第1の入力は前記アクセス開始入力端子、第2の入力は
    第2番目の記憶素子の出力に接続され、前記第i(iは
    自然数:1<i<m)番目の第1の選択素子の第1の入
    力は前記第i−1番目の記憶素子の出力、第2の入力は
    前記i+1番目の記憶素子の出力に接続され、前記第m
    番目の第1の選択素子の第1の入力は前記m−1番目の
    記憶素子の出力、第2の入力は前記アクセス開始入力端
    子に接続され、前記第1番目から第m番目の記憶素子の
    入力はそれぞれ前記第1番目から第m番目の第1の選択
    素子の出力に接続され、前記第1番目から第m番目の記
    憶素子の出力はそれぞれ前記第1番目から第m番目のワ
    ード出力端子に接続され、前記第2の選択素子の第1の
    入力は前記第m番目の記憶素子の出力、第2の入力は前
    記第1番目の記憶素子の出力に接続されることを特徴と
    する請求項1または請求項3記載のラインメモリ。
  6. 【請求項6】複数の連続したシリアルデータを入力とし
    て、前記シリアルデータをn個のデータに区切り処理を
    行いnビットのパラレルデータに変換するシリアル−パ
    ラレル変換装置と、前記シリアル−パラレル変換装置が
    変換したnビットのパラレルデータをFIFO動作時と
    LIFO動作時で上位ビットと下位ビットのビット位置
    を反転させる第1のビット反転装置と、前記第1のビッ
    ト反転装置が出力したnビットのパラレルデータを格納
    するnビットmワードのメモリアレイ装置と、前記メモ
    リアレイ装置のワードの増加方向または減少方向のどち
    らか一方の方向で順次nビットのパラレルデータの読み
    出しおよび書き込みを行うようにmビットの読み出しお
    よび書き込み許可信号を出力するワード制御装置と、前
    記ワード制御装置が出力したmビットの読み出しおよび
    書き込み許可信号をFIFO動作時とLIFO動作時で
    タイミングによりビット位置を反転させる第2のビット
    反転装置と、前記メモリアレイ装置より読み出したnビ
    ットのパラレルデータをシリアルデータに変換するパラ
    レル−シリアル変換装置と、前記シリアル−パラレル変
    換装置、前記第1のビット反転装置、前記ワード制御装
    置、前記第2のビット反転装置、および、前記パラレル
    −シリアル変換装置を制御するシステム制御装置とを備
    えたラインメモリ。
  7. 【請求項7】複数の連続したシリアルデータを入力とし
    て、前記シリアルデータをn個のデータに区切り処理を
    行いnビットのパラレルデータに変換するシリアル−パ
    ラレル変換装置と、前記シリアルパラレル変換装置が出
    力したnビットのパラレルデータを格納するnビットm
    ワードのメモリアレイ装置と、前記メモリアレイ装置の
    ワードの増加方向または減少方向のどちらか一方の方向
    で順次nビットのパラレルデータの読み出しおよび書き
    込みを行うようにmビットの読み出しおよび書き込み許
    可信号を出力するワード制御装置と、前記ワード制御装
    置が出力したmビットの読み出しおよび書き込み許可信
    号をFIFO動作時とLIFO動作時でタイミングによ
    りビット位置を反転させる第1のビット反転装置と、前
    記メモリアレイ装置より読み出したnビットのパラレル
    データをFIFO動作時とLIFO動作時で上位ビット
    と下位ビットのビット位置を反転させる第2のビット反
    転装置と、前記ビット反転装置が出力したnビットのパ
    ラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル−シ
    リアル変換装置と、前記シリアル−パラレル変換装置、
    前記第1のビット反転装置、前記ワード制御装置、前記
    第2のビット反転装置、および、前記パラレル−シリア
    ル変換装置とを備えたラインメモリ。
  8. 【請求項8】前記ビット反転装置は、ビット数をN(N
    は自然数)とすると、第1番目から第N番目の入力端子
    と、第1番目から第N番目の出力端子と、第1の入力と
    第2の入力のうち1つを選択する第1番目から第N番目
    のN個の選択素子を有し、前記第1番目から第N番目の
    選択素子の第1の入力はそれぞれ前記第1番目から第N
    番目の入力端子に接続され、前記第i(iは自然数:1
    ≦i≦N)番目の選択素子の第2の入力は前記第(N−
    i+1)番目の入力端子に接続されることを特徴とする
    請求項6または請求項7記載のラインメモリ。
JP10554995A 1995-04-28 1995-04-28 ラインメモリ Pending JPH08305627A (ja)

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JP10554995A JPH08305627A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 ラインメモリ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210076676A (ko) * 2019-12-16 2021-06-24 주식회사 현대케피코 Eeprom 제어 장치 및 방법

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KR20210076676A (ko) * 2019-12-16 2021-06-24 주식회사 현대케피코 Eeprom 제어 장치 및 방법

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