JP2869339B2 - ラインメモリ - Google Patents

ラインメモリ

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JP2869339B2
JP2869339B2 JP18001794A JP18001794A JP2869339B2 JP 2869339 B2 JP2869339 B2 JP 2869339B2 JP 18001794 A JP18001794 A JP 18001794A JP 18001794 A JP18001794 A JP 18001794A JP 2869339 B2 JP2869339 B2 JP 2869339B2
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信吾 狩野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルなデータをパ
ラレルデータに変換して記憶する単純遅延方式のライン
メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体を用いた集積回路の高密度
化の要求は増加の一途を辿っている。特定用途向け大規
模集積回路の構成要素として、アンド素子やオア素子以
外にも、従来は外付けされていたROMやRAMなどが
同一の集積回路に作り込まれるようになり、その集積度
はもはや物理的な限界の範疇まで到達しようとしてい
る。このように高密度な機能を一つの部品に集約した半
導体集積回路は携帯用のコンパクトなデバイスには勿
論、多くの製品分野に欠くことのできないものとなって
いる。
【0003】ROMやRAMという従来外付けされてい
た機能デバイスの例としてラインメモリが挙げられる。
ラインメモリは、画像情報などの周期性を持ったデータ
を取り扱う装置に有益な機能デバイスである。ラインメ
モリは、データ保持機能をRAMに置き換えることによ
り素子の集積度を高めているが、反面、メモリアクセス
に時間を要し、RAMを用いることが高速動作のネック
となっている。高速動作を可能とするために、外部のシ
リアルデータをデバイス内部、例えばシフトレジスタを
用いてパラレルデータに変換してメモリアクセスするこ
とにより、表面上、高速な動作が可能となっている。
【0004】ラインメモリは、機能により(1)単純遅
延方式、(2)スタート方式、(3)ライト/リード別
クロック方式の品種が存在する。(1)の単純遅延方式
は、初期にリセット信号が入力されると、その後はクロ
ックに同期して、データを書き込み、所定の遅延時間後
にデータを読み出す方式である。
【0005】従来の単純遅延方式は、具体的には、シリ
アルデータをシリアル/パラレル段数(シリアル/パラ
レル段数とは、シリアルデータをパラレルデータに変換
する個数,即ち1パラレルデータを構成するデータの数
を言う)分だけパラレルに変換し、このパラレルデータ
をメモリアクセスする。その後、パラレルデータをシリ
アルデータに変換することで実現していた。上記パラレ
ルデータのメモリアクセスは、1パラレルデータをメモ
リの一列分に書き込む動作であり、このアクセスをメモ
リアレイの列の数だけ繰り返しており、従って単純遅延
方式の遅延量はシリアル/パラレル段数×メモリアレイ
の列である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような単純遅延方式のラインメモリでは、内部のメモリ
アクセスはパラレル動作を行なっている関係上、任意の
ビット幅,即ちシリアル/パラレル段数で割り切れずに
端数のビット数が出るビット幅を持つデータについて
は、この剰余のビットをシフトレジスタ等でパラレル変
換しても、この剰余のビットをシリアル/パラレル変換
器から出力すると、1パラレルデータ内の先頭に位置し
ない。従って、単純遅延方式の遅延量はシリアル/パラ
レル段数×メモリアレイの列という制約を被むり、その
結果、この制約を満すビット幅のデータに対してしか単
純遅延方式のラインメモリを適用できず、単純遅延方式
のラインメモリは、その用途が狭く制限されているとい
う問題点を有していた。
【0007】また、今日では、ラインメモリに書き込ん
だデータをブラウン管の表示画面に表示して画面を形成
する場合に、そのブラウン管の画面のうち、その大部分
については前画面をそのまま表示し続けながら、残る小
部分については前画面とは異なる新たな表示を行いたい
場合があるが、上記の従来ような構成では、内部のメモ
リアクセスはパラレル動作にて行なっているために、デ
ータに対する制御も1パラレル動作単位毎に取り扱うと
いう制約を被り、このため、任意データに対してのみ書
き込み可能な制御を行なうことは、従来のラインメモリ
では困難である問題点を有していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、その目的は、
内部のメモリアクセスはパラレル動作を行ないつつ、単
純遅延方式の遅延量は前記シリアル/パラレル段数×メ
モリアレイの列という制約を受けない単純遅延方式のラ
インメモリを提供して、任意ビット幅を持つデータであ
っても単純遅延方式のラインメモリで記憶可能とし、単
純遅延方式のラインメモリの用途を拡大することにあ
る。
【0009】また、本発明の他の目的は、内部のメモリ
アクセスはパラレル動作を行ないつつ、任意データに対
しライトイネーブル制御を行ない得るラインメモリを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の単純遅延方式のラインメモリでは、任意の
ビット幅のデータのうち、シリアル/パラレル段数未満
の剰余のビットもシフトレジスタ等を用いてパラレル変
換するが、この剰余のビットをシリアル/パラレル変換
器の先頭から取出す構成を付加することとする。
【0011】また、本発明では、シリアルデータを書き
込むと書き込まないとに拘らず入力しつつ、書き込みを
許可するライトイネーブル信号をそのシリアルデータの
入力に同期して入力し、このライトイネーブル信号によ
り、上記入力したシリアルデータのメモリアレイへの書
き込みを任意に制御する構成とする。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明のラインメ
モリは、シリアル入力データをパラレルデータに変換す
るシリアル/パラレル変換器と、前記シリアル/パラレ
ル変換器が出力するパラレルデータを記憶するメモリア
レイと、前記メモリアレイから読み出したパラレルデー
タをシリアル出力データに変換するパラレル/シリアル
変換器と、前記メモリアレイのアドレスを操作するワー
ド制御回路と、前記シリアル/パラレル変換器、前記パ
ラレル/シリアル変換器、及び前記ワード制御回路を制
御するシステム制御回路とを備えたラインメモリを対象
とする。そして、前記シリアル/パラレル変換器は、1
個の外部シリアル入力端子、及びN(Nは任意の自然
数)個のパラレル出力端子を有すると共に、N個の記憶
素子と、各々第1の入力端子及び第2の入力端子を有す
るL(LはNより小さな自然数)個の選択素子とから成
り、前記第1番目の記憶素子の入力は前記外部シリアル
入力端子に接続され、前記第2番目から第N番目の記憶
素子の入力は、各々、前記第1番目から第(Nー1)番
目の記憶素子の出力に接続され、前記L個の選択素子の
第1の入力端子の各々は、前記第1番目から第L番目の
記憶素子の出力に接続され、前記L個の選択素子の第2
の入力端子の各々は、前記第(N−L+1)番目から第
N番目の記憶素子の出力に接続され、前記第1番目から
第(N−L)番目の記憶素子の出力は、各々前記第1番
目から第(N−L)番目のパラレル出力端子に接続さ
れ、前記第(N−L+1)番目から第N番目の選択素子
の出力は、各々前記第(N−L+1)番目から第N番目
のパラレル出力端子に接続される構成である。
【0013】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のラインメモリの構成に加えて、N個の他の記憶
素子を別途備え、前記N個の他の記憶素子の入力は、各
々N個の記憶素子の出力に接続され、前記第1番目から
第L番目の他の記憶素子の出力は、各々、第1番目から
第L番目のパラレル出力端子、及び第1番目から第L番
目の選択素子の第1の入力端子に接続され、前記第(L
+1)番目から第(N−L)番目の他の記憶素子の出力
は、各々、第(L+1)番目から第(N−L)番目のパ
ラレル出力端子に接続され、前記第(N−L+1)番目
から第N番目の他の記憶素子の出力は、各々、第1番目
から第L番目の選択素子の第2の入力端子に接続される
構成である。
【0014】更に、請求項3記載の発明は、前記請求項
2記載の発明のラインメモリの構成に加えて、N個の遮
断素子を別途備え、前記第1番目から第(N−L)番目
の遮断素子は、第1番目から第(N−L)番目の他の記
憶素子と、第1番目から第(N−L)番目のパラレル出
力端子との間に配置され、前記第(N−L+1)番目か
ら第N番目の遮断素子は、第1番目から第L番目の選択
素子と、第(N−L+1)番目から第N番目のパラレル
出力端子との間に配置される構成である。
【0015】加えて、請求項4記載の発明は、前記請求
項1、請求項2又は請求項3記載のラインメモリにおい
て、メモリアレイは、N本のビット線と、(M−1)
(Mは任意の自然数)本のワード線と、前記ワード線の
走る方向にN行、前記ビット線の走る方向に(M−1)
列配置される記憶素子とにより構成され、前記各行のワ
ード線同志及び各列のビット線同志が接続され、前記第
1番目から第N番目のビット線は、シリアル/パラレル
変換器及びパラレル/シリアル変換器に接続され、前記
第1番目から第(M−1)番目のワード線はワード制御
回路に接続される構成である。
【0016】更に加えて、請求項5記載の発明は、前記
請求項1、請求項2又は請求項3記載のラインメモリに
おいて、パラレル/シリアル変換器は、1個の外部シリ
アル出力端子と、N個の記憶素子と、第1、第2及び第
3の各入力端子を有するN個の選択素子と、N個の他の
記憶素子とから成り、前記第1番目から第N番目の記憶
素子の入力は、各々、メモリアレイの第1番目から第N
番目のビット線に接続され、前記第1番目から第N番目
の選択素子の第1の入力端子は、各々、前記メモリアレ
イの第1番目から第N番目のビット線に接続され、第2
の入力端子は、各々、第1番目から第N番目の記憶素子
の出力に接続され、第3の入力端子は、各々、前記第1
番目から第(Nー1)番目の他の記憶素子の出力に接続
され、前記第1番目から第N番目の他の記憶素子の入力
は、各々、前記第1番目から第N番目の選択素子の出力
に接続され、前記第N番目の他の記憶素子の出力は、前
記外部シリアル出力端子に接続される構成である。
【0017】また、請求項6記載の発明は、前記請求項
1、請求項2又は請求項3記載のラインメモリにおい
て、パラレル/シリアル変換器は、1個の外部シリアル
出力端子と、第1及び第2の各入力端子を有する(N−
1)個の選択素子と、N個の記憶素子とから成り、前記
番目第1から第(N−1)番目の選択素子の第1の入力
端子は、各々、前記メモリアレイの第2番目から第N番
目のビット線に接続され、第2の入力端子は、各々、第
1番目から第(N−1)番目の記憶素子の出力に接続さ
れ、前記第1番目の記憶素子の入力は、前記メモリアレ
イの第1番目のビット線に接続され、前記第2番目から
第N番目の記憶素子の入力は、各々、前記第1番目から
第N−1番目の選択素子の出力に接続され、前記第N番
目の記憶素子の出力は、前記外部シリアル出力端子に接
続される構成である。
【0018】更に、請求項7記載の発明は、前記請求項
4記載のラインメモリにおいて、ワード制御回路は、
(M−1)個のポインター回路から成り、第1番目のポ
インター回路は、システム制御回路からポインターを受
け取り、第K(KはMより小さい自然数)番目のポイン
ター回路は、第(K−1)番目のポインター回路からポ
インターを受け取り、この受け取ったポインターを第
(K+1)番目のポインター回路に渡し、第(M−1)
番目のポインター回路は、前記システム制御回路にポイ
ンターを渡し、第1番目から第(M−1)番目のポイン
ター回路の出力は、各々、前記第1番目から第(M−
1)番目のワード線に接続されている構成である。
【0019】加えて、請求項8記載の発明は、前記請求
項1記載のラインメモリにおいて、シリアル/パラレル
変換器は、シリアルデータと、前記シリアルデータを構
成する各々のデータに対応したシリアルデータライトイ
ネーブル信号とが入力され、前記シリアルデータのう
ち、前記シリアルデータライトイネーブル信号が書き込
みを許可しているデータのみをパラレルデータとして出
力する機能を有す構成である。
【0020】また、請求項9記載の発明のラインメモリ
では、シリアル入力データをパラレルデータに変換する
シリアル/パラレル変換器と、前記シリアル/パラレル
変換器が出力するパラレルデータを記憶するメモリアレ
イと、前記メモリアレイから読み出されたパラレルデー
タをシリアル出力データに変換するパラレル/シリアル
変換器と、前記メモリアレイのアドレスを操作するワー
ド制御回路と、前記シリアル/パラレル変換器、前記パ
ラレル/シリアル変換器、及び前記ワード制御回路を制
御するシステム制御回路とを備えたラインメモリを前提
とする。そして、前記シリアル/パラレル変換器は、シ
リアルデータと、前記シリアルデータを構成する各々の
データに対応したシリアルデータライトイネーブル信号
とが入力され、前記シリアルデータのうち、前記シリア
ルデータライトイネーブル信号が書き込みを許可してい
るデータのみをパラレルデータとして出力する機能を有
、前記シリアル/パラレル変換器は、Nを任意の自然
数として、N個の第1の記憶素子と、N個の第2の記憶
素子と、N個の第3の記憶素子と、N個の第4の記憶素
子と、N個のアンド素子と、N個の遮断素子とから成
り、前記第1の記憶素子のうち第1番目の記憶素子の入
力は、外部シリアル入力に接続され、前記第1の記憶素
子のうち第2番目から第N番目の記憶素子の入力には、
各々、前記第1の記憶素子のうち第1番目から第(Nー
1)番目の記憶素子の出力に接続され、前記N個の第2
の記憶素子の入力は、各々、前記N個の第1の記憶素子
1の各出力に接続され、前記第3の記憶素子のうち第1
番目の記憶素子の入力には、シリアルデータライトイネ
ーブル信号が接続され、前記第3の記憶素子のうち第2
番目から第N番目の記憶素子の入力は、各々、前記第3
の記憶素子のうち第1番目から第(Nー1)番目の記憶
素子の出力に接続され、前記N個の第4の記憶素子の入
力は、各々、前記N個の第3の記憶素子の各出力に接続
され、前記N個のアンド素子の一方の入力は、各々、前
記N個の第4の記憶素子の各出力に接続され、前記N個
のアンド素子の他方の入力には、パラレルデータライト
イネーブル信号が接続され、前記N個のアンド素子の出
力は、各々、前記N個の遮断素子の制御線に接続され、
前記N個の遮断素子の入力は、各々、前記N個の第2の
記憶素子の出力に接続され、前記N個の遮断素子の出力
は、各々、前記メモリアレイの第1から第Nのビット線
に接続される構成である。
【0021】
【作用】以上の構成により、請求項1〜請求項8記載の
単純遅延方式のラインメモリでは、任意のビット幅のデ
ータは、そのシリアル/パラレル段数毎に、シリアル/
パラレル変換器内で従来と同様にN個の記憶素子により
シリアル/パラレル変換された後、1パラレルデータ
(シリアル/パラレル段数=N)としてN個のパラレル
出力端子からメモリアレイに出力され、このメモリアレ
イの1列分に記憶されることが繰返される。
【0022】そして、最後に位置する剰余のビット数
(p個)のデータは、後尾からp個の記憶素子によりシ
リアル/パラレル変換された後、選択素子により、先頭
からp個のパラレル出力端子に送られ、このp個のパラ
レル出力端子からメモリアレイに出力され、このメモリ
アレイの1列分のうち先頭からp個分に記憶される。こ
こで、剰余のビット数のデータを含む1パラレルデータ
には、他のデータを含み、この他のデータはメモリアレ
イに記憶されるが、外部シリアル出力として読み出さな
ければ、問題ない。
【0023】特に、請求項5記載のラインメモリでは、
パラレル/シリアル変換器が、N個の選択素子の前段
(データ入力側)にN個の記憶素子を備えるので、任意
のビット数のデータのうち最初の1パラレルデータ(N
個のデータ)をこのN個の記憶素子に記憶でき、この最
初の1パラレルデータをメモリアレイから読み出す場合
に比して、読出し速度を速くできる効果を奏する。
【0024】また、請求項9記載の発明のラインメモリ
では、シリアル入力データをパラレルに展開し、メモリ
アクセスは1パラレルデータ毎に行なわれる。しかし、
シリアルデータライトイネーブル信号が一旦内部レジス
タに取り込まれた後、メモリアクセス時に、パラレルデ
ータのうちライトイネーブル信号に対応するデータに対
してのみライトイネーブル制御するので、内部のメモリ
アクセスはパラレル動作を行ないつつ、任意のデータに
対しライトイネーブル制御を行ない得るラインメモリが
実現される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の単純遅延方式のラインメモリ
の実施例について、図面を参照しながら、説明する。
【0026】図1は、本発明の実施例における単純遅延
方式のラインメモリのブロック図を示す。本実施例で
は、任意のビット幅をB、シリアル/パラレル段数を
N、メモリアレイの列を(M−1)として、 B=N・(M−1)+L (Lは剰余のビット数) 任意のビット幅Bを持つデータを扱う場合を説明する。
【0027】図1において、11はシリアル入力データ
をパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換
器、12はパラレルデータを記憶するメモリアレイであ
る。13は前記メモリアレイ12から読み出したパラレ
ルデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリア
ル変換器である。また、14は前記メモリアレイ12の
アドレスポインタを制御するワード制御回路、15は、
前記シリアル/パラレル変換器11、パラレル/シリア
ル変換器13及びワード制御回路14を制御するシステ
ム制御回路である。
【0028】図2は、シリアル/パラレル変換器11の
構成を示す。同図において、DINは外部入力端子、bi
t1〜bit8はN個(図では8個)のパラレル出力端子、/b
it1 〜/bit8 は前記パラレル出力端子の出力とは相補の
出力となる他の8個のパラレル出力端子、101ー1か
ら101ー8は8個のフリップフロップ(記憶素子)、
102ー1から102ー8は8個のラッチ(他の記憶素
子)、103ー1から103ー8は8個のトランスファ
ゲート(遮断素子)、104−1〜104−3はL個
(図では3個)のセレクタ(選択素子)である。
【0029】前記第1番目のフリップフロップ101−
1の入力は外部シリアル入力端子DINに接続され、前
記第2〜第8番目のフリップフロップ101−2〜10
1−8の入力は、各々、第1〜第7(即ち、後段の)フ
リップフロップ101−1〜101−7の出力側に接続
される。また、前記8個のラッチ102−1〜102−
8の入力は、各々、前記8個のフリップフロップ101
−1〜101−8の出力側に接続される。
【0030】前記3個のセレクタ104−1〜104−
3は、各々、第1及び第2の各入力端子a、bを有す
る。3個のセレクタ104−1〜104−3の第1の入
力端子aは、各々、前記第1〜第3番目のラッチ102
−1〜102−3の出力側に接続される。また、3個の
セレクタ104−1〜104−3の第2の入力端子b
は、各々、前記第6〜第8番目のラッチ102−6〜1
02−8の出力側に接続される。
【0031】更に、前記第1〜第5番目のトランスファ
ゲート103−1〜103−5は、各々、第1〜第5番
目のラッチ102−1〜102−5の出力側に接続さ
れ、第6〜第8番目のトランスファゲート103−6〜
103−8は、各々、セレクタ104−1〜104−3
出力側に接続される。
【0032】加えて、前記8個のトランスファゲート1
03−1〜103−8は、各々、前記対応するパラレル
出力端子bit1〜bit8に接続され、この各パラレル出力端
子bit1〜bit8はメモリアレイ12の8本のビット線(後
述)に接続される。
【0033】図3は、前記パラレル/シリアル変換器1
3の構成を示す。同図において、DOUTは1個の外部
シリアル出力端子、105ー1から105ー8はN個
(図では8個)のフリップフロップ(記憶素子)、10
6ー1から106ー8は8個のセレクタ、107ー1か
ら107ー8は8個の他のフリップフロップ(他の記憶
素子)である。
【0034】前記第1番目から第N番目のフリップフロ
ップ105−1〜105−8の入力は、各々、メモリア
レイ12の第1〜第8番目のビット線/bit1 〜/bit8 と
接続される。
【0035】前記第1番目のセレクタ106−1は、第
1及び第2の各入力端子d、eを有し、第2〜第8番目
のセレクタ106−2〜106−8は、第1、第2及び
第3の各入力端子d、e、fを有する。8個のセレクタ
106−1〜106−8の第1の入力端子dは、各々、
メモリアレイ12の第1〜第8番目のビット線/bit1 〜
/bit8 に接続され、第2の入力端子eは、各々、第2〜
第8番目のフリップフロップ105−1〜105−8の
出力側に接続され、第3の入力端子fは、各々、第1〜
第7番目の他のフリップフロップ107−1〜107−
7の出力側に接続される。
【0036】前記第1〜第8番目の他のフリップフロッ
プ107−1〜107−8の入力は、各々、前記第1〜
第8番目のセレクタ104−1〜104−8の出力側に
接続され、第8番目の他のフリップフロップ107−8
の出力は、外部シリアル出力端子DOUTに接続される
図4は前記ワード制御回路14の構成を示す。同図にお
いて、108ー1から108ーM−1はフリップフロッ
プ(ポインター回路)、108−Mもフリップフロップ
である。前記第1番目のフリップフロップ108−1
は、システム制御回路15からポインターSTARTを
受け取る。第2〜第(M−1)番目のフリップフロップ
108−2〜108(M−1)は、その前段のフリップ
フロップ108−1〜108−(M−2)からポインタ
ーを受け取り、この受け取ったポインターを次段のフリ
ップフロップ108−3〜108−Mに渡す。第(M−
1)番目のフリップフロップ108−(M−1)は、シ
ステム制御回路15にポインターを渡す。前記第1番目
から第(M−1)番目のフリップフロップ108−1〜
108−(M−1)の出力は、各々、前記メモリアレイ
12の第1〜第(M−1)番目のワード線WORD1〜
WORD(M−1)(後述)に接続される。
【0037】図5は前記メモリアレイ12の構成を示
す。同図(a) はメモリセルがアレイ状に並んだ様子を示
しており、同図(b) はメモリセルの構成を示す。
【0038】同図において、メモリアレイ12は、N本
(図では8本)のビット線bit1〜bit8と、(M−1)本
のワード線WORD1〜WORD(M−1)と、前記ワ
ード線の走る方向にN行、前記ビット線の走る方向に
(M−1)列配置されるメモリセル(記憶素子)により
構成される。前記各行のワード線WORD1〜WORD
(M−1)同志及び各列のビット線bit1〜bit8同志は接
続される。また、前記8本のビット線bit1〜bit8は、前
記シリアル/パラレル変換器11及びパラレル/シリア
ル変換器13に接続され、前記第1〜第(M−1)番目
のワード線WORD1〜WORD(M−1)は、前記ワ
ード制御回路14に接続される。
【0039】図5において、本実施例のメモリセルは、
スタティックRAMを採用しており、書き込み及び読み
出しのポートを制御するワード線は共通であり、ビット
線は正極性のビット線と反転極性のビット線が対をなし
ている。前記図2及び図3においてもメモリアレイに接
続するビット線は本来のビット線と反転極性のビット線
が対をなす構造となっている。
【0040】図6は前記システム制御回路15のブロッ
ク図を示す。同図において、外部からはクロックCLK
とリセット信号RSTとが入力される。16は、前記ク
ロックCLK及びリセット信号RSTを受けて、クロッ
クCLKを分周した分周クロックを生成する分周回路、
17は、前記分周回路16が生成したクロックに基い
て、前記シリアル/パラレル変換器11、パラレル/シ
リアル変換器13及びワード制御回路14の各制御信号
を生成するタイミング生成器である。
【0041】次に、図7及び図8のタイムチャートを用
いて、本実施例の単純遅延方式のラインメモリの動作を
説明する。
【0042】本実施例では、任意ビット幅のシリアルデ
ータの例としてB=N・(M−1)+r=(8・(M−
1)+3)のビット数のデータを扱うこととする。
【0043】図2において、フリップフロップ101ー
1に入力されるシリアルデータは、クロックCLKに同
期して順次フリップフロップ101ー2〜101ー8に
取り込まれて、パラレルデータに展開される。このパラ
レルデータへの展開は8クロック毎に繰り返される。
【0044】前記展開されたパラレルデータは、各々、
ラッチ102ー1〜102ー8に図7に示す同一のタイ
ミングで取り込まれる。セレクタ104−1〜104−
3の制御信号WSELは”1”にアサートされているの
で、トランスファーゲート103ー1〜103ー8をア
サートすることにより、ラッチ102ー1〜102ー8
に取り込まれたパラレルデータは、図7に示す”WHO
LD=1”のライトサイクル時に、各々、ビット線1か
らビット線8にドライブされる。図7に示した”RE=
1のリードサイクルの前のサイクル時に、プリチャージ
制御信号NPCをアサートして、ビット線をプリチャー
ジする。
【0045】第1から第(M−1)までのパラレルデー
タに対しては、8ビット毎に以上の制御を繰り返す。
【0046】第Mのパラレルデータは最後に位置する剰
余の3ビットのデータである。この場合には、図7に示
すように、この剰余の3ビットのシリアルデータがフリ
ップフロップ101ー1〜101ー3までパラレルに展
開された時点で、各々、ラッチ102ー1〜102ー8
へ同一のタイミングで取り込まれる。
【0047】ここで、ラッチ102ー1〜102ー3ま
では新たなシリアルデータが取り込まれ、ラッチ102
ー4〜102ー8は第(M−1)のパラレルデータの一
部分が取り込まれている。第Mのパラレルデータのライ
トサイクル時には、セレクタ制御信号WSELを”0”
にアサートしておいた状態で、トランスファーゲート1
03ー1〜103ー8をアサートすることにより、ラッ
チ102ー1〜102ー3のデータが、各々、ビット線
1からビット線3と、ビット線6からビット線8とにド
ライブされる。これと同時に、ラッチ102ー4〜10
2ー5のデータは、各々、ビット線4及びビット線5へ
ドライブされる。
【0048】第1のパラレルデータは、図7に示した”
REGE=1”のタイミングで、各々、図3のラッチ1
05ー1〜105ー8に記憶される。
【0049】第2以降第Mまでのパラレルデータは、各
々、図5(a) のワード線WORD1〜WORD(M−
1)に接続されている行のメモリセルに記憶される。
【0050】図3において、第1番目のパラレルデータ
については、図8に示した”RE=1”のリードサイク
ル時に、セレクタ制御信号RSELAをアサートするこ
とにより、ラッチ105ー1,105ー8のデータがフ
リップフロップ107ー1〜107ー8に同時に取り込
まれる。第2番目以降のパラレルデータは、セレクタ制
御信号RSELBをアサートすることにより、ビット線
1からビット線8のデータが、フリップフロップ107
ー1〜107ー8に同時に取り込まれる。このフリップ
フロップ107ー1〜107ー8に取り込まれたパラレ
ルデータは、セレクタ制御信号RSELCをアサートす
ることにより、クロックCLKに同期するシリアル出力
データとして、順次、フリップフロップ107ー8から
出力される。
【0051】図8に示すように、第M番目の最終パラレ
ルデータのうち有効な3ビットのデータがシリアルに出
力されれば、この時点を図6のシステム制御回路15内
のタイミング生成器17が判断し、その後に、8個のフ
リップフロップ101−1〜101−8に記憶された次
の第1パラレルデータを8個のラッチ101−1〜10
2−8に入力するリードサイクルを開始すると共に、次
のシリアル入力データをパラレルデータとして8個のフ
リップフロップ101−1〜101−8に入力すること
を開始する。
【0052】図4において、パラレルデータがメモリア
クセスする行のメモリアレイを指定するのは、ワード制
御回路14のフリップフロップ108ー1〜108ーM
から出力されるポインターである。動作初期には、各フ
リップフロップ108−1〜108−Mが外部リセット
信号RESETにより初期化され、その後、第1番目の
フリップフロップ108ー1がシステム制御回路15か
らアドレスポインタSTARTを受け取り、リードサイ
クル及びライトサイクルに応じて、リードイネーブル信
号RE及びライトイネーブル信号WEがアサートされる
と、メモリアレイ12のワード線WORD1がアサート
される。以後、ワード線クロックWORDCKに同期し
て、メモリアレイ12のワード線の選択を指令するアド
レスポインタが1シリアル/パラレル動作毎に順次移動
して行く。最後のフリップフロップ108ーMにまでア
ドレスポインタが移動すると、最終アドレスポインタW
LASTは、システム制御回路14内のタイミング生成
器17に渡され、このタイミング生成器17は、受け取
った最終アドレスポインタWLASTに基いて、最終パ
ラレルデータのライトサイクルのタイミング、次の第1
パラレルデータのリードサイクルのタイミング、及び次
のシリアルデータのライトサイクルのタイミングを各々
決定する。
【0053】以上説明したように、本実施例では、(8
×(M−1)+3)ビットのシリアル入力データに対し
て、最初の1パラレルデータ(8ビットのデータ)はパ
ラレル/シリアル変換器13内のフリップフロップ10
5−1〜105−8に記憶し、9ビット目から(8×
(M−1))ビットまでのデータはメモリアレイ12に
記憶し、(8×(M−1)+1)目から(8×(M−
1)+3)ビットのデータはシリアル/パラレル変換器
11内のラッチ102−1〜102−8に取込んだ後、
セレクタ104−1〜104−3を介してアクセス先を
入れ換えてメモリアレイ12に記憶し、その後、その記
憶した任意ビット数のパラレルデータのうち最初の8ビ
ットまではパラレル/シリアル変換器13内のフリップ
フロップ105−1〜105−8から読み出し、以降の
パラレルデータは順次メモリアレイ12から読み出して
パラレル/シリアル変換することを繰返すことにより、
任意のシリアル入力データに対して、内部のメモリアク
セスはパラレル動作を行いつつ、単純遅延方式の遅延量
は(シリアル/パラレル段数×メモリアレイの列)とい
う制約を受けず、(N×(M−1)+L)という任意の
ビット幅を持つデータを、単純遅延方式のラインメモリ
を用いて記憶し、読み出すことができる。
【0054】尚、以上の説明では、剰余のビット数Lが
3である場合を例示して説明したが、この剰余のビット
数Lの値は、シリアル/パラレル段数N(1パラレルデ
ータを構成するデータの数)未満の値であれば、如何な
る値であってもよい。但し、図2に示すシリアル/パラ
レル変換器11において、剰余のビット数Lに等しい数
のセレクタ104を設ける必要がある。
【0055】図9及び図10は、任意のデータに対して
のみライトイネーブル制御を行なうラインメモリの実施
例を示す。
【0056】尚、全体構成、並びにワード制御回路及び
メモリアレイの構成は前記実施例と同一であるので、そ
の説明及び図示を省略する。
【0057】図9は、シリアル/パラレル変換器11´
の構成を示す。同図において、DINは外部シリアル入
力、bit1〜bit8は8個のパラレル出力端子、201ー1
〜201ー8はN個(図では8個)のフリップフロップ
(第1の記憶素子)、202ー1〜202ー8は8個の
ラッチ(第2の記憶素子)、203ー1〜203ー8は
8個の他のフリップフロップ(第3の記憶素子)、20
4ー1〜204ー8は8個の他のラッチ(第4の記憶素
子)、205ー1〜205ー8は8個の2入力型アンド
素子、206ー1から206ー8は8個のトランスファ
ーゲート(遮断素子)である。
【0058】前記第1のフリップフロップのうち第1番
目のフリップフロップ201−1の入力は、外部シリア
ル入力端子DINに接続され、前記第1のフリップフロ
ップのうち第2〜第8番目のフリップフロップ201−
2〜201−8の入力は、各々、前記第1のフリップフ
ロップのうち前段,即ち第1〜第7番目のフリップフロ
ップ201−1〜201−7の出力側に接続される。
【0059】前記8個のラッチ202−1〜202−8
の入力は、各々、前記8個のフリップフロップ201−
1〜201−8の各出力に接続される。
【0060】前記他のフリップフロップのうち第1番目
のフリップフロップ203−1の入力は、シリアルデー
タライトイネーブル信号WENが接続され、前記他のフ
リップフロップのうち第2〜第8番目のフリップフロッ
プ203−2〜203−8の入力は、各々、その前段,
即ち第1〜第7番目の他のフリップフロップ3−1〜2
03−7の出力側に接続される。
【0061】前記8個の他のラッチ204−1〜204
−8の入力は、各々、前記8個の他のフリップフロップ
203−1〜203−8の各出力に接続される。また、
前記8個のアンド素子205−1〜205−8の一方の
入力は、各々、前記8個のラッチ204−1〜204−
8の各出力に接続され、他方の入力には、各々、パラレ
ルデータライトイネーブル信号WHOLDが入力され
る。
【0062】更に、前記8個のアンド素子205−1〜
205−8の出力は、各々、前記8個のトランスファー
ゲート208−1〜208−8の制御線に接続される。
前記8個のトランスファーゲート208−1〜208−
8の入力は、各々、前記8個のラッチ202−1〜20
2−8の出力に接続される。
【0063】加えて、前記8個のトランスファーゲート
208−1〜208−8の出力は、各々、前記8個のパ
ラレル出力端子bit1〜bit8に接続され、この各パラレル
出力端子bit1〜bit8には、メモリアレイ12の8本のビ
ット線が接続される。
【0064】図10は前記図3に示すパラレル/シリア
ル変換器13の構成を簡易にしたパラレル/シリアル変
換器13´の構成を示す。
【0065】同図のパラレル/シリアル変換器におい
て、DOUTは1個の外部シリアル出力端子、502−
1〜502−8はN個(図では8個)フリップフロップ
(記憶素子)、501−1〜501−7はN−1個(図
では7個)のセレクタ(選択素子)である。前記セレク
タ501−1〜501−7は、各々、第1及び第2の各
入力端子g,hを有する。
【0066】前記7個のセレクタ501−1〜501−
7の第1の入力端子gは、各々、メモリアレイ12の第
2〜第8番目のビット線bit2〜bit8に接続され、第2の
入力端子hは、各々、前段,即ち第1〜第7番目のフリ
ップフロップ502−1〜502−7の出力側に接続さ
れる。
【0067】また、前記第1番目のフリップフロップ5
02−1の入力は、メモリアレイ12の第1番目のビッ
ト線bit1に接続される。一方、第2〜第8番目のフリッ
プフロップ502−2〜502−8の入力は、各々、前
記第1〜第7番目のセレクタ501−1〜501−7の
出力側に接続され、第8番目のフリップフロップ502
−8の出力は、外部シリアル出力端子DOUTに接続さ
れる。
【0068】以上のように構成されたラインメモリにつ
いて、以下、図を用いてその動作を説明する。尚、本実
施例では、シリアルデータの例として8×Mビットのデ
ータを扱うこととする。
【0069】図9において、フリップフロップ201ー
1に入力するシリアルデータDINはクロックCLKに
同期してシフトレジスタ構成のフリップフロップ201
ー2〜201ー8に順次取り込まれ、8ビットデータが
シフトレジスタ最終段まで展開された後に、パラレルデ
ータとして、ラッチ202ー1〜202ー8に展開され
る。
【0070】シリアルデータライトイネーブル信号WE
Nは、フリップフロップ203ー1に入力された後、ク
ロックCLKに同期して、シフトレジスタ構成のフリッ
プフロップ203ー2〜203ー8に取り込まれ、8ビ
ットの情報がシフトレジスタ最終段まで展開された後
に、ラッチ204ー1〜204ー8に展開される。
【0071】以上のようにシリアル入力データDINと
シリアルデータライトイネーブル信号WENとがパラレ
ルに展開された後、パラレルデータライトイネーブル信
号WHOLDがアサートされると、シリアルデータライ
トイネーブル信号WENがイネーブルであるシリアル入
力データだけがビット線上にドライブされる。図9のシ
リアル/パラレル変換器は以上のシリアル/パラレル動
作を8クロック毎に繰り返す。各制御信号の詳細なタイ
ミングを図11及び図12に示す。
【0072】従って、メモリアクセスは1シリアル/パ
ラレル動作毎にメモリセルアレイ行単位で行なわれる。
ライトサイクル時には、ポインタが示す位置のワード線
をアサートし、シリアルデータライトイネーブル信号が
イネーブルであるシリアル入力データに対応するビット
線上のデータのみをメモリセルに取り込み、シリアルデ
ータライトイネーブル信号がディスエーブルであるシリ
アル入力データに対応するデータはビット線上にドライ
ブされず、メモリセル上のデータは前値を保持する。
【0073】一方、リードサイクル時には、ポインタが
示す位置のワード線をアサートし、メモリセルのデータ
がビット線をドライブする。
【0074】図10において、リードサイクル時には、
ビット線にドライブされたパラレルデータは、セレクタ
選択信号RSELを”1”に制御することにより、各々
セレクタ501ー1〜501ー7を介して、各々、フリ
ップフロップ502ー1〜502ー8に取り込まれる。
パラレルデータが各々フリップフロップに取り込まれた
後に、セレクタ選択信号RSELを”0”に制御するこ
とにより、パラレルデータは、クロックCLKに同期し
て、シフトレジスタ構成のフリップフロップ502ー1
〜502ー8に取り込まれ、シリアル出力データとし
て、先頭のフリップフロップ502ー8から出力され
る。図9のパラレル/シリアル変換器は以上のシリアル
/パラレル動作を8クロック毎に繰り返す。各制御信号
の詳細なタイミングを図11及び図11に示す。
【0075】本実施例では、3回のライン動作について
記述しており、図11は2回目のライン動作を、図11
では3回目のライン動作を示している。1回目のライン
動作では、シリアルデータライトイネーブルWENをイ
ネーブルにして、データA0〜A(M×(8−1))を
全て書き込んでいる。2回目のライン動作では、1回目
に書き込んだデータA0〜(M×(8−1))を読み出
すと共に、データB0からB(M×(8−1))のデー
タを書き込んでいるが、データB3、B8及びB9に対
してシリアルデータライトイネーブルWENがディスエ
ーブルであるので、3回目のライン動作では、前記2回
目に書き込んだデータB0、B1、B2、B4、B5、
B6、B7及びB10…と、更新されないで残った以前
の(第1回目に書き込んだ)データA3、A8及びA9
とが読み出されている。
【0076】尚、本実施例で用いた図10のパラレル/
シリアル変換器を最初の実施例の図3のパラレル/シリ
アル変換器13に代えて使用してもよい。また、最初の
実施例のシリアル/パラレル変換器11と本実施例のシ
リアル/パラレル変換器とを組合せたシリアル/パラレ
ル変換器を構成してもよい。
【0077】また、本実施例では、メモリアレイ12を
構成する記憶素子はスタティックRAMとしたが、ダイ
ナミックRAMとしてもよいのは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
8記載の単純遅延方式のラインメモリによれば、シリア
ル/パラレル変換器内に選択素子を設けて、剰余のビッ
ト数のデータをシリアル/パラレル変換器の先頭から取
出すことができるので、内部データをシリアル/パラレ
ル変換してメモリアクセスしつつ、任意ビット幅のシリ
アルデータに対して単純遅延方式のラインメモリを適用
でき、単純遅延方式のラインメモリの用途を拡大でき
る。
【0079】特に、請求項5記載のラインメモリによれ
ば、パラレル/シリアル変換器が有するN個の記憶素子
に最初の1パラレルデータを記憶できるので、この最初
の1パラレルデータをメモリアレイから読み出す場合に
比して、読出し速度を速くできる効果を奏する。
【0080】また、請求項9記載の発明のラインメモリ
によれば、シリアル入力データを内部でパラレルデータ
に変換してメモリアクセスして、高速なラインメモリ動
作を実現しつつ、任意データに対してライトイネーブル
動作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体構成図である。
【図2】同実施例におけるシリアル/パラレル変換器の
構成図である。
【図3】同実施例におけるパラレル/シリアル変換器の
構成図である。
【図4】同実施例におけるワード制御回路の構成図であ
る。
【図5】同実施例におけるメモリアレイ及びメモリセル
の構成図である。
【図6】同実施例におけるシステム制御回路の構成図で
ある。
【図7】本実施例における通常の動作を説明するタイム
チャートである。
【図8】同実施例における剰余のビット数のデータの取
出し動作を説明するタイムチャートである。
【図9】他の実施例におけるシリアル/パラレル変換器
の構成図である。
【図10】同実施例におけるパラレル/シリアル変換器
の構成図である。
【図11】同実施例の2回目の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図12】同実施例の3回目の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
11、11´ シリアル/パラレル変換器 12 メモリアレイ 13、13´ パラレル/シリアル変換器 14 ワード制御回路 15 システム制御回路 101−1〜101−8 フリップフロップ(記憶素
子) 102−1〜102−8 ラッチ(他の記憶素子) 103−1〜103−8 トランスファゲート(遮断
素子) 104−1〜104−3 セレクタ(選択素子) DIN 外部入力端子 bit1〜bit8 パラレル出力端子 201ー1〜201ー8 フリップフロップ(第1の
記憶素子) 202ー1〜202ー8 ラッチ(第2の記憶素子) 203ー1〜203ー8 フリップフロップ(第3の
記憶素子) 204ー1〜204ー8 ラッチ(第3の記憶素子) 205ー1〜205ー8 アンド素子 206ー1〜206ー8 トランスファゲート(遮断
素子)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアル入力データをパラレルデータに
    変換するシリアル/パラレル変換器と、 前記シリアル/パラレル変換器が出力するパラレルデー
    タを記憶するメモリアレイと、 前記メモリアレイから読み出したパラレルデータをシリ
    アル出力データに変換するパラレル/シリアル変換器
    と、 前記メモリアレイのアドレスを操作するワード制御回路
    と、 前記シリアル/パラレル変換器、前記パラレル/シリア
    ル変換器、及び前記ワード制御回路を制御するシステム
    制御回路とを備えたラインメモリであって、 前記シリアル/パラレル変換器は、 1個の外部シリアル入力端子、及びN(Nは任意の自然
    数)個のパラレル出力端子を有すると共に、 N個の記憶素子と、各々第1の入力端子及び第2の入力
    端子を有するL(LはNより小さな自然数)個の選択素
    子とから成り、 前記第1番目の記憶素子の入力は前記外部シリアル入力
    端子に接続され、前記第2番目から第N番目の記憶素子
    の入力は、各々、前記第1番目から第(Nー1)番目の
    記憶素子の出力に接続され、 前記L個の選択素子の第1の入力端子の各々は、前記第
    1番目から第L番目の記憶素子の出力に接続され、前記
    L個の選択素子の第2の入力端子の各々は、前記第(N
    −L+1)番目から第N番目の記憶素子の出力に接続さ
    れ、 前記第1番目から第(N−L)番目の記憶素子の出力
    は、各々前記第1番目から第(N−L)番目のパラレル
    出力端子に接続され、前記第(N−L+1)番目から第
    N番目の選択素子の出力は、各々前記第(N−L+1)
    番目から第N番目のパラレル出力端子に接続されること
    を特徴とするラインメモリ。
  2. 【請求項2】 N個の他の記憶素子を別途備え、 前記N個の他の記憶素子の入力は、各々N個の記憶素子
    の出力に接続され、 前記第1番目から第L番目の他の記憶素子の出力は、各
    々、第1番目から第L番目のパラレル出力端子、及び第
    1番目から第L番目の選択素子の第1の入力端子に接続
    され、 前記第(L+1)番目から第(N−L)番目の他の記憶
    素子の出力は、各々、第(L+1)番目から第(N−
    L)番目のパラレル出力端子に接続され、 前記第(N−L+1)番目から第N番目の他の記憶素子
    の出力は、各々、第1番目から第L番目の選択素子の第
    2の入力端子に接続されることを特徴とする請求項1記
    載のラインメモリ。
  3. 【請求項3】 N個の遮断素子を別途備え、 前記第1番目から第(N−L)番目の遮断素子は、第1
    番目から第(N−L)番目の他の記憶素子と、第1番目
    から第(N−L)番目のパラレル出力端子との間に配置
    され、 前記第(N−L+1)番目から第N番目の遮断素子は、
    第1番目から第L番目の選択素子と、第(N−L+1)
    番目から第N番目のパラレル出力端子との間に配置され
    ることを特徴とする請求項2記載のラインメモリ。
  4. 【請求項4】 メモリアレイは、 N本のビット線と、(M−1)(Mは任意の自然数)本
    のワード線と、前記ワード線の走る方向にN行、前記ビ
    ット線の走る方向に(M−1)列配置される記憶素子と
    により構成され、 前記各行のワード線同志及び各列のビット線同志が接続
    され、 前記第1番目から第N番目のビット線は、シリアル/パ
    ラレル変換器及びパラレル/シリアル変換器に接続さ
    れ、 前記第1番目から第(M−1)番目のワード線はワード
    制御回路に接続されることを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3記載のラインメモリ。
  5. 【請求項5】 パラレル/シリアル変換器は、 1個の外部シリアル出力端子と、N個の記憶素子と、第
    1、第2及び第3の各入力端子を有するN個の選択素子
    と、N個の他の記憶素子とから成り、 前記第1番目から第N番目の記憶素子の入力は、各々、
    メモリアレイの第1番目から第N番目のビット線に接続
    され、 前記第1番目から第N番目の選択素子の第1の入力端子
    は、各々、前記メモリアレイの第1番目から第N番目の
    ビット線に接続され、第2の入力端子は、各々、第1番
    目から第N番目の記憶素子の出力に接続され、第3の入
    力端子は、各々、前記第1番目から第(Nー1)番目の
    他の記憶素子の出力に接続され、 前記第1番目から第N番目の他の記憶素子の入力は、各
    々、前記第1番目から第N番目の選択素子の出力に接続
    され、 前記第N番目の他の記憶素子の出力は、前記外部シリア
    ル出力端子に接続されることを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3記載のラインメモリ。
  6. 【請求項6】 パラレル/シリアル変換器は、 1個の外部シリアル出力端子と、第1及び第2の各入力
    端子を有する(N−1)個の選択素子と、N個の記憶素
    子とから成り、 前記番目第1から第(N−1)番目の選択素子の第1の
    入力端子は、各々、前記メモリアレイの第2番目から第
    N番目のビット線に接続され、第2の入力端子は、各
    々、第1番目から第(N−1)番目の記憶素子の出力に
    接続され、 前記第1番目の記憶素子の入力は、前記メモリアレイの
    第1番目のビット線に接続され、 前記第2番目から第N番目の記憶素子の入力は、各々、
    前記第1番目から第N−1番目の選択素子の出力に接続
    され、 前記第N番目の記憶素子の出力は、前記外部シリアル出
    力端子に接続されることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3記載のラインメモリ。
  7. 【請求項7】 ワード制御回路は、 (M−1)個のポインター回路から成り、第1番目のポ
    インター回路は、システム制御回路からポインターを受
    け取り、 第K(KはMより小さい自然数)番目のポインター回路
    は、第(K−1)番目のポインター回路からポインター
    を受け取り、この受け取ったポインターを第(K+1)
    番目のポインター回路に渡し、 第(M−1)番目のポインター回路は、前記システム制
    御回路にポインターを渡し、 第1番目から第(M−1)番目のポインター回路の出力
    は、各々、前記第1番目から第(M−1)番目のワード
    線に接続されていることを特徴とする請求項4記載のラ
    インメモリ。
  8. 【請求項8】 シリアル/パラレル変換器は、 シリアルデータと、前記シリアルデータを構成する各々
    のデータに対応したシリアルデータライトイネーブル信
    号とが入力され、 前記シリアルデータのうち、前記シリアルデータライト
    イネーブル信号が書き込みを許可しているデータのみを
    パラレルデータとして出力する機能を有することを特徴
    とする請求項1記載のラインメモリ。
  9. 【請求項9】シリアル入力データをパラレルデータに変
    換するシリアル/パラレル変換器と、 前記シリアル/パラレル変換器が出力するパラレルデー
    タを記憶するメモリアレイと、 前記メモリアレイから読み出されたパラレルデータをシ
    リアル出力データに変換するパラレル/シリアル変換器
    と、 前記メモリアレイのアドレスを操作するワード制御回路
    と、 前記シリアル/パラレル変換器、前記パラレル/シリア
    ル変換器、及び前記ワード制御回路を制御するシステム
    制御回路とを備えたラインメモリにおいて、 前記シリアル/パラレル変換器は、シリアルデータと、
    前記シリアルデータを構成する各々のデータに対応した
    シリアルデータライトイネーブル信号とが入力され、前
    記シリアルデータのうち、前記シリアルデータライトイ
    ネーブル信号が書き込みを許可しているデータのみをパ
    ラレルデータとして出力する機能を有し、 前記 シリアル/パラレル変換器は、 Nを任意の自然数として、N個の第1の記憶素子と、N
    個の第2の記憶素子と、N個の第3の記憶素子と、N個
    の第4の記憶素子と、N個のアンド素子と、N個の遮断
    素子とから成り、 前記第1の記憶素子のうち第1番目の記憶素子の入力
    は、外部シリアル入力に接続され、前記第1の記憶素子
    のうち第2番目から第N番目の記憶素子の入力は、各
    々、前記第1の記憶素子のうち第1番目から第(Nー
    1)番目の記憶素子の出力に接続され、 前記N個の第2の記憶素子の入力は、各々、前記N個の
    第1の記憶素子1の各出力に接続され、 前記第3の記憶素子のうち第1番目の記憶素子の入力に
    は、シリアルデータライトイネーブル信号が接続され、
    前記第3の記憶素子のうち第2番目から第N番目の記憶
    素子の入力は、各々、前記第3の記憶素子のうち第1番
    目から第(Nー1)番目の記憶素子の出力に接続され、 前記N個の第4の記憶素子の入力は、各々、前記N個の
    第3の記憶素子の各出力に接続され、 前記N個のアンド素子の一方の入力は、各々、前記N個
    の第4の記憶素子の各出力に接続され、前記N個のアン
    ド素子の他方の入力には、パラレルデータライトイネー
    ブル信号が接続され、 前記N個のアンド素子の出力は、各々、前記N個の遮断
    素子の制御線に接続され、 前記N個の遮断素子の入力は、各々、前記N個の第2の
    記憶素子の出力に接続され、 前記N個の遮断素子の出力は、各々、前記メモリアレイ
    の第1から第Nのビット線に接続されることを特徴とす
    るラインメモリ。
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