JPH0830466A - マルチタスク切り換え制御方法 - Google Patents

マルチタスク切り換え制御方法

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Publication number
JPH0830466A
JPH0830466A JP16363894A JP16363894A JPH0830466A JP H0830466 A JPH0830466 A JP H0830466A JP 16363894 A JP16363894 A JP 16363894A JP 16363894 A JP16363894 A JP 16363894A JP H0830466 A JPH0830466 A JP H0830466A
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JP
Japan
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address
program
conversion table
address conversion
execution
Prior art date
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Pending
Application number
JP16363894A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Matsushima
勤 松島
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムの切り換えを高速に行うことがで
き、また、少ないメモリでマルチタスク処理を行うこ
と。 【構成】 プログラムX1 に実行権が与えられたとき、
OSによりアドレス変換テーブルを書き換えて、プログ
ラムX1 が格納されたアドレスP1 のアドレス変換テー
ブルを実行アドレスAのアドレス変換テーブルにセット
する。これにより、プログラムX1 がアドレスAにロー
ディングされている状態となり、プログラムX1 が実行
される。ついで、プログラムX2 に実行権を与える状態
になると、アドレス変換テーブルを再び書き換えて、プ
ログラムX1 が元のアドレスにP1にある状態に戻し、
プログラムX2 が格納されたアドレスP2 のアドレス変
換テーブルを実行アドレスAのアドレス変換テーブルに
セットし、プログラムX2 を実行する。上記処理を繰り
返し、マルチタスクの切り換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一アドレスへローデ
ィングして実行するように作成された複数のプログラム
をメモリ上にローディングしてマルチタスク動作を行う
コンピュータ・システムにおけるマルチタスクの切り換
え制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物理アドレス空間と論理アドレス空間の
対応表を持つことができるCPUを持つコンピュータ・
システムにおいて、アドレスAにローディングして動作
させるように作成されたプログラムXがあり、同様に、
アドレスAにローディングして動作させるように作成さ
れたプログラムYがあるとすると、この2つのプログラ
ムはアドレスが重複しているため、同時にメモリ上に読
み込むことはできない。
【0003】そこで、従来においては、次のようにして
プログラムXとプログラムYを同一アドレス上で実行し
ていた。 (1)従来例1 図5は第1の従来例を説明する図である。同図に示すよ
うに従来例1においては、まず、プログラムXをアドレ
スAにローディングして実行させる。そして、プログラ
ムYを実行させる時間になったらプログラムXをそのま
まアドレスPに退避させ、プログラムYをアドレスAに
ローディングして実行する。
【0004】ついで、プログラムXに実行権を与える時
間になったら再びプログラムYをそのままアドレスQに
退避してプログラムXをアドレスAに退避する。すなわ
ち、実行権が切り換わる毎に全領域の退避/復元を繰り
返してプログラムXとプログラムYを交互に実行する。 (2)従来例2 図6は第2の従来例を示す図である。従来例2において
は、物理アドレス空間と論理アドレス空間の対応表(ア
ドレス変換テーブル)を複数用意し、プログラムの実行
権を変える際、対応表そのものを切り換える。
【0005】すなわち、同図に示すように、プログラム
毎にアドレス変換テーブルT1,T2を用意し、物理空
間のアドレスPに格納されるプログラムXに実行権があ
る場合には、アドレス変換テーブルT1により論理空間
1のアドレスAにプログラムXの写像を生成してプログ
ラムXを実行する。ついで、物理空間のアドレスQに格
納されるプログラムYに実行権を与える時間になると、
アドレス変換テーブルをT1からT2に切り換え、論理
空間2のアドレスAにプログラムYの写像を生成してプ
ログラムYを実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した
(1)の従来例においては、プログラムX、プログラム
Yをそのまま退避/復元する必要があり、退避/復元に
時間がかかり、高速なマルチタスク処理を行うことがで
きないといった問題がある。また、上記した(2)の方
法は、プログラムの切り換えを高速に行うことができる
が、マルチタスク動作をするプログラムの数が増える
と、その数の分だけ物理アドレス空間と論理アドレス空
間の対応表を準備しなければはならず、メモリ空間を有
効利用することができないといった問題がある。
【0007】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、本発明の目的は、プログラ
ムの切り換えを高速に行うことができるとともに、少な
いメモリでマルチタスク処理を行うことができるマルチ
タスク切り換え制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明は、同図に示すように、同一アドレスA上
にローディングして実行するように作成された複数のプ
ログラムX1,X2,…Xn をメモリ上にローティングして
マルチタスク動作を行うマルチタスクの切り換え制御方
法において、メモリ上にローティングされた上記複数の
プログラムX1,X2,…Xn を実行する際、実行権を与え
られたプログラムが格納されたアドレスP1,P2,…Pn
のアドレス変換テーブルを、該プログラムを実行させる
実行アドレスAのアドレス変換テーブルにセットして、
上記プログラムを実行する。
【0009】そして、上記プログラムの実行後、アドレ
ス変換テーブルを元に戻したのち、次に実行権が与えら
れたプログラムが格納されたアドレスのアドレス変換テ
ーブルを、上記実行アドレスAのアドレス変換テーブル
にセットして次に実行権が与えられたプログラムを実行
する処理を繰り返し、複数のプログラムを同一の実行ア
ドレス上で実行することにより、マルチタスクの切り換
えを行うようにしたものである。
【0010】
【作用】図1において、プログラムX1 に実行権が与え
られたとき、OS(オペレーティンク・システム)によ
りアドレス変換テーブルを書き換えて、プログラムX1
が格納されたアドレスP1 のアドレス変換テーブルを実
行アドレスAのアドレス変換テーブルにセットする。
【0011】これにより、プログラムX1 がアドレスA
にローディングされている状態となり、プログラムX1
が実行される。ついで、プログラムX2 に実行権を与え
る状態になると、アドレス変換テーブルを再び書き換え
て、プログラムX1 が元のアドレスにP1にある状態に
戻し、上記と同様、プログラムX2 が格納されたアドレ
スP2 のアドレス変換テーブルを実行アドレスAのアド
レス変換テーブルにセットし、プログラムX2 を実行す
る。上記処理を繰り返し、複数のプログラムを同一の実
行アドレスA上で実行する。
【0012】本発明においては、上記のようにアドレス
変換テーブルを書き換えてマルチタスクの切り換えを行
っているので、プログラムの切り換えを高速に行うこと
ができる。また、プログラム数の分のアドレス変換テー
ブルを準備する必要がないので、少ないメモリ空間でマ
ルチタスク動作を行うことができる。
【0013】
【実施例】図2、図3は本発明の実施例を示す図であ
り、図2(a)はローディング時の状態、(b)はプロ
グラムX動作時の状態、図3(c)はプログラムY動作
時の状態を示している。同図に示すように、論理空間に
おけるアドレスAがプログラムX、プログラムYがロー
ディングされ実行される領域であり、論理空間のアドレ
スPにプログラムXが読み込まれ、アドレスQにプログ
ラムYが読み込まれる。
【0014】また、論理アドレスはアドレス変換テーブ
ルTにより物理アドレスと対応付けられ、アドレス変換
テーブルを書き換えることにより、論理アドレスと物理
アドレスの対応付けを変えることができる。すなわち、
アドレス変換テーブルには、論理アドレスのセグメント
番号、ページ番号、ページ内変位に対応した物理アドレ
スが登録されており、上記物理アドレスを書き換えるこ
とにより、論理アドレスに対応付けられる物理アドレス
を変えることができる。
【0015】ローディング時においては、同図2(a)
に示すように、プログラムXが読み込まれたアドレスP
はアドレス変換テーブルTにより物理空間のアドレスp
の領域に対応付けられ、また、プログラムYが読み込ま
れた論理アドレスQは物理空間のアドレスqの領域に対
応付けられている。また、前記したように、プログラム
XおよびプログラムYはアドレスAにローディングして
動作させるように作成されたプログラムであり、このま
まではプログラムXとプログラムYを共に動作させるこ
とはできない。
【0016】ここで、プログラムXに実行権を与える場
合には、OS(オペレーティング・システム)により論
理空間と物理空間を対応づけるアドレス変換テーブルを
書き換えて、プログラムXがアドレスA(論理アドレ
ス)にローディングされている状態とする。すなわち、
論理アドレスP(プログラムXを格納)と物理アドレス
pを対応付けているアドレス変換テーブルを、アドレス
Aのアドレス変換テーブルにセットする。その結果、図
2(b)に示すように、論理アドレスAはプログラムX
が格納された物理アドレスpに対応付けられることとな
り、プログラムXが実行可能となる。
【0017】ついで、プログラムYに実行権を与える時
間になると、アドレス変換テーブルを書き換えてプログ
ラムXが元のアドレスPにある状態に戻す。そして、上
記と同様、アドレス変換テーブルを書き換え、プログラ
ムYがアドレスA(論理アドレス)にローディングされ
ている状態とする。すなわち、アドレスAのアドレス変
換テーブルにプログラムYが格納されている物理アドレ
スqをセットする。
【0018】その結果、図3(c)に示すように、論理
アドレスAはプログラムYが格納された物理アドレスq
に対応付けられることとなり、プログラムYが実行可能
となる。以上のような処理を繰り返すことにより、アド
レスAにローディングして動作させるように作成された
プログラムXとプログラムYをアドレスA上で交互に実
行させることができ、マルチタスク動作を実現すること
ができる。
【0019】図4は上記実施例の処理手順を示すフロー
チャートであり、同図により本実施例の処理手順につい
て説明する。ステップS1において、プログラムXをア
ドレスPに読み込み、ステップS2において、プログラ
ムYをアドレスQに読み込む。ついで、ステップS3に
おいて、プログラムXが終了したか否かを判別する。最
初はプログラムXは終了していないので、ステップS4
に行く。また、プログラムXを何回か実行した結果プロ
グラムXが終了している場合には、ステップS6に行き
後述する処理を行う。
【0020】ステップS4において、プログラムXを実
行するため、前記したようにアドレスPのアドレス変換
テーブルを読み取り、アドレスAのアドレス変換テーブ
ルにセットする。ついで、ステップS5において、プロ
グラムXを与えられた時間実行する。次に、ステップS
6において、プログラムYが終了したか否か判別し、終
了した場合には、ステップS9に行き後述する処理を行
い、終了していない場合には、ステップS7に行き、プ
ログラムYを実行するため、前記したようにアドレスQ
のアドレス変換テーブルを読み取り、アドレスAのアド
レス変換テーブルにセットする。ついで、ステップS8
において、プログラムYを与えられた時間実行する。
【0021】そして、ステップS9において、終了して
いないプログラムがあるか否か判別し、終了していない
プログラムがある場合にはステップS3に戻り上記処理
を繰り返す。なお、上記実施例においては、プログラム
XとプログラムYの2つのプログラムを論理アドレスA
上で実行させる場合について説明したが、実行されるプ
ログラムは2つに限定されるものではなく、任意の数の
プログラムを同一アドレス上で実行することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、メモリ上にローティングされた上記複数のプログラ
ムを実行する際、実行権を与えられたプログラムが格納
されたアドレスのアドレス変換テーブルを、該プログラ
ムを実行させる実行アドレスのアドレス変換テーブルに
セットして、上記プログラムを実行し、上記プログラム
の実行後、アドレス変換テーブルを元に戻したのち、次
に実行権が与えられたプログラムが格納されたアドレス
のアドレス変換テーブルを、上記実行アドレスのアドレ
ス変換テーブルにセットして次に実行権が与えられたプ
ログラムを実行する処理を繰り返すことにより、複数の
プログラムを同一の実行アドレス上で実行するようにし
たので、プログラムの切り換えを高速に行うことがで
き、また、少ないメモリ空間でマルチタスク動作を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【図3】本発明の実施例を示す図(続き)である。
【図4】本発明の処理手順を示す図である。
【図5】第1の従来例を示す図である。
【図6】第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
A,P,Q,P1 〜Pn 論理アドレス p,q 物理アドレス T アドレス変換テーブ
ル X,Y プログラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一アドレス上にローディングして実行
    するように作成された複数のプログラムをメモリ上にロ
    ーティングしてマルチタスク動作を行うマルチタスクの
    切り替え制御方法において、 メモリ上にローティングされた上記複数のプログラムを
    実行する際、実行権を与えられたプログラムが格納され
    たアドレスのアドレス変換テーブルを、該プログラムを
    実行させる実行アドレスのアドレス変換テーブルにセッ
    トして、上記プログラムを実行し、 上記プログラムの実行後、アドレス変換テーブルを元に
    戻したのち、次に実行権が与えられたプログラムが格納
    されたアドレスのアドレス変換テーブルを、上記実行ア
    ドレスのアドレス変換テーブルにセットして次に実行権
    が与えられたプログラムを実行する処理を繰り返すこと
    により、複数のプログラムを同じ実行アドレス上で実行
    することを特徴とするマルチタスク切り換え制御方法。
JP16363894A 1994-07-15 1994-07-15 マルチタスク切り換え制御方法 Pending JPH0830466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007226786A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 別のプロセスのプロセス・ローカル・ストレージにアクセスする方法、装置、コンピュータ・プログラム、およびコンピュータ実装方法
KR101456892B1 (ko) * 2008-07-01 2014-10-31 브룩스 오토메이션, 인크. 극저온 펌프에 대한 온도 제어를 제공하기 위한 방법 및 장치

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JP2007226786A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 別のプロセスのプロセス・ローカル・ストレージにアクセスする方法、装置、コンピュータ・プログラム、およびコンピュータ実装方法
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