JPH0830344A - 定電圧発生回路 - Google Patents

定電圧発生回路

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JPH0830344A
JPH0830344A JP16783794A JP16783794A JPH0830344A JP H0830344 A JPH0830344 A JP H0830344A JP 16783794 A JP16783794 A JP 16783794A JP 16783794 A JP16783794 A JP 16783794A JP H0830344 A JPH0830344 A JP H0830344A
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transistor
collector
voltage
npn
pnp
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JP16783794A
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Yasushi Matsui
靖 松井
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室温付近で温度変化のない出力電圧として、
1.2Vよりも低い電圧を発生させることにより、電源
電圧を1.2Vおよび飽和電圧VS の和より低くして
も、例えば電源電圧を1.2V以下にしても動作を可能
とする。 【構成】 ダイオード電圧を抵抗1,2で分圧した負の
温度特性をもつ電圧と、トランジスタ3,7,9,5,
8,10よりなるカレントミラー回路および抵抗4,6
を利用して作成した正の温度特性をもつ電圧とを足し合
わせ、室温付近で温度変化のない1.2V以下の定電圧
を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室温付近で温度変化
のない定電圧を得るための定電圧発生回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の定電圧発生回路の回路図で
ある。図5において、NPNトランジスタ42,44お
よびPNPトランジスタ43,46によりそれぞれカレ
ントミラー回路が構成されている。具体的に説明する
と、NPNトランジスタ42のコレクタとPNPトラン
ジスタ43,46のベースおよびPNPトランジスタ4
3のコレクタが接続され、NPNトランジスタ42,4
4のベースおよびNPNトランジスタ44のコレクタは
PNPトランジスタ46のコレクタと抵抗45を介して
接続されている。また、PNPトランジスタ43,46
のエミッタは、それぞれ電源電圧端子Eに接続され、N
PNトランジスタ42のエミッタは、抵抗41を介して
NPNトランジスタ44のエミッタに接続され、NPN
トランジスタ44のエミッタは接地されている。
【0003】上記従来例をシリコンを用いたプロセスに
より構成した場合、シリコンの物性により、室温付近で
温度変化がないように回路設計したときには、出力電圧
は通常1.2V程度となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5において、出力電
圧V0 はトランジスタ44のベース・エミッタ間電圧V
BE、回路形式で決まる定数K2 、ボルツマン定数k、素
電荷q、絶対温度Tにより(数1)のように表される。
【0005】
【数1】V0 =VBE+K2 (kT/q) 上式において、VBEは負の温度特性を有し、K2 (kT
/q)は正の温度特性を有しているので、定数K2 を適
切に設定することにより、VBEの温度変化分とK2 (k
T/q)の温度変化分とを打ち消し合わせることが可能
となる。
【0006】ここで、シリコンを用いたプロセスにより
この回路を構成した場合、シリコンの物性により、室温
付近で温度変化がないように定数K2 を設定すると、出
力電圧V0 は通常1.2V程度となる。(例えば、Paul
R. Gray and Robert G. Meyer "Analysis and Design
of Analog Integrated Circuits",John and Wiley &Son
s, Inc.,1977,1984,p.254 等) 上記の回路では、出力電圧V0 は、電源電圧との間で、
PNPトランジスタ46の飽和電圧VS 分以上の電位差
を回路動作上必要とする。したがって、電源電圧端子E
に供給する電源電圧として、電圧1.2V(>VBE)と
PNPトランジスタ46の飽和電圧VS の和以上の電圧
が必要であり、電源電圧の低電圧化が十分に図れないと
いう欠点を有していた。
【0007】この発明の目的は、電源電圧を1.2V以
下にしても動作が可能な定電圧発生回路を提供すること
である。この発明の他の目的は、少なくともトランジス
タのベース・エミッタ間電圧V BEおよび飽和電圧VS
和以上の電圧があれば、温度変化しない出力電圧を出力
することが可能な定電圧発生回路を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の定電圧発
生回路は、第1,第2および第3のNPNトランジスタ
の各ベースと第2のNPNトランジスタのコレクタと第
2のPNPトランジスタのコレクタを共通接続し、第
1,第2および第3のPNPトランジスタの各ベースと
第3のPNPトランジスタのコレクタと第3のNPNト
ランジスタのコレクタを共通接続し、第1,第2および
第3のPNPトランジスタの各エミッタを電源電圧端子
に接続し、第1のNPNトランジスタのコレクタを第1
の抵抗を介して第1のPNPトランジスタのコレクタに
接続し、第1および第3のNPNトランジスタのエミッ
タを接地するとともに第2のNPNトランジスタのエミ
ッタを第2の抵抗を介して接地し、第1のNPNトラン
ジスタのコレクタをダイオード電圧の分圧電圧の入力端
とし、第1のPNPトランジスタのコレクタを出力端と
している。
【0009】請求項2記載の定電圧発生回路は、第1,
第2および第3のPNPトランジスタの各ベースと第2
のPNPトランジスタのコレクタと第2のNPNトラン
ジスタのコレクタを共通接続し、第1,第2および第3
のNPNトランジスタの各ベースと第3のNPNトラン
ジスタのコレクタと第3のPNPトランジスタのコレク
タを共通接続し、第1,第2および第3のNPNトラン
ジスタの各エミッタを接地し、第1のNPNトランジス
タのコレクタを第1の抵抗を介して第1のPNPトラン
ジスタのコレクタに接続し、第1および第3のPNPト
ランジスタのエミッタを電源電圧端子に接続するととも
に第2のPNPトランジスタのエミッタを第2の抵抗を
介して電源電圧端子に接続し、第1のNPNトランジス
タのコレクタをダイオード電圧の分圧電圧の入力端と
し、第1のPNPトランジスタのコレクタを出力端とし
ている。
【0010】請求項3記載の定電圧発生回路は、第1,
第2および第3のNPNトランジスタの各ベースと第3
のNPNトランジスタのコレクタと第3のPNPトラン
ジスタのコレクタを共通接続し、第1,第2および第3
のPNPトランジスタの各ベースと第2のPNPトラン
ジスタのコレクタと第2のNPNトランジスタのコレク
タを共通接続し、第1,第2および第3のPNPトラン
ジスタの各エミッタを電源電圧端子に接続し、第1のN
PNトランジスタのコレクタを第1の抵抗を介して第1
のPNPトランジスタのコレクタに接続し、第1および
第3のNPNトランジスタのエミッタを接地するととも
に第2のNPNトランジスタのエミッタを第2の抵抗を
介して接地し、第1のNPNトランジスタのコレクタを
ダイオード電圧の分圧電圧の入力端とし、第1のPNP
トランジスタのコレクタを出力端としている。
【0011】請求項4記載の定電圧発生回路は、第1,
第2および第3のPNPトランジスタの各ベースと第3
のPNPトランジスタのコレクタと第3のNPNトラン
ジスタのコレクタを共通接続し、第1,第2および第3
のNPNトランジスタの各ベースと第2のNPNトラン
ジスタのコレクタと第2のPNPトランジスタのコレク
タを共通接続し、第1,第2および第3のNPNトラン
ジスタの各エミッタを接地し、第1のNPNトランジス
タのコレクタを第1の抵抗を介して第1のPNPトラン
ジスタのコレクタに接続し、第1および第3のPNPト
ランジスタのエミッタを電源電圧端子に接続するととも
に第2のPNPトランジスタのエミッタを第2の抵抗を
介して電源電圧端子に接続し、第1のNPNトランジス
タのコレクタをダイオード電圧の分圧電圧の入力端と
し、第1のPNPトランジスタのコレクタを出力端とし
ている。
【0012】請求項5記載の定電圧発生回路は、請求項
1、請求項2、請求項3または請求項4記載の定電圧発
生回路において、出力電圧がトランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧VBEより低くなるようにダイオード電圧の
分圧電圧を設定している。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、カレントミラー回路
の出力用トランジスタが飽和状態にならないように動作
させなければ、安定な回路動作が望めず、電源電圧とし
て、トランジスタの飽和電圧Vsとベース・エミッタ間
電圧VBEとの和の電圧を最低限必要とする。
【0014】その条件を満足する電源電圧で動作させれ
ば、電源端子側のカレントミラー回路と接地側のカレン
トミラー回路が同一の電流値で動作し、ダイオード電圧
発生源の出力電圧を分圧する手段にカレントミラー回路
の出力電流が流れ込む心配がない。そして、出力電圧V
0 は、ダイオード電圧発生源の出力電圧を分圧した電圧
に第1の抵抗の電圧降下を加算した電圧となる。したが
って、ダイオード電圧の分圧出力は負の温度係数をもっ
ているが、正の温度係数をもつ第1の抵抗の端子間電圧
でその負の温度変化量を相殺して、出力電圧の温度変化
量を零にする。
【0015】なお、第1の抵抗の端子間電圧の温度変化
量は、端子間電圧の絶対値に比例するため、ダイオード
電圧の分圧比を小さくしたとき、それに合わせて第1の
抵抗の抵抗値を小さくすれば、温度に対して安定な低電
圧出力が任意に得られる。したがって、電源電圧が1.
2Vを下回るような低い電源電圧でも動作させることが
可能となり、従来、(1.2+Vs≒1.5V)の電源
電圧が必要であった図5の従来例に比べて、大幅に低い
電源電圧で動作させることが可能となる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例である半導
体集積回路からなる定電圧発生回路の回路図である。図
1において、第1,第2および第3のNPNトランジス
タ3,7,9および第1,第2および第3のPNPトラ
ンジスタ5,8,10によりそれぞれカレントミラー回
路が構成されている。具体的に説明すると、第1,第2
および第3のNPNトランジスタ3,7,9のベース
と、第2のNPNトランジスタ7のコレクタと、第2の
PNPトランジスタ8のコレクタとを接続し、第1,第
2および第3のPNPトランジスタ5,8,10のベー
スと、第3のPNPトランジスタ10のコレクタと、第
3のNPNトランジスタ9のコレクタとを接続してい
る。
【0017】そして、エミッタサイズがN倍の第2のN
PNトランジスタ7のエミッタを抵抗6を介して接地
し、第1および第3のNPNトランジスタ3,9のエミ
ッタを直接接地し、第1,第2および第3のPNPトラ
ンジスタ5,8,10のエミッタを電源電圧端子Eに接
続している。また、第1のNPNトランジスタ3のコレ
クタを第1のPNPトランジスタ5のコレクタと抵抗4
を介して接続し、抵抗1の一方の端子を接地し、他方の
端子は抵抗2を介してダイオード電圧発生源EDに接続
している。さらに、第1のNPNトランジスタ3のコレ
クタを、抵抗1,2の接続点に接続している。第1のN
PNトランジスタ3のコレクタがダイオード電圧の分圧
電圧の入力端INとなり、第1のPNPトランジスタ5
のコレクタを出力端OUTとしている。
【0018】このように構成された定電圧発生回路につ
いて、以下にその動作を説明する。なお、以下の計算で
は、トランジスタの電流増幅率を無限大、すなわち、ト
ランジスタのベース電流は無視できるものとする。ま
ず、NPNトランジスタ3のコレクタ電圧VE3は、ダイ
オード電圧発生源E D の電圧すなわちトランジスタのベ
ース・エミッタ間電圧VBEを抵抗値がそれぞれR1 ,R
2 である抵抗1,2により分圧されているので、(数
2)のように表される。
【0019】
【数2】VE3=[R1 /(R1 +R2 )]VBE また、NPNトランジスタ3,7,9およびPNPトラ
ンジスタ5,8,10によりそれぞれカレントミラー回
路を構成しており、各トランジスタのコレクタ電流は同
じになる。したがって、NPNトランジスタ3のコレク
タ電流I3 は(数3)のように表され、抵抗4の両端の
電位差V4 は(数4)のようになる。
【0020】
【数3】I3 =(kT/q)lnN/R6
【0021】
【数4】V4 =(R4 /R6 )lnN(kT/q) ここで、R4 ,R6 はそれぞれ抵抗4,6の抵抗値、N
はNPNトランジスタ7のエミッタサイズ、k、q、T
はそれぞれボルツマン定数、素電荷、絶対温度である。
【0022】したがって、出力電圧V0 は(数5)と表
される。
【0023】
【数5】 V0 =[R1 /(R1 +R2 )]VBE+(R4 /R6 )lnN(kT/q) =α・[VBE+K1 (kT/q)]
【0024】
【数6】α=R1 /(R1 +R2
【0025】
【数7】 K1 =[(R1 +R2 )/R1 ](R4 /R6 )lnN ただし、(数5)のα,K1 をそれぞれ、(数6)、
(数7)とする。ここで、(数5)の右辺のVBEの項は
負の温度特性を持ち、kT/qの項は正の温度特性を持
つため、回路形式で決まる定数K1 を適切な値に設定す
ることにより、V BE+K1 (kT/q)で得られる電圧
が温度変化を持たないようにすることができ、したがっ
て出力電圧V0 も温度変化を持たないようにすることが
できる。
【0026】シリコンを用いたプロセスにより上記構成
を実現した場合、室温付近で温度変化がないように設定
したときに、VBE+K1 (kT/q)で得られる電圧
は、シリコンの物性により、従来例と同様に通常1.2
V程度となり、出力電圧V0 は上記の1.2Vに定数α
(<1)を乗じたものとなるから、出力電圧V0 は1.
2Vよりも小さくできる。
【0027】一方、この定電圧発生回路は、出力電圧V
0 と電源電圧との間、ならびにNPNトランジスタ3の
コレクタ電圧と接地電位との間でトランジスタの飽和電
圧V S 分以上の電位差を回路動作上必要とするが、前記
条件の範囲内で、回路形式で決まる定数αを設定するこ
とにより、室温付近で温度変化のない任意の出力電圧V
0 を得ることができる。この出力電圧V0 は1.2V以
下の電圧であり、特にトランジスタのベース・エミッタ
間電圧VBE以下の電圧とすることが可能である。
【0028】以上により、上記の条件の下で任意の出力
電圧V0 を設定することができるため、1.2V以下に
設定すれば、電源電圧を1.2Vとトランジスタのベー
ス・エミッタ間電圧VBEの和の電圧より低くしても、定
電圧発生回路が動作可能となる。特に、出力電圧V0
トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBE以下に設定
すれば、電源電圧が少なくともトランジスタのベース・
エミッタ間電圧VBEと飽和電圧VS の和以上あれば、動
作可能となる。
【0029】図2は、この発明の第2の実施例である半
導体集積回路からなる定電圧発生回路の回路図である。
図2において、第1,第2および第3のPNPトランジ
スタ25,28,30の各ベースと第2のPNPトラン
ジスタ28のコレクタと第2のNPNトランジスタ27
のコレクタを共通接続し、第1,第2および第3のNP
Nトランジスタ23,27,29の各ベースと第3のN
PNトランジスタ29のコレクタと第3のPNPトラン
ジスタ30のコレクタを共通接続し、第1,第2および
第3のNPNトランジスタ23,27,29の各エミッ
タを接地し、第1のNPNトランジスタ23のコレクタ
を第1の抵抗24を介して第1のPNPトランジスタ2
5のコレクタに接続し、第1および第3のPNPトラン
ジスタ25,30のエミッタを電源電圧端子Eに接続す
るとともに第2のPNPトランジスタ28のエミッタを
第2の抵抗26を介して電源電圧端子Eに接続し、第1
のNPNトランジスタ23のコレクタをダイオード電圧
の分圧電圧の入力端INとし、第1のPNPトランジス
タ25のコレクタを出力端OUTとしている。
【0030】なお、この第2の実施例は、図1の第1の
実施例の電源電圧端子Eと接地を反転して、NPNトラ
ンジスタ3,7,9のかわりにPNPトランジスタを、
PNPトランジスタ5,8,10のかわりにNPNトラ
ンジスタを使用し、抵抗4の低電圧側に抵抗1,2の接
続点を接続し、抵抗4の高電圧側を出力端子としたもの
で、第1の実施例と同様な効果が得られる。
【0031】図3は、この発明の第3の実施例である半
導体集積回路からなる定電圧発生回路の回路図である。
図3において、第1,第2および第3のNPNトランジ
スタ13,17,19の各ベースと第3のNPNトラン
ジスタ19のコレクタと第3のPNPトランジスタ20
のコレクタを共通接続し、第1,第2および第3のPN
Pトランジスタ15,18,20の各ベースと第2のP
NPトランジスタ18のコレクタと第2のNPNトラン
ジスタ17のコレクタを共通接続し、第1,第2および
第3のPNPトランジスタ15,18,20の各エミッ
タを電源電圧端子Eに接続し、第1のNPNトランジス
タ13のコレクタを第1の抵抗14を介して第1のPN
Pトランジスタ15のコレクタに接続し、第1および第
3のNPNトランジスタ13,19のエミッタを接地す
るとともに第2のNPNトランジスタ17のエミッタを
第2の抵抗16を介して接地し、第1のNPNトランジ
スタ13のコレクタをダイオード電圧の分圧電圧の入力
端INとし、第1のPNPトランジスタ15のコレクタ
を出力端OUTとしている。
【0032】なお、この第3の実施例は、図1の第1の
実施例のNPNトランジスタ3,7,9のベースをNP
Nトランジスタ9のコレクタと接続し、PNPトランジ
スタ5,8,10のベースをPNPトランジスタ8のコ
レクタと接続したもので、第1の実施例と同様な効果が
得られる。図4は、この発明の第4の実施例である半導
体集積回路からなる定電圧発生回路の回路図である。
【0033】図4において、第1,第2および第3のP
NPトランジスタ35,38,40の各ベースと第3の
PNPトランジスタ40のコレクタと第3のNPNトラ
ンジスタ39のコレクタを共通接続し、第1,第2およ
び第3のNPNトランジスタ33,37,39の各ベー
スと第2のNPNトランジスタ37のコレクタと第2の
PNPトランジスタ38のコレクタを共通接続し、第
1,第2および第3のNPNトランジスタ33,37,
39の各エミッタを接地し、第1のNPNトランジスタ
33のコレクタを第1の抵抗34を介して第1のPNP
トランジスタ35のコレクタに接続し、第1および第3
のPNPトランジスタ35,40のエミッタを電源電圧
端子Eに接続するとともに第2のPNPトランジスタ3
8のエミッタを第2の抵抗36を介して電源電圧端子E
に接続し、第1のNPNトランジスタ33のコレクタを
ダイオード電圧の分圧電圧の入力端INとし、第1のP
NPトランジスタ35のコレクタを出力端OUTとして
いる。
【0034】なお、この第4の実施例は、図3の第3の
実施例の電源電圧端子Eと接地を反転して、NPNトラ
ンジスタ13,17,19のかわりにPNPトランジス
タを、PNPトランジスタ15,18,20のかわりに
NPNトランジスタを使用し、抵抗14の低電圧側に抵
抗11,12の接続点を接続し、抵抗14の高電圧側を
出力端子としたもので、第3の実施例と同様な効果が得
られる。
【0035】
【発明の効果】この発明の定電圧発生回路によれば、ダ
イオード電圧の分圧電圧の大きさを変えることにより、
室温付近で温度変化のない出力電圧を所定の条件の範囲
内で1.2Vより低い電圧に任意に設定でき、したがっ
て、電源電圧を1.2Vとトランジスタの飽和電圧VS
との和より低くしても動作可能とでき、例えば、電源電
圧を1.2V以下としても動作可能とできる。
【0036】特に、ダイオード電圧の分圧電圧を低く設
定することにより、出力電圧をトランジスタのベース・
エミッタ間電圧VBE以下に設定すると、電源電圧として
はトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEと飽和電
圧VS との和以上の電圧があれば動作可能となり、従来
例の1.2Vと飽和電圧VS との和の電圧に比べて電源
電圧を十分に低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の定電圧発生回路の第1の実施例(請
求項1に対応する)の回路図である。
【図2】この発明の定電圧発生回路の第2の実施例(請
求項2に対応する)の回路図である。
【図3】この発明の定電圧発生回路の第3の実施例(請
求項3に対応する)の回路図である。
【図4】この発明の定電圧発生回路の第4の実施例(請
求項4に対応する)の回路図である。
【図5】従来の定電圧発生回路の回路図である。
【符号の説明】
1,2 抵抗 4 第1の抵抗 6 第2の抵抗 11,12 抵抗 14 第1の抵抗 16 第2の抵抗 21,22 抵抗 24 第1の抵抗 26 第2の抵抗 31,32 抵抗 34 第1の抵抗 36 第2の抵抗 41,45 抵抗 3 第1のNPNトランジスタ 7 第2のNPNトランジスタ 9 第3のNPNトランジスタ 13 第1のNPNトランジスタ 17 第2のNPNトランジスタ 19 第3のNPNトランジスタ 23 第1のNPNトランジスタ 27 第2のNPNトランジスタ 29 第3のNPNトランジスタ 33 第1のNPNトランジスタ 37 第2のNPNトランジスタ 39 第3のNPNトランジスタ 42,44 NPNトランジスタ 5 第1のPNPトランジスタ 8 第2のPNPトランジスタ 10 第3のPNPトランジスタ 15 第1のPNPトランジスタ 18 第2のPNPトランジスタ 20 第3のPNPトランジスタ 25 第1のPNPトランジスタ 28 第2のPNPトランジスタ 30 第3のPNPトランジスタ 35 第1のPNPトランジスタ 38 第2のPNPトランジスタ 40 第3のPNPトランジスタ 43,46 PNPトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2および第3のNPNトランジ
    スタと、第1,第2および第3のPNPトランジスタ
    と、第1および第2の抵抗とを備え、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各ベ
    ースと前記第2のNPNトランジスタのコレクタと前記
    第2のPNPトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各ベ
    ースと前記第3のPNPトランジスタのコレクタと前記
    第3のNPNトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各エ
    ミッタを電源電圧端子に接続し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタを前記第1の
    抵抗を介して前記第1のPNPトランジスタのコレクタ
    に接続し、 前記第1および第3のNPNトランジスタのエミッタを
    接地するとともに前記第2のNPNトランジスタのエミ
    ッタを前記第2の抵抗を介して接地し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタをダイオード
    電圧の分圧電圧の入力端とし、前記第1のPNPトラン
    ジスタのコレクタを出力端とした定電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 第1,第2および第3のNPNトランジ
    スタと、第1,第2および第3のPNPトランジスタ
    と、第1および第2の抵抗とを備え、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各ベ
    ースと前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記
    第2のNPNトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各ベ
    ースと前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記
    第3のPNPトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各エ
    ミッタを接地し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタを前記第1の
    抵抗を介して前記第1のPNPトランジスタのコレクタ
    に接続し、 前記第1および第3のPNPトランジスタのエミッタを
    電源電圧端子に接続するとともに前記第2のPNPトラ
    ンジスタのエミッタを前記第2の抵抗を介して電源電圧
    端子に接続し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタをダイオード
    電圧の分圧電圧の入力端とし、前記第1のPNPトラン
    ジスタのコレクタを出力端とした定電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 第1,第2および第3のNPNトランジ
    スタと、第1,第2および第3のPNPトランジスタ
    と、第1および第2の抵抗とを備え、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各ベ
    ースと前記第3のNPNトランジスタのコレクタと前記
    第3のPNPトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各ベ
    ースと前記第2のPNPトランジスタのコレクタと前記
    第2のNPNトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各エ
    ミッタを電源電圧端子に接続し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタを前記第1の
    抵抗を介して前記第1のPNPトランジスタのコレクタ
    に接続し、 前記第1および第3のNPNトランジスタのエミッタを
    接地するとともに前記第2のNPNトランジスタのエミ
    ッタを前記第2の抵抗を介して接地し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタをダイオード
    電圧の分圧電圧の入力端とし、前記第1のPNPトラン
    ジスタのコレクタを出力端とした定電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 第1,第2および第3のNPNトランジ
    スタと、第1,第2および第3のPNPトランジスタ
    と、第1および第2の抵抗とを備え、 前記第1,第2および第3のPNPトランジスタの各ベ
    ースと前記第3のPNPトランジスタのコレクタと前記
    第3のNPNトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各ベ
    ースと前記第2のNPNトランジスタのコレクタと前記
    第2のPNPトランジスタのコレクタを共通接続し、 前記第1,第2および第3のNPNトランジスタの各エ
    ミッタを接地し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタを前記第1の
    抵抗を介して前記第1のPNPトランジスタのコレクタ
    に接続し、 前記第1および第3のPNPトランジスタのエミッタを
    電源電圧端子に接続するとともに前記第2のPNPトラ
    ンジスタのエミッタを前記第2の抵抗を介して電源電圧
    端子に接続し、 前記第1のNPNトランジスタのコレクタをダイオード
    電圧の分圧電圧の入力端とし、前記第1のPNPトラン
    ジスタのコレクタを出力端とした定電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 出力電圧がトランジスタのベース・エミ
    ッタ間電圧より低くなるようにダイオード電圧の分圧電
    圧を設定した請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4記載の定電圧発生回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005044051A (ja) * 2003-07-25 2005-02-17 Ricoh Co Ltd 基準電圧発生回路
JP2005242450A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Yasuhiro Sugimoto 定電圧および定電流発生回路

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