JP3282907B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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JP3282907B2 JP00786894A JP786894A JP3282907B2 JP 3282907 B2 JP3282907 B2 JP 3282907B2 JP 00786894 A JP00786894 A JP 00786894A JP 786894 A JP786894 A JP 786894A JP 3282907 B2 JP3282907 B2 JP 3282907B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基準電圧発生回路に係
り、詳しくは半導体集積回路装置内に設けられる基準電
圧発生回路に関するものである。
【0002】近年、半導体集積回路装置においては大規
模化、高速化が進んでいる。それに伴って各内部回路に
動作電源を供給する基準電圧発生回路はその電力供給能
力の増大が求められている。基準電圧発生回路の電力供
給能力を上げる場合、同発生回路から出力される出力電
圧は安定であることが保証されていなければならない。
【0003】
【従来の技術】従来、基準電圧発生回路としてバンドギ
ャップリファレンス型の回路が知られている。このタイ
プの基準電圧発生回路は温度補償に優れ、温度が変動し
ても一定電圧を出力する。この基準電圧発生回路を図3
に示す。
【0004】図3において、NPN出力トランジスタQ
1はそのコレクタが高電圧電源Vccに接続され、エミ
ッタが分圧抵抗R1,R2を介して低電圧電源(グラン
ド)に接続されている。出力トランジスタQ1のベース
は定電流源Iaに接続されている。そして、出力トラン
ジスタQ1のエミッタと抵抗R1の接続点Aから出力電
圧Vout が出力される。そして、この出力トランジスタ
Q1、定電流源Ia、分圧抵抗R1,R2にて出力回路
部を構成している。
【0005】接続点Aには電流制御用のPNPトランジ
スタQ2,Q3のエミッタが接続されている。トランジ
スタQ2,Q3のベースは共にPNPトランジスタQ4
のエミッタに接続され、そのトランジスタQ4のコレク
タはグランドに接続されている。又、トランジスタQ4
のベースはトランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。そして、この3個のトランジスタQ2〜Q4にてカ
レントミラー回路部を構成している。
【0006】トランジスタQ2のコレクタは変動検出用
のNPNトランジスタQ5のコレクタに接続され、その
トランジスタQ5のエミッタは温度補償用抵抗R4を介
してグランドに接続されている。又、トランジスタQ3
のコレクタは変動検出用のNPNトランジスタQ6のコ
レクタに接続され、そのトランジスタQ6のエミッタは
温度補償用抵抗R3を介してトランジスタQ5のエミッ
タと抵抗R4の接続点Bに接続されている。このトラン
ジスタQ6のエミッタサイズはトランジスタQ5のエミ
ッタサイズに対してその面積比がJ倍(J>1)の大き
さに設定されている。又、J倍大きいトランジスタQ6
に接続される抵抗R3の値は、両トランジスタQ5,Q
6のエミッタ電流が等しくなるように設定されている。
両トランジスタQ5,Q6のベースは前記抵抗R1,R
2間の接続点Cに接続されている。
【0007】又、トランジスタQ6のコレクタは制御用
のPNPトランジスタQ7のベースに接続されている。
このトランジスタQ7のエミッタは前記定電流源Iaに
接続され、このトランジスタQ7のコレクタはダイオー
ドD1を介してグランドに接続されている。
【0008】そして、出力電圧Vout が変動、例えば下
がると、接続点Cの電圧VBGも相対して下がる。電圧V
BGが下がると、トランジスタQ6のコレクタ電流は小さ
くなり、トランジタQ7のベース電流が減少する。その
結果、トランジタQ7のエミッタ電流が減少し、その減
少分だけ定電流源IaからトランジスタQ1のベースに
流れる電流は増加する。そして、トランジスタQ1のエ
ミッタ電流を増加させて出力電圧Vout 及び電圧VBGを
上げ元の一定電圧に戻す。
【0009】反対に、出力電圧Vout が上昇すると、接
続点Cの電圧VBGも相対して上昇する。電圧VBGが上が
ると、トランジスタQ6のコレクタ電流は大きくなり、
トランジタQ7のベース電流が増大する。その結果、ト
ランジタQ7のエミッタ電流が増加し、その増加分だけ
定電流源IaからトランジスタQ1のベースに流れる電
流は減少する。そして、トランジスタQ1のエミッタ電
流を減少させて出力電圧Vout 及び電圧VBGを下げ元の
一定電圧に戻す。
【0010】又、基準電圧発生回路において、トランジ
スタQ5,Q6のコレクタ電流Ic5,Ic6が同じ値(I
c5=Ic6)となるようにしている。このとき、抵抗R3
の両端の電圧VR3は VR3=(kT/q)lnJ であらわされる。kはボルツマン定数、Tは絶対温度、
qは電荷量、Jはエミッタの面積比、又、接続点Cの電
圧VBGは、抵抗R4の端子間電圧をVR4、トランジスタ
Q5のベース・エミッタ間電圧をVBE5 とすると、 VBG=VR4+VBE5 =2(R4/R3)・(kT/q)lnJ+VBE5 となる。
【0011】この式から明らかなように、VBE5 は負の
温度係数となり、VR4は正の温度係数となる。従って、
R3,R4,Jの値を適宜選択して、電圧VBGの温度係
数を零にして、温度に依存して出力電圧Vout が変動し
ないように補償している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基準電圧発
生回路において、電力(電流)供給は定電流源Ia とト
ランジスタQ1の電流増幅率hFEに依存する。従って、
電力供給能力を上げる場合には、定電流源Ia が出力す
る電流値を大きくすることが最も容易な方法である。
【0013】しかしながら、定電流源Ia の出力する電
流値を大きくすることは、トランジスタQ7が制御すべ
き電流が増加することを意味する。トランジスタQ7が
制御すべき電流が増加すると、トランジスタQ6のコレ
クタに流れるトランジスタQ7のベース電流も増大す
る。その結果、温度補償のためのトランジスタQ5,Q
6に流す電流の平衡性(Ic5=Ic6)に影響を与え、接
続点Cの電圧VBGに対して誤差要因となる。
【0014】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、電力供給能力を上げる
ことができるとともに、その能力を上げても温度補償回
路に影響を与えない基準電圧発生回路を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。出力回路部1は定電流源Ia,出力トランジ
スタQ1、分圧抵抗R1,R2とから構成されている。
出力トランジスタQ1はそのコレクタが高電源電圧Vc
cに接続され、エミッタが分圧抵抗R1,R2を介して
グランドに接続され、そのエミッタから出力電圧Vou
tが出力される。又、出力トランジスタQ1のベースに
は定電流源Iaが接続されている。
【0016】変動検出回路部2は変動検出用トランジス
タQ5,Q6と温度補償用抵抗R3,R4とから構成さ
れている。変動検出用トランジスタQ5,Q6はエミッ
タサイズが互いに異なったトランジスタで構成されてい
る。変動検出用トランジスタQ5,Q6のベースは分圧
抵抗R1,R2間に接続され出力電圧Voutと相対す
る検出電圧(VBG)を入力する。又、エミッタサイズの
大きい方の変動検出用トランジスタQ6のエミッタは温
度補償用抵抗R3,R4を介してグランドに接続されて
いる。エミッタサイズの小さい方の変動検出用トランジ
スタQ5のエミッタは温度補償用抵抗R4を介してグラ
ンドに接続されている。
【0017】カレントミラー回路部3は、電流制御用ト
ランジスタQ2,Q3とトランジスタQ4とから構成さ
れている。トランジスタQ4はそのエミッタが電流制御
用トランジスタQ2,Q3のベースに接続され、コレク
タがグランドに接続されている。そして、トランジスタ
Q4のベースはエミッタサイズの小さい方の変動検出用
トランジスタQ5のコレクタに接続されている。電流制
御用トランジスタQ2,Q3の両エミッタは前記出力ト
ランジスタQ1のエミッタに接続されている。電流制御
用トランジスタQ2のコレクタは変動検出用トランジス
タQ5のコレクタに接続されている。電流制御用トラン
ジスタQ3のコレクタは変動検出用トランジスタQ6の
コレクタに接続されている。
【0018】制御回路部4は制御用トランジスタQ7か
らなり、そのベースが変動検出用トランジスタQ6のコ
レクタに接続されている。制御用トランジスタQ7のコ
レクタはグランドに接続され、エミッタは電流分配制御
回路5に接続されている。電流分配制御回路5は一端が
出力トランジスタQ1のベースに接続され、他端が制御
用トランジスタQ7のエミッタに接続されている。この
電流分配制御回路5は定電流源Iaから制御用トランジ
スタQ7側に供給される電流についてその一部を制御用
トランジスタQ7に供給する回路である。
【0019】
【作用】従って、本発明によれば、定電流源Iaの値を
大きくして出力トランジスタQ1の電力供給能力を上げ
た場合、出力電圧Voutの変動に対する制御用トラン
ジスタQ7による出力トランジスタQ1のベース電流の
制御量は大きくなる。
【0020】即ち、定電流源Iaから制御用トランジス
タQ7側に流れる電流値の変動幅は大きな値になる。こ
のとき、電流分配制御回路5によって定電流源Iaから
制御用トランジスタQ7側に供給される電流の一部しか
制御用トランジスタQ7に流れない。
【0021】従って、制御用トランジスタQ7のベース
電流は小さな値で同トランジスタQ7のエミッタ電流を
制御することになり、この制御により大きな値の出力ト
ランジスタQ1のベース電流を制御することが可能とな
る。
【0022】その結果、制御用トランジスタQ7を小さ
な値のベース電流で動作させることができることから、
温度補償のための変動検出用トランジスタQ5,Q6の
コレクタ電流の平衡性は安定した状態に保持できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2に
従って説明する。尚、説明の便宜上、図3と同様の構成
については同一の符号を付してその説明を一部省略す
る。
【0024】図2において、マルチコレクタPNPトラ
ンジスタ(以下、マルチコレクタトランジスタという)
Q10はそのエミッタが定電流源Iaに接続されてい
る。マルチコレクタトランジスタQ10は3個のコレク
タを有し、1つはPNPトランジスタQ2,Q3のベー
スに接続され、1つはグランドに接続され、残る1つは
ダイオードD2のアノードに接続されている。3個のコ
レクタのサイズの面積比は、トランジスタQ2,Q3に
接続されるコレクタを1とすると、グランドに接続され
るコレクタはm、ダイオードD2に接続されるコレクタ
はnとしている。
【0025】マルチコレクタトランジスタQ10のベー
スはダイオードD2のアノードに接続され、そのダイオ
ードD2のカソードは、前記したPNPトランジスタQ
7のエミッタに接続されている。トランジスタQ7のベ
ースは前記NPNトランジスタQ6のコレクタに接続さ
れ、トランジスタQ7のコレクタは前記従来例と異なり
直接グランドに接続されている。
【0026】前記ダイオードD2は、カレントミラー回
路を構成するトランジスタQ4のベース電位と、マルチ
コレクタトランジスタQ10のベース電位を同じにする
ための電位調整回路である。即ち、接続点Aからみた接
続点Eの電位VE と、接続点Aからみた接続点Fの電位
VF はそれぞれ以下のようになる。
【0027】VE =Vout −VBE2 −VBE4 VF =Vout +VBE1 −VBE10−VD2−VBE7 VBE1 はトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧、
VBE2 はトランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧、
VBE4 はトランジスタQ4のベース・エミッタ間電圧、
VBE7 はトランジスタQ7のベース・エミッタ間電圧、
VBE10はトランジスタQ10のベース・エミッタ間電
圧、VD2はダイオードD2の端子間電圧、そして、本実
施例では各トランジスタのベース・エミッタ間及びダイ
オードの電圧が等しいとすると、VF =VE となる。即
ち、VF =VE によって、コレクタ電流IC5,IC6の平
衡性を図っている。
【0028】次に上記のように構成された基準電圧発生
回路の作用について説明する。出力電圧Vout が変動し
て下がると、接続点Cの電圧VBGも相対して下がる。電
圧VBGが下がると、トランジスタQ6のコレクタ電流I
C6は小さくなり、トランジタQ7のベース電流IB7が減
少する。その結果、トランジタQ7のエミッタ電流IE7
が減少、即ちマルチコレクタトランジスタQ10のエミ
ッタ電流IE10が減少する。そして、その減少分だけ定
電流源IaからトランジスタQ1のベースに流れる電流
は増加する。従って、トランジスタQ1のエミッタ電流
を増加させて出力電圧Vout 及び電圧VBGを上げ元の一
定電圧に戻る。
【0029】反対に、出力電圧Vout が上昇すると、接
続点Cの電圧VBGも相対して上昇する。電圧VBGが上が
ると、トランジスタQ6のコレクタ電流IC6は大きくな
り、トランジタQ7のベース電流IB7が増大する。そ
の結果、トランジタQ7のエミッタ電流IE7が増加
し、即ちマルチコレクタトランジスタQ10のエミッタ
電流IE 10は増加する。そして、その増加分だけ定電流
源IaからトランジスタQ1のベースに流れる電流は減
少する。従って、トランジスタQ1のエミッタ電流を減
少させて出力電圧Vout 及び電圧VBGを下げ元の一定電
圧に戻る。
【0030】従って、この基準電圧発生回路は、何らか
の原因で例えば高電圧電源Vccが変動しても、一定の
値の出力電圧Voutを出力することができる。また、
本実施例では電力供給能力を上げるために、定電流源I
aの値を大きくしても、トランジスタQ5,Q6のコレ
クタ電流Ic5,Ic6の平衡性(Ic5=Ic6)が保持さ
れ、温度変動による温度補償が行われ一定の値の出力電
圧Voutを出力することができる。
【0031】即ち、トランジスタQ5,Q6のコレクタ
電流Ic5,Ic6の平衡性(Ic5=Ic6)に影響を与える
要因は、それぞれトランジスタQ4,Q7のベース電流
IB4,IB7である。
【0032】トランジスタQ4のエミッタ電流をIE4、
増幅率をhFEとすると、トランジスタQ4のベース電流
IB4は、 IB4=IE4/(1+hFE) IE4=IC10 +(IE2+IE3)/hFE IC10 はトランジスタQ2,Q3のベースに接続された
マルチコレクタトランジスタQ10のコレクタのコレク
タ電流、IE2はトランジスタQ2のエミッタ電流、IE4
はトランジスタQ3のエミッタ電流、従って、 IB4={IC10 +(IE2+IE3)/hFE}/(1+hF
E)… 一方、トランジスタQ7のエミッタ電流をIE7、増幅率
をhFEとすると、トランジスタQ7のベース電流IB7
は、 IB7=IE7/(1+hFE) IE7=nIC10 +(1+m+n)IC10 /hFE n,mはマルチコレクタトランジスタQ10の面積比、
従って、 IB7={nIC10 +(1+m+n)IC10 /hFE}/
(1+hFE)… そして、トランジスタQ2〜Q4,Q7,Q10の増幅
率hFEをを同じとし充分に大きな値とするするととも
に、n=1とすると、,式は IB4≒IC10 /(1+hFE)… IB7≒IC10 /(1+hFE)… 従って、IB4=IB7となる。
【0033】一方、 トランジスタQ5のコレクタ電流
Ic5は Ic5=IB4+{hFE/(1+hFE)}IE2 トランジスタQ6のコレクタ電流Ic6は Ic6=IB7+{hFE/(1+hFE)}IE3 このとき、トランジスタQ2,Q3は同一形状で両者間
でのオフセット電圧がないことから、IE2=IE3とな
る。
【0034】従って、このIE2=IE3と、前記したIB4
=IB7とで、Ic5=Ic6が成立する。このように本実施
例において、各トランジスタQ2〜Q4,Q7,Q10
の増幅率hFE を同じにするとともに、マルチコレタト
ランジスタQ10の面積比nを「1」にすることによっ
て、トランジスタQ5,Q6のコレクタ電流Ic5,Ic6
の平衡性が保持され、温度変動による温度補償が行われ
一定の値の出力電圧Voutを出力することができる。
【0035】しかも、本実施例では、マルチコレクタ
ランジスタQ10を設け、同マルチコレクタトランジス
タQ10の各コレクタからそれぞれコレクタ電流IC10
,mIC10 ,nIC10 を分配し出力している。従っ
て、定電流源IaからマルチコレクタトランジスタQ1
0に流れる電流、即ちエミッタ電流IE10 (≒(1+m
+n)IC10 )は各トランジスタQ4,Q7のベース電
流IB4,IB7より大きな値である。いいかえれば、エミ
ッタ電流IE10 の値が大きくてもベース電流IB4,IB7
の値は小さな値にすることができる。その結果、電力供
給能力を上げるべく定電流源Iaを増大しても、ベース
電流IB4,IB7の値が小さいため、温度補償、即ちトラ
ンジスタQ5,Q6のコレクタ電流Ic5,Ic6の平衡性
(Ic5=Ic6)に与える影響は非常に小さく安定した出
力電圧Voutを出力することができる。
【0036】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば1つのトランジスタQ1に代えてダー
リントン接続によって複数トランジスタで構成するよう
にしてもよい。この場合、複数のトランジスタで構成す
ることにより、電力供給能力に見合った構成が可能とな
る。
【0037】又、カレントミラー回路のトランジスタQ
2,Q3のエミッタ電流IE2,IE3が平衡性(IE2=I
E3)を保つために、トランジスタQ2,Q3のエミッタ
に小抵抗を接続して調整してもよい。
【0038】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術的思想について以下にその効果とともに記載する。請
求項2に記載の基準電圧発生回路において、制御用トラ
ンジスタQ7とPNPマルチコレクタトランジスタQ1
0との間に、変動検出用トランジスタ(Q5,Q6)の
コレクタ電位を等しくするためのダイオードを設けた。
変動検出用トランジスタQ5,Q6のコレクタ電流IC
5,IC6の平衡性が確保される。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば電
力供給能力を上げることができるとともに、その能力を
上げても温度補償回路に影響を与えない優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例を説明する基準電圧発生回路
図である。
【図3】従来の基準電圧発生回路図である。
【符号の説明】
1 出力回路部 2 変動検出回路 3 カレントミラー回路部 4 制御回路部 5 電流分配制御回路 Q1〜Q7 トランジスタ Q10 マルチコレクタトランジスタ R1,R2 分圧抵抗 R3,R4 温度補償用抵抗 Ia 定電流源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 久雄 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (56)参考文献 特公 平5−76050(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05F 3/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力トランジスタ(Q1)のエミッタに
    分圧抵抗(R1,R2)が接続され、定電流源(Ia)
    からの電流に基づいて出力トランジスタ(Q1)のベー
    ス電流が制御されて出力電圧(Vout)を出力する出
    力回路部(1)と、 エミッタサイズが相違する一組の変動検出用トランジス
    タ(Q5,Q6)のエミッタに対して両トランジスタ
    (Q5,Q6)のエミッタ間の電位差を検出する温度補
    償用抵抗(R3,R4)を接続するとともに、両トラン
    ジスタ(Q5,Q6)のベースに前記分圧抵抗(R1,
    R2)からの検出電圧(VBG)を入力する変動検出回路
    部(2)と、 トランジスタ(Q4)にて駆動される一組の電流制御用
    トランジスタ(Q2,Q3)から互いに平衡のとれた電
    流を前記変動検出用トランジスタ(Q5,Q6)に流す
    カレントミラー回路部(3)と、 前記検出電圧(VBG)の変動に基づいて前記変動検出用
    トランジスタ(Q5,Q6)に流れる平衡のとれた電流
    の変動をPNPトランジスタからなる制御用トランジス
    タ(Q7)にて検出し前記出力トランジスタ(Q1)の
    ベース電流を制御する制御回路部(4)とからなる基準
    電圧発生回路において、 前記制御回路部(4)の制御用トランジスタ(Q7)と
    出力トランジスタ(Q1)のベースとの間に電流分配制
    御回路(5)を設けるとともに、 前記電流分配制御回路(5)は複数のコレクタを有する
    PNPマルチコレクタトランジスタ(Q10)であっ
    て、そのエミッタを出力トランジスタ(Q1)のベース
    に接続し、ベース及び1つのコレクタを制御用トランジ
    スタ(Q7)のエミッタに接続し、少なくとも他の1の
    コレクタをカレントミラー回路部(3)に設けた電流制
    御用トランジスタ(Q2,Q3)のベースに接続し たこ
    とを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記PNPマルチコレクタトランジスタ
    (Q10)のコレクタの数は3つであって、1つのコレ
    クタを制御用トランジスタのエミッタに、1つは電流制
    御用トランジスタ(Q2,Q3)のベースに、残る1つ
    はグランドに接続したことを特徴とする請求項1に記載
    の基準電圧発生回路。
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