JPH08302452A - シンクロールの交換方法 - Google Patents

シンクロールの交換方法

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JPH08302452A
JPH08302452A JP11162195A JP11162195A JPH08302452A JP H08302452 A JPH08302452 A JP H08302452A JP 11162195 A JP11162195 A JP 11162195A JP 11162195 A JP11162195 A JP 11162195A JP H08302452 A JPH08302452 A JP H08302452A
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roll
skid
sink roll
sink
vessel
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JP11162195A
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Hiroaki Kishida
宏昭 岸田
Harumasa Muramoto
晴正 村本
Michihiko Tsuchiya
道彦 土屋
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 処理浴槽内に設置されたシンクロールの取り
出しに際しては、排浴槽内に、昇降移動および水平移動
可能なスキッドをそなえる搬送装置を、該スキッドの水
平移動方向をシンクロールの軸心方向に一致させて装入
設置し、該スキッドを上昇させて該ロールのロール胴の
駆動側端部を支持する一方、操作側については槽外にお
いて該ロールのロールネック部を吊り下げ支持し、つい
で水平レベルを維持したまま、操作側に移動させ、その
後スキッド支持部については操作側端部と同様に、槽外
において吊り下げ支持しつつ、ロール全体を槽外に導
き、一方、シンクロールの処理浴槽内への再装入に際し
ては、上記と逆の手順で進める。 【効果】 シンクロールの交換時間を従来に比べて半減
することができ、その分生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シンクロールの交換
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融亜鉛めっき処理やクロメート処理等
の表面処理の前処理、さらには冷間加工に先立つ脱スケ
ール処理においては、鋼板を処理浴槽内に導入し、浸漬
通板させる間に、所望の処理が施される。上記の各処
理、たとえば溶融亜鉛めっき処理の前処理では、処理量
が増すにつれて、処理浴槽内に設けられているシンクロ
ールの表面が摩耗し、また鋼板のエッジで疵が付く等の
問題が生じるので、処理浴槽内に設置したシンクロール
は定期的に交換する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、各種
処理浴槽において、槽内に設置したシンクロールは定期
的に交換する必要があるが、従来、この交換に際し、取
り出しに4時間、再装入に4時間、合計8時間もの長時
間を要することから、生産性の面に問題を残していた。
【0004】この発明は、上記の問題を有利に解決する
もので、シンクロールの交換を従来よりも迅速かつ簡便
に完了して、生産性を大幅に向上させることができる、
新規なシンクロールの交換方法を提案することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
処理浴槽内に設置されたシンクロールを交換するに当た
り、まず該シンクロールの処理浴槽内からの取り出しに
際しては、昇降移動および水平移動可能なスキッドをそ
なえる搬送装置を、排液後の浴槽内に、該スキッドの水
平移動方向をシンクロールの軸心方向に一致させて該シ
ンクロール下に装入設置し、該スキッドを上昇させて該
ロールのロール胴の駆動側端部を支持する一方、操作側
については槽外において該ロールのロールネック部を吊
り下げ支持し、ついで水平レベルを維持したまま、操作
側に、少なくともロール胴の半分が槽外に出るまで移動
させ、その後スキッドによる支持部については操作側端
部と同様に、槽外において吊り下げ支持しつつ、ロール
全体を槽外に導き、一方、シンクロールの処理浴槽内へ
の再装入に際しては、上記と逆の手順で進めることを特
徴とするシンクロールの交換方法である。
【0006】以下、この発明に従うシンクロールの交換
手順を、従来の手順と比較して説明する。図1(a), (b)
に、溶融亜鉛めっきの前処理槽を代表例として、シンク
ロールの設置状態を正面および側面で示す。同図におい
て、図中番号1は浴槽本体であり、2が該槽内に設置さ
れたシンクロールである。また、3は軸受け、4はディ
フレクターロール、5は電極、6は上部点検窓、そして
7が下部点検窓である。さて従来、上記の浴槽におい
て、シンクロール2を取り出す場合は、図2(a)に示す
ように、上部点検窓6からワイヤ8を装入して該ロール
2の駆動側Aのロールネックを吊り下げ、他方操作側B
については槽外にて、トローリ9に取り付けたワイヤ8
でロールネックを吊り下げつつ、軸受け3や抜き出し孔
フランジ17を外してシンクロール2の取り出し空間を確
保したのち、図2(b) に示すように、駆動側からロール
端部を押しながら、槽外に出てきたロール胴部、さらに
はロールネック部を順次ワイヤ8で吊り下げ支持しつ
つ、槽外に取り出し、その後たとえば移動台車10等によ
って所定の場所に運んでいた。また、シンクロール2を
再設置する場合には、上記の手順と逆の手順によって槽
内に取り付けていた。
【0007】ところで、上記した従来の交換方法におい
て、槽内の吊り下げは、槽上部の上部点検窓6から垂ら
したワイヤ8で行うわけであるが、槽内には上述したと
おり、ディフレクターロール4や電極5などが配置され
ていて、ワイヤ8を移動させる空間が極めて狭く限られ
ているので、ワイヤ8を用いたロールの取り出しは煩雑
を極め、その結果、前述したとおり、約8時間もの長き
にわたる交換時間を必要としていたのである。
【0008】これに対し、この発明では、槽内吊り下げ
の代わりに、図3に示すような搬送装置を利用するの
で、浴槽内におけるロールの移動操作は極めて簡便とな
り、その結果、交換時間の大幅な短縮が可能になったの
である。図3において、番号11はスキッド、12はその油
圧シリンダー、13は油圧ポンプ、14a,14bはガイドで
あり、15a,15bはガイドレール、そして16a,16bが
ベアリングローラである。
【0009】さて、この発明では、シンクロールの取り
出しに際しては、まず上記の搬送装置を、下部点検窓7
から槽内に装入し、図4(a) に示すように、シンクロー
ル2の駆動側のロール胴端部を支持するわけであるが、
スキッド11をその油圧シリンダー12によって昇降移動さ
せることにより、その支持は極めて簡単に行うことがで
きる。この時、スキッド11の上面に、図示したようなV
字状の凹みを設けておけば、ロールの軸心を常にスキッ
ド中心軸の直上に位置させることができ、さらにロール
が移動中に転がり落ちるおそれもない。また、ガイドレ
ール15a,15bは、シンクロールの軸心方向と平行にな
るように設置する必要があるが、ローラとしてベアリン
グローラ16を使用すれば、設置の際のレール平行度が幾
分悪くても、何ら問題なしにスキッド11を移動させるこ
とができる。上記の搬送装置を用いて、図4(b) に示す
ように、シンクロールを少なくともロール胴の半分が槽
外に出るまで移動させた後は、従来法と同様の手順で処
理すれば良い(図4(c) )。
【0010】このように、槽内におけるシンクロールの
搬送手段として、上記のような搬送装置を用いることに
より、ワイヤによる吊り下げ支持の場合に比べると、極
めて簡便に槽外に導くことができる。その結果、交換に
要する時間は、取り出しに2時間、再設置に2時間、合
計4時間と、従来に比べて処理時間を半減することがで
きた。
【0011】なお、上記の例では、操作側については、
従来と同様ワイヤによる吊り下げによる場合について示
したが、この点については、槽内の場合と同様に、この
発明に係る搬送装置を利用すれば、より一層の時間短縮
が期待できる。また、上記の例は、搬送装置を浴槽内の
みで利用する場合であるが、ロールの移動空間が広く、
該搬送装置のガイドレールを浴槽外まで延長できる場合
には、その方が交換時間の短縮に一層有利なのは言うま
でもない。
【0012】
【実施例】図2に示した従来の方法と図4に示したこの
発明法とを用いて、図1に示した溶融亜鉛めっきの前処
理槽内のシンクロールの交換を行った。その結果、従来
法では、ロールの取り外しに4時間、取付けに4時間を
要したが、この発明法では取外しに2時間、取付けに2
時間と所要時間を半減させることができた。
【0013】
【発明の効果】かくして、この発明に従い、シンクロー
ルの槽内移動手段として、昇降移動および水平移動が自
在なスキッドをそなえる搬送装置を活用することによ
り、シンクロールの交換時間を従来に比べて約1/2に
短縮することができ、その結果、生産性の大幅な向上が
達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溶融亜鉛めっきの前処理槽におけるシンクロー
ルの設置状態を示す正面図および側面図である。
【図2】従来法に従うシンクロールの交換手順を示した
図である。
【図3】この発明に係る搬送装置の全体図である。
【図4】この発明に従うシンクロールの交換手順を示し
た図である。
【符号の説明】
1 浴槽本体 2 シンクロール 3 軸受け 4 ディフレクターロール 5 電極 6 上部点検窓 7 下部点検窓 8 ワイヤ 9 トローリ 10 移動台車 11 スキッド 12 油圧シリンダー 13 油圧ポンプ 14 ガイド 15 ガイドレール 16 ベアリングローラ 17 抜き出し孔フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理浴槽内に設置されたシンクロールを
    交換するに当たり、まず該シンクロールの処理浴槽内か
    らの取り出しに際しては、 昇降移動および水平移動可能なスキッドをそなえる搬送
    装置を、排液後の浴槽内に、該スキッドの水平移動方向
    をシンクロールの軸心方向に一致させて該シンクロール
    下に装入設置し、該スキッドを上昇させて該ロールのロ
    ール胴の駆動側端部を支持する一方、操作側については
    槽外において該ロールのロールネック部を吊り下げ支持
    し、ついで水平レベルを維持したまま、操作側に、少な
    くともロール胴の半分が槽外に出るまで移動させ、その
    後スキッドによる支持部については操作側端部と同様
    に、槽外において吊り下げ支持しつつ、ロール全体を槽
    外に導き、 一方、シンクロールの処理浴槽内への再装入に際して
    は、上記と逆の手順で進めることを特徴とするシンクロ
    ールの交換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210041508A (ko) * 2019-10-07 2021-04-15 저지앙 모퍼 인바이런멘탈 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 강판 스케일링 장치

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