JPH08300975A - 車両のアクセルペダル機構 - Google Patents

車両のアクセルペダル機構

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JPH08300975A
JPH08300975A JP11143795A JP11143795A JPH08300975A JP H08300975 A JPH08300975 A JP H08300975A JP 11143795 A JP11143795 A JP 11143795A JP 11143795 A JP11143795 A JP 11143795A JP H08300975 A JPH08300975 A JP H08300975A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 操作手段の機能を残したままアクセルペダル
の操作でエンジンの走行駆動と作業具の駆動源を確保す
るエンジンの駆動を行なう。 【構成】 アクセルペダル34の操作により、回転軸6
4が回転して第2レバー66及び第3アーム79を介し
て第2ドラム74が回転し、第4レバー75及びケーブ
ル39を介してスロットルレバー61が操作されてアク
セルペダル34の操作量に応じてエンジンが駆動される
と共に、副アクセルレバー72の操作により、ドラム6
9が回転して第2アーム73及び第2レバー66を介し
て第2ドラム74が回転し、スロットルレバー61が操
作されてエンジンが駆動される。また、エアシリンダ3
8の駆動により第2ドラム74が回転されると、スロッ
トルレバー61が操作されると共に回転情報がエンジン
の駆動とは独立して車両を走行駆動させる駆動系に伝達
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のアクセルペダル
機構に関し、特に車両本体の車両走行系と複数の作業具
の駆動系とを一つのエンジンによって駆動させる作業用
車両であるモータグレーダに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】建設用の路盤用機械(作業用車両)の一
つにモータグレーダが知られている。モータグレーダ
は、ブレードによって路面や地表等を平らに切削した
り、敷き均し及び整地するホイール式の土耕整地機械で
ある。モータグレーダによる整地仕上げ精度は、水はけ
勾配等の関係から高精度が要求されており、ブレードの
動作は昇降及び回動及びスライド等の複数の動作が複合
されてかなり複雑となっている。ブレードの昇降及び回
動及びスライド等の動作は、複数の油圧シリンダが個別
に駆動することにより行なわれ、複数の油圧シリンダを
駆動させるための油圧は、走行駆動用のエンジンに直結
されたギヤポンプによって発生されるようになってい
る。
【0003】即ち、図4に示すように、エンジン1の駆
動力はトランスファ2及びトランスミッション3を介し
てモータグレーダの走行駆動系(図示省略)に伝達され
る。また、エンジン1の回転軸(例えばクランクシャフ
ト)にはタンデム型のギヤポンプ4が連結され、エンジ
ン1の回転によってギヤポンプ4が駆動される。ギヤポ
ンプ4には複数のバルブ5が連結されており、各バルブ
5にはブレードの昇降及び回動及びスライド等の動作を
行なわせる油圧シリンダ6がそれぞれ連結されている。
つまり、エンジン1の回転によってギヤポンプ4が駆動
され、ギヤポンプ4の駆動により発生した油圧はバルブ
5を介して油圧シリンダ6に送られる。
【0004】各バルブ5には運転席に設けられたレバー
7が連結され、レバー7はブレードの昇降及び回動及び
スライド等の各動作に対応してそれぞれ設けられてい
る。運転者が所望のレバー7、例えば、昇降用のレバー
7を操作することにより、バルブ5を介して油圧シリン
ダ6が駆動され、ブレードが昇降動作される。
【0005】ところで、モータグレーダを低速で走行さ
せながら複数のレバー7の個別操作によってブレードを
複数の動作で動かす際の操作の労力を軽減するため、モ
ータグレーダにはアクセルペダルの操作とは独立してエ
ンジン1を回転させて駆動力を保持する副アクセルレバ
ーが備えられている。
【0006】即ち、図5、図6に示したように、アクセ
ルペダル51はアーム52及び第1レバー53を介して
主ドラム54につながっており、主ドラム54には第2
レバー55を介して図示しないスロットルレバーにつな
がるケーブル56が連結されている。アクセルペダル5
1を踏み込むことにより、アーム52及び第1レバー5
3を介して主ドラム54が回転し、主ドラム54の回転
によりケーブル56を介してスロットルレバーが操作さ
れる。一方、主ドラム54とは独立して第2ドラム57
が回転自在に設けられ、第2ドラム57には第1レバー
53を操作する第2アーム58が設けられている。第2
ドラム57には副アクセルレバー59のケーブル60が
連結され、副アクセルレバー59を操作することにより
第2ドラム57、第2アーム58及び第1レバー53を
介して主ドラム54が回転し、アクセルペダル51の踏
込みとは独立してスロットルレバーが操作される。副ア
クセルレバー59は任意の位置で操作位置が固定され、
エンジン1の駆動力が保持されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータグレーダ
では、エンジン1の回転によってギヤポンプ4を駆動し
てブレードを動作させるための油圧力を得ているので、
エンジン1の回転数に応じてギヤポンプ4で発生する油
の吐出量が制限され、モータグレーダの低速走行時には
ギヤポンプ4の吐出量も少なくなってしまう。従って、
低速走行時にブレードを複数の動作で動かす際の油圧力
が制限されてブレードの動作速度が遅くなったり、複数
の油圧シリンダ6を同時に駆動することができなくなっ
てしまう虞があった。このため、モータグレーダの走行
とは独立してエンジン1の駆動を行なってギヤポンプ4
の吐出量を十分に確保し、低速走行時であっても油圧力
の制限を少なくすることが考えられている。走行と独立
してエンジン1の駆動を行う場合、操作手段が増加する
ことを避けるために、副アクセルレバー59の機能を残
したままアクセルペダル51の操作でエンジン1の走行
駆動及びギヤポンプ4の吐出量を確保する駆動が行なえ
ることが望ましい。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、エンジンの走行駆動及び作業具の駆動源を確保する
駆動が簡単な機構で行なえる車両のアクセルペダル機構
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の車両のアクセルペダル機構の構成は、アクセ
ルペダルの操作に連動して回転し回転情報がエンジンの
駆動とは独立して車両を走行駆動させる駆動系に伝達さ
れる回転軸と、該回転軸に対して相対回転自在に設けら
れ前記アクセルペダルとは独立した操作手段の操作に連
動して回転するドラムと、該ドラムと前記回転軸とにわ
たって設けられ該ドラムの回転を該回転軸に伝達し得る
伝達手段と、前記回転軸及び前記ドラムに対して相対回
転自在に設けられ前記アクセルペダル及び前記操作手段
とは独立した駆動手段の駆動により回転すると共に前記
エンジンの駆動を行なうスロットルレバーに連結する第
2ドラムと、前記回転軸と該第2ドラムとにわたって設
けられ該回転軸の回転を該第2ドラムに伝達し得る第2
伝達手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】アクセルペダルを操作すると、回転軸が回転し
て第2伝達手段によって第2ドラムに回転力が伝達さ
れ、第2ドラムの回転によりスロットルレバーが操作さ
れてアクセルペダルの操作量に応じてエンジンが駆動さ
れる。操作手段の操作を行なうと、操作手段の操作に連
動してドラムが回転して伝達手段によって回転軸に回転
力が伝達され、第2伝達手段及び第2ドラムを介してス
ロットルレバーが操作手段の操作量に応じて操作され
る。また、駆動手段の駆動により第2ドラムが回転され
ると、スロットルレバーが駆動手段の駆動力に応じて操
作されると共にアクセルペダルによる回転軸の回転情報
がエンジンの駆動とは独立して車両を走行駆動させる駆
動系に伝達される。
【0011】
【実施例】本発明の車両のアクセルペダル機構をモータ
グレーダに適用した実施例を図面に基づいて説明する。
図1には本発明の一実施例に係るアクセルペダル機構を
備えたモータグレーダの外観を表す側面状態、図2には
モータグレーダの駆動系のブロック構成、図3にはアク
セルペダル機構の斜視状態を示してある。
【0012】図1に基づいてモータグレーダの全体構成
を説明する。図1に示したように、モータグレーダ11
の本体12の前方にはフレーム13が設けられ、本体1
2及びフレーム13の先端に車輪14が設けられてい
る。本体12にはエンジン22(図2参照)及びトラン
スミッション23(図2参照)が搭載され、モータグレ
ーダ11は本体12側の車輪14が駆動されて例えば前
後進6段の変速比で走行するようになっている。
【0013】フレーム13の先端部にはドローバー15
の一端部が回動自在に支持され、ドローバー15は他端
部が本体12側に延びて揺動自在に設けられている。ド
ローバー15の他端部にはサークル16が水平面内で回
動自在に設けられ、サークル16にはスライダ17が本
体2の幅方向(図中紙面に垂直な方向)に往復移動自在
に支持されている。スライダ17には作業具としてのブ
レード18が取り付けられ、ドローバー15の揺動及び
サークル16の回動及びスライダ17の往復移動等によ
り複数の動作が複合されてブレード18が動作される。
【0014】フレーム13には昇降用の油圧シリンダ2
0が設けられ、油圧シリンダ20の駆動によりドローバ
ー15を介してブレード18が傾動自在に昇降されるよ
うになっている。また、サークル16の回動駆動及びス
ライダ17の往復移動駆動を行なわせる油圧シリンダが
それぞれ個別に設けられている。各油圧シリンダは、エ
ンジンに連結されたポンプとしてのギヤポンプ21(図
2参照)によって発生する油圧力によって駆動される。
【0015】図2に基づいてモータグレーダの駆動系を
説明する。図2に示すように、エンジン22の回転軸
(例えばクランクシャフト)にはギヤポンプ21が直結
され、ギヤポンプ21はエンジン22の回転によって駆
動され、ギヤポンプ21の駆動により発生した油圧はバ
ルブ(図示省略)を介してブレード18を駆動するため
の油圧シリンダ20等に送られる。
【0016】エンジン22の出力軸24には第1クラッ
チ25が設けられており、第1クラッチ25の出力歯車
26は車両走行系であるトランスミッション23の入力
歯車27に噛み合っている。第1クラッチ25が接続さ
れている場合、エンジン22の駆動力は出力歯車26及
び入力歯車27を介してトランスミッション23に伝達
される。
【0017】エンジン22の出力軸24は斜板ポンプ2
8の入力軸に連結され、斜板ポンプ28によって発生す
る油圧の吐出量に応じた駆動力により油圧モータ29が
駆動される。斜板ポンプ28は斜板によってピストンの
往復移動を規制することにより流量が調整されて所定の
油圧を吐出し、斜板の傾き角度を調整することで油圧の
吐出量が調節される。油圧モータ29の出力軸30は第
1クラッチ25と接続状態が逆になる第2クラッチ31
を介してトランスミッション23の入力軸に連結され、
第2クラッチ31が接続されている場合に、油圧モータ
29の駆動力がトランスミッション23に伝達される。
【0018】斜板ポンプ28はコントローラ32の指令
に応じて斜板の傾斜角が調整され、油圧の吐出量、即
ち、油圧モータ29の駆動力が調節される。コントロー
ラ32には回転角センサ33で検出されたアクセルペダ
ル34の踏込み量の情報が入力され、油圧モータ29は
運転者の意思であるアクセルペダル34の踏込み量に応
じて駆動される。第1クラッチ25と第2クラッチ31
は切換電磁弁35によって接続状態が逆になるように操
作され、スイッチ36が投入された場合、第1クラッチ
25が断状態になると共に第2クラッチ31が接続状態
になる。一方、スイッチ36が投入されると、空圧電磁
弁37によってエアシリンダ38が駆動され、スロット
ルケーブル39を介してエンジン22のスロットルレバ
ー61が強制的に操作されてエンジン22の回転が定格
(ハイアイドル)に保持される。トランスミッション2
3には変速段が第1速(最低速段)の場合を検出するセ
ンサ40が設けられ、センサ40の信号はコントローラ
32に入力される。スイッチ36が投入された場合、変
速段が第1速であるセンサ40からの信号がコントロー
ラ32に入力されている時にのみ切換電磁弁35及び空
圧電磁弁37による操作が実行される。
【0019】従って、変速段が第1速の場合にスイッチ
36が投入されると、エンジン22の出力軸24の回転
はトランスミッション23に伝達されずにトランスミッ
ション23の入力軸には油圧モータ29の駆動力が伝達
され、同時に、エンジン22はエアシリンダ38によっ
て強制的に定格回転に操作される。このため、第1速を
選択している時にスイッチ36を投入することで、トラ
ンスミッション23には運転者の意思に応じた駆動力が
油圧モータ29から伝達されると共に、ギヤポンプ21
に充分な油圧が発生する状態でエンジン22が駆動され
る。尚、第1速以外の変速段が選択されている場合に
は、切換電磁弁35及び空圧電磁弁37による操作は実
行されず、第1クラッチ25が接続状態になると共に第
2クラッチ31が断状態になり、エンジン22からの回
転がトランスミッション23に伝達される。
【0020】次に、アクセルペダル34の機構を図3に
基づいて説明する。フレーム62には操作軸63が回転
自在に支持され、操作軸63には回転軸64が固定され
ている。操作軸63には回転角センサ33が設けられ、
回転角センサ33によって操作軸63(回転軸64)の
回転情報が得られる。回転角センサ33で得られた情報
は前述したように、エンジン22の駆動とは独立してモ
ータグレーダ11を走行駆動させる駆動系としての油圧
モータ29に伝達される。回転軸64には第1レバー6
5及び第2レバー66が固定され、第1レバー65には
ばね67が取り付けられている。回転軸64は第1レバ
ー65及びばね67を介して回転付勢されている(図中
時計回り方向:矢印A方向)。また、第2レバー66に
はアーム68を介してアクセルペダル34が固定され、
アクセルペダル34を踏み込むことによりアーム68を
介して回転軸64がばね67の付勢力に抗して一方向
(矢印B方向)に回転する。
【0021】回転軸64に隣接して操作軸63にはドラ
ム69が回転自在に設けられ、ドラム69は回転軸64
に対して相対的に回転されるようになっている。ドラム
69には第3レバー70が固定され、第3レバー70に
はケーブル71を介してアクセルペダル34とは独立し
た操作手段である副アクセルレバー72がつながれてい
る。副アクセルレバー72の操作に連動してケーブル7
1及び第3レバー70を介してドラム69が一方向に回
転する。第3レバー70には第2アーム73の一端が固
定され、第2アーム73の他端は回転軸64の一方向
(矢印B方向)の回転方向後側における第2レバー66
に当接している。つまり、第2アーム73により伝達手
段が構成され、ドラム69の一方向の回転のみが第2ア
ーム73及び第2レバー66を介して回転軸64に伝達
される。
【0022】ドラム69に隣接して操作軸63には第2
ドラム74が回転自在に設けられ、第2ドラム74は回
転軸64及びドラム69に対して相対的に回転されるよ
うになっている。第2ドラム74には第4レバー75及
び第5レバー76が固定されており、第4レバー75に
はスロットルケーブル39を介してスロットルレバー6
1がつながれている。第5レバー76にはアクセルペダ
ル34及び副アクセルレバー72とは独立した駆動手段
としてのエアシリンダ38の作動ロッド77が固定され
ている。エアシリンダ38はフレーム62側に揺動自在
に支持され、非駆動時にはストッパ78によって揺動位
置が固定される。一方、第2レバー66には第3アーム
79の一端が固定されており、第3アーム79の他端は
第2ドラム74の一方向(矢印B方向)の回転方向後側
における第4レバー75に当接している。つまり、第3
アーム79により第2伝達手段が構成され、回転軸64
の一方向の回転のみが第3アーム79及び第4レバー7
5を介して第2ドラム74に伝達される。尚、エアシリ
ンダ38が駆動されない時の第2ドラム74の他方向の
回転は、スロットルレバー61の戻り力によって受け持
たれている。
【0023】上述したアクセルペダル34の機構の作用
を説明する。スイッチ36が投入されていない時にアク
セルペダル34を踏み込んだ場合、アーム68を介して
回転軸64がばね67の付勢力に抗して一方向に回転
し、第3アーム79及び第4レバー75を介して第2ド
ラム74に回転力が伝達される。第2ドラム74の回転
により、スロットルケーブル39を介してスロットルレ
バー61が操作され、アクセルペダル34の操作量に応
じてエンジン22が駆動される。
【0024】スイッチ36が投入されていない時に副ア
クセルレバー72を操作すると、ケーブル71及び第3
レバー70を介してドラム69が一方向に回転し、第2
アーム73及び第2レバー66を介して回転軸64に回
転力が伝達される。更に、第3アーム79及び第4レバ
ー75を介して第2ドラム74に回転力が伝達され、第
2ドラム74が回転して副アクセルレバー72の操作量
に応じてエンジン22が駆動される。
【0025】スイッチ36が投入されると、ストッパ7
8によりエアシリンダ38の揺動が固定されると共に、
エアシリンダ38が駆動して、作動ロッド77及び第5
レバー75を介して第2ドラム74が一方向に回転し、
スロットルケーブル39を介してスロットルレバー61
が操作されてエンジン22が定格回転で駆動される。こ
の時、アクセルペダル34の操作量に応じた回転軸64
の回転情報または副アクセルレバー72の操作量に応じ
た回転軸64の回転情報は、回転角センサ33を介して
斜板ポンプ28に伝達され、アクセルペダル34の操作
量または副アクセルレバー72の操作量に応じて油圧モ
ータ29が駆動される。これにより、エンジン22の定
格回転によってギヤポンプ21の吐出量を十分に確保す
ると同時に、油圧モータ29の駆動によってモータグレ
ーダ11を低速で走行させる。
【0026】上述したモータグレーダ11によると、停
止時や低速走行時であってもギヤポンプ21の吐出量が
定格回転に保持されたエンジン22によって最大限に確
保されているので、ブレード18を高速でしかも複合状
態で動作させることが可能になる。このため、発進時や
低速走行時にブレード18を高速で且つ複合状態で動作
させることができるようになり、整地が短時間で精度良
く行なえる。
【0027】また、上述したアクセルペダル34の機構
を用いることにより、副アクセルレバー72の機能を残
したままアクセルペダル34の操作でエンジン22の走
行駆動及びギヤポンプ21の吐出量を確保する駆動が行
なえ、ギヤポンプ21の吐出量を確保する駆動を行なう
際に油圧モータ29の駆動を行なってモータグレーダ1
1を走行させるための操作手段を必要としない。尚、上
記実施例では、アクセルペダル機構をモータグレーダ1
1のアクセルペダル34に適用した例を挙げて説明した
が、車両としてはモータグレーダ11に限定されるもの
ではない。
【0028】
【発明の効果】本発明の車両のアクセルペダル機構は、
アクセルペダルの操作により、回転軸が回転して第2伝
達手段によって第2ドラムに回転力が伝達され、第2ド
ラムの回転によりスロットルレバーが操作されてアクセ
ルペダルの操作量に応じてエンジンが駆動されると共
に、操作手段を操作すると、操作手段の操作に連動して
ドラムが回転して伝達手段によって回転軸に回転力が伝
達され、第2伝達手段及び第2ドラムを介してスロット
ルレバーが操作手段の操作量に応じて操作される。ま
た、駆動手段の駆動により第2ドラムが回転されると、
スロットルレバーが駆動手段の駆動力に応じて操作され
ると共にアクセルペダルによる回転軸の回転情報がエン
ジンの駆動とは独立して車両を走行駆動させる駆動系に
伝達される。この結果、操作手段の機能を残したままア
クセルペダルの操作でエンジンの走行駆動と作業具の駆
動源を確保するエンジンの駆動が行なえ、簡単な機構で
エンジンの走行駆動及び作業具の駆動源を確保するアク
セルペダル機構とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るモータグレーダの外観
を表す側面図。
【図2】モータグレーダの駆動系のブロック構成図。
【図3】アクセルペダル機構の斜視図。
【図4】従来のモータグレーダの駆動系のブロック構成
図。
【図5】従来のアクセルペダル機構の側面図。
【図6】図5中のVI-VI 線矢視図。
【符号の説明】
11 モータグレーダ 12 本体 13 フレーム 14 車輪 15 ドロバー 16 サークル 17 スライダ 18 ブレード 20 油圧シリンダ 21 ギヤポンプ 22 エンジン 23 トランスミッション 29 油圧モータ 32 コントローラ 33 回転角センサ 34 アクセルペダル 36 スイッチ 38 エアシリンダ 39 スロットルケーブル 61 スロットルレバー 62 フレーム 63 操作軸 64 回転軸 65 第1レバー 66 第2レバー 68 アーム 70 第3レバー 71 ケーブル 72 副アクセルレバー 73 第2アーム 74 第2ドラム 75 第4レバー 76 第5レバー 77 作動ロッド 79 第3アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの操作に連動して回転し
    回転情報がエンジンの駆動とは独立して車両を走行駆動
    させる駆動系に伝達される回転軸と、該回転軸に対して
    相対回転自在に設けられ前記アクセルペダルとは独立し
    た操作手段の操作に連動して回転するドラムと、該ドラ
    ムと前記回転軸とにわたって設けられ該ドラムの回転を
    該回転軸に伝達し得る伝達手段と、前記回転軸及び前記
    ドラムに対して相対回転自在に設けられ前記アクセルペ
    ダル及び前記操作手段とは独立した駆動手段の駆動によ
    り回転すると共に前記エンジンの駆動を行なうスロット
    ルレバーに連結する第2ドラムと、前記回転軸と該第2
    ドラムとにわたって設けられ該回転軸の回転を該第2ド
    ラムに伝達し得る第2伝達手段とを備えたことを特徴と
    する車両のアクセルペダル機構。
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