JPH0830066B2 - チオテトロン酸の製造方法 - Google Patents
チオテトロン酸の製造方法Info
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- JPH0830066B2 JPH0830066B2 JP62234679A JP23467987A JPH0830066B2 JP H0830066 B2 JPH0830066 B2 JP H0830066B2 JP 62234679 A JP62234679 A JP 62234679A JP 23467987 A JP23467987 A JP 23467987A JP H0830066 B2 JPH0830066 B2 JP H0830066B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D333/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
- C07D333/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D333/04—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
- C07D333/26—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D333/30—Hetero atoms other than halogen
- C07D333/32—Oxygen atoms
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C327/00—Thiocarboxylic acids
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Description
本発明は、チオテトロン酸、とくに高純度のチオテト
ロン酸を製造する方法に関する。 チオテトロン酸は、広い作用活性をもつ抗生物質であ
る(±)チオラクトマイシン(Thiolactomicin)製造用
の中間体として使用される可能性のあることが判明した
〔Tetrahedron Letters,Vol.25,Nr.46 pp,S.5243-5246,
1984〕。 現在のところ、チオテトロン酸を、とくに高純度かつ
良好な収率で、有利に製造する方法は報告されていな
い。 エー・ベナリー〔E.Benary,Chem.Berichte 46,2103
(1913)〕により、チオテトロン酸を、アセチルチオグ
リコールクロリドを出発原料としてナトリウムマロン酸
エステルと反応させ、次いで閉環および水処理により製
造することが知られている。 デー・ベー・マシレビッチ〔D.B.Macierewicz,Rocz.C
hem.47,1735(1973)〕は、ベナリーの反応を追試し
て、チオテトロン酸を、アセチルチオグリコールクロリ
ド基準で30.3%の収率で製取した。 J.Z.モルテンセンらの合成は、他の可能性を示してい
る〔J.Z.Mortensen et al,Tetrahedron 27,3839(197
1)〕。彼らは、2,4−ジブロモチオフェンを出発原料と
して、三段階でブチルリチウムおよびt−ブチルパーベ
ンゾエートと反応させ、46.2%の収率でチオテトロン酸
を合成した。 そのほか、ヨーロッパ特許出願第0189097号は、トリ
メチルアミンの存在下にクロロアセト酢酸クロリドをH2
Sと反応させて、チオテトロン酸を製造することを開示
している。この方法の欠点は、チオテトロン酸の製造に
経費のかかる抽出が必要で、純度(含有88%)が低いこ
とである。これに加えて、ガス状のH2Sを用いることは
工業的方法としては問題である。 チオテトロン酸を改善された純度で製造する方法は、
ヨーロッパ特許出願第0189096号により既知である。こ
れは、4−クロロ−4−クロロメチルオキセタン−2−
オンを、アミンの存在下に硫化水素と反応させて直接チ
オテトロン酸とするか、またはチオテトロン酸を分離せ
ずにケテンと反応させて2,4−ジアセトキシチオフェン
とし、これを鉱酸で処理してチオテトロン酸とする方法
である。これらの方法の欠点は、工業的に大量処理でき
ない反応中間体が生成するうえに、合成をいくつかの段
階に分けて行なわれなければならないことである。さら
に、第一の方法による高純度チオテトロン酸はクロマト
グラフィー精製に依存し、第二の方法は、精製が容易な
2,4−ジアセトキシチオフェンを製造するという回り道
をとることにより、はじめて可能となる。また、この方
法ではH2Sを使用するから、技術的に問題が生じない方
策を講じなければならない。 従って、本発明の課題はこのような欠点がない方法を
見出すことにある。 驚くべきことに、問題とされる硫化水素を使用するこ
となく工業的に採用可能な方法が見出された。その方法
は、大量処理可能なハロゲン化アセト酢酸アルキルを原
料として用い、これをオルトギ酸トリアルキルエステル
と反応させて、式 〔式中、R1およびR2は炭素原子数1〜4の直鎖または分
岐をもつアルキル基を、Halは塩素または臭素をそれぞ
れあらわす。〕 の3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキ
ルエステルとし、この化合物から、式 〔式中、R1は直鎖の、または分岐鎖をもつ、炭素原子数
1〜4のアルキル基をあらわす。〕 で示される4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンを
製造し、これを中間体として用い、高純度チオテトロン
酸を製造する方法である。 上記の方法の第一段階では、既知の方法たとえばスイ
ス特許第4119/85号に記載の方法に従って、4−ハロゲ
ン−アセト酢酸アルキルエステルを酸の存在下、オルト
ギ酸トリアルキルエステルと反応させて、前記した式で
示される3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸
アルキルエステルを製造することが好ましい。この3−
アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキルエス
テルは、本発明の方法に従ってチオ酢酸アルカリ塩と反
応させて3−アルコキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブ
テン酸アルキルエステルとする。次いでこれを分離した
のち水酸化アルカリと処理すれば、4−アルコキシ−2
(5H)−チオフェノンとすることができる。 チオ酢酸アルカリ塩は、3−アルコキシ−4−ハロゲ
ン−2E−ブテン酸アルキルエステルとの反応直前に、そ
のつどアルカリ金属と対応するアルコールから既知の方
法で製造したアルカリアルコレートを、チオ酢酸と反応
させて合成したものを用いることが好ましい。 チオ酢酸アルカリ塩としては、チオ酢酸ナトリウムが
好適である。これはナトリウムアルコラート、とくにナ
トリウムメチラートとチオ酢酸から製造したものを用い
るのが好ましい。 チオ酢酸アルカリ塩溶液は、0〜30℃の温度で、3−
アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキルエス
テルと混合する。好ましい反応中間体は、3−アルコキ
シ−4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエステルである。 溶媒としては、チオ酢酸アルカリ塩の生成の観点か
ら、脂肪族アルコールを用いるのがよい。好ましい脂肪
族アルコールはメタノールである。 通常、反応温度20〜50℃、5〜10時間の反応終了後、
生じたハロゲン化アルカリを分離し、通常の操作、たと
えば濾液を蒸発濃縮すると、対応する3−アルコキシ−
4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸アルキルエステルが
得られる。 この段階での収率は、ほぼ定量的である。 本発明の製造方法において中間体として生成する3−
アルコキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸アルキ
ルエステル、とくに次式 〔式中、R1は前記の意義をもつ〕 の3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステルは、従来知られていない化合物である。こ
れは4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノン中で水酸
化アルカリを作用させる、簡単な方法で得られる。水酸
化アルカリとしては、一般の水酸化ナトリウムまたはカ
リウムが使用される。 溶媒としては水を用い、0〜40℃の温度で反応を行な
うのが有利である。通常、少なくとも1時間経過すれば
4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンが濾別でき、
必要であれば再結晶により精製する。 直接反応方法は、次のように行なわれる。すなわち、
過剰の硫化水素アルカリを低級脂肪族アルコールに添加
しておき、次いで4−アルコキシ−3−ハロゲン−2E−
ブテン酸アルキルエステルを加える。 硫化水素アルカリとしては、硫化水素ナトリウム、と
くに硫化水素ナトリウムの一水和物が好ましい。 これにより、まず反応中間体として3−アルコキシ−
4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエルテルが生成する。
3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキル
エステル1モルに対し、硫化水素アルカリを10〜100%
過剰に見積るのが好ましい。低級脂肪族アルコールとし
ては、反応中間体をエステル化するため、対応するアル
コールを用いる。それにはメタノールが好適である。 反応温度は20〜70℃の範囲が適当である。4〜8時間
の反応時間が終ったら、通常の操作を行なうと、対応す
る4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンが得られ
る。 4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンは、チオテ
トロン酸誘導体類の興味のある中間体として使用され、
とくに4−メチロキシ−2(5H)−チオフェノンは、高
純度チオテトロン酸製造用中間体として好適である。 高純度チオテトロン酸の製造には、対応する4−アル
コキシ−2(5H)−チオフェノンを無水酢酸に溶解し、
この溶液に、20〜60℃でガス状の塩酸を飽和させる。こ
の温度で飽和状態を保ちながら、反応混合物を15〜20時
間反応させる。 通常の操作を行なったのち溶媒を分離し、得られた生
成物を洗浄すると、何ら精製を行なうことなく、純度99
%以上の高純度チオテトロン酸が、93%以上の収率で得
られる。 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
ロン酸を製造する方法に関する。 チオテトロン酸は、広い作用活性をもつ抗生物質であ
る(±)チオラクトマイシン(Thiolactomicin)製造用
の中間体として使用される可能性のあることが判明した
〔Tetrahedron Letters,Vol.25,Nr.46 pp,S.5243-5246,
1984〕。 現在のところ、チオテトロン酸を、とくに高純度かつ
良好な収率で、有利に製造する方法は報告されていな
い。 エー・ベナリー〔E.Benary,Chem.Berichte 46,2103
(1913)〕により、チオテトロン酸を、アセチルチオグ
リコールクロリドを出発原料としてナトリウムマロン酸
エステルと反応させ、次いで閉環および水処理により製
造することが知られている。 デー・ベー・マシレビッチ〔D.B.Macierewicz,Rocz.C
hem.47,1735(1973)〕は、ベナリーの反応を追試し
て、チオテトロン酸を、アセチルチオグリコールクロリ
ド基準で30.3%の収率で製取した。 J.Z.モルテンセンらの合成は、他の可能性を示してい
る〔J.Z.Mortensen et al,Tetrahedron 27,3839(197
1)〕。彼らは、2,4−ジブロモチオフェンを出発原料と
して、三段階でブチルリチウムおよびt−ブチルパーベ
ンゾエートと反応させ、46.2%の収率でチオテトロン酸
を合成した。 そのほか、ヨーロッパ特許出願第0189097号は、トリ
メチルアミンの存在下にクロロアセト酢酸クロリドをH2
Sと反応させて、チオテトロン酸を製造することを開示
している。この方法の欠点は、チオテトロン酸の製造に
経費のかかる抽出が必要で、純度(含有88%)が低いこ
とである。これに加えて、ガス状のH2Sを用いることは
工業的方法としては問題である。 チオテトロン酸を改善された純度で製造する方法は、
ヨーロッパ特許出願第0189096号により既知である。こ
れは、4−クロロ−4−クロロメチルオキセタン−2−
オンを、アミンの存在下に硫化水素と反応させて直接チ
オテトロン酸とするか、またはチオテトロン酸を分離せ
ずにケテンと反応させて2,4−ジアセトキシチオフェン
とし、これを鉱酸で処理してチオテトロン酸とする方法
である。これらの方法の欠点は、工業的に大量処理でき
ない反応中間体が生成するうえに、合成をいくつかの段
階に分けて行なわれなければならないことである。さら
に、第一の方法による高純度チオテトロン酸はクロマト
グラフィー精製に依存し、第二の方法は、精製が容易な
2,4−ジアセトキシチオフェンを製造するという回り道
をとることにより、はじめて可能となる。また、この方
法ではH2Sを使用するから、技術的に問題が生じない方
策を講じなければならない。 従って、本発明の課題はこのような欠点がない方法を
見出すことにある。 驚くべきことに、問題とされる硫化水素を使用するこ
となく工業的に採用可能な方法が見出された。その方法
は、大量処理可能なハロゲン化アセト酢酸アルキルを原
料として用い、これをオルトギ酸トリアルキルエステル
と反応させて、式 〔式中、R1およびR2は炭素原子数1〜4の直鎖または分
岐をもつアルキル基を、Halは塩素または臭素をそれぞ
れあらわす。〕 の3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキ
ルエステルとし、この化合物から、式 〔式中、R1は直鎖の、または分岐鎖をもつ、炭素原子数
1〜4のアルキル基をあらわす。〕 で示される4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンを
製造し、これを中間体として用い、高純度チオテトロン
酸を製造する方法である。 上記の方法の第一段階では、既知の方法たとえばスイ
ス特許第4119/85号に記載の方法に従って、4−ハロゲ
ン−アセト酢酸アルキルエステルを酸の存在下、オルト
ギ酸トリアルキルエステルと反応させて、前記した式で
示される3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸
アルキルエステルを製造することが好ましい。この3−
アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキルエス
テルは、本発明の方法に従ってチオ酢酸アルカリ塩と反
応させて3−アルコキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブ
テン酸アルキルエステルとする。次いでこれを分離した
のち水酸化アルカリと処理すれば、4−アルコキシ−2
(5H)−チオフェノンとすることができる。 チオ酢酸アルカリ塩は、3−アルコキシ−4−ハロゲ
ン−2E−ブテン酸アルキルエステルとの反応直前に、そ
のつどアルカリ金属と対応するアルコールから既知の方
法で製造したアルカリアルコレートを、チオ酢酸と反応
させて合成したものを用いることが好ましい。 チオ酢酸アルカリ塩としては、チオ酢酸ナトリウムが
好適である。これはナトリウムアルコラート、とくにナ
トリウムメチラートとチオ酢酸から製造したものを用い
るのが好ましい。 チオ酢酸アルカリ塩溶液は、0〜30℃の温度で、3−
アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキルエス
テルと混合する。好ましい反応中間体は、3−アルコキ
シ−4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエステルである。 溶媒としては、チオ酢酸アルカリ塩の生成の観点か
ら、脂肪族アルコールを用いるのがよい。好ましい脂肪
族アルコールはメタノールである。 通常、反応温度20〜50℃、5〜10時間の反応終了後、
生じたハロゲン化アルカリを分離し、通常の操作、たと
えば濾液を蒸発濃縮すると、対応する3−アルコキシ−
4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸アルキルエステルが
得られる。 この段階での収率は、ほぼ定量的である。 本発明の製造方法において中間体として生成する3−
アルコキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸アルキ
ルエステル、とくに次式 〔式中、R1は前記の意義をもつ〕 の3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステルは、従来知られていない化合物である。こ
れは4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノン中で水酸
化アルカリを作用させる、簡単な方法で得られる。水酸
化アルカリとしては、一般の水酸化ナトリウムまたはカ
リウムが使用される。 溶媒としては水を用い、0〜40℃の温度で反応を行な
うのが有利である。通常、少なくとも1時間経過すれば
4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンが濾別でき、
必要であれば再結晶により精製する。 直接反応方法は、次のように行なわれる。すなわち、
過剰の硫化水素アルカリを低級脂肪族アルコールに添加
しておき、次いで4−アルコキシ−3−ハロゲン−2E−
ブテン酸アルキルエステルを加える。 硫化水素アルカリとしては、硫化水素ナトリウム、と
くに硫化水素ナトリウムの一水和物が好ましい。 これにより、まず反応中間体として3−アルコキシ−
4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエルテルが生成する。
3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテン酸アルキル
エステル1モルに対し、硫化水素アルカリを10〜100%
過剰に見積るのが好ましい。低級脂肪族アルコールとし
ては、反応中間体をエステル化するため、対応するアル
コールを用いる。それにはメタノールが好適である。 反応温度は20〜70℃の範囲が適当である。4〜8時間
の反応時間が終ったら、通常の操作を行なうと、対応す
る4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンが得られ
る。 4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンは、チオテ
トロン酸誘導体類の興味のある中間体として使用され、
とくに4−メチロキシ−2(5H)−チオフェノンは、高
純度チオテトロン酸製造用中間体として好適である。 高純度チオテトロン酸の製造には、対応する4−アル
コキシ−2(5H)−チオフェノンを無水酢酸に溶解し、
この溶液に、20〜60℃でガス状の塩酸を飽和させる。こ
の温度で飽和状態を保ちながら、反応混合物を15〜20時
間反応させる。 通常の操作を行なったのち溶媒を分離し、得られた生
成物を洗浄すると、何ら精製を行なうことなく、純度99
%以上の高純度チオテトロン酸が、93%以上の収率で得
られる。 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
4−クロロ−3−メトキシ−2E−ブテン酸メチルエステ
ルの製造 4−クロロアセト酢酸メチルエステル31.0g(0.2モ
ル)をオルトギ酸トリメチルエステル106.0g(1.0モ
ル)と混合した。アルゴンガス雰囲気下、攪拌しながら
イオン交換樹脂「アンバーライト15」30.0gを加えた。
激しいガス発生を伴いながら、反応温度を40℃に保っ
た。5時間後、薄層クロマトグラフィーの分析の結果、
未反応物はもはや見られなかった。次いでイオン交換樹
脂を濾別し、残渣を水流ポンプで減圧して蒸留した。留
出液にp−トルエンスルホン酸の一水和物1.0gを加え、
長時間150℃に加熱し、メタノールを留去した。 次いで反応物を水流ポンプで蒸留した。 その結果、沸点Kp12=93℃の無色液体24.7gが得られ
た。 NMR(CDCl3)δ =5.16(s,1H);4.67(s,2H);3.73(s,6H) 収率:75%
ルの製造 4−クロロアセト酢酸メチルエステル31.0g(0.2モ
ル)をオルトギ酸トリメチルエステル106.0g(1.0モ
ル)と混合した。アルゴンガス雰囲気下、攪拌しながら
イオン交換樹脂「アンバーライト15」30.0gを加えた。
激しいガス発生を伴いながら、反応温度を40℃に保っ
た。5時間後、薄層クロマトグラフィーの分析の結果、
未反応物はもはや見られなかった。次いでイオン交換樹
脂を濾別し、残渣を水流ポンプで減圧して蒸留した。留
出液にp−トルエンスルホン酸の一水和物1.0gを加え、
長時間150℃に加熱し、メタノールを留去した。 次いで反応物を水流ポンプで蒸留した。 その結果、沸点Kp12=93℃の無色液体24.7gが得られ
た。 NMR(CDCl3)δ =5.16(s,1H);4.67(s,2H);3.73(s,6H) 収率:75%
【実施例1】 4−クロロ−3−メトキシ−2E−ブテン酸メチルエステ
ルから3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン
酸メチルエステルを経由しての4−メトキシ−2(5H)
−チオフェノンの製造 a)3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸
メチルエステルの製造 ナトリウム4.07g(0.177モル)を180mlのメタノール
に溶解し、0℃に冷却した。この溶液に、チオ酢酸13.4
7g(0.171モル)を滴下した。次いで、この溶液に0℃
で、3−メトキシ−4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエ
ステル29.15g(0.150モル)/メタノール40mlの溶液を
添加し、一夜室温に放置した。析出した塩を濾別し、溶
媒をロータリー蒸発器で留去し、少量の塩化メチレンを
加えて残った塩を析出させた。 塩を濾別して溶媒を蒸発させ、残渣を高真空で乾燥
し、GC純度82.8%の黄色液体36.53gを得た。これは100
%の製品30.25g(収率約98.7%)に相当する。 Kp0.2=93℃ NMR(CDCl3,300MHz)δ =2.36(s,3H);3.66(s,3H);3.71(s,3H);4.29
(s,2H);5.10(s,1H) Ms(70eV) m/z=204(M+,12),162(35),130(80),43(100) b)4−メトキシ−2(5H)−チオフェノンの製造 3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステル35.77g(0.145モル)を用意し、これをKOH
12.20g(0.217モル)/水45mlの溶液に攪拌しながら添
加した。約30分後、黄色の固体が析出した。この生成物
を吸引濾別し、短時間乾燥したのち、メタノール20mlで
再結晶した。 その結果、融点90〜91℃の白色生成物15.0gが得られ
た(GC純度:97.3%)。これは77.4%の収率に相当す
る。 NMR(CDCl3,300MHz)δ =3.87(s,3H);3.91(s2H);5.49(s,1H) MS(70eV) m/z=130(M+,100),84(15),72(52),69(39),45
(20)
ルから3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン
酸メチルエステルを経由しての4−メトキシ−2(5H)
−チオフェノンの製造 a)3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸
メチルエステルの製造 ナトリウム4.07g(0.177モル)を180mlのメタノール
に溶解し、0℃に冷却した。この溶液に、チオ酢酸13.4
7g(0.171モル)を滴下した。次いで、この溶液に0℃
で、3−メトキシ−4−クロロ−2E−ブテン酸メチルエ
ステル29.15g(0.150モル)/メタノール40mlの溶液を
添加し、一夜室温に放置した。析出した塩を濾別し、溶
媒をロータリー蒸発器で留去し、少量の塩化メチレンを
加えて残った塩を析出させた。 塩を濾別して溶媒を蒸発させ、残渣を高真空で乾燥
し、GC純度82.8%の黄色液体36.53gを得た。これは100
%の製品30.25g(収率約98.7%)に相当する。 Kp0.2=93℃ NMR(CDCl3,300MHz)δ =2.36(s,3H);3.66(s,3H);3.71(s,3H);4.29
(s,2H);5.10(s,1H) Ms(70eV) m/z=204(M+,12),162(35),130(80),43(100) b)4−メトキシ−2(5H)−チオフェノンの製造 3−メトキシ−4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステル35.77g(0.145モル)を用意し、これをKOH
12.20g(0.217モル)/水45mlの溶液に攪拌しながら添
加した。約30分後、黄色の固体が析出した。この生成物
を吸引濾別し、短時間乾燥したのち、メタノール20mlで
再結晶した。 その結果、融点90〜91℃の白色生成物15.0gが得られ
た(GC純度:97.3%)。これは77.4%の収率に相当す
る。 NMR(CDCl3,300MHz)δ =3.87(s,3H);3.91(s2H);5.49(s,1H) MS(70eV) m/z=130(M+,100),84(15),72(52),69(39),45
(20)
【実施例2】 4−クロロ−3−メトキシ−2E−ブテン酸メチルエステ
ルと硫化水素ナトリウムから直接の4−メトキシ−2
(5H)−チオフェノンの製造 純度90%の硫化水素ナトリウム−水和物11.6g(0.14
モル)を90mlのメタノールに溶解した。この溶液に、純
度96.7%の4−クロロ−3−メトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステル17.0g(0.1モル)を10mlのメタノールに溶
解した溶液を、50℃で4時間かけて滴下した。反応を2
時間行なったのち、メタノールをロータリー蒸発器で真
空蒸発した。残渣に水100mlを加え、各々80mlの塩化メ
チレンで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、さらに蒸発乾燥した。残渣を熱メタノール15mlで再
結晶した。 その結果、融点90℃の黄色生成物5.12gが得られた。
純度(GC):96%、収率:37.8%であった。
ルと硫化水素ナトリウムから直接の4−メトキシ−2
(5H)−チオフェノンの製造 純度90%の硫化水素ナトリウム−水和物11.6g(0.14
モル)を90mlのメタノールに溶解した。この溶液に、純
度96.7%の4−クロロ−3−メトキシ−2E−ブテン酸メ
チルエステル17.0g(0.1モル)を10mlのメタノールに溶
解した溶液を、50℃で4時間かけて滴下した。反応を2
時間行なったのち、メタノールをロータリー蒸発器で真
空蒸発した。残渣に水100mlを加え、各々80mlの塩化メ
チレンで2回抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
し、さらに蒸発乾燥した。残渣を熱メタノール15mlで再
結晶した。 その結果、融点90℃の黄色生成物5.12gが得られた。
純度(GC):96%、収率:37.8%であった。
【実施例3】 チオテトロン酸の製造 純度97.3%の4−メトキシ−2(5H)−チオフェノン
2.60g(0.0194モル)を酢酸30mlに溶解し、40℃でガス
状の塩酸を飽和させた。この温度で16時間反応を続け
た。次いで酢酸をロータリー蒸発器で真空蒸発させた。
粗生成物をトルエン10mlで洗浄し、吸引濾別後真空乾燥
した。 その結果、ほぼ白色の結晶状チオテトロン酸2.13gが
得られた。融点120℃、純度99.5%(NaOH滴定分析)。 これは100%の製品2.12g、収率93.9%に相当する。
2.60g(0.0194モル)を酢酸30mlに溶解し、40℃でガス
状の塩酸を飽和させた。この温度で16時間反応を続け
た。次いで酢酸をロータリー蒸発器で真空蒸発させた。
粗生成物をトルエン10mlで洗浄し、吸引濾別後真空乾燥
した。 その結果、ほぼ白色の結晶状チオテトロン酸2.13gが
得られた。融点120℃、純度99.5%(NaOH滴定分析)。 これは100%の製品2.12g、収率93.9%に相当する。
Claims (5)
- 【請求項1】チオテトロン酸を高純度で製造する方法で
あって、下式で示される3−アルコキシ−4−ハロゲン
−2E−ブテン酸アルキルエステルを、 〔式中、R1およびR2は炭素原子数1〜4の直鎖または分
岐鎖のアルキル基を、Halは塩素または臭素をそれぞれ
あらわす。〕 a)チオ酢酸アルカリ塩と反応させて3−アルコキシ−
4−チオアセトキシ−2E−ブテン酸アルキルエステルと
し、これを分離したのち、さらに水酸化アルカリと処理
することによりチオテトロン酸を形成するか、または b)硫化水素アルカリと反応させて、直接に下式で示さ
れる4−アルコキシ−2(5H)−チオフェノンを製造
し、 〔R1は前記した意味を有する。〕 このようにして製造した4−アルコキシ−2(5H)−チ
オフェノンを無水酢酸中でガス状の塩化水素と反応させ
てチオテトロン酸を形成することを特徴とするチオテト
ロン酸の製造方法。 - 【請求項2】チオ酢酸アルカリ塩としてチオ酢酸ナトリ
ウムを使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項
の製造方法。 - 【請求項3】硫化水素アルカリとして硫化水素ナトリウ
ムを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項の製
造方法。 - 【請求項4】3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテ
ン酸とチオ酢酸アルカリとの反応を、溶媒としての低級
脂肪族アルコールの存在下に行なうことを特徴とする特
許請求の範囲第1項または第2項の製造方法。 - 【請求項5】3−アルコキシ−4−ハロゲン−2E−ブテ
ン酸とチオ酢酸アルカリとの反応を、20〜60℃の温度で
行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第3項
または第4項の製造方法。
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FI83510C (fi) * | 1985-02-22 | 1991-07-25 | Ciba Geigy Ag | Foerfarande foer framstaellning av nya, terapeutiskt anvaendbara bi-2h- pyrroli(di)ndioner. |
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Non-Patent Citations (1)
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