JPH083002Y2 - ウエットエッチング装置 - Google Patents

ウエットエッチング装置

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JPH083002Y2
JPH083002Y2 JP11830689U JP11830689U JPH083002Y2 JP H083002 Y2 JPH083002 Y2 JP H083002Y2 JP 11830689 U JP11830689 U JP 11830689U JP 11830689 U JP11830689 U JP 11830689U JP H083002 Y2 JPH083002 Y2 JP H083002Y2
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JP
Japan
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etching
substrate
water
spraying mechanism
chemical
Prior art date
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JP11830689U
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JPH0357932U (ja
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俊一 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば薄膜トランジスタの製造に際して
その基板の被膜を薬液を用いてエッチングするウエット
エッチング装置に関する。
[従来の技術] 薄膜トランジスタを製造する際には、ガラス製の基板
の表面に被膜を形成し、この被膜をエッチングする工程
がある。この工程ではウエットエチレン装置が使用され
るが、従来のエッチング装置においては、一種の被膜に
対応するそれ専用の機能しか有していない。
[考案が解決しようとする課題] このため、被膜の種類や厚さなどのエッチングプロセ
スの条件が変ると、その都度それに適応するウエットエ
ッチング装置を用意しなければならないという面倒で煩
わしい点があった。
この考案はこのような点に着目してなされたもので、
その目的とするところは、エッチングプロセスの条件が
変更となっても、それに適応して効率よくエッチングを
することができるウエットエッチング装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] この考案はこのような目的を達成するために、薬液槽
内に収容された薬液を基板に散布して基板の被膜をエッ
チングする薬液散布機構と、基板に水洗用の水を散布す
る水散布機構とを備えるエッチングユニットを複数連設
し、これらエッチングユニットに順に基板を通過させて
所要のエッチングユニットの薬液散布機構で所要のエッ
チングを行ない、所要のエッチングユニットの水散布機
構で所要の水洗いを行なうようにしたものである。
[作用] このような構成においては、それぞれエッチング用の
薬液を散布する薬液散布機構と、水洗用の水を散布する
水散布機構とを備える複数のエッチングユニットが予め
設けられているから、被膜に応じたエッチングユニット
を選択的に使用することにより、エッチングプロセスが
変更となっても装置に変更を加えることなく、それに対
応した処理を基板に施すことが可能となる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について図面を参照して説
明する。
第1図において、Aは基板のローダ、Bは同じくアン
ローダで、ローダAとアンドーダBとの間に同一の構造
の複数のエッチングユニットI,II,III,IVが直列に配置
するように設けられている。
エッチングユニットI,II,III,IVの構成を第2図に示
し、1が筐体で、この筐体1内の中段部分に基板aを水
平に搬送する搬送機構2が設けられ、この搬送機構2の
下方にトレイ3が、さらにこのトレイ3の下方にエッチ
ング用の薬液を収容する薬液槽4がそれぞれ設けられて
いる。また搬送機構2の上方には、薬液を散布する複数
の薬液ノズル5…と、水洗い用の純水を散布する複数の
水洗ノズル6…とが配設されている。そして前記薬液槽
4から送液パイプ7が導出し、この送液パイプ7が前記
薬液ノズル5…に接続し、この送液パイプ7の途中に送
液ポンプ8および開閉バルブ9が設けられ、これにより
薬液槽4内の薬液を薬液ノズル5…から基板aに散布す
る薬液散布機構10が構成されている。
また11は純水を送る送水パイプで、この送水パイプ11
が前記水洗ノズル6…に接続し、この送水パイプ11の途
中に開閉バルブ12が設けられ、これにより基板aに水洗
用の純水を散布する水散布機構13が構成されている。
さらに前記トレイ3の底面からは返送パイプ14および
排水パイプ15が導出し、返送パイプ14が薬液槽4内に挿
入され、排水パイプ15が筐体1の外部に引き出され、こ
れら返送パイプ14および排水パイプ15の途中にそれぞれ
開閉バルブ16,17が設けられている。
基板aは搬送機構2により筐体1の一方側から他方側
に搬送されるが、この際、基板aの表面に形成された被
膜をエッチングすべき場合には、薬液経路の開閉バルブ
9および16を開放し、水洗経路の開閉バルブ12および17
を閉止し、この状態で送液ポンプ8を駆動し、薬液槽4
内の薬液を送液パイプ7を通して薬液ノズル5…から基
板aに散布する。これにより基板aの被膜がエッチング
され、散布後の薬液はトレイ3から返送パイプ14を通し
て薬液槽4内に返送され、再使用に供される。
一方、基板aを水洗いすべき場合には、水洗経路の開
閉バルブ12および17を開放し、薬液経路の開閉バルブ9
および16を閉止し、この状態で送水パイプ11を通して純
水を水洗ノズル6…に送り、これら水洗ノズル6…から
基板aに純水を散布する。これにより基板aが水洗いさ
れ、また散布後の水は排水パイプ15を通して筐体1の外
部に廃棄される。
しかして、エッチングユニットI,II,III,IVの薬液槽
4内にはそれぞれ異なる薬液、α,β,γ,δが収容さ
れている。ここで、例えばαはCrのエッチング液(硝酸
セリウンアンモニウム:過塩素酸:水=165g:42g:1
)、βはITOのエッチング液(HCl:HNO3:水=1:0.08:
1)、γはα・Siのエッチング液(バッファ−HF)であ
る。
そして基板aをエッチングユニットI,II,III,IVに順
に通過させるわけであるが、ここで基板aの表面に、例
えばITOの被膜とCrの被膜が二層に積層されている場合
には、基板aをエッチングユニットIに通過させる際
に、このエッチングユニットIの薬液散布機構10で基板
aに薬液αを散布してCrの被膜をエッチングし、次に基
板aをエッチングユニットIIに送り、このエッチングユ
ニットIIの薬液散布機構10で基板aに薬液βを散布して
ITOの被膜をエッチングする。そしてこの基板aをさら
にエッチングユニットIIIに送る。このエッチングユニ
ットIIIにおいては、薬液散布機構10を閉じ、水散布機
構13を開いて基板aに純水を散布し、この純水により水
洗いをする。エッチングユニットIVにおいては薬剤散布
機構10および水散布機構13を共に閉じておき、エッチン
グユニットIIIで水洗いを終了した基板aをそのままま
このエッチングユニットIVに通過させてアンローダBに
送り、乾燥させて取り出す。
また基板aの表面に、例えばα・Siの被膜が形成され
ている場合には、エッチングユニットI,IIの薬液散布機
構10および水散布機構13をそれぞれ共に閉じ、基板aを
これらエッチングユニットI,IIを単に通過させてエッチ
ングユニットIIIに送り、このエッチングユニットIIIの
薬液散布機構10で基板aに薬液γを散布してα・Siの被
膜をエッチングし、こののち基板aをエッチングユニッ
トIVに送り、このエッチングユニットIVで水洗いを行な
う。
また一方、単層で厚さの厚い例えばCrの被膜をエッチ
ングする場合には、エッチングユニットIIの薬液層4内
に収容する薬液を、エッチングユニットIと同様にαの
薬液つまりCrのエッチング液とし、この状態で基板aを
エッチングユニットIに送ってまず一段目のエッチング
を行ない、次に基板aをエッチングユニットIIに送って
二段目のエッチングを行なう。このようにエッチングを
二段に分けて行なうことにより、厚さの厚い被膜を的確
にエッチングをすることができる。そしてエッチングユ
ニットIIでのエッチングが終了したのちに、基板aをエ
ッチングユニットIIIに送って水洗いをし、さらにエッ
チングユニットIVにそのまま通過させてアンローダBに
送り出す。
[考案の効果] 以下説明したようにこの考案によれば、被膜に応じた
エッチングユニットを選択的に使用することにより、エ
ッチングプロセスが変更となっても装置に変更を加える
ことなく、それに対応した処理を基板に施すことができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるウエットエッチング
装置の全体の構成を模式的に示す平面図、第2図は同装
置におけるエッチングユニットの構成図である。 4……薬液槽、5……薬液ノズル、6……水洗ノズル、
10……薬液散布機構、13……水散布機構。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液槽内に収容された薬液を基板に散布し
    て基板の被膜をエッチングする薬液散布機構と、基板に
    水洗用の水を散布する水散布機構とを備えるエッチング
    ユニットを複数連設し、これらエッチングユニットに順
    に基板を通過させて所要のエッチングユニットの薬液散
    布機構で所要のエッチングを行ない、所要のエッチング
    ユニットの水散布機構で所要の水洗いを行なうことを特
    徴とするウエットエッチング装置。
  2. 【請求項2】各エッチングユニットの薬液槽内にはそれ
    ぞれ異なるエッチング用の薬液が収容されていることを
    特徴とする請求項1に記載のウエットエッチング装置。
JP11830689U 1989-10-11 1989-10-11 ウエットエッチング装置 Expired - Lifetime JPH083002Y2 (ja)

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JP11830689U JPH083002Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 ウエットエッチング装置

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JP11830689U JPH083002Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 ウエットエッチング装置

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Publication Number Publication Date
JPH0357932U JPH0357932U (ja) 1991-06-05
JPH083002Y2 true JPH083002Y2 (ja) 1996-01-29

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ID=31666480

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JP11830689U Expired - Lifetime JPH083002Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 ウエットエッチング装置

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JP2011151219A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Hitachi Ltd 多層プリント回路基板の製造装置

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JPH0357932U (ja) 1991-06-05

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