JPH10144647A - 枚葉処理装置とその使用方法 - Google Patents

枚葉処理装置とその使用方法

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JPH10144647A
JPH10144647A JP30340596A JP30340596A JPH10144647A JP H10144647 A JPH10144647 A JP H10144647A JP 30340596 A JP30340596 A JP 30340596A JP 30340596 A JP30340596 A JP 30340596A JP H10144647 A JPH10144647 A JP H10144647A
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JP
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chamber
substrate
gate valve
washing
buffer
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JP30340596A
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English (en)
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Kiyohiro Kawasaki
清弘 川崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枚葉処理装置において洗浄状態を正確に測定
するとともに純水の使用量の適正化を図る。 【解決手段】 水洗室4の入口側の側壁に設けられた基
板搬入口としての連通孔54と出口側の側壁に設けられ
た基板搬出口としての連通孔55をそれぞれ開閉するゲ
ートバルブ64、65を設置し、反応室2からの薬液ミ
ストや乾燥室5からの大気を含んだ空気が水洗室4に侵
入して処理水に溶け込むのを防止する。これにより、薬
液の除去状態が正確に評価できて、不良の発生や信頼性
上の品質問題を回避できるとともに、純水の使用量の削
減が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路およ
び液晶デバイスなどの製造工程において用いられる化学
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように半導体集積回路および液晶
デバイスなどの製造工程においては多数回の食刻・洗浄
工程が必要である。洗浄工程の実施形態としては以下に
述べるようなものが有り、実に多種多様である。第1の
例としては写真食刻工程における感光性樹脂を塗布する
前の塗布前洗浄があり、これは所望の感光性樹脂パター
ンの形成に障害となる大小の付着したパーティクルやダ
スト、異物の除去が主目的である。第2の例としては製
膜工程における製膜前の製膜前洗浄があり、これはピン
ホールや膜剥がれの無い製膜に障害となる大小の付着し
たパーティクルやダスト、異物の除去に加えて膜の密着
性を強化するための表面改質と、多層配線構造において
上下の導電性パターン間に接触(コンタクト)不良が生
じないように下地の導電膜表面の酸化膜を除去するため
の表面処理などの複数の目的を有している。第3の例と
しては食刻後および感光性樹脂の剥離後の洗浄があり、
これは主としてこれらの処理に使用した薬液と剥離液中
に残存する未分解の感光性樹脂の除去を目的としてい
る。この他の洗浄を必要とする工程についてはここでは
省略する。
【0003】上記した食刻・洗浄工程においては、何れ
も洗浄の最終工程では純水を使用して基板を洗浄し、付
着している薬液やダスト、異物を除去するのが一般的で
あり、写真食刻時の現像プロセスや食刻プロセスにおい
ては純水を基板上にシャワーまたはスプレー状に吹き付
けるようにして1枚ずつ連続的に処理する製造装置が量
産工場では多用される。
【0004】図4はこのような食刻・洗浄装置の概略の
断面構成図を示す。食刻・洗浄装置としての構成では、
反応室2と水洗室4および乾燥室5が最低限度の構成要
素である。薬液処理時間が長くなる場合には反応室を2
段にしたり、処理液の水洗室4への持ち出し量を低下さ
せるために反応室2と水洗室4との間に液切り室3など
の緩衝室を設けたり、同じく処理液の装置外への拡散を
防止するために反応室の上流側に緩衝室1を配置するな
どの設計的手法が加味されることは公知である。
【0005】以下に簡単に装置の構成内容を説明する
と、薬液循環ポンプ6、薬液中のダストまたはパーティ
クルを除去するためのフィルタ7および流量調整用のバ
ルブ8よりなる配管系9と、薬液を噴射するノズル1
0、反応室2、反応室底部に設けられた薬液回収配管1
1および薬液循環タンク12とで閉ループを構成し、薬
液13を循環使用する機構成が代表的である。
【0006】ストップバルブ14を有する薬液供給配管
系15は循環タンク12に薬液13を供給するための配
管系であり、図示はしないが例えば別に配置された供給
タンクからN2 加圧で圧送によって新規な薬液が循環タ
ンク12に供給される。同じくストップバルブ16を有
する薬液廃棄配管17は使用済みの薬液13を外部に廃
棄するための配管系であり、図示はしないが別に設置さ
れた廃液タンクなどに移し替えてから産業廃棄物として
処理するなどの手続きがなされる。
【0007】水洗室4では基板に付着している薬液を洗
い流すために一般的には適度な純度の純水が必要である
ので、流量調整用バルブ18を有する純水供給配管19
が設けられ、配管の先端には純水を噴射するノズル20
が配置される。水洗室4の底部に設けられた21は基板
を水洗した処理水の排水管であり、純水洗浄の初期には
微量ではあるが排水中に薬液が含まれるので、通常は公
害対策のための処理を施されてから工場排水として廃棄
される。
【0008】ただ単純に基板に純水を噴射するだけでな
く、噴射する純水に超音波を重畳したり、高圧の噴射ジ
ェットにしたりして物理的な力で基板に付着した異物や
パーティクルの除去能力を高めることも最新の洗浄機で
は導入が定着しつつある。
【0009】乾燥室5では水洗後の濡れた基板を乾燥す
るために、圧力計22と流量調整用バルブ23を有する
ドライエアまたは窒素ガスなどの乾燥ガス供給配管24
が設けられ、配管の先端には上記乾燥ガスを基板上にシ
ート状に噴射する乾燥ノズル25が配置される。26は
乾燥室3内で乾燥ノズル25によって凝集した水を廃棄
するための排水管である。このように乾燥したガスを基
板に吹き付けて乾燥する方式は別名エアナイフとも呼ば
れる。なお、純水噴射ノズル20および乾燥ノズル25
は基板上のみならず基板下からも噴射するのが効率的で
あり、かつ一般的である。
【0010】100は基板の搬送ラインで、基板の搬送
機構、反応室2と水洗室4との間に設置されるゲートバ
ルブおよびエアカーテンなどの干渉防止機構、さらに各
室内の雰囲気を排気する排気管は図4では省略されてい
る。エアナイフ以外にもIPAなどの速乾性の有機溶剤
を用いた置換型乾燥あるいは基板を高速で回転させて乾
燥するスピン乾燥もあるが、ここでは説明は省略されて
いる。
【0011】なお、図4において、51は緩衝室1の入
口側の側壁に設けられた開口スリット(連通孔)、5
2,53は反応室2の入口側および出口側の側壁に設け
られた開口スリット(連通孔)、54,55は水洗室4
の入口側および出口側の側壁に設けられた開口スリット
(連通孔)、56は乾燥室5の出口側の側壁に設けられ
た開口スリット(連通孔)で、基板の搬送ライン100
はこれら連通孔51〜56を貫通して設けられている。
【0012】図5は水洗室4を詳細に説明するための概
略断面図である。図5の左右方向に並んで設けられた搬
送ローラ27の上を基板50が水洗室4の入口側の側壁
に設けられた開口スリット(連通孔)54から水洗室4
内に入っていき、純水噴射ノズル20の下を一定の速度
で通過し、水洗室4の出口側の側壁に設けられた開口ス
リット(連通孔)55を通過して乾燥室または緩衝室に
入っていく搬送形態が制御も含めて最も簡便でありかつ
一般的である。
【0013】水洗室4の上部には水洗室4内の薬液を微
量に含んだ水ミストを排気するための排気管30が設け
られており、排気管30には水ミストが大量に装置外に
持ち出されるのを防止するフィルタまたはトラップ31
が設けられている。なお、32は水洗室4内の排気量を
調整するためのダンパである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の枚葉処理装置に
おいては、水洗室4の入口側と出口側に設けられた開口
スリット(連通孔)54,55を通して反応室4内の薬
液ミストおよび乾燥室5内の雰囲気を大量に含んだ空気
が水洗室4に流入することは避けられない。加えて純水
噴射ノズル20より大量に噴射される純水がスプレイ
(霧)状またはシャワー状のため、上記薬液ミストと大
気は極めて効率よく純水に吸収されてしまう。
【0015】このため、排水管21に集められる処理水
33の純度を測定して薬液の除去状態を計測しようとし
ても、大気中の二酸化炭素ガスが溶け込んでいるために
薬液処理がなされない場合でも処理水の電気抵抗は室温
で0.1 MΩ-cm を越えることはなく、薬液の除去状態を
正確に評価することはできなかった。ちなみに超純水の
抵抗は18MΩ-cm である。
【0016】純水洗浄が不十分で薬液が基板に残存した
まま乾燥されると、薬液による薄膜パターンの欠除や染
みあるいは斑の発生をもたらしたり、後続工程で形成さ
れる絶縁層への薬液成分の取り込みが行われ、歩留りの
低下や電気特性の劣化をもたらすだけでなく製品の信頼
性が劣悪なものとなるので、薬液の除去を確認すること
は食刻工程においては重要な工程管理項目である。
【0017】ところが、上記したように従来の装置では
処理水の純度を測定しても大気中の二酸化炭素ガスが溶
け込んで電離しイオン化しているので、残存薬液との判
別が不可能であり、製品の出来映えを通して間接的に評
価するか、過度に大量の純水を洗浄に使用する予防保全
的な取組みを実施するしか有効な対策がなかった。
【0018】本発明は上述した問題点に鑑みなされたも
ので、純水をシャワー状またはスプレイ(霧)状に噴射
する水洗部を有する枚葉処理装置において薬液の除去状
態を正確に測定することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては水洗室の入口側の側壁に設けられ
た基板搬入口としての連通孔および出口側の側壁に設け
られた基板搬出口としての連通孔にそれぞれゲートバル
ブを設け、薬液ミストおよび大気や水分を含んだ空気が
水洗室に侵入することを阻止するようにしたものであ
る。これにより、薬液の除去状態が正確に評価できて、
不良の発生や信頼性上の品質問題を回避できる。
【0020】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、反応室
と水洗室および水洗室と乾燥室とが各々連通孔を介して
連結されるとともに、上記水洗室の基板搬入側と基板搬
出側とに上記連通孔を開閉する第1と第2のゲートバル
ブを有するとともに、上記水洗室の処理水の純度を測定
する手段を備えたものである。
【0021】請求項1の構成により、基板が水洗室内に
あるときに第1と第2のゲートバルブを閉じておけば、
反応室から薬液ミストそして乾燥室から大気が侵入する
ことはなく、したがって処理水には基板に付着していた
薬液が溶けこんでいるに過ぎない。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1に加え
て薬液ミストの水洗室への侵入をより強力に阻止するた
めに、反応室と水洗室との間に連通孔を有する緩衝室を
設置し、上記緩衝室の基板搬入側に上記連通孔を開閉す
る第3のゲートバルブを有するとともに、大気の水洗室
への侵入をより強力に阻止するために、乾燥室の基板搬
出口を開閉する第4のゲートバルブを有するという構成
を付加したものである。
【0023】請求項3の構成により、第3のゲートバル
ブが閉じていれば第1のゲートバルブが開いて基板を水
洗室に搬入するときでも反応室から薬液ミストが侵入す
る恐れはなく、同じく第4のゲートバルブが閉じていれ
ば第2のゲートバルブが開いて水洗室から乾燥室に基板
を搬出するときでも乾燥室から大気が侵入する恐れもな
い。
【0024】請求項2と請求項4に記載の発明は、請求
項1と請求項3の発明に水洗室をパージするために水洗
室に水に溶けない不活性ガスを供給する手段と、上記水
洗室内の雰囲気を排出する手段とを備えるという構成を
付加したものである。
【0025】請求項2と4の構成により、水洗室での基
板の搬入、搬出時に何らかの理由で反応室より薬液ミス
トあるいは乾燥室より大気が侵入しても少量であれば、
短時間の内に不活性ガスでパージされるとともに排出さ
れるため、処理水に薬液ミストあるいは大気が溶け込む
恐れは確実に低減する。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項3に加え
て装置外からの大気の侵入をさらに強力に抑制するため
に、乾燥室の下流側に連通孔で連結された第2の緩衝室
を設置し、上記第2の緩衝室の基板搬出口を開閉する第
5のゲートバルブを有するという構成を付加したもので
ある。
【0027】請求項5の構成により、第4のゲートバル
ブを閉じたまま第2のゲートバルブを開いて基板を水洗
室から乾燥室に搬入し、第2のゲートバルブを閉じて基
板を乾燥してから、第4のゲートバルブを開いて基板を
第2の緩衝室に搬入した後、第4のゲートバルブを閉
じ、ついで第5のゲートバルブを開いて基板を装置外に
移送すれば、第2の緩衝室から大気が装置内に侵入して
も第4のゲートバルブが閉じているので大気が乾燥室内
へ侵入する恐れはない。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項5に加え
て水洗室と第2の緩衝室をパージするために水洗室と第
2の緩衝室に水に溶けない不活性ガスを供給する手段
と、上記水洗室内の雰囲気を排出する手段とを備えてい
るという構成を付加したものである。
【0029】請求項6の構成により、第4のゲートバル
ブを閉じたまま第2のゲートバルブを開いて基板を水洗
室から乾燥室に搬入した後、第2のゲートバルブを閉
じ、次に第4のゲートバルブを開いて基板を第2の緩衝
室に搬入した後、第4のゲートバルブを閉じ、第2の緩
衝室において不活性ガスを供給しながら第5のゲートバ
ルブを開いて基板を装置外に移送すれば、第2の緩衝室
に大気が侵入しても不活性ガスで希釈されるので、乾燥
室内への大気の侵入がさらに確実に低減する。
【0030】請求項7に記載の発明は、搬入された基板
を反応液を供給して化学処理を行う反応室と、上記反応
室の基板搬出側に隣接して設けられ化学処理が施された
基板に純水を供給して洗浄を行う水洗室と、上記水洗室
の基板搬出側に隣接して設けられた乾燥室とを有し、上
記反応室と水洗室および上記水洗室と乾燥室とが各々連
通孔を介して連結されるとともに、上記水洗室の基板搬
入側と基板搬出側とに上記連通孔を開閉する第1と第2
のゲートバルブを有する枚葉処理装置の使用方法であっ
て、上記第2のゲートバルブを閉じたまま上記第1のゲ
ートバルブを開いて基板を上記反応室から水洗室に搬入
した後、上記第1のゲートバルブを閉じ、次に水洗室に
おいて不活性ガスを供給し水洗室内の雰囲気を排出しつ
つ純水を基板に供給して基板を水洗処理しさらに上記水
洗室内において処理水を回収して上記処理水の純度を測
定し、その後に上記第2のゲートバルブを開いて基板を
上記乾燥室に移送した後、第2のゲートバルブを閉じる
構成にしたものである。
【0031】請求項8に記載の発明は、搬入された基板
に反応液を供給して化学処理を行う反応室と、上記反応
室の基板搬出側に隣接して設けられた緩衝室と、上記緩
衝室の基板搬出側に隣接して設けられ化学処理が施され
た基板に純水を供給して洗浄を行う水洗室と、上記水洗
室の基板搬出側に隣接して設けられた乾燥室とを有し、
上記反応室と緩衝室および上記緩衝室と水洗室さらに上
記水洗室と乾燥室とが各々連通孔を介して連結されると
ともに、上記緩衝室の基板搬入側の連通孔を開閉する第
3のゲートバルブと、上記水洗室の基板搬入側と基板搬
出側とに上記連通孔を開閉する第1と第2のゲートバル
ブと、上記乾燥室の基板搬出口を開閉する第4のゲート
バルブとを有する枚葉処理装置の使用方法であって、開
始時には全てのゲートバルブを閉じておき、上記第1の
ゲートバルブを閉じたまま上記第3のゲートバルブを開
いて基板を上記反応室から緩衝室に搬入した後、上記第
3のゲートバルブを閉じ、次に上記第1のゲートバルブ
を開いて基板を上記緩衝室から水洗室に搬入した後、上
記第1のゲートバルブを閉じ、続いて水洗室において不
活性ガスを供給し水洗室内の雰囲気を排出しつつ純水を
基板に供給して基板を水洗処理し、さらに上記水洗室内
において処理水を回収して上記処理水の純度を測定し、
その後に上記第2のゲートバルブを開いて基板を上記乾
燥室に移送した後、第2のゲートバルブを閉じ、乾燥室
で基板を乾燥させた後、第4のゲートバルブを開いて基
板を装置外に移送した後、第4のゲートバルブを閉じる
構成したものである。
【0032】請求項9に記載の発明は、搬入された基板
に反応液を供給して化学処理を行う反応室と、上記反応
室の基板搬出側に隣接して設けられた第1の緩衝室と、
上記第1の緩衝室の基板搬出側に隣接して設けられ化学
処理が施された基板に純水を供給して洗浄を行う水洗室
と、上記水洗室の基板搬出側に隣接して設けられた乾燥
室と、上記乾燥室の基板搬出側に隣接して設けられた第
2の緩衝室とを有し、上記反応室と第1の緩衝室および
上記第1の緩衝室と水洗室さらに上記水洗室と乾燥室に
加えて上記乾燥室と第2の緩衝室とが各々連通孔を介し
て連結されるとともに、上記第1の緩衝室の基板搬入側
の連通孔を開閉する第3のゲートバルブと、上記水洗室
の基板搬入側と基板搬出側とに上記連通孔を開閉する第
1と第2のゲートバルブと、上記乾燥室の基板搬出側の
連通孔を開閉する第4のゲートバルブと、上記第2の緩
衝室の基板搬出口を開閉する第5のゲートバルブとを有
する枚葉処理装置の使用方法であって、開始時には全て
のゲートバルブを閉じておき、上記第1のゲートバルブ
を閉じたまま上記第3のゲートバルブを開いて基板を上
記反応室から緩衝室に搬入した後、上記第3のゲートバ
ルブを閉じ、次に上記第1のゲートバルブを開いて基板
を上記緩衝室から水洗室に搬入した後、上記第1のゲー
トバルブを閉じ、続いて水洗室において不活性ガスを供
給し水洗室内の雰囲気を排出しつつ純水を基板に供給し
て基板を水洗処理しさらに上記水洗室内において処理水
を回収して上記処理水の純度を測定し、その後に上記第
2のゲートバルブを開いて基板を上記乾燥室に移送した
後、第2のゲートバルブを閉じ、乾燥室で基板を乾燥さ
せた後、第4のゲートバルブを開いて基板を上記第2の
緩衝室に移送した後、第4のゲートバルブを閉じ、引き
続き第5のゲートバルブを開いて基板を装置外に移送し
た後、第5のゲートバルブを閉じる構成にしたものであ
る。
【0033】以下に本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態に係
る枚葉処理装置の概略構成図を示す。本実施の形態に係
る枚葉処理装置の説明において、図4,図5に示す従来
例の枚葉処理装置と共通する部材および手段について
は、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略す
る。
【0034】まず、本実施の形態の特徴として、反応室
2と水洗室4との間の連通孔54を開閉する第1のゲー
トバルブ64と、水洗室4と乾燥室5との間の連通孔5
5を開閉する第2のゲートバルブ65とがそれぞれ設け
られている。
【0035】また流量調整バルブ84を有する不活性ガ
ス供給配管80より水洗室4内に水に溶けない不活性ガ
ス、例えば乾燥した窒素ガスが供給されるとともに、排
気管30によって水洗室4内の雰囲気は排気されてい
る。
【0036】水洗室4内の処理水33は回収配管21に
より処理水回収タンク34内に一旦回収され、ガス雰囲
気による擾乱を避けるために堰35によってオーバーフ
ローしながら排出される。回収タンク34には処理水の
電気抵抗を計測するための計測機36が配置されてい
る。
【0037】次に図1の構成の枚葉処理装置の使用方法
について説明する。基板が水洗室4に到達するまでは第
1のゲートバルブ64は反応室2と水洗室4との間の連
通孔54を閉じており、第2のゲートバルブ65も水洗
室4と乾燥室5との間の連通孔55を閉じている。基板
を水洗室4に搬入するためには、第1のゲートバルブ6
4を開いて基板を連通孔54より水洗室4に搬入し、基
板が水洗室4内に移送終了した時点で第1のゲートバル
ブ64を閉じて、純水噴射ノズル20より純水を噴射し
て基板を水洗する。そして水洗処理が完了すると、第2
のゲートバルブ65を開いて基板を連通孔55より乾燥
室5に搬入し、基板が乾燥室5内に移送終了した時点で
第2のゲートバルブ65を閉じる運転を繰り返す。
【0038】ただし、図1の構成では反応室2から水洗
室4への移送時には第1のゲートバルブ64が開いて反
応室2から薬液ミストが、また水洗室4から乾燥室5へ
の移送時には第2のゲートバルブ65が開いて乾燥室5
から薬液ミストと大気が基板移送毎に水洗室4に侵入す
る欠点がある。
【0039】しかしながら大気が水洗室4内に侵入して
も、不活性ガス供給配管80から水に溶けない不活性ガ
ス、例えば乾燥した窒素ガスで水洗室4内をパージしな
がら水洗室4内の雰囲気を排出することで、乾燥室5か
ら侵入してくる二酸化炭素ガスを含んだ空気をより積極
的に排除することができて、処理水の純度測定の精度を
向上させることができる。
【0040】当然ではあるが、薬液処理をしながら基板
を反応室2から水洗室4へ移送すると大量の薬液が水洗
室4に持ち込まれてしまうので、移送時には薬液処理を
止めなければならないが、そうすると反応室2が搬送方
向に長くなるので、反応室2と水洗室4との間に液切り
機能を有する緩衝室を配置すると好都合である。 (実施の形態2)図2は本発明の第2の実施の形態に係
る枚葉処理装置の概略構成図を示す。第1の実施の形態
との差異は水洗室4への薬液ミストおよび大気を含んだ
空気の侵入をより確実に低減するために、水洗室4の上
流側に緩衝室3を設けるとともに、緩衝室3と水洗室4
との間の連通孔53を開閉する第3のゲートバルブ63
と、乾燥室5の出口側の基板搬出のための連通孔56を
開閉する第4のゲートバルブ66を設けた点にある。さ
らに、不活性ガス供給配管80より流量調整バルブ8
1、82、83を経由して緩衝室1、反応室2そして緩
衝室3に供給される不活性ガスは、例えば反応室2内の
処理薬液が大気と反応するの防止するためのパージに用
いられる。なお、61と62はそれぞれ緩衝室1と反応
室の基板搬入側の連通孔51と52を開閉するゲートバ
ルブである。
【0041】次に、図2の構成の枚葉処理装置の使用方
法について説明する。ゲートバルブ61、62が開閉し
て基板が緩衝室3に到達するまではゲートバルブ63〜
66は閉じている。基板が緩衝室3に到達すると、第3
のゲートバルブ63を開いて基板を連通孔53より緩衝
室3に搬入し、基板が緩衝室3内に移送終了した時点で
第3のゲートバルブ63を閉じる。続いて第1のゲート
バルブ64を開いて基板を連通孔54より水洗室4に搬
入し、基板が水洗室4内に移送終了した時点で第1のゲ
ートバルブ64を閉じて、純水噴射ノズル20より純水
を噴射して基板を水洗する。そして水洗処理が完了する
と、第2のゲートバルブ65を開いて基板を連通孔55
より乾燥室5に搬入し、基板が乾燥室5内に移送終了し
た時点で第2のゲートバルブ65を閉じ、乾燥ノズル2
5より乾燥した窒素ガスを噴射して基板を乾燥する。最
後に乾燥処理が完了すると第4のゲートバルブ66を開
いて基板を連通孔56より装置外に取り出す運転を繰り
返す。
【0042】基板の乾燥のために不活性ガスである乾燥
窒素ガスを採用する理由は、乾燥ガスにドライエアを用
いた場合にドライエアの精製純度が低いと二酸化炭素ガ
スが含まれるので、処理水の純度測定に支障をきたさな
いようにするための配慮である。
【0043】図2の構成では緩衝室3を反応室2と水洗
室4との間に設けたため、基板の反応室2から水洗室4
への移送に際し、上述したように第1のゲートバルブ6
4と第3のゲートバルブ63の何れか一方は必ず閉じた
状態を保つことが出来て、反応室2内の薬液ミストが水
洗室4内に侵入することなく基板を連続処理できる点が
改善点である。同様に乾燥室5の基板搬入側と基板搬出
側にそれぞれ第2と第4のゲートバルブとを設けている
ため、装置外から大気が水洗室4に侵入することも防止
されている。 (実施の形態3)図3は本発明の第3の実施の形態に係
る枚葉処理装置の概略構成図を示す。第2の実施の形態
との差異は水洗室4への大気の侵入をさらに確実に阻止
するために、乾燥室5の下流側に第2の緩衝室96を設
け、第2の緩衝室96の出口側の側壁に設けられた基板
搬出のための連通孔57を開閉する第5のゲートバルブ
67を設けた点にある。さらに、不活性ガス供給管80
より流量調整バルブ86を経由して第2の緩衝室96に
不活性ガスを供給するように構成され、第2の緩衝室9
6内の雰囲気を不活性ガスでパージしながら第5のゲー
トバルブ67を開いて基板を装置外に移送する。
【0044】次に、図3の構成の枚葉処理装置の使用方
法について説明する。水洗処理が完了すると、第2のゲ
ートバルブ65を開いて基板を連通孔55より乾燥室5
に搬入し、基板が乾燥室5内に移送終了した時点で第2
のゲートバルブ65を閉じ、乾燥ノズル25より乾燥し
た窒素ガスを噴射して基板を乾燥し、乾燥処理が完了す
ると第4のゲートバルブ66を開いて基板を連通孔56
より第2の緩衝室96に搬入し、基板が第2の緩衝室9
6に移送終了した時点で第4のゲートバルブ66を閉
じ、第2の緩衝室96内を乾燥窒素によりパージしなが
ら、第5のゲートバルブ67を開いて基板を装置外に取
り出す運転を繰り返す。
【0045】本発明による枚葉処理装置では、基板は従
来のように搬送ローラの上を停止すること無く連続的に
流れていくことはできないが、各室において一旦搬送ロ
ーラの回転を停止し、ゲートバルブの開閉タイミングに
合わせて搬送ローラの回転を同期させれば、基板をある
一定の時間間隔(タクト)で連続的に処理できることは
言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の枚葉処理装置によ
ると、水洗室の基板搬入口を開閉する第1のゲートバル
ブと基板搬出口を開閉する第2のゲートバルブとを備え
ているため、それらのゲートバルブを閉じた状態では水
洗室内において基板を水洗するに際して、上流側の反応
室からの薬液ミストと下流側の乾燥室から大気を含んだ
空気の侵入が阻止されて、洗浄時の処理水の純度を正確
に計測することができる。
【0047】水洗室から乾燥室に基板を移送する時に、
第2のゲートバルブが開いて乾燥室より水分を含んだ大
気が侵入し、処理水に二酸化炭素ガスが溶け込んで処理
水の純度が下がったように見えても、水洗は既に終了し
ているので洗浄中の処理水の純度測定から洗浄状態を評
価することに格別不自由は生じない。また二酸化炭素ガ
スは乾燥室で基板に付着した水とともに大部分は蒸発し
てしまうので、たとえ基板表面に一部二酸化炭素が残存
したとしても、後続の製造工程における数10℃程度の
加熱があれば全て気化してしまい、実質的には何等の支
障もない。
【0048】さらに、本発明に係る枚葉処理装置による
と、水洗室の基板搬入口を開閉する第1のゲートバルブ
と基板搬出口を開閉する第2のゲートバルブに加えて、
水洗室の上流側に隣接する緩衝室の基板搬出口を開閉す
る第3のゲートバルブと水洗室の下流側に隣接する乾燥
室の基板搬出口を開閉する第4のゲートバルブとを備え
ているため、水洗室での基板の搬入に際しては第1と第
3の何れかのゲートバルブを閉じた状態が確保でき、ま
た搬出に際しては第2と第4の何れかのゲートバルブを
閉じた状態が確保できるので、常時水洗室は水洗室以外
の部屋とは隔離され水洗室に外部から洗浄水に溶け込む
ようなミスト、雰囲気、大気などが侵入する恐れはな
く、精度の高い洗浄評価が常時可能となる。
【0049】さらに、本発明に係る枚葉処理装置では水
洗室への微量な外部雰囲気などが侵入しても不活性ガス
でパージされるとともに排出されるので、枚葉処理装置
の各処理室の気密度やゲートバルブの密閉度に過度の性
能を期待しなくても良いという効果が付加される。
【0050】さらに、本発明に係る枚葉処理装置による
と、乾燥室の下流側に不活性ガスでパージされながら基
板の通過する第2の緩衝室が設けられているので、装置
外より乾燥室内に大気が侵入する恐れも低下し、水洗室
内にも大気が侵入することは極限にまで抑制される。こ
の結果、枚葉処理装置の各処理室の気密度やゲートバル
ブの密閉度に過度の性能を期待しなくても良いという効
果に加えて、不活性ガス、例えば乾燥窒素と純水だけの
洗浄による乾燥が可能となる。これによって単結晶シリ
コンや非晶質シリコン層が露出しているような基板を洗
浄、乾燥してしてもシリコン層の表面にウォーターマー
クのような好ましからざる極めて薄い酸化層の形成も回
避できる格別の効果が得られる。
【0051】また、本発明によれば何れの実施例におい
ても、洗浄時に薬液ミストあるいは水や二酸化炭素ガス
を含んだ大気が水洗室に侵入する事態は、程度の差はあ
っても従来に比べて格段と抑制されているので、処理水
に溶け込んだ薬液を正確に評価できてパターン不良を起
こしたり、信頼性に欠除した半導体あるいは液晶デバイ
スが製作されることは皆無となった。
【0052】加えて、処理水の純度は電気抵抗で精密に
測定可能なので、純水を過度に大量に使用する無駄は回
避され、適正量の純水の使用が推進されるので省エネル
ギ、省資源の点でも著しい貢献が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による枚葉処理装置の一実施の形態を示
す概略構成図
【図2】本発明による枚葉処理装置の他の実施の形態を
示す概略構成図
【図3】本発明による枚葉処理装置のさらに他の実施の
形態を示す概略構成図
【図4】従来の枚葉処理装置の概略構成図
【図5】従来の枚葉処理装置の水洗部の詳細な構成図
【符号の説明】
1 緩衝室 2 反応室 3 緩衝室 4 水洗室 5 乾燥室 19 純水供給配管 21 処理水の回収配管 24 乾燥ガス供給配管 30 水洗室の排気管 34 処理水回収タンク 36 処理水電気抵抗計測機 50 基板 51〜57 連通孔(開口スリット) 61〜67 ゲートバルブ 80 不活性ガス供給配管 96 緩衝室 100 基板の搬送ライン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも搬入された基板に反応液を供
    給して化学処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出
    側に隣接して設けられ化学処理が施された基板に純水を
    供給して洗浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬出側
    に隣接して設けられた乾燥室とを有する枚葉処理装置に
    おいて、上記反応室と水洗室および上記水洗室と乾燥室
    とが各々連通孔を介して連結されるとともに、上記水洗
    室の基板搬入側と基板搬出側とに上記連通孔を開閉する
    第1と第2のゲートバルブを有するとともに、上記水洗
    室の処理水の純度を測定する手段を備えてなる枚葉処理
    装置。
  2. 【請求項2】 水洗室に不活性ガスを供給する手段と、
    上記水洗室内の雰囲気を排出する手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の枚葉処理装置。
  3. 【請求項3】 搬入された基板に反応液を供給して化学
    処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた緩衝室と、上記緩衝室の基板搬出側に隣接
    して設けられ化学処理が施された基板に純水を供給して
    洗浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた乾燥室とを有する枚葉処理装置において、
    上記反応室と緩衝室および上記緩衝室と水洗室さらに上
    記水洗室と乾燥室とが各々連通孔を介して連結されると
    ともに、上記緩衝室の基板搬入側の連通孔を開閉する第
    3のゲートバルブと、上記水洗室の基板搬入側と基板搬
    出側とに上記連通孔を開閉する第1と第2のゲートバル
    ブと、上記乾燥室の基板搬出口を開閉する第4のゲート
    バルブとを有するとともに、上記水洗室の処理水の純度
    を測定する手段を備えてなる枚葉処理装置。
  4. 【請求項4】 水洗室に不活性ガスを供給する手段と、
    上記水洗室内の雰囲気を排出する手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の枚葉処理装置。
  5. 【請求項5】 搬入された基板に反応液を供給して化学
    処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた第1の緩衝室と、上記第1の緩衝室の基板
    搬出側に隣接して設けられ化学処理が施された基板に純
    水を供給して洗浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬
    出側に隣接して設けられた乾燥室と、上記乾燥室の基板
    搬出側に隣接して設けられた第2の緩衝室とを有する枚
    葉処理装置において、上記反応室と第1の緩衝室および
    上記第1の緩衝室と水洗室さらに上記水洗室と乾燥室に
    加えて上記乾燥室と第2の緩衝室とが各々連通孔を介し
    て連結されるとともに、上記第1の緩衝室の基板搬入側
    の連通孔を開閉する第3のゲートバルブと、上記水洗室
    の基板搬入側と基板搬出側とに上記連通孔を開閉する第
    1と第2のゲートバルブと、上記乾燥室の基板搬出側の
    連通孔を開閉する第4のゲートバルブと、上記第2の緩
    衝室の基板搬出口を開閉する第5のゲートバルブを有す
    るとともに、上記水洗室の処理水の純度を測定する手段
    を備えてなる枚葉処理装置。
  6. 【請求項6】 水洗室と第2の緩衝室に不活性ガスを供
    給する手段と、上記水洗室内の雰囲気を排出する手段と
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載の枚葉処
    理装置。
  7. 【請求項7】 搬入された基板に反応液を供給して化学
    処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出側に隣接し
    て設けられ化学処理が施された基板に純水を供給して洗
    浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬出側に隣接して
    設けられた乾燥室とを有し、上記反応室と水洗室および
    上記水洗室と乾燥室とが各々連通孔を介して連結される
    とともに、上記水洗室の基板搬入側と基板搬出側とに上
    記連通孔を開閉する第1と第2のゲートバルブを有する
    枚葉処理装置の使用方法であって、上記第2のゲートバ
    ルブを閉じたまま上記第1のゲートバルブを開いて基板
    を上記反応室から水洗室に搬入した後、上記第1のゲー
    トバルブを閉じ、次に水洗室において不活性ガスを供給
    し水洗室内の雰囲気を排出しつつ純水を基板に供給して
    基板を水洗処理しさらに上記水洗室内において処理水を
    回収して上記処理水の純度を測定し、その後に上記第2
    のゲートバルブを開いて基板を上記乾燥室に移送した
    後、第2のゲートバルブを閉じることを特徴とする枚葉
    処理装置の使用方法。
  8. 【請求項8】 搬入された基板に反応液を供給して化学
    処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた緩衝室と、上記緩衝室の基板搬出側に隣接
    して設けられ化学処理が施された基板に純水を供給して
    洗浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた乾燥室とを有し、上記反応室と緩衝室およ
    び上記緩衝室と水洗室さらに上記水洗室と乾燥室とが各
    々連通孔を介して連結されるとともに、上記緩衝室の基
    板搬入側の連通孔を開閉する第3のゲートバルブと、上
    記水洗室の基板搬入側と基板搬出側とに上記連通孔を開
    閉する第1と第2のゲートバルブと、上記乾燥室の基板
    搬出口を開閉する第4のゲートバルブとを有する枚葉処
    理装置の使用方法であって、開始時には全てのゲートバ
    ルブを閉じておき、上記第1のゲートバルブを閉じたま
    ま上記第3のゲートバルブを開いて基板を上記反応室か
    ら緩衝室に搬入した後、上記第3のゲートバルブを閉
    じ、次に上記第1のゲートバルブを開いて基板を上記緩
    衝室から水洗室に搬入した後、上記第1のゲートバルブ
    を閉じ、続いて水洗室において不活性ガスを供給し水洗
    室内の雰囲気を排出しつつ純水を基板に供給して基板を
    水洗処理しさらに上記水洗室内において処理水を回収し
    て上記処理水の純度を測定し、その後に上記第2のゲー
    トバルブを開いて基板を上記乾燥室に移送した後、第2
    のゲートバルブを閉じ、乾燥室で基板を乾燥させた後、
    第4のゲートバルブを開いて基板を装置外に移送した
    後、第4のゲートバルブを閉じることを特徴とする枚葉
    処理装置の使用方法。
  9. 【請求項9】 搬入された基板に反応液を供給して化学
    処理を行う反応室と、上記反応室の基板搬出側に隣接し
    て設けられた第1の緩衝室と、上記第1の緩衝室の基板
    搬出側に隣接して設けられ化学処理が施された基板に純
    水を供給して洗浄を行う水洗室と、上記水洗室の基板搬
    出側に隣接して設けられた乾燥室と、上記乾燥室の基板
    搬出側に隣接して設けられた第2の緩衝室とを有し、上
    記反応室と第1の緩衝室および上記第1の緩衝室と水洗
    室さらに上記水洗室と乾燥室に加えて上記乾燥室と第2
    の緩衝室とが各々連通孔を介して連結されるとともに、
    上記第1の緩衝室の基板搬入側の連通孔を開閉する第3
    のゲートバルブと、上記水洗室の基板搬入側と基板搬出
    側とに上記連通孔を開閉する第1と第2のゲートバルブ
    と、上記乾燥室の基板搬出側の連通孔を開閉する第4の
    ゲートバルブと、上記第2の緩衝室の基板搬出口を開閉
    する第5のゲートバルブとを有する枚葉処理装置の使用
    方法であって、開始時には全てのゲートバルブを閉じて
    おき、上記第1のゲートバルブを閉じたまま上記第3の
    ゲートバルブを開いて基板を上記反応室から第1の緩衝
    室に搬入した後、上記第3のゲートバルブを閉じ、次に
    上記第1のゲートバルブを開いて基板を上記第1の緩衝
    室から水洗室に搬入した後、上記第1のゲートバルブを
    閉じ、続いて水洗室において不活性ガスを供給し水洗室
    内の雰囲気を排出しつつ純水を基板に供給して基板を水
    洗処理しさらに上記水洗室内において処理水を回収して
    上記処理水の純度を測定し、その後に上記第2のゲート
    バルブを開いて基板を上記乾燥室に移送した後、第2の
    ゲートバルブを閉じ、乾燥室で基板を乾燥させた後、第
    4のゲートバルブを開いて基板を第2の緩衝室に移送し
    た後、第4のゲートバルブを閉じ、最後に第5のゲート
    バルブを開いて基板を装置外に移送した後、第5のゲー
    トバルブを閉じることを特徴とする枚葉処理装置の使用
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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