JPH0829984B2 - カ−ボン治具 - Google Patents

カ−ボン治具

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JPH0829984B2
JPH0829984B2 JP61184724A JP18472486A JPH0829984B2 JP H0829984 B2 JPH0829984 B2 JP H0829984B2 JP 61184724 A JP61184724 A JP 61184724A JP 18472486 A JP18472486 A JP 18472486A JP H0829984 B2 JPH0829984 B2 JP H0829984B2
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carbon
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carbon jig
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照夫 菅井
茂男 加藤
伊佐男 坂下
敏喜 岩沢
春夫 田添
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Coorstek KK
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Toshiba Ceramics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、カーボン治具に関し、特に半導体デバイス
用シリコンウェーハに対し薄膜を形成するための薄膜形
成装置において電極およびサセプタとして兼用されるカ
ーボン治具ないしは電極間の連結部材等として使用され
る半導体デバイス製造用のカーボン治具に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来この種のカーボン治具は、コークスを粉砕して粉
末状のカーボン材料を作成する工程に次いで粉末状のカ
ーボン材料に適宜のバインダを添加して混練する工程を
実行し、混練材料を成型して成型素体を作成する工程を
実行したのち成型素体を焼成する工程を実行し、更に焼
成素体を熱処理によって黒鉛化する工程を実行すること
により作成されていた。カーボン治具は、半導体デバイ
ス用シリコンウェーハが載置されホットウォール型のプ
ラズマCVD装置内に挿入された状態で、半導体デバイス
用シリコンウェーハに対し適宜の熱処理を施すために電
極として使用されていた。したがってカーボン治具上に
も窒化物あるいは酸化物が付着され、使用回数を重ねる
にしたがって次第にプラズマが安定して発生しにくくな
り、ひいては半導体デバイス用シリコンウェーハ上に均
一なCVD膜が形成されにくくなっていたので、付着され
た窒化物あるいは酸化物を取り除く必要があり、フレオ
ンガス等を用いて定期的にカーボン治具を洗浄してい
た。この定期的な洗浄に伴ってカーボン治具からカーボ
ン粒子が脱落し易くなり、プラズマCVD処理中に脱落し
て半導体デバイス用シリコンウェーハに対し付着するお
それがあったので、これを防止するためにカーボン治具
の表面にカーボンに対し密着性が良く剥離しにくいSiC
膜を形成していた。
[解決すべき問題点] しかしながら従来の半導体デバイス製造用のカーボン
治具では、(1)高価なSiC膜を形成しなければならな
い欠点があり、また(2)プラズマCVD装置内において
フレオンガスによる洗浄を行なおうとするとフレオンガ
スがSiCと反応しカーボンを露出せしめていたので、湿
式洗浄すなわちフッショウ酸などを用いてプラズマCVD
装置とは別装置内で洗浄する必要があり、洗浄作業が煩
雑となり作業能率が低下する欠点および洗浄装置が高価
となる欠点があった。
そこで本発明は、この欠点を除去し、SiC膜を形成す
る必要がなくしかもプラズマCVD装置内においてフレオ
ンガスを用いて洗浄可能な半導体デバイス製造用のカー
ボン治具を提供せんとするものである。
(2)発明の構成 [問題点の解決手段] 本発明は、半導体デバイス製造用のカーボン治具にお
いて、カーボン粒子間の結合が存在し、嵩密度が1.5〜
1.9g/cm3、曲げ強さが400kgf/cm2以上、固有抵抗が2000
〜7000μΩcm、ショア硬度が80以上、開気孔率が20%以
下であることを特徴とするカーボン治具を要旨とする。
[作用] 本発明のカーボン治具は、半導体デバイス製造用のも
のであり、ガラス状炭素とは異なってカーボン粒子間の
結合が存在し、1.5〜1.9g/cm3の嵩密度を有することに
より表面が粗くなり過ぎることおよび黒鉛化し過ぎるこ
とを防止しており、400kgf/cm2以上の曲げ強さを有する
ことによりカーボン粒子間の結合力が弱くなり過ぎるこ
とを防止しており、2000〜7000μΩcmの固有抵抗を有す
ることによりカーボン粒子の結晶性が良好となり過ぎひ
いては柔軟となり過ぎることおよび発熱量が過大となり
温度制御が困難となることを防止しており、80以上のシ
ョア硬度を有することにより柔軟となり過ぎることを防
止しており、20%以下の開気孔率を有することによりカ
ーボン粒子間の空隙が増大し過ぎひいては結合力が低下
し過ぎることを防止しており、結果的にプラズマCVD装
置における半導体デバイス用シリコンウェーハの処理時
にカーボン粒子が脱落して付着することを防止してい
る。
[実施例] 次に本発明について実施例を挙げ具体的に説明する。
(実施例1〜7および比較例1〜10) ピッチを熱処理し重質化する工程に次いで、重質化さ
れたピッチを適宜の粉砕手段により粉砕し平均粒径が12
μmである粉末状のカーボン材料を作成する工程を実行
した。粉末状のカーボン材料を適宜の成型装置に入れ、
1トン/cm2の成型圧力で等静圧プレスにより成型し成
型素体を作成する工程に次いで、成型素体を窒素雰囲気
下で900℃の温度により焼成する工程を実行した。次い
で焼成素体を2300℃で熱処理し黒鉛化する工程を実行す
ることによりカーボン治具素体を作成した。そののちカ
ーボン治具素体を適宜に加工し、カーボン治具を作成し
た。
カーボン治具素体は、アルキメデス法により嵩密度お
よび開気孔率が測定され、三点曲げ試験法により曲げ強
さが測定され、電圧降下法により固有抵抗が測定され、
C型ショア硬度計によりショア硬度が測定され、ブタノ
ール含浸法により真比重が測定された。測定結果は、第
1表に示されているとおりであった。
カーボン治具は、ホットウォール型のプラズマCVD装
置により寿命試験に処された。カーボン治具の表面から
カーボン粒子が脱落し半導体デバイス用シリコンウェー
ハに付着するまでのプラズマCVD装置によるフレオンガ
スを用いた洗浄処理回数が寿命として第1表に示されて
いる。
第1表より明らかなように次の条件が満足されると
き、寿命が十分にに長いカーボン治具を作成できる。
嵩密度 1.5〜1.9g/cm3 曲げ強さ 400kgf/cm2以上 このとき嵩密度を1.5〜1.9g/cm3とする根拠は、1.5g/
cm3未満となるとカーボン治具の表面の組織が粗くその
上に載置された被処理体たる半導体デバイス用シリコン
ウェーハの表面に温度差が生じ成長膜の膜厚を均一とで
きず、一方1.9g/cm3をこえるとカーボン治具の黒鉛化が
良好となりプラズマCVD装置によるプラズマ洗浄に伴っ
てその表面が損傷され易くひいてはプラズマCVD装置に
よる半導体デバイス用シリコンウェーハの処理時にカー
ボン粒子の脱落を生じ易いことにある。
また曲げ強さを400kgf/cm2以上とする根拠は、400kgf
/cm2未満となるとカーボン治具を構成するカーボン粒子
間の結合力が弱くプラズマCVD装置によるプラズマ洗浄
に伴ってその表面が損傷され易くひいてはプラズマCVD
装置による半導体デバイス用シリコンウェーハの処理時
にカーボン粒子の脱落を生じ易いことにある。
加えて固有抵抗を2000〜7000μΩcmとする根拠は、20
00μΩcm未満となるカーボン治具を構成するカーボン粒
子の結晶性が良好で柔軟となっておりプラズマCVD装置
によるプラズマ洗浄に伴ってその表面が損傷され易くひ
いてはプラズマCVD装置による半導体デバイス用シリコ
ンウェーハの処理時にカーボン粒子の脱落を生じ易く、
一方7000μΩcmをこえるとプラズマCVD装置による半導
体デバイス用シリコンウェーハの処理時にカーボン治具
の発熱量が大きくなり温度の制御が困難となる。
更にショア硬度を80以上とする根拠は、80未満となる
とカーボン治具が柔軟となりプラズマCVD装置によるプ
ラズマ洗浄に伴ってその表面が損傷され易くひいてはプ
ラズマCVD装置による半導体デバイス用シリコンウェー
ハの処理時にカーボン粒子の脱落を生じ易いことにあ
る。
更にまた開気孔率を20%以下とする根拠は、20%をこ
えるとカーボン治具を構成するカーボン粒子間の空隙が
増大しひいては結合力が低下するのでプラズマCVD装置
による半導体デバイス用シリコンウェーハの処理時にカ
ーボン粒子の脱落を生じ易いことにある。
なお第1表より明らかなように真比重が2.05以下であ
れば、カーボン治具の寿命を一層遷延せしめることがで
きる。
このとき真比重を2.05以下とする根拠は、2.05をこえ
るとカーボン治具を構成するカーボン粒子の結晶性が良
好で柔軟となっておりプラズマCVD装置による半導体デ
バイス用シリコンウェーハの処理時にカーボン粒子の脱
落を生じ易いことにある。
(3)発明の効果 上述より明らかなように本発明のカーボン治具は、半
導体デバイス製造用のものであり、ガラス状炭素とは異
なってカーボン粒子間の結合が存在し、嵩密度が1.5〜
1.9g/cm3,曲げ強さが400kgf/cm2以上,固有抵抗が2000
〜7000μΩcm,ショア硬度が80以上,開気孔率が20%以
下でなるので、(1)カーボン粒子の結合力が強くプラ
ズマCVD装置による半導体デバイス用シリコンウェーハ
の処理時にもカーボン粒子が脱落しにくい効果を有し、
ひいては(2)SiC膜を形成する必要がなく湿式洗浄を
行なうことを要せず洗浄作業を簡潔化能率化できる効果
を有し、併せて(3)洗浄装置を廉価とできる効果も有
する。また本発明は、(4)薄膜形成装置において利用
される電極サセプタ兼用部材を提供するばかりでなく電
極間の連結部材も提供できる効果を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/22 511 M 21/31 F (72)発明者 岩沢 敏喜 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内 (72)発明者 田添 春夫 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体デバイス製造用のカーボン治具にお
    いて、カーボン粒子間の結合が存在し、嵩密度が1.5〜
    1.9g/cm3、曲げ強さが400kgf/cm2以上、固有抵抗が2000
    〜7000μΩcm、ショア硬度が80以上、開気孔率が20%以
    下であることを特徴とするカーボン治具。
  2. 【請求項2】真比重が2.05以下であることを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載のカーボン治具。
JP61184724A 1986-08-06 1986-08-06 カ−ボン治具 Expired - Fee Related JPH0829984B2 (ja)

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DE10328842B4 (de) * 2003-06-26 2007-03-01 Siltronic Ag Suszeptor für eine chemische Gasphasenabscheidung, Verfahren zur Bearbeitung einer Halbleiterscheibe durch chemische Gasphasenabscheidung und nach dem Verfahren bearbeitete Halbleiterscheibe

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61198654A (ja) * 1985-02-27 1986-09-03 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Epromパツケ−ジ製造用治具
JPS6314453A (ja) * 1986-07-07 1988-01-21 Fudo Kagaku Kogyo Kk ガラス融着用治具

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