JP5718780B2 - 炭化珪素接合体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
前記接合部を、SiO2を主成分として65〜90質量%含むとともにAl 2 O 3 およびY 2 O 3 を合計で10〜35質量%含む混合物に加えて、更に水を含む接着剤を、前記炭化珪素質焼結体の接着面に塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層を熱処理して形成することを特徴とする。
本発明の炭化珪素接合体は、炭化珪素質焼結体同士を、接合部を介して接合した炭化珪素接合体である。
炭化珪素質焼結体は、炭化珪素(SiC)を主成分として含む焼結体である。炭化珪素質焼結体は、炭化珪素を、通常95質量%以上、好ましくは98質量%以上、さらに好ましくは99質量%〜100質量%含む。炭化珪素質焼結体は、炭化珪素以外の成分の含有量が少ないほど、見掛け気孔率が高くなるため好ましい。
接合部は、炭化珪素質焼結体同士を接合するものである。接合部は、SiO2、Al2O3およびY2O3を含むとともにSiO2を主成分として含むSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物からなる。
SiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、通常、SiO2を65〜90質量%含むとともに、Al2O3およびY2O3を合計で10〜35質量%含む。
接合部を構成するSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、Al2O3とY2O3との質量組成比が、通常20:80〜60:40の範囲内にある。
接合部を構成するSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、通常、Si−Al−O系非晶質部とY−Si−O系結晶部とを含む。
接合部を構成するSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、融点が1400〜1500℃である。この融点は、セラミックコンデンサ等の電子部品の焼成温度よりも高いため、本発明の炭化珪素接合体を焼成冶具として用いて電子部品等を焼成しても、炭化珪素接合体の接合部が溶けることがない。
接合部は、厚みが、通常1μm以上200μm以下、好ましくは10μm以上20μm以下である。
本発明の炭化珪素接合体の製造方法は、炭化珪素質焼結体同士を、接合部を介して接合して炭化珪素接合体を製造する炭化珪素接合体の製造方法である。
接着剤は、SiO2、Al2O3、Y2O3および水を含むとともにSiO2、Al2O3およびY2O3のうちSiO2を主成分として含むものである。
接着剤は、SiO2、Al2O3およびY2O3の合計量を100質量%としたときに、SiO2を65〜90質量%含むとともに、Al2O3およびY2O3を合計で10〜35質量%含む
接着剤は、Al2O3とY2O3との質量組成比が、通常20:80〜60:40の範囲内にある。
接着剤に含まれるSiO2、Al2O3およびY2O3は、接着剤を炭化珪素質焼結体の接着面に塗布しやすいように、粉末状であることが好ましい。
(接着剤層の厚み)
(炭化珪素接合体の作製)
はじめに、見掛け気孔率が25%で断面が矩形の棒状の再結晶炭化珪素(以下、「棒状試料」という)と、見掛け気孔率が25%で平板状の再結晶炭化珪素(以下、「平板試料」という)と、を用意した。平板試料は平面に置いた。
また、平均結晶粒径D50が5μmのSiO2粉末、平均結晶粒径D50が0.5μmのAl2O3粉末、および平均結晶粒径D50が3μmのY2O3粉末を用意した。これらのSiO2粉末、Al2O3粉末およびY2O3粉末を、表1の接合部の酸化物の組成比と同じ質量比率になるように採取、混合し、水に溶いて、比重が1.47±0.01g/cm3の接着剤を作製した。
次に、棒状試料の側面の一つを選び、この側面に接着剤を塗布した。そして、接着剤を塗布した面を下向きにして、棒状試料を平板試料の上側表面上に載置した。これにより、平板試料と棒状試料とが接着剤からなる接着剤層を介して弱く接着した仮接着体が得られた。
この仮接着体を酸化雰囲気とした酸化炉中、1500℃で2時間熱処理を行ったところ、平板試料と棒状試料とが接合部を介して接合された炭化珪素接合体が得られた。
<接合部>
得られた炭化珪素接合体について、接合部で接合されているか否かを目視テスト、持ち上げテスト、および押圧テストにより確認した。
目視テストでは、炭化珪素接合体の側面を観察して、接合部、または接合部と炭化珪素質焼結体との界面に剥離またはクラックが存在するか否かを調べた。
持ち上げテストでは、炭化珪素接合体を一方の炭化珪素質焼結体を上にして平坦面に載置した状態で一方の炭化珪素質焼結体のみをつまんで持ち上げたときに、接合部、または接合部と炭化珪素質焼結体との界面で剥離するか否かを調べた。
押圧テストでは、炭化珪素接合体を一方の炭化珪素質焼結体を上にして平坦面に載置した状態で一方の炭化珪素質焼結体の表面を人差し指で軽く押圧したときに、接合部、または接合部と炭化珪素質焼結体との界面で剥離するか否かを調べた。
目視テスト、持ち上げテストおよび押圧テストのいずれか1個のテストで剥離が明確に観察されたときは、接合部が剥離していると判断した。なお、目視テストでクラックのみが観察されたときは、持ち上げテストおよび押圧テストの結果で接合部の剥離の有無を判断した。
また、得られた炭化珪素接合体の側面について、高倍率(200倍)のCCD顕微鏡で接合部を観察し、接合部の厚みを測定した。接合部の厚みは、測定点を5箇所選んでそれぞれ測定し、平均値を算出した。
具体的には、炭化珪素接合体の接合部の断面を、SEMを用いて倍率200倍と倍率8500倍で観察した。図1は、実施例1の炭化珪素接合体のSEMによる断面写真(倍率200倍)である。図2は、実施例1の炭化珪素接合体のSEMによる拡大した断面写真(倍率8500倍)である。
この結果、図1に示されるように、倍率200倍では、炭化珪素接合体1は、炭化珪素質焼結体10同士が接合部20を介して接合されており、接合部20は、一様な組成の酸化物になっているように見えた。
一方、図2に示されるように、倍率8500倍では、接合部20は、微視的に見ると、一様な組成の酸化物でなく、特定の形状を有さないSi−Al−O系非晶質部21中に、塊状のY−Si−O系結晶部22が取り込まれた状態になっていることが分かった。
なお、Si−Al−O系非晶質部21とY−Si−O系結晶部22の組成は、SEMに併設されたEPMA(Electron Probe MicroAnalyser:電子線マイクロアナライザー)を用いた組成定性分析で判明したものである。
また、図1に示されるように、炭化珪素接合体1の炭化珪素質焼結体10は、炭化珪素質部11中に気孔12が形成されたものになっていることが確認された。
得られた炭化珪素接合体について、繰り返し熱処理試験を行った。
はじめに、得られた炭化珪素接合体から評価用試料を切り出した。
次に、この評価用試料を、熱処理装置内に配置し、水蒸気が含まれ、かつ、酸素分圧が10−9MPaの雰囲気下、1250℃で10時間熱処理した。熱処理終了後、評価用試料を熱処理装置から取り出し、大気中に放置して常温(25℃)まで除冷した。
この熱処理と除冷処理とを合わせた加熱冷却処理を1サイクルとし、この加熱冷却処理を50サイクル繰り返した。
加熱冷却処理を50サイクル繰り返した後に、評価用試料の接合部の剥離の有無を調べた。
表2に、繰り返し熱処理試験の結果を示す。
実施例1の炭化珪素接合体の繰り返し熱処理試験結果は、繰り返し熱処理試験50回でも接合部に剥離がなく、非常に良いことが分かった。
(炭化珪素接合体の作製)
SiO2粉末、Al2O3粉末およびY2O3粉末を、表1の接合部の酸化物の組成比と同じ質量比率になるように採取した以外は、実施例1と同様にして、接着剤を作製し、この接着剤を用いて炭化珪素接合体を作製した。
<接合部>
得られた炭化珪素接合体について、実施例1と同様にして、接合部の接合の有無、接合部の厚み、および接合部を構成する物質の種類を調べ、SEMによる断面写真を撮影した。
実施例2〜27の炭化珪素接合体は、接合部が接合されていることが確認された。
また、実施例2〜27の炭化珪素接合体は、接合部を構成する酸化物が、Al2O3−SiO2−Y2O3酸化物になっていることが分かった。
さらに、実施例2〜27の炭化珪素接合体は、接合部を構成するAl2O3−SiO2−Y2O3酸化物が、微視的にみると、特定の形状を有さないSi−Al−O系非晶質部中に、塊状のY−Si−O系結晶部が取り込まれた状態になっていることが分かった。
表1に、接合部の厚み、接合部を構成する物質の種類、および接合部の酸化物の組成比を示す。
得られた炭化珪素接合体について、実施例1と同様にして、繰り返し熱処理試験を行った。
表2に、繰り返し熱処理試験の結果を示す。
実施例2〜21の炭化珪素接合体の繰り返し熱処理試験結果は、繰り返し熱処理試験50回でも接合部が剥離することがなく、非常に良いことが分かった。
実施例22〜25の炭化珪素接合体の繰り返し熱処理試験結果は、繰り返し熱処理試験2回目で接合部が剥離することが分かった。
実施例26および27の炭化珪素接合体の繰り返し熱処理試験結果は、繰り返し熱処理試験10回目で接合部が剥離することが分かった。
(炭化珪素接合体の作製)
SiO2粉末およびAl2O3粉末を、表1の接合部の酸化物の組成比と同じ質量比率になるように採取した以外は、実施例1と同様にして、接着剤を作製し、この接着剤を用いて炭化珪素接合体を作製した。
<接合部>
得られた炭化珪素接合体について、実施例1と同様にして、接合部の接合の有無、接合部の厚み、および接合部を構成する物質の種類を調べた。
比較例1の炭化珪素接合体は、接合部が剥離しており、平板試料と棒状試料とが接合されていないことが確認された。
また、比較例1の炭化珪素接合体は、接合部を構成する酸化物が、全体的に、Al2O3−SiO2酸化物になっていることが分かった。
表1に、接合部の厚み、接合部を構成する物質の種類、および接合部の酸化物の組成比を示す。
なお、比較例1の炭化珪素接合体は、接合部が接合されていないため、繰り返し熱処理試験を行わなかった。
(炭化珪素接合体の作製)
接着剤として厚み0.8mmの固体のSi片を用いた以外は実施例1と同様にして、炭化珪素接合体を作製した。
<接合部>
得られた炭化珪素接合体について、実施例1と同様にして、接合部の接合の有無、および接合部の厚みを調べた。
比較例2の炭化珪素接合体は、接合部となるべきSiが平板試料および棒状試料の気孔に吸収された結果、接合部の厚みが0μmになっており、平板試料と棒状試料とが接合されていないことが確認された。
表1に、接合部の厚み、および接合部を構成する物質の種類を示す。
なお、比較例2の炭化珪素接合体は、接合部が接合されていないため、繰り返し熱処理試験を行わなかった。
2 炭化珪素材冶具
10 炭化珪素質焼結体
11 炭化珪素質部
12 気孔
20 接合部
21 Si−Al−O系非晶質部
22 Y−Si−O系結晶部
30A 平板状炭化珪素質焼結体
30B 棒状炭化珪素質焼結体
Claims (7)
- 炭化珪素質焼結体同士を、接合部を介して接合した炭化珪素接合体において、
前記接合部は、SiO2を主成分として65〜90質量%含むとともにAl2O3およびY2O3を合計で10〜35質量%含むSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物からなることを特徴とする炭化珪素接合体。 - 前記接合部を構成するSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、Al2O3とY2O3との質量組成比が20:80〜60:40の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素接合体。
- 前記接合部を構成するSiO2−Al2O3−Y2O3系酸化物は、Si−Al−O系非晶質部とY−Si−O系結晶部とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の炭化珪素接合体。
- 前記炭化珪素質焼結体は、見掛け気孔率が5〜40%であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の炭化珪素接合体。
- 前記接合部は、厚みが1μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の炭化珪素接合体。
- 前記接合部は、SiO2、Al2O3、Y2O3および水を含むとともにSiO2、Al2O3およびY2O3のうちSiO2を主成分として含む接着剤を、前記炭化珪素質焼結体の接着面に塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層を熱処理して形成されたものであり、
前記接着剤層の厚みは、1μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の炭化珪素接合体。 - 炭化珪素質焼結体同士を、接合部を介して接合して炭化珪素接合体を製造する炭化珪素接合体の製造方法において、
前記接合部を、SiO2を主成分として65〜90質量%含むとともにAl 2 O 3 およびY 2 O 3 を合計で10〜35質量%含む混合物に加えて、更に水を含む接着剤を、前記炭化珪素質焼結体の接着面に塗布して接着剤層を形成し、この接着剤層を熱処理して形成することを特徴とする炭化珪素接合体の製造方法。
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