JPH082984Y2 - 電磁誘導機器用コイル装置 - Google Patents
電磁誘導機器用コイル装置Info
- Publication number
- JPH082984Y2 JPH082984Y2 JP1992070983U JP7098392U JPH082984Y2 JP H082984 Y2 JPH082984 Y2 JP H082984Y2 JP 1992070983 U JP1992070983 U JP 1992070983U JP 7098392 U JP7098392 U JP 7098392U JP H082984 Y2 JPH082984 Y2 JP H082984Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- layer
- lead wire
- electromagnetic induction
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁誘導機器用コイル
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁誘導機器例えば変圧器は、図4に示
すように鉄心Aに低圧コイルBおよび高圧コイルCを巻
装して構成される。このようなコイル特に高圧コイル
は、図3に示すように絶縁筒1に第1層目の巻線2を複
数ターンにわたって巻装し、次に層間紙3を介して第2
層目の巻線4を同じく複数ターンにわたって巻装する。
以下同様にして各層毎に巻線5を層間紙3を介して複数
ターンにわたって巻装して構成される。6は第1層目の
巻線の端部に設置される沿面バンドである。
すように鉄心Aに低圧コイルBおよび高圧コイルCを巻
装して構成される。このようなコイル特に高圧コイル
は、図3に示すように絶縁筒1に第1層目の巻線2を複
数ターンにわたって巻装し、次に層間紙3を介して第2
層目の巻線4を同じく複数ターンにわたって巻装する。
以下同様にして各層毎に巻線5を層間紙3を介して複数
ターンにわたって巻装して構成される。6は第1層目の
巻線の端部に設置される沿面バンドである。
【0003】 このような構成のコイルにおいては、第
1層目の巻線2の巻始め部分である1ターン目の巻線2
Aに連なるリード線7を外部に引き出す必要があるが、
従来では図3に示してあるように、このリード線7を、
第2層目の巻線4のうちの最終ターン目の巻線4Aの外
側から外部に引き出すようにしていた。
1層目の巻線2の巻始め部分である1ターン目の巻線2
Aに連なるリード線7を外部に引き出す必要があるが、
従来では図3に示してあるように、このリード線7を、
第2層目の巻線4のうちの最終ターン目の巻線4Aの外
側から外部に引き出すようにしていた。
【0004】しかしこのようにしてリード線7を引き出
した場合、そのリード線7は巻線4Aより外側に出っ張
るようになり、そのためこの部分に電界が集中し、部分
放電が発生しやすくなる欠点がある。
した場合、そのリード線7は巻線4Aより外側に出っ張
るようになり、そのためこの部分に電界が集中し、部分
放電が発生しやすくなる欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、複数層にわ
たって巻線を巻装してコイルを構成するにあたり、第1
層目の巻線の巻始めのリード線部分における電界集中を
緩和して、部分放電の発生を抑制することを目的とす
る。
たって巻線を巻装してコイルを構成するにあたり、第1
層目の巻線の巻始めのリード線部分における電界集中を
緩和して、部分放電の発生を抑制することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、絶縁筒上に巻
線を複数ターン巻回して1つの巻線層を形成するととも
に、前記巻線層上に前記巻線と連続する巻線を複数ター
ン巻回し、順次複数層形成してなる電磁誘導機器用コイ
ル装置において、前記複数層のうち第1層目の巻線の巻
始めに連なるリード線を、第2層目の巻線のターン間か
ら外部に引き出すようにしたことを特徴とする。
線を複数ターン巻回して1つの巻線層を形成するととも
に、前記巻線層上に前記巻線と連続する巻線を複数ター
ン巻回し、順次複数層形成してなる電磁誘導機器用コイ
ル装置において、前記複数層のうち第1層目の巻線の巻
始めに連なるリード線を、第2層目の巻線のターン間か
ら外部に引き出すようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】第1層目の巻線の巻始めに連なるリード線を、
第2層目の巻線のターン間から外部に引き出すようにし
たことにより、そのリード線の外側には第2層目の巻線
のうちの少なくとも1ターンの巻線が巻回されるように
なる。このためリード線の外側は巻線によって覆われる
ようになり、これによってリード線が外側に向かって出
っ張るようなことはなくなり、したがってこの部分での
電界の集中が緩和されるようになる。
第2層目の巻線のターン間から外部に引き出すようにし
たことにより、そのリード線の外側には第2層目の巻線
のうちの少なくとも1ターンの巻線が巻回されるように
なる。このためリード線の外側は巻線によって覆われる
ようになり、これによってリード線が外側に向かって出
っ張るようなことはなくなり、したがってこの部分での
電界の集中が緩和されるようになる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図1によって説明する。な
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。この実施例の電磁誘導機器用コイル装置は、
絶縁筒1上に巻線を複数ターン巻回して第1巻線層を形
成し、その第1巻線層上に第1巻線層を形成する巻線2
と連続して複数ターン巻回して第2巻線層を形成し、以
下同様に順次巻回して複数の巻線層が形成されている。
そして第1層目の巻線の巻始めに連なるリード線7を、
第2層目の巻線4のうち、最終ターン目の巻線4Aと、
その手前の巻線4Bとの間から外部に引き出すようにし
ている。したがって巻線4Aはリード線7の外側に巻回
されている。
お図3と同じ符号を付した部分は同一または対応する部
分を示す。この実施例の電磁誘導機器用コイル装置は、
絶縁筒1上に巻線を複数ターン巻回して第1巻線層を形
成し、その第1巻線層上に第1巻線層を形成する巻線2
と連続して複数ターン巻回して第2巻線層を形成し、以
下同様に順次巻回して複数の巻線層が形成されている。
そして第1層目の巻線の巻始めに連なるリード線7を、
第2層目の巻線4のうち、最終ターン目の巻線4Aと、
その手前の巻線4Bとの間から外部に引き出すようにし
ている。したがって巻線4Aはリード線7の外側に巻回
されている。
【0009】このようにして巻線4Aをリード線7の外
側に巻回すると、リード線7の引出部分の外面は緩やか
な弧状となった巻線4Aにより覆われるようになり、図
3のようなリード線7による出っ張りは解消される。こ
れによりこの部分の電界の集中は緩和され、部分放電の
発生は抑制されるようになる。
側に巻回すると、リード線7の引出部分の外面は緩やか
な弧状となった巻線4Aにより覆われるようになり、図
3のようなリード線7による出っ張りは解消される。こ
れによりこの部分の電界の集中は緩和され、部分放電の
発生は抑制されるようになる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、コ
イルを構成する巻線のうち、第1層目の巻線の1ターン
目に連なるリード線を、第2層目の巻線のターン間から
引き出すようにしたので、リード線の引出部分における
電界の集中は緩和され、部分放電の発生を従来構成に比
較して十分に抑制することができる効果を奏する。
イルを構成する巻線のうち、第1層目の巻線の1ターン
目に連なるリード線を、第2層目の巻線のターン間から
引き出すようにしたので、リード線の引出部分における
電界の集中は緩和され、部分放電の発生を従来構成に比
較して十分に抑制することができる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の部分側面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【図4】変圧器の概略断面図である。
1 絶縁筒 2 第1層目の巻線 2A 巻始めの第1層目の1ターンの巻線 4 第2層目の巻線 4A 第2層目の最終ターンの巻線 4B 第2層目の最終ターンの手前の巻線 7 巻始めのリード線
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁筒上に巻線を複数ターン巻回して1
つの巻線層を形成するとともに、前記巻線層上に前記巻
線と連続する巻線を複数ターン巻回し、順次複数層形成
してなる電磁誘導機器用コイル装置において、前記複数
層のうち第1層目の巻線の巻始めに連なるリード線を、
第2層目の巻線のターン間から外部に引き出してなる電
磁誘導機器用コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070983U JPH082984Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁誘導機器用コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070983U JPH082984Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁誘導機器用コイル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626223U JPH0626223U (ja) | 1994-04-08 |
JPH082984Y2 true JPH082984Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=13447277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992070983U Expired - Fee Related JPH082984Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 電磁誘導機器用コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082984Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010258192A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Minebea Co Ltd | コイルボビン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53120819A (en) * | 1977-03-29 | 1978-10-21 | Harumoto Tetsukoushiyo Kk | Bridge expansion joint |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP1992070983U patent/JPH082984Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626223U (ja) | 1994-04-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |