JP2002164227A - トランス - Google Patents

トランス

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JP2002164227A
JP2002164227A JP2000361056A JP2000361056A JP2002164227A JP 2002164227 A JP2002164227 A JP 2002164227A JP 2000361056 A JP2000361056 A JP 2000361056A JP 2000361056 A JP2000361056 A JP 2000361056A JP 2002164227 A JP2002164227 A JP 2002164227A
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JP
Japan
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winding
shield
wound
transformer
core
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Pending
Application number
JP2000361056A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Shigeta
浩正 滋田
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SANRITSUTSU KK
Sanritsu Electric Co Ltd
Original Assignee
SANRITSUTSU KK
Sanritsu Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド効果があるシールド巻線を巻いたト
ランスを提供する。 【解決手段】 コアーまたはボビンに1次巻線および2
次巻線が積層して巻かれたトランスにおいて、前記1次
巻線と前記2次巻線との間に線間の間隔を空けて巻かれ
たシールド巻線を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコアーまたはボビン
に1次巻線および2次巻線が積層して巻かれたトランス
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の電子機器にはトランスが使用され
る。トランスはコアーまたはボビンに1次巻線および2
次巻線が巻かれて構成される。
【0003】このようにコアーまたはボビンに巻かれた
1次巻線と2次巻線との間には静電容量が存在し、この
静電容量を介して雑音が1次巻線より2次巻線に、また
は2次巻線より1次巻線に誘導される。
【0004】このような静電容量による雑音の誘導を防
止するため、従来は図5に示されるような方法が用いら
れていた。すなわち、図5において、1はコアー、2は
コアー1に巻かれた1次巻線、3はコアー1に巻かれた
2次巻線である。
【0005】7はシールド銅板で、1次巻線2と2次巻
線3との間に1次巻線2の上にシールド銅板7が巻か
れ、更にシールド銅板7の上に2次巻線3が巻かれ、シ
ールド銅板7に接続された接続線7Aによって接地す
る。
【0006】このような構成にすることによって雑音は
シールド銅板7でシールドされる。しかし、この方法は
銅板の接地への引出作業に手間がかかり自動化巻線が出
来ず、トランスが高価なものとなっていた。
【0007】このため自動化巻線が出来る図6の方法が
用いられていた。すなわち、図6においては、図5で説
明したシールド銅板7に代えてシールド巻線4を単層密
着巻し、巻かれたシールド巻線4の一方の端部4Aを接
地し、他方の端部4Bはオープンとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6で説明し
た単層密着巻したシールド巻線を用いる方法は図5で説
明したシールド銅板を用いる方法に比べてシールド性能
が劣っていた。その理由は、シールド銅板を用いる場合
は、シールド銅板に流入した雑音は銅板内を伝わって接
地点に直線的に流れるのに対して、シールド巻線を用い
た場合はコアーに巻かれたシールド巻線を伝わってコイ
ル的に流れる。
【0009】このため、シールド巻線の場合は雑音に対
するインダクタンスがシールド銅板の場合より大となっ
てシールド効果を劣化させていた。本発明はシールド効
果があるシールド巻線を巻いたトランスを提供すること
を課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、コアーまたはボビンに1次巻線および2次巻線が積
層して巻かれたトランスにおいて、前記1次巻線と前記
2次巻線との間に線間の間隔を空けて巻かれたシールド
巻線を設ける。
【0011】請求項2の発明においては、前記シールド
巻線の線間の間隔を等間隔とする。請求項3の発明にお
いては、前記シールド巻線の線間の間隔をシールド巻線
の線の直径の1.66倍から4倍の範囲とする。
【0012】請求項4の発明においては、前記シールド
巻線が巻かれる範囲を、前記1次巻線または前記2次巻
線が巻かれた範囲のいずれか少ない方の範囲をカバーす
るようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を参照
して説明する。図1は本発明のトランスの第1の実施例
の断面図である。図1において、1はコアーである(ボ
ビンであってもよい)。2はコアー1上に巻かれた1次
巻線で、2Aおよび2Bは1次巻線2の端部である。
【0014】4は本発明に係るシールド巻線で、例えば
絶縁紙5を介して1次巻線2の上に巻かれている。シー
ルド巻線4の巻き方については後で説明する。シールド
巻線4の一方の端部4Aは接地し、他方の端部4Bはオ
ープンとする。
【0015】シールド巻線4の上には、例えば絶縁紙6
を介して2次巻線3が巻かれている。3Aおよび3Bは
2次巻線3の端部である。シールド巻線4は、図1に示
されるように、巻線の間隔を空けて等間隔で巻かれてい
る。
【0016】すなわち、図2に示されるように、シール
ド巻線4の直径をdとし、隣接するシールド巻線4の距
離をDとするとD/d=4〜1.66(単層密着巻の巻
数の25%〜60%の巻数に相当)となるようにシール
ド巻線4を巻く。
【0017】このようにD/d=4〜1.66となるよ
うにシールド巻線4を巻いても、このシールド巻線4に
よって1次巻線2と2次巻線3との間のシールド効果は
十分であることが実験によって得られた。
【0018】また、このように巻線の間隔を空けて巻く
ことによってシールド巻線4の巻線が少なくなり、シー
ルド巻線4に誘起された雑音が接地に流れる電流に対す
るインダクタンスを低減させ、シールド効果を向上させ
る。
【0019】つぎに、図3を参照して、本発明の第2の
実施例を説明する。図3は本発明のトランスの第2の実
施例の断面図である。図3において、1はコアー、2は
1次巻線、2Aおよび2Bは1次巻線2の端部、3は2
次巻線、3Aおよび3Bは2次巻線の端部、4はシール
ド巻線、4Aおよび4Bはシールド巻線4の端部、5お
よび6は絶縁紙であり、これらは図1の第1の実施例で
説明した通りである。
【0020】図3で示す第2の実施例と図1で説明した
第1の実施例と異なる点は、図1で説明した第1の実施
例では2次巻線3がコアー1上に巻かれている範囲と1
次巻線2がコアー1上に巻かれている範囲が同じであっ
たが、図3で示す第2の実施例では2次巻線3が巻かれ
ている範囲が1次巻線2が巻かれている範囲よりも少な
くなっている。
【0021】このような場合は、図3に示すように、シ
ールド巻線4の巻く範囲を2次巻線3が巻かれる範囲と
同じかまたは少し広い範囲とする。このようにすること
によって、シールド巻線4の巻数が減少し、インダクタ
ンスが減少してシールド効果を更に向上させることがで
きる。
【0022】つぎに、図4を参照して、本発明の第3の
実施例を説明する。図4は本発明のトランスの第3の実
施例の要部断面図である。トランスでは、図4に示され
るように、1次巻線(P)2が2次巻線(S)3を挟ん
だサンドウィッチ構造で巻かれることがある。
【0023】このような場合は、図4に示すように、シ
ールド巻線(SH)4をコア側の1次巻線(P)2と2
次巻線(S)3との間、および2次巻線(S)3と最外
周の1次巻線(P)2との間に巻き、端部4Aを接地す
る。なおこの場合のシールド巻線(SH)4は図1で説
明したと同様にシールド線の線間を空けて巻くようにす
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、1次巻線と2次巻線と
の間に線間の間隔を空けて巻かれたシールド巻線を設け
るようにしたので、シールド巻線のインダクタンスを低
減させ、シールド効果のよいトランスを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスの第1の実施例の断面図であ
る。
【図2】シールド巻線の配置を説明するための図であ
る。
【図3】本発明のトランスの第2の実施例の断面図であ
る。
【図4】本発明のトランスの第3の実施例の断面図であ
る。
【図5】従来例の説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 コアー 2 1次巻線 2A,2B 端部 3 2次巻線 3A,3B 端部 4 シールド巻線 4A,4B 端部 5,6 絶縁紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアーまたはボビンに1次巻線および2
    次巻線が積層して巻かれたトランスにおいて、前記1次
    巻線と前記2次巻線との間に線間の間隔を空けて巻かれ
    たシールド巻線を設けたことを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】 前記シールド巻線の線間の間隔を等間隔
    にしたことを特徴とする請求項1記載のトランス。
  3. 【請求項3】 前記シールド巻線の線間の間隔をシール
    ド巻線の線の直径の1.66倍から4倍の範囲としたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のトランス。
  4. 【請求項4】 前記シールド巻線が巻かれる範囲を、前
    記1次巻線または前記2次巻線が巻かれた範囲のいずれ
    か少ない方の範囲をカバーするようにしたことを特徴と
    する請求項1,2または3記載のトランス。
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