JPH0917657A - 変圧器およびスイッチング電源装置 - Google Patents

変圧器およびスイッチング電源装置

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JPH0917657A
JPH0917657A JP18506995A JP18506995A JPH0917657A JP H0917657 A JPH0917657 A JP H0917657A JP 18506995 A JP18506995 A JP 18506995A JP 18506995 A JP18506995 A JP 18506995A JP H0917657 A JPH0917657 A JP H0917657A
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JP
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winding
transformer
layer
primary
power supply
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JP18506995A
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Hideyuki Nishida
秀之 西田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造方法を複雑化させることなく製造するこ
とができるとともに、簡単な構造でコモンモードノイズ
を低減させることができる変圧器を提供する。 【構成】 トランス18は巻線が巻かれているボビン2
を有し、ボビン2には、1次側巻線4、2次側巻線5、
補助巻線6、層状のシールド体7を形成するための巻線
およびバリアテープ3が巻かれている。1次側巻線4
は、2つの巻線層を形成するように巻数が分割されて巻
かれている。2次側巻線5は、それが形成する巻線層が
1次側巻線4の一方の巻線層と他方の巻線層との間に挟
まれるように巻かれている。シールド体7は、ボビン2
の巻線の最外巻線層を外部とシールドし、そのシールド
体7を形成する巻線の一端は所定の電位点に接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器およびそれを用
いるスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スイッチング電源装置は、入力
電圧に幅広く対応可能でありかつ小型、軽量であるとい
う利点を有することから、機器組込用電源、DC入力機
器、小型高効率を要求する電源などとして使用される。
【0003】このスイッチング電源装置では、スイッチ
ングトランジスタをスイッチングモードで動作させるこ
とによって出力電圧を制御するから、スイッチングトラ
ンジスタのスイッチング動作によるノイズが発生し、所
定の規格を満足するように出力ノイズの低減をするため
の対策が施されている。
【0004】このスイッチング電源装置における出力ノ
イズの発生のメカニズムについて図6ないし図8を参照
しながら説明する。図6は従来のスイッチング電源装置
のノイズ発生原理を表すための回路図、図7は図6のス
イッチング電源装置において発生するノイズ電圧から見
た交流等価回路を示す図、図8は図7の交流等価回路を
さらに簡略的に示す図である。
【0005】スイッチング電源装置は、図6に示すよう
に、1次側巻線と2次側巻線とが絶縁されているトラン
スT1と、トランスT1の1次側巻線に電力を供給する
1次側回路と、トランスT1の2次側巻線に誘起される
電圧を直流電圧として負荷に出力するための2次側回路
とから構成される。トランスT1の1次側巻線と2次側
巻線との間には、結合容量CSCが存在する。
【0006】1次側回路は、商用電源に接続されるコン
セント11と、フューズ12と、商用電源にスイッチン
グトランジスタQ1からのノイズが流れ込むことを防止
するためのフィルター13と、ブリッジダイオード構成
によって商用電源からの交流電力を整流する整流回路1
4と、整流回路14からの整流出力を平滑化するための
1次平滑コンデンサ15とを有する。
【0007】1次平滑コンデンサ15で平滑化された整
流出力は、トランスT1の1次側巻線に印加され、トラ
ンスT1の1次側巻線への整流出力の印加はスイッチン
グトランジスタQ1のスイッチング動作によって制御さ
れる。スイッチングトランジスタQ1のゲートには制御
回路(図示せず)からスイッチング信号が与えられ、こ
のスイッチング信号に基づきスイッチングトランジスタ
Q1のスイッチング動作が行われる。スイッチング動作
周波数は商用電源の交流電力の周波数より高く設定され
ている。スイッチングトランジスタQ1が発生する熱は
放熱板17を介して外部に放散される。1次側回路と基
準電位点(接地点)との間には、浮遊容量Cs1が存在す
る。
【0008】2次側回路は、トランスT1の2次側巻線
に誘起される電圧を整流するための整流ダイオード19
と、整流ダイオード19が発生する熱を外部に放散する
ための放熱板20と、整流ダイオード19で整流された
出力を平滑化するための2次平滑コンデンサ21とを有
する。2次側回路と基準電位点との間には、浮遊容量C
s2が存在する。
【0009】このスイッチング電源装置において発生す
るコモンモードノイズについて図7および図8を参照し
ながら説明する。
【0010】スイッチングトランジスタQ1のスイッチ
ング動作によって発生するノイズ電圧をVNとすると、
図7に示すように、ノイズ電圧VNから見た交流等価回
路が構成され、ノイズ電圧VNとコンデンサCs1との間
には、雑音端子電圧の測定に使用される疑似電源回路網
(通称LISN)ZがコンデンサCs1と並列に挿入され
る。この疑似電源回路網Zのインピーダンスは50Ωに
設定されている。この交流等価回路においては、ノイズ
電圧VNによって、コンデンサCsc,Cs2、基準電位
点、コンデンサCs1を経てノイズ電流iNが流れる。こ
のノイズの周波数帯域から考えると、Zのインピーダン
スはコンデンサCs1のインピーダンスより小さいから、
このノイズ電流iNは、図8に示すように、Z側に流
れ、LISNによってコモンモードノイズ電圧VNCとし
て測定される。
【0011】このように、コモンモードノイズは、スイ
ッチング電源装置の入力側の電源ライン、出力側の負荷
装置を経由するから、商用電源側に漏洩し、また、空中
に放射され、他の機器がコモンモードノイズによる悪影
響を受けることになる。
【0012】このコモンモードノイズの低減方法として
は、チョークコイル、コンデンサなどから構成されたノ
イズフィルタ、スナバー回路などのノイズ対策部品を用
いる方法、トランスの構造を工夫する方法などがある。
【0013】トランス構造によるノイズ対策の例として
は、トランスにシールド箔を巻き込む方法、静電シール
ド、磁気シールドを用いる方法(特開昭58−8071
9号公報参照)、特公平6−97842号公報に開示さ
れた方法などがある。
【0014】これらの方法について図9ないし図12を
参照しながら説明する。図9は従来のシールド箔を巻き
込む方法が用いられているトランスの構造を示す縦断面
図、図10は図9のシールド箔の構造を示す図、図11
は特開昭58−80719号公報に開示されている静電
シールド、磁気シールドが施されているトランスの外形
を示す斜視図、図12は特公平6−97842号公報に
開示された方法のそれぞれが用いられているトランスの
構造を示す縦断面図である。
【0015】まず、シールド箔を巻き込む方法が用いら
れているトランスについて図9および図10を参照しな
がら説明する。
【0016】トランスは、図9(a)に示すように、ボ
ビン2を有する。ボビン2には、2分割されている1次
側巻線P1,P2と2次側巻線Sとが巻かれている。1
次側巻線P1は2分割され、その1次側巻線P1の一方
と他方との間には、2次側巻線Sが配置されている。1
次側巻線P1の一方と2次側巻線Sとは、それらに間に
配置されているシールド箔22でシールドされている。
同様に、1次側巻線P1の他方と2次側巻線Sとは、そ
れらに間に配置されているシールド箔22でシールドさ
れている。
【0017】シールド箔22は、図10(a),(b)
に示すように、矩形の横断面形状を有する筒体からな
り、その外面には引き出し線23がはんだ付けによって
接続されている。シールド箔22は、帯状の銅箔を巻き
線にそって折り曲げることによって形成され、その帯状
の銅箔の一方の端部と他方の端部とが重ね合わされてい
る部分には、短絡を防止するためのシート状の絶縁体2
4が挟み込まれている。
【0018】また、他のトランスとして、図9(b)に
示すように、2分割されている1次側巻線P1の一方と
2次側巻線Sとがシールド箔22でシールドされている
ものもある。
【0019】次に、特開昭58−80719号公報に開
示されている静電シールド、磁気シールドが施されてい
るトランスについて図11を参照しながら説明する。
【0020】このトランスの外部には、図11に示すよ
うに、磁気シールドを施すための銅箔25が巻き付けら
れている。この銅箔25は、安全規格上、1次側または
2次側の電位と同電位になるように接続されている。
【0021】次に、特公平6−97842号公報に開示
された方法のそれぞれが用いられているトランスについ
て図12を参照しながら説明する。
【0022】特公平6−97842号公報に文章で開示
されたトランスの1つは、図12(a)に示すように、
ボビン2を有し、このボビン2には1次側巻線Pと2次
側巻線Sと所定の規格で定められている絶縁距離を確保
するためのバリアテープ3とが巻かれている。
【0023】1次側巻線Pは2分割され、一方の巻線
(図中の丸印)と他方の巻線(図中の斜線が付された丸
印)とが断面格子状になるようにボビン2に巻かれてい
る。
【0024】他のトランスは、図12(b)に示すよう
に、ボビン2を有し、このボビン2には1次側巻線Pと
2次側巻線Sと所定の規格で定められている絶縁距離を
確保するためのバリアテープ3とが巻かれている。
【0025】1次側巻線Pは2分割され、一方の巻線
(図中の白丸印)の層と他方の巻線(図中の黒丸印)の
層とが交互に積層されるようにボビン2に巻かれてい
る。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シールド箔を
巻き込む方法が用いられているトランスでは、シールド
箔22に引き出し線23をはんだ付けによって接続し、
シールド箔22の形成時(巻き込み時)に、短絡を防止
するためのシート状の絶縁体24を挟み込む必要がある
から、トランスの構造自体が複雑になり、このシールド
箔を巻き込む方法を用いる、EI−28(JIS:略称
FEI−28)以下の比較的サイズの小さいトランスを
製作することは困難である。また、シールド箔22とな
る銅箔は高価であり、シールド箔22を巻き込む工程が
巻線工程に含まれるから、巻線工程を自動化をすること
は難しい。よって、トランスのコストが高くなり、ひい
てはスイッチング電源装置のコストの増大を招くことに
なる。
【0027】また、特開昭58−80719号公報に開
示されている静電シールド、磁気シールドが施されてい
るトランスでは、磁気シールドを施すための銅箔25が
巻き付けられているから、この銅箔25によってコスト
が増す。また、この銅箔25は、安全規格上、1次側ま
たは2次側の電位と同電位になるように接続されている
から、スイッチング電源装置におけるトランスと他の部
品との沿面距離、空間距離を1次−2次間分確保する必
要があり、余分に絶縁体、スペースを設ける必要があ
る。
【0028】さらに、特公平6−97842号公報に開
示された各トランスでは、1次側巻線Pのスペースが通
常の巻数に対し約2倍になるから、トランス自体の大き
さが通常のものより大きくなる。トランスの大きさの増
大を抑えるために、1側巻線の線材の径を小さくするこ
とが考えられるが、1側巻線の線材の小径化によって巻
線抵抗が増大するから、1次側巻線の温度上昇が問題に
なり、ひいてはスイッチング電源装置の安全性、信頼性
を損なうことになる。
【0029】本発明の目的は、製造方法を複雑化させる
ことなく製造することができるとともに、簡単な構造で
コモンモードノイズを低減させることができる変圧器を
提供することにある。
【0030】本発明の他の目的は、変圧器に対するコモ
ンモードノイズ対策に起因するコストの上昇を招くこと
なく、コモンモードノイズを低減させることができるス
イッチング電源装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数に分割された巻線層を形成する1次側巻線と、前記
1次側巻線の1つの巻線層と他の1つの巻線層との間に
挟まれる巻線層を形成する2次側巻線とを有する巻線部
が設けられている変圧器において、前記巻線部の最外巻
線層に外部と遮蔽するためのシールド体が設けられ、前
記シールド体は、一端が所定の電位点に接続される巻線
から形成されていることを特徴とする。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載の変
圧器において、前記シールド体を形成している巻線の他
端は、前記所定の電位点と同電位の電位点に接続される
ことを特徴とする。
【0033】請求項3記載の発明は、請求項1記載の変
圧器において、前記シールド体を形成している巻線の他
端は、解放されることを特徴とする。
【0034】請求項4記載の発明は、請求項1記載の変
圧器において、前記1次側巻線と前記2次側巻線との内
の巻数が少ない一方の巻線は三重絶縁構造を有する電線
からなり、この電線からなる巻線層と他の巻線層との間
に、安全規格で定められている絶縁性以上の絶縁性を有
する絶縁層が形成されていることを特徴とする。
【0035】請求項5記載の発明は、請求項4記載の変
圧器において、前記三重絶縁構造を有する電線は複数の
電線材から構成されていることを特徴とする。
【0036】請求項6記載の発明は、請求項4記載の変
圧器において、巻線層が前記2次側巻線の巻線層に隣接
するように配置されかつ前記1次側巻線の巻線層間に挟
まれている補助巻線を有することを特徴とする。
【0037】請求項7記載の発明は、複数に分割された
巻線層を形成する1次側巻線および前記1次側巻線の1
つの巻線層と他の1つの巻線層との間に挟まれる巻線層
を形成する2次側巻線を有する巻線部が設けられている
変圧器と、商用電源から供給される交流電力を直流電力
に変換し、その直流電力をスイッチング素子によるスイ
ッチング動作で断続的に前記変圧器の1次側巻線に印加
するための入力手段と、前記変圧器の2次側巻線に誘起
された電力から整流された直流出力を得るための出力手
段とを備えるスイッチング電源装置において、前記巻線
部の最外巻線層に外部と遮蔽するためのシールド体が設
けられ、前記シールド体は、一端が所定の電位点に接続
されている巻線から形成されていることを特徴とする。
【0038】請求項8記載の発明は、請求項7記載のス
イッチング電源装置において、前記シールド体を形成し
ている巻線の他端は、前記所定の電位点と同電位の電位
点に接続されていることを特徴とする。
【0039】請求項9記載の発明は、請求項7記載のス
イッチング電源装置において、前記シールド体を形成し
ている巻線の他端は、解放されていることを特徴とす
る。
【0040】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
スイッチング電源装置において、前記1次側巻線と前記
2次側巻線との内の巻数が少ない一方の巻線は三重絶縁
構造を有する電線からなり、この電線からなる巻線層と
他の巻線層との間に、安全規格で定められている絶縁性
以上の絶縁性を有する絶縁層が形成されていることを特
徴とする。
【0041】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のスイッチング電源装置において、前記三重絶縁構造を
有する電線は複数の電線材から構成されていることを特
徴とする。
【0042】請求項12記載の発明は、請求項10記載
のスイッチング電源装置において、前記変圧器は、巻線
層が前記2次側巻線の巻線層に隣接するように配置され
かつ前記1次側巻線の巻線層間に挟まれている補助巻線
を有することを特徴とする。
【0043】
【作用】請求項1記載の変圧器の構成では、巻線部の最
外巻線層に外部と遮蔽するためのシールド体が設けら
れ、シールド体が、一端が所定の電位点に接続される巻
線から形成されているから、発生したコモンモードノイ
ズが1次側の電源ライン、出力側の負荷装置への経路に
伝達され難くなる。
【0044】請求項2記載の変圧器の構成では、シール
ド体を形成している巻線の他端が、所定の電位点と同電
位の電位点に接続される。
【0045】請求項3記載の変圧器の構成では、シール
ド体を形成している巻線の他端が、解放される。
【0046】請求項4記載の変圧器の構成では、1次側
巻線と2次側巻線との内の巻数が少ない一方の巻線は三
重絶縁構造を有する電線からなり、この電線からなる巻
線層と他の巻線層との間に、安全規格で定められている
絶縁性以上の絶縁性を有する絶縁層が形成されているか
ら、絶縁層によって1次−2次側巻線間の結合容量を小
さくすることができるととともに、安全規格上の距離を
容易に確保することができる。
【0047】請求項5記載の変圧器の構成では、三重絶
縁構造を有する電線が複数の電線材から構成されている
から、可撓性の向上による作業性の改善と、占積率の向
上とを図ることができる。
【0048】請求項6記載の変圧器の構成では、巻線層
が2次側巻線の巻線層に隣接するように配置されかつ1
次側巻線の巻線層間に挟まれている補助巻線が設けられ
ているから、補助巻線による1次−2次側巻線間の結合
容量の増大を抑制することができる。
【0049】請求項7記載のスイッチング電源装置の構
成では、巻線部の最外巻線層に外部部と遮蔽するための
シールド体が設けられ、シールド体が、一端が所定の電
位点に接続されている巻線から形成されているから、発
生したコモンモードノイズが1次側の電源ライン、出力
側の負荷装置への経路に伝達され難くなる。
【0050】請求項8記載のスイッチング電源装置の構
成では、シールド体を形成している巻線の他端が所定の
電位点と同電位の電位点に接続されている。
【0051】請求項9記載のスイッチング電源装置の構
成では、シールド体を形成している巻線の他端が解放さ
れている。
【0052】請求項10記載のスイッチング電源装置の
構成では、1次側巻線と2次側巻線との内の巻数が少な
い一方の巻線が三重絶縁構造を有する電線からなり、こ
の電線からなる巻線層と他の巻線層との間に、安全規格
で定められている絶縁性以上の絶縁性を有する絶縁層が
形成されているから、絶縁層によって1次−2次側巻線
間の結合容量を小さくすることができるととともに、安
全規格上の距離を容易に確保することができる。
【0053】請求項11記載のスイッチング電源装置の
構成では、三重絶縁構造を有する電線が複数の電線材か
ら構成されているから、可撓性の向上による作業性の改
善と、占積率の向上とを図ることができる。
【0054】請求項12記載のスイッチング電源装置の
構成では、変圧器に設けられた補助巻線の巻線層が2次
側巻線の巻線層に隣接するように配置されかつ1次側巻
線の巻線層間に挟まれているから、補助巻線による1次
−2次側巻線間の結合容量の増大を抑制することができ
る。
【0055】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0056】(第1実施例)図1は本発明の変圧器の第
1実施例の構造を示す縦断面図である。
【0057】スイッチング電源装置に用いられる変圧器
(以下、トランスという)18は、図1に示すように、
コア1と、巻線が巻かれているボビン2とを有する。ボ
ビン2には、1次側巻線4、2次側巻線5、補助巻線
6、層状のシールド体7を形成するための巻線およびバ
リアテープ3が巻かれている。
【0058】1次側巻線4は、2つの巻線層を形成する
ように巻数が分割されて巻かれている。1次側巻線4
は、ポリウレタン電線からなる。1次側巻線4を2つの
巻線層を形成するように分割して巻くことによって、ト
ランスの漏れインダクタンスが少なくなる。
【0059】2次側巻線5は、それが形成する巻線層が
1次側巻線4の一方の巻線層と他方の巻線層との間に挟
まれるように巻かれている。2次側巻線5の巻数は1次
側巻線4の巻き数より少ない。2次側巻線5は、三重絶
縁構造を有するTIW(登録商標)、TEX(登録商
標)などの電線からなる。
【0060】補助巻線6は、自励式の電源装置における
発振のための帰還巻線、他励式における制御回路の電源
制御線などに用いられ、その補助巻線6が形成する巻線
層は、2次側巻線5の巻線層に隣接するように配置され
かつ1次側巻線4の巻線層間に挟まれている。
【0061】シールド体7は、ボビン2の巻線の最外巻
線層を外部とシールドし、そのシールド体7を形成する
巻線は、その巻き方向に所定の間隔を置いて巻かれてい
る。
【0062】バリアテープ3は、1次側巻線4の一方の
巻線層、2次側巻線5の巻線層、補助巻線6の巻線層、
1次側巻線4の他方の巻線層の各巻線層およびシールド
体7と並列にボビン2に巻かれている。
【0063】1次側巻線4の一方の巻線層と2次側巻線
5の巻線層との間には、安全規格で定められている絶縁
性以上の絶縁性を有する絶縁層8が形成され、この絶縁
層8は層状に巻かれているポリエステルの絶縁テープか
らなる。同様に、2次側巻線5の巻線層と補助巻線6の
巻線層との間には絶縁層8が形成されている。
【0064】補助巻線6の巻線層と1次側巻線4の他方
の巻線層との間、および1次側巻線4の他方の巻線層と
シールド層7との間には、層間絶縁をとるための層間絶
縁層9がそれぞれ形成され、各層間絶縁層9は絶縁テー
プからなる。
【0065】シールド体7の外面は、トランスに近接す
る部品との絶縁距離を確保するための絶縁層10で覆わ
れ、この絶縁層10は、層状に巻かれている絶縁テープ
からなる。
【0066】次に、このトランス18が用いられている
スイッチング電源装置について図2を参照しながら説明
する。図2は図1の変圧器が用いられているスイッチン
グ電源装置の回路構成を示す図である。
【0067】上述したトランス18を用いるスイッチン
グ電源装置は、図2に示すように、トランス18の1次
側巻線4に電力を供給する1次側回路と、トランス18
の2次側巻線5に誘起される電圧を直流電圧として負荷
に出力するための2次側回路とから構成される。トラン
ス18の1次側巻線4と2次側巻線5との間には結合容
量Cscが存在し、トランス18のシールド体7と基準電
位点(接地点)との間には浮遊容量Cshc が存在する。
【0068】1次側回路は、商用電源に接続されるコン
セント11と、フューズ12と、商用電源にスイッチン
グトランジスタQ1からのノイズが流れ込むことを防止
するためのフィルター13と、ブリッジダイオード構成
によって商用電源からの交流電力を整流する整流回路1
4と、整流回路14からの整流出力を平滑化するための
1次平滑コンデンサ15とを有する。
【0069】1次平滑コンデンサ15で平滑化された整
流出力は、トランス18の1次側巻線4に印加され、ト
ランス18の1次側巻線4への整流出力の印加はスイッ
チングトランジスタQ1のスイッチング動作によって断
続的に行われる。スイッチングトランジスタQ1のゲー
トには制御回路(図示せず)からスイッチング信号が与
えられ、このスイッチング信号に基づきスイッチングト
ランジスタQ1のスイッチング動作が制御される。スイ
ッチング動作周波数は商用電源の交流電力の周波数より
高く設定されている。スイッチングトランジスタQ1の
ソースは1次側巻線4に接続され、そのドレインはトラ
ンス18のシールド体7を形成する巻線の一端とともに
整流回路14に接続されている。スイッチングトランジ
スタQ1が発生する熱は放熱板17を介して外部に放散
される。1次側回路と基準電位点(接地点)との間に
は、浮遊容量Cs1が存在する。
【0070】2次側回路は、トランス18の2次側巻線
5に誘起される電圧を整流するための整流ダイオード1
9と、整流ダイオード19が発生する熱を外部に放散す
るための放熱板20と、整流ダイオード19で整流され
た出力を平滑化するための2次平滑コンデンサ21とを
有する。2次側回路と基準電位点との間には、浮遊容量
Cs2が存在する。
【0071】このスイッチング電源装置における出力ノ
イズの発生のメカニズムについて図3を参照しながら説
明する。図3は図2のスイッチング電源装置において発
生するノイズ電圧から見た交流等価回路を示す図であ
る。
【0072】このスイッチング電源装置において発生す
るコモンモードノイズについて図3を参照しながら説明
する。
【0073】スイッチングトランジスタQ1のスイッチ
ング動作によって電圧振幅が最大になる箇所で発生する
ノイズ電圧をVNとすると、図3に示すように、ノイズ
電圧VNから見た交流等価回路が構成され、ノイズ電圧
VNとコンデンサCs1との間には、雑音端子電圧の測定
に使用される疑似電源回路網(LISN)Zがコンデン
サCs1,Cshc と並列に挿入される。この疑似電源回路
網Zのインピーダンスは50Ωに設定されている。
【0074】この交流等価回路においては、コンデンサ
Cscの結合容量に影響を与えることなく、トランス18
のシールド体7と1次側巻線4の間にコンデンサCshが
形成され、かつシールド体7と基準電位点との間にコン
デンサCshc が形成されているから、ノイズ電圧VNに
よって生じるノイズ電流iNが1次側の電源ライン、出
力側の負荷装置への経路に伝達され難くなり、ノイズ電
流iNのZへの流れ込みを阻止することができる。
【0075】また、トランス18の2次側巻線5の巻線
層と1次側巻線4の各巻線層との間には、安全規格で定
められている絶縁性を有する絶縁層8がそれぞれ形成さ
れているから、絶縁層8によって1次−2次側巻線間の
結合容量CSCが小さくなる。また、2次側巻線5が三重
絶縁構造の電線からなるから、その電線の絶縁物がポリ
ウレタン電線の絶縁物より厚く、1次−2次側巻線間の
結合容量CSCを小さくすることができるととともに、安
全規格上の距離を容易に確保することができる。その結
果、結合容量CSCのインピーダンスが大きくなる、すな
わち結合容量CSCが小さくなる。
【0076】さらに、補助巻線6の巻線層が2次側巻線
5の巻線層と隣接するように配置され、かつ2次側巻線
5の巻線層と1次側巻線4の他方の巻線層との間に挟み
込まれているから、1次−2次側巻線間の結合容量CSC
は小さくなる。
【0077】このように、コンデンサCsh,Cshc の形
成、および1次−2次側巻線間の結合容量CSCの低減に
よって、ノイズ電流iNのZへの流れ込みが阻止され、
コモンモードノイズを低減することができる。
【0078】また、従来のノイズ対策が施されているト
ランスのように、シールド箔などのノイズ対策部品の取
付けによる製造工程の制限などを受けることなく、ノイ
ズ対策が施されていないトランスと同等の製造工程でト
ランス18を製造することができ、製造工程の制限によ
るコストの上昇を抑制することができる。
【0079】なお、本実施例では、スペース巻きの巻線
構造からなるシールド体7を用いているが、スペース巻
きに代えて、密巻きの巻線構造とすることもできる。シ
ールド体を密巻きの巻線構造とすることによって、浮遊
容量Csh,Cshc が増大し、さらにコモンモードノイズ
の低減を図ることができる。
【0080】また、本実施例では、絶縁層8をポリエス
テルの絶縁テープから構成しているが、これに代えて、
さらに誘電率が低い材料からなるテープで絶縁層を構成
することによって、絶縁層による効果をさらに増すこと
ができる。
【0081】さらに、本実施例では、接地端子を持たな
い交流電源から入力を得ているが、接地端子を持つ交流
電源から入力を得る場合も、同様に、浮遊容量Cshを増
す構成を有効に作用させることができる。
【0082】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
について図4を参照しながら説明する。図4は本発明の
変圧器の第2実施例に用いられているシールド体の構成
を示す斜視図である。
【0083】本実施例では、第1実施例のトランスに用
いられているシールド体と異なるシールド体を用いてい
る。
【0084】トランスの最外層には、図4に示すよう
に、シールド体7が設けられている。このシールド体7
は無誘導巻きの巻線構造からなる。
【0085】(第3実施例)次に、本発明の第3実施例
について図5を参照しながら説明する。図5は本発明の
変圧器の第3実施例に用いられている2次側巻線の断面
図である。
【0086】本実施例では、第1実施例のトランスに用
いられている三重絶縁構造を有する2次側巻線の具体例
を説明する。
【0087】トランスの2次側巻線に用いられる、三重
絶縁構造を有する電線としては、図5(a)に示すよう
に、リッツ線状の電線100と、図5(b)に示すよう
に、3本の線材を1つの束にした電線101とがある。
【0088】リッツ線状の電線100は、同じ太さの単
線状のものに比して優れた可撓性を有するから、作業性
を向上させることができる。
【0089】これに対し、電線101を用いることによ
って、占積率を向上させることができる。
【0090】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1ないし
請求項3記載の変圧器によれば、巻線部の最外巻線層に
外部と遮蔽するためのシールド体が設けられ、シールド
体が、一端が所定の電位点に接続される巻線から形成さ
れているから、発生したコモンモードノイズが1次側の
電源ライン、出力側の負荷装置への経路に伝達され難く
なり、製造方法を複雑化させることなく製造することが
できるとともに、簡単な構造でコモンモードノイズを低
減させることができる。
【0091】請求項4記載の変圧器によれば、1次側巻
線と2次側巻線との内の巻数が少ない一方の巻線は三重
絶縁構造を有する電線からなり、この電線からなる巻線
層と他の巻線層との間に、安全規格で定められている絶
縁性以上の絶縁性を有する絶縁層が形成されているか
ら、絶縁層によって1次−2次側巻線間の結合容量を小
さくすることができるととともに、安全規格上の距離を
容易に確保することができる。
【0092】請求項5記載の変圧器によれば、三重絶縁
構造を有する電線が複数の電線材から構成されているか
ら、可撓性の向上による作業性の改善と、占積率の向上
とを図ることができる。
【0093】請求項6記載の変圧器によれば、巻線層が
2次側巻線の巻線層に隣接するように配置されかつ1次
側巻線の巻線層間に挟まれている補助巻線が設けられて
いるから、補助巻線による1次−2次側巻線間の結合容
量の増大を抑制することができる。
【0094】請求項7ないし9記載のスイッチング電源
装置によれば、巻線部の最外巻線層に外部部と遮蔽する
ためのシールド体が設けられ、シールド体が、一端が所
定の電位点に接続されている巻線から形成されているか
ら、発生したコモンモードノイズが1次側の電源ライ
ン、出力側の負荷装置への経路に伝達され難くなり、変
圧器に対するコモンモードノイズ対策に起因するコスト
の上昇を招くことなく、コモンモードノイズを低減させ
ることができる。
【0095】請求項10記載のスイッチング電源装置に
よれば、1次側巻線と2次側巻線との内の巻数が少ない
一方の巻線が三重絶縁構造を有する電線からなり、この
電線からなる巻線層と他の巻線層との間に、安全規格で
定められている絶縁性以上の絶縁性を有する絶縁層が形
成されているから、絶縁層によって1次−2次側巻線間
の結合容量を小さくすることができるととともに、安全
規格上の距離を容易に確保することができる。
【0096】請求項11記載のスイッチング電源装置に
よれば、三重絶縁構造を有する電線が複数の電線材から
構成されているから、可撓性の向上による作業性の改善
と、占積率の向上とを図ることができる。
【0097】請求項12記載のスイッチング電源装置に
よれば、変圧器に設けられた補助巻線の巻線層が2次側
巻線の巻線層に隣接するように配置されかつ1次側巻線
の巻線層間に挟まれているから、補助巻線による1次−
2次側巻線間の結合容量の増大を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変圧器の第1実施例の構造を示す縦断
面図である。
【図2】図1の変圧器が用いられているスイッチング電
源装置の回路構成を示す図である。
【図3】図2のスイッチング電源装置において発生する
ノイズ電圧から見た交流等価回路を示す図である。
【図4】本発明の変圧器の第2実施例に用いられている
シールド体の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の変圧器の第3実施例に用いられている
2次側巻線の断面図である。
【図6】従来のスイッチング電源装置のノイズ発生原理
を表すための回路図である。
【図7】図6のスイッチング電源装置において発生する
ノイズ電圧から見た交流等価回路を示す図である。
【図8】図7の交流等価回路をさらに簡略的に示す図で
ある。
【図9】従来のシールド箔を巻き込む方法が用いられて
いるトランスの構造を示す縦断面図である。
【図10】図9のシールド箔の構造を示す図である。
【図11】特開昭58−80719号公報に開示されて
いる静電シールド、磁気シールドが施されているトラン
スの外形を示す斜視図である。
【図12】特公平6−97842号公報に開示された方
法のそれぞれが用いられているトランスの構造を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
4 1次側巻線 5 2次側巻線 6 補助巻線 7 シールド体 8 絶縁層 14 整流回路 15 1次平滑コンデンサ 18 トランス 19 整流ダイオード 21 1次平滑コンデンサ 100,101 電線(三重絶縁構造を有する電線) Q1 スイッチングトランジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数に分割された巻線層を形成する1次
    側巻線と、前記1次側巻線の1つの巻線層と他の1つの
    巻線層との間に挟まれる巻線層を形成する2次側巻線と
    を有する巻線部が設けられている変圧器において、前記
    巻線部の最外巻線層に外部と遮蔽するためのシールド体
    が設けられ、前記シールド体は、一端が所定の電位点に
    接続される巻線から形成されていることを特徴とする変
    圧器。
  2. 【請求項2】 前記シールド体を形成している巻線の他
    端は、前記所定の電位点と同電位の電位点に接続される
    ことを特徴とする請求項1記載の変圧器。
  3. 【請求項3】 前記シールド体を形成している巻線の他
    端は、解放されることを特徴とする請求項1記載の変圧
    器。
  4. 【請求項4】 前記1次側巻線と前記2次側巻線との内
    の巻数が少ない一方の巻線は三重絶縁構造を有する電線
    からなり、この電線からなる巻線層と他の巻線層との間
    に、安全規格で定められている絶縁性以上の絶縁性を有
    する絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の変圧器。
  5. 【請求項5】 前記三重絶縁構造を有する電線は複数の
    電線材から構成されていることを特徴とする請求項4記
    載の変圧器。
  6. 【請求項6】 巻線層が前記2次側巻線の巻線層に隣接
    するように配置されかつ前記1次側巻線の巻線層間に挟
    まれている補助巻線を有することを特徴とする請求項4
    記載の変圧器。
  7. 【請求項7】 複数に分割された巻線層を形成する1次
    側巻線および前記1次側巻線の1つの巻線層と他の1つ
    の巻線層との間に挟まれる巻線層を形成する2次側巻線
    を有する巻線部が設けられている変圧器と、商用電源か
    ら供給される交流電力を直流電力に変換し、その直流電
    力をスイッチング素子によるスイッチング動作で断続的
    に前記変圧器の1次側巻線に印加するための入力手段
    と、前記変圧器の2次側巻線に誘起された電力から整流
    された直流出力を得るための出力手段とを備えるスイッ
    チング電源装置において、前記巻線部の最外巻線層に外
    部と遮蔽するためのシールド体が設けられ、前記シール
    ド体は、一端が所定の電位点に接続されている巻線から
    形成されていることを特徴とするスイッチング電源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記シールド体を形成している巻線の他
    端は、前記所定の電位点と同電位の電位点に接続されて
    いることを特徴とする請求項7記載のスイッチング電源
    装置。
  9. 【請求項9】 前記シールド体を形成している巻線の他
    端は、解放されていることを特徴とする請求項7記載の
    スイッチング電源装置。
  10. 【請求項10】 前記1次側巻線と前記2次側巻線との
    内の巻数が少ない一方の巻線は三重絶縁構造を有する電
    線からなり、この電線からなる巻線層と他の巻線層との
    間に、安全規格で定められている絶縁性以上の絶縁性を
    有する絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項
    7記載のスイッチング電源装置。
  11. 【請求項11】 前記三重絶縁構造を有する電線は複数
    の電線材から構成されていることを特徴とする請求項1
    0記載のスイッチング電源装置。
  12. 【請求項12】 前記変圧器は、巻線層が前記2次側巻
    線の巻線層に隣接するように配置されかつ前記1次側巻
    線の巻線層間に挟まれている補助巻線を有することを特
    徴とする請求項10記載のスイッチング電源装置。
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