JPH08296674A - ブレーキ装置 - Google Patents

ブレーキ装置

Info

Publication number
JPH08296674A
JPH08296674A JP7102269A JP10226995A JPH08296674A JP H08296674 A JPH08296674 A JP H08296674A JP 7102269 A JP7102269 A JP 7102269A JP 10226995 A JP10226995 A JP 10226995A JP H08296674 A JPH08296674 A JP H08296674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
motor
brake
shaft
screw portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7102269A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kawase
和夫 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Research and Development Centre Ltd
Original Assignee
Akebono Research and Development Centre Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akebono Research and Development Centre Ltd filed Critical Akebono Research and Development Centre Ltd
Priority to JP7102269A priority Critical patent/JPH08296674A/ja
Publication of JPH08296674A publication Critical patent/JPH08296674A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/18Electric or magnetic
    • F16D2121/24Electric or magnetic using motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/20Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa
    • F16D2125/34Mechanical mechanisms converting rotation to linear movement or vice versa acting in the direction of the axis of rotation
    • F16D2125/40Screw-and-nut
    • F16D2125/405Screw-and-nut with differential thread

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキ装置の生産性の向上と製造コストの
低減を図ると同時に、ブレーキ装置のコンパクト化を図
ることのできるブレーキ装置を提供する。 【構成】 ブレーキアクチュエータ100 が、互いにねじ
ピッチが僅かに異なる第1及び第2のねじ部105,106 を
具備すると共にモータ104 の出力軸107 に対して軸線方
向へ移動可能に連結されたスクリューシャフト108 と、
該スクリューシャフト108 の第1のねじ部105 に螺合す
る送りねじ部109 を具備すると共にモータ104 を固定支
持している支持構造体103 と、前記第2のねじ部106 に
螺合するねじ部113 を具備すると共に支持構造体103 に
対して軸線方向へのみ移動可能に配設されたピストン11
4 とを有し、ブレーキパッド101aがピストン114 の一端
に設けられた押圧部118 によってディスクロータ102 に
押圧される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ装置に関し、
特に、ブレーキパッド等の摩擦部材をディスクロータ等
の被制動部材に押圧することによって制動力を発生する
べくモータにより前記摩擦部材を前記被制動部材に対し
て進退動作させるブレーキアクチュエータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、モータを駆動源として摩擦部材を
被制動部材に押し付けるブレーキアクチュエータにより
所定の制動力を生じさせるブレーキ装置が、特開昭63
−266228号公報等に開示されている。図4は、こ
の種のブレーキ装置を示したもので、自動車の車輪部分
における被制動部材であるディスクロータ1の片面から
摩擦部材であるブレーキパッド2を押し付けて、そのブ
レーキパッド2とキャリパ4側に取り付けられたブレー
キパッド3との間にディスクロータ1を挟むことで前記
ディスクロータ1に制動力を作用させるディスクブレー
キ装置である。
【0003】前記キャリパ4に取り付けた超音波モータ
等のモータ5の出力軸6の回転を遊星歯車機構7によっ
て所定回転速度に減速させてトルク増大を図った上でリ
ニア変換機構8に伝達し、該リニア変換機構8によって
前記モータ5の出力軸6の回転を直線運動に変換して、
前記ブレーキパッド2が取り付けられたプレッシャプレ
ート9をディスクロータ1側に押し付けるように構成さ
れている。
【0004】ここで、前記遊星歯車機構7は、前記モー
タ5の出力軸6に取り付けられた第1の太陽歯車71
と、前記キャリパ4側に取り付けられた内歯車73と前
記第1の太陽歯車71との間に噛合するように設けられ
た遊星歯車72と、該遊星歯車72に遊星キャリア74
を介して取り付けられた第2の太陽歯車75と、該第2
の太陽歯車75と前記内歯車73との間に噛合するよう
に設けられた遊星歯車76と、該遊星歯車76に遊星キ
ャリア77を介して取り付けられた連結歯車78とから
なっている。
【0005】また、前記リニア変換機構8としては、ベ
アリング28,29を介して前記キャリパ4に回転自在
に取り付けられた中空のボールナット81と、該ボール
ナット81の内部にボール83を介して螺合して前記ボ
ールナット81の回転により軸方向移動するように設け
られたボールスクリュー82とからなっている。また、
前記ボールナット81は、その一端に形成された歯車部
84において前記遊星歯車機構7における連結歯車78
と噛合して回転力が伝達されるようになっている。そし
て、前記ボールスクリュー82には、前記プレッシャプ
レート9が取り付けられている。
【0006】前記モータ5の回転トルクは、コントロー
ラ10によって制御される。ここで、前記コントローラ
10は、ブレーキペダル11の踏込み量をポテンショメ
ータ12によって検出し、踏込み量に応じた回転トルク
が得られるように、電源装置13からモータ5に印加す
る電圧を制御する。
【0007】このように構成されたブレーキ装置にあっ
ては、ブレーキペダル11が踏込まれると、前記コント
ローラ10の制御下においてその踏込み量に応じて前記
モータ5が回転駆動され、その出力軸6の回転が遊星歯
車機構7により所定に減速されて出力トルクの増大が図
られた上で、リニア変換機構8により直線運動に変換さ
れてプレッシャプレート9を介してブレーキパッド2が
ディスクロータ1に押し付けられ、それによりディスク
ロータ1がブレーキパッド2とブレーキパッド3との間
に挟み付けられて、ブレーキペダル11の踏込み量に応
じた制動力が生ずることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
にモータ5とプレッシャプレート9との間に遊星歯車機
構7とリニア変換機構8とを介在させたブレーキアクチ
ュエータを備える従来のブレーキ装置では、先の説明か
らも明らかなように、遊星歯車機構7およびリニア変換
機構8がいずれも多数の部品を必要とする複雑な構造で
あるため、組立工程数が増大して生産性の向上が困難で
あり、製造コストの増大を招くと言う問題がある。ま
た、前記遊星歯車機構7やリニア変換機構8から成るブ
レーキアクチュエータは複雑な構造で、コンパクト化が
難しく、結果的に、ブレーキ装置が大型化してしまうと
いう問題も生じていた。
【0009】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、モータを駆動源として前記摩擦部材を前
記被制動部材に対して進退動作させるブレーキアクチュ
エータの構造を簡略化することにより、ブレーキ装置の
生産性の向上と製造コストの低減を図ると同時に、ブレ
ーキ装置のコンパクト化を図ることのできるブレーキ装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、摩
擦部材を被制動部材に押圧することによって制動力を発
生するべくモータにより前記摩擦部材を前記被制動部材
に対して進退動作させるブレーキアクチュエータを備え
たブレーキ装置であって、前記ブレーキアクチュエータ
が、互いにねじピッチが異なる第1及び第2のねじ部を
具備すると共に前記モータの出力軸に対して軸線方向へ
のみ移動可能に連結された第1の移動ねじ部材と、前記
第1の移動ねじ部材の第1のねじ部に螺合する送りねじ
部を具備すると共に前記モータを固定支持している支持
構造体と、前記第1の移動ねじ部材の第2のねじ部に螺
合するねじ部を具備すると共に前記支持構造体に対して
前記第1の移動ねじ部材の軸線方向へのみ移動可能に配
設された第2の移動ねじ部材とを有し、前記摩擦部材が
前記第2の移動ねじ部材の一端に設けられた押圧部によ
って前記被制動部材に押圧されることを特徴とするブレ
ーキ装置により達成される。
【0011】
【作用】上記構成によれば、モータの出力軸が正回転す
ると、モータの出力軸に対して軸線方向へ移動可能に連
結された第1の移動ねじ部材は、支持構造体の送りねじ
部により、前記出力軸の軸線方向に沿って前進させられ
る。この際、該第1の移動ねじ部材は、回転しながら前
記第1のねじ部のねじピッチに応じた移動速度を以て出
力軸の軸線方向に移動する。
【0012】一方、前記第1の移動ねじ部材の第2のね
じ部に螺合している第2の移動ねじ部材は、前記支持構
造体に対して前記第1の移動ねじ部材の軸線方向にのみ
移動可能に配設されているので、前記第1の移動ねじ部
材の回転動作に応じて該第1の移動ねじ部材上を移動す
る。この際、該第2の移動ねじ部材は、前記第2のねじ
部のねじピッチに応じた移動速度を以て前記第1の移動
ねじ部材上を移動する。
【0013】ここで、前記第1のねじ部と前記第2のね
じ部とは、互いにねじピッチが異なるため、第1の移動
ねじ部材と第2の移動ねじ部材とはモータの出力軸の軸
線上に沿って互いに逆向きに異なった距離移動すること
になる。そこで、第2の移動ねじ部材は、第1のねじ部
と第2のねじ部におけるねじピッチの差に応じた分だ
け、前記支持構造体に対して前記モータの出力軸の軸線
方向に沿って前進させられる。そして、該第2の移動ね
じ部材の一端に設けられた押圧部は、摩擦部材を被制動
部材に押圧付勢する。また、モータの出力軸が逆回転駆
動された場合には、正回転駆動時とは逆に、第2の移動
ねじ部材が、第1のねじ部と第2のねじ部におけるねじ
ピッチの差に応じた分だけ、前記支持構造体に対して前
記モータの出力軸の軸線方向に沿って後退させられる。
そこで、被制動部材に対する摩擦部材の押圧力は解除さ
れる。
【0014】即ち、前記第2の移動ねじ部材は、モータ
が回転駆動された場合に、互いに逆ねじの関係にある第
1のねじ部及び第2のねじ部のねじピッチの差の分だけ
支持構造体に対して進退移動するので、前記第1のねじ
部及び第2のねじ部のねじピッチの差を小さくするだけ
で、前記モータの高速回転を第2の移動ねじ部材の微小
な直線進退動作に変換することができ、所望の制動動作
を達成することができる。
【0015】
【実施例】図1及び図2は、本発明の一実施例に基づく
ブレーキ装置に係るブレーキアクチュエータの概略断面
図である。本第1実施例のブレーキアクチュエータ10
0は、自動車の車輪部分における被制動部材であるディ
スクロータ102の片面から摩擦部材であるブレーキパ
ッド101aを押し付けて、該ブレーキパッド101a
とキャリパ110側に取り付けられたブレーキパッド1
01bとの間にディスクロータ102を挟むことで所定
の制動力を作用させるフローティング・キャリパ型のデ
ィスクブレーキ装置に取り付けられている。
【0016】前記ブレーキアクチュエータ100は、キ
ャリパ110と一体の支持構造体103に固定支持され
たモータ104を駆動源として前記ブレーキパッド10
1aをディスクロータ102に対して進退動作させるも
ので、ねじピッチが僅かに異なる第1のねじ部105及
び第2のねじ部106を具備すると共に前記モータ10
4の出力軸107に対して軸線方向へ移動可能に連結さ
れた第1の移動ねじ部材であるスクリューシャフト10
8と、該スクリューシャフト108の第1のねじ部10
5に螺合する送りねじ部109を具備すると共に前記モ
ータ104を固定支持している支持構造体103と、前
記スクリューシャフト108の第2のねじ部106に螺
合するねじ部113を具備すると共に前記支持構造体1
03に対して前記スクリューシャフト108の軸線方向
へのみ移動可能に配設された第2の移動ねじ部材である
ピストン114とを有する。
【0017】前記第1のねじ部105に螺合する送りね
じ部109は、前記支持構造体103に固定されたアン
カーナット111によって、該支持構造体103と一体
的に構成されている。また、前記ピストン114は、前
記支持構造体103に対して前記スクリューシャフト1
08の軸線方向にのみ移動可能な押圧体116と、該押
圧体116に一体的に固定されたオペレーティングナッ
ト115とから成る。尚、これら送りねじ部109及び
ねじ部113は、前記アンカーナット111及びオペレ
ーティングナット115を介さずに前記支持構造体10
3及び前記ピストン114に予め一体的に構成すること
もできる。
【0018】前記モータ104としては、小さな消費電
力によって大きな制動トルクを得ることができ、しか
も、巻線型モータと比べて小型・軽量化が容易な超音波
モータを用いることが好ましいが、超音波モータ以外で
も、利用可能である。前記スクリューシャフト108
は、略円筒状を呈し、一端(図1では、右端)側の外周
部には前記第1のねじ部105が刻設され、他端側の外
周部には前記第2のねじ部106が刻設されている。ま
た、該スクリューシャフト108の一端側の内周部は、
前記モータ104の出力軸107に嵌合する部分で、ボ
ールスプライン117を介してモータ104の出力軸1
07に嵌合することで、前記出力軸107に対して、軸
線方向へ移動可能に連結されている。
【0019】一方、前記ピストン114を構成する押圧
体116は、先端部(図1では左端部)がブレーキパッ
ド101aをプレッシャープレートを介して押圧する押
圧部118として機能する筒状体で、基端側(図では右
端側)の外周部が前記支持構造体103に対してスクリ
ューシャフト108の軸線方向へ移動可能にスプライン
係合されている。尚、押圧体116を支持構造体103
に対して軸線方向へ移動可能に支持する機構は、前述の
ボールスプライン等を利用したものでもよい。
【0020】即ち、前記押圧体116と、該押圧体11
6の内周部に固定保持された前記オペレーティングナッ
ト115とから成るピストン114は、前記支持構造体
103に対して前記スクリューシャフト108の軸線方
向にのみ移動可能とされており、該ピストン114の一
端側に位置する前記押圧部118は前記ブレーキパッド
101aをディスクロータ102に押圧することができ
る。
【0021】上述した本第1実施例のブレーキアクチュ
エータ100では、モータ104の出力軸107に連結
されたスクリューシャフト108は、モータ104の出
力軸107が正回転すると、図2に示すように、スクリ
ューシャフト108の第1のねじ部105に螺合するよ
うに支持構造体103に固定支持されたアンカーナット
111の送りねじ部109により、出力軸107と一体
に回転しながら前記第1のねじ部105のねじピッチに
応じた移動速度を以て、支持構造体103に対して初期
位置K1 から距離L1 だけモータ104の出力軸107
の軸線方向に前進(図中左方向)する。
【0022】一方、前記スクリューシャフト108の第
2のねじ部106に螺合するねじ部113を有している
ピストン114のオペレーティングナット115は、前
記支持構造体103に対して前記スクリューシャフト1
08の軸線方向にのみ移動可能に押圧体116を介して
配設されているので、前記スクリューシャフト108の
回転動作に応じて該スクリューシャフト108上を移動
する。この際、該オペレーティングナット108は、前
記第2のねじ部106のねじピッチに応じた移動速度を
以て前記スクリューシャフト108上を距離L2 だけ移
動する。
【0023】ここで、第1のねじ部105と第2のねじ
部106とは、ねじピッチが異なる(第1のねじ部10
5のねじピッチを第2のねじ部106のねじピッチより
も僅かに大きくする)ため、前記スクリューシャフト1
08とオペレーティングナット115とはモータ104
の出力軸107の軸線上を互いに逆向きに移動すること
になる。そこで、オペレーティングナット115は、第
1のねじ部105と第2のねじ部106におけるねじピ
ッチの差に応じた距離(=L1 −L2 )の分だけ、前記
支持構造体103に対して軸線方向に前進させられる。
そして、該オペレーティングナット115と一体に固定
された押圧体114の押圧部118は、その前進によっ
てブレーキパッド101aをディスクロータ102に押
し付けて、該ブレーキパッド101aとキャリパ110
側に取り付けられたブレーキパッド101bとの間にデ
ィスクロータ102を挟むことで該ディスクロータ10
2に制動力を作用させる
【0024】また、モータ104の出力軸107が逆回
転駆動された場合には、正回転駆動時とは逆に、オペレ
ーティングナット115が、第1のねじ部105と第2
のねじ部106におけるねじピッチの差に応じた距離の
分だけ、前記支持構造体103に対して軸線方向に後退
し、制動を解除することになる。即ち、前記オペレーテ
ィングナット115は、モータ104が回転駆動された
場合に、第1のねじ部105及び第2のねじ部106の
ねじピッチの差の分だけ支持構造体103に対して進退
移動するので、前記第1のねじ部105及び第2のねじ
部106のねじピッチの差を小さくするだけで、前記モ
ータ104の高速回転をオペレーティングナット115
を介してピストン114の微小な直線進退動作に変換す
ることができる。そこで、部品点数が多く構造が繁雑な
遊星歯車機構やリニア変換機構を使用することなく、所
望の制動動作を達成することができる。
【0025】したがって、モータ104を駆動源として
ブレーキパッド101a,101bをディスクロータ1
02に対して進退動作させるブレーキアクチュエータ1
00を簡略化することができ、ブレーキ装置の生産性の
向上と製造コストの低減を図ると同時に、ブレーキ装置
の小型化を図ることができる。尚、本発明のブレーキ装
置は上記第1実施例におけるブレーキ装置に限定される
ものではなく、種々の変更が可能であることは云うまで
もない。
【0026】図3は、本発明の第2実施例に基づくブレ
ーキ装置に係るブレーキアクチュエータ200の概略断
面図である。本第2実施例のブレーキアクチュエータ2
00は、互いにねじピッチが異なる第1のねじ部205
及び第2のねじ部206を具備すると共にモータ204
の出力軸207に対して軸線方向へ移動可能に連結され
た第1の移動ねじ部材であるスクリューシャフト208
と、該スクリューシャフト208の第1のねじ部205
に螺合する送りねじ部209を具備すると共に前記モー
タ204を固定支持している支持構造体203と、前記
スクリューシャフト208の第2のねじ部206に螺合
するねじ部213を具備すると共に前記支持構造体20
3に対して前記スクリューシャフト208の軸線方向へ
のみ移動可能に配設された第2の移動ねじ部材であるピ
ストン214とを有する。
【0027】前記第1のねじ部205に螺合する送りね
じ部209は、前記支持構造体203に固定されたアン
カーナット211によって、該支持構造体203と一体
的に構成されている。また、前記ピストン214は、前
記支持構造体203に対して前記スクリューシャフト2
08の軸線方向にのみ移動可能な押圧体216と、該押
圧体216に一体的に固定されたオペレーティングナッ
ト215とから成る。尚、これら送りねじ部209及び
ねじ部213は、前記アンカーナット211及びオペレ
ーティングナット215を介さずに前記支持構造体20
3及び前記ピストン214に予め一体的に構成しても良
い。
【0028】前記スクリューシャフト208は、略円筒
状を呈し、外周部には第1のねじ部205が刻設され、
内周部には第2のねじ部206が刻設されている。ま
た、該スクリューシャフト208の一端側の内周部は、
前記モータ204の出力軸207に嵌合する部分で、ボ
ールスプライン217を介してモータ204の出力軸2
07に嵌合することで、前記出力軸207に対して、軸
線方向へ移動可能に連結されている。
【0029】一方、前記ピストン214を構成する押圧
体216は、先端部(図3では左端部)がブレーキパッ
ド201aをプレッシャープレートを介して押圧する押
圧部218として機能する有底の筒状体で、外周部が前
記支持構造体203に対してスクリューシャフト208
の軸線方向へ移動可能にスプライン係合されている。
尚、押圧体216を支持構造体203に対して軸線方向
へ移動可能に支持する機構は、前述のボールスプライン
等を利用したものでもよい。また、前記押圧体216の
底部には、回転中心軸上に延びる円柱体であるオペレー
ティングナット215が固定保持されており、該オペレ
ーティングナット215の外周部には、前記スクリュー
シャフト208の第2のねじ部206に螺合するねじ部
213が螺刻されている。
【0030】即ち、前記オペレーティングナット215
は、前記支持構造体203に対して前記スクリューシャ
フト208の軸線方向にのみ移動可能とされており、該
オペレーティングナット215の一端側に位置する前記
押圧部218は前記ブレーキパッド201aを図示しな
いディスクロータに押圧することができる。
【0031】従って、本第2実施例のブレーキアクチュ
エータ200においても、上記第1実施例のブレーキア
クチュエータ100と同様に、前記オペレーティングナ
ット215は、モータ204が回転駆動された場合に、
第1のねじ部205及び第2のねじ部206のねじピッ
チの差の分だけ支持構造体203に対して進退移動する
ので、前記第1のねじ部205及び第2のねじ部206
のねじピッチの差を小さくするだけで、前記モータ20
4の高速回転をオペレーティングナット215を介して
ピストン214の微小な直線進退動作に変換することが
できる。そこで、部品点数が多く構造が繁雑な遊星歯車
機構やリニア変換機構を使用することなく、所望の制動
動作を達成することができる。
【0032】また、前記ブレーキアクチュエータ200
においては、第1のねじ部205及び第2のねじ部20
6を同心円上に配置したことにより、上記ブレーキアク
チュエータ100に比べて回転軸線方向の全長を短くす
ることができ、更にブレーキ装置の小型化を図ることが
できる。更に、上述の各実施例では、ディスクブレーキ
に利用した場合を示したが、本発明に係るブレーキアク
チュエータは、ドラムブレーキに応用することも可能で
ある。
【0033】
【発明の効果】本発明のブレーキ装置に係るブレーキア
クチュエータによれば、モータに回転駆動された第1の
移動ねじ部材の回転動作に応じて該第1の移動ねじ部材
上を移動する第2の移動ねじ部材が、第1のねじ部及び
第2のねじ部のねじピッチの差の分だけ支持構造体に対
して進退移動するので、前記第1のねじ部及び第2のね
じ部のねじピッチの差を小さくするだけで、前記モータ
の高速回転を第2の移動ねじ部材の微小な直線進退動作
に変換することができ、部品点数が多く構造が繁雑な遊
星歯車機構やリニア変換機構を使用することなく、所望
の制動動作を達成できる。
【0034】従って、モータを駆動源として前記摩擦部
材を前記被制動部材に対して進退動作させるブレーキア
クチュエータの構造を簡略化することにより、ブレーキ
装置の生産性の向上と製造コストの低減を図ると同時
に、ブレーキ装置のコンパクト化を図ることのできるブ
レーキ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に基づくブレーキ装置に係
るブレーキアクチュエータの概略断面図である。
【図2】図1に示したブレーキアクチュエータの作動時
状態を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に基づくブレーキ装置に係
るブレーキアクチュエータの概略断面図である。
【図4】従来のブレーキ装置の縦断面図である。
【符号の説明】
100 ブレーキアクチュエータ 101a ブレーキパッド 101b ブレーキパッド 103 支持構造体 104 モータ 105 第1のねじ部 106 第2のねじ部 107 出力軸 108 スクリューシャフト 109 送りねじ部 111 第1のねじ支持材 113 ねじ部 114 ピストン 115 オペレーティングナット 116 押圧体 118 押圧部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦部材を被制動部材に押圧することに
    よって制動力を発生するべくモータにより前記摩擦部材
    を前記被制動部材に対して進退動作させるブレーキアク
    チュエータを備えたブレーキ装置であって、 前記ブレーキアクチュエータが、互いにねじピッチが異
    なる第1及び第2のねじ部を具備すると共に前記モータ
    の出力軸に対して軸線方向へのみ移動可能に連結された
    第1の移動ねじ部材と、前記第1の移動ねじ部材の第1
    のねじ部に螺合する送りねじ部を具備すると共に前記モ
    ータを固定支持している支持構造体と、前記第1の移動
    ねじ部材の第2のねじ部に螺合するねじ部を具備すると
    共に前記支持構造体に対して前記第1の移動ねじ部材の
    軸線方向へのみ移動可能に配設された第2の移動ねじ部
    材とを有し、 前記摩擦部材が前記第2の移動ねじ部材の一端に設けら
    れた押圧部によって前記被制動部材に押圧されることを
    特徴とするブレーキ装置。
JP7102269A 1995-04-26 1995-04-26 ブレーキ装置 Pending JPH08296674A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102269A JPH08296674A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ブレーキ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7102269A JPH08296674A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ブレーキ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08296674A true JPH08296674A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14322885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7102269A Pending JPH08296674A (ja) 1995-04-26 1995-04-26 ブレーキ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08296674A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027271A1 (de) * 1997-11-21 1999-06-03 Continental Teves Ag & Co. Ohg Elektromechanisch betätigbare scheibenbremse
NL1014064C2 (nl) * 2000-01-14 2001-07-17 Skf Eng & Res Centre Bv Actuator en remklauw.
JP2007085421A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Akebono Brake Ind Co Ltd 電動ブレーキ
JP2009513407A (ja) * 2003-07-07 2009-04-02 アクテボラゲット エスケーエフ 駐車用ブレーキのためのリニア・エレクトロメカニカル・スクリュウ・アクチュエータ
JP2010190944A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Nikon Corp レンズ鏡筒及びカメラ
JP2010190348A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Akebono Brake Ind Co Ltd 電動式パーキング機構付ディスクブレーキ
DE102006020550B4 (de) * 2006-05-03 2013-11-28 Haldex Brake Products Ab Bremsmechanismus für eine Scheibenbremse
JP2014142042A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Advics Co Ltd 車両の電動制動装置
KR101536598B1 (ko) * 2014-06-17 2015-07-14 주식회사 만도 전자식 디스크 브레이크
WO2016016541A1 (fr) * 2014-07-30 2016-02-04 Chassis Brakes International B.V. Actionneur de freinage pour véhicule
US9599177B2 (en) 2013-01-25 2017-03-21 Advics Co., Ltd. Vehicle electric braking device
JP2017522515A (ja) * 2014-07-30 2017-08-10 シャシー ブレークス インターナショナル ベー フェ− トルク低減器
ITUA20161540A1 (it) * 2016-03-10 2017-09-10 Freni Brembo Spa Sistema di attuazione tira-cavo per freno di stazionamento e relativo freno di stazionamento
CN109424668A (zh) * 2017-08-29 2019-03-05 比亚迪股份有限公司 盘式制动器及车辆
KR20190124496A (ko) * 2018-04-26 2019-11-05 주식회사 만도 회전 나사를 이용한 피스톤 전후진 왕복 운동 장치

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027271A1 (de) * 1997-11-21 1999-06-03 Continental Teves Ag & Co. Ohg Elektromechanisch betätigbare scheibenbremse
NL1014064C2 (nl) * 2000-01-14 2001-07-17 Skf Eng & Res Centre Bv Actuator en remklauw.
WO2001051825A1 (en) * 2000-01-14 2001-07-19 Skf Engineering And Research Centre B.V. Actuator unit and brake calliper
JP2009513407A (ja) * 2003-07-07 2009-04-02 アクテボラゲット エスケーエフ 駐車用ブレーキのためのリニア・エレクトロメカニカル・スクリュウ・アクチュエータ
JP2007085421A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Akebono Brake Ind Co Ltd 電動ブレーキ
JP4533828B2 (ja) * 2005-09-21 2010-09-01 曙ブレーキ工業株式会社 電動ブレーキ
DE102006020550B4 (de) * 2006-05-03 2013-11-28 Haldex Brake Products Ab Bremsmechanismus für eine Scheibenbremse
JP2010190944A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Nikon Corp レンズ鏡筒及びカメラ
JP2010190348A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Akebono Brake Ind Co Ltd 電動式パーキング機構付ディスクブレーキ
JP2014142042A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Advics Co Ltd 車両の電動制動装置
US9599177B2 (en) 2013-01-25 2017-03-21 Advics Co., Ltd. Vehicle electric braking device
KR101536598B1 (ko) * 2014-06-17 2015-07-14 주식회사 만도 전자식 디스크 브레이크
FR3024513A1 (fr) * 2014-07-30 2016-02-05 Chassis Brakes Int Bv Actionneur de freinage pour vehicule
JP2017522515A (ja) * 2014-07-30 2017-08-10 シャシー ブレークス インターナショナル ベー フェ− トルク低減器
JP2017522512A (ja) * 2014-07-30 2017-08-10 シャシー ブレークス インターナショナル ベー フェ− 車のブレーキアクチュエータ
WO2016016541A1 (fr) * 2014-07-30 2016-02-04 Chassis Brakes International B.V. Actionneur de freinage pour véhicule
US10393245B2 (en) 2014-07-30 2019-08-27 Chassis Brakes International B.V. Torque reducer
US10890225B2 (en) 2014-07-30 2021-01-12 Chassis Brakes International B.V. Vehicle brake actuator
US10710567B2 (en) 2016-03-10 2020-07-14 Freni Brembo S.P.A. Cable-pulling actuation system for a parking brake and parking brake thereof
ITUA20161540A1 (it) * 2016-03-10 2017-09-10 Freni Brembo Spa Sistema di attuazione tira-cavo per freno di stazionamento e relativo freno di stazionamento
WO2017153964A1 (en) * 2016-03-10 2017-09-14 Freni Brembo S.P.A. Cable-pulling actuation system for a parking brake and related parking brake
CN108883757A (zh) * 2016-03-10 2018-11-23 福乐尼·乐姆宝公开有限公司 用于停车制动器的缆索牵拉式致动系统及其停车制动器
JP2019511686A (ja) * 2016-03-10 2019-04-25 フレニ・ブレンボ エス・ピー・エー パーキングブレーキ用ケーブル引っ張り作動システム、およびそのパーキングブレーキ
CN108883757B (zh) * 2016-03-10 2020-04-03 福乐尼·乐姆宝公开有限公司 用于停车制动器的缆索牵拉式致动系统及其停车制动器
CN109424668A (zh) * 2017-08-29 2019-03-05 比亚迪股份有限公司 盘式制动器及车辆
KR20190124496A (ko) * 2018-04-26 2019-11-05 주식회사 만도 회전 나사를 이용한 피스톤 전후진 왕복 운동 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08296674A (ja) ブレーキ装置
EP1837555B1 (en) Electric direct-acting actuator and electric brake device
JPH11513471A (ja) 車の電気作動ディスクブレーキ組立体の改良
US4860859A (en) Brake device
JP2004263711A (ja) アクチュエータ及びブレーキ装置
JP2004509302A (ja) ディスクブレーキ
CN1015430B (zh) 一种传动装置
JP4032386B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2000145845A (ja) 車輛ブレ―キ作動装置
JP6376883B2 (ja) ディスクブレーキ
JP4501021B2 (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2001130402A (ja) 電動ブレーキ
JPH0789420A (ja) 電気作動ブレーキ装置
JP2007127205A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2008151199A (ja) 摩擦式伝達率可変型動力伝達装置
JP4409717B2 (ja) 電動ブレーキ装置
JP2002048170A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2008089084A (ja) 電動式直動アクチュエータおよび電動式ブレーキ装置
JP2001173691A (ja) 電動ブレーキ装置
JP2001263395A5 (ja)
JPH07291120A (ja) 電気作動ブレーキ装置
JP2002257165A (ja) 電動ディスクブレーキ
JP2004068976A (ja) クサビ作動式ブレーキ装置
JP2004308695A (ja) 車両用ブレーキ装置
JP3909021B2 (ja) 電動ブレーキ装置