JPH08295656A - アミド誘導体の製造方法 - Google Patents
アミド誘導体の製造方法Info
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- JPH08295656A JPH08295656A JP12456695A JP12456695A JPH08295656A JP H08295656 A JPH08295656 A JP H08295656A JP 12456695 A JP12456695 A JP 12456695A JP 12456695 A JP12456695 A JP 12456695A JP H08295656 A JPH08295656 A JP H08295656A
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Abstract
は芳香族複素環基、R3は置換若しくは無置換のアルキ
ル基、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であり、R
4 は置換又は無置換のアルキル基である。)で表される
1,3−ジオキサン−4−オン誘導体と一般式 HN(R1 )R2 (III) (式中、R1 は水素原子又は置換若しくは無置換のアル
キル基、R2 は置換又は無置換のアルキル基であり、さ
らにR1 とR2 とは結合している窒素原子と一体になり
結合して4〜7員の置換又は無置換の環状アミノ基を形
成することができる。)で表されるアミン誘導体とを反
応させることからなる前記一般式 【化2】 (式中、A、R1 及びR2 は前記と同じである。)で表
されるアミド誘導体の製造方法である。 【効果】 この方法は、原料化合物を溶媒中で反応させ
ることにより目的とするアミド誘導体を収率よく製造す
ることができる。さらに、この方法は副生物の生成も少
なく、反応後の生成物の精製も容易な製造法である。
Description
炭化水素基又は芳香族複素環基、R1は水素原子又は置
換若しくは無置換のアルキル基、R2 は置換又は無置換
のアルキル基であり、さらにR1 とR2 とは結合してい
る窒素原子と一体になり結合して4〜7員の置換又は無
置換の環状アミノ基を形成することができる。)で表さ
れるアミド誘導体の製造方法に関する。
ド化合物は、医薬品、農薬又はその原料として用いられ
ている。従来、これら芳香族アミド化合物の製造法とし
て、対応するオルトヒドロキシ芳香族カルボン酸化合物
の水酸基を保護した後、酸ハライド、活性エステル或い
は混合酸無水物を経由し、アミン化合物と反応させて、
最終的に脱保護する方法が広く用いられている。
いては、煩雑な操作を必要とし工程数が長く、且つ不安
定な中間体を経由するため副生物が多い等工業的な製造
法としては、満足できるものではなく、新たな収率の高
い簡便な製造法が求められていた。
た結果、一般式
炭化水素基又は芳香族複素環基、R3は置換若しくは無
置換のアルキル基、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環
基であり、R4 は置換又は無置換のアルキル基であ
る。)で表される1,3−ジオキサン−4−オン誘導体
と一般式
キル基、R2 は置換又は無置換のアルキル基であり、さ
らにR1 とR2 とは結合している窒素原子と一体になり
結合して4〜7員の置換又は無置換の環状アミノ基を形
成することができる。)で表されるアミン誘導体とを反
応させることからなる前記一般式(I)で表されるアミ
ド誘導体の製造方法を見い出し本発明を完成した。この
方法は、保護した水酸基の脱保護反応を必要としない新
規アミド誘導体の製造方法である。
1,3−ジオキサン−4−オン誘導体と前記一般式(II
I)で表されるアミン誘導体とを溶媒中で反応させて、前
記一般式(I)で表されるアミド誘導体を製造するもの
である。この反応に用いる前記一般式(II)で表される
1,3−ジオキサン−4−オン誘導体は、例えば一般式
で表されるカルボン酸化合物と一般式 R3 −OH (V) (式中、R3 は前記と同じである。)で表されるアルコ
ール化合物とを酸無水物の存在下反応させることにより
製造することができる化合物である。
るカルボン酸化合物において、Aとしては、例えばベン
ゼン、ナフタレン等の芳香族炭化水素基、フラン、チオ
フェン、ピリジン、キノリン、イソキノリン等の芳香族
複素環基を挙げることができる。さらにこの芳香族炭化
水素基又は芳香族複素環基には置換基を有していてもよ
く、例えば水酸基、置換又は無置換の炭素数1〜6のア
ルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニル
基、置換カルバモイルオキシ基等を挙げることができ
る。この炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えば
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブチルオキシ
基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等を挙げるこ
とができる。また、このアルコキシ基への置換基として
は、例えばフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル
基、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基
等の芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチル
オキシ基、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6のアルコ
キシ基を挙げることができる。アシルオキシ基として
は、例えばアセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、
ブチリルオキシ基、バレリルオキシ基、ベンゾイルオキ
シ基、トルオイルオキシ基、フロイル基、テノイル基、
ニコチノイル基、イソニコチノイル基等を挙げることが
できる。またアルコキシカルボニル基としては、例えば
メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポ
キシカルボニル基、フェノキシカルボニル基、ベンジル
オキシカルボニル基等を挙げることができる。さらに置
換カルバモイルオキシ基としては、例えばメチルカルバ
モイルオキシ基、エチルカルバモイルオキシ基、プロピ
ルカルバモイルオキシ基、ブチルカルバモイルオキシ
基、ベンジルカルバモイルオキシ基、ナフチルカルバモ
イルオキシ基、ジメチルカルバモイルオキシ基、ジエチ
ルカルバモイルオキシ基等を挙げることができる。
ル基、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基である。ア
ルキル基としては、例えば炭素数1〜6のアルキル基で
あり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基等を挙げることができる。このア
ルキル基には置換基を有していてもよく、例えばフェニ
ル基、炭素数1〜6のアルコキシ基等を挙げることがで
きる。さらに芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基は、
前記Aと同じ基を挙げることができる。
るカルボン酸化合物は、サリチル酸化合物、オルト位に
水酸基の置換したナフトエ酸化合物等を原料として当業
者には周知の方法を組み合わせることにより容易に製造
することができる化合物である。この化合物としては、
例えばアセチルサリチル酸、2,3−ジアセトキシ安息
香酸、2,4−ジアセトキシ安息香酸、2,5−ジアセ
トキシ安息香酸、2−アセトキシ−3−メトキシ安息香
酸、3,5−ジアセトキシ−2−ナフトエ酸、3−アセ
トキシ−5−(3−ピリジルメチルオキシ)−2−ナフ
トエ酸、3,7−ジアセトキシ−2−ナフトエ酸、3,
4−ジアセトキシ−2−ナフトエ酸、3,6−ジアセト
キシ−2−ナフトエ酸、3,8−ジアセトキシ−2−ナ
フトエ酸、3−アセトキシ−5−ベンジルオキシ−2−
ナフトエ酸、3−アセトキシ−5−メトキシ−2−ナフ
トエ酸、2−アセトキシ−3−フランカルボン酸、2−
アセトキシ−3−チオフェンカルボン酸、2−アセトキ
シ−3−ピリジンカルボン酸等を挙げることができる。
ル化合物において、R3 は置換若しくは無置換のアルキ
ル基、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基である。こ
のアルキル基としては前記R4 と同じアルキル基を挙げ
ることができる。さらに、芳香族炭化水素基及び芳香族
複素環基としては、前記Aと同じ基である。
るアルコール化合物としては、工業的にも入手容易な化
合物であり、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ベン
ジルアルコール、2−フェニルエタノール、フェノー
ル、1−ナフトール、2−ナフトール等を挙げることが
できる。
合物と前記一般式(V)で表されるアルコール化合物と
の反応は酸無水物の存在下に行い、この酸無水物として
は例えば無水トリフルオロ酢酸、無水酢酸、無水トリク
ロロ酢酸、無水プロピオン酸、無水フェニル酢酸等を用
いることができる。反応は不活性溶媒中で行うことが好
ましく、例えばジエチルエーテル、ジメトキシエタン
(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−
ジオキサン、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル等
のエステル類、DMF等のアミド類、アセトニトリル、
プロピオニトリル等のニトリル類等を単独又は混合して
用いることができる。反応は−78℃〜200℃で行う
ことができるが、効率良く行うには0℃〜100℃で行
うことが好ましい。
表されるアミン誘導体は、R1 が水素原子又は置換若し
くは無置換のアルキル基である。このアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜6のアルキ
ル基を挙げることができる。さらにアルキル基への置換
基としては、例えば塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原
子、フェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基、フ
リル基、チエニル基、ピリジル基、キノリル基、イソキ
ノリル基等の芳香族複素環基、置換又は無置換のアミノ
基、水酸基、炭素数1〜6のアルコキシ基、メルカプト
基、炭素数1〜6のアルキルチオ基等を挙げることがで
きる。又、R2 は置換又は無置換のアルキル基であり、
前記R1と同じ置換又は無置換のアルキル基を挙げるこ
とができる。さらにR1 とR2 とは結合している窒素原
子と一体になり結合して4〜7員の置換又は無置換の環
状アミノ基を形成することができる。この環状アミノ基
としては、例えば1−アゼチジニル基、1−ピロリジニ
ル基、ピペリジノ基、ピペラジノ基、1−パーヒドロア
ゼピニル基等を挙げることができる。さらにこの環状ア
ミノ基への置換基としては、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等
の炭素数1〜6のアルキル基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘ
キシルオキシ基等の炭素数1〜6のアルコキシ基、塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子等を挙げることがで
きる。この炭素数1〜6のアルキル基及び炭素数1〜6
のアルコキシ基には置換基を有していてもよく、例えば
フェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基、フリル
基、チエニル基、ピリジル基、キノリル基、イソキノリ
ル基等の芳香族複素環基を挙げることができる。
導体としては、工業的にも入手が容易な化合物であり、
例えばメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、
ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、シク
ロヘキシルアミン、ベンジルアミン、2−フェニルエチ
ルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピ
ルアミン、ジブチルアミン、アゼチジン、ピロリジン、
ピペリジン、ピペラジン、パーヒドロアゼピン等を挙げ
ることができる。また、本発明により抗アレルギー剤を
製造するには、前記一般式(III)で表されるアミン誘導
体として、例えば特開平4−364156号に記載の方
法により製造される例えば2−〔4−(2−チエニルメ
チルチオ)エチル−1−ピペラジニル〕エチルアミン、
2−〔4−(ベンズヒドリルオキシ)ピペラジノ〕エチ
ルアミン、2−〔4−(フルフリルチオ)エチル−1−
ピペラジニル〕エチルアミン、2−〔4−(ベンズヒド
リルオキシ)ピペリジノ〕エチルアミン等を挙げること
ができる。
3−ジオキサン−4−オン誘導体と前記一般式(III)で
表されるアミン誘導体との反応は、両者を溶媒中で混合
することにより行うことができる。反応を行うにあたっ
ては不活性溶媒中で行うことが望ましく、例えばアセト
ニトリル、プロピルニトリル等のニトリル類、ジエチル
エーテル、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロ
フラン(THF)、1,4−ジオキサン、ジグライム等
のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、酢酸エチル等のエステル類、DMF等のアミド類、
ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類等を単独又は混合して用いることができる。
とができるが、効率よく反応を行うには0℃〜100℃
で行うことが好ましい。尚本反応を行うには無水条件下
でかつ不活性ガス、例えば窒素ガス、アルゴンガス等の
雰囲気下で反応を行うことが目的物を収率よく得るため
には好ましい。
詳細に説明する。
ジオキサン−4−オン
(4.56mmol)のテトラヒドロフラン(20m
l)溶液に室温で無水トリフルオロ酢酸0.71ml
(5.00mmol)を加え、50℃で30分間撹拌し
た。次いで、室温でフェノール515mg(5.47m
mol)を加え、50℃で5時間撹拌した。反応終了
後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルで抽出(3回)
し、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し2−メチル−2−フェノ
キシ−ベンゾ[d]−1,3−ジオキサン−4−オン
1.33g(収率80%)を得た。
7.07−7.35(7H,m),7.63(1H,d
dd,J=7Hz,2Hz),8.03(1H,dd,
J=7Hz,2Hz) 質量分析(EI):m/z 256(M+ ),163,
121
[2,3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン
フトエ酸1g(3.47mmol)のテトラヒドロフラ
ン(30ml)溶液に室温で無水トリフルオロ酢酸0.
54ml(3.82mmol)を加え、50℃で30分
間撹拌した。次いで、フェノール360mg(3.82
mmol)を室温で加え50℃で5時間撹拌した。反応
終了後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルで抽出(3
回)し、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付し9−アセトキシ−2
−メチル−2−フェノキシ−ナフト[2,3−e]−
1,3−ジオキサン−4−オン1.0g(収率79%)
を得た。
2.49(3H,s),7.09−7.18(3H,
m),7.40(1H,dd,J=7Hz,7Hz),
7.47(1H,dd,J=7Hz,7Hz),7.5
1(1H,s),7.85(1H,d,J=7Hz),
8.70(1H,s) 質量分析(EI):m/z 364(M+ ),271,
229,228,187 融点(℃):156−157
フト[2,3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン
フトエ酸1g(3.47mmol)のテトラヒドロフラ
ン(30ml)溶液に室温で無水トリフルオロ酢酸0.
54ml(3.82mmol)を加え、50℃で30分
間撹拌した。次いで、ベンジルアルコール376mg
(3.47mmol)を室温で加え、50℃で5時間撹
拌した。反応終了後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチ
ルで抽出(3回)し、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し9−ア
セトキシ−2−メチル−2−ベンジルオキシ−ナフト
[2,3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン223
mg(収率18%)を得た。
2.47(3H,s),4.82(2H,dd,J=1
1Hz,11Hz),7.18−7.30(5H,
m),7.37−7.50(3H,m),7.83(1
H,d,J=7Hz),8.65(1H,s) 質量分析(EI):m/z 378(M+ ),271,
228,186 融点(℃):155−156
[2,3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン
メチル−2−フェノキシ−ナフト[2,3−e]−1,
3−ジオキサン−4−オン100mg(0.27mmo
l)のアセトニトリル10ml溶液に室温でピペリジン
0.03ml(0.3mmol)を加え、15時間撹拌
した。反応終了後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル
で抽出(3回)し、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し9−ヒ
ドロキシ−2−メチル−2−フェノキシ−ナフト[2,
3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン78mg(収
率88%)を得た。
26 NMR(δ,CDCl3 ):1.95(3H,s),
5.36(1H,s),6.93(1H,d,J=7H
z),7.10−7.18(3H,m),7.25−
7.35(2H,m),7.54(1H,d,J=7H
z),7.86(1H,s),8.63(1H,s) 質量分析(EI):m/z 322(M+ ),280,
229,186
キシ)−ナフト[2,3−e]−1,3−ジオキサン−
4−オン
キシ−2−メチル−2−フェノキシ−ナフト[2,3−
e]−1,3−ジオキサン−4−オンのテトラヒドロフ
ラン20ml溶液に室温でトリフェニルフォスフィン4
46mg(1.7mmol)、ピリジンメタノール18
0mg(1.65mmol)、ジイソプロピルアザジカ
ルボキシラート0.34ml(1.7mmol)を順次
加え、5時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し、残
留物を酢酸エチルで抽出(3回)し、有機層を合わせ飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を
留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し2−メチル−2−フェノキシ−9−(3−ピリ
ジルメトキシ)−ナフト[2,3−e]−1,3−ジオ
キサン−4−オン558mg(収率87%)を得た。
5.27(2H,s),7.02(1H,d,J=7H
z),7.10−7.18(3H,m),7.25−
7.35(2H,m),7.36−7.44(2H,
m),7.87(1H,ddd,J=7Hz,2Hz,
2Hz),7.91(1H,s),8.63(1H,
s),8.66(1H,dd,J=5Hz,2Hz),
8.81(1H,d,J=2Hz) 質量分析(EI):m/z 431(M+ ),371,
320,277,185 融点(℃):171−172
ミド
−2−フェノキシ−ベンゾ[d]−1,3−ジオキサン
−4−オン300mg(1.17mmol)のアセトニ
トリル10ml溶液に室温で2−フェニルエチルアミン
284mg(2.34mmol)を加え、7時間加熱還
流した。反応終了後、溶媒を留去し、残留物を酢酸エチ
ルで抽出(3回)し、有機層を合わせ飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付しN−
(2−フェニル)エチル−2−ヒドロキシベンズアミド
283mg(収率99%)を得た。
40 NMR(δ,CDCl3 ):2.94(2H,t,J=
7Hz),3.72(2H,dt,J=7Hz,7H
z),6.13(1H,br−s),6.79(1H,
ddd,J=7Hz,7Hz,2Hz),6.98(1
H,d,J=7Hz),7.16(1H,dd,J=7
Hz,2Hz),7.23−7.42(6H,m),1
2.32(1H,s) 質量分析(EI):m/z 241(M+ ),121 融点(℃):93−94
ノ]エチル]−3−ヒドロキシ−5−(3−ピリジルメ
トキシ)−2−ナフタミド
−2−フェノキシ−9−(3−ピリジルメトキシ)ナフ
ト[2,3−e]−1,3−ジオキサン−4−オン22
6mg(0.64mmol)のアセトニトリル10ml
溶液に室温で1−(2−アミノエチル)−4−ベンズヒ
ドリルオキシピペリジン420mg(1.35mmo
l)を加え、7時間加熱還流した。反応終了後、溶媒を
留去し、残留物を酢酸エチルで抽出(3回)し、有機層
を合わせ飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付しN−[2−[4−(ベンズヒドリル
オキシ)ピペリジノ]エチル]−3−ヒドロキシ−5−
(3−ピリジルメトキシ)−2−ナフタミド344mg
(収率91%)を得た。
H,m),1.92−2.03(2H,m),2.18
−2.30(2H,m),2.63(2H,t,J=6
Hz),2.81−2.92(2H,m),3.37−
3.57(3H,m),5.23(2H,s),5.5
4(1H,s),6.88(1H,d,J=7Hz),
7.19−7.42(14H,m),7.71(1H,
s),7.89(1H,d,J=7Hz),7.94
(1H,s),8.62(1H,dd,J=6Hz,2
Hz),8.74(1H,d,J=2Hz)
反応させることにより目的とするアミド誘導体を収率よ
く製造することができる。さらに、この方法は副生物の
生成も少なく、反応後の生成物の精製も容易な製造法で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 で表される1,3−ジオキサン−4−オン誘導体と一般
式 HN(R1 )R2 で表されるアミン誘導体とを反応させることからなる一
般式 【化2】 で表されるアミド誘導体の製造方法(式中、Aは置換若
しくは無置換の芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基、
R1 は水素原子又は置換若しくは無置換のアルキル基、
R2 は置換又は無置換のアルキル基であり、さらにR1
とR2 とは結合している窒素原子と一体になり結合して
4〜7員の置換又は無置換の環状アミノ基を形成するこ
とができ、R3 及びR4 は置換若しくは無置換のアルキ
ル基、芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であ
る。)。 - 【請求項2】 Aで表される芳香族炭化水素基がフェニ
ル基又はナフチル基である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 R1 及びR2 が置換若しくは無置換の炭
素数1〜6のアルキル基である請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項4】 R3 及びR4 で表されるアルキル基が置
換又は無置換の炭素数1〜6のアルキル基である請求項
1記載の製造方法。 - 【請求項5】 R3 及びR4 で表される芳香族炭化水素
基がフェニル基又はナフチル基である請求項1記載の製
造方法。 - 【請求項6】 R3 及びR4 で表される芳香族複素環基
がフリル基、チエニル基、ピリジル基、キノリル基又は
イソキノリル基である請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456695A JP3576267B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | アミド誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12456695A JP3576267B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | アミド誘導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08295656A true JPH08295656A (ja) | 1996-11-12 |
JP3576267B2 JP3576267B2 (ja) | 2004-10-13 |
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JP12456695A Expired - Lifetime JP3576267B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | アミド誘導体の製造方法 |
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JP (1) | JP3576267B2 (ja) |
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1995
- 1995-04-26 JP JP12456695A patent/JP3576267B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3576267B2 (ja) | 2004-10-13 |
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