JPH08295647A - フルオレノンの製造方法 - Google Patents

フルオレノンの製造方法

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JPH08295647A
JPH08295647A JP7137126A JP13712695A JPH08295647A JP H08295647 A JPH08295647 A JP H08295647A JP 7137126 A JP7137126 A JP 7137126A JP 13712695 A JP13712695 A JP 13712695A JP H08295647 A JPH08295647 A JP H08295647A
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JP
Japan
Prior art keywords
bisfluorene
aqueous solution
fluorenone
weight
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP7137126A
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English (en)
Inventor
Takeshi Igarashi
健 五十嵐
Takatoshi Miyake
隆敏 三宅
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SANSEI KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SANSEI KAGAKU KENKYUSHO KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】ビスフルオレンの2.5〜30重量%溶液に3
5〜50重量%アルカリ水溶液と一般式[R
(RX(式中Rは水素原子又は低級ア
ルキル基、Rは低級アルキル基、aは1〜2の整数、
XはSO −−又はCHSO 、aは整数、XはS
−−又はCHSO 、ただしaはXがSO
−−のときには2、XがCHSO のときは1であ
る)で表される組成を有するアミン誘導体の単独又は混
合物の30〜70重量%水溶液からなる酸化触媒を加
え、ビスフルオレンに対して酸素を1.0〜30倍モル
導入してフルオレノンを製造する。 【効果】ビスフルオレンから経済的に短時間で純度の高
いフルオレノンを効率よく合成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明はフルオレノンの製造方法
に関する。
【従来の技術】従来、フルオレノン製造法としてフルオ
レンを酸化してフルオレノンにする方法が知られている
(Org.Syn.,coll.vol 3,p.83
8,Tetrahedron Lett.,No24,
pp2117−2118,1977)。
【発明が解決しようとする問題点】9,9’−ビスフル
オレン(以下ビスフルオレンという)はフルオレンの9
位同士が結合した二量体であり、フルオレンがラジカル
反応する際に合成される。フルオレンを空気酸化する際
にも空気導入量が不足すると生成し、有用なフルオレノ
ンの収率の低下や純度低下の原因の1つとなる。 しか
るに、ビスフルオレンを酸化するとフルオレノンが生成
することは従来知られていない。本発明者らは、鋭意検
討を重ねた結果、一般式[R
(RX(式中Rは水素原子又は低級アル
キル基、Rは低級アルキル基、aは1又は2の整数、
XはSO −−又はCHSO 、ただしaはXがS
−−のときには2、XがCHSO のときは1
である)で表される組成を有するアミン誘導体の単独又
は混合物の30〜70重量%水溶液を酸化触媒として用
い、ビスフルオレンに対して酸素を1.0〜30倍モル
導入することによりビスフルオレンからフルオレノンを
製造することができることを見出し本発明を完成するに
至った。
【発明を解決するための手段】すなわち本発明はビスフ
ルオレンの2.5〜30重量%溶液に35〜50重量%
アルカリ水溶液と一般式[R
(RX(式中Rは水素原子又は低級アル
キル基、Rは低級アルキル基、aは1又は2の整数、
XはSO −−又はCHSO 、ただしaはXがS
−−のときには2、XがCHSO のときは1
である)で表される組成を有するアミン誘導体の単独又
は混合物の30〜70重量%水溶液からなる酸化触媒を
加え、ビスフルオレンに対して酸素を1.0〜30倍モ
ル導入することからなるフルオレノンの製造方法であ
る。
【実施例】本発明のフルオレノンの製造方法に用いるア
ルカリ水溶液としてはNaOH、KOH、Ca(OH)
などの金属水酸化物を水に溶解した溶液が用いられ
る。金属水酸化物の濃度は、反応時間、経済性の点から
通常35〜50重量%であるのが好ましく、さらに40
〜48重量%であるのがより好ましい。本発明に用いる
ビスフルオレン溶液の濃度は、2.5〜30重量%であ
る。ビスフルオレンの濃度が前記範囲を逸脱する場合
は、未反応のビスフルオレンが回収されたり、溶媒を多
量に用いて経済性が悪くなるなどの問題点がある。本発
明に用いるビスフルオレンの溶液の調製に用いる溶媒と
しては、たとえばベンゼン、トルエン、エチルベンゼ
ン、クロロホルム、芳香族アミンなどの水に不溶な溶媒
であることが、ビスフルオレンを溶解することおよび反
応液から溶剤を回収するなどの経済性の点から好まし
く、更に作業環境性の点からトルエン、エチルベンゼ
ン、芳香族アミンなどがより好ましく、反応の安全性な
どの点からN,N−ジメチルアニリン(以下DMAとい
う)などの芳香族アミンが特に好ましい。本発明に用い
る一般式[R(RXで表され
るアミン誘導体の30〜70重量%水溶液からなる酸化
触媒は、たとえばCN(CHと(CH
SOとを1:1〜2:1のモル比で反応させ、水を
加えて所望の濃度に希釈することにより調製される。酸
化触媒としてはアミン誘導体の濃度が30〜70重量%
水溶液であるのが好ましい。アミン誘導体の濃度が30
重量%未満のときには、酸化触媒としての作用が弱く、
定量的にビスフルオレンが酸化されず、70重量%を超
えるときは、粘度が増加しビスフルオレン溶液と混合す
るときに均一に混合することが困難となるため充分反応
しないなどの問題がある。本発明に用いるアルカリ水溶
液の量は、ビスフルオレンに対して0.1〜20重量部
である。アルカリ水溶液の量が0.1重量部未満の場合
は反応速度が遅く、20重量部を超える場合は経済性や
副生成物が生じるなどの問題点がある。本発明に用いる
酸化触媒であるアミン誘導体水溶液の量はビスフルオレ
ンに対して0.1〜3重量部である。アミン誘導体水溶
液の量が前記範囲を逸脱する場合は収率が低下したり、
副生成物が生じるなどの問題点がある。本発明の酸素の
導入量は、通常ビスフルオレンに対して1.0〜30倍
モルであることが好ましい。酸素の導入量が1.0倍モ
ル未満のときは、未反応のビスフルオレンが多く、30
倍モルを超えるときは有機溶媒が蒸散するなどの問題点
がある。以下本発明を実施例を挙げて具体的に説明する
が本発明はもとより、かかる実施例のみに限定されるも
のではない。 (実施例1)300mlの三頸フラスコにビスフルオレ
ン16.6g(0.05モル)を加え、トルエン175
gで溶解し、48%アルカリ水溶液43.8gと[C
(CHSOの50重量%水溶液
3.2gとを加え、空気を0.8リットル/分で導入し
ながら3時間攪拌した。攪拌を終了して、静置したのち
トルエン層を分取し、トルエンを留去することにより黄
色結晶のフルオレノンを得た。 収量 15.0g(収率92.2%) 融点:81.
2−83.5゜C 純度10%(ガスクロマトグラフ分
析法:カラムは島津CBP10−M25−025を用い
た) (実施例2)48%アルカリ水溶液を175g、[C
(CHSOの50重量%水溶液を
25g用いた他は実施例1と同様にしてフルオレノンを
得た。 収量 17.0g(収率93.9%) (実施例3)[C(CHSO
50重量%水溶液の代わりに[C(CH
]MeSOの30%水溶液を用いた他は実施例1と
同様にしてフルオレノンを得た。 収量 14.1g(収率90.0%) (実施例4〜7)ビスフルオレン溶液の溶媒としてDM
Aを用い、表1に示す条件によりビスフルオレンからフ
ルオレノンを合成した。その結果を表1に示した。
【発明の効果】本発明のフルオレノンの製造方法によれ
ばビスフルオレンから経済的に短時間で純度の高いフル
オレノンを効率よく合成することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 9,9’−ビスフルオレンの2.5〜
    30重量%溶液に35〜50重量%アルカリ水溶液と一
    般式[R(RX(式中R
    水素原子又は低級アルキル基、Rは低級アルキル基、
    aは1〜2の整数、XはSO −−又はCH
    、ただしaはXがSO −−のときは2、XがC
    SO のときは1である)で表される組成を有す
    るアミン誘導体の単独又は混合物の30〜70重量%水
    溶液からなる酸化触媒を加え、9,9’−ビスフルオレ
    ンに対して酸素を1.0〜30倍モル導入することから
    なるフルオレノンの製造方法。
  2. 【請求項2】 9,9’−ビスフルオレンに対してア
    ルカリ水溶液が0.1〜20重量部、アミン誘導体水溶
    液が0.1〜3重量部である請求項1記載のフルオレノ
    ンの製造方法。
  3. 【請求項3】 9,9’−ビスフルオレン溶液の溶媒
    が芳香族アミンである請求項2記載のフルオレノンの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 芳香族アミンがN,N−シメチルアニ
    リンである請求項3記載のフルオレノンの製造方法。
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