JPH08294864A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JPH08294864A
JPH08294864A JP7099256A JP9925695A JPH08294864A JP H08294864 A JPH08294864 A JP H08294864A JP 7099256 A JP7099256 A JP 7099256A JP 9925695 A JP9925695 A JP 9925695A JP H08294864 A JPH08294864 A JP H08294864A
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守昭 坂倉
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尊之 堀田
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郷 阿部田
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    • B24B51/00Arrangements for automatic control of a series of individual steps in grinding a workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/02Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
    • G05B19/4166Controlling feed or in-feed

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、荒研削中に後退研削の開始
をインプロセスで判別する研削加工において、砥石の遅
れを考慮することにより後退研削の開始を適切に判別で
きる研削装置の提供である。 【構成】 後退研削完了時の工作物径の目標値を算出す
る目標工作物径算出手段と、後退研削完了時の砥石位置
の目標値を算出する目標砥石位置算出手段と、研削残量
を算出する研削残量算出手段と、前記研削残量と砥石台
の遅れを近似したモデルに基づいて、この瞬間に後退研
削を開始した場合の後退研削完了時の工作物径の予測値
を算出する予測工作物径算出手段と、前記後退研削完了
時の工作物径の目標値と予測値が等しいか否かを判別す
る判別手段と、前記判別手段よって前記後退研削完了時
の工作物径の目標値と予測値が等しいと判断された場合
に後退研削を行う後退研削制御手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒状の工作物を研削
する研削装置に関し、特に、後退研削の開始を適切に行
えるようにした研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒研削盤等の研削装置により、図14
に示すように、主軸台と心押台のセンタ15a,16a
により支持された工作物Wに対し回転する砥石19を有
する砥石台を切り込む研削加工(プランジ研削)におい
て、本出願人は先に、特願平5−245023号にて、
図15に示す研削サイクルを提案した。すなわち、荒研
削GRにおいて、インプロセス計測装置24により計測
される被研削面Waの径(以下、工作物径dwという)
が所定の荒研削完了時の工作物径(dw)rに達した後
に、後退研削GBにより砥石台を後退研削完了時の砥石
位置(dx)bまで後退させながら研削することによ
り、研削残量(たわみ量)を仕上げ研削GFの際の収束
値に近い値zに減少させて仕上げ研削GFの際の取り代
を小さくして研削サイクルタイムを短縮させることを提
案した。
【0003】上記特願平5−245032号の研削サイ
クルの研削加工においては砥石台を、いつ、どれだけの
量後退させるかにより工作物の品質(真円度、表面あら
さ)および加工能率(研削サイクルタイムの短縮)が左
右される。すなわち、後退研削GBおよび仕上げ研削G
Fにおける仕上げ取代ΔDが少なければ、研削サイクル
タイムは短縮される反面、真円度および表面あらさは確
保できず、逆に、仕上げ取代ΔDが多ければ品質は確保
されるが、切り込み速度の遅い仕上げ研削GFの加工時
間の比率が大きくなるため研削サイクルタイムが遅延し
た。
【0004】そこで、本出願人は特願平7−17654
号にて、上記研削サイクルにおいて工作物の品質(真円
度および表面あらさ)を確保し、かつ、研削サイクルタ
イムを遅延させないように後退研削GBを行う研削装置
を提案した。この研削装置は、荒研削GR中のインプロ
セスにおいて、現在後退研削GBを開始した場合に到達
するであろう後退研削完了時の工作物径(dw)bを随
時予測し、この予測された後退完了時の工作物径(d
w)bが荒研削GR中に算出される目標値に達する場合
に後退研削GBを開始するようにしたものである。
【0005】すなわち、図16に示すように、まず、目
標仕上げ径(仕上げ研削完了時の工作物径(dw)f)
とあらかじめ設定されている仕上げ研削GFでの諸加工
条件とから後退研削完了時の工作物径の目標値M(d
w)bを算出する。次に、荒研削GR中に算出される砥
石車の切れ味を加味した仕上げ研削完了時の切残し量
(dr)fを荒研削中に算出し、この仕上げ研削完了時
の切残し量(dr)fと後退研削完了時の切残し量(d
r)bを等しくする後退研削完了時の砥石位置の目標値
M(dx)bを算出する。
【0006】この後、荒研削GR中の瞬間瞬間で、現在
後退研削GBを開始して前記算出した後退完了時の砥石
位置(dx)bまで後退した場合に到達するであろう後
退研削完了時の工作物径(dw)b(予測値)を常時算
出する。そして、この演算された後退研削完了時の工作
物径(dw)bが前記算出された後退研削完了時の工作
物径の目標値M(dw)bに等しいと判断された場合に
砥石台の後退を開始する。続いて、砥石台が前記算出さ
れた後退研削完了時の砥石位置の目標値M(dx)bま
で後退すると再び砥石台を切り込み、工作物径dwが目
標径(仕上げ研削完了時の工作物径(dw)f)に達す
るまで仕上げ研削GFを行うようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、荒研削GR
から後退研削GBに移行する時、砥石台の移動方向は前
進から後退に反転するため、制御系の追従遅れや砥石台
の移動を駆動するモータや駆動力伝達機構等による機械
的な遅れにより、実際には砥石台は指令値(太実線d
x)の通りに移動することができず太破線dxeのよう
に指令値(太実線dx)に対して遅れて挙動する。これ
により、工作物径も実際には目標値(細実線dw)の通
りには変化せず細破線dweのように変化し、目標値
(細実線dw)より切り込まれた状態になる。
【0008】ところが、上述した特願平7−17654
号の研削装置においては、荒研削GR中にインプロセス
にて行われる後退研削完了時の工作物径(dw)b(予
測値)の算出は、砥石台が指令値(太実線dx)通り移
動するものとして算出されているため、この予測値に従
って後退研削GBを開始すると後退研削完了時の工作物
径が目標値であるM(dw)bよりも小さい(dw)b
eとなる。これにより、仕上げ研削GFに必要な取り代
が確保されない状態で仕上げ研削GFが行われるため、
品質(真円度および表面あらさ)が要求精度を満たさな
いといった問題があった。
【0009】上述した問題点を解決するために本発明の
目的とするところは、荒研削中に後退研削の開始をイン
プロセスで判別し、荒研削、後退研削および仕上げ研削
を順次実行して工作物の被加工面を研削する研削加工に
おいて、砥石の遅れを考慮することにより後退研削の開
始を適切に判別できるようにした研削装置の提供であ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ための請求項1の発明の手段は、回転駆動される砥石車
を有する砥石台と、前記砥石車とこの砥石車により研削
される工作物が互いに接近離間する方向に前記砥石台と
前記工作物を相対移動させる駆動手段と、前記砥石台の
位置である砥石位置を検出する位置検出手段と、研削中
に工作物の被研削面の径寸法である工作物径を計測する
計測手段とを備え、荒研削、後退研削および仕上げ研削
を順次行って前記被研削面を仕上げ目標径に研削する研
削装置において、前記駆動手段を作動し、荒研削での砥
石切り込み速度にて前記砥石台を前記工作物に対して相
対移動させ前記荒研削を行う荒研削制御手段と、あらか
じめ設定される前記仕上げ目標径および前記仕上げ研削
における加工条件に基づいて後退研削完了時の工作物径
の目標値を算出する目標工作物径算出手段と、前記目標
工作物径算出手段によって算出された前記後退研削完了
時の工作物径の目標値に基づいて後退研削完了時の砥石
位置の目標値を算出する目標砥石位置算出手段と、前記
工作物のたわみ量である研削残量を求める研削残量算出
手段と、前記研削残量検出手段にて求められた前記研削
残量および前記砥石台の遅れを近似したモデルに基づい
て、この瞬間に後退研削を開始した場合の前記砥石台の
遅れを考慮した後退研削完了時の工作物径の予測値を算
出する予測工作物径算出手段と、前記目標工作物径算出
手段にて算出された前記後退研削完了時の工作物径の目
標値と前記予測工作物径算出手段にて算出された前記後
退研削完了時の工作物径の予測値が等しいか否かを判別
する判別手段と、前記判別手段よって前記後退研削完了
時の工作物径の目標値と前記後退完了時の工作物径の予
測値が等しいと判断された場合に、前記後退研削での砥
石後退速度にて前記砥石台を後退させて前記工作物の前
記後退研削を行う後退研削制御手段とを備えたことから
なる。
【0011】また、請求項2に記載の発明の手段は、回
転駆動される砥石車を有する砥石台と、前記砥石車とこ
の砥石車により研削される工作物が互いに接近離間する
方向に前記砥石台と前記工作物を相対移動させる駆動手
段と、前記砥石台の位置である砥石位置を検出する位置
検出手段と、研削中に工作物の被研削面の径寸法である
工作物径を計測する計測手段とを備え、荒研削、後退研
削および仕上げ研削を順次行って前記被研削面を仕上げ
目標径に研削する研削装置において、前記駆動手段を作
動し、荒研削での砥石切り込み速度にて前記砥石台を前
記工作物に対して相対移動させ前記荒研削を行う荒研削
制御手段と、あらかじめ設定される前記仕上げ目標径お
よび前記仕上げ研削における加工条件に基づいて後退研
削完了時の工作物径の目標値を算出する目標工作物径算
出手段と、前記目標工作物径算出手段によって算出され
た前記後退研削完了時の工作物径の目標値に基づいて後
退研削完了時の砥石位置の目標値を算出する目標砥石位
置算出手段と、前記位置検出手段にて検出した前記砥石
位置、前記計測手段にて計測した前記工作物径および前
記砥石台の遅れを近似したモデルに基づいて、この瞬間
に後退研削を開始した場合の前記砥石台の遅れを考慮し
た後退研削完了時の工作物径の予測値を算出する予測工
作物径算出手段と、前記目標工作物径算出手段にて算出
された前記後退研削完了時の工作物径の目標値と前記予
測工作物径算出手段にて算出された前記後退研削完了時
の工作物径の予測値が等しいか否かを判別する判別手段
と、前記判別手段よって前記後退研削完了時の工作物径
の目標値と前記後退完了時の工作物径の予測値が等しい
と判断された場合に、前記後退研削での砥石後退速度に
て前記砥石台を後退させて前記工作物の前記後退研削を
行う後退研削制御手段とからなる。
【0012】
【作用】まず、目標工作物径算出手段により後退研削完
了時の工作物径の目標値が算出される。次に、荒研削制
御手段を駆動して砥石台を荒研削での砥石切り込み速度
にて移動させ工作物の荒研削を開始する。すると、位置
検出手段にて検出された砥石位置および計測手段にて工
作物径が常時計測されるとともに、目標砥石位置算出手
段により、仕上げ研削完了時の切残し量に基づいて後退
研削完了時の砥石位置の目標値が算出される。さらに、
請求項1においては、研削残量算出手段にて研削残量が
求められる。
【0013】続いて、前記計測された工作物径および砥
石位置研削残量(請求項1については研削残量)並びに
砥石台の遅れを近似したモデルに基づいて荒研削中の現
時点で後退研削を開始した場合の後退研削完了時の工作
物径の予測値が予測工作物径算出手段にて算出される。
この工作物径算出手段にて算出された後退研削完了時の
工作物径の予測値は砥石台の遅れが考慮された正確な値
として算出される。
【0014】そして、判別手段により前記算出された後
退研削完了時の工作物径の予測値が前記算出された後退
研削完了時の工作物径の目標値と等しいと判別される
と、後退研削制御手段によりあらかじめ設定される砥石
後退速度もしくは算出される砥石後退速度にて後退研削
を開始する。さらに、前記算出された後退研削完了時の
砥石後退位置の目標値に前記砥石台が到達すると仕上げ
研削が開始され目標仕上げ径まで研削される。
【0015】
【実施例】以下に図面に基づき本発明の実施例を説明を
する。図1は本発明の実施例である研削装置の全体構成
図である。研削盤10のベッド11上に左右方向(Z方
向)移動可能に案内支持した工作物テーブル12上に
は、主軸15を軸承する主軸台14と心押台16が左右
方向に対向して同軸的に設けられ、工作物Wは主軸15
と心押台16に設けたセンタ15a,16aにより両端
が支持されている。主軸15は主軸台14に設けたモー
タ18により回転駆動され、工作物Wは左端部が主軸1
5から突設された回止め部材17に係合されて主軸15
と共に回転される。
【0016】また、ベッド11上には、Z方向と直交す
る水平なX方向に移動可能に砥石台13が案内支持さ
れ、この砥石台13にはCBN砥石等の砥石車19が主
軸15と平行な砥石軸20により軸承され、Vベルト回
転伝達機構21を介してモータ22により回転駆動され
る。ベッド11に設けたサーボモータ23は、数値制御
装置30の指令信号に基づいて作動するデジタルサーボ
ユニット41により制御駆動され、図略の送りねじ装置
を介して砥石台13にX方向の送りを与えるものであ
る。エンコーダ等の位置検出器25はサーボモータ23
の回転角度より砥石台13の移動位置を検出し、この検
出値はデジタルサーボユニット41に入力されてフィー
ドバック制御されると共に、図略のアンプを介して数値
制御装置30に入力される。
【0017】工作物テーブル12上に設置された定寸装
置24は、一対の測定子24aの先端部を研削中の工作
物Wの被研削面に係合してその外径寸法を連続的に直接
測定し、その測定信号(アナログ信号)は数値制御装置
30に入力される。数値制御装置30は、図1に示すよ
うに、研削装置全体を制御し管理する中央処理装置(C
PU)31、メモリ32および外部とのデータの授受を
行うインタフェース33から主に構成されている。
【0018】インタフェース33には上述したデジタル
サーボユニット41および位置検出器25が接続されて
おり、デジタルサーボユニット41に指令信号を出力す
ることにより砥石台13を駆動し、その時の砥石台13
の位置が入力される。また、インタフェース33には、
A−Dコンバータ35を介して定寸装置24が接続さ
れ、測定された工作物Wの外径寸法が入力される。更
に、インタフェース33には、制御データ等を入力する
キーボード等の入力装置40が接続されている。
【0019】メモリ32には、本発明の特徴的な後退研
削を適切に行い工作物Wを加工するための加工プログラ
ムおよび各種パラメータ等が格納されている。本実施例
と各請求項の関係において、サーボモータ23およびデ
ジタルサーボユニット41が駆動手段を、位置検出器2
5が位置検出手段を、定寸装置24が計測手段を、数値
制御装置30が荒研削制御手段、後退研削制御手段、仕
上げ研削制御手段、目標工作物径算出手段、目標砥石位
置算出手段、研削残量算出手段、予測工作物径算出手段
および判別手段をそれぞれ構成している。
【0020】次に、上記のように構成された本実施例の
動作を図2に示すフローチャートおよび図3に示す作動
状態の説明図より詳細に説明する。本実施例の研削加工
は図3に示すように、荒研削GR、後退研削GBおよび
仕上げ研削GFの3つの研削加工より構成されており、
大きくは図2のフローチャートに示す処理が実行されて
研削加工が行われるようになっている。なお、図3
[A]は砥石台13の切り込みdx(後述する砥石位置
dx)およびその時の工作物Wの被加工面の外径寸法d
w(後述する工作物径dw)の時間的推移を、図3
[B]は各研削加工(荒研削GR、後退研削GBおよび
仕上げ研削GF)における砥石台13の切り込み速度V
および工作物径の変化率dw’の時間的推移を、そし
て、図3[C]は各研削加工GR,GB,GFにおける
工作物Wの回転速度nwをそれぞれ示したグラフであ
る。
【0021】図2において、加工が開始されると研削加
工処理に先立ち、各種パラメータがステップS1にて設
定される。設定されるパラメータは、荒研削GRにおけ
る工作物Wの回転速度(以下、荒研削での工作物回転速
度という)(nw)r、後退研削GBにおける工作物W
の回転速度(以下、後退研削での工作物回転速度とい
う)(nw)b、仕上げ研削GFにおける工作物Wの回
転速度(以下、仕上げ研削での工作物回転速度という)
(nw)f、後退研削GBにおいて目標とする工作物W
の回転回数(以下、後退研削での工作物回転数という)
Nb、仕上げ研削GFにおいて目標とする工作物Wの回
転回数(以下、仕上げ研削での工作物回転数という)N
f、荒研削GRにおける砥石台13の切り込み速度、
(以下、荒研削での砥石切り込み速度という)Vr、仕
上げ研削GFにおける砥石台13の切り込み速度(以
下、仕上げ研削での砥石切り込み速度という)Vf、工
作物Wの仕上げ径(以下、仕上げ研削完了時の工作物径
という)(dw)f、仕上げ研削GFの研削時間(以
下、仕上げ研削時間という)tf、および後述する後退
予測処理を行う時点の砥石位置(以下、予測処理実行砥
石位置という)(dx)sである(図3参照)。
【0022】本実施例の研削加工においては下記3つの
条件を前提とし、この条件を満たすように研削加工を行
うことで品質(真円度および表面あらさ)を確保すると
共に、研削加工サイクルタイムを最短にしている。 [条件1] 後退研削GBの間に工作物Wは少なくとも
1回転し、仕上げ研削GFの間に工作物Wは少なくとも
1回転する。 [条件2] 後退研削GBの間に荒研削完了時の工作物
Wの円周方向の段差を削ることができる。 [条件3] 後退研削完了時の切残し量(dr)bは仕
上げ研削完了時の切残し量(dr)fに等しい。
【0023】そこで、[条件1]より上述したパラメー
タのうち、後退研削での工作物回転数Nb=1、仕上げ
研削での工作物回転数Nf=1が決定される。ただし、
[条件1]における工作物Wの回転数は、研削加工サイ
クルタイムを最短にする値でるため、適宜変更が可能で
ある。実際の加工に際して工作物Wの品質を重視する場
合は仕上げ研削での工作物回転数Nfを2から3程度に
変更してもよい。
【0024】また、上記仕上げ研削時間tfは次式より
算出され一義的に決定される。
【0025】
【数1】
【0026】さらに、上記予測処理実行砥石位置(d
x)sには、後述する後退予測処理206bにて後退研
削GBの実施が不可能と判定された場合に切り込み過ぎ
による手直しが不可能な工作物が発生しない砥石台の位
置が設定される。上記ステップS1のパラメータ設定が
完了し、入力装置40から加工開始が指令されるとCP
U31は以下のステップS2〜S5を順次実行して研削
加工を行う。このとき、全研削過程の間に時々刻々変化
する砥石台13の切り込み送り位置(以下、砥石位置と
いう)dxおよび被研削面Waの外径(以下、工作物径
という)dwは、位置検出器25および定寸装置24に
よりそれぞれ検出されサンプリング周期Δt毎に制御装
置30に入力されるようになっている。
【0027】ステップS2に移行するとCPU31は砥
石車19を回転し、主軸台14と心押台16により支持
された工作物Wがモータ18により荒研削での工作物回
転速度(nw)rで回転する。そして、荒研削での砥石
切り込み速度Vrで砥石台13を前進させて(図3の実
線GR)工作物Wの荒研削GRを開始すると共に、図4
のフローチャートに示す荒研削処理を実行する。なお、
以下に説明するステップS2からステップS4の研削加
工処理において実行されるプログラムの各ステップは全
てサンプリング周期Δt毎に実行される。
【0028】まず、ステップ201にて平均化工作物径
DWの算出処理がなされる。この平均化工作物径DWと
は、定寸装置24によって測定された工作物径dwの値
からトルク変動に起因する周期的な変動やノイズによる
バラツキを除去する補正を行った値であり、この平均化
工作物径DWを算出する技術は特願平6−234978
号公報に開示されている。そして、この算出された平均
化工作物径DWを以下その瞬間での工作物径DWとす
る。なお、この平均化工作物径DWはメモリ32の図略
のバッファに記憶され、常に最新のものから所定数保持
されるようになっている。
【0029】ステップ202に移行すると、上記算出さ
れた平均化工作物径DWより工作物径の変化率dw’が
次式により算出される。ただし、説明のため時刻tにお
ける平均化工作物径をDW(t)、工作物径の変化率を
dw’(t)と記す。
【0030】
【数2】
【0031】この工作物径の変化率dw’(t)は現在
の工作物径DW(t)およびメモリ32内の図略のバッ
ファに記憶されている1回前の工作物径DW(t−Δ
t)の差をサンプリング周期Δtで除したもので、工作
物径DWの変化速度を示す。ステップ203に移行する
と、平均化砥石位置DXの算出処理がなされる。平均化
砥石位置DXとは、位置検出器25によって測定された
砥石位置dxの値からトルク変動に起因する周期的な変
動やノイズによるバラツキを除去する補正を行った値で
あり、平均化工作物径DWと同様に算出され、以下この
平均化砥石位置DXをその瞬間における砥石位置DXと
する。
【0032】ステップ204に移行すると、工作物Wの
たわみ量である研削残量drが工作物径DWと砥石位置
DXとの差として次式より算出される。
【0033】
【数3】
【0034】ステップ205に移行すると、ステップ2
02にて算出された工作物径の変化率dw’とステップ
204にて算出された研削残量drとから、砥石車19
の切れ味を示す切れ味定数Cが次式より算出される。
【0035】
【数4】
【0036】続いてステップ206aに移行すると、砥
石位置DXと予測処理実行砥石位置(dx)sの値が比
較され、後述するステップ206bの後退予測処理を実
行するか否かの判別を行う。すなわち、砥石台13が予
測処理実行砥石位置(dx)sに達するまで(DX>
(dx)s)は上述したステップ201からステップ2
05の処理を繰り返す。また、砥石台13が予測処理実
行砥石位置(dx)sに達した場合(DX=(dx)
s、ただし、工作物径DXは離散値のため工作物径DX
が予測処理実行砥石位置(dx)sから所定の範囲内に
ある場合)は後述するステップ206bの後退予測処理
を実行し、以下後続のステップ207からステップ20
9を実行する。さらに、砥石台13が予測処理実行砥石
位置(dx)sを越える(DX<(dx)s)と後続の
ステップ207に移行する。つまり、後述する後退予測
処理206bは1回の研削加工において1回だけ実行さ
れる。
【0037】ステップ206bに移行すると後退予測処
理がなされる。この後退予測処理では、砥石台13が予
測処理実行砥石位置(dx)sに達した時(DX=(d
x)s)の工作物径DWの値をもとに、上述した[条件
1]から[条件3]を全て満たす最大の後退研削での後
退速度Vbを求める処理であり、前記[条件1]から
[条件3]を同時に満たす後退研削での後退速度Vbが
求められない場合には後退研削(図3中実線GB)は不
可能であると判別する処理である。
【0038】後退予測処理(ステップ206b)につい
て図5のフローチャート並びに図6および図7の説明図
に基づき詳細に説明する。まず、ステップ242にて後
退研削における工作物1回転の時間(tb)min=1
/(nw)bとあらかじめ設定されている後退研削での
後退時間の許容値上限値(t)maxの大小が比較され
る。
【0039】ここで、後退研削での砥石後退速度Vbに
ついて説明する。いま、荒研削(図3中実線GR)にお
いて研削加工が定常的な状態の場合、すなわち、工作物
径dwの変化(工作物径の変化率dw’)と砥石位置d
xの変化(砥石位置dxの傾き)とが平行かつ直線的に
変化する状態の時、研削残量drと工作物径の変化率d
w’の関係が次式を満たすことが周知されている。
【0040】
【数5】
【0041】前記式(5)を基に、図3に示す後退研削
(実線GB)をさせる際の後退研削での砥石後退速度V
bと後退研削時間tbの関係を求めると次式のようにな
る。
【0042】
【数6】
【0043】ただし、Vrは荒研削での砥石切り込み速
度である。式(5)の関係式を図示すると図6のグラフ
になる。研削加工のサイクルタイム短縮のため、後退研
削の砥石後退速度Vbを大きくし、後退研削時間tbを
短くすることが望ましいが、[条件1]より後退研削中
に工作物Wを最低1回転させる必要がある。この時の時
間が後退研削における工作物1回転の時間(tb)mi
n(=1/(nw)b)である(以下、(tb)min
を後退研削時間の許容下限値という)。一方、研削条件
によっては、後退研削での砥石後退速度Vbを遅くせざ
るを得ない場合があるが、研削加工のサイクルタイムを
短縮するといった本発明の特徴がなくなるため、後退研
削時間の許容上限値(tb)maxを設ける。さらに、
後退研削での砥石後退速度Vbは研削盤10の性能から
定まる最大値、すなわち、砥石台13を後退させ得る最
大の速度(Vb)max以下である必要もある。
【0044】したがって、以上に述べたようにステップ
242では後退研削時間tbの取り得る範囲(図12中
領域BVbの部分)を決定している。すなわち、後退研
削時間の許容下限値(tb)minが後退研削時間の許
容上限値(tb)maxを越える場合は取り得る後退時
間tbの範囲(領域BVb)が存在しないので、後退研
削での工作物回転速度(nw)bが遅すぎて砥石台13
の後退が不可能と判別して、ステップ246に移行し砥
石台13を早送りにて後退して加工を中断するようにな
っている。
【0045】また、後退研削時間の許容下限値(tb)
minが許容上限値(tb)maxを越えない場合(領
域BVbが存在する場合)にはステップ243に移行し
て、荒研削における工作物Wの円周方向の段差(荒研削
における工作物1回転当たりの工作物径の減少量dw’
(t)/(nw)r)が後退研削にて除去可能か否かの
判別がなされる。
【0046】ここで、[条件2]より研削加工後の工作
物Wの品質(特に真円度)確保の面から、後退研削の間
における工作物径の減少量は荒研削完了時(後退研削開
始時)の工作物Wの円周方向の段差Δdw(荒研削にお
ける工作物W1回転当たりの工作物径の減少量)以上で
ある必要がある。また、荒研削が上述した定常的な状態
(dw’=Vr/60)である場合、この関係は次式で
表される。
【0047】
【数7】
【0048】ただし、(nw)rは荒研削での工作物回
転速度である。さらに、前記式(5)と式(7)から次
式の関係が導出される。
【0049】
【数8】
【0050】前記式(8)の左辺は後退研削時間tbの
関数であり、これをF(tb)として後退研削時間tb
に対する変化を図示すると図7のようになる。以上の条
件を満たす最小の後退研削時間tbを後退研削時間tb
とする(図7においては(tb)true)。つまり、
ステップ243では研削時間の許容上限値(tb)ma
xにおける前記F((tb)max)の値と1+60C
/nrの値を比較して、前記後退研削時間の範囲内に後
退研削での砥石後退速度Vbが存在するか否かの判断が
なされる。後退研削での砥石後退速度Vbが存在する場
合(F((tb)max)≧(1+60C/nr)に
は、ステップ244に移行する。一方、後退研削での砥
石後退速度Vbが存在しない場合(F((tb)max
<1+60C/nr)には、荒研削完了時の工作物Wの
円周方向の段差は除去できないと判別し、ステップ24
6に移行して、砥石台13を早送りにて後退し、加工を
中断する。
【0051】後退研削での砥石後退速度Vbが存在する
場合ステップ244に移行して、上述した範囲内で最小
の後退研削時間(以下、最短後退時間Mtbという)が
算出される。この最短後退研削時間Mtbの算出につい
て図7を用いて説明する。以上に述べたように最短後退
研削時間Mtbは後退研削時間の範囲(後退時間の下限
値(tb)minから上限値(tb)max)内で、か
つ、前記関数F(tb)が1+60C/nrを越えない
範囲で最小な値(図7においては(tb)true)で
ある。しかし、関数F(tb)=1+60C/nrは解
析的に解くことができないので以下のように近似解(t
b)appを求める。
【0052】すなわち、後退時間の下限値(tb)mi
nから、あらかじめ設定された所定の時間Δtb毎に後
退時間tbを増加させてた場合の関数F(tb)の値を
算出し、この値を記憶する。そして、はじめてF(t
b)<(1+60C/nr)を満たした点Fn(後退研
削時間(tb)nのとき)と、そこから1回前に算出し
た点Fn−1(後退研削時間(tb)n−1のとき)と
を直線的に補完した直線Fa(tb)を求める。そし
て、このFa(tb)=1+60C/nrを満たす後退
研削時間tbを近似値(tb)appとし、この近似値
(tb)appの値を最短後退研削時間Mtbとする。
【0053】続いてステップ245に移行すると、前記
ステップ244で算出された最短後退研削時間Mtbか
ら、次式にて後退研削での砥石後退速度Vbが算出され
る。
【0054】
【数9】
【0055】以上により、後退予測処理(ステップ20
6b)は完了し、後退研削が不可能と判断された場合に
は、砥石台13を早送りにて後退して加工を中断し、一
方、後退研削が可能と判断された場合には、上述した種
々条件を満足する範囲で最高速度の後退研削での砥石後
退速度Vbを求め図4のステップ207に移行する。ス
テップ207に移行すると、後退速度調整処理がなされ
る。これは、前記ステップ206bにて求められた後退
研削での砥石後退速度Vbを、荒研削での砥石切り込み
速度Vrと前記ステップ202で算出された工作物径の
変化率dw’とを比較することにより補正するもので次
式にて算出される。
【0056】
【数10】
【0057】これは、上述した砥石後退速度Vbの算出
(図5のステップ242から245)が定常的な状態、
すなわち、荒研削での砥石切り込み速度Vrが工作物径
dwの変化速度(工作物径の変化率dw’)に等しい状
態の時を仮定して算出しているため、実際の研削加工に
おいて過渡的な状態、すなわち、荒研削での砥石切り込
み速度Vrが工作物径の変化率dw’より大きい状態が
発生し、この過渡的状態で前記算出された砥石後退速度
Vbにて後退研削を行うと切り込み過ぎによる加工不良
が発生する恐れがあるためである。上記式(10)にて
補正された後退研削での砥石後退速度Vb’を後退研削
での砥石後退速度Vbとし後述する後退研削処理(図2
のステップS3)がなされる。
【0058】次に、図4のステップ208に移行する
と、後退実施有無判別処理が行われる。この後退実施有
無判別処理では、荒研削加工中にサンプリング周期Δt
毎に測定される工作物径dwの測定点(図3中実線GR
上の点)の各点について、後退研削GBを開始するか否
かの判別を行う。この後退実施有無判別処理について図
8のフローチャートに基づき詳細な説明を行う。
【0059】この後退実施有無判別処理では上述した
[条件1]から 条件3 を全て同時に満たした場合に後
退研削GBを開始すると判別するようになっている。ま
ず、ステップ251にて後退研削完了時の工作物径の目
標値M(dw)bが、図2のステップS1で設定された
仕上げ研削での砥石切り込み速度Vf、仕上げ研削時間
tfおよび仕上げ研削完了時の工作物径(dw)fとに
より、次式にて算出される。
【0060】
【数11】
【0061】次に、ステップ252にて後退研削完了時
の砥石位置の目標値M(dx)bが、前記ステップS1
にて設定された仕上げ研削での砥石切り込み速度Vf、
図4のステップ205で算出された切れ味定数Cおよび
前記ステップ251にて算出された後退研削完了時の工
作物径の目標値M(dw)bより、次式にて算出され
る。
【0062】
【数12】
【0063】ただし、仕上げ研削での砥石切り込み速度
Vf/切れ味定数Cは仕上げ研削の切残し量(dr)f
であり、前記[条件3]より仕上げ研削完了時の切残し
量(dr)fは後退研削完了時の切残し量と等しいとし
たことから、後退研削完了時の砥石位置の目標値M(d
x)bを算出している。続いて、ステップ253にて、
現在(時刻tにおいて)後退研削を開始した場合に、上
述した図4のステップ207にて算出された後退研削で
の砥石後退速度Vbにて前記ステップ252で算出され
た後退完了時の砥石位置の目標値M(dx)bに到達す
るまでの時間tb(後退研削時間)を次式にて算出す
る。
【0064】
【数13】
【0065】ステップ254に移行すると、ステップ2
53にて算出された後退研削時間tbが後退研削での工
作物1回転当たりの時間1/(nw)bと大小が比較さ
れる。すなわち、後退研削の間に工作物が1回転以上す
るか否かの判別がなされる([条件1]を満たしている
かの判別)。後退研削時間tbが後退研削での工作物1
回転当たりの時間よりも大きい場合(tb>=1/(n
w)b)、後退研削中に工作物Wは1回転すると判別し
てステップ255に移行する。一方、後退研削時間tb
が後退研削での工作物1回転当たりの時間よりも小さい
場合(tb<1/(nw)b)、後退研削中に工作物W
は1回転しないと判断し、ステップ262にて後退研削
を行うか否かの判別に使用する後退フラグをOFFにし
て後続の図4のステップ209に移行する。
【0066】ステップ255に移行すると、上述した図
4のステップ207で算出された後退研削での砥石後退
速度Vbにて砥石台13を後退した場合の後退研削完了
時の工作物径S(dw)bが次式により予測される。
【0067】
【数14】
【0068】ただし、Taは遅れ時間である。この式
(14)では、砥石台13を移動する指令値に対して実
際の砥石台13の移動が制御系の追従遅れや機械的な遅
れにより遅れて移動することを考慮した値として算出さ
れる。すなわち、図9に示すように、砥石台13を移動
する指令値が細実線dxのように与えられた場合、実際
の砥石台13は太実線dxeのように挙動する。そこ
で、本実施例では、この実際の砥石台13の挙動(太実
線dxe)を指令値dxが遅れ時間Ta分遅れて指令さ
れたもの(破線dxm)として近似し、この近似された
モデルから後退研削完了時の工作物径S(dw)b(予
測値)を算出している。なお、遅れ時間Taはあらかじ
め設定される値であり、ある指令値に対して実際の砥石
台13の挙動が遅れる時間を実測した値を用いることが
望ましい。
【0069】ステップ257に移行すると、前記式(1
4)にて算出された後退研削完了時の工作物径S(d
w)b(予測値)を用いて、次式(15)を満たすか否
かの判別により、ステップ257で後退研削にて荒研削
完了時での工作物円周方向の段差分が研削されるか否か
の判断がなされる([条件2]を満たしているかの判
別)。
【0070】
【数15】
【0071】すなわち、現在の工作物径DW−後退研削
完了時の工作物径S(dw)bの値が、現在の工作物径
の円周方向の段差dw’/(nw)rと比較される。後
退研削により荒研削での工作物Wの円周方向の段差が研
削できると判断した場合はステップ258に移行する。
一方、後退研削により前記段差が後退研削中に研削され
ないと判断された場合、ステップ262にて後退フラグ
をOFFにして後続の図4のステップ209に移行す
る。
【0072】ステップ258にて、後退研削完了時の工
作物径S(dw)bと前記ステップ251にて算出され
た後退研削完了時の工作物径の目標値M(dw)bの差
deが次式にて算出される。
【0073】
【数16】
【0074】ステップ259にて、ステップ258にて
算出された差deがメモリ32内の図略のバッファに記
憶される。なお、説明のため時刻tに算出された差de
をde(t)と記す。ステップ260にて、ステップ2
58で算出された現在の差de(t)と、ステップ25
9にてメモリ32の図略のバッファに記憶されているサ
ンプリング周期Δt前に算出された差de(t−Δt)
が異符号であるか否かの判別がなされる。これは後退研
削完了時の工作物径S(dw)bが後退研削完了時の工
作物径の目標値M(dw)bに到達しているか否かの判
別、すなわち、[条件3]を満たしているかの判別がな
される。
【0075】ステップ260にて、後退完了時の工作物
径S(dw)bが目標値M(dw)bに到達している場
合(de(t)・de(t−Δt)<0)、ステップ2
61に移行し、後退研削を実施するか否かの判別を行う
ための後退フラグをONにして後続の図4のステップ2
09に移行する。一方、後退完了時の工作物径S(d
r)が目標値M(dr)bに到達していない場合(de
(t)・de(t−Δt)>0)、ステップ262に移
行し、前記後退フラグをOFFにして後続のステップ2
09に移行する。
【0076】図4のステップ209にて後退研削を実施
するか否かが判断される。この判断は前記後退フラグの
ONもしくはOFFによって判別され、後退研削実施あ
り(後退フラグON)の場合は、図2のステップS3に
移行する。一方、後退研削実施無し(後退フラグOF
F)の場合は、ステップ201に戻り、ステップ201
からステップ209を繰り返す。以上で荒研削処理(図
2中ステップS2)を完了し、図2のステップS3に移
行する。
【0077】ステップS3に移行すると、後退研削処理
が行われる。この後退研削処理を図10に示すフローチ
ャートに基づき説明する。ステップ301にて工作物W
の回転速度を後退研削での回転速度(nw)bに変更す
る。ただし、本実施例において荒研削での回転速度(n
w)rと後退研削での回転速度(nw)bは等しいもの
とする。
【0078】ステップ302にて、前記図11のステッ
プ245で算出された後研削での切り込み送り制御Vb
にて砥石台13を後退する。ステップ303にて、定寸
装置24から工作物径dwが入力され、ステップ304
にて位置検出器25から砥石位置dxが入力される。ス
テップ305にて前記ステップ304にて入力された砥
石位置dxが図8のステップ252で算出された後退研
削完了時の砥石位置の目標値M(dx)bに達したか否
かが判断され、砥石位置dxが後退研削完了時の砥石位
置の目標値M(dx)bに達した場合には、後退研削を
完了して図2ステップS4に移行しする。一方、砥石位
置dwが後退研削完了時の砥石位置の目標値M(dx)
bに達しない場合には、ステップ302からステップ3
05を繰り返し、砥石台13の後退を継続する。以上で
ステップS3の後退研削処理を完了する。
【0079】図2のステップS4に移行すると、仕上げ
研削処理が行われる。この仕上げ処理を図11に示すフ
ローチャートに基づき説明する。ステップ401にて工
作物Wの回転速度を仕上げ研削での回転速度(nw)f
に変更し、ステップ402にて、図2のステップS1で
設定された仕上げ研削での切り込み送り制御Vfにて砥
石台13を前進する。
【0080】ステップ403にて、定寸装置24から工
作物径dwが入力され、ステップ404にて位置検出器
25から砥石位置dxが入力される。ステップ405に
て前記ステップ403にて入力された工作物径dwが仕
上げ研削完了時の工作物径(dw)fに達したか否かが
判断され、工作物径dwが仕上げ研削完了時の砥石位置
(dw)fに達した場合には、仕上げ研削を完了して図
2ステップS5に移行しする。一方、工作物径dwが仕
上げ研削完了時の砥石位置(dw)fに達しない場合に
は、ステップ402からステップ405を繰り返し、砥
石台13の切り込みを継続する。以上でステップ4の仕
上げ研削処理を完了する。
【0081】図2のステップS5に移行すると、砥石台
13を早送りにて後退し(図3中実線RF)、本実施例
の研削加工を終了する。なお、上述した実施例におい
て、図8のステップ255における後退研削完了時の工
作物径S(dw)bの算出においては、指令値に対する
実際の砥石台13の挙動を、図9に示したように指令値
(細実線dx)が遅れ時間Ta分遅れるものとして近似
したモデルから算出しているが、図12の破線dxmの
ように直線的に近似たモデルから算出してもよい。この
場合式(14)にて算出される後退研削完了時の工作物
径S(dw)bは次式として算出される。
【0082】
【数17】
【0083】また、サーボモータ23などによる応答性
の遅れを重視して1次遅れ系で近似した場合には、図1
3の破線dxm2のように近似でき、この場合式(1
4)にて算出される後退研削完了時の工作物径S(d
w)bは次式として算出される。
【0084】
【数18】
【0085】ただし、K1およびK2は定数である。以
上のように本実施例の研削装置は、図8のステップ25
5にて、荒研削GR中の各点において現在後退研削を行
った場合に予測される後退研削完了時の工作物径S(d
w)bの算出を、制御系の追従遅れや機械的な砥石台1
3の遅れを考慮して後退研削完了時の工作物径S(d
w)bを算出するために、後退研削完了時の工作物径の
予測値S(dw)bと、実際の工作物径(dw)bの誤
差をなくすことができ、最適な時期に後退研削GBを実
行できるといった効果がある。
【0086】なお、上述した実施例の研削装置において
は、研削残量算出手段として、定寸装置24によって計
測される工作物径DXと位置検出器23によって検出さ
れる砥石位置DXとの差として研削残量drの算出を行
っているが、これに限定されない。例えば、主軸15お
よび心押台16の両センタ15a,16aの負荷を検出
する荷重計を設け、この荷重計によって検出された荷重
よりたわみ量(研削残量dr)を算出し、この値を用い
て上述した各種の処理の計算を行っても構わない。
【0087】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の研削装置
は、荒研削中のインプロセスで算出される後退研削完了
時の工作物径の予測値が砥石台の遅れを近似したモデル
から算出されるため、後退研削完了時の工作物径が正確
に予測でき、適切な時期に後退研削が行える。このた
め、工作物の真円度および表面あらさ等の品質を確保し
つつ研削加工のサイクルタイムを最短にできるといった
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す研削装置の全体構成を示
す図である。
【図2】本発明の実施例を示す研削装置の動作を示した
メインフローチャートである。
【図3】本発明の実施例を示す研削装置による研削加工
の動作を示した図である。
【図4】荒研削処理を示したサブフローチャートであ
る。
【図5】後退予測処理を示したサブフローチャートであ
る。
【図6】後退研削での砥石後退速度と後退研削時間の関
係を示したグラフである。
【図7】関数F(tb)と後退研削時間の関係を示した
グラフである。
【図8】後退実施有無判定処理を示したサブフローチャ
ートである。
【図9】砥石台の遅れを近似したモデルを示したグラフ
である。
【図10】後退研削処理を示したサブフローチャートで
ある。
【図11】仕上げ研削処理を示したサブフローチャート
である。
【図12】砥石台の遅れを近似したモデルを示したグラ
フである。
【図13】砥石台の遅れを近似したモデルを示したグラ
フである。
【図14】本発明を適用する研削装置の一例の主要部を
示した図である。
【図15】従来の研削装置の動作状態を示した説明図で
ある。
【図16】従来の後退研削を示した説明図である。
【符号の説明】
13 砥石台 19 砥石車 23 位置検出器 24 定寸装置 30 制御装置 31 中央処理装置(CPU) 32 メモリ 41 デジタルサーボユニット W 工作物 dw 工作物径の測定値 dx 砥石位置の測定値 dr 研削残量 dw’ 工作物径の変化率 DW 平均化工作物径 DX 平均化砥石位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される砥石車を有する砥石台
    と、前記砥石車とこの砥石車により研削される工作物が
    互いに接近離間する方向に前記砥石台と前記工作物を相
    対移動させる駆動手段と、前記砥石台の位置である砥石
    位置を検出する位置検出手段と、研削中に工作物の被研
    削面の径寸法である工作物径を計測する計測手段とを備
    え、荒研削、後退研削および仕上げ研削を順次行って前
    記被研削面を仕上げ目標径に研削する研削装置におい
    て、前記駆動手段を作動し、荒研削での砥石切り込み速
    度にて前記砥石台を前記工作物に対して相対移動させ前
    記荒研削を行う荒研削制御手段と、あらかじめ設定され
    る前記仕上げ目標径および前記仕上げ研削における加工
    条件に基づいて後退研削完了時の工作物径の目標値を算
    出する目標工作物径算出手段と、前記目標工作物径算出
    手段によって算出された前記後退研削完了時の工作物径
    の目標値に基づいて後退研削完了時の砥石位置の目標値
    を算出する目標砥石位置算出手段と、前記工作物のたわ
    み量である研削残量を求める研削残量算出手段と、前記
    研削残量検出手段にて求められた前記研削残量および前
    記砥石台の遅れを近似したモデルに基づいて、この瞬間
    に後退研削を開始した場合の前記砥石台の遅れを考慮し
    た後退研削完了時の工作物径の予測値を算出する予測工
    作物径算出手段と、前記目標工作物径算出手段にて算出
    された前記後退研削完了時の工作物径の目標値と前記予
    測工作物径算出手段にて算出された前記後退研削完了時
    の工作物径の予測値が等しいか否かを判別する判別手段
    と、前記判別手段よって前記後退研削完了時の工作物径
    の目標値と前記後退完了時の工作物径の予測値が等しい
    と判断された場合に、前記後退研削での砥石後退速度に
    て前記砥石台を後退させて前記工作物の前記後退研削を
    行う後退研削制御手段とを備えたことを特徴とする研削
    装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される砥石車を有する砥石台
    と、前記砥石車とこの砥石車により研削される工作物が
    互いに接近離間する方向に前記砥石台と前記工作物を相
    対移動させる駆動手段と、前記砥石台の位置である砥石
    位置を検出する位置検出手段と、研削中に工作物の被研
    削面の径寸法である工作物径を計測する計測手段とを備
    え、荒研削、後退研削および仕上げ研削を順次行って前
    記被研削面を仕上げ目標径に研削する研削装置におい
    て、前記駆動手段を作動し、荒研削での砥石切り込み速
    度にて前記砥石台を前記工作物に対して相対移動させ前
    記荒研削を行う荒研削制御手段と、あらかじめ設定され
    る前記仕上げ目標径および前記仕上げ研削における加工
    条件に基づいて後退研削完了時の工作物径の目標値を算
    出する目標工作物径算出手段と、前記目標工作物径算出
    手段によって算出された前記後退研削完了時の工作物径
    の目標値に基づいて後退研削完了時の砥石位置の目標値
    を算出する目標砥石位置算出手段と、前記位置検出手段
    にて検出した前記砥石位置、前記計測手段にて計測した
    前記工作物径および前記砥石台の遅れを近似したモデル
    に基づいて、この瞬間に後退研削を開始した場合の前記
    砥石台の遅れを考慮した後退研削完了時の工作物径の予
    測値を算出する予測工作物径算出手段と、前記目標工作
    物径算出手段にて算出された前記後退研削完了時の工作
    物径の目標値と前記予測工作物径算出手段にて算出され
    た前記後退研削完了時の工作物径の予測値が等しいか否
    かを判別する判別手段と、前記判別手段よって前記後退
    研削完了時の工作物径の目標値と前記後退完了時の工作
    物径の予測値が等しいと判断された場合に、前記後退研
    削での砥石後退速度にて前記砥石台を後退させて前記工
    作物の前記後退研削を行う後退研削制御手段とを備えた
    ことを特徴とする研削装置。
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